1 00:00:01,084 --> 00:00:02,711 (犬のほえる声) 2 00:00:02,836 --> 00:00:04,754 (破壊音) 3 00:00:04,838 --> 00:00:05,130 (使い魔の鳴き声) 4 00:00:05,130 --> 00:00:08,008 (騎士團(きしだん)員)そっちだ! いたぞ! 追い詰めろ! (使い魔の鳴き声) 5 00:00:08,550 --> 00:00:09,968 (サトルの母)祓魔師(エクソシスト)? (サトル)わあ… 6 00:00:10,093 --> 00:00:11,553 (サトルの母) 何かあったんですか? 7 00:00:11,678 --> 00:00:13,471 (騎士團員) 一般の方は危険ですので— 8 00:00:13,596 --> 00:00:15,306 部屋の中に入っていてください 9 00:00:15,640 --> 00:00:17,934 (サトルの母)あ… はい 行くよ サトル 10 00:00:18,059 --> 00:00:19,269 (サトル)祓魔師? 11 00:00:19,352 --> 00:00:22,272 (サトル) 俺 祓魔師 戦ってるとこ見たい! 12 00:00:22,397 --> 00:00:23,523 (騎士團員)ああっ (サトルの母)サトル! 13 00:00:23,648 --> 00:00:25,442 危険です 下がって! 14 00:00:25,525 --> 00:00:27,402 危ないから戻って! 15 00:00:27,527 --> 00:00:29,696 (サトル) うわあっ! ぐっ ぐう… 16 00:00:29,821 --> 00:00:30,655 (サトルの母)サトル! 17 00:00:30,780 --> 00:00:31,906 (サトル)ぐうっ 18 00:00:31,990 --> 00:00:34,743 (騎士團員) クソッ 人質を取られた! 19 00:00:34,868 --> 00:00:36,536 (藤堂(とうどう))と… 止まれ! 20 00:00:36,911 --> 00:00:39,622 その子を放しなさい もう行き止まりだ 21 00:00:39,748 --> 00:00:41,416 そんなことをしても どうにもならんぞ 22 00:00:41,791 --> 00:00:43,126 うう… うっ… 23 00:00:43,501 --> 00:00:44,753 (藤堂)や… やめろ! 24 00:00:45,128 --> 00:00:47,505 (サトル)うう… う… 25 00:00:48,923 --> 00:00:49,966 (藤堂)ああっ… 26 00:00:57,057 --> 00:01:00,351 (燐(りん))うらあ〜っ! 27 00:01:00,769 --> 00:01:01,394 ハアッ ハア ハア… 28 00:01:01,394 --> 00:01:04,355 (クロ) わあ 青くてきれいだな ハアッ ハア ハア… 29 00:01:04,481 --> 00:01:06,649 (燐)ダメだ こりゃ センスねえ 30 00:01:07,192 --> 00:01:09,319 クッソ〜 31 00:01:10,028 --> 00:01:14,032 (シュラ)しっかし まったく成長が見られないねえ 32 00:01:14,157 --> 00:01:15,366 (燐)げっ シュラ! 33 00:01:15,784 --> 00:01:18,661 (シュラ)おふぁ〜い 燐 34 00:01:18,912 --> 00:01:22,791 チッ 見つかったか 秘密で特訓してたのに 35 00:01:23,124 --> 00:01:26,961 (シュラ)いや お前が毎朝 ここで特訓してたのは把握してたよ 36 00:01:27,086 --> 00:01:28,129 (燐)へっ? マジで!? 37 00:01:28,213 --> 00:01:29,964 当たり前だろ 38 00:01:30,089 --> 00:01:33,468 私の仕事は 危険分子のお前を 監視することなんだから 39 00:01:34,010 --> 00:01:36,012 全部 燃やすなって言ってんだろ? 40 00:01:36,137 --> 00:01:39,766 真ん中をよけて両端のロウソクに 一気に火をともすんだ 41 00:01:39,891 --> 00:01:41,184 (燐)分かってるよ! 42 00:01:41,684 --> 00:01:43,436 次 炎を出して暴れたら— 43 00:01:43,561 --> 00:01:46,189 お前は祓魔(ふつま)対象として 処刑されるんだぞ 44 00:01:46,439 --> 00:01:47,732 (燐)うう… 45 00:01:51,611 --> 00:01:52,570 う… 46 00:01:52,987 --> 00:01:55,532 (シュラ) まずは炎を使うことに慣れろ 47 00:01:55,657 --> 00:01:57,867 降魔剣(こうまけん)を抜くのは それからだ 48 00:01:57,992 --> 00:01:58,827 (燐)うう… 49 00:01:58,910 --> 00:02:01,746 (携帯電話の着信音) 50 00:02:03,623 --> 00:02:05,792 分かった 行くぞ 燐 51 00:02:06,376 --> 00:02:07,669 は? 52 00:02:09,045 --> 00:02:11,464 (騎士團員) ここから先は大変危険です 53 00:02:11,548 --> 00:02:14,342 (騎士團員)皆さん 下がって! 下がってください! 54 00:02:14,467 --> 00:02:15,760 (雪男(ゆきお))お疲れさまです 55 00:02:15,885 --> 00:02:18,179 (騎士團員) ああ 奥村(おくむら)君 お疲れさまです 56 00:02:20,014 --> 00:02:21,641 (雪男)遅くなりました (藤堂)あ… 57 00:02:22,392 --> 00:02:24,686 (雪男)中一級の奥村雪男です 58 00:02:24,811 --> 00:02:28,314 (シュラ)上一級 霧隠(きりがくれ)ずえ〜す! 59 00:02:28,439 --> 00:02:29,440 その子は? 60 00:02:29,524 --> 00:02:31,985 ヘッヘッヘ〜 俺か? 61 00:02:32,110 --> 00:02:33,570 (雪男)兄さん! 何でここに? 62 00:02:33,862 --> 00:02:37,699 俺は祓魔師候補生(エクスワイア)の奥村 燐だ! 63 00:02:37,824 --> 00:02:39,534 大活躍するぞ! 