1 00:00:02,886 --> 00:00:09,176 ♬~ 2 00:01:28,221 --> 00:01:31,308 アンヌ王妃の首飾りを取り返そうと➡ 3 00:01:31,375 --> 00:01:34,378 イギリスまでやって来た ダルタニャンですが➡ 4 00:01:34,394 --> 00:01:40,684 一足先に ミレディーに首飾りのダイヤを 奪われてしまったのです。 5 00:01:40,717 --> 00:01:45,005 ミレディーは そのダイヤを握りしめ ドーバーの港から➡ 6 00:01:45,055 --> 00:01:49,142 リシュリューのもとへ 戻ろうとしていました。 7 00:01:49,226 --> 00:01:52,529 (ミレディー)これで しばらく イギリスともお別れだね ペペ。 8 00:01:52,546 --> 00:01:54,548 (鳴き声) 9 00:01:58,051 --> 00:02:02,356 私が このダイヤモンドを フランスへ持ち帰ったら➡ 10 00:02:02,389 --> 00:02:06,493 もう王妃は おしまい。 いい気味だこと。 11 00:02:06,543 --> 00:02:12,849 ♬~ 12 00:02:18,555 --> 00:02:21,158 (いななき) 13 00:02:21,224 --> 00:02:24,511 (ダルタニャン)ロシナンテ! (いななき) 14 00:02:24,561 --> 00:02:28,165 無事に着いてくれたか。 ご苦労さま。 15 00:02:28,231 --> 00:02:31,218 (コピー)「ゴクロウ ゴクロウ」。 16 00:02:31,201 --> 00:02:35,305 (バッキンガム)ダルタニャン! よかった。 無事だったのだね。 17 00:02:35,389 --> 00:02:39,176 君が ロシナンテを貸してくれたおかげで 間に合ったよ。 18 00:02:39,209 --> 00:02:41,712 それじゃあ 港の封鎖も…。 19 00:02:41,712 --> 00:02:45,015 ああ。 どの港も船は出せぬ。 20 00:02:45,048 --> 00:02:47,050 すると ミレディーは? 21 00:02:47,034 --> 00:02:50,537 今頃は ドーバーの港で 突然 足止めを食らって➡ 22 00:02:50,537 --> 00:02:52,539 うろたえていることだろう。 23 00:02:52,556 --> 00:02:58,562 港の総督に 小猿を連れた女は見つけ次第 逮捕するようにと命令しておいた。 24 00:02:58,562 --> 00:03:02,849 ミレディーを捕まえれば ダイヤも返ってくるってわけですね。 25 00:03:02,883 --> 00:03:04,885 ああ そのとおりだ。 26 00:03:04,868 --> 00:03:09,473 さあ 私の部屋で 逮捕の報告を待つとしようじゃないか。 27 00:03:09,556 --> 00:03:15,846 ♬~ 28 00:03:23,553 --> 00:03:29,543 いたぞ! あそこだ! (駆けてくる足音) 29 00:03:29,559 --> 00:03:34,865 何ですか? あなたたちは。 レディーに失礼を働くと許しませんよ。 30 00:03:34,881 --> 00:03:36,883 お前はミレディーだな。 31 00:03:36,883 --> 00:03:40,187 だから どうだというの? 32 00:03:40,237 --> 00:03:44,324 総督閣下の命令により お前を逮捕する。 33 00:03:44,391 --> 00:03:46,393 何ですって? 34 00:03:54,034 --> 00:03:58,138 あんたたち 私をこんな目に遭わせて ただで済むと思ってるの? 35 00:03:58,221 --> 00:04:00,707 後で きっと後悔するわよ。 36 00:04:00,707 --> 00:04:04,811 文句があるなら バッキンガム公爵閣下に 申し上げるがよい。 37 00:04:04,878 --> 00:04:08,381 私は命令を忠実に実行しているだけだ。 38 00:04:08,381 --> 00:04:10,383 んん…。 39 00:04:14,538 --> 00:04:20,143 よかった。 ダルタニャン 喜んでくれ。 ドーバーの総督からの報告によると➡ 40 00:04:20,210 --> 00:04:24,514 ミレディーなる女を逮捕したそうだ。 では ダイヤも無事に? 41 00:04:24,548 --> 00:04:28,051 ああ。 取り戻すのも時間の問題だろう。 