1 00:00:01,201 --> 00:00:03,871 (雨の音) 2 00:00:03,871 --> 00:00:05,873 (芹沢)太郎…➡ 3 00:00:05,873 --> 00:00:07,841 にお…➡ 4 00:00:07,841 --> 00:00:09,877 はじめ…➡ 5 00:00:09,877 --> 00:00:13,280 貴様ら…。 6 00:00:13,280 --> 00:00:18,185 いつの間にか すっかり大人になったのう。 7 00:00:18,185 --> 00:00:21,688 誰が言ったか まさに三匹の狼。 8 00:00:21,688 --> 00:00:24,691 その名に ふさわしく なってきたではないか!! 9 00:00:24,691 --> 00:00:28,061 (太郎)あっ あの…。 (芹沢)太郎…。 10 00:00:28,061 --> 00:00:31,765 もう義理立てはせんでいい。 11 00:00:36,503 --> 00:00:40,841 忠義は果たした。 ご苦労だった。 12 00:00:40,841 --> 00:00:43,911 芹沢先生…。 13 00:00:43,911 --> 00:00:45,913 (芹沢)にお。 14 00:00:45,913 --> 00:00:48,515 最初は妙に つっかかってくる➡ 15 00:00:48,515 --> 00:00:52,185 青二才だと思ったが なかなか どうして…。 16 00:00:52,185 --> 00:00:55,856 弱いものを守りたい 強くなりたい➡ 17 00:00:55,856 --> 00:00:59,026 根本は そこだろうが…。➡ 18 00:00:59,026 --> 00:01:04,698 綺麗事にこだわってると どんどん生きづらくなるぞ。➡ 19 00:01:04,698 --> 00:01:08,702 ミブロはもう お前の理想の形をしていない。➡ 20 00:01:08,702 --> 00:01:10,671 わかっているだろう。 21 00:01:13,573 --> 00:01:15,676 (芹沢)はじめ。 22 00:01:15,676 --> 00:01:20,213 貴様は 腕は立つが わしのようにはなるな。➡ 23 00:01:20,213 --> 00:01:24,851 武士の亡霊などに囚われるな。➡ 24 00:01:24,851 --> 00:01:29,022 以後 貴様らは自由だ!! 好きに生きろ!!➡ 25 00:01:29,022 --> 00:01:31,692 ハハハ…ワハハハ!➡ 26 00:01:31,692 --> 00:01:35,195 ワハハハハハ…! 27 00:01:35,195 --> 00:01:55,248 ♬~ 28 00:01:55,248 --> 00:02:15,202 ♬~ 29 00:02:15,202 --> 00:02:35,255 ♬~ 30 00:02:35,255 --> 00:02:55,175 ♬~ 31 00:02:55,175 --> 00:03:02,215 ♬~ 32 00:03:02,215 --> 00:03:04,184 ♬~ 33 00:03:16,263 --> 00:03:19,299 (雨の音) 34 00:03:19,299 --> 00:03:27,407 ♬~ 35 00:03:27,407 --> 00:03:29,676 (近藤)芹沢さん お願いします。 36 00:03:29,676 --> 00:03:31,678 うむ。➡ 37 00:03:31,678 --> 00:03:35,849 愛すべき壬生浪士達! 日々お勤めご苦労!➡ 38 00:03:35,849 --> 00:03:40,020 この度 幕府より 格別の褒美を頂戴した!➡ 39 00:03:40,020 --> 00:03:42,189 朝まで飲み明かすもよし➡ 40 00:03:42,189 --> 00:03:45,192 気に入った女と ねんごろになるもよし➡ 41 00:03:45,192 --> 00:03:47,527 金の事なら気にするな! 42 00:03:47,527 --> 00:03:50,597 大いに楽しめ!乾杯!! 43 00:03:50,597 --> 00:03:53,600 (隊士達)うおおおおおお! (芹沢)飲め~っ! 44 00:03:53,600 --> 00:03:57,170 (隊士達の騒ぐ声) 45 00:03:57,170 --> 00:04:01,208 ガハハハハ! どうした 近藤氏➡ 46 00:04:01,208 --> 00:04:05,946 大将は で~んと構えろ! で~んとな! 47 00:04:05,946 --> 00:04:08,915 (藤本)芹沢先生。 