1 00:00:02,002 --> 00:00:09,009 (水音) 2 00:00:09,009 --> 00:00:13,680 《夏生:助けて… 誰か…。 3 00:00:13,680 --> 00:00:15,682 誰か…》 4 00:00:17,684 --> 00:00:19,686 (夏生)アトリ。 5 00:00:19,686 --> 00:00:23,190 (アトリ) 私が夏生さんの足になります。 6 00:00:23,190 --> 00:00:26,193 足? (アトリ)はい。 7 00:00:26,193 --> 00:00:29,529 夏生さんの願いをかなえるために。 8 00:00:29,529 --> 00:00:33,033 やめろ… やめろ! 9 00:00:36,703 --> 00:00:39,039 アトリ! (アトリ)スー…。 10 00:00:39,039 --> 00:00:41,708 あぁ… いっ!? 11 00:00:41,708 --> 00:00:44,211 なんですか~? 12 00:00:44,211 --> 00:00:51,118 もう 夏生さんは 甘えんぼさん… ですね…。 13 00:00:56,390 --> 00:00:58,392 ハァ…。 14 00:00:58,392 --> 00:01:02,829 《ヒューマノイドである以上 マスターの役に立つことが最優先。 15 00:01:02,829 --> 00:01:04,831 でも…》 16 00:01:04,831 --> 00:01:08,001 ((嫌です。 さみしいです。 17 00:01:08,001 --> 00:01:12,005 でも 夏生さんの願いが かなうなら…。 18 00:01:12,005 --> 00:01:15,108 でも きれいです) 19 00:01:18,011 --> 00:01:22,516 《やはり アトリは ただのヒューマノイドじゃなく…》 20 00:01:22,516 --> 00:01:24,518 (キャサリン)ゴボゴボ…。 えっ? 21 00:01:24,518 --> 00:01:27,020 うっ うわ… うわっ! 22 00:01:27,020 --> 00:01:29,022 (キャサリン)ぶわっくしょん! 23 00:01:32,025 --> 00:01:34,027 えっ? 24 00:03:15,996 --> 00:03:18,331 は~ あっち。 25 00:03:18,331 --> 00:03:20,333 しっかし まっずいお茶だね。 26 00:03:20,333 --> 00:03:23,837 夏生さんが いいと言わなければ 追い出していたところです。 27 00:03:23,837 --> 00:03:26,006 ありがたいと思ってください。 28 00:03:26,006 --> 00:03:28,341 で 何があったんだ? 29 00:03:28,341 --> 00:03:31,511 誰かに襲われたか? 別に。 30 00:03:31,511 --> 00:03:35,182 クンクン… 夏生さん アルコール反応があります! 31 00:03:35,182 --> 00:03:38,685 なんだ… もしかして 酔っ払って海に落ちたのか? 32 00:03:38,685 --> 00:03:40,687 うるさいわね! 33 00:03:40,687 --> 00:03:42,856 飲んでなきゃ やってらんないっつうのよ! 34 00:03:42,856 --> 00:03:46,193 いい!? 人生には2つしかないの! 35 00:03:46,193 --> 00:03:49,863 酒のある人生と 酒のない人生。 36 00:03:49,863 --> 00:03:53,033 そして そのどちらでもない人生! 37 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 3つ目。 ハァ ハァ…。 38 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 論理がめちゃくちゃだぞ。 39 00:03:57,037 --> 00:03:59,539 うるさい! 冷静に諭すな! 40 00:03:59,539 --> 00:04:02,142 そういうときは はいはい わかりましたって➡ 41 00:04:02,142 --> 00:04:05,145 言っとけばいいのよ! はいはい わかりました。 42 00:04:05,145 --> 00:04:07,314 なんだ! その おざなりな返事は! 43 00:04:07,314 --> 00:04:09,316 お前は なんもわかってない! 44 00:04:09,316 --> 00:04:11,651 アトリ… こいつの相手を頼む。 45 00:04:11,651 --> 00:04:13,653 やです。 ハァ…。 