1 00:02:32,999 --> 00:02:36,002 (殺せんせー)<わずか 0.1gで 核爆弾並みのエネルギーを放出する➡ 2 00:02:36,002 --> 00:02:38,004 反物質> 3 00:02:38,004 --> 00:02:41,007 <その粒子の加速サイクルを 生物に組み込むことで➡ 4 00:02:41,007 --> 00:02:47,013 持続的生成を可能にしたのが 柳沢教授の研究でした> 5 00:02:47,013 --> 00:02:50,016 <伝説の暗殺者 死神は➡ 6 00:02:50,016 --> 00:02:53,019 その人体実験を 日々 受けていた> 7 00:02:53,019 --> 00:02:57,023 <彼の体を循環し始めた 反物質エネルギーは➡ 8 00:02:57,023 --> 00:03:01,027 その体組織を 強靱で柔軟な物質構成へと➡ 9 00:03:01,027 --> 00:03:03,029 置き換えていった> 10 00:03:03,029 --> 00:03:08,034 <柳沢は それを 触手と呼び 恐れ 拘束台を強化> 11 00:03:08,034 --> 00:03:12,038 <危険な監視は 雪村あぐりに一任された> 12 00:03:12,038 --> 00:03:15,041 <そして 彼女は知った> 13 00:03:15,041 --> 00:03:20,046 <死神が 自分の本名も 生まれた日も知らないこと> 14 00:03:20,046 --> 00:03:25,051 <優しい言葉や笑顔は 全て 暗殺のために身に付けたこと> 15 00:03:25,051 --> 00:03:27,053 <彼も知った> 16 00:03:27,053 --> 00:03:30,056 <彼女と フィアンセである 柳沢との間に➡ 17 00:03:30,056 --> 00:03:32,992 愛情が 介在しないこと> 18 00:03:32,992 --> 00:03:36,996 <演技に まい進する 自慢の妹がいること> 19 00:03:36,996 --> 00:03:41,000 <2人が出会って すでに 1年近く> 20 00:03:41,000 --> 00:03:46,000 <いつしか ここは 2人の 語らいの空間に なっていました> 21 00:05:26,539 --> 00:05:28,541 (あぐり)あっ そうだ。➡ 22 00:05:28,541 --> 00:05:30,543 今日 買った 新しいインナー 見てください! 23 00:05:30,543 --> 00:05:32,545 (死神)懲りませんねえ。 24 00:05:32,545 --> 00:05:35,548 センスのない服で また女を下げなくても。 25 00:05:35,548 --> 00:05:39,552 (あぐり)ジャジャーン! 鬼柄チューブトップ!➡ 26 00:05:39,552 --> 00:05:42,555 ちょっと きつきつだけど いいセンスしてるでしょ? 27 00:05:42,555 --> 00:05:47,560 ニュヒュー… フフフ…。 28 00:05:47,560 --> 00:05:51,564 (あぐり) あっ あの… やっぱし 変ですか? 29 00:05:51,564 --> 00:05:54,567 ただ カワイイかと思って…。 あっ! いや これは その…。 30 00:05:54,567 --> 00:05:57,570 《まさか 実験の影響で!》 31 00:05:57,570 --> 00:06:01,574 フッ。 触手さんは正直なんですね。 えっ? 32 00:06:01,574 --> 00:06:04,577 (あぐり) どんな形にも変わる その手は➡ 33 00:06:04,577 --> 00:06:07,580 あなたの なりたい姿を映す 鏡なのかも。 34 00:06:07,580 --> 00:06:10,583 私の? もしも あなたが➡ 35 00:06:10,583 --> 00:06:12,585 平和な世界に生まれていたら➡ 36 00:06:12,585 --> 00:06:16,589 頭は いいのに ちょっとエッチで どこか抜けてて➡ 37 00:06:16,589 --> 00:06:19,592 セコかったり 意地 張ったり➡ 38 00:06:19,592 --> 00:06:24,530 偽らない優しい笑顔のできる そんな人に なっていた。 39 00:06:24,530 --> 00:06:26,530 フフッ。 40 00:06:28,534 --> 00:06:31,537 (あぐり)あかり 今晩 ちょっと空きそうなんだけど➡ 41 00:06:31,537 --> 00:06:33,539 食事でも どう? 42 00:06:33,539 --> 00:06:36,542 [TEL](あかり)そんなことより お姉ちゃん。 妙に声が明るいけど➡ 43 00:06:36,542 --> 00:06:38,544 好きな人でも できたのかな? 