ん? 48 00:04:08,915 --> 00:04:12,886 (細川) 俺達は 先生のいるミブロに来て 本当に良かった! 49 00:04:12,886 --> 00:04:16,189 (対馬) 働いている 生きているという 実感が持てます! 50 00:04:16,189 --> 00:04:19,860 実感というのは大事だ。次! 51 00:04:19,860 --> 00:04:23,363 (宿院)まさかオラが 二本差しになれるなんて! 52 00:04:23,363 --> 00:04:27,934 志次第で人は何にでもなれる。 次! 53 00:04:27,934 --> 00:04:30,737 (尾関雅次郎)いやぁ こんな席を 設けてくれるなんて➡ 54 00:04:30,737 --> 00:04:34,007 俺達は あんたを誤解してた! (尾関弥四郎)そうそう➡ 55 00:04:34,007 --> 00:04:36,843 てっきり ただの 荒くれ者の暴君かと! 56 00:04:36,843 --> 00:04:38,345 あ…。 あ…。 57 00:04:39,880 --> 00:04:41,915 構わん 無礼講! 58 00:04:41,915 --> 00:04:43,583 (弥四郎・雅次郎)おお! 次! 59 00:04:43,583 --> 00:04:45,952 (隊士)田舎のおっ母に 仕送りができます! 60 00:04:45,952 --> 00:04:47,687 (隊士)誇りが持てます! 61 00:04:47,687 --> 00:04:51,024 (芹沢)そうか よかったなぁ。次! 62 00:04:51,024 --> 00:04:53,693 (隊士) 芹沢先生 是非 俺からも一献! 63 00:04:53,693 --> 00:04:56,096 (隊士)私からも! (隊士)先生! 64 00:04:56,096 --> 00:04:58,331 (芹沢)どんとこい! 65 00:04:58,331 --> 00:05:09,843 (雨の音) 66 00:05:09,843 --> 00:05:11,878 (藤堂)本当に やるのか? 67 00:05:11,878 --> 00:05:15,215 (雨の音) 68 00:05:15,215 --> 00:05:17,517 (藤堂)この雨と風の中➡ 69 00:05:17,517 --> 00:05:21,021 田んぼの中で 芹沢の駕籠が 来るのを待ち伏せたとして➡ 70 00:05:21,021 --> 00:05:23,557 見逃さず確実にできるか? 71 00:05:23,557 --> 00:05:25,592 (土方)できる。 72 00:05:25,592 --> 00:05:30,030 芹沢を殺るのが 本当に正しいのか? 73 00:05:30,030 --> 00:05:33,700 いや勿論 殺れって言われたらやるよ。 74 00:05:33,700 --> 00:05:35,769 だけど なんか…。 75 00:05:39,539 --> 00:05:43,476 もったいねぇって 少し思っちまってよ。 76 00:05:43,476 --> 00:05:46,279 (土方)平助 お前は降りろ。 いや…。 77 00:05:46,279 --> 00:05:48,281 降りろ!! 78 00:05:48,281 --> 00:05:56,523 (雨の音) 79 00:05:56,523 --> 00:06:01,962 (原田)どうすんだ バカ 一人 減っちまったぞ。 80 00:06:01,962 --> 00:06:04,197 (沖田)平助への配慮ですよね。 81 00:06:04,197 --> 00:06:08,702 (山南) しかし こうなると 襲撃は ぐっと難しくなりますね。 82 00:06:08,702 --> 00:06:12,572 後悔するくらいなら 引き込みたくはない。 83 00:06:12,572 --> 00:06:14,941 必ず後で つらい目にあう。 84 00:06:14,941 --> 00:06:21,281 (雨の音) 85 00:06:21,281 --> 00:06:23,850 (土方) こんなドシャ降りの日だった。 86 00:06:23,850 --> 00:06:26,186 ガキの頃…。 87 00:06:26,186 --> 00:06:29,189 (雷鳴) 88 00:06:29,189 --> 00:06:33,193 (雨の音) ⚟ニャア…⚞ 89 00:06:33,193 --> 00:06:36,162 (土方の声) 川に流された子猫を見つけた。➡ 90 00:06:36,162 --> 00:06:39,699 一緒にいた姉さんは 傘を捨て すぐに走った。 91 00:06:39,699 --> 00:06:43,670 (土方)流れは速く どう考えても 助けられない。