1 00:00:05,372 --> 00:00:07,407 (回想)《プーッ! プーッ! (トラックのクラクション)》 2 00:00:07,407 --> 00:00:09,309 (屯田林憲三郎)《うわっ!》 3 00:00:09,309 --> 00:00:11,378 (グレイス・オーヴェルヌ)あっ! (メイド)お嬢様! 4 00:00:11,378 --> 00:00:13,747 (執事)グレイスお嬢様! 5 00:00:13,747 --> 00:00:16,250 あっ ああっ…。 6 00:00:17,651 --> 00:00:20,320 (心の声)≪私の名は グレイス・オーヴェルヌ≫ 7 00:00:20,320 --> 00:00:23,724 ≪オーヴェルヌ公爵家の令嬢≫ 8 00:00:23,724 --> 00:00:26,727 ≪馬から落ちて 頭を打ったはずみで➡ 9 00:00:26,727 --> 00:00:29,363 私は 思い出した≫ はっ! 10 00:00:29,363 --> 00:00:32,633 (ヴィルジール)グレイス! ケガはないかい? グレイス。 11 00:00:32,633 --> 00:00:34,668 (ピエール)グレイス様! 12 00:00:34,668 --> 00:00:37,738 え… ええ。 はい。 13 00:00:37,738 --> 00:00:41,341 ≪この世界は 数多くのイケメンとの 恋愛を楽しむゲーム➡ 14 00:00:41,341 --> 00:00:44,511 いわゆる 乙女ゲームの世界だ≫ 15 00:00:44,511 --> 00:00:47,481 ≪なぜ 私に それが分かるかというと…≫ 16 00:00:47,481 --> 00:00:51,218 《あっ!》 《プーッ!》 17 00:00:51,218 --> 00:00:53,253 《プーッ!》 18 00:00:53,253 --> 00:00:56,256 《うわっ!》 《キキィー!(ブレーキ音)》 19 00:00:57,925 --> 00:01:00,260 ≪私の記憶は そこで途切れ➡ 20 00:01:00,260 --> 00:01:03,063 気が付いたら この体になっていた≫ 21 00:01:03,063 --> 00:01:07,234 ≪これは いわゆる 異世界転生というやつだな≫ 22 00:01:07,234 --> 00:01:10,871 ≪いや まあ そこまでは いいとして➡ 23 00:01:10,871 --> 00:01:15,576 なんで 52歳の公務員である 私 屯田林憲三郎の転生先が➡ 24 00:01:15,576 --> 00:01:17,778 乙女ゲーム世界の 公爵令嬢なのか➡ 25 00:01:17,778 --> 00:01:20,981 神様のいたずらにしたって ミスマッチにも程があるだろ≫ 26 00:01:20,981 --> 00:01:23,784 ≪そもそも 私は 異世界転生を理解する程度の➡ 27 00:01:23,784 --> 00:01:27,220 オタク知識は持っているが 乙女ゲームには全く詳しくない≫ 28 00:01:27,220 --> 00:01:32,659 ≪果たして この世界で 私は どう生きるべきなのか…≫ 29 00:01:32,659 --> 00:01:35,662 ⚟コンコンコン(ノック) ⚟(ジョゼット)失礼します。 30 00:01:38,465 --> 00:01:40,801 (ジョゼット)お… お嬢様➡ 31 00:01:40,801 --> 00:01:43,704 お着替えを お持ちしました。 32 00:01:43,704 --> 00:01:46,406 え… ええ。 ありがとう ジョゼット。 33 00:01:46,406 --> 00:01:49,242 そこに置いておいて。 はえっ⁉ 34 00:01:49,242 --> 00:01:51,845 ええっ… あうっ! ううっ…。 35 00:01:51,845 --> 00:01:53,947 大丈夫? ジョゼット。 36 00:01:53,947 --> 00:01:57,184 (ジョゼット)あっ はい もちろん! し… 失礼します! 37 00:01:57,184 --> 00:01:59,186 バタン(ドアの音) あっ…。 38 00:02:00,687 --> 00:02:02,723 んん…。 39 00:02:02,723 --> 00:02:04,825 ≪驚かせてしまった≫ 40 00:02:04,825 --> 00:02:09,296 ≪今の私には この令嬢 グレイスの これまでの記憶もある≫ 41 00:02:09,296 --> 00:02:11,365 ≪それによると グレイスは➡ 42 00:02:11,365 --> 00:02:13,734 相当 きつい性格の娘だったようだ≫ 43 00:02:13,734 --> 00:02:16,570 ≪使用人たちに対して 叱ることこそあれど➡ 44 00:02:16,570 --> 00:02:20,874 礼を言ったことなど 一度もない… らしい≫ 45 00:02:20,874 --> 00:02:23,410 ≪それは まあ そういう個性なのだから➡ 46 00:02:23,410 --> 00:02:26,113 しょうがない。 ここで問題になるのは➡ 47 00:02:26,113 --> 00:02:30,984 それらの要素から導き出される 結論の方なのだ≫ 48 00:02:30,984 --> 00:02:35,555 ≪つまり 私は この乙女ゲームのような世界の➡ 49 00:02:35,555 --> 00:02:39,359 悪役令嬢であるということだ!