1 00:00:45,913 --> 00:00:49,917 (御来屋 守)1週間 お疲れさま! ホント助かっちゃったわ。 2 00:00:49,917 --> 00:00:52,920 (柊)明日から寂しくなるねえ。 3 00:00:52,920 --> 00:00:54,922 (桜咲朱音)みくちゃん 柊さん→ 4 00:00:54,922 --> 00:00:56,924 本っ当に お世話になりました! 5 00:00:56,924 --> 00:00:59,927 (御来屋)う~ん こちらこそよ。 6 00:00:59,927 --> 00:01:01,929 はい これ 少ないけど お給料。 7 00:01:01,929 --> 00:01:03,931 あざます! 8 00:01:03,931 --> 00:01:07,935 享ちゃんには感謝だけど 高座 来週だっけ? 9 00:01:07,935 --> 00:01:09,937 あっ はい! (柊)あれ? 10 00:01:09,937 --> 00:01:12,940 中間テストもあるって言ってなかった? (御来屋)ええーっ!? 11 00:01:12,940 --> 00:01:15,943 大変ねえ。 (柊)大丈夫なの? 12 00:01:15,943 --> 00:01:17,945 フッフッフッ…。 13 00:01:17,945 --> 00:01:20,948 あっしを誰だと思いねえ。 14 00:01:20,948 --> 00:01:24,952 もちろん どっちもプァーッと やってやりやすよ! 15 00:01:24,952 --> 00:01:38,966 ♬~ 16 00:03:08,889 --> 00:03:10,891 (草野球の打球音) (ざわめき) 17 00:03:11,892 --> 00:03:13,894 へえ~。 18 00:03:13,894 --> 00:03:16,897 今日の会場って ホントに老人ホームなんすね。 19 00:03:16,897 --> 00:03:18,899 (自動ドアの開く音) 20 00:03:18,899 --> 00:03:23,904 (田井中)はあ~ いやはや すみません。 落語家さんたちですよね? 21 00:03:23,904 --> 00:03:25,906 本日担当する 田井中です。 22 00:03:25,906 --> 00:03:30,844 阿良川享二です。 本日は よろしくお願いいたします。 23 00:03:30,844 --> 00:03:32,846 あかねです。 よろしくお願いします! 24 00:03:33,847 --> 00:03:35,849 (田井中)どうぞ こちらへ。 はあ~ すみませんね。 25 00:03:35,849 --> 00:03:38,852 (享二)いやあ とんでもない。 いつも お世話になっております。 26 00:03:41,855 --> 00:03:43,857 (女性)あら かわいい子だ。 27 00:03:43,857 --> 00:03:46,860 (朱音の声)今日のお客さんって ここに住んでる人たちなんですよね? 28 00:03:46,860 --> 00:03:50,864 (享二)そうだ。 施設のレクリエーションとして 今日は依頼を頂いている。 29 00:03:50,864 --> 00:03:52,866 なるほど…。 30 00:03:53,867 --> 00:03:56,870 (享二)慣れろよ。 ん? 31 00:03:56,870 --> 00:04:00,874 座布団さえあれば どこでもできるのが 落語の利点だ。 32 00:04:00,874 --> 00:04:02,876 慣れない環境で不安かもしれないが…。 33 00:04:02,876 --> 00:04:04,878 不安? 34 00:04:04,878 --> 00:04:08,882 違うのか? いや… むしろ ラッキーだなって。 35 00:04:08,882 --> 00:04:10,884 ラッキー? 36 00:04:10,884 --> 00:04:12,886 さっき 思ったんですよね。 37 00:04:12,886 --> 00:04:17,891 今日のお客さんって 普段 こういう生活してるんだなって。 38 00:04:17,891 --> 00:04:19,893 まあ 私たちって お客さんのこと→ 39 00:04:19,893 --> 00:04:22,896 会場に来てるとこしか 見れないじゃないですか。 40 00:04:22,896 --> 00:04:25,899 だから 当たり前のことなんですけど→ 41 00:04:25,899 --> 00:04:27,901 普通に生活してて→ 42 00:04:27,901 --> 00:04:32,839 落語を見るために時間を割いてくれてるんだな っていうのが分かって。 43 00:04:32,839 --> 00:04:34,841 だから この会場で良かった。 44 00:04:35,842 --> 00:04:38,845 はなから やる気満々でしたけど→ 45 00:04:38,845 --> 00:04:41,848 今は もっと楽しんでもらいたいな って感じです。 46 00:04:42,849 --> 00:04:44,851 (享二)そうか…。 47 00:04:45,852 --> 00:04:47,854 いい心掛けだが 気負いすぎるなよ。 48 00:04:47,854 --> 00:04:49,856 あっ はい! 49 00:04:49,856 --> 00:04:54,861 施設長さんからの了承は得た。 前座は 君に任せる。 50 00:04:54,861 --> 00:04:57,864 持ち時間は15分。 