1 00:00:01,335 --> 00:00:05,355 (御来屋 守)1週間 お疲れさま! ホント助かっちゃったわ。 2 00:00:05,355 --> 00:00:08,325 (柊)明日から寂しくなるねえ。 3 00:00:08,325 --> 00:00:10,310 (桜咲朱音)みくちゃん 柊さん→ 4 00:00:10,310 --> 00:00:12,312 本っ当に お世話になりました! 5 00:00:12,312 --> 00:00:15,315 (御来屋)う~ん こちらこそよ。 6 00:00:15,315 --> 00:00:17,317 はい これ 少ないけど お給料。 7 00:00:17,317 --> 00:00:19,353 あざます! 8 00:00:19,353 --> 00:00:23,323 享ちゃんには感謝だけど 高座 来週だっけ? 9 00:00:23,323 --> 00:00:25,325 あっ はい! (柊)あれ? 10 00:00:25,325 --> 00:00:28,312 中間テストもあるって言ってなかった? (御来屋)ええーっ!? 11 00:00:28,312 --> 00:00:31,331 大変ねえ。 (柊)大丈夫なの? 12 00:00:31,331 --> 00:00:33,333 フッフッフッ…。 13 00:00:33,333 --> 00:00:36,336 あっしを誰だと思いねえ。 14 00:00:36,336 --> 00:00:40,340 もちろん どっちもプァーッと やってやりやすよ! 15 00:00:40,340 --> 00:00:46,647 ♬~ 16 00:02:19,323 --> 00:02:21,325 (草野球の打球音) (ざわめき) 17 00:02:22,275 --> 00:02:24,294 へえ~。 18 00:02:24,294 --> 00:02:27,297 今日の会場って ホントに老人ホームなんすね。 19 00:02:27,297 --> 00:02:29,333 (自動ドアの開く音) 20 00:02:29,333 --> 00:02:34,304 (田井中)はあ~ いやはや すみません。 落語家さんたちですよね? 21 00:02:34,304 --> 00:02:36,306 本日担当する 田井中です。 22 00:02:36,306 --> 00:02:41,294 阿良川享二です。 本日は よろしくお願いいたします。 23 00:02:41,294 --> 00:02:43,296 あかねです。 よろしくお願いします! 24 00:02:44,314 --> 00:02:46,316 (田井中)どうぞ こちらへ。 はあ~ すみませんね。 25 00:02:46,316 --> 00:02:49,319 (享二)いやあ とんでもない。 いつも お世話になっております。 26 00:02:52,356 --> 00:02:54,324 (女性)あら かわいい子だ。 27 00:02:54,324 --> 00:02:57,294 (朱音の声)今日のお客さんって ここに住んでる人たちなんですよね? 28 00:02:57,294 --> 00:03:01,281 (享二)そうだ。 施設のレクリエーションとして 今日は依頼を頂いている。 29 00:03:01,281 --> 00:03:03,283 なるほど…。 30 00:03:04,317 --> 00:03:07,304 (享二)慣れろよ。 ん? 31 00:03:07,304 --> 00:03:11,308 座布団さえあれば どこでもできるのが 落語の利点だ。 32 00:03:11,308 --> 00:03:13,310 慣れない環境で不安かもしれないが…。 33 00:03:13,310 --> 00:03:15,312 不安? 34 00:03:15,312 --> 00:03:19,299 違うのか? いや… むしろ ラッキーだなって。 35 00:03:19,299 --> 00:03:21,318 ラッキー? 36 00:03:21,318 --> 00:03:23,303 さっき 思ったんですよね。 37 00:03:23,303 --> 00:03:28,291 今日のお客さんって 普段 こういう生活してるんだなって。 38 00:03:28,291 --> 00:03:30,310 まあ 私たちって お客さんのこと→ 39 00:03:30,310 --> 00:03:33,313 会場に来てるとこしか 見れないじゃないですか。 40 00:03:33,313 --> 00:03:36,299 だから 当たり前のことなんですけど→ 41 00:03:36,299 --> 00:03:38,351 普通に生活してて→ 42 00:03:38,351 --> 00:03:43,306 落語を見るために時間を割いてくれてるんだな っていうのが分かって。 43 00:03:43,306 --> 00:03:45,308 だから この会場で良かった。 44 00:03:46,309 --> 00:03:49,329 はなから やる気満々でしたけど→ 45 00:03:49,329 --> 00:03:52,332 今は もっと楽しんでもらいたいな って感じです。 46 00:03:53,316 --> 00:03:55,318 (享二)そうか…。 47 00:03:56,319 --> 00:03:58,321 いい心掛けだが 気負いすぎるなよ。 48 00:03:58,321 --> 00:04:00,323 あっ はい! 49 00:04:00,323 --> 00:04:05,362 施設長さんからの了承は得た。 前座は 君に任せる。 50 00:04:05,362 --> 00:04:08,298 持ち時間は15分。 