1 00:00:33,533 --> 00:00:35,535 (ソフィ)私は ファウストに相談せず 術式構成を変えて➡ 2 00:00:35,535 --> 00:00:37,871 凡ミスした 七賢人です。 3 00:00:37,871 --> 00:00:39,873 (メグ)私は それを 見過ごしたあげく➡ 4 00:00:39,873 --> 00:00:43,377 早とちりで 暴走しかけた 魔女見習いです。 5 00:00:43,377 --> 00:00:45,545 (ファウスト)別に とがめるつもりはないから➡ 6 00:00:45,545 --> 00:00:47,714 そんな小芝居は やめな。 7 00:00:47,714 --> 00:00:49,716 むふ。 フフッ…。 メグも➡ 8 00:00:49,716 --> 00:00:53,553 ソフイを守るために 自分が ミスしたことにしたんだろ? 9 00:00:53,553 --> 00:00:57,891 でも 弟子が失敗したら お師匠様の名前に傷が…。 10 00:00:57,891 --> 00:01:03,063 確かに 永年の魔女の こけんに関わるね。 11 00:01:03,063 --> 00:01:07,734 だから 名誉挽回に 1つ 仕事を渡そうじゃないか。 12 00:01:07,734 --> 00:01:11,572 祭り最終日の魔法パレードで もう一度➡ 13 00:01:11,572 --> 00:01:13,740 ソフィの助手を務めるんだよ。 14 00:01:13,740 --> 00:01:17,644 はぁ… って… パレード!? 15 00:01:31,458 --> 00:01:33,860 うわ~…。 16 00:01:33,860 --> 00:01:37,698 パレードの下見に来てみれば 予想以上の人だかりだ。 17 00:01:37,698 --> 00:01:41,034 そうなの? 田舎町の祭りは 大イベントで➡ 18 00:01:41,034 --> 00:01:43,704 しかも 今回は ソフィも参加してるし。 19 00:01:43,704 --> 00:01:47,040 みんなの期待値 爆上がりだよ。 20 00:01:47,040 --> 00:01:50,210 んっ? これ チャンスでは? 21 00:01:50,210 --> 00:01:53,714 感動するような パレードを見たら みんなの涙腺も 緩んで➡ 22 00:01:53,714 --> 00:01:56,883 うれし涙が ガッポガッポ。 23 00:01:56,883 --> 00:01:58,885 ムフフフフ フッフッ ヘヘッ…。 24 00:01:58,885 --> 00:02:02,422 ズベリー 悪い 汚い 醜い顔。 25 00:02:02,422 --> 00:02:06,393 うれし涙なんて集めて どうするの? えっ…。 26 00:02:06,393 --> 00:02:10,397 《そういえば 呪いについて 話してなかったっけ。 27 00:02:10,397 --> 00:02:14,067 でも 言ってもいいのかな? 今のソフィに》 28 00:02:14,067 --> 00:02:16,236 (ソフィ)ズベリー。 あっ はい。 29 00:02:16,236 --> 00:02:18,238 あの出店 おいしそう。 30 00:02:18,238 --> 00:02:21,074 私の葛藤を返せ。 31 00:02:21,074 --> 00:02:23,076 もきゅもきゅ もきゅもきゅもきゅ。 32 00:02:23,076 --> 00:02:25,245 ソフィは ふだん お祭り回らないの? 33 00:02:25,245 --> 00:02:27,748 ふごふごふご…。 食べてから話せ。 34 00:02:27,748 --> 00:02:31,084 私が出歩くと 騒ぎになるし➡ (飲み込む音) 35 00:02:31,084 --> 00:02:34,021 1人で祭りを見ても 退屈だから。 36 00:02:34,021 --> 00:02:36,523 つまり こうして 一緒に回ってる私は➡ 37 00:02:36,523 --> 00:02:41,028 ソフィの 初めての友達ってことかな? 38 00:02:41,028 --> 00:02:44,364 友達の概念は よく わからないけど➡ 39 00:02:44,364 --> 00:02:46,533 ズベリーは 助手。 40 00:02:46,533 --> 00:02:49,036 (笑い声) 41 00:02:53,740 --> 00:02:58,211 ちょっと 疲れた。 この人混みだもんね どっか休む? 42 00:02:58,211 --> 00:03:01,548 ここら辺 ホテル あったっけ? なぜ ホテル? 43 00:03:01,548 --> 00:03:04,885 やぼは 言いっこなしですぜ。 44 00:03:04,885 --> 00:03:06,887 キモい。 ご褒美です。 45 00:03:06,887 --> 00:03:08,922 おっ…。 こっち。 46 00:03:08,922 --> 00:03:12,592 連れ込まれるのは 私? (ソフィ)黙れ。 47 00:03:12,592 --> 00:03:16,763 この前 偶然 見つけた。 静かでいい。 48 00:03:16,763 --> 00:03:20,934 私も 知らない場所を見つけるとは やるじゃないか。 