42 00:04:28,051 --> 00:04:33,557 女は厳重な監視の下に 目下 ロンドン塔に護送中だ。 43 00:04:33,557 --> 00:04:39,846 ♬~ 44 00:05:03,220 --> 00:05:05,522 ロンドン塔…。 (鳴き声) 45 00:05:05,539 --> 00:05:07,541 どうしたの? ペペ。 46 00:05:07,557 --> 00:05:10,360 猿がおびえるのも無理はない。 47 00:05:10,377 --> 00:05:14,981 これから お前たちは逆賊門をくぐって ロンドン塔に入るんだ。 48 00:05:15,048 --> 00:05:17,050 (ミレディー)逆賊門? 49 00:05:17,033 --> 00:05:20,337 反逆の罪を犯した者がくぐる門だ。 50 00:05:20,387 --> 00:05:24,491 この門を通って中に入り 生きて出た者はいない。 51 00:05:24,524 --> 00:05:27,327 フフフ…。 何がおかしい? 52 00:05:27,394 --> 00:05:30,397 お前たちに この私が殺せるものか。 53 00:05:30,380 --> 00:05:35,986 私を殺す前に イギリス国王の首が 胴から離れているだろうよ。 54 00:05:36,052 --> 00:05:38,054 黙れ! 口の減らぬ女だ。 55 00:05:38,054 --> 00:05:41,841 国王陛下を侮辱すると許さんぞ! 56 00:05:41,875 --> 00:05:44,177 (鳴き声) 静かにおし。 57 00:05:44,227 --> 00:05:49,232 何も怖がることはないんだよ。 今 ここで私たちを殺したら➡ 58 00:05:49,216 --> 00:05:53,703 バッキンガムの おとがめを受けるのは こいつなんだからね。 59 00:05:53,720 --> 00:05:56,223 んん…。 60 00:06:03,230 --> 00:06:06,216 (鳴き声) 61 00:06:24,718 --> 00:06:30,807 ♬~ 62 00:06:30,874 --> 00:06:33,476 (ノック) (リシュリュー)入れ。 63 00:06:33,543 --> 00:06:36,546 (ドアが開く音) (ローシュフォール)失礼します。 64 00:06:38,548 --> 00:06:43,053 ん? 何だ? そのぶざまな姿は。 65 00:06:43,053 --> 00:06:47,140 (ローシュフォール)あ… はい。 あのいまいましい三銃士どもに➡ 66 00:06:47,223 --> 00:06:49,526 だまし討ちに遭いまして…。 67 00:06:49,542 --> 00:06:51,645 しかし ご安心ください。 68 00:06:51,695 --> 00:06:56,800 閣下に盾ついたダルタニャンは この私が討ち取りました。 69 00:06:56,900 --> 00:07:00,186 何? ダルタニャンを討ち取っただと? 70 00:07:00,220 --> 00:07:06,526 あ… はい。 やつの仲間の三銃士どもが 教会で埋葬したあとへ行き合わせまして。 71 00:07:08,211 --> 00:07:12,215 それは偽の埋葬だ。 えっ!? 72 00:07:12,215 --> 00:07:18,505 ミレディーの報告では ダルタニャンは イギリスに現れたそうだぞ。 73 00:07:19,205 --> 00:07:22,509 な な… 何と? 74 00:07:22,542 --> 00:07:28,048 たわけ。 この世の中は だますよりも だまされる方が悪いのだ。 75 00:07:28,048 --> 00:07:30,850 なんという まぬけな男なのだ。 76 00:07:30,884 --> 00:07:33,186 いや しかし そうだとすると➡ 77 00:07:33,219 --> 00:07:37,023 三銃士どもは 神をだましたことになりますが…。 78 00:07:37,040 --> 00:07:41,044 何だと?死にもしない者を 死んだと偽って➡ 79 00:07:41,061 --> 00:07:46,149 葬儀を執り行うのは 神を偽る所業ではございませぬか? 80 00:07:46,232 --> 00:07:52,322 なるほど… ローシュフォール お主も たまには よいことを言うな。 81 00:07:52,372 --> 00:07:56,976 これは使えるぞ。はっ 恐れ入ります。 うん。 82 00:07:57,060 --> 00:08:03,350 ♬~ 83 00:08:05,885 --> 00:08:11,174 (はだしのジャン)んん… んっ んん…。 