1 00:00:10,010 --> 00:00:13,514 (百目鬼)ふくいくたる香りが すばらしいぞ 左門。 2 00:00:13,514 --> 00:00:17,117 わざわざ かの地から 取り寄せた茶葉だとか。 3 00:00:23,023 --> 00:00:26,193 うむ 栗よりうまい十三里。 4 00:00:26,193 --> 00:00:30,197 祐の父上 自ら 農園で育てているそうだな。 5 00:00:30,197 --> 00:00:34,701 (乳頭)猫魔の農園の芋か…。 6 00:00:34,701 --> 00:00:39,373 左門 祐 双方のお父上に よきものをいただいたと➨ 7 00:00:39,373 --> 00:00:41,375 礼を伝えてくれ。 (2人)はっ。 8 00:00:44,044 --> 00:00:46,046 《猫魔:僕の名前は 猫魔祐。 9 00:00:46,046 --> 00:00:50,550 男爵とは名ばかりの 貧乏華族のせがれだ。 10 00:00:50,550 --> 00:00:54,721 縁あって 公爵家の跡取りである 百目鬼会長と➨ 11 00:00:54,721 --> 00:00:58,392 伯爵家の乳頭副会長に 知己を得て➨ 12 00:00:58,392 --> 00:01:02,996 生徒会 書記会計となり 今ここにいる。 13 00:01:02,996 --> 00:01:04,998 だが…》 14 00:01:04,998 --> 00:01:07,000 くせ者! 15 00:01:09,336 --> 00:01:11,505 ヤモリ? 16 00:01:11,505 --> 00:01:13,674 くっ 抜けぬ…。 17 00:01:13,674 --> 00:01:15,676 うわっ! 18 00:01:17,678 --> 00:01:19,846 《アホだ… アホすぎる。 19 00:01:19,846 --> 00:01:23,850 なのに 伯爵というだけで 先輩ヅラをする。 20 00:01:23,850 --> 00:01:26,687 この乳頭左門が嫌いだ。 21 00:01:26,687 --> 00:01:29,856 ただの使えない脳筋のくせに》 22 00:01:29,856 --> 00:01:32,693 大丈夫か? 左門。 殿! 23 00:01:32,693 --> 00:01:36,029 お見苦しきところを お見せしてしまい…。 24 00:01:36,029 --> 00:01:38,198 こうなったからには➨ 25 00:01:38,198 --> 00:01:41,101 この腹 かっさばいて お詫びを! 26 00:01:44,538 --> 00:01:48,208 はっ… な ない! 27 00:01:48,208 --> 00:01:51,044 お前の忠心は ありがたいと思っている。 28 00:01:51,044 --> 00:01:53,380 変わらず励め。 殿…。 29 00:01:53,380 --> 00:01:56,216 このご恩は 一生忘れません。 30 00:01:56,216 --> 00:01:58,719 うぅ…。 31 00:01:58,719 --> 00:02:01,388 《猫魔:そして そんな脳筋を➨ 32 00:02:01,388 --> 00:02:03,991 なぜか ひいきし続ける 百目鬼会長も➨ 33 00:02:03,991 --> 00:02:08,996 頂点に立つ資格があるのか… と思う 今日この頃。 34 00:02:08,996 --> 00:02:12,666 実力では はるかに 僕のほうが上なのに。 35 00:02:12,666 --> 00:02:15,869 いつか その事実を 思い知らせてやる》 36 00:02:18,672 --> 00:02:21,008 (小石川)選ばれるより選びたい。 37 00:02:21,008 --> 00:02:25,679 次の僕の小鳥くんは 君に決めた。 38 00:02:25,679 --> 00:02:28,081 ピー。 39 00:04:14,488 --> 00:04:18,792 眉難高校生徒会 百目鬼会長の 午前のご回遊である! 40 00:04:25,499 --> 00:04:30,170 さぁ 真実の暴走列車のスタートだよ 小鳥くん。 41 00:04:30,170 --> 00:04:32,839 安全ベルトの準備はいいかい? 42 00:04:32,839 --> 00:04:35,175 (指を鳴らす音) 43 00:04:35,175 --> 00:04:38,845 なんだ 今の衝撃は? 44 00:04:38,845 --> 00:04:41,047 フフ…。 