1 00:00:02,002 --> 00:00:05,005 (御来屋 守)1週間 お疲れさま! ホント助かっちゃったわ。 2 00:00:05,005 --> 00:00:08,008 (柊)明日から寂しくなるねえ。 3 00:00:08,008 --> 00:00:10,010 (桜咲朱音)みくちゃん 柊さん→ 4 00:00:10,010 --> 00:00:12,012 本っ当に お世話になりました! 5 00:00:12,012 --> 00:00:15,015 (御来屋)う~ん こちらこそよ。 6 00:00:15,015 --> 00:00:17,017 はい これ 少ないけど お給料。 7 00:00:17,017 --> 00:00:19,019 あざます! 8 00:00:19,019 --> 00:00:23,023 享ちゃんには感謝だけど 高座 来週だっけ? 9 00:00:23,023 --> 00:00:25,025 あっ はい! (柊)あれ? 10 00:00:25,025 --> 00:00:28,028 中間テストもあるって言ってなかった? (御来屋)ええーっ!? 11 00:00:28,028 --> 00:00:31,031 大変ねえ。 (柊)大丈夫なの? 12 00:00:31,031 --> 00:00:33,033 フッフッフッ…。 13 00:00:33,033 --> 00:00:36,036 あっしを誰だと思いねえ。 14 00:00:36,036 --> 00:00:40,040 もちろん どっちもプァーッと やってやりやすよ! 15 00:00:40,040 --> 00:00:54,054 ♬~ 16 00:02:19,006 --> 00:02:21,008 (草野球の打球音) (ざわめき) 17 00:02:22,009 --> 00:02:24,011 へえ~。 18 00:02:24,011 --> 00:02:27,014 今日の会場って ホントに老人ホームなんすね。 19 00:02:27,014 --> 00:02:29,016 (自動ドアの開く音) 20 00:02:29,016 --> 00:02:34,021 (田井中)はあ~ いやはや すみません。 落語家さんたちですよね? 21 00:02:34,021 --> 00:02:36,023 本日担当する 田井中です。 22 00:02:36,023 --> 00:02:41,028 阿良川享二です。 本日は よろしくお願いいたします。 23 00:02:41,028 --> 00:02:43,030 あかねです。 よろしくお願いします! 24 00:02:44,031 --> 00:02:46,033 (田井中)どうぞ こちらへ。 はあ~ すみませんね。 25 00:02:46,033 --> 00:02:49,036 (享二)いやあ とんでもない。 いつも お世話になっております。 26 00:02:52,039 --> 00:02:54,041 (女性)あら かわいい子だ。 27 00:02:54,041 --> 00:02:57,044 (朱音の声)今日のお客さんって ここに住んでる人たちなんですよね? 28 00:02:57,044 --> 00:03:00,981 (享二)そうだ。 施設のレクリエーションとして 今日は依頼を頂いている。 29 00:03:00,981 --> 00:03:02,983 なるほど…。 30 00:03:03,984 --> 00:03:06,987 (享二)慣れろよ。 ん? 31 00:03:06,987 --> 00:03:10,991 座布団さえあれば どこでもできるのが 落語の利点だ。 32 00:03:10,991 --> 00:03:12,993 慣れない環境で不安かもしれないが…。 33 00:03:12,993 --> 00:03:14,995 不安? 34 00:03:14,995 --> 00:03:18,999 違うのか? いや… むしろ ラッキーだなって。 35 00:03:18,999 --> 00:03:21,001 ラッキー? 36 00:03:21,001 --> 00:03:23,003 さっき 思ったんですよね。 37 00:03:23,003 --> 00:03:28,008 今日のお客さんって 普段 こういう生活してるんだなって。 38 00:03:28,008 --> 00:03:30,010 まあ 私たちって お客さんのこと→ 39 00:03:30,010 --> 00:03:33,013 会場に来てるとこしか 見れないじゃないですか。 40 00:03:33,013 --> 00:03:36,016 だから 当たり前のことなんですけど→ 41 00:03:36,016 --> 00:03:38,018 普通に生活してて→ 42 00:03:38,018 --> 00:03:43,023 落語を見るために時間を割いてくれてるんだな っていうのが分かって。 43 00:03:43,023 --> 00:03:45,025 だから この会場で良かった。 44 00:03:46,026 --> 00:03:49,029 はなから やる気満々でしたけど→ 45 00:03:49,029 --> 00:03:52,032 今は もっと楽しんでもらいたいな って感じです。 46 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 (享二)そうか…。 47 00:03:56,036 --> 00:03:58,038 いい心掛けだが 気負いすぎるなよ。 48 00:03:58,038 --> 00:03:59,973 あっ はい! 49 00:03:59,973 --> 00:04:04,978 施設長さんからの了承は得た。 前座は 君に任せる。 