1 00:00:02,002 --> 00:00:04,505 (祭里)すっかり 暗くなっちまったな。 2 00:00:04,505 --> 00:00:07,508 おばさんと おじさん 心配してるよな。 3 00:00:07,508 --> 00:00:10,177 (すず)あっ それなら大丈夫。 4 00:00:10,177 --> 00:00:14,681 さっきメッセして 祭里と一緒だって 言っといたから。 5 00:00:17,517 --> 00:00:21,521 そ… そうか。 6 00:00:21,521 --> 00:00:25,526 《こんなに かわいかったのか… すず》 7 00:00:25,526 --> 00:00:29,696 じゃあ祭里 またあした。 えっ!? おっ… おう。 8 00:00:29,696 --> 00:00:34,535 (シロガネ)待てすず 話がある。 ん? 何? シロガネ。 9 00:00:34,535 --> 00:00:36,536 (シロガネ)知ってのとおり我が輩は➡ 10 00:00:36,536 --> 00:00:40,707 日喰に魄をほとんど食われて 妖力を失った。 11 00:00:40,707 --> 00:00:45,379 もう巻物関係なく この姿でしかいられないである。 12 00:00:45,379 --> 00:00:47,381 ん? ん? 13 00:00:47,381 --> 00:00:52,219 こうなると もはや妖の王として 君臨することは難しい。 14 00:00:52,219 --> 00:00:56,556 だが王の不在は 妖の世界に混乱を招く。 15 00:00:56,556 --> 00:00:59,726 よって… すず➡ 16 00:00:59,726 --> 00:01:02,329 お前が妖の王をやれ! 17 00:01:02,329 --> 00:01:06,533 (祭里/すず)えっ… え~!? 18 00:02:48,068 --> 00:02:50,070 (弥生)すず 祭里! 19 00:02:50,070 --> 00:02:53,073 (弥生)も~ 昨日 2人でどこ行ってたの? 20 00:02:53,073 --> 00:02:56,243 何も言わずにいなくなるから ビックリしちゃったよ! 21 00:02:56,243 --> 00:02:59,579 (ルーシー)秘密結社に 誘拐でもされたかと思ったっす。 22 00:02:59,579 --> 00:03:02,149 えっ!? あっ うん ごめん…。 23 00:03:02,149 --> 00:03:04,151 いや~ 2人でしゃべってたら➡ 24 00:03:04,151 --> 00:03:06,820 いつの間にか 授業の時間になっててさ➡ 25 00:03:06,820 --> 00:03:08,822 そのままサボっちゃった。 26 00:03:08,822 --> 00:03:11,324 そんなことだろうと思ったよ。 27 00:03:11,324 --> 00:03:14,161 筋森先生 めっちゃ怒ってたっすよ。 28 00:03:14,161 --> 00:03:17,497 見つからないようにしたほうが…。 (ルーシー/弥生)あっ。 29 00:03:17,497 --> 00:03:22,369 (筋森)むう… 風巻 花奏! 30 00:03:22,369 --> 00:03:28,041 職員室に来い! (すず/祭里)は はい…。 31 00:03:28,041 --> 00:03:31,044 (祭里)ふ~ ひどい目に遭ったぜ。 32 00:03:31,044 --> 00:03:37,050 ヤヨとルー 全然 覚えてなかったね 日喰くんのこと。 33 00:03:37,050 --> 00:03:41,021 会ったはずなのに…。 34 00:03:41,021 --> 00:03:43,857 前に じいちゃんから 聞いたことがある。 35 00:03:43,857 --> 00:03:48,862 妖を信じてない者が消滅した妖を 認識し続けることは➡ 36 00:03:48,862 --> 00:03:52,032 めったにないって。 そっか…。 37 00:03:52,032 --> 00:03:56,369 そういう すごく曖昧で 訳のわかんない存在なんだよ➡ 38 00:03:56,369 --> 00:03:58,538 妖っていうのは。 39 00:03:58,538 --> 00:04:01,808 確かに いい妖や無害な妖もいる。 40 00:04:01,808 --> 00:04:05,145 だけど基本的には 理解できない連中だ。 41 00:04:05,145 --> 00:04:09,983 日喰だって そうだっただろ。 だからさ すず…。 