≫ 50 00:02:41,194 --> 00:02:48,335 ♬~ 51 00:02:48,335 --> 00:02:55,042 ♬~ 52 00:02:58,812 --> 00:03:06,686 ♬~ 53 00:03:06,686 --> 00:03:09,923 ♬~ 54 00:03:09,923 --> 00:03:15,696 ♬~ 55 00:03:17,064 --> 00:03:22,269 ♬~ 56 00:03:26,206 --> 00:03:46,226 ♬~ 57 00:03:46,226 --> 00:04:03,810 ♬~ 58 00:04:21,328 --> 00:04:24,097 《📺 身分をわきまえなさい。 この学園は➡ 59 00:04:24,097 --> 00:04:26,533 あなたのような平民が 軽々しく➡ 60 00:04:26,533 --> 00:04:28,702 足を踏み入れて よい場所でなくってよ》 61 00:04:28,702 --> 00:04:32,572 《おっ 今のゲームは 画面が きれいだなぁ》 62 00:04:32,572 --> 00:04:34,741 (日菜子)《でしょ~》 63 00:04:34,741 --> 00:04:37,677 《「マジカル学園 ラブ&ビースト」》 64 00:04:37,677 --> 00:04:40,981 《ジャケ絵に イケメンが勢ぞろいってことは➡ 65 00:04:40,981 --> 00:04:43,250 いわゆる 乙女ゲームか》 66 00:04:43,250 --> 00:04:45,786 《これを リビングでプレイできるとは➡ 67 00:04:45,786 --> 00:04:48,722 立派なオタクに育ったな 日菜子》 68 00:04:48,722 --> 00:04:51,591 (日菜子)《父さんと 母さんの子だからねぇ》 69 00:04:51,591 --> 00:04:54,327 《で この縦ロールのお嬢さんは?》 70 00:04:54,327 --> 00:04:57,798 (日菜子)《この子はねぇ 主人公の前に立ちはだかって➡ 71 00:04:57,798 --> 00:04:59,933 めっちゃ邪魔してくる子。➡ 72 00:04:59,933 --> 00:05:02,803 いわゆる 悪役令嬢ってキャラだよ》 73 00:05:02,803 --> 00:05:05,338 《悪役令嬢か》 74 00:05:05,338 --> 00:05:10,043 《昭和の昔から ライバルお嬢様は 縦ロールが相場だもんな》 75 00:05:10,043 --> 00:05:13,213 《ガラスの仮めピー 姫川亜ゆピーや➡ 76 00:05:13,213 --> 00:05:16,082 エースをねらピーの お蝶夫じピー➡ 77 00:05:16,082 --> 00:05:18,852 そして 悪役といえば キャンディ♡キャンピーの➡ 78 00:05:18,852 --> 00:05:21,721 イライピーだな》 《ごめん お父さん➡ 79 00:05:21,721 --> 00:05:23,790 古すぎて分かんない》 80 00:05:23,790 --> 00:05:27,894 ≪このときに見たことと グレイスの知識を照らし合わせると➡ 81 00:05:27,894 --> 00:05:30,263 この世界は 乙女ゲーム➡ 82 00:05:30,263 --> 00:05:32,465 「マジカル学園 ラブ&ビースト」と➡ 83 00:05:32,465 --> 00:05:34,935 ほぼ同じで間違いない≫ 84 00:05:34,935 --> 00:05:38,505 ≪今の私は 悪役令嬢 グレイス・オーヴェルヌ≫ 85 00:05:38,505 --> 00:05:42,509 ≪今日から この王立魔法学園の 生徒になるのだ≫ 86 00:05:42,509 --> 00:05:44,511 ≪そして 彼女…≫ 87 00:05:44,511 --> 00:05:47,781 ♬~ 88 00:05:47,781 --> 00:05:50,951 ≪希望に満ちた顔で 校門をくぐる≫ 89 00:05:50,951 --> 00:05:52,986 ≪次の瞬間…≫ 90 00:05:52,986 --> 00:05:56,256 (アンナ)ぎゃっ! ≪盛大に転ぶ≫ 91 00:05:56,256 --> 00:05:58,625 ≪ユーザーに 共感されるドジっ子≫ 92 00:05:58,625 --> 00:06:00,994 ≪間違いない 彼女こそが➡ 93 00:06:00,994 --> 00:06:03,730 この乙女ゲーム世界の主人公…≫ 94 00:06:03,730 --> 00:06:06,099 (アンナ)うぅ…。 ≪アンナ・ドールだ≫ 95 00:06:06,099 --> 00:06:08,902 (日菜子)《とまあ つまずきながらも 意気揚々と➡ 96 00:06:08,902 --> 00:06:11,938 学園の初日を迎える アンナなんだけど➡ 97 00:06:11,938 --> 00:06:15,508 そこに立ちはだかるのが 悪役令嬢グレイス》 98 00:06:15,508 --> 00:06:18,378 《この学園の生徒は ほぼ全員が貴族で➡ 99 00:06:18,378 --> 00:06:20,880 平民の入学は例外なのね。➡ 100 00:06:20,880 --> 00:06:24,050 まず 身分の違いを くどくどと説教して➡ 101 00:06:24,050 --> 00:06:26,786 ついには 大好きな 家族のことまで侮辱され➡ 102 00:06:26,786 --> 00:06:28,989 悔し涙を流すアンナ!