好きにやるといい。 51 00:04:57,864 --> 00:05:00,867 どうすれば 相手の喜ぶ落語ができるのか→ 52 00:05:00,867 --> 00:05:03,870 その答え とくと見せてもらうぞ。 53 00:05:06,873 --> 00:05:09,876 (朱音の声)そうですね。 54 00:05:09,876 --> 00:05:13,880 ホントに いろいろ勉強させてもらいましたから。 55 00:05:13,880 --> 00:05:18,885 🔊♬~(出囃子) 56 00:05:18,885 --> 00:05:21,888 (朱音の声)お礼も兼ねて その問いに…。 57 00:05:21,888 --> 00:05:23,890 (拍手) 58 00:05:26,893 --> 00:05:29,896 (朱音の声)バシッと答えてみせます! 59 00:05:29,896 --> 00:05:31,898 (拍手) 60 00:05:35,836 --> 00:05:37,837 《お客さんは20人弱…?》 61 00:05:37,837 --> 00:05:40,841 《おじいちゃんと おばあちゃんばっかり…》 62 00:05:40,841 --> 00:05:43,844 《当たり前か 老人ホームだし》 63 00:05:43,844 --> 00:05:45,846 《持ち時間は15分》 64 00:05:45,846 --> 00:05:48,849 《その中で どれだけ楽しんでもらえるか…》 65 00:05:48,849 --> 00:05:52,853 人にウケたきゃ まずは相手を受け入れろーってね。 66 00:05:52,853 --> 00:05:54,854 《だよね みくちゃん!》 67 00:05:54,854 --> 00:05:56,856 《まずは…→ 68 00:05:56,856 --> 00:05:58,858 私を知ってもらう!》 69 00:05:58,858 --> 00:06:01,861 えー どうも あかねと申します。 70 00:06:01,861 --> 00:06:05,865 私は まだ17歳の高校生でして 来年の春…。 71 00:06:05,865 --> 00:06:09,870 あら やだ。 うちの孫と同い年だよ。 72 00:06:10,870 --> 00:06:13,873 えーっ!? お孫さんと同い年ですか。 73 00:06:13,873 --> 00:06:16,877 あっ 失礼ですけど お母さん お幾つで? 74 00:06:16,877 --> 00:06:18,878 (女性)88になります。 75 00:06:18,878 --> 00:06:22,882 あっ 88! お若いですねえ。 76 00:06:22,882 --> 00:06:25,885 どう見ても 87にしか見えない。 77 00:06:25,885 --> 00:06:27,887 (女性)まあ…。 フフフ…。 ハハハハ…。 78 00:06:27,887 --> 00:06:31,825 えー 他にも 高校生のお孫さんがいらっしゃるって方…。 79 00:06:31,825 --> 00:06:33,827 あっ こ~んなに! 80 00:06:33,827 --> 00:06:37,831 じゃあ 今日は どうぞ 孫娘が来たと思って 楽しんでいただければ…。 81 00:06:37,831 --> 00:06:40,834 《なるほど… 探ってるな》 82 00:06:40,834 --> 00:06:43,837 《この会場の空気を》 83 00:06:45,839 --> 00:06:47,841 (享二)〈マクラ〉 84 00:06:47,841 --> 00:06:50,844 〈噺に入る前の世間話や軽いトーク〉 85 00:06:50,844 --> 00:06:55,849 〈落語家は この間に客席を温めつつ その空気を探る〉 86 00:06:56,850 --> 00:06:59,853 《なんとなく この会場の感じは分かった》 87 00:06:59,853 --> 00:07:01,855 《あとは… あの人!》 88 00:07:01,855 --> 00:07:04,858 《今のところ あの人だけ つまんなそう》 89 00:07:04,858 --> 00:07:06,860 《だったら…》 90 00:07:06,860 --> 00:07:10,864 えー 今日は 『子ほめ』という噺を やらしていただこうと思うんですが→ 91 00:07:10,864 --> 00:07:14,868 どうぞ最後まで お付き合いのほどをお願いします。 92 00:07:15,869 --> 00:07:17,871 (男性)はっ…! 93 00:07:17,871 --> 00:07:19,873 フフッ…。 94 00:07:19,873 --> 00:07:21,875 ああっ…。 95 00:07:21,875 --> 00:07:24,878 ラストアイコンタクト? (御来屋)そう! 96 00:07:24,878 --> 00:07:27,881 「目は口ほどに ものを言う」ってやつよ! 97 00:07:27,881 --> 00:07:30,817 CAさんがやってる接客術。 98 00:07:30,817 --> 00:07:34,821 去り際に相手の目を見て ニコーッとしたら 好印象につながるの。 99 00:07:34,821 --> 00:07:37,824 そんな簡単にいくかな~。 100 00:07:37,824 --> 00:07:40,827 いくいく! 考えてみなさいよ。 