1 00:00:01,068 --> 00:00:05,539 ♬~ 2 00:00:05,539 --> 00:00:08,075 (ユーク) さなぎみたいだけど どう思う? 3 00:00:08,075 --> 00:00:10,077 (レイン) マナは感じる。 4 00:00:10,077 --> 00:00:14,047 あの鎖のモンスターに似てるかも。 5 00:00:14,047 --> 00:00:16,049 (ネネ) 偵察するっす! 6 00:00:20,621 --> 00:00:22,122 あっ…! 7 00:00:24,157 --> 00:00:26,159 はっ…! 8 00:00:32,566 --> 00:00:34,568 (うなり声) 9 00:00:43,076 --> 00:00:46,079 (シルク) 大丈夫ですか? 10 00:00:46,079 --> 00:00:51,118 た… 助かったっす 死ぬとこだったっす! 11 00:00:51,118 --> 00:00:54,154 何だ? あれは ワームの類いか? 12 00:00:54,154 --> 00:00:59,059 目玉に見られた瞬間 体が固まって 動けなくなったっす。 13 00:00:59,059 --> 00:01:01,094 放置するわけにはいかないな。 14 00:01:01,094 --> 00:01:03,597 遠隔でたたこう。 っす! 15 00:01:03,597 --> 00:01:08,068 (マリナ) じゃあ これの出番だね! 頼むよ スティンガージョー。 16 00:01:08,068 --> 00:01:09,570 私は? 17 00:01:09,570 --> 00:01:12,072 炎の矢を頼む。 はい! 18 00:01:12,072 --> 00:01:14,074 レインは氷系の魔法を。 19 00:01:14,074 --> 00:01:18,145 昆虫のさなぎっぽいし 熱変化に弱いかもしれない。 20 00:01:18,145 --> 00:01:19,646 うん 了解。 21 00:01:19,646 --> 00:01:21,648 身体強化! 22 00:01:24,084 --> 00:01:26,086 準備は? OK! 23 00:01:26,086 --> 00:01:28,088 できています。 大丈夫。 24 00:01:28,088 --> 00:01:30,090 っす! 出る! 25 00:01:33,060 --> 00:01:35,062 「閃光」! 26 00:01:39,566 --> 00:01:41,068 目眩し! 27 00:01:42,603 --> 00:01:45,138 氷に閉ざされた禁域…。 28 00:01:45,138 --> 00:01:47,040 いっくよ~! 29 00:01:47,040 --> 00:01:56,583 ♬~ 30 00:01:56,583 --> 00:02:02,456 凍星の下 吹き荒れろ 第五階梯魔法 「氷吹雪」! 31 00:02:05,592 --> 00:02:07,094 おぉ…! 32 00:02:09,630 --> 00:02:11,131 はっ…! 33 00:02:14,568 --> 00:02:16,570 うっ… 仕留め損ねた。 34 00:02:16,570 --> 00:02:20,574 問題なし! 魔剣化! 35 00:02:20,574 --> 00:02:22,075 ふっ! 36 00:02:23,076 --> 00:02:25,045 必殺剣! 37 00:02:26,546 --> 00:02:28,048 はぁ~! 38 00:02:28,048 --> 00:02:30,584 たぁっ! (うめき声) 39 00:02:30,584 --> 00:02:32,619 やぁ~‼ 40 00:02:32,619 --> 00:02:34,621 (斬撃音) 41 00:02:37,557 --> 00:02:41,061 ふぅ…。 よしっ 終わったか。 42 00:02:41,061 --> 00:02:44,064 んん…。 43 00:02:44,064 --> 00:03:04,051 ♬~ 44 00:03:04,051 --> 00:03:24,104 ♬~ 45 00:03:24,104 --> 00:03:44,091 ♬~ 46 00:03:44,091 --> 00:04:04,144 ♬~ 47 00:04:04,144 --> 00:04:13,120 ♬~ 48 00:04:20,093 --> 00:04:24,064 で また 指輪が出てきたわけだが…。 49 00:04:24,064 --> 00:04:26,099 魔石の代わりなのかな? 50 00:04:26,099 --> 00:04:30,604 ふむ… このダンジョンにおける モンスターの共通点ではあるが…。 51 00:04:30,604 --> 00:04:32,072 ん? 52 00:04:33,607 --> 00:04:36,643 どうした? 53 00:04:36,643 --> 00:04:38,578 マリナ? あっ…! 