46 00:04:13,653 --> 00:04:18,992 どうせ みんな 私のことなんて どうでもいいと思ってんのよ。 47 00:04:18,992 --> 00:04:22,329 あんたは どうせ その子を売る気ないんだろうし。 48 00:04:22,329 --> 00:04:24,664 (夏生)まぁな。 49 00:04:24,664 --> 00:04:29,002 む… じゃあ 私は殺されるだけよ。 50 00:04:29,002 --> 00:04:31,671 (夏生)そんなヤバいやつと つきあってるのか? 51 00:04:31,671 --> 00:04:34,174 私立探偵やってればね。 52 00:04:34,174 --> 00:04:36,843 しぜんと裏社会にも つながる。 53 00:04:36,843 --> 00:04:39,679 金はない。 あとはわかるでしょ。 54 00:04:39,679 --> 00:04:42,349 もとは先生だったのに? 55 00:04:42,349 --> 00:04:44,684 なんで知ってるのよ? 56 00:04:44,684 --> 00:04:48,021 まぬけな私立探偵のおかげでな。 57 00:04:48,021 --> 00:04:51,358 あっ! ここにあったのね! この泥棒が! 58 00:04:51,358 --> 00:04:53,527 人聞きの悪いことを言うな。 59 00:04:53,527 --> 00:04:56,029 普通なら中身だけ抜いて 海にポイだ。 60 00:04:56,029 --> 00:04:58,365 むしろ感謝して…。 夏生さん! 61 00:04:58,365 --> 00:05:00,300 うわっ! うわ~! 62 00:05:00,300 --> 00:05:03,803 借金取りか? わ… わからないわよ! 63 00:05:03,803 --> 00:05:05,805 けど こんなに手荒い 連中じゃないはず…。 64 00:05:05,805 --> 00:05:07,808 うっ! (窓の割れる音) 65 00:05:07,808 --> 00:05:13,146 (足音) 66 00:05:13,146 --> 00:05:15,148 (夏生)ヤバいな。 67 00:05:17,484 --> 00:05:22,322 私が おとりになる。 その間に逃げて。 68 00:05:22,322 --> 00:05:25,492 アトリ。 キャサリンと一緒に行け。 えっ? 69 00:05:25,492 --> 00:05:28,495 ダメです。 夏生さんのそばを 離れるわけには…。 70 00:05:28,495 --> 00:05:32,332 命令だ。 俺といたら お前の機動力が生かせない。 71 00:05:32,332 --> 00:05:36,002 キャサリンと行って 俺たちに害をもたらす者を倒せ。 72 00:05:36,002 --> 00:05:39,005 夏生さん…。 73 00:05:39,005 --> 00:05:41,007 はい! 74 00:05:41,007 --> 00:05:43,844 さて さっさと回収すんぞ。 75 00:05:43,844 --> 00:05:45,846 狙いは ヒューマノイドだ。 76 00:05:45,846 --> 00:05:48,014 いざとなったら 破壊してもかまわん だと。 77 00:05:48,014 --> 00:05:52,853 いい? まずは向こうのコンテナまで行くよ。 78 00:05:52,853 --> 00:05:54,854 んっ!? 79 00:05:56,856 --> 00:05:59,359 クソ! (銃声) 80 00:05:59,359 --> 00:06:02,295 あれだ! 逃がすな! 待て こら~! 81 00:06:02,295 --> 00:06:05,799 ハッ ハッ ハッ… 粉砕! ぐあっ! 82 00:06:07,801 --> 00:06:09,803 しばらく寝てなさい。 83 00:06:11,805 --> 00:06:15,108 ハァ ハァ どこ行った? 84 00:06:21,815 --> 00:06:24,651 あっ! 乗って! 85 00:06:24,651 --> 00:06:27,320 あいつらの狙いは あんただ。 とりあえず逃げるよ! 86 00:06:27,320 --> 00:06:29,322 ダメです! はぁ? 87 00:06:29,322 --> 00:06:33,326 夏生さんに言われました 害をもたらす者を倒せと。 88 00:06:35,328 --> 00:06:37,330 クソ! まかれた! 89 00:06:37,330 --> 00:06:40,500 こうなったらパーツだけでも 残ってねえか探して… ん? 90 00:06:40,500 --> 00:06:42,502 (キャサリン)頼んだよ! (アトリ)はい! 91 00:06:42,502 --> 00:06:44,671 んっ!? 92 00:06:44,671 --> 00:06:46,673 (2人)うわ~! 