44 00:06:38,544 --> 00:06:41,547 な… 何を! 私 婚約中よ! 45 00:06:41,547 --> 00:06:43,549 (あかり)別に いいじゃん。 46 00:06:43,549 --> 00:06:46,552 外づらだけいい横暴男なんて 見切っちゃえば。 47 00:06:46,552 --> 00:06:48,554 [TEL](あぐり)あのね…。 (あかり)まあ いいわ。 48 00:06:48,554 --> 00:06:51,557 お姉ちゃんの気になる人の話も 聞きたいし。 49 00:06:51,557 --> 00:06:54,560 (あぐり)じゃあ OKね。 [TEL](あかり)うん。 ごちそうさま! 50 00:06:54,560 --> 00:06:56,562 (あぐり)もう。 51 00:06:56,562 --> 00:06:58,564 プレゼント? 52 00:06:58,564 --> 00:07:02,568 ええ。 首元が冷えるって言ってたから。 53 00:07:02,568 --> 00:07:04,570 これなら カバー範囲も広くて➡ 54 00:07:04,570 --> 00:07:07,573 おしゃれですよ。 どうも…。 55 00:07:07,573 --> 00:07:09,575 (あぐり)お気に召さないのは 分かりました。 56 00:07:09,575 --> 00:07:13,579 あ~ いや 何で 唐突に プレゼントなのかなって。 57 00:07:13,579 --> 00:07:17,583 (あぐり)あなたと出会って 今日で ちょうど 1年。➡ 58 00:07:17,583 --> 00:07:22,522 生まれた日が分からないなら 今日を その日に しませんか?➡ 59 00:07:22,522 --> 00:07:25,525 いっぱい お話 聞かせてもらって➡ 60 00:07:25,525 --> 00:07:28,528 いっぱい 相談に乗ってもらいました。➡ 61 00:07:28,528 --> 00:07:33,528 出会えた お礼に 誕生日を贈らせてください。 62 00:07:35,535 --> 00:07:37,537 頂きます。 63 00:07:37,537 --> 00:07:39,539 よかった。 64 00:07:39,539 --> 00:07:45,545 でも これは渡せませんね この壁があるかぎり。 65 00:07:45,545 --> 00:07:48,548 それに 教師を辞めて➡ 66 00:07:48,548 --> 00:07:53,553 ここで常勤するようにって 柳沢さんが…。➡ 67 00:07:53,553 --> 00:07:57,557 結局 私 前のE組の生徒の ほとんどの目に➡ 68 00:07:57,557 --> 00:08:00,560 光を灯すことが できなかった。➡ 69 00:08:00,560 --> 00:08:06,566 今の子たちにだって 私 まだまだ未熟で。➡ 70 00:08:06,566 --> 00:08:08,568 それなのに…。 71 00:08:08,568 --> 00:08:12,572 でも うちの生徒たち 本当は みんな いい子なんです! 72 00:08:12,572 --> 00:08:16,576 みんな みんな 個性的で 真面目で 純粋なんです! 73 00:08:16,576 --> 00:08:21,597 だからこそ みんなの助けに なりたい。 74 00:08:21,597 --> 00:08:26,519 この仕事が… みんなが好きだから。➡ 75 00:08:26,519 --> 00:08:31,524 死神さん。 あなたに触れたい…。 76 00:08:31,524 --> 00:08:34,527 支えてくれた あなたから➡ 77 00:08:34,527 --> 00:08:39,527 最後の 1年 頑張る力を与えてほしい。 78 00:08:47,540 --> 00:08:49,542 あっ…。 79 00:08:49,542 --> 00:08:55,542 <偽りの笑顔は いつの間にか 本物の笑顔に なっていた> 80 00:09:01,554 --> 00:09:03,554 あっ…。 81 00:09:08,561 --> 00:09:12,561 大丈夫。 あなたなら できます。 82 00:09:14,567 --> 00:09:16,569 はい。 83 00:09:16,569 --> 00:09:23,569 <2人が 初めて触れ合ったのは 三日月が生まれる 3時間前> 84 00:09:44,530 --> 00:09:49,535 (柳沢)月が!? (研究員)はい! 70%が消滅。➡ 85 00:09:49,535 --> 00:09:53,539 月面実験マウスの 反物質エネルギーが放出されたもよう! 86 00:09:53,539 --> 00:09:57,543 (柳沢)細胞分裂が 限界を超えたのか…。 