1 00:00:05,339 --> 00:00:07,875 (屯田林憲三郎・心の声) ≪王立魔法学園を舞台にした➡ 2 00:00:07,875 --> 00:00:11,278 乙女ゲーム 「マジカル学園 ラブ&ビースト」≫ 3 00:00:11,278 --> 00:00:13,413 ≪攻略対象となるのは 彼ら➡ 4 00:00:13,413 --> 00:00:16,884 イケメン生徒会メンバーである≫ 5 00:00:16,884 --> 00:00:19,086 ≪生徒会は ヴィルジールをはじめとする➡ 6 00:00:19,086 --> 00:00:22,089 選ばれた生徒たちによる 自治組織であり➡ 7 00:00:22,089 --> 00:00:25,192 そこに名を連ねるのが 私 グレイスと➡ 8 00:00:25,192 --> 00:00:27,394 平民出身のアンナ≫ 9 00:00:27,394 --> 00:00:30,330 ≪これが 現在の生徒会メンバーだ≫ 10 00:00:30,330 --> 00:00:32,366 (グレイス・オーヴェルヌ)ふん…。 11 00:00:32,366 --> 00:00:34,568 ≪いまだに カンペがないと つらい≫ 12 00:00:36,169 --> 00:00:39,273 ≪といっても ここは 貴族社会の学園≫ 13 00:00:39,273 --> 00:00:43,010 ≪そのメンバーは 家柄と能力によって選出される≫ 14 00:00:43,010 --> 00:00:47,180 ≪つまり 彼らは皆 この学園と 生徒会で経験を積み➡ 15 00:00:47,180 --> 00:00:52,619 将来は 実際に 国家を統治する 地位に就く者たちなのである≫ 16 00:00:52,619 --> 00:00:56,790 ≪そんな彼らこそが この世界の攻略対象≫ 17 00:00:56,790 --> 00:01:00,294 ≪そして 私は 一つのことに気付いた≫ 18 00:01:00,294 --> 00:01:04,231 ≪乙女ゲーム世界の攻略対象は 全て➡ 19 00:01:04,231 --> 00:01:06,900 髪の毛の情報量が多い!≫ 20 00:01:06,900 --> 00:01:08,936 ≪モブキャラたちと比べても➡ 21 00:01:08,936 --> 00:01:11,238 圧倒的に髪型が凝っている≫ 22 00:01:11,238 --> 00:01:14,174 ≪つまり この世界では 髪の情報量こそが➡ 23 00:01:14,174 --> 00:01:16,710 モテの重大な要素≫ 24 00:01:16,710 --> 00:01:21,448 ≪髪でモテを強化できるのも 若いうちだけだしねぇ≫ 25 00:01:21,448 --> 00:01:23,717 ≪となると 男子の髪について➡ 26 00:01:23,717 --> 00:01:26,386 アンナが どんな考えを持っているかが➡ 27 00:01:26,386 --> 00:01:30,490 今後の展開に 大きく関わってくるはず≫ 28 00:01:30,490 --> 00:01:33,961 アンナ 一つ伺ってもよろしいかしら? 29 00:01:33,961 --> 00:01:37,831 (アンナ)は… はい。 生徒会の中で…➡ 30 00:01:37,831 --> 00:01:41,335 いえ それに限らなくてもいいですわね。 31 00:01:41,335 --> 00:01:43,337 (アンナ)ん? あなたは➡ 32 00:01:44,771 --> 00:01:49,977 髪に気を遣う殿方について どんな考えを お持ちかしら? 33 00:01:49,977 --> 00:01:52,646 (アンナ)えっ…。➡ 34 00:01:52,646 --> 00:01:56,183 あっ はい。 その…➡ 35 00:01:56,183 --> 00:02:00,287 髪のきれいな女性って とっても憧れます。 36 00:02:01,555 --> 00:02:04,224 そう。 分かりましたわ。 37 00:02:04,224 --> 00:02:06,626 ごめんなさいね 変なことを聞いて。 38 00:02:06,626 --> 00:02:09,429 (アンナ)い… いえ そんなことは! 39 00:02:09,429 --> 00:02:12,065 ≪きれい系が好みか≫ 40 00:02:12,065 --> 00:02:15,535 ≪となると 本命は ロン毛の副会長か≫ 41 00:02:15,535 --> 00:02:19,439 ≪いや 色のきれいさなら 王子の金髪かな?≫ 42 00:02:19,439 --> 00:02:21,475 ≪グレイス様の髪って➡ 43 00:02:21,475 --> 00:02:24,611 どうやって 巻いてらっしゃるのかしら?≫ 44 00:02:24,611 --> 00:02:27,881 ≪まあ 悪役令嬢グレイス としては ともかく➡ 45 00:02:27,881 --> 00:02:31,985 今の私としては アンナには いちばん幸せになれる相手と➡ 46 00:02:31,985 --> 00:02:34,588 結ばれてほしいものだ≫ 47 00:02:34,588 --> 00:02:36,890 (日菜子・回想) ⦅幸せかどうかは ともかく➡ 48 00:02:36,890 --> 00:02:40,494 結ばれる攻略難易度が いちばん高いのは➡ 49 00:02:40,494 --> 00:02:43,497 やっぱり ヴィルジール王子だね~!