1 00:00:02,102 --> 00:00:07,140 (夕奈)男の私が 姫君として 宮中に入ろうなんて ムチャです。 2 00:00:07,140 --> 00:00:10,544 (瓜生)大丈夫。 私たちが 入れ替わっているなんて➡ 3 00:00:10,544 --> 00:00:12,779 誰にも バレないよ。 4 00:00:12,779 --> 00:00:15,749 あなたは 自分の意思なのでしょう? 5 00:00:15,749 --> 00:00:18,785 でも 私は違います。 6 00:00:18,785 --> 00:00:21,188 (みつ子)そこまで! 7 00:00:21,188 --> 00:00:25,125 (みつ子)すごいやん 二人とも! 異性の演技 バッチリやで! 8 00:00:25,125 --> 00:00:29,096 《2人:そりゃ いつもどおり やってるだけだからな…》 9 00:00:29,096 --> 00:00:32,799 でも こんなに演劇に 入れ込んで大丈夫なん? 10 00:00:32,799 --> 00:00:36,770 えっ? だって 来週は実力テストやで? 11 00:00:36,770 --> 00:00:39,439 (みつ子)う~ん… まあ なんとかなるやろ。 12 00:00:39,439 --> 00:00:41,408 (2人)はっ! 13 00:00:43,443 --> 00:00:46,446 《俺の英語… 終わったわ》 14 00:00:46,446 --> 00:00:49,449 ほな 本読みの続き 始めるで~。 15 00:00:49,449 --> 00:00:51,451 (唾を飲む音) 16 00:00:51,451 --> 00:00:55,489 イ… イエス ウィー キャン! 17 00:00:55,489 --> 00:00:58,158 何 言ってんだ? お前…。 18 00:02:39,192 --> 00:02:41,161 じゃあね バイバイ。 19 00:02:46,133 --> 00:02:48,702 勉強熱心だな 若君。 20 00:02:50,804 --> 00:02:52,806 お前…。 21 00:02:52,806 --> 00:02:54,808 フーッ…。 22 00:02:54,808 --> 00:02:58,445 今は こんな状況だし 英語は苦手なんだから➡ 23 00:02:58,445 --> 00:03:01,448 そんな気張らなくても…。 ダメだ。 24 00:03:01,448 --> 00:03:04,484 お前の成績を下げたくない。 25 00:03:04,484 --> 00:03:07,154 あっ…。 26 00:03:07,154 --> 00:03:11,458 《って なんで 自分の顔したヤツに ドキドキしてんだ 俺は!》 27 00:03:16,797 --> 00:03:20,801 気持ちは ありがたいが 大丈夫だよ。 28 00:03:20,801 --> 00:03:25,205 今回 成績が悪かったくらい 俺は気にしねえし。 29 00:03:25,205 --> 00:03:28,475 あんま無理すんな。 30 00:03:28,475 --> 00:03:30,777 (戸が閉まる音) 31 00:03:37,117 --> 00:03:39,119 ごちそうさま。 32 00:03:39,119 --> 00:03:42,656 あっ… あっ えっと… イット ワズ デリシャス! 33 00:03:42,656 --> 00:03:46,793 (夜重)瓜生くん いつにも増して勉強熱心だね。 34 00:03:46,793 --> 00:03:51,665 《アイツ またムチャして 倒れないといいが…》 35 00:03:51,665 --> 00:03:54,301 夕ちゃん 聞いてる? 36 00:03:54,301 --> 00:03:56,970 うっ… すまん。 なんだって? 37 00:03:56,970 --> 00:04:00,807 土曜日に ご祈祷が 1件 入ったから よろしくね。 38 00:04:00,807 --> 00:04:03,877 14時からだから。 39 00:04:03,877 --> 00:04:08,482 「よろしく」って 何を…。 何って…。 40 00:04:08,482 --> 00:04:12,152 舞だよ? あっ… カハッ…。 41 00:04:17,124 --> 00:04:19,459 《ヤバい ヤバい ヤバい!! 42 00:04:19,459 --> 00:04:22,129 巫女の奉仕に舞があること すっかり忘れてた!》 