1 00:00:01,620 --> 00:00:03,060 えっと 2 00:00:03,060 --> 00:00:05,950 キジャの示した方角でいうと 3 00:00:05,950 --> 00:00:08,440 緑龍がいるのはこの範囲だね 4 00:00:08,440 --> 00:00:09,350 うむ 5 00:00:09,820 --> 00:00:13,880 このまま行くと彩火の都や緋龍城にぶち当てるな 6 00:00:14,640 --> 00:00:16,040 だね 7 00:00:16,040 --> 00:00:20,480 山沿いに遠回りしながら緑龍の方向を確認していこう 8 00:00:20,480 --> 00:00:21,530 ええ 9 00:02:03,220 --> 00:02:05,710 シンア 誰かいる 10 00:02:10,310 --> 00:02:11,660 いない 11 00:02:11,660 --> 00:02:12,880 じゃ 行こう 12 00:02:17,020 --> 00:02:19,150 遠視能力いいな 13 00:02:19,480 --> 00:02:21,620 人通りのないとこ探すの楽 14 00:02:22,710 --> 00:02:25,030 お役に立っているぞ 青... 15 00:02:27,480 --> 00:02:29,810 姫様から名を賜ったらしいな 16 00:02:30,660 --> 00:02:32,920 シンアだ 良い名だ 17 00:02:33,480 --> 00:02:35,040 大事にするのだぞ 18 00:02:38,020 --> 00:02:39,170 よいか 19 00:02:39,170 --> 00:02:40,890 四龍というのはだな... 20 00:02:41,680 --> 00:02:45,510 キジャはシンアが仲間になって なんだか嬉しそう 21 00:02:47,200 --> 00:02:52,210 私達は 旅するうち とある村に足を踏み入れた 22 00:02:59,330 --> 00:03:00,460 ここは 23 00:03:01,680 --> 00:03:05,550 見捨てられた 将軍や王からね 24 00:03:06,770 --> 00:03:10,680 この辺は何年も作物が実らなくて 水もない 25 00:03:11,130 --> 00:03:15,440 男達は兵役にとられて 都に連れて行かれたんだろう 26 00:03:17,860 --> 00:03:22,570 病気が流行り 移住する力がない者はここで死ぬしかない 27 00:03:23,660 --> 00:03:24,770 ひどい 28 00:03:26,480 --> 00:03:28,640 俺の生まれた村もこんなもんだよ 29 00:03:29,710 --> 00:03:33,330 火の土地は広いけど ほとんどが痩せた土地だし 30 00:03:34,020 --> 00:03:36,710 そのくせ 部族長のカンスジン将軍は 31 00:03:36,710 --> 00:03:38,860 軍事にばかり金を回すしね 32 00:03:38,860 --> 00:03:40,240 あほだな 33 00:03:43,200 --> 00:03:44,510 大丈夫 34 00:03:44,510 --> 00:03:47,510 近寄らない方がいい 病が移る 35 00:03:47,510 --> 00:03:48,660 でも 36 00:03:52,800 --> 00:03:56,060 気休めかもしれないけど 薬と水 37 00:03:58,240 --> 00:03:59,420 あと 果物 38 00:04:03,370 --> 00:04:04,350 はい 39 00:04:11,770 --> 00:04:14,440 あんたら 彩火の人か 40 00:04:14,440 --> 00:04:16,510 いや 旅の者だよ 41 00:04:16,510 --> 00:04:17,620 そうか 42 00:04:18,640 --> 00:04:21,600 なら空都には行ったかね 43 00:04:21,600 --> 00:04:25,130 新しい王様が立たれたというが 44 00:04:25,130 --> 00:04:27,460 どんなお方だろう 45 00:04:32,730 --> 00:04:36,200 先王 イルはひどい王だった 46 00:04:37,880 --> 00:04:40,570 他国の圧力に屈し 47 00:04:40,570 --> 00:04:44,010 波風立てないことばかり考えていた 48 00:04:44,550 --> 00:04:49,880 五部族はバラバラとなり 国は乱れるばかり 49 00:04:49,880 --> 00:04:53,640 我々弱い民も救ってはくれない 