1 00:00:06,747 --> 00:00:11,252 人間は 魔神に滅ぼされるかに見えた 2 00:00:15,047 --> 00:00:19,719 それを救ったのは たったひとりの魔道士だった 3 00:00:26,476 --> 00:00:31,147 彼は“魔法帝”と呼ばれ 伝説になった 4 00:00:34,859 --> 00:00:36,277 ヴァンジャンスに会うため— 5 00:00:36,402 --> 00:00:38,780 “金色の夜明け”の 本拠地を訪れるヤミ 6 00:00:38,905 --> 00:00:39,739 だが… 7 00:00:39,906 --> 00:00:41,824 謝罪するとか言って呼び出しといて 8 00:00:41,949 --> 00:00:46,120 どんだけ待たせてくれんだ? あの金ピカヘンテコ仮面団長はよ 9 00:00:46,245 --> 00:00:48,790 も… もうすぐ… もうすぐ お見えになるかと… 10 00:00:49,123 --> 00:00:51,334 ナメてんのか? 金色の夜明け 11 00:00:51,584 --> 00:00:52,418 ウッ… 12 00:00:53,169 --> 00:00:55,463 この王国のために共に戦い— 13 00:00:55,588 --> 00:00:58,758 そろって魔法騎士団の 団長となったヴァンジャンスを信じ 14 00:00:59,092 --> 00:01:00,551 待ち続けるヤミ 15 00:01:01,677 --> 00:01:03,012 しかし そのころ— 16 00:01:03,513 --> 00:01:04,806 魔法帝の前で— 17 00:01:04,931 --> 00:01:09,060 ついに隠された もう1つの姿を あらわにするヴァンジャンス 18 00:01:09,644 --> 00:01:11,813 1つの肉体に2つの魂 19 00:01:12,105 --> 00:01:15,650 彼は 金色の夜明けの団長 ヴァンジャンスであり— 20 00:01:15,775 --> 00:01:19,320 白夜の魔眼 頭首 リヒトでもあったのだ 21 00:01:19,695 --> 00:01:20,947 ありがとう 22 00:01:21,072 --> 00:01:24,659 私の唯一の人間の友 ウィリアム 23 00:01:24,992 --> 00:01:29,372 ごきげんよう 魔法帝 ユリウス・ノヴァクロノ 24 00:01:30,081 --> 00:01:34,418 白夜の魔眼 頭首 リヒトだ 25 00:01:35,086 --> 00:01:38,840 そうであっては ほしくなかったね 26 00:01:39,841 --> 00:01:41,801 ユリウスの持つ魔石を奪い— 27 00:01:41,926 --> 00:01:45,930 人間たちへの復讐を遂げるべく 戦いを挑むリヒト 28 00:01:46,222 --> 00:01:50,476 その攻撃を時間魔法で先読みし 対抗するユリウス 29 00:01:50,893 --> 00:01:51,727 取った! 30 00:01:52,687 --> 00:01:55,189 なっ… 先読みが更に速く… 31 00:01:57,650 --> 00:01:59,819 君の未来は もう見える 32 00:02:00,236 --> 00:02:02,947 君では私に勝てないよ 33 00:03:39,543 --> 00:03:42,964 おい 見ろ! 城の塔が… 34 00:03:43,089 --> 00:03:45,007 な… 何か光ってるぞ! 35 00:03:45,132 --> 00:03:47,927 ああ… 何が起きてるんだ? 36 00:03:51,514 --> 00:03:54,600 ハァハァハァ… こちらです 37 00:03:55,643 --> 00:03:56,852 あれを! 38 00:03:57,228 --> 00:03:58,521 ンンッ… 39 00:04:01,190 --> 00:04:02,441 この魔力は… 40 00:04:02,566 --> 00:04:06,070 ユリウスさま… 何者かと交戦中だ 41 00:04:06,862 --> 00:04:11,993 ユリウスさまと ここまで 渡り合う力を持つ光魔法の使い手 42 00:04:12,118 --> 00:04:15,538 まさか 白夜の魔眼の頭首 リヒトか!? 43 00:04:17,999 --> 00:04:23,129 だが ヤツらの掃討作戦は 現在 王撰騎士団が実行中のはず 44 00:04:25,631 --> 00:04:27,842 一体 どうやって城内に入った? 45 00:04:28,134 --> 00:04:32,179 ユリウスさまとの交信魔法を 遮断したのも ヤツらの仕業か? 46 00:04:36,392 --> 00:04:37,393 クッ… 47 00:04:42,606 --> 00:04:44,650 分からないことが多すぎる 48 00:04:44,942 --> 00:04:46,736 ど… どうなっている? 