101 00:07:40,827 --> 00:07:44,831 他の誰かじゃない 自分だけに笑いかけてくれるのって→ 102 00:07:44,831 --> 00:07:46,833 特別感あって うれしくな~い? 103 00:07:48,835 --> 00:07:53,840 サブローさん しっかり~! り~ り~ り~…。 104 00:07:57,844 --> 00:07:59,846 《見違えたな…》 105 00:07:59,846 --> 00:08:02,849 《落語に必要なのは お客さんとの対話だ》 106 00:08:02,849 --> 00:08:04,851 《言葉を交わさずとも→ 107 00:08:04,851 --> 00:08:07,854 目線や表情 雰囲気から得られる情報は多い》 108 00:08:07,854 --> 00:08:12,859 《気持ちをくみ 応えることで 自分の噺に引き込む》 109 00:08:12,859 --> 00:08:15,862 《それを可能にするのは お客さんへの意識があってこそ》 110 00:08:15,862 --> 00:08:18,865 付け焼き刃は剥げやすい なんてなことを申しまして→ 111 00:08:18,865 --> 00:08:22,869 人のまねというのは なかなか うまくいかないようでございますが…。 112 00:08:22,869 --> 00:08:25,872 《“海”で よく学んできたようだな》 113 00:08:25,872 --> 00:08:27,874 《これで…》 《準備ができた!》 114 00:08:27,874 --> 00:08:30,810 《ここからが本番!》 115 00:08:30,810 --> 00:08:32,812 「ちわ~! 隠居は いるかい?」。 116 00:08:32,812 --> 00:08:34,814 「なんだい? はっつぁんかい?」。 117 00:08:34,814 --> 00:08:36,816 「ああ… まあ いいから こっちへお上がり」。 118 00:08:36,816 --> 00:08:38,818 「ヘヘッ… ええ どうもどうも」。 119 00:08:38,818 --> 00:08:40,820 「今日は どうしたんだい?」。 120 00:08:40,820 --> 00:08:43,823 「いやね 一杯 ゴチになろうと思って→ 121 00:08:43,823 --> 00:08:45,825 タダの酒」。 122 00:08:45,825 --> 00:08:47,827 「なんだい? そりゃ」。 123 00:08:47,827 --> 00:08:51,831 「ヒッ… いやいや 隠すことねえですよ。 さっき 表で聞いたんだ」。 124 00:08:51,831 --> 00:08:55,835 「なんでも 隠居さんところに タダの酒があるって話」。 125 00:08:55,835 --> 00:08:58,838 「こいつは ありがてえやと思って 来たんですよ ええ」。 126 00:08:58,838 --> 00:09:01,841 「一杯飲ませろ このしみったれ」。 (観客の笑い声) 127 00:09:01,841 --> 00:09:05,845 「いやいやいや… おめえさん そそっかしいね」。 128 00:09:05,845 --> 00:09:08,848 「世の中にタダの酒なんてあるわけないだろ」。 129 00:09:08,848 --> 00:09:11,851 「うちにあるのは 灘の酒だよ」。 130 00:09:11,851 --> 00:09:13,853 「タダじゃない 灘だ」。 (観客の笑い声) 131 00:09:13,853 --> 00:09:15,855 「ナダとタダ?」。 132 00:09:15,855 --> 00:09:17,857 《同じ噺で変わるものだな…》 133 00:09:17,857 --> 00:09:19,859 「せっかく来たんすから」。 134 00:09:21,861 --> 00:09:23,863 (享二)〈『子ほめ』〉 135 00:09:23,863 --> 00:09:28,868 〈タダ酒をたかりたい八五郎が 隠居から人の褒め方を教わるが→ 136 00:09:28,868 --> 00:09:32,872 話をろくに聞いていないせいで 失敗する様を語る前座噺〉 137 00:09:33,873 --> 00:09:37,877 「はっ なるほど。 四十五の奴が来れば→ 138 00:09:37,877 --> 00:09:41,881 “四十五にしちゃ 大層お若い。 どう見ても 百そこそこだ”って…」。 139 00:09:41,881 --> 00:09:44,884 「百じゃない 厄だ」。 140 00:09:44,884 --> 00:09:48,888 「なんだ? その厄てえのは」 「おまえさん 何も知らないんだな」。 141 00:09:48,888 --> 00:09:53,893 「男の大厄 四十二だ。 四十五のところを四十二と言われてごらん」。 142 00:09:53,893 --> 00:09:55,895 《ゆったりしたテンポ…》 143 00:09:55,895 --> 00:09:58,898 《今日のお客さんには ちょうどいいみたいだな》 144 00:09:58,898 --> 00:10:03,903 《お客さんに合わせて 伝え方を変えるのも 落語家ならでは》 145 00:10:03,903 --> 00:10:06,906 《前回の経験を糧にしたか》 146 00:10:06,906 --> 00:10:09,909 《今日は 安心して見ていられそうだな》 147 00:10:10,910 --> 00:10:13,913 「五十の奴が来たら どうすんすか?」