1 00:00:47,080 --> 00:01:00,093 ♬~ 2 00:02:37,024 --> 00:02:39,026 (阿良川ぐりこ)よし。 3 00:02:49,036 --> 00:02:51,038 (ぐりこ)失礼します。 4 00:02:51,038 --> 00:02:54,041 (ぐりこ)師匠 お茶をお持ちいたしやした。 5 00:02:54,041 --> 00:02:57,044 (阿良川志ぐま) 「おう! 真幸ちゃん 久しぶりだなあ」。 6 00:02:57,044 --> 00:02:59,046 「ええ? 元気だったか?」。 7 00:02:59,046 --> 00:03:03,050 「おお。 真幸ぃ 随分だなあ。 元気にやってんのか?」。 8 00:03:03,050 --> 00:03:07,054 「いよっ! 真幸の旦那! しばらくぶりで! ご機嫌いかがっすか?」。 9 00:03:07,054 --> 00:03:09,056 《師匠…》 10 00:03:09,056 --> 00:03:12,059 《一人で何やってんすか…》 「ま さ き さ~ん!」。 11 00:03:12,059 --> 00:03:14,061 (チャイム) 来たか! 12 00:03:14,061 --> 00:03:16,063 自分 見てきます! おっ… おう! 見てこい! 13 00:03:16,063 --> 00:03:19,066 桃でしたぁーっ! 桃かぁーっ! 14 00:03:19,066 --> 00:03:22,069 客が来たら 皮むいて 出してやれ。 (ぐりこ)うす! 15 00:03:22,069 --> 00:03:25,072 《師匠 めちゃくちゃテンパってんな…》 16 00:03:28,075 --> 00:03:30,077 (志ぐま)なるほど…。 17 00:03:30,077 --> 00:03:34,014 んで より弟子入りしたい気持ちが 強くなったと。 18 00:03:34,014 --> 00:03:36,016 (桜咲朱音)はい! 19 00:03:36,016 --> 00:03:41,021 今の実力じゃ 真打なんて 全然届かないって よく分かった。 20 00:03:41,021 --> 00:03:44,024 もっと腕を磨きたい。 一分一秒も無駄にしたくない! 21 00:03:44,024 --> 00:03:47,027 だから お願いします! 入門させてください! 22 00:03:48,028 --> 00:03:52,032 いいだろう。 弟子入りを認めてやる。 23 00:03:52,032 --> 00:03:55,035 いやっ…! うう…。 24 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 《駄目駄目 ここで満足してちゃ》 25 00:03:57,037 --> 00:03:59,039 《まだ スタートライン!》 26 00:03:59,039 --> 00:04:03,043 ただし 正式な入門は来年春 高校を卒業してから。 27 00:04:03,043 --> 00:04:06,046 それまでは 見習いとして修業に通ってもらう。 28 00:04:06,046 --> 00:04:08,048 いいな? はい! 29 00:04:08,048 --> 00:04:10,050 それと 一度改めて→ 30 00:04:10,050 --> 00:04:12,052 親と一緒に うちに来なさい。 31 00:04:12,052 --> 00:04:14,054 親と? 32 00:04:14,054 --> 00:04:16,056 (志ぐま)落語家なんてのは 不安定な商売だ。 33 00:04:16,056 --> 00:04:19,059 それに おめえのところは いろいろあったからな。 34 00:04:19,059 --> 00:04:23,063 あの… おっ父は 今 単身赴任で東京にいないんで→ 35 00:04:23,063 --> 00:04:25,065 おっ母と2人でもいいですか? 36 00:04:25,065 --> 00:04:27,067 ああ 分かってる。 それでいい。 37 00:04:27,067 --> 00:04:30,070 分かりました! じゃあ 明日! 38 00:04:30,070 --> 00:04:34,074 明日!? お… おう 分かった。 39 00:04:36,009 --> 00:04:41,014 《てめえで呼びつけて 冷や汗かいてんだから情けねえ話だ》 40 00:04:43,016 --> 00:04:47,020 (志ぐま) 《真幸ちゃんに会うのは あれ以来か…》 41 00:04:47,020 --> 00:04:50,023 《朱音に落語を教える話もしていなかった》 42 00:04:50,023 --> 00:04:53,026 《どんな顔して会えばいいのか…》 43 00:04:53,026 --> 00:04:56,029 (ぐりこ) 《あいつの父親は 師匠の一番弟子で→ 44 00:04:56,029 --> 00:04:59,032 6年前に破門になった 志ん太兄さん…》 45 00:04:59,032 --> 00:05:01,034 《やっぱ 気まずいよな…》 46 00:05:01,034 --> 00:05:03,036 (チャイム) (志ぐま・ぐりこ)はっ…! 47 00:05:03,036 --> 00:05:05,038 ⚞(扉の開く音) ⚞失礼しまーす! 48 00:05:05,038 --> 00:05:07,040 (桜咲真幸)ちょっと… いいの? 勝手に入って。 49 00:05:07,040 --> 00:05:09,042 いいっしょ! 