1 00:00:37,004 --> 00:00:40,340 (メグ)トト… トトトト…。 2 00:00:40,340 --> 00:00:42,342 よっこいしょ。 3 00:00:42,342 --> 00:00:46,179 <魔法式典で 発表された 星の核に関する研究で➡ 4 00:00:46,179 --> 00:00:49,182 最近のお師匠様は ずっと バタバタだ。 5 00:00:49,182 --> 00:00:51,351 私も 資料集めを手伝ったり➡ 6 00:00:51,351 --> 00:00:55,355 お師匠様の仕事を肩代わりしたり 何かと忙しい。 7 00:00:55,355 --> 00:00:59,192 おかげで ここ最近は うれし涙集めも ままならない> 8 00:00:59,192 --> 00:01:01,194 ハァ…。 9 00:01:01,194 --> 00:01:03,363 あの ばばあ… あっ いや…。 10 00:01:03,363 --> 00:01:07,701 お師匠様は 私の寿命のことを 忘れとりゃしとらんかね。 11 00:01:07,701 --> 00:01:10,871 おっ…。 (笑い声) 12 00:01:10,871 --> 00:01:14,374 あっ…。 (笑い声) 13 00:01:14,374 --> 00:01:16,710 あなた 待って! (メアリ)んっ? 14 00:01:16,710 --> 00:01:19,379 あっ ラピスの魔女ちゃんだ。 15 00:01:19,379 --> 00:01:21,381 知っててくれて 助かるよ。 16 00:01:21,381 --> 00:01:24,551 あなた えっと…。 メアリだよ。 17 00:01:24,551 --> 00:01:28,889 メアリね。 いや その首の傷 どうしたのかなって。 18 00:01:28,889 --> 00:01:30,891 んっ? 19 00:03:15,562 --> 00:03:18,865 (メアリ)傷って? ほら 首 触ってみて。 20 00:03:18,865 --> 00:03:21,034 やけどした痕みたいなの あるでしょ? 21 00:03:21,034 --> 00:03:23,703 えっ? ないよ。 22 00:03:23,703 --> 00:03:26,206 んっ? いや そんなはずないって。 23 00:03:26,206 --> 00:03:29,376 んっ? どうしたんだよ? メアリ。 24 00:03:29,376 --> 00:03:31,378 おっ… みんなも 見てよ。 25 00:03:31,378 --> 00:03:34,648 メアリの首に やけどみたいな 傷があるよね? 26 00:03:34,648 --> 00:03:36,683 え~! やけど? 27 00:03:36,683 --> 00:03:40,320 何も ないよ。 えっ? 28 00:03:40,320 --> 00:03:42,656 あるじゃん やけどみたいな傷が。 29 00:03:42,656 --> 00:03:44,825 どこに? えっ? 30 00:03:44,825 --> 00:03:48,662 ああ… あの すみません。 おっ… 何かな? 31 00:03:48,662 --> 00:03:51,832 この子の首の傷痕 どう思います? 32 00:03:51,832 --> 00:03:56,670 はて… 傷痕? わしには 見えんがのう。 33 00:03:56,670 --> 00:04:01,208 えっ? んっ… んっ。 34 00:04:01,208 --> 00:04:03,210 ((ファウスト:メグ あんたの目は➡ 35 00:04:03,210 --> 00:04:06,213 世界の未知を 知ることのできる目だ。 36 00:04:06,213 --> 00:04:10,016 普通の人や魔女より ほんの僅かだけどね。 37 00:04:10,016 --> 00:04:13,520 お師匠様は 見えてないの? うん。 38 00:04:13,520 --> 00:04:16,890 私の千里眼はね 時と距離を超えられても➡ 39 00:04:16,890 --> 00:04:20,060 世界の仕切りを またげはしないのさ)) 40 00:04:20,060 --> 00:04:23,396 う~ん…。 41 00:04:23,396 --> 00:04:27,567 メグ。 なんて 辛気くさい顔 してるんだい。 ふぇ? 42 00:04:27,567 --> 00:04:31,404 牛乳は 昔から好きだろ? めちゃんこ 好きです。 43 00:04:31,404 --> 00:04:36,143 ミートソースの味も そう悪くないよ。 