1 00:00:34,334 --> 00:00:46,346 ♬~ 2 00:02:18,372 --> 00:02:20,374 (阿良川ぐりこ)よし。 3 00:02:30,384 --> 00:02:32,319 (ぐりこ)失礼します。 4 00:02:32,319 --> 00:02:35,322 (ぐりこ)師匠 お茶をお持ちいたしやした。 5 00:02:35,322 --> 00:02:38,325 (阿良川志ぐま) 「おう! 真幸ちゃん 久しぶりだなあ」。 6 00:02:38,325 --> 00:02:40,327 「ええ? 元気だったか?」。 7 00:02:40,327 --> 00:02:44,331 「おお。 真幸ぃ 随分だなあ。 元気にやってんのか?」。 8 00:02:44,331 --> 00:02:48,335 「いよっ! 真幸の旦那! しばらくぶりで! ご機嫌いかがっすか?」。 9 00:02:48,335 --> 00:02:50,337 《師匠…》 10 00:02:50,337 --> 00:02:53,340 《一人で何やってんすか…》 「ま さ き さ~ん!」。 11 00:02:53,340 --> 00:02:55,342 (チャイム) 来たか! 12 00:02:55,342 --> 00:02:57,344 自分 見てきます! おっ… おう! 見てこい! 13 00:02:57,344 --> 00:03:00,347 桃でしたぁーっ! 桃かぁーっ! 14 00:03:00,347 --> 00:03:03,350 客が来たら 皮むいて 出してやれ。 (ぐりこ)うす! 15 00:03:03,350 --> 00:03:06,353 《師匠 めちゃくちゃテンパってんな…》 16 00:03:09,356 --> 00:03:11,358 (志ぐま)なるほど…。 17 00:03:11,358 --> 00:03:15,362 んで より弟子入りしたい気持ちが 強くなったと。 18 00:03:15,362 --> 00:03:17,364 (桜咲朱音)はい! 19 00:03:17,364 --> 00:03:22,369 今の実力じゃ 真打なんて 全然届かないって よく分かった。 20 00:03:22,369 --> 00:03:25,372 もっと腕を磨きたい。 一分一秒も無駄にしたくない! 21 00:03:25,372 --> 00:03:28,375 だから お願いします! 入門させてください! 22 00:03:29,376 --> 00:03:33,313 いいだろう。 弟子入りを認めてやる。 23 00:03:33,313 --> 00:03:36,316 いやっ…! うう…。 24 00:03:36,316 --> 00:03:38,318 《駄目駄目 ここで満足してちゃ》 25 00:03:38,318 --> 00:03:40,320 《まだ スタートライン!》 26 00:03:40,320 --> 00:03:44,324 ただし 正式な入門は来年春 高校を卒業してから。 27 00:03:44,324 --> 00:03:47,327 それまでは 見習いとして修業に通ってもらう。 28 00:03:47,327 --> 00:03:49,329 いいな? はい! 29 00:03:49,329 --> 00:03:51,331 それと 一度改めて→ 30 00:03:51,331 --> 00:03:53,333 親と一緒に うちに来なさい。 31 00:03:53,333 --> 00:03:55,335 親と? 32 00:03:55,335 --> 00:03:57,337 (志ぐま)落語家なんてのは 不安定な商売だ。 33 00:03:57,337 --> 00:04:00,340 それに おめえのところは いろいろあったからな。 34 00:04:00,340 --> 00:04:04,344 あの… おっ父は 今 単身赴任で東京にいないんで→ 35 00:04:04,344 --> 00:04:06,346 おっ母と2人でもいいですか? 36 00:04:06,346 --> 00:04:08,348 ああ 分かってる。 それでいい。 37 00:04:08,348 --> 00:04:11,351 分かりました! じゃあ 明日! 38 00:04:11,351 --> 00:04:15,355 明日!? お… おう 分かった。 39 00:04:17,357 --> 00:04:22,362 《てめえで呼びつけて 冷や汗かいてんだから情けねえ話だ》 40 00:04:24,364 --> 00:04:28,368 (志ぐま) 《真幸ちゃんに会うのは あれ以来か…》 41 00:04:28,368 --> 00:04:31,371 《朱音に落語を教える話もしていなかった》 42 00:04:31,371 --> 00:04:34,307 《どんな顔して会えばいいのか…》 43 00:04:34,307 --> 00:04:37,310 (ぐりこ) 《あいつの父親は 師匠の一番弟子で→ 44 00:04:37,310 --> 00:04:40,313 6年前に破門になった 志ん太兄さん…》 45 00:04:40,313 --> 00:04:42,315 《やっぱ 気まずいよな…》 46 00:04:42,315 --> 00:04:44,317 (チャイム) (志ぐま・ぐりこ)はっ…! 47 00:04:44,317 --> 00:04:46,319 ⚞(扉の開く音) ⚞失礼しまーす! 48 00:04:46,319 --> 00:04:48,321 (桜咲真幸)ちょっと… いいの? 勝手に入って。 49 00:04:48,321 --> 00:04:50,323 いいっしょ! 開いてたし。 