。 148 00:10:13,913 --> 00:10:16,916 「まあ その時は 四十五~四十六とでも言うかな」。 149 00:10:16,916 --> 00:10:19,919 「はあ~! 六十の奴が来たら?」。 150 00:10:19,919 --> 00:10:21,921 「まあ 五十五~五十六だな」。 フフッ…。 151 00:10:21,921 --> 00:10:23,923 「ああ そうっすか。 七十が来たら?」。 152 00:10:23,923 --> 00:10:25,925 「六十五~六十六」 「八十は?」。 153 00:10:25,925 --> 00:10:27,927 「七十五~七十六」。 (観客の笑い声) 154 00:10:27,927 --> 00:10:30,864 「九十は?」 「八十五~八十六」。 (観客の笑い声) 155 00:10:30,864 --> 00:10:32,866 「百は?」。 156 00:10:32,866 --> 00:10:35,869 (享二)《噺のテンポが上がっている…?》 157 00:10:35,869 --> 00:10:38,872 《車がギアを上げ 徐々に加速していくように→ 158 00:10:38,872 --> 00:10:41,875 噺のテンポを徐々に引き上げたのか…》 159 00:10:41,875 --> 00:10:43,877 「九十五~九十六とでも言うかな」。 (観客の笑い声) 160 00:10:43,877 --> 00:10:46,880 (享二)《お客さんも テンポが上がったことに気付いていない》 161 00:10:46,880 --> 00:10:48,882 《まさか 君は→ 162 00:10:48,882 --> 00:10:51,885 自分のやりたいテンポで話しても 楽しんでもらえるように→ 163 00:10:51,885 --> 00:10:54,888 お客さんの耳を慣れさせたのか!?》 164 00:10:57,891 --> 00:11:00,894 ええーっ! マヨネーズも自分で作ってるの!? 165 00:11:00,894 --> 00:11:03,897 こだわってるんだねえ。 もちろん! 166 00:11:03,897 --> 00:11:06,900 お客さんが喜ぶのは大前提! 167 00:11:06,900 --> 00:11:10,904 その上で 自分が誇れる料理を提供しないとね。 168 00:11:10,904 --> 00:11:12,906 《驚いたな…》 169 00:11:13,907 --> 00:11:15,909 (阿良川志ぐまの声)気働きか…。 170 00:11:15,909 --> 00:11:18,912 (志ぐま)まあ 朱音なら大丈夫だろう。 171 00:11:19,913 --> 00:11:22,916 (享二)お言葉ですが 本人は悩んでいるようでしたが…。 172 00:11:22,916 --> 00:11:24,918 朱音はな→ 173 00:11:24,918 --> 00:11:29,923 人を思い 考え 学ぶことができる子だ。 174 00:11:29,923 --> 00:11:34,928 最近は よその弟子に感化されて 焦ってるようだが…。 175 00:11:35,862 --> 00:11:38,865 (志ぐまの声)心配ない。 176 00:11:38,865 --> 00:11:41,868 その目は ちゃんと お客さまに届く。 177 00:11:42,869 --> 00:11:46,873 《良かった… 私の噺で お客さんが笑ってくれてる》 178 00:11:46,873 --> 00:11:48,875 《すっごいうれしい!》 179 00:11:48,875 --> 00:11:50,877 《それに 『子ほめ』は→ 180 00:11:50,877 --> 00:11:55,882 人の話を ちゃんと聞いていないのに 分かった気になって失敗する噺》 181 00:11:55,882 --> 00:11:59,886 《ここ最近の私と重なるところが 多いからかな…》 182 00:11:59,886 --> 00:12:02,889 《噺が すごく近くに思える》 183 00:12:03,890 --> 00:12:06,893 《そういえば 昔 師匠から…》 184 00:12:07,894 --> 00:12:09,896 (風鈴の音) (アイスをかじる音) 185 00:12:09,896 --> 00:12:11,898 (鳴き声) 186 00:12:11,898 --> 00:12:13,900 (志ぐま)いいか? 朱音。 187 00:12:13,900 --> 00:12:17,904 落語ってのは 当時の町人たちが作った演芸だ。 188 00:12:17,904 --> 00:12:23,910 それもあって 出てくるのは 大工や魚屋 家を貸してる大家さん…→ 189 00:12:23,910 --> 00:12:26,913 俺たちと同じ 普通の人だ。 190 00:12:27,914 --> 00:12:29,916 (志ぐま)だから おまえにも→ 191 00:12:29,916 --> 00:12:33,853 いつか 噺に出てくる人たちの気持ちが 分かるようになる。 192 00:12:33,853 --> 00:12:36,856 昔の人の気持ちなんて 分かるかな? 193 00:12:36,856 --> 00:12:39,859 (志ぐま)分かるさ。 194 00:12:39,859 --> 00:12:42,862 ものの考え方や生活が変わっても→ 195 00:12:42,862 --> 00:12:47,867 人間らしさってのは いつの時代も変わらねえもんさ。 