49 00:03:20,934 --> 00:03:24,571 って… もっと ゆっくり 食べなはれ。 50 00:03:24,571 --> 00:03:28,909 (マリー)フフッ…。 あなたたち 仲がいいわね。 51 00:03:28,909 --> 00:03:31,678 んっ…。 仲がいい? 52 00:03:31,678 --> 00:03:34,181 マジ顔 やめろ 泣くぞ。 53 00:03:34,181 --> 00:03:36,850 あっ… すいません 騒がしくて。 54 00:03:36,850 --> 00:03:40,353 ううん。 人を待ってるから ちょうどよかった。 55 00:03:40,353 --> 00:03:42,355 人を? 56 00:03:42,355 --> 00:03:47,360 ええ… ここで会った人をね。 57 00:03:47,360 --> 00:03:50,363 < ちょうど1年前の あの日。 58 00:03:50,363 --> 00:03:53,233 人混みに酔って 体調を崩した 私を…> 59 00:03:53,233 --> 00:03:55,902 ((ああ…)) 60 00:03:55,902 --> 00:04:00,073 <助けてくれたのが あの人だった> 61 00:04:00,073 --> 00:04:02,042 ((ウーフ:大丈夫ですか? 62 00:04:04,544 --> 00:04:07,547 んっ… ハァ…。 63 00:04:07,547 --> 00:04:09,549 あの… ありがとう。 64 00:04:09,549 --> 00:04:12,219 困ったときは お互いさまだから)) 65 00:04:12,219 --> 00:04:14,421 <マリー:もちろん 警戒はしたわ。 66 00:04:14,421 --> 00:04:17,924 でも すぐに 優しい人だって わかった。 67 00:04:17,924 --> 00:04:20,594 彼は いろいろな話を 聞かせてくれた。 68 00:04:20,594 --> 00:04:22,929 私が見たこともない世界➡ 69 00:04:22,929 --> 00:04:26,767 知らない景色 出会った人たちのことを> 70 00:04:26,767 --> 00:04:30,570 そんな彼に 私は 心を引かれたの。 71 00:04:30,570 --> 00:04:34,674 ((あなたは どこから来たの? 僕は…。 72 00:04:36,843 --> 00:04:39,012 きれい。 73 00:04:39,012 --> 00:04:42,849 (ウーフ)よかった。 今年も見れた。 今年も? 74 00:04:42,849 --> 00:04:46,686 この花火が好きで 毎年 来ているんです。 75 00:04:46,686 --> 00:04:49,022 (マリー)また会えますか? 76 00:04:49,022 --> 00:04:52,025 (ウーフ)ご縁があれば また…)) 77 00:04:52,025 --> 00:04:55,362 じゃあ お姉さんは その人と会いたくて ここに? 78 00:04:55,362 --> 00:04:57,364 フフッ… マリーよ。 79 00:04:57,364 --> 00:05:01,368 彼は この街の花火を 好きだって言ってたから➡ 80 00:05:01,368 --> 00:05:05,872 異界祭りの この時期なら 今度こそ 会えるかもって。 81 00:05:05,872 --> 00:05:08,375 なるほどね 花火か…。 82 00:05:08,375 --> 00:05:10,377 んっ? あっ! 83 00:05:10,377 --> 00:05:14,381 ((街いちばんの花火職人が 病気で亡くなってね。 84 00:05:14,381 --> 00:05:18,218 今年は 花火が中止になったのさ)) 85 00:05:18,218 --> 00:05:20,387 あの… 今年は 花火➡ 86 00:05:20,387 --> 00:05:23,223 事情があって 上がらないみたいですよ。 87 00:05:23,223 --> 00:05:27,060 えっ? そうなの…。 88 00:05:27,060 --> 00:05:30,397 花火が上がったらって 思ったけど。 89 00:05:30,397 --> 00:05:34,834 ご縁 なかったのね。 マリーさん。 90 00:05:34,834 --> 00:05:36,870 話 聞いてくれて ありがとうね。 91 00:05:36,870 --> 00:05:40,207 あっ ちょ… いいの? そんな簡単に諦めて。 92 00:05:40,207 --> 00:05:42,209 その人に ほれてるんでしょ? 93 00:05:42,209 --> 00:05:45,378 わからないの。 ただ ほんの少しだけど➡ 94 00:05:45,378 --> 00:05:49,549 2人で過ごした時間が 頭から離れないだけで。 95 00:05:49,549 --> 00:05:52,052 明らかに 恋慕的な あれだよ それは。 96 00:05:52,052 --> 00:05:56,022 諦めちゃうなんて もったいない。 ソフィも そう思うでしょ? 97 00:05:56,022 --> 00:06:00,193 貴様 また わしの分まで 食らい尽して! 98 00:06:00,193 --> 00:06:03,029 もう許さん。 口を開けい! 