84 00:08:11,224 --> 00:08:13,226 (コンスタンス)すてきですわ 王妃様。 85 00:08:13,209 --> 00:08:16,312 (ルイ13世)お~ なかなか よく似合うぞ アンヌ。 86 00:08:16,379 --> 00:08:20,383 (アンヌ王妃)フッ ボナシューの仕立ては 見事でございましょう? 87 00:08:20,400 --> 00:08:25,488 うん。 この服なら 私が プレゼントしたダイヤの首飾りも➡ 88 00:08:25,555 --> 00:08:28,858 一層引き立つことだろう。 89 00:08:28,892 --> 00:08:33,980 そうだ。 ついでに 首飾りをつけて見せてくれぬか? 90 00:08:34,047 --> 00:08:37,550 あの… それは…。 91 00:08:37,550 --> 00:08:41,354 ん? 何か都合でも悪いのか? 92 00:08:41,388 --> 00:08:44,974 いえ。 あいにく 首飾りは手入れに出しておりますので➡ 93 00:08:45,041 --> 00:08:47,043 ここには ございません。 94 00:08:47,060 --> 00:08:50,563 そうか それは残念だな。 95 00:08:50,563 --> 00:08:54,150 失礼いたします。 96 00:08:54,217 --> 00:08:56,519 陛下。 リシュリュー様が➡ 97 00:08:56,553 --> 00:08:59,556 陛下にお目にかかりたいと 申しておりますが。 98 00:08:59,556 --> 00:09:02,158 ん… ここへ通せ。 99 00:09:02,208 --> 00:09:07,814 それが… 内密のお話があるとかで 執務室でお待ちになっておられますが。 100 00:09:07,881 --> 00:09:10,884 そうか 分かった。 101 00:09:17,207 --> 00:09:20,810 リシュリューの内密の話とは何かしら…。 102 00:09:20,877 --> 00:09:25,482 また よからぬたくらみを 思いついたのではないでしょうか。 103 00:09:44,534 --> 00:09:46,836 何? 104 00:09:46,886 --> 00:09:49,889 三銃士を処罰しろと申すのか? 105 00:09:49,873 --> 00:09:55,478 はい。 神父をだまし 神を欺き 偽の埋葬をするとは➡ 106 00:09:55,545 --> 00:10:00,350 陛下の銃士隊として あるまじき行いと存じますが。 107 00:10:00,383 --> 00:10:04,487 なるほど…。 それが事実なら放っておけぬな。 108 00:10:04,554 --> 00:10:10,560 隊長のトレビルに確かめた上で 処分を決めるとしよう。 109 00:10:10,543 --> 00:10:14,147 フフフフ…。 110 00:10:14,214 --> 00:10:16,516 こいつは大変だ。 111 00:10:23,039 --> 00:10:27,143 では早速 ミレディーから ダイヤを取り戻してきます。 112 00:10:27,210 --> 00:10:32,015 よろしく頼む。 この件には アンヌ王妃の名誉が懸かっているのだ。 113 00:10:32,048 --> 00:10:35,051 ほかの者に知られてはならぬぞ。 114 00:10:35,068 --> 00:10:37,654 もちろんですとも。 お任せください。 115 00:10:37,720 --> 00:10:40,824 ロシナンテ。 (いななき) 116 00:10:42,859 --> 00:10:45,361 行くぞ! ロシナンテ。 117 00:10:47,714 --> 00:10:49,716 しっかりな。 118 00:10:49,699 --> 00:10:56,005 ♬~ 119 00:11:02,061 --> 00:11:04,147 ダルタニャン様ですね。 120 00:11:04,214 --> 00:11:07,517 お待ちしておりました。 こちらです。 121 00:11:07,550 --> 00:11:13,857 ♬~ 122 00:11:26,886 --> 00:11:31,191 馬は こちらでお預かりします。 ああ よろしく。 123 00:11:31,207 --> 00:11:33,209 (いななき) 124 00:11:39,232 --> 00:11:42,335 (カラスの鳴き声) 125 00:11:42,385 --> 00:11:44,387 (鳴き声) 126 00:11:47,207 --> 00:11:51,211 (鳴き声) どうしたんだ? コピー。 