64 00:02:39,868 --> 00:02:42,871 彼は例の… 大丈夫なんですか? 65 00:02:42,996 --> 00:02:45,331 (シュラ)何せ 法執行部の 決め事なもんでして— 66 00:02:45,582 --> 00:02:47,333 離れられないんすよ 67 00:02:47,458 --> 00:02:51,129 しっかり首根っこ押さえとくから 信用してやってください 68 00:02:51,254 --> 00:02:52,922 説明を受けたいのですが… 69 00:02:53,006 --> 00:02:54,674 わ 私から… うっ 70 00:02:54,799 --> 00:02:56,551 (木下)まだ ご無理は… 71 00:02:56,676 --> 00:02:58,553 説明させてください 72 00:02:58,678 --> 00:03:03,224 私は 最深部部長 上二級 藤堂三郎太(さぶろうた)です 73 00:03:03,349 --> 00:03:06,811 事の始まりは 学園最深部に封印されていた— 74 00:03:06,936 --> 00:03:10,148 “不浄王(ふじょうおう)の左目”が 盗まれたことからでした 75 00:03:10,607 --> 00:03:11,649 不浄王の… 76 00:03:11,774 --> 00:03:14,027 左目? 何だ それ? 77 00:03:14,152 --> 00:03:15,528 盗むって どうやって? 78 00:03:15,987 --> 00:03:17,071 最深部は— 79 00:03:17,196 --> 00:03:20,742 学園内でも最高密度の魔法障壁が 張られているはずでは 80 00:03:21,242 --> 00:03:24,203 どうやって侵入して盗んだかは 不明です 81 00:03:25,330 --> 00:03:27,457 私を含む最深部の精鋭で— 82 00:03:27,582 --> 00:03:32,629 犯人と思われるガスマスクの男を ここまで追い詰めたんですが… 83 00:03:33,004 --> 00:03:34,255 (藤堂)やめろ! 84 00:03:34,380 --> 00:03:37,008 (藤堂)男は子供を盾に取り… 85 00:03:37,634 --> 00:03:39,427 (藤堂)ああ! (騎士團員)ぐああっ! 86 00:03:41,346 --> 00:03:42,722 (サトル)ママー! (サトルの母)サトル! 87 00:03:43,640 --> 00:03:45,016 (藤堂)男は子供を連れて— 88 00:03:45,141 --> 00:03:47,894 あのビルの中に逃げ込んで 籠城中です 89 00:03:48,019 --> 00:03:51,439 さらに 周辺に大量の瘴気(しょうき)が 広がってしまい— 90 00:03:51,564 --> 00:03:54,943 今や 一般人を含む 31名の汚染者が… 91 00:03:55,068 --> 00:03:57,987 救援の医工騎士(ドクター)の数も 足りてません 92 00:03:58,238 --> 00:04:01,366 子供は瓶の濃い瘴気を まともに浴びていました 93 00:04:02,033 --> 00:04:05,203 かなり危険な状態である 可能性が高い 94 00:04:05,703 --> 00:04:08,831 その上 左目まで 奪われたとなったら— 95 00:04:08,957 --> 00:04:11,834 正十字(せいじゅうじ)騎士團 始まって以来の失態だ 96 00:04:12,168 --> 00:04:14,671 (燐)だから 雪男 何なんだよ “左目”って… 97 00:04:14,796 --> 00:04:17,590 落ち着いてください やれるだけやりましょう 98 00:04:17,966 --> 00:04:20,176 そのマスク男って強いのか? 99 00:04:20,760 --> 00:04:23,179 いや それも不明です 100 00:04:23,304 --> 00:04:27,308 逃げるだけで反撃もせず 悪魔なのか人間なのかも… 101 00:04:27,934 --> 00:04:29,852 ふーん 102 00:04:30,520 --> 00:04:33,898 とにかく急がないと まず 僕と霧隠先生とで… 103 00:04:34,023 --> 00:04:35,316 (サトルの母)すみません (一同)ん? 104 00:04:35,650 --> 00:04:37,819 (サトルの母) 私の息子は どうなったんですか? 105 00:04:37,944 --> 00:04:39,195 (サトルの母のせき込み) 106 00:04:39,487 --> 00:04:43,783 さらわれた子供のお母さんか? 俺たちが来たから もう安心だ 107 00:04:44,450 --> 00:04:48,079 あんたの子供は必ず助ける! 何てった… 108 00:04:48,204 --> 00:04:50,498 息子さんの安否は保証できません 109 00:04:50,581 --> 00:04:51,708 は… 110 00:04:51,833 --> 00:04:54,419 もしもの場合も 覚悟しておいてください 111 00:04:54,544 --> 00:04:57,505 あ… そんな… ううっ う… 112 00:04:57,630 --> 00:04:58,715 おい 雪男! 113 00:04:59,048 --> 00:05:01,092 シュラさん 兄さんを頼みます 114 00:05:01,217 --> 00:05:02,635 (燐)は!? (シュラ)あいよ 115 00:05:02,760 --> 00:05:05,179 ちょうど用事を 思い出したところだ 116 00:05:05,305 --> 00:05:06,180 行くぞ 燐 117 00:05:06,472 --> 00:05:08,433 (燐)ふざけんな! 俺も行く! 118 00:05:08,558 --> 00:05:10,310 (雪男)くっ! (燐)な… ぐっ… 119 00:05:10,935 --> 00:05:14,814 祓魔師は万能じゃない! 助けられないこともある 120 00:05:15,690 --> 00:05:16,941 下手な約束をするな! 121 00:05:17,275 --> 00:05:19,777 やる前から 勝手に決めてんじゃねえ! 122 00:05:19,902 --> 00:05:20,945 このビビリが! 