196 00:12:47,867 --> 00:12:50,870 だから 朱音 いろんな経験をしろ。 197 00:12:50,870 --> 00:12:54,874 いくらでも悩め。 たくさん傷つけ。 198 00:12:54,874 --> 00:12:58,878 それが いつか おまえの糧になる日が 必ず来る。 199 00:12:58,878 --> 00:13:01,881 (風鈴の音) 200 00:13:02,882 --> 00:13:05,885 《あの頃は よく意味が分からなかった》 201 00:13:05,885 --> 00:13:08,888 《でも 今なら分かる》 202 00:13:08,888 --> 00:13:13,893 《あの時の経験が 今 この瞬間につながってる》 203 00:13:13,893 --> 00:13:16,896 《きっと 無駄なことなんて何もなくて→ 204 00:13:16,896 --> 00:13:20,900 どんなことも 全部 落語に生きるんだ!》 205 00:13:21,901 --> 00:13:23,903 「幾つって?」。 206 00:13:23,903 --> 00:13:26,906 「生まれたばっかりだから 数えで一つだよ」。 207 00:13:26,906 --> 00:13:29,909 「一つ!? よっ! 一つにしちゃ 大層お若い!」。 208 00:13:29,909 --> 00:13:33,846 「馬鹿だねえ。 一つで若けりゃ 一体 幾つだい」。 209 00:13:33,846 --> 00:13:36,849 「どう見ても 半分でございます」。 210 00:13:36,849 --> 00:13:38,851 (拍手と歓声) 211 00:13:38,851 --> 00:13:40,853 フフフフ…。 212 00:13:40,853 --> 00:13:43,856 ハッハッハッハッ…! (男性)ハハハハハ…! 213 00:13:44,857 --> 00:13:46,859 《すごい…》 214 00:13:46,859 --> 00:13:48,861 (拍手) 215 00:13:48,861 --> 00:13:50,863 《落語って…→ 216 00:13:50,863 --> 00:13:52,865 面白い!》 217 00:13:52,865 --> 00:13:54,867 (拍手) 218 00:13:54,867 --> 00:13:56,869 (草野球の打球音) 219 00:13:58,871 --> 00:14:00,873 ふう…。 220 00:14:00,873 --> 00:14:04,877 (享二)見違えたな。 心底 驚かされたぞ。 221 00:14:04,877 --> 00:14:06,879 その調子で精進することだな。 222 00:14:06,879 --> 00:14:08,881 ありがとうございました! 223 00:14:09,882 --> 00:14:11,884 何に対する礼だ? 224 00:14:11,884 --> 00:14:13,886 何って もう 全部です。 🔊♬~(出囃子) 225 00:14:13,886 --> 00:14:17,890 自分が狭いとこしか見てなかったんだって よく分かりました。 226 00:14:17,890 --> 00:14:19,892 おかげで→ 227 00:14:19,892 --> 00:14:23,896 また少し 落語が好きになれそうです! 228 00:14:23,896 --> 00:14:25,898 (享二)…そうか。 229 00:14:25,898 --> 00:14:28,901 よく分からんが 力になれたのなら 良かったよ。 230 00:14:29,902 --> 00:14:32,839 (享二)君の答え とくと見せてもらった。 231 00:14:32,839 --> 00:14:35,842 次は 俺が魅せる番だ。 232 00:14:35,842 --> 00:14:39,846 兄弟子の威厳 示させていただく。 233 00:14:48,888 --> 00:14:50,890 《前回の二人会の時は→ 234 00:14:50,890 --> 00:14:54,894 楽屋での雑用に追われて しっかり見れなかった…》 235 00:14:54,894 --> 00:14:57,897 🔊♬~(出囃子) (拍手) 236 00:15:00,900 --> 00:15:04,904 《これが 初めて見る 享二さんの高座…!》 237 00:15:05,838 --> 00:15:08,841 えー 阿良川享二と申します。 238 00:15:08,841 --> 00:15:11,844 《すごいきれいな正座…》 239 00:15:11,844 --> 00:15:14,847 《姿勢がいいってだけで こんなに見れちゃうんだ》 240 00:15:14,847 --> 00:15:16,849 (享二)…なんてなことを申しまして。 241 00:15:16,849 --> 00:15:20,853 江戸っ子は 金に執着がなかった。 金を余らせるなんて…。 242 00:15:20,853 --> 00:15:23,856 《彼女は 俺の問いに答えてみせた》 243 00:15:23,856 --> 00:15:28,861 《では 俺は この高座で…→ 244 00:15:28,861 --> 00:15:30,863 彼女に何を見せる?》 245 00:15:30,863 --> 00:15:34,867 随分 能天気な連中がいたようで…。 