1 00:00:01,969 --> 00:00:04,638 (アトリ)じ~。 2 00:00:04,638 --> 00:00:06,640 (夏生)ん? なんだ? 3 00:00:06,640 --> 00:00:09,643 もうボロボロですよ? わかってるよ。 4 00:00:09,643 --> 00:00:12,312 けど これしかないんだから しょうがないだろ。 5 00:00:12,312 --> 00:00:15,148 念のために つえも持っていくか。 6 00:00:15,148 --> 00:00:19,152 だから 私が足の代わりをするって 言ってるじゃないですか! 7 00:00:19,152 --> 00:00:23,156 必要ない。 頼んだ覚えもないしな。 8 00:00:23,156 --> 00:00:25,492 む~。 ん? 9 00:00:25,492 --> 00:00:27,995 何が不満なんだ? 別に…。 10 00:00:27,995 --> 00:00:31,331 ただ そんなボロボロになるまで 信頼して使ってもらえて➡ 11 00:00:31,331 --> 00:00:34,501 ちょっと羨ましかっただけです。 はぁ? 12 00:00:34,501 --> 00:00:37,838 やっぱり そんな棒と関節を 組み合わせただけのものに➡ 13 00:00:37,838 --> 00:00:41,174 負けるのは ロボットの こけんに関わります。 14 00:00:41,174 --> 00:00:45,345 私のほうが 高性能で お役に立つことを示さねば…。 15 00:00:45,345 --> 00:00:47,848 夏生さん! 私のほう…。 いや 結構だ。 16 00:00:47,848 --> 00:00:49,850 まだ何も言ってません! 17 00:00:49,850 --> 00:00:53,687 いいから お前は余計なことは 一切するな。 いいな? 18 00:00:53,687 --> 00:00:55,689 ブー。 19 00:00:57,691 --> 00:01:00,460 ほれ 行くぞ。 えっ? どこに…。 20 00:01:00,460 --> 00:01:02,462 今日から学校だろ? 21 00:01:02,462 --> 00:01:05,132 えっ? じゃあ 夏生さんも一緒に? 22 00:01:05,132 --> 00:01:09,036 ハハッ! やっぱり 私が足になります~。 23 00:02:52,673 --> 00:02:56,343 一応 持ってけ。 授業もあるしな。 24 00:02:56,343 --> 00:03:00,614 わぁ… よかったです。 これで ログもつけられます。 25 00:03:00,614 --> 00:03:02,616 ログ? はい。 26 00:03:02,616 --> 00:03:04,951 乃音子に つけるように 言われていたのです。 27 00:03:04,951 --> 00:03:08,121 その日 何があったかを 記録に残すために。 28 00:03:08,121 --> 00:03:11,792 ロボットが? メモリーに 残しておけばいいじゃないか。 29 00:03:11,792 --> 00:03:13,794 そうなのですが…。 30 00:03:13,794 --> 00:03:17,464 より人間的な 記憶蓄積訓練の一環とか…。 31 00:03:17,464 --> 00:03:20,467 案外 メモリーが失われるのも➡ 32 00:03:20,467 --> 00:03:24,638 より人間的なヒューマノイドを目指して あえてなのかも。 33 00:03:24,638 --> 00:03:27,974 わぁ! 夏生さん 頭いい! それです! 34 00:03:27,974 --> 00:03:31,311 つまり 記憶のロストは より高性能である証し! 35 00:03:31,311 --> 00:03:33,313 調子に乗るな。 えぇ…。 36 00:03:33,313 --> 00:03:36,983 ん? 夏生さんと学校に行く。 それだけか? 37 00:03:36,983 --> 00:03:40,320 あ~! もう! 見ちゃダメです! 38 00:03:40,320 --> 00:03:43,323 ロボットプライバシー法違反ですよ! 39 00:03:46,493 --> 00:03:49,329 さてと…。 では 渡りましょう。 40 00:03:49,329 --> 00:03:52,666 私の跳躍力をもってすれば このくらい ひとっ飛びで…。 41 00:03:52,666 --> 00:03:55,168 やめろ。 えっ でも…。 