1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (ソフィ)私は ファウストに相談せず 術式構成を変えて➨ 2 00:00:04,004 --> 00:00:06,340 凡ミスした 七賢人です。 3 00:00:06,340 --> 00:00:08,342 (メグ)私は それを 見過ごしたあげく➨ 4 00:00:08,342 --> 00:00:11,845 早とちりで 暴走しかけた 魔女見習いです。 5 00:00:11,845 --> 00:00:14,014 (ファウスト)別に とがめるつもりはないから➨ 6 00:00:14,014 --> 00:00:16,183 そんな小芝居は やめな。 7 00:00:16,183 --> 00:00:18,185 むふ。 フフッ…。 メグも➨ 8 00:00:18,185 --> 00:00:22,022 ソフイを守るために 自分が ミスしたことにしたんだろ? 9 00:00:22,022 --> 00:00:26,360 でも 弟子が失敗したら お師匠様の名前に傷が…。 10 00:00:26,360 --> 00:00:31,532 確かに 永年の魔女の こけんに関わるね。 11 00:00:31,532 --> 00:00:36,203 だから 名誉挽回に 1つ 仕事を渡そうじゃないか。 12 00:00:36,203 --> 00:00:40,040 祭り最終日の魔法パレードで もう一度➨ 13 00:00:40,040 --> 00:00:42,209 ソフィの助手を務めるんだよ。 14 00:00:42,209 --> 00:00:46,113 はぁ… って… パレード!? 15 00:00:59,927 --> 00:01:02,329 うわ~…。 16 00:01:02,329 --> 00:01:06,166 パレードの下見に来てみれば 予想以上の人だかりだ。 17 00:01:06,166 --> 00:01:09,503 そうなの? 田舎町の祭りは 大イベントで➨ 18 00:01:09,503 --> 00:01:12,172 しかも 今回は ソフィも参加してるし。 19 00:01:12,172 --> 00:01:15,509 みんなの期待値 爆上がりだよ。 20 00:01:15,509 --> 00:01:18,679 んっ? これ チャンスでは? 21 00:01:18,679 --> 00:01:22,182 感動するような パレードを見たら みんなの涙腺も 緩んで➨ 22 00:01:22,182 --> 00:01:25,352 うれし涙が ガッポガッポ。 23 00:01:25,352 --> 00:01:27,354 ムフフフフ フッフッ ヘヘッ…。 24 00:01:27,354 --> 00:01:30,891 ズベリー 悪い 汚い 醜い顔。 25 00:01:30,891 --> 00:01:34,861 うれし涙なんて集めて どうするの? えっ…。 26 00:01:34,861 --> 00:01:38,865 《そういえば 呪いについて 話してなかったっけ。 27 00:01:38,865 --> 00:01:42,536 でも 言ってもいいのかな? 今のソフィに》 28 00:01:42,536 --> 00:01:44,705 (ソフィ)ズベリー。 あっ はい。 29 00:01:44,705 --> 00:01:46,707 あの出店 おいしそう。 30 00:01:46,707 --> 00:01:49,543 私の葛藤を返せ。 31 00:01:49,543 --> 00:01:51,545 もきゅもきゅ もきゅもきゅもきゅ。 32 00:01:51,545 --> 00:01:53,714 ソフィは ふだん お祭り回らないの? 33 00:01:53,714 --> 00:01:56,216 ふごふごふご…。 食べてから話せ。 34 00:01:56,216 --> 00:01:59,553 私が出歩くと 騒ぎになるし➨ (飲み込む音) 35 00:01:59,553 --> 00:02:02,489 1人で祭りを見ても 退屈だから。 36 00:02:02,489 --> 00:02:04,992 つまり こうして 一緒に回ってる私は➨ 37 00:02:04,992 --> 00:02:09,496 ソフィの 初めての友達ってことかな? 38 00:02:09,496 --> 00:02:12,833 友達の概念は よく わからないけど➨ 39 00:02:12,833 --> 00:02:15,002 ズベリーは 助手。 40 00:02:15,002 --> 00:02:17,504 (笑い声) 41 00:02:22,209 --> 00:02:26,680 ちょっと 疲れた。 この人混みだもんね どっか休む? 42 00:02:26,680 --> 00:02:30,017 ここら辺 ホテル あったっけ? なぜ ホテル? 43 00:02:30,017 --> 00:02:33,353 やぼは 言いっこなしですぜ。 44 00:02:33,353 --> 00:02:35,355 キモい。 ご褒美です。 45 00:02:35,355 --> 00:02:37,391 おっ…。 こっち。 46 00:02:37,391 --> 00:02:41,061 連れ込まれるのは 私? (ソフィ)黙れ。 47 00:02:41,061 --> 00:02:45,232 この前 偶然 見つけた。 静かでいい。 48 00:02:45,232 --> 00:02:49,403 私も 知らない場所を見つけるとは やるじゃないか。 