1 00:00:05,806 --> 00:00:07,975 (祭里)なんだよ さっきから。 2 00:00:07,975 --> 00:00:10,310 俺の胸 チラチラと。 3 00:00:10,310 --> 00:00:14,481 (シロガネ)また何かハレンチなことを 考えているであるな。 4 00:00:14,481 --> 00:00:19,653 (すず)いや あの 元に戻ったんだなって 胸。 5 00:00:19,653 --> 00:00:23,323 (祭里)あ~ 今朝 起きたら 戻ってた。 6 00:00:23,323 --> 00:00:26,326 (祭里)大変だったんだぜ 寝るとき。 7 00:00:26,326 --> 00:00:28,996 そっか。 でも よかったね。 8 00:00:28,996 --> 00:00:32,833 あ~ いまだに 肩凝ってるわ。 9 00:00:32,833 --> 00:00:36,837 《どうせなら 男に戻ってほしかったけど》 10 00:00:36,837 --> 00:00:41,174 ⦅画楽:妖巫女の力を君が 自在に扱えるようになれば➡ 11 00:00:41,174 --> 00:00:46,179 シロガネさんの術を解くのも 夢じゃないよ。 たぶん⦆ 12 00:00:46,179 --> 00:00:50,684 《私も恋緒ちゃんみたいに 祭里の役に立ちたい。 13 00:00:50,684 --> 00:00:53,020 そうすれば きっと…》 14 00:00:53,020 --> 00:00:55,355 よし! 頑張ろう! 15 00:00:55,355 --> 00:00:59,026 えっ? フフッ! なんでもないよ。 16 00:00:59,026 --> 00:01:02,796 さっ 行くよ! (祭里)えっ おお…。 17 00:01:02,796 --> 00:01:04,798 (すず)早く! 18 00:01:07,301 --> 00:01:09,636 <妖。 19 00:01:09,636 --> 00:01:14,141 それは不可思議にして 人の眼には見えぬもの。 20 00:01:14,141 --> 00:01:17,311 人にあだなす 邪悪な妖を滅すべく➡ 21 00:01:17,311 --> 00:01:22,316 古来より 戦い続ける 忍びの者たちがいる。 22 00:01:22,316 --> 00:01:24,518 その名は…> 23 00:01:29,323 --> 00:01:31,525 <祓忍> 24 00:03:12,959 --> 00:03:16,630 見て 見て あの子! 超イケメンじゃん! 25 00:03:16,630 --> 00:03:21,802 どこのクラス? え~ 転校生じゃない? 26 00:03:21,802 --> 00:03:23,804 (日喰)ちょっと 君たちいい? 27 00:03:23,804 --> 00:03:26,973 えっ ウソ ウソ! なっ なんですか? 28 00:03:26,973 --> 00:03:31,311 花奏すずって子 どこにいるか知ってるかな? 29 00:03:31,311 --> 00:03:37,818 ♬~ 30 00:03:37,818 --> 00:03:40,821 (祭里)なんだよ これ…。 いつの間に。 31 00:03:40,821 --> 00:03:43,490 やっぱ 最高だよ 祭里ちゃん。 32 00:03:43,490 --> 00:03:47,160 この華麗な身のこなし! まるで忍者みたいだ! 33 00:03:47,160 --> 00:03:49,162 しかも美少女! 34 00:03:49,162 --> 00:03:52,833 俺ら 祭里ちゃん主役で 動画チャンネル開設したいんだ。 35 00:03:52,833 --> 00:03:56,503 必ず 君をネットのアイドルにしてみせるよ! 36 00:03:56,503 --> 00:03:59,673 アイドル? はっ 冗談じゃねえよ。 37 00:03:59,673 --> 00:04:02,442 君は もっと自信を持つべきだ。 38 00:04:02,442 --> 00:04:04,611 俺らがプロデュースするから! 39 00:04:04,611 --> 00:04:06,613 いらねえっての! 40 00:04:06,613 --> 00:04:09,616 (弥生)お~ お~ 大人気だね 祭里。 41 00:04:09,616 --> 00:04:12,452 うん…。 