54 00:04:38,578 --> 00:04:41,081 うん えっとね…。 55 00:04:44,084 --> 00:04:46,586 もうちょっと 整理してからにするよ。 56 00:04:46,586 --> 00:04:49,055 お… そうか。 57 00:04:49,055 --> 00:04:52,559 あっ…! あそこで少し休憩しよう。 58 00:04:52,559 --> 00:04:55,629 しばらく休憩します 配信カット。 59 00:04:55,629 --> 00:04:57,597 (キャメラット君) おやすみなさい。 60 00:04:59,199 --> 00:05:01,568 ふぅ… いい匂い。 61 00:05:01,568 --> 00:05:05,572 ベリーのフレーバーティーだ ちょっと値が張るんだがな。 62 00:05:05,572 --> 00:05:09,576 あ~ 五臓六腑に染みるっす。 63 00:05:09,576 --> 00:05:15,582 クッキーもおいしいですね。 喜んでくれてよかったよ。 64 00:05:15,582 --> 00:05:20,654 ふぅ~ えっと… ちょっと聞いてほしいんだけど…。 65 00:05:20,654 --> 00:05:22,189 (レイン) 話して。 66 00:05:22,189 --> 00:05:27,093 さっきのモンスターなんだけどね やっぱり人間の手応えだった。 67 00:05:27,093 --> 00:05:28,595 ああ。 68 00:05:28,595 --> 00:05:32,098 でも それだけじゃなくて…。 69 00:05:32,098 --> 00:05:36,102 あの時 弾みで柱も斬ったんだけど…。 70 00:05:37,571 --> 00:05:41,074 そこにも 人を斬った手応えがあったの。 71 00:05:41,074 --> 00:05:42,609 (4人) はっ…! 72 00:05:42,609 --> 00:05:48,081 確かに 私の侍の部分が 「人を斬った」って伝えてきたんだ。 73 00:05:49,583 --> 00:05:52,085 何でかな? 74 00:05:52,085 --> 00:05:55,589 この辺りを斬って もう一度 確かめてみるか? 75 00:05:55,589 --> 00:06:00,093 ううん 実は 隣の部屋で もう試してみたんだ。 76 00:06:00,093 --> 00:06:02,562 でも 分かんなかった。 77 00:06:02,562 --> 00:06:06,099 私の侍が 未熟なせいだと思うけど➡ 78 00:06:06,099 --> 00:06:10,170 命のやりとりをしている時しか 感じられないみたい。 79 00:06:10,170 --> 00:06:14,074 何か ごめんね 変なこと言っちゃって。 80 00:06:14,074 --> 00:06:18,078 話してくれてありがとう マリナ。 81 00:06:18,078 --> 00:06:19,579 ユーク…。 82 00:06:19,579 --> 00:06:23,083 このダンジョンは 実際 おかしいです。 83 00:06:23,083 --> 00:06:26,086 精霊も妙な気配で…。 妙? 84 00:06:26,086 --> 00:06:29,589 微妙に 意思疎通に齟齬があるんです。 85 00:06:29,589 --> 00:06:31,124 言葉の通じない相手に➡ 86 00:06:31,124 --> 00:06:34,194 身ぶり手ぶりで 会話しているというか➡ 87 00:06:34,194 --> 00:06:37,097 返答の意図が違うというか…。 88 00:06:37,097 --> 00:06:39,065 あっ…! ん? 89 00:06:39,065 --> 00:06:43,069 強いて言えば 灰色の野に近いかもしれません。 90 00:06:43,069 --> 00:06:46,072 はっ…! ペルセポネおばあちゃんがいた…。 91 00:06:46,072 --> 00:06:50,610 (レイン) でも 分かる このダンジョンはマナも異質。 92 00:06:50,610 --> 00:06:53,613 空気が ボクらが普段いる場所と違う。 93 00:06:53,613 --> 00:06:56,650 それは俺も肌で感じてるよ。 94 00:06:56,650 --> 00:06:59,586 先生 どうしますか? 95 00:06:59,586 --> 00:07:04,090 屋上に行こう 街の全体像を把握しておきたい。 96 00:07:04,090 --> 00:07:06,092 (キャメラット君) ズーム。 97 00:07:06,092 --> 00:07:10,063 広い…。 