49 00:02:49,403 --> 00:02:53,040 って… もっと ゆっくり 食べなはれ。 50 00:02:53,040 --> 00:02:57,377 (マリー)フフッ…。 あなたたち 仲がいいわね。 51 00:02:57,377 --> 00:03:00,147 んっ…。 仲がいい? 52 00:03:00,147 --> 00:03:02,649 マジ顔 やめろ 泣くぞ。 53 00:03:02,649 --> 00:03:05,318 あっ… すいません 騒がしくて。 54 00:03:05,318 --> 00:03:08,822 ううん。 人を待ってるから ちょうどよかった。 55 00:03:08,822 --> 00:03:10,824 人を? 56 00:03:10,824 --> 00:03:15,829 ええ… ここで会った人をね。 57 00:03:15,829 --> 00:03:18,832 < ちょうど1年前の あの日。 58 00:03:18,832 --> 00:03:21,702 人混みに酔って 体調を崩した 私を…> 59 00:03:21,702 --> 00:03:24,371 《ああ…》 60 00:03:24,371 --> 00:03:28,542 <助けてくれたのが あの人だった> 61 00:03:28,542 --> 00:03:30,510 《ウーフ:大丈夫ですか? 62 00:03:33,013 --> 00:03:36,016 んっ… ハァ…。 63 00:03:36,016 --> 00:03:38,018 あの… ありがとう。 64 00:03:38,018 --> 00:03:40,687 困ったときは お互いさまだから》 65 00:03:40,687 --> 00:03:42,889 <マリー:もちろん 警戒はしたわ。 66 00:03:42,889 --> 00:03:46,393 でも すぐに 優しい人だって わかった。 67 00:03:46,393 --> 00:03:49,062 彼は いろいろな話を 聞かせてくれた。 68 00:03:49,062 --> 00:03:51,398 私が見たこともない世界➨ 69 00:03:51,398 --> 00:03:55,235 知らない景色 出会った人たちのことを> 70 00:03:55,235 --> 00:03:59,039 そんな彼に 私は 心を引かれたの。 71 00:03:59,039 --> 00:04:03,143 《あなたは どこから来たの? 僕は…。 72 00:04:05,312 --> 00:04:07,481 きれい。 73 00:04:07,481 --> 00:04:11,318 (ウーフ)よかった。 今年も見れた。 今年も? 74 00:04:11,318 --> 00:04:15,155 この花火が好きで 毎年 来ているんです。 75 00:04:15,155 --> 00:04:17,491 (マリー)また会えますか? 76 00:04:17,491 --> 00:04:20,494 (ウーフ)ご縁があれば また…》 77 00:04:20,494 --> 00:04:23,830 じゃあ お姉さんは その人と会いたくて ここに? 78 00:04:23,830 --> 00:04:25,832 フフッ… マリーよ。 79 00:04:25,832 --> 00:04:29,836 彼は この街の花火を 好きだって言ってたから➨ 80 00:04:29,836 --> 00:04:34,341 異界祭りの この時期なら 今度こそ 会えるかもって。 81 00:04:34,341 --> 00:04:36,843 なるほどね 花火か…。 82 00:04:36,843 --> 00:04:38,845 んっ? あっ! 83 00:04:38,845 --> 00:04:42,849 《街いちばんの花火職人が 病気で亡くなってね。 84 00:04:42,849 --> 00:04:46,686 今年は 花火が中止になったのさ》 85 00:04:46,686 --> 00:04:48,855 あの… 今年は 花火➨ 86 00:04:48,855 --> 00:04:51,691 事情があって 上がらないみたいですよ。 87 00:04:51,691 --> 00:04:55,529 えっ? そうなの…。 88 00:04:55,529 --> 00:04:58,865 花火が上がったらって 思ったけど。 89 00:04:58,865 --> 00:05:03,303 ご縁 なかったのね。 マリーさん。 90 00:05:03,303 --> 00:05:05,338 話 聞いてくれて ありがとうね。 91 00:05:05,338 --> 00:05:08,675 あっ ちょ… いいの? そんな簡単に諦めて。 92 00:05:08,675 --> 00:05:10,677 その人に ほれてるんでしょ? 93 00:05:10,677 --> 00:05:13,847 わからないの。 ただ ほんの少しだけど➨ 94 00:05:13,847 --> 00:05:18,018 2人で過ごした時間が 頭から離れないだけで。 95 00:05:18,018 --> 00:05:20,520 明らかに 恋慕的な あれだよ それは。 96 00:05:20,520 --> 00:05:24,491 諦めちゃうなんて もったいない。 ソフィも そう思うでしょ? 97 00:05:24,491 --> 00:05:28,662 貴様 また わしの分まで 食らい尽して! 98 00:05:28,662 --> 00:05:31,498 もう許さん。 