開いてたし。 50 00:05:10,043 --> 00:05:13,046 あっ 師匠! おっ母 連れて来ました! 51 00:05:13,046 --> 00:05:17,050 (真幸)馬鹿! こういう時は 「お母さん」って呼びなさい。 52 00:05:19,052 --> 00:05:24,057 志ぐま師匠 あの日ぶりですね。 ご無沙汰してます。 53 00:05:24,057 --> 00:05:28,061 お… おお… 真幸ちゃん…。 ご無沙汰… ぶり…。 54 00:05:32,999 --> 00:05:35,001 ご丁寧にありがとうございます。 55 00:05:35,001 --> 00:05:37,003 いえ 全然。 56 00:05:37,003 --> 00:05:40,006 《大人の嫌~な空気が流れてんな》 57 00:05:40,006 --> 00:05:42,008 《気まじい…》 58 00:05:42,008 --> 00:05:45,011 ねえ この桃 形 変じゃない? 59 00:05:45,011 --> 00:05:47,013 《てめえは空気読めや!》 60 00:05:53,019 --> 00:05:57,023 (志ぐま)真幸ちゃんに 謝んねえといけねえことがある。 61 00:05:58,024 --> 00:06:02,028 俺は 6年前から 朱音に落語の稽古をつけていた。 62 00:06:02,028 --> 00:06:05,031 こいつの熱意に負けたのもあるが→ 63 00:06:05,031 --> 00:06:10,036 一番は 志ん太への罪滅ぼしと こいつの夢を諦めさせるため…。 64 00:06:10,036 --> 00:06:14,040 とはいえ こうなる前に 一度あいさつに行くのが筋だ。 65 00:06:14,040 --> 00:06:17,043 黙っていて 本当にすまなかった。 あの… 知ってましたよ。 66 00:06:17,043 --> 00:06:19,045 (志ぐま)えっ? 67 00:06:19,045 --> 00:06:21,047 (真幸)朱音が 志ぐま師匠のご厄介になってたこと。 68 00:06:21,047 --> 00:06:24,050 知ってたの? はい。 この子 すぐしゃべるんで。 69 00:06:24,050 --> 00:06:26,052 だって 隠すことじゃなくない? 70 00:06:26,052 --> 00:06:30,056 じゃあ 落語をやることを 認めてるのかい? 71 00:06:30,056 --> 00:06:31,992 そんなの 絶対嫌です。 72 00:06:31,992 --> 00:06:34,995 あんなことがあったのに…。 じゃあ なんで…。 73 00:06:34,995 --> 00:06:38,999 (真幸)止めても無駄なんですよ この子は。 74 00:06:38,999 --> 00:06:42,002 私も 親の反対無視して 美容師になりましたからね。 75 00:06:42,002 --> 00:06:45,005 その血なんで しょうがないかなと。 76 00:06:45,005 --> 00:06:51,011 まあ 師匠が大事にしてくださってたのも 知ってますし。 77 00:06:51,011 --> 00:06:53,013 何より うちの旦那が→ 78 00:06:53,013 --> 00:06:57,017 志ぐま師匠なら 何も心配いらないって。 79 00:06:57,017 --> 00:06:59,019 (志ぐま)あっ…。 80 00:07:00,020 --> 00:07:02,022 (志ぐま)真幸ちゃん。 81 00:07:02,022 --> 00:07:07,027 俺は 弟子一人守れなかった 弟子を取る資格もねえ男だ。 82 00:07:07,027 --> 00:07:12,032 だが こいつの落語を見続けるうちに 夢を見ちまった。 83 00:07:12,032 --> 00:07:16,036 朱音が どんな落語家に育っていくんだろうって。 84 00:07:16,036 --> 00:07:18,038 何を今更と思うかもしれねえ。 85 00:07:18,038 --> 00:07:22,042 でも もし また俺に預けてくれるのなら…。 86 00:07:23,043 --> 00:07:25,045 不肖阿良川志ぐま。 87 00:07:25,045 --> 00:07:27,047 全身全霊をもって→ 88 00:07:27,047 --> 00:07:31,051 この子を立派な落語家に育て上げることを 誓います! 89 00:07:31,051 --> 00:07:32,986 師匠…。 私も! 90 00:07:32,986 --> 00:07:35,989 師匠の名に恥じない 落語家になってみせます! 91 00:07:35,989 --> 00:07:38,992 よろしくお願いします! 92 00:07:38,992 --> 00:07:41,995 じゃあ 私も。 93 00:07:41,995 --> 00:07:44,998 娘を よろしくお願いします。 94 00:07:45,999 --> 00:07:49,002 (志ぐま)《家族からの了承も得た》 95 00:07:50,003 --> 00:07:54,007 晴れて高校卒業後は俺の弟子だ。 96 00:07:54,007 --> 00:07:58,011 知ってるとは思うが 落語家には階級があって→ 97 00:07:58,011 --> 00:08:01,014 芸歴や技能に応じて 昇進していく。 