1 00:00:03,290 --> 00:00:04,790 (男性のせき込み) 2 00:00:04,880 --> 00:00:06,250 (舞妓のせき込み) (舞妓)あっ 3 00:00:06,340 --> 00:00:07,380 (会社員のせき込み) (会社員)おや? 4 00:00:11,970 --> 00:00:13,300 (虎子(とらこ)のせき込み) 5 00:00:13,800 --> 00:00:16,930 この魔除(まよ)けのマスク 皆さんに配ってくれる? 6 00:00:17,470 --> 00:00:20,930 (虎子)山の瘴気(しょうき)が こっちに 降りてきよるのかもしれへん 7 00:00:21,060 --> 00:00:22,640 (仲居)は… はい 8 00:00:25,270 --> 00:00:27,400 (虎子)ん… あっ! 9 00:00:30,820 --> 00:00:32,400 達磨(たつま)さん… 10 00:00:36,740 --> 00:00:39,950 (シュラ)とりあえず お前たちは 達磨和尚を捜してくれないか? 11 00:00:41,200 --> 00:00:42,960 (勝呂(すぐろ))おとんが どうかしたんですか? 12 00:00:43,080 --> 00:00:44,920 (シュラ)生存が確認できていない 13 00:00:45,040 --> 00:00:47,330 恐らく まだ あの山の中に… 14 00:00:49,500 --> 00:00:50,920 (勝呂)おとん… 15 00:00:51,050 --> 00:00:57,050 ♪〜 16 00:02:14,550 --> 00:02:20,550 〜♪ 17 00:02:27,980 --> 00:02:29,100 (シュラ)雪男(ゆきお) 18 00:02:29,230 --> 00:02:31,560 先に謝っとくけど… ごめんにゃ 19 00:02:31,860 --> 00:02:34,650 (雪男) は? いまさら謝られても… 20 00:02:35,320 --> 00:02:39,030 とうの昔に あなたへの期待なんて 捨ててますから 21 00:02:39,450 --> 00:02:40,280 (シュラ)雪男 22 00:02:40,910 --> 00:02:43,280 せめて自分には正直でいろよ 23 00:02:43,410 --> 00:02:46,450 (門徒)霧隠(きりがくれ)隊長! 所長がお呼びです 24 00:02:46,580 --> 00:02:49,160 (シュラ)ほえほえ 案にゃいしてちょ〜 25 00:02:51,670 --> 00:02:54,170 (門徒) 皆 内心おびえておりますわ 26 00:02:54,300 --> 00:02:57,380 こない大きな悪魔と戦うんは 初めてや言うて 27 00:02:57,510 --> 00:03:00,300 (シュラ)まあ 大きさとか 慣れだよにゃ〜 28 00:03:00,380 --> 00:03:02,720 (門徒)あっ… さすがはヴァチカン本部所属の— 29 00:03:02,850 --> 00:03:04,140 上一級祓魔師(エクソシスト)さん 30 00:03:04,220 --> 00:03:05,850 心強いですわ 31 00:03:05,970 --> 00:03:10,270 いや しっかし こんなバケモノ 生まれて初めて見たけどな 32 00:03:10,390 --> 00:03:11,440 えっ!? 33 00:03:11,850 --> 00:03:14,360 (蟒(うわばみ))もっとや もっと薪(まき)を運べ 34 00:03:14,480 --> 00:03:15,820 (シュラ)何をするつもりです? 35 00:03:16,230 --> 00:03:20,320 (八百造(やおぞう))これから不浄契金剛(ふじょうけつこんごう) 烏枢沙摩(ウチシュマー)を召喚します 36 00:03:21,070 --> 00:03:22,070 烏枢沙摩を召喚するには— 37 00:03:22,070 --> 00:03:23,370 (シュラ)お〜 烏枢沙摩を召喚するには— 38 00:03:23,490 --> 00:03:27,450 上級の手騎士(テイマー) 10人以上の詠唱が必要 39 00:03:27,580 --> 00:03:30,580 霧隠隊長にも ぜひご協力願いたい 40 00:03:31,120 --> 00:03:33,500 不浄王(ふじょうおう)は腐の王の眷属(けんぞく) 41 00:03:33,630 --> 00:03:37,050 つまり“魔元素の形成図”によれば 火が弱点 42 00:03:37,460 --> 00:03:41,340 烏枢沙摩は我々の呼び出せる 火属性の悪魔の中で— 43 00:03:41,470 --> 00:03:42,890 最強の手札 44 00:03:43,300 --> 00:03:46,100 烏枢沙摩… アグニか 45 00:03:46,220 --> 00:03:50,480 確かに味方だったら心強いが さて… 46 00:03:53,520 --> 00:03:54,400 (シュラ)オン 47 00:03:54,520 --> 00:03:56,730 (八百造たち)シュリマリママリ マリシュシュリ 48 00:03:57,320 --> 00:03:59,860 シュリマリママリ マリシュシュリ 49 00:03:59,940 --> 00:04:01,110 ソワカ! 50 00:04:02,200 --> 00:04:03,030 (柔造(じゅうぞう))あっ! 51 00:04:05,530 --> 00:04:06,450 (八百造たち)あっ! 52 00:04:09,790 --> 00:04:10,790 (一同のどよめき) 53 00:04:11,080 --> 00:04:12,620 (柔造)おお… (シュラ)ほよっ! 54 00:04:13,830 --> 00:04:15,750 (烏枢沙摩) わしは烏枢沙摩の名で— 