99 00:06:03,029 --> 00:06:05,065 レロレロ レロレロ レロレロ レロレロ レロレロ…。 ああ…。 100 00:06:05,065 --> 00:06:07,033 ウフッ…。 101 00:06:07,033 --> 00:06:10,203 ごめんなさい。 彼には 会えなかったけど➡ 102 00:06:10,203 --> 00:06:13,873 あなたたちに会えて なんだか少し 気が楽になったわ。 103 00:06:13,873 --> 00:06:15,875 ねえ マリーさん。 104 00:06:15,875 --> 00:06:18,545 あしたも ここに来ない? えっ? 105 00:06:18,545 --> 00:06:21,715 もし 話の人を見つけたら 連れてくるから。 106 00:06:21,715 --> 00:06:24,551 諦めるのは まだ早いよ きっと。 107 00:06:24,551 --> 00:06:28,054 ええ… そうね。 108 00:06:28,054 --> 00:06:30,890 いらんこと 言っちゃったかね。 109 00:06:30,890 --> 00:06:35,328 諦めさせたほうが 賢明。 そりゃ そうかもだけどさ。 110 00:06:35,328 --> 00:06:38,331 ズベリー。 さっきから何をしてるの? 111 00:06:38,331 --> 00:06:42,502 いや さっき聞いた マリーさんの 探し人が いないかなって。 112 00:06:42,502 --> 00:06:46,673 パーカーで フードをかぶった 大柄の男なんて いくらでもいる。 113 00:06:46,673 --> 00:06:48,675 ほら あそこにも。 114 00:06:48,675 --> 00:06:52,679 そんなの わかって… んっ? 115 00:06:52,679 --> 00:06:54,681 ((あれかな? あれかしら? あれでしょ。 116 00:06:54,681 --> 00:06:56,683 あれでんがな。 あれやで!)) 117 00:06:56,683 --> 00:06:58,685 追うよ ソフィ! んっ…。 118 00:06:58,685 --> 00:07:02,689 そこの フードで顔隠した パーカー男! んっ? 119 00:07:02,689 --> 00:07:05,191 御用だ! あっ… んっ! 120 00:07:05,191 --> 00:07:07,861 ちょ… 逃げんな 待て こら~! 121 00:07:07,861 --> 00:07:10,864 あっ… なっ! 122 00:07:10,864 --> 00:07:13,366 何? あの無重力みたいな動き。 123 00:07:13,366 --> 00:07:15,368 でも…。 124 00:07:19,205 --> 00:07:21,541 《重力緩和術式 成功。 125 00:07:21,541 --> 00:07:24,711 完全に コツ つかんだ》 126 00:07:24,711 --> 00:07:27,881 んっ! ハァハァ…。 127 00:07:27,881 --> 00:07:31,818 んっ! ああ…。 ヘヘヘ… 追い込んだぞ。 128 00:07:31,818 --> 00:07:33,820 ああ…。 129 00:07:33,820 --> 00:07:36,323 フフッ…。 (ソフィ)ズベリー。 130 00:07:36,323 --> 00:07:39,492 んっ? もう 遅いよ ソフィ。 131 00:07:39,492 --> 00:07:43,697 (ソフィ)誰が幻影魔法で 壁を張って 誘導したと思ってるの? 132 00:07:43,697 --> 00:07:46,333 マジ? ズベリーは 脳筋。 133 00:07:46,333 --> 00:07:49,502 さすが 七賢人。 まっ… 魔女? 134 00:07:49,502 --> 00:07:51,838 なんなんだ? 僕が 一体 何を…。 135 00:07:51,838 --> 00:07:53,840 あっ…。 んっ? 136 00:07:53,840 --> 00:07:55,842 ああ… 見ないでくれ! 137 00:07:57,844 --> 00:08:00,013 人に知られたくなかったんだ。 138 00:08:00,013 --> 00:08:05,685 初めて この街に来たとき 本物の狼と 間違われて。 139 00:08:05,685 --> 00:08:07,854 だから 私から逃げたの? 140 00:08:07,854 --> 00:08:14,060 それは 君が血相を変えて 追いかけてくるから 怖くなって。 141 00:08:14,060 --> 00:08:16,363 ああ…。 うっ…。 142 00:08:16,363 --> 00:08:19,366 それで どうして僕を? ああ… そうだ。 143 00:08:19,366 --> 00:08:23,203 君 去年の異界祭りで 女の人を助けなかった? 144 00:08:23,203 --> 00:08:27,374 なんで それを? よっしゃ! ナイス 運命。 145 00:08:27,374 --> 00:08:31,211 そうか あの人が僕と…。 146 00:08:31,211 --> 00:08:34,814 でも 会えない。 えっ? 147 00:08:34,814 --> 00:08:38,985 会いたいと思っていたのが こんな醜い 狼男なんて。 