42 00:04:09,983 --> 00:04:13,987 「だから すずには 妖の王なんてできない」って➡ 43 00:04:13,987 --> 00:04:16,156 言おうとしてる? 44 00:04:16,156 --> 00:04:20,060 心配なんだよ すずのことが…。 45 00:04:23,830 --> 00:04:27,167 ありがと 祭里。 でもね➡ 46 00:04:27,167 --> 00:04:29,836 昨日 一晩考えて決めたの。 47 00:04:29,836 --> 00:04:33,507 私 やろうと思うんだ。 すず…。 48 00:04:33,507 --> 00:04:37,010 シロガネが来てから 妖巫女としての力が➡ 49 00:04:37,010 --> 00:04:39,012 強まっていくの 感じてた。 50 00:04:39,012 --> 00:04:44,017 もっと妖と関われば もっともっと 力を引き出せるかもしれない。 51 00:04:44,017 --> 00:04:48,855 昨日も言ったけど妖巫女の力を 最大限 引き出せたら➡ 52 00:04:48,855 --> 00:04:52,692 祭里を男の子に戻せるかも… でしょ? 53 00:04:52,692 --> 00:04:56,396 だから私… やる。 54 00:04:59,199 --> 00:05:01,968 ったく すずには勝てないな。 55 00:05:01,968 --> 00:05:05,172 祭里。 俺も手伝うよ。 56 00:05:05,172 --> 00:05:08,842 すずだけじゃ危なっかしいからな。 うん! 57 00:05:08,842 --> 00:05:11,344 (シロガネ)その返事を 待っていたである。 58 00:05:11,344 --> 00:05:15,348 シロガネ。 では ついてこい すず。 59 00:05:15,348 --> 00:05:19,352 王の資格があるか 試験である。 60 00:05:19,352 --> 00:05:22,856 まったく… 家から近いという理由で➡ 61 00:05:22,856 --> 00:05:26,359 女子校に入学したのに気まぐれね。 62 00:05:26,359 --> 00:05:28,695 (恋緒)はい! 職人として➡ 63 00:05:28,695 --> 00:05:32,365 パートナーである祭里くんの近くに いたいと思いまして。 64 00:05:32,365 --> 00:05:36,036 対応していただき感謝いたします おばあちゃん! 65 00:05:36,036 --> 00:05:41,541 妖が見えない私にできるのは 民間レベルのサポートだけですからね。 66 00:05:41,541 --> 00:05:45,178 風巻さんたちの助けになるよう 頑張りなさい。 67 00:05:45,178 --> 00:05:47,180 はい! 68 00:05:47,180 --> 00:05:50,050 フフッ 手続き完了っと。 69 00:05:50,050 --> 00:05:56,223 さぁて いとしのパートナー 祭里くんを 驚かせちゃいましょうかね~。 70 00:05:56,223 --> 00:06:01,962 あら? あれは すずさん… と妖の王? 71 00:06:01,962 --> 00:06:06,633 (あずべえ)うぇ… うぇ… すず様 どうかお助けを~。 72 00:06:06,633 --> 00:06:10,136 大切なものを なくしてしまったのです。 73 00:06:10,136 --> 00:06:13,974 なくしたって何を? 小豆入りの升です。 74 00:06:13,974 --> 00:06:17,310 ここに置いて 木陰で昼寝をしていたのですが➡ 75 00:06:17,310 --> 00:06:20,647 起きたら なくなっていて…。 ん~。 76 00:06:20,647 --> 00:06:23,149 誰かが拾って 食べちゃったとか? 77 00:06:23,149 --> 00:06:27,654 私も小豆のスイーツ 好きだし。 ひ~ そんな! 78 00:06:27,654 --> 00:06:30,156 こいつは 小豆はかりの あずべえ。 79 00:06:30,156 --> 00:06:34,327 小豆をジャラジャラ鳴らす音で 人を脅かす妖である。 80 00:06:34,327 --> 00:06:36,496 なんの意味あるの? それ。 81 00:06:36,496 --> 00:06:39,833 意味などない。 そういう妖なのだ。 82 00:06:39,833 --> 00:06:43,670 小豆がなくなれば こいつは 小豆はかりではいられなくなり➡ 83 00:06:43,670 --> 00:06:46,840 じきに消える。 