45 00:04:44,684 --> 00:04:47,854 《相変わらずシュッとしてるな 百目鬼会長》 46 00:04:47,854 --> 00:04:49,856 誰だ! 47 00:04:52,359 --> 00:04:56,029 《さすが 俺たち庶民とは 一線を画している》 48 00:04:56,029 --> 00:04:58,365 《あれがカリスマってやつ?》 49 00:04:58,365 --> 00:05:00,367 《生まれつきのリーダーって➨ 50 00:05:00,367 --> 00:05:02,302 ああいう人のこと 言うんだろうなぁ》 51 00:05:02,302 --> 00:05:06,640 《猫魔:これは 心の声!? なぜ 心の声が…》 52 00:05:06,640 --> 00:05:10,477 《乳頭副会長だって なかなかのものだよ》 53 00:05:10,477 --> 00:05:13,146 《だけど あの人 外見に似合わず➨ 54 00:05:13,146 --> 00:05:15,315 ドジっ子だろ? っていうか アホ?》 55 00:05:15,315 --> 00:05:19,319 《成績も 万年最下位だから 名前を載せないと聞いたぞ》 56 00:05:19,319 --> 00:05:21,321 フッ…。 57 00:05:21,321 --> 00:05:25,158 《生徒たちだってバカじゃない。 真実は ごまかせないはずだ。 58 00:05:25,158 --> 00:05:27,494 己の脳筋を恨むんだな》 59 00:05:27,494 --> 00:05:30,830 《でも なんか 憎めないんだよなぁ》 60 00:05:30,830 --> 00:05:35,335 《会長に忠誠を尽くす武士道 ってのにも しびれる~!》 61 00:05:35,335 --> 00:05:37,337 《結構 乳頭派いるよね》 62 00:05:37,337 --> 00:05:40,340 《あ 実は俺も…》 《僕も…》 63 00:05:40,340 --> 00:05:42,342 うぬぬ…。 64 00:05:42,342 --> 00:05:46,179 《あっ あの人 1年の… 名前 何だっけ? 65 00:05:46,179 --> 00:05:48,515 猿とか馬とか鹿とか…》 66 00:05:48,515 --> 00:05:51,851 《猫魔:猫だよ! 猿は まだしも 馬と鹿はダメだろ!?》 67 00:05:51,851 --> 00:05:53,853 《勉強は できるんだろ?》 68 00:05:53,853 --> 00:05:56,856 《でも 勉強だけじゃなぁ》 69 00:05:56,856 --> 00:06:01,361 《百目鬼会長と乳頭副会長に 挟まれて 影薄いよね》 70 00:06:01,361 --> 00:06:04,464 《名前も覚えてないもんなぁ》 71 00:06:04,464 --> 00:06:06,766 くっ…。 72 00:06:08,802 --> 00:06:10,804 どうした? 祐。 73 00:06:10,804 --> 00:06:13,006 い いえ…。 74 00:06:19,145 --> 00:06:21,815 (猫魔)お前! 75 00:06:21,815 --> 00:06:23,984 あれは お前の仕業なのか? 76 00:06:23,984 --> 00:06:27,487 さぁ 何のこと? でも 感じるよ➨ 77 00:06:27,487 --> 00:06:30,991 小鳥くんが震えてるのを。 誰のせいだと思って…。 78 00:06:30,991 --> 00:06:35,829 君を選ばない人たちのせい… だよね? 79 00:06:35,829 --> 00:06:39,100 学業優秀 試験では必ず 学年首席➨ 80 00:06:39,100 --> 00:06:43,336 君の 血のにじむような 努力のたまものだ。 81 00:06:43,336 --> 00:06:48,508 なのに 能力のない人間の下に 仕えなければいけないとは➨ 82 00:06:48,508 --> 00:06:50,844 どれほど屈辱か。 83 00:06:50,844 --> 00:06:52,846 よせ…。 84 00:06:52,846 --> 00:06:55,515 僕なら 君を選ぶけどな。 え!? 85 00:06:55,515 --> 00:06:58,518 君だって 選ばれたいんだろう? 86 00:06:58,518 --> 00:07:00,520 本当は。 87 00:07:02,455 --> 00:07:05,292 だが 誰も 僕を選んではくれなかった。 88 00:07:05,292 --> 00:07:08,628 僕が どんなに努力を重ねても…。 