好きにやるといい。 51 00:04:08,298 --> 00:04:11,334 どうすれば 相手の喜ぶ落語ができるのか→ 52 00:04:11,334 --> 00:04:14,321 その答え とくと見せてもらうぞ。 53 00:04:17,307 --> 00:04:20,310 (朱音の声)そうですね。 54 00:04:20,310 --> 00:04:24,381 ホントに いろいろ勉強させてもらいましたから。 55 00:04:24,381 --> 00:04:29,319 〓♬~(出囃子) 56 00:04:29,319 --> 00:04:32,339 (朱音の声)お礼も兼ねて その問いに…。 57 00:04:32,339 --> 00:04:34,341 (拍手) 58 00:04:37,327 --> 00:04:40,347 (朱音の声)バシッと答えてみせます! 59 00:04:40,347 --> 00:04:42,349 (拍手) 60 00:04:46,336 --> 00:04:48,338 《お客さんは20人弱…?》 61 00:04:48,338 --> 00:04:51,308 《おじいちゃんと おばあちゃんばっかり…》 62 00:04:51,308 --> 00:04:54,311 《当たり前か 老人ホームだし》 63 00:04:54,311 --> 00:04:56,363 《持ち時間は15分》 64 00:04:56,363 --> 00:04:59,349 《その中で どれだけ楽しんでもらえるか…》 65 00:04:59,349 --> 00:05:03,320 人にウケたきゃ まずは相手を受け入れろーってね。 66 00:05:03,320 --> 00:05:05,322 《だよね みくちゃん!》 67 00:05:05,322 --> 00:05:07,324 《まずは…→ 68 00:05:07,324 --> 00:05:09,326 私を知ってもらう!》 69 00:05:09,326 --> 00:05:12,312 えー どうも あかねと申します。 70 00:05:12,312 --> 00:05:16,333 私は まだ17歳の高校生でして 来年の春…。 71 00:05:16,333 --> 00:05:20,337 あら やだ。 うちの孫と同い年だよ。 72 00:05:21,338 --> 00:05:24,307 えーっ!? お孫さんと同い年ですか。 73 00:05:24,307 --> 00:05:27,310 あっ 失礼ですけど お母さん お幾つで? 74 00:05:27,310 --> 00:05:29,312 (女性)88になります。 75 00:05:29,312 --> 00:05:33,316 あっ 88! お若いですねえ。 76 00:05:33,316 --> 00:05:36,303 どう見ても 87にしか見えない。 77 00:05:36,303 --> 00:05:38,321 (女性)まあ…。 フフフ…。 ハハハハ…。 78 00:05:38,321 --> 00:05:42,292 えー 他にも 高校生のお孫さんがいらっしゃるって方…。 79 00:05:42,292 --> 00:05:44,311 あっ こ~んなに! 80 00:05:44,311 --> 00:05:48,281 じゃあ 今日は どうぞ 孫娘が来たと思って 楽しんでいただければ…。 81 00:05:48,281 --> 00:05:51,334 《なるほど… 探ってるな》 82 00:05:51,334 --> 00:05:54,337 《この会場の空気を》 83 00:05:56,389 --> 00:05:58,258 (享二)〈マクラ〉 84 00:05:58,258 --> 00:06:01,311 〈噺に入る前の世間話や軽いトーク〉 85 00:06:01,311 --> 00:06:06,299 〈落語家は この間に客席を温めつつ その空気を探る〉 86 00:06:07,317 --> 00:06:10,320 《なんとなく この会場の感じは分かった》 87 00:06:10,320 --> 00:06:12,322 《あとは… あの人!》 88 00:06:12,322 --> 00:06:15,275 《今のところ あの人だけ つまんなそう》 89 00:06:15,275 --> 00:06:17,294 《だったら…》 90 00:06:17,294 --> 00:06:21,298 えー 今日は 『子ほめ』という噺を やらしていただこうと思うんですが→ 91 00:06:21,298 --> 00:06:25,302 どうぞ最後まで お付き合いのほどをお願いします。 92 00:06:26,303 --> 00:06:28,288 (男性)はっ…! 93 00:06:28,288 --> 00:06:30,307 フフッ…。 94 00:06:30,307 --> 00:06:32,309 ああっ…。 95 00:06:32,309 --> 00:06:35,328 ラストアイコンタクト? (御来屋)そう! 96 00:06:35,328 --> 00:06:38,298 「目は口ほどに ものを言う」ってやつよ! 97 00:06:38,298 --> 00:06:41,318 CAさんがやってる接客術。 98 00:06:41,318 --> 00:06:45,305 去り際に相手の目を見て ニコーッとしたら 好印象につながるの。 99 00:06:45,305 --> 00:06:48,325 そんな簡単にいくかな~。 100 00:06:48,325 --> 00:06:51,294 いくいく! 考えてみなさいよ。 