1 00:00:01,570 --> 00:00:02,750 ね 2 00:00:02,750 --> 00:00:04,110 ちょっと 3 00:00:04,110 --> 00:00:05,480 出してくれない 4 00:00:05,480 --> 00:00:09,840 いくら俺が美少年だからって檻に入れる何て悪趣味 5 00:00:09,840 --> 00:00:13,730 言っとくけど この美貌は天に愛されてるんだからね 6 00:00:13,730 --> 00:00:16,680 俺になにがあったら天罰が下るよ 7 00:00:16,680 --> 00:00:20,220 天罰は我が龍がお決めになることだ 8 00:00:20,530 --> 00:00:24,240 此奴等 やっぱり龍の血を持つ一族 9 00:00:24,240 --> 00:00:26,830 さて どうやって抜け出すか 10 00:00:27,440 --> 00:00:30,350 お姫さん達 捕まったりしてないだろな 11 00:00:30,350 --> 00:00:34,210 あ 左に見えますのは白龍様の... 12 00:00:34,720 --> 00:00:38,530 ちょっと そこなんでぶらり龍の里めぐり 13 00:00:39,910 --> 00:00:41,480 あぁユン 元気 14 00:00:41,480 --> 00:00:43,550 元気で縛られてるよ 15 00:00:43,550 --> 00:00:46,080 これはお連れ様にご無礼を 16 00:00:46,080 --> 00:00:48,570 これ 出して差し上げなさい 17 00:00:48,570 --> 00:00:49,820 しかし 18 00:00:50,310 --> 00:00:52,460 赤い髪のお客様だぞ 19 00:00:53,640 --> 00:00:55,220 失礼しました 20 00:00:58,150 --> 00:00:59,170 なんなの 21 00:00:59,170 --> 00:01:00,510 分からん 22 00:01:00,510 --> 00:01:04,220 姫さんを見た途端 手のひらを返したように 23 00:01:04,220 --> 00:01:07,880 いや 姫さんと言うより...むしろ 24 00:02:45,080 --> 00:02:48,460 先程の無礼をお許しください 25 00:02:48,460 --> 00:02:54,150 ここは神話の時代より戦乱の後 役目を終えた四龍の一人 26 00:02:54,150 --> 00:02:56,690 白龍様が流れついて場所 27 00:02:57,570 --> 00:03:01,420 これまで白龍様の力を手に入れようとする不届き者を 28 00:03:01,420 --> 00:03:04,110 我々は全て排除してきました 29 00:03:04,110 --> 00:03:08,080 白龍様を守り その血を次に渡してゆく事が 30 00:03:08,080 --> 00:03:11,080 我が一族の使命であり誇り 31 00:03:11,640 --> 00:03:15,710 他所者を易々とこの地に入れるわけには行かんのです 32 00:03:15,710 --> 00:03:18,620 あんたらの事情は分かったが 33 00:03:19,750 --> 00:03:21,710 なんだ これは 34 00:03:21,710 --> 00:03:23,340 赤い髪 赤い髪だ 35 00:03:23,340 --> 00:03:25,400 何と美しい 36 00:03:26,800 --> 00:03:29,190 ハク 聞いた 美しいって 37 00:03:29,190 --> 00:03:30,440 髪がね 38 00:03:30,910 --> 00:03:36,110 確かに珍しいけど 何ここ 赤髪信仰かなにか 39 00:03:36,110 --> 00:03:40,950 我々にとって赤い髪は特別な思い入れがあるのですよ 40 00:03:40,950 --> 00:03:45,680 初代白龍様は赤い髪の主に仕えておられたから 41 00:03:46,730 --> 00:03:50,510 私 この髪嫌いだったのに 42 00:03:50,510 --> 00:03:52,840 そんなもったいない 43 00:03:52,840 --> 00:03:57,550 貴方は神官様のお導きでこの地を訪れたと言う 44 00:03:57,910 --> 00:04:04,150 もしや 貴方こそが 我々が待ち望んだ方かもしれない 45 00:04:06,950 --> 00:04:08,680 違うかもしれない 46 00:04:10,420 --> 00:04:14,460 違ったらどうするのさ この土地を知った俺等は 47 00:04:17,860 --> 00:04:20,800 ともかく白龍様にお会いになってください 48 00:04:20,820 --> 00:04:23,000 長い 間が長いよ 49 00:04:23,370 --> 00:04:25,710 ね 雷獣 守ってよね 50 00:04:25,710 --> 00:04:27,880 もしもの時は守ってよね 51 00:04:27,880 --> 00:04:29,910 どうしようかな 52 00:04:29,910 --> 00:04:33,880 その白龍様ってのはどう特別なの 53 00:04:33,880 --> 00:04:37,790 この里の人間は皆白龍の子孫なんでしょう 54 00:04:38,440 --> 00:04:39,970 そうです 55 00:04:40,260 --> 00:04:46,100 しかし白龍様の力を持つお方はこの里でたった一人 56 00:04:47,860 --> 00:04:52,310 右手に龍を宿してお生まれになるのです 57 00:04:53,220 --> 00:04:57,150 今朝はなぜだか妙に右手が疼くな 58 00:04:57,150 --> 00:04:59,030 出会え 出会え 59 00:04:59,030 --> 00:05:01,480 白龍様のお手が 60 00:05:01,480 --> 00:05:04,550 大事ない 大事ないから 大袈裟にするな 61 00:05:05,910 --> 00:05:08,860 心の蔵が潰れるかと思ったわ 62 00:05:09,130 --> 00:05:12,310 大事なお手におけがでもあったのかと 63 00:05:12,310 --> 00:05:14,870 其方はなんでも大袈裟にし過ぎだ 64 00:05:15,750 --> 00:05:17,020 幼い頃から 65 00:05:17,020 --> 00:05:21,250 私の力が外部の人間の手に渡らないように守ってきた 66 00:05:22,060 --> 00:05:25,600 本来なら私が其方等を守るべきなのに 67 00:05:25,600 --> 00:05:27,930 なにを仰います 68 00:05:27,930 --> 00:05:31,110 白龍様は神の力を持つお方 69 00:05:31,110 --> 00:05:33,710 我々の誇り 生きる希望 70 00:05:33,710 --> 00:05:40,370 特に貴方様は歴代のどの白龍様より美しく輝いておられる 71 00:05:41,350 --> 00:05:44,770 だが どうにももどかしい 72 00:05:45,400 --> 00:05:49,420 此の力は何時 何の為に使えば良いかと 73 00:05:49,420 --> 00:05:52,950 その時が来たらそのお方の為に 74 00:05:53,130 --> 00:05:58,680 今は亡きお父上お母上も見守ておいてでしょう 75 00:05:58,680 --> 00:06:04,080 そのお力はもしかしたらこの時代では不要なのかもしれぬ 76 00:06:04,080 --> 00:06:08,970 しかし次の更に次の白龍様がきっと 77 00:06:08,970 --> 00:06:14,930 守るべき主の為にお使いになられる 貴方様の分まで 78 00:06:15,310 --> 00:06:17,170 次の白龍だと 79 00:06:17,440 --> 00:06:22,440 貴方様はなにも心配なさらず里に居てくだされば良い 80 00:06:22,860 --> 00:06:26,940 守るべき主とは何時現れるのだ 81 00:06:28,570 --> 00:06:32,950 早く会いたい 私を必要としてくれる主に 82 00:06:34,440 --> 00:06:36,250 ところで白龍様 83 00:06:39,880 --> 00:06:43,950 白龍様は御年二十歳におなりじゃったかの 84 00:06:43,950 --> 00:06:45,330 そうだが 85 00:06:45,620 --> 00:06:50,000 そろそろ奥方が何人が居てもおかしくない年頃だの 86 00:06:50,000 --> 00:06:51,530 一人でよい一人で 87 00:06:51,840 --> 00:06:53,850 一人もおらんのじゃが 88 00:06:53,850 --> 00:06:57,880 もう里には白龍様のお気に召す娘はおろんぞよ 89 00:06:57,880 --> 00:07:00,750 早く 早く 我が主よ 90 00:07:03,220 --> 00:07:05,100 今朝は何やら騒がしいな 91 00:07:05,840 --> 00:07:08,510 外からの侵入者が出たようで 92 00:07:08,510 --> 00:07:11,150 なに 即刻排除せんか 93 00:07:11,150 --> 00:07:16,500 それがとても珍しい方らしくて 里の中心でちょっと騒ぎに 94 00:07:16,500 --> 00:07:18,290 