口を開けい! 99 00:05:31,498 --> 00:05:33,533 レロレロ レロレロ レロレロ レロレロ レロレロ…。 ああ…。 100 00:05:33,533 --> 00:05:35,502 ウフッ…。 101 00:05:35,502 --> 00:05:38,672 ごめんなさい。 彼には 会えなかったけど➨ 102 00:05:38,672 --> 00:05:42,342 あなたたちに会えて なんだか少し 気が楽になったわ。 103 00:05:42,342 --> 00:05:44,344 ねえ マリーさん。 104 00:05:44,344 --> 00:05:47,013 あしたも ここに来ない? えっ? 105 00:05:47,013 --> 00:05:50,183 もし 話の人を見つけたら 連れてくるから。 106 00:05:50,183 --> 00:05:53,019 諦めるのは まだ早いよ きっと。 107 00:05:53,019 --> 00:05:56,523 ええ… そうね。 108 00:05:56,523 --> 00:05:59,359 いらんこと 言っちゃったかね。 109 00:05:59,359 --> 00:06:03,797 諦めさせたほうが 賢明。 そりゃ そうかもだけどさ。 110 00:06:03,797 --> 00:06:06,800 ズベリー。 さっきから何をしてるの? 111 00:06:06,800 --> 00:06:10,971 いや さっき聞いた マリーさんの 探し人が いないかなって。 112 00:06:10,971 --> 00:06:15,141 パーカーで フードをかぶった 大柄の男なんて いくらでもいる。 113 00:06:15,141 --> 00:06:17,143 ほら あそこにも。 114 00:06:17,143 --> 00:06:21,147 そんなの わかって… んっ? 115 00:06:21,147 --> 00:06:23,149 《あれかな? あれかしら? あれでしょ。 116 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 あれでんがな。 あれやで!》 117 00:06:25,151 --> 00:06:27,153 追うよ ソフィ! んっ…。 118 00:06:27,153 --> 00:06:31,157 そこの フードで顔隠した パーカー男! んっ? 119 00:06:31,157 --> 00:06:33,660 御用だ! あっ… んっ! 120 00:06:33,660 --> 00:06:36,329 ちょ… 逃げんな 待て こら~! 121 00:06:36,329 --> 00:06:39,332 あっ… なっ! 122 00:06:39,332 --> 00:06:41,835 何? あの無重力みたいな動き。 123 00:06:41,835 --> 00:06:43,837 でも…。 124 00:06:47,674 --> 00:06:50,010 《重力緩和術式 成功。 125 00:06:50,010 --> 00:06:53,179 完全に コツ つかんだ》 126 00:06:53,179 --> 00:06:56,349 んっ! ハァハァ…。 127 00:06:56,349 --> 00:07:00,287 んっ! ああ…。 ヘヘヘ… 追い込んだぞ。 128 00:07:00,287 --> 00:07:02,289 ああ…。 129 00:07:02,289 --> 00:07:04,791 フフッ…。 (ソフィ)ズベリー。 130 00:07:04,791 --> 00:07:07,961 んっ? もう 遅いよ ソフィ。 131 00:07:07,961 --> 00:07:12,165 (ソフィ)誰が幻影魔法で 壁を張って 誘導したと思ってるの? 132 00:07:12,165 --> 00:07:14,801 マジ? ズベリーは 脳筋。 133 00:07:14,801 --> 00:07:17,971 さすが 七賢人。 まっ… 魔女? 134 00:07:17,971 --> 00:07:20,307 なんなんだ? 僕が 一体 何を…。 135 00:07:20,307 --> 00:07:22,309 あっ…。 んっ? 136 00:07:22,309 --> 00:07:24,311 ああ… 見ないでくれ! 137 00:07:26,313 --> 00:07:28,481 人に知られたくなかったんだ。 138 00:07:28,481 --> 00:07:34,154 初めて この街に来たとき 本物の狼と 間違われて。 139 00:07:34,154 --> 00:07:36,323 だから 私から逃げたの? 140 00:07:36,323 --> 00:07:42,529 それは 君が血相を変えて 追いかけてくるから 怖くなって。 141 00:07:42,529 --> 00:07:44,831 ああ…。 うっ…。 142 00:07:44,831 --> 00:07:47,834 それで どうして僕を? ああ… そうだ。 143 00:07:47,834 --> 00:07:51,671 君 去年の異界祭りで 女の人を助けなかった? 144 00:07:51,671 --> 00:07:55,842 なんで それを? よっしゃ! ナイス 運命。 145 00:07:55,842 --> 00:07:59,679 そうか あの人が僕と…。 146 00:07:59,679 --> 00:08:03,283 でも 会えない。 