50 00:04:51,324 --> 00:04:54,327 あっ 師匠! おっ母 連れて来ました! 51 00:04:54,327 --> 00:04:58,331 (真幸)馬鹿! こういう時は 「お母さん」って呼びなさい。 52 00:05:00,333 --> 00:05:05,338 志ぐま師匠 あの日ぶりですね。 ご無沙汰してます。 53 00:05:05,338 --> 00:05:09,342 お… おお… 真幸ちゃん…。 ご無沙汰… ぶり…。 54 00:05:14,347 --> 00:05:16,349 ご丁寧にありがとうございます。 55 00:05:16,349 --> 00:05:18,351 いえ 全然。 56 00:05:18,351 --> 00:05:21,354 《大人の嫌~な空気が流れてんな》 57 00:05:21,354 --> 00:05:23,356 《気まじい…》 58 00:05:23,356 --> 00:05:26,359 ねえ この桃 形 変じゃない? 59 00:05:26,359 --> 00:05:28,361 《てめえは空気読めや!》 60 00:05:34,301 --> 00:05:38,305 (志ぐま)真幸ちゃんに 謝んねえといけねえことがある。 61 00:05:39,306 --> 00:05:43,310 俺は 6年前から 朱音に落語の稽古をつけていた。 62 00:05:43,310 --> 00:05:46,313 こいつの熱意に負けたのもあるが→ 63 00:05:46,313 --> 00:05:51,318 一番は 志ん太への罪滅ぼしと こいつの夢を諦めさせるため…。 64 00:05:51,318 --> 00:05:55,322 とはいえ こうなる前に 一度あいさつに行くのが筋だ。 65 00:05:55,322 --> 00:05:58,325 黙っていて 本当にすまなかった。 あの… 知ってましたよ。 66 00:05:58,325 --> 00:06:00,327 (志ぐま)えっ? 67 00:06:00,327 --> 00:06:02,329 (真幸)朱音が 志ぐま師匠のご厄介になってたこと。 68 00:06:02,329 --> 00:06:05,332 知ってたの? はい。 この子 すぐしゃべるんで。 69 00:06:05,332 --> 00:06:07,334 だって 隠すことじゃなくない? 70 00:06:07,334 --> 00:06:11,338 じゃあ 落語をやることを 認めてるのかい? 71 00:06:11,338 --> 00:06:13,340 そんなの 絶対嫌です。 72 00:06:13,340 --> 00:06:16,343 あんなことがあったのに…。 じゃあ なんで…。 73 00:06:16,343 --> 00:06:20,347 (真幸)止めても無駄なんですよ この子は。 74 00:06:20,347 --> 00:06:23,350 私も 親の反対無視して 美容師になりましたからね。 75 00:06:23,350 --> 00:06:26,353 その血なんで しょうがないかなと。 76 00:06:26,353 --> 00:06:32,292 まあ 師匠が大事にしてくださってたのも 知ってますし。 77 00:06:32,292 --> 00:06:34,294 何より うちの旦那が→ 78 00:06:34,294 --> 00:06:38,298 志ぐま師匠なら 何も心配いらないって。 79 00:06:38,298 --> 00:06:40,300 (志ぐま)あっ…。 80 00:06:41,301 --> 00:06:43,303 (志ぐま)真幸ちゃん。 81 00:06:43,303 --> 00:06:48,308 俺は 弟子一人守れなかった 弟子を取る資格もねえ男だ。 82 00:06:48,308 --> 00:06:53,313 だが こいつの落語を見続けるうちに 夢を見ちまった。 83 00:06:53,313 --> 00:06:57,317 朱音が どんな落語家に育っていくんだろうって。 84 00:06:57,317 --> 00:06:59,319 何を今更と思うかもしれねえ。 85 00:06:59,319 --> 00:07:03,323 でも もし また俺に預けてくれるのなら…。 86 00:07:04,324 --> 00:07:06,326 不肖阿良川志ぐま。 87 00:07:06,326 --> 00:07:08,328 全身全霊をもって→ 88 00:07:08,328 --> 00:07:12,332 この子を立派な落語家に育て上げることを 誓います! 89 00:07:12,332 --> 00:07:14,334 師匠…。 私も! 90 00:07:14,334 --> 00:07:17,337 師匠の名に恥じない 落語家になってみせます! 91 00:07:17,337 --> 00:07:20,340 よろしくお願いします! 92 00:07:20,340 --> 00:07:23,343 じゃあ 私も。 93 00:07:23,343 --> 00:07:26,346 娘を よろしくお願いします。 94 00:07:27,347 --> 00:07:30,350 (志ぐま)《家族からの了承も得た》 95 00:07:31,351 --> 00:07:35,288 晴れて高校卒業後は俺の弟子だ。 96 00:07:35,288 --> 00:07:39,292 知ってるとは思うが 落語家には階級があって→ 97 00:07:39,292 --> 00:07:42,295 芸歴や技能に応じて 昇進していく。 98 00:07:42,295 --> 00:07:44,297 前座。 