43 00:04:22,129 --> 00:04:24,464 (朝姫)ずいぶん熱心ですね。 44 00:04:24,464 --> 00:04:27,501 夕ちゃん もう完璧に 踊れるでしょう? 45 00:04:27,501 --> 00:04:29,536 うっ… ぐっ…。 46 00:04:29,536 --> 00:04:32,139 わ… 私なんて まだまだだからな。 47 00:04:32,139 --> 00:04:35,142 常に鍛錬は 怠らないようにしないと。 48 00:04:35,142 --> 00:04:37,477 さすが夕奈姉ですね。 49 00:04:37,477 --> 00:04:39,813 私たちも見習わないと。 50 00:04:39,813 --> 00:04:42,115 ハハハハッ… ハハハハッ…。 51 00:04:42,115 --> 00:04:44,818 《そりゃ 熱心にもなるだろ! 52 00:04:44,818 --> 00:04:49,823 素人目に見ても 夕奈の舞は見事なもんだった。 53 00:04:49,823 --> 00:04:52,459 要領の悪いアイツのことだ。 54 00:04:52,459 --> 00:04:57,130 完璧に踊れるようになるまで 相当 努力してきたはず。 55 00:04:57,130 --> 00:05:00,100 俺が ポカしたら 夕奈のこけんに関わっちまう! 56 00:05:00,100 --> 00:05:02,502 そんなことだけは…》 57 00:05:02,502 --> 00:05:04,638 あっ…。 58 00:05:04,638 --> 00:05:07,307 ((お前の成績を下げたくない)) 59 00:05:12,813 --> 00:05:16,183 《そっか アイツも…》 60 00:05:22,155 --> 00:05:25,525 《皮肉にも 入れ替わったことで➡ 61 00:05:25,525 --> 00:05:29,129 アイツの気持ちを 理解することになるとはな。 62 00:05:29,129 --> 00:05:31,464 俺だって そうさ。 63 00:05:31,464 --> 00:05:35,468 アイツが積み重ねてきたものを➡ 64 00:05:35,468 --> 00:05:38,471 崩したくないからな》 65 00:05:40,807 --> 00:05:44,511 アタタタタタ… かっ… 体が…。 66 00:05:44,511 --> 00:05:48,148 どんだけ練習したら そんな筋肉痛なんの? 67 00:05:48,148 --> 00:05:52,118 (みつ子)巫女さんも大変やな。 ホントにな…。 68 00:05:52,118 --> 00:05:55,155 でも 夕奈っち なんか最近 楽しそうやな。 69 00:05:55,155 --> 00:05:57,123 そうか? 70 00:05:57,123 --> 00:06:00,794 さては 上はっちと 何か進展があったな? 71 00:06:00,794 --> 00:06:04,497 うっ… だから アイツとは なんでもないから! 72 00:06:04,497 --> 00:06:06,866 まあ でも➡ 73 00:06:06,866 --> 00:06:12,472 神社の跡継ぎも見つかったし きっと安心してるんだと思う。 74 00:06:12,472 --> 00:06:14,474 えっ? 75 00:06:14,474 --> 00:06:17,510 跡継ぎ… 見つかったん? 76 00:06:17,510 --> 00:06:19,512 えっ? 77 00:06:21,481 --> 00:06:24,117 《ヤベっ… アイツ てっきり おみっちゃんには➡ 78 00:06:24,117 --> 00:06:26,486 伝えてるもんだと…》 79 00:06:26,486 --> 00:06:30,123 あ… えっと… すまない。 言うの忘れてた。 80 00:06:30,123 --> 00:06:33,560 跡継ぎ問題に関しては もうバッチリ 大丈夫だか…。 81 00:06:33,560 --> 00:06:35,462 ちゃう…。 82 00:06:35,462 --> 00:06:37,464 えっ…。 83 00:06:37,464 --> 00:06:41,167 アンタ 夕奈っちじゃないやろ! 