49 00:04:46,861 --> 00:04:49,322 ユリウスさまが戦っているのか? 50 00:04:49,447 --> 00:04:51,157 我々は どうすれば… 51 00:04:51,324 --> 00:04:53,451 落ち着いてください ハッ… 52 00:04:54,243 --> 00:04:57,246 今こそ 私たちの力が試されるとき 53 00:04:57,371 --> 00:05:00,875 そのように動揺していては この王国を守ることはできません! 54 00:05:01,834 --> 00:05:03,878 そうだ… 落ち着くんだ 55 00:05:04,003 --> 00:05:07,256 こんなときこそ 冷静に 対処するのが私の役目 56 00:05:07,965 --> 00:05:09,717 戦いに 加勢するにしても— 57 00:05:09,842 --> 00:05:11,761 私たちではレベルが 違い過ぎて足手まとい 58 00:05:13,429 --> 00:05:15,973 ユリウスさまが 負けるはずがありませんが— 59 00:05:16,515 --> 00:05:17,808 いざとなったとき— 60 00:05:17,933 --> 00:05:19,769 この戦いに ついていけるのは— 61 00:05:19,894 --> 00:05:21,937 魔法騎士団長クラスだけ 62 00:05:22,229 --> 00:05:25,399 マーキングしてある 各魔法騎士団本部へ通達を! 63 00:05:26,901 --> 00:05:29,320 うん? これは… 64 00:05:29,779 --> 00:05:32,448 姐さん! 交信魔法か… 65 00:05:32,907 --> 00:05:33,824 うん? 66 00:05:33,949 --> 00:05:35,576 王都からです フッハ 67 00:05:36,035 --> 00:05:38,329 各魔法騎士団長に緊急通達! 68 00:05:38,788 --> 00:05:40,039 クローバー城にて— 69 00:05:40,164 --> 00:05:43,084 魔法帝が 白夜の魔眼 頭首と おぼしき人物と交戦中 70 00:05:43,793 --> 00:05:44,627 ンッ… 71 00:05:45,169 --> 00:05:47,129 先の王都襲撃のように— 72 00:05:47,254 --> 00:05:50,966 同時多発的に何らかの作戦を 遂行中の可能性あり 73 00:05:51,133 --> 00:05:54,887 各団員は 団長の指示に従い 担当地区の警護を! 74 00:05:55,179 --> 00:05:59,391 団長は警護態勢が整いしだい 直ちに王都へ集結してください 75 00:05:59,850 --> 00:06:02,144 アア… ど… どうなっている? 76 00:06:02,269 --> 00:06:06,148 メレオレオナ団長が ヤツらのアジトを攻撃中のはず… 77 00:06:06,649 --> 00:06:09,860 王都に白夜の魔眼の頭首が… 78 00:06:10,277 --> 00:06:13,864 兄上の敵を討つ またとない機会 だが… 79 00:06:14,615 --> 00:06:15,866 クッ… 80 00:06:16,242 --> 00:06:18,160 何を情けない顔をしている! 81 00:06:18,285 --> 00:06:20,871 それでも 誇り高き紅蓮の獅子王の団員か! 82 00:06:20,996 --> 00:06:21,831 はっ! 83 00:06:22,206 --> 00:06:25,709 兄上の言葉を思い出せ! “どんなときでも冷静に” 84 00:06:26,085 --> 00:06:27,711 姉上が 留守である以上— 85 00:06:28,003 --> 00:06:32,049 我らは指示どおり ここで白夜の魔眼の襲撃に備える! 86 00:06:32,967 --> 00:06:36,554 そ… そうだ! 浮き足だってる場合か! 87 00:06:36,846 --> 00:06:38,722 我らは紅蓮の獅子王団だ 88 00:06:38,848 --> 00:06:39,890 ヘッ! 89 00:06:40,391 --> 00:06:43,686 なんということだ… 一体 どうやって王都に… 90 00:06:43,811 --> 00:06:47,148 ヴァ… ヴァンジャンス団長 早くお戻りください… 91 00:06:47,273 --> 00:06:48,190 ンッ… 92 00:06:49,984 --> 00:06:51,694 まさかな… 93 00:06:56,490 --> 00:06:58,617 勘違いであってくれ 94 00:07:10,629 --> 00:07:13,799 一撃一撃が大味になってきたね 95 00:07:13,924 --> 00:07:15,718 これなら 先読みせずとも— 96 00:07:15,843 --> 00:07:18,721 攻撃を避けること自体は 難しくなさそうだ 97 00:07:21,140 --> 00:07:22,766 ハアッ! 98 00:07:31,400 --> 00:07:32,234 フフッ… 99 00:07:32,651 --> 00:07:33,652 ウッ… 100 00:07:40,409 --> 00:07:41,410 ハアッ! 101 00:07:58,511 --> 00:07:59,345 ンッ! 102 00:08:16,487 --> 00:08:17,321 ンッ… 103 00:08:19,156 --> 00:08:21,450 この速さにも ついてくるのか… 104 00:08:21,575 --> 00:08:25,162 あの男の先読みは どこまで先の未来を… 105 00:08:25,287 --> 00:08:26,747 クッ… 106 00:08:27,456 --> 00:08:28,499 ハアッ! 107 00:08:34,797 --> 00:08:35,922 返すよ 108 00:08:38,175 --> 00:08:40,719 僕の魔法を加速させた! 109 00:08:42,930 --> 00:08:44,138 ハッ… 110 00:08:48,561 --> 00:08:51,981 いやぁ 惜しかった さすがに速いね 111 00:08:52,106 --> 00:08:55,359 先読みしているのに まだ完全には捕らえられない 112 00:08:55,693 --> 00:08:56,527 ハッ… 113 00:08:56,652 --> 00:09:00,197 何なんだ? この男の強さは 114 00:09:00,322 --> 00:09:03,701 ただの人間なのに… この男は 一体… 115 00:09:03,826 --> 00:09:07,538 そろそろ降参してくれると 助かるんだけどね 116 00:09:07,997 --> 00:09:10,958 ヴァンジャンスの体を 傷つけたくないんだ 117 00:09:11,083 --> 00:09:12,793 反撃しなかったのは— 118 00:09:13,335 --> 00:09:15,546 僕を殺さず捕らえるため 119 00:09:15,671 --> 00:09:16,922 まだまだ余力を… 120 00:09:17,840 --> 00:09:20,175 四つ葉の魔導書の僕に対して… 121 00:09:21,302 --> 00:09:22,511 どこだ? 122 00:09:22,636 --> 00:09:26,682 この男の魔導書は 一体 どんな… 123 00:09:26,890 --> 00:09:30,019 私の魔導書が 気になっているのかい? 124 00:09:30,144 --> 00:09:32,229 私の魔導書なら… 125 00:09:32,605 --> 00:09:34,189 あそこだよ ハッ… 126 00:09:36,025 --> 00:09:38,193 何だ? あの形状は 127 00:09:38,319 --> 00:09:41,697 表紙すらない あの魔導書は… 128 00:09:41,947 --> 00:09:45,367 時間魔法に 表紙のない魔導書 129 00:09:45,492 --> 00:09:49,580 いいか悪いかは分からなかったが 私は特殊だった 130 00:09:50,414 --> 00:09:52,041 だから よく考えたよ 131 00:09:52,708 --> 00:09:59,673 私は この表紙のない魔導書と同じ どこにも分類されることのない存在 132 00:10:00,132 --> 00:10:03,469 一体 何者なのか… 何を成すべきなのか… 133 00:10:04,803 --> 00:10:07,598 そのことをずっと問い続けてきた 134 00:10:07,765 --> 00:10:10,893 問い続け 実績を積んできた 135 00:10:11,393 --> 00:10:14,730 そうして ここに たどりついたとき思ったよ 136 00:10:15,439 --> 00:10:19,485 私の歩んできた道のりが 私だ 137 00:10:23,447 --> 00:10:25,574 私は魔法帝だ 138 00:10:26,450 --> 00:10:27,326 アア… 139 00:10:28,160 --> 00:10:30,496 今 分かった 140 00:10:30,871 --> 00:10:34,291 僕たちは 今から 魔石の力を使って— 141 00:10:34,416 --> 00:10:37,836 この世界のことわりに 背くことをしようとしている 142 00:10:38,629 --> 00:10:40,172 この男は… 143 00:10:40,631 --> 00:10:42,257 この人間は— 144 00:10:42,383 --> 00:10:44,301 世界が… 運命が— 145 00:10:44,426 --> 00:10:47,137 僕たちを止めるために 