55 00:04:15,880 --> 00:04:19,880 明王陀羅尼(みょうおうだらに)の10人の僧正に 仕えし者じゃよ 56 00:04:20,260 --> 00:04:24,340 わしの力を得たくば 血の証しを示すんじゃ 57 00:04:24,470 --> 00:04:28,970 (八百造)この150年で 僧正の血統は減ってしもたんや 58 00:04:29,100 --> 00:04:32,640 今 ここにおる僧正は5人や 59 00:04:32,770 --> 00:04:35,350 (烏枢沙摩)5人では足りんわ (八百造)あっ おおっ! 60 00:04:35,980 --> 00:04:37,690 (烏枢沙摩) しかし この大地を— 61 00:04:37,820 --> 00:04:41,360 不浄王の好きに腐らせるのも おもしろくないし— 62 00:04:41,490 --> 00:04:46,030 5人分の血に釣り合う 火の加護を与えるんじゃよ 63 00:04:46,280 --> 00:04:48,120 (一同)うわっ! 64 00:04:48,950 --> 00:04:49,870 錫杖(しゃくじょう)が… 65 00:04:49,950 --> 00:04:52,410 (金造(きんぞう))ダッハハハッ 十分や! 66 00:04:52,540 --> 00:04:54,420 不浄王だか汚物だか知らんけど— 67 00:04:54,540 --> 00:04:57,790 この金造様が 1人残らず熱殺菌したるわ! 68 00:04:58,000 --> 00:04:59,880 一番隊 俺に続け! 69 00:05:00,000 --> 00:05:00,840 (隊員たち)おおっ! 70 00:05:01,460 --> 00:05:04,720 (竜騎士(ドラグーン)隊長)ドラグーンは全員 火炎放射器を持って位置につけ 71 00:05:04,840 --> 00:05:05,760 (隊員たち)おおっ! 72 00:05:05,840 --> 00:05:08,350 (騎士團員たち) マグヌス イグニス プネウマ… 73 00:05:08,640 --> 00:05:10,850 出でよ サラマンダー! 74 00:05:12,180 --> 00:05:16,060 (八百造)敵は幸い移動しないが どんどん巨大化しとる 75 00:05:16,190 --> 00:05:19,440 まずはサラマンダーで 巨大な菌塊(きんかい)を焼却しながら— 76 00:05:19,570 --> 00:05:21,690 少しずつ奥へ進む 77 00:05:21,820 --> 00:05:23,240 (八百造)ええな! (一同)はっ! 78 00:05:23,820 --> 00:05:24,740 進撃っ! 79 00:05:24,820 --> 00:05:27,740 (一同)うおおおおっ! 80 00:05:35,460 --> 00:05:37,580 (出雲(いずも))あっ ちょっと あれ! 81 00:05:38,290 --> 00:05:39,210 (勝呂)おとん! 82 00:05:40,670 --> 00:05:43,880 (達磨の荒い息) 83 00:05:44,010 --> 00:05:44,970 (勝呂)そんな… 84 00:05:45,220 --> 00:05:48,720 (子猫丸(こねこまる)) ぼ… 僕 霧隠先生に連絡します 85 00:05:48,840 --> 00:05:49,680 (3人)あっ! 86 00:05:50,510 --> 00:05:51,560 (勝呂)あっ! 87 00:05:54,310 --> 00:05:56,350 (一同)あっ… 88 00:05:57,060 --> 00:06:01,360 (伽樓羅(カルラ))我は伽樓羅という名で 明王陀羅尼の座主(ざす)に仕えし者 89 00:06:01,900 --> 00:06:03,030 伽樓羅… 90 00:06:03,150 --> 00:06:05,240 お おとんの使い魔なんか!? 91 00:06:05,610 --> 00:06:06,700 (伽樓羅)だったが— 92 00:06:06,820 --> 00:06:10,530 その秘密が漏れた今 契約は解消された 93 00:06:10,660 --> 00:06:14,200 今は勝呂達磨との 個人的な契約を履行中だ 94 00:06:14,910 --> 00:06:16,040 (達磨のせき込み) 95 00:06:16,500 --> 00:06:19,000 (達磨)私は… (勝呂)お… おとん! 96 00:06:20,290 --> 00:06:21,540 竜士(りゅうじ)! 97 00:06:21,670 --> 00:06:23,880 何で こないなところに? 98 00:06:23,960 --> 00:06:25,510 (勝呂)助けに来たんや 99 00:06:26,090 --> 00:06:27,760 (達磨)なんちゅう ムチャを… 100 00:06:27,880 --> 00:06:29,300 ううっ… 101 00:06:29,430 --> 00:06:30,930 (伽樓羅)傷は癒やしたが— 102 00:06:31,050 --> 00:06:33,430 動くのは まだ無理だ 達磨 103 00:06:33,560 --> 00:06:37,680 伽樓羅か… えろう ちっこうなってまあ 104 00:06:37,810 --> 00:06:40,560 私も お前も死んだか思ったわ 105 00:06:41,060 --> 00:06:43,570 我は不死鳥の名もいただく者 106 00:06:43,690 --> 00:06:45,280 幾度も再生する 107 00:06:45,980 --> 00:06:49,740 それにお前とは まだ劫波焔(ごうはえん)の 契約が残っているからな 108 00:06:49,860 --> 00:06:51,120 死なせはせぬよ 109 00:06:51,530 --> 00:06:52,450 あっ! 110 00:06:52,530 --> 00:06:53,370 (燐(りん))あっ… 111 00:06:53,490 --> 00:06:57,620 (達磨)燐君 手紙を… 読んで来てくれたんか? 