50 00:04:04,978 --> 00:04:07,981 持ち時間は15分。 好きにやるといい。 51 00:04:07,981 --> 00:04:10,984 どうすれば 相手の喜ぶ落語ができるのか→ 52 00:04:10,984 --> 00:04:13,987 その答え とくと見せてもらうぞ。 53 00:04:16,990 --> 00:04:19,993 (朱音の声)そうですね。 54 00:04:19,993 --> 00:04:23,997 ホントに いろいろ勉強させてもらいましたから。 55 00:04:23,997 --> 00:04:29,002 🔊♬~(出囃子) 56 00:04:29,002 --> 00:04:32,005 (朱音の声)お礼も兼ねて その問いに…。 57 00:04:32,005 --> 00:04:34,007 (拍手) 58 00:04:37,010 --> 00:04:40,013 (朱音の声)バシッと答えてみせます! 59 00:04:40,013 --> 00:04:42,015 (拍手) 60 00:04:46,019 --> 00:04:48,021 《お客さんは20人弱…?》 61 00:04:48,021 --> 00:04:51,024 《おじいちゃんと おばあちゃんばっかり…》 62 00:04:51,024 --> 00:04:54,027 《当たり前か 老人ホームだし》 63 00:04:54,027 --> 00:04:56,029 《持ち時間は15分》 64 00:04:56,029 --> 00:04:59,032 《その中で どれだけ楽しんでもらえるか…》 65 00:04:59,032 --> 00:05:02,969 人にウケたきゃ まずは相手を受け入れろーってね。 66 00:05:02,969 --> 00:05:04,971 《だよね みくちゃん!》 67 00:05:04,971 --> 00:05:06,973 《まずは…→ 68 00:05:06,973 --> 00:05:08,975 私を知ってもらう!》 69 00:05:08,975 --> 00:05:11,978 えー どうも あかねと申します。 70 00:05:11,978 --> 00:05:15,982 私は まだ17歳の高校生でして 来年の春…。 71 00:05:15,982 --> 00:05:19,986 あら やだ。 うちの孫と同い年だよ。 72 00:05:20,987 --> 00:05:23,990 えーっ!? お孫さんと同い年ですか。 73 00:05:23,990 --> 00:05:26,993 あっ 失礼ですけど お母さん お幾つで? 74 00:05:26,993 --> 00:05:28,995 (女性)88になります。 75 00:05:28,995 --> 00:05:32,999 あっ 88! お若いですねえ。 76 00:05:32,999 --> 00:05:36,002 どう見ても 87にしか見えない。 77 00:05:36,002 --> 00:05:38,004 (女性)まあ…。 フフフ…。 ハハハハ…。 78 00:05:38,004 --> 00:05:42,008 えー 他にも 高校生のお孫さんがいらっしゃるって方…。 79 00:05:42,008 --> 00:05:44,010 あっ こ~んなに! 80 00:05:44,010 --> 00:05:48,014 じゃあ 今日は どうぞ 孫娘が来たと思って 楽しんでいただければ…。 81 00:05:48,014 --> 00:05:51,017 《なるほど… 探ってるな》 82 00:05:51,017 --> 00:05:54,020 《この会場の空気を》 83 00:05:56,022 --> 00:05:58,024 (享二)〈マクラ〉 84 00:05:58,024 --> 00:06:00,961 〈噺に入る前の世間話や軽いトーク〉 85 00:06:00,961 --> 00:06:05,966 〈落語家は この間に客席を温めつつ その空気を探る〉 86 00:06:06,967 --> 00:06:09,970 《なんとなく この会場の感じは分かった》 87 00:06:09,970 --> 00:06:11,972 《あとは… あの人!》 88 00:06:11,972 --> 00:06:14,975 《今のところ あの人だけ つまんなそう》 89 00:06:14,975 --> 00:06:16,977 《だったら…》 90 00:06:16,977 --> 00:06:20,981 えー 今日は 『子ほめ』という噺を やらしていただこうと思うんですが→ 91 00:06:20,981 --> 00:06:24,985 どうぞ最後まで お付き合いのほどをお願いします。 92 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 (男性)はっ…! 93 00:06:27,988 --> 00:06:29,990 フフッ…。 94 00:06:29,990 --> 00:06:31,992 ああっ…。 95 00:06:31,992 --> 00:06:34,995 ラストアイコンタクト? (御来屋)そう! 96 00:06:34,995 --> 00:06:37,998 「目は口ほどに ものを言う」ってやつよ! 97 00:06:37,998 --> 00:06:41,001 CAさんがやってる接客術。 98 00:06:41,001 --> 00:06:45,005 去り際に相手の目を見て ニコーッとしたら 好印象につながるの。 99 00:06:45,005 --> 00:06:48,008 そんな簡単にいくかな~。 100 00:06:48,008 --> 00:06:51,011 いくいく! 考えてみなさいよ。 