148 00:08:38,985 --> 00:08:40,987 きっと がっかりする。 149 00:08:40,987 --> 00:08:45,658 それは… 確かに 異形を怖がる人はいるけど。 150 00:08:45,658 --> 00:08:48,328 (ウーフ)優しそうで すてきな人だったよ。 151 00:08:48,328 --> 00:08:51,331 もう一度 話してみたいと思ってた。 152 00:08:51,331 --> 00:08:53,666 だからこそ 会わないほうが お互いのためだ。 153 00:08:53,666 --> 00:08:56,669 勝手に自己完結するな! あっ…。 154 00:08:56,669 --> 00:08:59,839 今年 花火が上がらないの 知ってる? 155 00:08:59,839 --> 00:09:04,177 あっ ああ… 職人さんが 亡くなったって 街の人が。 156 00:09:04,177 --> 00:09:06,546 君は 自分の姿を気にしてるのに➡ 157 00:09:06,546 --> 00:09:09,849 花火が好きで この祭りに来てるんだよね? 158 00:09:09,849 --> 00:09:13,019 その花火が上がらないのに まだ ここにいるのは➡ 159 00:09:13,019 --> 00:09:16,022 もう一度 彼女に会いたいと 思ってるからじゃないの? 160 00:09:16,022 --> 00:09:20,527 で… でも。 諦めるとか だめかもとか➡ 161 00:09:20,527 --> 00:09:24,564 そういうのは 全部やってから 結論を出すもんでしょ。 162 00:09:24,564 --> 00:09:28,568 去年 出会って 話して その時間を楽しいと思った。 163 00:09:28,568 --> 00:09:33,306 そして また チャンスが来たのに なんで臆するのか。 164 00:09:33,306 --> 00:09:36,976 んっ…。 うっ… うぅ…。 165 00:09:36,976 --> 00:09:38,978 じゃあ こうしよう。 166 00:09:38,978 --> 00:09:41,481 君の正体を知って なお もう一度 会いたいと➡ 167 00:09:41,481 --> 00:09:45,652 願ってくれるなら 彼女と… マリーさんと会って。 168 00:09:45,652 --> 00:09:49,489 マリー? そうか 彼女は マリーって言うんだ。 169 00:09:49,489 --> 00:09:51,491 マリー。 170 00:09:51,491 --> 00:09:54,994 だから もう少し考えてみよう。 狼男君。 171 00:09:54,994 --> 00:09:57,330 (ウーフ)ウーフ。 んっ? 172 00:09:57,330 --> 00:10:01,167 ウーフ・シン。 それが僕の名前。 173 00:10:01,167 --> 00:10:03,336 君の言うとおり 考えてみるよ。 174 00:10:03,336 --> 00:10:05,538 魔女さん。 うん! 175 00:10:10,176 --> 00:10:12,846 (フィーネ)ううう…。 じゃあ フィーネたそ。 176 00:10:12,846 --> 00:10:16,683 私に代わって 魔法パレード用の 下見の案内 お頼み申す。 177 00:10:16,683 --> 00:10:20,520 じゃあ じゃないわよ! なんで 私が ソフィさん…。 178 00:10:20,520 --> 00:10:23,523 祝福の魔女様を 案内しなきゃいけないわけ? 179 00:10:23,523 --> 00:10:26,526 いや~ ちょいと やぼ用がね。 180 00:10:26,526 --> 00:10:29,529 大丈夫 フィーネたそなら できる… できる! 181 00:10:29,529 --> 00:10:31,698 ほら 2人とも 私の友達だし。 182 00:10:31,698 --> 00:10:34,367 ほぼ 初対面に近い 友達の友達同士の➡ 183 00:10:34,367 --> 00:10:37,203 組み合わせとか 無理ありすぎ。 184 00:10:37,203 --> 00:10:40,039 あばよ! フィーネつぁ~ん。 ちょっと メグ! 185 00:10:40,039 --> 00:10:43,209 この ド外道! うぅ…。 186 00:10:43,209 --> 00:10:45,545 あっ…。 案内 よろしく。 187 00:10:45,545 --> 00:10:48,715 あと ズベリーは 責任持って 私が しめておく。 188 00:10:48,715 --> 00:10:50,717 ソフィさん。 189 00:10:50,717 --> 00:10:54,721 私の分も 残しておいてください。 んっ! 190 00:10:54,721 --> 00:10:56,890 よかった。 191 00:10:56,890 --> 00:10:59,893 彼も 私のこと 覚えていてくれたのね。 192 00:10:59,893 --> 00:11:03,229 驚かないの? 狼男だったこと。 193 00:11:03,229 --> 00:11:05,398 異界祭りの最中だったし➡ 194 00:11:05,398 --> 00:11:09,736 異界の人だったのかもとは うすうす思ってた。 