98 00:08:01,014 --> 00:08:03,016 前座。 99 00:08:03,016 --> 00:08:05,018 落語家になるための修業期間。 100 00:08:05,018 --> 00:08:07,020 日々 雑務や稽古に追われながら→ 101 00:08:07,020 --> 00:08:10,023 落語家としての基礎を作る。 102 00:08:10,023 --> 00:08:12,025 二ツ目。 103 00:08:12,025 --> 00:08:16,029 落語家と認められた者が 己の芸を鍛える期間。 104 00:08:16,029 --> 00:08:20,033 羽織や袴の着用を許されるのも 二ツ目からだ。 105 00:08:20,033 --> 00:08:24,037 真打。 落語界の最高位。 106 00:08:24,037 --> 00:08:29,042 阿良川一門の真打は 芸を極めた者にのみ与えられる。 107 00:08:29,042 --> 00:08:31,978 己の芸道を まい進する傍ら→ 108 00:08:31,978 --> 00:08:35,982 弟子を取り 後進を育てることもできる。 109 00:08:35,982 --> 00:08:40,987 正式な入門は来春… とはいえ ボサッとしてる時間はないぞ。 110 00:08:40,987 --> 00:08:42,989 紹介しよう。 111 00:08:42,989 --> 00:08:45,992 ここにいる4人は 俺の弟子たちだ。 112 00:08:45,992 --> 00:08:48,995 そろいもそろって くせ者ばかりの二ツ目。 113 00:08:48,995 --> 00:08:52,999 これから この4人が おまえに落語のいろはをたたき込む! 114 00:08:52,999 --> 00:08:57,003 厳しい修業になるが やれるな? もちろん! 115 00:08:57,003 --> 00:08:59,005 (阿良川まいける)あっ 師匠。 (阿良川こぐま)その話…。 116 00:08:59,005 --> 00:09:01,007 (こぐま・まいける)お断りします。 117 00:09:01,007 --> 00:09:04,010 あ…。 は…。 118 00:09:04,010 --> 00:09:06,012 えっ…? 言ってなかった感じ? 119 00:09:06,012 --> 00:09:09,015 おめえたちなあ…。 120 00:09:09,015 --> 00:09:13,019 新しく入った弟子の面倒を見るのは 兄弟子の務めだろうが! 121 00:09:13,019 --> 00:09:17,023 それはそうですけど… ぐりこ以来6年? 7年ぶり? 122 00:09:17,023 --> 00:09:20,026 やっと入った弟子が 僕のせいで辞めたら…。 123 00:09:20,026 --> 00:09:22,028 無理無理 無理無理 無理無理 無理無理…。 124 00:09:22,028 --> 00:09:25,031 師匠… だって 俺ですよ? 125 00:09:25,031 --> 00:09:28,034 その子 絶対 俺のこと好きになるでしょ! 126 00:09:28,034 --> 00:09:30,036 この恋は条例違反だ。 127 00:09:30,036 --> 00:09:32,038 そう思わない? ぐりりん。 えっ!? いや その…。 128 00:09:32,038 --> 00:09:34,040 (志ぐま船若)ぷんぷんぷん! うえっ! 129 00:09:34,040 --> 00:09:36,042 (ぐりこ)じゃ… じゃあ 俺が…。 130 00:09:36,042 --> 00:09:38,044 (阿良川享二) まずは 私が面倒を見ましょう。 131 00:09:38,044 --> 00:09:40,046 師匠 よろしいでしょうか? 132 00:09:40,046 --> 00:09:42,048 分かった。 (志ぐま船若)ニコーッ! 133 00:09:42,048 --> 00:09:45,051 享二 おめえに任せる。 (享二)御意。 134 00:09:45,051 --> 00:09:48,054 ぐりこ 妹弟子を思う心意気は良し。 135 00:09:48,054 --> 00:09:51,057 だが おまえは二ツ目になって間もない。 136 00:09:51,057 --> 00:09:55,061 今は自分の芸を磨くことに集中しろ。 (ぐりこ)はい。 137 00:09:55,061 --> 00:09:58,064 君 こちらに来なさい。 あっ…。 138 00:09:59,065 --> 00:10:03,069 落語家は 若手から あいさつする。 あっ… はい! 139 00:10:04,070 --> 00:10:08,074 桜咲朱音です。 よろしくお願いします。 140 00:10:08,074 --> 00:10:12,078 うん。 丁寧な いいお辞儀だ。 えっ? 141 00:10:12,078 --> 00:10:15,081 高座は お辞儀で始まり お辞儀で終わる。 142 00:10:15,081 --> 00:10:17,083 丁寧なお辞儀は 見ているほうも気持ちがいい。 143 00:10:17,083 --> 00:10:22,088 《え~ めっちゃ褒めてくれんじゃん! この人 いい人かも…》 144 00:10:22,088 --> 00:10:26,092 俺は 阿良川享二だ。 当面は 俺に同行してもらうことになる。 145 00:10:26,092 --> 00:10:28,094 学校の予定は? 