101 00:06:51,011 --> 00:06:55,015 他の誰かじゃない 自分だけに笑いかけてくれるのって→ 102 00:06:55,015 --> 00:06:57,017 特別感あって うれしくな~い? 103 00:06:59,019 --> 00:07:04,024 サブローさん しっかり~! り~ り~ り~…。 104 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 《見違えたな…》 105 00:07:09,963 --> 00:07:12,966 《落語に必要なのは お客さんとの対話だ》 106 00:07:12,966 --> 00:07:14,968 《言葉を交わさずとも→ 107 00:07:14,968 --> 00:07:17,971 目線や表情 雰囲気から得られる情報は多い》 108 00:07:17,971 --> 00:07:22,976 《気持ちをくみ 応えることで 自分の噺に引き込む》 109 00:07:22,976 --> 00:07:25,979 《それを可能にするのは お客さんへの意識があってこそ》 110 00:07:25,979 --> 00:07:28,982 付け焼き刃は剥げやすい なんてなことを申しまして→ 111 00:07:28,982 --> 00:07:32,986 人のまねというのは なかなか うまくいかないようでございますが…。 112 00:07:32,986 --> 00:07:35,989 《“海”で よく学んできたようだな》 113 00:07:35,989 --> 00:07:37,991 《これで…》 《準備ができた!》 114 00:07:37,991 --> 00:07:40,994 《ここからが本番!》 115 00:07:40,994 --> 00:07:42,996 「ちわ~! 隠居は いるかい?」。 116 00:07:42,996 --> 00:07:44,998 「なんだい? はっつぁんかい?」。 117 00:07:44,998 --> 00:07:46,100 「ああ… まあ いいから こっちへお上がり」。 118 00:07:46,100 --> 00:07:49,002 「ヘヘッ… ええ どうもどうも」。 119 00:07:49,002 --> 00:07:51,004 「今日は どうしたんだい?」。 120 00:07:51,004 --> 00:07:54,007 「いやね 一杯 ゴチになろうと思って→ 121 00:07:54,007 --> 00:07:56,009 タダの酒」。 122 00:07:56,009 --> 00:07:58,011 「なんだい? そりゃ」。 123 00:07:58,011 --> 00:08:01,948 「ヒッ… いやいや 隠すことねえですよ。 さっき 表で聞いたんだ」。 124 00:08:01,948 --> 00:08:05,952 「なんでも 隠居さんところに タダの酒があるって話」。 125 00:08:05,952 --> 00:08:08,955 「こいつは ありがてえやと思って 来たんですよ ええ」。 126 00:08:08,955 --> 00:08:11,958 「一杯飲ませろ このしみったれ」。 (観客の笑い声) 127 00:08:11,958 --> 00:08:15,962 「いやいやいや… おめえさん そそっかしいね」。 128 00:08:15,962 --> 00:08:18,965 「世の中にタダの酒なんてあるわけないだろ」。 129 00:08:18,965 --> 00:08:21,968 「うちにあるのは 灘の酒だよ」。 130 00:08:21,968 --> 00:08:23,970 「タダじゃない 灘だ」。 (観客の笑い声) 131 00:08:23,970 --> 00:08:25,972 「ナダとタダ?」。 132 00:08:25,972 --> 00:08:27,974 《同じ噺で変わるものだな…》 133 00:08:27,974 --> 00:08:29,976 「せっかく来たんすから」。 134 00:08:31,978 --> 00:08:33,980 (享二)〈『子ほめ』〉 135 00:08:33,980 --> 00:08:38,985 〈タダ酒をたかりたい八五郎が 隠居から人の褒め方を教わるが→ 136 00:08:38,985 --> 00:08:42,989 話をろくに聞いていないせいで 失敗する様を語る前座噺〉 137 00:08:43,990 --> 00:08:47,994 「はっ なるほど。 四十五の奴が来れば→ 138 00:08:47,994 --> 00:08:51,998 “四十五にしちゃ 大層お若い。 どう見ても 百そこそこだ”って…」。 139 00:08:51,998 --> 00:08:55,001 「百じゃない 厄だ」。 140 00:08:55,001 --> 00:08:59,005 「なんだ? その厄てえのは」 「おまえさん 何も知らないんだな」。 141 00:08:59,005 --> 00:09:03,943 「男の大厄 四十二だ。 四十五のところを四十二と言われてごらん」。 142 00:09:03,943 --> 00:09:05,945 《ゆったりしたテンポ…》 143 00:09:05,945 --> 00:09:08,948 《今日のお客さんには ちょうどいいみたいだな》 144 00:09:08,948 --> 00:09:13,953 《お客さんに合わせて 伝え方を変えるのも 落語家ならでは》 145 00:09:13,953 --> 00:09:16,956 《前回の経験を糧にしたか》 146 00:09:16,956 --> 00:09:19,959 《今日は 安心して見ていられそうだな》 147 00:09:20,960 --> 00:09:23,963 「五十の奴が来たら どうすんすか?」