93 00:06:46,673 --> 00:06:51,011 うっ! 今度は何… ひいっ! 94 00:06:51,011 --> 00:06:54,347 逃がすかっての~! 95 00:06:54,347 --> 00:06:57,183 うおりゃ~! 96 00:06:57,183 --> 00:07:00,287 うおっ! ロケット! 97 00:07:00,287 --> 00:07:02,789 ハッ! うわっ! 98 00:07:07,627 --> 00:07:11,798 うっ いてて… あっ? 99 00:07:11,798 --> 00:07:14,134 今のは…。 (足音) 100 00:07:14,134 --> 00:07:16,970 (夏生)アトリ! 大丈夫か? 101 00:07:16,970 --> 00:07:19,306 あ… はい…。 102 00:07:19,306 --> 00:07:21,474 あんたは… ジャンク屋の。 103 00:07:21,474 --> 00:07:23,476 俺は頼まれただけなんだ! 104 00:07:23,476 --> 00:07:27,981 そのヒューマノイドを持ってきてくれたら 相当の報酬を払うって! 105 00:07:27,981 --> 00:07:31,818 けど 襲撃した事実に変わりはないよ。 106 00:07:31,818 --> 00:07:34,487 いくら 警察が機能してないといっても➡ 107 00:07:34,487 --> 00:07:38,825 これだけ証拠があれば 逮捕は免れないと思うけどね。 108 00:07:38,825 --> 00:07:41,494 待て! 待ってくれ! いいよ。 109 00:07:41,494 --> 00:07:44,297 交渉は嫌いじゃない。 110 00:07:54,674 --> 00:07:57,010 バイバーイ! 111 00:07:57,010 --> 00:08:01,781 二度と現れるんじゃないわよ~! 112 00:08:01,781 --> 00:08:07,287 ふぅ… まさか こんな形で 借金 返せるとは…。 113 00:08:07,287 --> 00:08:09,789 人生 わからないもんね。 114 00:08:09,789 --> 00:08:13,460 いいんですか? 夏生さんは お金 受け取らなくて。 115 00:08:13,460 --> 00:08:16,963 あのジャンク屋 いくらでも払うって 言ってたのに。 116 00:08:16,963 --> 00:08:19,966 欲をかきすぎると ろくなことにならないからな。 117 00:08:19,966 --> 00:08:22,302 うっ…。 それに➡ 118 00:08:22,302 --> 00:08:25,472 報酬なら十分もらったし。 119 00:08:25,472 --> 00:08:28,141 じゃあ そろそろ行くよ。 120 00:08:28,141 --> 00:08:30,977 悪かったね 世話になった。 121 00:08:30,977 --> 00:08:35,315 どこに行くつもりだ? さぁね バイクもなくなっちゃったし。 122 00:08:35,315 --> 00:08:39,819 まぁ 歩きながら考えるよ。 あと これ…。 123 00:08:39,819 --> 00:08:43,323 少ないけど 迷惑料。 124 00:08:43,323 --> 00:08:46,159 いらない。 金ないんだろ? 125 00:08:46,159 --> 00:08:48,661 ないのは あんたも一緒でしょ。 126 00:08:48,661 --> 00:08:51,664 お姉さんに恥かかせないの。 127 00:08:53,666 --> 00:08:57,337 じゃあね。 128 00:08:57,337 --> 00:08:59,939 待てよ。 ん? 129 00:08:59,939 --> 00:09:02,108 戻る気はないか? ここに。 130 00:09:02,108 --> 00:09:06,279 はぁ? 無理に決まってるでしょ。 131 00:09:06,279 --> 00:09:10,116 私は ここを捨てたの。 もう居場所なんてないんだし…。 132 00:09:10,116 --> 00:09:13,119 学校があるだろ? 133 00:09:13,119 --> 00:09:15,789 何 バカなこと言ってんの。 134 00:09:15,789 --> 00:09:18,124 見たわよ。 135 00:09:18,124 --> 00:09:22,462 校舎 もう半分以上 沈んでたじゃない。 