50 00:04:53,640 --> 00:04:56,940 あれは 誰のための王だったのか 51 00:04:58,240 --> 00:05:02,520 今度の王様は 良い方だといい 52 00:05:03,260 --> 00:05:07,280 この国を 変えてくださる方だといい 53 00:05:10,000 --> 00:05:12,710 娘さん ありがとう 54 00:05:12,710 --> 00:05:17,220 誰かに触れてもらったのは 何年ぶりか 55 00:05:17,220 --> 00:05:18,480 いいえ 56 00:05:19,080 --> 00:05:20,850 どうか お元気で 57 00:05:38,260 --> 00:05:42,040 わ 私ちょっとご不浄に ついてこないでね 58 00:05:49,220 --> 00:05:51,930 俺 何も言えなかった 59 00:05:53,660 --> 00:05:56,770 俺もイル王をよく思ってない人間だからさ 60 00:05:57,570 --> 00:06:01,440 でも ヨナにはたった一人の肉親なんだよね 61 00:06:02,260 --> 00:06:05,930 先王の死を悼む者は 恐らく誰もいまい 62 00:06:06,680 --> 00:06:10,240 歴史には 愚かな王であったと記されるだろう 63 00:06:11,000 --> 00:06:14,860 たった一人の姫など 気にかける者は誰も 64 00:06:14,860 --> 00:06:16,200 確かに 65 00:06:17,150 --> 00:06:21,730 武器も争いもなく 誰も傷つかない世界なんて 66 00:06:21,730 --> 00:06:23,860 夢物語でしかない 67 00:06:24,600 --> 00:06:25,770 だが 68 00:06:25,770 --> 00:06:29,040 それが理想だと言って揺るがなかった王を 69 00:06:29,040 --> 00:06:31,700 俺は愚かだとどうしても思えなかった 70 00:06:33,000 --> 00:06:36,130 己の傷をそっと隠した背中を 71 00:06:36,130 --> 00:06:39,330 臆病だと どうしても思えなかった 72 00:06:41,150 --> 00:06:45,260 愚かだと思う主に 俺は従ったりしない 73 00:06:47,680 --> 00:06:52,770 緋龍城で守り切れなかったこと 俺は生涯悔やむだろう 74 00:06:55,550 --> 00:06:57,840 雷獣は認めてたんだ 75 00:06:57,840 --> 00:07:02,730 ヨナの父とかそういうのを別にして イル王を主だと 76 00:07:03,020 --> 00:07:04,530 当たり前だ 77 00:07:05,000 --> 00:07:06,930 忘れないでいて 78 00:07:06,930 --> 00:07:12,280 お前だけは 父上とその娘を 忘れないでいて 79 00:07:13,240 --> 00:07:14,640 忘れるものか 80 00:07:15,640 --> 00:07:20,040 この国で最も華やかな娘だった姫は 今は一人 81 00:07:20,770 --> 00:07:23,370 その身以外 何も持っていない 82 00:07:24,350 --> 00:07:31,000 ただ 愛していた父との繋がりが 己の持つ たった一つの誇りなのだ 83 00:08:05,130 --> 00:08:07,180 強く ならなきゃ 84 00:08:09,460 --> 00:08:10,950 強く ならなきゃ 85 00:08:13,170 --> 00:08:17,000 皆や ハクを失わないために 86 00:08:19,240 --> 00:08:21,060 私にできることは... 87 00:08:22,130 --> 00:08:23,170 ヨナ 88 00:08:25,730 --> 00:08:30,170 ダメだよ 武器など 決して触れてはならない 89 00:08:41,640 --> 00:08:42,820 父上 90 00:08:49,150 --> 00:08:53,750 ここが地心 地の部族の都ですか 91 00:09:00,130 --> 00:09:02,040 グンテ様 92 00:09:03,080 --> 00:09:04,700 イグンテ様 93 00:09:04,700 --> 00:09:08,150 なんだよ うるせぇな チョルラン 94 00:09:08,650 --> 00:09:11,880 ダメですよ 将軍ともあろうお方が 95 00:09:11,880 --> 00:09:14,820 昼間からそのような格好でゴロゴロと 96 