。 148 00:09:23,963 --> 00:09:26,966 「まあ その時は 四十五~四十六とでも言うかな」。 149 00:09:26,966 --> 00:09:29,969 「はあ~! 六十の奴が来たら?」。 150 00:09:29,969 --> 00:09:31,971 「まあ 五十五~五十六だな」。 フフッ…。 151 00:09:31,971 --> 00:09:33,973 「ああ そうっすか。 七十が来たら?」。 152 00:09:33,973 --> 00:09:35,975 「六十五~六十六」 「八十は?」。 153 00:09:35,975 --> 00:09:37,977 「七十五~七十六」。 (観客の笑い声) 154 00:09:37,977 --> 00:09:40,980 「九十は?」 「八十五~八十六」。 (観客の笑い声) 155 00:09:40,980 --> 00:09:42,982 「百は?」。 156 00:09:42,982 --> 00:09:45,985 (享二)《噺のテンポが上がっている…?》 157 00:09:45,985 --> 00:09:48,988 《車がギアを上げ 徐々に加速していくように→ 158 00:09:48,988 --> 00:09:51,991 噺のテンポを徐々に引き上げたのか…》 159 00:09:51,991 --> 00:09:53,993 「九十五~九十六とでも言うかな」。 (観客の笑い声) 160 00:09:53,993 --> 00:09:56,996 (享二)《お客さんも テンポが上がったことに気付いていない》 161 00:09:56,996 --> 00:09:58,998 《まさか 君は→ 162 00:09:58,998 --> 00:10:02,001 自分のやりたいテンポで話しても 楽しんでもらえるように→ 163 00:10:02,001 --> 00:10:05,004 お客さんの耳を慣れさせたのか!?》 164 00:10:08,007 --> 00:10:11,010 ええーっ! マヨネーズも自分で作ってるの!? 165 00:10:11,010 --> 00:10:14,013 こだわってるんだねえ。 もちろん! 166 00:10:14,013 --> 00:10:17,016 お客さんが喜ぶのは大前提! 167 00:10:17,016 --> 00:10:21,020 その上で 自分が誇れる料理を提供しないとね。 168 00:10:21,020 --> 00:10:23,022 《驚いたな…》 169 00:10:24,023 --> 00:10:26,025 (阿良川志ぐまの声)気働きか…。 170 00:10:26,025 --> 00:10:29,028 (志ぐま)まあ 朱音なら大丈夫だろう。 171 00:10:30,029 --> 00:10:33,032 (享二)お言葉ですが 本人は悩んでいるようでしたが…。 172 00:10:33,032 --> 00:10:35,034 朱音はな→ 173 00:10:35,034 --> 00:10:40,039 人を思い 考え 学ぶことができる子だ。 174 00:10:40,039 --> 00:10:45,044 最近は よその弟子に感化されて 焦ってるようだが…。 175 00:10:46,045 --> 00:10:49,048 (志ぐまの声)心配ない。 176 00:10:49,048 --> 00:10:52,051 その目は ちゃんと お客さまに届く。 177 00:10:53,052 --> 00:10:57,056 《良かった… 私の噺で お客さんが笑ってくれてる》 178 00:10:57,056 --> 00:10:59,058 《すっごいうれしい!》 179 00:10:59,058 --> 00:11:00,994 《それに 『子ほめ』は→ 180 00:11:00,994 --> 00:11:05,999 人の話を ちゃんと聞いていないのに 分かった気になって失敗する噺》 181 00:11:05,999 --> 00:11:10,003 《ここ最近の私と重なるところが 多いからかな…》 182 00:11:10,003 --> 00:11:13,006 《噺が すごく近くに思える》 183 00:11:14,007 --> 00:11:17,010 《そういえば 昔 師匠から…》 184 00:11:18,011 --> 00:11:20,013 (風鈴の音) (アイスをかじる音) 185 00:11:20,013 --> 00:11:22,015 (鳴き声) 186 00:11:22,015 --> 00:11:24,017 (志ぐま)いいか? 朱音。 187 00:11:24,017 --> 00:11:28,021 落語ってのは 当時の町人たちが作った演芸だ。 188 00:11:28,021 --> 00:11:34,027 それもあって 出てくるのは 大工や魚屋 家を貸してる大家さん…→ 189 00:11:34,027 --> 00:11:37,030 俺たちと同じ 普通の人だ。 190 00:11:38,031 --> 00:11:40,033 (志ぐま)だから おまえにも→ 191 00:11:40,033 --> 00:11:44,037 いつか 噺に出てくる人たちの気持ちが 分かるようになる。 192 00:11:44,037 --> 00:11:47,040 昔の人の気持ちなんて 分かるかな? 193 00:11:47,040 --> 00:11:50,043 (志ぐま)分かるさ。 