87 00:09:57,543 --> 00:10:01,547 サイクルを人間に置き換え 今の現象が起こる日を算出しろ! 88 00:10:01,547 --> 00:10:03,549 はっ!➡ 89 00:10:03,549 --> 00:10:07,553 出ました。 来年の 3月13日です。 90 00:10:07,553 --> 00:10:12,558 それが やつもろとも 地球が滅ぶ日だ。 91 00:10:12,558 --> 00:10:14,560 (研究員)主任 いかがします? 92 00:10:14,560 --> 00:10:18,564 (柳沢)決まってる。 やつは 殺処分だ。 93 00:10:18,564 --> 00:10:21,584 心臓さえ止めてしまえば 問題ない。➡ 94 00:10:21,584 --> 00:10:24,584 至急 米国本部に連絡しろ! (研究員)はい! 95 00:10:26,506 --> 00:10:31,511 私が呪われた死を迎えるのは 当然の報い。 96 00:10:31,511 --> 00:10:34,514 (あぐり)望みを捨てては駄目! 助かる方法を…。 97 00:10:34,514 --> 00:10:38,518 だが せっかく 手に入れた この力…。 98 00:10:38,518 --> 00:10:42,522 さよならです あぐり。 99 00:10:42,522 --> 00:10:44,524 私は ここを出る。 100 00:10:44,524 --> 00:10:49,529 予定より まだ早いが じゅうぶんなパワーは手に入れた。 101 00:10:49,529 --> 00:10:53,533 この程度の施設など…。 駄目! もう 悪いことは。 102 00:10:53,533 --> 00:10:55,535 私は あなたと ずっと! 103 00:10:55,535 --> 00:10:57,537 止める気ですか? はい! 104 00:10:57,537 --> 00:11:03,543 君が? どうやって? その腕で? その頭脳で? 105 00:11:03,543 --> 00:11:07,547 (あぐり)えっ…。 私以上の能力が なければ➡ 106 00:11:07,547 --> 00:11:11,551 私を止めることも 救うことも できませんよ。 107 00:11:11,551 --> 00:11:14,554 人質に値する価値すら 君には ない。 108 00:11:14,554 --> 00:11:18,558 無駄死にする前に 去るといい。 109 00:11:18,558 --> 00:11:20,558 (あぐり)あっ…。 110 00:11:27,500 --> 00:11:32,505 (あぐり)雪村です。 第1扉 解錠 願います。 111 00:11:32,505 --> 00:11:37,510 ≪(扉の開閉音) 112 00:11:37,510 --> 00:11:40,513 さあ 試してみよう➡ 113 00:11:40,513 --> 00:11:44,513 拷問に耐えて手に入れた パワーを! 114 00:11:47,520 --> 00:11:51,524 (警告音) (柳沢)警備システムは どうした! 115 00:11:51,524 --> 00:11:56,529 (研究員)それが作動しません! 射出口が 強力な粘液で…。 116 00:11:56,529 --> 00:11:59,532 ≪[スピーカ]ありがとう 柳沢。 んっ!? 117 00:11:59,532 --> 00:12:02,535 [スピーカ]おかげで 無敵の体を 手に入れられた。➡ 118 00:12:02,535 --> 00:12:06,539 私の先導があったとはいえね。 119 00:12:06,539 --> 00:12:09,542 (柳沢) 実験を誘導していたというのか! 120 00:12:09,542 --> 00:12:13,546 (あぐり)誇太郎さん! 彼を助けてあげて! でないと…。 121 00:12:13,546 --> 00:12:15,548 (柳沢)この あばずれが!!➡ 122 00:12:15,548 --> 00:12:17,550 男と見たら 尻尾 振って!➡ 123 00:12:17,550 --> 00:12:22,488 拾ってやった恩も忘れ! 何さまだ! お前も やつも! 124 00:12:22,488 --> 00:12:28,488 くそ! 警備兵を集結させろ。 やつを迎え撃つ! 125 00:12:33,499 --> 00:12:36,502 (柳沢) 《図に乗るな モルモット》➡ 126 00:12:36,502 --> 00:12:40,502 《われわれが ただ 実験に 終始していたと思うな》 127 00:12:50,516 --> 00:12:52,516 (柳沢)撃て!! 128 00:12:54,520 --> 00:12:57,523 大動脈を破壊するだけなら…。 129 00:12:57,523 --> 00:13:00,526 (警備兵たち)うわっ! 砂粒で十分。 