127 00:11:51,227 --> 00:11:53,830 一緒に来ないのか? 128 00:11:53,880 --> 00:11:57,684 (鳴き声) 129 00:11:57,717 --> 00:12:01,804 そうか… ミレディーは お前の前の主人だったからな。 130 00:12:01,888 --> 00:12:05,892 会うのが怖いのか。 (鳴き声) 131 00:12:05,875 --> 00:12:11,881 (カラスの鳴き声) 132 00:12:16,552 --> 00:12:21,658 「リシュリュー閣下 私は今 あの忌まわしいロンドン塔に➡ 133 00:12:21,724 --> 00:12:25,011 捕らえられております。 こうなったのも➡ 134 00:12:25,061 --> 00:12:29,365 全て ダルタニャンが 邪魔立てしたからなのです」。 135 00:12:31,067 --> 00:12:34,854 さあ この手紙を リシュリュー様のところへ届けるのよ。 136 00:12:34,887 --> 00:12:37,890 いいわね?➡ 137 00:12:37,874 --> 00:12:41,878 さあ お行き。 (鳴き声) 138 00:12:46,382 --> 00:12:49,185 (鳴き声) どうしたの? 139 00:12:49,218 --> 00:12:54,324 分かった 誰か来るというのだね。 ペペ。(鳴き声) 140 00:12:56,209 --> 00:13:02,315 お願いがあるの。 しばらく大事に預かっているのだよ。 141 00:13:10,707 --> 00:13:13,209 お気を付けて。 142 00:13:15,211 --> 00:13:17,814 ミレディー。(すすり泣き) えっ? 143 00:13:17,880 --> 00:13:24,187 (すすり泣き) 144 00:13:26,055 --> 00:13:29,859 ミレディー 泣いてるのか? 145 00:13:29,892 --> 00:13:35,181 (すすり泣き) 146 00:13:35,214 --> 00:13:40,003 まあ ダルタニャン! よく来てくださったのね。 147 00:13:40,053 --> 00:13:46,359 よく来たって… 僕は君の敵だぜ? ダイヤを取り返しに来たんだ。 148 00:13:46,559 --> 00:13:49,846 ダルタニャン…。 149 00:13:49,912 --> 00:13:55,018 ねえ お願い! 後悔してるわ。 早く ここから出してくださいな。 150 00:13:55,034 --> 00:14:01,341 え… おとなしく 盗んだダイヤを出したら バッキンガム公にお願いしてあげるさ。 151 00:14:03,209 --> 00:14:06,012 ダイヤは… もう ここにはないの。 152 00:14:06,045 --> 00:14:08,047 何だって? 153 00:14:08,047 --> 00:14:12,652 ここへ連れてこられる途中で 落としてしまったの。 154 00:14:12,719 --> 00:14:16,022 うそだ! うそを言って どうなるの? 155 00:14:16,039 --> 00:14:22,345 私だって 今 ダイヤがあれば 命が助かるのにと 後悔しているのに。 156 00:14:23,212 --> 00:14:25,715 考えてもごらんなさいな。 157 00:14:25,715 --> 00:14:31,020 リシュリュー様は月曜日の舞踏会までに ダイヤの首飾りが戻らなければ➡ 158 00:14:31,037 --> 00:14:34,140 それでいいのよ。 しかし…。 159 00:14:34,223 --> 00:14:38,728 私は いやいや リシュリュー様の命令に従っただけ。 160 00:14:38,711 --> 00:14:44,517 リシュリュー様の言うことを聞かなければ 殺されてしまいますもの。 161 00:14:44,550 --> 00:14:48,538 うそだ。 あなたは うそをついている。 162 00:14:48,538 --> 00:14:51,340 どうして そんなことが分かるの? 163 00:14:51,374 --> 00:14:53,676 ただの勘さ。 164 00:14:53,709 --> 00:14:57,013 でも この勘は外れたことがないんだ。 165 00:14:57,046 --> 00:15:01,033 ガスコーニュの田舎で 正直に暮らしてきたおかげでね。 166 00:15:01,050 --> 00:15:06,155 口はうそをついても 目はうそをつけない。 目を見れば分かるさ。 