123 00:05:21,321 --> 00:05:22,155 (シュラ) はいはいはい… 終了 終了〜 124 00:05:22,155 --> 00:05:24,866 (燐)だあっ 離せ このデカパイ! (シュラ) はいはいはい… 終了 終了〜 125 00:05:24,866 --> 00:05:25,325 (燐)だあっ 離せ このデカパイ! 126 00:05:29,537 --> 00:05:31,956 (雪男)まったく… ハア… 127 00:05:32,081 --> 00:05:33,666 (藤堂)奥村君 128 00:05:34,625 --> 00:05:35,543 (雪男)藤堂さん 129 00:05:35,668 --> 00:05:37,712 (藤堂)私も行かせてください 130 00:05:38,046 --> 00:05:38,963 (雪男)体調は? 131 00:05:39,088 --> 00:05:42,675 (藤堂)予防接種してますんで 責任者として参加したいんです 132 00:05:43,301 --> 00:05:45,762 分かりました 行きましょう 133 00:05:46,387 --> 00:05:48,890 (鳥のさえずり) 134 00:05:48,973 --> 00:05:52,351 (藤堂)奥村君 あなたは複雑な境遇の出だが— 135 00:05:52,852 --> 00:05:55,188 若いのに優秀だと聞いていますよ 136 00:05:55,313 --> 00:05:58,858 (雪男)いえ 藤堂さんは 祓魔師の名門の家柄ですよね 137 00:05:59,650 --> 00:06:03,780 藤堂家といえば 代々 最深部に関わりが深いとか… 138 00:06:03,905 --> 00:06:05,323 (藤堂)ええ 139 00:06:05,615 --> 00:06:07,492 (燐)で 左目って何なんだ? 140 00:06:07,617 --> 00:06:10,328 (雪男)あ… 兄さん!? 141 00:06:10,411 --> 00:06:12,622 何でここに! シュラさんは!? 142 00:06:12,747 --> 00:06:14,540 全力で振り切った 143 00:06:14,665 --> 00:06:15,958 (雪男)あ… ハア… 144 00:06:16,084 --> 00:06:19,337 俺は あのお母さんに 助けるって約束したんだ 145 00:06:19,462 --> 00:06:21,422 黙って待ってるなんて できねえよ! 146 00:06:21,923 --> 00:06:22,757 (雪男)フウ… 147 00:06:22,882 --> 00:06:25,802 (燐)ほれ その鳥 持っててやろうか? 148 00:06:26,427 --> 00:06:27,970 (雪男) じゃあ 持ってていいから— 149 00:06:28,096 --> 00:06:29,847 何もしないでくれ 150 00:06:30,515 --> 00:06:32,266 (鳥のさえずり) 何なんだ? この鳥 151 00:06:32,266 --> 00:06:32,558 (鳥のさえずり) 152 00:06:32,558 --> 00:06:34,268 (藤堂)擬金糸雀(カナリアモドキ)です 瘴気を感じると鳴きやむので (鳥のさえずり) 153 00:06:34,268 --> 00:06:37,063 (藤堂)擬金糸雀(カナリアモドキ)です 瘴気を感じると鳴きやむので 154 00:06:37,188 --> 00:06:39,857 (燐) 言ってるそばから鳴きやんだぞ 155 00:06:40,191 --> 00:06:41,025 (雪男)ん… 156 00:06:42,944 --> 00:06:44,070 あっ いた! 157 00:06:45,780 --> 00:06:46,906 (サトル)ハア ハア… 158 00:06:47,031 --> 00:06:48,574 (燐)子供は まだ生きてるぜ! 159 00:06:48,658 --> 00:06:52,328 (雪男)だが あれは重症だ 急がないと… 160 00:06:53,454 --> 00:06:54,664 動くな! 161 00:06:58,334 --> 00:06:59,919 あと1歩近づけば撃つ! 162 00:07:03,422 --> 00:07:04,549 あっ… 163 00:07:05,508 --> 00:07:06,884 (燐)消えた!? 164 00:07:08,469 --> 00:07:10,304 (サトル)ハア ハア… 165 00:07:10,430 --> 00:07:12,014 おい 大丈夫か!? 166 00:07:16,602 --> 00:07:17,603 (雪男)模造品(フェイク)だ 167 00:07:18,062 --> 00:07:19,188 (雪男)だっ! (燐)雪男! 168 00:07:19,564 --> 00:07:22,108 (雪男)ぐっ… ハアッ 169 00:07:22,233 --> 00:07:23,192 藤堂さん!? 170 00:07:23,776 --> 00:07:27,029 (藤堂) う〜ん バレちゃしょうがない 171 00:07:27,155 --> 00:07:30,908 できるかぎりの時間稼ぎを させてもらおう 172 00:07:31,534 --> 00:07:34,412 (雪男)悪魔… 悪魔落ち!? 173 00:07:34,829 --> 00:07:37,373 (雪男)兄さん その子には 一刻の猶予もない 174 00:07:37,498 --> 00:07:39,167 早く外へ連れて逃げてくれ! 175 00:07:39,292 --> 00:07:40,626 分かった! 176 00:07:41,711 --> 00:07:44,088 (藤堂)おっと それはまだ— 177 00:07:44,172 --> 00:07:45,548 困るかな 178 00:07:46,507 --> 00:07:47,508 (燐)寄るな! 179 00:07:48,092 --> 00:07:49,469 (サトルのうめき声) (燐)ああっ… 180 00:07:50,136 --> 00:07:52,263 (雪男)兄さん! (藤堂)君の相手は— 181 00:07:52,388 --> 00:07:54,765 (藤堂)私だぞ (雪男)うっ! あ… ぐっ 182 00:07:54,891 --> 00:07:58,561 (藤堂)君を見ていると まるで昔の自分を見ているようだ 183 00:07:59,145 --> 00:08:02,690 気づけば生まれたときから 運命のレールの上を走らされ— 184 00:08:02,815 --> 00:08:05,651 長年の疑問を 口にすることもできず— 185 00:08:05,985 --> 