146 00:10:28,094 --> 00:10:31,097 ああ それなら気にしなくていいっすよ。 サボっても全然大丈夫なんで…。 147 00:10:31,097 --> 00:10:33,032 たわけ! 148 00:10:33,032 --> 00:10:36,035 ご両親が 君のためを思って 入れてくださった高等学校を→ 149 00:10:36,035 --> 00:10:38,037 サボってもいいだと!? えっ…。 150 00:10:38,037 --> 00:10:40,039 言語道断! 151 00:10:40,039 --> 00:10:43,042 学生である以上 本分は学業! 152 00:10:43,042 --> 00:10:45,044 何が最優先かを たがえるな! 153 00:10:45,044 --> 00:10:47,046 うっ… うす! 154 00:10:47,046 --> 00:10:49,048 (享二)分かれば よろしい。 うっ…。 155 00:10:49,048 --> 00:10:51,050 (ぐりこ)《早速 洗礼を受けたな》 156 00:10:51,050 --> 00:10:53,052 《志ん太兄さんが破門になって以降→ 157 00:10:53,052 --> 00:10:57,056 享二兄さんは この志ぐま一門の弟子たちをまとめ上げた→ 158 00:10:57,056 --> 00:11:02,061 人呼んで 志ぐま一門のお奉行様!》 159 00:11:02,061 --> 00:11:05,064 では 明日の会の場所を送る。 160 00:11:05,064 --> 00:11:07,066 《やばい この人…→ 161 00:11:07,066 --> 00:11:10,069 めっちゃ苦手なタイプかも!》 162 00:11:14,073 --> 00:11:16,075 (享二)それでは これより! 163 00:11:16,075 --> 00:11:18,077 入門前ではあるが→ 164 00:11:18,077 --> 00:11:21,080 前座修業で覚えなければならないことを 教える! 165 00:11:21,080 --> 00:11:23,082 大いに学べ! あざます! 166 00:11:23,082 --> 00:11:25,084 《ついに 今日から始まるんだ》 167 00:11:25,084 --> 00:11:28,087 《真打 それに あいつに追いつくために→ 168 00:11:28,087 --> 00:11:30,089 すぐマスターしてやる!》 169 00:11:30,089 --> 00:11:32,025 (享二)それでは 開始! 170 00:11:32,025 --> 00:11:34,027 まずは 履物をきれいにそろえる! うす! 171 00:11:34,027 --> 00:11:36,029 あいさつの励行! 172 00:11:36,029 --> 00:11:38,031 この会場のお席亭だ。 うす! 173 00:11:38,031 --> 00:11:40,033 楽屋に着いたら お茶出し! 174 00:11:40,033 --> 00:11:42,035 熱め 濃いめで頼む。 うす! 175 00:11:42,035 --> 00:11:44,037 着付けの手伝い! うす! 176 00:11:46,039 --> 00:11:49,042 (享二)脱いだ服を きれいに畳む! それから! って…。 177 00:11:49,042 --> 00:11:52,045 ただの雑用やないかい! (享二)当然だろ。 178 00:11:52,045 --> 00:11:55,048 入門して間もない時は→ 179 00:11:55,048 --> 00:11:58,051 さっきやったような雑用全般が 君の仕事になる。 180 00:11:58,051 --> 00:12:00,053 落語には無関係だと思うだろう? 181 00:12:00,053 --> 00:12:04,057 しかし 落語家は 目の前のお客さんを喜ばせる商売だ。 182 00:12:04,057 --> 00:12:08,061 目の前の人一人喜ばせられない奴には 務まらない。 183 00:12:08,061 --> 00:12:13,066 相手が喜ぶことを考え 先へ先へと気を回して動く。 184 00:12:13,066 --> 00:12:16,069 落語家は これを「気働き」と言う。 185 00:12:16,069 --> 00:12:18,071 それができないうちは 前座にもなれんぞ。 186 00:12:18,071 --> 00:12:20,073 うす。 187 00:12:20,073 --> 00:12:22,075 《気働きねえ…》 188 00:12:22,075 --> 00:12:26,079 《でも お客さんを喜ばせるのは 結局 落語じゃん!》 189 00:12:26,079 --> 00:12:29,082 《あいつは言った。 落語に大事なのは 芸の腕!》 190 00:12:29,082 --> 00:12:32,018 《芸よ芸! やっぱり 落語は芸なのよ!》 191 00:12:32,018 --> 00:12:34,020 (柏屋白州)おはようございまーす! 192 00:12:34,020 --> 00:12:36,022 柏屋白州さんが いらっしゃったぞ! 193 00:12:36,022 --> 00:12:39,025 あいさつ! うす。 194 00:12:39,025 --> 00:12:44,030 (白州)君が朱音ちゃんか。 聞いちゃいたけど 本当に若いんだね。 