何もんや!! 84 00:06:44,137 --> 00:06:47,140 アンタ 夕奈っちじゃないやろ! 何もんや!! 85 00:06:47,140 --> 00:06:50,410 うっ… な… 何を言ってるんだ? 私は夕奈だ! 86 00:06:50,410 --> 00:06:52,445 ウソや。 うっ…。 87 00:06:52,445 --> 00:06:55,081 跡継ぎが見つかって安心してる? 88 00:06:55,081 --> 00:06:58,418 そんなこと 夕奈っちが言うわけないやろ!! 89 00:06:58,418 --> 00:07:00,754 えっ…。 90 00:07:00,754 --> 00:07:04,758 さては 悪霊にでも 取りつかれたんやな! この~っ! 91 00:07:04,758 --> 00:07:06,760 《誰が悪霊だ! 誰が!》 92 00:07:06,760 --> 00:07:08,762 悪霊退散… 悪霊退散…。 93 00:07:08,762 --> 00:07:11,064 《それにしても どういうことだ? 94 00:07:11,064 --> 00:07:16,770 夕奈は跡継ぎが見つかったことを 喜んでくれている… はず。 95 00:07:16,770 --> 00:07:19,472 もしかして アイツは まだ俺に何か➡ 96 00:07:19,472 --> 00:07:22,442 大事なことを 隠しているんじゃ…》 97 00:07:22,442 --> 00:07:25,111 あっ…。 98 00:07:25,111 --> 00:07:28,682 な… なんだ お前…。 99 00:07:35,755 --> 00:07:38,158 えっ? 100 00:07:40,593 --> 00:07:43,129 どこだ? ここ!? 101 00:07:43,129 --> 00:07:48,768 てか この声… 元の体に戻った…。 102 00:07:48,768 --> 00:07:52,072 何が どうなってんだ? 103 00:07:52,072 --> 00:07:57,477 《さっきのお面… 夜重が 崖から落ちたときに見たやつか? 104 00:07:57,477 --> 00:08:01,081 まさか この入れ替わりは アイツの仕業? 105 00:08:01,081 --> 00:08:04,751 クソッ… フィクションすぎて 頭が こんがらがってきた…。 106 00:08:04,751 --> 00:08:06,753 う~っ…》 107 00:08:06,753 --> 00:08:10,457 (カラスの鳴き声) 108 00:08:12,759 --> 00:08:16,429 夕奈 こんなところで何を…。 109 00:08:18,798 --> 00:08:20,834 (鈴の音) 110 00:08:20,834 --> 00:08:22,836 んっ? 111 00:08:24,738 --> 00:08:26,773 鍵? 112 00:08:26,773 --> 00:08:30,410 退散 退散 退散 退散…。 113 00:08:30,410 --> 00:08:33,413 悪霊退散… 悪霊退散…。 114 00:08:33,413 --> 00:08:37,417 《ひょっとして… 元に戻ったのか?》 115 00:08:37,417 --> 00:08:40,086 悪霊退散… 悪霊退散! 116 00:08:40,086 --> 00:08:42,088 きえ~っ!! 117 00:08:42,088 --> 00:08:45,759 《アイツ おみっちゃんと 何してたんだ?》 118 00:08:45,759 --> 00:08:48,094 きえ~っ… きえ~っ…。 んっ… ゴホン! 119 00:08:48,094 --> 00:08:50,764 おみっちゃん 私は大丈夫だ。 120 00:08:50,764 --> 00:08:53,433 あっ… ほんまか? 121 00:08:53,433 --> 00:08:56,436 じゃあ 跡継ぎが見つかったって どういうことなん? 122 00:08:56,436 --> 00:08:58,405 えっ? 123 00:09:00,407 --> 00:09:04,110 《そうか アイツ…》 124 00:09:08,081 --> 00:09:11,084 冗談だよ… おみっちゃん。 