➡ 92 00:06:43,670 --> 00:06:45,772 俺は言ったんだ…。 93 00:06:45,772 --> 00:06:48,308 (土方)((無理だ! どうせ死んじまう!)) 94 00:06:48,308 --> 00:06:50,277 (土方の姉)((だから何!?)) 95 00:06:55,181 --> 00:06:59,185 俺は 間髪入れず そう答えられる姉が➡ 96 00:06:59,185 --> 00:07:01,521 美しいと思った。 97 00:07:01,521 --> 00:07:03,857 そして学んだ。➡ 98 00:07:03,857 --> 00:07:07,861 たとえ大嵐でも 無駄になるとしても➡ 99 00:07:07,861 --> 00:07:11,264 やらなくていい 理由にはならない。 100 00:07:11,264 --> 00:07:18,872 (隊士達の騒ぐ声) 101 00:07:18,872 --> 00:07:23,943 (土方) この始末は 会津の命でやったと 公になってはまずい。➡ 102 00:07:23,943 --> 00:07:29,950 露見すれば 必ず会津は手を引き 俺達は幕府の後ろ盾を失くす。➡ 103 00:07:29,950 --> 00:07:32,552 大義という糸が切られれば➡ 104 00:07:32,552 --> 00:07:37,691 元々は浪士共の寄せ集め ただのゴロツキ集団になっちまう。 105 00:07:37,691 --> 00:07:41,861 そうなれば ミブロは終わりだ。➡ 106 00:07:41,861 --> 00:07:44,197 そのためには この一件➡ 107 00:07:44,197 --> 00:07:47,367 ミブロは無関係だと 証明しなければならない。➡ 108 00:07:47,367 --> 00:07:50,236 無傷で事を終える必要がある。➡ 109 00:07:50,236 --> 00:07:52,339 だが万が一 バレた時は➡ 110 00:07:52,339 --> 00:07:55,542 俺達四人の独断で やったことにすればいい。➡ 111 00:07:55,542 --> 00:07:58,845 他の隊士達は 知らぬことだったと。➡ 112 00:07:58,845 --> 00:08:01,581 まぁ 実際そうだしな…。➡ 113 00:08:01,581 --> 00:08:03,917 大丈夫だ。ミブロは➡ 114 00:08:03,917 --> 00:08:07,721 近藤さんという棟梁さえいれば 再生できる。 115 00:08:09,990 --> 00:08:14,227 今夜 失敗したら その場で腹を切る。 116 00:08:14,227 --> 00:08:18,198 実行者である俺達が 即座に責任を取れば➡ 117 00:08:18,198 --> 00:08:20,767 ミブロ全体に累は及ぶまい。 118 00:08:25,271 --> 00:08:28,708 俺はやる。一人でもやる。➡ 119 00:08:28,708 --> 00:08:32,479 その覚悟がある者だけ ついてきてくれ。➡ 120 00:08:32,479 --> 00:08:34,481 無理強いはしたくない。 121 00:08:34,481 --> 00:08:37,917 フン…。 気持ちは変わりませんね。 122 00:08:37,917 --> 00:08:41,020 土方組 結成ですね。 123 00:08:41,020 --> 00:08:45,291 (雷鳴) 124 00:08:45,291 --> 00:08:48,161 (土方)こっから先は 修羅の道だ。 125 00:08:50,163 --> 00:08:51,931 (雨の音) 126 00:08:51,931 --> 00:08:54,134 (芹沢)う~…帰る! 127 00:08:54,134 --> 00:08:57,137 う~ そこの 駕籠を呼べいっ! 128 00:08:57,137 --> 00:08:59,806 (番頭)はい ただいま。 129 00:08:59,806 --> 00:09:02,175 (芹沢)おっと…。 130 00:09:02,175 --> 00:09:04,210 あ~。 ご安心を。 131 00:09:04,210 --> 00:09:06,212 すでに駕籠は呼んであります。 132 00:09:07,981 --> 00:09:09,949 壬生まで頼む! (駕籠かき達)ヘイ。 133 00:09:16,056 --> 00:09:18,058 なんてことを…。 134 00:09:18,058 --> 00:09:20,427 貴様の絵図には乗らん。 