130 00:13:00,526 --> 00:13:02,528 (警備兵たち)うわっ! 131 00:13:02,528 --> 00:13:07,533 君ら程度など いつでも やれた。 132 00:13:07,533 --> 00:13:09,535 うっ! 133 00:13:09,535 --> 00:13:15,541 《フフフッ。 触手地雷。 反物質生物の副産物だ》➡ 134 00:13:15,541 --> 00:13:19,545 《センサーを付けて制御すれば 亜音速で襲う武器となり➡ 135 00:13:19,545 --> 00:13:24,483 人間に移植すれば 超人的戦闘力が手に入る》 136 00:13:24,483 --> 00:13:26,485 あっ! 137 00:13:26,485 --> 00:13:33,492 ハァ。 この程度では死にませんねえ。 138 00:13:33,492 --> 00:13:38,497 こっ 殺せ!! 包囲して殲滅しろ! 139 00:13:38,497 --> 00:13:40,499 ハハハ…。 140 00:13:40,499 --> 00:13:42,501 ふん! (警備兵たち)うわっ! 141 00:13:42,501 --> 00:13:46,505 ハハハ…。 (柳沢)強化アクリルを! 142 00:13:46,505 --> 00:13:49,508 ふん! 143 00:13:49,508 --> 00:13:51,510 うわ~!! 144 00:13:51,510 --> 00:13:54,513 ふん! ふん! ふん! 145 00:13:54,513 --> 00:13:59,513 ハハハ… アハハハ…。 146 00:14:09,528 --> 00:14:11,530 (あぐり)んっ…。 147 00:14:11,530 --> 00:14:13,530 あっ…。 148 00:14:23,476 --> 00:14:30,483 どの道 1年後には死ぬ身。 ここで死んでも構わない。 149 00:14:30,483 --> 00:14:33,483 地球と共に死ぬのも悪くない。 150 00:14:37,490 --> 00:14:39,490 駄目! 151 00:14:41,494 --> 00:14:45,498 (あぐり)《そっちにいってしまったら あなたは もう…》➡ 152 00:14:45,498 --> 00:14:48,501 《もう 戻れない!》 153 00:14:48,501 --> 00:14:50,503 <全て見えていた…> 154 00:14:50,503 --> 00:14:53,506 <全てが見えていた気に なっていた> 155 00:14:53,506 --> 00:14:55,508 <しかし➡ 156 00:14:55,508 --> 00:15:01,508 私を見ていた彼女の存在が 私には見えていなかった> 157 00:15:03,516 --> 00:15:07,516 (あぐり)あっ…。 あっ! 158 00:15:11,524 --> 00:15:13,524 あぐり!! 159 00:15:19,532 --> 00:15:22,535 (あぐり)どじ こきました。➡ 160 00:15:22,535 --> 00:15:25,538 まさか あんな仕掛けが びゅるって…。 161 00:15:25,538 --> 00:15:27,540 なぜ! 162 00:15:27,540 --> 00:15:33,546 (あぐり)声くらいじゃ あなたは止められない気がして。 163 00:15:33,546 --> 00:15:37,550 《あと 0.1秒 早く気付いていれば 守れた》 164 00:15:37,550 --> 00:15:41,554 《触手を 医療に使う 訓練をしていれば 救えた》 165 00:15:41,554 --> 00:15:45,558 《どうして… 気付く時間は たっぷり あったのに》 166 00:15:45,558 --> 00:15:49,562 《殺す力を 壊す力を➡ 167 00:15:49,562 --> 00:15:52,565 どうして 誰かのために使わなかった!》 168 00:15:52,565 --> 00:15:56,569 《どうして… どうして!》 169 00:15:56,569 --> 00:15:59,572 私が殺したも同然だ。 170 00:15:59,572 --> 00:16:04,577 フッ。 そんなわけ ないじゃないですか。 171 00:16:04,577 --> 00:16:08,581 私が そうしたかっただけ。 172 00:16:08,581 --> 00:16:14,587 それに あなたなら たとえ 殺されてもいい。 173 00:16:14,587 --> 00:16:17,590 そのぐらい大切に思えるから。 174 00:16:17,590 --> 00:16:22,528 きっと あなたも そんな相手に巡り合えますよ。 175 00:16:22,528 --> 00:16:25,531 君になら 殺されても 悔いは ない。 