89 00:07:08,628 --> 00:07:12,966 《なぜだ? 僕は なぜ こんな本音を…》 90 00:07:12,966 --> 00:07:16,136 選ばれるより 選びたい僕。 91 00:07:16,136 --> 00:07:19,472 選ぶより 選ばれたい君。 92 00:07:19,472 --> 00:07:22,475 僕たちは きっと仲よくなれる。 93 00:07:27,480 --> 00:07:31,651 《僕は 選ばれたかったのか?》 94 00:07:31,651 --> 00:07:34,054 あっ うわ… うっ…。 95 00:07:37,157 --> 00:07:39,659 なっ 何を! 96 00:07:39,659 --> 00:07:41,661 しっ 静かに。 97 00:07:41,661 --> 00:07:45,665 君の心臓の鼓動を 確かめているんだ。 98 00:07:45,665 --> 00:07:49,336 選ばれた喜びに 鼓動が早鐘のようだ。 99 00:07:49,336 --> 00:07:52,672 なんてかわいらしい 僕の小鳥くん。 100 00:07:52,672 --> 00:07:55,342 違う お前に何が…。 101 00:07:55,342 --> 00:07:57,344 楽愛だよ。 102 00:07:57,344 --> 00:07:59,512 楽愛って呼んでいいよ。 103 00:07:59,512 --> 00:08:02,115 僕が選んだ祐なら。 104 00:08:09,122 --> 00:08:11,958 (猫魔)生徒諸君! 生徒会は 果たして➨ 105 00:08:11,958 --> 00:08:14,461 今のままで いいのだろうか! 106 00:08:14,461 --> 00:08:17,130 学び舎は 開かれたものであるべきだ。 107 00:08:17,130 --> 00:08:21,468 しかし 生徒会を牛耳っているのは 旧態依然とした勢力。 108 00:08:21,468 --> 00:08:25,138 その現実を 我々は 憂えなければならない! 109 00:08:25,138 --> 00:08:27,807 何言ってるか わっかんねえ。 110 00:08:27,807 --> 00:08:30,810 あれ 誰だっけ? たしか 生徒会の…。 111 00:08:30,810 --> 00:08:33,146 猫魔祐です。 112 00:08:33,146 --> 00:08:35,648 みんなのために ひらかれた生徒会を➨ 113 00:08:35,648 --> 00:08:39,486 作ろうとしています。 名前 覚えてあげてね。 114 00:08:39,486 --> 00:08:41,821 (生徒たち)ぴよぴよぴよ…。 115 00:08:41,821 --> 00:08:45,024 猫魔祐! 猫魔祐をよろしく~。 116 00:08:47,494 --> 00:08:49,996 (生徒たち)はわぁ…。 117 00:08:49,996 --> 00:08:53,500 ⚟記憶にとどめたぞ 猫魔祐! ⚟頑張れ 猫魔! 118 00:08:53,500 --> 00:08:55,502 ⚟すごいぞ 祐! 119 00:08:55,502 --> 00:08:59,005 さぁ 新しい生徒会長に拍手を! 120 00:08:59,005 --> 00:09:01,674 (拍手と歓声) 121 00:09:01,674 --> 00:09:06,613 みんな… ありがとう 僕を選んでくれて! 122 00:09:06,613 --> 00:09:08,615 ふざけるな! 123 00:09:08,615 --> 00:09:11,518 (どよめき) 124 00:09:14,287 --> 00:09:16,956 何のつもりですか? 乳頭さん。 125 00:09:16,956 --> 00:09:19,626 お前こそ どういうつもりだ! 126 00:09:19,626 --> 00:09:25,298 見てのとおりですよ 僕は選ばれたんだ 新しい時代に。 127 00:09:25,298 --> 00:09:28,134 僕には それだけの力がある。 128 00:09:28,134 --> 00:09:32,138 家柄などに あぐらをかいている あなたよりもね。 129 00:09:32,138 --> 00:09:35,308 そこになおれ 成敗してくれる! 130 00:09:35,308 --> 00:09:37,610 フン フン…。 うっ…。 131 00:09:39,646 --> 00:09:41,815 相変わらずの脳筋ぶり。 