195 00:11:09,736 --> 00:11:11,738 それでも 会いたい? 196 00:11:11,738 --> 00:11:14,073 会いたいわ。 197 00:11:14,073 --> 00:11:17,076 それにしても… フフッ。 198 00:11:17,076 --> 00:11:19,913 ちょっと 毛深い人なのかな? なんて思ってたら➡ 199 00:11:19,913 --> 00:11:22,916 狼さんだったのね。 200 00:11:22,916 --> 00:11:26,586 《ウーフ君。 頭隠して なんとやらだぞ》 201 00:11:26,586 --> 00:11:29,422 (マリー)異界祭りも あしたで終りね。 202 00:11:29,422 --> 00:11:32,559 花火が上がらないのは 少し残念だけど。 203 00:11:32,559 --> 00:11:35,562 やっぱり 花火を見たい? 204 00:11:35,562 --> 00:11:38,898 そうね 大切な思い出だから。 205 00:11:38,898 --> 00:11:41,234 できるなら もう一度 彼と一緒に。 206 00:11:41,234 --> 00:11:43,703 任せて。 んっ? 207 00:11:43,703 --> 00:11:47,574 あしたの夜 花火は上がる。 約束する。 208 00:11:47,574 --> 00:11:49,542 メグちゃん。 209 00:11:49,542 --> 00:11:52,745 《だって魔法は みんなを…》 210 00:11:52,745 --> 00:11:55,048 イヒッ…。 211 00:11:55,048 --> 00:11:59,385 よっ! ほっ! はぁ~! 212 00:11:59,385 --> 00:12:01,554 くっ… ハァ…。 213 00:12:01,554 --> 00:12:04,891 だいぶ スムーズに 作れるようになってきたな。 214 00:12:04,891 --> 00:12:07,226 (ソフィ)ズベリー。 あっ…。 215 00:12:07,226 --> 00:12:12,065 ソフィ お帰り。 どうだった? パレードの構成は 完璧。 216 00:12:12,065 --> 00:12:14,067 あと これ。 んっ? 217 00:12:17,437 --> 00:12:20,907 あっ… どっちも寝取られた~! 寝てから言え。 218 00:12:20,907 --> 00:12:25,578 ズベリー それ…。 うん… あしたのための練習。 219 00:12:25,578 --> 00:12:27,914 なんで そんなに一生懸命なの? 220 00:12:27,914 --> 00:12:31,517 何が? いつも 他人のことで 忙しそうにしてる。 221 00:12:31,517 --> 00:12:33,853 普通は そんなに干渉しない。 222 00:12:33,853 --> 00:12:36,856 ちょっと異常。 どうかしてる。 変態。 223 00:12:36,856 --> 00:12:40,860 言い過ぎ。 (ソフィ)ひょっとして うれし涙が理由? 224 00:12:40,860 --> 00:12:45,732 えっ? あっ え~っと あの… うっ…。 225 00:12:45,732 --> 00:12:48,034 ああ…。 226 00:12:48,034 --> 00:12:51,371 うれし涙のためだけじゃないよ。 227 00:12:51,371 --> 00:12:54,540 私はさ 私に関わってくれた人たちに➡ 228 00:12:54,540 --> 00:12:57,377 なるべく笑っててほしいんだ。 229 00:12:57,377 --> 00:12:59,712 何かを返したいって そう思ってる。 230 00:12:59,712 --> 00:13:02,382 それが その人のためになるなら➡ 231 00:13:02,382 --> 00:13:05,385 私が生まれてきた意味も あるのかなって。 232 00:13:05,385 --> 00:13:08,388 人と関わる理由は わかった。 233 00:13:08,388 --> 00:13:11,557 だけど それは うれし涙を欲する理由じゃない。 234 00:13:11,557 --> 00:13:13,559 教えて。 235 00:13:13,559 --> 00:13:16,896 さもないと 眠れないで あしたのパレードは 大失敗して➡ 236 00:13:16,896 --> 00:13:20,900 私の名誉は地に落ち 路頭に迷う。 237 00:13:20,900 --> 00:13:24,237 責任 取れる? 豆腐メンタルかよ。 238 00:13:24,237 --> 00:13:27,073 ハァ…。 239 00:13:27,073 --> 00:13:29,876 私はさ あと1年で…。 240 00:13:35,715 --> 00:13:40,186 魔法がなかったなら ズベリーも きっと 呪いを受けていない。 241 00:13:40,186 --> 00:13:43,690 そうだね。 それでも 魔法が好きなの? 242 00:13:43,690 --> 00:13:46,693 うん 好きだよ。 魔法に感謝してる。 