1 00:00:01,235 --> 00:00:05,005 (アン・シャーリー)<人生は旅立ちの連続です> 2 00:00:05,005 --> 00:00:09,843 (時計の音) 3 00:00:09,843 --> 00:00:12,746 (トマス・リンド)すまんなあ… レイチェル。 4 00:00:12,746 --> 00:00:16,283 お前を もっと 幸せにしてやるつもりだったが…。 5 00:00:16,283 --> 00:00:18,352 (レイチェル・リンド) 何を言うの トマス! 6 00:00:18,352 --> 00:00:21,054 あたしは 十分 幸せですよ。 7 00:00:21,054 --> 00:00:25,492 (トマス)お前たち… 母さんを頼んだぞ…。 8 00:00:25,492 --> 00:00:27,427 あなた! 9 00:00:27,427 --> 00:00:31,932 レイチェル お前は ほんとに いい母親で➡ 10 00:00:31,932 --> 00:00:37,304 わしには 過ぎた妻… だったよ…。 11 00:00:37,304 --> 00:00:42,109 あぁ… あ…! ああああ! 12 00:00:42,109 --> 00:00:47,080 ♬~ 13 00:00:47,080 --> 00:00:49,216 (ノック) 14 00:00:49,216 --> 00:00:51,184 は~い。 15 00:00:51,184 --> 00:00:55,556 誰か来てたみたいだけど 何? こんな 夜遅く。 16 00:00:55,556 --> 00:00:58,859 (マリラ・カスバート) トマス・リンドが亡くなったよ。 17 00:00:58,859 --> 00:01:00,794 え…。 18 00:01:00,794 --> 00:01:05,299 私は レイチェルのところへ行ってくるから あとのことは頼んだよ。 19 00:01:05,299 --> 00:01:08,101 うん 分かった…。 20 00:01:10,003 --> 00:01:15,409 <この日を境に たくさんの旅立ちが 私たちの前に待っているなんて➡ 21 00:01:15,409 --> 00:01:19,279 この時は 想像すらできませんでした> 22 00:01:19,279 --> 00:01:28,388 ♬~ 23 00:01:28,388 --> 00:01:33,060 ♬「未来が読めなくてよかった」 24 00:01:33,060 --> 00:01:35,596 ♬「有り得やしないことでも」 25 00:01:35,596 --> 00:01:37,531 ♬「好きに書けるから」 26 00:01:37,531 --> 00:01:41,401 ♬「心が読めなくてよかった」 27 00:01:41,401 --> 00:01:43,737 ♬「息遣いひとつ」 28 00:01:43,737 --> 00:01:45,973 ♬「愛しいと気付く」 29 00:01:45,973 --> 00:01:50,510 ♬「おしゃべりな草も 気まぐれな雲も」 30 00:01:50,510 --> 00:01:55,716 ♬「生まれた理由とか 多分知らないけど」 31 00:01:55,716 --> 00:01:57,651 ♬「教えてくれた」 32 00:01:57,651 --> 00:02:01,521 ♬「世界はおもしろいこと」 33 00:02:01,521 --> 00:02:04,858 ♬「まだこれからも」 34 00:02:04,858 --> 00:02:07,294 ♬「ここで待ってるよ」 35 00:02:07,294 --> 00:02:09,563 ♬「ねえ待ってるよ」 36 00:02:09,563 --> 00:02:13,800 ♬「夢は照れ屋でかくれんぼが上手」 37 00:02:13,800 --> 00:02:16,269 ♬「目を瞑ってるよ」 38 00:02:16,269 --> 00:02:18,605 ♬「あぁ、まだだよ?」 39 00:02:18,605 --> 00:02:22,075 ♬「あなたにも会わせたいから」 40 00:02:22,075 --> 00:02:25,379 ♬「ここで待ってるよ」 41 00:02:25,379 --> 00:02:27,614 ♬「ねぇ待ってるよ」 42 00:02:27,614 --> 00:02:31,885 ♬「楽しみなことなら いくつでも」 43 00:02:31,885 --> 00:02:34,388 ♬「数え待ってるよ」 44 00:02:34,388 --> 00:02:36,690 ♬「あなたは太陽」 45 00:02:36,690 --> 00:02:38,692 ♬「迎えにきてくれる」 46 00:02:38,692 --> 00:02:43,063 ♬「そんな予感だけをずっと持ってるよ」 47 00:02:43,063 --> 00:02:46,967 ♬~ 48 00:02:49,736 --> 00:02:54,307 ♬~ 49 00:02:54,307 --> 00:02:56,243 (ノック) 50 00:02:56,243 --> 00:02:58,945 どうぞ~。 51 00:02:58,945 --> 00:03:01,848 ちょっと いいかい? ええ。 