➡ 50 00:02:43,497 --> 00:02:47,634 王子は 一見 誰にでも優しく 人当たりのいい人格者だけど➡ 51 00:02:47,634 --> 00:02:49,970 実は 生まれたときから 次代の王として➡ 52 00:02:49,970 --> 00:02:53,940 育てられたせいで 全ての人を 国家に有用かどうかで➡ 53 00:02:53,940 --> 00:02:56,810 値踏みしてしまう性格なのよ!⦆ 54 00:02:56,810 --> 00:03:01,048 ⦅だから 王子を攻略するためには まず 生徒会の仕事で➡ 55 00:03:01,048 --> 00:03:03,917 主人公の有能さを 認めさせないと➡ 56 00:03:03,917 --> 00:03:06,887 スタートラインにも 立てないってわけ!⦆ 57 00:03:06,887 --> 00:03:09,556 ⦅ふ~ん。 大変だな⦆ 58 00:03:09,556 --> 00:03:13,627 ⦅いや 主人公も そうだけど その王子君…⦆ 59 00:03:13,627 --> 00:03:18,265 ≪恋愛についても そういう視点で 人を見てしまうとしたら➡ 60 00:03:18,265 --> 00:03:22,569 王子様に生まれるのも 楽じゃないってことだよなぁ≫ 61 00:03:24,004 --> 00:03:31,144 ♬~ 62 00:03:31,144 --> 00:03:37,851 ♬~ 63 00:03:41,555 --> 00:03:49,429 ♬~ 64 00:03:49,429 --> 00:03:52,632 ♬~ 65 00:03:52,632 --> 00:03:58,438 ♬~ 66 00:03:59,840 --> 00:04:05,045 ♬~ 67 00:04:08,949 --> 00:04:28,001 ♬~ 68 00:04:28,001 --> 00:04:46,520 ♬~ 69 00:05:06,740 --> 00:05:11,077 (ヴィルジール)≪今日の二人の仕事は 生徒会の予算チェックか。➡ 70 00:05:11,077 --> 00:05:14,948 アンナ・ドール。 成績優秀なだけでなく➡ 71 00:05:14,948 --> 00:05:18,518 地道な仕事に 嫌な顔も見せず 取り組む性格。➡ 72 00:05:18,518 --> 00:05:21,788 将来 有望な人材と言っていい。➡ 73 00:05:21,788 --> 00:05:23,824 グレイス・オーヴェルヌ。➡ 74 00:05:23,824 --> 00:05:27,928 公爵家の血統と 高い魔法適性を併せ持つ令嬢。➡ 75 00:05:27,928 --> 00:05:30,964 そのうえ 最近 人当たりもよくなった。➡ 76 00:05:30,964 --> 00:05:34,100 何が 彼女を ここまで 変えたのかは分からないが➡ 77 00:05:34,100 --> 00:05:38,972 よい傾向だ。 そして 彼女は 私の婚約者でもある。➡ 78 00:05:38,972 --> 00:05:43,743 とはいえ これは国家にとって 必要な婚姻であるというだけで➡ 79 00:05:43,743 --> 00:05:46,213 幼い頃からの間柄といっても➡ 80 00:05:46,213 --> 00:05:50,183 彼女に恋愛的な感情を 抱いたことはない≫ 81 00:05:50,183 --> 00:05:52,485 ≪だが それでいいのだ≫ 82 00:05:52,485 --> 00:05:55,455 ≪私は この国の王となるため 生まれた身≫ 83 00:05:55,455 --> 00:05:57,490 ≪私の妻たる女性は➡ 84 00:05:57,490 --> 00:06:01,328 そのために有用であること以上を 望む必要はない≫ 85 00:06:01,328 --> 00:06:03,396 う~ん…。➡ 86 00:06:03,396 --> 00:06:06,132 グレイス様 ちょっと よろしいですか? 87 00:06:06,132 --> 00:06:08,868 ん? (アンナ)こことここの合計は➡ 88 00:06:08,868 --> 00:06:13,273 同じ数字になるはずなのですが どうしても違ってしまって。 89 00:06:13,273 --> 00:06:16,610 ふん… 計算が合わないと。 90 00:06:16,610 --> 00:06:20,213 そうそう あれを持ってきていたのだったわ。 91 00:06:23,016 --> 00:06:25,619 グレイス様 それは? 92 00:06:25,619 --> 00:06:28,221 東洋の計算器よ。 93 00:06:28,221 --> 00:06:31,625 うちの腕利きの職人に頼んで 作ってもらったの。 94 00:06:33,593 --> 00:06:37,897 2つの数字の差額は 8万6400マニー。 95 00:06:37,897 --> 00:06:42,969 でも 8万6400マニーの項目は 表の中にはないと。 96 00:06:42,969 --> 00:06:46,806 そういうときは 9で割る。 97 00:06:46,806 --> 00:06:50,677 8万6400を9で割ると 9600。 98 00:06:50,677 --> 00:06:54,481 アンナ 表の中に9600マニーの項目は? 99 00:06:54,481 --> 00:06:57,751 えっ? あっ ありました!➡ 100 00:06:57,751 --> 00:07:02,055 9600マニーの項目! 確かに ここです! 101 00:07:02,055 --> 00:07:05,525 えっ でも どうして分かったんですか? 102 00:07:05,525 --> 00:07:08,261 例えば 2000マニーの物を買うのに➡ 103 00:07:08,261 --> 00:07:11,131 1桁 間違えて 2万マニーを払ったら➡ 104 00:07:11,131 --> 00:07:13,667 差額は 1万8000マニー。 