1 00:00:02,970 --> 00:00:09,276 ♬~ 2 00:01:24,635 --> 00:01:30,924 ♬~ 3 00:01:37,314 --> 00:01:41,301 バッキンガム公 歓迎の舞踏会が開かれた夜➡ 4 00:01:41,301 --> 00:01:44,104 怪しい婦人の誘いに乗って➡ 5 00:01:44,137 --> 00:01:48,241 王妃の部屋に入ってきた バッキンガム公爵。 6 00:01:50,994 --> 00:01:56,984 しかし それは リシュリューの仕掛けた わなだったのです。 7 00:02:02,656 --> 00:02:08,261 アンヌ王妃は 大切なダイヤの首飾りを せがまれるままに➡ 8 00:02:08,295 --> 00:02:11,898 バッキンガム公に渡してしまいました。 9 00:02:19,323 --> 00:02:24,127 総理大臣のリシュリューは このわなに かかった王妃を➡ 10 00:02:24,127 --> 00:02:26,630 見逃しませんでした。 11 00:02:30,650 --> 00:02:36,957 リシュリューに たきつけられた 国王 ルイ13世の心は乱れます。 12 00:02:36,973 --> 00:02:40,060 揺れ動く心を抑えられぬまま➡ 13 00:02:40,143 --> 00:02:45,649 2週間後のチャールズ1世と 国王の妹君 アンリエットの➡ 14 00:02:45,632 --> 00:02:50,937 婚約祝賀舞踏会に 必ずダイヤの首飾りをつけて出るよう➡ 15 00:02:50,954 --> 00:02:53,557 王妃に命じたのです。 16 00:03:02,983 --> 00:03:06,987 (アンヌ王妃) コンスタンス 私は もうおしまいだわ。 17 00:03:07,003 --> 00:03:10,607 舞踏会に ダイヤの首飾りをつけて 出られなかったら➡ 18 00:03:10,624 --> 00:03:12,726 陛下は きっと訳をお聞きになるわ。 19 00:03:12,843 --> 00:03:17,848 (コンスタンス)陛下が 王妃様に下さった お誕生日の贈り物ですものね。 20 00:03:17,831 --> 00:03:21,118 どうして バッキンガム公に お渡ししてしまったのでしょう…。 21 00:03:21,151 --> 00:03:23,653 あの時は ああするより しかたがなかったの。 22 00:03:23,637 --> 00:03:27,124 何か大切な私の身代わりの品を 差し上げなければ➡ 23 00:03:27,140 --> 00:03:31,745 バッキンガム公は 私のことを諦めなかったでしょうから。 24 00:03:27,157 --> 00:03:30,644 陛下への貞節を守るために そうしたのです。 25 00:03:35,332 --> 00:03:38,435 だったら 正直に そう申し上げたら…。 26 00:03:38,468 --> 00:03:41,471 そんなことを申し上げたら大変です。 27 00:03:41,488 --> 00:03:44,591 リシュリューに あること ないこと言われている陛下は➡ 28 00:03:44,641 --> 00:03:49,229 私とバッキンガム公の仲を お疑いになるに決まっています。 29 00:03:49,329 --> 00:03:54,434 きっと 私は裁判にかけられ このパリから追放されてしまうでしょう。 30 00:03:54,451 --> 00:03:56,853 まさか…。 31 00:04:00,657 --> 00:04:06,146 邪魔な私を 陛下から追い払うのが リシュリューのたくらみなのですから。 32 00:04:06,163 --> 00:04:10,150 その上 腹立ち紛れに イギリスのチャールズ1世と➡ 33 00:04:10,167 --> 00:04:14,154 妹君 アンリエット様の縁談を お断りになるかも…。 34 00:04:14,121 --> 00:04:16,123 そんなことになったら➡ 35 00:04:16,123 --> 00:04:18,925 フランスとイギリスの間は どうなることでしょう。 36 00:04:18,992 --> 00:04:21,978 戦争になるかもしれません。 は…。 37 00:04:21,978 --> 00:04:23,980 (アンヌ王妃) それこそ リシュリューの思うつぼです。 38 00:04:23,997 --> 00:04:26,500 (コンスタンス) 舞踏会の日までに バッキンガム公から➡ 39 00:04:26,466 --> 00:04:31,271 ダイヤの首飾りを返していただく方法は ないのでしょうか。 40 00:04:31,304 --> 00:04:35,108 とても無理だわ。 舞踏会まで 9日しかないのに➡ 41 00:04:35,125 --> 00:04:38,628 バッキンガム公は ロンドンですもの。 