135 00:09:20,427 --> 00:09:22,028 (土方)く…!! 136 00:09:22,028 --> 00:09:26,100 ハハハ!駕籠かきの面が 気に食わん!他を拾うぞ! 137 00:09:26,100 --> 00:09:30,737 (平間)ハッ 探して参りま~す! (芹沢)壬生に帰って飲み直しだ。➡ 138 00:09:30,737 --> 00:09:34,841 女どもも待っておるしなぁ! (平山)さすが先生!➡ 139 00:09:34,841 --> 00:09:38,244 いよっ 都イチのモテ男! (芹沢)うはははっ! 140 00:09:39,813 --> 00:09:43,716 おい どうする? いきなり策が狂ったじゃねえか! 141 00:09:43,716 --> 00:09:45,752 困りましたね。駕籠ごと➡ 142 00:09:45,752 --> 00:09:49,355 水田に置き去りにして襲う計画は 叶わなくなりました。 143 00:09:52,325 --> 00:09:54,360 (土方)四半刻ほど待つ。 144 00:09:54,360 --> 00:09:57,530 何? 145 00:09:57,530 --> 00:10:00,333 (土方)奴らには消えてもらう。➡ 146 00:10:00,333 --> 00:10:03,136 必ず今夜。 147 00:10:03,136 --> 00:10:12,745 (雨の音) 148 00:10:12,745 --> 00:10:14,647 (傘を開く音) 149 00:10:14,647 --> 00:10:17,283 おい どこに行くんだよ。 150 00:10:17,283 --> 00:10:20,386 (はじめ)小便。 151 00:10:20,386 --> 00:10:24,357 けっ。 (駕籠かき達)えっほ えっほ…➡ 152 00:10:24,357 --> 00:10:31,264 えっほ えっほ えっほ えっほ えっほ えっほ…。 153 00:10:31,264 --> 00:10:35,068 あ…!駕籠が三つ!? 誰だ?芹沢先生達か!? 154 00:10:35,068 --> 00:10:39,205 (駕籠かき達)えっほ えっほ…。 155 00:10:39,205 --> 00:10:41,207 にお! (駕籠かき達)えっほ えっほ…。 156 00:10:41,207 --> 00:10:44,110 《壬生の方へ行く。 やっぱり先生の…》 157 00:10:46,379 --> 00:10:48,548 《ど どうする…?》 158 00:10:48,548 --> 00:10:51,417 (駕籠かき達)えっほ えっほ…。 159 00:10:51,417 --> 00:10:53,419 (ちりぬ にお)はっはっはっ。 (駕籠かき達)えっほ えっほ…➡ 160 00:10:53,419 --> 00:10:56,422 えっほ えっほ…。 161 00:10:56,422 --> 00:10:58,491 はっはっはっ。 《あの先頭の駕籠だけ➡ 162 00:10:58,491 --> 00:11:02,529 やけに重そうだ。 間違いない 芹沢さんだ!》 163 00:11:02,529 --> 00:11:05,031 (駕籠かき達) えっほ えっほ えっほ➡ 164 00:11:05,031 --> 00:11:12,105 えっほ えっほ えっほ えっほ えっほ えっほ…。 165 00:11:12,105 --> 00:11:14,207 《この道…このまま➡ 166 00:11:14,207 --> 00:11:16,876 何処にも寄らず 八木家へ帰るつもりだ》 167 00:11:19,345 --> 00:11:22,749 《おかしい… 討っ手が来ていない。➡ 168 00:11:22,749 --> 00:11:25,051 いや そもそも島原から➡ 169 00:11:25,051 --> 00:11:27,587 ミブロの人は 誰も出てきてないんだ。➡ 170 00:11:27,587 --> 00:11:30,356 芹沢さん達を 襲えるはずがない》 171 00:11:30,356 --> 00:11:32,392 《今日じゃないのか?➡ 172 00:11:32,392 --> 00:11:35,828 何か あると思ったのは…勘違い?➡ 173 00:11:35,828 --> 00:11:38,531 とりあえず 一旦戻って…》 174 00:11:42,202 --> 00:11:45,805 はっ! 175 00:11:45,805 --> 00:11:47,807 《来た!!➡ 176 00:11:47,807 --> 00:11:49,976 やっぱり来た!