00:09:14,820 --> 00:09:19,330 どんな格好でも俺は俺だ 誰にも迷惑かけとらん 97 00:09:19,880 --> 00:09:24,060 それに 風の部族などは ハクといい 今の若僧といい 98 00:09:24,060 --> 00:09:26,080 適当な服着ているぞ 99 00:09:26,420 --> 00:09:28,330 あそこはもういいんですよ 100 00:09:30,640 --> 00:09:34,040 地の部族は今 何かとぱっとしねぇな 101 00:09:34,400 --> 00:09:37,880 他国からの商人や客もさっぱり見かけねぇし 102 00:09:37,880 --> 00:09:40,470 鉱物資源は先細りだし 103 00:09:41,660 --> 00:09:44,600 先々代のジュナム王の時代はよかった 104 00:09:44,600 --> 00:09:46,660 都には人が溢れ 105 00:09:46,660 --> 00:09:47,950 戦となれば 106 00:09:47,950 --> 00:09:52,710 高華の旗の下 俺は襲い来る敵を鬼神のごとき強さで 107 00:09:52,710 --> 00:09:54,050 仕方ないでしょう 108 00:09:55,150 --> 00:09:58,830 イル陛下の時代に 戦争は禁じられたわけですから 109 00:10:00,070 --> 00:10:02,370 大体 鬼神って言いますけど 110 00:10:02,370 --> 00:10:07,970 グンテ様は試合で雷獣と呼ばれたど小僧の若者に負けたじゃないですか 111 00:10:07,970 --> 00:10:10,260 可愛いこと言うじゃねぇか チョルン 112 00:10:10,260 --> 00:10:14,200 そうなんだよ 体鈍ってから こんな非力になっちまって 113 00:10:14,200 --> 00:10:17,530 すみません 突っ込みが過ぎました 114 00:10:17,530 --> 00:10:19,550 グンテ様 イグンテ様 115 00:10:19,550 --> 00:10:22,630 今度はなんだ 髭でも整えろってか 116 00:10:22,630 --> 00:10:26,570 その 陛下が スウォン陛下がお見えになりました 117 00:10:32,080 --> 00:10:33,640 本物じゃねか 118 00:10:33,640 --> 00:10:37,700 だから言ったじゃないですか 早くお着替えになって下さい 119 00:10:37,700 --> 00:10:42,730 まずいですよ ほら 空の将軍ハンジュド様もおいてですし 120 00:10:42,730 --> 00:10:46,660 なんでいきなり俺んとこ来るんだ こんな少人数で 121 00:10:46,660 --> 00:10:48,530 知りませんよ 122 00:10:48,860 --> 00:10:52,400 戴冠式以来ですね グンテ将軍 123 00:10:52,400 --> 00:10:53,880 お元気でしたか 124 00:10:53,880 --> 00:10:55,000 はい 125 00:10:55,310 --> 00:10:56,570 スウォン 126 00:10:56,910 --> 00:11:00,910 つい先だって 即位したばかりの弱冠十八の王 127 00:11:02,200 --> 00:11:03,840 先王イル崩御 128 00:11:03,840 --> 00:11:08,550 ヨナ姫 ハク将軍失踪については 不可解な点があるものの 129 00:11:08,550 --> 00:11:12,440 俺が心の師と仰ぐ ユホン様の嫡男 130 00:11:12,710 --> 00:11:17,240 あの グンテ将軍 お願いがあるんですが 131 00:11:17,240 --> 00:11:18,240 はい 132 00:11:18,240 --> 00:11:22,570 将軍へのお願いですからね きっと極秘の任務ですよ 133 00:11:22,570 --> 00:11:28,080 長旅で喉が渇きました お茶を一杯頂けませんか 134 00:11:36,130 --> 00:11:38,620 凄く香りのよいお茶ですね 135 00:11:38,620 --> 00:11:42,060 女房自慢の茶畑で取れた茶ですよ 136 00:11:42,060 --> 00:11:45,100 俺は香りがきつすぎて苦手ですがね 137 00:11:46,040 --> 00:11:47,510 花の香りだ 138 00:11:47,860 --> 00:11:50,640 女房が趣味で作ってるやつですから 139 00:11:50,640 --> 00:11:53,460 