195 00:12:44,030 --> 00:12:46,032 あっ 君さ 今日 高座 上がれる? 196 00:12:46,032 --> 00:12:48,034 えっ!? 白州! 197 00:12:48,034 --> 00:12:51,037 (白州)入門 決まってるんでしょ? 今日は俺たち2人の会だし。 198 00:12:51,037 --> 00:12:56,042 やれます! 着物もあります! 私を高座に上がらせてください! 199 00:13:03,082 --> 00:13:08,021 🔊♬~(出囃子) 200 00:13:08,021 --> 00:13:16,029 ♬~ 201 00:13:16,029 --> 00:13:22,035 (拍手) 202 00:13:22,035 --> 00:13:26,039 (享二)《入門前の人間を高座に上げるのは 不本意だが…》 203 00:13:26,039 --> 00:13:31,044 噺だけは仕込んである。 入門前だが 高座には上げていい。 204 00:13:31,044 --> 00:13:33,046 (享二)《お手並み拝見だな》 205 00:13:34,047 --> 00:13:37,050 《緊張は 前ほどしてない… 周りも見えてる…》 206 00:13:37,050 --> 00:13:39,052 《よしっ いくぞ!》 207 00:13:39,052 --> 00:13:44,057 《落語に大事なのは芸だってこと あの人に分からせてやる!》 208 00:13:44,057 --> 00:13:48,061 「えー 付け焼き刃は剥げやすい なんてなことを申しまして」。 209 00:13:48,061 --> 00:13:51,064 「人のまねというのは どうも うまくいかないんだそうでございますが…」。 210 00:13:51,064 --> 00:13:54,067 (享二)《このマクラ… ネタは『子ほめ』か》 211 00:13:54,067 --> 00:13:56,069 「何か用かい?」。 212 00:13:56,069 --> 00:13:59,072 「いや 今 ちょいと脇で聞いてきたんですがね 隠居んとこへ…」。 213 00:13:59,072 --> 00:14:01,074 《なるほど 確かにうまい》 214 00:14:01,074 --> 00:14:07,013 《演技力 表現力の高さもさることながら 何より 居住まいが美しい》 215 00:14:07,013 --> 00:14:10,016 「それは おまえさんが聞き間違えてんだな。 私の親類が灘のほうに…」。 216 00:14:10,016 --> 00:14:13,019 《高座に根を張ったような ブレない体幹》 217 00:14:13,019 --> 00:14:16,022 《一朝一夕で身につく代物ではない》 218 00:14:16,022 --> 00:14:18,024 《たゆまぬ研さんを積んできたんだろう》 219 00:14:18,024 --> 00:14:20,026 《だが…》 220 00:14:20,026 --> 00:14:24,030 「タダでもナダでも どっちでもいいや。 一杯飲ませろ このしみったれ!」。 221 00:14:24,030 --> 00:14:27,033 (観客たち)ハハハハ…。 222 00:14:27,033 --> 00:14:30,036 《あれ…?》 223 00:14:30,036 --> 00:14:36,042 《全くウケてないわけじゃないけど なんだろう この前と反応が…》 224 00:14:36,042 --> 00:14:38,044 《いや 大丈夫!》 225 00:14:38,044 --> 00:14:41,047 《身につけたものを出し切れば きっとウケる!》 226 00:14:41,047 --> 00:14:43,049 「どうですか一杯と こうなるじゃねえか」。 227 00:14:43,049 --> 00:14:45,051 「へえ うまいやり方があるもんだ」。 228 00:14:45,051 --> 00:14:48,054 《なんで…? 悪い感じじゃないのに…》 229 00:14:48,054 --> 00:14:51,057 (享二)《噺だけは仕込んである か…》 230 00:14:51,057 --> 00:14:55,061 《師匠 おっしゃる意味が よく分かりましたよ》 231 00:14:57,063 --> 00:15:02,068 (享二)浮かない顔だな。 今日の高座が不満だったか? 232 00:15:04,070 --> 00:15:08,007 (享二)生意気だな。 白州の厚意で出番をもらえたというのに。 233 00:15:08,007 --> 00:15:12,011 不満なんて全然! めちゃくちゃ感謝してますよ。 234 00:15:13,012 --> 00:15:17,016 (朱音の声)白州さんも お客さんも 私の落語を褒めてくれて うれしかった…。 235 00:15:17,016 --> 00:15:19,018 でも それ以上に→ 236 00:15:19,018 --> 00:15:23,022 わあっ! って波立つような笑いを 起こせなかったのが悔しくて…。 237 00:15:23,022 --> 00:15:26,025 《きっと あいつなら こんなことにはならなかった》 238 00:15:26,025 --> 00:15:32,031 自分の駄目さが よく分かった。 もっと稽古して 自分の落語を磨かないと。 239 00:15:32,031 --> 00:15:35,034 (享二)自分の芸さえ磨けば お客を満足させられるのか? 