➡ 177 00:11:49,976 --> 00:11:52,212 土方さん 沖田さん➡ 178 00:11:52,212 --> 00:11:54,814 原田さん 近藤さん?➡ 179 00:11:54,814 --> 00:11:59,352 違う!➡ 180 00:11:59,352 --> 00:12:01,654 山南さん!➡ 181 00:12:01,654 --> 00:12:05,258 近藤さんがいない? どうして!?》 182 00:12:05,258 --> 00:12:07,727 《そもそも討っ手に 入ってないのか!?》 183 00:12:07,727 --> 00:12:09,729 くっ! 184 00:12:11,664 --> 00:12:13,333 はぁはぁはぁ。 185 00:12:13,333 --> 00:12:17,103 《やっぱりあれは 芹沢先生達の 駕籠だったんだ》 186 00:12:22,075 --> 00:12:27,080 《嫌な予感がする。これから何か 何か大変なことが…!》 187 00:12:27,080 --> 00:12:29,716 あ! 188 00:12:29,716 --> 00:12:33,353 はっはっはっ。 189 00:12:33,353 --> 00:12:37,290 《にお?何故 戻るんだ!? わけわかんねえ!》 190 00:12:37,290 --> 00:12:39,325 くそ 知るか!! 191 00:12:39,325 --> 00:12:42,729 それどころじゃないんだ 俺は早く先生のもとへ!! 192 00:12:42,729 --> 00:12:46,299 (駕籠かき達)えっほ えっほ…。 193 00:12:46,299 --> 00:12:49,702 ぐっ!はっはっはっ。 194 00:12:49,702 --> 00:12:52,005 はぁはぁ。 195 00:12:55,041 --> 00:12:59,579 はっはっはっ…。 196 00:12:59,579 --> 00:13:04,017 なんや? (客)子供やないか。 197 00:13:04,017 --> 00:13:07,320 (隊士達の騒ぐ声) はぁはぁ…。 198 00:13:07,320 --> 00:13:10,490 (弥四郎) おっ どうした?におじゃね~か。 199 00:13:10,490 --> 00:13:13,493 コラコラ 子供が入っちゃ ダメだぞ。 200 00:13:13,493 --> 00:13:15,094 どいてください。 (雅次郎)おわっ!いたっ。 201 00:13:15,094 --> 00:13:17,096 いやん。 バカん。 202 00:13:17,096 --> 00:13:18,665 にお…。 203 00:13:18,665 --> 00:13:22,769 ♬~ 204 00:13:22,769 --> 00:13:25,571 こんなところで 何をしているんですか。 205 00:13:25,571 --> 00:13:27,940 ♬~ 206 00:13:27,940 --> 00:13:29,942 近藤さん! 207 00:13:29,942 --> 00:13:32,445 ♬~ 208 00:13:32,445 --> 00:13:34,013 何の話だ。 209 00:13:34,013 --> 00:13:37,850 芹沢さんの件ですよ。局長の あなたが知らないわけがない。 210 00:13:37,850 --> 00:13:39,852 (近藤)それ以上 喋るな。 211 00:13:47,026 --> 00:13:49,028 僕は…!➡ 212 00:13:49,028 --> 00:13:50,997 怒ってるんですよ!! 213 00:13:55,835 --> 00:13:59,305 (隊士)なんだ?どうした? (隊士)何かあったのか? 214 00:13:59,305 --> 00:14:03,810 いよ~~お! これから語りますのは…。 215 00:14:03,810 --> 00:14:06,779 時は 黒船来航より十年! 216 00:14:06,779 --> 00:14:08,981 千年の都 京の街では➡ 217 00:14:08,981 --> 00:14:12,985 不逞の輩が跋扈し 治安は荒れに荒れていた! 218 00:14:12,985 --> 00:14:17,123 これを なんとかせんと 幕府は江戸で触れを出す! 219 00:14:17,123 --> 00:14:21,961 我こそはと集まったのは 二百と三十四の侍だ! 220 00:14:21,961 --> 00:14:25,832 (隊士)おい 何か始まったぞ? (隊士)宴会芸か? (隊士)聞いてやろう。 221 00:14:25,832 --> 00:14:29,669 しかし いずれも 腕に覚えのある荒くれ者。 