125 00:09:11,084 --> 00:09:13,086 えっ? 126 00:09:13,086 --> 00:09:16,356 跡継ぎが 見つかったってのは… 冗談だ。 127 00:09:22,095 --> 00:09:24,130 んっ? 128 00:09:24,130 --> 00:09:28,201 やはり 自分の体が一番だな。 129 00:09:28,201 --> 00:09:31,404 フッ…。 (戸が開く音) 130 00:09:31,404 --> 00:09:33,406 結局 なんだったんだ? 131 00:09:33,406 --> 00:09:36,443 この入れ替わりは。 (戸の閉まる音) 132 00:09:36,443 --> 00:09:39,746 さあ? でも これで一件落着だ。 133 00:09:39,746 --> 00:09:43,082 んっ。 あっ…。 134 00:09:43,082 --> 00:09:47,120 ポケットに入ってたんだが。 あっ いや それは…。 135 00:09:47,120 --> 00:09:49,155 拾ったんだ。 136 00:09:49,155 --> 00:09:51,758 私が交番に届けておくよ。 137 00:09:53,760 --> 00:09:56,262 なんで おみっちゃんに➡ 138 00:09:56,262 --> 00:09:58,932 跡継ぎのこと 話してなかったんだ? 139 00:09:58,932 --> 00:10:03,102 最近は バタバタしていたからな。 そのうち言うつもりだったさ。 140 00:10:05,405 --> 00:10:10,777 お前… もしかして 俺が神社を継ぐの 嫌なのか? 141 00:10:10,777 --> 00:10:13,746 どうした? 急に。 142 00:10:13,746 --> 00:10:17,150 お前は神社のために 努めているだろう。 143 00:10:17,150 --> 00:10:20,186 これからも その調子で 精進してくれれば➡ 144 00:10:20,186 --> 00:10:22,422 何も文句はない。 145 00:10:22,422 --> 00:10:25,792 それは 本心で言ってるのか? 146 00:10:25,792 --> 00:10:28,428 さっきから何が言いたいんだ? 147 00:10:28,428 --> 00:10:31,097 わからないんだよ。 お前のことが。 148 00:10:31,097 --> 00:10:33,099 あっ…。 149 00:10:33,099 --> 00:10:37,103 少しは理解した気でいたが 魂が入れ替わったことで➡ 150 00:10:37,103 --> 00:10:41,107 俺の知らないお前が 見え隠れしはじめたんだよ。 151 00:10:41,107 --> 00:10:44,444 だから 教えてほしいんだ。 152 00:10:44,444 --> 00:10:47,747 お前のこと もっと知りたいんだよ! 153 00:10:51,417 --> 00:10:54,420 俺は お前の本当の…。 154 00:10:56,756 --> 00:11:00,760 ハッ! (夜重/朝姫)ジーッ…。 155 00:11:00,760 --> 00:11:05,131 奥さん ま~た あの人 別の女性を口説いてますね。 156 00:11:05,131 --> 00:11:08,434 や~ねぇ。 これだから女たらしは…。 157 00:11:08,434 --> 00:11:11,804 あ~っ… もう! なんで毎回 こうなるんだ! 158 00:11:11,804 --> 00:11:16,442 フフッ… お前は本当に 女子へのアプローチが下手くそだな。 159 00:11:16,442 --> 00:11:19,112 だから そういうのじゃないって! 160 00:11:19,112 --> 00:11:21,114 わかっている。 161 00:11:21,114 --> 00:11:24,784 家族である私のこと 気にかけてくれているんだろう? 162 00:11:24,784 --> 00:11:29,489 それは…。 わかっている。 だけど…。 163 00:11:31,457 --> 00:11:35,428 お前が気にすることなんて 一つもないよ。 164 00:11:43,770 --> 00:11:46,773 わかんねえな…。 165 00:11:46,773 --> 00:11:49,776 ((お前は神社のために 努めているだろう。 