42 00:04:38,628 --> 00:04:41,131 でも 急ぎの旅をすれば➡ 43 00:04:41,131 --> 00:04:44,434 このパリからロンドンへ 往復できないことはありません。 44 00:04:44,468 --> 00:04:46,870 誰が その使いをしてくれるのです。 45 00:04:46,987 --> 00:04:53,093 きっとリシュリューも その辺りのことは 考えに入れて 邪魔をするでしょう。 46 00:04:53,143 --> 00:04:56,646 1人 よい人がいます。 え? 47 00:04:56,630 --> 00:04:59,633 ダルタニャンね。 48 00:04:59,649 --> 00:05:03,453 さあ バッキンガム公に 首飾りをお返しいただくよう➡ 49 00:05:03,470 --> 00:05:05,856 お手紙をお書きくださいませ。 50 00:05:11,328 --> 00:05:15,432 (ミレディー)いいえ コピーの情報は 今まで いつも正しかったことを➡ 51 00:05:15,465 --> 00:05:17,551 思い出してくださいませ。 52 00:05:17,617 --> 00:05:19,920 (リシュリュー)そんなはずはない。 53 00:05:24,307 --> 00:05:27,911 バッキンガムが あのダイヤの首飾りを返すなど➡ 54 00:05:27,961 --> 00:05:30,263 そんなことがあるわけがない。 55 00:05:30,313 --> 00:05:33,416 すぐに ロンドンに人をやり 確かめさせましょう。 56 00:05:33,466 --> 00:05:36,269 いや 無駄なことだ。 57 00:05:36,303 --> 00:05:38,305 と おっしゃいますと…。 58 00:05:38,338 --> 00:05:42,125 それより 王妃に関わりのある者 全てを見張らせるのだ。 59 00:05:42,158 --> 00:05:45,662 もし 王妃の腹心の者が ロンドンへ向かえば➡ 60 00:05:45,629 --> 00:05:49,633 ダイヤの首飾りは バッキンガムの手元にあるということだ。 61 00:05:49,649 --> 00:05:55,956 早速 手配させましょう。 私にも 心当たりの場所がございます。 62 00:05:58,308 --> 00:06:01,294 う~ん…。 63 00:06:01,311 --> 00:06:07,617 ♬~ 64 00:06:19,629 --> 00:06:23,133 (ダルタニャン)え? 王妃様のお使い? 65 00:06:23,149 --> 00:06:27,153 シ~! 声が高いわ。 何を言ってるんだい。 66 00:06:27,153 --> 00:06:30,156 こんな所で 立ち聞きしてるやつなんて いるもんか。 67 00:06:30,156 --> 00:06:34,261 私も後をつけられたのよ。 そいつを まくのに苦労したの。 68 00:06:34,294 --> 00:06:36,296 何だって? 69 00:06:38,315 --> 00:06:41,918 ジャンが見張ってるし ここは 大丈夫さ。 70 00:06:41,985 --> 00:06:46,973 ねえ 引き受けてくださるわね? もちろん。 コンスタンスのためならね。 71 00:06:46,990 --> 00:06:51,494 あ… 私のためじゃないの。 王妃様のためよ。 72 00:06:51,461 --> 00:06:54,864 おんなじことさ。 王妃様のためになることは➡ 73 00:06:54,965 --> 00:06:58,268 コンスタンス 君のためになるんだ。 74 00:06:58,301 --> 00:07:00,904 危険が いっぱいの仕事なのよ。 75 00:07:00,987 --> 00:07:04,291 危ないことは 俺 コンスタンスの次に好きなんだ。 76 00:07:04,291 --> 00:07:06,293 (ため息) 77 00:07:08,628 --> 00:07:12,232 ダルタニャン 座って。 78 00:07:12,332 --> 00:07:15,135 真面目に聞いてちょうだい。 うん。 79 00:07:15,151 --> 00:07:20,256 これが 王妃様のお手紙よ。 バッキンガム公に宛てた。 80 00:07:24,494 --> 00:07:28,098 任せとけ。 ねえ ダルタニャン。分かってるさ。 81 00:07:28,131 --> 00:07:31,134 王妃様の名誉に関わる大事な手紙だから➡ 82 00:07:31,151 --> 00:07:34,154 誰にも見せないよう とられないようにって言うんだろ? 83 00:07:34,154 --> 00:07:38,258 あっ シ~…。 もう一つあるの。 