132 00:09:41,815 --> 00:09:44,984 だが そのアホさ加減を 見ているのも➨ 133 00:09:44,984 --> 00:09:47,153 もう うんざりでね。 くっ…。 134 00:09:47,153 --> 00:09:49,656 貴様 殿を裏切る気か! 135 00:09:49,656 --> 00:09:51,658 裏切るも なにも…。 136 00:09:51,658 --> 00:09:55,161 あなた方に僕を縛る権利などない。 137 00:09:55,161 --> 00:10:00,333 どうせ内心では 貧乏男爵と見下していたくせに。 138 00:10:00,333 --> 00:10:04,838 え? 昨日だって 父の芋をバカにした。 139 00:10:04,838 --> 00:10:07,674 ⸨猫魔の農園の芋か…⸩ 140 00:10:07,674 --> 00:10:09,676 そんな…。 141 00:10:09,676 --> 00:10:12,512 今まで一度も 祐を見下したことなど ない! 142 00:10:12,512 --> 00:10:15,682 芋だって ただ…。 もういいですよ。 143 00:10:15,682 --> 00:10:20,186 僕たちの道は すでに たもとを分かったんです。 144 00:10:20,186 --> 00:10:23,523 さぁ 行こう 楽愛。 ああ 祐。 145 00:10:23,523 --> 00:10:25,525 待て 祐! 146 00:10:25,525 --> 00:10:29,696 チッチッ その名前で呼んでいいのは もう僕だけなんだ。 147 00:10:29,696 --> 00:10:32,098 あしからず。 148 00:10:37,036 --> 00:10:39,038 もういい。 殿! 149 00:10:39,038 --> 00:10:41,040 祐の言うとおりだ。 150 00:10:41,040 --> 00:10:43,376 我々に 祐を 縛りつける権利などない。 151 00:10:43,376 --> 00:10:46,713 好きにすればいい。 しかし このままでは…。 152 00:10:46,713 --> 00:10:48,915 いいと言っている! 153 00:10:56,890 --> 00:10:59,893 それがしは どうすれば…。 154 00:11:02,996 --> 00:11:04,998 フッ…。 155 00:11:11,170 --> 00:11:14,507 《ダメだ… 殿に合わせる顔がない。 156 00:11:14,507 --> 00:11:20,513 このままでは 地球征服どころか 我々 生徒会がバラバラだ》 157 00:11:20,513 --> 00:11:23,349 あ~ それがしが 至らぬばかりに! 158 00:11:23,349 --> 00:11:26,853 ダメだ ダメだ それがしは本当にダメだ! 159 00:11:26,853 --> 00:11:30,023 (御殿場)ダメだ ダメだ ダメだ! 160 00:11:30,023 --> 00:11:33,026 (御殿場)たるんでるぞ 御殿場。 161 00:11:33,026 --> 00:11:36,529 これで満足な火がおこせるか? 湯が沸かせるか? 162 00:11:36,529 --> 00:11:39,866 俺は本当にダメだ! うっ…。 163 00:11:39,866 --> 00:11:42,368 あれは…。 (頬をたたく音) 164 00:11:42,368 --> 00:11:44,871 いや こんな時こそ 気合いだ。 165 00:11:44,871 --> 00:11:47,874 そして思い出せ 極意の数々を! 166 00:11:47,874 --> 00:11:50,210 ご 極意だと!? 167 00:11:50,210 --> 00:11:53,212 極意その一 相手を見極める。 168 00:11:53,212 --> 00:11:56,049 こいつか… いや こいつか! 169 00:11:56,049 --> 00:11:59,218 《相手… それがしの場合は 殿。 170 00:11:59,218 --> 00:12:01,554 いや 違う 祐! 171 00:12:01,554 --> 00:12:04,490 しかし 見極めるとは…》 172 00:12:04,490 --> 00:12:06,826 こいつのここにコブがある。 173 00:12:06,826 --> 00:12:09,662 曲がっていると難癖をつけるのは たやすい。 174 00:12:09,662 --> 00:12:12,165 だが それでは 何も解決はせん! 