136 00:09:22,462 --> 00:09:24,631 先生も 一人も残ってないんでしょ? 137 00:09:24,631 --> 00:09:27,033 でも なくなってはいない。 138 00:09:29,469 --> 00:09:31,471 どういう意味よ。 139 00:09:31,471 --> 00:09:33,640 そろそろ始業の時間だ。 140 00:09:33,640 --> 00:09:36,643 自分の目で確かめてみたら いいんじゃないか? 141 00:09:39,312 --> 00:09:43,316 授業? ああ まだやってるんだよ。 142 00:09:43,316 --> 00:09:46,319 授業が必要な生徒がいるからな。 143 00:09:46,319 --> 00:09:49,656 先生のほうは 半人前だが。 144 00:09:49,656 --> 00:09:51,658 (キャサリン)学校か…。 145 00:09:51,658 --> 00:09:53,660 (ハンドベル) 146 00:09:53,660 --> 00:09:56,996 (水菜萌)じゃあ 凜々花ちゃん 昨日の続きから読んでみて。 147 00:09:56,996 --> 00:09:58,998 (凜々花)は~い。 148 00:09:58,998 --> 00:10:03,002 「ごん お前だったのか いつも栗をくれたのは。 149 00:10:03,002 --> 00:10:06,005 ごんは ぐったりと 目をつぶったまま➡ 150 00:10:06,005 --> 00:10:09,175 うなずきました 兵十…」。 (水菜萌)えっ? 151 00:10:09,175 --> 00:10:12,345 (凜々花)ハナちゃん先生? 152 00:10:12,345 --> 00:10:16,015 うっ…。 (トオル)ハナちゃん先生だ! 153 00:10:16,015 --> 00:10:19,686 (ミヨ)どうしたの? 先生。 みんな…。 154 00:10:19,686 --> 00:10:24,023 ハナちゃん先生。 や… やめてよ その名前で呼ぶの。 155 00:10:24,023 --> 00:10:27,026 今はもう キャサリンなんだから。 キャサリン? 156 00:10:27,026 --> 00:10:29,529 似合わないよな? うっ うるさい! 157 00:10:29,529 --> 00:10:31,531 そっちのほうが かっこいいの! 158 00:10:31,531 --> 00:10:36,035 (竜司)そうか? それはそれで センスがどうかと思うけどな。 159 00:10:36,035 --> 00:10:40,707 申し訳ないですけど 勝手に調べさせてもらいました。 160 00:10:40,707 --> 00:10:44,043 ハナちゃん先生 この学校で みんなに好かれる➡ 161 00:10:44,043 --> 00:10:46,880 とてもいい先生だったって。 162 00:10:46,880 --> 00:10:50,216 全然 そんなことないよ。 163 00:10:50,216 --> 00:10:52,719 捨てたんだから。 164 00:10:52,719 --> 00:10:56,556 まだ生徒もいたのに もう無理だって。 165 00:10:56,556 --> 00:10:58,658 でも 戻ってきました。 166 00:11:00,827 --> 00:11:03,496 私 この町が大好きなんです。 167 00:11:03,496 --> 00:11:05,498 この町をもう一度➡ 168 00:11:05,498 --> 00:11:09,669 昔みたいな にぎやかで 楽しい町に戻したいんです。 169 00:11:09,669 --> 00:11:13,673 今は まだ こんなですけど…。 170 00:11:13,673 --> 00:11:17,010 ハナちゃん先生 もう一度➡ 171 00:11:17,010 --> 00:11:19,679 みんなの先生 やってくれませんか? 172 00:11:19,679 --> 00:11:21,681 ここで…。 173 00:11:24,350 --> 00:11:26,853 (キャサリン)うっ…。 (凜々花)ハナちゃん先生! 174 00:11:26,853 --> 00:11:29,022 (ミヨ)先生! 来ないで! 175 00:11:29,022 --> 00:11:32,358 うぅ… 来ないで…。 176 00:11:32,358 --> 00:11:37,030 (泣き声) 177 00:11:37,030 --> 00:11:41,201 (トオル)先生 大丈夫? (ミヨ)泣かないで…。 