84 00:07:40,327 --> 00:07:44,130 これは 旅費よ。 王妃様の指輪を売って作ったお金なの。 85 00:07:44,130 --> 00:07:47,233 へえ~ こんなに? 86 00:07:47,317 --> 00:07:50,920 指輪を売るなんて 王妃様も お金に困ってるのかい? 87 00:07:50,987 --> 00:07:53,289 は? フフ… いいえ。 88 00:07:53,323 --> 00:07:57,110 でも 誰にも気付かれずに これだけのお金を作るためには➡ 89 00:07:57,127 --> 00:07:59,229 指輪を売るしかなかったの。 90 00:07:59,329 --> 00:08:05,618 ふ~ん…。 じゃあ お願いね。 そろそろ戻らないと。 91 00:08:05,986 --> 00:08:11,591 あっ コンスタンス。 ん? 何? 92 00:08:11,658 --> 00:08:14,661 危険な仕事だと言ったね。 ええ。 93 00:08:14,661 --> 00:08:20,250 もしかしたら 君と会えるのも これが 最後かもしれないな。そんな…。 94 00:08:20,316 --> 00:08:25,321 お願いだ。 命に懸けて 王妃様の信頼に応えるよ コンスタンス。 95 00:08:25,288 --> 00:08:28,892 だから 僕の願いを聞いてくれないか? 96 00:08:28,958 --> 00:08:30,960 キスしておくれ。 97 00:08:30,994 --> 00:08:36,282 死んでも 思い残すことのないように。 まあ…。 98 00:08:36,299 --> 00:08:38,301 ダメかい? 99 00:08:39,986 --> 00:08:43,490 いいわ。 そのかわり 目をつぶって。 100 00:08:43,456 --> 00:08:45,458 こうかい? 101 00:08:48,995 --> 00:08:51,581 (はだしのジャン)お~い! えっ。あっ…。 102 00:08:51,648 --> 00:08:54,951 (ジャン) 大変! ダルタニャン 見てごらんよ! 103 00:08:54,968 --> 00:08:57,971 ん? 104 00:08:57,954 --> 00:09:00,256 ねえ 変な舟だろ。 105 00:09:00,290 --> 00:09:03,893 そうかな? 106 00:09:03,993 --> 00:09:08,598 じゃあ ダルタニャン お願いね。 107 00:09:08,631 --> 00:09:11,618 ちぇ… せっかくのチャンスだったのに…。 108 00:09:11,651 --> 00:09:13,953 え? あっ いいや… 何でもないさ。 109 00:09:13,953 --> 00:09:17,557 (いななき) 110 00:09:29,986 --> 00:09:36,292 フッ… 王妃の衣装係のコンスタンスと 銃士見習のダルタニャンか。 111 00:09:36,960 --> 00:09:43,266 ♬~ 112 00:09:56,663 --> 00:10:01,951 隊長。 (トレビル)何だ? ダルタニャン。 113 00:10:01,968 --> 00:10:05,572 一生のお願いがあって参りました。 114 00:10:05,638 --> 00:10:07,624 ほう…。 115 00:10:07,690 --> 00:10:11,294 10日ほど 休暇を頂きたいのです。 何のために? 116 00:10:11,327 --> 00:10:15,632 旅に出るんです。 どこへ? なぜ?う…。 117 00:10:15,648 --> 00:10:20,236 それは言えません。 危険な旅のようだな。はい。 118 00:10:20,303 --> 00:10:24,407 それなら 余計 訳も聞かずに 休暇を許すわけにはいかんな。 119 00:10:24,474 --> 00:10:26,459 ある女の人のためです。 120 00:10:26,493 --> 00:10:31,297 でも その方の名誉のために 訳は秘密にすると 約束したのです。 121 00:10:31,297 --> 00:10:33,600 それでは 理由にならん。 122 00:10:33,633 --> 00:10:36,736 訳を話せば 許してくれますか? 123 00:10:36,803 --> 00:10:39,305 そのために 秘密をしゃべってもよいのか? 124 00:10:39,322 --> 00:10:42,625 約束を破ることになるぞ。 あ…。 125 00:10:42,642 --> 00:10:44,928 ついでに言っておくが 秘密を明かしても➡ 126 00:10:44,994 --> 00:10:49,282 それが 正当な理由でなければ 休暇はやれん。 127 00:10:49,315 --> 00:10:52,118 分かりました。 