➡ 103 00:06:28,989 --> 00:06:32,025 そして アンナは 魔法の勉強を頑張って➡ 104 00:06:32,025 --> 00:06:35,629 見返してやろうっていう決意を 固めるわけ》 105 00:06:35,629 --> 00:06:38,698 ≪ずっと考えているが いまだに分からない≫ 106 00:06:38,698 --> 00:06:41,001 ≪なぜ この乙女ゲーム世界に➡ 107 00:06:41,001 --> 00:06:44,871 52歳の公務員である私 屯田林憲三郎が➡ 108 00:06:44,871 --> 00:06:47,374 転生してきたのか…≫ 109 00:06:47,374 --> 00:06:51,211 そこのあなた お待ちなさい。 (アンナ)あっ。 110 00:06:51,211 --> 00:06:53,980 (ジョーヌ)あれは グレイス・オーヴェルヌ様よ。 111 00:06:53,980 --> 00:06:56,983 (ヴィオレ)オーヴェルヌ公爵の? (マロン)我が国で➡ 112 00:06:56,983 --> 00:07:00,720 王家に次ぐ権力を 持つといわれる あの…。 113 00:07:00,720 --> 00:07:02,856 話は聞いていますわ。 114 00:07:02,856 --> 00:07:05,759 あなた 平民の身分でありながら➡ 115 00:07:05,759 --> 00:07:09,729 ここの入試を 首席で合格なさったそうですわね。 116 00:07:09,729 --> 00:07:11,831 では この学園は 本来➡ 117 00:07:11,831 --> 00:07:14,901 貴族の生まれでなければ 入れない場所…➡ 118 00:07:14,901 --> 00:07:17,904 ということは ご存じなのかしら? 119 00:07:17,904 --> 00:07:20,340 (アンナ)はい…。 120 00:07:20,340 --> 00:07:24,411 分かっていて ここにいる ということは➡ 121 00:07:24,411 --> 00:07:26,413 あなた さぞかし…➡ 122 00:07:28,148 --> 00:07:31,217 さぞかし 見識のある親御さんに➡ 123 00:07:31,217 --> 00:07:33,720 大切に育てられたのでしょうね。 124 00:07:33,720 --> 00:07:36,489 ≪うんうん≫ はっ! 125 00:07:36,489 --> 00:07:38,625 ≪はっ! しまった!≫ 126 00:07:38,625 --> 00:07:40,660 ≪つい 悪役の立場を忘れて➡ 127 00:07:40,660 --> 00:07:44,664 子を持つ親としての本音が 出てしまった≫ 128 00:07:44,664 --> 00:07:46,933 (アンナ)は… はい。 129 00:07:49,536 --> 00:07:52,005 そ… そうなんです! 130 00:07:52,005 --> 00:07:54,374 まさか そんな 貴族の方に➡ 131 00:07:54,374 --> 00:07:57,711 そんなことを 言っていただけるなんて…。 132 00:07:57,711 --> 00:08:00,113 ≪えっ?≫ (ジョーヌ)見て。➡ 133 00:08:00,113 --> 00:08:02,882 あの平民の娘 泣きだしましたわ。 134 00:08:02,882 --> 00:08:05,618 (ヴィオレ)グレイス様に よほど きつく言われたのね。➡ 135 00:08:05,618 --> 00:08:07,654 いい気味ですわ。 えっ! 136 00:08:07,654 --> 00:08:10,023 ええ~! ≪ええ~!≫ 137 00:08:10,023 --> 00:08:12,826 ば… 場所を変えますわよ。 (アンナ)あっ。 138 00:08:12,826 --> 00:08:15,128 いらっしゃい! (アンナ)は… はい! 139 00:08:18,698 --> 00:08:20,967 落ち着いたかしら? 140 00:08:20,967 --> 00:08:24,437 (アンナ)はい。 すみません 取り乱してしまって。 141 00:08:24,437 --> 00:08:29,242 そうね。 この学園は 貴族の紳士 淑女が集う学び舎。 142 00:08:29,242 --> 00:08:32,779 あまり 感情を激しく 表に出すものではなくってよ。 143 00:08:32,779 --> 00:08:35,248 (アンナ)はい 気をつけます。 144 00:08:35,248 --> 00:08:39,052 ただ 私の家は 決して裕福ではありませんが➡ 145 00:08:39,052 --> 00:08:41,988 私に魔法の素質が あることが分かってから➡ 146 00:08:41,988 --> 00:08:44,958 ものすごく働いて お金をためて➡ 147 00:08:44,958 --> 00:08:49,129 こうして 私に魔法を学ぶ機会を つくってくれたんです。 148 00:08:49,129 --> 00:08:51,398 その両親を 褒めていただいたことが➡ 149 00:08:51,398 --> 00:08:54,234 私 本当にうれしくて…。 150 00:08:54,234 --> 00:08:58,004 そう。 