105 00:07:13,667 --> 00:07:15,702 9で割れば 2000マニー。 106 00:07:15,702 --> 00:07:19,072 1桁 間違えて計算したときに 生じる差額は➡ 107 00:07:19,072 --> 00:07:21,408 元の数の9倍になる。 108 00:07:21,408 --> 00:07:24,678 だから まず 9で割るということよ。 109 00:07:24,678 --> 00:07:28,348 あっ なるほど! さすが グレイス様! 110 00:07:28,348 --> 00:07:30,950 そんなことにまで お詳しいなんて! 111 00:07:32,319 --> 00:07:34,654 まあ それほどでも…。 112 00:07:34,654 --> 00:07:38,858 ≪パソコンのなかった時代には こういう仕事も よくやったから≫ 113 00:07:40,193 --> 00:07:43,263 (ヴィルジール)私も驚きだよ グレイス。 114 00:07:43,263 --> 00:07:47,534 君は 昔から 数字は苦手だと 公言していたはずなのに➡ 115 00:07:47,534 --> 00:07:50,070 いつの間に そんなことを身に付けたんだい? 116 00:07:50,070 --> 00:07:53,740 ≪はっ そうだった! 王子は グレイスと長いつきあい≫ 117 00:07:53,740 --> 00:07:55,942 ≪どうにか ごまかさないと≫ 118 00:07:55,942 --> 00:07:59,846 た… たまたまですわ。 そう 偶然 その…➡ 119 00:07:59,846 --> 00:08:02,349 図書室に入ったら たまたま バサッと➡ 120 00:08:02,349 --> 00:08:04,751 目の前に落ちてきた本に 書いてあったことを➡ 121 00:08:04,751 --> 00:08:07,821 ちょっと 覚えていただけですのよ。 122 00:08:07,821 --> 00:08:11,624 「9で割れ」と? たまたま そんな記述が? 123 00:08:11,624 --> 00:08:14,494 ええ たまたま。 124 00:08:14,494 --> 00:08:17,163 ≪下手か!≫ 125 00:08:17,163 --> 00:08:20,867 それよりも ここは アンナさんを褒めるべきですわ。 126 00:08:20,867 --> 00:08:24,604 私のしたことは ただの揚げ足取りのようなもの。 127 00:08:24,604 --> 00:08:26,706 社会にとって有用なのは➡ 128 00:08:26,706 --> 00:08:30,543 地道な計算を真面目にこなす 彼女のような方の方ですわ。 129 00:08:30,543 --> 00:08:33,146 (アンナ) い… いえ 私なんて そんな…。 130 00:08:33,146 --> 00:08:36,683 ≪グレイス 私の目は節穴ではないよ≫ 131 00:08:36,683 --> 00:08:38,852 ≪君が 負けず嫌いの性格であることは➡ 132 00:08:38,852 --> 00:08:41,254 よく知っている。 だから きっと➡ 133 00:08:41,254 --> 00:08:43,289 苦手を克服するため➡ 134 00:08:43,289 --> 00:08:45,892 人知れず 努力を重ねたに違いない。➡ 135 00:08:45,892 --> 00:08:48,962 なのに それを隠し そればかりか➡ 136 00:08:48,962 --> 00:08:52,165 仲間に 手柄を譲るような言動まで…≫ 137 00:08:53,566 --> 00:08:55,668 ああっ! 138 00:08:57,070 --> 00:08:59,672 (ヴィルジール)≪えっ 私の婚約者➡ 139 00:09:00,940 --> 00:09:03,843 もしかして 国家にとって有用すぎでは⁉≫ 140 00:09:05,912 --> 00:09:10,517 (ナレーション)<王子は かつてない 胸の高鳴りを覚えたという> 141 00:09:12,719 --> 00:09:14,754 ≪生徒会メンバー≫ 142 00:09:14,754 --> 00:09:17,524 ≪彼らは いつでも 話題の中心だ≫ 143 00:09:17,524 --> 00:09:20,326 ≪なかでも 最もホットなトピックの一つ➡ 144 00:09:20,326 --> 00:09:25,098 それは 生徒会で いちばん強いのは誰か≫ 145 00:09:25,098 --> 00:09:27,667 ≪最強候補の一人が オーギュスト≫ 146 00:09:27,667 --> 00:09:31,971 ≪魔法で体を強化した 格闘術を得意とする守護騎士≫ 147 00:09:31,971 --> 00:09:34,908 (オーギュスト)はあっ! 148 00:09:34,908 --> 00:09:37,544 ≪もう一方の候補がリシャール≫ 149 00:09:37,544 --> 00:09:42,482 ≪家に伝わる秘伝の剣術を 継承する剣聖≫ 150 00:09:42,482 --> 00:09:44,751 (ヴィルジール)始め! んっ!➡ 151 00:09:44,751 --> 00:09:47,887 ふっ! んっ ふっ! くっ!➡ 152 00:09:47,887 --> 00:09:49,923 くっ! 153 00:09:49,923 --> 00:09:52,425 (アンナ) す… すごい! でも 当たったら➡ 154 00:09:52,425 --> 00:09:54,494 大ケガするんじゃないですか? 