240 00:15:35,034 --> 00:15:38,037 ええ まあ… そうじゃないっすか? 241 00:15:38,037 --> 00:15:40,039 (享二)傲慢だな。 242 00:15:40,039 --> 00:15:43,042 君の落語は 身勝手 極まりない。 243 00:15:43,042 --> 00:15:46,045 身勝手… えっ? どういうことすか? 244 00:15:46,045 --> 00:15:49,048 (享二)なら 聞くが 今日は高齢のお客さんが多かった。 245 00:15:49,048 --> 00:15:53,052 その方々から笑いをとるために 君は何を工夫した? 246 00:15:53,052 --> 00:15:55,054 それは…! 247 00:15:55,054 --> 00:15:58,057 《身につけたものを出し切れば きっとウケる!》 248 00:15:59,058 --> 00:16:03,062 今日の高座だが 俺からは…→ 249 00:16:03,062 --> 00:16:06,999 150キロで ボール球を投げ続けているように感じた。 250 00:16:06,999 --> 00:16:10,002 球が速いから すごいとは感じるが→ 251 00:16:10,002 --> 00:16:13,005 ストライクゾーンに入らないから 面白いとは思わない。 252 00:16:13,005 --> 00:16:15,007 腕は認める。 253 00:16:15,007 --> 00:16:18,010 だが 落語家は お客さんを喜ばせてなんぼの商売。 254 00:16:18,010 --> 00:16:22,014 君が今 目を向けるべきは 内ではなく… 外だ。 255 00:16:22,014 --> 00:16:24,016 (携帯電話の着信音) 256 00:16:25,017 --> 00:16:29,021 話は通してある。 明日から そこに通え。 257 00:16:29,021 --> 00:16:32,024 そして どうすれば 相手の喜ぶ落語ができるのか→ 258 00:16:32,024 --> 00:16:34,026 その答えを自分で探してこい。 259 00:16:35,027 --> 00:16:38,030 …分かりました。 やってやりますよ! 260 00:16:42,034 --> 00:16:46,038 《って… 学ぶ場所 居酒屋!?》 261 00:16:46,038 --> 00:16:49,041 《えっ もしかして これって… 厄介払い!?》 262 00:16:49,041 --> 00:16:52,044 《邪魔だから どっか行け的な? へこむわー》 263 00:16:52,044 --> 00:16:54,046 (柊)コラッ 新人! 働け! 264 00:16:54,046 --> 00:16:58,050 《でも 一日二日の付き合いだけど よく分かった…》 265 00:16:58,050 --> 00:17:01,053 《あの人は ちゃんといろいろ教えてくれる人だ》 266 00:17:01,053 --> 00:17:04,056 《ここでの経験も 絶対 意味があるはず!》 267 00:17:04,056 --> 00:17:06,993 (ドアチャイム) いらっしゃいませ! ご予約ですか? 268 00:17:06,993 --> 00:17:08,995 えっ… 予約じゃないです。 269 00:17:08,995 --> 00:17:11,998 ご新規様! こちらのお席へ どうぞ! 270 00:17:11,998 --> 00:17:16,002 《居酒屋 接客業 そして気働きとくれば 答えは一つ…》 271 00:17:16,002 --> 00:17:20,006 《ここで気働きを学んで 落語に生かせということ!》 272 00:17:20,006 --> 00:17:22,008 《頑張って すぐに身につけてやる!》 273 00:17:22,008 --> 00:17:25,011 いらっしゃいませー! (客)おおっ…! 274 00:17:26,012 --> 00:17:29,015 (志ぐま)朱音を居酒屋“海”に? 275 00:17:29,015 --> 00:17:34,020 はい。 今週は地方の仕事が多く 同行できないので 良い機会かと。 276 00:17:34,020 --> 00:17:37,023 そうか… みくちゃんのところか。 277 00:17:37,023 --> 00:17:39,025 面白くなりそうじゃねえか。 278 00:17:40,026 --> 00:17:42,028 いらっしゃいませー! 279 00:17:42,028 --> 00:17:46,032 おすすめメニュー いかがっすか! こちら 福井県産のサワラを使用してます! 280 00:17:46,032 --> 00:17:49,035 (客)ああ… いや まだ…。 あと こちらは当店自慢の…。 281 00:17:49,035 --> 00:17:51,037 (御来屋 守)朱音ちゃーん。 282 00:17:53,039 --> 00:17:56,042 (お湯の沸く音) 283 00:17:56,042 --> 00:18:00,046 (御来屋) 悪いんだけどさー ちょっと頑張りすぎよね。 284 00:18:00,046 --> 00:18:04,050 えっ…? もう少し 声のボリュームも絞っていいかも。 285 00:18:04,050 --> 00:18:08,054 でも 居酒屋の接客は 明るく元気にじゃ…。 さっき ネットで調べて! 286 00:18:08,054 --> 00:18:11,057 あ~ もちろん それも すっごく大事。 