えっ? 147 00:08:03,283 --> 00:08:07,454 会いたいと思っていたのが こんな醜い 狼男なんて。 148 00:08:07,454 --> 00:08:09,456 きっと がっかりする。 149 00:08:09,456 --> 00:08:14,127 それは… 確かに 異形を怖がる人はいるけど。 150 00:08:14,127 --> 00:08:16,796 (ウーフ)優しそうで すてきな人だったよ。 151 00:08:16,796 --> 00:08:19,799 もう一度 話してみたいと思ってた。 152 00:08:19,799 --> 00:08:22,135 だからこそ 会わないほうが お互いのためだ。 153 00:08:22,135 --> 00:08:25,138 勝手に自己完結するな! あっ…。 154 00:08:25,138 --> 00:08:28,308 今年 花火が上がらないの 知ってる? 155 00:08:28,308 --> 00:08:32,645 あっ ああ… 職人さんが 亡くなったって 街の人が。 156 00:08:32,645 --> 00:08:35,014 君は 自分の姿を気にしてるのに➨ 157 00:08:35,014 --> 00:08:38,318 花火が好きで この祭りに来てるんだよね? 158 00:08:38,318 --> 00:08:41,488 その花火が上がらないのに まだ ここにいるのは➨ 159 00:08:41,488 --> 00:08:44,491 もう一度 彼女に会いたいと 思ってるからじゃないの? 160 00:08:44,491 --> 00:08:48,995 で… でも。 諦めるとか だめかもとか➨ 161 00:08:48,995 --> 00:08:53,033 そういうのは 全部やってから 結論を出すもんでしょ。 162 00:08:53,033 --> 00:08:57,037 去年 出会って 話して その時間を楽しいと思った。 163 00:08:57,037 --> 00:09:01,775 そして また チャンスが来たのに なんで臆するのか。 164 00:09:01,775 --> 00:09:05,445 んっ…。 うっ… うぅ…。 165 00:09:05,445 --> 00:09:07,447 じゃあ こうしよう。 166 00:09:07,447 --> 00:09:09,949 君の正体を知って なお もう一度 会いたいと➨ 167 00:09:09,949 --> 00:09:14,120 願ってくれるなら 彼女と… マリーさんと会って。 168 00:09:14,120 --> 00:09:17,957 マリー? そうか 彼女は マリーって言うんだ。 169 00:09:17,957 --> 00:09:19,959 マリー。 170 00:09:19,959 --> 00:09:23,463 だから もう少し考えてみよう。 狼男君。 171 00:09:23,463 --> 00:09:25,799 (ウーフ)ウーフ。 んっ? 172 00:09:25,799 --> 00:09:29,636 ウーフ・シン。 それが僕の名前。 173 00:09:29,636 --> 00:09:31,805 君の言うとおり 考えてみるよ。 174 00:09:31,805 --> 00:09:34,007 魔女さん。 うん! 175 00:09:38,645 --> 00:09:41,314 (フィーネ)ううう…。 じゃあ フィーネたそ。 176 00:09:41,314 --> 00:09:45,151 私に代わって 魔法パレード用の 下見の案内 お頼み申す。 177 00:09:45,151 --> 00:09:48,988 じゃあ じゃないわよ! なんで 私が ソフィさん…。 178 00:09:48,988 --> 00:09:51,991 祝福の魔女様を 案内しなきゃいけないわけ? 179 00:09:51,991 --> 00:09:54,994 いや~ ちょいと やぼ用がね。 180 00:09:54,994 --> 00:09:57,997 大丈夫 フィーネたそなら できる… できる! 181 00:09:57,997 --> 00:10:00,166 ほら 2人とも 私の友達だし。 182 00:10:00,166 --> 00:10:02,836 ほぼ 初対面に近い 友達の友達同士の➨ 183 00:10:02,836 --> 00:10:05,672 組み合わせとか 無理ありすぎ。 184 00:10:05,672 --> 00:10:08,508 あばよ! フィーネつぁ~ん。 ちょっと メグ! 185 00:10:08,508 --> 00:10:11,678 この ド外道! うぅ…。 186 00:10:11,678 --> 00:10:14,013 あっ…。 案内 よろしく。 187 00:10:14,013 --> 00:10:17,183 あと ズベリーは 責任持って 私が しめておく。 188 00:10:17,183 --> 00:10:19,185 ソフィさん。 189 00:10:19,185 --> 00:10:23,189 私の分も 残しておいてください。 んっ! 190 00:10:23,189 --> 00:10:25,358 よかった。 191 00:10:25,358 --> 00:10:28,361 彼も 私のこと 覚えていてくれたのね。 192 00:10:28,361 --> 00:10:31,698 驚かないの? 狼男だったこと。 193 00:10:31,698 --> 00:10:33,867 異界祭りの最中だったし➨ 194 00:10:33,867 --> 00:10:38,204 異界の人だったのかもとは うすうす思ってた。 