こないだは 硬派な先輩と➡ 42 00:04:12,452 --> 00:04:14,621 いい感じだったし。 んっ…。 43 00:04:14,621 --> 00:04:16,957 (ルーシー)そろそろ また降臨っすかね。 44 00:04:16,957 --> 00:04:19,126 シャークヒューマノイド。 45 00:04:19,126 --> 00:04:21,795 すずにも いい出会いがあるといいね。 46 00:04:21,795 --> 00:04:24,297 一緒に頑張ろ! いっ… いや…。 47 00:04:24,297 --> 00:04:26,967 私は別に そういうのは…。 48 00:04:26,967 --> 00:04:29,803 (日喰)花奏すずさん。 んっ…。 49 00:04:29,803 --> 00:04:33,974 (日喰)話があるんだ ちょっといい? 50 00:04:33,974 --> 00:04:35,976 えっ? うほっ! 51 00:04:35,976 --> 00:04:39,479 これは まさかの…。 悔しいけど 我らに構わず➡ 52 00:04:39,479 --> 00:04:42,816 いってらっしゃい。 え~!? 53 00:04:42,816 --> 00:04:47,320 こっちへ。 えっと… でも私…。 54 00:04:47,320 --> 00:04:51,158 《いや 私は祭里のことで 手いっぱいだし➡ 55 00:04:51,158 --> 00:04:53,326 で… でも どうやってお断りしたら➡ 56 00:04:53,326 --> 00:04:56,830 気まずくならないわけ? う~》 57 00:04:56,830 --> 00:05:01,601 助けたい妖がいるんだ。 あっ…。 58 00:05:01,601 --> 00:05:03,603 《この人…》 59 00:05:03,603 --> 00:05:05,939 にゃはぁ~ん。 60 00:05:05,939 --> 00:05:09,609 ごろごろ…。 (祭里)あ~ なんなんだ あいつら。 61 00:05:09,609 --> 00:05:12,112 マジ しつこかったぜ。 62 00:05:12,112 --> 00:05:14,114 あれ すずは? 63 00:05:14,114 --> 00:05:17,450 男子の呼び出し。 しかもイケメン。 64 00:05:17,450 --> 00:05:21,288 美少年過ぎて あれは もはやファンタジーっすね。 65 00:05:21,288 --> 00:05:24,291 あっ…。 おっと 祭里ストーップ! 66 00:05:24,291 --> 00:05:26,293 はっ 放せって。 67 00:05:26,293 --> 00:05:28,295 (弥生)すずにも チャンス到来なんだから➡ 68 00:05:28,295 --> 00:05:30,797 邪魔しちゃダメだって。 69 00:05:30,797 --> 00:05:33,967 《相手が人間なら 俺が行くことねえのか? 70 00:05:33,967 --> 00:05:38,972 いや でも イケメンって…。 誰だよ そいつ!》 71 00:05:38,972 --> 00:05:42,976 (すず)ホントだ ケガしてる。 (日喰)森から迷い込んで➡ 72 00:05:42,976 --> 00:05:45,645 車にでも はねられたか…。 73 00:05:45,645 --> 00:05:49,649 普通の人は この手の妖は見えないからね。 74 00:05:49,649 --> 00:05:53,653 あなたは 妖が見えるんだ。 えっと…。 75 00:05:53,653 --> 00:05:58,158 日喰想介。 そんなふうに生まれてしまった。 76 00:05:58,158 --> 00:06:00,760 今朝 この子を見つけたんだ。 77 00:06:00,760 --> 00:06:04,431 なんとかしたいけど どうしたらいいか わからない。 78 00:06:04,431 --> 00:06:07,934 そんなとき 君らを見かけた。 79 00:06:07,934 --> 00:06:12,105 妖の白猫と 楽しげに通学する君を見て➡ 80 00:06:12,105 --> 00:06:15,275 すごくまぶしく思えた。 