どうする? 128 00:10:52,135 --> 00:10:54,437 銃士見習をやめます。 129 00:10:54,487 --> 00:10:58,575 銃士になる望みを捨てるというのか? はい。 130 00:10:58,625 --> 00:11:00,627 たかが女のために…。 131 00:11:00,677 --> 00:11:04,681 女のためではありません。 愛と信頼のためです。 132 00:11:04,664 --> 00:11:09,252 なるほど。 そこまで考えているなら 休暇をやろう。 133 00:11:09,302 --> 00:11:12,288 え… ありがとうございます! 134 00:11:12,305 --> 00:11:16,609 ただし 君だけに休暇をやっては不公平になる。 135 00:11:16,659 --> 00:11:19,963 ほかの3人にも 10日の休暇をやるとしよう。 136 00:11:19,979 --> 00:11:23,583 アトス アラミス ポルトスの三銃士だ。 137 00:11:25,301 --> 00:11:29,289 4人で協力し合って行けば 危険も少なくなるだろう。 138 00:11:29,305 --> 00:11:31,307 そ… それじゃあ…。 139 00:11:31,324 --> 00:11:35,128 レディーの名誉を守るのは 男にとっても名誉なことだからな。 140 00:11:35,161 --> 00:11:38,948 特に リシュリューが敵なら 相手にとって不足はない。 141 00:11:38,982 --> 00:11:42,485 僕が 誰のために 命を懸けようとしているのか➡ 142 00:11:42,485 --> 00:11:46,890 ご存じなのですね。 ん? いや 知らん。 143 00:11:46,973 --> 00:11:50,076 その秘密は 君の胸にしまっておきたまえ。 144 00:11:50,143 --> 00:11:52,445 ありがとうございます 隊長。 145 00:11:52,478 --> 00:11:54,464 まだ礼を言うのは早い。 146 00:11:54,480 --> 00:11:57,267 ほかの銃士たちが 君に協力するかどうかは➡ 147 00:11:57,300 --> 00:12:00,303 3人の気持ち次第だからな。 148 00:12:00,303 --> 00:12:02,906 はい 分かりました! 149 00:12:04,641 --> 00:12:09,629 う~ん… しっかりな。 150 00:12:12,966 --> 00:12:18,972 ♬~ 151 00:12:18,972 --> 00:12:22,058 (足音) 152 00:12:22,125 --> 00:12:28,431 ♬~ 153 00:12:37,991 --> 00:12:43,997 詳しい訳は 話せないんだけど どうだろう? みんな。 154 00:12:43,980 --> 00:12:47,583 (アトス)分かった。 ポルトス 君の意見は? 155 00:12:47,650 --> 00:12:52,255 (ポルトス)休暇がもらえて 旅ができるなんて こんな結構なことはないじゃないか。 156 00:12:52,322 --> 00:12:56,809 是非 連れていってくれ。 うん。 アラミスは? 157 00:12:56,826 --> 00:13:00,830 (アラミス)あのリシュリューに 一泡吹かせることができるなら➡ 158 00:13:00,813 --> 00:13:02,815 どんなことでもやるさ。 159 00:13:02,815 --> 00:13:06,319 よ~し 決まった! ダルタニャン 聞いてのとおりだ。➡ 160 00:13:06,319 --> 00:13:09,822 俺たちは 君が お使いの役目を 無事に果たせるよう➡ 161 00:13:09,806 --> 00:13:14,310 どんな手伝いでもするよ。 ありがとう みんな。 162 00:13:14,327 --> 00:13:18,915 何 我々は 互いに 友情の誓いを交わした仲じゃないか。 163 00:13:18,965 --> 00:13:21,567 本当にありがとう。 164 00:13:21,651 --> 00:13:23,653 (コピー)「ホントウニ アリガトウ」。 165 00:13:23,653 --> 00:13:29,959 (4人)ん? (笑い声) 166 00:13:31,327 --> 00:13:34,414 (マルト)上は だいぶ にぎやかなようですね。 167 00:13:34,497 --> 00:13:40,286 (ボナシュー)フフフ… 威勢のよい銃士たちが 4人も集まれば 当たり前だろう。 168 00:13:40,319 --> 00:13:44,624 一体 何の相談かしら? う~ん… さあな。 169 00:13:48,995 --> 00:13:54,784 マルト ぶどう酒を 一瓶くれないか? みんなで 乾杯をしたいんだ。 