112 00:06:58,080 --> 00:06:59,080 ん… 113 00:06:59,160 --> 00:07:01,040 (勝呂)俺も読んだ (達磨)何!? 114 00:07:01,170 --> 00:07:05,380 ここにおる全員 大体の事情は 理解して ここに来たんや 115 00:07:05,500 --> 00:07:07,800 秘密は残らず話してもらう 116 00:07:08,920 --> 00:07:10,380 うむ… 117 00:07:11,180 --> 00:07:12,220 分かった 118 00:07:12,680 --> 00:07:15,470 不浄王の倒し方を話そう 119 00:07:16,140 --> 00:07:20,270 座主のみに伝わる “真(しん)・不浄王之理(ふじょうおうのことわり)”によれば— 120 00:07:20,390 --> 00:07:23,270 不浄王は どんどん巨大になる 121 00:07:23,400 --> 00:07:26,570 やがて1つの城ほどの 大きさになり— 122 00:07:26,690 --> 00:07:30,450 ほどなく中央に 巨大な胞子嚢(ほうしのう)が作られる 123 00:07:31,110 --> 00:07:33,320 (志摩(しま))胞子嚢ってあれですか? 124 00:07:33,410 --> 00:07:35,280 あの一番上の丸っこいの 125 00:07:35,780 --> 00:07:37,240 恐らくそうや 126 00:07:37,490 --> 00:07:41,750 その胞子嚢が熟し 破裂すると 濃い毒素の胞子— 127 00:07:42,250 --> 00:07:44,710 いわゆる瘴気を まき散らす 128 00:07:45,040 --> 00:07:48,550 150年前 4万人を殺したのも— 129 00:07:48,670 --> 00:07:51,380 胞子嚢の破裂によるものやった 130 00:07:51,510 --> 00:07:56,430 今の京都では 被害は 4万人どころでは収まらんやろう 131 00:07:56,510 --> 00:07:58,640 それだけは阻止せんと… 132 00:07:58,890 --> 00:08:02,390 それじゃあ 胞子嚢が破裂する前に 倒さなあかんのか 133 00:08:02,690 --> 00:08:05,360 それが… 事は そう単純やない 134 00:08:05,810 --> 00:08:09,230 不浄王の 唯一の急所とおぼしき心臓が— 135 00:08:09,360 --> 00:08:11,740 胞子嚢の中にあるんや 136 00:08:11,860 --> 00:08:16,490 不浄王と戦った不角(ふかく)は 未知の魔物に苦戦したあげく— 137 00:08:16,620 --> 00:08:20,790 その心臓を2つに分け 封印するしかなかった 138 00:08:21,120 --> 00:08:24,580 それが不浄王の 右目と左目ってわけね 139 00:08:24,710 --> 00:08:27,880 つ… つまり 胞子嚢を 一旦 破裂させんと— 140 00:08:28,000 --> 00:08:30,170 心臓が打てんということですか 141 00:08:30,630 --> 00:08:33,130 (達磨)そうや (勝呂)やっかいやな 142 00:08:33,510 --> 00:08:38,390 私は15年前 この伽樓羅と 劫波焔を借りる約束をした 143 00:08:38,720 --> 00:08:42,980 劫波焔は人の生きた年月を 炎に変える術 144 00:08:43,100 --> 00:08:48,020 一生の終わりに放出し 一切を焼き尽くす大火炎 145 00:08:48,150 --> 00:08:52,860 私は それを切り札に 不浄王を倒そうと考えとった 146 00:08:53,150 --> 00:08:55,110 しかし 蓄えた炎を— 147 00:08:55,240 --> 00:08:58,490 不浄王の足を止めるために 使うてしもた 148 00:08:58,870 --> 00:09:01,700 残る炎は あとわずか… 149 00:09:02,160 --> 00:09:05,040 私は この残りの劫波焔で— 150 00:09:05,170 --> 00:09:06,670 胞子嚢が破裂しても— 151 00:09:06,790 --> 00:09:10,340 瘴気が外に漏れへんよう 結界を張る 152 00:09:10,670 --> 00:09:13,220 燐君 君には その降魔剣(こうまけん)で— 153 00:09:13,340 --> 00:09:16,640 不浄王の心臓を焚滅(ふんめつ)してほしい 154 00:09:16,720 --> 00:09:18,100 (燐)あ… 155 00:09:18,800 --> 00:09:21,390 すんません… 俺… 156 00:09:23,060 --> 00:09:25,310 いや 当然や 157 00:09:25,440 --> 00:09:28,440 命に関わることやさかいな… 158 00:09:28,560 --> 00:09:30,570 (燐)いや… 俺… 159 00:09:30,900 --> 00:09:32,900 今 剣 抜けなくて… 160 00:09:34,030 --> 00:09:35,030 (一同)え? 161 00:09:35,280 --> 00:09:38,160 (燐) さっきから抜こうとしてんだけど やっぱダメだ 162 00:09:38,280 --> 00:09:39,580 はあ? 