81 00:06:15,275 --> 00:06:17,277 この人なら もしかしたら➡ 82 00:06:17,277 --> 00:06:21,448 相談に 乗ってもらえるんじゃないかって。 83 00:06:21,448 --> 00:06:24,951 風巻さんだっけ 銀髪の。 84 00:06:24,951 --> 00:06:27,454 彼女に 相談してもよかったんだけど➡ 85 00:06:27,454 --> 00:06:31,124 ほら 少し強そうでしょ あの子。 86 00:06:31,124 --> 00:06:34,294 僕 結構 人見知りだからさ。 87 00:06:34,294 --> 00:06:37,964 今まで 妖と関わることにおびえて➡ 88 00:06:37,964 --> 00:06:41,301 なるべく近づかないように 生きてきたよ。 89 00:06:41,301 --> 00:06:45,305 でも 今にも消えそうな この子を見つけて➡ 90 00:06:45,305 --> 00:06:47,974 初めて思ったんだ。 91 00:06:47,974 --> 00:06:49,976 助けたいって。 92 00:06:53,813 --> 00:06:59,653 私 治せるかも。 やってみるね。 日喰くん。 93 00:06:59,653 --> 00:07:03,089 あっ…。 94 00:07:03,089 --> 00:07:06,593 《んっ? すずが祭里以外の男と…。 95 00:07:06,593 --> 00:07:08,928 何者だ? あの小僧。 96 00:07:08,928 --> 00:07:11,731 妙なにおいがするが…》 97 00:07:14,434 --> 00:07:16,937 (日喰)これは…。 98 00:07:16,937 --> 00:07:19,105 やっとつかめてきたの…。 99 00:07:19,105 --> 00:07:23,109 私の力 魄のコントロール。 100 00:07:23,109 --> 00:07:28,014 《この子の欠けた命を 私の命で補うイメージ》 101 00:07:32,285 --> 00:07:36,790 ほら 元気になった。 ハハハ! 102 00:07:36,790 --> 00:07:42,629 驚いたな。 妖巫女の力で妖の傷を治療。 103 00:07:42,629 --> 00:07:45,131 本当にできるなんて。 104 00:07:45,131 --> 00:07:49,302 ヘヘッ! やっぱ できるって思うことが大事みたい。 105 00:07:49,302 --> 00:07:54,507 って あれ? 私 あなたに 妖巫女の話なんて…。 106 00:07:57,143 --> 00:08:01,047 あっ… えっ…。 107 00:08:03,083 --> 00:08:05,919 うまい。 108 00:08:05,919 --> 00:08:10,090 なっ… 何? 食べ… えっ? ウソ…。 109 00:08:10,090 --> 00:08:13,259 《バカな! まさか あいつ…》 110 00:08:13,259 --> 00:08:16,763 これが 君の分泌した魄…。 111 00:08:16,763 --> 00:08:19,933 妖巫女の生命エネルギー。 112 00:08:19,933 --> 00:08:24,604 あぁ 花奏さん 君は 最高すぎる…。 113 00:08:24,604 --> 00:08:26,773 行こう…。 114 00:08:26,773 --> 00:08:28,942 (宗牙/祭里)あっ…。 キャー! 115 00:08:28,942 --> 00:08:31,111 (日喰)君は 僕のものだ。 116 00:08:31,111 --> 00:08:33,113 すず! 117 00:08:33,113 --> 00:08:35,448 のわっ! 118 00:08:35,448 --> 00:08:38,785 (祭里)シロガネ? なんだよ 今の妖気。 119 00:08:38,785 --> 00:08:40,787 あっ これ すずの…。 120 00:08:40,787 --> 00:08:43,289 クソッ… 以前 戦ったときより➡ 121 00:08:43,289 --> 00:08:47,293 姿も気配も人に近くなっていて 気付かなかったである。 122 00:08:47,293 --> 00:08:49,462 (宗牙)どういうことだ? 