178 00:11:41,201 --> 00:11:45,038 お前も泣いてるのか? (竜司)うるせえ! 179 00:11:45,038 --> 00:11:48,875 いいか? 絶対 潮汐発電は作るからな! 180 00:11:48,875 --> 00:11:53,546 この学校 明るくして 前みたいに にぎやかな学校にするからな! 181 00:11:53,546 --> 00:11:56,049 (夏生)ああ。 そのためには➡ 182 00:11:56,049 --> 00:11:59,719 まず バッテリーだ。 どうにかして探し出さねえと。 183 00:11:59,719 --> 00:12:02,322 それなら手に入った。 はぁ? 184 00:12:02,322 --> 00:12:06,326 ハナちゃん先生とアトリのおかげでな。 じゃあ…。 185 00:12:06,326 --> 00:12:10,029 ああ 元に戻すんだ。 この学校を。 186 00:12:20,340 --> 00:12:23,676 (竜司)ん… フッ! 187 00:12:23,676 --> 00:12:26,346 う~ かってえ。 188 00:12:26,346 --> 00:12:28,681 思った以上に難題みたいだな。 189 00:12:28,681 --> 00:12:31,184 こりゃ軽く1か月はかかるぞ。 190 00:12:31,184 --> 00:12:34,020 電動ドリルが 使えればいいんだけどな。 191 00:12:34,020 --> 00:12:36,522 アトリ。 はい なんでしょう? 192 00:12:36,522 --> 00:12:38,691 (夏生)ちょっと やってみてくれないか? 193 00:12:38,691 --> 00:12:41,194 ここに穴を開ければ いいんですよね。 194 00:12:41,194 --> 00:12:43,863 ああ 頼む。 できるのか? 195 00:12:43,863 --> 00:12:47,033 ヒューマノイドとはいえ こんな細い腕で…。 196 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 フン! 197 00:12:49,035 --> 00:12:51,204 はぁ!? すげえ! 198 00:12:51,204 --> 00:12:54,707 フフッ これが戦闘ロボの実力です。 199 00:12:54,707 --> 00:12:57,377 えっ? お前 戦闘ロボだったのか? 200 00:12:57,377 --> 00:12:59,979 勝手に言ってるだけだ。 ムフン! 201 00:12:59,979 --> 00:13:01,981 (ミヨ)夏生先生。 その調子で頼む! ん? 202 00:13:01,981 --> 00:13:03,983 (アトリ)はい! (夏生)お~ できたか? 203 00:13:03,983 --> 00:13:05,985 発泡スチロール削ったら➡ 204 00:13:05,985 --> 00:13:08,988 雪みたいに ぱ~ってなって きれいだった! 205 00:13:08,988 --> 00:13:11,491 ずいぶん きれいにできたな。 206 00:13:11,491 --> 00:13:15,828 うん。 仕上げのところは ハナちゃん先生が手伝ってくれた。 207 00:13:15,828 --> 00:13:18,498 そうか。 ありがとう。 208 00:13:18,498 --> 00:13:20,500 べ… 別に…。 209 00:13:20,500 --> 00:13:23,670 ただ 子どもだけだと危ないから。 210 00:13:23,670 --> 00:13:26,339 それより本当に うまくいくの? 211 00:13:26,339 --> 00:13:28,341 理論上は問題ない。 212 00:13:28,341 --> 00:13:30,843 まず そこに穴を開け➡ 213 00:13:30,843 --> 00:13:33,680 この教室を外から 水が入ってこないよう➡ 214 00:13:33,680 --> 00:13:36,349 壁で覆うと 満潮時どうなる? 215 00:13:36,349 --> 00:13:38,518 穴から海水が入ってくる。 216 00:13:38,518 --> 00:13:42,355 そして 干潮になると 当然 穴から水が出ていく。 217 00:13:42,355 --> 00:13:47,527 その力で タービンを回し 発電するのが潮汐発電だ。 218 00:13:47,527 --> 00:13:51,364 仕組み自体は それだけの簡単なものだから➡ 219 00:13:51,364 --> 00:13:53,366 なんとかなると思っている。 220 00:13:53,366 --> 00:13:57,704 でも 波の力って すごい強いって聞いたことあるよ。 