猛烈ヤバいじゃん! 84 00:06:46,840 --> 00:06:49,509 わかった! まだ食べられてないと信じて➡ 85 00:06:49,509 --> 00:06:51,511 探してみる! 86 00:06:51,511 --> 00:06:56,016 《集中すれば きっと何か感じられるはず…》 87 00:06:56,016 --> 00:06:59,853 二ノ曲先輩 ちょっといいか? (ざわめき) 88 00:06:59,853 --> 00:07:03,156 何あの子…。 二ノ曲さんに あんな気安く…。 89 00:07:03,156 --> 00:07:05,992 殺されるぞ…。 見て めっちゃキレてる。 90 00:07:05,992 --> 00:07:07,994 でも まさか彼女!? 91 00:07:07,994 --> 00:07:09,996 (宗牙)教室には来るな! なんで! 92 00:07:09,996 --> 00:07:13,333 というか 男に 戻ったんじゃなかったのか 風巻! 93 00:07:13,333 --> 00:07:15,335 いや 戻ったの一瞬だし。 94 00:07:15,335 --> 00:07:19,472 そんなことより 大事な話があんだよ! 95 00:07:19,472 --> 00:07:22,342 ん~。 96 00:07:22,342 --> 00:07:27,314 こちらなのですか? すず様。 勘だけど なんかね➡ 97 00:07:27,314 --> 00:07:30,850 あずべえちゃんと同じ気配を 感じるような…。 98 00:07:30,850 --> 00:07:34,688 (宗牙)なるほど 花奏すずが妖の王に。 99 00:07:34,688 --> 00:07:37,691 まぁ まだ本決まりじゃ ないみたいだけど➡ 100 00:07:37,691 --> 00:07:39,859 すずは やりたいみたいなんだ。 101 00:07:39,859 --> 00:07:45,198 確かに昔ながらの妖たちを まとめる存在は必要かもしれん。 102 00:07:45,198 --> 00:07:49,369 が 人間にその役割が務まるとは 考えにくいな。 103 00:07:49,369 --> 00:07:51,371 やっぱ そうだよな。 104 00:07:51,371 --> 00:07:55,208 とはいえ 花奏すずの力は未知数。 105 00:07:55,208 --> 00:07:59,713 本人がやる気なら 当面は見守るのもありだろう。 106 00:07:59,713 --> 00:08:01,648 もちろん油断はするな。 107 00:08:01,648 --> 00:08:04,818 それと 祓忍組合への報告も怠るなよ。 108 00:08:04,818 --> 00:08:08,655 (祭里)ああ わかった。 (宗牙)話はそれだけか。 109 00:08:08,655 --> 00:08:11,491 あっ えっと…。 110 00:08:11,491 --> 00:08:14,327 なんだ 何かあるなら さっさと言え。 111 00:08:14,327 --> 00:08:22,669 その… あのさ 先輩の気持ち 知っときながら ごめん。 112 00:08:22,669 --> 00:08:28,641 俺も すずのこと 好きになっちゃった。 113 00:08:32,345 --> 00:08:39,185 あ… 謝ることではない。 俺も うすうす思っていた。 114 00:08:39,185 --> 00:08:43,857 花奏すずにふさわしいのは お前だと。 115 00:08:43,857 --> 00:08:49,029 俺に遠慮などするな。 即 花奏すずと交際してしまえ。 116 00:08:49,029 --> 00:08:52,365 いや でも俺 女になってるし。 117 00:08:52,365 --> 00:08:55,034 つか すずが俺のこと➡ 118 00:08:55,034 --> 00:08:57,704 そんなふうに 思ってくれてるかどうか…。 119 00:08:57,704 --> 00:09:00,607 はっ? だってさ 俺➡ 120 00:09:00,607 --> 00:09:03,610 女になるまで友達も全然…。 《何を言ってるんだ こいつは。 121 00:09:03,610 --> 00:09:07,280 好意がない女が あんなふうに抱きつくものか! 122 00:09:07,280 --> 00:09:10,450 自己評価が低すぎるぞ 風巻!》 123 00:09:10,450 --> 00:09:13,286 告白とかしても きっと…。 