52 00:03:01,848 --> 00:03:04,751 リンドのおばさん どんな様子? 53 00:03:04,751 --> 00:03:08,622 お葬式が済んで だいぶ 落ち着いたとは言ってたけど➡ 54 00:03:08,622 --> 00:03:10,957 やっぱり 寂しそうだったよ。 55 00:03:10,957 --> 00:03:13,560 そう… そうよね。 56 00:03:13,560 --> 00:03:16,963 これを片づけたら おばさんと おしゃべりしてくるわ。 57 00:03:16,963 --> 00:03:20,167 ああ そうしてあげておくれ。 58 00:03:25,405 --> 00:03:28,809 それでね アン。 なあに? 59 00:03:28,809 --> 00:03:32,612 ギルバートは この秋 大学へ行くそうじゃないか。 60 00:03:32,612 --> 00:03:36,483 ええ。 (マリラ)本当は あんたも行きたいんじゃないのかい? 61 00:03:36,483 --> 00:03:39,386 あ… 何? いきなり。 62 00:03:39,386 --> 00:03:41,955 私は ずっと あんたを➡ 63 00:03:41,955 --> 00:03:44,825 大学へやらなくちゃって 考えていたんだよ。 64 00:03:44,825 --> 00:03:50,630 あんたが 私のために諦めてるって思うと 心が安まらなくてね。 65 00:03:50,630 --> 00:03:55,469 そんな… あたし この家にいられるだけで幸せよ。 66 00:03:55,469 --> 00:03:59,973 先生になってからだって この2年間 とっても楽しかったわ。 67 00:03:59,973 --> 00:04:02,042 それは分かってるよ。 68 00:04:02,042 --> 00:04:05,445 でも うちも ちょっとは蓄えもできたし➡ 69 00:04:05,445 --> 00:04:07,881 あんたなら 奨学金もとれるだろう? 70 00:04:07,881 --> 00:04:12,486 そうかもしれないけど いくら 目の調子が良くなってきたからって➡ 71 00:04:12,486 --> 00:04:17,190 手のかかる双子の世話を マリラ一人に任せるわけにはいかないわ。 72 00:04:17,190 --> 00:04:20,660 今日は そのことを相談したくてね。 73 00:04:20,660 --> 00:04:24,464 実は レイチェルと一緒に暮らすのは どうかと思ってるんだ。 74 00:04:24,464 --> 00:04:28,335 え… リンドおばさんと この家に住むってこと? 75 00:04:28,335 --> 00:04:31,772 もちろん あんたの返答しだいだけどね。 76 00:04:31,772 --> 00:04:36,276 もし レイチェルが来てくれれば 私も寂しくないし➡ 77 00:04:36,276 --> 00:04:39,179 双子の世話も 問題なくなるだろう? 78 00:04:39,179 --> 00:04:43,083 あんたが 大学へ行けない理由は なくなるんだよ。 79 00:04:43,083 --> 00:04:45,285 マリラ…。 80 00:04:45,285 --> 00:04:49,156 (マリラ)レイチェルは この村で 私の たった一人の友達だし➡ 81 00:04:49,156 --> 00:04:53,093 彼女も アヴォンリーを離れたくないと 言ってるんだよ。➡ 82 00:04:53,093 --> 00:04:57,697 これは 私たち みんなのためでもあると思ってね。 83 00:04:57,697 --> 00:05:01,134 だから アン 真剣に考えてみてほしいんだよ➡ 84 00:05:01,134 --> 00:05:04,538 大学進学のこと。 85 00:05:07,374 --> 00:05:09,309  心の声 あたしは この2年間➡ 86 00:05:09,309 --> 00:05:14,114 この島の学校に 根をおろし たくさんの小さな根を張ってきたわ。➡ 87 00:05:14,114 --> 00:05:20,487 あたしが引き抜かれれば 小さな根たちは とても傷つくかもしれない。➡ 88 00:05:20,487 --> 00:05:24,891 それでも あたしは 「学問を続ける」という野心を➡ 89 00:05:24,891 --> 00:05:29,596 取り戻した方がいいのかしら…。 90 00:05:32,499 --> 00:05:36,469 (アンソニー・パイ)聞いたか? アン先生 学校 辞めちゃうらしいぞ。 91 00:05:36,469 --> 00:05:38,605 (ポール・アーヴィング)えっ! なんで…。 92 00:05:38,605 --> 00:05:41,508 (モーリー・アンドリュース)大学 行くんだって。 (ジェイコブ)うっそだあ! 93 00:05:41,508 --> 00:05:44,911 (コットン次女)アン先生が 私たちを置いていくはずないじゃない! 94 00:05:44,911 --> 00:05:47,781 (コットン長女)そうよ! いいかげんなこと言わないでよ! 