それならば そのご両親に報いるために➡ 151 00:08:58,004 --> 00:09:00,607 ご自分が この学園で何をすべきかも➡ 152 00:09:00,607 --> 00:09:03,777 お分かりですわね? (アンナ)あっ… はい! 153 00:09:03,777 --> 00:09:06,112 もちろん 一生懸命 勉強して➡ 154 00:09:06,112 --> 00:09:08,581 いいお仕事に就いて 家族に もっと➡ 155 00:09:08,581 --> 00:09:11,151 裕福な暮らしを してもらうことです! 156 00:09:11,151 --> 00:09:16,756 ご立派ですわ。 でも 私の考えは 少し違いますわね。 157 00:09:18,158 --> 00:09:21,294 あなたが ご自身の素養を十分に伸ばし➡ 158 00:09:21,294 --> 00:09:24,764 あなた自身が 幸福な人生を送ること。 159 00:09:24,764 --> 00:09:29,269 それが あなたのご両親が 本当に 望んでおられることではなくって? 160 00:09:30,804 --> 00:09:33,239 きゃあ~! 161 00:09:33,239 --> 00:09:37,677 そうなんれす! 両親も そう言ってくれていて…。 162 00:09:37,677 --> 00:09:41,881 なんれ そんなに 分かってくださるんれすか~! 163 00:09:41,881 --> 00:09:46,386 ええ まあ あなたを見ていれば なんとなく… ね。 164 00:09:47,887 --> 00:09:50,323 さあ 涙を拭いて。 (アンナ)うっ… うっ。 165 00:09:50,323 --> 00:09:53,493 その顔では 入学式に出られませんことよ。 166 00:09:53,493 --> 00:09:56,262 (アンナ)す… すびばせん。 ブゥ~(はなをかむ音) 167 00:09:56,262 --> 00:10:01,000 (ヴィルジール)おや そこにいるのは グレイスかい?➡ 168 00:10:01,000 --> 00:10:03,670 まさか 入学式の日に➡ 169 00:10:03,670 --> 00:10:07,040 もう 誰かを泣かせて… いるのかい? 170 00:10:07,040 --> 00:10:11,344 ≪むっ? このイケメンは グレイスの記憶にある≫ 171 00:10:11,344 --> 00:10:15,882 ≪この乙女ゲームで 主人公と 恋仲になる攻略対象の一人≫ 172 00:10:15,882 --> 00:10:19,085 ≪現時点では 私 グレイスの婚約者であり➡ 173 00:10:19,085 --> 00:10:23,389 この国の第一王子。 名前は…≫ 174 00:10:26,059 --> 00:10:28,128 ≪名前 なんだっけ?≫ 175 00:10:28,128 --> 00:10:31,264 嫌ですわ 殿下。 人聞きの悪い。 176 00:10:31,264 --> 00:10:35,235 私 この方と 今 お友達になったばかりですのよ。 177 00:10:35,235 --> 00:10:37,904 (ヴィルジール)おや そうだったのかい。 178 00:10:37,904 --> 00:10:39,939 (ナレーション) <説明しよう。 おじさんは➡ 179 00:10:39,939 --> 00:10:42,809 人の名前が とっさに 出てこないことが よくあるが➡ 180 00:10:42,809 --> 00:10:45,211 それは 忘れたからではない> 181 00:10:45,211 --> 00:10:48,314 < それまでの人生で 覚えた名前が多すぎるために➡ 182 00:10:48,314 --> 00:10:51,518 正解を すぐ選び出すことが できないのだ> 183 00:10:51,518 --> 00:10:56,089 あっ はじめまして。 私は アンナ・ドールと申します。 184 00:10:56,089 --> 00:10:58,358 ≪グッジョブだ アンナ!≫ 185 00:10:58,358 --> 00:11:01,494 ドール… 新入生の? 186 00:11:01,494 --> 00:11:04,297 ああ~ 話は聞いているよ。 187 00:11:04,297 --> 00:11:09,035 平民の出身ながら 入試成績トップで合格した子だね。 188 00:11:09,035 --> 00:11:11,271 おめでとう。 は… はい。 189 00:11:11,271 --> 00:11:15,041 よろしくお願いします。 ≪いや 名乗れよ 王子!≫ 190 00:11:15,041 --> 00:11:17,210 ≪だが グレイスの知識によれば➡ 191 00:11:17,210 --> 00:11:19,846 身分の高い者は 自分から名乗らないのが➡ 192 00:11:19,846 --> 00:11:22,081 社交界の暗黙のマナー≫ 193 00:11:22,081 --> 00:11:25,151 ≪ここで 私が アンナに王子を紹介しないのは➡ 194 00:11:25,151 --> 00:11:28,588 あまりにも不自然。 どうする?≫ 195 00:11:28,588 --> 00:11:31,157 そ… そうでしたわね アンナ。 196 00:11:31,157 --> 00:11:34,894 私は グレイス・オーヴェルヌ。 よろしくね。 197 00:11:34,894 --> 00:11:38,698 そして こちらの方のお名前だけど…➡ 198 00:11:38,698 --> 00:11:43,036 当ててごらんなさい。 ヒントは この国の第一王子。 