243 00:13:46,693 --> 00:13:48,695 (ソフィ)感謝? 244 00:13:48,695 --> 00:13:52,031 私にとって魔法はさ 絆なんだ。 245 00:13:52,031 --> 00:13:56,202 魔法があったから 出会えた人が たくさんいる。 246 00:13:56,202 --> 00:13:59,572 救えた人が たくさんいた。 247 00:13:59,572 --> 00:14:04,544 私は 魔法を通じて 誰かの力になれるのが➡ 248 00:14:04,544 --> 00:14:07,046 とても うれしい。 ハッ…。 249 00:14:07,046 --> 00:14:10,883 私が魔法を消せば ズベリーは 死なずに済むかもしれない。 250 00:14:10,883 --> 00:14:12,885 それでも…。 うん。 251 00:14:12,885 --> 00:14:15,555 魔法がない世界なんて つまんないじゃん。 252 00:14:15,555 --> 00:14:18,057 あっ… んっ…。 253 00:14:18,057 --> 00:14:22,562 ソフィ。 魔法は 私たちに 力を貸してくれる 強力な味方…。 254 00:14:22,562 --> 00:14:26,065 違う! ああ…。 違う 違う 違う! 255 00:14:26,065 --> 00:14:31,704 魔法は 味方なんかじゃない! 私から家族を… 居場所を…。 256 00:14:31,704 --> 00:14:36,209 今度は 友達まで奪おうと…。 257 00:14:36,209 --> 00:14:40,213 私のこと 友達って 呼んでくれるんだ? 258 00:14:40,213 --> 00:14:43,883 部下でも 召使いでも 奴隷でも 犬でもいい。 259 00:14:43,883 --> 00:14:46,185 いなくならないで ズベリー。 260 00:14:46,185 --> 00:14:48,588 格 下がりすぎやろ。 261 00:14:50,523 --> 00:14:52,525 必ず 生き抜くから。 262 00:14:52,525 --> 00:14:56,696 ソフィに もう魔法で何かを 失うような思いはさせないよ。 263 00:14:56,696 --> 00:14:59,198 約束する? 264 00:14:59,198 --> 00:15:01,200 うん 約束。 265 00:15:01,200 --> 00:15:05,238 絶対に 死ぬわけにはいかないね こりゃ。 266 00:15:05,238 --> 00:15:08,408 <友達との約束を守るという➡ 267 00:15:08,408 --> 00:15:13,079 また1つ 生きる理由ができた 夜は明け➡ 268 00:15:13,079 --> 00:15:18,751 もう1つの約束を守る夜 異界祭りのフィナーレが訪れる> 269 00:15:18,751 --> 00:15:21,120 こんな近くて ラッキーだね。 270 00:15:24,924 --> 00:15:27,393 (歓声) 271 00:15:29,595 --> 00:15:33,166 (歓声) 272 00:15:33,166 --> 00:15:36,169 (歓声と指を鳴らす音) 273 00:15:36,169 --> 00:15:38,371 (歓声) 274 00:15:42,341 --> 00:15:44,343 (指を鳴らす音) 275 00:15:46,679 --> 00:15:49,682 (歓声) 276 00:15:49,682 --> 00:15:53,186 こんな数の精霊を 可視化させるなんて。 277 00:15:53,186 --> 00:15:56,189 これが ソフィのパレード。 278 00:15:59,358 --> 00:16:01,360 (カーバンクル)キュイ。 お~… いかんいかん。 279 00:16:01,360 --> 00:16:03,362 見とれてる場合じゃない。 280 00:16:05,531 --> 00:16:10,036 我が眷属 呼び声に応え 内なる力を放ち。 281 00:16:13,706 --> 00:16:16,042 (歓声) 282 00:16:16,042 --> 00:16:20,213 んっ! さあ カーバンクル。 街を練り歩くよ。 283 00:16:20,213 --> 00:16:22,215 (カーバンクル)キュイ。 284 00:16:22,215 --> 00:16:27,887 (歓声) 285 00:16:27,887 --> 00:16:30,723 ああ… いた! 286 00:16:30,723 --> 00:16:32,692 あとは 任せた。 キュイ? 287 00:16:32,692 --> 00:16:34,694 時計塔で 合流ね! 288 00:16:34,694 --> 00:16:37,530 ウーフ君! 289 00:16:37,530 --> 00:16:39,532 あっ…。 290 00:16:39,532 --> 00:16:43,035 来てくれたんだ。 約束したからね。 291 00:16:43,035 --> 00:16:45,037 考えてみるって。 292 00:16:45,037 --> 00:16:47,707 考えて やっぱり あの人に…。 293 00:16:47,707 --> 00:16:50,877 マリーさんに会いたい。 そう思った。 