99 00:07:44,297 --> 00:07:46,299 落語家になるための修業期間。 100 00:07:46,299 --> 00:07:48,301 日々 雑務や稽古に追われながら→ 101 00:07:48,301 --> 00:07:51,304 落語家としての基礎を作る。 102 00:07:51,304 --> 00:07:53,306 二ツ目。 103 00:07:53,306 --> 00:07:57,310 落語家と認められた者が 己の芸を鍛える期間。 104 00:07:57,310 --> 00:08:01,314 羽織や袴の着用を許されるのも 二ツ目からだ。 105 00:08:01,314 --> 00:08:05,318 真打。 落語界の最高位。 106 00:08:05,318 --> 00:08:10,323 阿良川一門の真打は 芸を極めた者にのみ与えられる。 107 00:08:10,323 --> 00:08:13,326 己の芸道を まい進する傍ら→ 108 00:08:13,326 --> 00:08:17,330 弟子を取り 後進を育てることもできる。 109 00:08:17,330 --> 00:08:22,335 正式な入門は来春… とはいえ ボサッとしてる時間はないぞ。 110 00:08:22,335 --> 00:08:24,337 紹介しよう。 111 00:08:24,337 --> 00:08:27,340 ここにいる4人は 俺の弟子たちだ。 112 00:08:27,340 --> 00:08:30,343 そろいもそろって くせ者ばかりの二ツ目。 113 00:08:30,343 --> 00:08:34,280 これから この4人が おまえに落語のいろはをたたき込む! 114 00:08:34,280 --> 00:08:38,284 厳しい修業になるが やれるな? もちろん! 115 00:08:38,284 --> 00:08:40,286 (阿良川まいける)あっ 師匠。 (阿良川こぐま)その話…。 116 00:08:40,286 --> 00:08:42,288 (こぐま・まいける)お断りします。 117 00:08:42,288 --> 00:08:45,291 あ…。 は…。 118 00:08:45,291 --> 00:08:47,293 えっ…? 言ってなかった感じ? 119 00:08:47,293 --> 00:08:50,296 おめえたちなあ…。 120 00:08:50,296 --> 00:08:54,300 新しく入った弟子の面倒を見るのは 兄弟子の務めだろうが! 121 00:08:54,300 --> 00:08:58,304 それはそうですけど… ぐりこ以来6年? 7年ぶり? 122 00:08:58,304 --> 00:09:01,307 やっと入った弟子が 僕のせいで辞めたら…。 123 00:09:01,307 --> 00:09:03,309 無理無理 無理無理 無理無理 無理無理…。 124 00:09:03,309 --> 00:09:06,312 師匠… だって 俺ですよ? 125 00:09:06,312 --> 00:09:09,315 その子 絶対 俺のこと好きになるでしょ! 126 00:09:09,315 --> 00:09:11,317 この恋は条例違反だ。 127 00:09:11,317 --> 00:09:13,319 そう思わない? ぐりりん。 えっ!? いや その…。 128 00:09:13,319 --> 00:09:15,321 (志ぐま船若)ぷんぷんぷん! うえっ! 129 00:09:15,321 --> 00:09:17,323 (ぐりこ)じゃ… じゃあ 俺が…。 130 00:09:17,323 --> 00:09:19,325 (阿良川享二) まずは 私が面倒を見ましょう。 131 00:09:19,325 --> 00:09:21,327 師匠 よろしいでしょうか? 132 00:09:21,327 --> 00:09:23,329 分かった。 (志ぐま船若)ニコーッ! 133 00:09:23,329 --> 00:09:26,332 享二 おめえに任せる。 (享二)御意。 134 00:09:26,332 --> 00:09:29,335 ぐりこ 妹弟子を思う心意気は良し。 135 00:09:29,335 --> 00:09:32,272 だが おまえは二ツ目になって間もない。 136 00:09:32,272 --> 00:09:36,276 今は自分の芸を磨くことに集中しろ。 (ぐりこ)はい。 137 00:09:36,276 --> 00:09:39,279 君 こちらに来なさい。 あっ…。 138 00:09:40,280 --> 00:09:44,284 落語家は 若手から あいさつする。 あっ… はい! 139 00:09:45,285 --> 00:09:49,289 桜咲朱音です。 よろしくお願いします。 140 00:09:49,289 --> 00:09:53,293 うん。 丁寧な いいお辞儀だ。 えっ? 141 00:09:53,293 --> 00:09:56,296 高座は お辞儀で始まり お辞儀で終わる。 142 00:09:56,296 --> 00:09:58,298 丁寧なお辞儀は 見ているほうも気持ちがいい。 143 00:09:58,298 --> 00:10:03,303 《え~ めっちゃ褒めてくれんじゃん! この人 いい人かも…》 144 00:10:03,303 --> 00:10:07,307 俺は 阿良川享二だ。 当面は 俺に同行してもらうことになる。 145 00:10:07,307 --> 00:10:09,309 学校の予定は? 