101 00:06:51,294 --> 00:06:55,282 他の誰かじゃない 自分だけに笑いかけてくれるのって→ 102 00:06:55,282 --> 00:06:57,284 特別感あって うれしくな~い? 103 00:06:59,319 --> 00:07:04,307 サブローさん しっかり~! り~ り~ り~…。 104 00:07:08,311 --> 00:07:10,330 《見違えたな…》 105 00:07:10,330 --> 00:07:13,316 《落語に必要なのは お客さんとの対話だ》 106 00:07:13,316 --> 00:07:15,302 《言葉を交わさずとも→ 107 00:07:15,302 --> 00:07:18,321 目線や表情 雰囲気から得られる情報は多い》 108 00:07:18,321 --> 00:07:23,276 《気持ちをくみ 応えることで 自分の噺に引き込む》 109 00:07:23,276 --> 00:07:26,296 《それを可能にするのは お客さんへの意識があってこそ》 110 00:07:26,296 --> 00:07:29,299 付け焼き刃は剥げやすい なんてなことを申しまして→ 111 00:07:29,299 --> 00:07:33,303 人のまねというのは なかなか うまくいかないようでございますが…。 112 00:07:33,303 --> 00:07:36,306 《“海”で よく学んできたようだな》 113 00:07:36,306 --> 00:07:38,308 《これで…》 《準備ができた!》 114 00:07:38,308 --> 00:07:41,294 《ここからが本番!》 115 00:07:41,294 --> 00:07:43,313 「ちわ~! 隠居は いるかい?」。 116 00:07:43,313 --> 00:07:45,298 「なんだい? はっつぁんかい?」。 117 00:07:45,298 --> 00:07:47,300 「ああ… まあ いいから こっちへお上がり」。 118 00:07:47,300 --> 00:07:49,369 「ヘヘッ… ええ どうもどうも」。 119 00:07:49,369 --> 00:07:51,321 「今日は どうしたんだい?」。 120 00:07:51,321 --> 00:07:54,324 「いやね 一杯 ゴチになろうと思って→ 121 00:07:54,324 --> 00:07:56,326 タダの酒」。 122 00:07:56,326 --> 00:07:58,328 「なんだい? そりゃ」。 123 00:07:58,328 --> 00:08:02,298 「ヒッ… いやいや 隠すことねえですよ。 さっき 表で聞いたんだ」。 124 00:08:02,298 --> 00:08:06,319 「なんでも 隠居さんところに タダの酒があるって話」。 125 00:08:06,319 --> 00:08:09,339 「こいつは ありがてえやと思って 来たんですよ ええ」。 126 00:08:09,339 --> 00:08:12,308 「一杯飲ませろ このしみったれ」。 (観客の笑い声) 127 00:08:12,308 --> 00:08:16,296 「いやいやいや… おめえさん そそっかしいね」。 128 00:08:16,296 --> 00:08:19,315 「世の中にタダの酒なんてあるわけないだろ」。 129 00:08:19,315 --> 00:08:22,318 「うちにあるのは 灘の酒だよ」。 130 00:08:22,318 --> 00:08:24,354 「タダじゃない 灘だ」。 (観客の笑い声) 131 00:08:24,354 --> 00:08:26,322 「ナダとタダ?」。 132 00:08:26,322 --> 00:08:28,324 《同じ噺で変わるものだな…》 133 00:08:28,324 --> 00:08:30,310 「せっかく来たんすから」。 134 00:08:32,295 --> 00:08:34,297 (享二)〈『子ほめ』〉 135 00:08:34,297 --> 00:08:39,302 〈タダ酒をたかりたい八五郎が 隠居から人の褒め方を教わるが→ 136 00:08:39,302 --> 00:08:43,306 話をろくに聞いていないせいで 失敗する様を語る前座噺〉 137 00:08:44,307 --> 00:08:48,311 「はっ なるほど。 四十五の奴が来れば→ 138 00:08:48,311 --> 00:08:52,265 “四十五にしちゃ 大層お若い。 どう見ても 百そこそこだ”って…」。 139 00:08:52,265 --> 00:08:55,318 「百じゃない 厄だ」。 140 00:08:55,318 --> 00:08:59,322 「なんだ? その厄てえのは」 「おまえさん 何も知らないんだな」。 141 00:08:59,322 --> 00:09:04,294 「男の大厄 四十二だ。 四十五のところを四十二と言われてごらん」。 142 00:09:04,294 --> 00:09:06,296 《ゆったりしたテンポ…》 143 00:09:06,296 --> 00:09:09,299 《今日のお客さんには ちょうどいいみたいだな》 144 00:09:09,299 --> 00:09:14,304 《お客さんに合わせて 伝え方を変えるのも 落語家ならでは》 145 00:09:14,304 --> 00:09:17,323 《前回の経験を糧にしたか》 146 00:09:17,323 --> 00:09:20,326 《今日は 安心して見ていられそうだな》 147 00:09:21,294 --> 00:09:24,330 「五十の奴が来たら どうすんすか?」