1 00:00:03,712 --> 00:00:08,216 (ナレーション)人間は 魔神に滅ぼされるかに見えた 2 00:00:12,011 --> 00:00:16,683 それを救ったのは たったひとりの魔道士(まどうし)だった 3 00:00:23,440 --> 00:00:28,111 彼は“魔法帝(まほうてい)”と呼ばれ 伝説になった 4 00:00:31,823 --> 00:00:33,241 ヴァンジャンスに会うため— 5 00:00:33,366 --> 00:00:35,744 “金色(こんじき)の夜明(よあ)け”の 本拠地を訪れるヤミ 6 00:00:35,869 --> 00:00:36,703 だが… 7 00:00:36,870 --> 00:00:38,788 (ヤミ) 謝罪するとか言って呼び出しといて 8 00:00:38,913 --> 00:00:43,084 どんだけ待たせてくれんだ? あの金ピカヘンテコ仮面団長はよ 9 00:00:43,209 --> 00:00:45,754 (団員A)も… もうすぐ… もうすぐ お見えになるかと… 10 00:00:46,087 --> 00:00:48,298 {\an8}ナメてんのか? 金色の夜明け 11 00:00:48,548 --> 00:00:49,382 (2人)ウッ… 12 00:00:50,133 --> 00:00:52,427 (ナレーション) この王国のために共に戦い— 13 00:00:52,552 --> 00:00:55,722 そろって魔法騎士団の 団長となったヴァンジャンスを信じ 14 00:00:56,056 --> 00:00:57,515 待ち続けるヤミ 15 00:00:58,641 --> 00:00:59,976 しかし そのころ— 16 00:01:00,477 --> 00:01:01,770 魔法帝の前で— 17 00:01:01,895 --> 00:01:06,024 ついに隠された もう1つの姿を あらわにするヴァンジャンス 18 00:01:06,608 --> 00:01:08,777 1つの肉体に2つの魂 19 00:01:09,069 --> 00:01:12,614 彼は 金色の夜明けの団長 ヴァンジャンスであり— 20 00:01:12,739 --> 00:01:16,284 白夜(びゃくや)の魔眼(まがん) 頭首 リヒトでもあったのだ 21 00:01:16,659 --> 00:01:17,911 {\an8}(リヒト)ありがとう 22 00:01:18,036 --> 00:01:21,623 {\an8}私の唯一の人間の友 ウィリアム 23 00:01:21,956 --> 00:01:26,336 ごきげんよう 魔法帝 ユリウス・ノヴァクロノ 24 00:01:27,045 --> 00:01:31,382 白夜の魔眼 頭首 リヒトだ 25 00:01:32,050 --> 00:01:35,804 (ユリウス) そうであっては ほしくなかったね 26 00:01:36,805 --> 00:01:38,765 (ナレーション) ユリウスの持つ魔石(ませき)を奪い— 27 00:01:38,890 --> 00:01:42,894 人間たちへの復讐(ふくしゅう)を遂げるべく 戦いを挑むリヒト 28 00:01:43,186 --> 00:01:47,440 その攻撃を時間魔法で先読みし 対抗するユリウス 29 00:01:47,857 --> 00:01:48,691 (リヒト)取った! 30 00:01:49,651 --> 00:01:52,153 なっ… 先読みが更に速く… 31 00:01:54,614 --> 00:01:56,783 (ユリウス) 君の未来は もう見える 32 00:01:57,200 --> 00:01:59,911 君では私に勝てないよ 33 00:02:01,412 --> 00:02:06,751 {\an8}♪〜 34 00:03:27,332 --> 00:03:30,543 {\an8}〜♪ 35 00:03:34,130 --> 00:03:36,174 (ざわめき) 36 00:03:36,507 --> 00:03:39,928 (男性)おい 見ろ! (男性)城の塔が… 37 00:03:40,053 --> 00:03:41,971 (男性)な… 何か光ってるぞ! 38 00:03:42,096 --> 00:03:44,891 (男性) ああ… 何が起きてるんだ? 39 00:03:46,226 --> 00:03:48,311 (轟音(ごうおん)) 40 00:03:48,478 --> 00:03:51,564 (マルクス)ハァハァハァ… (魔道士)こちらです 41 00:03:52,607 --> 00:03:53,816 (魔道士)あれを! 42 00:03:54,192 --> 00:03:55,485 (マルクス)ンンッ… 43 00:03:58,154 --> 00:03:59,405 (マルクス)この魔力は… 44 00:03:59,530 --> 00:04:03,034 ユリウスさま… 何者かと交戦中だ 45 00:04:03,826 --> 00:04:08,957 ユリウスさまと ここまで 渡り合う力を持つ光魔法の使い手 46 00:04:09,082 --> 00:04:12,502 まさか 白夜の魔眼の頭首 リヒトか!? 47 00:04:14,963 --> 00:04:20,093 だが ヤツらの掃討作戦は 現在 王撰騎士団(ロイヤルナイツ)が実行中のはず 48 00:04:22,595 --> 00:04:24,806 一体 どうやって城内に入った? 