146 00:10:09,309 --> 00:10:12,312 ああ それなら気にしなくていいっすよ。 サボっても全然大丈夫なんで…。 147 00:10:12,312 --> 00:10:14,314 たわけ! 148 00:10:14,314 --> 00:10:17,317 ご両親が 君のためを思って 入れてくださった高等学校を→ 149 00:10:17,317 --> 00:10:19,319 サボってもいいだと!? えっ…。 150 00:10:19,319 --> 00:10:21,321 言語道断! 151 00:10:21,321 --> 00:10:24,324 学生である以上 本分は学業! 152 00:10:24,324 --> 00:10:26,326 何が最優先かを たがえるな! 153 00:10:26,326 --> 00:10:28,328 うっ… うす! 154 00:10:28,328 --> 00:10:30,330 (享二)分かれば よろしい。 うっ…。 155 00:10:30,330 --> 00:10:32,332 (ぐりこ)《早速 洗礼を受けたな》 156 00:10:32,332 --> 00:10:34,334 《志ん太兄さんが破門になって以降→ 157 00:10:34,334 --> 00:10:38,338 享二兄さんは この志ぐま一門の弟子たちをまとめ上げた→ 158 00:10:38,338 --> 00:10:43,343 人呼んで 志ぐま一門のお奉行様!》 159 00:10:43,343 --> 00:10:46,346 では 明日の会の場所を送る。 160 00:10:46,346 --> 00:10:48,348 《やばい この人…→ 161 00:10:48,348 --> 00:10:51,351 めっちゃ苦手なタイプかも!》 162 00:10:55,355 --> 00:10:57,357 (享二)それでは これより! 163 00:10:57,357 --> 00:10:59,359 入門前ではあるが→ 164 00:10:59,359 --> 00:11:02,362 前座修業で覚えなければならないことを 教える! 165 00:11:02,362 --> 00:11:04,364 大いに学べ! あざます! 166 00:11:04,364 --> 00:11:06,366 《ついに 今日から始まるんだ》 167 00:11:06,366 --> 00:11:09,369 《真打 それに あいつに追いつくために→ 168 00:11:09,369 --> 00:11:11,371 すぐマスターしてやる!》 169 00:11:11,371 --> 00:11:13,373 (享二)それでは 開始! 170 00:11:13,373 --> 00:11:15,375 まずは 履物をきれいにそろえる! うす! 171 00:11:15,375 --> 00:11:17,377 あいさつの励行! 172 00:11:17,377 --> 00:11:19,379 この会場のお席亭だ。 うす! 173 00:11:19,379 --> 00:11:21,381 楽屋に着いたら お茶出し! 174 00:11:21,381 --> 00:11:23,383 熱め 濃いめで頼む。 うす! 175 00:11:23,383 --> 00:11:25,385 着付けの手伝い! うす! 176 00:11:27,387 --> 00:11:30,390 (享二)脱いだ服を きれいに畳む! それから! って…。 177 00:11:30,390 --> 00:11:33,326 ただの雑用やないかい! (享二)当然だろ。 178 00:11:33,326 --> 00:11:36,329 入門して間もない時は→ 179 00:11:36,329 --> 00:11:39,332 さっきやったような雑用全般が 君の仕事になる。 180 00:11:39,332 --> 00:11:41,334 落語には無関係だと思うだろう? 181 00:11:41,334 --> 00:11:45,338 しかし 落語家は 目の前のお客さんを喜ばせる商売だ。 182 00:11:45,338 --> 00:11:49,342 目の前の人一人喜ばせられない奴には 務まらない。 183 00:11:49,342 --> 00:11:54,347 相手が喜ぶことを考え 先へ先へと気を回して動く。 184 00:11:54,347 --> 00:11:57,350 落語家は これを「気働き」と言う。 185 00:11:57,350 --> 00:11:59,352 それができないうちは 前座にもなれんぞ。 186 00:11:59,352 --> 00:12:01,354 うす。 187 00:12:01,354 --> 00:12:03,356 《気働きねえ…》 188 00:12:03,356 --> 00:12:07,360 《でも お客さんを喜ばせるのは 結局 落語じゃん!》 189 00:12:07,360 --> 00:12:10,363 《あいつは言った。 落語に大事なのは 芸の腕!》 190 00:12:10,363 --> 00:12:13,366 《芸よ芸! やっぱり 落語は芸なのよ!》 191 00:12:13,366 --> 00:12:15,368 (柏屋白州)おはようございまーす! 192 00:12:15,368 --> 00:12:17,370 柏屋白州さんが いらっしゃったぞ! 193 00:12:17,370 --> 00:12:20,373 あいさつ! うす。 194 00:12:20,373 --> 00:12:25,378 (白州)君が朱音ちゃんか。 聞いちゃいたけど 本当に若いんだね。 