95 00:05:47,781 --> 00:05:50,684 そんなの 分っかんねえだろ! 96 00:05:52,319 --> 00:05:54,588 ねえ マシュウ…。 97 00:05:54,588 --> 00:05:56,523 あたしは どうしたらいい? 98 00:05:56,523 --> 00:05:59,826 マシュウだったら どんなふうに 声を掛けてくれる? 99 00:06:02,996 --> 00:06:07,634 ♬~ 100 00:06:07,634 --> 00:06:11,338 (ダイアナ・バーリー) 今年の冬は ひどく寂しくなるわね。 101 00:06:11,338 --> 00:06:14,174 アラン夫妻も 行ってしまうし…。 102 00:06:14,174 --> 00:06:17,110 あたしは まだ決めたわけじゃないわ。 103 00:06:17,110 --> 00:06:19,913 アンとギルバートが いなくなったら➡ 104 00:06:19,913 --> 00:06:23,450 改善会は 駄目になってしまうんじゃないかしら。 105 00:06:23,450 --> 00:06:25,385 それは大丈夫よ。 106 00:06:25,385 --> 00:06:30,156 前に比べて 村の人たちも 随分と協力的になってくれたし。 107 00:06:30,156 --> 00:06:36,263 もし大学へ行ったら 友達も たくさんできるんでしょうね…。 108 00:06:40,600 --> 00:06:45,872 この先 もし どんなに新しい友達ができたとしても➡ 109 00:06:45,872 --> 00:06:50,076 あたしにとっては 古い友達の方が大切だわ。 110 00:06:50,076 --> 00:06:55,048 特に 澄んだ瞳の 笑顔のかわいい腹心の友はね。 111 00:06:55,048 --> 00:06:57,250 アン…。 112 00:06:57,250 --> 00:07:00,453 ダイアナ あなたのような人は 他には いないわ。 113 00:07:00,453 --> 00:07:03,323 初めて会った あの日のこと 覚えてる? 114 00:07:03,323 --> 00:07:05,258 もちろんよ! 115 00:07:05,258 --> 00:07:08,662 あなたの家の庭で 永遠の友情を誓ったわね。 116 00:07:08,662 --> 00:07:11,564 ええ。 あたしたち あの誓いのとおり➡ 117 00:07:11,564 --> 00:07:13,533 一度だって けんかしたり➡ 118 00:07:13,533 --> 00:07:16,036 お互いを嫌いになったりしなかったわね。 119 00:07:16,036 --> 00:07:18,972 ダイアナが あたしを愛してるって言ってくれた時の➡ 120 00:07:18,972 --> 00:07:23,343 あの ゾクゾクとした うれしさは 今でも忘れられないもの。 121 00:07:23,343 --> 00:07:27,947 あたしの子供時代が どんなに寂しくて 愛情に飢えていたか➡ 122 00:07:27,947 --> 00:07:30,250 今頃になって 分かってきたの。 123 00:07:30,250 --> 00:07:32,752 もし あなたに 出会えてなかったら➡ 124 00:07:32,752 --> 00:07:34,688 どんなに 孤独だったかって。 125 00:07:34,688 --> 00:07:37,724 あたしだって いつまでも いつまでも➡ 126 00:07:37,724 --> 00:07:40,193 だあれも 他の子は誰も…➡ 127 00:07:40,193 --> 00:07:42,929 アンのように 好きにはならないわ。 128 00:07:42,929 --> 00:07:45,832 もし あたしが結婚して 女の子が生まれたら➡ 129 00:07:45,832 --> 00:07:48,702 「アン」って名前にするつもりよ。 130 00:07:48,702 --> 00:07:51,504 ああ… ダイアナ…! 131 00:08:01,414 --> 00:08:06,519 それじゃあ いってきます。 ああ 気をつけるんだよ。 132 00:08:06,519 --> 00:08:09,422 (ドーラ・キース) えっ アン姉ちゃん どこ行くの? 133 00:08:09,422 --> 00:08:11,358 山彦荘よ。 134 00:08:11,358 --> 00:08:13,426 (デイビー・キース)ぼくも行きたい! (ドーラ)わたしも! 135 00:08:13,426 --> 00:08:16,896 今度 馬車で行く時にね。 (デイビー ドーラ)え~。 136 00:08:16,896 --> 00:08:21,668 それに ポールも来るのよ。 ポールが一緒だと デイビーは嫌でしょ? 137 00:08:21,668 --> 00:08:25,638 ううん。 ぼく 前よりか ポールが好きになったんだよ。 