199 00:11:43,036 --> 00:11:47,440 えっ! ヴィルジール王太子殿下⁉ ≪そう それ!≫ 200 00:11:47,440 --> 00:11:50,877 ふふふっ そうよ。 よく分かったわね アンナ。 201 00:11:50,877 --> 00:11:55,181 そ… そりゃ この国の王子様の 名前を知らない国民なんて➡ 202 00:11:55,181 --> 00:11:57,750 いませんよ。 それじゃあ➡ 203 00:11:57,750 --> 00:12:02,021 入学式に遅れないようにね。 (アンナ)は… はい 失礼します 殿下。 204 00:12:02,021 --> 00:12:05,625 ≪ん? このイベント 聞いた覚えあるぞ≫ 205 00:12:05,625 --> 00:12:07,927 《シナリオでは グレイスに侮辱されて➡ 206 00:12:07,927 --> 00:12:10,063 中庭で 一人 泣いているアンナが➡ 207 00:12:10,063 --> 00:12:13,100 ヴィルジール王子に出会って 慰められるんだよ。➡ 208 00:12:13,100 --> 00:12:17,270 これが 王子ルートの最初のフラグね》 209 00:12:18,705 --> 00:12:22,609 アンナ 殿下のことを どう思いまして? 210 00:12:22,609 --> 00:12:25,812 どうって… すてきな方ですよね。 211 00:12:25,812 --> 00:12:27,847 ≪フラグは立ったか≫ 212 00:12:27,847 --> 00:12:29,983 (アンナ)それで あの…。 ん? 213 00:12:29,983 --> 00:12:33,052 (アンナ)殿下に対して 私のことを➡ 214 00:12:33,052 --> 00:12:37,256 友達と紹介していただいて とっても うれしかったです。 215 00:12:37,256 --> 00:12:39,292 これから その…➡ 216 00:12:39,292 --> 00:12:43,196 グレイス様とお呼びしても よろしいでしょうか? 217 00:12:43,196 --> 00:12:45,431 ん? ≪ん?≫ 218 00:12:45,431 --> 00:12:48,268 ええ。 好きにお呼びあそばせ。 219 00:12:48,268 --> 00:12:52,772 では 参りましょうか アンナ。 (アンナ)はい グレイス様! 220 00:12:54,207 --> 00:12:58,511 <30年の社会人生活で 培ったスキル 機転で➡ 221 00:12:58,511 --> 00:13:00,546 危機を乗り切ったものの➡ 222 00:13:00,546 --> 00:13:03,816 乙女ゲームって こういうのでよかったっけ? と➡ 223 00:13:03,816 --> 00:13:06,819 若干の不安を覚えるグレイス➡ 224 00:13:06,819 --> 00:13:08,821 憲三郎であった> 225 00:13:11,824 --> 00:13:13,893 (アンナ)広いですね。 ええ。 226 00:13:13,893 --> 00:13:18,131 ≪この公爵令嬢の中身が おじさんであるという違和感➡ 227 00:13:18,131 --> 00:13:21,034 まだ 周囲には与えていないようだな≫ 228 00:13:21,034 --> 00:13:24,070 ⚟(学園長)グレイス・オーヴェルヌ。 ≪ん?≫ 229 00:13:24,070 --> 00:13:29,475 (学園長)いよいよ入学だね。 王立魔法学園へ ようこそ。 230 00:13:29,475 --> 00:13:33,212 ≪グレイスの記憶によれば この老人は 学園長だな≫ 231 00:13:33,212 --> 00:13:35,481 ≪名前は ちょっと ど忘れしたが➡ 232 00:13:35,481 --> 00:13:38,084 グレイスを知る人物が 相手であろうと➡ 233 00:13:38,084 --> 00:13:41,254 臆することはない。 なぜならば…≫ 234 00:13:41,254 --> 00:13:43,623 これは学園長先生! 235 00:13:43,623 --> 00:13:47,427 いつも お世話になっております。 236 00:13:47,427 --> 00:13:50,530 ≪長い社会人生活で 身に付いた対応を➡ 237 00:13:50,530 --> 00:13:52,632 私がとると…≫ 238 00:13:54,233 --> 00:13:56,469 学園長におかれましても➡ 239 00:13:56,469 --> 00:13:59,172 ご機嫌麗しゅう。 240 00:13:59,172 --> 00:14:01,541 (一同)おお~。 241 00:14:01,541 --> 00:14:03,843 ふふっ。 ≪このように 私の動作は➡ 242 00:14:03,843 --> 00:14:06,879 全て上流階級のレディーに ふさわしい所作へ➡ 243 00:14:06,879 --> 00:14:09,849 自動的に変換されるのである≫ 244 00:14:09,849 --> 00:14:13,152 ≪名付けて 優雅変換!≫ 245 00:14:15,154 --> 00:14:18,057 ≪まあ 異世界転生って そういうもんだしな≫ 246 00:14:20,626 --> 00:14:22,895 ≪こうして グレイス イコール 私は➡ 247 00:14:22,895 --> 00:14:26,766 新入生代表として 入学式を終えた≫ 248 00:14:26,766 --> 00:14:29,369 (ガーネット) それが教科書です。 