用意した存在 146 00:10:48,097 --> 00:10:50,683 ことわりの最後の砦 147 00:10:51,016 --> 00:10:52,643 魔法帝として— 148 00:10:53,310 --> 00:10:55,437 王国を 国民を— 149 00:10:57,314 --> 00:10:58,691 守る! 150 00:10:59,066 --> 00:11:02,569 やはり… いや だからこそ— 151 00:11:02,736 --> 00:11:04,238 倒さなければならない 152 00:11:05,072 --> 00:11:06,073 ンッ… 153 00:11:07,991 --> 00:11:09,410 ならば… 154 00:11:09,702 --> 00:11:11,745 守ってみせろ! 155 00:11:13,122 --> 00:11:16,041 封印魔法 解除 156 00:11:18,168 --> 00:11:20,838 魔力が膨れ上がった 157 00:11:27,928 --> 00:11:30,597 お… おい 何だ? あれは 158 00:11:30,722 --> 00:11:33,267 な… 何が起きてるの? 159 00:11:36,937 --> 00:11:39,398 この莫大な魔力は… 160 00:11:48,782 --> 00:11:52,453 貴様ら人間たちは 全てを奪った 161 00:11:52,995 --> 00:11:56,248 仲間たちを… 幸せな日々を… 162 00:11:56,915 --> 00:11:58,750 一瞬にして 163 00:11:59,334 --> 00:12:01,420 ことわりを侵してでも— 164 00:12:01,712 --> 00:12:05,048 貴様ら人間どもに罰を! 165 00:12:15,309 --> 00:12:19,229 王国全土を覆い尽くすほどの 魔力を蓄えていたとは… 166 00:12:19,354 --> 00:12:22,941 マズイ… 国民に向けて 魔法を放つつもりか!? 167 00:12:23,567 --> 00:12:26,111 あなた1人は殺せなくても— 168 00:12:26,487 --> 00:12:29,364 あなた以外の全員は 殺せる 169 00:12:29,531 --> 00:12:31,700 ま… 魔法なのか? 170 00:12:31,825 --> 00:12:34,119 無数の光の剣? 171 00:12:34,286 --> 00:12:38,373 ママ お空が真っ白! まぶしい! 172 00:12:38,832 --> 00:12:41,627 こ… この世の終わりか!? 173 00:12:41,793 --> 00:12:45,005 これは 一体… 神々しい… 174 00:12:47,591 --> 00:12:49,468 何だよ? ありゃ 175 00:12:49,718 --> 00:12:53,347 こんなとこまで… イヤな予感がする 176 00:12:53,639 --> 00:12:55,098 アア… 177 00:12:55,390 --> 00:12:56,475 フフッ… 178 00:12:57,100 --> 00:12:58,310 大丈夫 179 00:12:58,435 --> 00:13:01,063 あの光が 不吉な ものだったとしても— 180 00:13:01,438 --> 00:13:05,192 この王国には 魔法騎士団がいるんですもの 181 00:13:08,028 --> 00:13:09,321 ンッ… 182 00:13:09,655 --> 00:13:13,325 なんつう規模の光魔法だ… くそったれ! 183 00:13:14,243 --> 00:13:16,578 どうなってんだ? ユリウスの旦那 184 00:13:17,287 --> 00:13:18,872 間に合ってくれ! 185 00:13:20,999 --> 00:13:21,959 ンッ… 186 00:13:22,292 --> 00:13:25,546 既に 王国の全域を覆って… 187 00:13:25,671 --> 00:13:26,755 このままでは… 188 00:13:27,464 --> 00:13:28,590 さあ… 189 00:13:29,091 --> 00:13:31,677 裁きを受けろ 人間! 190 00:13:32,719 --> 00:13:36,557 光魔法“審判の矢”! 191 00:13:43,021 --> 00:13:44,273 ンンッ… 192 00:13:46,400 --> 00:13:48,235 疑問を感じていた 193 00:13:49,528 --> 00:13:50,779 まったく… 194 00:13:50,904 --> 00:13:54,575 平民というのは どうして ああも魔力が乏しいのかねえ? 