138 00:08:25,638 --> 00:08:27,774 そうなの? 139 00:08:27,774 --> 00:08:30,744 ほら ぼくも このごろ 随分といい子になったから➡ 140 00:08:30,744 --> 00:08:34,481 ポールが 少しくらい いい子でも ちっとも嫌じゃないんだ。 141 00:08:34,481 --> 00:08:37,183 これからも どんどん いい子になるつもりだから➡ 142 00:08:37,183 --> 00:08:40,086 そのうち ポールを追い越しちゃうかもね。 143 00:08:40,086 --> 00:08:43,957 (マリラ)顔じゅう シロップだらけで プディングを食べるような子が➡ 144 00:08:43,957 --> 00:08:47,260 果たして ポール・アーヴィングを 追い越せるかねえ? 145 00:08:47,260 --> 00:08:50,463 んっ! これを食べ終わったら ちゃんと洗うよ。 146 00:08:50,463 --> 00:08:54,134 それに ぼく 前に比べたら 忘れっぽくなくなったんだから➡ 147 00:08:54,134 --> 00:08:57,904 耳の裏だって 忘れずに ちゃんと洗ってるんだよ。 148 00:08:57,904 --> 00:09:00,807 ふふっ。 じゃあ 足の裏は? 149 00:09:00,807 --> 00:09:02,776 ガーン! 150 00:09:02,776 --> 00:09:05,412 ああ なんで こんなに 洗わなきゃいけないところが➡ 151 00:09:05,412 --> 00:09:07,414 多いんだろう。 152 00:09:07,414 --> 00:09:09,616 山彦荘に連れてってもらえないなら➡ 153 00:09:09,616 --> 00:09:12,519 ハリソンのおばちゃんのところへでも 行ってこようかな~! 154 00:09:12,519 --> 00:09:15,088 あの おばちゃんは 本当にいいんだよ。 155 00:09:15,088 --> 00:09:17,924 ハリソンのおじちゃんも お嫁さんをもらってから➡ 156 00:09:17,924 --> 00:09:20,326 も~っと いい人になったよね。 157 00:09:20,326 --> 00:09:23,530 人って 結婚すると いい人になるんだね。 158 00:09:23,530 --> 00:09:27,834 あ… どうして おばちゃんは お嫁にいかないの? 159 00:09:27,834 --> 00:09:32,439 誰も もらってくれないからかも しれないね。 160 00:09:32,439 --> 00:09:36,309 もしかして おばちゃん 誰にも頼まなかったんじゃない? 161 00:09:36,309 --> 00:09:41,147 まあ デイビー! そういうのは 男の人の方が頼むものよ。 162 00:09:41,147 --> 00:09:46,753 なんで? なんで なんでも男にさせるの? ぼく 知りたいなあ。 163 00:09:46,753 --> 00:09:50,156 (マリラとアンの笑い声) 164 00:09:53,393 --> 00:09:56,930 (ポール)僕 新しいお母さんが ラヴェンダーさんで➡ 165 00:09:56,930 --> 00:09:58,965 本当によかったと思ってるんです。 166 00:09:58,965 --> 00:10:01,267 リンドのおばさんは➡ 167 00:10:01,267 --> 00:10:04,771 あの人も 父さんと結婚すれば 普通の暮らしをするでしょうって。 168 00:10:04,771 --> 00:10:07,507 それ あたしも聞いたわ。 169 00:10:07,507 --> 00:10:10,009 でも ラヴェンダーさんには➡ 170 00:10:10,009 --> 00:10:12,912 個性的な暮らしを やめてほしくないなあ…。 171 00:10:12,912 --> 00:10:14,881 どうして そう思うの? 172 00:10:14,881 --> 00:10:17,784 だって 普通の人は 余るほどいるでしょ? 173 00:10:17,784 --> 00:10:22,322 そうね。 ラヴェンダーさんには 自由に生きてほしいわね。 174 00:10:22,322 --> 00:10:24,357 ねえ アン先生…。 175 00:10:24,357 --> 00:10:27,627 何? ポール。 176 00:10:27,627 --> 00:10:30,630 …ううん 何でもないです。 177 00:10:35,502 --> 00:10:38,371 こんにちは~! 178 00:10:38,371 --> 00:10:40,373 (ラヴェンダー・ルイス)まあ! 179 00:10:43,510 --> 00:10:47,380 アン ダイアナ よく来てくださったわね。 180 00:10:47,380 --> 00:10:50,383 こんにちは ポール。 こんにちは。 181 00:10:50,383 --> 00:10:56,756 今日は やまびこは聞こえますか? ええ 今日は 絶好のやまびこ日和よ。 