易々と招き入れたのか 95 00:07:18,290 --> 00:07:21,170 でも可愛らしい女子だとか 96 00:07:21,170 --> 00:07:22,440 それがどうした 97 00:07:22,440 --> 00:07:25,970 女の刺客など もっとも油断ならんではないか 98 00:07:26,510 --> 00:07:27,640 私が出る 99 00:07:27,640 --> 00:07:29,170 白龍様 100 00:07:29,170 --> 00:07:33,860 この力 せめて里を守る為 役立てて見せる 101 00:07:38,930 --> 00:07:40,710 どうした姫さん 102 00:07:40,710 --> 00:07:42,940 途方もないわね 103 00:07:43,440 --> 00:07:47,600 白龍の力を持つ子が一族の中から生まれると 104 00:07:47,600 --> 00:07:51,750 程なくして先代白龍の血は失われるんだって 105 00:07:52,200 --> 00:07:56,770 そうしていつの日かまた龍の力が必要とされる時まで 106 00:07:56,770 --> 00:07:59,750 血を繋いでいかなきゃいけないのよね 107 00:08:00,970 --> 00:08:04,350 私 そんな力を借りに来たのね 108 00:08:05,640 --> 00:08:06,930 やめとく 109 00:08:11,370 --> 00:08:12,460 ハク 110 00:08:12,950 --> 00:08:14,170 剣 貸して 111 00:08:14,800 --> 00:08:17,910 決めた事よ 後戻りなんてしない 112 00:08:18,240 --> 00:08:22,340 でも白龍がダメだったら 私をもっと鍛えてね 113 00:08:24,460 --> 00:08:26,170 侵入者は何処へ 114 00:08:26,730 --> 00:08:28,020 あそこか 115 00:08:28,420 --> 00:08:32,130 不届き者め 里を混乱に陥れるなど 116 00:08:32,730 --> 00:08:34,680 この爪で引き裂いてくれる 117 00:08:35,400 --> 00:08:36,840 そこの女 118 00:08:44,000 --> 00:08:45,970 赤い髪 119 00:08:49,260 --> 00:08:50,480 なんだ 120 00:08:50,480 --> 00:08:51,660 腕が 121 00:08:51,660 --> 00:08:54,070 血が逆流するようだ 122 00:08:54,970 --> 00:08:58,910 これより お前達は我々の分身 123 00:08:59,240 --> 00:09:03,380 緋龍を主とし命の限りこれを守り 124 00:09:03,380 --> 00:09:06,600 これを愛し 決して裏切るな 125 00:09:13,000 --> 00:09:17,080 このお方が このお方こそ求め続けた 126 00:09:17,750 --> 00:09:19,640 我が主 127 00:09:21,020 --> 00:09:23,510 白龍様... 128 00:09:25,530 --> 00:09:26,510 キジャ 129 00:09:27,600 --> 00:09:32,350 神話の時代 四龍の戦士は緋龍王を守る為生まれた 130 00:09:33,040 --> 00:09:37,970 また再び王は現れ お前の力を必要とするだろう 131 00:09:38,400 --> 00:09:43,400 父上 何時になれば 私の王は現れるでしょう 132 00:09:43,400 --> 00:09:44,910 会えば分かる 133 00:09:45,400 --> 00:09:48,330 お前の血が王を探します 134 00:09:48,330 --> 00:09:51,220 お前の白龍としての血が 135 00:09:51,600 --> 00:09:54,570 お前は眩い光を見るだろう 136 00:09:54,570 --> 00:09:58,330 その時こそ 旅立ちの時だ 137 00:09:58,330 --> 00:10:02,680 白龍様... 138 00:10:02,680 --> 00:10:04,330 大丈夫 139 00:10:05,790 --> 00:10:08,870 見ろ 白龍様のお手が 140 00:10:14,750 --> 00:10:15,930 父上 141 00:10:16,480 --> 00:10:21,800 血を守り 一族を守り続けた歴代白龍達よ 142 00:10:22,640 --> 00:10:24,200 感謝します 143 00:10:25,170 --> 00:10:28,270 あの 白龍 