195 00:13:54,700 --> 00:13:58,328 下民に至っては なぜ 生きているのか分からないほどだ 196 00:13:58,453 --> 00:14:00,998 同じ国にいるというだけで 虫ずが走るよ 197 00:14:01,123 --> 00:14:02,207 まったくですな 198 00:14:06,128 --> 00:14:08,672 本当に そうなのだろうか? 199 00:14:08,880 --> 00:14:10,757 何を見ている? 200 00:14:10,882 --> 00:14:12,092 いえ… 201 00:14:12,384 --> 00:14:14,094 高い魔力を持ちながら 202 00:14:14,636 --> 00:14:17,097 それを私腹を 肥やすためだけに使い 203 00:14:17,264 --> 00:14:19,308 何の役にも立てない 204 00:14:19,433 --> 00:14:22,102 彼らも何のために 生きているのだろう… 205 00:14:22,394 --> 00:14:25,105 ああ 君が例の魔法騎士か… 206 00:14:25,230 --> 00:14:27,608 あの奇妙な魔導書の… 207 00:14:28,191 --> 00:14:30,110 そうだ そんなことより— 208 00:14:30,235 --> 00:14:32,279 商売の便宜を 図ってほしいという— 209 00:14:32,404 --> 00:14:34,031 商人がおりましてな 210 00:14:34,156 --> 00:14:36,283 ほう! 実は… 211 00:14:36,408 --> 00:14:40,370 オオッ… それはそれは… フフフフッ… 212 00:14:41,705 --> 00:14:44,374 私は自分の使命を探し— 213 00:14:44,499 --> 00:14:47,127 魔法騎士団で戦い続けていた 214 00:14:47,794 --> 00:14:48,879 そんなとき… 215 00:14:49,046 --> 00:14:50,464 ウワッ! 216 00:14:50,714 --> 00:14:51,548 ハッ… 217 00:14:51,757 --> 00:14:53,383 プッヒッヒ… 218 00:14:53,717 --> 00:14:56,219 さっさと有り金 全部 出しやがれ! 219 00:14:56,345 --> 00:14:57,179 ウウッ… 220 00:14:58,847 --> 00:15:00,182 待て! うん? 221 00:15:00,599 --> 00:15:04,937 この国の平和を乱す悪党め これ以上 好きにはさせん! 222 00:15:05,687 --> 00:15:06,772 私は— 223 00:15:06,897 --> 00:15:09,274 下民で初めて 魔法騎士に合格した— 224 00:15:09,399 --> 00:15:11,777 ザラという男に出会った 225 00:15:11,902 --> 00:15:13,070 全力で来い 226 00:15:13,195 --> 00:15:17,950 言っとくが 俺の魔力は お前の100倍強えぞ 贅肉野郎! 227 00:15:18,408 --> 00:15:20,327 魔法騎士か… 228 00:15:20,452 --> 00:15:22,996 そんなもんに ビビる俺さまじゃねえぜ! 229 00:15:23,705 --> 00:15:24,706 かかったな 230 00:15:27,709 --> 00:15:28,710 ハッ… 231 00:15:28,919 --> 00:15:31,630 ブヒャー! 232 00:15:32,381 --> 00:15:34,007 ウッ… アアッ… 233 00:15:35,509 --> 00:15:37,094 よっしゃーっ! 234 00:15:37,219 --> 00:15:39,096 オオッ… 235 00:15:39,221 --> 00:15:41,473 さあ 早く安全な場所へ! 236 00:15:41,640 --> 00:15:43,850 はい! ありがとう 237 00:15:44,643 --> 00:15:45,477 うん? 238 00:15:45,811 --> 00:15:49,606 お〜い! すまないが こっちに来てくれ! 239 00:15:51,191 --> 00:15:52,901 魔力は弱かったが— 240 00:15:53,026 --> 00:15:56,530 罠魔法を 駆使した考え抜かれた戦い方 241 00:15:56,655 --> 00:15:59,491 積み上げた努力が うかがえる魔法だった 242 00:15:59,825 --> 00:16:01,243 アア… 243 00:16:01,410 --> 00:16:03,537 おいおい 何だ? その魔法 244 00:16:03,662 --> 00:16:06,289 まるで 時間の流れを戻してるかのような… 245 00:16:06,415 --> 00:16:08,834 厳密に言うと 少し違うけどね 246 00:16:09,376 --> 00:16:12,796 時間魔法か… すごすぎるぜ 247 00:16:12,921 --> 00:16:16,049 だけど これで 犠牲者を出さずに済みそうだ 248 00:16:16,299 --> 00:16:18,260 ザラといったか? 