123 00:08:49,462 --> 00:08:51,965 すずが さらわれた。 (宗牙/祭里)あっ…。 124 00:08:51,965 --> 00:08:59,472 (シロガネ)異魂から進化した妖 その最上位種 人妖に…。 125 00:08:59,472 --> 00:09:01,474 着装! 126 00:09:06,079 --> 00:09:09,582 なぁ 人妖って…。 あれは 数か月前…。 127 00:09:12,085 --> 00:09:15,422 ⦅シロガネ:貴様か! この辺りの妖を➡ 128 00:09:15,422 --> 00:09:18,258 無差別に食い殺している新種は。 129 00:09:18,258 --> 00:09:22,429 (日喰)ウフフ…。 そろそろ 出てくると思っていたよ。 130 00:09:22,429 --> 00:09:27,100 縄張りを荒らされて ご不満かな? 妖の王。 131 00:09:27,100 --> 00:09:29,769 妖は妖を食わん。 132 00:09:29,769 --> 00:09:33,440 貴様は 妖のことわりから 外れた存在。 133 00:09:33,440 --> 00:09:40,447 そうだろうね。 僕は 最も人に近い妖 人妖だから。 134 00:09:40,447 --> 00:09:43,616 妖の秩序を守るのは 王の務め。 135 00:09:43,616 --> 00:09:46,119 このシロガネが 滅してくれる! 136 00:09:46,119 --> 00:09:48,621 フン!⦆ 137 00:09:48,621 --> 00:09:53,126 (シロガネ)あのとき 手傷は負わせたが 我が輩も大きなダメージを受け➡ 138 00:09:53,126 --> 00:09:55,628 撤退せざるをえなかった。 139 00:09:55,628 --> 00:09:59,799 聞いたことないぞ 人妖などという妖。 140 00:09:59,799 --> 00:10:04,304 我が輩だって 400年生きてきて 初めて見たやつだ。 141 00:10:04,304 --> 00:10:07,807 もともとは 異魂から 進化したやつだって言ったな。 142 00:10:07,807 --> 00:10:11,144 だから お前 あんなに 異魂のこと嫌ってたのか。 143 00:10:11,144 --> 00:10:13,313 うむ…。 144 00:10:13,313 --> 00:10:16,816 やつは 魄を食らい成長する。 145 00:10:16,816 --> 00:10:21,654 すず… 妖巫女の魄を食われたら 手がつけられん! 146 00:10:21,654 --> 00:10:26,159 その前に 我が輩を 元の姿に戻すのだ祭里! 147 00:10:26,159 --> 00:10:28,661 おい 無視するな! 148 00:10:28,661 --> 00:10:32,999 敵は 居場所を示すかのように 妖気の道筋を残している。 149 00:10:32,999 --> 00:10:35,835 明らかに何かたくらんでいるぞ! 150 00:10:35,835 --> 00:10:39,672 それでも… 何があっても すずを助ける! 151 00:10:39,672 --> 00:10:42,509 そんだけだ! 152 00:10:42,509 --> 00:10:45,845 う~ん… フフ…。 153 00:10:45,845 --> 00:10:51,017 こんなにワッフル… もう食べられないってぇ…。 154 00:10:51,017 --> 00:10:55,355 あっ…。 おはよう 花奏さん。 155 00:10:55,355 --> 00:10:58,691 君も なかなかの食いしん坊だね。 156 00:10:58,691 --> 00:11:01,294 日喰… くん。 157 00:11:01,294 --> 00:11:06,299 疲れるよ。 学校は ポジティブな思念であふれてるから。 158 00:11:06,299 --> 00:11:11,471 ここは 80年代には人気の リゾートホテルだったそうだ。 159 00:11:11,471 --> 00:11:14,474 かつてのにぎわいは 見る影もない。 160 00:11:14,474 --> 00:11:18,478 バブルに浮かれた人々の夢の跡…。 161 00:11:18,478 --> 00:11:21,314 こういう場所は 心落ち着くよ。 