170 00:13:54,784 --> 00:13:57,387 何かのお祝いですか? 171 00:13:57,453 --> 00:14:00,857 僕たち 休暇で旅行することになったんだ。 172 00:14:00,957 --> 00:14:03,760 旅の無事を祈って 乾杯しようというのさ。 173 00:14:03,826 --> 00:14:06,629 ん? 旅行? どこへ? 174 00:14:06,662 --> 00:14:11,951 それは… 悪いけど 秘密なんだ。 じゃあ マルト 頼んだよ。 175 00:14:11,984 --> 00:14:18,291 秘密のお楽しみ旅行とは 結構なご身分だこと。いいじゃないか。 176 00:14:19,959 --> 00:14:22,562 親方。 何だ? 177 00:14:22,662 --> 00:14:27,450 お客様のお使いが来て 服を作りたいから 生地を見せに来てくれって。 178 00:14:27,483 --> 00:14:30,787 おお そうか。 どちらのお客様だね? 179 00:14:30,803 --> 00:14:33,906 ボルタ通りのミラボー夫人だって。 180 00:14:33,990 --> 00:14:38,978 ミラボー夫人? はて… 聞いたことないな。 181 00:14:38,961 --> 00:14:40,963 初めてのお客らしいよ。 182 00:14:40,980 --> 00:14:45,485 今度 ルーブルで開かれる舞踏会に 着ていく服を作りたいんだって。 183 00:14:45,485 --> 00:14:50,590 ふ~ん そうかい。 じゃあ 早速 伺ってみようか。 184 00:14:55,978 --> 00:15:02,268 (ノック) 仕立て屋のボナシューでございます。 185 00:15:02,301 --> 00:15:04,904 お待ちしておりました。 186 00:15:02,351 --> 00:15:06,656 中へ どうぞ。 ああ どうも。 187 00:15:18,301 --> 00:15:21,904 仕立て屋のボナシュー様が おいでになりました。 188 00:15:21,954 --> 00:15:23,956 ⚟お通しして。 189 00:15:25,625 --> 00:15:27,927 どうぞ。 190 00:15:30,963 --> 00:15:33,966 仕立て屋でございます。 191 00:15:37,987 --> 00:15:43,593 ちょっと そこで待っていておくれ。 この手紙を書いてしまうから。 192 00:15:43,643 --> 00:15:45,645 はい。 193 00:15:48,631 --> 00:15:51,234 珍しい猿でございますね。 194 00:15:51,334 --> 00:15:55,121 そう。 おとなしいから 近寄っても大丈夫よ。 195 00:15:55,154 --> 00:15:57,957 ね? ペペ。 (鳴き声) 196 00:15:57,990 --> 00:16:04,280 ほう~ ペペという名前ですか。 かわいらしゅうございますな。 197 00:16:25,318 --> 00:16:30,323 (ミレディー)ボナシュー 目を閉じなさい。 198 00:16:31,974 --> 00:16:33,976 フフフフ…。 199 00:16:33,993 --> 00:16:38,581 ボナシュー お前の主人は このミレディーだ。 いいね。 200 00:16:38,648 --> 00:16:43,152 はい。 では ボナシュー。 私は 誰? 201 00:16:43,135 --> 00:16:46,639 はい。 私のご主人様です。 202 00:16:46,656 --> 00:16:52,261 それなら 私の聞くことに答えるの。 いいね。はい。 203 00:16:52,311 --> 00:16:58,618 お前の家にいる ダルタニャンを訪ねて 今日 3人の銃士が来たね。はい。 204 00:16:58,801 --> 00:17:02,588 4人で何を話していたのか 教えておくれ。 205 00:17:02,638 --> 00:17:06,742 休暇を取って 旅行に行くとか…。 206 00:17:06,826 --> 00:17:12,131 どこへ? それが 秘密とかで…。 207 00:17:12,164 --> 00:17:16,252 さあ ペペ。 リシュリュー様の館へ これを。 208 00:17:20,990 --> 00:17:27,280 ボナシュー お前は この館を出ると 今 あったことを忘れてしまう。 209 00:17:27,313 --> 00:17:31,918 何もなかったように帰っていくのよ。 フフフフ…。 210 00:17:35,655 --> 00:17:41,961 報告3 王妃の衣装係 コンスタンスが 銃士見習 ダルタニャンと➡ 211 00:17:42,645 --> 00:17:47,450 川べりで ひそかに会っていた。 