妙な味でも勘弁してやってください 140 00:11:53,460 --> 00:11:56,730 そうですか 私は好きですよ 141 00:11:56,730 --> 00:11:58,440 ね ジュド将軍 142 00:11:58,440 --> 00:12:02,320 俺は茶の味に さほど拘りはないですが 143 00:12:02,510 --> 00:12:08,260 グンテ 貴様 仮にも王にお出しする茶が失敗作とは何事だ 144 00:12:08,260 --> 00:12:11,380 あぁ だれも失敗とは言っとらん 145 00:12:11,380 --> 00:12:13,570 相変わらず固い男よ 146 00:12:13,570 --> 00:12:16,640 そのように年中眉間に皺を寄せておるから 147 00:12:16,640 --> 00:12:19,880 茶を出してくれる女も出来んのじゃ 148 00:12:19,880 --> 00:12:21,720 貴様 149 00:12:21,720 --> 00:12:23,220 お やるか 150 00:12:23,220 --> 00:12:25,550 おい チョル 俺の刀を持ってこい 151 00:12:25,550 --> 00:12:27,890 グンテ様は戦いたいだけでしょう 152 00:12:29,040 --> 00:12:30,310 グンテ将軍 153 00:12:32,440 --> 00:12:34,600 な なにか 154 00:12:39,730 --> 00:12:43,840 美味しかったです 後で茶畑 見せてください 155 00:12:45,020 --> 00:12:48,970 貴方がそのようにぼへっとしておられる侮られるのです 156 00:12:48,970 --> 00:12:51,280 もっと王たるの威厳と自覚を 157 00:12:51,280 --> 00:12:53,710 はい ごめんなさい 158 00:12:53,710 --> 00:12:56,420 これがユホン様の嫡男 159 00:12:56,420 --> 00:12:59,670 気の抜けた頼りない男よ 160 00:13:00,330 --> 00:13:03,440 憧れたユホン様の面影は欠片もない 161 00:13:03,440 --> 00:13:06,400 何方かと言えば イル王じゃねぇか 162 00:13:06,710 --> 00:13:09,680 ユホン様は比類なき最強の武人 163 00:13:09,680 --> 00:13:12,910 俺が認めた唯一の君主 164 00:13:14,200 --> 00:13:16,870 大丈夫か こいつは 165 00:13:20,480 --> 00:13:23,480 地心城は初めてで 興味深いです 166 00:13:23,480 --> 00:13:27,750 いや 今はあちこち ガタがきてまして 167 00:13:27,750 --> 00:13:30,460 改装したいのですが お恥ずかしい 168 00:13:30,460 --> 00:13:33,130 先立つもんがねぇもんな 169 00:13:34,220 --> 00:13:36,110 でも城がぼろいのは 170 00:13:36,110 --> 00:13:40,550 グンテ様が若い頃暴れられたせいもあると聞いてますが... 171 00:13:39,110 --> 00:13:40,550 グンテ様 172 00:13:41,790 --> 00:13:43,170 どうした ヒデ爺 173 00:13:43,170 --> 00:13:45,640 ウド鉱山でまた落盤だ 174 00:13:45,640 --> 00:13:47,970 なんだと 怪我人は 175 00:13:47,970 --> 00:13:50,620 若いのが十数人やられた 176 00:13:50,620 --> 00:13:54,080 あそこはもうやべぇな 取り付くしちまったか 177 00:13:54,150 --> 00:13:55,280 陛下 178 00:13:55,350 --> 00:13:58,190 近頃は鉄鉱石の採掘量は... 