182 00:10:56,756 --> 00:10:59,425 ヤッホー! 183 00:10:59,425 --> 00:11:04,063 (やまびこ)ヤッホー! ヤッホー! 184 00:11:04,063 --> 00:11:09,702 ♬~ 185 00:11:09,702 --> 00:11:12,105 (シャーロッタ四世) 何もかも すばらしいことに➡ 186 00:11:12,105 --> 00:11:15,975 あたしもボストンへ行って 奥様方と暮らすことになったんです! 187 00:11:15,975 --> 00:11:18,378 まあ ほんとに⁉ 188 00:11:18,378 --> 00:11:21,114 よかったわね シャーロッタ! 189 00:11:21,114 --> 00:11:24,384 (シャーロッタ四世)アーヴィング様は 本当に素敵な方です。➡ 190 00:11:24,384 --> 00:11:28,955 お二人が愛し合っていなさるなんて 本当に ありがたいことです。 191 00:11:28,955 --> 00:11:32,425 僕も シャーロッタと 一緒にいられて嬉しいです! 192 00:11:32,425 --> 00:11:35,695 (シャーロッタ四世)まあ 坊ちゃま! 193 00:11:35,695 --> 00:11:38,498 こんな 素敵なことはないわ! 194 00:11:38,498 --> 00:11:42,368 もし あの日 あたしが 道を間違わなかったら➡ 195 00:11:42,368 --> 00:11:46,239 もし ラヴェンダーさんに ポールを会わせなかったら…。 196 00:11:46,239 --> 00:11:52,178 何もかも 自分のおかげとでも 言いたげだねえ。 197 00:11:52,178 --> 00:11:55,615 違うわ。 これは運命なのよ。 198 00:11:55,615 --> 00:11:59,319 何事も 全て 前から決まっていたことなの! 199 00:11:59,319 --> 00:12:02,221 まったくロマンチックだわ~。 200 00:12:02,221 --> 00:12:07,760 私には分からないね。 何が そんなにロマンチックなのか。 201 00:12:07,760 --> 00:12:11,264 それより どうするんだい? 大学の方は。 202 00:12:11,264 --> 00:12:13,700 あ…。 203 00:12:13,700 --> 00:12:16,903 決めたら話すわ。 204 00:12:16,903 --> 00:12:19,472 でね ラヴェンダーさんたち➡ 205 00:12:19,472 --> 00:12:24,210 6月最後の土曜日 スイカズラのあずまやで 式を挙げるのよ。 206 00:12:24,210 --> 00:12:29,716 25年前 アーヴィングさんが 結婚の申し込みをした場所なんですって! 207 00:12:29,716 --> 00:12:32,285 これは さすがにロマンチックでしょう? 208 00:12:32,285 --> 00:12:36,155 (マリラ)そうかねえ…。 そうなのよ! 209 00:12:36,155 --> 00:12:41,160 ♬~ 210 00:12:44,230 --> 00:12:49,402 <ラヴェンダーさんは結婚して アメリカへ旅立つことになりました。➡ 211 00:12:49,402 --> 00:12:51,404 そして ここにも…> 212 00:12:51,404 --> 00:12:53,806 あっ…! 213 00:12:59,846 --> 00:13:05,018  心の声 ダイアナとフレッドが あんなにも愛し合っていたなんて…。 214 00:13:05,018 --> 00:13:08,988 ハァ… ハァ… ハァ…。 215 00:13:08,988 --> 00:13:11,224  心の声 まるで ダイアナだけが➡ 216 00:13:11,224 --> 00:13:14,127 先に 新しい世界へ 踏み込んでいくようだわ…。➡ 217 00:13:14,127 --> 00:13:16,696 あまりにも いろいろなことが➡ 218 00:13:16,696 --> 00:13:19,599 急ぎ足で 変わっていくので 怖くなる。➡ 219 00:13:19,599 --> 00:13:22,235 これで ダイアナとあたしの間に➡ 220 00:13:22,235 --> 00:13:25,672 少しばかり 距離が出来るんじゃないかしら…。➡ 221 00:13:25,672 --> 00:13:30,977 あたしが… まるで 置いてけぼりにされたみたい…。 222 00:13:36,683 --> 00:13:41,521 アン。 アン 起きて アン。 223 00:13:41,521 --> 00:13:45,024 ダイアナ…。 224 00:13:47,293 --> 00:13:51,698 あの… あのね 報告があるの。 225 00:13:51,698 --> 00:13:54,600 あ…! 226 00:13:54,600 --> 00:13:56,836 (笑い声) 227 00:13:56,836 --> 00:14:02,341 ♬~ 228 00:14:02,341 --> 00:14:05,912 あたしは 今 とっても幸せよ。 