195 00:12:25,378 --> 00:12:27,380 あっ 君さ 今日 高座 上がれる? 196 00:12:27,380 --> 00:12:29,382 えっ!? 白州! 197 00:12:29,382 --> 00:12:32,318 (白州)入門 決まってるんでしょ? 今日は俺たち2人の会だし。 198 00:12:32,318 --> 00:12:37,323 やれます! 着物もあります! 私を高座に上がらせてください! 199 00:12:39,325 --> 00:12:44,330 🔊♬~(出囃子) 200 00:12:44,330 --> 00:12:52,338 ♬~ 201 00:12:52,338 --> 00:12:58,344 (拍手) 202 00:12:58,344 --> 00:13:02,348 (享二)《入門前の人間を高座に上げるのは 不本意だが…》 203 00:13:02,348 --> 00:13:07,353 噺だけは仕込んである。 入門前だが 高座には上げていい。 204 00:13:07,353 --> 00:13:09,355 (享二)《お手並み拝見だな》 205 00:13:10,356 --> 00:13:13,359 《緊張は 前ほどしてない… 周りも見えてる…》 206 00:13:13,359 --> 00:13:15,361 《よしっ いくぞ!》 207 00:13:15,361 --> 00:13:20,366 《落語に大事なのは芸だってこと あの人に分からせてやる!》 208 00:13:20,366 --> 00:13:24,370 「えー 付け焼き刃は剥げやすい なんてなことを申しまして」。 209 00:13:24,370 --> 00:13:27,373 「人のまねというのは どうも うまくいかないんだそうでございますが…」。 210 00:13:27,373 --> 00:13:30,376 (享二)《このマクラ… ネタは『子ほめ』か》 211 00:13:30,376 --> 00:13:32,312 「何か用かい?」。 212 00:13:32,312 --> 00:13:35,314 「いや 今 ちょいと脇で聞いてきたんですがね 隠居んとこへ…」。 213 00:13:35,314 --> 00:13:37,317 《なるほど 確かにうまい》 214 00:13:37,317 --> 00:13:43,322 《演技力 表現力の高さもさることながら 何より 居住まいが美しい》 215 00:13:43,322 --> 00:13:46,326 「それは おまえさんが聞き間違えてんだな。 私の親類が灘のほうに…」。 216 00:13:46,326 --> 00:13:49,328 《高座に根を張ったような ブレない体幹》 217 00:13:49,328 --> 00:13:52,332 《一朝一夕で身につく代物ではない》 218 00:13:52,332 --> 00:13:54,333 《たゆまぬ研さんを積んできたんだろう》 219 00:13:54,333 --> 00:13:56,336 《だが…》 220 00:13:56,336 --> 00:14:00,340 「タダでもナダでも どっちでもいいや。 一杯飲ませろ このしみったれ!」。 221 00:14:00,340 --> 00:14:03,342 (観客たち)ハハハハ…。 222 00:14:03,342 --> 00:14:06,346 《あれ…?》 223 00:14:06,346 --> 00:14:12,351 《全くウケてないわけじゃないけど なんだろう この前と反応が…》 224 00:14:12,351 --> 00:14:14,354 《いや 大丈夫!》 225 00:14:14,354 --> 00:14:17,356 《身につけたものを出し切れば きっとウケる!》 226 00:14:17,356 --> 00:14:19,359 「どうですか一杯と こうなるじゃねえか」。 227 00:14:19,359 --> 00:14:21,361 「へえ うまいやり方があるもんだ」。 228 00:14:21,361 --> 00:14:24,364 《なんで…? 悪い感じじゃないのに…》 229 00:14:24,364 --> 00:14:27,366 (享二)《噺だけは仕込んである か…》 230 00:14:27,366 --> 00:14:31,370 《師匠 おっしゃる意味が よく分かりましたよ》 231 00:14:33,306 --> 00:14:38,311 (享二)浮かない顔だな。 今日の高座が不満だったか? 232 00:14:40,313 --> 00:14:44,317 (享二)生意気だな。 白州の厚意で出番をもらえたというのに。 233 00:14:44,317 --> 00:14:48,321 不満なんて全然! めちゃくちゃ感謝してますよ。 234 00:14:49,322 --> 00:14:53,326 (朱音の声)白州さんも お客さんも 私の落語を褒めてくれて うれしかった…。 235 00:14:53,326 --> 00:14:55,328 でも それ以上に→ 236 00:14:55,328 --> 00:14:59,332 わあっ! って波立つような笑いを 起こせなかったのが悔しくて…。 237 00:14:59,332 --> 00:15:02,335 《きっと あいつなら こんなことにはならなかった》 238 00:15:02,335 --> 00:15:08,341 自分の駄目さが よく分かった。 もっと稽古して 自分の落語を磨かないと。 239 00:15:08,341 --> 00:15:11,344 (享二)自分の芸さえ磨けば お客を満足させられるのか? 