155 00:09:54,494 --> 00:09:57,730 (ヴィルジール)この闘技場には 攻撃力を低減する魔法が➡ 156 00:09:57,730 --> 00:10:00,233 敷かれているんだ。 訓練用の武器で➡ 157 00:10:00,233 --> 00:10:02,268 ケガをすることはないよ。 158 00:10:02,268 --> 00:10:05,338 ≪いや しかし これは大した迫力だ≫ 159 00:10:05,338 --> 00:10:08,074 ≪乙女ゲーム的な世界と 侮っていたけど➡ 160 00:10:08,074 --> 00:10:11,711 戦闘も 意外と本格的だな≫ 161 00:10:11,711 --> 00:10:14,380 (オーギュスト)いや~ 打った 打った。➡ 162 00:10:14,380 --> 00:10:17,250 今日のところは引き分けだな リシャール。 163 00:10:17,250 --> 00:10:21,154 (リシャール)ふっ そういうことに しておくか オーギュスト。 164 00:10:22,522 --> 00:10:24,591 (オーギュスト)あっ。 (ヴィルジール)オーギュスト➡ 165 00:10:24,591 --> 00:10:28,128 背中に 虫が付いているぞ。 (オーギュスト)えっ マジで?➡ 166 00:10:28,128 --> 00:10:31,030 やめてくれよ。 苦手なんだよ 虫は。➡ 167 00:10:31,030 --> 00:10:33,266 お… おい 取ってくれよ リシャール。 168 00:10:33,266 --> 00:10:35,935 (リシャール)いや 私も 虫は ちょっと。 169 00:10:35,935 --> 00:10:38,538 無視したい。 (オーギュスト)そういうの いらねぇから。 170 00:10:38,538 --> 00:10:40,673 じっとしてくださいまし。 171 00:10:40,673 --> 00:10:43,977 あっ グレイス。 ≪こ… これは➡ 172 00:10:43,977 --> 00:10:46,145 ミヤマクワガタ!≫ 173 00:10:46,145 --> 00:10:48,581 ≪全ての虫好き少年が憧れる スター昆虫≫ 174 00:10:48,581 --> 00:10:51,384 ≪この大顎と耳状突起の造形美➡ 175 00:10:51,384 --> 00:10:54,554 かっこいい~!≫ ≪いい~!≫ 176 00:10:54,554 --> 00:10:56,589 (オーギュスト)助かったぜ。➡ 177 00:10:56,589 --> 00:10:59,659 でも そんな気持ち悪いもん よく持てるよな。➡ 178 00:10:59,659 --> 00:11:02,428 とっとと潰しちまってくれよ。 えっ? 179 00:11:02,428 --> 00:11:05,064 ≪そんな かわいそう&もったいないこと➡ 180 00:11:05,064 --> 00:11:07,800 できるわけないだろ! この世界の男子は➡ 181 00:11:07,800 --> 00:11:10,570 昆虫に興味がないのか?≫ 182 00:11:10,570 --> 00:11:13,206 ≪そういえば 子どもが虫捕りして遊ぶ文化は➡ 183 00:11:13,206 --> 00:11:16,709 日本以外には ほとんどないと 聞いたことがある≫ 184 00:11:16,709 --> 00:11:19,712 ≪郷に入れば郷に従えと言うが➡ 185 00:11:19,712 --> 00:11:23,183 しかし 私は…≫ 186 00:11:23,183 --> 00:11:25,618 お断りいたします。 187 00:11:25,618 --> 00:11:27,620 魔法陣。 188 00:11:30,456 --> 00:11:33,259 あっ。 ≪森へ お帰り≫ 189 00:11:36,863 --> 00:11:40,099 小さな虫でも一つの命。 190 00:11:40,099 --> 00:11:43,002 理由もなく その命を奪うことは➡ 191 00:11:43,002 --> 00:11:45,038 貴族たる者のすることと➡ 192 00:11:45,038 --> 00:11:47,740 私は思いませんわ。 193 00:11:47,740 --> 00:11:49,776 ドクン(鼓動) 194 00:11:49,776 --> 00:11:53,112 (2人)≪や… 優しい!≫ 195 00:11:53,112 --> 00:11:56,316 (アンナ)さすが グレイス様! 私 感動しました! 196 00:11:56,316 --> 00:11:58,651 大げさですわよ アンナ。 197 00:11:58,651 --> 00:12:02,422 (オーギュスト)≪えっ な… なんだ? この気持ちは≫ 198 00:12:02,422 --> 00:12:04,457 (オーギュスト)はぁ はぁ はぁ…。 199 00:12:04,457 --> 00:12:08,795 < またしても いらぬフラグが立ってしまった> 200 00:12:08,795 --> 00:12:12,198 (リシャール) 我が魔法学園の宝物庫には…。 201 00:12:14,867 --> 00:12:17,937 (リシャール)学園の偉大な先輩方から 受け継いだ武器が➡ 202 00:12:17,937 --> 00:12:21,174 保管されている。 それらの管理も➡ 203 00:12:21,174 --> 00:12:24,010 我々 生徒会の大切な仕事だ。 