229 00:14:05,912 --> 00:14:10,083 でも 自分が婚約したかと思うと 不思議な気分だわ。 230 00:14:10,083 --> 00:14:12,018 どんなふうに? 231 00:14:12,018 --> 00:14:14,053 そうね… 素敵よ。 232 00:14:14,053 --> 00:14:18,357 それは フレッドだからで 他の人とだったら嫌なものでしょうけど。 233 00:14:18,357 --> 00:14:22,228 なら 残された あたしたちは 悲観するしかないわ。 234 00:14:22,228 --> 00:14:25,131 だって フレッドは 一人しかいないんですもの。 235 00:14:25,131 --> 00:14:27,600 まあ アンったら。 236 00:14:27,600 --> 00:14:30,870 いいわ 今にあなたの番がきたら 分かるから。 237 00:14:30,870 --> 00:14:37,376 いいえ ダイアナ 分かるわよ。 なんのための想像力だと思って? 238 00:14:37,376 --> 00:14:41,247 でも ちょっと怖いところもあるの…。 ん? 239 00:14:41,247 --> 00:14:44,250 一歩先へと踏み出すことになるでしょ? 240 00:14:44,250 --> 00:14:48,721 人生の歩みを進めることは すばらしいことよ。 241 00:14:48,721 --> 00:14:52,391 自分の道は自分で決めて 前に進まなきゃ! 242 00:14:52,391 --> 00:14:55,394 今の言葉 そのままお返しするわ。 243 00:14:55,394 --> 00:14:57,830 あ…。 ふふふっ。 244 00:14:57,830 --> 00:14:59,766 (2人)ふふふっ! 245 00:14:59,766 --> 00:15:02,668 ねえ アン あたしのブライズメイドになってね➡ 246 00:15:02,668 --> 00:15:06,239 あたしが式を挙げる時には。 もちろん! 247 00:15:06,239 --> 00:15:09,142 たとえ 世界の果てにいようとも 飛んでいくわ。 248 00:15:09,142 --> 00:15:11,210 約束よ! 249 00:15:11,210 --> 00:15:13,346 まだ 先のことだけどね。 250 00:15:13,346 --> 00:15:16,916 ママは 21になるまで 結婚はさせないって…。 251 00:15:16,916 --> 00:15:21,120 でも 今から 「夢の家」の計画をしておけるなんて➡ 252 00:15:21,120 --> 00:15:24,690 素敵なことじゃない? そうだけど…。 253 00:15:24,690 --> 00:15:27,593 夢の家かあ…。 254 00:15:29,228 --> 00:15:34,500 ♬~ 255 00:15:34,500 --> 00:15:36,803 わあ…! 256 00:15:36,803 --> 00:15:40,673 ♬~ 257 00:15:40,673 --> 00:15:43,576 あっ…? (ギルバート・ブライス)ふっ…。 258 00:15:43,576 --> 00:15:46,479 うわあああ! おおっ あぁっ! どうしたの? アン。 259 00:15:46,479 --> 00:15:48,481 大丈夫? 260 00:15:48,481 --> 00:15:52,151 な… なんでもないの。 入る家を間違えただけ。 261 00:15:52,151 --> 00:15:55,621 ええ? おかしな人ねえ。 262 00:15:55,621 --> 00:15:58,825 ねえ アン。 あたしの理想と フレッドが➡ 263 00:15:58,825 --> 00:16:02,195 あまりにも かけ離れていること おかしいと思う? 264 00:16:02,195 --> 00:16:06,132 ダイアナは 少し悪ぶってるくらいの人が タイプだったわね。 265 00:16:06,132 --> 00:16:10,903 ええ。 でも フレッドに それを押しつけるつもりはないのよ。 266 00:16:10,903 --> 00:16:16,776 だって そんなことしたら フレッドがフレッドじゃなくなるもの。 267 00:16:16,776 --> 00:16:23,082 はいはい。 あなたが幸せなら あたしも幸せよ。 268 00:16:30,890 --> 00:16:33,793 今にも泣きだしそうね。 269 00:16:33,793 --> 00:16:37,463 式が終わるまで もってくれればいいけど…。 270 00:16:37,463 --> 00:16:41,334 (話し声) 271 00:16:41,334 --> 00:16:43,703 あ…。 わあ…! 272 00:16:43,703 --> 00:16:46,706 (一同)わあ…! 273 00:16:48,474 --> 00:16:51,377 素敵! ええ…! 