246 00:15:34,867 --> 00:15:36,869 「ったく しょうがねえなあ」。 247 00:15:36,869 --> 00:15:40,873 「間抜けなもん 拾っちまったよ。 財布 拾ったよ」。 248 00:15:40,873 --> 00:15:43,876 「中 見るってえと 銭が三両 書付に印形」。 249 00:15:43,876 --> 00:15:46,879 「書付には 神田竪大工町 大工吉五郎としてやんだ」。 250 00:15:46,879 --> 00:15:48,881 《この噺…》 251 00:15:48,881 --> 00:15:50,883 〈『三方一両損』〉 252 00:15:51,884 --> 00:15:53,886 〈財布を拾った金太郎は→ 253 00:15:53,886 --> 00:15:56,889 財布に入っていた書付と印形を頼りに→ 254 00:15:56,889 --> 00:15:59,892 落とし主の吉五郎に届ける〉 255 00:15:59,892 --> 00:16:03,896 〈でも 江戸っ子は 宵越しの銭を持たない性分〉 256 00:16:03,896 --> 00:16:08,835 〈落とした三両を前に 江戸っ子2人の意地がぶつかり合う〉 257 00:16:08,835 --> 00:16:10,837 (享二)「あっ ここだ ここだ」。 258 00:16:10,837 --> 00:16:14,841 「あっ なるほどね。 丸に吉の字としたらあな」。 259 00:16:14,841 --> 00:16:17,844 「でもなあ その野郎がいりゃあいいんだけども→ 260 00:16:17,844 --> 00:16:20,847 いねえってと こんなもん持って 間抜けなんだよねえ」。 261 00:16:20,847 --> 00:16:23,850 「おっ なんだい? この障子 張り替えたばっかりか」。 262 00:16:23,850 --> 00:16:26,853 「ええ… ちょいと確かめてみるか。 よいしょっと…」。 263 00:16:26,853 --> 00:16:29,856 「えーっと どういうあんばいに…」。 264 00:16:29,856 --> 00:16:32,859 「ああ~ いたいたいた。 あっ なるほど」。 265 00:16:32,859 --> 00:16:35,862 《言葉 しぐさの一つ一つが丁寧》 266 00:16:35,862 --> 00:16:38,865 《きっちり演じる 真面目な落語…》 267 00:16:38,865 --> 00:16:40,867 (膝をたたく音) (享二)「やいっ!」。 268 00:16:40,867 --> 00:16:44,871 「てめえも江戸っ子なら もっと さっぱりしたもんで一杯やれ!」。 269 00:16:45,872 --> 00:16:47,874 「変な野郎が来やがったよ」。 270 00:16:47,874 --> 00:16:49,876 フフッ…。 (享二)「おめえ あれだろ」。 271 00:16:49,876 --> 00:16:51,878 「大工でもって 吉五郎ってんだろ?」。 272 00:16:51,878 --> 00:16:53,880 「そうだよ。 俺は 大工でもって 吉五郎ってんだい」。 273 00:16:53,880 --> 00:16:55,882 「なんだ? てめえは」。 274 00:16:55,882 --> 00:16:58,885 「俺はな 左官でもって 金太郎ってんだい」。 275 00:16:58,885 --> 00:17:00,887 「金太郎だ? 金太郎にしちゃ 赤くねえな」。 276 00:17:00,887 --> 00:17:02,889 《そっか…》 277 00:17:02,889 --> 00:17:05,825 《享二さんは ただの真面目じゃない》 278 00:17:05,825 --> 00:17:07,827 《真面目すぎるんだ!》 279 00:17:07,827 --> 00:17:10,830 (享二)「こうして わざわざ おめえのところに 届けに来てやったんだ!」。 280 00:17:10,830 --> 00:17:12,832 「ほら 受け取れ」。 281 00:17:12,832 --> 00:17:17,837 「チッ… 余計なことしてくれんじゃねえか 馬鹿野郎 この野郎!」。 282 00:17:17,837 --> 00:17:19,839 「俺はな そこに財布 置いてきたんじゃないんだよ」。 283 00:17:19,839 --> 00:17:21,841 「落としてきたんだよ!」。 284 00:17:21,841 --> 00:17:25,845 「柳原で落としたか どこで落としたか 知ったこっちゃねえ!」。 285 00:17:25,845 --> 00:17:27,847 「知ったこっちゃねえって→ 286 00:17:27,847 --> 00:17:29,849 いや おめえの名前が書いてあんだよ。 なっ?」。 287 00:17:29,849 --> 00:17:33,853 「うっせえ この野郎! 中の銭は要らねえ。 てめえにやるから持ってけ!」。 288 00:17:33,853 --> 00:17:35,855 「銭を届けて張り倒される?」。 289 00:17:35,855 --> 00:17:37,857 「こんな馬鹿な話はねえやい!」。 ハハッ…! 290 00:17:38,858 --> 00:17:41,861 《落語のやりとり自体 おかしいのに→ 291 00:17:41,861 --> 00:17:43,863 あんな真剣にやられたら 笑っちゃうよ!》 