144 00:10:29,000 --> 00:10:34,910 はい 私は古より受け継がれし白き龍の血を引く者 145 00:10:36,110 --> 00:10:39,910 お待ちしておりました 我が主よ 146 00:10:40,400 --> 00:10:41,710 主 147 00:10:41,950 --> 00:10:43,910 なんの事 148 00:10:51,260 --> 00:10:53,720 おめでとうございます 白龍様 149 00:10:53,720 --> 00:10:57,010 漸く我らの王が現れますね 150 00:10:57,010 --> 00:10:58,310 王? 151 00:10:58,310 --> 00:11:00,510 姫さんが王なんだとよ 152 00:11:00,510 --> 00:11:04,390 赤い髪だから緋龍王だと思ってんのかも 153 00:11:04,840 --> 00:11:06,040 我が主よ 154 00:11:07,080 --> 00:11:08,860 宜しければお名前を 155 00:11:10,510 --> 00:11:11,730 ヨナ 156 00:11:12,660 --> 00:11:14,840 ヨナ...様 157 00:11:16,460 --> 00:11:18,530 この人が白龍 158 00:11:18,530 --> 00:11:22,550 白銀の髪に透き通るような白い肌 159 00:11:22,550 --> 00:11:24,740 人ではない見たい 160 00:11:25,800 --> 00:11:27,210 貴方綺麗ね 161 00:11:27,970 --> 00:11:29,370 とんでもありません 162 00:11:29,370 --> 00:11:32,000 ヨナ様の方が神々しいお姿で 163 00:11:32,000 --> 00:11:33,420 あら 嫌だ 164 00:11:33,770 --> 00:11:37,770 私 貴方の王でも主でもないわよ 165 00:11:38,640 --> 00:11:41,910 私は自分と仲間を守る為に 166 00:11:41,910 --> 00:11:44,720 神の力を欲しがる不届き者 167 00:11:44,720 --> 00:11:47,550 ちょ...黙っとこうよ そう言う事は 168 00:11:47,550 --> 00:11:51,230 他の三人の龍も手に入れようと旅をしてるの 169 00:11:52,280 --> 00:11:54,680 最初に貴方の力を借りたい 170 00:11:55,260 --> 00:11:56,480 いいかしら 171 00:11:59,170 --> 00:12:01,420 光栄の極みにございます 172 00:12:01,910 --> 00:12:08,660 貴方が誰であろうと どんな目的であろうと 私は今から貴方の龍です 173 00:12:09,330 --> 00:12:13,080 私の中の血がそう告げているのです 174 00:12:14,600 --> 00:12:19,170 お爺共 私は直ちに旅立つ 我が主とともに 175 00:12:19,170 --> 00:12:20,110 はい 176 00:12:20,110 --> 00:12:22,350 何を言っておるのじゃ 177 00:12:22,350 --> 00:12:24,280 まずは宴じゃ 178 00:12:24,280 --> 00:12:27,110 緋龍王復活の宴だよ今は 179 00:12:27,110 --> 00:12:28,310 は はい 180 00:12:31,370 --> 00:12:35,640 赤毛髪の王 お待ちしておりました 181 00:12:35,640 --> 00:12:39,060 その燃えるように美しき赤い髪 182 00:12:39,060 --> 00:12:45,150 愛くるしくも聡明な瞳 すべすべのお肌... 183 00:12:45,150 --> 00:12:47,960 じゃないのが痛ましい 184 00:12:51,150 --> 00:12:53,350 あ 驚いた 185 00:12:53,350 --> 00:12:55,680 イクスの予言通りだけど 186 00:12:56,000 --> 00:12:59,600 まさか あんなにすんなり仲間になってくれるとは 187 00:12:59,600 --> 00:13:03,570 姫だって話したら向こうもびっくりしてたしね 188 00:13:04,200 --> 00:13:06,550 不届き者なんて言っちゃって 189 00:13:06,550 --> 00:13:10,750 本当だもの 彼に嘘は嫌だったし 190 00:13:10,750 --> 00:13:14,510 そして此奴がずっとニタニタしてて気持ち悪かった 191 00:13:14,510 --> 00:13:16,060 別に 192 