42 00:03:55,168 --> 00:03:57,838 泳いでいったら 溺れちゃいますよ? 43 00:03:57,838 --> 00:04:00,440 あのな… 少なくとも 何人かは➡ 44 00:04:00,440 --> 00:04:03,610 毎日 通ってるんだろ? 当然 渡る方法が…。 45 00:04:03,610 --> 00:04:06,947 (凜々花)そこまでだ! (アトリ/夏生)んっ? 46 00:04:06,947 --> 00:04:08,949 なっ なんですか!? 47 00:04:08,949 --> 00:04:10,951 (凜々花) ここには入れないぞ ヒットマン! 48 00:04:10,951 --> 00:04:13,787 ヒットマン? (トオル)正体は わかっているんだ! 49 00:04:13,787 --> 00:04:16,957 お前 本土から やって来た 悪いヒットマンなんだろ? 50 00:04:16,957 --> 00:04:18,959 (ミヨ)聞いたことあるもん。 51 00:04:18,959 --> 00:04:22,963 つえには ライフルが隠してあって いざとなったら ぶっ放すって。 52 00:04:22,963 --> 00:04:26,466 なるほど。 そういう設定になっているのか。 53 00:04:26,466 --> 00:04:30,303 夏生さんに手を出すというなら 私が相手になります! 54 00:04:30,303 --> 00:04:32,639 雑魚は引っ込んでろ! 雑魚!? 55 00:04:32,639 --> 00:04:35,809 引っ込んでろ 雑魚。 夏生さんまで! 56 00:04:35,809 --> 00:04:37,978 悪いが どうしても➡ 57 00:04:37,978 --> 00:04:40,480 中に入らないといけない 用があるのでな。 58 00:04:40,480 --> 00:04:44,151 このライフルで殺されたくなかったら 邪魔をするな。 59 00:04:44,151 --> 00:04:47,320 ぐっ…。 ど… どうする? 凜々花。 60 00:04:47,320 --> 00:04:50,323 い… いったん退却だ! 逃げろ! 61 00:04:50,323 --> 00:04:52,325 アトリ 追え。 62 00:04:52,325 --> 00:04:54,327 えっ? 早く。 63 00:04:54,327 --> 00:04:57,998 んっ… フン! フッ フッ フッ。 64 00:04:57,998 --> 00:04:59,933 (3人)ハァ ハァ ハァ…。 65 00:04:59,933 --> 00:05:03,436 フッ フッ フッ…。 66 00:05:03,436 --> 00:05:06,273 ハッ ハッ ホッ ホッ ホッ。 67 00:05:06,273 --> 00:05:08,942 ん~? うわ~! 68 00:05:08,942 --> 00:05:13,947 ん~? ホッ ホッ ホッ…。 69 00:05:13,947 --> 00:05:16,616 おおっ!? ハッハッハ! 70 00:05:16,616 --> 00:05:19,452 さらばだ! 71 00:05:19,452 --> 00:05:21,454 どっちが悪役なんだか。 72 00:05:21,454 --> 00:05:24,457 お… 追いかけないと! 73 00:05:24,457 --> 00:05:29,462 私の跳躍力をもってすれば このくらい ひとっ飛びで~! 74 00:05:29,462 --> 00:05:31,464 ギャ! 75 00:05:31,464 --> 00:05:33,567 大丈夫だ。 えっ? 76 00:05:37,304 --> 00:05:40,974 おぉ…。 凜々花… あれ! 77 00:05:40,974 --> 00:05:43,310 (凜々花)あ~ そうか! しまった! 78 00:05:43,310 --> 00:05:46,313 うぅ…。 79 00:05:46,313 --> 00:05:49,015 さて 行くか。 80 00:05:54,821 --> 00:05:57,023 何もない。 81 00:05:58,992 --> 00:06:01,261 来た! あそこか。 82 00:06:01,261 --> 00:06:03,263 (2人)ん? (ハンドベル) 83 00:06:03,263 --> 00:06:06,266 (水菜萌)は~い みんな 授業 始めるよ~。 84 00:06:06,266 --> 00:06:08,768 水菜萌? 85 00:06:08,768 --> 00:06:11,271 (水菜萌)みんな 席に着いて。 