175 00:12:12,165 --> 00:12:15,501 果たして それを見極める 己の目は確かか➨ 176 00:12:15,501 --> 00:12:18,171 まず 話は そこからだ! 177 00:12:18,171 --> 00:12:21,341 《確かに 祐を責めるばかりで➨ 178 00:12:21,341 --> 00:12:24,344 自分が正しいと信じて 疑わなかった》 179 00:12:24,344 --> 00:12:26,679 (御殿場)極意その二! 180 00:12:26,679 --> 00:12:29,015 礼儀をもって接する。 181 00:12:29,015 --> 00:12:31,017 ハッ!? 182 00:12:31,017 --> 00:12:33,686 どのような相手でも 礼節を忘れれば➨ 183 00:12:33,686 --> 00:12:36,856 素直に 本当の姿を 見せてはくれなくなる。 184 00:12:36,856 --> 00:12:38,858 《同志と言いながら➨ 185 00:12:38,858 --> 00:12:42,528 いつしか祐を 自分の子分のように 扱っていたのか? 186 00:12:42,528 --> 00:12:45,031 いや しかし…》 187 00:12:45,031 --> 00:12:47,367 そして 極意その三。 188 00:12:47,367 --> 00:12:49,369 まっすぐに腹を割る! 189 00:12:54,874 --> 00:12:56,876 ハッ! 190 00:12:56,876 --> 00:12:58,878 《間違っていたのは それがしだったのか! 191 00:12:58,878 --> 00:13:03,149 腹を割らずして 何が仲間だ! 同志だ!》 192 00:13:03,149 --> 00:13:06,152 すべての極意をまとめて 超極意という。 193 00:13:06,152 --> 00:13:08,154 またの名を➨ 194 00:13:08,154 --> 00:13:10,156 愛! 195 00:13:10,156 --> 00:13:12,325 《愛!》 196 00:13:12,325 --> 00:13:14,661 ふぅ… これでいい。 197 00:13:14,661 --> 00:13:17,664 ありがとうございました! ん? 198 00:13:17,664 --> 00:13:20,833 そうか➨ 199 00:13:20,833 --> 00:13:23,336 いい火 燃やせよ。 200 00:13:33,680 --> 00:13:36,349 (長万部)いただきま~す! ん? 201 00:13:36,349 --> 00:13:38,518 (酸ヶ湯)サーちゃんも1本どう? 202 00:13:38,518 --> 00:13:40,520 よく焼けてる…。 フッ! 203 00:13:40,520 --> 00:13:42,689 芋泥棒!? いやいや➨ 204 00:13:42,689 --> 00:13:46,192 こっちから あげたんだし…。 (阿蘇)芋なら たくさんあるから。 205 00:13:46,192 --> 00:13:49,028 すべての芋が それぞれの味を持つんだよ。 206 00:13:49,028 --> 00:13:51,631 同じ芋なんて一つもないんだ! 207 00:13:55,368 --> 00:13:58,705 別の芋…。 えっ ウッくん ちょっと待ってよ! 208 00:13:58,705 --> 00:14:02,308 なんとなくだけど 俺ちゃんたちも行っとく? 209 00:14:02,308 --> 00:14:05,144 祐! 祐はいるか? 210 00:14:05,144 --> 00:14:08,314 祐! その荷物は…。 211 00:14:08,314 --> 00:14:11,984 もう僕が ここにいる理由は ないですからね。 212 00:14:11,984 --> 00:14:15,655 祐! 焼き芋だ。 213 00:14:15,655 --> 00:14:17,824 何のまねです? 214 00:14:17,824 --> 00:14:22,328 覚えてないか? 一緒に猫魔農園で 芋を掘った日のことを! 215 00:14:25,498 --> 00:14:28,668 あの日 食べた芋は どの芋よりも うまかった。 216 00:14:28,668 --> 00:14:30,837 猫魔の芋は うまい。 217 00:14:30,837 --> 00:14:34,340 それは誰よりも それがしが知っている! 