00:13:16,060 --> 00:13:20,170 姫さんが神に喧嘩売る様な事言うから 楽しくて 193 00:13:20,170 --> 00:13:22,000 まだハクの皮肉 194 00:13:22,000 --> 00:13:23,360 かさか 195 00:13:26,970 --> 00:13:30,210 まだ右腕が 体が熱い 196 00:13:31,460 --> 00:13:33,330 あのお方を見た途端 197 00:13:34,200 --> 00:13:39,170 全身の血が沸騰し 龍の声が魂に響いた 198 00:13:40,480 --> 00:13:44,280 幼い頃から伝えられていた一族の悲願 199 00:13:45,060 --> 00:13:49,600 数千年の時を経て 私に託された使命 200 00:13:50,660 --> 00:13:54,480 父上 どうか見守っていて下さい 201 00:14:00,020 --> 00:14:01,000 失礼 202 00:14:01,000 --> 00:14:03,260 なっ 無礼者 203 00:14:03,260 --> 00:14:06,460 白龍の城に無断で上がり込むとは 204 00:14:06,460 --> 00:14:07,860 あ 悪い悪い 205 00:14:08,280 --> 00:14:09,860 何をしている 206 00:14:09,860 --> 00:14:13,420 旅に役立ちそうなもん 調達しにきたんだが 207 00:14:14,150 --> 00:14:15,310 何がある 208 00:14:16,950 --> 00:14:17,950 ほれ 209 00:14:20,460 --> 00:14:22,820 気前いいね 白龍様 210 00:14:22,820 --> 00:14:25,110 これを持って 里から去れ 211 00:14:26,510 --> 00:14:28,040 これまでご苦労 212 00:14:28,040 --> 00:14:33,070 これから先 姫は私がお守りする故 帰っていいぞ. 213 00:14:36,170 --> 00:14:37,110 戻ってきた 214 00:14:39,840 --> 00:14:42,480 なんかすげぇ雲行き怪しいよ 215 00:14:42,800 --> 00:14:44,110 どうしたの 216 00:14:44,110 --> 00:14:47,730 姫さん 此奴はダメだ 他を当たろう 217 00:14:47,730 --> 00:14:51,600 其方こそ去れ 姫様は私一人で十分だ 218 00:14:51,600 --> 00:14:55,730 温室育ちの坊ちゃんに外の世界なんて無理無理 219 00:14:55,730 --> 00:14:59,950 姫様 なぜこのような粗暴な者が護衛なのですか 220 00:14:59,950 --> 00:15:02,000 何があったのさ 221 00:15:02,000 --> 00:15:06,140 白龍様は俺に金やるから帰れと仰るんだ 222 00:15:06,140 --> 00:15:08,810 で その腹の出っ張りは 223 00:15:08,810 --> 00:15:10,000 メタボかな 224 00:15:10,440 --> 00:15:13,110 姫をお守りするのは四龍の役目 225 00:15:13,110 --> 00:15:14,720 四龍でもない者は帰れ 226 00:15:14,720 --> 00:15:15,950 いや 227 00:15:16,680 --> 00:15:19,000 ハクは私の幼馴染で 228 00:15:19,000 --> 00:15:24,240 城を出てからもひとりになってからも見捨てず側にいてくれたの 229 00:15:24,240 --> 00:15:25,860 大事な人なの 230 00:15:26,220 --> 00:15:28,260 ハクは一緒じゃなきゃ嫌 231 00:15:36,620 --> 00:15:39,040 まぁ ね ほら 232 00:15:39,110 --> 00:15:40,710 つぅ訳よ 233 00:15:40,840 --> 00:15:43,040 しょうがねぇな 234 00:15:43,040 --> 00:15:44,820 これは返却 235 00:15:44,820 --> 00:15:47,600 姫がそう仰るなら 236 00:15:47,600 --> 00:15:50,370 でにね 白龍も必要よ 237 00:15:50,820 --> 00:15:55,310 だってこのままだとハク 私を守って死んじゃうもの 238 00:15:55,310 --> 00:15:59,600 だから白龍はハクが死なない様に守ってほしいの 239 00:16:03,220 --> 00:16:05,640 なんだそう言う事でしたか 240 00:16:05,640 --> 