274 00:16:51,377 --> 00:16:54,881 (アラン牧師)病める時も 健やかなる時も➡ 275 00:16:54,881 --> 00:16:57,316 富める時も 貧しき時も➡ 276 00:16:57,316 --> 00:17:01,520 これを夫として 愛し続けることを誓いますか? 277 00:17:01,520 --> 00:17:05,191 誓います。 278 00:17:05,191 --> 00:17:08,561 では 誓いの口づけを。 279 00:17:08,561 --> 00:17:22,074 ♬~ 280 00:17:22,074 --> 00:17:24,977 なんて 素敵な前兆なの! 281 00:17:24,977 --> 00:17:28,281 まるで 神様に祝福されているみたいだ。 282 00:17:28,281 --> 00:17:30,249 うん! 283 00:17:30,249 --> 00:17:32,952 ああ… 私も こんな結婚式を挙げたいわ! 284 00:17:32,952 --> 00:17:35,855 あ…! 285 00:17:35,855 --> 00:17:37,823 あはっ! ふふっ! 286 00:17:37,823 --> 00:17:40,026 ふふふっ。 (キスする音) 287 00:17:40,026 --> 00:17:43,262 本当に… 本当におめでとうございます! 288 00:17:43,262 --> 00:17:45,564 ありがとう アン! 289 00:17:45,564 --> 00:17:52,004 (ベルの音) 290 00:17:52,004 --> 00:17:54,874 おめでとう! (ベルの音) 291 00:17:54,874 --> 00:17:58,377 (ベルの音) 292 00:18:01,213 --> 00:18:04,116 素敵な結婚式だったわね。 293 00:18:04,116 --> 00:18:07,553 父さんたちが 新婚旅行から帰ってきたら➡ 294 00:18:07,553 --> 00:18:10,323 僕も一緒に ボストンへ戻ります。 295 00:18:10,323 --> 00:18:12,258 そうなのね。 296 00:18:12,258 --> 00:18:15,895 楽しみだけど みんなと離れてしまうのは寂しいです。 297 00:18:15,895 --> 00:18:19,198 …分かるわ。 ん? 298 00:18:19,198 --> 00:18:23,669 あたしも… 道の曲がり角に来たみたいなの。 299 00:18:23,669 --> 00:18:27,373 でも 本当に そこを曲がってしまっていいのか➡ 300 00:18:27,373 --> 00:18:29,575 分からなくて…。 301 00:18:31,544 --> 00:18:34,447 (ポール)夢があるなら 諦めないで。 302 00:18:34,447 --> 00:18:36,415 え? 303 00:18:36,415 --> 00:18:39,251 アン先生が いなくなったら きっと みんな寂しくて➡ 304 00:18:39,251 --> 00:18:41,187 たくさん 泣いちゃうと思います。 305 00:18:41,187 --> 00:18:45,691 でも 泣けば 気持ちは楽になるでしょう? ポール…。 306 00:18:45,691 --> 00:18:48,661 僕も アメリカで 精いっぱい頑張ります。 307 00:18:48,661 --> 00:18:53,265 だから 先生も 自分の信じる道を進んでください。 308 00:18:53,265 --> 00:18:56,168 それが 僕の願いです。 309 00:18:56,168 --> 00:18:58,237 あ…。 310 00:18:58,237 --> 00:19:00,539 ポール! あ…。 311 00:19:06,312 --> 00:19:08,247 (鍵をしめる音) 312 00:19:08,247 --> 00:19:11,751 いろいろ ありがとうございました アンお嬢様。 313 00:19:11,751 --> 00:19:13,986 お疲れさま シャーロッタ。 314 00:19:13,986 --> 00:19:18,658 それにしても なんて ひっそりとしてしまったんでしょう。 315 00:19:18,658 --> 00:19:21,027 ほんとね…。 316 00:19:21,027 --> 00:19:23,929 では 失礼します。 元気でね。 317 00:19:23,929 --> 00:19:26,732 アンお嬢様も。 318 00:19:29,735 --> 00:19:32,104 決心はついたかい? 319 00:19:32,104 --> 00:19:34,106 あ…。 320 00:19:34,106 --> 00:19:38,010 ギルバート…。 ちょっと 話さないか? 321 00:19:39,979 --> 00:19:42,681 さっき 何 考えてたの? 322 00:19:42,681 --> 00:19:44,617 いろんなことよ。 323 00:19:44,617 --> 00:19:47,520 もちろん ラヴェンダーさんと アーヴィングさんのことも。 