124 00:09:13,286 --> 00:09:18,458 《こいつ 腕は立つくせに 恋愛方面はポンコツ…。 125 00:09:18,458 --> 00:09:23,296 ポンコツか!》 126 00:09:23,296 --> 00:09:25,298 (心音) 127 00:09:25,298 --> 00:09:27,801 《はっ!? なんだ 今のトクンは!? 128 00:09:27,801 --> 00:09:31,137 そ そんな顔するな お前は男だろ! 129 00:09:31,137 --> 00:09:33,139 そ それでは まるで…》 130 00:09:33,139 --> 00:09:35,975 (宗牙)うろたえるな この未熟者! 131 00:09:35,975 --> 00:09:40,313 自信がないなら自分を磨け! 体がどうとか関係ない! 132 00:09:40,313 --> 00:09:43,983 我こそ花奏すずに ふさわしいと 思える存在を目指せ! 133 00:09:43,983 --> 00:09:51,491 俺が認めたライバル 風巻祭里は そういう男だ! 134 00:09:51,491 --> 00:09:55,161 先輩…。 135 00:09:55,161 --> 00:09:57,664 やっぱ かっけえな 先輩は! 136 00:09:57,664 --> 00:10:00,166 触るな! あと かっこいいとか言うな! 137 00:10:00,166 --> 00:10:05,004 あっ! お~ これは私の小豆です! 138 00:10:05,004 --> 00:10:07,006 ホント? 139 00:10:07,006 --> 00:10:10,510 《シロガネ:小豆に染みついた あずべえの僅かな妖気を? 140 00:10:10,510 --> 00:10:13,847 妖の感知能力も 高まっているのか…》 141 00:10:13,847 --> 00:10:19,519 一粒だけじゃないはずだよね。 きっと近くに他の小豆も…。 142 00:10:19,519 --> 00:10:22,522 (ポ之助)クルッポ クルッポ クルッポ~。 143 00:10:22,522 --> 00:10:26,359 ポ之助 何を持ってる? えっ!? あっ 主様! 144 00:10:26,359 --> 00:10:28,361 ちちち 違いますっポ! 145 00:10:28,361 --> 00:10:31,531 ワタクシ 決して落ちていた小豆を 拾い食いしようなどとは…。 146 00:10:31,531 --> 00:10:33,533 はっ…。 147 00:10:33,533 --> 00:10:35,535 あ~!! なっ! 148 00:10:35,535 --> 00:10:38,371 うわ~!? わわわ~! せせせせ先輩! 149 00:10:38,371 --> 00:10:42,041 ぬ~! 祓忍が こんな古典的なもので➡ 150 00:10:42,041 --> 00:10:44,210 滑ってたまるか! 耐えてください主様! 151 00:10:44,210 --> 00:10:46,880 あっ 気配が強くなってきた気がする! 152 00:10:46,880 --> 00:10:50,550 あ~ 見てください すず様! 153 00:10:50,550 --> 00:10:52,552 小豆だ! 154 00:10:52,552 --> 00:10:56,890 《シロガネ:やはり この成長速度 思った以上かもしれぬ》 155 00:10:56,890 --> 00:11:00,026 ってことは こっちに…。 156 00:11:00,026 --> 00:11:02,862 へっ? 157 00:11:02,862 --> 00:11:06,032 がっ… うっ…。 158 00:11:06,032 --> 00:11:09,702 キャー!? あっ あっ あっ…。 あっ すず。 159 00:11:09,702 --> 00:11:13,039 まままままま 祭里! なっ 何してんの!? 160 00:11:13,039 --> 00:11:16,042 そそ それって二ノ曲先輩…。 161 00:11:16,042 --> 00:11:18,211 きゃっ! すず!? 162 00:11:18,211 --> 00:11:20,547 すず! へっ? 163 00:11:20,547 --> 00:11:24,551 あっ… これ すっごい…。 164 00:11:24,551 --> 00:11:27,554 すずさん 甘くて えっちぃ匂い…。 165 00:11:27,554 --> 00:11:30,056 やっ… れれ 恋緒ちゃん!? 