222 00:14:29,669 --> 00:14:33,906 京への旅路は 平穏無事に済むはずもなく…。 223 00:14:33,906 --> 00:14:38,511 我らミブロの「道中記」 抱腹絶倒 間違いなし! 224 00:14:38,511 --> 00:14:40,546 さあ 聞いた聞いた! 225 00:14:40,546 --> 00:14:43,883 (弥四郎)おっ 講談か? (雅次郎)いいぞ やれ~~!! 226 00:14:43,883 --> 00:14:46,419 怒ってるとは…? 227 00:14:46,419 --> 00:14:48,121 くっ! 228 00:14:48,121 --> 00:14:52,492 フーッ フーッ。 229 00:14:52,492 --> 00:14:55,595 落ち着け…落ち着け…! 230 00:15:01,934 --> 00:15:05,471 何故 このようなことを 許したんですか? 231 00:15:05,471 --> 00:15:07,473 仲間にやらせて 自分は➡ 232 00:15:07,473 --> 00:15:10,977 参加しないで良しとしたのは 何故ですか? 233 00:15:10,977 --> 00:15:13,646 それは誠を掲げる この隊の➡ 234 00:15:13,646 --> 00:15:17,350 何より 近藤さんらしく ないんじゃないですか? 235 00:15:17,350 --> 00:15:20,853 (雨の音) 236 00:15:20,853 --> 00:15:25,091 (近藤) 芹沢さんが人の道を外れたからだ。 237 00:15:25,091 --> 00:15:27,093 人の道? 238 00:15:27,093 --> 00:15:29,195 人の道とは何ですか? 239 00:15:30,963 --> 00:15:32,765 くっ…! 240 00:15:34,901 --> 00:15:37,703 ((ハッ…)) 241 00:15:37,703 --> 00:15:40,239 (におの声)芹沢さんは…➡ 242 00:15:40,239 --> 00:15:44,277 病に おかされているそうです。 243 00:15:44,277 --> 00:15:47,647 医者に診てもらった わけではないけれど➡ 244 00:15:47,647 --> 00:15:51,184 全身に悪い気が 広がっていくのが わかると。 245 00:15:51,184 --> 00:15:55,521 上手く剣を握れないときもあると。 246 00:15:55,521 --> 00:15:59,192 だから 自分には時間がないと。 247 00:15:59,192 --> 00:16:02,161 宿係を仰せつかった近藤 勇。 248 00:16:02,161 --> 00:16:05,832 ところが何故か 芹沢 鴨の宿だけ取り忘れる! 249 00:16:05,832 --> 00:16:09,702 怒り狂う芹沢 ひたすら謝る近藤。 250 00:16:09,702 --> 00:16:12,238 炎の中で睨み合う二人。 251 00:16:12,238 --> 00:16:14,874 さて その運命やいかに! 252 00:16:14,874 --> 00:16:18,177 (隊士)だはは! (隊士)早く聞かせろ! 253 00:16:18,177 --> 00:16:21,347 近藤さん達の状況も わかります。 僕も…。 254 00:16:21,347 --> 00:16:23,950 (会津藩士) ((芹沢をどうにかせい。➡ 255 00:16:23,950 --> 00:16:26,452 我々 会津は本気だ)) 256 00:16:26,452 --> 00:16:29,155 (におの声)あの場にいましたから。 257 00:16:29,155 --> 00:16:34,627 だけど 芹沢さんを消して…。 (近藤)にお それ以上喋るな。 258 00:16:38,130 --> 00:16:40,566 子供だからって侮るなよ。 259 00:16:40,566 --> 00:16:43,135 僕は もう我慢できない! 260 00:16:43,135 --> 00:16:45,204 言いたいことは 言わせてもらいます! 261 00:16:45,204 --> 00:16:47,306 では 聞こう。 262 00:16:47,306 --> 00:16:51,310 何故 監察として動かなかった。 その気になれば➡ 263 00:16:51,310 --> 00:16:54,647 ことを公にすることも できたはずだ。 264 00:16:54,647 --> 00:16:57,550 話せるわけないじゃないですか。 