86 00:06:11,271 --> 00:06:14,274 水菜萌ちゃん! 大変だよ ヒットマンが来た。 87 00:06:14,274 --> 00:06:16,943 すぐ逃げて! ヒットマン? 88 00:06:16,943 --> 00:06:20,447 動くな。 (3人)ひいぃ…。 89 00:06:20,447 --> 00:06:22,782 ナツくん。 ナツくん? 90 00:06:22,782 --> 00:06:25,785 ヒットマンでしょ? それと…。 雑魚! 91 00:06:25,785 --> 00:06:28,455 雑魚じゃありません! そうだぞ。 92 00:06:28,455 --> 00:06:31,625 こいつには ポンコツヒューマノイド ロボ子三世という➡ 93 00:06:31,625 --> 00:06:34,127 立派な名前がある。 アトリです! 94 00:06:34,127 --> 00:06:36,129 来てくれたんだ。 95 00:06:36,129 --> 00:06:40,133 授業が始まったら すぐ帰るけどな。 先生は? 96 00:06:40,133 --> 00:06:42,135 それは…。 97 00:06:42,135 --> 00:06:45,972 なんにも知らないんだな。 先生は水菜萌ちゃんだよ。 98 00:06:45,972 --> 00:06:49,643 国語 算数 理科 社会 全部教えてくれるんだよ! 99 00:06:49,643 --> 00:06:52,646 水菜萌が? うん 先生 みんな➡ 100 00:06:52,646 --> 00:06:54,648 本土のほうに避難しちゃって。 101 00:06:54,648 --> 00:06:57,651 生徒もほとんど残っていないから。 102 00:06:59,653 --> 00:07:01,755 お父さんには廃校にして➡ 103 00:07:01,755 --> 00:07:05,258 本土の学校に移る手続き取るよう 言われてるんだけど。 104 00:07:05,258 --> 00:07:08,261 学校として機能してるようには 見えないぞ。 105 00:07:08,261 --> 00:07:12,098 だよね… 電気もないから 授業できるのも➡ 106 00:07:12,098 --> 00:07:16,269 明るい間だけだし。 やっぱり よくないよね。 107 00:07:16,269 --> 00:07:19,773 水菜萌は ともかく この子たちは本土の学校で➡ 108 00:07:19,773 --> 00:07:22,108 ちゃんと授業 受けさせてあげたほうがいい。 109 00:07:22,108 --> 00:07:25,612 向こうに行けば 災害援助プログラムがあるというし。 110 00:07:25,612 --> 00:07:30,450 (竜司)何も知らないくせに 口を挟むんじゃねえよ。 111 00:07:30,450 --> 00:07:32,452 竜ちゃん。 112 00:07:32,452 --> 00:07:35,455 (竜司)ここ捨てて 本土のアカデミーに行ったエリートに➡ 113 00:07:35,455 --> 00:07:38,792 何がわかるっていうんだよ。 俺は ここを捨てたわけじゃない。 114 00:07:38,792 --> 00:07:42,629 誰かの役に立つために 勉強してアカデミーに進学した。 115 00:07:42,629 --> 00:07:46,800 それだけだ。 じゃあ 役に立ってみろよ。 116 00:07:46,800 --> 00:07:49,803 戻ってくるなり 船に閉じ籠もってたんだろ? 117 00:07:49,803 --> 00:07:52,806 みんな こんなに頑張ってるのに。 竜ちゃん。 118 00:07:52,806 --> 00:07:54,808 本土の連中もそうだけどよ➡ 119 00:07:54,808 --> 00:07:58,311 きれいごとや理想ばかり言って 何もしてくれねえ。 120 00:07:58,311 --> 00:08:01,748 困ってる人が こんなにいるっていうのに。 121 00:08:01,748 --> 00:08:03,950 フン。 122 00:08:06,419 --> 00:08:09,923 うんしょ うんしょ。 123 00:08:09,923 --> 00:08:12,926 アトりん またあしたね~! 124 00:08:12,926 --> 00:08:17,597 は~い 凜々花もトオルもミヨも またあした! 125 00:08:17,597 --> 00:08:19,599 すっかり仲よくなったね。 