これから➡ 249 00:14:29,369 --> 00:14:32,138 3年間 大切に使ってください。 250 00:14:32,138 --> 00:14:36,008 ≪ここまでは ゲームの冒頭で見たとおりだな≫ 251 00:14:36,008 --> 00:14:39,579 ≪魔法を学べるというのは 正直 楽しみだ≫ 252 00:14:39,579 --> 00:14:41,881 ≪ただ 問題があるとすれば…≫ 253 00:14:41,881 --> 00:14:44,884 すごいです グレイス様! こんなにきれいな本を…。 254 00:14:44,884 --> 00:14:47,353 ≪このゲームの主人公である アンナに➡ 255 00:14:47,353 --> 00:14:51,691 悪役令嬢の私が 懐かれているということかな≫ 256 00:14:51,691 --> 00:14:54,127 こんなにきれいな本を もらえる日が来るなんて➡ 257 00:14:54,127 --> 00:14:57,029 両親に感謝してもしきれません! 258 00:14:58,464 --> 00:15:02,502 アンナ まだ 先生のお話は終わってませんわ。 259 00:15:02,502 --> 00:15:06,272 はしゃぐのは ご自分のお部屋へ 帰ってからになさいませ。 260 00:15:06,272 --> 00:15:09,642 は… はい! す… すみません 私ったら…。 261 00:15:09,642 --> 00:15:13,613 ≪今のは ちょっと 悪役っぽくできたかな?≫ 262 00:15:13,613 --> 00:15:16,949 ≪こんな素直な子に つらく当たるのは心苦しいが➡ 263 00:15:16,949 --> 00:15:19,218 このグレイスに転生した以上➡ 264 00:15:19,218 --> 00:15:23,389 できるかぎり 悪役らしく振る舞わなければ≫ 265 00:15:23,389 --> 00:15:28,394 ≪グレイス様って なんて優しい方なんだろう!➡ 266 00:15:28,394 --> 00:15:31,564 会ったばかりの 平民である 私の至らないところを➡ 267 00:15:31,564 --> 00:15:33,599 こうして叱ってくださるし➡ 268 00:15:33,599 --> 00:15:35,835 何より グレイス様ご自身が➡ 269 00:15:35,835 --> 00:15:39,105 上流階級での 振る舞いのお手本そのもの。➡ 270 00:15:39,105 --> 00:15:42,708 私を お友達と言ってくれた グレイス様に恥をかかせないよう➡ 271 00:15:42,708 --> 00:15:47,447 この方から もっと真剣に 学園での振る舞いを学ばないと。➡ 272 00:15:47,447 --> 00:15:49,549 あっ!➡ 273 00:15:50,983 --> 00:15:54,187 なんて真剣な表情。➡ 274 00:15:54,187 --> 00:15:58,691 それに 教科書と教壇へ 交互に視線を移して…。➡ 275 00:15:58,691 --> 00:16:01,861 はっ! これは 実際の授業が 始まったときのことを➡ 276 00:16:01,861 --> 00:16:04,163 思い描いていらっしゃるのね!➡ 277 00:16:04,163 --> 00:16:06,265 さすが グレイス様だわ≫ 278 00:16:07,700 --> 00:16:11,737 ≪指先が滑り つい なめてしまう≫ 279 00:16:11,737 --> 00:16:14,974 ≪老眼のため 近くが見えない≫ 280 00:16:14,974 --> 00:16:18,177 ≪ピントの調節に時間がかかる≫ 281 00:16:19,545 --> 00:16:21,581 ≪滑らない≫ 282 00:16:21,581 --> 00:16:23,916 ≪小さな字も読める≫ 283 00:16:23,916 --> 00:16:27,520 ≪手元も教壇も すぐ見える≫ 284 00:16:27,520 --> 00:16:30,523 ≪快適!≫ ふふっ。 285 00:16:31,924 --> 00:16:35,228 (アンナ)≪魔術の本くらい 見慣れてるはずのグレイス様が➡ 286 00:16:35,228 --> 00:16:37,496 あんなうれしそうに…。➡ 287 00:16:37,496 --> 00:16:41,500 なんて向上心。 私も見習わなくちゃ!≫ 288 00:16:45,438 --> 00:16:49,442 (ガーネット)それでは皆さん 教科書は行き渡りましたね? 289 00:16:51,444 --> 00:16:54,180 (ガーネット) 今日 いちばん大事なものを➡ 290 00:16:54,180 --> 00:16:58,017 これから 皆さんに お渡しします。➡ 291 00:16:58,017 --> 00:17:00,086 名前を呼ばれた生徒は➡ 292 00:17:00,086 --> 00:17:02,788 1人ずつ こちらに来てください。 293 00:17:02,788 --> 00:17:11,931 ♬~ 294 00:17:11,931 --> 00:17:14,934 コンコン (オーギュスト)お~っす ヴィル。 295 00:17:14,934 --> 00:17:19,138 オーギュスト ノックは ドアを開ける前にするものだよ。 