49 00:04:25,098 --> 00:04:29,143 ユリウスさまとの交信魔法を 遮断したのも ヤツらの仕業か? 50 00:04:33,356 --> 00:04:34,357 クッ… 51 00:04:39,570 --> 00:04:41,614 分からないことが多すぎる 52 00:04:41,906 --> 00:04:43,700 (魔道士)ど… どうなっている? 53 00:04:43,825 --> 00:04:46,286 (魔道士) ユリウスさまが戦っているのか? 54 00:04:46,411 --> 00:04:48,121 (魔道士)我々は どうすれば… 55 00:04:48,288 --> 00:04:50,415 (マルクス)落ち着いてください (魔道士たち)ハッ… 56 00:04:51,207 --> 00:04:54,210 (マルクス) 今こそ 私たちの力が試されるとき 57 00:04:54,335 --> 00:04:57,839 そのように動揺していては この王国を守ることはできません! 58 00:04:58,798 --> 00:05:00,842 {\an8}そうだ… 落ち着くんだ 59 00:05:00,967 --> 00:05:04,220 {\an8}こんなときこそ 冷静に 対処するのが私の役目 60 00:05:04,929 --> 00:05:06,681 {\an8}戦いに 加勢するにしても— 61 00:05:06,806 --> 00:05:08,725 {\an8}私たちではレベルが 違い過ぎて足手まとい 62 00:05:10,393 --> 00:05:12,937 ユリウスさまが 負けるはずがありませんが— 63 00:05:13,479 --> 00:05:14,772 {\an8}いざとなったとき— 64 00:05:14,897 --> 00:05:16,733 {\an8}この戦いに ついていけるのは— 65 00:05:16,858 --> 00:05:18,901 魔法騎士団長クラスだけ 66 00:05:19,193 --> 00:05:22,363 マーキングしてある 各魔法騎士団本部へ通達を! 67 00:05:22,905 --> 00:05:23,740 {\an8}(どよめき) 68 00:05:23,865 --> 00:05:26,284 {\an8}(レオポルト) うん? これは… 69 00:05:26,743 --> 00:05:29,412 (ソル)姐(ねえ)さん! (シャーロット)交信魔法か… 70 00:05:29,871 --> 00:05:30,788 (ジャック)うん? 71 00:05:30,913 --> 00:05:32,540 (セッケ) 王都からです フッハ 72 00:05:32,999 --> 00:05:35,293 各魔法騎士団長に緊急通達! 73 00:05:35,752 --> 00:05:37,003 クローバー城にて— 74 00:05:37,128 --> 00:05:40,048 魔法帝が 白夜の魔眼 頭首と おぼしき人物と交戦中 75 00:05:40,757 --> 00:05:41,591 {\an8}ンッ… 76 00:05:42,133 --> 00:05:44,093 (マルクス) 先の王都襲撃のように— 77 00:05:44,218 --> 00:05:47,930 同時多発的に何らかの作戦を 遂行中の可能性あり 78 00:05:48,097 --> 00:05:51,851 各団員は 団長の指示に従い 担当地区の警護を! 79 00:05:52,143 --> 00:05:56,355 団長は警護態勢が整いしだい 直ちに王都へ集結してください 80 00:05:56,814 --> 00:05:59,108 (団員)アア… (団員)ど… どうなっている? 81 00:05:59,233 --> 00:06:03,112 (団員)メレオレオナ団長が ヤツらのアジトを攻撃中のはず… 82 00:06:03,613 --> 00:06:06,824 王都に白夜の魔眼の頭首が… 83 00:06:07,241 --> 00:06:10,828 兄上の敵(かたき)を討つ またとない機会 だが… 84 00:06:11,579 --> 00:06:12,830 クッ… 85 00:06:13,206 --> 00:06:15,124 何を情けない顔をしている! 