ドゥナと同じか それ以上ですね。 98 00:07:10,063 --> 00:07:14,100 これが全部ダンジョンだなんて… びっくりだね。 99 00:07:14,100 --> 00:07:18,138 ああ… これが グラッド・シィ=イムか。 100 00:07:18,138 --> 00:07:20,573 見える範囲は頭に入れたっす。 101 00:07:20,573 --> 00:07:23,610 よし… では 城に向かう。 102 00:07:23,610 --> 00:07:27,080 城の中がどうなっているかを 確認したら➡ 103 00:07:27,080 --> 00:07:29,082 今日は引き揚げる。 104 00:07:30,583 --> 00:07:35,555 静か過ぎて気味が悪いですね。 本当にな。 105 00:07:35,555 --> 00:07:38,591 ロゥゲは 「まだ住人がいる」と 言ってたが…。 106 00:07:38,591 --> 00:07:41,661 あの おじいちゃん どこにいるのかな? 107 00:07:41,661 --> 00:07:44,030 配信にも映っていなかったし➡ 108 00:07:44,030 --> 00:07:48,068 本当に 俺たちが 幻覚を見ていた可能性もある。 109 00:07:48,068 --> 00:07:52,072 そうなのかなぁ でも レインも見えてたでしょ? 110 00:07:52,072 --> 00:07:54,074 うん ボクは➡ 111 00:07:54,074 --> 00:07:57,077 ユークがくれた サニティリングがあるから➡ 112 00:07:57,077 --> 00:07:59,045 精神干渉は受けない。 113 00:07:59,045 --> 00:08:02,615 やっぱり あの おじいちゃん 本当にいるんだよ。 114 00:08:02,615 --> 00:08:05,151 ということは キャメラット君が➡ 115 00:08:05,151 --> 00:08:10,056 何かの影響を受けたと考える方が 自然かもしれないですね。 116 00:08:10,056 --> 00:08:13,059 そうだな。 (キャメラット君) ん? 117 00:08:13,059 --> 00:08:16,029 ん…! ユーク あそこ! 118 00:08:21,568 --> 00:08:23,069 ロゥゲ…! 119 00:08:23,069 --> 00:08:26,072 (キャメラット君) ジ~。 120 00:08:26,072 --> 00:08:28,608 (ロゥゲ) ようこそ ヴォーダン城へ。 121 00:08:28,608 --> 00:08:32,545 教えてくれ ロゥゲ この街は何だ? 122 00:08:32,545 --> 00:08:36,049 ヒッヒ… それを知ってどうなさいます? 123 00:08:36,049 --> 00:08:39,052 この黄昏に染まった 街並みと民は➡ 124 00:08:39,052 --> 00:08:44,090 もはや 救いようがないほどに 救われています。 125 00:08:44,090 --> 00:08:47,594 あのモンスターたちは 元は人間なのか? 126 00:08:47,594 --> 00:08:49,095 (ロゥゲ) これは これは…。 127 00:08:49,095 --> 00:08:52,632 さて 「人間」とは 何でございましょう? 128 00:08:52,632 --> 00:08:56,603 四肢と頭部を有する 生命体であることですかな? 129 00:08:56,603 --> 00:08:58,071 それとも…。 130 00:08:58,071 --> 00:09:00,073 そういうことを 聞いてるわけじゃ ない。 131 00:09:00,073 --> 00:09:03,543 …というのは分かっているよな? (ロゥゲ) いいえ ユークさま。 132 00:09:03,543 --> 00:09:06,079 その在り方が どのようであっても➡ 133 00:09:06,079 --> 00:09:12,118 「人は 人たり得るのか」というのは 重要なことでございます。 134 00:09:12,118 --> 00:09:15,155 ロゥゲさん 金の指輪は何? 135 00:09:15,155 --> 00:09:20,059 あれは 「ひとつの黄金」と 呼ばれているものでございます。 136 00:09:20,059 --> 00:09:23,063 ひとつ? たくさんあるのに? 137 00:09:23,063 --> 00:09:26,533 あれで何を編み上げているの? 編み上げる? 138 00:09:26,533 --> 00:09:30,570 聡明であることが幸せとは 限りませぬよ➡ 139 00:09:30,570 --> 00:09:34,541 空色の髪が美しい お嬢さん。 