何でや? 163 00:09:39,700 --> 00:09:43,540 (燐)俺も分かんねえけど どうもメンタル的な問題らしくて 164 00:09:43,660 --> 00:09:44,750 そんなことあるんか!? 165 00:09:44,830 --> 00:09:46,790 俺だって悩むんだよ 166 00:09:46,920 --> 00:09:49,250 だから今は力になれない 167 00:09:49,380 --> 00:09:51,590 勝呂の父ちゃん ごめん… 168 00:09:52,050 --> 00:09:53,920 そうか… 169 00:09:54,050 --> 00:09:56,510 しかし そうとなれば— 170 00:09:56,630 --> 00:10:00,300 とにかく私1人で 結界だけでも ううっ… 171 00:10:00,760 --> 00:10:03,810 (伽樓羅)無理だ 達磨 お前は血を失いすぎた 172 00:10:04,060 --> 00:10:05,810 なんの… うう… 173 00:10:05,930 --> 00:10:07,350 (勝呂)あ! (子猫丸)おっさま! 174 00:10:07,770 --> 00:10:11,570 (伽樓羅)傷は癒やしたが お前は失血死寸前だった 175 00:10:11,980 --> 00:10:14,820 その体で結界呪(けっかいしゅ)など 唱えようものなら— 176 00:10:14,940 --> 00:10:15,940 間違いなく死ぬぞ 177 00:10:16,820 --> 00:10:18,530 (達磨)しばらく 持てばええ… 178 00:10:18,660 --> 00:10:21,700 私の命より 大事なことや… 179 00:10:23,160 --> 00:10:26,660 子猫丸 霧隠先生に まだ連絡つかへんのか 180 00:10:27,120 --> 00:10:29,750 それが ノイズ音しかせえへんで 181 00:10:29,880 --> 00:10:31,920 瘴気が濃すぎるんかもしれません 182 00:10:32,380 --> 00:10:35,210 おとん 俺らにできることは ないんか? 183 00:10:35,340 --> 00:10:36,260 (達磨)んん… 184 00:10:36,470 --> 00:10:40,050 (伽樓羅)おや? そういえば お前は達磨の息子か? 185 00:10:40,180 --> 00:10:41,220 ちょうどいい 186 00:10:41,600 --> 00:10:45,350 血がつながっている者へならば 劫波焔を移すことができる 187 00:10:45,430 --> 00:10:47,180 (勝呂)え? (達磨)あかん! 188 00:10:47,310 --> 00:10:48,730 それだけは あかん! 189 00:10:48,810 --> 00:10:50,190 まだ子供や! 190 00:10:50,310 --> 00:10:52,480 竜士は絶対に巻き込ませへん! 191 00:10:52,980 --> 00:10:55,440 こんなしがらみは 当代で断つって— 192 00:10:55,570 --> 00:10:59,910 私は この命をかけて誓(ちこ)うたんや それだけは… 193 00:11:00,740 --> 00:11:04,120 (勝呂)ああ そうか… これか… 194 00:11:04,950 --> 00:11:06,910 それは秘密や 195 00:11:07,540 --> 00:11:12,420 秘密は 息子のお前にも話せへん 196 00:11:13,090 --> 00:11:13,920 あかん 197 00:11:14,040 --> 00:11:18,130 何度も言うてきたやろ お前は好きに生きてええんや 198 00:11:18,420 --> 00:11:22,590 (勝呂)今まで… そうやって 1人で背負うてきたんか 199 00:11:22,680 --> 00:11:24,850 (達磨の荒い息) 200 00:11:24,970 --> 00:11:26,810 (達磨)フッ… なあに— 201 00:11:26,930 --> 00:11:29,850 私が好きでやってきたことや 202 00:11:30,600 --> 00:11:33,190 そうはさせん 俺も背負う! 203 00:11:33,270 --> 00:11:34,690 う… えっ!? 204 00:11:35,070 --> 00:11:37,690 そのザマで 文句は言わせへんぞ! 205 00:11:38,240 --> 00:11:40,740 (伽樓羅)達磨 息子のほうが賢明だ 206 00:11:40,860 --> 00:11:43,160 う… うう… 207 00:11:44,410 --> 00:11:49,500 竜士だけは… 関わらせたなかったんやけどな… 208 00:11:51,120 --> 00:11:53,830 (伽樓羅)では劫波焔の継承を行う 209 00:11:53,920 --> 00:11:58,460 ここに所有者 勝呂達磨の 血の者であるという証しを示せ 210 00:12:03,510 --> 00:12:06,760 確かに お前は勝呂達磨の血の者 211 00:12:07,310 --> 00:12:11,230 勝呂竜士 これで お前が 劫波焔の所有者になった 212 00:12:11,350 --> 00:12:12,690 赤い炎… 213 00:12:12,980 --> 00:12:15,770 (達磨)竜士 お前に 本来 座主だけが受け継ぐ— 214 00:12:15,900 --> 00:12:19,780 最も強力な結界呪を教える おいで 215 00:12:20,190 --> 00:12:23,360 お前が初めて見る印(いん)もある 216 00:12:24,530 --> 00:12:26,990 組み方も よう見とるんやで 217 00:12:27,410 --> 