126 00:08:19,599 --> 00:08:24,270 はい 思ったよりも楽しい所ですね 学校って。 127 00:08:24,270 --> 00:08:26,606 んっ? 思ったよりも? 128 00:08:26,606 --> 00:08:30,944 なんか… とても 悲しい所な気がしていたので。 129 00:08:30,944 --> 00:08:34,948 そんなことないよ。 ねっ? 130 00:08:34,948 --> 00:08:38,785 あっ…。 悪かったな 俺が来なければよかった。 131 00:08:38,785 --> 00:08:41,955 ううん ナツくんのせいじゃないよ。 132 00:08:41,955 --> 00:08:44,124 竜ちゃんも わかってると思う。 133 00:08:44,124 --> 00:08:47,293 ただ 本土で いろいろあったみたいだから。 134 00:08:47,293 --> 00:08:49,629 いろいろ? うん。 135 00:08:49,629 --> 00:08:51,965 両親亡くした あの子たち連れて➡ 136 00:08:51,965 --> 00:08:54,801 一度 本土のほうに 避難したんだけど。 137 00:08:54,801 --> 00:08:58,471 あっ ほら 向こうも 物が不足していたりして➡ 138 00:08:58,471 --> 00:09:02,776 凜々花ちゃんたちも学校で よそ者扱いされたみたいで…。 139 00:09:04,744 --> 00:09:10,917 夏生さん 元気がないです。 うん 戻ったら元気づけてあげて。 140 00:09:10,917 --> 00:09:14,220 私が? はい! 141 00:09:16,423 --> 00:09:18,425 ナツくん。 んっ? 142 00:09:18,425 --> 00:09:22,429 もしよかったら あしたからも来てほしいな 学校。 143 00:09:22,429 --> 00:09:24,431 行ってどうなる? 144 00:09:24,431 --> 00:09:27,100 俺が教えてもらうことなんて ないだろうし。 145 00:09:27,100 --> 00:09:31,604 でも 教えられることは いっぱいあると思うよ。 146 00:09:34,274 --> 00:09:37,610 考えておく。 フフ。 147 00:09:37,610 --> 00:09:41,114 んっ? アトリは? 先帰るって言ってたよ。 148 00:09:41,114 --> 00:09:45,285 ナツくんも許可してたし。 えっ? ああ そういえば。 149 00:09:45,285 --> 00:09:47,620 元気づける準備をするって。 150 00:09:47,620 --> 00:09:51,791 元気づける? まさか! 151 00:09:51,791 --> 00:09:54,627 そんなに慌てなくても大丈夫だよ。 152 00:09:54,627 --> 00:09:58,631 たぶん 夕ごはんでも作って ナツくんのこと 元気づけようと…。 153 00:09:58,631 --> 00:10:01,468 (爆発音) 154 00:10:01,468 --> 00:10:04,971 ウソ…。 155 00:10:04,971 --> 00:10:07,640 アトリ! 156 00:10:07,640 --> 00:10:10,310 おかえりなさい 夏生さん。 157 00:10:10,310 --> 00:10:15,982 あっ あれ? 見えない… 何も見えません! 158 00:10:15,982 --> 00:10:20,153 何してる! いや~ 私の作った夕食で➡ 159 00:10:20,153 --> 00:10:23,823 元気になってもらおうと 思っていたのですが…。 160 00:10:23,823 --> 00:10:26,993 どこをどうしたら 料理で こんなことになるの? 161 00:10:26,993 --> 00:10:30,830 いや 前も言ったとおり 人のようなミスをするのは➡ 162 00:10:30,830 --> 00:10:34,167 ある意味 私が高性能である証しなわけで。 163 00:10:34,167 --> 00:10:38,171 人間でも ここまでミスはしない。 どこか故障してるのかな? 164 00:10:38,171 --> 00:10:40,507 えっ。 そうだな…。 165 00:10:40,507 --> 00:10:42,675 といっても 修理しようがないから➡ 166 00:10:42,675 --> 00:10:46,012 元のように海に沈めるしかないか。 