194 00:11:50,043 --> 00:11:53,046 ものの考え方や生活が変わっても→ 195 00:11:53,046 --> 00:11:58,051 人間らしさってのは いつの時代も変わらねえもんさ。 196 00:11:58,051 --> 00:12:00,987 だから 朱音 いろんな経験をしろ。 197 00:12:00,987 --> 00:12:04,991 いくらでも悩め。 たくさん傷つけ。 198 00:12:04,991 --> 00:12:08,995 それが いつか おまえの糧になる日が 必ず来る。 199 00:12:08,995 --> 00:12:11,998 (風鈴の音) 200 00:12:12,999 --> 00:12:16,002 《あの頃は よく意味が分からなかった》 201 00:12:16,002 --> 00:12:19,005 《でも 今なら分かる》 202 00:12:19,005 --> 00:12:24,010 《あの時の経験が 今 この瞬間につながってる》 203 00:12:24,010 --> 00:12:27,013 《きっと 無駄なことなんて何もなくて→ 204 00:12:27,013 --> 00:12:31,017 どんなことも 全部 落語に生きるんだ!》 205 00:12:32,018 --> 00:12:34,020 「幾つって?」。 206 00:12:34,020 --> 00:12:37,023 「生まれたばっかりだから 数えで一つだよ」。 207 00:12:37,023 --> 00:12:40,026 「一つ!? よっ! 一つにしちゃ 大層お若い!」。 208 00:12:40,026 --> 00:12:44,030 「馬鹿だねえ。 一つで若けりゃ 一体 幾つだい」。 209 00:12:44,030 --> 00:12:47,033 「どう見ても 半分でございます」。 210 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 (拍手と歓声) 211 00:12:49,035 --> 00:12:51,037 フフフフ…。 212 00:12:51,037 --> 00:12:54,040 ハッハッハッハッ…! (男性)ハハハハハ…! 213 00:12:55,041 --> 00:12:57,043 《すごい…》 214 00:12:57,043 --> 00:12:59,045 (拍手) 215 00:12:59,045 --> 00:13:00,980 《落語って…→ 216 00:13:00,980 --> 00:13:02,982 面白い!》 217 00:13:02,982 --> 00:13:04,984 (拍手) 218 00:13:04,984 --> 00:13:06,986 (草野球の打球音) 219 00:13:08,988 --> 00:13:10,990 ふう…。 220 00:13:10,990 --> 00:13:14,994 (享二)見違えたな。 心底 驚かされたぞ。 221 00:13:14,994 --> 00:13:16,996 その調子で精進することだな。 222 00:13:16,996 --> 00:13:18,998 ありがとうございました! 223 00:13:19,999 --> 00:13:22,001 何に対する礼だ? 224 00:13:22,001 --> 00:13:24,003 何って もう 全部です。 🔊♬~(出囃子) 225 00:13:24,003 --> 00:13:28,007 自分が狭いとこしか見てなかったんだって よく分かりました。 226 00:13:28,007 --> 00:13:30,009 おかげで→ 227 00:13:30,009 --> 00:13:34,013 また少し 落語が好きになれそうです! 228 00:13:34,013 --> 00:13:36,015 (享二)…そうか。 229 00:13:36,015 --> 00:13:39,018 よく分からんが 力になれたのなら 良かったよ。 230 00:13:40,019 --> 00:13:43,022 (享二)君の答え とくと見せてもらった。 231 00:13:43,022 --> 00:13:46,025 次は 俺が魅せる番だ。 232 00:13:46,025 --> 00:13:50,029 兄弟子の威厳 示させていただく。 233 00:13:54,033 --> 00:13:56,035 《前回の二人会の時は→ 234 00:13:56,035 --> 00:13:59,972 楽屋での雑用に追われて しっかり見れなかった…》 235 00:13:59,972 --> 00:14:02,975 🔊♬~(出囃子) (拍手) 236 00:14:05,978 --> 00:14:09,982 《これが 初めて見る 享二さんの高座…!》 237 00:14:10,983 --> 00:14:13,986 えー 阿良川享二と申します。 238 00:14:13,986 --> 00:14:16,989 《すごいきれいな正座…》 239 00:14:16,989 --> 00:14:19,992 《姿勢がいいってだけで こんなに見れちゃうんだ》 240 00:14:19,992 --> 00:14:21,994 (享二)…なんてなことを申しまして。 241 00:14:21,994 --> 00:14:25,998 江戸っ子は 金に執着がなかった。 金を余らせるなんて…。 242 00:14:25,998 --> 00:14:29,001 《彼女は 俺の問いに答えてみせた》 243 00:14:29,001 --> 00:14:34,006 《では 俺は この高座で…→ 244 00:14:34,006 --> 00:14:36,008 彼女に何を見せる?》 