86 00:06:15,249 --> 00:06:17,835 それでも 誇り高き紅蓮(ぐれん)の獅子王(ししおう)の団員か! 87 00:06:17,960 --> 00:06:18,795 (団員たち)はっ! 88 00:06:19,170 --> 00:06:22,673 兄上の言葉を思い出せ! “どんなときでも冷静に” 89 00:06:23,049 --> 00:06:24,675 {\an8}姉上が 留守である以上— 90 00:06:24,967 --> 00:06:29,013 我らは指示どおり ここで白夜の魔眼の襲撃に備える! 91 00:06:29,931 --> 00:06:33,518 (団員)そ… そうだ! (団員)浮き足だってる場合か! 92 00:06:33,810 --> 00:06:35,686 {\an8}(団員) 我らは紅蓮の獅子王団だ 93 00:06:35,812 --> 00:06:36,854 {\an8}(レオポルド)ヘッ! 94 00:06:37,355 --> 00:06:40,650 (団員A)なんということだ… 一体 どうやって王都に… 95 00:06:40,775 --> 00:06:44,112 (団員B) ヴァ… ヴァンジャンス団長 早くお戻りください… 96 00:06:44,237 --> 00:06:45,154 (ヤミ)ンッ… 97 00:06:46,948 --> 00:06:48,658 (ヤミ)まさかな… 98 00:06:53,454 --> 00:06:55,581 (ヤミ)勘違いであってくれ 99 00:07:07,593 --> 00:07:10,763 (ユリウス) 一撃一撃が大味になってきたね 100 00:07:10,888 --> 00:07:12,682 これなら 先読みせずとも— 101 00:07:12,807 --> 00:07:15,685 攻撃を避けること自体は 難しくなさそうだ 102 00:07:18,104 --> 00:07:19,730 {\an8}(リヒト)ハアッ! 103 00:07:28,364 --> 00:07:29,198 フフッ… 104 00:07:29,615 --> 00:07:30,616 (ユリウス)ウッ… 105 00:07:37,373 --> 00:07:38,374 {\an8}ハアッ! 106 00:07:39,709 --> 00:07:40,918 (激突音) 107 00:07:47,592 --> 00:07:48,843 (爆発音) 108 00:07:55,475 --> 00:07:56,309 (リヒト)ンッ! 109 00:07:58,436 --> 00:08:00,480 (どよめき) 110 00:08:04,525 --> 00:08:07,069 (斬り払う音) 111 00:08:13,451 --> 00:08:14,285 ンッ… 112 00:08:16,120 --> 00:08:18,414 {\an8}この速さにも ついてくるのか… 113 00:08:18,539 --> 00:08:22,126 {\an8}あの男の先読みは どこまで先の未来を… 114 00:08:22,251 --> 00:08:23,711 {\an8}クッ… 115 00:08:24,420 --> 00:08:25,463 ハアッ! 116 00:08:31,761 --> 00:08:32,887 返すよ 117 00:08:35,139 --> 00:08:37,683 (リヒト)僕の魔法を加速させた! 118 00:08:39,894 --> 00:08:41,103 {\an8}ハッ… 119 00:08:45,525 --> 00:08:48,945 いやぁ 惜しかった さすがに速いね 120 00:08:49,070 --> 00:08:52,323 先読みしているのに まだ完全には捕らえられない 121 00:08:52,657 --> 00:08:53,491 {\an8}ハッ… 122 00:08:53,616 --> 00:08:57,161 {\an8}何なんだ? この男の強さは 123 00:08:57,286 --> 00:09:00,665 ただの人間なのに… この男は 一体… 124 00:09:00,790 --> 00:09:04,502 そろそろ降参してくれると 助かるんだけどね 125 00:09:04,961 --> 00:09:07,922 {\an8}ヴァンジャンスの体を 傷つけたくないんだ 126 00:09:08,047 --> 00:09:09,757 {\an8}(リヒト) 反撃しなかったのは— 127 00:09:10,299 --> 00:09:12,510 僕を殺さず捕らえるため 128 00:09:12,635 --> 00:09:13,886 まだまだ余力を… 129 00:09:14,804 --> 00:09:17,139 四つ葉の魔導書(グリモワール)の僕に対して… 130 00:09:18,266 --> 00:09:19,475 {\an8}どこだ? 131 00:09:19,600 --> 00:09:23,646 この男の魔導書(グリモワール)は 一体 どんな… 132 00:09:23,854 --> 00:09:26,983 私の魔導書(グリモワール)が 気になっているのかい? 