00:08:10,490 犬のように組織の… 一族のために働いてきた 186 00:08:10,573 --> 00:08:14,327 父のように 兄のようになりたかった 187 00:08:14,702 --> 00:08:18,247 だが そうやって生きてきた 私に残ったものは何だ 188 00:08:19,123 --> 00:08:20,249 “無”だよ 189 00:08:20,374 --> 00:08:21,209 (雪男)は… 190 00:08:21,501 --> 00:08:25,755 だから私は この気持ちを 認めてしまうことにしたんだ 191 00:08:25,880 --> 00:08:28,341 父を 兄を 組織を— 192 00:08:28,466 --> 00:08:32,178 この世界すべてを 憎んでいるということを 193 00:08:32,512 --> 00:08:34,138 そうしたらどうだ 194 00:08:34,263 --> 00:08:37,767 いったん認めてしまえば こんなにもすばらしい 195 00:08:37,892 --> 00:08:41,145 私に欠けていたピースが 埋まったかのようだ 196 00:08:41,270 --> 00:08:42,605 (雪男)あなたが弱く— 197 00:08:42,730 --> 00:08:45,316 悪魔の誘惑に負けた というだけの話だ 198 00:08:45,608 --> 00:08:48,277 弱さは誰の心にもあるものだ 199 00:08:48,861 --> 00:08:51,781 それを認めるのは怖いかな? 200 00:08:51,864 --> 00:08:52,532 (雪男)う… うう… 201 00:08:52,532 --> 00:08:53,741 (アラーム音) (雪男)う… うう… 202 00:08:53,741 --> 00:08:54,659 (アラーム音) 203 00:08:54,659 --> 00:08:55,409 そろそろ退散しよう (アラーム音) 204 00:08:55,409 --> 00:08:56,202 そろそろ退散しよう 205 00:08:56,452 --> 00:09:01,290 期せずして 君たち兄弟と 話すことができて楽しかったよ 206 00:09:01,624 --> 00:09:03,209 (藤堂)今は分からなくとも— 207 00:09:03,334 --> 00:09:07,004 私の言葉は ゆっくりと 君の全身を回るだろう 208 00:09:08,172 --> 00:09:13,135 そのときは いつでも歓迎するよ 奥村雪男君 209 00:09:13,553 --> 00:09:14,720 (雪男)うっ 待て! 210 00:09:14,845 --> 00:09:18,474 ハア ハア ハア ハア… 211 00:09:18,766 --> 00:09:19,850 (燐)雪男! (雪男)はっ 212 00:09:20,309 --> 00:09:22,979 (サトルの苦しむ声) ゆ… 雪男 こいつ どうすれば! 213 00:09:23,980 --> 00:09:25,606 (雪男) 胞子嚢(ほうしのう)が炎で焼かれて— 214 00:09:25,731 --> 00:09:28,192 自己修復しようと 急撃に増殖したんだろう 215 00:09:28,818 --> 00:09:31,612 もう間に合わない ここで処置する! 216 00:09:31,696 --> 00:09:37,702 (雪男の荒い息) 217 00:09:39,328 --> 00:09:41,581 (雪男)ハアッ ダメだ! 218 00:09:42,164 --> 00:09:43,291 く… 219 00:09:43,416 --> 00:09:46,294 (燐)雪男! お前 大丈夫なのか? 220 00:09:46,586 --> 00:09:49,255 (燐)俺は… (雪男)兄さんは何もするな! 221 00:09:49,338 --> 00:09:51,048 ハア ハア… 222 00:09:51,507 --> 00:09:52,466 (雪男)胞子嚢を割らず— 223 00:09:52,592 --> 00:09:55,344 細胞壁に直接ワクチンを 注射しなくては 224 00:09:55,469 --> 00:09:58,598 集中しろ! 手元が… 225 00:09:59,056 --> 00:10:00,766 (雪男)う… うう… 226 00:10:01,475 --> 00:10:04,228 (雪男) 何で震えてるんだ これじゃ— 227 00:10:05,021 --> 00:10:06,897 子供のころと同じだ! 228 00:10:07,231 --> 00:10:10,693 悪魔におびえて 泣いて震えるしかなかった— 229 00:10:10,818 --> 00:10:11,944 あのころと… 230 00:10:12,945 --> 00:10:15,906 (藤堂)父のように 兄のようになりたかった 231 00:10:16,032 --> 00:10:19,535 だが そうやって生きてきた 私に残ったものは何だ 232 00:10:19,660 --> 00:10:21,203 “無”だよ 233 00:10:21,704 --> 00:10:24,165 弱さは誰の心にもあるものだ 234 00:10:24,248 --> 00:10:26,584 それを認めるのは怖いかな? 235 00:10:26,709 --> 00:10:27,543 (雪男)ぐっ… 236 00:10:27,627 --> 00:10:29,003 (針を刺す音) (燐)雪男! 237 00:10:29,086 --> 00:10:31,005 (雪男)ぐっ くう… 238 00:10:31,130 --> 00:10:35,176 (雪男)ふざけるな! 僕は お前とは違う! 239 00:10:38,888 --> 00:10:39,972 (燐)ん… 240 00:10:48,564 --> 00:10:50,024 サトル! 241 00:10:50,149 --> 00:10:51,442 あ… ママ… 242 00:10:51,859 --> 00:10:53,736 (サトルの母) ありがとうございました 243 00:10:53,861 --> 00:10:54,695 いえ… 244 00:10:55,237 --> 00:10:56,238 (燐)ん… 245 00:10:58,658 --> 00:11:00,451 (メフィスト)さすが奥村先生 (燐・雪男)あ… 246 00:11:00,701 --> 00:11:02,578 (メフィスト)実に優秀な働きです 247 00:11:02,703 --> 00:11:03,913 (燐)メフィスト!? 