245 00:14:36,008 --> 00:14:40,012 随分 能天気な連中がいたようで…。 246 00:14:40,012 --> 00:14:42,014 「ったく しょうがねえなあ」。 247 00:14:42,014 --> 00:14:46,018 「間抜けなもん 拾っちまったよ。 財布 拾ったよ」。 248 00:14:46,018 --> 00:14:49,021 「中 見るってえと 銭が三両 書付に印形」。 249 00:14:49,021 --> 00:14:52,024 「書付には 神田竪大工町 大工吉五郎としてやんだ」。 250 00:14:52,024 --> 00:14:54,026 《この噺…》 251 00:14:54,026 --> 00:14:56,028 〈『三方一両損』〉 252 00:14:57,029 --> 00:14:59,031 〈財布を拾った金太郎は→ 253 00:14:59,031 --> 00:15:01,968 財布に入っていた書付と印形を頼りに→ 254 00:15:01,968 --> 00:15:04,971 落とし主の吉五郎に届ける〉 255 00:15:04,971 --> 00:15:08,975 〈でも 江戸っ子は 宵越しの銭を持たない性分〉 256 00:15:08,975 --> 00:15:13,980 〈落とした三両を前に 江戸っ子2人の意地がぶつかり合う〉 257 00:15:13,980 --> 00:15:15,982 (享二)「あっ ここだ ここだ」。 258 00:15:15,982 --> 00:15:19,986 「あっ なるほどね。 丸に吉の字としたらあな」。 259 00:15:19,986 --> 00:15:22,989 「でもなあ その野郎がいりゃあいいんだけども→ 260 00:15:22,989 --> 00:15:25,992 いねえってと こんなもん持って 間抜けなんだよねえ」。 261 00:15:25,992 --> 00:15:28,995 「おっ なんだい? この障子 張り替えたばっかりか」。 262 00:15:28,995 --> 00:15:31,998 「ええ… ちょいと確かめてみるか。 よいしょっと…」。 263 00:15:31,998 --> 00:15:35,001 「えーっと どういうあんばいに…」。 264 00:15:35,001 --> 00:15:38,004 「ああ~ いたいたいた。 あっ なるほど」。 265 00:15:38,004 --> 00:15:41,007 《言葉 しぐさの一つ一つが丁寧》 266 00:15:41,007 --> 00:15:44,010 《きっちり演じる 真面目な落語…》 267 00:15:44,010 --> 00:15:46,012 (膝をたたく音) (享二)「やいっ!」。 268 00:15:46,012 --> 00:15:50,016 「てめえも江戸っ子なら もっと さっぱりしたもんで一杯やれ!」。 269 00:15:51,017 --> 00:15:53,019 「変な野郎が来やがったよ」。 270 00:15:53,019 --> 00:15:55,021 フフッ…。 (享二)「おめえ あれだろ」。 271 00:15:55,021 --> 00:15:57,023 「大工でもって 吉五郎ってんだろ?」。 272 00:15:57,023 --> 00:15:59,025 「そうだよ。 俺は 大工でもって 吉五郎ってんだい」。 273 00:15:59,025 --> 00:16:00,960 「なんだ? てめえは」。 274 00:16:00,960 --> 00:16:03,963 「俺はな 左官でもって 金太郎ってんだい」。 275 00:16:03,963 --> 00:16:05,965 「金太郎だ? 金太郎にしちゃ 赤くねえな」。 276 00:16:05,965 --> 00:16:07,967 《そっか…》 277 00:16:07,967 --> 00:16:10,970 《享二さんは ただの真面目じゃない》 278 00:16:10,970 --> 00:16:12,972 《真面目すぎるんだ!》 279 00:16:12,972 --> 00:16:15,975 (享二)「こうして わざわざ おめえのところに 届けに来てやったんだ!」。 280 00:16:15,975 --> 00:16:17,977 「ほら 受け取れ」。 281 00:16:17,977 --> 00:16:22,982 「チッ… 余計なことしてくれんじゃねえか 馬鹿野郎 この野郎!」。 282 00:16:22,982 --> 00:16:24,984 「俺はな そこに財布 置いてきたんじゃないんだよ」。 283 00:16:24,984 --> 00:16:26,986 「落としてきたんだよ!」。 284 00:16:26,986 --> 00:16:30,990 「柳原で落としたか どこで落としたか 知ったこっちゃねえ!」。 285 00:16:30,990 --> 00:16:32,992 「知ったこっちゃねえって→ 286 00:16:32,992 --> 00:16:34,994 いや おめえの名前が書いてあんだよ。 なっ?」。 287 00:16:34,994 --> 00:16:38,998 「うっせえ この野郎! 中の銭は要らねえ。 てめえにやるから持ってけ!」。 288 00:16:38,998 --> 00:16:41,000 「銭を届けて張り倒される?」。 289 00:16:41,000 --> 00:16:43,002 「こんな馬鹿な話はねえやい!」。 ハハッ…! 290 00:16:44,003 --> 00:16:47,006 《落語のやりとり自体 おかしいのに→ 291 00:16:47,006 --> 00:16:49,008 あんな真剣にやられたら 笑っちゃうよ!》 