会心の出来です。 44 00:04:36,143 --> 00:04:38,478 じゃあ ステーキが 食べたかったのかい? 45 00:04:38,478 --> 00:04:40,647 な~んで 飯のことばっかやねん。 46 00:04:40,647 --> 00:04:42,649 ほんの冗談さね。 47 00:04:42,649 --> 00:04:45,152 それで どうしたんだい? んっ…。 48 00:04:45,152 --> 00:04:47,654 話してごらん。 49 00:04:47,654 --> 00:04:49,656 実は…。 50 00:04:49,656 --> 00:04:53,160 昼間 ちょっと 気になるものを見てしまって。 51 00:04:53,160 --> 00:04:57,998 メアリって 女の子の首筋に やけどみたいな痕があったんです。 52 00:04:57,998 --> 00:05:01,668 けど どうやら 私にしか見えてないみたいで。 53 00:05:01,668 --> 00:05:03,670 見えてない? はい。 54 00:05:03,670 --> 00:05:07,340 紋章みたいな形をしていました。 ハッ…。 55 00:05:07,340 --> 00:05:11,344 悪いことは 言わない その子に近づかないほうがいい。 56 00:05:11,344 --> 00:05:14,014 えっ? その印はね➡ 57 00:05:14,014 --> 00:05:16,183 悪魔の らく印だ。 58 00:05:16,183 --> 00:05:18,185 あっ… 悪魔? 59 00:05:18,185 --> 00:05:23,690 うん… 悪魔のいけにえに ささげられたんだよ メアリは。 60 00:05:23,690 --> 00:05:27,194 狂信的な 悪魔崇拝者の手によってね。 61 00:05:27,194 --> 00:05:30,530 一体 誰が! そこまでは わからない。 62 00:05:30,530 --> 00:05:33,633 お師匠様の千里眼を もってしてもですか? 63 00:05:33,633 --> 00:05:35,969 悪魔と契約を結ぶとね➡ 64 00:05:35,969 --> 00:05:39,806 未来も 過去も 闇に閉ざされちまうのさ。 65 00:05:39,806 --> 00:05:43,476 悪魔の力は それほどまでに強大なんだよ。 66 00:05:43,476 --> 00:05:45,478 ああ…。 67 00:05:48,014 --> 00:05:51,017 助ける方法はないんですか? 68 00:05:51,017 --> 00:05:54,154 くっ…。 悪魔崇拝に関わるんじゃない。 69 00:05:54,154 --> 00:05:57,858 死の宣告の期限が来る前に 死んじまうよ。 70 00:05:57,858 --> 00:06:00,527 ああ…。 71 00:06:00,527 --> 00:06:04,297 うわ~… やる気 出ねえ。 72 00:06:06,366 --> 00:06:09,669 んっ…。 あっ… メグちゃんだ。 73 00:06:09,669 --> 00:06:13,340 あっ… お久しぶり メアリ。 昨日ぶりかしら? 74 00:06:13,340 --> 00:06:15,508 オホホッ ホホホホ…。 75 00:06:15,508 --> 00:06:17,510 ハハハハ… 変な顔。 76 00:06:17,510 --> 00:06:20,847 メアリは 1人で お使い… ではないよね? 77 00:06:20,847 --> 00:06:24,050 うん。 ママとパパと パン 買いに来たの。 78 00:06:24,050 --> 00:06:27,554 へぇ~ 家 近いんだ? サウスニース通りだよ。 79 00:06:27,554 --> 00:06:30,390 マジかよ。 フィーネんちの近くじゃん。 80 00:06:30,390 --> 00:06:32,392 フィーネお姉ちゃんのこと 知ってるの? 81 00:06:32,392 --> 00:06:35,629 うん。 幼なじみで 親友なんだ。 82 00:06:35,629 --> 00:06:38,131 まあ マブダチってやつ? 83 00:06:38,131 --> 00:06:41,968 そっか… フィーネお姉ちゃん メグちゃんと 友達なんだ。 84 00:06:41,968 --> 00:06:44,638 なんか言いたいなら はっきり言えや おぉん? 85 00:06:44,638 --> 00:06:46,973 (ジル)初めまして。 あっ…。 