248 00:11:03,996 --> 00:11:05,581 (メフィスト) いやいや 参りました 249 00:11:05,706 --> 00:11:08,376 どうやら この一件 陽動だったみたいでしてね 250 00:11:08,501 --> 00:11:09,168 (燐)は? 251 00:11:09,293 --> 00:11:11,629 (メフィスト)本物の左目は 盗まれてしまいました 252 00:11:11,754 --> 00:11:12,421 (雪男・燐)なっ… 253 00:11:12,630 --> 00:11:15,341 今 私の使い魔に後を追わせてる 254 00:11:15,466 --> 00:11:16,300 (雪男)いつの間に… 255 00:11:16,384 --> 00:11:18,052 あの藤堂ってオッサン— 256 00:11:18,177 --> 00:11:21,055 うさんくさかったから 調べに行かせたら案の定だ 257 00:11:21,138 --> 00:11:22,640 それと もう1つ— 258 00:11:22,765 --> 00:11:26,018 まだ詳しい情報が 入らないのですが… 259 00:11:26,852 --> 00:11:29,397 どうやら 京都出張所の 右目のほうにも— 260 00:11:29,522 --> 00:11:32,024 ひともんちゃく あったようです 261 00:11:32,149 --> 00:11:34,110 これは ゆゆしき事態ですよ 262 00:11:35,194 --> 00:11:37,029 だから 右目とか左目って な… 263 00:11:37,154 --> 00:11:40,074 (メフィスト)とにかく すぐ左目奪還のため— 264 00:11:40,199 --> 00:11:43,536 精鋭部隊を編成し 追跡せねばなりません 265 00:11:43,953 --> 00:11:47,123 奥村先生 あなたにも加わってもらいます 266 00:11:47,248 --> 00:11:48,416 僕… ですか? 267 00:11:48,541 --> 00:11:49,417 (メフィスト)ええ もちろん 268 00:11:49,959 --> 00:11:52,044 まだ 敵の目星がつかない以上— 269 00:11:52,169 --> 00:11:56,382 じかに接触したあなたにも 作戦に参加していただきたい 270 00:11:56,841 --> 00:11:57,675 分かりました 271 00:11:58,008 --> 00:12:01,429 (メフィスト) では 1時間後 基地中枢にて 272 00:12:02,263 --> 00:12:04,723 シュラさん 兄を頼みます 273 00:12:04,849 --> 00:12:05,808 あいよ 274 00:12:06,308 --> 00:12:09,353 ったく あいつ15歳で どこまで老け込む気だ? 275 00:12:09,478 --> 00:12:10,771 絶対 若ハゲるぞ 276 00:12:11,439 --> 00:12:12,940 (燐)おい 雪男! 277 00:12:13,691 --> 00:12:17,153 ぜってえ お前を 追い抜いてやるからな! 278 00:12:17,611 --> 00:12:19,321 よく見とけ! 279 00:12:19,447 --> 00:12:22,116 兄さんが 僕を? 280 00:12:23,325 --> 00:12:26,871 不可能でしょ 冗談は頭の出来だけにしてくれ 281 00:12:26,996 --> 00:12:27,830 何っ!? 282 00:12:28,330 --> 00:12:30,958 ご覧のとおり 僕は忙しい 283 00:12:31,083 --> 00:12:34,128 いつまでも兄さんの面倒は 見られないよ 284 00:12:34,420 --> 00:12:37,965 (雪男)そう… 僕は僕だ 285 00:12:38,716 --> 00:12:41,343 くう… この野郎! 286 00:12:41,886 --> 00:12:46,390 アゴ外れるくれえ ビックリさせてやるからなー! 287 00:12:52,180 --> 00:12:53,350 (燐)俺 中学んとき— 288 00:12:53,470 --> 00:12:56,640 修学旅行 行かなかったから 京都って初めてだ 289 00:12:57,100 --> 00:13:00,020 やっぱしバナナは おやつに入るんだよな 290 00:13:00,150 --> 00:13:03,610 うん 気持ちいいまでに 行楽気分を隠さないな 291 00:13:04,030 --> 00:13:06,820 遊びじゃないぞ ほれっ 入れ 292 00:13:08,860 --> 00:13:10,160 (騎士團員たちの ささやき声) 293 00:13:10,280 --> 00:13:12,740 俺って どこに座ればいいんだ? 294 00:13:12,870 --> 00:13:16,330 空気読んで お前は 前のほうに座っとけ 295 00:13:16,830 --> 00:13:20,830 私はワクチン接種の様子を見に 3号車のほうに行ってくるから— 296 00:13:20,960 --> 00:13:23,340 お前は ここで おとなしく座ってろよ 297 00:13:23,460 --> 00:13:24,300 分かった 298 00:13:25,420 --> 00:13:26,630 よ〜し… 299 00:13:27,880 --> 00:13:29,380 ん? 何だ これ 300 00:13:29,760 --> 00:13:33,100 京都(きょうと)タワー? 京都にもタワーあんのか!? 301 00:13:33,180 --> 00:13:37,180 ん〜 ここは押さえとかねえとな 302 00:13:39,390 --> 00:13:40,230 (しえみ)燐… 303 00:13:41,060 --> 00:13:42,650 (燐)あっ (しえみ)あ… 304 00:13:43,610 --> 00:13:45,400 あ… しえみ 305 00:13:46,190 --> 00:13:47,150 あ… 306 00:13:47,280 --> 00:13:49,280 (しえみ) 私 どうしちゃったんだろう 307 00:13:49,400 --> 00:13:51,620 声が出ない どうして? 308 00:13:53,490 --> 00:13:54,620 (燐)あれ? 309 00:13:54,740 --> 00:13:58,210 (しえみ)あっ… 勝呂(すぐろ)君 三輪(みわ)君 志摩(しま)君— 310 00:13:58,330 --> 00:14:00,120 (しえみ)おはよう (勝呂)おはよう 311 00:14:00,250 --> 00:14:02,130 (志摩)おはよう 杜山(もりやま)さん 312 00:14:02,250 --> 00:14:03,540 (子猫丸(こねこまる))おはようさん 313 00:14:03,670 --> 00:14:07,130 霧隠先生が 3号車で ワクチン接種するようにて 314 00:14:07,260 --> 00:14:08,510 あっ はい 315 00:14:08,630 --> 00:14:09,550 (志摩・勝呂)あっ… 316 00:14:09,680 --> 00:14:12,640 お〜 お前ら 元気そうで何よりだ! 