166 00:11:30,056 --> 00:11:33,726 こないだ会ったときと 全然 違う…。 167 00:11:33,726 --> 00:11:41,067 妖巫女の力 成長してるのを ビンビン感じちゃいます~。 168 00:11:41,067 --> 00:11:45,572 《花奏すず 常にハレンチなことになるのだけは➡ 169 00:11:45,572 --> 00:11:47,574 不安材料である…》 170 00:11:47,574 --> 00:11:51,077 小豆だ~! すず様 万歳! 男… 風巻祭里は男…。 171 00:11:51,077 --> 00:11:53,046 主様 しっかり~! 172 00:11:56,049 --> 00:11:58,384 (シロガネ)のわ~! 離すである~!! 173 00:11:58,384 --> 00:12:02,689 洗われるの嫌である~! (すず)も~ 暴れないの! 174 00:12:02,689 --> 00:12:05,525 くすぐったい… このハレンチ娘が! 175 00:12:05,525 --> 00:12:08,027 何 訳わかんないこと 言ってるかな。 176 00:12:08,027 --> 00:12:11,497 ほら ここも猛烈 汚れてるし。 177 00:12:13,533 --> 00:12:15,535 ダ~メ! 178 00:12:15,535 --> 00:12:20,173 (律太)姉ちゃん 独り言ヤベえ。 179 00:12:20,173 --> 00:12:25,011 (清弦)ほう じゃあシロガネは 今日から すずちゃんのとこかい。 180 00:12:25,011 --> 00:12:29,015 ああ。 すずが妖について 教わりたいからってさ。 181 00:12:29,015 --> 00:12:32,685 まぁ 今のシロガネなら 悪さする心配も…。 182 00:12:32,685 --> 00:12:36,522 んっ? (通知音) 183 00:12:36,522 --> 00:12:40,693 すずのやつ シロガネをお風呂で洗ったって。 184 00:12:40,693 --> 00:12:46,032 (清弦)ホッホッホ。 面倒見がいいね すずちゃんは。 185 00:12:46,032 --> 00:12:50,536 (清弦)早く男に戻らないと お前も洗れちまうかもヨ。 186 00:12:50,536 --> 00:12:53,206 女同士でも そんな状況 ありえねえし! 187 00:12:53,206 --> 00:12:57,043 ホッホッホッホ。 188 00:12:57,043 --> 00:13:00,980 しっかし すずに本当にできるのかな。 189 00:13:00,980 --> 00:13:05,485 妖の王を引き継ぐなんて。 そうだねぇ。 190 00:13:05,485 --> 00:13:10,657 それは一緒にいる お前次第じゃないかな 祭里。 191 00:13:10,657 --> 00:13:14,661 あっ…。 192 00:13:16,663 --> 00:13:19,332 妖巫女様! すず様! 193 00:13:19,332 --> 00:13:23,536 新しい我らの王に…。 (一同)乾杯! 194 00:13:23,536 --> 00:13:26,205 フフッ ありがとう みんな。 195 00:13:26,205 --> 00:13:29,876 《初日にして なじんでる!?》 196 00:13:29,876 --> 00:13:34,047 (画楽)新しい王のために とりあえず近場の妖たちに➡ 197 00:13:34,047 --> 00:13:36,716 声をかけてみたよ。 ムギー! ムギー! 198 00:13:36,716 --> 00:13:40,553 画楽… ずいぶん手回しがいいじゃねえか。 199 00:13:40,553 --> 00:13:46,059 (画楽)いや~ 僕だって 王の長期不在は避けたいからね。 200 00:13:46,059 --> 00:13:48,561 すず様は立派なお方だ~。 201 00:13:48,561 --> 00:13:51,230 新たな王にふさわしい! (一同)うんうん。 202 00:13:51,230 --> 00:13:54,901 エヘヘ 私 頑張るから。 (タヌマロ)はんた~い! 203 00:13:54,901 --> 00:13:56,903 えっ? 204 00:13:56,903 --> 00:13:59,739 (すず)タヌマロ! すごい久しぶり! 205 00:13:59,739 --> 00:14:04,143 (タヌマロ)人間に妖の王なんて 務まるわけないだぬ! 206 00:14:04,143 --> 00:14:07,814 あいつ 昔すずと よく遊んでた。 