324 00:19:47,520 --> 00:19:50,356 こんなに 何もかも いい具合にいったし➡ 325 00:19:50,356 --> 00:19:54,360 長い年月の行き違いから 離れ離れになっていたのが➡ 326 00:19:54,360 --> 00:19:56,662 結局 また 一緒になれたんですもの。 327 00:19:56,662 --> 00:19:59,165 こんな美しいことって あるかしら。 328 00:19:59,165 --> 00:20:05,604 ああ…。 でもね 行き違いなどなく 離れ離れにもならなかったら➡ 329 00:20:05,604 --> 00:20:09,241 二人が 手に手を取って 共に味わった思い出だけを➡ 330 00:20:09,241 --> 00:20:13,612 後に残しながら 生涯を送ったとしたら➡ 331 00:20:13,612 --> 00:20:17,950 より美しくは なかったかな…。 332 00:20:17,950 --> 00:20:20,052 あ…。 333 00:20:29,261 --> 00:20:32,164 ん? 334 00:20:32,164 --> 00:20:35,067 あたし… 決めたわ。 335 00:20:36,902 --> 00:20:39,205 (生徒たちの嗚咽) この2年間➡ 336 00:20:39,205 --> 00:20:41,941 みんなと一緒に いろいろ学んできましたが➡ 337 00:20:41,941 --> 00:20:45,411 教えられることの方が多かったです。 338 00:20:45,411 --> 00:20:49,381 優しさや 純粋な心を持つことの 大切さを➡ 339 00:20:49,381 --> 00:20:52,284 みんなから学びました。 ありがとう。 340 00:20:52,284 --> 00:20:56,655 これからも 正しいと思うこと 正直でいること➡ 341 00:20:56,655 --> 00:21:00,459 真実と 礼儀正しさと 親切を 大切にしてください。 342 00:21:00,459 --> 00:21:04,263 うそや偽りから遠ざかる強さを 心に持って➡ 343 00:21:04,263 --> 00:21:07,466 まっすぐに生きてください。 344 00:21:07,466 --> 00:21:11,971 先生は いつまでも みんなのことを思っています。 345 00:21:11,971 --> 00:21:13,973 (ベルの音) 346 00:21:13,973 --> 00:21:22,281 ♬~ 347 00:21:22,281 --> 00:21:26,152 <あまりにも 別れはつらすぎる…> 348 00:21:26,152 --> 00:21:34,326 ♬~ 349 00:21:34,326 --> 00:21:37,196  回想 僕… どんな先生だって➡ 350 00:21:37,196 --> 00:21:41,033 アン先生のようには 好きにならないから。➡ 351 00:21:41,033 --> 00:21:45,137 これからもずっと… 永遠に…。 352 00:21:46,839 --> 00:21:51,076 <そして… 少女時代のページを閉じ➡ 353 00:21:51,076 --> 00:21:57,883 一人の女性として これから新しい章を始めるのです。➡ 354 00:21:57,883 --> 00:22:03,289 この秋 あたしは レドモンド大学へ旅立ちます> 355 00:22:05,758 --> 00:22:14,934 ♬~ 356 00:22:14,934 --> 00:22:17,803 ♬「大事なものは」 357 00:22:17,803 --> 00:22:24,944 ♬「心の隙間にしまっておくから」 358 00:22:24,944 --> 00:22:29,615 ♬「いつの間にか過ぎ去る街の」 359 00:22:29,615 --> 00:22:34,820 ♬「花の一つも見過ごさないように」 360 00:22:34,820 --> 00:22:39,658 ♬「朝の光に驚いて」 361 00:22:39,658 --> 00:22:44,597 ♬「夜の闇に目を凝らしたら」 362 00:22:44,597 --> 00:22:51,704 ♬「憧れてた世界を瞼の外側にも」 363 00:22:51,704 --> 00:22:55,708 ♬「ちゃんと見つけて行ける」 364 00:22:55,708 --> 00:23:00,846 ♬「憂鬱が立ち込める」 365 00:23:00,846 --> 00:23:06,018 ♬「夕立はいつか止むよ」 366 00:23:06,018 --> 00:23:10,589 ♬「その目でその耳で」 367 00:23:10,589 --> 00:23:15,561 ♬「感じたものが全てだと」 368 00:23:15,561 --> 00:23:24,236 ♬「心が望んでる方へと歩いていくの」 369 00:23:24,236 --> 00:23:29,475 ♬「君は容易く」 370 00:23:29,475 --> 00:23:33,879 ♬~ 371 00:23:35,381 --> 00:23:51,430 ♬~ 372 00:23:51,430 --> 00:23:57,236 ♬~