249 00:16:18,385 --> 00:16:21,513 君も かなりのケガを 負っているみたいだ 見せてごらん 250 00:16:21,638 --> 00:16:22,848 俺は平気だ 251 00:16:23,306 --> 00:16:27,185 魔法騎士たるもの 優先すべきは国民の命 252 00:16:27,310 --> 00:16:29,688 ユリウス お前も そうだろう? 253 00:16:30,355 --> 00:16:32,649 じゃ ここは頼んだぜ 254 00:16:32,774 --> 00:16:35,819 ほかの魔法騎士は 手柄に目がくらんでいる中— 255 00:16:36,653 --> 00:16:41,074 彼は 何よりも国民を助けることを 最優先に行動していた 256 00:16:41,366 --> 00:16:45,328 魔法騎士の何たるかを 分かっていなかった当時の私でも 257 00:16:45,454 --> 00:16:48,582 彼こそが本当の魔法騎士だと思った 258 00:16:48,999 --> 00:16:50,375 しばらくして— 259 00:16:50,959 --> 00:16:53,086 ザラが死んだと聞いた 260 00:16:57,758 --> 00:16:59,468 おっと… 261 00:17:02,012 --> 00:17:04,347 おや? 君は… 262 00:17:19,196 --> 00:17:21,448 ザラは魔法騎士団員として— 263 00:17:21,573 --> 00:17:23,700 その務めを全うした 264 00:17:23,825 --> 00:17:25,535 私も そうありたい 265 00:17:25,660 --> 00:17:27,828 ザラのような魔法騎士に… 266 00:17:28,330 --> 00:17:30,999 そう思い始めていたころだった 267 00:17:31,374 --> 00:17:34,586 ウワサでは 同じ団の者に殺されたのだとか… 268 00:17:34,711 --> 00:17:36,463 フハハッ… まさか… 269 00:17:36,588 --> 00:17:39,591 そんなウワサが立つとは よほど目障りだったのだな 270 00:17:39,716 --> 00:17:42,636 おおかた 不相応に出しゃばったのだろう 271 00:17:42,761 --> 00:17:45,263 まあ 下民が1人 死んだだけ 272 00:17:45,388 --> 00:17:46,807 どうということはない 273 00:17:50,477 --> 00:17:53,021 こんなことが あっていいはずがない 274 00:17:53,396 --> 00:17:56,691 魔法騎士団の中だけに 限った話ではない 275 00:17:56,817 --> 00:18:00,070 この国では 生まれついた階級を理由に— 276 00:18:00,195 --> 00:18:03,031 上の者は おごり 下の者は諦める 277 00:18:03,824 --> 00:18:07,035 どちらにも もっと可能性があるはずだと思った 278 00:18:07,536 --> 00:18:09,538 もったいないと思った 279 00:18:09,871 --> 00:18:13,041 魔法と人間の可能性は無限大だ 280 00:18:13,875 --> 00:18:16,294 声を広げるには力が要る 281 00:18:16,628 --> 00:18:19,548 地位が要る 信頼が要る 282 00:18:19,881 --> 00:18:24,302 私は ひたすらに実績を積み 魔法帝になった 283 00:18:25,512 --> 00:18:29,558 魔法は… 人間は もっと自由なはずだ 284 00:18:30,350 --> 00:18:32,602 劇的に変わるわけではない 285 00:18:32,769 --> 00:18:35,230 だが 徐々に… しかし 確実に… 286 00:18:36,106 --> 00:18:39,568 ようやく この国は… 国民は変わり始めている 287 00:18:40,360 --> 00:18:44,531 私が信じた… 私が認めた者たちの力で… 288 00:18:44,698 --> 00:18:47,492 その者たちが認めた者たちの力で… 289 00:18:48,243 --> 00:18:51,079 今 終わらせるわけには いかない! 290 00:18:52,706 --> 00:18:54,583 魔法帝として! 