240 00:15:11,344 --> 00:15:14,347 ええ まあ… そうじゃないっすか? 241 00:15:14,347 --> 00:15:16,349 (享二)傲慢だな。 242 00:15:16,349 --> 00:15:19,352 君の落語は 身勝手 極まりない。 243 00:15:19,352 --> 00:15:22,355 身勝手… えっ? どういうことすか? 244 00:15:22,355 --> 00:15:25,358 (享二)なら 聞くが 今日は高齢のお客さんが多かった。 245 00:15:25,358 --> 00:15:29,362 その方々から笑いをとるために 君は何を工夫した? 246 00:15:29,362 --> 00:15:31,364 それは…! 247 00:15:31,364 --> 00:15:34,367 《身につけたものを出し切れば きっとウケる!》 248 00:15:35,301 --> 00:15:39,305 今日の高座だが 俺からは…→ 249 00:15:39,305 --> 00:15:43,309 150キロで ボール球を投げ続けているように感じた。 250 00:15:43,309 --> 00:15:46,312 球が速いから すごいとは感じるが→ 251 00:15:46,312 --> 00:15:49,315 ストライクゾーンに入らないから 面白いとは思わない。 252 00:15:49,315 --> 00:15:51,317 腕は認める。 253 00:15:51,317 --> 00:15:54,320 だが 落語家は お客さんを喜ばせてなんぼの商売。 254 00:15:54,320 --> 00:15:58,324 君が今 目を向けるべきは 内ではなく… 外だ。 255 00:15:58,324 --> 00:16:00,326 (携帯電話の着信音) 256 00:16:01,327 --> 00:16:05,331 話は通してある。 明日から そこに通え。 257 00:16:05,331 --> 00:16:08,334 そして どうすれば 相手の喜ぶ落語ができるのか→ 258 00:16:08,334 --> 00:16:10,336 その答えを自分で探してこい。 259 00:16:11,337 --> 00:16:14,340 …分かりました。 やってやりますよ! 260 00:16:18,344 --> 00:16:22,348 《って… 学ぶ場所 居酒屋!?》 261 00:16:22,348 --> 00:16:25,351 《えっ もしかして これって… 厄介払い!?》 262 00:16:25,351 --> 00:16:28,354 《邪魔だから どっか行け的な? へこむわー》 263 00:16:28,354 --> 00:16:30,356 (柊)コラッ 新人! 働け! 264 00:16:30,356 --> 00:16:34,293 《でも 一日二日の付き合いだけど よく分かった…》 265 00:16:34,293 --> 00:16:37,296 《あの人は ちゃんといろいろ教えてくれる人だ》 266 00:16:37,296 --> 00:16:40,299 《ここでの経験も 絶対 意味があるはず!》 267 00:16:40,299 --> 00:16:43,302 (ドアチャイム) いらっしゃいませ! ご予約ですか? 268 00:16:43,302 --> 00:16:45,304 えっ… 予約じゃないです。 269 00:16:45,304 --> 00:16:48,307 ご新規様! こちらのお席へ どうぞ! 270 00:16:48,307 --> 00:16:52,311 《居酒屋 接客業 そして気働きとくれば 答えは一つ…》 271 00:16:52,311 --> 00:16:56,315 《ここで気働きを学んで 落語に生かせということ!》 272 00:16:56,315 --> 00:16:58,317 《頑張って すぐに身につけてやる!》 273 00:16:58,317 --> 00:17:01,320 いらっしゃいませー! (客)おおっ…! 274 00:17:02,321 --> 00:17:05,324 (志ぐま)朱音を居酒屋“海”に? 275 00:17:05,324 --> 00:17:10,329 はい。 今週は地方の仕事が多く 同行できないので 良い機会かと。 276 00:17:10,329 --> 00:17:13,332 そうか… みくちゃんのところか。 277 00:17:13,332 --> 00:17:15,334 面白くなりそうじゃねえか。 278 00:17:16,335 --> 00:17:18,337 いらっしゃいませー! 279 00:17:18,337 --> 00:17:22,341 おすすめメニュー いかがっすか! こちら 福井県産のサワラを使用してます! 280 00:17:22,341 --> 00:17:25,344 (客)ああ… いや まだ…。 あと こちらは当店自慢の…。 281 00:17:25,344 --> 00:17:27,346 (御来屋 守)朱音ちゃーん。 282 00:17:29,348 --> 00:17:32,285 (お湯の沸く音) 283 00:17:32,285 --> 00:17:36,289 (御来屋) 悪いんだけどさー ちょっと頑張りすぎよね。 284 00:17:36,289 --> 00:17:40,293 えっ…? もう少し 声のボリュームも絞っていいかも。 285 00:17:40,293 --> 00:17:44,297 でも 居酒屋の接客は 明るく元気にじゃ…。 さっき ネットで調べて! 286 00:17:44,297 --> 00:17:47,300 あ~ もちろん それも すっごく大事。 