204 00:12:24,010 --> 00:12:26,479 (アンナ)わあ~ すごい! 205 00:12:26,479 --> 00:12:29,983 (リシャール)例えば これは 聖なる斧 ガルガンチュア。➡ 206 00:12:29,983 --> 00:12:32,518 いかなる敵の…。 (アンナ)ふだんは無口なリシャール様が➡ 207 00:12:32,518 --> 00:12:36,356 すごく饒舌です。 武器が お好きなのでしょう。 208 00:12:36,356 --> 00:12:40,760 (リシャール)この斧に葬られた敵は こう嘆くしかない。 209 00:12:40,760 --> 00:12:45,264 オー ノー! (2人)ん? 210 00:12:45,264 --> 00:12:47,634 こちらは 破魔の盾 アルケロン。 211 00:12:47,634 --> 00:12:50,803 物理攻撃はもちろん 魔法の効果すらも➡ 212 00:12:50,803 --> 00:12:52,839 はね返すと言われる。 213 00:12:52,839 --> 00:12:56,309 それを知らずに 敵が攻撃をしてきたのなら➡ 214 00:12:56,309 --> 00:12:59,245 立ってはいられないだろう。 215 00:12:59,245 --> 00:13:02,849 盾だけに。 (2人)んっ…。 216 00:13:02,849 --> 00:13:04,984 (ヴィルジール)リシャールが ふだん 無口なのは➡ 217 00:13:04,984 --> 00:13:09,389 これのせいでもあるんだ。 (アンナ)「これ」って おやじギャグですか。 218 00:13:09,389 --> 00:13:11,557 (ヴィルジール) ああ。 だから みんなから➡ 219 00:13:11,557 --> 00:13:14,761 人前で あまりしゃべらないよう 言われているんだ。 220 00:13:14,761 --> 00:13:18,331 (リシャール)続いて こちらは 天空の鎧 ヴァルキリー。➡ 221 00:13:18,331 --> 00:13:20,533 これを まといし戦士の美しさに➡ 222 00:13:20,533 --> 00:13:24,604 ご婦人方は 思わず感嘆の声を漏らすという。 223 00:13:24,604 --> 00:13:26,639 鎧だけに➡ 224 00:13:26,639 --> 00:13:28,641 「ああ~ まあ」。 225 00:13:30,043 --> 00:13:32,111 (アンナ) 笑った方がいいんでしょうか? 226 00:13:32,111 --> 00:13:34,247 (ヴィルジール)いや…。 227 00:13:34,247 --> 00:13:37,984 (リシャール)そして この宝物庫で 私が 最も好きなのが➡ 228 00:13:37,984 --> 00:13:40,286 これら 3本の剣だ。 229 00:13:46,159 --> 00:13:49,362 (リシャール)なかでも この魔剣を手にする者は➡ 230 00:13:49,362 --> 00:13:53,232 誰にも負けん! (2人)≪言っちゃった≫ 231 00:13:53,232 --> 00:13:56,636 ならば 更に 聖剣と秘剣を➡ 232 00:13:56,636 --> 00:13:59,906 私たち生徒会が手にするならば➡ 233 00:13:59,906 --> 00:14:03,976 覚悟が必要ですわね。 それは➡ 234 00:14:03,976 --> 00:14:07,180 悪党どもを一斉検挙するまで➡ 235 00:14:07,180 --> 00:14:09,782 後には 引けんという。 236 00:14:11,718 --> 00:14:14,320 ≪まさかの連続攻撃!≫ 237 00:14:14,320 --> 00:14:16,689 ≪私の本能が告げている。➡ 238 00:14:16,689 --> 00:14:19,359 これは 本物だ!≫ 239 00:14:19,359 --> 00:14:21,794 (リシャール)んっ 参りました! 240 00:14:21,794 --> 00:14:24,330 顔を上げてくださいまし。 241 00:14:24,330 --> 00:14:28,401 副会長も いい線をいっておいででしてよ。 242 00:14:28,401 --> 00:14:30,436 (2人)≪何が?≫ 243 00:14:30,436 --> 00:14:34,907 < この後 「生徒会最強は グレイスらしい」といううわさが➡ 244 00:14:34,907 --> 00:14:37,977 学園内で ひそかに流布したという> 245 00:14:37,977 --> 00:14:41,080 とんだ風評被害ですわね。 (アンナ)ふふふっ…。 246 00:14:43,015 --> 00:14:45,885 (アンナ)≪父さん 母さん お元気ですか?➡ 247 00:14:45,885 --> 00:14:48,254 アンナは とっても元気です。➡ 248 00:14:48,254 --> 00:14:52,358 私が この魔法学園学生寮で 過ごすようになってから➡ 249 00:14:52,358 --> 00:14:55,161 もう ひと月になりました。➡ 250 00:14:55,161 --> 00:15:00,333 生徒会の皆様は 本当に お人柄も すばらしい方ばかりです。➡ 251 00:15:00,333 --> 00:15:03,369 なかでも 同じ1年生のグレイス様は➡ 252 00:15:03,369 --> 00:15:05,638 本当に すてきなご令嬢で➡ 253 00:15:05,638 --> 00:15:10,409 学科の勉強から 生活の作法まで 教わることばかりです。