167 00:15:06,222 --> 00:15:08,724 私の目が どうだっていうの? 168 00:15:08,724 --> 00:15:14,514 さあ この目がうそをついてる目かどうか よ~く見てちょうだい。 169 00:15:25,224 --> 00:15:28,811 ん… んん…。 170 00:15:28,878 --> 00:15:30,980 勝ったわ。 えっ? 171 00:15:31,047 --> 00:15:34,050 あなたの方が 先に目をそらせたじゃないの。 172 00:15:34,050 --> 00:15:37,854 うそや ハッタリを言っているのは あなたの方よ。 173 00:15:37,887 --> 00:15:43,493 いや 君の目を見ていると 変になりそうなんだ。 174 00:15:43,559 --> 00:15:46,145 やはり あなたはうそをついている。 175 00:15:46,212 --> 00:15:50,316 しつこい人ね! なぜ? なぜなの? 176 00:15:50,399 --> 00:15:54,003 君の目はともかく 動物の目は正直さ。 177 00:15:54,053 --> 00:15:57,156 さっきから その猿は 妙にオドオドしているぞ。 178 00:15:57,206 --> 00:16:01,010 君が うそをついているのを 知っているからだ。 179 00:16:04,046 --> 00:16:08,351 おい お前のご主人は ダイヤをどこに隠しているんだ? 180 00:16:08,384 --> 00:16:13,189 待って ダルタニャン! 181 00:16:13,222 --> 00:16:16,826 えっ な… 何をする!? 182 00:16:16,876 --> 00:16:22,481 そんなに疑うのなら 私を裸にして調べたらいいでしょ? 183 00:16:22,532 --> 00:16:26,135 さあ 何もかも 気の済むまで調べたらどう? 184 00:16:26,219 --> 00:16:29,822 やめろ! やめるんだ! 185 00:16:29,872 --> 00:16:32,975 でも こうしなくちゃ 私がうそをついていないことが➡ 186 00:16:33,059 --> 00:16:35,344 分かってもらえないじゃない。 187 00:16:35,428 --> 00:16:39,432 分かった 君を信じるよ。 信じてくださるのね? 188 00:16:39,382 --> 00:16:42,385 さあ 早く着物を着てくれ! お願いだ! 189 00:16:42,385 --> 00:16:45,188 ありがとう ダルタニャン。 190 00:16:46,873 --> 00:16:49,976 お前のご主人には負けたよ。 191 00:16:50,042 --> 00:16:54,146 でも… ダイヤがないとなると大変だ。 192 00:16:54,230 --> 00:16:57,817 ん? どうした? 具合でも悪いのか? 193 00:16:59,552 --> 00:17:01,654 ダメ! ダルタニャン! 194 00:17:01,721 --> 00:17:05,324 そうなの。 ペペは 今 体の具合が悪いのよ。 195 00:17:05,374 --> 00:17:07,376 そっとしといてあげて。 196 00:17:07,376 --> 00:17:10,179 ふ~ん…。 あれ? 197 00:17:12,715 --> 00:17:16,002 そうか… そこをどくんだ ミレディー! 198 00:17:16,052 --> 00:17:20,056 やめて… やめて ダルタニャン。 199 00:17:20,056 --> 00:17:22,642 ま… 待て! ダルタニャン。 200 00:17:22,708 --> 00:17:26,212 どうしても 言うことを聞いてくださらないのね。 201 00:17:26,212 --> 00:17:30,216 いいかげんにしてくれ! あの猿は ダイヤをくわえているんだ。 202 00:17:30,216 --> 00:17:34,003 そう… 分かってくださらないのね。 203 00:17:34,053 --> 00:17:38,057 それじゃあ しかたがないわね。 ダルタニャン。 204 00:17:38,057 --> 00:17:40,543 えっ? 205 00:17:40,543 --> 00:17:42,545 わわっ… うっ! フン! 206 00:17:42,545 --> 00:17:45,548 うわ~! 207 00:17:45,548 --> 00:17:48,150 う… いってえ…。 208 00:17:48,200 --> 00:17:51,504 あっ どうしたんです? 209 00:17:51,537 --> 00:17:55,841 しまった! 