166 00:11:49,776 --> 00:11:52,779 これからも その調子で 精進してくれれば➡ 167 00:11:52,779 --> 00:11:55,114 何も文句はない)) 168 00:11:55,114 --> 00:11:57,784 ((跡継ぎが見つかって 安心してる? 169 00:11:57,784 --> 00:12:01,187 そんなこと 夕奈っちが言うわけないやろ!!)) 170 00:12:01,187 --> 00:12:04,457 もし また入れ替われたら➡ 171 00:12:04,457 --> 00:12:07,727 隠れてるアイツが見つかるのかな…。 172 00:12:11,864 --> 00:12:15,535 何 言ってんだ 俺は…。 173 00:12:28,781 --> 00:12:31,784 (鳥のさえずり) 174 00:12:31,784 --> 00:12:36,189 うっ… あっ… く~っ…。 175 00:12:36,189 --> 00:12:39,158 《いや ホントに 入れ替わんのかい!》 176 00:12:41,094 --> 00:12:43,796 狐面の女? 177 00:12:43,796 --> 00:12:46,766 ああ。 ひょっとしたら 今回のことは➡ 178 00:12:46,766 --> 00:12:49,435 ソイツの仕業なのかもしれない。 179 00:12:49,435 --> 00:12:52,939 ソイツは巫女の姿で 狐のお面をかぶっていた。 180 00:12:52,939 --> 00:12:55,608 心当たりはないか? 181 00:12:55,608 --> 00:13:00,747 ああ たぶん それは神様だな。 とんでも発言するな。 182 00:13:00,747 --> 00:13:05,451 神社なんだから 神様がいるのは当たり前だろ。 183 00:13:05,451 --> 00:13:10,423 そうか… お前は神様の姿を見たんだな。 184 00:13:10,423 --> 00:13:12,859 羨ましいかぎりだ。 185 00:13:12,859 --> 00:13:15,461 羨ましい… ねぇ…。 186 00:13:15,461 --> 00:13:18,798 にしても いいかげん 下着をつけるのくらい➡ 187 00:13:18,798 --> 00:13:21,801 一人でしてくれ。 わ… 悪い…。 188 00:13:21,801 --> 00:13:23,770 どうしても慣れなくて…。 189 00:13:26,205 --> 00:13:29,108 なっ…。 うわ~っ!! 190 00:13:29,108 --> 00:13:32,679 な… なんで このタイミングで戻るんだよ!? 191 00:13:34,781 --> 00:13:36,783 (チャイム) 192 00:13:36,783 --> 00:13:39,786 ったく… 元に戻ったかと思えば➡ 193 00:13:39,786 --> 00:13:42,422 学校 着いたら すぐに また入れ替わるし…。 194 00:13:42,422 --> 00:13:47,093 ただのいたずら者じゃねえか。 何がしたいんだ? 神様は…。 195 00:13:47,093 --> 00:13:49,128 んっ? 196 00:13:49,128 --> 00:13:51,397 夕奈のか? 197 00:13:56,536 --> 00:13:59,772 科学捜査研究員…。 198 00:13:59,772 --> 00:14:02,475 アイツが? ないない。 199 00:14:02,475 --> 00:14:05,111 なんで こんな本 読んでんだ? 200 00:14:05,111 --> 00:14:08,448 アイツの将来は みんなと一緒に神社で…。 201 00:14:08,448 --> 00:14:10,850 いや でも…。 202 00:14:10,850 --> 00:14:13,786 ((とんでもない。 私は巫女として➡ 203 00:14:13,786 --> 00:14:16,456 当たり前のことを やっているだけで➡ 204 00:14:16,456 --> 00:14:19,125 そこに私の意思など関係ない。 205 00:14:22,128 --> 00:14:24,497 関係ないんだ…)) 206 00:14:24,497 --> 00:14:28,167 《アイツ… 本当は 別の夢があるのか?》 