00:16:09,000 この者が弱いから私に救いを 241 00:16:09,000 --> 00:16:10,110 お任せを 242 00:16:10,110 --> 00:16:13,950 姫様はもちろん この者は私が守ってやります 243 00:16:15,280 --> 00:16:16,600 結構だ 244 00:16:16,600 --> 00:16:19,970 白蛇如きに守って貰う程落ちちゃいねぇんで 245 00:16:19,970 --> 00:16:24,260 白蛇 其方 神聖なる龍を蛇だと 246 00:16:24,260 --> 00:16:25,710 面倒くさい 247 00:16:46,510 --> 00:16:51,170 これまで四人の白龍様をお育てした年月 248 00:16:51,620 --> 00:16:57,360 幾度 今日と言う日を想像し その度に涙した事か 249 00:16:57,860 --> 00:16:58,820 はい 250 00:16:58,820 --> 00:17:00,060 これ 251 00:17:00,060 --> 00:17:03,150 この様なめでたい席で泣くでない 252 00:17:03,150 --> 00:17:04,830 は はい 253 00:17:10,150 --> 00:17:11,820 白龍様 254 00:17:11,820 --> 00:17:15,350 皆 見送りはせずともよいと申したはず 255 00:17:15,350 --> 00:17:17,400 そんな あんまりです 256 00:17:17,400 --> 00:17:20,350 出発はもっと先だと思っておりました 257 00:17:20,730 --> 00:17:22,220 何を言う 258 00:17:22,220 --> 00:17:25,280 お仕えする主が現れたのだぞ 259 00:17:25,280 --> 00:17:29,440 その方が我が力を必要とされているのだ 260 00:17:29,440 --> 00:17:34,220 歴代の白龍が今 この時の為に残してきた力を 261 00:17:34,220 --> 00:17:35,750 白龍様 262 00:17:36,750 --> 00:17:41,620 旅立ちの日まで皆に甘えていては天罰が下ろう 263 00:17:42,000 --> 00:17:46,600 白龍様が戻られるまでこの里の守りは我らに 264 00:17:46,600 --> 00:17:48,630 頼んだぞ 265 00:17:48,630 --> 00:17:53,060 里が安泰であれば 万が一私が死んでも 266 00:17:53,060 --> 00:17:56,760 また新たな白龍の御子が誕生するであろうからな 267 00:17:57,130 --> 00:17:59,630 そんな事仰らないでください 268 00:17:59,630 --> 00:18:01,040 泣いちゃうぞ 269 00:18:01,040 --> 00:18:02,400 白龍様のバカ 270 00:18:02,400 --> 00:18:04,270 す すまない 271 00:18:04,270 --> 00:18:06,370 白龍様 272 00:18:06,370 --> 00:18:07,640 ばば 273 00:18:13,440 --> 00:18:16,440 この握り飯を持っていきなされ 274 00:18:17,040 --> 00:18:21,230 道中 冷えるであろう ばばの作って外套と着替えじゃ 275 00:18:21,230 --> 00:18:26,030 後 薬十年分とその美貌を保つための美容液 276 00:18:26,910 --> 00:18:30,010 お供に一匹 持ってけ 泥棒 277 00:18:30,020 --> 00:18:32,260 ばば 持てぬ持てぬ 278 00:18:35,460 --> 00:18:36,680 ばばよ 279 00:18:37,330 --> 00:18:39,950 では 暫らく留守にする 280 00:18:40,460 --> 00:18:42,870 お爺達に村の事は任せてあるから 281 00:18:43,680 --> 00:18:45,860 わしな何も聞いておらぬぞ 282 00:18:45,860 --> 00:18:50,710 留守を預かるのは里の長老であるばばの役目であろう 283 00:18:50,710 --> 00:18:54,840 しかしばば また目を悪くしたと聞いたが 284 00:18:54,840 --> 00:18:58,350 わしがこの里で一番ピチピチですぞ 285 00:18:58,350 --> 00:19:00,910 確かに元気は認めるが 286 00:19:02,150 --> 00:19:03,540 だが 287 00:19:04,510 --> 00:19:06,680 張り合いがないわ 288 00:19:07,150 --> 