140 00:09:34,541 --> 00:09:38,611 ボクは知りたいだけ あれは何をもたらすものなの? 141 00:09:38,611 --> 00:09:42,048 あなたさまは もう お気付きのはず。 142 00:09:42,048 --> 00:09:43,550 おじいちゃん! 143 00:09:43,550 --> 00:09:47,053 (ロゥゲ) 次に まみえるのは いつになりましょうか。 144 00:09:47,053 --> 00:09:51,057 このロゥゲ 楽しみに 待たせていただきますぞ。 145 00:09:51,057 --> 00:09:54,060 その時には 疑問に答えてくれるのか⁉ 146 00:09:54,060 --> 00:09:59,065 (ロゥゲ) 真実には 自ら触れられると よろしいでしょう。 147 00:09:59,065 --> 00:10:03,636 本当に何者なのでしょうか? 分からないが…。 148 00:10:03,636 --> 00:10:06,039 (扉が開く音) 149 00:10:06,039 --> 00:10:08,074 俺たちは誘われているらしい。 150 00:10:08,074 --> 00:10:14,047 よしっ 少し城の様子をうかがって 引き揚げるとしよう。 151 00:10:14,047 --> 00:10:18,051 ヴォーダン城 進入開始! 慎重に楽しもう! 152 00:10:20,553 --> 00:10:23,056 ⚟このデータの解析は どうなった?⚞ 153 00:10:23,056 --> 00:10:25,558 ⚟今 急ぎ解析中です⚞ 154 00:10:25,558 --> 00:10:29,562 ヴォーダン城と呼ばれている城を 一通り調査しました。 155 00:10:29,562 --> 00:10:32,565 庭園や 訓練場に馬小屋…。 156 00:10:32,565 --> 00:10:37,070 しかし 内部への進入口は 見つけることはできていません。 157 00:10:37,070 --> 00:10:41,140 (マニエラ) ロゥゲとかいうジジイは 今回も映っていなかったが➡ 158 00:10:41,140 --> 00:10:44,544 どうやら 集団幻覚ではなさそうだね。 159 00:10:44,544 --> 00:10:46,546 何かの魔法の類いでしょうか? 160 00:10:46,546 --> 00:10:51,050 (マニエラ) まっ ともあれ 調査内容としては上々さ。 161 00:10:51,050 --> 00:10:54,053 あんたのログは よく まとまっているし➡ 162 00:10:54,053 --> 00:10:56,055 いい仕事をしてくれるねぇ。 163 00:10:56,055 --> 00:11:00,059 (ボードマン) 学術院としても助かりましたよ ユークさん。 164 00:11:00,059 --> 00:11:02,595 いえ お役に立ててよかったです。 165 00:11:02,595 --> 00:11:07,534 まさか ボードマン子爵直々に 現地に いらっしゃるとは…。 166 00:11:07,534 --> 00:11:11,571 異変の起きたダンジョンを 自分の目で確認しておきたくてね。 167 00:11:11,571 --> 00:11:14,541 まぁ そう緊張しないでくれ。 168 00:11:14,541 --> 00:11:17,544 我々は 冒険者仲間でもあるのだから。 169 00:11:17,544 --> 00:11:21,047 とんでもない 俺の ダンジョン知識の半分くらいは➡ 170 00:11:21,047 --> 00:11:23,583 子爵の著書から得たものなんです。 171 00:11:23,583 --> 00:11:25,618 頭が上がりませんよ。 172 00:11:25,618 --> 00:11:29,155 現場の役に立ってるなら うれしいね。 173 00:11:29,155 --> 00:11:32,058 さて このダンジョンなんだが…。 174 00:11:32,058 --> 00:11:35,528 もしかすると 立ち入りが 制限されるかもしれない。 175 00:11:35,528 --> 00:11:38,064 封印指定ですか? 176 00:11:38,064 --> 00:11:41,568 君たちが持ち帰ってくれた モンスターの素材について➡ 177 00:11:41,568 --> 00:11:44,037 精査が終わったんだが…。 178 00:11:44,037 --> 00:11:46,573 「素材の鑑定結果➡ 179 00:11:46,573 --> 00:11:50,643 人間か それに近い生物に由来する」。 180 00:11:50,643 --> 00:11:52,545 やっぱり そうでしたか。 181 00:11:52,545 --> 00:11:55,048 ん? 知っていたのかね? 