207 00:14:07,814 --> 00:14:11,317 オイラはシロガネ様に憧れてただぬ! 208 00:14:11,317 --> 00:14:14,487 シロガネ様は強くて かっこよくて➡ 209 00:14:14,487 --> 00:14:18,991 オイラが山で異魂に襲われたときも 助けてくれたぬ。 210 00:14:18,991 --> 00:14:22,829 妖巫女だか知らないけど すずは弱い人間! 211 00:14:22,829 --> 00:14:25,665 妖の問題解決なんて できないだぬ! 212 00:14:25,665 --> 00:14:27,667 まぁ確かに…。 213 00:14:27,667 --> 00:14:31,170 シロガネ様は存在するだけで 安心感があった。 214 00:14:31,170 --> 00:14:34,006 なんせ強いからな 偉そうだけど。 215 00:14:34,006 --> 00:14:37,343 うん 口うるさいし 抜け毛もひどいけど。 216 00:14:37,343 --> 00:14:42,682 慕われてますね。 何かだんだん悪口になってないか。 217 00:14:42,682 --> 00:14:46,185 うっ? タヌマロ 心配ねえよ。 218 00:14:46,185 --> 00:14:48,354 俺が すずをサポートする。 219 00:14:48,354 --> 00:14:54,360 妖側の治安を守るのは 祓忍の役目とも通じることだし。 220 00:14:54,360 --> 00:14:56,696 (タヌマロ)祭里…。 221 00:14:56,696 --> 00:15:02,335 お前がオイラに教えたんぬ! 妖と人は一緒にいられないこと! 222 00:15:02,335 --> 00:15:04,337 はっ? それって どういう…。 223 00:15:04,337 --> 00:15:09,809 妖術 夢幻蒸気! えっ! 224 00:15:12,011 --> 00:15:16,349 んっ… ここは…。 225 00:15:16,349 --> 00:15:19,819 うちの風呂? 226 00:15:22,688 --> 00:15:25,691 祭里。 ひっ! 227 00:15:25,691 --> 00:15:28,861 私が体洗ってあげる。 すず! 228 00:15:28,861 --> 00:15:31,697 フフフ。 ひっ! 229 00:15:31,697 --> 00:15:33,699 うっ…。 230 00:15:33,699 --> 00:15:38,004 《タヌマロの幻術か!》 (すず)キレイキレイにしてあげるね。 231 00:15:38,004 --> 00:15:40,039 (祭里)おっ おい よせ! 232 00:15:40,039 --> 00:15:45,044 大丈夫だよ 今は女の子同士なんだから。 233 00:15:45,044 --> 00:15:47,713 ほら 気持ちいいでしょ。 234 00:15:47,713 --> 00:15:51,050 《これは精神攻撃! 理性がもたねえ!》 235 00:15:51,050 --> 00:15:53,719 うわ~! 236 00:15:53,719 --> 00:15:56,556 タヌマロ 何してんの!? 237 00:15:56,556 --> 00:15:59,559 祭里! (画楽)夢幻蒸気。 238 00:15:59,559 --> 00:16:03,963 化かしの天才 茶釜一族だけが 使える妖術ですね。 239 00:16:03,963 --> 00:16:06,799 捕らえた相手に幻を見せ続ける。 240 00:16:06,799 --> 00:16:10,970 あれは外部から閉ざされた 結界であるからな。 241 00:16:10,970 --> 00:16:14,140 人の身では 外から干渉することはできん。 242 00:16:14,140 --> 00:16:16,309 《フッ お前の中にある➡ 243 00:16:16,309 --> 00:16:20,646 もし起きたら一番困る状況を 再現した幻だぬ。 244 00:16:20,646 --> 00:16:23,816 ん~ なんで こんなのが一番困るか➡ 245 00:16:23,816 --> 00:16:27,486 よくわからんだぬが…》 246 00:16:27,486 --> 00:16:29,489 ((もう すずに近づくな! 247 00:16:29,489 --> 00:16:31,490 やめてよ祭里! あっち行け! 248 00:16:31,490 --> 00:16:34,293 わ~!)) 