133 00:09:27,108 --> 00:09:29,193 私の魔導書(グリモワール)なら… 134 00:09:29,569 --> 00:09:31,153 {\an8}(ユリウス)あそこだよ (リヒト)ハッ… 135 00:09:32,989 --> 00:09:35,157 (リヒト)何だ? あの形状は 136 00:09:35,283 --> 00:09:38,661 表紙すらない あの魔導書(グリモワール)は… 137 00:09:38,911 --> 00:09:42,331 時間魔法に 表紙のない魔導書(グリモワール) 138 00:09:42,456 --> 00:09:46,544 いいか悪いかは分からなかったが 私は特殊だった 139 00:09:47,378 --> 00:09:49,005 {\an8}だから よく考えたよ 140 00:09:49,672 --> 00:09:56,637 私は この表紙のない魔導書(グリモワール)と同じ どこにも分類されることのない存在 141 00:09:57,096 --> 00:10:00,433 一体 何者なのか… 何を成すべきなのか… 142 00:10:01,767 --> 00:10:04,562 そのことをずっと問い続けてきた 143 00:10:04,729 --> 00:10:07,857 問い続け 実績を積んできた 144 00:10:08,357 --> 00:10:11,694 そうして ここに たどりついたとき思ったよ 145 00:10:12,403 --> 00:10:16,449 私の歩んできた道のりが 私だ 146 00:10:20,411 --> 00:10:22,538 {\an8}私は魔法帝だ 147 00:10:23,414 --> 00:10:24,290 {\an8}アア… 148 00:10:25,124 --> 00:10:27,460 {\an8}今 分かった 149 00:10:27,835 --> 00:10:31,255 僕たちは 今から 魔石の力を使って— 150 00:10:31,380 --> 00:10:34,800 この世界のことわりに 背くことをしようとしている 151 00:10:35,593 --> 00:10:37,136 この男は… 152 00:10:37,595 --> 00:10:39,221 {\an8}この人間は— 153 00:10:39,347 --> 00:10:41,265 {\an8}世界が… 運命が— 154 00:10:41,390 --> 00:10:44,101 {\an8}僕たちを止めるために 用意した存在 155 00:10:45,061 --> 00:10:47,647 {\an8}ことわりの最後の砦(とりで) 156 00:10:47,980 --> 00:10:49,607 {\an8}(ユリウス) 魔法帝として— 157 00:10:50,274 --> 00:10:52,401 {\an8}王国を 国民を— 158 00:10:54,278 --> 00:10:55,655 {\an8}守る! 159 00:10:56,030 --> 00:10:59,533 (リヒト) やはり… いや だからこそ— 160 00:10:59,700 --> 00:11:01,202 倒さなければならない 161 00:11:02,036 --> 00:11:03,037 (ユリウス)ンッ… 162 00:11:04,955 --> 00:11:06,374 {\an8}(リヒト)ならば… 163 00:11:06,666 --> 00:11:08,709 {\an8}守ってみせろ! 164 00:11:10,086 --> 00:11:13,005 封印魔法 解除 165 00:11:15,132 --> 00:11:17,802 魔力が膨れ上がった 166 00:11:24,892 --> 00:11:27,561 (男性) お… おい 何だ? あれは 167 00:11:27,686 --> 00:11:30,231 (女性)な… 何が起きてるの? 168 00:11:33,901 --> 00:11:36,362 {\an8}この莫大(ばくだい)な魔力は… 169 00:11:45,746 --> 00:11:49,417 {\an8}貴様ら人間たちは 全てを奪った 170 00:11:49,959 --> 00:11:53,212 仲間たちを… 幸せな日々を… 171 00:11:53,879 --> 00:11:55,714 一瞬にして 172 00:11:56,298 --> 00:11:58,384 ことわりを侵してでも— 173 00:11:58,676 --> 00:12:02,012 貴様ら人間どもに罰を! 174 00:12:12,273 --> 00:12:16,193 王国全土を覆い尽くすほどの 魔力を蓄えていたとは… 175 00:12:16,318 --> 00:12:19,905 マズイ… 国民に向けて 魔法を放つつもりか!? 176 00:12:20,531 --> 00:12:23,075 (リヒト) あなた1人は殺せなくても— 177 00:12:23,451 --> 00:12:26,328 {\an8}あなた以外の全員は 殺せる 178 00:12:26,495 --> 00:12:28,664 {\an8}(男性) ま… 魔法なのか? 