。 148 00:09:24,330 --> 00:09:27,317 「まあ その時は 四十五~四十六とでも言うかな」。 149 00:09:27,317 --> 00:09:30,320 「はあ~! 六十の奴が来たら?」。 150 00:09:30,320 --> 00:09:32,405 「まあ 五十五~五十六だな」。 フフッ…。 151 00:09:32,405 --> 00:09:34,324 「ああ そうっすか。 七十が来たら?」。 152 00:09:34,324 --> 00:09:36,292 「六十五~六十六」 「八十は?」。 153 00:09:36,292 --> 00:09:38,278 「七十五~七十六」。 (観客の笑い声) 154 00:09:38,278 --> 00:09:41,331 「九十は?」 「八十五~八十六」。 (観客の笑い声) 155 00:09:41,331 --> 00:09:43,333 「百は?」。 156 00:09:43,333 --> 00:09:46,302 (享二)《噺のテンポが上がっている…?》 157 00:09:46,302 --> 00:09:49,322 《車がギアを上げ 徐々に加速していくように→ 158 00:09:49,322 --> 00:09:52,292 噺のテンポを徐々に引き上げたのか…》 159 00:09:52,292 --> 00:09:54,294 「九十五~九十六とでも言うかな」。 (観客の笑い声) 160 00:09:54,294 --> 00:09:57,313 (享二)《お客さんも テンポが上がったことに気付いていない》 161 00:09:57,313 --> 00:09:59,315 《まさか 君は→ 162 00:09:59,315 --> 00:10:02,335 自分のやりたいテンポで話しても 楽しんでもらえるように→ 163 00:10:02,335 --> 00:10:05,321 お客さんの耳を慣れさせたのか!?》 164 00:10:08,324 --> 00:10:11,327 ええーっ! マヨネーズも自分で作ってるの!? 165 00:10:11,327 --> 00:10:14,330 こだわってるんだねえ。 もちろん! 166 00:10:14,330 --> 00:10:17,317 お客さんが喜ぶのは大前提! 167 00:10:17,317 --> 00:10:21,337 その上で 自分が誇れる料理を提供しないとね。 168 00:10:21,337 --> 00:10:23,339 《驚いたな…》 169 00:10:24,324 --> 00:10:26,309 (阿良川志ぐまの声)気働きか…。 170 00:10:26,309 --> 00:10:29,295 (志ぐま)まあ 朱音なら大丈夫だろう。 171 00:10:30,313 --> 00:10:33,316 (享二)お言葉ですが 本人は悩んでいるようでしたが…。 172 00:10:33,316 --> 00:10:35,318 朱音はな→ 173 00:10:35,318 --> 00:10:40,323 人を思い 考え 学ぶことができる子だ。 174 00:10:40,323 --> 00:10:45,311 最近は よその弟子に感化されて 焦ってるようだが…。 175 00:10:46,296 --> 00:10:49,349 (志ぐまの声)心配ない。 176 00:10:49,349 --> 00:10:52,352 その目は ちゃんと お客さまに届く。 177 00:10:53,319 --> 00:10:57,340 《良かった… 私の噺で お客さんが笑ってくれてる》 178 00:10:57,340 --> 00:10:59,309 《すっごいうれしい!》 179 00:10:59,309 --> 00:11:01,377 《それに 『子ほめ』は→ 180 00:11:01,377 --> 00:11:06,332 人の話を ちゃんと聞いていないのに 分かった気になって失敗する噺》 181 00:11:06,332 --> 00:11:10,320 《ここ最近の私と重なるところが 多いからかな…》 182 00:11:10,320 --> 00:11:13,323 《噺が すごく近くに思える》 183 00:11:14,307 --> 00:11:17,310 《そういえば 昔 師匠から…》 184 00:11:18,328 --> 00:11:20,330 (風鈴の音) (アイスをかじる音) 185 00:11:20,330 --> 00:11:22,365 (鳴き声) 186 00:11:22,365 --> 00:11:24,334 (志ぐま)いいか? 朱音。 187 00:11:24,334 --> 00:11:28,338 落語ってのは 当時の町人たちが作った演芸だ。 188 00:11:28,338 --> 00:11:34,327 それもあって 出てくるのは 大工や魚屋 家を貸してる大家さん…→ 189 00:11:34,327 --> 00:11:37,313 俺たちと同じ 普通の人だ。 190 00:11:38,331 --> 00:11:40,350 (志ぐま)だから おまえにも→ 191 00:11:40,350 --> 00:11:44,320 いつか 噺に出てくる人たちの気持ちが 分かるようになる。 192 00:11:44,320 --> 00:11:47,323 昔の人の気持ちなんて 分かるかな? 193 00:11:47,323 --> 00:11:50,293 (志ぐま)分かるさ。 194 00:11:50,293 --> 00:11:53,329 ものの考え方や生活が変わっても→ 195 00:11:53,329 --> 00:11:58,301 人間らしさってのは いつの時代も変わらねえもんさ。 