292 00:17:43,863 --> 00:17:47,867 (享二)「待って 待って 待って! また隣で始まった!」。 293 00:17:47,867 --> 00:17:50,870 「ちょいと 大家さ~ん! 大家さ~ん!」。 294 00:17:50,870 --> 00:17:52,872 (志ぐまの声)享二…。 295 00:17:52,872 --> 00:17:55,875 おまえは 人を笑わせようとするな。 296 00:17:55,875 --> 00:18:01,881 小粋なしゃれで 人様を笑わせられるほど おまえは器用な男じゃねえだろ。 297 00:18:01,881 --> 00:18:03,883 真面目にやれ。 298 00:18:03,883 --> 00:18:07,887 (享二)お言葉ですが 真面目なだけでは 笑いには…。 299 00:18:07,887 --> 00:18:10,890 確かに 真面目なだけじゃ つまらねえ。 300 00:18:10,890 --> 00:18:14,894 でもな 真面目すぎれば 面白くなる。 301 00:18:15,895 --> 00:18:18,898 (志ぐま)突き抜ければ個性。 愚直にやれ。 302 00:18:18,898 --> 00:18:21,901 それが おまえの武器になる。 303 00:18:21,901 --> 00:18:26,906 こうして 吉五郎・金太郎両名が 争う火種となった三両の行く末は→ 304 00:18:26,906 --> 00:18:31,911 南町奉行 大岡越前守さまのお裁きに 委ねることになりました。 305 00:18:31,911 --> 00:18:33,913 「吉五郎」。 306 00:18:33,913 --> 00:18:36,916 「そのほうが落とした財布を 届けに来た金太郎を→ 307 00:18:36,916 --> 00:18:41,921 打ち打擲に及んだとあるが これに相違ないか?」。 308 00:18:41,921 --> 00:18:43,923 「おっしゃるとおりですが→ 309 00:18:43,923 --> 00:18:45,925 落っことした銭を受け取る了見なんざ ありゃしねえから→ 310 00:18:45,925 --> 00:18:47,927 てめえにくれてやるって こう言ったんですよ」。 311 00:18:47,927 --> 00:18:49,929 「さようか」。 312 00:18:49,929 --> 00:18:53,933 「金太郎。 そのほうは 何ゆえ 三両をもらいおかなかった?」。 313 00:18:53,933 --> 00:18:55,935 「冗談言っちゃいけねえ!」。 314 00:18:55,935 --> 00:18:58,938 「拾ったもんは届けろと 人の道を説くのが お上の仕事だ!」。 315 00:18:58,938 --> 00:19:01,941 「そんな 三両頂くような しみったれじゃねえや!」。 316 00:19:01,941 --> 00:19:03,943 「さようであるか」。 317 00:19:03,943 --> 00:19:08,948 「しからば 両人とも 金子は受け取らぬと こう申すのじゃな」。 318 00:19:09,882 --> 00:19:13,886 (享二)《落語家の師弟とは 不思議な関係だ》 319 00:19:13,886 --> 00:19:18,891 《弟子を取ったからといって 師匠が何かを得ることはない》 320 00:19:18,891 --> 00:19:23,896 《むしろ 礼儀作法のしつけに 落語の稽古→ 321 00:19:23,896 --> 00:19:27,900 他にもたくさん 与えるばかりだ…》 322 00:19:27,900 --> 00:19:29,902 《それでも…》 323 00:19:30,903 --> 00:19:32,905 (享二)「うむ」。 324 00:19:32,905 --> 00:19:36,909 「双方の申し開き この越前 しかと心得た」。 325 00:19:36,909 --> 00:19:41,914 「しからば 争いの種となる この三両 越前が預かりおこう」。 326 00:19:41,914 --> 00:19:46,919 「改めて 吉五郎・金太郎両名に 褒美を遣わす!」。 327 00:19:47,920 --> 00:19:51,924 「江戸っ子の潔き心を見せてもらった礼だ」。 328 00:19:51,924 --> 00:19:55,928 《それでも師匠は わが子の面倒を見るように→ 329 00:19:55,928 --> 00:19:58,931 損得を超えて 俺たちに気をかけてくれる》 330 00:19:58,931 --> 00:20:01,934 《感謝しても しきれない》 331 00:20:03,936 --> 00:20:06,872 (志ぐま)よし じゃあ 続きからやってみろ。 332 00:20:06,872 --> 00:20:08,874 (享二)はい! 333 00:20:08,874 --> 00:20:13,879 「吉五郎が 金太郎の届けし金子を 受け取りおかば三両」。 334 00:20:13,879 --> 00:20:17,883 「また 金太郎も その折 もらいおかば三両」。 335 00:20:17,883 --> 00:20:23,889 「この預かりし三両に 越前が一両足し 両名に二両ずつ遣わしたによって…」。 