291 00:18:59,504 --> 00:19:03,216 時間反転魔法 “クロノ アナスタシス” 292 00:19:10,891 --> 00:19:12,142 えっ? 293 00:19:13,143 --> 00:19:15,020 こ… これは… 294 00:19:40,045 --> 00:19:41,046 ンッ… 295 00:19:41,504 --> 00:19:44,507 全国民を 救うほどの時間魔法… 296 00:19:44,633 --> 00:19:45,550 さすがだ 297 00:19:46,092 --> 00:19:50,597 だが 蓄えていた時間と魔力は 使い果たしたようだね 298 00:19:51,306 --> 00:19:54,309 この私の攻撃も見えていたはずだ 299 00:19:55,477 --> 00:19:59,397 しかし 先ほどの 時間魔法の発動をやめて 300 00:19:59,564 --> 00:20:01,399 よけることは できなかった 301 00:20:02,275 --> 00:20:03,485 お前は… 302 00:20:04,569 --> 00:20:06,738 魔法帝だから 303 00:20:06,947 --> 00:20:07,989 ハッ… 304 00:20:08,657 --> 00:20:09,741 アア… 305 00:20:19,209 --> 00:20:21,336 魔法帝であること… 306 00:20:22,921 --> 00:20:26,841 それが お前の唯一の弱点だ 307 00:20:41,856 --> 00:20:43,650 アア… アア… 308 00:20:48,571 --> 00:20:49,781 ンッ… 309 00:20:50,115 --> 00:20:51,324 ンンッ! 310 00:20:54,077 --> 00:20:56,162 どういうことだ? 311 00:20:56,538 --> 00:20:58,331 ヴァンジャンス! 312 00:22:39,140 --> 00:22:40,892 ど… どうなっている? 313 00:22:41,017 --> 00:22:43,478 ユリウスさまが戦っているのか? 314 00:22:43,603 --> 00:22:45,438 我々は どうすれば… 315 00:22:45,605 --> 00:22:47,690 落ち着いてください ハッ… 316 00:22:48,274 --> 00:22:49,984 そうだ… 落ち着くんだ 317 00:22:50,110 --> 00:22:53,404 こんなときこそ 冷静に 対処するのが私の役目 318 00:22:53,863 --> 00:22:56,157 ユリウスさまが 負けるはずがありませんが— 319 00:22:56,282 --> 00:22:57,575 いざとなったとき— 320 00:22:57,700 --> 00:22:59,369 この戦いに ついていけるのは— 321 00:22:59,494 --> 00:23:01,412 魔法騎士団長クラスだけ 322 00:23:01,538 --> 00:23:04,082 マーキングしてある 各魔法騎士団本部へ通達を! 323 00:23:05,792 --> 00:23:08,086 はい 毎度! レストラン“まだまだ亭”です! 324 00:23:08,211 --> 00:23:09,129 出前ですか? 325 00:23:09,254 --> 00:23:11,214 すみません 間違えました! 326 00:23:11,548 --> 00:23:13,967 今度こそ 各魔法騎士団本部へ! 327 00:23:14,551 --> 00:23:17,095 はい 温泉ランド “まホットステーション” 328 00:23:17,220 --> 00:23:18,596 ご予約ですか? 329 00:23:18,721 --> 00:23:19,848 間違えました! 330 00:23:20,265 --> 00:23:21,558 次こそは! 331 00:23:23,685 --> 00:23:25,061 あんた 誰だい? 332 00:23:25,186 --> 00:23:27,730 あの… そこは騎士団の本部では… 333 00:23:27,897 --> 00:23:29,607 あんだって? あたしゃ 昔は… 334 00:23:29,983 --> 00:23:30,859 くそ! 335 00:23:31,025 --> 00:23:33,945 どうなっているんだ? 全然 つながらない… 336 00:23:34,279 --> 00:23:36,739 いったん 落ち着きましょう 337 00:23:36,865 --> 00:23:37,699 はい… 338 00:23:39,868 --> 00:23:41,494 どういうことだ? ヴァンジャンス 339 00:23:42,036 --> 00:23:45,081 ユリウスの旦那の信頼を裏切り 俺の友情を裏切った罪は— 340 00:23:45,248 --> 00:23:46,708 万死に値する! 341 00:23:47,167 --> 00:23:48,001 「ブラッククローバー」 342 00:23:50,628 --> 00:23:53,423 闇魔法“闇纏・次元斬り”!