317 00:14:12,720 --> 00:14:13,600 (勝呂)あ… 318 00:14:13,720 --> 00:14:15,850 (燐)なあ 京都タワーって 知ってるか? 319 00:14:16,220 --> 00:14:19,640 知ってるよな? お前ら京都出身だもんな 320 00:14:19,770 --> 00:14:22,560 ほかに どこがお薦めか 教えてくれよ 321 00:14:23,520 --> 00:14:24,900 (子猫丸)坊(ぼん) あかん 322 00:14:25,020 --> 00:14:28,740 わ… 分かっとる! くっ… 323 00:14:29,400 --> 00:14:31,280 (燐)子猫丸! (子猫丸)あ… 324 00:14:31,410 --> 00:14:32,410 う… 325 00:14:32,740 --> 00:14:35,240 (燐)うああ… (志摩)うわ 子猫(こねこ)さん 326 00:14:35,370 --> 00:14:36,660 そない あからさまな… 327 00:14:36,790 --> 00:14:39,040 な… 何で普通にいてはるん? 328 00:14:39,160 --> 00:14:41,960 また暴れはったら どうするつもりなんや 329 00:14:42,080 --> 00:14:45,170 上の偉い人が 決めはったことやからなあ 330 00:14:45,290 --> 00:14:47,750 触らぬ神にしとったら ええんですよ 331 00:14:47,880 --> 00:14:51,300 (子猫丸)志摩さん ようそんな平気でおれるなあ 332 00:14:52,380 --> 00:14:55,180 (燐)完全に猛獣扱いだな 333 00:14:55,300 --> 00:14:58,270 まあでも 当然っちゃ当然か 334 00:14:59,220 --> 00:15:02,230 これが自然な反応ってやつだよな 335 00:15:04,940 --> 00:15:08,280 (志摩)あっ 出雲(いずも)ちゃ〜ん こっち座らはったら? 336 00:15:12,070 --> 00:15:12,610 (燐)ん? 337 00:15:12,610 --> 00:15:13,070 (発車のベル) (燐)ん? 338 00:15:13,070 --> 00:15:13,570 (発車のベル) 339 00:15:13,570 --> 00:15:14,780 (燐)んー? (発車のベル) 340 00:15:14,780 --> 00:15:16,280 (発車のベル) 341 00:15:16,280 --> 00:15:18,740 (出雲)何よ (燐)えっ いや… (発車のベル) 342 00:15:22,660 --> 00:15:24,670 ヘイ 注目! 343 00:15:24,790 --> 00:15:28,590 増援部隊隊長を押しつけられた 霧隠シュラです! 344 00:15:28,710 --> 00:15:31,050 ひとまず 現状説明いくぞ〜 345 00:15:31,880 --> 00:15:34,590 本日未明 騎士團基地 最深部にて— 346 00:15:34,720 --> 00:15:37,600 特別危険悪魔部位に 指定封印されていた— 347 00:15:37,720 --> 00:15:40,560 “不浄王の左目”が 何者かに奪われた 348 00:15:41,100 --> 00:15:43,890 これは 最深部元部長 上二級— 349 00:15:44,020 --> 00:15:47,440 藤堂三郎太の手引きだったことが 分かっているが— 350 00:15:47,560 --> 00:15:51,400 その目的や共犯者の見当もつかず 現在調査中だ 351 00:15:51,820 --> 00:15:55,610 そして同時刻 西に離れた 京都出張所の深部も— 352 00:15:55,740 --> 00:15:57,820 何者かの襲撃を受けた 353 00:15:57,950 --> 00:15:59,830 こちらは未遂にとどめたが… 354 00:16:00,120 --> 00:16:03,040 狙われたのは“不浄王の右目” 355 00:16:03,120 --> 00:16:06,580 (出雲)あの 不浄王の 右目とか左目って何ですか? 356 00:16:06,710 --> 00:16:08,130 習ってません 357 00:16:08,250 --> 00:16:10,920 (シュラ)そう その悪魔は メジャー扱いされていない 358 00:16:11,590 --> 00:16:12,670 不浄王とは— 359 00:16:12,800 --> 00:16:16,590 江戸後期に疫病をまん延させたと される上級悪魔で— 360 00:16:16,720 --> 00:16:19,430 当時 4万人以上の犠牲者を出した 361 00:16:19,550 --> 00:16:21,970 右目 左目とは 不角(ふかく)という僧侶が— 362 00:16:22,100 --> 00:16:23,930 討伐したことを 証明するために— 363 00:16:24,060 --> 00:16:26,100 抜き取ったと 言われているもので— 364 00:16:26,230 --> 00:16:30,860 目だけでも強烈な瘴気を発し 大変危険な代物だ 365 00:16:31,110 --> 00:16:34,240 何やってんだ その… フカクってヤツ 366 00:16:34,360 --> 00:16:36,490 そんなに自慢したかったのか? 