249 00:16:36,829 --> 00:16:42,001 これは 友達だったオイラたちを 追い出した仕返しだぬ! 250 00:16:42,001 --> 00:16:45,671 根に持つやつだな あいつ。 んだ。 251 00:16:45,671 --> 00:16:48,174 ぐっ…。 祭里! あっ。 252 00:16:48,174 --> 00:16:50,176 無駄だぬ すず。 253 00:16:50,176 --> 00:16:54,514 この結界に外部から 干渉できるのは同じ妖だけだぬ。 254 00:16:54,514 --> 00:16:57,683 祭里と一緒に立ち去るなら 術は解くだぬ。 255 00:16:57,683 --> 00:16:59,685 あぁ! 256 00:16:59,685 --> 00:17:03,289 《つらそう どんな幻を見てるの…》 257 00:17:03,289 --> 00:17:08,294 もうオイラたちは 違う世界を生きてるだぬ。 258 00:17:08,294 --> 00:17:11,631 タヌマロ…。 259 00:17:11,631 --> 00:17:13,633 (すず)ほ~ら。 (祭里)えっ!? 260 00:17:13,633 --> 00:17:17,670 ここもキレイにしようね。 わっ やめろ すず! 261 00:17:17,670 --> 00:17:20,840 フフフ。 《落ち着け俺。 262 00:17:20,840 --> 00:17:25,344 この幻は風の術を使えば 解除できるはず。 263 00:17:25,344 --> 00:17:31,017 だけど それじゃあ タヌマロはきっと すずを妖の王とは認めねえ。 264 00:17:31,017 --> 00:17:35,021 タヌマロを昔 俺が人間不信にしたからだ。 265 00:17:35,021 --> 00:17:40,026 すずに近づく すべての妖が 危険に思えて追い払った。 266 00:17:40,026 --> 00:17:43,863 俺が ガキすぎたせいだ。 俺が悪かった。 267 00:17:43,863 --> 00:17:46,866 だから耐えろ 耐えるんだ! 268 00:17:46,866 --> 00:17:49,835 タヌマロの気が済むまで!》 269 00:17:52,371 --> 00:17:57,043 タヌマロ 祭里ね ずいぶん強くなったんだよ。 270 00:17:57,043 --> 00:18:00,813 本気を出せば きっと この蒸気は吹き飛ばせる。 271 00:18:00,813 --> 00:18:05,318 でも我慢してるんだと思う。 だぬ? 272 00:18:05,318 --> 00:18:09,155 そんなことをしても タヌマロと仲直りできないって➡ 273 00:18:09,155 --> 00:18:11,324 わかってるから。 274 00:18:11,324 --> 00:18:15,161 タヌマロだって覚えてるでしょ。 275 00:18:15,161 --> 00:18:21,334 祭里が タヌマロや妖のみんなを 嫌いだったわけじゃないって。 276 00:18:21,334 --> 00:18:24,170 祭里…。 277 00:18:24,170 --> 00:18:29,175 わかっただぬ 術を解くだぬ。 278 00:18:29,175 --> 00:18:32,678 タヌマロ。 だぬ! 279 00:18:32,678 --> 00:18:35,181 えっ? あっ あれ? 280 00:18:35,181 --> 00:18:37,183 どうしたの? 281 00:18:37,183 --> 00:18:43,856 実はこの術 まだ特訓中で解き方 よくわからないだぬ~! 282 00:18:43,856 --> 00:18:48,527 えっ? アホか! 未完成の術を使うな~! 283 00:18:48,527 --> 00:18:52,198 ありゃりゃ じゃあ 術は発動しっぱなし。 284 00:18:52,198 --> 00:18:54,700 祭里くんが 耐え続けなければいけないのは➡ 285 00:18:54,700 --> 00:18:57,703 もちろんだけど それ以上に…。 286 00:18:57,703 --> 00:19:01,774 (シロガネ)このままでは タヌマロは 妖力をどんどん消耗していき➡ 287 00:19:01,774 --> 00:19:05,111 最後には消えてしまうである! そんな! 288 00:19:05,111 --> 00:19:08,447 しかたありませんね 僕が祭里くんに…。 289 00:19:08,447 --> 00:19:11,283 いや画楽 待つである。 