00:12:30,120 ええか 一度で見て聞いて そらんじろ 218 00:12:30,250 --> 00:12:30,950 (勝呂)うん 219 00:12:31,500 --> 00:12:34,540 (達磨)まず 地結(ちけつ)に印を結び… 220 00:12:34,670 --> 00:12:37,290 オンキリキリバサラバジリ 221 00:12:37,420 --> 00:12:39,670 ホラマンダマンダ ハッタ 222 00:12:39,800 --> 00:12:41,380 (達磨)竜士! 223 00:12:41,880 --> 00:12:44,180 ここに来たらあかん言うてるやろ 224 00:12:45,180 --> 00:12:48,390 (達磨)しゃあない子やなあ こっちおいで 225 00:12:48,850 --> 00:12:49,850 (勝呂)ヘヘッ 226 00:12:49,930 --> 00:12:54,690 (達磨の読経) 227 00:12:54,900 --> 00:12:56,520 (勝呂)う… 228 00:12:57,480 --> 00:13:00,110 (達磨)最後に触地印(しょくちいん)にて 地に触れる 229 00:13:00,320 --> 00:13:03,110 (達磨)これで結界が… (勝呂)おとん! 230 00:13:03,200 --> 00:13:05,950 (達磨の荒い息) 231 00:13:06,410 --> 00:13:10,870 杜山(もりやま)さん それに神木(かみき) ここに残って おとんを頼めるか 232 00:13:10,990 --> 00:13:12,950 (しえみ)う うん! (出雲)分かった! 233 00:13:13,370 --> 00:13:14,920 (勝呂)志摩! 子猫丸! 234 00:13:15,040 --> 00:13:19,170 2人は霧隠先生や明陀(みょうだ)のもんに さっきの話を伝えに行ってくれ 235 00:13:19,290 --> 00:13:20,170 坊(ぼん)は? 236 00:13:20,670 --> 00:13:22,800 俺は結界を張りに行く 237 00:13:22,920 --> 00:13:25,880 この結界は触地印を中心に広がる 238 00:13:26,010 --> 00:13:28,600 なるべく胞子嚢の近くで展開させな 239 00:13:28,680 --> 00:13:29,640 はっ… 240 00:13:29,760 --> 00:13:32,470 あんなところに行かはる 言うんですか! ムチャです! 241 00:13:32,560 --> 00:13:33,640 坊 242 00:13:33,770 --> 00:13:36,980 今まで親がめんどいから 黙って従っとったけど— 243 00:13:37,100 --> 00:13:40,480 今回のは話が違うし ひと言 言わしてもらうわ 244 00:13:40,980 --> 00:13:43,690 あんた ホンマに死ぬで 245 00:13:43,820 --> 00:13:47,410 (燐)大丈夫だ 勝呂は俺が守る 246 00:13:47,490 --> 00:13:49,070 (達磨)はあっ!? (燐)いいだろ? 247 00:13:49,200 --> 00:13:51,790 剣は抜けねえけど 炎は少しは使えるし 248 00:13:51,910 --> 00:13:53,870 何より 俺 強(つえ)えからさ 249 00:13:54,500 --> 00:13:57,080 俺に任せてくれるか? 子猫丸 250 00:13:59,500 --> 00:14:00,840 え〜 俺は〜? 251 00:14:00,920 --> 00:14:02,550 ちょ ちょっ 子猫さん!? 252 00:14:02,920 --> 00:14:06,550 だあ〜 もう みんなして あとで後悔したって知らへんからな 253 00:14:08,430 --> 00:14:09,890 俺たちも行くぞ 254 00:14:10,260 --> 00:14:11,890 はっ… おう! 255 00:14:12,760 --> 00:14:14,720 (達磨)気いつけて… 256 00:14:14,850 --> 00:14:15,730 あ… 257 00:14:16,230 --> 00:14:18,190 (達磨)ホンマ 堪忍や… 258 00:14:18,810 --> 00:14:24,150 竜士… ふがいない親父(おやじ)を… 許したってや… 259 00:14:26,030 --> 00:14:29,610 俺は… おとんの読む経が 好きやった 260 00:14:30,070 --> 00:14:31,580 あっ… ああ… 261 00:14:32,620 --> 00:14:35,410 そやから絶対に死ぬな 262 00:14:42,250 --> 00:14:43,920 (達磨)ううっ… 263 00:14:48,070 --> 00:14:50,570 成長の早いエリアには火力を集中! 264 00:14:50,700 --> 00:14:52,370 何としても押さえ込め! 265 00:14:52,450 --> 00:14:54,330 おらあ〜っ!! 266 00:14:56,000 --> 00:14:57,540 (騎士團員)サラマンダー! 267 00:15:01,710 --> 00:15:03,420 (騎士團員)あ… ああっ! 268 00:15:03,750 --> 00:15:05,630 あっ うわあっ! 269 00:15:06,510 --> 00:15:07,880 大丈夫ですか? 