86 00:06:46,973 --> 00:06:50,810 ファウスト様のお弟子さんの メグさんですよね? 87 00:06:50,810 --> 00:06:53,980 あっ… はぁ…。 メアリが お世話になってます。 88 00:06:53,980 --> 00:06:57,984 メアリの母の ジルです。 89 00:06:57,984 --> 00:06:59,986 あっ… ああ…。 90 00:06:59,986 --> 00:07:03,156 あっ えっと… ジルさん 少し首元 よろしいですか? 91 00:07:03,156 --> 00:07:06,326 何か汚れが 付いているみたいなので。 92 00:07:06,326 --> 00:07:09,329 あら ほんと? 93 00:07:09,329 --> 00:07:11,331 うわっ! 94 00:07:11,331 --> 00:07:13,333 ああ…。 95 00:07:13,333 --> 00:07:15,335 ああ! 96 00:07:15,335 --> 00:07:17,337 痛っ…。 大丈夫? 97 00:07:17,337 --> 00:07:19,339 だっ… 大丈夫です。 98 00:07:19,339 --> 00:07:22,509 ちょっと 静電気にやられて。 99 00:07:22,509 --> 00:07:25,345 それにしては ずいぶん 驚いていたけれど。 100 00:07:25,345 --> 00:07:28,348 私 昔から 静電気が体に走ると➡ 101 00:07:28,348 --> 00:07:31,184 エクスタシーを感じる体質なんですよ。 102 00:07:31,184 --> 00:07:36,289 オホホホホッ…。 そう かわいそうに… んっ。 103 00:07:36,289 --> 00:07:39,159 《誰かを 悪魔のいけにえに ささげるには➡ 104 00:07:39,159 --> 00:07:42,662 その人の血や 髪の毛の束が必要らしい。 105 00:07:42,662 --> 00:07:45,832 それは 簡単なことではなく…》 106 00:07:45,832 --> 00:07:48,668 ((恐らく メアリを いけにえに ささげたのは➡ 107 00:07:48,668 --> 00:07:50,837 身近な人間だろう。 108 00:07:50,837 --> 00:07:55,141 親しい人 親戚 あるいは…。 109 00:07:55,141 --> 00:07:59,979 家族。 家族… んっ! 110 00:07:59,979 --> 00:08:04,651 いけにえをささげれば 悪魔は 人に力を与える。 111 00:08:04,651 --> 00:08:10,657 特に身内をささげる人間を 悪魔は 好むからね)) 112 00:08:10,657 --> 00:08:14,694 《それじゃ メアリとジルさんを 悪魔にささげたのは…》 113 00:08:14,694 --> 00:08:16,663 (テッド)メアリ ジル。 はっ…。 114 00:08:16,663 --> 00:08:18,665 知り合いかい? 115 00:08:18,665 --> 00:08:23,670 パパ! 今ね 魔女のメグちゃんと お話してたんだよ。 116 00:08:23,670 --> 00:08:27,040 へぇ~ ファウスト様のお弟子さんの? 117 00:08:27,040 --> 00:08:29,676 パパも 交ぜてほしいな。 118 00:08:29,676 --> 00:08:31,678 あっ…。 119 00:08:31,678 --> 00:08:33,947 ちょ… ちょっと 私➡ 120 00:08:33,947 --> 00:08:37,450 お師匠様から言われてた 用事 思い出しちゃって。 121 00:08:37,450 --> 00:08:40,120 えっ? メグちゃん もう帰っちゃうの? 122 00:08:40,120 --> 00:08:42,122 オホホホッ… ごめんね。 123 00:08:42,122 --> 00:08:45,125 こう見えても 忙しくってさ。 (カーバンクル)キュイ。 124 00:08:45,125 --> 00:08:48,161 《あれだ… あの人だ。 125 00:08:48,161 --> 00:08:50,663 あれが 契約者だ! 126 00:08:50,663 --> 00:08:54,334 あれは 人間の気配じゃなかった》 127 00:09:05,178 --> 00:09:07,981 (フィーネ)メアリの家の うわさね…。 128 00:09:07,981 --> 00:09:12,819 昔から 仲のいい家族だったし 特に悪い うわさは聞かないかな。 