336 00:20:23,889 --> 00:20:28,894 (享二)《俺も 兄弟子として 惜しみなく与えよう》 337 00:20:28,894 --> 00:20:31,897 《師匠に していただいたように…》 338 00:20:31,897 --> 00:20:35,901 《そして 与えるに足る人であり続ける》 339 00:20:35,901 --> 00:20:38,904 《言葉に力を宿すは 人となり》 340 00:20:38,904 --> 00:20:42,908 《人として 落語家として→ 341 00:20:42,908 --> 00:20:45,911 前を歩み 見せる》 342 00:20:45,911 --> 00:20:48,914 《君が追いかけたいと思える 兄弟子の背中を!》 343 00:20:50,916 --> 00:20:53,919 「こたびの裁き→ 344 00:20:53,919 --> 00:20:56,922 三方一両損と 申す!」。 345 00:20:57,923 --> 00:20:59,925 すごい…。 346 00:20:59,925 --> 00:21:05,865 (拍手と歓声) 347 00:21:05,865 --> 00:21:08,868 《これが… 享二さんの落語!》 348 00:21:08,868 --> 00:21:12,872 (拍手) 349 00:21:12,872 --> 00:21:14,874 (御来屋)へえ~! 350 00:21:14,874 --> 00:21:17,877 大成功だったのね。 良かったじゃな~い! 351 00:21:17,877 --> 00:21:19,879 そうなの! 352 00:21:19,879 --> 00:21:22,882 享二さんの落語も すごくってさ…。 (御来屋)ふ~ん。 353 00:21:22,882 --> 00:21:25,885 あっ! ここで学んだ接客術も→ 354 00:21:25,885 --> 00:21:27,887 マクラに取り入れて やってみ…。 (享二)そうだ。 355 00:21:27,887 --> 00:21:29,889 俺は気にしないが→ 356 00:21:29,889 --> 00:21:33,893 前座がマクラを振ることを 良しとしない人もいるから 気を付けろよ。 357 00:21:33,893 --> 00:21:35,895 はい! 358 00:21:36,896 --> 00:21:39,899 (享二)それと 俺のことは 享二兄さんと呼びなさい。 359 00:21:41,901 --> 00:21:44,904 兄さん… ですか。 そうだ。 360 00:21:45,905 --> 00:21:49,909 (享二の声)弟子入りとは 師匠と親子の関係を結ぶようなもの。 361 00:21:49,909 --> 00:21:52,912 師匠が親。 弟子は皆 親の子だ。 362 00:21:52,912 --> 00:21:55,915 兄弟を「さん」付けで呼ばないだろう? 363 00:21:55,915 --> 00:22:00,920 落語家は 近しい先輩を 兄さん 姉さんと呼ぶ。 364 00:22:01,921 --> 00:22:03,923 分かったか? 朱音。 365 00:22:04,924 --> 00:22:06,859 君が今 目を向けるべきは 内ではなく…。 366 00:22:06,859 --> 00:22:09,862 君の答え とくと見せてもらった。 367 00:22:10,863 --> 00:22:12,865 《初めて 名前を…》 368 00:22:12,865 --> 00:22:14,867 はい! 369 00:22:15,868 --> 00:22:18,871 ご教授ありがとうございます。 享二兄さん! 370 00:22:18,871 --> 00:22:20,873 うむ よろしい。 371 00:22:22,875 --> 00:22:24,877 いいわねえ 青春って感じで。 372 00:22:24,877 --> 00:22:27,880 あっ そういえば あっちのほうは大丈夫そう? 373 00:22:27,880 --> 00:22:29,882 中間テスト。 374 00:22:29,882 --> 00:22:31,884 あっ やばっ! 375 00:22:31,884 --> 00:22:34,887 (享二)「あっ やばっ」? 376 00:22:34,887 --> 00:22:36,889 何が やばいんだ? 377 00:22:36,889 --> 00:22:39,892 あっ い… いや その…→ 378 00:22:39,892 --> 00:22:43,896 あっ… こ… これから頑張ろうかな~なんて…。 379 00:22:43,896 --> 00:22:46,899 こんの たわけぇーっ! うわあ~っ! 380 00:22:46,899 --> 00:22:50,903 学生の本分は勉強と言っただろ! うす…。 381 00:22:50,903 --> 00:22:52,905 中間テストの期間は 同行を禁ずる! うす…。 382 00:22:52,905 --> 00:22:54,907 (享二)勉学に励め! へい…。 383 00:22:54,907 --> 00:22:56,909 (享二)明日から毎日 俺のところにノートを持ってこい! 384 00:22:56,909 --> 00:22:59,912 遠慮は無用! 勉強くらい 俺が教えてやる。 いや… なんで こんなことになったか→ 385 00:22:59,912 --> 00:23:02,915 あっしも分かんないんで…。 (享二)おい 聞いているのか!? 386 00:23:02,915 --> 00:23:04,917 朱音ーっ! (御来屋)青春ねえ~。 387 00:23:04,917 --> 00:23:09,922 ♬~