218 00:14:34,340 --> 00:14:37,176 だから 殿が 猫魔の芋だと言ったとき➨ 219 00:14:37,176 --> 00:14:39,178 こう思ったのだ。 220 00:14:39,178 --> 00:14:41,347 あぁ あのうまい芋か。 221 00:14:41,347 --> 00:14:44,684 それは得難い よい贈り物だと。 222 00:14:44,684 --> 00:14:47,854 何を 今更…。 223 00:14:47,854 --> 00:14:49,856 僕は選ばれたんだ。 224 00:14:49,856 --> 00:14:52,358 もう あなた方の元には 戻らない。 225 00:14:52,358 --> 00:14:55,695 それは違うぞ! 祐は選んだはずだ。 226 00:14:55,695 --> 00:14:59,031 僕が… 選んだ? 227 00:14:59,031 --> 00:15:04,303 ああ 初めて それがしと そして 殿と会った あの日に! 228 00:15:04,303 --> 00:15:06,305 (乳頭)思い出せ 祐! 229 00:15:11,477 --> 00:15:15,982 ⸨祐 こちらが 乳頭伯爵のお坊ちゃんだよ。 230 00:15:15,982 --> 00:15:21,654 はじめまして 猫魔祐です。 お前 かけっこ速い? 231 00:15:21,654 --> 00:15:23,823 えっ… う うん。 232 00:15:23,823 --> 00:15:27,026 よし じゃあ あそこまで かけっこだ! 233 00:15:33,100 --> 00:15:36,335 小さいのに やるな! そっちこそ! 234 00:15:36,335 --> 00:15:41,174 (2人)ははは…。 235 00:15:41,174 --> 00:15:44,177 乳頭左門だ。 祐 よろしくな。 236 00:15:44,177 --> 00:15:46,179 えっ うん…。 237 00:15:46,179 --> 00:15:50,683 でも うちは男爵で 君のほうが偉いだろ? 238 00:15:50,683 --> 00:15:52,685 そんなの関係ないよ。 239 00:15:52,685 --> 00:15:55,354 だって あの方が一番なんだから。 240 00:15:55,354 --> 00:15:58,191 ハッ…。 (乳頭)勉強も武術も➨ 241 00:15:58,191 --> 00:16:00,193 何をしたって かなわないんだ。 242 00:16:00,193 --> 00:16:02,128 でも かなわなくていいんだ。 243 00:16:02,128 --> 00:16:04,297 あのお方が それがしの殿だ。 244 00:16:04,297 --> 00:16:07,466 そう決めたんだ。 わぁ…。 245 00:16:07,466 --> 00:16:12,805 祐も一緒に 殿にお仕えしないか? え? 246 00:16:12,805 --> 00:16:15,308 嫌なのか? 嫌じゃない! 247 00:16:15,308 --> 00:16:19,145 お仕えしたい! 僕の殿様も あのお方にする! 248 00:16:19,145 --> 00:16:24,650 よし 今日から2人は同志だぞ! うん!⸩ 249 00:16:24,650 --> 00:16:27,987 そうだ 僕は選んだんだ…。 250 00:16:27,987 --> 00:16:31,657 どうして忘れていたんだろう…。 251 00:16:31,657 --> 00:16:34,660 戻ってこい! もう一度 やり直そう。 252 00:16:34,660 --> 00:16:38,364 同志だろ おぬしと それがしは。 253 00:16:40,833 --> 00:16:44,670 僕は… 僕は…。 254 00:16:44,670 --> 00:16:46,672 ちぃっ! 255 00:16:46,672 --> 00:16:49,842 うっ… あぁ あ~! 256 00:16:49,842 --> 00:16:51,844 祐!? わぁ~! 257 00:16:54,013 --> 00:16:57,850 祐! 左門 これは何事だ!? 258 00:16:57,850 --> 00:17:00,186 王様だ~れだ? 259 00:17:00,186 --> 00:17:03,289 って僕だ! なははは…。 260 00:17:03,289 --> 00:17:06,792 なに!? まさか おぬし 祐なのか? 261 00:17:06,792 --> 00:17:09,128 これが祐だと!? いったい なぜ? 262 00:17:09,128 --> 00:17:12,632 (キャン)まさか! 