➡ 254 00:15:10,409 --> 00:15:14,514 生徒会の1年生に 男子は お二人 いらっしゃいます。➡ 255 00:15:14,514 --> 00:15:17,216 お一人は リュカ・ヴィエルジ様。➡ 256 00:15:17,216 --> 00:15:20,520 もう一人は ランベール・バランス様です。➡ 257 00:15:20,520 --> 00:15:23,656 リュカ様は ヴィルジール殿下の弟君で➡ 258 00:15:23,656 --> 00:15:25,858 この国の第二王子。➡ 259 00:15:25,858 --> 00:15:29,962 いつでも笑顔を絶やさない 明るく気さくなお方です。➡ 260 00:15:29,962 --> 00:15:32,832 ランベール様は とにかく頭脳明晰。➡ 261 00:15:32,832 --> 00:15:35,902 成績優秀な方で 生徒会のお仕事も➡ 262 00:15:35,902 --> 00:15:38,504 あっという間に マスターされてしまいます。➡ 263 00:15:38,504 --> 00:15:40,540 ただ…≫ 264 00:15:40,540 --> 00:15:43,376 (ランベール)ミス アンナ・ドール。 265 00:15:43,376 --> 00:15:47,113 (アンナ)≪なぜか 私に対して 当たりがきついのです≫ 266 00:15:47,113 --> 00:15:49,549 そちらの集計は終わりましたか? 267 00:15:49,549 --> 00:15:52,552 あっ すみません。 あと少しです。 268 00:15:52,552 --> 00:15:55,822 (ランベール)ほう。 まだ? 僕は もう終わりましたよ。➡ 269 00:15:55,822 --> 00:15:57,957 君は まだ?➡ 270 00:15:57,957 --> 00:16:02,128 妙ですね。 確か 入試の成績は 君が首席。➡ 271 00:16:02,128 --> 00:16:06,098 つまり 僕より上だったのに 僕よりも遅い。 272 00:16:06,098 --> 00:16:08,301 (アンナ)えっと それは…。 273 00:16:08,301 --> 00:16:10,837 もしかして 手を抜いているんですか? 274 00:16:10,837 --> 00:16:13,873 学科試験ならともかく 生徒会の仕事など➡ 275 00:16:13,873 --> 00:16:15,942 全力を出すまでもないと? 276 00:16:15,942 --> 00:16:18,477 (アンナ)そ… そんなこと 全然…。 277 00:16:18,477 --> 00:16:21,714 (ランベール アンナ)あっ。 私の集計➡ 278 00:16:21,714 --> 00:16:23,883 完了いたしましたわ。 279 00:16:23,883 --> 00:16:26,219 これも まとめていただけますかしら? 280 00:16:26,219 --> 00:16:28,888 ランベール様。 は… はい。 281 00:16:28,888 --> 00:16:31,591 承知しました ミス グレイス。 282 00:16:34,927 --> 00:16:40,500 はぁ…。 どうして 私 こんなに 嫌われているんでしょうか?➡ 283 00:16:40,500 --> 00:16:43,503 何か失礼なことしちゃったのかな。 284 00:16:43,503 --> 00:16:45,705 (リュカ)う~ん アンナちゃん➡ 285 00:16:45,705 --> 00:16:50,042 僕が思うに ベールは 君を嫌っているっていうのとは➡ 286 00:16:50,042 --> 00:16:52,511 ちょっと違うかな。 んっ。 287 00:16:52,511 --> 00:16:55,114 あっ… ああっ! おおっ…。➡ 288 00:16:55,114 --> 00:16:59,118 違うとは どういうことですか? リュカ殿下。 289 00:16:59,118 --> 00:17:01,187 (リュカ)ベールはね 今は➡ 290 00:17:01,187 --> 00:17:04,891 名門 バランス家の跡取りだけど 養子なんだ。 291 00:17:04,891 --> 00:17:08,561 生まれは 辺境の没落貴族の三男坊。 292 00:17:08,561 --> 00:17:11,397 実質 平民と ほぼ変わらない。 293 00:17:11,397 --> 00:17:14,634 でも 小さな頃から 抜群に頭がよくて➡ 294 00:17:14,634 --> 00:17:16,869 魔法の才能があったから➡ 295 00:17:16,869 --> 00:17:19,839 こうして この学園に入ることができた。➡ 296 00:17:19,839 --> 00:17:24,443 つまり アンナちゃん 君と よく似た境遇ってことなんだよね。 297 00:17:24,443 --> 00:17:26,746 あっ。 なるほど。 298 00:17:26,746 --> 00:17:29,549 つまり 彼にとって アンナはライバル。 299 00:17:29,549 --> 00:17:32,985 負けたくない相手 ということですわね。 300 00:17:32,985 --> 00:17:36,689 ライバル…。 それは光栄ですけど➡ 301 00:17:36,689 --> 00:17:40,026 やっぱり 嫌われていることに 変わりないのでは? 302 00:17:40,026 --> 00:17:42,895 それは違いますわ アンナ。 