129 00:09:12,819 --> 00:09:16,823 あっ でも…。 でも? あっ うん。 130 00:09:16,823 --> 00:09:20,160 父親のテッドさんを 街で 見かけたことがあったんだけど➡ 131 00:09:20,160 --> 00:09:23,163 ずいぶん 暗い顔してたなって。 132 00:09:23,163 --> 00:09:25,999 ああ…。 お母さんに聞いたら➡ 133 00:09:25,999 --> 00:09:28,501 事業で 失敗したとかなんとか。 134 00:09:28,501 --> 00:09:30,503 事業で 失敗? 135 00:09:30,503 --> 00:09:34,607 再就職した会社でも うまくいってないみたいで➡ 136 00:09:34,607 --> 00:09:38,445 一時期 変な人たちと 交流してたみたい。 137 00:09:38,445 --> 00:09:40,447 怪しい儀式を してるんじゃないかって➡ 138 00:09:40,447 --> 00:09:44,484 うわさが 立ったこともあったのよ。 139 00:09:44,484 --> 00:09:46,453 んっ… んっ! 140 00:09:46,453 --> 00:09:48,788 ねえ メグ。 んっ…。 141 00:09:48,788 --> 00:09:51,958 あんた 何か 危険なことしようとしてない? 142 00:09:51,958 --> 00:09:54,127 うっ! ぐっ… うっ…。 143 00:09:54,127 --> 00:09:57,130 フッフフッ… フフッ ヘヘヘッ…。 144 00:09:57,130 --> 00:09:59,132 ばれちゃあ しかたない。 145 00:09:59,132 --> 00:10:02,302 フィーネたそを 路地裏に連れ込んで…。 146 00:10:02,302 --> 00:10:05,805 うそが 下手くそ。 ごめん。 147 00:10:05,805 --> 00:10:08,308 言えない事情があるんでしょ? 148 00:10:08,308 --> 00:10:10,810 それなら 無理に話さなくてもいい。 149 00:10:10,810 --> 00:10:14,147 フィーネ… 学校でも そうやって➡ 150 00:10:14,147 --> 00:10:16,149 うれしい言葉と かわいい しぐさで➡ 151 00:10:16,149 --> 00:10:19,152 男を たぶらかしてんだろ? お~ん! 152 00:10:19,152 --> 00:10:22,555 あんた そんなに殴られたい? 153 00:10:24,657 --> 00:10:26,826 ハァ…。 154 00:10:26,826 --> 00:10:30,997 これだけは約束してよ。 危ないことはしない。 155 00:10:30,997 --> 00:10:32,999 ちゃんと 無事でいるって。 156 00:10:32,999 --> 00:10:35,001 結婚しよっか。 157 00:10:35,001 --> 00:10:38,004 フッ… ば~か。 フッ フフッ…。 158 00:10:38,004 --> 00:10:40,006 《ごめんね フィーネ。 159 00:10:40,006 --> 00:10:43,109 約束は 守れないかもしれない》 160 00:10:46,513 --> 00:10:49,516 いい? お師匠様が お仕事から帰ってきたら➡ 161 00:10:49,516 --> 00:10:51,518 すぐ 知らせるんだよ。 162 00:10:51,518 --> 00:10:53,520 キュイ。 ホウ。 163 00:10:57,690 --> 00:10:59,692 あった! 164 00:11:03,029 --> 00:11:06,366 《悪魔と契約を結ぶ方法が あるということは➡ 165 00:11:06,366 --> 00:11:10,370 契約を破棄する方法だって あるはずだ。 166 00:11:10,370 --> 00:11:14,707 本を読んで わかったことは 悪魔との契約には 祭壇を設け➡ 167 00:11:14,707 --> 00:11:19,379 13日の日に 契約を 交わすらしいということだ。 168 00:11:19,379 --> 00:11:22,215 そして いけにえになった者の魂は➡ 169 00:11:22,215 --> 00:11:26,386 悪魔が飽きるまで 延々と慰み者になるという。 