182 00:11:55,048 --> 00:11:58,051 侍のジョブを持っている メンバーがいるんですけど➡ 183 00:11:58,051 --> 00:12:01,054 「人を斬った感触がする」と 言っていたので。 184 00:12:01,054 --> 00:12:03,556 あそこで出現するモンスター➡ 185 00:12:03,556 --> 00:12:08,094 鎖男や さなぎなどを 全て人間と仮定した場合➡ 186 00:12:08,094 --> 00:12:12,098 一般冒険者を入れるわけには いかなくなったんだ。 187 00:12:12,098 --> 00:12:16,536 そうでしょうね。 うかつに 一般冒険者を入れれば➡ 188 00:12:16,536 --> 00:12:20,540 被害の拡大や オーバーフロウを 招きかねないからねぇ。 189 00:12:20,540 --> 00:12:22,542 ハァ…。 190 00:12:22,542 --> 00:12:26,512 俺たちは随分とリスキーな場所に 行っていたというわけですね。 191 00:12:26,512 --> 00:12:28,514 子爵さま マニエラさん➡ 192 00:12:28,514 --> 00:12:32,051 これも マリナが 言っていたことなのですが…。 193 00:12:32,051 --> 00:12:37,056 (鼻歌) 194 00:12:37,056 --> 00:12:41,060 「柱にも 人を斬った感覚があった」と。 195 00:12:41,060 --> 00:12:44,063 そんなバカな話があるかい。 196 00:12:44,063 --> 00:12:45,565 ダンジョン内にあった➡ 197 00:12:45,565 --> 00:12:48,534 地面や建物の一部を 持って帰っています。 198 00:12:48,534 --> 00:12:51,070 昨日 提出したと思うんですが…。 199 00:12:51,070 --> 00:12:53,106 ちょっと! (職員) あっ… はい! 200 00:12:53,106 --> 00:12:56,643 この子が持ち帰った 板やら岩やら あったろ? 201 00:12:56,643 --> 00:12:58,511 あれの鑑定は終わったのかい? 202 00:12:58,511 --> 00:13:03,016 いえ 正式鑑定にかけるのは 明日と言っていましたが。 203 00:13:03,016 --> 00:13:06,519 今すぐ鑑定師の尻をたたいて 起こしてきな! 204 00:13:06,519 --> 00:13:09,022 ちょっぱやだよ! あっ… はい! 205 00:13:09,022 --> 00:13:10,523 (マニエラ) まったく…。 206 00:13:10,523 --> 00:13:12,525 それから あの金の指輪ですけど…。 207 00:13:12,525 --> 00:13:16,095 ああ レイン君から要望があった機材は➡ 208 00:13:16,095 --> 00:13:20,166 既に製作を始めた。 ありがとうございます。 209 00:13:20,166 --> 00:13:24,037 もう一つ 重要な話をしなくてはならない。 210 00:13:24,037 --> 00:13:26,039 ミスティの件は知っているね? 211 00:13:26,039 --> 00:13:30,043 体調不良を訴えて リタイアしたんですよね? 212 00:13:30,043 --> 00:13:33,046 他にも 配信を視聴していた者の中に➡ 213 00:13:33,046 --> 00:13:36,549 同様の異常を来した者がいる。 え…? 214 00:13:36,549 --> 00:13:40,586 軽微な体調不良から 急に暴れ出した者まで➡ 215 00:13:40,586 --> 00:13:42,622 事例は多数だ。 216 00:13:42,622 --> 00:13:46,025 配信の映像に何かあると見るのが 妥当だろう。 217 00:13:46,025 --> 00:13:49,028 やはり あの光でしょうか? 218 00:13:49,028 --> 00:13:52,532 あれは… 心に作用するのかもしれません。 219 00:13:52,532 --> 00:13:56,035 (ロゥゲ)((この黄昏に染まった 街並みと民は➡ 220 00:13:56,035 --> 00:14:00,907 もはや 救いようがないほどに 救われています)) 221 00:14:02,542 --> 00:14:05,611 いったん 調査攻略を中断して➡ 222 00:14:05,611 --> 00:14:10,516 封印指定について どうするか 王国議会で判断を仰ぐつもりだ。 223 00:14:10,516 --> 00:14:14,520 分かりました 俺たちは どうしたらいいですか? 