179 00:12:28,789 --> 00:12:31,083 {\an8}(男性)無数の光の剣? 180 00:12:31,250 --> 00:12:35,337 (女の子)ママ お空が真っ白! (男の子)まぶしい! 181 00:12:35,796 --> 00:12:38,591 (男性) こ… この世の終わりか!? 182 00:12:38,757 --> 00:12:41,969 {\an8}(男性)これは 一体… (男性)神々しい… 183 00:12:44,555 --> 00:12:46,432 {\an8}(ナッシュ) 何だよ? ありゃ 184 00:12:46,682 --> 00:12:50,311 (ナッシュ)こんなとこまで… (神父)イヤな予感がする 185 00:12:50,603 --> 00:12:52,062 (リリー)アア… 186 00:12:52,354 --> 00:12:53,439 フフッ… 187 00:12:54,064 --> 00:12:55,274 {\an8}大丈夫 188 00:12:55,399 --> 00:12:58,027 {\an8}あの光が 不吉な ものだったとしても— 189 00:12:58,402 --> 00:13:02,156 この王国には 魔法騎士団がいるんですもの 190 00:13:04,992 --> 00:13:06,285 (ヤミ)ンッ… 191 00:13:06,619 --> 00:13:10,289 なんつう規模の光魔法だ… くそったれ! 192 00:13:11,207 --> 00:13:13,542 {\an8}どうなってんだ? ユリウスの旦那 193 00:13:14,251 --> 00:13:15,836 間に合ってくれ! 194 00:13:17,963 --> 00:13:18,923 ンッ… 195 00:13:19,256 --> 00:13:22,510 既に 王国の全域を覆って… 196 00:13:22,635 --> 00:13:23,719 このままでは… 197 00:13:24,428 --> 00:13:25,554 {\an8}さあ… 198 00:13:26,055 --> 00:13:28,641 {\an8}裁きを受けろ 人間! 199 00:13:29,683 --> 00:13:33,521 光魔法“審判(しんぱん)の矢(や)”! 200 00:13:39,985 --> 00:13:41,237 {\an8}ンンッ… 201 00:13:43,364 --> 00:13:45,199 (ユリウス)疑問を感じていた 202 00:13:46,492 --> 00:13:47,743 (貴族A)まったく… 203 00:13:47,868 --> 00:13:51,539 平民というのは どうして ああも魔力が乏しいのかねえ? 204 00:13:51,664 --> 00:13:55,292 (貴族B)下民に至っては なぜ 生きているのか分からないほどだ 205 00:13:55,417 --> 00:13:57,962 同じ国にいるというだけで 虫ずが走るよ 206 00:13:58,087 --> 00:13:59,171 (貴族A)まったくですな 207 00:13:59,338 --> 00:14:02,174 (貴族たちの笑い声) 208 00:14:03,092 --> 00:14:05,636 (現在のユリウス) 本当に そうなのだろうか? 209 00:14:05,844 --> 00:14:07,721 (貴族A)何を見ている? 210 00:14:07,846 --> 00:14:09,056 (ユリウス)いえ… 211 00:14:09,348 --> 00:14:11,058 {\an8}(現在のユリウス) 高い魔力を持ちながら 212 00:14:11,600 --> 00:14:14,061 {\an8}それを私腹を 肥やすためだけに使い 213 00:14:14,228 --> 00:14:16,272 {\an8}何の役にも立てない 214 00:14:16,397 --> 00:14:19,066 {\an8}彼らも何のために 生きているのだろう… 215 00:14:19,358 --> 00:14:22,069 (貴族B) ああ 君が例の魔法騎士か… 216 00:14:22,194 --> 00:14:24,572 (貴族A)あの奇妙な魔導書(グリモワール)の… 217 00:14:25,155 --> 00:14:27,074 {\an8}そうだ そんなことより— 218 00:14:27,199 --> 00:14:29,243 {\an8}商売の便宜を 図ってほしいという— 219 00:14:29,368 --> 00:14:30,995 商人がおりましてな 220 00:14:31,120 --> 00:14:33,247 (貴族B)ほう! (貴族A)実は… 221 00:14:33,372 --> 00:14:37,334 (貴族B)オオッ… それはそれは… フフフフッ… 222 00:14:38,669 --> 00:14:41,338 (現在のユリウス) 私は自分の使命を探し— 223 00:14:41,463 --> 00:14:44,091 魔法騎士団で戦い続けていた 224 00:14:44,758 --> 00:14:45,843 そんなとき… 225 00:14:46,010 --> 00:14:47,428 (村人たち)ウワッ! 226 00:14:47,678 --> 00:14:48,512 ハッ… 227 00:14:48,721 --> 00:14:50,347 (盗賊)プッヒッヒ… 228 00:14:50,681 --> 00:14:53,183 (盗賊) さっさと有り金 全部 出しやがれ! 