195 00:10:38,204 --> 00:10:40,206 それでも 会いたい? 196 00:10:40,206 --> 00:10:42,542 会いたいわ。 197 00:10:42,542 --> 00:10:45,545 それにしても… フフッ。 198 00:10:45,545 --> 00:10:48,381 ちょっと 毛深い人なのかな? なんて思ってたら➨ 199 00:10:48,381 --> 00:10:51,384 狼さんだったのね。 200 00:10:51,384 --> 00:10:55,054 《ウーフ君。 頭隠して なんとやらだぞ》 201 00:10:55,054 --> 00:10:57,891 (マリー)異界祭りも あしたで終りね。 202 00:10:57,891 --> 00:11:01,027 花火が上がらないのは 少し残念だけど。 203 00:11:01,027 --> 00:11:04,030 やっぱり 花火を見たい? 204 00:11:04,030 --> 00:11:07,367 そうね 大切な思い出だから。 205 00:11:07,367 --> 00:11:09,702 できるなら もう一度 彼と一緒に。 206 00:11:09,702 --> 00:11:12,172 任せて。 んっ? 207 00:11:12,172 --> 00:11:16,042 あしたの夜 花火は上がる。 約束する。 208 00:11:16,042 --> 00:11:18,011 メグちゃん。 209 00:11:18,011 --> 00:11:21,214 《だって魔法は みんなを…》 210 00:11:21,214 --> 00:11:23,516 イヒッ…。 211 00:11:23,516 --> 00:11:27,854 よっ! ほっ! はぁ~! 212 00:11:27,854 --> 00:11:30,023 くっ… ハァ…。 213 00:11:30,023 --> 00:11:33,359 だいぶ スムーズに 作れるようになってきたな。 214 00:11:33,359 --> 00:11:35,695 (ソフィ)ズベリー。 あっ…。 215 00:11:35,695 --> 00:11:40,533 ソフィ お帰り。 どうだった? パレードの構成は 完璧。 216 00:11:40,533 --> 00:11:42,535 あと これ。 んっ? 217 00:11:45,905 --> 00:11:49,375 あっ… どっちも寝取られた~! 寝てから言え。 218 00:11:49,375 --> 00:11:54,047 ズベリー それ…。 うん… あしたのための練習。 219 00:11:54,047 --> 00:11:56,382 なんで そんなに一生懸命なの? 220 00:11:56,382 --> 00:11:59,986 何が? いつも 他人のことで 忙しそうにしてる。 221 00:11:59,986 --> 00:12:02,322 普通は そんなに干渉しない。 222 00:12:02,322 --> 00:12:05,325 ちょっと異常。 どうかしてる。 変態。 223 00:12:05,325 --> 00:12:09,329 言い過ぎ。 (ソフィ)ひょっとして うれし涙が理由? 224 00:12:09,329 --> 00:12:14,200 えっ? あっ え~っと あの… うっ…。 225 00:12:14,200 --> 00:12:16,502 ああ…。 226 00:12:16,502 --> 00:12:19,839 うれし涙のためだけじゃないよ。 227 00:12:19,839 --> 00:12:23,009 私はさ 私に関わってくれた人たちに➨ 228 00:12:23,009 --> 00:12:25,845 なるべく笑っててほしいんだ。 229 00:12:25,845 --> 00:12:28,181 何かを返したいって そう思ってる。 230 00:12:28,181 --> 00:12:30,850 それが その人のためになるなら➨ 231 00:12:30,850 --> 00:12:33,853 私が生まれてきた意味も あるのかなって。 232 00:12:33,853 --> 00:12:36,856 人と関わる理由は わかった。 233 00:12:36,856 --> 00:12:40,026 だけど それは うれし涙を欲する理由じゃない。 234 00:12:40,026 --> 00:12:42,028 教えて。 235 00:12:42,028 --> 00:12:45,365 さもないと 眠れないで あしたのパレードは 大失敗して➨ 236 00:12:45,365 --> 00:12:49,369 私の名誉は地に落ち 路頭に迷う。 237 00:12:49,369 --> 00:12:52,705 責任 取れる? 豆腐メンタルかよ。 238 00:12:52,705 --> 00:12:55,541 ハァ…。 239 00:12:55,541 --> 00:12:58,344 私はさ あと1年で…。 240 00:13:04,183 --> 00:13:08,655 魔法がなかったなら ズベリーも きっと 呪いを受けていない。 241 00:13:08,655 --> 00:13:12,158 そうだね。 それでも 魔法が好きなの? 242 00:13:12,158 --> 00:13:15,161 うん 好きだよ。 魔法に感謝してる。 