224 00:14:14,520 --> 00:14:17,023 また何度か 調査攻略で入ってもらうことが➡ 225 00:14:17,023 --> 00:14:19,025 あるかもしれない。 226 00:14:19,025 --> 00:14:21,527 それ故 しばらく ドゥナに とどまってもらいたい。 227 00:14:21,527 --> 00:14:25,031 歌う子鹿亭には 話を付けてあるから。 228 00:14:25,031 --> 00:14:29,535 はい それでは いったん ドゥナへ戻ります。 229 00:14:31,604 --> 00:14:35,508 (ネネ) た… 大変っす! あの子が変になっちゃったっす! 230 00:14:35,508 --> 00:14:39,045 変? こう… その… 光ったっす! 231 00:14:39,045 --> 00:14:40,513 はっ…⁉ 232 00:14:42,515 --> 00:14:44,016 はっ…! 233 00:14:48,521 --> 00:14:51,023 ね… ねぇ 大丈夫? 234 00:14:51,023 --> 00:14:53,559 状況は? 分かんない。 235 00:14:53,559 --> 00:14:55,595 急に こうなった。 236 00:14:55,595 --> 00:14:58,030 きっかけは ありませんでした。 237 00:14:58,030 --> 00:15:02,034 待っていました ユーク・フェルディオ。 238 00:15:02,034 --> 00:15:04,036 君は 誰だ? 239 00:15:04,036 --> 00:15:07,540 私は 「黄金の巫女」と呼ばれていた者。 240 00:15:07,540 --> 00:15:10,543 黄金の巫女? 241 00:15:10,543 --> 00:15:13,546 残された時間は そう多くありません。 242 00:15:13,546 --> 00:15:15,548 あなた方の世界は➡ 243 00:15:15,548 --> 00:15:19,118 今 淘汰の危機に さらされています。 244 00:15:19,118 --> 00:15:20,520 どういう意味だ? 245 00:15:20,520 --> 00:15:25,024 淘汰って? 不要なものを除き去ることです。 246 00:15:25,024 --> 00:15:27,527 にじみ出た我々の世界が➡ 247 00:15:27,527 --> 00:15:30,029 あなた方を滅ぼすでしょう。 248 00:15:30,029 --> 00:15:32,031 はっ…⁉ 249 00:15:32,031 --> 00:15:35,535 グラッド・シィ=イムを 見たのでしょう? 250 00:15:35,535 --> 00:15:39,605 黄昏と歪み そして 肥大化した意志だけが➡ 251 00:15:39,605 --> 00:15:43,009 やがて この世界を覆い尽くすでしょう。 252 00:15:43,009 --> 00:15:46,045 (ネネ) 黄昏って あの光のことっすか? 253 00:15:46,045 --> 00:15:48,047 (黄金の巫女) 斜陽の光。 254 00:15:48,047 --> 00:15:52,018 あれは歪みの原因にして 淘汰の本質。 255 00:15:52,018 --> 00:15:54,520 やはり 良くないものだったのか。 256 00:15:54,520 --> 00:15:58,024 ミスティたちは あの光に のまれたに違いない。 257 00:15:58,024 --> 00:16:00,560 俺たちも それに のまれるというのか? 258 00:16:00,560 --> 00:16:04,530 あなた方は 世界の境界を 一度 越えています。 259 00:16:04,530 --> 00:16:07,533 それって…。 なぜ 知ってる? 260 00:16:07,533 --> 00:16:10,503 斜陽とも縁が深い。 261 00:16:12,538 --> 00:16:17,009 深く入り込まなければ のまれることもないでしょう。 262 00:16:18,544 --> 00:16:22,582 ロゥゲを探しなさい かの者は 全てを知っています。 263 00:16:22,582 --> 00:16:24,617 あの おじいちゃんだね。 264 00:16:24,617 --> 00:16:28,054 何度か会いましたが 何も教えてくれません。 265 00:16:28,054 --> 00:16:32,058 語らせるのです あの者は 自ら歪むことで➡ 266 00:16:32,058 --> 00:16:36,028 今や あの世界では 正常の極致にあります。 267 00:16:36,028 --> 00:16:38,564 どうして ボクたちに教えてくれるの? 