ええっ。 167 00:10:46,012 --> 00:10:48,515 じゃあ この惨状は どういうことだ? 168 00:10:48,515 --> 00:10:52,185 えっ え~っとですね…。 169 00:10:52,185 --> 00:10:55,188 じ 実は…。 実は? 170 00:10:55,188 --> 00:11:00,460 実は私 某国が秘密裏に製造した 戦闘ロボなのです! 171 00:11:00,460 --> 00:11:04,797 そうなの? はい 破壊工作を行うために➡ 172 00:11:04,797 --> 00:11:07,300 この国に来たのですが…。 173 00:11:12,138 --> 00:11:16,809 任務を果たす前に戦争が終結。 174 00:11:16,809 --> 00:11:22,649 私は母国と存在意義 両方を失ったのです。 175 00:11:22,649 --> 00:11:27,654 そんな一人ぼっちになった 悲しき戦闘マシンのわたくし。 176 00:11:27,654 --> 00:11:30,490 そんなわたくしを 拾ってくださったのが➡ 177 00:11:30,490 --> 00:11:32,492 乃音子でした。 178 00:11:32,492 --> 00:11:39,666 乃音子は わたくしに名を与え 新しい役割を与えてくれました。 179 00:11:39,666 --> 00:11:41,668 それが…。 180 00:11:41,668 --> 00:11:44,671 家事手伝い。 はい。 ですが➡ 181 00:11:44,671 --> 00:11:48,007 もともと戦闘ロボのわたくし パワーの制御が難しく…。 182 00:11:48,007 --> 00:11:50,009 アトリ。 はい? 183 00:11:50,009 --> 00:11:53,846 ヒューマノイドはウソもつけるのか? はい もちろん! 184 00:11:53,846 --> 00:11:57,350 高性能ですから! あっ。 185 00:11:57,350 --> 00:11:59,552 ウソだったの~!? 186 00:12:01,788 --> 00:12:05,458 これ ロボット虐待法に 引っ掛かるんじゃ…。 187 00:12:05,458 --> 00:12:08,127 食べなくても平気なんだから いいだろ。 188 00:12:08,127 --> 00:12:12,298 ロボットがマスターにウソをつく。 そっちのほうが よっぽど問題だ。 189 00:12:12,298 --> 00:12:14,300 ウソとは限りません! 190 00:12:14,300 --> 00:12:18,638 1 私はロボットである。 2 私は家事ができない。 191 00:12:18,638 --> 00:12:22,308 この2つの普遍的事実から 演えき的に導き出した➡ 192 00:12:22,308 --> 00:12:26,646 論理的帰結として 戦闘ロボットとしての可能性は…。 193 00:12:26,646 --> 00:12:29,816 じゃあ 攻撃してみろよ。 戦闘ロボットなら➡ 194 00:12:29,816 --> 00:12:33,653 ミサイルくらい撃てるんだろ? も… もちろんです。 195 00:12:33,653 --> 00:12:36,055 ロケットパ…。 196 00:12:39,659 --> 00:12:43,663 やめておきます。 ロボット三原則もありますし➡ 197 00:12:43,663 --> 00:12:46,165 命の保証ができませんので。 198 00:12:46,165 --> 00:12:49,002 夏生さん 命拾いしましたね。 199 00:12:49,002 --> 00:12:51,671 なんで こいつは 口だけは立つんだ? 200 00:12:51,671 --> 00:12:55,008 それは もちろん高性能で…。 黙れ。 201 00:12:55,008 --> 00:13:00,780 フフフ。 でも アトリちゃんのおかげで ナツくん 元気になった気がする。 202 00:13:00,780 --> 00:13:03,783 本当ですか!? だから 一緒に食べよ? 203 00:13:03,783 --> 00:13:07,453 卵焼き おいしいよ。 204 00:13:07,453 --> 00:13:10,623 は~ん。 食うな! 205 00:13:10,623 --> 00:13:15,328 う~ん デリシャス! まったく…。 206 00:13:17,297 --> 00:13:20,967 じゃあ またあしたね。 