170 00:11:26,386 --> 00:11:29,222 終わることのない拷問を施され➡ 171 00:11:29,222 --> 00:11:32,392 泣き叫んでも 誰も助けてくれない。 172 00:11:32,392 --> 00:11:37,030 あらゆる拷問を行われても なお死ねず 体は再生し続け➡ 173 00:11:37,030 --> 00:11:41,501 悪魔の し虐心と 肉欲を満たし続けることとなる》 174 00:11:46,172 --> 00:11:50,877 うっ… ハァハァハァ…。 175 00:11:50,877 --> 00:11:54,847 2人を助けるためには 祭壇を壊せば ひょっとしたら。 176 00:11:54,847 --> 00:11:57,517 あっ…。 (物音) 177 00:11:57,517 --> 00:12:01,621 おっ… お師匠様? 忘れ物ですか? 178 00:12:04,190 --> 00:12:06,192 お師匠…。 179 00:12:12,031 --> 00:12:14,634 ハッ… ああ…。 180 00:12:19,072 --> 00:12:22,408 何? 今の…。 181 00:12:22,408 --> 00:12:24,577 ((人ならざる者はね➡ 182 00:12:24,577 --> 00:12:29,415 自分の存在を認識した者に 語りかけるんだよ)) 183 00:12:29,415 --> 00:12:34,187 《すでに私は 悪魔の視界に 入っているのかもしれない》 184 00:12:37,156 --> 00:12:40,159 《そして 13日の日が来た》 185 00:12:44,497 --> 00:12:46,666 キュウキュウ。 ホウホウ。 あっ…。 186 00:12:46,666 --> 00:12:49,168 キュウキュウ。 ホウホウ。 187 00:12:49,168 --> 00:12:52,505 いい? 私は 今から 出かけてくるけど➡ 188 00:12:52,505 --> 00:12:55,008 お前たちは お留守番だから。 189 00:12:55,008 --> 00:12:57,510 キュウ。 ホウ。 190 00:12:57,510 --> 00:12:59,512 そんな顔しても だめだよ。 191 00:12:59,512 --> 00:13:02,682 お前たちは ここにいて 私の帰りを待つ。 192 00:13:02,682 --> 00:13:04,684 それで 私に何かあったら…。 193 00:13:04,684 --> 00:13:07,353 キュウ!? ホウ!? あっ…。 194 00:13:07,353 --> 00:13:09,355 なっ… なんでもない! 195 00:13:09,355 --> 00:13:11,357 とにかく お前たちは ここで待機! 196 00:13:11,357 --> 00:13:13,860 ホウ ホウホウ ホウホウホウホウ。 キュウ キュウキュウ キュウキュウ。 197 00:13:13,860 --> 00:13:17,363 だ~… もう たまには 主人を信用しなさいよ。 198 00:13:17,363 --> 00:13:19,365 もう! 199 00:13:21,534 --> 00:13:23,636 キュウ…。 ホウ…。 200 00:13:30,710 --> 00:13:33,813 大丈夫。 もう 二つ名だってあるんだ。 201 00:13:33,813 --> 00:13:36,015 今の私なら…。 202 00:13:40,987 --> 00:13:42,989 んっ! 203 00:13:42,989 --> 00:13:44,991 (ベル) 204 00:13:48,528 --> 00:13:50,830 あれ? メグちゃんだ。 205 00:13:50,830 --> 00:13:53,533 アハッ…。 206 00:13:53,533 --> 00:13:55,702 アハハハハ… すみません。 207 00:13:55,702 --> 00:13:59,372 せっかくの休日なのに 朝から押しかけちゃって。 208 00:13:59,372 --> 00:14:02,041 フィーネから メアリが この辺に住んでるって聞いて➡ 209 00:14:02,041 --> 00:14:05,211 近くまで来たから ちょっと 挨拶でもって。 210 00:14:05,211 --> 00:14:08,014 あっ これ お土産です。 211 00:14:08,014 --> 00:14:10,683 よかったら みんなで お茶しません? 212 00:14:10,683 --> 00:14:13,052 あら おいしそうな 茶葉とクッキー。 