292 00:16:49,008 --> 00:16:53,012 (享二)「待って 待って 待って! また隣で始まった!」。 293 00:16:53,012 --> 00:16:56,015 「ちょいと 大家さ~ん! 大家さ~ん!」。 294 00:16:56,015 --> 00:16:58,017 (志ぐまの声)享二…。 295 00:16:58,017 --> 00:17:00,953 おまえは 人を笑わせようとするな。 296 00:17:00,953 --> 00:17:06,959 小粋なしゃれで 人様を笑わせられるほど おまえは器用な男じゃねえだろ。 297 00:17:06,959 --> 00:17:08,961 真面目にやれ。 298 00:17:08,961 --> 00:17:12,965 (享二)お言葉ですが 真面目なだけでは 笑いには…。 299 00:17:12,965 --> 00:17:15,968 確かに 真面目なだけじゃ つまらねえ。 300 00:17:15,968 --> 00:17:19,972 でもな 真面目すぎれば 面白くなる。 301 00:17:20,973 --> 00:17:23,976 (志ぐま)突き抜ければ個性。 愚直にやれ。 302 00:17:23,976 --> 00:17:26,979 それが おまえの武器になる。 303 00:17:26,979 --> 00:17:31,984 こうして 吉五郎・金太郎両名が 争う火種となった三両の行く末は→ 304 00:17:31,984 --> 00:17:36,989 南町奉行 大岡越前守さまのお裁きに 委ねることになりました。 305 00:17:36,989 --> 00:17:38,991 「吉五郎」。 306 00:17:38,991 --> 00:17:41,994 「そのほうが落とした財布を 届けに来た金太郎を→ 307 00:17:41,994 --> 00:17:46,999 打ち打擲に及んだとあるが これに相違ないか?」。 308 00:17:46,999 --> 00:17:49,001 「おっしゃるとおりですが→ 309 00:17:49,001 --> 00:17:51,003 落っことした銭を受け取る了見なんざ ありゃしねえから→ 310 00:17:51,003 --> 00:17:53,005 てめえにくれてやるって こう言ったんですよ」。 311 00:17:53,005 --> 00:17:55,007 「さようか」。 312 00:17:55,007 --> 00:17:59,011 「金太郎。 そのほうは 何ゆえ 三両をもらいおかなかった?」。 313 00:17:59,011 --> 00:18:00,947 「冗談言っちゃいけねえ!」。 314 00:18:00,947 --> 00:18:03,950 「拾ったもんは届けろと 人の道を説くのが お上の仕事だ!」。 315 00:18:03,950 --> 00:18:06,953 「そんな 三両頂くような しみったれじゃねえや!」。 316 00:18:06,953 --> 00:18:08,955 「さようであるか」。 317 00:18:08,955 --> 00:18:13,960 「しからば 両人とも 金子は受け取らぬと こう申すのじゃな」。 318 00:18:14,961 --> 00:18:18,965 (享二)《落語家の師弟とは 不思議な関係だ》 319 00:18:18,965 --> 00:18:23,970 《弟子を取ったからといって 師匠が何かを得ることはない》 320 00:18:23,970 --> 00:18:28,975 《むしろ 礼儀作法のしつけに 落語の稽古→ 321 00:18:28,975 --> 00:18:32,979 他にもたくさん 与えるばかりだ…》 322 00:18:32,979 --> 00:18:34,981 《それでも…》 323 00:18:35,982 --> 00:18:37,984 (享二)「うむ」。 324 00:18:37,984 --> 00:18:41,988 「双方の申し開き この越前 しかと心得た」。 325 00:18:41,988 --> 00:18:46,993 「しからば 争いの種となる この三両 越前が預かりおこう」。 326 00:18:46,993 --> 00:18:51,998 「改めて 吉五郎・金太郎両名に 褒美を遣わす!」。 327 00:18:52,999 --> 00:18:57,003 「江戸っ子の潔き心を見せてもらった礼だ」。 328 00:18:57,003 --> 00:19:00,940 《それでも師匠は わが子の面倒を見るように→ 329 00:19:00,940 --> 00:19:03,943 損得を超えて 俺たちに気をかけてくれる》 330 00:19:03,943 --> 00:19:06,946 《感謝しても しきれない》 331 00:19:08,948 --> 00:19:11,951 (志ぐま)よし じゃあ 続きからやってみろ。 332 00:19:11,951 --> 00:19:13,953 (享二)はい! 333 00:19:13,953 --> 00:19:18,958 「吉五郎が 金太郎の届けし金子を 受け取りおかば三両」。 334 00:19:18,958 --> 00:19:22,962 「また 金太郎も その折 もらいおかば三両」。 335 00:19:22,962 --> 00:19:28,968 「この預かりし三両に 越前が一両足し 両名に二両ずつ遣わしたによって…」。 