アトリちゃんもナツくんも。 207 00:13:20,967 --> 00:13:23,469 お弁当 楽しみにしてます! 208 00:13:23,469 --> 00:13:25,805 なんで 食べる前提になってるんだよ! 209 00:13:25,805 --> 00:13:29,142 味を感じ うまいと まずいを識別する。 210 00:13:29,142 --> 00:13:32,812 これも私が高性能だから なせる業ですよ! 211 00:13:32,812 --> 00:13:35,815 そうだ ログをつけておかないと…。 212 00:13:35,815 --> 00:13:39,318 あっ あれ? ん? どうした? 213 00:13:39,318 --> 00:13:41,821 ありません…。 えっ? 214 00:13:41,821 --> 00:13:46,626 もしかして 学校に忘れてきたのかも…。 215 00:13:53,100 --> 00:13:57,337 あしたでいいだろ? そういうわけにはいきません。 216 00:13:57,337 --> 00:14:02,341 ログは大切なものですから。 だったら忘れてくるなよ。 217 00:14:05,445 --> 00:14:07,947 真っ暗だぞ…。 夜ですから。 218 00:14:07,947 --> 00:14:12,785 いや そういう意味じゃなくて…。 んっ? 219 00:14:12,785 --> 00:14:14,787 な… なんだ? あれ。 220 00:14:14,787 --> 00:14:17,790 んっ? もしかして夏生さん 怖いんですか? 221 00:14:17,790 --> 00:14:22,128 ち 違う! ただ 今のは明らかにおかしいだろ。 222 00:14:22,128 --> 00:14:25,131 電気も ろくにない島で。 ムフーン…。 223 00:14:25,131 --> 00:14:29,469 やっぱり怖いんですね。 ですよね~ 寝てるとき➡ 224 00:14:29,469 --> 00:14:31,471 私に しがみついてきちゃうくらいの➡ 225 00:14:31,471 --> 00:14:33,639 怖がりさんですもんね~。 226 00:14:33,639 --> 00:14:38,644 もう 夏生さんの甘えんぼさん! 227 00:14:38,644 --> 00:14:44,350 あ~ 待って! 待ってください 夏生さ~ん! 228 00:14:46,319 --> 00:14:51,324 海水に覆われています。 昼は なかったのに。 229 00:14:51,324 --> 00:14:53,659 潮が満ちたんだ。 230 00:14:53,659 --> 00:14:57,663 そうか だから2階は 何も置いてなかったのか。 231 00:15:00,933 --> 00:15:05,104 やっぱり なんかいる…。 232 00:15:05,104 --> 00:15:07,940 高感度モードで認識しました。 233 00:15:07,940 --> 00:15:12,445 人みたいです! 見てきます! あっ おい アトリ。 234 00:15:12,445 --> 00:15:16,549 おい アトリ… アトリ? 235 00:15:19,452 --> 00:15:22,288 ありました! いっ…。 236 00:15:22,288 --> 00:15:25,625 ハァ… それで 光のほうは? 237 00:15:25,625 --> 00:15:29,629 それが 誰もいなくて。 人だったんだろ? 238 00:15:29,629 --> 00:15:33,966 もしくは… 幽霊? 239 00:15:33,966 --> 00:15:37,770 やめろ。 上に行ったのかもしれません。 240 00:15:39,806 --> 00:15:44,143 屋上もあるのか。 誰もいないみたいですね。 241 00:15:44,143 --> 00:15:49,315 やっぱり… 幽霊? ロボットが非科学的なことを言うな。 242 00:15:49,315 --> 00:15:51,984 ですが… んっ? 243 00:15:51,984 --> 00:15:53,986 んっ? いっ…。 244 00:15:53,986 --> 00:15:59,158 あれです! 間違いありません! だ 誰だ? 245 00:15:59,158 --> 00:16:02,161 ヒットマン? えっ? 246 00:16:05,765 --> 00:16:09,268 やっぱりヒットマンだ。 凜々花。 247 00:16:09,268 --> 00:16:11,771 どうして こんな所にいるんだ? 