265 00:16:57,550 --> 00:17:00,286 そのくらいの分別は 僕にもあります。 266 00:17:00,286 --> 00:17:03,890 人の道…そうか…。 267 00:17:06,626 --> 00:17:09,695 お菊ちゃんのこと…。 268 00:17:09,695 --> 00:17:13,733 でもあれは 芹沢さんのせいじゃ ありませんよ。 269 00:17:13,733 --> 00:17:15,968 (近藤)聞いたのか? 聞きました。 270 00:17:15,968 --> 00:17:18,905 だけど それ以上は 答えてくれませんでした。 271 00:17:18,905 --> 00:17:22,141 芹沢さんが やったとは思っていない。 272 00:17:22,141 --> 00:17:24,944 そんな お人ではない。 なら…。 273 00:17:24,944 --> 00:17:27,313 だが 何かを知っていた。 274 00:17:27,313 --> 00:17:32,151 ならばせめて 八木さん夫婦には 真実を話すべきではないのか? 275 00:17:32,151 --> 00:17:35,187 ひと月待ったのは そのためだ。➡ 276 00:17:35,187 --> 00:17:39,325 言えなかったのは何故か? 怖いからだ。➡ 277 00:17:39,325 --> 00:17:42,461 それは我が身可愛さの 保身ではないのか? 278 00:17:42,461 --> 00:17:46,699 これは あまりに 芹沢さんらしくなかった。 279 00:17:46,699 --> 00:17:52,171 誰もがみな 近藤さんのように 強いわけじゃないですよ。 280 00:17:52,171 --> 00:17:54,173 怖くなる時だってあります。 281 00:17:57,076 --> 00:17:59,478 この件はトシに任せたんだ。 282 00:17:59,478 --> 00:18:02,982 俺は手を出さない そういう約束だ。➡ 283 00:18:02,982 --> 00:18:05,851 このミブロを守るためだ。 284 00:18:05,851 --> 00:18:08,387 そんな話 聞きたくないんですよ。 285 00:18:08,387 --> 00:18:10,456 僕が 子供だからですかね。 286 00:18:10,456 --> 00:18:12,458 全く心に響きませんよ! 287 00:18:12,458 --> 00:18:14,994 それは 本心では➡ 288 00:18:14,994 --> 00:18:18,497 近藤さんも納得してないから じゃないですか? 289 00:18:18,497 --> 00:18:20,533 自分の望みなど どうでもいい。 290 00:18:20,533 --> 00:18:23,369 では 芹沢さんの望みは? 291 00:18:23,369 --> 00:18:25,404 芹沢さん 言ってました…。 292 00:18:25,404 --> 00:18:29,475 ((武士とは死に様よ。➡ 293 00:18:29,475 --> 00:18:32,912 もはや やり残したことはない)) 294 00:18:32,912 --> 00:18:36,315 ((だが できうるならば…)) 295 00:18:43,055 --> 00:18:47,627 最期に近藤氏と 立ち合ってみたかったと。 296 00:18:49,261 --> 00:18:51,964 あなたが行かなきゃ 終わりませんよ。 297 00:18:51,964 --> 00:18:55,034 芹沢さんから その望みすら奪うんですか? 298 00:18:55,034 --> 00:18:57,503 仲間に任せて? 299 00:19:00,840 --> 00:19:03,476 自分は素知らぬ顔をして? 300 00:19:03,476 --> 00:19:05,978 新見さんも もういません…。 301 00:19:05,978 --> 00:19:07,980 芹沢さん亡き後➡ 302 00:19:07,980 --> 00:19:10,149 近藤さんが ミブロの頭になるんですよね? 303 00:19:10,149 --> 00:19:13,152 (近藤) いや 俺はそんな器ではない。 304 00:19:13,152 --> 00:19:15,688 なるんですよ! 305 00:19:15,688 --> 00:19:20,493 本当に身も心も強いあなただから みんな ついていくでしょう。 306 00:19:20,493 --> 00:19:24,163 きっと そうなる。 僕もそう思います。 307 00:19:24,163 --> 00:19:27,299 誰も彼も 本当は強くなりたいんですよ。 