296 00:17:19,138 --> 00:17:22,275 (オーギュスト) 固いこと言うなよ 王子様。➡ 297 00:17:22,275 --> 00:17:24,710 俺とお前の仲じゃねぇか。➡ 298 00:17:24,710 --> 00:17:28,614 入学式が 無事に終わって ほっとしたところなんだ。 299 00:17:28,614 --> 00:17:30,850 それで ヴィルジール➡ 300 00:17:30,850 --> 00:17:33,986 生徒会にスカウトする新入生は 決まったのか? 301 00:17:33,986 --> 00:17:37,490 そうだね 我が校の生徒会メンバーは➡ 302 00:17:37,490 --> 00:17:40,860 成績と家柄 人格で選抜される。➡ 303 00:17:40,860 --> 00:17:44,196 まず 入試成績トップのアンナ・ドール➡ 304 00:17:44,196 --> 00:17:46,732 彼女には参加してもらいたいね。➡ 305 00:17:46,732 --> 00:17:50,503 それから 成績と家柄で順当に選ぶなら➡ 306 00:17:50,503 --> 00:17:55,374 グレイス・オーヴェルヌ。 あっ う~ん グレイスか…。 307 00:17:55,374 --> 00:17:57,777 いや 悪いヤツじゃないんだが➡ 308 00:17:57,777 --> 00:18:00,379 何しろ 性格がきついからな。 309 00:18:00,379 --> 00:18:04,250 平民のアンナ・ドールと うまくやっていけるかが心配だな。 310 00:18:04,250 --> 00:18:08,087 そうだね。 実は 私も そこを案じていたのだけど➡ 311 00:18:08,087 --> 00:18:10,089 最近 彼女は 少し➡ 312 00:18:10,089 --> 00:18:13,392 変わってきたようにも 思えるんだ。➡ 313 00:18:13,392 --> 00:18:15,428 しばらく様子を見て➡ 314 00:18:15,428 --> 00:18:19,265 決定するのは それからにしようと考えているよ。 315 00:18:19,265 --> 00:18:23,869 (管理人)ようこそ。 ここが 我が学園の学生食堂です。 316 00:18:23,869 --> 00:18:28,341 新入生の皆さんは 今日から 早速 利用できます。 317 00:18:28,341 --> 00:18:31,811 おなかも すいているでしょう。 どうぞ 召し上がれ。 318 00:18:31,811 --> 00:18:36,315 (アンナ)うわ~! これ 好きなだけ食べていいんですか? 319 00:18:36,315 --> 00:18:41,087 ≪バイキングか! 豪華だな~≫ 320 00:18:41,087 --> 00:18:44,190 ビュッフェスタイルなのね。 いいじゃない。 321 00:18:44,190 --> 00:18:47,493 (アンナ) すごいな。 家に持って帰って➡ 322 00:18:47,493 --> 00:18:49,862 家族に食べさせてあげたいです。 323 00:18:49,862 --> 00:18:53,566 気持ちは分かるけど アンナ ここは学園。 324 00:18:53,566 --> 00:18:55,634 食堂も また学び舎。 325 00:18:55,634 --> 00:19:00,272 食事の時間も マナーを学ぶための 実践の場と心得なさい。 326 00:19:00,272 --> 00:19:02,341 (アンナ)は… はい! 327 00:19:02,341 --> 00:19:06,379 ≪今のお説教は なかなか 悪役っぽかったんじゃないかな?≫ 328 00:19:06,379 --> 00:19:10,583 ≪説得力が違う! さすが グレイス様!≫ 329 00:19:10,583 --> 00:19:13,185 ⚞(ジョーヌ) なんですって⁉ それ 本気⁉ 330 00:19:13,185 --> 00:19:16,355 (2人)ん? (ジョーヌ)私たち 伯爵家の娘に➡ 331 00:19:16,355 --> 00:19:19,859 食事を自分でテーブルまで運べと おっしゃるの? 332 00:19:19,859 --> 00:19:24,497 はい。 皆様の使用人は 学園の中までは入れません。 333 00:19:24,497 --> 00:19:27,967 生活の中の自助独立を身に付ける。 334 00:19:27,967 --> 00:19:30,536 我が校の教育方針です。 335 00:19:30,536 --> 00:19:34,707 (マロン)横暴よ! 配膳なんて 使用人の仕事でしょう? 336 00:19:34,707 --> 00:19:36,776 規則ですので。 337 00:19:36,776 --> 00:19:41,247 ≪なるほど。 貴族の令嬢には ああいう反応も ありなのか≫ 338 00:19:41,247 --> 00:19:44,550 ≪とはいえ あれでは 悪役令嬢というより➡ 339 00:19:44,550 --> 00:19:46,919 ただの だだっ子だな≫ 340 00:19:46,919 --> 00:19:52,224 この公爵令嬢 グレイス・オーヴェルヌが とるべき態度ではありませんわね。 341 00:19:52,224 --> 00:19:54,927 行きますわよ アンナ。 