367 00:16:36,610 --> 00:16:37,820 不浄王… 368 00:16:38,200 --> 00:16:42,540 とにかく 敵の目的はまだ謎だが その右目と左目で— 369 00:16:42,660 --> 00:16:45,540 何か悪さをしようと しているのは確かだ 370 00:16:45,660 --> 00:16:49,040 右目を守る京都出張所は また襲われる可能性がある 371 00:16:49,710 --> 00:16:53,840 つまり今回の任務は 京都出張所で 負傷した祓魔師の看護と— 372 00:16:53,960 --> 00:16:55,720 手薄になった警護の応援 373 00:16:56,260 --> 00:16:58,970 エクスワイアは その手伝いをしてもらう 374 00:16:59,090 --> 00:17:02,350 ふんじゃあ まあ みんな 力を合わせて頑張ってくれ 375 00:17:02,640 --> 00:17:05,810 そんで 私に楽をさせてくれ 376 00:17:07,640 --> 00:17:09,520 あ… あ… 377 00:17:09,650 --> 00:17:10,520 (出雲)ん? 378 00:17:10,650 --> 00:17:12,820 お前 俺が怖くねえのか? 379 00:17:12,940 --> 00:17:16,490 はあ? あんたが? 怖くも何ともないわよ 380 00:17:16,610 --> 00:17:18,570 あんたは 知らないんでしょうけど— 381 00:17:18,700 --> 00:17:22,240 この世界に悪魔と人間の血縁者は ざらにいるの 382 00:17:22,370 --> 00:17:24,540 むしろ祓魔師には多いんだから 383 00:17:24,660 --> 00:17:25,870 そっ そうなのか!? 384 00:17:26,370 --> 00:17:30,830 つまり あんたが問題なのは サタンの息子ってことだけなのよ 385 00:17:30,960 --> 00:17:33,590 騎士團だって サタンの息子が 仲間に入るのが— 386 00:17:33,710 --> 00:17:37,420 損か得か量りかねているから あんたを殺さないんじゃない 387 00:17:37,550 --> 00:17:39,300 たかが それだけのことに— 388 00:17:39,430 --> 00:17:42,180 バカみたいに いっちいち 大騒ぎなんてしてられないわ! 389 00:17:42,300 --> 00:17:43,640 (勝呂)ぬぐっ… 390 00:17:44,470 --> 00:17:45,850 まゆげ… 391 00:17:46,680 --> 00:17:47,890 (出雲)まゆげ!? 392 00:17:48,020 --> 00:17:50,310 まゆげ 俺を励ましてくれてんのか? 393 00:17:50,600 --> 00:17:51,520 はあ!? 394 00:17:51,650 --> 00:17:53,570 やっぱ お前っていいヤツだな! 395 00:17:54,070 --> 00:17:55,690 ちょっ 何でそうなんのよ! 396 00:17:55,820 --> 00:17:59,610 違うわよ! 私には ちゃんと 神木(かみき)出雲って名前があるのよ 397 00:17:59,740 --> 00:18:01,530 変なあだ名 つけないでちょうだい! 398 00:18:02,660 --> 00:18:04,490 ありがとな 出雲 399 00:18:05,080 --> 00:18:06,330 あ… きっ… 400 00:18:06,790 --> 00:18:08,210 気安く呼び捨てにしないでっ! 401 00:18:08,330 --> 00:18:12,580 (シュラ)もう うるさい そこ! 眠れないだろー 402 00:18:13,630 --> 00:18:15,170 わ… 私は— 403 00:18:15,550 --> 00:18:18,510 “サタンを倒す”だとか “友達”だとか— 404 00:18:18,840 --> 00:18:22,300 きれい事ばっか言って いざとなったら逃げ腰の— 405 00:18:22,430 --> 00:18:24,470 臆病者が大っ嫌いなだけよ! 406 00:18:24,550 --> 00:18:25,430 黙って聞いとれば言いたい放題! 誰が臆病者や! 407 00:18:25,430 --> 00:18:26,560 (燐)わっ 黙って聞いとれば言いたい放題! 誰が臆病者や! 408 00:18:26,560 --> 00:18:28,680 黙って聞いとれば言いたい放題! 誰が臆病者や! 409 00:18:28,810 --> 00:18:30,850 フンッ じゃあ 何なのよ? 410 00:18:30,980 --> 00:18:33,190 (燐) やめろ! 俺たち仲間だろ? 411 00:18:33,310 --> 00:18:34,940 ぐ… 仲間? 412 00:18:35,440 --> 00:18:38,400 勝呂… 俺を信じてくれ! 413 00:18:38,690 --> 00:18:41,990 信じる? どうやって! 414 00:18:43,280 --> 00:18:44,240 (勝呂)あっ 415 00:18:44,320 --> 00:18:45,330 (子猫丸)くっ… 416 00:18:46,450 --> 00:18:48,870 うっ ああーっ! 417 00:18:48,950 --> 00:18:50,460 子猫丸! うぐっ… 418 00:18:50,580 --> 00:18:52,540 ぐう… くっ… 419 00:18:53,040 --> 00:18:54,880 やめろーっ! 420 00:18:59,460 --> 00:19:00,630 ああ… 421 00:19:04,390 --> 00:19:05,930 (燐)ぐうう… 422 00:19:13,310 --> 00:19:15,150 みんな 無事か!? 423 00:19:15,860 --> 00:19:20,190 何で… サタンの子供が ここにおるんや! 424 00:19:20,440 --> 00:19:21,280 あ… 425 00:19:21,860 --> 00:19:23,200 (しえみ)あ… 426 00:19:23,660 --> 00:19:25,660 勝呂 大げさなんだよ 427 00:19:25,780 --> 00:19:29,370 俺 こう見えて普通の人間と 大して変わんねえ… 428 00:19:30,080 --> 00:19:32,580 …って 説得力ねえか! 429 00:19:32,710 --> 00:19:34,710 ハハハハハ… 430 00:19:34,830 --> 00:19:37,130 ど… どうして— 431 00:19:37,250 --> 00:19:39,840 (しえみ)わ… 笑うの? (燐)え? 432 00:19:40,460 --> 00:19:42,970 何にも おかしくなんかない! 