270 00:15:08,010 --> 00:15:10,550 (雪男)一度 下がってください (騎士團員)すんまへん 271 00:15:11,760 --> 00:15:13,810 (雪男)何だろう… 不思議だ 272 00:15:14,140 --> 00:15:17,520 周囲の音が ずっと遠くから 響いてくるみたいだ 273 00:15:18,060 --> 00:15:19,900 まるで現実感がない 274 00:15:20,020 --> 00:15:23,440 (シュラ)雪男 自分には正直でいろよ 275 00:15:24,110 --> 00:15:25,230 あっ 276 00:15:27,610 --> 00:15:28,740 あ… 277 00:15:31,160 --> 00:15:32,030 ん… 278 00:15:33,030 --> 00:15:34,490 (藤堂(とうどう)のうめき声) 279 00:15:35,200 --> 00:15:36,700 (雪男)藤堂三郎太(さぶろうた)!? 280 00:15:37,080 --> 00:15:38,750 いや もっと若いか… 281 00:15:39,540 --> 00:15:40,710 何だ あの炎は? 282 00:15:41,460 --> 00:15:44,710 どうする? 応援を呼びに行くか それとも… 283 00:15:45,420 --> 00:15:46,670 (藤堂)やあ… (雪男)はっ!? 284 00:15:46,800 --> 00:15:48,300 (藤堂)いるんだろ? そこに 285 00:15:48,380 --> 00:15:51,430 隠れても無駄だ さあ 出ておいで 286 00:15:51,550 --> 00:15:52,800 奥村(おくむら)雪男君! 287 00:15:53,850 --> 00:15:55,140 ああっ! くっ… 288 00:15:55,600 --> 00:15:57,520 しかし どういうことだ? あの力… 289 00:15:58,810 --> 00:16:00,690 素直で大変よろしい 290 00:16:01,150 --> 00:16:03,810 貴様 本当に藤堂三郎太か!? 291 00:16:03,940 --> 00:16:05,820 その姿はどうした? それに… 292 00:16:05,900 --> 00:16:08,190 ああ そうか… ハハハッ 293 00:16:08,320 --> 00:16:09,700 私は藤堂だよ 294 00:16:10,070 --> 00:16:13,570 前に力を借りていた悪魔は 古くなってたから— 295 00:16:13,700 --> 00:16:16,580 もっと高品質な悪魔に アップグレードしたんだ 296 00:16:16,700 --> 00:16:18,330 より強くなるためにね 297 00:16:18,790 --> 00:16:20,540 (雪男)悪魔を乗り換える? 298 00:16:20,660 --> 00:16:22,920 普通の人間に そんなことができるのか? 299 00:16:23,000 --> 00:16:24,840 (雪男)貴様 一体 何者だ!? 300 00:16:24,960 --> 00:16:29,260 (藤堂)まあ そんなことより 少し私と遊んでくれないかね 301 00:16:29,380 --> 00:16:33,010 それにほら ちょうど君と 話もしてみたかったしね 302 00:16:33,090 --> 00:16:34,100 (雪男)はっ… 303 00:16:34,220 --> 00:16:37,180 (藤堂)和やかな世間話から 始めようじゃないか 304 00:16:37,310 --> 00:16:39,890 そうだなあ… お兄さん 元気? 305 00:16:39,980 --> 00:16:41,190 あっ! ぐっ… 306 00:16:42,140 --> 00:16:43,900 ぐわっ… あっ… 307 00:16:44,360 --> 00:16:46,400 (藤堂)おや 返事がないな 308 00:16:46,520 --> 00:16:49,490 比較的 答えやすい質問だと 思うがね 309 00:16:49,570 --> 00:16:50,610 (雪男)うう… 310 00:16:51,070 --> 00:16:54,070 (藤堂) ほら “お兄さんは 元気?”と 聞かれたら? 311 00:16:54,370 --> 00:16:55,410 (雪男)ううっ… 312 00:16:56,870 --> 00:16:57,620 (燐)ああ? 313 00:16:57,910 --> 00:16:59,830 (勝呂)何や こりゃ!? 314 00:17:00,660 --> 00:17:03,500 どんどん普通の建物みてえに なってきたぞ 315 00:17:03,620 --> 00:17:07,130 クソッ 早うせんと まずいかもしれん 急がんと 316 00:17:07,250 --> 00:17:08,000 あっ… 317 00:17:08,380 --> 00:17:09,840 (クロ)燐! (燐)クロ!? 318 00:17:09,960 --> 00:17:11,880 (クロ)燐 逃げろ! (燐)え? 319 00:17:11,970 --> 00:17:13,300 (クロ)危ないんだぞ 320 00:17:13,430 --> 00:17:15,720 この山 すだまのバケモノに とりつかれてる 321 00:17:15,850 --> 00:17:17,600 すごい嫌な臭いがするから! 322 00:17:17,890 --> 00:17:20,060 “すだま”? 不浄王のことか? 323 00:17:20,180 --> 00:17:22,640 分かってるけど そういうわけにはいかねえんだ 324 00:17:22,770 --> 00:17:25,480 俺たちは こいつ倒すために 上まで上がんねえと 325 00:17:25,560 --> 00:17:29,070 (クロ)何!? ムチャだ お話の通じる相手じゃないぞ 326 00:17:29,400 --> 00:17:31,570 でも 誰かがやんねえと ヤベえんだよ 327 00:17:31,780 --> 00:17:33,240 バカだ 燐は 328 00:17:34,700 --> 00:17:36,740 危ないから 俺が連れてく! 