196 00:11:58,301 --> 00:12:01,287 だから 朱音 いろんな経験をしろ。 197 00:12:01,287 --> 00:12:05,308 いくらでも悩め。 たくさん傷つけ。 198 00:12:05,308 --> 00:12:09,312 それが いつか おまえの糧になる日が 必ず来る。 199 00:12:09,312 --> 00:12:12,315 (風鈴の音) 200 00:12:13,316 --> 00:12:16,302 《あの頃は よく意味が分からなかった》 201 00:12:16,302 --> 00:12:19,305 《でも 今なら分かる》 202 00:12:19,305 --> 00:12:24,294 《あの時の経験が 今 この瞬間につながってる》 203 00:12:24,294 --> 00:12:27,297 《きっと 無駄なことなんて何もなくて→ 204 00:12:27,297 --> 00:12:31,301 どんなことも 全部 落語に生きるんだ!》 205 00:12:32,285 --> 00:12:34,304 「幾つって?」。 206 00:12:34,304 --> 00:12:37,307 「生まれたばっかりだから 数えで一つだよ」。 207 00:12:37,307 --> 00:12:40,293 「一つ!? よっ! 一つにしちゃ 大層お若い!」。 208 00:12:40,293 --> 00:12:44,314 「馬鹿だねえ。 一つで若けりゃ 一体 幾つだい」。 209 00:12:44,314 --> 00:12:47,317 「どう見ても 半分でございます」。 210 00:12:47,317 --> 00:12:49,319 (拍手と歓声) 211 00:12:49,319 --> 00:12:51,321 フフフフ…。 212 00:12:51,321 --> 00:12:54,324 ハッハッハッハッ…! (男性)ハハハハハ…! 213 00:12:55,325 --> 00:12:57,293 《すごい…》 214 00:12:57,293 --> 00:12:59,295 (拍手) 215 00:12:59,295 --> 00:13:01,314 《落語って…→ 216 00:13:01,314 --> 00:13:03,299 面白い!》 217 00:13:03,299 --> 00:13:05,301 (拍手) 218 00:13:05,301 --> 00:13:07,303 (草野球の打球音) 219 00:13:09,339 --> 00:13:11,307 ふう…。 220 00:13:11,307 --> 00:13:15,311 (享二)見違えたな。 心底 驚かされたぞ。 221 00:13:15,311 --> 00:13:17,313 その調子で精進することだな。 222 00:13:17,313 --> 00:13:19,298 ありがとうございました! 223 00:13:20,333 --> 00:13:22,385 何に対する礼だ? 224 00:13:22,385 --> 00:13:24,320 何って もう 全部です。 〓♬~(出囃子) 225 00:13:24,320 --> 00:13:28,324 自分が狭いとこしか見てなかったんだって よく分かりました。 226 00:13:28,324 --> 00:13:30,326 おかげで→ 227 00:13:30,326 --> 00:13:34,330 また少し 落語が好きになれそうです! 228 00:13:34,330 --> 00:13:36,332 (享二)…そうか。 229 00:13:36,332 --> 00:13:39,318 よく分からんが 力になれたのなら 良かったよ。 230 00:13:40,336 --> 00:13:43,322 (享二)君の答え とくと見せてもらった。 231 00:13:43,322 --> 00:13:46,309 次は 俺が魅せる番だ。 232 00:13:46,309 --> 00:13:50,313 兄弟子の威厳 示させていただく。 233 00:13:57,236 --> 00:13:59,222 《前回の二人会の時は→ 234 00:13:59,222 --> 00:14:03,359 楽屋での雑用に追われて しっかり見れなかった…》 235 00:14:03,359 --> 00:14:06,362 〓♬~(出囃子) (拍手) 236 00:14:09,232 --> 00:14:13,236 《これが 初めて見る 享二さんの高座…!》 237 00:14:14,237 --> 00:14:17,240 えー 阿良川享二と申します。 238 00:14:17,240 --> 00:14:20,243 《すごいきれいな正座…》 239 00:14:20,243 --> 00:14:23,229 《姿勢がいいってだけで こんなに見れちゃうんだ》 240 00:14:23,229 --> 00:14:25,248 (享二)…なんてなことを申しまして。 241 00:14:25,248 --> 00:14:29,235 江戸っ子は 金に執着がなかった。 金を余らせるなんて…。 242 00:14:29,235 --> 00:14:32,271 《彼女は 俺の問いに答えてみせた》 243 00:14:32,271 --> 00:14:37,260 《では 俺は この高座で…→ 244 00:14:37,260 --> 00:14:39,228 彼女に何を見せる?》 245 00:14:39,228 --> 00:14:43,249 随分 能天気な連中がいたようで…。 