162 00:11:21,314 --> 00:11:24,984 僕が 人々の 負の残留思念から生まれた➡ 163 00:11:24,984 --> 00:11:28,488 妖だからだろうね。 164 00:11:28,488 --> 00:11:31,491 さて 改めて自己紹介しようか。 165 00:11:31,491 --> 00:11:35,328 僕は人妖 日喰想介。 166 00:11:35,328 --> 00:11:37,830 人間らしい名前だろ? 167 00:11:37,830 --> 00:11:43,002 この姿で完成したとき 自覚した本名だよ。 168 00:11:43,002 --> 00:11:46,506 なんで あの子を食べたの? 169 00:11:46,506 --> 00:11:49,842 (日喰)あの下等妖? 味見だよ。 170 00:11:49,842 --> 00:11:54,681 妖巫女の魄 生命力を試食したくてね。 171 00:11:54,681 --> 00:11:58,685 僕は かつて ちっぽけな異魂の一つだったが➡ 172 00:11:58,685 --> 00:12:02,121 野山を巡り 小さな妖を捕食し➡ 173 00:12:02,121 --> 00:12:07,794 その魄を得ることで 少しずつ力と知性を手に入れた。 174 00:12:07,794 --> 00:12:10,296 そして あるとき 気が付いた。 175 00:12:10,296 --> 00:12:14,467 調理することで 魄の味が変わると。 176 00:12:14,467 --> 00:12:17,070 調理? 177 00:12:19,138 --> 00:12:22,976 痛めつけたり 仲間を目の前で食ってみせたり➡ 178 00:12:22,976 --> 00:12:26,813 あえて殺さずに 逃げ回らせたりすることで➡ 179 00:12:26,813 --> 00:12:31,484 魄は多様に おいしく変質する。 180 00:12:31,484 --> 00:12:35,655 恐怖と絶望が作り上げる 美食の探求。 181 00:12:35,655 --> 00:12:39,325 それがもたらす 幸福に気付いたとき➡ 182 00:12:39,325 --> 00:12:43,329 僕は進化し 人妖になった。 183 00:12:43,329 --> 00:12:46,165 猛烈 悪趣味。 184 00:12:46,165 --> 00:12:49,502 そうだよ。 キャッ…。 185 00:12:49,502 --> 00:12:52,505 君たち人間と同じさ。 186 00:12:52,505 --> 00:12:56,009 抑えられない探求心と好奇心。 187 00:12:56,009 --> 00:13:01,280 悪趣味の積み重ねで 人間は文明を築いてきたはずだ。 188 00:13:01,280 --> 00:13:06,786 そろそろ 人間の調理を… と考えてたところだった。 189 00:13:06,786 --> 00:13:11,958 あ~ 幸せだよ。 君という最高の食材に出会えて。 190 00:13:11,958 --> 00:13:14,460 (すず)かわいそうな人。 んっ? 191 00:13:14,460 --> 00:13:16,796 私もスイーツ大好きだから➡ 192 00:13:16,796 --> 00:13:19,632 我慢できないって気持ちは わかるよ。 193 00:13:19,632 --> 00:13:25,471 でも 自分以外のすべてが 食材にしか見えないとしたら➡ 194 00:13:25,471 --> 00:13:27,473 きっと悲しいと思う。 195 00:13:27,473 --> 00:13:30,643 フッ まだ余裕がありそうだね。 196 00:13:30,643 --> 00:13:33,813 風巻祭里が助けに来てくれると 思ってるからだろ? 197 00:13:33,813 --> 00:13:36,983 あっ…。 そう うまくいくかな。 198 00:13:36,983 --> 00:13:42,288 この建物の周囲は 僕を崇拝する者たちが守っている。 199 00:13:45,658 --> 00:13:49,829 (日喰)異魂 そこから進化した 異妖たちは➡ 200 00:13:49,829 --> 00:13:53,332 最上位種たる 僕の意のままに動く。 