221 00:13:57,704 --> 00:13:59,706 壊れないの? 222 00:13:59,706 --> 00:14:03,142 (夏生)海水の量や タービンにかかる力は一定ではなく➡ 223 00:14:03,142 --> 00:14:05,978 また海水ゆえに 腐食の危険もあるのが➡ 224 00:14:05,978 --> 00:14:08,481 潮汐発電の面倒なところだ。 225 00:14:08,481 --> 00:14:12,652 そこで持続可能性と 再現可能性が大切になってくる。 226 00:14:12,652 --> 00:14:15,321 じぞくかのうせい? って何? 227 00:14:15,321 --> 00:14:18,324 要するに超頑丈ってことだ。 228 00:14:18,324 --> 00:14:21,994 (夏生)それと 壊れたときに すぐに作り直せる➡ 229 00:14:21,994 --> 00:14:23,996 ということだな。 230 00:14:23,996 --> 00:14:27,333 この教室に 樹脂と強化繊維を組み合わせた➡ 231 00:14:27,333 --> 00:14:29,836 FRPでタービンを作る。 232 00:14:29,836 --> 00:14:33,506 FRPは腐食にも強く 強度も申し分ない。 233 00:14:33,506 --> 00:14:36,676 何より 壊れても 型さえ残っていれば➡ 234 00:14:36,676 --> 00:14:40,346 同じものを すぐに作れる。 (キャサリン)それで…。 235 00:14:40,346 --> 00:14:43,516 ああ めんどくさい作業で悪かった。 236 00:14:43,516 --> 00:14:45,852 けど おかげで いいタービンになりそうだ。 237 00:14:45,852 --> 00:14:47,854 (一同)あっ…。 (ハンドベル) 238 00:14:47,854 --> 00:14:51,858 (水菜萌)ごはん できたよ~! その前に 腹ごしらえだな。 239 00:14:51,858 --> 00:14:54,527 アトリ 穴が開いたら教えてくれ。 240 00:14:54,527 --> 00:14:58,364 ちょっと上で食事してくる。 えっ 行っちゃうんですか? 241 00:14:58,364 --> 00:15:02,301 そうだよ。 雑魚とはいえ 仲間外れは かわいそうだよ。 242 00:15:02,301 --> 00:15:05,304 雑魚ではないですが そのとおりです。 243 00:15:05,304 --> 00:15:08,808 とはいえ そもそも お前 食べる必要ないんだろ? 244 00:15:08,808 --> 00:15:12,812 ですが今は夏生さんの足ですから そばにいないと…。 245 00:15:12,812 --> 00:15:16,983 みんないるから心配するな。 でも…。 246 00:15:16,983 --> 00:15:18,985 やっぱり 嫌です。 247 00:15:18,985 --> 00:15:21,821 この前 襲われて キャサリンと一緒に行けって➡ 248 00:15:21,821 --> 00:15:24,490 命令されたとき 思ったんです。 249 00:15:24,490 --> 00:15:27,593 今 夏生さんが ケガしたら どうしようって。 250 00:15:29,662 --> 00:15:33,166 いいんじゃねえのか どっちにしろ樹脂が固まるまで➡ 251 00:15:33,166 --> 00:15:35,868 しばらく 待たなきゃいけないわけだし。 252 00:15:38,004 --> 00:15:41,007 アトリ。 みんなと一緒に行くぞ。 253 00:15:41,007 --> 00:15:43,309 はい! わかりました! 254 00:15:45,344 --> 00:15:49,182 《夏生:不安や寂しさを 感じているってことか? 255 00:15:49,182 --> 00:15:54,687 それって もう完全に人間と同じ 感情があるってことじゃないか。 256 00:15:54,687 --> 00:15:58,357 だから 危険と判断され 回収となった。 257 00:15:58,357 --> 00:16:03,796 だとすると アトリは ヒューマノイドというより…》 258 00:16:03,796 --> 00:16:05,965 (一同)いただきます! 259 00:16:05,965 --> 00:16:09,635 はむ… んまっ! おいひい~。 260 00:16:09,635 --> 00:16:13,806 はんごうで炊いた ごはんなんて 久々に食べたけど いけるわね。 