268 00:16:38,564 --> 00:16:41,534 滅ぶべきでした 私たちは。 269 00:16:41,534 --> 00:16:45,605 愚かなる王は 無知なる民衆は。 270 00:16:45,605 --> 00:16:49,175 しかし それを受け入れられなかった。 271 00:16:49,175 --> 00:16:53,045 そして 永遠を黄金に願ってしまった。 272 00:16:53,045 --> 00:16:54,547 黄金? 273 00:16:54,547 --> 00:16:58,551 人が触れてはならぬもの 呪いの万能器。 274 00:16:58,551 --> 00:17:03,556 全ての願いをかなえ得る 世界樹の果実。 275 00:17:03,556 --> 00:17:05,024 願いって? 276 00:17:05,024 --> 00:17:08,594 あんな変な街を生み出す 願いってのは何なの? 277 00:17:08,594 --> 00:17:10,630 ユーク・フェルディオ。 278 00:17:10,630 --> 00:17:15,034 黄昏の王を止め 黄金を破壊しなさい。 279 00:17:15,034 --> 00:17:21,040 さもなくば この世界も また 黄昏に のまれることになります。 280 00:17:21,040 --> 00:17:24,543 私たちの罪を どうか…。 281 00:17:24,543 --> 00:17:26,512 はっ…! くっ! 282 00:17:28,014 --> 00:17:31,083 あぁ… ん? 283 00:17:31,083 --> 00:17:34,620 大丈夫か? はい 大丈夫です。 284 00:17:34,620 --> 00:17:38,024 声も 顔つきも変わったっす! 285 00:17:38,024 --> 00:17:43,529 えっと… 改めて よろしくお願いします。 286 00:17:43,529 --> 00:17:45,531 目が覚めてよかったね~。 287 00:17:45,531 --> 00:17:48,534 えっと…。 ニーベルンです。 288 00:17:48,534 --> 00:17:51,037 じゃあ ルンちゃん! ルンちゃん? 289 00:17:51,037 --> 00:17:55,074 ルンちゃん 体は何ともない? 290 00:17:55,074 --> 00:17:56,609 ないですね。 291 00:17:56,609 --> 00:17:59,011 神々しい気配は消えた。 292 00:17:59,011 --> 00:18:03,015 ですが あの黄昏の気配は 消えていませんね。 293 00:18:03,015 --> 00:18:07,553 …ってことは あの街の関係者と 見るべきってことっすか? 294 00:18:07,553 --> 00:18:09,522 …って 当然っすね。 295 00:18:09,522 --> 00:18:11,524 え~と… ニーベルン。 296 00:18:11,524 --> 00:18:14,060 さっきまでのことは 覚えているかい? 297 00:18:14,060 --> 00:18:16,062 はい 少しだけ。 298 00:18:16,062 --> 00:18:19,131 でも あれは私ではありません。 299 00:18:19,131 --> 00:18:22,568 彼女は 私の中にいた 誰かの かけらです。 300 00:18:22,568 --> 00:18:24,537 もう行ってしまいました。 301 00:18:24,537 --> 00:18:29,542 そうか いや 気にしなくてもいいよ。 302 00:18:29,542 --> 00:18:34,046 この話が本当なら かなり大ごとになるぞ。 303 00:18:34,046 --> 00:18:35,548 俺たちのような➡ 304 00:18:35,548 --> 00:18:39,085 いち冒険者に抱えきれるレベルの 話じゃ ない。 305 00:18:39,085 --> 00:18:43,055 ♬~ 306 00:18:43,055 --> 00:18:47,059 (ベディボア) 悪いが ユーク君と 2人きりにしてくれないか? 307 00:18:47,059 --> 00:18:50,529 何だい? 年寄りは邪魔だっていうのかい? 308 00:18:50,529 --> 00:18:53,532 はいはい よっこらせっ。 309 00:18:56,035 --> 00:18:58,537 (ベディボア) そんな緊張しなくても良い。 310 00:18:58,537 --> 00:19:00,573 き… 緊張しますよ。 311 00:19:00,573 --> 00:19:05,544 子爵だけでなく まさか院長が こちらまで いらっしゃるとは…。 312 00:19:05,544 --> 00:19:09,015 ああ ボードマンから 報告は受けている。 