246 00:14:43,249 --> 00:14:45,234 「ったく しょうがねえなあ」。 247 00:14:45,234 --> 00:14:49,238 「間抜けなもん 拾っちまったよ。 財布 拾ったよ」。 248 00:14:49,238 --> 00:14:52,275 「中 見るってえと 銭が三両 書付に印形」。 249 00:14:52,275 --> 00:14:55,244 「書付には 神田竪大工町 大工吉五郎としてやんだ」。 250 00:14:55,244 --> 00:14:57,246 《この噺…》 251 00:14:57,246 --> 00:14:59,232 〈『三方一両損』〉 252 00:15:00,249 --> 00:15:02,235 〈財布を拾った金太郎は→ 253 00:15:02,235 --> 00:15:05,254 財布に入っていた書付と印形を頼りに→ 254 00:15:05,254 --> 00:15:08,257 落とし主の吉五郎に届ける〉 255 00:15:08,257 --> 00:15:12,261 〈でも 江戸っ子は 宵越しの銭を持たない性分〉 256 00:15:12,261 --> 00:15:17,233 〈落とした三両を前に 江戸っ子2人の意地がぶつかり合う〉 257 00:15:17,233 --> 00:15:19,235 (享二)「あっ ここだ ここだ」。 258 00:15:19,235 --> 00:15:23,256 「あっ なるほどね。 丸に吉の字としたらあな」。 259 00:15:23,256 --> 00:15:26,242 「でもなあ その野郎がいりゃあいいんだけども→ 260 00:15:26,242 --> 00:15:29,245 いねえってと こんなもん持って 間抜けなんだよねえ」。 261 00:15:29,245 --> 00:15:32,248 「おっ なんだい? この障子 張り替えたばっかりか」。 262 00:15:32,248 --> 00:15:35,218 「ええ… ちょいと確かめてみるか。 よいしょっと…」。 263 00:15:35,218 --> 00:15:38,221 「えーっと どういうあんばいに…」。 264 00:15:38,221 --> 00:15:41,240 「ああ~ いたいたいた。 あっ なるほど」。 265 00:15:41,240 --> 00:15:44,210 《言葉 しぐさの一つ一つが丁寧》 266 00:15:44,210 --> 00:15:47,230 《きっちり演じる 真面目な落語…》 267 00:15:47,230 --> 00:15:49,232 (膝をたたく音) (享二)「やいっ!」。 268 00:15:49,232 --> 00:15:53,236 「てめえも江戸っ子なら もっと さっぱりしたもんで一杯やれ!」。 269 00:15:54,253 --> 00:15:56,239 「変な野郎が来やがったよ」。 270 00:15:56,239 --> 00:15:58,274 フフッ…。 (享二)「おめえ あれだろ」。 271 00:15:58,274 --> 00:16:00,259 「大工でもって 吉五郎ってんだろ?」。 272 00:16:00,259 --> 00:16:02,211 「そうだよ。 俺は 大工でもって 吉五郎ってんだい」。 273 00:16:02,211 --> 00:16:04,213 「なんだ? てめえは」。 274 00:16:04,213 --> 00:16:07,216 「俺はな 左官でもって 金太郎ってんだい」。 275 00:16:07,216 --> 00:16:09,202 「金太郎だ? 金太郎にしちゃ 赤くねえな」。 276 00:16:09,202 --> 00:16:11,204 《そっか…》 277 00:16:11,204 --> 00:16:14,223 《享二さんは ただの真面目じゃない》 278 00:16:14,223 --> 00:16:16,225 《真面目すぎるんだ!》 279 00:16:16,225 --> 00:16:19,245 (享二)「こうして わざわざ おめえのところに 届けに来てやったんだ!」。 280 00:16:19,245 --> 00:16:21,230 「ほら 受け取れ」。 281 00:16:21,230 --> 00:16:26,235 「チッ… 余計なことしてくれんじゃねえか 馬鹿野郎 この野郎!」。 282 00:16:26,235 --> 00:16:28,237 「俺はな そこに財布 置いてきたんじゃないんだよ」。 283 00:16:28,237 --> 00:16:30,239 「落としてきたんだよ!」。 284 00:16:30,239 --> 00:16:34,243 「柳原で落としたか どこで落としたか 知ったこっちゃねえ!」。 285 00:16:34,243 --> 00:16:36,212 「知ったこっちゃねえって→ 286 00:16:36,212 --> 00:16:38,247 いや おめえの名前が書いてあんだよ。 なっ?」。 287 00:16:38,247 --> 00:16:42,235 「うっせえ この野郎! 中の銭は要らねえ。 てめえにやるから持ってけ!」。 288 00:16:42,235 --> 00:16:44,220 「銭を届けて張り倒される?」。 289 00:16:44,220 --> 00:16:46,222 「こんな馬鹿な話はねえやい!」。 ハハッ…! 290 00:16:47,223 --> 00:16:50,209 《落語のやりとり自体 おかしいのに→ 291 00:16:50,209 --> 00:16:52,228 あんな真剣にやられたら 笑っちゃうよ!》 