308 00:19:27,299 --> 00:19:30,736 懸命に 真面目に 正しく。 309 00:19:30,736 --> 00:19:34,240 (近藤)そう見えないのもいるが…。 310 00:19:34,240 --> 00:19:37,476 たまに羽を伸ばしたっていい。 311 00:19:37,476 --> 00:19:39,512 そんな事わかってるくせに。 312 00:19:39,512 --> 00:19:41,981 僕達は弱いから➡ 313 00:19:41,981 --> 00:19:44,850 サボりたくなるし 楽をしたくなる。 314 00:19:44,850 --> 00:19:46,552 だけど…。 315 00:19:49,655 --> 00:19:53,793 その弱さを許したり 手を差し伸べたりするのが➡ 316 00:19:53,793 --> 00:19:56,595 誠の意味なんじゃないですか? 317 00:19:56,595 --> 00:20:01,667 同志の望みすら叶えられなくて 何が局長ですか。 318 00:20:01,667 --> 00:20:04,203 今 あなたが 踏み外そうとしてるのが➡ 319 00:20:04,203 --> 00:20:08,741 人の道なんじゃないんですか。 320 00:20:08,741 --> 00:20:12,144 どうせ ミブロを背負うなら…➡ 321 00:20:12,144 --> 00:20:14,246 全部 背負えよ。 322 00:20:19,151 --> 00:20:24,590 すみません。 不躾なことを申しました。 323 00:20:24,590 --> 00:20:28,494 ((いいか 近藤氏! ミブロの明日はな~!➡ 324 00:20:28,494 --> 00:20:30,963 ハハハ!ナハハッ…)) 325 00:20:30,963 --> 00:20:35,034 ((愛すべき壬生浪士達!➡ 326 00:20:35,034 --> 00:20:37,136 ガハハハハ…!➡ 327 00:20:37,136 --> 00:20:39,338 どうした 近藤氏➡ 328 00:20:39,338 --> 00:20:43,509 大将は で~んと構えろ で~んとな!)) 329 00:20:45,478 --> 00:20:48,848 にお お前に一番星はあるか。 330 00:20:51,484 --> 00:20:53,986 (近藤)北極星のことだ。➡ 331 00:20:53,986 --> 00:20:58,190 全ての船乗りの導きだそうだ。➡ 332 00:20:58,190 --> 00:21:02,294 どんな時もブレず それがある限り➡ 333 00:21:02,294 --> 00:21:04,597 道に迷うことはない。➡ 334 00:21:04,597 --> 00:21:08,501 あの人は ずっと俺の指針だった。 335 00:21:08,501 --> 00:21:12,705 いや 全ての武士の頂点にいる。 336 00:21:17,476 --> 00:21:20,479 行こう。 近藤さん…。 337 00:21:20,479 --> 00:21:22,248 (藤堂)あ~ あああ…➡ 338 00:21:22,248 --> 00:21:25,151 近藤先生ったら すっかり酔っちゃって!➡ 339 00:21:25,151 --> 00:21:29,488 飲みすぎですよ~! にお 厠に連れてってやれ。 340 00:21:29,488 --> 00:21:32,558 あ…はい。 (藤堂)ここは任せろ。 341 00:21:32,558 --> 00:21:34,426 藤堂さん。 (藤堂)行け! 342 00:21:34,426 --> 00:21:37,396 急ぐぞ! はい! 343 00:21:42,535 --> 00:21:48,140 (雨の音) 344 00:21:48,140 --> 00:21:51,644 だ 誰だよ…ハッ…。 345 00:21:51,644 --> 00:22:00,152 (雨の音) 346 00:22:00,152 --> 00:22:20,139 ♬~ 347 00:22:20,139 --> 00:22:30,816 ♬~ 348 00:22:30,816 --> 00:22:42,962 ♬~ 349 00:22:42,962 --> 00:23:01,146 ♬~ 350 00:23:01,146 --> 00:23:05,818 ♬~ 351 00:23:05,818 --> 00:23:12,992 ♬~ 352 00:23:12,992 --> 00:23:17,963 ♬~ 353 00:23:17,963 --> 00:23:29,174 ♬~