待て! 210 00:17:55,891 --> 00:18:01,897 お~っと お前は おとなしく中に入っているんだ。 211 00:18:01,881 --> 00:18:03,883 フッ。 212 00:18:07,386 --> 00:18:09,388 待て~! 213 00:18:09,372 --> 00:18:12,775 おとなしく言うことを 聞かないからさ。 214 00:18:12,875 --> 00:18:19,181 ♬~ 215 00:18:26,555 --> 00:18:28,841 待て~! 216 00:18:38,034 --> 00:18:40,836 ダイヤは渡さないよ。 217 00:18:40,870 --> 00:18:47,176 ♬~ 218 00:19:03,042 --> 00:19:05,645 やっぱり ここだ。 見つけたぞ。 219 00:19:05,711 --> 00:19:08,014 負けたわ ダルタニャン。 220 00:19:10,883 --> 00:19:13,285 ペペ おとなしくダイヤを返すのよ。 221 00:19:13,336 --> 00:19:16,038 (鳴き声) 222 00:19:16,038 --> 00:19:21,344 少し手を緩めてやって。 それじゃあ ダイヤを出せないわ。 223 00:19:21,377 --> 00:19:24,480 (鳴き声) よし。 224 00:19:28,217 --> 00:19:31,220 うわっ! ああっ! 225 00:19:31,220 --> 00:19:37,526 ♬~ 226 00:19:40,546 --> 00:19:42,848 あっ しまった! 227 00:19:42,882 --> 00:19:48,170 ♬~(笛) 228 00:19:48,204 --> 00:19:52,007 (鳴き声) 229 00:19:52,041 --> 00:19:55,044 ダイヤが! 230 00:19:55,061 --> 00:19:58,564 アハハハハ…! 231 00:19:58,547 --> 00:20:03,352 これで ダイヤは リシュリュー様の手元に 届いたようなもの。 232 00:20:03,386 --> 00:20:08,691 ダイヤが 1つ足りなくても 首飾りは元どおりとは言えないわ。 233 00:20:08,707 --> 00:20:11,210 いかが? ダルタニャン。 234 00:20:11,227 --> 00:20:13,229 おのれ…! ホホホホホ! 235 00:20:13,212 --> 00:20:17,016 いたぞ! あそこだ! そこを動くな! 236 00:20:17,032 --> 00:20:19,034 このロンドン塔からは逃げられんぞ! 237 00:20:19,051 --> 00:20:22,655 ホホホホホ…! 私の役目は終わったわ。 238 00:20:22,722 --> 00:20:25,725 処刑をしたければするがよい! 239 00:20:25,708 --> 00:20:32,014 ♬~ 240 00:20:34,216 --> 00:20:39,021 (アトス)リシュリューが 我々の処罰を国王陛下に要求したのか。 241 00:20:39,038 --> 00:20:42,041 うん。 神様をだました罪で。 242 00:20:42,041 --> 00:20:45,044 (アラミス)リシュリューは ダルタニャンを取り逃がしたので➡ 243 00:20:45,060 --> 00:20:47,163 よほど頭に来たらしいな。 244 00:20:47,213 --> 00:20:51,717 (ポルトス)しかし 偽の葬式を出したのが そんなに悪いことなのかな? 245 00:20:51,700 --> 00:20:55,004 陛下も 敬けんなカトリック教徒だからな。 246 00:20:55,054 --> 00:20:58,040 神をだましたと聞いては 放ってもおけまい。 247 00:20:58,057 --> 00:21:00,059 すると 罰を食うのか? 248 00:21:00,042 --> 00:21:04,046 大食らいのポルトスなら 何を食べても平気だろう。 249 00:21:04,096 --> 00:21:10,386 冗談を言ってる場合じゃないぞ アラミス。 何か うまい言い訳を考えんとな。 250 00:21:11,036 --> 00:21:13,539 (トレビル)おい お前たち。 251 00:21:15,374 --> 00:21:19,662 何でしょうか? 隊長。 今 陛下からのお呼び出しがあったのだ。 252 00:21:19,712 --> 00:21:21,714 わしと一緒に来い! 