201 00:13:53,332 --> 00:13:56,336 (ポ之助)ひえ~! 多すぎですっポ! 202 00:13:56,336 --> 00:13:59,939 (宗牙)これほどの数を 潜伏させていたとは。 203 00:13:59,939 --> 00:14:02,608 楽しみに待っているといいよ。 204 00:14:02,608 --> 00:14:05,445 じきに彼らが持ってきてくれる。 205 00:14:05,445 --> 00:14:09,949 大切な幼なじみの生首を。 206 00:14:09,949 --> 00:14:14,954 そのとき 君の魄は 恐怖と絶望に染まり➡ 207 00:14:14,954 --> 00:14:20,460 食材としてのポテンシャルが 最大限に引き出される。 208 00:14:20,460 --> 00:14:22,962 フッフフフ…。 209 00:14:22,962 --> 00:14:28,267 そして 至高の料理が完成するんだ。 210 00:14:31,804 --> 00:14:34,474 風巻流・祓忍法 鎌威太刀! 211 00:14:34,474 --> 00:14:40,646 ♬~ 212 00:14:40,646 --> 00:14:43,649 《クソッ… こんなの相手にしてる暇は…》 213 00:14:43,649 --> 00:14:45,818 (宗牙)さっさと行け 風巻。 えっ? 214 00:14:45,818 --> 00:14:48,654 でも…。 試してみたい技がある。 215 00:14:48,654 --> 00:14:52,859 お前は 邪魔だ。 すまねえ 二ノ曲先輩! 216 00:14:58,164 --> 00:15:02,769 使えるぜ 恋緒が追加してくれた新機能。 217 00:15:02,769 --> 00:15:04,771 フン! 218 00:15:04,771 --> 00:15:06,939 やつの妖気は…。 219 00:15:06,939 --> 00:15:08,941 ハァ… ハァ…。 220 00:15:08,941 --> 00:15:11,444 そうそう 花奏さん。 221 00:15:11,444 --> 00:15:15,948 こういう時間も 大切な調理の下ごしらえなんだ。 222 00:15:15,948 --> 00:15:18,785 キャッ。 フッフフ…。 223 00:15:18,785 --> 00:15:22,622 そうだ その調子。 君の おびえた表情。 224 00:15:22,622 --> 00:15:25,291 ゾクゾクするよ。 ハッ…。 225 00:15:25,291 --> 00:15:27,293 んっ? 226 00:15:27,293 --> 00:15:30,463 なっ…。 227 00:15:30,463 --> 00:15:35,802 フー。 待たせたな すず。 祭里! 228 00:15:35,802 --> 00:15:37,970 ずいぶん 楽しそうじゃんか。 229 00:15:37,970 --> 00:15:41,641 すずが助けた妖を 目の前で食ったって➡ 230 00:15:41,641 --> 00:15:45,478 それだけでも許せねえってのによ。 231 00:15:45,478 --> 00:15:49,982 てめえの胃袋に 風穴を開けてやるぜ 人妖。 232 00:15:49,982 --> 00:15:55,655 フッフフフ… 実に使えそうな調味料だ。 はぁ? 233 00:15:55,655 --> 00:15:59,492 それにしても バカなことするね。 234 00:15:59,492 --> 00:16:02,428 いきなり殴りつけるなんて。 235 00:16:02,428 --> 00:16:05,097 あっ? 祭里! 236 00:16:05,097 --> 00:16:07,934 あっ…。 237 00:16:07,934 --> 00:16:10,937 《腕が… ねえ…。 238 00:16:10,937 --> 00:16:14,440 いやある。 存在感がねえんだ。 239 00:16:14,440 --> 00:16:17,944 力も入らねえ まさか…》 240 00:16:17,944 --> 00:16:22,448 (日喰)右手の魄 生命力をいただいた。 241 00:16:22,448 --> 00:16:26,786 僕はね 触れたものの魄を食えるのさ。 