342 00:19:54,927 --> 00:19:56,962 (アンナ)あっ は… はい! 343 00:19:56,962 --> 00:20:07,873 ♬~ 344 00:20:07,873 --> 00:20:11,243 ほほう さすが 公爵家のご令嬢は➡ 345 00:20:11,243 --> 00:20:14,880 わきまえていらっしゃるようですね。 (3人)くぅ~! 346 00:20:14,880 --> 00:20:18,717 頂きましょう。 はい グレイス様。 347 00:20:18,717 --> 00:20:26,225 ♬~ 348 00:20:26,225 --> 00:20:28,260 あっ! 349 00:20:28,260 --> 00:20:30,896 これは なかなかのものですわ。 350 00:20:30,896 --> 00:20:34,233 (アンナ) はい。 とってもおいしいです! 351 00:20:34,233 --> 00:20:37,603 (ジョーヌ) わ… 私たちも頂きましょう。 352 00:20:37,603 --> 00:20:41,240 (ヴィオレ)そ… そうですわね。 (3人)んんっ! 353 00:20:41,240 --> 00:20:43,843 ≪さすがは 乙女ゲームの世界≫ 354 00:20:43,843 --> 00:20:47,847 ≪文明は 全体的に19世紀あたりの ヨーロッパ風なのに➡ 355 00:20:47,847 --> 00:20:51,383 料理や清潔さの水準は 現代の日本並み≫ 356 00:20:51,383 --> 00:20:53,419 ≪やはり ここは➡ 357 00:20:53,419 --> 00:20:56,388 現実世界のどこかでは ないんだなぁ≫ 358 00:20:56,388 --> 00:20:59,258 ≪しかし この世界にいる生徒や教師➡ 359 00:20:59,258 --> 00:21:01,894 全ての人々は 確かに生きている≫ 360 00:21:01,894 --> 00:21:04,296 ≪ならば 私は 彼らに対して➡ 361 00:21:04,296 --> 00:21:07,566 人としての礼儀をもって 接するべきであろう≫ 362 00:21:07,566 --> 00:21:11,237 ≪もっとも 庶民の私は 最低限の作法しか➡ 363 00:21:11,237 --> 00:21:13,539 持ち合わせていないけれど…≫ 364 00:21:14,874 --> 00:21:17,610 ≪残さず食べる≫ 365 00:21:17,610 --> 00:21:20,179 ≪ごちそうさま≫ 366 00:21:20,179 --> 00:21:22,882 大将 おいしかったよ~。 367 00:21:22,882 --> 00:21:25,518 はい ありがとうね。 368 00:21:25,518 --> 00:21:27,553 ≪ひと言 お礼≫ 369 00:21:27,553 --> 00:21:32,758 ♬~ 370 00:21:32,758 --> 00:21:35,728 器は こちらへお下げして よろしいのかしら? 371 00:21:35,728 --> 00:21:38,030 はい。 ありがとうございます。 372 00:21:38,030 --> 00:21:42,501 それでは ひとつ お願いしたいのですけれど➡ 373 00:21:42,501 --> 00:21:45,704 シェフにお伝え願えますかしら? 374 00:21:45,704 --> 00:21:48,941 とてもよいお味でしたと。 375 00:21:48,941 --> 00:21:53,045 (管理人) はっ! 確かに承りました! 376 00:21:53,045 --> 00:21:55,548 (一同)きゃあ~! 377 00:21:55,548 --> 00:21:58,984 (ジョーヌ)あ… あの… 私も シェフに ひと言 お礼を。 378 00:21:58,984 --> 00:22:03,022 (ヴィオレ)わ… 私もシェフに! (マロン)私もですわ~! 379 00:22:03,022 --> 00:22:05,558 さすがです グレイス様! 380 00:22:05,558 --> 00:22:09,461 < これは 後の学園の伝統になったという> 381 00:22:09,461 --> 00:22:14,133 < かくして 52歳の公務員 屯田林憲三郎の➡ 382 00:22:14,133 --> 00:22:18,404 波乱万丈な異世界ライフが 始まったのである> 383 00:22:20,206 --> 00:22:40,159 ♬~ 384 00:22:40,159 --> 00:22:50,169 ♬~ 385 00:22:50,169 --> 00:23:10,189 ♬~ 386 00:23:10,189 --> 00:23:14,093 ♬~ 387 00:23:19,832 --> 00:23:24,003 ♬~ 388 00:23:28,173 --> 00:23:38,183 ♬~ 389 00:23:38,183 --> 00:23:47,660 ♬~ 390 00:23:55,534 --> 00:23:58,938 この年になると どうしても 言いたくなってしまう あれ。 391 00:23:58,938 --> 00:24:01,040 え~い 言ってしまえ! 392 00:24:01,040 --> 00:24:05,177 最近 近いものが見えにくくってね。 老眼・フリーマン。 393 00:24:05,177 --> 00:24:07,680 お目が高い自由な紳士ですわ。 394 00:24:07,680 --> 00:24:10,282 まさかの優雅変換⁉ 395 00:24:10,282 --> 00:24:12,685 (アンナ)あっ… グレイス様?