287 00:17:47,300 --> 00:17:52,305 でもね 頑張る前に まずは人を見ることよ。 288 00:17:55,308 --> 00:17:58,311 …って 店長に言われたんすよ。 どういう意味なんすかね? 289 00:17:58,311 --> 00:18:01,314 頑張るのが良くないのかな…。 290 00:18:01,314 --> 00:18:03,316 どうだろねー。 291 00:18:03,316 --> 00:18:06,319 柊さん! こっちは真剣に悩んでるんすよ! 292 00:18:06,319 --> 00:18:08,321 まあ 悪いことじゃないと思うよ。 293 00:18:08,321 --> 00:18:13,326 でも 大事なのは こっちが頑張るかより 来た人が また来たいって思うかじゃない? 294 00:18:13,326 --> 00:18:15,328 だって これ スポーツじゃないし。 295 00:18:15,328 --> 00:18:18,331 とりあえず 言われたとおりにやってみたら? 296 00:18:20,333 --> 00:18:22,335 お待たせしました! 297 00:18:24,337 --> 00:18:26,339 はい! はい! 298 00:18:27,340 --> 00:18:29,342 (2人)うわあ~! 299 00:18:29,342 --> 00:18:32,345 いや だからさ~ これ 小言じゃないんだけれどもさ…。 300 00:18:33,279 --> 00:18:35,281 《疲れた…》 301 00:18:35,281 --> 00:18:39,285 《いろいろ調べたことやってみたけど 全然 駄目》 302 00:18:39,285 --> 00:18:41,287 《柊さんに迷惑かけっぱなしだし…》 303 00:18:41,287 --> 00:18:46,292 《んっ? あれ? 私… 同じことやっちゃってない?》 304 00:18:46,292 --> 00:18:51,297 《自分の覚えたことを ただやるばっかで 目の前の人のことを考えてない》 305 00:18:51,297 --> 00:18:53,299 身勝手 極まりない。 306 00:18:53,299 --> 00:18:56,302 《馬鹿じゃん。 私 何も…》 307 00:18:56,302 --> 00:18:59,305 (御来屋)あら 休憩中? どう? 仕事 慣れた? 308 00:18:59,305 --> 00:19:04,310 って初日で慣れるわけないか。 ホント むちゃ振りするわよね 享ちゃん。 309 00:19:04,310 --> 00:19:06,312 享ちゃん? 310 00:19:06,312 --> 00:19:08,314 (御来屋の声)享二くんよ。 うちの常連なの。 (朱音の声)へえー! 311 00:19:08,314 --> 00:19:12,318 (御来屋の声)でも 下戸で 飲むのは いつもオレンジジュース。 312 00:19:12,318 --> 00:19:14,320 かわいいわよね~。 313 00:19:14,320 --> 00:19:16,322 店長…。 (御来屋)ん? 314 00:19:16,322 --> 00:19:20,326 気働き… 気遣いって どうすれば できるんすかね? 315 00:19:20,326 --> 00:19:23,329 それができなきゃ 前座にもなれないって言われてて→ 316 00:19:23,329 --> 00:19:25,331 失敗できないんすよね。 317 00:19:25,331 --> 00:19:30,336 んー 気遣いか…。 それこそ 私は落語家さんから学んだのよね。 318 00:19:30,336 --> 00:19:32,271 落語家から? 319 00:19:32,271 --> 00:19:36,275 (御来屋の声)昔から落語が好きでね 寄席にも よく通った。 320 00:19:36,275 --> 00:19:40,279 そこで たまたま見たの… 志ぐま師匠を。 321 00:19:40,279 --> 00:19:42,281 多分 あの人 心が読めるのよ。 322 00:19:42,281 --> 00:19:46,285 笑いも涙も こっちが欲しいタイミングに ドンピシャで入れてくるの。 323 00:19:46,285 --> 00:19:49,288 それがホントに心地よくてね。 324 00:19:49,288 --> 00:19:53,292 私にもできないかと思って いろいろやってみたわ。 325 00:19:53,292 --> 00:19:55,294 へえー…。 326 00:19:55,294 --> 00:19:58,297 (御来屋)ほら 誰だって 大切にされるのって うれしいじゃない? 327 00:19:58,297 --> 00:20:02,301 人にウケたきゃ まずは相手を受け入れろーってね。 328 00:20:02,301 --> 00:20:06,305 若いんだし 難しく考えないで いろいろやってみたら? 329 00:20:06,305 --> 00:20:08,307 それで失敗しても大丈夫。 330 00:20:08,307 --> 00:20:12,311 失敗を笑い噺にできるのが 落語のいいところでしょ? 331 00:20:13,312 --> 00:20:17,316 …って やだ! 落語家さんに落語を語っちゃった。 332 00:20:17,316 --> 00:20:19,318 ごめんなさいね 偉そうに。 