変身アイテムの暴走なのキャン? 263 00:17:12,632 --> 00:17:15,801 なに!? みみみ… 未来の科学といえども➨ 264 00:17:15,801 --> 00:17:18,137 完璧ではないのキャーン。 ピョーン…。 265 00:17:18,137 --> 00:17:21,307 祐 元に戻れ! 殿の御前だぞ! 266 00:17:21,307 --> 00:17:24,810 名前呼び捨て 許さな~い! 267 00:17:24,810 --> 00:17:29,615 僕は一番偉いんだ なんたって 王様怪人だぞ! 268 00:17:34,487 --> 00:17:36,656 (雲仙)ハイカラに下がってな! 269 00:17:36,656 --> 00:17:39,325 殿 こちらへ! 270 00:17:39,325 --> 00:17:42,328 これでも食らえ! 271 00:17:44,664 --> 00:17:48,000 なんだ これ? 芋… じゃないのか。 272 00:17:48,000 --> 00:17:50,169 いっくぞ~! 273 00:17:50,169 --> 00:17:53,005 1番が4番を お姫様だっこしろ! 274 00:17:53,005 --> 00:17:55,675 (2人)うわっ 体が勝手に…。 275 00:17:55,675 --> 00:17:58,010 重い…。 (卯花)うわっ…。 276 00:17:58,010 --> 00:18:02,615 王様の命令は絶対なのだ! 277 00:18:02,615 --> 00:18:05,117 次いっくぞ~。 278 00:18:05,117 --> 00:18:07,453 2番と3番が…。 279 00:18:07,453 --> 00:18:09,455 接吻しろ。 280 00:18:09,455 --> 00:18:12,291 (2人)うわっ…。 くっついて離れない!? 281 00:18:12,291 --> 00:18:15,294 ダメダメ こんなの美しくないよ~。 282 00:18:15,294 --> 00:18:17,463 てか なんで受け入れてるの!? 283 00:18:17,463 --> 00:18:19,632 案外ハイカラかと思って! 284 00:18:19,632 --> 00:18:23,636 なわけないでしょ バカ! なははは… おもしろ~い! 285 00:18:23,636 --> 00:18:25,972 こんなの おもしろくも うまくもないぞ! 286 00:18:25,972 --> 00:18:28,975 王様に逆らうなんて許せな~い。 287 00:18:28,975 --> 00:18:31,310 こうなったら 全員処刑だ! 288 00:18:31,310 --> 00:18:33,312 (5人)はっ…。 289 00:18:33,312 --> 00:18:37,016 がははは…。 (5人)うわぁ~! 290 00:18:38,985 --> 00:18:42,488 くくく… 猫魔祐の ねじれたコンプレックスと➨ 291 00:18:42,488 --> 00:18:46,993 一番への強い羨望が合わさり 生まれた 王様怪人。 292 00:18:46,993 --> 00:18:49,662 お前らになぞ 倒せるものか。 293 00:18:49,662 --> 00:18:52,331 ふふふ… 他愛もない。 294 00:18:52,331 --> 00:18:54,500 (百目鬼)待て! なに!? 295 00:18:54,500 --> 00:18:56,502 バンカラ 変化! 296 00:18:56,502 --> 00:19:01,173 ♬~ 297 00:19:01,173 --> 00:19:05,111 気炎万丈の剣 叢雲! 298 00:19:05,111 --> 00:19:09,448 八面玲瓏の鏡 真経津! 299 00:19:09,448 --> 00:19:11,951 来い! 我らが相手だ。 300 00:19:11,951 --> 00:19:15,121 キングググ… 処刑 処刑 処刑! 301 00:19:15,121 --> 00:19:19,959 王様をバカにするな 王様を敬え 王様一番! 302 00:19:19,959 --> 00:19:21,961 お任せください 殿! 303 00:19:21,961 --> 00:19:23,963 ぬぉ~! 304 00:19:25,965 --> 00:19:30,269 見下すな 僕は 僕は… 偉いんだ! 305 00:19:35,307 --> 00:19:37,610 うっ…。 306 00:19:40,146 --> 00:19:42,148 殿…。 