329 00:17:36,820 --> 00:17:38,200 (勝呂)うわ… (燐)マジで!? 330 00:17:38,330 --> 00:17:40,660 クロ なんていいヤツだ 331 00:17:40,790 --> 00:17:42,250 勝呂 乗っけてもらおう! 332 00:17:42,710 --> 00:17:44,460 えっ? 乗る!? 333 00:17:45,000 --> 00:17:47,500 (志摩) 子猫(こねこ)さん 子猫さん 待って! 334 00:17:48,420 --> 00:17:50,130 あっ… 待ってて 子猫さん! 335 00:17:50,710 --> 00:17:53,380 (子猫丸)志摩さんは 帰りたいんやったら帰ればええよ! 336 00:17:53,510 --> 00:17:55,590 (志摩)ちゃう! 前! 337 00:17:56,390 --> 00:17:58,100 不浄王の一部や… 338 00:17:58,220 --> 00:18:00,850 ほ… 他に道なかったっけ? 339 00:18:00,970 --> 00:18:04,850 本山までの道は ここしか知らへん どないしよう… 340 00:18:05,440 --> 00:18:06,810 マジか… 341 00:18:09,270 --> 00:18:12,030 (せき込み) (しえみ)和尚さん! 342 00:18:13,030 --> 00:18:14,530 (出雲)それ 薬草茶よね? 343 00:18:14,950 --> 00:18:16,240 効かないのかしら? 344 00:18:16,530 --> 00:18:19,700 不浄王の出す瘴気が濃すぎるのかも 345 00:18:19,830 --> 00:18:23,830 それに たくさん血を失ってて 免疫力も落ちてるし… 346 00:18:23,950 --> 00:18:26,080 私がニーちゃんを呼べればな… 347 00:18:26,210 --> 00:18:30,290 強い魔除けや失血に効く薬草も 用意できるのに… 348 00:18:31,250 --> 00:18:33,170 (出雲)そんなことを言っても しょうがない 349 00:18:33,760 --> 00:18:35,880 山を下りて病院に連れていくわよ 350 00:18:36,340 --> 00:18:40,220 私たちには この人のこと 頼まれた責任があるんだから 351 00:18:40,510 --> 00:18:42,100 はっ… うん! 352 00:18:45,390 --> 00:18:49,560 (メフィスト)不浄王は腐の王が 4匹従えるペットのうちの1匹 353 00:18:49,940 --> 00:18:52,650 (メフィスト)頭脳こそないが 物質界(アッシャー)に与えるダメージは— 354 00:18:52,780 --> 00:18:54,570 天災クラスになるだろう 355 00:18:55,110 --> 00:18:57,400 人間がアリのように 群がったところで— 356 00:18:57,530 --> 00:18:59,320 果たして倒せるものかね〜 357 00:18:59,450 --> 00:19:00,990 (雷鳴) 358 00:19:01,120 --> 00:19:03,120 フフフフフッ 359 00:19:03,240 --> 00:19:04,910 (はなをかむ音) (指を鳴らす音) 360 00:19:05,750 --> 00:19:09,250 いよいよ雲行きも 怪しくなってきたな〜 361 00:19:09,330 --> 00:19:11,170 くっ… はっ… 362 00:19:13,500 --> 00:19:14,260 あっ… 363 00:19:14,550 --> 00:19:16,800 おや 顔色が変わったね 364 00:19:16,920 --> 00:19:19,930 どうしたんだい? お兄さんに何かあったのかな? 365 00:19:20,050 --> 00:19:21,260 お前に関係ない! 366 00:19:22,140 --> 00:19:25,020 フフフッ 君には親近感を持っている 367 00:19:25,100 --> 00:19:26,270 (雪男)うっ… くっ… 368 00:19:26,350 --> 00:19:29,270 寝ても覚めても 家族に縛られているんだろう? 369 00:19:29,520 --> 00:19:31,310 うっ… 370 00:19:31,440 --> 00:19:32,860 (藤堂)分かるよ (雪男)はっ! 371 00:19:32,940 --> 00:19:35,230 わっ! ぐはっ! 372 00:19:35,320 --> 00:19:37,780 私も昔はそうだったからねえ 373 00:19:39,110 --> 00:19:42,620 ハハッ… こんな姿だから ついつい思い出してしまうなあ 374 00:19:42,950 --> 00:19:43,990 (雪男)がっ! 375 00:19:44,740 --> 00:19:46,620 (雪男)クソッ! 完全に遊ばれてる 376 00:19:46,750 --> 00:19:48,080 レベルが違いすぎる! 377 00:19:48,210 --> 00:19:49,830 このままじゃ なぶり殺される 378 00:19:50,210 --> 00:19:51,750 何かないか? 