261 00:16:13,806 --> 00:16:17,810 (水菜萌)フフフ よかった。 頑張ったもんね トオルくん。 262 00:16:17,810 --> 00:16:19,812 (トオル)ヘヘヘ うん! 263 00:16:19,812 --> 00:16:22,315 は~い お味噌汁もあるわよ~。 264 00:16:22,315 --> 00:16:26,018 わ~ 具がいっぱい! スペシャルだね! 265 00:16:28,654 --> 00:16:31,657 はい アトリちゃんも。 えっ? 266 00:16:31,657 --> 00:16:35,161 いいんですか? みんなも食べているんだもん。 267 00:16:35,161 --> 00:16:38,164 一人だけ食べないのは さみしいよね。 268 00:16:47,173 --> 00:16:49,675 (水菜萌)おいしい? 269 00:16:49,675 --> 00:16:52,178 はい。 270 00:16:52,178 --> 00:16:54,180 フフフ。 271 00:16:54,180 --> 00:16:58,684 よ~し 食ったら もうひと頑張りするか! 272 00:16:58,684 --> 00:17:02,955 (子どもたち)お~! うん。 お代わりもあるからね。 273 00:17:02,955 --> 00:17:07,460 あ~。 274 00:17:07,460 --> 00:17:09,962 ったく いいかげん覚えろ。 275 00:17:09,962 --> 00:17:12,798 一日作業で疲れてるってのに。 276 00:17:12,798 --> 00:17:16,802 夏生さんのほうは 磨けふんへふほ~。 277 00:17:16,802 --> 00:17:20,306 だから 開けたままで しゃべるなって言ってるだろ。 278 00:17:20,306 --> 00:17:22,308 あ~。 279 00:17:22,308 --> 00:17:24,644 ニッ! フフン! 280 00:17:24,644 --> 00:17:26,646 きれいになりました。 281 00:17:26,646 --> 00:17:29,982 これぞ 高性能な私に ふさわしい美しさ。 282 00:17:29,982 --> 00:17:31,984 そうだ! なんだ? 283 00:17:31,984 --> 00:17:34,820 背中も 夏生さんが洗ってくれませんか? 284 00:17:34,820 --> 00:17:37,323 自分だと きれいに洗えな…。 却下だ。 285 00:17:37,323 --> 00:17:40,660 え~! なぜです~? 286 00:17:40,660 --> 00:17:44,830 なんでもだ。 むぅ 夏生さん 意地が悪いです。 287 00:17:44,830 --> 00:17:48,501 《羞恥心はないということか。 なんでもかんでも➡ 288 00:17:48,501 --> 00:17:52,672 人間と同じということは…》 夏生さ~ん 明かり消しますよ~。 289 00:17:52,672 --> 00:17:56,676 ハァ… めんどくさい。 290 00:17:56,676 --> 00:18:00,446 とりあえず考えるのは あしただ。 (ベッドに乗る音) 291 00:18:00,446 --> 00:18:03,282 ん? 292 00:18:03,282 --> 00:18:05,618 って なんで また それを着てる!? 293 00:18:05,618 --> 00:18:09,956 いえ 殿方が このほうが喜ぶと竜司が…。 294 00:18:09,956 --> 00:18:11,958 あの野郎…。 295 00:18:11,958 --> 00:18:14,961 それに こっちのほうが この間みたいに➡ 296 00:18:14,961 --> 00:18:17,797 しがみつきやすいですよ 夏生さんが。 297 00:18:17,797 --> 00:18:22,301 き… 気付いていたのか。 当たり前じゃないですか~。 298 00:18:22,301 --> 00:18:26,138 高性能ですから…。 いいから忘れろ! 299 00:18:26,138 --> 00:18:30,309 嫌ですよ。 ログにも記録しておきました。 300 00:18:30,309 --> 00:18:33,012 それに うれしいんです。 301 00:18:34,981 --> 00:18:39,986 夏生さんに必要とされていて。 302 00:18:39,986 --> 00:18:43,656 て… 適当なことを言うな。 303 00:18:43,656 --> 00:18:46,993 ポンコツのくせに。 (ホイッスル) 304 00:18:46,993 --> 00:18:49,495 また言いましたね! 