176 00:16:25,531 --> 00:16:29,535 だが 君以外に そんな相手がいるとは…。 177 00:16:29,535 --> 00:16:31,535 (あぐり)ゲホッ。 あっ! 178 00:16:33,539 --> 00:16:40,546 (あぐり)もし 残された 1年 あなたの時間をくれるなら➡ 179 00:16:40,546 --> 00:16:45,551 あの子たちを教えてあげて。 180 00:16:45,551 --> 00:16:51,557 あなたと同じ あの子たちも 闇の中を さまよってる。 181 00:16:51,557 --> 00:16:56,557 真っすぐに見てあげれば きっと…。 182 00:16:59,565 --> 00:17:02,565 (あぐり)何て すてきな触手。 183 00:17:04,570 --> 00:17:09,575 (あぐり)この手なら きっと あなたは➡ 184 00:17:09,575 --> 00:17:13,579 すてきな教師に…。 185 00:17:13,579 --> 00:17:30,529 ♬~ 186 00:17:30,529 --> 00:17:32,529 あっ…。 187 00:17:36,535 --> 00:17:39,538 ださい…。 188 00:17:39,538 --> 00:17:42,541 《ようやく 気付いた》 189 00:17:42,541 --> 00:17:46,541 《彼女の欠点は 魅力でもあったんだ》 190 00:17:53,552 --> 00:17:59,558 《残された時間を 教師であることに使おう》 191 00:17:59,558 --> 00:18:02,561 《あなたが 見続けてきた生徒たちを➡ 192 00:18:02,561 --> 00:18:04,561 私の目で見続けよう》 193 00:18:09,568 --> 00:18:15,574 《どんなときでも この触手を離さない》 194 00:18:15,574 --> 00:18:17,576 (あかり)ハァ ハァ。 195 00:18:17,576 --> 00:18:19,576 あっ! 196 00:18:23,515 --> 00:18:29,521 《触手が聞いてきた どうなりたいかと》 197 00:18:29,521 --> 00:18:34,526 《弱くなりたい 弱点だらけで親しみやすく》 198 00:18:34,526 --> 00:18:40,532 《どんな弱いものも感じ取れ 守れ 導ける➡ 199 00:18:40,532 --> 00:18:45,537 そんな生物に そんな教師に》 200 00:18:45,537 --> 00:18:51,543 《時に 間違い 時に 冷酷な素顔が 出ることがあるかもしれない》 201 00:18:51,543 --> 00:18:54,546 《でも 精いっぱい やろう》 202 00:18:54,546 --> 00:18:57,549 《彼女が目指したことを➡ 203 00:18:57,549 --> 00:19:01,553 自分なりに 自分の得意な やり方で》 204 00:19:01,553 --> 00:19:12,564 ♬~ 205 00:19:12,564 --> 00:19:15,567 (殺せんせー)先生の話は以上です。 206 00:19:15,567 --> 00:19:22,508 先生の教師としての師は 雪村あぐり先生です。 207 00:19:22,508 --> 00:19:27,513 目の前の人を ちゃんと見て 対等な人間として尊敬し➡ 208 00:19:27,513 --> 00:19:31,517 一部分の弱さだけで 人を判断しない。 209 00:19:31,517 --> 00:19:35,521 彼女から そういう教師の基礎を学びました。 210 00:19:35,521 --> 00:19:39,525 先生は それに自らの知識 経験を足して➡ 211 00:19:39,525 --> 00:19:43,529 皆さんと向き合う準備をしました。 212 00:19:43,529 --> 00:19:45,531 自分の能力の限りを尽くし➡ 213 00:19:45,531 --> 00:19:48,534 君たちに 最高の成長を プレゼントする。 214 00:19:48,534 --> 00:19:52,538 そのためには どんな やり方が ベストなのか➡ 215 00:19:52,538 --> 00:19:58,544 考えて 考えて たどりついたのが➡ 216 00:19:58,544 --> 00:20:04,550 先生の残された命を使った 暗殺教室です。 