292 00:16:52,228 --> 00:16:56,265 (享二)「待って 待って 待って! また隣で始まった!」。 293 00:16:56,265 --> 00:16:59,235 「ちょいと 大家さ~ん! 大家さ~ん!」。 294 00:16:59,235 --> 00:17:01,220 (志ぐまの声)享二…。 295 00:17:01,220 --> 00:17:04,240 おまえは 人を笑わせようとするな。 296 00:17:04,240 --> 00:17:10,246 小粋なしゃれで 人様を笑わせられるほど おまえは器用な男じゃねえだろ。 297 00:17:10,246 --> 00:17:12,248 真面目にやれ。 298 00:17:12,248 --> 00:17:16,252 (享二)お言葉ですが 真面目なだけでは 笑いには…。 299 00:17:16,252 --> 00:17:19,255 確かに 真面目なだけじゃ つまらねえ。 300 00:17:19,255 --> 00:17:23,259 でもな 真面目すぎれば 面白くなる。 301 00:17:24,260 --> 00:17:27,213 (志ぐま)突き抜ければ個性。 愚直にやれ。 302 00:17:27,213 --> 00:17:30,216 それが おまえの武器になる。 303 00:17:30,216 --> 00:17:35,221 こうして 吉五郎・金太郎両名が 争う火種となった三両の行く末は→ 304 00:17:35,221 --> 00:17:40,243 南町奉行 大岡越前守さまのお裁きに 委ねることになりました。 305 00:17:40,243 --> 00:17:42,311 「吉五郎」。 306 00:17:42,311 --> 00:17:45,248 「そのほうが落とした財布を 届けに来た金太郎を→ 307 00:17:45,248 --> 00:17:50,236 打ち打擲に及んだとあるが これに相違ないか?」。 308 00:17:50,236 --> 00:17:52,238 「おっしゃるとおりですが→ 309 00:17:52,238 --> 00:17:54,257 落っことした銭を受け取る了見なんざ ありゃしねえから→ 310 00:17:54,257 --> 00:17:56,259 てめえにくれてやるって こう言ったんですよ」。 311 00:17:56,259 --> 00:17:58,244 「さようか」。 312 00:17:58,244 --> 00:18:02,231 「金太郎。 そのほうは 何ゆえ 三両をもらいおかなかった?」。 313 00:18:02,231 --> 00:18:04,233 「冗談言っちゃいけねえ!」。 314 00:18:04,233 --> 00:18:07,236 「拾ったもんは届けろと 人の道を説くのが お上の仕事だ!」。 315 00:18:07,236 --> 00:18:10,239 「そんな 三両頂くような しみったれじゃねえや!」。 316 00:18:10,239 --> 00:18:12,275 「さようであるか」。 317 00:18:12,275 --> 00:18:17,280 「しからば 両人とも 金子は受け取らぬと こう申すのじゃな」。 318 00:18:18,247 --> 00:18:22,251 (享二)《落語家の師弟とは 不思議な関係だ》 319 00:18:22,251 --> 00:18:27,306 《弟子を取ったからといって 師匠が何かを得ることはない》 320 00:18:27,306 --> 00:18:32,261 《むしろ 礼儀作法のしつけに 落語の稽古→ 321 00:18:32,261 --> 00:18:36,265 他にもたくさん 与えるばかりだ…》 322 00:18:36,265 --> 00:18:38,267 《それでも…》 323 00:18:39,235 --> 00:18:41,237 (享二)「うむ」。 324 00:18:41,237 --> 00:18:45,241 「双方の申し開き この越前 しかと心得た」。 325 00:18:45,241 --> 00:18:50,212 「しからば 争いの種となる この三両 越前が預かりおこう」。 326 00:18:50,212 --> 00:18:55,217 「改めて 吉五郎・金太郎両名に 褒美を遣わす!」。 327 00:18:56,218 --> 00:19:00,256 「江戸っ子の潔き心を見せてもらった礼だ」。 328 00:19:00,256 --> 00:19:04,260 《それでも師匠は わが子の面倒を見るように→ 329 00:19:04,260 --> 00:19:07,229 損得を超えて 俺たちに気をかけてくれる》 330 00:19:07,229 --> 00:19:10,232 《感謝しても しきれない》 331 00:19:12,234 --> 00:19:15,237 (志ぐま)よし じゃあ 続きからやってみろ。 332 00:19:15,237 --> 00:19:17,239 (享二)はい! 333 00:19:17,239 --> 00:19:22,194 「吉五郎が 金太郎の届けし金子を 受け取りおかば三両」。 334 00:19:22,194 --> 00:19:26,215 「また 金太郎も その折 もらいおかば三両」。 335 00:19:26,215 --> 00:19:32,238 「この預かりし三両に 越前が一両足し 両名に二両ずつ遣わしたによって…」。 