242 00:16:26,786 --> 00:16:32,291 怒りに任せて突進するようじゃ 獣と変わらないよ。 243 00:16:32,291 --> 00:16:37,463 頭を使うのが人間だろう? 風巻祭里くん。 244 00:16:37,463 --> 00:16:39,465 (鳴き声) 245 00:16:39,465 --> 00:16:43,803 《シロガネ:人妖め。 これだけの妖を従えていたとは。 246 00:16:43,803 --> 00:16:47,306 おそらく ここ最近増えていた 異魂も やつの影響…。 247 00:16:47,306 --> 00:16:51,477 祭里とすずに やつの情報を共有すべきだったか。 248 00:16:51,477 --> 00:16:54,480 いや… 我が輩は妖の王。 249 00:16:54,480 --> 00:16:56,649 人間と組むことなど…》 250 00:16:56,649 --> 00:17:00,086 《クソッ… 触れた者の魄を食う? 251 00:17:00,086 --> 00:17:03,089 触れられたらヤバい! 風で…》 252 00:17:06,425 --> 00:17:09,095 フフ…。 祭里? 253 00:17:09,095 --> 00:17:11,097 《風が吹かねえ? 254 00:17:11,097 --> 00:17:14,100 魂が乱れてるのか? 俺》 255 00:17:16,102 --> 00:17:18,437 《しっかりしろ! こんなんじゃ➡ 256 00:17:18,437 --> 00:17:22,608 先に行かせてくれた先輩に 顔向けできねえだろ!》 257 00:17:22,608 --> 00:17:26,445 (ポ之助)いや~! 主様 お助け~! 258 00:17:26,445 --> 00:17:29,448 ありがとうございますっポ! 259 00:17:29,448 --> 00:17:31,450 ポーッ! 260 00:17:31,450 --> 00:17:35,454 《なかなか やっかいな数だが それ以上にやっかいなのは➡ 261 00:17:35,454 --> 00:17:37,456 この地形》 262 00:17:37,456 --> 00:17:40,293 ⦅画楽:いかに神速でも この狭い通路では➡ 263 00:17:40,293 --> 00:17:43,796 本来の速さは発揮できない⦆ 264 00:17:43,796 --> 00:17:48,301 主様…。 《俺は まだ自分に甘かった。 265 00:17:48,301 --> 00:17:51,304 あの屈辱は 忘れん。 266 00:17:51,304 --> 00:17:55,474 俺は 俺を更新していく》 267 00:17:55,474 --> 00:17:58,477 今こそ…。 268 00:17:58,477 --> 00:18:01,480 二ノ曲流・祓忍法…。 269 00:18:06,252 --> 00:18:10,089 限定空間でも減速しない 主様の新技! 270 00:18:10,089 --> 00:18:12,591 一つ間違えたら 木に激突するのに➡ 271 00:18:12,591 --> 00:18:16,595 さすがですっポ! フン 跳躍点の見極めが➡ 272 00:18:16,595 --> 00:18:19,799 ベストではない。 まだまだ未熟。 273 00:18:22,601 --> 00:18:25,771 さぁ 狩るぞ。 はいですっポ。 274 00:18:25,771 --> 00:18:27,773 ハァ… ハァ… ハァ…。 275 00:18:30,109 --> 00:18:32,111 クッ…。 276 00:18:32,111 --> 00:18:35,614 《先輩は画楽との戦いを糧に 自分を高めようとしてる。 277 00:18:35,614 --> 00:18:39,018 転んでも ただでは起きねえのが祓忍!》 278 00:18:41,120 --> 00:18:43,456 《ワイヤー仕込み?》 279 00:18:43,456 --> 00:18:46,626 《妖は肉体のないエネルギー体。 280 00:18:46,626 --> 00:18:52,131 再生不能なダメージを与えれば 形を維持できず 四散する》 281 00:18:52,131 --> 00:18:56,302 クッ…。 《心を静めて 魂を高めろ。 