217 00:20:04,550 --> 00:20:07,553 (渚)《殺せんせーが E組に来て 9カ月》 218 00:20:07,553 --> 00:20:10,556 《みんなは 伸び伸びと成長できた》 219 00:20:10,556 --> 00:20:15,561 《本当に 僕らにとって 最高の先生だ》 220 00:20:15,561 --> 00:20:21,583 《30分かけて 先生になった 本当の理由を話し終わったとき➡ 221 00:20:21,583 --> 00:20:24,503 突如 僕らの頭を➡ 222 00:20:24,503 --> 00:20:27,506 殺せんせーとの思い出が 駆け巡った》 223 00:20:27,506 --> 00:20:29,508 《怖かったこと》 224 00:20:29,508 --> 00:20:31,510 《腹が立ったこと》 225 00:20:31,510 --> 00:20:33,512 《うれしかったこと》 226 00:20:33,512 --> 00:20:37,516 《楽しかったこと。 楽しかったこと》 227 00:20:37,516 --> 00:20:40,519 《楽しかったこと…》 228 00:20:40,519 --> 00:20:45,524 《僕らは 恐ろしい難題を 突き付けられたと➡ 229 00:20:45,524 --> 00:20:50,529 このとき 初めて気が付いた》 230 00:20:50,529 --> 00:20:55,529 《この先生を 殺さなくちゃならないのかと》 231 00:20:58,537 --> 00:21:01,540 (イリーナ)《ねえ 烏間》➡ 232 00:21:01,540 --> 00:21:07,540 《殺すって どういうことか 本当に分かってる?》 233 00:23:14,973 --> 00:23:17,976 <爆発の期限は 来る 3月13日> 234 00:23:17,976 --> 00:23:23,982 <その日は くしくも 椚ヶ丘中学校の卒業式だ> 235 00:23:23,982 --> 00:23:27,986 <年は明けて 今日は 1月6日> 236 00:23:27,986 --> 00:23:32,991 <冬休みの間に 暗殺を仕掛けた生徒は➡ 237 00:23:32,991 --> 00:23:35,991 ただの一人も いなかった> 238 00:23:37,996 --> 00:23:43,001 調子は どう? かや… 雪村さん。 (茅野)茅野でいいよ。 239 00:23:43,001 --> 00:23:45,003 茅野カエデも悪くないし。 240 00:23:45,003 --> 00:23:49,007 (杉野)正月どころか 冬休み 丸々つぶれちゃったな。 241 00:23:49,007 --> 00:23:52,010 (茅野)新学期には 滑り込みセーフ。➡ 242 00:23:52,010 --> 00:23:55,013 でも みんなの冬休みは…。 243 00:23:55,013 --> 00:24:00,018 (杉野)結局 誰も暗殺のこと 言い出せなかった。 244 00:24:00,018 --> 00:24:03,021 ごめんなさい。 私のせいだ。 245 00:24:03,021 --> 00:24:08,026 真実が分かって 私は やっと 心の整理がついたけど➡ 246 00:24:08,026 --> 00:24:10,028 引き換えに みんなは➡ 247 00:24:10,028 --> 00:24:12,030 殺せんせーの過去を 知ってしまって。 248 00:24:12,030 --> 00:24:13,966 違うよ 茅野。 んっ? 249 00:24:13,966 --> 00:24:16,969 (渚)いつかは 知らなきゃいけなかったんだ。 250 00:24:16,969 --> 00:24:21,974 (奥田)クラスみんなが 全力で 背を向けてきたんです。➡ 251 00:24:21,974 --> 00:24:25,978 少しでも長く 楽しい暗殺を続けたかったから。 252 00:24:25,978 --> 00:24:29,982 たぶん みんな 冬休みの間に考えてる。 253 00:24:29,982 --> 00:24:32,982 暗殺教室と どう向き合っていくか。 254 00:24:34,987 --> 00:24:37,990 あっ あと 茅野に謝らなくちゃ。 255 00:24:37,990 --> 00:24:40,993 あの夜のこと ごめん! んっ? 256 00:24:40,993 --> 00:24:44,997 あのときは あの方法しか思い付かなくて…。 257 00:24:44,997 --> 00:24:46,999 (茅野)あっ…。 258 00:24:46,999 --> 00:24:50,002 怒ってる? 259 00:24:50,002 --> 00:24:55,007 まさか! 助けてくれたんだもん 感謝しか出てこないよ。 260 00:24:55,007 --> 00:24:58,010 よかった~。 絶交とか言われたら…。 261 00:24:58,010 --> 00:25:01,013 (茅野)気にし過ぎ! ずっと普通の友達だってば。 262 00:25:01,013 --> 00:25:04,016 (神崎)フッ。 そろそろ おいとましましょ。