307 00:19:42,148 --> 00:19:44,150 殿! 308 00:19:44,150 --> 00:19:47,820 部下の命は 我が命より重い。 309 00:19:47,820 --> 00:19:51,824 それが 上に立つ者の矜持…。 310 00:19:51,824 --> 00:19:56,162 そして 部下の心の痛みに 気づかなかった➨ 311 00:19:56,162 --> 00:19:59,832 己への戒めでもある! 312 00:19:59,832 --> 00:20:01,834 さあ 撃ちたいだけ撃て。 313 00:20:01,834 --> 00:20:05,004 私はすべてを受け止めてみせよう。 314 00:20:05,004 --> 00:20:08,674 超極意 これが… 愛! 315 00:20:08,674 --> 00:20:10,676 うっ…。 316 00:20:10,676 --> 00:20:13,679 なにが愛だ 許さない! 317 00:20:13,679 --> 00:20:17,516 許さない 許さない…。 318 00:20:17,516 --> 00:20:21,020 うぉ~! 319 00:20:23,022 --> 00:20:25,024 うっ…。 殿! 320 00:20:25,024 --> 00:20:28,027 なぜだ!? 処刑なのに なぜ 倒れない! 321 00:20:28,027 --> 00:20:30,529 これは処刑ではない! 322 00:20:30,529 --> 00:20:33,632 ただ 腹を割って 話し合っているところだ! 323 00:20:36,035 --> 00:20:39,872 芋 本当にうまかった。 324 00:20:39,872 --> 00:20:43,542 私の言葉足らずで 傷つけたのなら すまない。 325 00:20:43,542 --> 00:20:46,378 これは…。 326 00:20:46,378 --> 00:20:48,380 殿! 327 00:20:48,380 --> 00:20:51,383 僕は… 僕は…。 328 00:20:51,383 --> 00:20:55,387 ⸨乳頭:祐は選んだはずだ。 殿と会った あの日に!⸩ 329 00:20:57,389 --> 00:20:59,391 ⸨猫魔:嫌じゃない! お仕えしたい! 330 00:20:59,391 --> 00:21:02,828 僕の殿様も あのお方にする!⸩ 331 00:21:02,828 --> 00:21:06,031 (猫魔)そうだ 僕が選んだ…。 332 00:21:11,003 --> 00:21:14,607 僕が選んだのです 殿を。 333 00:21:23,182 --> 00:21:26,519 それがしを忘れるな 同志だぞ。 334 00:21:26,519 --> 00:21:28,521 あなたって人は➨ 335 00:21:28,521 --> 00:21:31,524 気配りとか 気遣いとか できないんですか。 336 00:21:31,524 --> 00:21:34,527 この脳筋! なに!? それが先輩に向かって➨ 337 00:21:34,527 --> 00:21:37,696 言うことか! ええ 言ってやりますよ 脳筋! 338 00:21:37,696 --> 00:21:40,533 フッ… これでいい。 339 00:21:40,533 --> 00:21:43,869 すべて計算どおり。 340 00:21:43,869 --> 00:21:46,372 (卯花)お~い 大丈夫か! 341 00:21:46,372 --> 00:21:49,575 ここは いったん退くぞ。 (2人)はっ。 342 00:21:52,044 --> 00:21:54,547 あれ? 美しく終わってる感じ? 343 00:21:54,547 --> 00:21:56,715 芋のひとかけらも残ってない! 344 00:21:56,715 --> 00:21:59,385 まあ 戻って 焼き芋の続きする? 345 00:21:59,385 --> 00:22:02,655 実は 栗も たき火にくべてある。 346 00:22:02,655 --> 00:22:05,658 (長万部)それを 早く言ってくださいよ。 347 00:22:07,826 --> 00:22:09,829 ⸨ハイカラに下がってな!⸩ 348 00:22:09,829 --> 00:22:13,666 《なぜ あの者は私を助けた…》 349 00:22:13,666 --> 00:22:17,870 (雲仙)さあて ハイカラに変身解除しとくか。 350 00:22:21,173 --> 00:22:24,076 《こ これは いったい…》