うん。 212 00:17:47,466 --> 00:17:49,569 え~っと… 報告4➡ 213 00:17:49,652 --> 00:17:55,458 ダルタニャンの下宿に 三銃士が集まり 何やら相談している。 214 00:17:55,491 --> 00:17:57,793 (リシュリュー)何だと? 215 00:17:57,827 --> 00:18:01,330 (鳴き声) (ローシュフォール)お~ ペペ。 216 00:18:01,314 --> 00:18:04,817 待っていたぞ。 (鳴き声) 217 00:18:04,800 --> 00:18:06,802 (ローシュフォール)何のまねだ。 218 00:18:08,638 --> 00:18:11,140 コンスタンスの家で➡ 219 00:18:11,140 --> 00:18:15,928 ダルタニャンと三銃士 秘密の旅行を相談中。 220 00:18:15,978 --> 00:18:20,583 よし。 はっ! お任せください。 221 00:18:25,638 --> 00:18:28,624 はあ~! ロンドンか…。 222 00:18:28,658 --> 00:18:31,661 みんなで 旅ができると思うと ワクワクするよ。 223 00:18:31,661 --> 00:18:34,664 今のイギリスで うまいものは 一体 何だろう? 224 00:18:34,664 --> 00:18:38,751 おい ポルトス 僕らは 遊びに行くんじゃないんだぜ。 225 00:18:38,818 --> 00:18:42,421 分かってるよ。 しかし 使いの役目は ダルタニャンだろ? 226 00:18:42,488 --> 00:18:45,875 俺たちは 彼を護衛すればいいだけの話だ。 227 00:18:45,958 --> 00:18:48,561 大して 難しい仕事じゃない。 228 00:18:48,644 --> 00:18:52,748 それに イギリスに行ったって 飯は 食わなくちゃならないんだ。 229 00:18:52,798 --> 00:18:55,601 どうせ食うなら うまいものを食わなくちゃ損だからな。 230 00:18:55,634 --> 00:18:59,138 そのイギリスというのも ロンドンというのも➡ 231 00:18:59,171 --> 00:19:03,459 これからは めったに口にするな。 目的は あくまでも秘密だ。 232 00:19:03,459 --> 00:19:06,262 リシュリューに感づかれたら 面倒なことになる。 233 00:19:06,329 --> 00:19:08,831 じゃあ 表向きは 何としたらいい? 234 00:19:08,831 --> 00:19:13,819 う~ん… あっ フォルジュの温泉に 行くというのは どうだ? 235 00:19:13,786 --> 00:19:15,888 温泉だって? うん。 236 00:19:15,988 --> 00:19:19,992 みんな どこかに 戦争や決闘で受けた 古傷を持っているだろう。 237 00:19:19,959 --> 00:19:23,763 温泉で ゆっくり古傷を治すというわけさ。 238 00:19:23,796 --> 00:19:26,899 そいつは いいや。 239 00:19:26,966 --> 00:19:31,570 (鳴き声) 240 00:19:33,305 --> 00:19:35,608 何だ? 241 00:19:35,641 --> 00:19:38,928 大変だ! 護衛隊が押しかけてきたよ! 242 00:19:38,994 --> 00:19:40,996 (4人)えっ!? 243 00:19:42,631 --> 00:19:44,633 どう~! 244 00:19:52,291 --> 00:19:55,294 何をなさるんです? 乱暴な。 245 00:19:55,327 --> 00:19:58,931 フフフフ… ここで 銃士どもが➡ 246 00:19:58,964 --> 00:20:02,068 よからぬ相談をしていることは 分かっているんだ。 247 00:20:02,151 --> 00:20:04,653 ダルタニャンと三銃士は どこにいる? 248 00:20:04,653 --> 00:20:06,956 (ジュサック)どうやら 2階のようです。 249 00:20:06,972 --> 00:20:10,576 よし… 行け! 250 00:20:10,659 --> 00:20:14,246 来たよ。 (ポルトス)よし 俺に任せろ。 251 00:20:15,965 --> 00:20:19,268 中にいるのは ダルタニャンと三銃士だな! 252 00:20:19,301 --> 00:20:22,588 おい。 253 00:20:22,655 --> 00:20:25,958 ん? お前らを 反逆罪で逮捕する。 