243 00:13:15,161 --> 00:13:17,163 (ソフィ)感謝? 244 00:13:17,163 --> 00:13:20,500 私にとって魔法はさ 絆なんだ。 245 00:13:20,500 --> 00:13:24,671 魔法があったから 出会えた人が たくさんいる。 246 00:13:24,671 --> 00:13:28,041 救えた人が たくさんいた。 247 00:13:28,041 --> 00:13:33,012 私は 魔法を通じて 誰かの力になれるのが➨ 248 00:13:33,012 --> 00:13:35,515 とても うれしい。 ハッ…。 249 00:13:35,515 --> 00:13:39,352 私が魔法を消せば ズベリーは 死なずに済むかもしれない。 250 00:13:39,352 --> 00:13:41,354 それでも…。 うん。 251 00:13:41,354 --> 00:13:44,023 魔法がない世界なんて つまんないじゃん。 252 00:13:44,023 --> 00:13:46,526 あっ… んっ…。 253 00:13:46,526 --> 00:13:51,030 ソフィ。 魔法は 私たちに 力を貸してくれる 強力な味方…。 254 00:13:51,030 --> 00:13:54,534 違う! ああ…。 違う 違う 違う! 255 00:13:54,534 --> 00:14:00,173 魔法は 味方なんかじゃない! 私から家族を… 居場所を…。 256 00:14:00,173 --> 00:14:04,677 今度は 友達まで奪おうと…。 257 00:14:04,677 --> 00:14:08,681 私のこと 友達って 呼んでくれるんだ? 258 00:14:08,681 --> 00:14:12,351 部下でも 召使いでも 奴隷でも 犬でもいい。 259 00:14:12,351 --> 00:14:14,654 いなくならないで ズベリー。 260 00:14:14,654 --> 00:14:17,056 格 下がりすぎやろ。 261 00:14:18,991 --> 00:14:20,993 必ず 生き抜くから。 262 00:14:20,993 --> 00:14:25,164 ソフィに もう魔法で何かを 失うような思いはさせないよ。 263 00:14:25,164 --> 00:14:27,667 約束する? 264 00:14:27,667 --> 00:14:29,669 うん 約束。 265 00:14:29,669 --> 00:14:33,706 絶対に 死ぬわけにはいかないね こりゃ。 266 00:14:33,706 --> 00:14:36,876 <友達との約束を守るという➨ 267 00:14:36,876 --> 00:14:41,547 また1つ 生きる理由ができた 夜は明け➨ 268 00:14:41,547 --> 00:14:47,220 もう1つの約束を守る夜 異界祭りのフィナーレが訪れる> 269 00:14:47,220 --> 00:14:49,589 こんな近くて ラッキーだね。 270 00:14:53,393 --> 00:14:55,862 (歓声) 271 00:14:58,064 --> 00:15:01,634 (歓声) 272 00:15:01,634 --> 00:15:04,637 (歓声と指を鳴らす音) 273 00:15:04,637 --> 00:15:06,839 (歓声) 274 00:15:10,810 --> 00:15:12,812 (指を鳴らす音) 275 00:15:15,148 --> 00:15:18,151 (歓声) 276 00:15:18,151 --> 00:15:21,654 こんな数の精霊を 可視化させるなんて。 277 00:15:21,654 --> 00:15:24,657 これが ソフィのパレード。 278 00:15:27,827 --> 00:15:29,829 (カーバンクル)キュイ。 お~… いかんいかん。 279 00:15:29,829 --> 00:15:31,831 見とれてる場合じゃない。 280 00:15:33,100 --> 00:15:38,504 我が眷属 呼び声に応え 内なる力を放ち。 281 00:15:42,175 --> 00:15:44,510 (歓声) 282 00:15:44,510 --> 00:15:48,681 んっ! さあ カーバンクル。 街を練り歩くよ。 283 00:15:48,681 --> 00:15:50,683 (カーバンクル)キュイ。 284 00:15:50,683 --> 00:15:56,355 (歓声) 285 00:15:56,355 --> 00:15:59,192 ああ… いた! 286 00:15:59,192 --> 00:16:01,160 あとは 任せた。 キュイ? 287 00:16:01,160 --> 00:16:03,162 時計塔で 合流ね! 288 00:16:03,162 --> 00:16:05,998 ウーフ君! 289 00:16:05,998 --> 00:16:08,000 あっ…。 290 00:16:08,000 --> 00:16:11,504 来てくれたんだ。 約束したからね。 291 00:16:11,504 --> 00:16:13,506 考えてみるって。 292 00:16:13,506 --> 00:16:16,175 考えて やっぱり あの人に…。 293 00:16:16,175 --> 00:16:19,345 マリーさんに会いたい。 そう思った。 