333 00:20:19,318 --> 00:20:22,321 いや 全然! グッときたっす! 334 00:20:22,321 --> 00:20:24,323 (柊)店長! ちょっといいですか? 335 00:20:27,326 --> 00:20:29,328 (ベトナム語) 336 00:20:29,328 --> 00:20:33,332 えっと ご注文… オーダー? じゃなくて あの~…。 337 00:20:33,332 --> 00:20:38,337 英語… じゃなさそうよね。 どうしようかしら? あっ…。 338 00:20:38,337 --> 00:20:41,340 そうだ 翻訳アプリ! ちょっ… ソーリー! 339 00:20:41,340 --> 00:20:43,342 ハロー! 340 00:20:43,342 --> 00:20:45,344 (ベトナム語) 341 00:20:45,344 --> 00:20:47,346 《相手のことを考える…》 342 00:20:47,346 --> 00:20:51,350 《この人は 何を思ってるんだろう? 何を伝えたいんだろう?》 343 00:20:51,350 --> 00:20:54,353 《メニュー… もしかして 日本語が分からないのかも》 344 00:20:54,353 --> 00:20:56,355 《写真もないし》 345 00:20:56,355 --> 00:20:58,357 《でも なんて説明したらいいか 分かんない…》 346 00:20:58,357 --> 00:21:00,359 《だったら…》 347 00:21:00,359 --> 00:21:02,361 これ 見てて。 348 00:21:02,361 --> 00:21:04,363 シー… チュパ! 349 00:21:05,364 --> 00:21:07,366 コッ コッ コッ…。 350 00:21:08,367 --> 00:21:11,370 ンッ ンッ ンッ… っては~! 351 00:21:11,370 --> 00:21:15,374 ンッ ンッ ンッ ンッ ンッ…! ビア? 352 00:21:15,374 --> 00:21:18,377 そう! イエス イエス! 多分イエス! 353 00:21:18,377 --> 00:21:20,379 えっと じゃあ 次は…。 354 00:21:22,381 --> 00:21:25,384 スマホ取って…。 もう大丈夫。 355 00:21:25,384 --> 00:21:28,387 シュー シュー シュー…。 (御来屋)さすが落語家さんね。 356 00:21:28,387 --> 00:21:30,389 ヤキトリ! 357 00:21:30,389 --> 00:21:32,324 はい どうぞ。 358 00:21:32,324 --> 00:21:34,326 じゃあ ごゆっくり。 359 00:21:34,326 --> 00:21:36,328 アリアット。 360 00:21:36,328 --> 00:21:39,331 えっ! …あっ どうも。 361 00:21:40,332 --> 00:21:42,334 《うわっ なんか やばっ…》 362 00:21:42,334 --> 00:21:44,336 《めっちゃうれしい…!》 363 00:21:44,336 --> 00:21:47,339 朱音ちゃん ナイス ナイス~! いい飲みっぷりだったわ! 364 00:21:47,339 --> 00:21:50,342 さっきの落語技!? やるじゃん! 365 00:21:50,342 --> 00:21:52,344 (御来屋)その調子で頼むわね。 366 00:21:52,344 --> 00:21:54,346 うすっ! 367 00:21:55,347 --> 00:21:57,349 (ドアチャイム) 368 00:21:57,349 --> 00:21:59,351 こんばんは。 369 00:21:59,351 --> 00:22:01,353 (御来屋)あ~ 享ちゃん! (享二)今 帰ってまいりました。 370 00:22:01,353 --> 00:22:03,355 (御来屋)おかえり。 371 00:22:03,355 --> 00:22:06,358 妹弟子を1週間も面倒見ていただき ありがとうございました。 372 00:22:06,358 --> 00:22:08,360 これ お土産です。 373 00:22:08,360 --> 00:22:12,364 (御来屋)おほ~ ありがとう~! こっちこそ! むしろ助かったわ。 374 00:22:12,364 --> 00:22:14,366 (享二)じゃあ 早速 いつもの…。 375 00:22:16,368 --> 00:22:18,370 どうぞ。 オレンジジュースです。 376 00:22:18,370 --> 00:22:20,372 気が利くな。 377 00:22:20,372 --> 00:22:23,375 そりゃあ みくちゃんに鍛えてもらいましたから。 378 00:22:23,375 --> 00:22:25,377 答えは見つかったか? 379 00:22:25,377 --> 00:22:28,380 それは 見ていただいたほうが 早いんじゃないっすか? 380 00:22:30,382 --> 00:22:35,387 良かろう。 来週末 都内で営業がある。 君も同行しろ。 381 00:22:36,322 --> 00:22:39,325 学びの成果 とくと見せてもらうぞ。 382 00:22:39,325 --> 00:22:41,327 うすっ! 383 00:22:42,328 --> 00:22:47,333 ♬~