433 00:19:44,470 --> 00:19:46,090 しえみ… 434 00:19:47,260 --> 00:19:48,350 (雪男)兄は— 435 00:19:48,890 --> 00:19:51,810 約15年前 サタンの憑依体(ひょういたい)と— 436 00:19:51,930 --> 00:19:54,190 人間の女性との間に 生まれた子供です 437 00:19:55,270 --> 00:19:57,810 サタンの 青い炎の能力を受け継いでいます 438 00:19:58,150 --> 00:19:59,480 (一同)えっ… 439 00:19:59,860 --> 00:20:02,490 (子猫丸) あの… 先生は確か— 440 00:20:02,610 --> 00:20:05,780 奥村君の 双子のご兄弟でしたよね? 441 00:20:05,910 --> 00:20:07,780 (雪男) 僕は炎を受け継いでいません 442 00:20:08,700 --> 00:20:13,000 毎日 検査も受けていますが 不思議と ただの常人です 443 00:20:13,710 --> 00:20:16,670 奥村 燐は 僕らの育ての親である義父(ちち)が— 444 00:20:16,790 --> 00:20:18,960 降魔剣の中に 炎(ちから)を封印したことで— 445 00:20:19,090 --> 00:20:22,920 この15年間 比較的 常人と近い状態で育ちました 446 00:20:23,510 --> 00:20:27,930 炎(ちから)が降魔剣で抑えきれなくなって 覚醒したのは 3か月ほど前 447 00:20:28,010 --> 00:20:30,060 (しえみ)3か月前… 448 00:20:30,350 --> 00:20:34,520 それまでは本人も 自分が何者か知らずに育ったんです 449 00:20:34,940 --> 00:20:38,940 何で… 何が目的で育てられた? 450 00:20:39,060 --> 00:20:41,480 (雪男) それは 僕にも分かりません 451 00:20:46,070 --> 00:20:48,240 (子猫丸)あ… (志摩)ん… 452 00:20:48,370 --> 00:20:50,200 (しえみ)あ… (燐)ああ… 453 00:20:50,280 --> 00:20:52,410 16年前の青い夜— 454 00:20:52,910 --> 00:20:55,870 うちの寺の門徒が青い炎で死んだ 455 00:20:56,370 --> 00:20:58,750 青い炎は人を殺せるんや! 456 00:20:58,880 --> 00:21:03,090 俺のじいさんも 志摩のじいさんも 一番上の兄貴も… 457 00:21:03,210 --> 00:21:05,420 (勝呂)子猫丸のおとんも! (燐)あ… 458 00:21:05,550 --> 00:21:06,930 (燐)何… 459 00:21:07,340 --> 00:21:10,890 寺の門徒は俺にとって 家族とおんなじ 460 00:21:11,010 --> 00:21:12,640 家族がえらい目に おうてて— 461 00:21:12,760 --> 00:21:14,310 どうやって 信用せえ言うんや! 462 00:21:15,100 --> 00:21:17,560 それは大変だったよな 463 00:21:17,850 --> 00:21:19,560 でも だったら何だ? 464 00:21:19,690 --> 00:21:21,310 それは俺とは関係ねえ! 465 00:21:21,560 --> 00:21:23,400 (勝呂)くっ… (子猫丸)坊! 466 00:21:23,530 --> 00:21:25,320 そうやったな 467 00:21:25,440 --> 00:21:27,700 お前はサタンを倒すんやったよな 468 00:21:28,240 --> 00:21:29,610 そうだ! 469 00:21:30,070 --> 00:21:31,910 だから一緒にすんな! 470 00:21:32,700 --> 00:21:34,160 (勝呂)ぐぐ… 471 00:21:34,410 --> 00:21:38,290 (シュラ)お前ら 本番でも そうやって いがみ合うつもりか? 472 00:21:39,170 --> 00:21:40,540 死ぬぞ! 473 00:21:40,920 --> 00:21:42,420 (勝呂)う… (燐)くう… 474 00:21:43,460 --> 00:21:45,590 (シュラ)祓魔師は 1人じゃ戦えない 475 00:21:46,130 --> 00:21:48,590 少しは協力するってことも 覚えたらどうだ 476 00:21:48,720 --> 00:21:49,840 (勝呂)うっ… 477 00:21:55,890 --> 00:21:58,770 (使い魔)この道を まっすぐだしゅ〜 478 00:22:02,810 --> 00:22:06,740 (獅郎(しろう))雪男 父さんと一緒に戦わないか? 479 00:22:06,860 --> 00:22:07,690 (雪男)え? 480 00:22:08,070 --> 00:22:09,990 闇におびえて生きるより— 481 00:22:10,110 --> 00:22:13,580 強くなって 人や兄さんを守りたくないか? 482 00:22:13,700 --> 00:22:14,780 (雪男)あ… 483 00:22:15,160 --> 00:22:18,660 (雪男) 僕が兄さんを… 守る? 484 00:22:19,580 --> 00:22:20,960 僕が… 485 00:22:28,010 --> 00:22:34,010 ♪〜 486 00:23:51,590 --> 00:23:57,600 〜♪ 487 00:24:07,400 --> 00:24:11,280 (勝呂)敵に狙われてるってときに 内輪もめ起こしとる場合か! 488 00:24:11,360 --> 00:24:14,900 (蝮(まむし))フンッ そういうことは 座主(ざす)である竜士(りゅうじ)様のお父上に— 489 00:24:14,990 --> 00:24:16,910 直接 言うていただかんとなあ 490 00:24:17,030 --> 00:24:19,450 (柔造(じゅうぞう))蝮! ええかげんにせえ! 491 00:24:19,530 --> 00:24:21,620 (達磨(たつま))君 お名前は? 492 00:24:21,740 --> 00:24:23,080 (燐)奥村 燐 493 00:24:23,160 --> 00:24:26,540 (達磨)そうか 君が…