禁止です! 305 00:18:49,495 --> 00:18:55,301 今度 言ったらロケットパンチって 言いましたよね! ん? 306 00:18:57,336 --> 00:18:59,338 夏生さん? 307 00:18:59,338 --> 00:19:03,442 (寝息) 308 00:19:03,442 --> 00:19:05,544 おやすみなさい。 309 00:19:11,283 --> 00:19:34,640 ♪~ 310 00:19:34,640 --> 00:19:37,309 配線確認 終わったぞ。 311 00:19:37,309 --> 00:19:42,014 よし。 アトリ 回転を確認してくれ。 はい。 312 00:19:45,317 --> 00:19:47,319 反応してるよ。 313 00:19:47,319 --> 00:19:49,321 (凜々花) 電気が作られてるってこと? 314 00:19:49,321 --> 00:19:54,627 (竜司)そうだな。 (夏生)よし。 あとは夜を待つか。 315 00:19:57,997 --> 00:20:02,001 (凜々花)あっ 見て! (ミヨ)回った… 回った! 316 00:20:02,001 --> 00:20:05,504 (竜司)すげえ… どんどん速くなってく。 317 00:20:05,504 --> 00:20:08,007 (トオル)これで電気がつくの? ああ。 318 00:20:08,007 --> 00:20:11,310 水菜萌 スイッチ入れてみてくれるか? 319 00:20:13,345 --> 00:20:16,148 ナツくんが入れてよ。 えっ? 320 00:20:18,184 --> 00:20:20,886 早く 早く! うん うん。 321 00:20:37,536 --> 00:20:40,372 わ~! やった! 322 00:20:40,372 --> 00:20:43,542 竜司! あっ ああ! 323 00:20:43,542 --> 00:20:46,212 (一同)わぁ…。 よっしゃあ! 324 00:20:46,212 --> 00:20:51,050 やった~! すげえ ホントについた…。 325 00:20:51,050 --> 00:20:56,889 <夏生:この町に来たとき 何も期待していなかった。 326 00:20:56,889 --> 00:21:01,160 今更 祖母に頼ることに 抵抗があったし➡ 327 00:21:01,160 --> 00:21:04,663 ドロップアウトした先に 未来があるなんて➡ 328 00:21:04,663 --> 00:21:06,665 思えなかったから…> 329 00:21:08,834 --> 00:21:11,003 本 持ってきて 読んでもいい? 330 00:21:11,003 --> 00:21:13,839 扇風機 持ってくる! 転ぶなよ。 331 00:21:13,839 --> 00:21:17,343 まさか本当に 元どおりにしちゃうとはね。 332 00:21:17,343 --> 00:21:20,846 ナツくん… うぅ…。 333 00:21:20,846 --> 00:21:25,017 ありがとう… 戻ってきてくれて。 334 00:21:25,017 --> 00:21:28,020 (竜司)泣くなよ みっともねえな。 335 00:21:28,020 --> 00:21:30,356 (水菜萌)だって~。 336 00:21:30,356 --> 00:21:33,526 アトリも ありがとな。 337 00:21:33,526 --> 00:21:37,696 これは… 皆さんが 幸せになったという解釈で➡ 338 00:21:37,696 --> 00:21:39,865 よろしいのでしょうか? 339 00:21:39,865 --> 00:21:44,203 そうだな。 うれしくないか? アトリは。 340 00:21:44,203 --> 00:21:50,109 うれしいです。 でも 私は泣けません。 341 00:21:52,711 --> 00:21:55,548 泣く機能がないので。 342 00:21:55,548 --> 00:21:59,218 <夏生:そこで出会った おかしなロボットに…。 343 00:21:59,218 --> 00:22:04,657 何年もの間 海底で眠っていた そのロボットは…。 344 00:22:04,657 --> 00:22:08,994 俺に光をさしてくれた そのロボットは…> 345 00:22:08,994 --> 00:22:11,330 じゃあ 笑えばいいだろ? 346 00:22:11,330 --> 00:22:13,332 笑う? 347 00:22:13,332 --> 00:22:17,336 こうだ。 348 00:22:17,336 --> 00:22:19,338 はい!