207 00:14:30,103 --> 00:14:35,108 俺… アイツのこと 何も知らねえな。 208 00:14:35,108 --> 00:14:38,144 夕奈っち。 うわっ! 一緒に帰ろう。 209 00:14:38,144 --> 00:14:40,179 何? それ。 210 00:14:40,179 --> 00:14:43,783 あ… いやいや… 改めて 将来を考えようかな~って。 211 00:14:43,783 --> 00:14:45,785 ん~っ…。 212 00:14:45,785 --> 00:14:48,454 やっぱ 違う! アンタは 夕奈っちやない! 213 00:14:48,454 --> 00:14:51,457 絶対に別人や! うぐっ…。 214 00:14:51,457 --> 00:14:54,460 《ダメだ。 言い逃れができねえ…》 215 00:14:54,460 --> 00:14:58,765 うちら 今まで めっちゃ話してきたやん。 216 00:14:58,765 --> 00:15:01,768 それも ほんまは どうでもよかったん? 217 00:15:01,768 --> 00:15:06,773 くっ… ち… 違うんだ。 こ… これには訳があって…。 218 00:15:06,773 --> 00:15:11,778 えっと その… 実は… 実は…。 219 00:15:11,778 --> 00:15:14,781 記憶喪失になってしまったんだ!! 220 00:15:17,817 --> 00:15:21,220 《さ… さすがに無理があるか…》 221 00:15:23,122 --> 00:15:25,758 なるほど。 だから おかしかったんか。 222 00:15:25,758 --> 00:15:27,760 《納得すんのかい》 223 00:15:27,760 --> 00:15:30,429 なんで そんな大事なこと 言うてくれへんかったん? 224 00:15:30,429 --> 00:15:33,065 ほんま水くさいで~。 ハハッ…。 225 00:15:33,065 --> 00:15:35,568 あんまり心配かけたくなくて。 226 00:15:35,568 --> 00:15:39,105 そんな気 遣わんでええよ。 227 00:15:39,105 --> 00:15:42,074 うちら マブダチやん。 228 00:15:47,580 --> 00:15:50,750 なんだか羨ましいな。 えっ? 229 00:15:50,750 --> 00:15:53,753 おみっちゃんは 私のこと➡ 230 00:15:53,753 --> 00:15:56,722 本当に よく 知ってくれてるんだな… って。 231 00:15:59,425 --> 00:16:02,795 《それに比べて俺は 入れ替わるたびに➡ 232 00:16:02,795 --> 00:16:05,097 アイツが わからなくなる》 233 00:16:05,097 --> 00:16:07,099 よっと…。 234 00:16:07,099 --> 00:16:10,102 そんなこと あらへんよ。 235 00:16:10,102 --> 00:16:13,105 夕奈っちかて うちに 言えへんことくらいあるやろうし。 236 00:16:13,105 --> 00:16:15,107 えっ? 237 00:16:15,107 --> 00:16:18,411 でも そういう 素直になれへんとこも➡ 238 00:16:18,411 --> 00:16:21,113 夕奈っちの かわいいとこやけどね。 239 00:16:23,449 --> 00:16:26,419 夕奈っちのこと 知りたいん? 240 00:16:26,419 --> 00:16:28,454 えっ? 241 00:16:28,454 --> 00:16:31,090 うちが知ってることやったら 教えてあげられるで? 242 00:16:31,090 --> 00:16:33,759 あ… ああ。 それは助かる。 243 00:16:33,759 --> 00:16:37,096 よっしゃ! じゃ 今から デート行こっか。 244 00:16:37,096 --> 00:16:39,098 デッ… デート!? 245 00:16:39,098 --> 00:16:43,703 うちと夕奈っちの 思い出をめぐるデートやで? 246 00:16:45,771 --> 00:16:49,408 ここは…。 ここは うちらの秘密基地やねん。 