287 00:18:11,057 --> 00:18:16,062 でもね 頑張る前に まずは人を見ることよ。 288 00:18:19,065 --> 00:18:22,068 …って 店長に言われたんすよ。 どういう意味なんすかね? 289 00:18:22,068 --> 00:18:25,071 頑張るのが良くないのかな…。 290 00:18:25,071 --> 00:18:27,073 どうだろねー。 291 00:18:27,073 --> 00:18:30,076 柊さん! こっちは真剣に悩んでるんすよ! 292 00:18:30,076 --> 00:18:32,078 まあ 悪いことじゃないと思うよ。 293 00:18:32,078 --> 00:18:37,083 でも 大事なのは こっちが頑張るかより 来た人が また来たいって思うかじゃない? 294 00:18:37,083 --> 00:18:39,085 だって これ スポーツじゃないし。 295 00:18:39,085 --> 00:18:42,088 とりあえず 言われたとおりにやってみたら? 296 00:18:44,090 --> 00:18:46,092 お待たせしました! 297 00:18:48,094 --> 00:18:50,096 はい! はい! 298 00:18:51,097 --> 00:18:53,099 (2人)うわあ~! 299 00:18:53,099 --> 00:18:56,102 いや だからさ~ これ 小言じゃないんだけれどもさ…。 300 00:18:57,103 --> 00:18:59,105 《疲れた…》 301 00:18:59,105 --> 00:19:03,109 《いろいろ調べたことやってみたけど 全然 駄目》 302 00:19:03,109 --> 00:19:05,111 《柊さんに迷惑かけっぱなしだし…》 303 00:19:05,111 --> 00:19:10,049 《んっ? あれ? 私… 同じことやっちゃってない?》 304 00:19:10,049 --> 00:19:15,054 《自分の覚えたことを ただやるばっかで 目の前の人のことを考えてない》 305 00:19:15,054 --> 00:19:17,056 身勝手 極まりない。 306 00:19:17,056 --> 00:19:20,059 《馬鹿じゃん。 私 何も…》 307 00:19:20,059 --> 00:19:23,062 (御来屋)あら 休憩中? どう? 仕事 慣れた? 308 00:19:23,062 --> 00:19:28,067 って初日で慣れるわけないか。 ホント むちゃ振りするわよね 享ちゃん。 309 00:19:28,067 --> 00:19:30,069 享ちゃん? 310 00:19:30,069 --> 00:19:32,071 (御来屋の声)享二くんよ。 うちの常連なの。 (朱音の声)へえー! 311 00:19:32,071 --> 00:19:36,075 (御来屋の声)でも 下戸で 飲むのは いつもオレンジジュース。 312 00:19:36,075 --> 00:19:38,077 かわいいわよね~。 313 00:19:38,077 --> 00:19:40,079 店長…。 (御来屋)ん? 314 00:19:40,079 --> 00:19:44,083 気働き… 気遣いって どうすれば できるんすかね? 315 00:19:44,083 --> 00:19:47,086 それができなきゃ 前座にもなれないって言われてて→ 316 00:19:47,086 --> 00:19:49,088 失敗できないんすよね。 317 00:19:49,088 --> 00:19:54,093 んー 気遣いか…。 それこそ 私は落語家さんから学んだのよね。 318 00:19:54,093 --> 00:19:56,095 落語家から? 319 00:19:56,095 --> 00:20:00,099 (御来屋の声)昔から落語が好きでね 寄席にも よく通った。 320 00:20:00,099 --> 00:20:04,103 そこで たまたま見たの… 志ぐま師匠を。 321 00:20:04,103 --> 00:20:06,105 多分 あの人 心が読めるのよ。 322 00:20:06,105 --> 00:20:10,042 笑いも涙も こっちが欲しいタイミングに ドンピシャで入れてくるの。 323 00:20:10,042 --> 00:20:13,045 それがホントに心地よくてね。 324 00:20:13,045 --> 00:20:17,049 私にもできないかと思って いろいろやってみたわ。 325 00:20:17,049 --> 00:20:19,051 へえー…。 326 00:20:19,051 --> 00:20:22,054 (御来屋)ほら 誰だって 大切にされるのって うれしいじゃない? 327 00:20:22,054 --> 00:20:26,058 人にウケたきゃ まずは相手を受け入れろーってね。 328 00:20:26,058 --> 00:20:30,062 若いんだし 難しく考えないで いろいろやってみたら? 329 00:20:30,062 --> 00:20:32,064 それで失敗しても大丈夫。 330 00:20:32,064 --> 00:20:36,068 失敗を笑い噺にできるのが 落語のいいところでしょ? 331 00:20:37,069 --> 00:20:41,073 …って やだ! 落語家さんに落語を語っちゃった。 332 00:20:41,073 --> 00:20:43,075 ごめんなさいね 偉そうに。 