253 00:21:21,730 --> 00:21:23,833 そ~ら おいでなすった。 254 00:21:23,883 --> 00:21:29,688 ♬~ 255 00:21:29,705 --> 00:21:33,008 今 リシュリューの申し出たことは 本当か? 256 00:21:33,058 --> 00:21:36,345 そうだとしたら 私も放ってはおけぬが。 257 00:21:36,395 --> 00:21:38,981 全く なんてことをしたのだ。 258 00:21:39,048 --> 00:21:43,652 わしは お前らに休暇はやったが 葬式ごっこをしてよいとは言わんぞ。 259 00:21:43,702 --> 00:21:48,207 葬式ごっこではありません。 ダルタニャンは本当に死んだのです。 260 00:21:48,190 --> 00:21:50,993 フン うそを申せ! 261 00:21:51,043 --> 00:21:53,145 では リシュリュー閣下に伺います。 262 00:21:53,229 --> 00:21:56,832 どうして あの葬式が偽りだと 分かったのです? 263 00:21:56,882 --> 00:22:01,187 私の部下が 怪しいとにらんで 墓を掘り返したところ➡ 264 00:22:01,203 --> 00:22:03,806 ひつぎの中は空っぽだったのだ。 265 00:22:03,889 --> 00:22:06,692 けしからん! それこそ死者への冒とく。 266 00:22:06,725 --> 00:22:10,012 神の み心に逆らう 行いではありませんか! 267 00:22:10,045 --> 00:22:13,048 何? 神の み名において葬られた墓を➡ 268 00:22:13,048 --> 00:22:17,653 再び開くためには それ相応の手続きが必要なはず。➡ 269 00:22:17,703 --> 00:22:19,805 手続きは ちゃんと踏んだのでしょうな? 270 00:22:19,889 --> 00:22:21,874 な… もちろん! 271 00:22:21,874 --> 00:22:25,377 いや その部下とやらに会って 確かめたいと存じます。 272 00:22:25,377 --> 00:22:29,381 その部下の名前は? あ… そ それは…。 273 00:22:29,398 --> 00:22:34,186 場合によっては その部下を 墓荒らしの罪で訴えたいと存じます。 274 00:22:34,220 --> 00:22:36,805 是非 名前をお聞かせください。 275 00:22:36,889 --> 00:22:41,894 墓を掘った当人の名前は聞き漏らした。 後ほど調べておこう。 276 00:22:41,877 --> 00:22:45,481 是非 お願いいたします。 墓が空だったとすれば➡ 277 00:22:45,564 --> 00:22:48,350 神のお恵みにより生き返った ダルタニャンが➡ 278 00:22:48,367 --> 00:22:50,970 ひつぎを破って出たのかもしれません。 279 00:22:51,136 --> 00:22:54,440 それこそ 偉大な神の奇跡と申せましょう。 280 00:22:54,373 --> 00:22:57,676 なるほど… もし それが真実なら➡ 281 00:22:57,710 --> 00:23:02,014 私も是非 生き返ったダルタニャンの話を 聞いてみたいものだ。 282 00:23:02,047 --> 00:23:06,652 あ… 分かりました。 この件は 私の調べが はっきりするまで➡ 283 00:23:06,702 --> 00:23:10,506 訴えを取り下げさせていただきます。 284 00:23:10,556 --> 00:23:15,144 (小声で)さすがは知恵者。 (小声で)助かったぞ。 285 00:23:15,227 --> 00:23:20,816 フッ 今に見ておれ。 なに このままでは済まさぬぞ。 286 00:23:26,205 --> 00:23:30,309 とうとう ダイヤは リシュリューの手に入ってしまったか…。 287 00:23:30,376 --> 00:23:32,978 どうしたらいいのかな。 288 00:23:33,045 --> 00:23:39,051 アンヌ王妃が ダイヤの首飾りをつけて 出席しなければならない舞踏会は➡ 289 00:23:39,034 --> 00:23:41,837 3日後に迫っています。 290 00:23:41,887 --> 00:23:45,674 しかし そのダイヤの最後の一粒は➡ 291 00:23:45,708 --> 00:23:50,512 空のかなたへ 飛び去ってしまったのでした。 292 00:23:52,881 --> 00:23:59,188 ♬~