247 00:16:49,408 --> 00:16:51,711 秘密基地? 248 00:16:54,413 --> 00:16:58,751 夕奈っちとの思い出を語るなら ここしかあらへんからな。 249 00:16:58,751 --> 00:17:02,421 うちが夕奈っちを知ったんは まだ小学生の頃。 250 00:17:02,421 --> 00:17:05,758 よう お母さんと うちの団子屋に 来てくれはってな。 251 00:17:05,758 --> 00:17:09,428 常連さんやってん。 小学生か…。 252 00:17:09,428 --> 00:17:14,100 いや~ 当時の夕奈っちは なかなか パンチが強い子やったよ。 253 00:17:14,100 --> 00:17:18,437 なんせ うちの持ってたお団子に いきなり食いついたんやからな。 254 00:17:18,437 --> 00:17:20,473 えっ…。 255 00:17:20,473 --> 00:17:22,742 そ… そんな 傍若無人な振る舞いを!? 256 00:17:22,742 --> 00:17:24,744 アイツ… いや 私が? 257 00:17:24,744 --> 00:17:28,414 (みつ子)アハハハハ! うちも驚いたで~。 258 00:17:28,414 --> 00:17:31,083 まあ あれは うちが作った失敗作で➡ 259 00:17:31,083 --> 00:17:34,153 売り物にならんもんやったから ええんやけど。 260 00:17:34,153 --> 00:17:36,088 でも そのあと 更に➡ 261 00:17:36,088 --> 00:17:40,092 「もっと食べたい! ここに住む!」とか言ってたな。 262 00:17:40,092 --> 00:17:42,094 (物音) 263 00:17:42,094 --> 00:17:44,764 なんだ? 猫ちゃう? 264 00:17:44,764 --> 00:17:49,468 しかし そんなわがまま娘と よく友達になれたな? 265 00:17:49,468 --> 00:17:53,806 う~ん まあ その頃は そんな仲よくなかったんやけどね。 266 00:17:53,806 --> 00:17:55,841 えっ… そうなのか? 267 00:17:55,841 --> 00:17:58,411 夕奈っちが 今みたいな 優等生になったんも➡ 268 00:17:58,411 --> 00:18:00,746 うちと仲よくなったんも➡ 269 00:18:00,746 --> 00:18:04,784 お母さんが 亡くならはってからやねん。 270 00:18:04,784 --> 00:18:07,453 ((大丈夫かな…。 271 00:18:07,453 --> 00:18:10,790 あの子…。 ハア… ハア…。 272 00:18:10,790 --> 00:18:12,858 あっ…。 273 00:18:12,858 --> 00:18:14,827 うっ… くっ…。 274 00:18:19,432 --> 00:18:22,768 重い… 疲れた…。 275 00:18:22,768 --> 00:18:26,105 買い物って大変なんだな。 276 00:18:26,105 --> 00:18:31,777 なのに 私は わがままばかりで なんにもしなかった…。 277 00:18:31,777 --> 00:18:35,815 お団子を食べる資格もない…。 278 00:18:35,815 --> 00:18:40,486 私のわがままがなかったら お母さんは…。 279 00:18:43,422 --> 00:18:45,424 うっ!? 280 00:18:47,460 --> 00:18:49,462 どや? 281 00:18:49,462 --> 00:18:51,464 おいしいやろ? 282 00:18:56,802 --> 00:18:59,505 うん… おいしい…)) 283 00:19:05,478 --> 00:19:08,748 ((ここは? うちの空き店舗やで。 284 00:19:11,083 --> 00:19:14,754 うち めちゃくちゃ由緒正しい 老舗の団子屋やん? 285 00:19:14,754 --> 00:19:16,756 うん。 286 00:19:16,756 --> 00:19:19,759 でも 年々 客足が減ってきとんねん。 287 00:19:19,759 --> 00:19:22,128 そうだったのか…。 