えっ? 290 00:19:11,283 --> 00:19:15,454 あわわわわ…。 《すず:なんとかしなきゃ。 291 00:19:15,454 --> 00:19:18,958 私は妖の王なんだから》 292 00:19:18,958 --> 00:19:23,796 ((この結界に外部から 干渉できるのは同じ妖だけだぬ)) 293 00:19:23,796 --> 00:19:28,300 妖は干渉できる… それなら! 294 00:19:35,975 --> 00:19:39,478 あっ! (どよめき) 295 00:19:39,478 --> 00:19:45,151 《分身の妖 オモカゲ。 妖巫女の能力か》 296 00:19:45,151 --> 00:19:47,653 《前に出したときは 無意識だったから➡ 297 00:19:47,653 --> 00:19:52,658 思いどおりに動かすことが できなかったけど 今なら》 298 00:19:55,161 --> 00:20:00,100 《人の身では入り込めない結界に 妖の体を使って》 299 00:20:00,100 --> 00:20:06,172 祭里の気持ちはタヌマロに伝わったよ だから…。 300 00:20:06,172 --> 00:20:10,676 もう我慢しなくて大丈夫。 301 00:20:10,676 --> 00:20:13,879 サンキュー すず。 302 00:20:18,517 --> 00:20:24,023 おお! 夢幻蒸気を破りおった! 確かに強い! 303 00:20:26,025 --> 00:20:28,194 ふぅ…。 大丈夫? 祭里! 304 00:20:28,194 --> 00:20:30,196 (祭里)お おう…。 305 00:20:30,196 --> 00:20:33,866 《すず 祭里 どっちも すごいだぬ》 306 00:20:33,866 --> 00:20:36,869 (すず)タヌマロ。 うあっ! 307 00:20:36,869 --> 00:20:39,672 仲直りしよっか。 308 00:20:41,707 --> 00:20:44,110 あっ…。 309 00:20:47,213 --> 00:20:51,550 我が王の命とあらば。 タヌマロ。 310 00:20:51,550 --> 00:20:56,722 それに祭里の根性も 認めざるをえないだぬ。 311 00:20:56,722 --> 00:21:01,494 昔のことは お互い化かされたと思うだぬ。 312 00:21:01,494 --> 00:21:06,165 おう。 またよろしくな タヌマロ。 313 00:21:06,165 --> 00:21:12,004 フフッ。 ところで祭里 いったい どんな幻を見てたの? 314 00:21:12,004 --> 00:21:15,174 えっ!? そ それは…。 フフッ。 315 00:21:15,174 --> 00:21:18,511 言えねえ。 え~ 猛烈ずるい! 316 00:21:18,511 --> 00:21:20,679 教えてよ~。 《この慌てよう➡ 317 00:21:20,679 --> 00:21:23,349 かなりハレンチな幻と見た》 318 00:21:23,349 --> 00:21:26,018 それにしても すずのやつ➡ 319 00:21:26,018 --> 00:21:31,056 オモカゲの術さえ 我が物にしていたとは…。 320 00:21:31,056 --> 00:21:33,392 これは期待できそうですね。 321 00:21:33,392 --> 00:21:37,563 フッ… いろんな意味で。 322 00:21:39,565 --> 00:21:43,736 すず様 万歳! 新たなる我らの王! 323 00:21:43,736 --> 00:21:47,072 みんな ありがとう。 324 00:21:47,072 --> 00:21:52,411 《祭里 いつか私が必ず 男の子に戻すから》 325 00:21:52,411 --> 00:21:56,582 《祭里:すず これから何があっても➡ 326 00:21:56,582 --> 00:21:58,918 必ず俺が守ってみせる》 327 00:21:58,918 --> 00:22:03,822 《祭里/すず:そして いつか きっと…》 328 00:22:03,822 --> 00:22:09,495 <恋心。 それは不可思議にして 人の眼に見えぬもの。 329 00:22:09,495 --> 00:22:11,831 妖の王となった少女と➡ 330 00:22:11,831 --> 00:22:16,168 祓忍の少年にして少女の 奇妙なトライアングルは➡ 331 00:22:16,168 --> 00:22:19,371 まだ始まったばかりである>