254 00:20:25,958 --> 00:20:27,960 おとなしく剣を捨て…。 255 00:20:27,960 --> 00:20:30,262 ん?➡ 256 00:20:30,329 --> 00:20:33,115 おとなしく…。 257 00:20:33,132 --> 00:20:37,236 うるさい! さっさと帰れ! 258 00:20:37,303 --> 00:20:39,905 あああ…。 259 00:20:39,989 --> 00:20:43,292 や… やめんか! こら! 260 00:20:43,325 --> 00:20:45,327 (一同)ああ…。 261 00:20:45,327 --> 00:20:48,330 さあ 今のうちに みんな 窓から出るんだ! 262 00:20:48,330 --> 00:20:51,434 ダメだよ。 裏口にも 大勢 張り込んでるんだ! 263 00:20:51,467 --> 00:20:54,253 何? え~いっ! 264 00:20:54,303 --> 00:20:56,288 (一同)うわ~っ! 265 00:20:56,288 --> 00:20:59,291 ああっ! 266 00:20:59,308 --> 00:21:03,913 おやまあ 家を壊さないようにしてくださいよ。 267 00:21:06,132 --> 00:21:08,434 おのれ… もう許さんぞ! 268 00:21:08,467 --> 00:21:10,569 全員集合だ! 269 00:21:14,657 --> 00:21:19,662 よ~し! 銃士どもを ひっ捕らえろ! 270 00:21:19,662 --> 00:21:23,666 ⚟(足音) 来たよ。 271 00:21:23,649 --> 00:21:26,252 うん…。 あっ これだ!➡ 272 00:21:26,318 --> 00:21:29,321 ポルトス ここから 逃げられんか? 273 00:21:29,305 --> 00:21:34,393 ボナシューさんには悪いが いい考えだ。 274 00:21:34,477 --> 00:21:36,579 ダメです 開きません。 275 00:21:36,662 --> 00:21:41,650 何を言っとるか! 全員で ぶつかれ! 276 00:21:41,667 --> 00:21:47,957 ⚟(一同)そ~れ! そ~れ! そ~れ! そ~れ! そ~れ! そ~れ! 277 00:21:53,963 --> 00:21:55,965 よし もう少しだ! 278 00:21:55,998 --> 00:21:57,983 ⚟(ジャン)うるさい! さっさと帰れ! 279 00:21:57,967 --> 00:21:59,969 この…。 280 00:21:58,000 --> 00:22:01,287 押せ! 全力で押せ! 281 00:22:03,305 --> 00:22:05,608 (一同)わ~っ! 282 00:22:05,641 --> 00:22:08,244 ハハ… おとなしくしろ。 283 00:22:08,310 --> 00:22:10,312 あら? 284 00:22:14,667 --> 00:22:19,672 ローシュフォール様 この穴は? ん? しまった! 285 00:22:19,655 --> 00:22:23,959 「ウルサイ! サッサト カエレ!」。 ん? 286 00:22:23,993 --> 00:22:27,596 「サッサト カエレ!」。 287 00:22:27,663 --> 00:22:32,668 バカもん! 「バカモン!」。 288 00:22:44,630 --> 00:22:46,632 ダルタニャン…。 289 00:22:46,649 --> 00:22:50,953 大丈夫さ。 それより コンスタンスを頼むよ。 290 00:22:50,970 --> 00:22:53,973 うん 任しとけ! 291 00:22:55,658 --> 00:23:00,246 さあ いつでも出発できるぞ ダルタニャン。 292 00:23:00,296 --> 00:23:02,781 みんな 気を付けてね。 293 00:23:02,815 --> 00:23:06,418 心配するな 俺たち 三銃士がついている。 (2人)うん。 294 00:23:06,485 --> 00:23:09,889 そうさ。 みんながいれば 絶対に大丈夫だよ。 295 00:23:14,944 --> 00:23:17,947 一人は みんなのために! 296 00:23:19,648 --> 00:23:23,252 (4人)みんなは 一人のために! 297 00:23:28,490 --> 00:23:32,294 よ~し… 行くぞ! (いななき) 298 00:23:33,963 --> 00:23:36,565 行ってらっしゃ~い! 299 00:23:36,665 --> 00:23:42,955 こうして ダルタニャンと三銃士の 危険な旅が始まったのです。 300 00:23:52,965 --> 00:23:59,254 ♬~