229 00:14:53,309 --> 00:14:54,143 (男性)ウウッ… 230 00:14:55,811 --> 00:14:57,146 (ザラ)待て! (ユリウス)うん? 231 00:14:57,563 --> 00:15:01,901 (ザラ)この国の平和を乱す悪党め これ以上 好きにはさせん! 232 00:15:02,651 --> 00:15:03,736 {\an8}(現在のユリウス) 私は— 233 00:15:03,861 --> 00:15:06,238 {\an8}下民で初めて 魔法騎士に合格した— 234 00:15:06,363 --> 00:15:08,741 ザラという男に出会った 235 00:15:08,866 --> 00:15:10,034 (ザラ)全力で来い 236 00:15:10,159 --> 00:15:14,914 言っとくが 俺の魔力は お前の100倍強(つえ)えぞ 贅肉野郎(ぜいにくやろう)! 237 00:15:15,372 --> 00:15:17,291 魔法騎士か… 238 00:15:17,416 --> 00:15:19,960 そんなもんに ビビる俺さまじゃねえぜ! 239 00:15:20,669 --> 00:15:21,670 {\an8}かかったな 240 00:15:24,673 --> 00:15:25,674 ハッ… 241 00:15:25,883 --> 00:15:28,594 (爆発音) (盗賊)ブヒャー! 242 00:15:29,345 --> 00:15:30,971 ウッ… アアッ… 243 00:15:31,096 --> 00:15:32,097 (倒れる音) 244 00:15:32,473 --> 00:15:34,058 よっしゃーっ! 245 00:15:34,183 --> 00:15:36,060 (村人たち)オオッ… 246 00:15:36,185 --> 00:15:38,437 (ザラ)さあ 早く安全な場所へ! 247 00:15:38,604 --> 00:15:40,814 {\an8}(男性)はい! (男性)ありがとう 248 00:15:41,607 --> 00:15:42,441 {\an8}(ザラ)うん? 249 00:15:42,775 --> 00:15:46,570 お〜い! すまないが こっちに来てくれ! 250 00:15:48,155 --> 00:15:49,865 (現在のユリウス) 魔力は弱かったが— 251 00:15:49,990 --> 00:15:53,494 罠魔法(トラップまほう)を 駆使した考え抜かれた戦い方 252 00:15:53,619 --> 00:15:56,455 積み上げた努力が うかがえる魔法だった 253 00:15:56,789 --> 00:15:58,207 (男性)アア… 254 00:15:58,374 --> 00:16:00,501 (ザラ) おいおい 何だ? その魔法 255 00:16:00,626 --> 00:16:03,253 まるで 時間の流れを戻してるかのような… 256 00:16:03,379 --> 00:16:05,798 (ユリウス) 厳密に言うと 少し違うけどね 257 00:16:06,340 --> 00:16:09,760 時間魔法か… すごすぎるぜ 258 00:16:09,885 --> 00:16:13,013 だけど これで 犠牲者を出さずに済みそうだ 259 00:16:13,263 --> 00:16:15,224 ザラといったか? 260 00:16:15,349 --> 00:16:18,477 君も かなりのケガを 負っているみたいだ 見せてごらん 261 00:16:18,602 --> 00:16:19,812 (ザラ)俺は平気だ 262 00:16:20,270 --> 00:16:24,149 魔法騎士たるもの 優先すべきは国民の命 263 00:16:24,274 --> 00:16:26,652 ユリウス お前も そうだろう? 