336 00:19:28,968 --> 00:19:33,973 (享二)《俺も 兄弟子として 惜しみなく与えよう》 337 00:19:33,973 --> 00:19:36,976 《師匠に していただいたように…》 338 00:19:36,976 --> 00:19:40,980 《そして 与えるに足る人であり続ける》 339 00:19:40,980 --> 00:19:43,983 《言葉に力を宿すは 人となり》 340 00:19:43,983 --> 00:19:47,987 《人として 落語家として→ 341 00:19:47,987 --> 00:19:50,990 前を歩み 見せる》 342 00:19:50,990 --> 00:19:53,993 《君が追いかけたいと思える 兄弟子の背中を!》 343 00:19:55,995 --> 00:19:58,998 「こたびの裁き→ 344 00:19:58,998 --> 00:20:02,001 三方一両損と 申す!」。 345 00:20:03,002 --> 00:20:05,004 すごい…。 346 00:20:05,004 --> 00:20:11,010 (拍手と歓声) 347 00:20:11,010 --> 00:20:14,013 《これが… 享二さんの落語!》 348 00:20:14,013 --> 00:20:18,017 (拍手) 349 00:20:18,017 --> 00:20:20,019 (御来屋)へえ~! 350 00:20:20,019 --> 00:20:23,022 大成功だったのね。 良かったじゃな~い! 351 00:20:23,022 --> 00:20:25,024 そうなの! 352 00:20:25,024 --> 00:20:28,027 享二さんの落語も すごくってさ…。 (御来屋)ふ~ん。 353 00:20:28,027 --> 00:20:31,030 あっ! ここで学んだ接客術も→ 354 00:20:31,030 --> 00:20:33,032 マクラに取り入れて やってみ…。 (享二)そうだ。 355 00:20:33,032 --> 00:20:35,034 俺は気にしないが→ 356 00:20:35,034 --> 00:20:39,038 前座がマクラを振ることを 良しとしない人もいるから 気を付けろよ。 357 00:20:39,038 --> 00:20:41,040 はい! 358 00:20:42,041 --> 00:20:45,044 (享二)それと 俺のことは 享二兄さんと呼びなさい。 359 00:20:47,046 --> 00:20:50,049 兄さん… ですか。 そうだ。 360 00:20:51,050 --> 00:20:55,054 (享二の声)弟子入りとは 師匠と親子の関係を結ぶようなもの。 361 00:20:55,054 --> 00:20:58,057 師匠が親。 弟子は皆 親の子だ。 362 00:20:58,057 --> 00:21:00,993 兄弟を「さん」付けで呼ばないだろう? 363 00:21:00,993 --> 00:21:05,998 落語家は 近しい先輩を 兄さん 姉さんと呼ぶ。 364 00:21:06,999 --> 00:21:09,001 分かったか? 朱音。 365 00:21:10,002 --> 00:21:12,004 君が今 目を向けるべきは 内ではなく…。 366 00:21:12,004 --> 00:21:15,007 君の答え とくと見せてもらった。 367 00:21:16,008 --> 00:21:18,010 《初めて 名前を…》 368 00:21:18,010 --> 00:21:20,012 はい! 369 00:21:21,013 --> 00:21:24,016 ご教授ありがとうございます。 享二兄さん! 370 00:21:24,016 --> 00:21:26,018 うむ よろしい。 371 00:21:28,020 --> 00:21:30,022 いいわねえ 青春って感じで。 372 00:21:30,022 --> 00:21:33,025 あっ そういえば あっちのほうは大丈夫そう? 373 00:21:33,025 --> 00:21:35,027 中間テスト。 374 00:21:35,027 --> 00:21:37,029 あっ やばっ! 375 00:21:37,029 --> 00:21:40,032 (享二)「あっ やばっ」? 376 00:21:40,032 --> 00:21:42,034 何が やばいんだ? 377 00:21:42,034 --> 00:21:45,037 あっ い… いや その…→ 378 00:21:45,037 --> 00:21:49,041 あっ… こ… これから頑張ろうかな~なんて…。 379 00:21:49,041 --> 00:21:52,044 こんの たわけぇーっ! うわあ~っ! 380 00:21:52,044 --> 00:21:56,048 学生の本分は勉強と言っただろ! うす…。 381 00:21:56,048 --> 00:21:58,050 中間テストの期間は 同行を禁ずる! うす…。 382 00:21:58,050 --> 00:21:59,985 (享二)勉学に励め! へい…。 383 00:21:59,985 --> 00:22:01,987 (享二)明日から毎日 俺のところにノートを持ってこい! 384 00:22:01,987 --> 00:22:04,990 遠慮は無用! 勉強くらい 俺が教えてやる。 いや… なんで こんなことになったか→ 385 00:22:04,990 --> 00:22:07,993 あっしも分かんないんで…。 (享二)おい 聞いているのか!? 386 00:22:07,993 --> 00:22:09,995 朱音ーっ! (御来屋)青春ねえ~。 387 00:22:09,995 --> 00:22:15,000 ♬~