213 00:14:13,052 --> 00:14:15,888 ねえ ママ。 私 クッキー食べたい。 214 00:14:15,888 --> 00:14:18,558 せっかくだし お言葉に甘えて 頂きましょう。 215 00:14:18,558 --> 00:14:22,195 わ~い! クッキー クッキー! 216 00:14:22,195 --> 00:14:24,697 あっ… 私も 手伝います。 217 00:14:39,979 --> 00:14:42,515 (足音) 218 00:14:42,515 --> 00:14:44,484 (ドアの開く音) 219 00:14:46,519 --> 00:14:49,288 祭壇は どこだ? 220 00:14:54,026 --> 00:14:56,028 あっ…。 221 00:14:56,028 --> 00:15:01,834 これは 悪魔崇拝の本だ。 222 00:15:01,834 --> 00:15:04,670 (電子音) 223 00:15:04,670 --> 00:15:06,672 んっ…。 (物音) 224 00:15:06,672 --> 00:15:08,674 あっ…。 225 00:15:14,180 --> 00:15:16,182 あっ…。 226 00:15:18,184 --> 00:15:22,388 この階段の奥に祭壇が。 227 00:15:22,388 --> 00:15:24,357 ああ! (殴る音) 228 00:15:34,801 --> 00:15:38,004 んっ? んっ…。 229 00:15:42,975 --> 00:15:45,645 ジルさん… メアリ! (テッド)起きたかい? 230 00:15:45,645 --> 00:15:49,482 あっ…。 フフッ… 困るよ メグさん。 231 00:15:49,482 --> 00:15:52,318 勝手に僕の部屋をあさられたら。 232 00:15:52,318 --> 00:15:55,321 どうして? 確かに お茶 飲んだのに。 233 00:15:55,321 --> 00:15:58,157 ああ おいしいお茶を どうも ありがとう。 234 00:15:58,157 --> 00:16:01,994 もう少し効力が強かったら 危なかったね。 235 00:16:01,994 --> 00:16:12,004 ♬~ 236 00:16:12,004 --> 00:16:14,006 あっ… 祭壇。 237 00:16:14,006 --> 00:16:17,510 魔女は 悪魔の大好物だ。 238 00:16:17,510 --> 00:16:21,347 たとえ君が まだ未熟だったとしても。 239 00:16:21,347 --> 00:16:23,516 それなら いけにえは 私だけでいいじゃん。 240 00:16:23,516 --> 00:16:26,686 なんで家族にまで 手を出すのさ。 241 00:16:26,686 --> 00:16:30,022 悪魔は 崇拝者の本気を探る。 242 00:16:30,022 --> 00:16:34,994 だから 最も大切なものを ささげなければならない。 243 00:16:34,994 --> 00:16:38,664 どうして…。 もう限界なんだよ。 244 00:16:38,664 --> 00:16:43,669 満員の通勤電車 無能な上司の叱責➡ 245 00:16:43,669 --> 00:16:45,838 社内の冷ややかな目線。 246 00:16:45,838 --> 00:16:49,342 全部 全部 全部。 247 00:16:49,342 --> 00:16:51,677 僕は 見返さなきゃならない。 248 00:16:51,677 --> 00:16:58,351 僕を見下した あいつらを 僕をコケにした すべての人間を。 249 00:16:58,351 --> 00:17:02,855 そんなことのために。 んっ… そんなこと? 250 00:17:02,855 --> 00:17:04,857 お前に 何がわかる! 251 00:17:04,857 --> 00:17:07,526 僕が どれだけ屈辱を味わったか。 252 00:17:07,526 --> 00:17:09,862 どれだけの涙を流したか。 253 00:17:09,862 --> 00:17:12,031 小娘のお前に 一体 何が! 254 00:17:12,031 --> 00:17:14,200 それでも 家族がいるじゃん! 255 00:17:14,200 --> 00:17:17,370 (テッド)家族なんて なんの支えにもなりはしない。 256 00:17:17,370 --> 00:17:21,207 ただ逃げ道をなくして 追い込むだけだ。 