303 00:17:42,895 --> 00:17:46,032 好きの反対は 嫌いではなく無関心。 304 00:17:46,032 --> 00:17:48,734 嫌っているように 見えるということは➡ 305 00:17:48,734 --> 00:17:52,939 彼が アンナを強く 意識していることの証しですわ。 306 00:17:52,939 --> 00:17:55,341 私の見立てでは➡ 307 00:17:55,341 --> 00:17:57,843 彼の攻略難易度は イージー。 308 00:17:57,843 --> 00:18:00,913 すでにフラグは立っているから 問題ない… ですわね。 309 00:18:00,913 --> 00:18:02,949 ふらぐ? 310 00:18:02,949 --> 00:18:07,253 ≪グレイス様のお話は 時々 ちょっと難しいです≫ 311 00:18:07,253 --> 00:18:10,723 と… とにかく 心配は いりませんわ。 312 00:18:10,723 --> 00:18:13,025 私に考えがあります。 313 00:18:13,025 --> 00:18:17,663 それと リュカ殿下 生徒会室で 紙飛行機は禁止します。 314 00:18:17,663 --> 00:18:20,366 ああっ! これ 大事な書類じゃないですか! 315 00:18:20,366 --> 00:18:22,368 ごめん。 つい。 316 00:18:24,737 --> 00:18:28,240 んん…。 パチパチ…(そろばんをはじく音) 317 00:18:28,240 --> 00:18:31,243 パチパチ パチパチ… 318 00:18:31,243 --> 00:18:34,213 グレイス様! 集計 終わりました! 319 00:18:34,213 --> 00:18:38,284 ご苦労さま。 あら 今日は ランベール様より➡ 320 00:18:38,284 --> 00:18:41,253 早かったのね アンナ。 (ランベール)うっ。 321 00:18:41,253 --> 00:18:43,422 ≪昨日 教えたばかりの そろばんを➡ 322 00:18:43,422 --> 00:18:47,593 ここまで使いこなすとは。 さすが 主人公≫ 323 00:18:47,593 --> 00:18:52,565 ミ… ミス グレイス! その評価は 公平性に欠けませんか? 324 00:18:52,565 --> 00:18:56,569 僕には その… 妙な計算器がないんですから。 325 00:18:56,569 --> 00:18:59,972 評価… ですか。 ふふふっ。 326 00:18:59,972 --> 00:19:02,308 妙なことをおっしゃいますわね。 327 00:19:02,308 --> 00:19:06,012 この集計は そもそもが 生徒会のためのお仕事。 328 00:19:06,012 --> 00:19:08,748 勝負でもなんでもございません。 329 00:19:08,748 --> 00:19:12,385 どちらが早いかなどと こだわりはじめたのは➡ 330 00:19:12,385 --> 00:19:15,187 ランベール様の方では ありませんこと? 331 00:19:15,187 --> 00:19:18,824 ううっ それは しかし…。 332 00:19:18,824 --> 00:19:22,294 そうですわ。 私 このそろばん➡ 333 00:19:22,294 --> 00:19:24,964 予備に もう一つ 持ってきておりますの。 334 00:19:24,964 --> 00:19:27,333 ランベール様も お使いになられます? 335 00:19:27,333 --> 00:19:29,568 (ランベール)えっ いいんですか⁉ 336 00:19:29,568 --> 00:19:32,805 ≪食いついた! 向学心の強いランベールは➡ 337 00:19:32,805 --> 00:19:35,708 そろばんに 興味を持つと思ったよ≫ 338 00:19:35,708 --> 00:19:37,743 それでは アンナ➡ 339 00:19:37,743 --> 00:19:40,513 そろばんの使い方を 教えてさしあげなさい。 340 00:19:40,513 --> 00:19:43,382 えっ? (アンナ)はい グレイス様! 341 00:19:43,382 --> 00:19:46,552 ランベール様 私ごとき平民の娘に➡ 342 00:19:46,552 --> 00:19:49,455 教わるのは ご不満かもしれませんが…。 343 00:19:49,455 --> 00:19:53,192 (ランベール) えっ いや そういうわけでは…。 344 00:19:53,192 --> 00:19:55,227 ⦅いいこと? アンナ⦆ 345 00:19:55,227 --> 00:19:58,030 ⦅もしかしたら 彼は あなたに そろばんを教わることに➡ 346 00:19:58,030 --> 00:20:00,699 難色を示すかもしれません⦆ 347 00:20:00,699 --> 00:20:02,902 ⦅でも 心配は いりませんわ⦆ 348 00:20:02,902 --> 00:20:07,239 ⦅まっすぐに目を見て説得すれば 必ず通じるはず⦆ 349 00:20:07,239 --> 00:20:09,275 ⦅なぜなら➡ 350 00:20:09,275 --> 00:20:12,178 ツンデレは 大抵 ちょろいからですわ!⦆ 351 00:20:14,280 --> 00:20:16,949 つんで… なんです? 352 00:20:16,949 --> 00:20:19,351 ≪難しくて よく分からないけど➡ 353 00:20:19,351 --> 00:20:22,121 グレイス様の おっしゃることなら!