333 00:20:43,075 --> 00:20:46,078 いや 全然! グッときたっす! 334 00:20:46,078 --> 00:20:48,080 (柊)店長! ちょっといいですか? 335 00:20:51,083 --> 00:20:53,085 (ベトナム語) 336 00:20:53,085 --> 00:20:57,089 えっと ご注文… オーダー? じゃなくて あの~…。 337 00:20:57,089 --> 00:21:02,094 英語… じゃなさそうよね。 どうしようかしら? あっ…。 338 00:21:02,094 --> 00:21:05,097 そうだ 翻訳アプリ! ちょっ… ソーリー! 339 00:21:05,097 --> 00:21:07,032 ハロー! 340 00:21:07,032 --> 00:21:09,034 (ベトナム語) 341 00:21:09,034 --> 00:21:11,036 《相手のことを考える…》 342 00:21:11,036 --> 00:21:15,040 《この人は 何を思ってるんだろう? 何を伝えたいんだろう?》 343 00:21:15,040 --> 00:21:18,043 《メニュー… もしかして 日本語が分からないのかも》 344 00:21:18,043 --> 00:21:20,045 《写真もないし》 345 00:21:20,045 --> 00:21:22,047 《でも なんて説明したらいいか 分かんない…》 346 00:21:22,047 --> 00:21:24,049 《だったら…》 347 00:21:24,049 --> 00:21:26,051 これ 見てて。 348 00:21:26,051 --> 00:21:28,053 シー… チュパ! 349 00:21:29,054 --> 00:21:31,056 コッ コッ コッ…。 350 00:21:32,057 --> 00:21:35,060 ンッ ンッ ンッ… っては~! 351 00:21:35,060 --> 00:21:39,064 ンッ ンッ ンッ ンッ ンッ…! ビア? 352 00:21:39,064 --> 00:21:42,067 そう! イエス イエス! 多分イエス! 353 00:21:42,067 --> 00:21:44,069 えっと じゃあ 次は…。 354 00:21:46,071 --> 00:21:49,074 スマホ取って…。 もう大丈夫。 355 00:21:49,074 --> 00:21:52,077 シュー シュー シュー…。 (御来屋)さすが落語家さんね。 356 00:21:52,077 --> 00:21:54,079 ヤキトリ! 357 00:21:54,079 --> 00:21:56,081 はい どうぞ。 358 00:21:56,081 --> 00:21:58,083 じゃあ ごゆっくり。 359 00:21:58,083 --> 00:22:00,085 アリアット。 360 00:22:00,085 --> 00:22:03,088 えっ! …あっ どうも。 361 00:22:04,089 --> 00:22:06,091 《うわっ なんか やばっ…》 362 00:22:06,091 --> 00:22:08,027 《めっちゃうれしい…!》 363 00:22:08,027 --> 00:22:11,030 朱音ちゃん ナイス ナイス~! いい飲みっぷりだったわ! 364 00:22:11,030 --> 00:22:14,033 さっきの落語技!? やるじゃん! 365 00:22:14,033 --> 00:22:16,035 (御来屋)その調子で頼むわね。 366 00:22:16,035 --> 00:22:18,037 うすっ! 367 00:22:19,038 --> 00:22:21,040 (ドアチャイム) 368 00:22:21,040 --> 00:22:23,042 こんばんは。 369 00:22:23,042 --> 00:22:25,044 (御来屋)あ~ 享ちゃん! (享二)今 帰ってまいりました。 370 00:22:25,044 --> 00:22:27,046 (御来屋)おかえり。 371 00:22:27,046 --> 00:22:30,049 妹弟子を1週間も面倒見ていただき ありがとうございました。 372 00:22:30,049 --> 00:22:32,051 これ お土産です。 373 00:22:32,051 --> 00:22:36,055 (御来屋)おほ~ ありがとう~! こっちこそ! むしろ助かったわ。 374 00:22:36,055 --> 00:22:38,057 (享二)じゃあ 早速 いつもの…。 375 00:22:40,059 --> 00:22:42,061 どうぞ。 オレンジジュースです。 376 00:22:42,061 --> 00:22:44,063 気が利くな。 377 00:22:44,063 --> 00:22:47,066 そりゃあ みくちゃんに鍛えてもらいましたから。 378 00:22:47,066 --> 00:22:49,068 答えは見つかったか? 379 00:22:49,068 --> 00:22:52,071 それは 見ていただいたほうが 早いんじゃないっすか? 380 00:22:54,073 --> 00:22:59,078 良かろう。 来週末 都内で営業がある。 君も同行しろ。 381 00:23:00,079 --> 00:23:03,082 学びの成果 とくと見せてもらうぞ。 382 00:23:03,082 --> 00:23:05,084 うすっ! 383 00:23:06,085 --> 00:23:11,090 ♬~