264 00:16:27,319 --> 00:16:29,613 じゃ ここは頼んだぜ 265 00:16:29,738 --> 00:16:32,783 (現在のユリウス) ほかの魔法騎士は 手柄に目がくらんでいる中— 266 00:16:33,617 --> 00:16:38,038 彼は 何よりも国民を助けることを 最優先に行動していた 267 00:16:38,330 --> 00:16:42,292 魔法騎士の何たるかを 分かっていなかった当時の私でも 268 00:16:42,418 --> 00:16:45,546 彼こそが本当の魔法騎士だと思った 269 00:16:45,963 --> 00:16:47,339 しばらくして— 270 00:16:47,923 --> 00:16:50,050 ザラが死んだと聞いた 271 00:16:50,217 --> 00:16:52,052 (雨の音) 272 00:16:54,722 --> 00:16:56,432 (ぶつかる音) (ユリウス)おっと… 273 00:16:58,976 --> 00:17:01,311 おや? 君は… 274 00:17:16,160 --> 00:17:18,412 (現在のユリウス) ザラは魔法騎士団員として— 275 00:17:18,537 --> 00:17:20,664 その務めを全うした 276 00:17:20,789 --> 00:17:22,499 私も そうありたい 277 00:17:22,624 --> 00:17:24,793 ザラのような魔法騎士に… 278 00:17:25,294 --> 00:17:27,963 そう思い始めていたころだった 279 00:17:28,338 --> 00:17:31,550 (魔法騎士A)ウワサでは 同じ団の者に殺されたのだとか… 280 00:17:31,675 --> 00:17:33,427 (魔法騎士B) フハハッ… まさか… 281 00:17:33,552 --> 00:17:36,555 そんなウワサが立つとは よほど目障りだったのだな 282 00:17:36,680 --> 00:17:39,600 (魔法騎士C)おおかた 不相応に出しゃばったのだろう 283 00:17:39,725 --> 00:17:42,227 (魔法騎士D) まあ 下民が1人 死んだだけ 284 00:17:42,352 --> 00:17:43,771 どうということはない 285 00:17:44,188 --> 00:17:46,482 (魔法騎士たちの笑い声) 286 00:17:47,441 --> 00:17:49,985 (現在のユリウス)こんなことが あっていいはずがない 287 00:17:50,360 --> 00:17:53,655 魔法騎士団の中だけに 限った話ではない 288 00:17:53,781 --> 00:17:57,034 この国では 生まれついた階級を理由に— 289 00:17:57,159 --> 00:17:59,995 上の者は おごり 下の者は諦める 290 00:18:00,788 --> 00:18:03,999 どちらにも もっと可能性があるはずだと思った 291 00:18:04,500 --> 00:18:06,502 {\an8}もったいないと思った 292 00:18:06,835 --> 00:18:10,005 魔法と人間の可能性は無限大だ 293 00:18:10,839 --> 00:18:13,258 声を広げるには力が要る 294 00:18:13,592 --> 00:18:16,512 {\an8}地位が要る 信頼が要る 295 00:18:16,845 --> 00:18:21,266 私は ひたすらに実績を積み 魔法帝になった 296 00:18:22,476 --> 00:18:26,522 魔法は… 人間は もっと自由なはずだ 297 00:18:27,314 --> 00:18:29,566 劇的に変わるわけではない 298 00:18:29,733 --> 00:18:32,194 だが 徐々に… しかし 確実に… 299 00:18:33,070 --> 00:18:36,532 ようやく この国は… 国民は変わり始めている 300 00:18:37,324 --> 00:18:41,495 私が信じた… 私が認めた者たちの力で… 301 00:18:41,662 --> 00:18:44,456 その者たちが認めた者たちの力で… 302 00:18:45,207 --> 00:18:48,043 {\an8}今 終わらせるわけには いかない! 303 00:18:49,670 --> 00:18:51,547 {\an8}魔法帝として! 304 00:18:56,468 --> 00:19:00,180 時間反転魔法 “クロノ アナスタシス” 305 00:19:07,855 --> 00:19:09,106 (男性)えっ? 306 00:19:10,107 --> 00:19:11,984 (男性)こ… これは… 307 00:19:37,009 --> 00:19:38,010 {\an8}ンッ… 308 00:19:38,468 --> 00:19:41,471 {\an8}全国民を 救うほどの時間魔法… 309 00:19:41,597 --> 00:19:42,514 {\an8}さすがだ 310 00:19:43,056 --> 00:19:47,561 だが 蓄えていた時間と魔力は 使い果たしたようだね 311 00:19:48,270 --> 00:19:51,273 この私の攻撃も見えていたはずだ 312 00:19:52,441 --> 00:19:56,361 {\an8}しかし 先ほどの 時間魔法の発動をやめて 313 00:19:56,528 --> 00:19:58,363 {\an8}よけることは できなかった 314 00:19:59,239 --> 00:20:00,449 {\an8}お前は… 315 00:20:01,533 --> 00:20:03,702 {\an8}魔法帝だから 316 00:20:03,911 --> 00:20:04,953 {\an8}(ヤミ)ハッ… 317 00:20:05,621 --> 00:20:06,705 アア… 318 00:20:16,173 --> 00:20:18,300 {\an8}(リヒト) 魔法帝であること… 319 00:20:19,885 --> 00:20:23,805 それが お前の唯一の弱点だ 320 00:20:38,820 --> 00:20:40,614 アア… アア… 321 00:20:45,535 --> 00:20:46,745 ンッ… 322 00:20:47,079 --> 00:20:48,288 ンンッ! 323 00:20:51,041 --> 00:20:53,126 (ヤミ)どういうことだ? 324 00:20:53,502 --> 00:20:55,295 ヴァンジャンス! 325 00:20:58,340 --> 00:21:04,346 {\an8}♪〜 326 00:22:24,426 --> 00:22:27,054 {\an8}〜♪ 327 00:22:36,104 --> 00:22:37,856 (魔道士)ど… どうなっている? 328 00:22:37,981 --> 00:22:40,442 (魔道士) ユリウスさまが戦っているのか? 329 00:22:40,567 --> 00:22:42,402 (魔道士)我々は どうすれば… 330 00:22:42,569 --> 00:22:44,654 (マルクス)落ち着いてください (魔道士たち)ハッ… 331 00:22:45,238 --> 00:22:46,948 {\an8}そうだ… 落ち着くんだ 332 00:22:47,074 --> 00:22:50,368 {\an8}こんなときこそ 冷静に 対処するのが私の役目 333 00:22:50,827 --> 00:22:53,121 ユリウスさまが 負けるはずがありませんが— 334 00:22:53,246 --> 00:22:54,539 {\an8}いざとなったとき— 335 00:22:54,664 --> 00:22:56,333 {\an8}この戦いに ついていけるのは— 336 00:22:56,458 --> 00:22:58,376 {\an8}魔法騎士団長クラスだけ 337 00:22:58,502 --> 00:23:01,046 マーキングしてある 各魔法騎士団本部へ通達を! 338 00:23:02,756 --> 00:23:05,050 (コック)はい 毎度! レストラン“まだまだ亭”です! 339 00:23:05,175 --> 00:23:06,093 出前ですか? 340 00:23:06,218 --> 00:23:08,178 すみません 間違えました! 341 00:23:08,512 --> 00:23:10,931 {\an8}今度こそ 各魔法騎士団本部へ! 342 00:23:11,515 --> 00:23:14,059 はい 温泉ランド “まホットステーション” 343 00:23:14,184 --> 00:23:15,560 ご予約ですか? 344 00:23:15,685 --> 00:23:16,812 間違えました! 345 00:23:17,229 --> 00:23:18,522 {\an8}次こそは! 346 00:23:20,649 --> 00:23:22,025 (老婆)あんた 誰だい? 347 00:23:22,150 --> 00:23:24,694 あの… そこは騎士団の本部では… 348 00:23:24,861 --> 00:23:26,571 あんだって? あたしゃ 昔は… 349 00:23:26,947 --> 00:23:27,823 (マルクス)くそ! 350 00:23:27,989 --> 00:23:30,909 どうなっているんだ? 全然 つながらない… 351 00:23:31,243 --> 00:23:33,703 (魔道士) いったん 落ち着きましょう 352 00:23:33,829 --> 00:23:34,663 (マルクス)はい… 353 00:23:36,832 --> 00:23:38,458 (ヤミ) どういうことだ? ヴァンジャンス 354 00:23:39,000 --> 00:23:42,045 ユリウスの旦那の信頼を裏切り 俺の友情を裏切った罪は— 355 00:23:42,212 --> 00:23:43,672 万死(ばんし)に値する! 356 00:23:44,131 --> 00:23:44,965 「ブラッククローバー」 357 00:23:47,592 --> 00:23:50,387 闇魔法“闇纏(やみまとい)・次元斬(じげんぎ)り”!