179 00:13:55,420 --> 00:13:56,350 陛下 180 00:13:57,060 --> 00:13:58,220 あ はい 181 00:13:58,220 --> 00:14:00,980 陛下は地心に如何なるご用件か 182 00:14:01,240 --> 00:14:07,550 陛下が直々にご光来なされたのです きっと重要なお話がおありなのでしょう 183 00:14:07,730 --> 00:14:10,020 いえ 少し観光に 184 00:14:10,020 --> 00:14:11,310 観光 185 00:14:11,310 --> 00:14:12,370 はい 186 00:14:12,370 --> 00:14:17,620 この昏迷に陥った高華国を新王のあなたがのんびり観光ですか 187 00:14:18,000 --> 00:14:23,440 我が部族にも不安定な地があるというのに 例えば阿波とか 188 00:14:23,440 --> 00:14:27,240 口を慎め 俺にしゃべるみたいにしゃべるな 189 00:14:27,240 --> 00:14:28,730 構えませんよ 190 00:14:32,970 --> 00:14:34,130 陛下 191 00:14:35,330 --> 00:14:40,330 陛下は 先王 イル王をどう思われておいてか 192 00:14:40,570 --> 00:14:41,950 グンテ様 193 00:14:42,130 --> 00:14:47,330 不敬ながら 俺は あの王には疑問を抱くばかりだった 194 00:14:47,530 --> 00:14:52,020 争いを避け 領土を譲り 国力が下はる一方 195 00:14:52,020 --> 00:14:57,510 民のためと聞こえはいいが 救われた民はどこにいたのか 196 00:14:57,510 --> 00:15:00,220 南の真と斉には舐められ 197 00:15:00,220 --> 00:15:04,110 戒帝国からは いつ襲撃されるのかと怯えた 198 00:15:04,510 --> 00:15:06,460 これ以上の屈辱を受け入れ 199 00:15:06,460 --> 00:15:09,310 高華を危険にさらすのならば 200 00:15:09,310 --> 00:15:14,010 もしかしたら 謀反を起こしたのは 俺だったかもしれん 201 00:15:15,060 --> 00:15:16,370 グンテ様 202 00:15:16,370 --> 00:15:17,420 グンテ 203 00:15:17,420 --> 00:15:19,020 おっと 違った 204 00:15:19,800 --> 00:15:22,910 俺は謀反を起こしていたかもしれん 205 00:15:22,910 --> 00:15:24,570 こ こいつ 206 00:15:24,570 --> 00:15:26,760 どどど どっちもダメですって 207 00:15:26,760 --> 00:15:28,210 違いますよ 陛下 208 00:15:28,210 --> 00:15:31,060 ううう うちの部族は謀反だなんって 209 00:15:31,060 --> 00:15:37,020 俺が言いたいのは陛下 貴方様がイル王とどう違われるかということです 210 00:15:37,020 --> 00:15:42,150 この時期に観光などをし のんきに茶など喜んでおられる 211 00:15:42,150 --> 00:15:45,350 それで この国は救われますかな 212 00:15:46,040 --> 00:15:47,460 貴方は戴冠式で 213 00:15:47,460 --> 00:15:53,270 先々代国王の時代のような強国へと この国を再生させると申された 214 00:15:54,200 --> 00:15:57,660 その心に 偽りなしと言い切れますか 215 00:16:03,060 --> 00:16:03,970 はい 216 00:16:04,860 --> 00:16:06,720 偽りはありませんよ 217 00:16:10,400 --> 00:16:12,320 覇気がねぇ 218 00:16:14,220 --> 00:16:19,390 偽りなしと言っているのに なんだ この脱力感 219 00:16:24,260 --> 00:16:26,050 なんですか この石 220 00:16:26,660 --> 00:16:28,860 石なんかどうでもいいでしょう 221 00:16:28,860 --> 00:16:33,840 だってジュド将軍 こんなところに石が祭られているなんて 222 00:16:33,840 --> 00:16:35,310 ダメだ 223 00:16:35,310 --> 00:16:37,110 ダメだこいつは 224 00:16:37,110 --> 00:16:39,600 ユホン様とは似ても似つかん 225 00:16:39,600 --> 00:16:43,620 とてもこの国を立て直せる器じゃねぇ 226 00:16:43,620 --> 00:16:47,440 そいつは ウド鉱山から持ってきた石ですよ 227 00:16:48,820 --> 00:16:50,040 鉱山から 228 00:16:50,040 --> 00:16:52,370 富と幸福を与えるものとして 229 00:16:52,370 --> 00:16:54,350 祭る風習があるんです 230 00:16:54,350 --> 