257 00:17:21,207 --> 00:17:24,210 もう 終わりにするんだ。 258 00:17:24,210 --> 00:17:28,547 こんな くだらない毎日は。 259 00:17:28,547 --> 00:17:30,550 悪魔の力があれば…。 あっ…。 260 00:17:30,550 --> 00:17:32,552 それができる! 261 00:17:32,552 --> 00:17:34,954 やめ…! んっ! 262 00:17:34,954 --> 00:17:39,792 ハッ ハハハッ ハハハハ ハハハハ…。 263 00:17:39,792 --> 00:17:45,131 悪魔よ その全知の力を 我に渡したまえ。 264 00:17:45,131 --> 00:17:47,633 我が最愛の妻と娘に加え➡ 265 00:17:47,633 --> 00:17:51,137 あなた様の にえとなる 魔の者を ここに。 266 00:17:54,807 --> 00:17:57,643 あっ ああ…。 (咆哮) 267 00:17:57,643 --> 00:17:59,645 (咆哮) 268 00:17:59,645 --> 00:18:01,647 あっ…。 269 00:18:05,985 --> 00:18:10,823 あっ… あっ… ああ… ああ…。 270 00:18:10,823 --> 00:18:12,992 (うなり声) 271 00:18:12,992 --> 00:18:15,328 ああ… あっ… ああ…。 272 00:18:15,328 --> 00:18:17,330 んっ…。 273 00:18:24,003 --> 00:18:28,507 《ああ… 私は 死ぬんだ。 274 00:18:28,507 --> 00:18:32,111 まだ たくさん やりたいことがあったのに》 275 00:18:36,315 --> 00:18:40,086 《おし… しょう… 様…》 276 00:18:44,156 --> 00:18:46,125 あっ…。 (咆哮) 277 00:18:46,125 --> 00:18:48,828 私の まな娘に 手を出すんじゃない! 278 00:18:48,828 --> 00:18:50,830 (テッド/悪魔)ギャー! 279 00:18:50,830 --> 00:18:53,100 熱い 熱い! 助けてくれ! お師匠様! 280 00:18:53,100 --> 00:18:56,502 うっ… うぅ…。 281 00:18:56,502 --> 00:18:59,672 (テッド/悪魔)熱い! 熱い! 282 00:18:59,672 --> 00:19:03,509 ジル… メアリ… ひぃ…。 283 00:19:03,509 --> 00:19:06,012 チクショウ チクショウ! 284 00:19:06,012 --> 00:19:08,014 地獄に帰りな。 285 00:19:08,014 --> 00:19:11,984 (叫び声) 286 00:19:17,356 --> 00:19:20,860 お師匠様 指が… 手当てしないと。 287 00:19:20,860 --> 00:19:25,331 メグ いいかい? これが 悪魔に触れた代償だ。 288 00:19:25,331 --> 00:19:28,134 あっ… ああ…。 289 00:19:30,336 --> 00:19:32,338 魔女は 決して万能じゃない。 290 00:19:32,338 --> 00:19:36,942 だから 両手を広げた範囲に 収まる人だけを守るんだ。 291 00:19:36,942 --> 00:19:38,944 はい。 292 00:19:38,944 --> 00:19:42,314 まっ それでも ちゃんと 守れたじゃないか。 293 00:19:42,314 --> 00:19:44,817 枠の外にいる人たちを。 294 00:19:44,817 --> 00:19:46,819 はい。 295 00:19:46,819 --> 00:19:49,088 んっ… んっ…。 296 00:19:52,658 --> 00:19:55,327 ファウスト様 メグさん➡ 297 00:19:55,327 --> 00:19:58,998 本当に何から何まで ありがとうございます。 298 00:19:58,998 --> 00:20:03,669 これから 母一人 子一人で 苦労することもあるだろうね。 299 00:20:03,669 --> 00:20:08,174 大変だとは 思いますが メアリがいてくれれば 私➡ 300 00:20:08,174 --> 00:20:10,476 頑張れると思います。 