何か! 379 00:19:52,000 --> 00:19:52,920 はっ! 380 00:19:54,550 --> 00:19:55,500 うぐっ… 381 00:19:56,800 --> 00:19:58,170 (藤堂)うっ… あれ? 382 00:19:58,550 --> 00:20:00,510 こ これは痛いな… 383 00:20:01,180 --> 00:20:03,970 ナイアスの恩寵(おんちょう)を受けた マジック弾だね 384 00:20:04,310 --> 00:20:08,230 私は今 火属性だから 水属性の弾は効くというわけか… 385 00:20:08,350 --> 00:20:09,770 勉強になったよ 386 00:20:10,640 --> 00:20:12,610 しかし この程度の弾では— 387 00:20:12,900 --> 00:20:16,030 今の私には焼け石に水のようだ 388 00:20:16,980 --> 00:20:18,530 ハハ… ハハハ… 389 00:20:18,610 --> 00:20:19,860 よっと! 390 00:20:19,990 --> 00:20:22,200 そういえば 君は 医者志望だったね 391 00:20:22,570 --> 00:20:24,450 高校は特進科に通っていたっけ? 392 00:20:25,370 --> 00:20:28,080 お父さんも医師免許を 持っていたもんなあ 393 00:20:28,700 --> 00:20:31,540 その年で医工騎士(ドクター)と ドラグーンとの称号(マイスター)を取るのは— 394 00:20:31,670 --> 00:20:33,420 さぞ大変だったろう 395 00:20:33,500 --> 00:20:36,300 どちらも お父さんが 得意としたマイスターだ 396 00:20:36,800 --> 00:20:39,090 いずれ君は お父さんにならって— 397 00:20:39,210 --> 00:20:41,760 すべてのマイスターを 取得するんだろうね 398 00:20:42,260 --> 00:20:43,930 死んだお父さんの代わりに— 399 00:20:44,050 --> 00:20:47,680 祓魔塾で悪魔薬学の講師まで 引き継ぐくらいだ 400 00:20:47,890 --> 00:20:51,390 君の人生は お父さんのモノマネだ 401 00:20:51,520 --> 00:20:52,350 はっ… 402 00:20:52,440 --> 00:20:56,480 しかし… 君を導いてきた お父さんは死んでしまった 403 00:20:56,610 --> 00:20:59,110 君にはもう お兄さんしか残っていない 404 00:21:00,030 --> 00:21:02,450 これで お兄さんが いなくなってしまったら— 405 00:21:02,820 --> 00:21:05,320 君には 何が残るんだろうね 406 00:21:05,410 --> 00:21:06,330 (雪男)黙れ! 407 00:21:06,450 --> 00:21:09,620 (藤堂)君の人生は お父さんの 敷いたレールの上を— 408 00:21:09,750 --> 00:21:11,370 ひた走る人生だ 409 00:21:12,080 --> 00:21:14,670 (雪男の泣き声) 410 00:21:14,790 --> 00:21:15,540 あ… 411 00:21:15,960 --> 00:21:19,840 (獅郎(しろう))雪男 父さんと一緒に戦わないか? 412 00:21:19,960 --> 00:21:20,800 (雪男)え? 413 00:21:21,130 --> 00:21:23,090 闇におびえて生きるより— 414 00:21:23,220 --> 00:21:27,050 強くなって 人や兄さんを守りたくないか? 415 00:21:27,550 --> 00:21:31,390 僕が兄さんを… 守る? 416 00:21:34,230 --> 00:21:37,230 (藤堂)お父さんは お兄さんを特別扱いしてきた 417 00:21:37,690 --> 00:21:40,030 だが 君へはどうだ? 418 00:21:40,110 --> 00:21:45,410 幼い頃から 祓魔師になるための 厳しい忍耐を強いてきたはずだ 419 00:21:45,990 --> 00:21:48,660 君は お兄さんを守る 都合のいい道具として— 420 00:21:48,780 --> 00:21:50,740 育てられただけじゃないのかい 421 00:21:50,830 --> 00:21:54,210 違う! 僕は僕の意志で 今の道を選んだ! 422 00:21:54,330 --> 00:21:56,000 父さんも兄さんも関係ない! 423 00:21:56,420 --> 00:21:59,630 ハハッ 当たらなくなってきたね 心は正直だ 424 00:22:00,050 --> 00:22:01,880 くう… 425 00:22:02,010 --> 00:22:03,550 (藤堂)当然だよ 426 00:22:03,670 --> 00:22:05,260 “なぜ自分は兄のために—” 427 00:22:05,380 --> 00:22:07,390 “こんなことを させられているんだ”と— 428 00:22:07,510 --> 00:22:09,850 今まで何度も考えたことだろう 429 00:22:10,220 --> 00:22:14,180 当のお兄さんは 君の苦労なんて 知りもしないのに 430 00:22:14,480 --> 00:22:16,150 “こんなのは不公平だ”と 431 00:22:16,650 --> 00:22:19,230 “こんな理不尽には もう我慢ならない”と 432 00:22:19,820 --> 00:22:21,690 (雪男)ハァ… ハァ… 433 00:22:22,150 --> 00:22:24,150 君 本当は お兄さんが… 434 00:22:25,110 --> 00:22:27,110 大嫌いだろう? 435 00:22:27,410 --> 00:22:33,410 ♪〜 436 00:23:50,280 --> 00:23:56,290 〜♪ 437 00:24:10,260 --> 00:24:12,260 (燐)勝つぞ 勝呂!