00:16:57,330 確かに よく見ると 綺麗ですね 231 00:16:57,330 --> 00:16:59,550 この石は高価なものですか 232 00:16:59,550 --> 00:17:02,590 いや それ自体に 値はつきませんよ 233 00:17:02,590 --> 00:17:04,710 欲しいのは鉄鉱石ですから 234 00:17:05,880 --> 00:17:08,280 あぁ 失礼 陛下 235 00:17:08,280 --> 00:17:11,710 俺は色々と忙しい故 部屋に戻ります 236 00:17:11,710 --> 00:17:14,940 御用の際は城の者にお申し付けください 237 00:17:14,940 --> 00:17:16,920 こらグンテ 貴様 238 00:17:16,920 --> 00:17:19,820 どこが忙しいんです どこが 239 00:17:19,820 --> 00:17:23,260 はい またお話しましょう グンテ将軍 240 00:17:25,280 --> 00:17:26,760 あっ あのあの 陛下 241 00:17:27,440 --> 00:17:33,460 グンテ様がおっしゃられた謀反というのは そのあの 言葉の綾と申しますか 242 00:17:33,460 --> 00:17:38,770 あの方 時折ああいう大げさな嘘をついたりして 我々を困らせるので 243 00:17:38,770 --> 00:17:41,650 そのつまり 決して本心では 244 00:17:41,650 --> 00:17:43,200 大丈夫ですよ 245 00:17:43,200 --> 00:17:45,270 咎めたりはしませんはら 246 00:17:47,200 --> 00:17:52,510 申し訳ありません グンテ様は少し塞ぎ込んでおられるのです 247 00:17:53,020 --> 00:17:57,220 ジュナム王の時代より 猛将と謳われた方ですから 248 00:17:57,260 --> 00:18:01,910 戦場こそが己の生きる場所と思っておられるのです 249 00:18:01,910 --> 00:18:03,620 この時代において 250 00:18:03,620 --> 00:18:08,130 自分の力では高華国を守れないのか歯痒いのでしょう 251 00:18:09,420 --> 00:18:13,930 あんなだらしない格好で 一見傍若無人に見えますけど... 252 00:18:13,930 --> 00:18:15,460 分かりますよ 253 00:18:15,460 --> 00:18:19,970 グンテ将軍のことは あなた達を見ていれば 254 00:18:20,480 --> 00:18:25,640 みんな物怖じせず 上下関係なく互いに声を掛け合っている 255 00:18:25,640 --> 00:18:28,950 彼の人柄がそうさせているのでしょう 256 00:18:30,460 --> 00:18:33,800 私の大好きな人達にどこか似てます 257 00:18:34,730 --> 00:18:37,640 あなたも グンテ将軍が大好きでしょう 258 00:18:38,710 --> 00:18:41,820 その髪型 将軍とお揃いです 259 00:18:43,260 --> 00:18:48,100 地の部族の至るところで その馬のしっぽ 見かけました 260 00:18:50,240 --> 00:18:55,440 だって 戦場でのあの方は本当に格好よくて 勇ましくて 261 00:18:55,440 --> 00:18:58,220 そりゃ皆憧れたものです 262 00:18:58,800 --> 00:19:03,800 ここだけの話 世話役になるのも 凄い競争率だったんですよ 263 00:19:03,800 --> 00:19:06,930 あ でも あの方には言わないでくださいね 264 00:19:06,930 --> 00:19:09,150 調子に乗ったりしますから 265 00:19:09,150 --> 00:19:12,540 あの男の何がいいんだ 解せん 266 00:19:12,540 --> 00:19:15,020 そんなに格好いいなら 267 00:19:15,020 --> 00:19:19,080 私も見てみたいなぁ グンテ将軍の勇姿を 268 00:19:19,080 --> 00:19:21,080 そりゃま 269 00:19:21,080 --> 00:19:24,330 でも戦があるわけではありませんから 270 00:19:24,640 --> 00:19:25,860 成程 271 00:19:26,840 --> 00:19:27,820 では... 272 00:19:28,110 --> 00:19:30,480 グンテ様 グンテ様 273 00:19:30,480 --> 