301 00:20:10,476 --> 00:20:14,146 メアリ お別れよ。 あなたも ご挨拶なさい。 302 00:20:14,146 --> 00:20:17,316 やだ! (ジル)わがまま言っちゃ だめよ。 303 00:20:17,316 --> 00:20:20,152 やだやだ! みんなと お別れなんて やだ。 304 00:20:20,152 --> 00:20:23,322 どうして パパは いないの? あっ…。 305 00:20:23,322 --> 00:20:25,991 お引っ越しなんて やだ! あっ…。 306 00:20:25,991 --> 00:20:29,495 メグちゃんと もっともっと 遊びたかった。 307 00:20:29,495 --> 00:20:31,497 ごめんね メアリ。 308 00:20:31,497 --> 00:20:34,834 パパがいなくなったのは 私のせいなんだ。 309 00:20:34,834 --> 00:20:37,670 えっ? 310 00:20:37,670 --> 00:20:40,840 私が もっともっと すごい魔女だったら➡ 311 00:20:40,840 --> 00:20:43,876 きっと パパを助けられた。 312 00:20:43,876 --> 00:20:47,213 でも メアリに約束する。 313 00:20:47,213 --> 00:20:50,049 私 もっともっと すごい魔女になるからさ。 314 00:20:50,049 --> 00:20:53,385 メアリのパパみたいな人を 助けられるくらいに➡ 315 00:20:53,385 --> 00:20:57,223 強くて 立派で 偉大な魔女になってみせる。 316 00:20:57,223 --> 00:21:00,559 そして その姿を あなたに見せにいく。 317 00:21:00,559 --> 00:21:04,396 うん… 約束だよ。 318 00:21:04,396 --> 00:21:06,365 うん! 319 00:21:08,734 --> 00:21:11,737 メグちゃん 会いに来てね! 320 00:21:11,737 --> 00:21:15,207 絶対に行く 約束するから! 321 00:21:19,078 --> 00:21:23,382 メグ 後悔なんてするんじゃないよ。 あっ…。 322 00:21:23,382 --> 00:21:26,051 これからも 選ばなきゃならない ことはあるだろう。 323 00:21:26,051 --> 00:21:30,923 自分の信念に従って 正義を貫ぬくかどうかを。 324 00:21:30,923 --> 00:21:34,160 はっ… はい。 325 00:21:34,160 --> 00:21:36,996 自分で決めたことは 貫き通しな。 326 00:21:36,996 --> 00:21:41,333 世界に名だたる魔導師たちは みんな そうしてきたんだ。 327 00:21:41,333 --> 00:21:46,505 私は いつか 後悔のない 世界一の魔女になってみせます。 328 00:21:46,505 --> 00:21:51,844 フッ… なら まずは お前の使い魔をめでてやりな。 329 00:21:51,844 --> 00:21:55,514 えっ? ずいぶん心配してたからね。 330 00:21:55,514 --> 00:21:58,684 ハァ… しかたない➡ 331 00:21:58,684 --> 00:22:02,354 今日は 2匹とも キャンディーみたいに なめ回してやろう。 332 00:22:02,354 --> 00:22:05,558 キュウ! キュキュ キュキュ! 333 00:22:07,526 --> 00:22:11,197 そういえば お師匠様。 たしか 悪魔が現れたとき➡ 334 00:22:11,197 --> 00:22:14,200 私のこと まな娘って 言いませんでした? 335 00:22:14,200 --> 00:22:17,536 さて なんのことだろうね。 336 00:22:17,536 --> 00:22:19,538 悪魔に出会った恐怖で➡ 337 00:22:19,538 --> 00:22:21,540 幻聴でも 聞いたんじゃないのかい。 338 00:22:21,540 --> 00:22:24,043 あっ… お師匠様! 339 00:22:26,212 --> 00:22:30,216 《私は 強くなろうと思う。 立派な魔女になって➡ 340 00:22:30,216 --> 00:22:33,919 もっと たくさんの人を 助けられるようになるんだ》 341 00:22:36,188 --> 00:22:41,360 《もう二度と 自分の無力さで 後悔しないために》