294 00:16:50,877 --> 00:16:52,879 「花火の上がる夜➡ 295 00:16:52,879 --> 00:16:55,548 あの 小さな広場で あなたを待ってます」。 296 00:16:55,548 --> 00:16:58,551 えっ? あなたに会いたいって。 297 00:16:58,551 --> 00:17:00,553 狼男でもいいって。 298 00:17:00,553 --> 00:17:03,055 2人で また花火を見たいって。 299 00:17:03,055 --> 00:17:05,191 でも 今年 花火は…。 300 00:17:05,191 --> 00:17:07,693 必ず上がる。 約束するよ。 301 00:17:07,693 --> 00:17:09,695 ああ…。 302 00:17:18,237 --> 00:17:22,241 お待たせ! ヘヘッ… よかった 間に合った。 303 00:17:22,241 --> 00:17:26,045 みんな 笑ってる。 んっ? 304 00:17:26,045 --> 00:17:29,916 (ソフィ)パレードをするとき いつも みんなが喜んでくれる。 305 00:17:29,916 --> 00:17:34,320 その姿を見ると 不思議と 気分が高揚した。 306 00:17:34,320 --> 00:17:37,156 魔法なんて 大嫌いなはずだったのに➡ 307 00:17:37,156 --> 00:17:39,825 よかったって思えた。 308 00:17:39,825 --> 00:17:43,162 ソフィはさ 本当に 魔法 嫌いなのかな? 309 00:17:43,162 --> 00:17:45,831 どうして? 嫌いだったら➡ 310 00:17:45,831 --> 00:17:48,834 そんなに きわめられないよ 魔法。 311 00:17:48,834 --> 00:17:52,672 私は ソフィの魔法 好きだよ。 だから自信 持ちなよ。 312 00:17:52,672 --> 00:17:54,674 偉そう。 313 00:17:54,674 --> 00:17:57,009 それじゃあ いくよ シロフクロウ。 314 00:17:57,009 --> 00:17:59,512 ホー! 315 00:17:59,512 --> 00:18:02,515 いっけ~! 316 00:18:06,852 --> 00:18:09,522 ハッハハッ! (歓声) 317 00:18:09,522 --> 00:18:11,524 どんどん いくよ! 318 00:18:14,860 --> 00:18:17,863 ハァハァ ハァハァ…。 319 00:18:21,200 --> 00:18:24,203 (歓声) 320 00:18:26,205 --> 00:18:28,874 ハッ… ハァー… マジ すごい。 321 00:18:28,874 --> 00:18:31,377 ホッ… ホー。 あっ…。 322 00:18:35,348 --> 00:18:37,350 ああ…。 323 00:18:37,350 --> 00:18:39,352 いっ… よ~し! 324 00:18:39,352 --> 00:18:41,854 今度は もっと すごいのを…。 325 00:18:41,854 --> 00:18:44,357 あっ…。 ホウ? 326 00:18:44,357 --> 00:18:48,694 アハハ… さすがに魔力と気力が…。 327 00:18:48,694 --> 00:18:51,564 でも… また…。 328 00:18:53,699 --> 00:18:57,036 ホー! ホホホホ ホホホホホ! 329 00:18:57,036 --> 00:18:59,038 ホッ… ホホー! 330 00:18:59,038 --> 00:19:01,807 《なんか 締まらないな…》 331 00:19:05,878 --> 00:19:08,881 《えっ? お師匠様…》 332 00:19:08,881 --> 00:19:11,550 メグ。 お前にしちゃ よくやったよ。 333 00:19:11,550 --> 00:19:13,552 どうして…。 334 00:19:13,552 --> 00:19:16,889 弟子のことくらい把握してるのが 師ってものさね。 335 00:19:16,889 --> 00:19:20,893 それよりも よく見ておきな。 ソフィの本領を。 336 00:19:20,893 --> 00:19:23,662 えっ? あとは 任せて。 337 00:19:29,402 --> 00:19:31,404 すごっ…。 338 00:19:31,404 --> 00:19:34,006 お前が上げた花火は 5,000。 339 00:19:34,006 --> 00:19:36,842 ソフィは その5倍ってところだね。 340 00:19:36,842 --> 00:19:40,012 アハハ… これが 七賢人。 341 00:19:40,012 --> 00:19:42,848 でもね 私も 今日は ふだんより➡ 342 00:19:42,848 --> 00:19:45,851 ずっと ずっと 強い力を出せたんですよ。 343 00:19:45,851 --> 00:19:50,022 思いが宿る魔法は それだけ強まるものさ。 344 00:19:50,022 --> 00:19:52,024 んっ… フフッ…。 