294 00:16:19,345 --> 00:16:21,347 「花火の上がる夜➨ 295 00:16:21,347 --> 00:16:24,016 あの 小さな広場で あなたを待ってます」。 296 00:16:24,016 --> 00:16:27,019 えっ? あなたに会いたいって。 297 00:16:27,019 --> 00:16:29,021 狼男でもいいって。 298 00:16:29,021 --> 00:16:31,524 2人で また花火を見たいって。 299 00:16:31,524 --> 00:16:33,659 でも 今年 花火は…。 300 00:16:33,659 --> 00:16:36,162 必ず上がる。 約束するよ。 301 00:16:36,162 --> 00:16:38,164 ああ…。 302 00:16:46,706 --> 00:16:50,710 お待たせ! ヘヘッ… よかった 間に合った。 303 00:16:50,710 --> 00:16:54,514 みんな 笑ってる。 んっ? 304 00:16:54,514 --> 00:16:58,384 (ソフィ)パレードをするとき いつも みんなが喜んでくれる。 305 00:16:58,384 --> 00:17:02,788 その姿を見ると 不思議と 気分が高揚した。 306 00:17:02,788 --> 00:17:05,625 魔法なんて 大嫌いなはずだったのに➨ 307 00:17:05,625 --> 00:17:08,294 よかったって思えた。 308 00:17:08,294 --> 00:17:11,631 ソフィはさ 本当に 魔法 嫌いなのかな? 309 00:17:11,631 --> 00:17:14,300 どうして? 嫌いだったら➨ 310 00:17:14,300 --> 00:17:17,303 そんなに きわめられないよ 魔法。 311 00:17:17,303 --> 00:17:21,140 私は ソフィの魔法 好きだよ。 だから自信 持ちなよ。 312 00:17:21,140 --> 00:17:23,142 偉そう。 313 00:17:23,142 --> 00:17:25,478 それじゃあ いくよ シロフクロウ。 314 00:17:25,478 --> 00:17:27,980 ホー! 315 00:17:27,980 --> 00:17:30,983 いっけ~! 316 00:17:35,321 --> 00:17:37,990 ハッハハッ! (歓声) 317 00:17:37,990 --> 00:17:39,992 どんどん いくよ! 318 00:17:43,329 --> 00:17:46,332 ハァハァ ハァハァ…。 319 00:17:49,669 --> 00:17:52,672 (歓声) 320 00:17:54,674 --> 00:17:57,343 ハッ… ハァー… マジ すごい。 321 00:17:57,343 --> 00:17:59,845 ホッ… ホー。 あっ…。 322 00:18:03,816 --> 00:18:05,818 ああ…。 323 00:18:05,818 --> 00:18:07,820 いっ… よ~し! 324 00:18:07,820 --> 00:18:10,323 今度は もっと すごいのを…。 325 00:18:10,323 --> 00:18:12,825 あっ…。 ホウ? 326 00:18:12,825 --> 00:18:17,163 アハハ… さすがに魔力と気力が…。 327 00:18:17,163 --> 00:18:20,032 でも… また…。 328 00:18:22,168 --> 00:18:25,504 ホー! ホホホホ ホホホホホ! 329 00:18:25,504 --> 00:18:27,506 ホッ… ホホー! 330 00:18:27,506 --> 00:18:30,276 《なんか 締まらないな…》 331 00:18:34,347 --> 00:18:37,350 《えっ? お師匠様…》 332 00:18:37,350 --> 00:18:40,019 メグ。 お前にしちゃ よくやったよ。 333 00:18:40,019 --> 00:18:42,021 どうして…。 334 00:18:42,021 --> 00:18:45,358 弟子のことくらい把握してるのが 師ってものさね。 335 00:18:45,358 --> 00:18:49,362 それよりも よく見ておきな。 ソフィの本領を。 336 00:18:49,362 --> 00:18:52,131 えっ? あとは 任せて。 337 00:18:57,870 --> 00:18:59,872 すごっ…。 338 00:18:59,872 --> 00:19:02,475 お前が上げた花火は 5,000。 339 00:19:02,475 --> 00:19:05,311 ソフィは その5倍ってところだね。 340 00:19:05,311 --> 00:19:08,481 アハハ… これが 七賢人。 341 00:19:08,481 --> 00:19:11,317 でもね 私も 今日は ふだんより➨ 342 00:19:11,317 --> 00:19:14,320 ずっと ずっと 強い力を出せたんですよ。 343 00:19:14,320 --> 00:19:18,491 思いが宿る魔法は それだけ強まるものさ。 344 00:19:18,491 --> 00:19:20,493 んっ… フフッ…。 