282 00:18:56,302 --> 00:18:59,505 空気に練り込み… 風となせ!》 283 00:19:01,407 --> 00:19:04,410 風巻流・祓忍法…。 284 00:19:06,579 --> 00:19:10,082 アハッ…。 285 00:19:10,082 --> 00:19:12,084 なっ…。 286 00:19:12,084 --> 00:19:14,587 《また… 食われた? 287 00:19:14,587 --> 00:19:17,590 足に… 力が…》 288 00:19:17,590 --> 00:19:20,926 あっ…。 フッフフ…。 289 00:19:20,926 --> 00:19:24,764 君はバカ正直だね 風巻祭里くん。 290 00:19:24,764 --> 00:19:27,933 触れたものの魄を食うなんてウソさ。 291 00:19:27,933 --> 00:19:29,935 やり方は 別。 292 00:19:29,935 --> 00:19:33,606 人妖は 最も人間に近い妖だからね。 293 00:19:33,606 --> 00:19:36,008 簡単に信用しちゃダメだ。 294 00:19:38,611 --> 00:19:41,113 あっ… あっ…。 295 00:19:41,113 --> 00:19:44,784 すず… 逃げ… ろ…。 296 00:19:44,784 --> 00:19:47,119 祭里! 297 00:19:47,119 --> 00:19:53,459 ごちそうさま。 妖の王と似た味の魄だな。 298 00:19:53,459 --> 00:19:56,629 性醒流転の影響下にあるせいか➡ 299 00:19:56,629 --> 00:20:00,633 癖が強くて 食材としては外れだね。 300 00:20:00,633 --> 00:20:05,137 あぁ… ウソ… ウソでしょ…。 301 00:20:05,137 --> 00:20:08,307 (日喰)感覚の目で見えたんだろ? 302 00:20:08,307 --> 00:20:11,477 魄は肉体に宿る生命力。 303 00:20:11,477 --> 00:20:14,980 彼は そのほぼすべてを僕に食われた。 304 00:20:17,650 --> 00:20:21,654 (日喰)風巻祭里は… 死んだ。 305 00:20:23,823 --> 00:20:29,495 はっ… あっ…。 306 00:20:29,495 --> 00:20:32,998 ハァ ハァ ハァ…。 307 00:20:32,998 --> 00:20:51,517 ♬~ 308 00:20:51,517 --> 00:20:56,856 (泣き声) 309 00:20:56,856 --> 00:21:02,461 あぁ… それ! その顔が見たかった! 310 00:21:02,461 --> 00:21:04,964 あぁ…。 311 00:21:04,964 --> 00:21:08,801 感じるよ。 君の上質な命の力が➡ 312 00:21:08,801 --> 00:21:15,975 悲しみと絶望によって 更に おいしく調理されていく…。 313 00:21:15,975 --> 00:21:20,479 至高の料理が 今 完成した…。 314 00:21:23,816 --> 00:21:25,985 (日喰)いただきます。 315 00:21:25,985 --> 00:21:29,655 んっ? 消えた? 316 00:21:29,655 --> 00:21:33,993 いや… この妖気は…。 317 00:21:33,993 --> 00:21:38,831 あっ… なんだ? 突然 現れた この強大な妖気は。 318 00:21:38,831 --> 00:21:44,170 《いったい 上で何が起きてる? 風巻!》 319 00:21:44,170 --> 00:21:47,840 (日喰)なるほど。 どさくさに紛れて➡ 320 00:21:47,840 --> 00:21:50,176 封印を解いたか。 321 00:21:50,176 --> 00:21:56,348 でも それじゃ まるで泥棒猫だよ。 322 00:21:56,348 --> 00:21:58,651 ぬかせ! 323 00:22:03,622 --> 00:22:05,824 んっ? 324 00:22:08,460 --> 00:22:13,766 我が輩は 妖の王である!