288 00:19:22,128 --> 00:19:26,098 うちは もっといろんなお客さんに お団子 食べてもらいたいのに➡ 289 00:19:26,098 --> 00:19:28,734 おかんは頭 かたぁて 融通 利かんから➡ 290 00:19:28,734 --> 00:19:31,103 ケンカしてばっかりや。 291 00:19:31,103 --> 00:19:34,740 せやから この空き店舗で こっそり修業して➡ 292 00:19:34,740 --> 00:19:37,410 店を乗っ取る準備してんねん。 293 00:19:37,410 --> 00:19:42,081 フフッ… それが おみっちゃんの夢なんだな。 294 00:19:42,081 --> 00:19:46,452 フフッ 夕奈っちは? 将来の夢 あるん? 295 00:19:46,452 --> 00:19:49,722 私は…)) 296 00:19:53,125 --> 00:19:56,095 とまあ うちらは ここで夢について➡ 297 00:19:56,095 --> 00:20:00,433 語り合ってきたわけなんや。 それで秘密基地…。 298 00:20:00,433 --> 00:20:03,436 ほんで これが…。 299 00:20:03,436 --> 00:20:07,873 夕奈っちが将来やりたいことを まとめたノートやで。 300 00:20:07,873 --> 00:20:10,843 夕奈のやりたいこと…。 301 00:20:14,447 --> 00:20:17,116 《確かに これを見れば➡ 302 00:20:17,116 --> 00:20:20,619 俺の知らない夕奈を 知ることができる。 303 00:20:20,619 --> 00:20:24,590 隠れているアイツを 見つけることができる》 304 00:20:29,161 --> 00:20:31,197 違うな。 305 00:20:31,197 --> 00:20:34,500 これを見ないといけないのは アイツのほうだろ。 306 00:20:37,103 --> 00:20:40,439 おみっちゃん 信じて もらえないかもしれないが…。 307 00:20:40,439 --> 00:20:42,775 えっ…。 308 00:20:42,775 --> 00:20:47,780 実は 俺は夕奈っちじゃなくて 上はっちなんだ!! 309 00:20:47,780 --> 00:20:52,451 うん 知っとったよ。 あれ? えっ… そうなの? 310 00:20:52,451 --> 00:20:57,423 うちは 夕奈っちのマブダチやから なんでも お見通しや。 311 00:20:57,423 --> 00:21:00,092 よく こんな話 信じられるな…。 312 00:21:00,092 --> 00:21:04,096 まあ ここ 京都やし? そういうこともあんのかな~って。 313 00:21:04,096 --> 00:21:06,098 京都 怖っ…。 314 00:21:06,098 --> 00:21:10,569 でも… だったら なんで 俺を この場所に? 315 00:21:10,569 --> 00:21:13,472 なんでやろね…。 316 00:21:13,472 --> 00:21:17,443 ひょっとしたら うちも うちの知らん夕奈っちのこと➡ 317 00:21:17,443 --> 00:21:20,146 知りたかったんかも。 318 00:21:26,619 --> 00:21:30,756 《神様の意図は わからないが 入れ替わりのおかげで➡ 319 00:21:30,756 --> 00:21:33,759 隠れている夕奈が見えてきた。 320 00:21:33,759 --> 00:21:36,762 だが それを利用して 相手の思いを盗み見るのは➡ 321 00:21:36,762 --> 00:21:39,465 筋違いだよな。 322 00:21:39,465 --> 00:21:42,434 だから…》 323 00:21:42,434 --> 00:21:47,907 もういいよ 神様。 かくれんぼは終わりだ。 324 00:21:47,907 --> 00:21:52,578 アイツを見つける きっかけをくれて ありがとな。 325 00:21:57,483 --> 00:22:00,085 えっ? 326 00:22:00,085 --> 00:22:04,056 あとは… 自分たちでやるよ。