345 00:19:20,493 --> 00:19:22,828 お師匠様 やっぱり魔法は➨ 346 00:19:22,828 --> 00:19:25,998 人を幸せにするために あるんですよね。 347 00:19:25,998 --> 00:19:28,000 当たり前だろう。 348 00:19:28,000 --> 00:19:30,836 そのために 私たちは いるんだから。 349 00:19:30,836 --> 00:19:33,105 はい。 んっ? 350 00:19:35,508 --> 00:19:39,345 フッ…。 ああ… ハハッ…。 351 00:19:39,345 --> 00:19:42,848 < こうして 異界祭りは 終わりを告げた。 352 00:19:42,848 --> 00:19:45,851 異界から訪れた 友人たちを見送り➨ 353 00:19:45,851 --> 00:19:48,521 ラピスも また日常へと かえる> 354 00:19:50,523 --> 00:19:54,026 < と… そう思われたのだけど…> 355 00:19:54,026 --> 00:19:57,029 んあ~… 昨日 魔法 使いすぎたせいで➨ 356 00:19:57,029 --> 00:19:59,365 まだ体 だるいっすわ。 357 00:19:59,365 --> 00:20:02,701 あっ マリーさんと ウーフ君 おはよう。 358 00:20:02,701 --> 00:20:06,205 って… うえっ! なんで まだこっちにいるの? 359 00:20:06,205 --> 00:20:10,209 異界の人は 門が閉まったら 何日かで存在できなくなるのに。 360 00:20:10,209 --> 00:20:14,714 だから その前に この2人は 契約を望んでいるのさ。 361 00:20:14,714 --> 00:20:18,851 この世界で 共に生きるという 覚悟を決めてね。 362 00:20:18,851 --> 00:20:22,188 覚悟…。 363 00:20:22,188 --> 00:20:26,058 それじゃあ 契約を執り行うとしようかね。 364 00:20:26,058 --> 00:20:28,060 私がやる。 365 00:20:28,060 --> 00:20:30,396 ソフィ? (ソフィ)やらせてほしい。 366 00:20:30,396 --> 00:20:35,367 フッ… それなら任せようかね。 367 00:20:35,367 --> 00:20:39,205 1つだけ 約束して。 368 00:20:39,205 --> 00:20:42,041 必ず 幸せになって。 369 00:20:42,041 --> 00:20:44,410 はい。 必ず。 370 00:20:44,410 --> 00:20:46,378 ハァ…。 371 00:20:51,050 --> 00:20:54,854 我が名の元に ここに契約を結ぶ。 372 00:21:00,493 --> 00:21:02,995 (マリー/ウーフ)あっ…。 契約の証し。 373 00:21:02,995 --> 00:21:05,164 その指輪を はめ続けるかぎり➨ 374 00:21:05,164 --> 00:21:07,666 2人は ずっと 一緒にいられるから。 375 00:21:07,666 --> 00:21:09,668 んっ…。 ああ…。 376 00:21:09,668 --> 00:21:20,846 ♬~ 377 00:21:20,846 --> 00:21:24,517 世話になったね。 またいつでも遊びに来てよ。 378 00:21:24,517 --> 00:21:27,853 うん。 1つ いい? 379 00:21:27,853 --> 00:21:31,857 なんで2人の契約の 見届人になろうとしたの? 380 00:21:31,857 --> 00:21:35,027 ズベリーみたいに 魔法で人助けすれば➨ 381 00:21:35,027 --> 00:21:37,363 魔法が好きになるかなと思った。 382 00:21:37,363 --> 00:21:39,865 それで ちょっとは 好きになった? 383 00:21:39,865 --> 00:21:43,035 全然 めんどくさい。 魔法は 嫌い。 384 00:21:43,035 --> 00:21:45,037 おっ… おう…。 385 00:21:45,037 --> 00:21:48,741 でも もう消したいとは思わない。 386 00:21:48,741 --> 00:21:52,545 私にとっても 魔法は 友達との絆だから。 387 00:21:52,545 --> 00:21:54,713 ソフィ…。 388 00:21:54,713 --> 00:21:57,216 ズベリー。 んっ? おお…。 389 00:21:57,216 --> 00:21:59,885 私とも 1つ 契約をしてほしい。 390 00:21:59,885 --> 00:22:03,322 私がいいと言うまで 絶対に死ぬことは 許さない。 391 00:22:03,322 --> 00:22:06,325 死んだら殺す。 地獄の果てまで 追いかけて。 392 00:22:06,325 --> 00:22:10,162 理不尽! うぅ… ハァ…。 393 00:22:10,162 --> 00:22:12,832 そのつもりだよ 私はね。 394 00:22:12,832 --> 00:22:14,833 ああ…。 395 00:22:17,503 --> 00:22:19,505 ハハッ!