00:19:33,030 グンテ様X3 274 00:19:33,030 --> 00:19:35,300 なんだっつんじゃい 喧しい 275 00:19:35,300 --> 00:19:36,510 陛下が 276 00:19:36,510 --> 00:19:39,170 俺はもう あの坊ちゃんの相手はせんぞ 277 00:19:39,170 --> 00:19:43,770 そうではなくて スウォン陛下が戦をなさるそうです 278 00:19:44,970 --> 00:19:49,080 スウォン陛下*4 279 00:19:49,080 --> 00:19:51,040 煩い 一度で伝わる 280 00:19:51,040 --> 00:19:53,530 ついに戦を決意なされたか 281 00:19:53,530 --> 00:19:54,770 相手はどこじゃ 282 00:19:54,770 --> 00:19:59,280 真か 斉か やはり戒 任せ 283 00:19:59,280 --> 00:20:02,750 いや 分かっております まずは兵と武器を 284 00:20:02,750 --> 00:20:06,960 グンテ将軍 戦と言っても 戦ごっこですよ 285 00:20:10,840 --> 00:20:13,420 将軍は戦闘に飢えておられるし 286 00:20:13,420 --> 00:20:16,510 皆も将軍の勇姿を見たがっているので 287 00:20:17,130 --> 00:20:20,570 地心の都で祭りなど催されては如何かと 288 00:20:21,130 --> 00:20:26,750 え えと それはつまり模擬戦ですかな 289 00:20:26,750 --> 00:20:28,600 もっと気楽感じで 290 00:20:28,600 --> 00:20:32,840 祭りで死人を出すわけにはいきませんから 真剣はなしで 291 00:20:35,420 --> 00:20:40,150 こんなんだ ジュド この腰巾着がと言いたいとこだが 292 00:20:40,150 --> 00:20:43,840 礼を言う つい手が勝手に拳骨を 293 00:20:43,840 --> 00:20:47,260 貴様陛下に何を と言いたいとこだが 294 00:20:47,260 --> 00:20:48,550 気持ちは分かる 295 00:20:48,550 --> 00:20:51,520 貴様がしなければ 俺がやっていた 296 00:20:51,520 --> 00:20:52,480 陛下 297 00:20:52,480 --> 00:20:56,580 そのように遊んでるひまなどないと申し上げたではないですか 298 00:20:56,580 --> 00:21:00,100 まぁ たまにはジュド将軍も楽しみましょうよ 299 00:21:01,000 --> 00:21:03,480 開催は一週間後にしましょうか 300 00:21:04,260 --> 00:21:05,240 陛下 301 00:21:05,710 --> 00:21:10,800 地の部族は陛下の遊びにお付き合いする暇はございません 302 00:21:10,800 --> 00:21:12,930 緋龍城へお戻りを 303 00:21:12,930 --> 00:21:16,170 へい やらないんですか 304 00:21:16,170 --> 00:21:18,990 我々密かに楽しみに 305 00:21:19,400 --> 00:21:22,260 なに 遊びたがってんだ お前らは 306 00:21:22,730 --> 00:21:24,460 遊びたいんじゃないんですよ 307 00:21:25,930 --> 00:21:30,790 グンテ将軍 あなたはご自分の魅力をご存知ないのです 308 00:21:32,350 --> 00:21:37,930 あ 後程 ウド鉱山へ怪我された方のお見舞いに行きたいのですが 309 00:21:37,930 --> 00:21:39,800 ご案内しますじゃ 310 00:21:40,570 --> 00:21:44,130 意味が分からん ユホン様どころじゃんぇ 311 00:21:44,130 --> 00:21:47,370 ひょっとして イル王より悪いんじゃ 312 00:21:48,880 --> 00:21:50,410 お茶が美味しい 313 00:21:50,410 --> 00:21:53,970 一体どうなっちまうんだ この国は 314 00:23:27,660 --> 00:23:31,840 ここが戦場ならば 貴方は確実に死にます 315 00:23:32,480 --> 00:23:34,970 さて どうしますか 316 00:23:35,880 --> 00:23:39,130 次回 暁のヨナ 第十六話 317 00:23:39,130 --> 00:23:40,770 戦ごっこ