≫ 354 00:20:22,121 --> 00:20:24,523 私は ランベール様と一緒に➡ 355 00:20:24,523 --> 00:20:27,326 このそろばんで 生徒会の…➡ 356 00:20:27,326 --> 00:20:30,763 そして 学園の役に立ちたいと思うんです。 357 00:20:30,763 --> 00:20:32,898 いかがでしょう? 358 00:20:32,898 --> 00:20:37,236 (ランベール) き… 君が そこまで言うのなら➡ 359 00:20:37,236 --> 00:20:39,538 教わってあげても いいでしょう。 360 00:20:42,208 --> 00:20:45,244 ≪なるほど! 大体 理解しました≫ 361 00:20:45,244 --> 00:20:49,315 (アンナ) こちらが一の位で 隣が十の位で。 362 00:20:49,315 --> 00:20:52,985 (ランベール)ということは 次が百の位。 (アンナ)そうです! 363 00:20:52,985 --> 00:20:55,788 実は そろばん もう一つありますの。 364 00:20:55,788 --> 00:21:00,126 リュカ殿下も ご一緒にどうぞ。 (リュカ)えっ 僕も? 365 00:21:00,126 --> 00:21:02,161 競う相手がいる方が➡ 366 00:21:02,161 --> 00:21:04,897 ランベール様も やる気が より出ますでしょ。 367 00:21:04,897 --> 00:21:08,200 なるほど。➡ 368 00:21:08,200 --> 00:21:10,770 アンナちゃん。 僕にも教えてよ。 369 00:21:10,770 --> 00:21:14,340 あっ はい。 喜んで。 370 00:21:14,340 --> 00:21:17,910 んっ。 んっ。 371 00:21:17,910 --> 00:21:20,746 (アンナ)≪初めは どうなることかと思いましたが➡ 372 00:21:20,746 --> 00:21:22,782 グレイス様のおかげで➡ 373 00:21:22,782 --> 00:21:27,419 1年生のお二人とも 仲よくしていただけそうです≫ 374 00:21:27,419 --> 00:21:30,122 ふん…。 ≪ランベールはともかく➡ 375 00:21:30,122 --> 00:21:32,358 リュカみたいな 捉えどころのないキャラは➡ 376 00:21:32,358 --> 00:21:35,461 おそらく 攻略難易度は高めのはず≫ 377 00:21:35,461 --> 00:21:37,997 ≪だけど ここで接点が出来れば➡ 378 00:21:37,997 --> 00:21:41,433 とりあえず アンナと フラグは立ったんじゃないかな?≫ 379 00:21:41,433 --> 00:21:43,502 ふぅ…。 380 00:21:43,502 --> 00:21:46,472 ≪あれ? 攻略の手順を考えるのって➡ 381 00:21:46,472 --> 00:21:51,343 悪役令嬢の役目じゃなくない? なくなくない?≫ 382 00:21:51,343 --> 00:21:54,380 ≪今更か≫ ふふっ。 383 00:21:54,380 --> 00:21:56,682 チャカチャカチャカ… ふふっ。 384 00:21:56,682 --> 00:22:00,753 リュカ殿下 そろばんで遊ぶのは おやめくださいまし。 385 00:22:00,753 --> 00:22:03,189 それは 昭和の演芸ですわよ。 386 00:22:03,189 --> 00:22:07,059 (リュカ) ごめん。 いい音するから つい。 387 00:22:07,059 --> 00:22:10,629 ショウワって なんです? さいざんす。 388 00:22:10,629 --> 00:22:15,000 < もう 悪役令嬢は できる範囲で やればよかろうと思う➡ 389 00:22:15,000 --> 00:22:17,503 グレイス=憲三郎であった> 390 00:22:20,005 --> 00:22:40,025 ♬~ 391 00:22:40,025 --> 00:22:50,035 ♬~ 392 00:22:50,035 --> 00:23:09,989 ♬~ 393 00:23:09,989 --> 00:23:13,792 ♬~ 394 00:23:19,565 --> 00:23:23,769 ♬~ 395 00:23:27,907 --> 00:23:37,016 ♬~ 396 00:23:37,016 --> 00:23:47,526 ♬~ 397 00:23:55,034 --> 00:23:57,069 (リシャール)先手 リシャール・ヴェルソー 参る。➡ 398 00:23:57,069 --> 00:23:59,872 消耗が激しくて どうしょうもない。 399 00:23:59,872 --> 00:24:01,974 後手 グレイス・オーヴェルヌ 参ります。 400 00:24:01,974 --> 00:24:05,311 魔王に食事を振る舞おう。 (リシャール)伝説の剣を巡っての➡ 401 00:24:05,311 --> 00:24:07,346 ひと騒動。 (オーギュスト)何してんだ? あれ。 402 00:24:07,346 --> 00:24:09,415 (ヴィルジール)組み手らしい。 403 00:24:09,415 --> 00:24:11,450 (オーギュスト) どこ目指してんだ? あの二人は。 404 00:24:11,450 --> 00:24:14,353 新メニューにトマトを使うのは ちょっと待とう!