336 00:19:32,238 --> 00:19:37,226 (享二)《俺も 兄弟子として 惜しみなく与えよう》 337 00:19:37,226 --> 00:19:40,229 《師匠に していただいたように…》 338 00:19:40,229 --> 00:19:44,233 《そして 与えるに足る人であり続ける》 339 00:19:44,233 --> 00:19:47,236 《言葉に力を宿すは 人となり》 340 00:19:47,236 --> 00:19:51,240 《人として 落語家として→ 341 00:19:51,240 --> 00:19:54,243 前を歩み 見せる》 342 00:19:54,243 --> 00:19:57,246 《君が追いかけたいと思える 兄弟子の背中を!》 343 00:19:59,215 --> 00:20:02,218 「こたびの裁き→ 344 00:20:02,218 --> 00:20:05,221 三方一両損と 申す!」。 345 00:20:06,222 --> 00:20:08,224 すごい…。 346 00:20:08,224 --> 00:20:14,246 (拍手と歓声) 347 00:20:14,246 --> 00:20:17,216 《これが… 享二さんの落語!》 348 00:20:17,216 --> 00:20:21,237 (拍手) 349 00:20:21,237 --> 00:20:23,239 (御来屋)へえ~! 350 00:20:23,239 --> 00:20:26,242 大成功だったのね。 良かったじゃな~い! 351 00:20:26,242 --> 00:20:28,260 そうなの! 352 00:20:28,260 --> 00:20:31,230 享二さんの落語も すごくってさ…。 (御来屋)ふ~ん。 353 00:20:31,230 --> 00:20:34,250 あっ! ここで学んだ接客術も→ 354 00:20:34,250 --> 00:20:36,252 マクラに取り入れて やってみ…。 (享二)そうだ。 355 00:20:36,252 --> 00:20:38,254 俺は気にしないが→ 356 00:20:38,254 --> 00:20:42,224 前座がマクラを振ることを 良しとしない人もいるから 気を付けろよ。 357 00:20:42,224 --> 00:20:44,210 はい! 358 00:20:45,261 --> 00:20:48,264 (享二)それと 俺のことは 享二兄さんと呼びなさい。 359 00:20:50,232 --> 00:20:53,219 兄さん… ですか。 そうだ。 360 00:20:54,253 --> 00:20:58,240 (享二の声)弟子入りとは 師匠と親子の関係を結ぶようなもの。 361 00:20:58,240 --> 00:21:01,243 師匠が親。 弟子は皆 親の子だ。 362 00:21:01,243 --> 00:21:04,246 兄弟を「さん」付けで呼ばないだろう? 363 00:21:04,246 --> 00:21:09,251 落語家は 近しい先輩を 兄さん 姉さんと呼ぶ。 364 00:21:10,252 --> 00:21:12,254 分かったか? 朱音。 365 00:21:13,255 --> 00:21:15,241 君が今 目を向けるべきは 内ではなく…。 366 00:21:15,241 --> 00:21:18,244 君の答え とくと見せてもらった。 367 00:21:19,245 --> 00:21:21,247 《初めて 名前を…》 368 00:21:21,247 --> 00:21:23,249 はい! 369 00:21:24,233 --> 00:21:27,236 ご教授ありがとうございます。 享二兄さん! 370 00:21:27,236 --> 00:21:29,238 うむ よろしい。 371 00:21:31,240 --> 00:21:33,275 いいわねえ 青春って感じで。 372 00:21:33,275 --> 00:21:36,245 あっ そういえば あっちのほうは大丈夫そう? 373 00:21:36,245 --> 00:21:38,247 中間テスト。 374 00:21:38,247 --> 00:21:40,366 あっ やばっ! 375 00:21:40,366 --> 00:21:43,235 (享二)「あっ やばっ」? 376 00:21:43,235 --> 00:21:45,204 何が やばいんだ? 377 00:21:45,204 --> 00:21:48,257 あっ い… いや その…→ 378 00:21:48,257 --> 00:21:52,211 あっ… こ… これから頑張ろうかな~なんて…。 379 00:21:52,211 --> 00:21:55,231 こんの たわけぇーっ! うわあ~っ! 380 00:21:55,231 --> 00:21:59,218 学生の本分は勉強と言っただろ! うす…。 381 00:21:59,218 --> 00:22:01,237 中間テストの期間は 同行を禁ずる! うす…。 382 00:22:01,237 --> 00:22:03,289 (享二)勉学に励め! へい…。 383 00:22:03,289 --> 00:22:05,257 (享二)明日から毎日 俺のところにノートを持ってこい! 384 00:22:05,257 --> 00:22:08,294 遠慮は無用! 勉強くらい 俺が教えてやる。 いや… なんで こんなことになったか→ 385 00:22:08,294 --> 00:22:11,263 あっしも分かんないんで…。 (享二)おい 聞いているのか!? 386 00:22:11,263 --> 00:22:13,199 朱音ーっ! (御来屋)青春ねえ~。 387 00:22:13,199 --> 00:22:18,204 ♬~