➡ 263 00:25:04,016 --> 00:25:10,022 茅野さんも疲れたろうし。 あっ そうだね。 じゃあ 茅野。 264 00:25:10,022 --> 00:25:12,024 (奥田)あさってね。 (杉野)じゃあな。 265 00:25:12,024 --> 00:25:13,959 (茅野)うん。 266 00:25:13,959 --> 00:25:16,962 (神崎)フッ。 んっ? どうしたの? 神崎さん。 267 00:25:16,962 --> 00:25:20,966 いつも 少し遠くで クラスを見てたけど➡ 268 00:25:20,966 --> 00:25:23,966 やっと 同じ場所に 来てくれた気がして。 269 00:25:25,971 --> 00:25:27,973 (茅野)うわ~! 270 00:25:27,973 --> 00:25:29,975 (茅野)《あんな…》➡ 271 00:25:29,975 --> 00:25:33,979 《あんな 人格ごと支配されるみたいな➡ 272 00:25:33,979 --> 00:25:38,984 あんなの知ったら もう 演技なんて できない!》➡ 273 00:25:38,984 --> 00:25:41,987 《私が クラス一の アサシンだって思ってた》➡ 274 00:25:41,987 --> 00:25:44,990 《人間単体なら いざ知らず➡ 275 00:25:44,990 --> 00:25:47,993 触手込みの瞬間火力を 持ってすれば➡ 276 00:25:47,993 --> 00:25:51,997 殺し屋として 後れを取るわけないって》➡ 277 00:25:51,997 --> 00:25:58,003 《なのに 私の心臓は いともたやすく 打ち抜かれた》➡ 278 00:25:58,003 --> 00:26:01,006 《完敗だ》➡ 279 00:26:01,006 --> 00:26:03,008 《渚以上の殺し屋なんて➡ 280 00:26:03,008 --> 00:26:07,012 もう うちのクラスには いないよ》➡ 281 00:26:07,012 --> 00:26:10,015 《今度は友達役か…》➡ 282 00:26:10,015 --> 00:26:12,015 《演じきらなきゃ》 283 00:26:13,952 --> 00:26:16,955 皆さん いよいよ 3学期。 284 00:26:16,955 --> 00:26:20,955 本年も よく学び よく殺しましょう。 285 00:26:24,963 --> 00:26:27,966 ≪(烏間)お前なら 分かっていたはずだ。 286 00:26:27,966 --> 00:26:29,968 (烏間)生徒たちが こうなることくらい。➡ 287 00:26:29,968 --> 00:26:34,973 彼らに そこまでの重荷を 背負わせてなお➡ 288 00:26:34,973 --> 00:26:39,978 お前は 教師の仕事を 完遂できるのか? 289 00:26:39,978 --> 00:26:43,982 状況に応じ 柔軟に やり遂げる覚悟がなければ➡ 290 00:26:43,982 --> 00:26:46,982 最初から 教師になど なっていません。 291 00:26:49,988 --> 00:26:56,995 (イリーナ)一番 愚かな殺し方は 感情や欲望で 無計画に殺すこと。 292 00:26:56,995 --> 00:27:00,999 (イリーナ)これは もう 動物以下。 (倉橋)ビッチ先生…。 293 00:27:00,999 --> 00:27:03,001 (イリーナ)そして 次に愚かなのは➡ 294 00:27:03,001 --> 00:27:07,005 自分の気持ちを殺しながら 相手を殺すこと。➡ 295 00:27:07,005 --> 00:27:11,009 報酬と引き換えに 多くのものを失う。 296 00:27:11,009 --> 00:27:13,028 私のようにね。 297 00:27:13,028 --> 00:27:16,948 散々 悩みなさい がきども。➡ 298 00:27:16,948 --> 00:27:21,948 あんたたちの一番大切な気持ちを 殺さないためにも。 299 00:27:27,959 --> 00:27:29,961 (寺坂)何だよ。 300 00:27:29,961 --> 00:27:32,964 (寺坂)てめえが招集かけるなんざ 珍しいな➡ 301 00:27:32,964 --> 00:27:34,966 渚。 302 00:27:34,966 --> 00:27:39,971 どうしても相談したいことが。 (原)どうしたの? 303 00:27:39,971 --> 00:27:43,975 できるかどうかは 分からないけど➡ 304 00:27:43,975 --> 00:27:47,975 殺せんせーの命を 助ける方法を 探したいんだ。 305 00:27:49,981 --> 00:27:59,981 ♬~