00:19:12,930 明朝 白龍様を叩き起こす事が もう出来んとは 289 00:19:13,910 --> 00:19:17,060 一族の悲願が叶ったと言うのに 290 00:19:17,060 --> 00:19:20,640 まさかこんなに 急だとは 291 00:19:20,640 --> 00:19:23,180 ばば 顔を上げよ 292 00:19:26,840 --> 00:19:31,570 ばばは父上や母上より長くともに過ごし 293 00:19:31,570 --> 00:19:34,170 私の成長を見守ってくれた 294 00:19:34,170 --> 00:19:36,190 私の大切なばばだ 295 00:19:37,310 --> 00:19:42,570 遠く離れた地からでも 私は皆とばばの幸せを願おう 296 00:19:43,150 --> 00:19:47,550 だからばばも 体を労わって穏やかにすごされよ 297 00:19:47,550 --> 00:19:49,040 聞き捨てならん 298 00:19:49,040 --> 00:19:52,920 まるでばばが後数年で死ぬ様な言い様だの 299 00:19:55,840 --> 00:19:58,360 ばばはまだまだ生きたりぬ 300 00:19:59,200 --> 00:20:03,020 白龍様がお役目を終えて戻られる時 301 00:20:03,020 --> 00:20:06,640 わしは先頭でお出迎えしますぞ 302 00:20:07,150 --> 00:20:09,210 必ずしますぞ 303 00:20:11,350 --> 00:20:14,570 何年先でも 盲いた目でも 304 00:20:14,570 --> 00:20:18,330 白龍様の輝きがわしには見えるのだ 305 00:20:18,840 --> 00:20:23,350 お役目を果たして 必ず戻られよ 306 00:20:29,950 --> 00:20:31,950 これからどっち行こうか 307 00:20:31,950 --> 00:20:35,130 ユン イクスから何か聞いてない 308 00:20:35,130 --> 00:20:38,620 何も こっからは手掛かりなし 309 00:20:38,620 --> 00:20:40,600 どうした 目赤いぞ 310 00:20:40,600 --> 00:20:42,260 うっさい 311 00:20:42,260 --> 00:20:43,910 困ったな 312 00:20:43,910 --> 00:20:46,040 四龍をお探しですよね 313 00:20:46,040 --> 00:20:47,130 ええ 314 00:20:47,130 --> 00:20:51,040 私 四龍の力を持つ者の気配 分かりますよ 315 00:20:51,040 --> 00:20:52,200 本当 316 00:20:52,200 --> 00:20:53,170 ええ 317 00:20:53,570 --> 00:20:58,440 微弱ではありますが 我々四龍は兄弟の様なものです 318 00:20:58,440 --> 00:21:02,370 古より遠く離れていても 血で呼び合うのです 319 00:21:03,860 --> 00:21:07,490 もっとも私も会った事ないのですが 320 00:21:08,200 --> 00:21:09,840 それ凄い便利 321 00:21:09,840 --> 00:21:11,080 便利 322 00:21:11,510 --> 00:21:14,130 よしゃ とりあえず山を降りるか 323 00:21:16,640 --> 00:21:18,130 そういえば 324 00:21:18,820 --> 00:21:22,080 ね白龍 貴方の名前は 325 00:21:22,860 --> 00:21:27,640 皆白龍様って呼ぶけど 白龍って名前ではないわよね 326 00:21:28,550 --> 00:21:30,480 名前で呼んでも構わない 327 00:21:32,000 --> 00:21:37,460 父上と母上しか呼ばない名は もう呼ぶ者は居ないと思っていた 328 00:21:39,080 --> 00:21:42,150 キジャ とお呼びください 329 00:21:43,280 --> 00:21:44,380 キジャ 330 00:21:45,240 --> 00:21:46,480 いい名前ね 331 00:21:48,860 --> 00:21:52,540 早く もたもたしてると置いてっちゃうよ 332 00:23:27,600 --> 00:23:30,170 不用意に触れぬ方が良いぞ 333 00:23:30,170 --> 00:23:34,260 この力 私でさえ抑えが効かぬ 334 00:23:34,950 --> 00:23:38,730 次回 暁のヨナ 第十一話 335 00:23:38,730 --> 00:23:40,370 龍の爪