313 00:19:09,015 --> 00:19:11,550 だからこそ 飛んできたのだ。 314 00:19:11,550 --> 00:19:14,020 確かに 「淘汰」と言ったのかね? 315 00:19:14,020 --> 00:19:16,022 はい 侯爵。 316 00:19:16,022 --> 00:19:18,524 あの… 質問をしても? 317 00:19:18,524 --> 00:19:23,596 もちろん 私の爵位のことは 今は 気にしなくても良い。 318 00:19:23,596 --> 00:19:25,531 「淘汰」とは何ですか? 319 00:19:25,531 --> 00:19:29,035 むぅ… 君には伝えておくべきだろう。 320 00:19:29,035 --> 00:19:32,038 何せ 選ばれたのは君なのだから。 321 00:19:32,038 --> 00:19:34,540 選ばれた? 322 00:19:34,540 --> 00:19:38,010 王家の地下にある 古い壁画の写しだ。 323 00:19:39,545 --> 00:19:42,081 学術院の先代院長➡ 324 00:19:42,081 --> 00:19:45,117 つまり 私の父が研究していたものだ。 325 00:19:45,117 --> 00:19:46,619 はっ…! 326 00:19:48,154 --> 00:19:52,058 読めるか? いえ 古代文字は ちょっと…。 327 00:19:52,058 --> 00:19:56,562 父によると 「淘汰」とは 世界の選別であるらしい。 328 00:19:56,562 --> 00:19:59,031 選別? うむ。 329 00:19:59,031 --> 00:20:01,067 平行世界の存在が➡ 330 00:20:01,067 --> 00:20:03,569 示唆されているのは 知っているかね? 331 00:20:03,569 --> 00:20:07,073 無色の闇に潜って それを感じました。 332 00:20:07,073 --> 00:20:12,545 世界と平行世界は 基本的には相いれない。 333 00:20:12,545 --> 00:20:16,549 しかし 時に それらは重なり合おうとするのだ。 334 00:20:16,549 --> 00:20:18,050 その際に残る➡ 335 00:20:18,050 --> 00:20:21,053 世界を選別するための 大規模現象を➡ 336 00:20:21,053 --> 00:20:23,055 「淘汰」と呼ぶらしい。 337 00:20:23,055 --> 00:20:25,558 ただ 話を聞くに…。 338 00:20:25,558 --> 00:20:29,061 今回の件は 恣意的なものを感じるな。 339 00:20:29,061 --> 00:20:32,631 我らが世界に もたらされたものではなく➡ 340 00:20:32,631 --> 00:20:37,036 くだんの 黄昏の王都から 押し付けられたもののように思う。 341 00:20:37,036 --> 00:20:39,038 ニーベルンの話では➡ 342 00:20:39,038 --> 00:20:44,043 「この世界に持ち込んでしまった」 という意味に聞こえました。 343 00:20:44,043 --> 00:20:45,544 うむ…。 344 00:20:47,513 --> 00:20:51,050 いずれにせよ 淘汰は訪れてしまった。 345 00:20:51,050 --> 00:20:54,053 この件だが 君に頼ることになる。 346 00:20:54,053 --> 00:20:55,588 はい? 347 00:20:55,588 --> 00:20:59,625 淘汰の到来にあたり 世界は防衛のために➡ 348 00:20:59,625 --> 00:21:03,028 何かしらの対抗手段を示すと 伝えられている。 349 00:21:03,028 --> 00:21:05,030 見たまえ。 350 00:21:08,033 --> 00:21:10,035 勇者だ。 はっ…! 351 00:21:10,035 --> 00:21:12,037 まさか…! 352 00:21:12,037 --> 00:21:14,540 そうだ ユーク・フェルディオ。 353 00:21:14,540 --> 00:21:20,079 君が勇者となって この世界を救うのだ! 354 00:21:20,079 --> 00:21:38,531 ♬~ 355 00:21:38,531 --> 00:21:46,005 ♬~ 356 00:21:46,005 --> 00:22:06,025 ♬~ 357 00:22:06,025 --> 00:22:12,531 ♬~ 358 00:22:12,531 --> 00:22:32,518 ♬~ 359 00:22:32,518 --> 00:22:49,034 ♬~