345 00:19:52,024 --> 00:19:54,360 お師匠様 やっぱり魔法は➡ 346 00:19:54,360 --> 00:19:57,530 人を幸せにするために あるんですよね。 347 00:19:57,530 --> 00:19:59,532 当たり前だろう。 348 00:19:59,532 --> 00:20:02,368 そのために 私たちは いるんだから。 349 00:20:02,368 --> 00:20:04,637 はい。 んっ? 350 00:20:07,039 --> 00:20:10,876 フッ…。 ああ… ハハッ…。 351 00:20:10,876 --> 00:20:14,380 < こうして 異界祭りは 終わりを告げた。 352 00:20:14,380 --> 00:20:17,383 異界から訪れた 友人たちを見送り➡ 353 00:20:17,383 --> 00:20:20,052 ラピスも また日常へと かえる> 354 00:20:22,054 --> 00:20:25,558 < と… そう思われたのだけど…> 355 00:20:25,558 --> 00:20:28,561 んあ~… 昨日 魔法 使いすぎたせいで➡ 356 00:20:28,561 --> 00:20:30,896 まだ体 だるいっすわ。 357 00:20:30,896 --> 00:20:34,233 あっ マリーさんと ウーフ君 おはよう。 358 00:20:34,233 --> 00:20:37,736 って… うえっ! なんで まだこっちにいるの? 359 00:20:37,736 --> 00:20:41,741 異界の人は 門が閉まったら 何日かで存在できなくなるのに。 360 00:20:41,741 --> 00:20:46,245 だから その前に この2人は 契約を望んでいるのさ。 361 00:20:46,245 --> 00:20:50,382 この世界で 共に生きるという 覚悟を決めてね。 362 00:20:50,382 --> 00:20:53,719 覚悟…。 363 00:20:53,719 --> 00:20:57,590 それじゃあ 契約を執り行うとしようかね。 364 00:20:57,590 --> 00:20:59,592 私がやる。 365 00:20:59,592 --> 00:21:01,927 ソフィ? (ソフィ)やらせてほしい。 366 00:21:01,927 --> 00:21:06,899 フッ… それなら任せようかね。 367 00:21:06,899 --> 00:21:10,736 1つだけ 約束して。 368 00:21:10,736 --> 00:21:13,572 必ず 幸せになって。 369 00:21:13,572 --> 00:21:15,941 はい。 必ず。 370 00:21:15,941 --> 00:21:17,910 ハァ…。 371 00:21:22,581 --> 00:21:26,385 我が名の元に ここに契約を結ぶ。 372 00:21:32,024 --> 00:21:34,527 (マリー/ウーフ)あっ…。 契約の証し。 373 00:21:34,527 --> 00:21:36,695 その指輪を はめ続けるかぎり➡ 374 00:21:36,695 --> 00:21:39,198 2人は ずっと 一緒にいられるから。 375 00:21:39,198 --> 00:21:41,200 んっ…。 ああ…。 376 00:21:41,200 --> 00:21:52,378 ♬~ 377 00:21:52,378 --> 00:21:56,048 世話になったね。 またいつでも遊びに来てよ。 378 00:21:56,048 --> 00:21:59,385 うん。 1つ いい? 379 00:21:59,385 --> 00:22:03,389 なんで2人の契約の 見届人になろうとしたの? 380 00:22:03,389 --> 00:22:06,559 ズベリーみたいに 魔法で人助けすれば➡ 381 00:22:06,559 --> 00:22:08,894 魔法が好きになるかなと思った。 382 00:22:08,894 --> 00:22:11,397 それで ちょっとは 好きになった? 383 00:22:11,397 --> 00:22:14,567 全然 めんどくさい。 魔法は 嫌い。 384 00:22:14,567 --> 00:22:16,569 おっ… おう…。 385 00:22:16,569 --> 00:22:20,272 でも もう消したいとは思わない。 386 00:22:20,272 --> 00:22:24,076 私にとっても 魔法は 友達との絆だから。 387 00:22:24,076 --> 00:22:26,245 ソフィ…。 388 00:22:26,245 --> 00:22:28,747 ズベリー。 んっ? おお…。 389 00:22:28,747 --> 00:22:31,417 私とも 1つ 契約をしてほしい。 390 00:22:31,417 --> 00:22:34,853 私がいいと言うまで 絶対に死ぬことは 許さない。 391 00:22:34,853 --> 00:22:37,857 死んだら殺す。 地獄の果てまで 追いかけて。 392 00:22:37,857 --> 00:22:41,694 理不尽! うぅ… ハァ…。 393 00:22:41,694 --> 00:22:44,363 そのつもりだよ 私はね。 394 00:22:44,363 --> 00:22:46,365 ああ…。 395 00:22:49,034 --> 00:22:51,036 ハハッ!