248 00:16:11,771 --> 00:16:15,441 どうしてって ここが私の家だからだよ。 249 00:16:15,441 --> 00:16:18,110 家? ここに住んでるのか? 250 00:16:18,110 --> 00:16:21,614 私だけじゃないよ。 竜ちゃんもトオルも➡ 251 00:16:21,614 --> 00:16:25,117 家が海に沈んじゃったから… あっ。 252 00:16:25,117 --> 00:16:28,287 やっぱり風がないとダメか。 253 00:16:28,287 --> 00:16:32,959 あと少しで読み終わるところ だったんだけどな。 254 00:16:32,959 --> 00:16:36,963 電気の仕組み。 うん 夜は暇だから➡ 255 00:16:36,963 --> 00:16:39,799 図書室から持ってきて 読んでるんだ。 256 00:16:39,799 --> 00:16:44,470 この島に電気持ってくる方法 ないかなって。 257 00:16:44,470 --> 00:16:46,973 (竜司)おい。 258 00:16:46,973 --> 00:16:52,979 竜司。 なんで お前がここにいるんだよ。 259 00:16:52,979 --> 00:16:58,484 ほれ 少しだけどお菓子。 ありがとう! 電池は? 260 00:16:58,484 --> 00:17:05,591 悪い… もうどこにもない。 そっか… ありがとう。 261 00:17:05,591 --> 00:17:10,596 無理して読むと目悪くするぞ。 もう休め。 262 00:17:10,596 --> 00:17:14,433 うん。 エヘヘ。 263 00:17:14,433 --> 00:17:17,937 これが現実なんだよ。 264 00:17:17,937 --> 00:17:22,775 何もないやつは 本土に渡っても 何もできずに追い出される。 265 00:17:22,775 --> 00:17:26,779 持ってるやつは 好きなだけ 欲しいものを手に入れられる。 266 00:17:26,779 --> 00:17:29,282 なんとかするために 勉強したくても➡ 267 00:17:29,282 --> 00:17:31,784 勉強すらできねえ。 268 00:17:38,624 --> 00:17:40,626 んっ? 269 00:17:40,626 --> 00:18:04,750 ♬~ 270 00:18:04,750 --> 00:18:07,553 やるだけ やってみるか。 271 00:18:09,922 --> 00:18:12,925 夏生さん どこに行ってたんですか? 272 00:18:12,925 --> 00:18:17,096 アトリ それ書き終わったら 外の風車 回してくれないか。 273 00:18:17,096 --> 00:18:20,433 いいですけど… どうしてですか? 274 00:18:20,433 --> 00:18:23,235 ちょっと試したいことがあってな。 275 00:18:25,271 --> 00:18:29,442 いきますよ~! おお 頼む。 276 00:18:29,442 --> 00:18:33,746 う~ん! 277 00:18:40,620 --> 00:18:44,290 まだですか~? もっとだ もっと。 278 00:18:44,290 --> 00:18:47,293 ええ~!? ん~! 279 00:18:47,293 --> 00:18:51,964 頑張れ! 戦闘ロボットなんだろ? 280 00:18:51,964 --> 00:18:56,302 もう ロボ使いが荒いんですから! 281 00:18:56,302 --> 00:19:00,072 やはり この大きさでは 効率が悪すぎるな。 282 00:19:00,072 --> 00:19:03,576 かといって 大きい風車を 取り付けたところで…。 283 00:19:03,576 --> 00:19:05,578 んっ? 284 00:19:07,747 --> 00:19:12,752 そうか。 夏生さ~ん まだですか~。 285 00:19:12,752 --> 00:19:18,758 夏生さ~ん! 夏生さ~ん? 286 00:19:23,929 --> 00:19:28,768 うにゅ… 夏生さんの エッティ…。 287 00:19:28,768 --> 00:19:32,772 んっ? 288 00:19:32,772 --> 00:19:35,441 夏生さん! えっ? 289 00:19:35,441 --> 00:19:39,111 おお 起きたか。 支度しろ 遅刻するぞ。 290 00:19:39,111 --> 00:19:42,281 えっ? まさか 朝まで起きてたんですか? 291 00:19:42,281 --> 00:19:45,951 別に… アカデミーにいたころは こんなの日常だ。 292 00:19:45,951 --> 00:19:48,788 それより 今日はちょっと荷物があるんだ。 293 00:19:48,788 --> 00:19:51,791 手伝ってくれるか? 294 00:19:51,791 --> 00:19:56,629 行くんですか? 学校。 ああ。 295 00:19:56,629 --> 00:19:59,465 (ハンドベル) 296 00:19:59,465 --> 00:20:03,636 はい 今日は 特別講師の先生をお呼びして➡ 297 00:20:03,636 --> 00:20:05,971 特別授業を行います。 298 00:20:05,971 --> 00:20:08,307 特別講師? 誰? 299 00:20:08,307 --> 00:20:10,309 それでは どうぞ。 300 00:20:10,309 --> 00:20:13,646 (拍手) 301 00:20:13,646 --> 00:20:16,982 お前か。 露骨にガッカリするな! 302 00:20:16,982 --> 00:20:19,285 結構 傷つくぞ。 303 00:20:21,487 --> 00:20:23,489 何? それ。 304 00:20:23,489 --> 00:20:26,992 昨日の夜 俺が町を回って集めたものだ。 305 00:20:26,992 --> 00:20:31,997 豆電球にモーター。 風車 乾電池。 306 00:20:31,997 --> 00:20:35,334 なんだ…。 それ 風がないと➡ 307 00:20:35,334 --> 00:20:38,170 すぐ消えちゃうんだよ。 そうだな。 308 00:20:38,170 --> 00:20:43,676 だから 物のない この島でも ゴミ同然に放っておかれる。 309 00:20:43,676 --> 00:20:48,180 でも こんなものでも 使いようによっては…。 310 00:20:51,350 --> 00:20:55,521 わ~ 明るいね。 風があるときだけはね。 311 00:20:55,521 --> 00:20:58,357 ああ。 しかし このとき できる電気を➡ 312 00:20:58,357 --> 00:21:01,160 ためておくことが できれば。 313 00:21:08,134 --> 00:21:11,971 あっ。 ウソ 風でできた電気って➡ 314 00:21:11,971 --> 00:21:14,807 ためておけるの? やり方によってはな。 315 00:21:14,807 --> 00:21:17,977 (竜司)気休めは やめろよ。 (水菜萌)竜ちゃん。 316 00:21:17,977 --> 00:21:20,980 そんな小さな風車じゃ 電気っていっても➡ 317 00:21:20,980 --> 00:21:24,316 たかが知れてる。 ぬか喜びさせるなよ。 318 00:21:24,316 --> 00:21:27,987 確かにな。 けど 小さくなかったら? 319 00:21:27,987 --> 00:21:31,824 まさか でっかい風車を作るとか 言いだすんじゃないだろうな。 320 00:21:31,824 --> 00:21:35,494 無理に決まってるだろ。 本当にそうか? 321 00:21:35,494 --> 00:21:38,998 そもそも発電は 風力以外にもたくさんある。 322 00:21:38,998 --> 00:21:45,171 火力 水力 原子力 地熱発電に…。 323 00:21:45,171 --> 00:21:48,841 海? 海で電気作れるの? 324 00:21:48,841 --> 00:21:52,845 ああ。 幸い この学校は 海につかっていて➡ 325 00:21:52,845 --> 00:21:56,849 2階部分は満潮のときは 海水に覆われる。 326 00:21:56,849 --> 00:21:59,952 その力を使えば…。 ナツくん。 327 00:21:59,952 --> 00:22:03,622 できるわけないだろ! だいたい 材料はどうするんだ。 328 00:22:03,622 --> 00:22:06,458 島にある まともなものは もうとっくに。 329 00:22:06,458 --> 00:22:09,962 あるだろ。 はっ? 330 00:22:09,962 --> 00:22:15,467 目の前に好きなだけ取り出せる 材料庫が。