1 00:02:05,943 --> 00:02:09,947 (八代)《卒業 おめでとう!》 2 00:02:09,947 --> 00:02:13,951 (悟) <オリジナルの人生の1988年> 3 00:02:13,951 --> 00:02:16,954 <加代と ヒロミと中西 彩が失踪し➡ 4 00:02:16,954 --> 00:02:19,957 死体となって発見された> 5 00:02:19,957 --> 00:02:22,957 <誰も救えなかった自分を 責めた> 6 00:02:24,962 --> 00:02:27,965 <俺は 忘れようと努めた> 7 00:02:27,965 --> 00:02:29,967 <そして 残ったものは➡ 8 00:02:29,967 --> 00:02:34,972 胸の中に ぽっかりと あいた穴だった> 9 00:02:34,972 --> 00:02:40,978 (八代)《楽しいこと 悲しいこと 成功も失敗も いっぱい あったね》 10 00:02:40,978 --> 00:02:42,980 (八代) 《小学校は 今日で卒業だけど➡ 11 00:02:42,980 --> 00:02:46,984 みんな まだまだ 足りないことだらけだ》➡ 12 00:02:46,984 --> 00:02:48,986 《それは この僕もだ》➡ 13 00:02:48,986 --> 00:02:53,991 《だけど その足りない何かを 埋めていくのが 人生なんだと➡ 14 00:02:53,991 --> 00:02:55,991 僕は 考える》 15 00:03:01,015 --> 00:03:11,015 ♬~ 16 00:06:52,996 --> 00:06:54,998 ≪(足音) 17 00:06:54,998 --> 00:06:58,001 (悟)こんにちは。 18 00:06:58,001 --> 00:07:02,005 (彩)誰さ? 美琴小5年の藤沼 悟。 19 00:07:02,005 --> 00:07:05,008 (ケンヤ)小林 賢也。 (ヒロミ)杉田 広美。 20 00:07:05,008 --> 00:07:09,012 (彩)どっかで会った? 中西 彩さんだよね? 21 00:07:09,012 --> 00:07:12,015 ピアノ 上手なんだって? 22 00:07:12,015 --> 00:07:16,019 (彩)まあまあ 得意な方だよ。 ピアノ教室で会ったっけ? 23 00:07:16,019 --> 00:07:18,021 (悟)いや そういうわけじゃ…。 24 00:07:18,021 --> 00:07:20,023 (ケンヤ)ねえ その本 何 読んでるの? 25 00:07:20,023 --> 00:07:23,026 (彩)あっ これ? シェイクスピア。 26 00:07:23,026 --> 00:07:25,028 『リア王』!? 27 00:07:25,028 --> 00:07:27,030 『ロミオとジュリエット』しか 読んだことない…。 28 00:07:27,030 --> 00:07:31,034 (彩)ピアノもシェイクスピアも 親が勧めるからさ。 29 00:07:31,034 --> 00:07:34,037 (カズ) 何 話してんだべ? あいつら。 30 00:07:34,037 --> 00:07:36,039 (オサム) もうちょびっと 近づいてみる? 31 00:07:36,039 --> 00:07:39,042 (彩)あっ! 何か見覚えあると思ったら! 32 00:07:39,042 --> 00:07:44,047 いつも 川の向こうの建物に 忍び込んでる子たちだべ! 33 00:07:44,047 --> 00:07:47,050 アジト こっちから 丸見えだったんだ…。 34 00:07:47,050 --> 00:07:50,053 アジト? 子供っぽい。 35 00:07:50,053 --> 00:07:53,991 こ… こ… こ…。 子供っぽいとか言うなよ。 36 00:07:53,991 --> 00:07:58,996 男子ってさ 何かと すぐ こそこそ 基地とか隠れ家とか つくるべさ。 37 00:07:58,996 --> 00:08:00,998 どうせ ヒーローごっことかでしょ。 38 00:08:00,998 --> 00:08:06,003 ヒ… ヒーローをバカにするな! (ヒロミ)悟く~ん! 39 00:08:06,003 --> 00:08:09,006 じゃあ 私 もう 時間だから。 えっ…。 40 00:08:09,006 --> 00:08:12,009 (彩)さようなら~。 ああ…。 41 00:08:12,009 --> 00:08:15,012 (カズ)待て! (ケンヤ・悟・ヒロミ)カズ!? 42 00:08:15,012 --> 00:08:17,014 あれ? 43 00:08:17,014 --> 00:08:21,018 な… 何さ。 (カズ)アジトは…➡ 44 00:08:21,018 --> 00:08:24,021 男のロマンだ! 45 00:08:24,021 --> 00:08:27,024 うわ…。 (オサム)ハハハッ! 46 00:08:27,024 --> 00:08:31,028 暇なら アジトに来てみろ! そうすりゃ 分かる! 47 00:08:31,028 --> 00:08:33,028 (彩)変な人たち! 48 00:08:38,035 --> 00:08:41,038 (ケンヤ)子供っぽい…。 49 00:08:41,038 --> 00:08:44,041 (オサム)昨日は 面白かったな! 50 00:08:44,041 --> 00:08:46,043 《やっぱり ここにあった》 51 00:08:46,043 --> 00:08:49,046 《18年前に置き忘れた手袋》 52 00:08:49,046 --> 00:08:51,064 (カズ) レベル上げが やなんだよな。 53 00:08:51,064 --> 00:08:53,984 (オサム)それが楽しいのに。 (ヒロミ)ねえ 悟君➡ 54 00:08:53,984 --> 00:08:56,987 そろそろ 中西さんが 公園に来る時間だよ。 55 00:08:56,987 --> 00:08:58,989 大丈夫。 56 00:08:58,989 --> 00:09:01,992 ここからなら 見える。 そっか。 57 00:09:01,992 --> 00:09:03,994 《昨日は しくじったな…》 58 00:09:03,994 --> 00:09:06,994 《でも いったい どうやって近づけば…》 59 00:09:11,001 --> 00:09:15,001 アジト… 暇だから 来てみたわ。 60 00:09:17,007 --> 00:09:22,007 お… 俺たちのアジトへ ようこそ! 61 00:09:24,014 --> 00:09:27,017 (児童)じゃあね! バイバ~イ! 62 00:09:27,017 --> 00:09:30,020 ♬(カズの鼻歌) 63 00:09:30,020 --> 00:09:33,023 今日も 彩ちゃんのとこ? (カズ)まあな!➡ 64 00:09:33,023 --> 00:09:38,028 後で 一緒に アジトに行くわ! そんじゃ! したっけ!➡ 65 00:09:38,028 --> 00:09:41,031 したっけ! 先生! (八代)さよならだろ! 66 00:09:41,031 --> 00:09:44,034 (ヒロミ)あの2人が くっつくなんて 不思議だね。 67 00:09:44,034 --> 00:09:48,038 (ケンヤ)中西 彩の件は これで 一件落着ってことかな。 68 00:09:48,038 --> 00:09:50,040 うん。 69 00:09:50,040 --> 00:09:53,977 (ヒロミ)あの… 悟君 ケンヤ君も ありがとう。 70 00:09:53,977 --> 00:09:55,979 うん? 71 00:09:55,979 --> 00:09:59,983 独りぼっちの時間をなくすって すごく いいことだと思う。➡ 72 00:09:59,983 --> 00:10:02,986 僕の家 両親 共働きで➡ 73 00:10:02,986 --> 00:10:05,989 帰っても いつも一人だったから よく分かるんだ。 74 00:10:05,989 --> 00:10:07,991 僕にも そうしてくれたし➡ 75 00:10:07,991 --> 00:10:12,996 加代ちゃんや彩ちゃんのときも 誘ってくれて うれしかった! 76 00:10:12,996 --> 00:10:15,999 フフッ。 ≪(足音) 77 00:10:15,999 --> 00:10:19,002 (オサム)おーい! 早く アジト 行こうよ!➡ 78 00:10:19,002 --> 00:10:21,004 待ちくたびれちゃった! 79 00:10:21,004 --> 00:10:25,008 あれ? カズは。 彩ちゃん 迎えに行ったよ。 80 00:10:25,008 --> 00:10:28,011 何で? 何でって…。 81 00:10:28,011 --> 00:10:30,013 (オサム)彩ちゃん アジトの場所 知ってるでしょ? 82 00:10:30,013 --> 00:10:32,015 まあ そうなんだけどさ…。 83 00:10:32,015 --> 00:10:35,018 ≪(オサム) まあ いいや! 早く行こう! 84 00:10:35,018 --> 00:10:37,020 ≪(ケンヤ・ヒロミ・悟)お… おう! 85 00:10:37,020 --> 00:10:39,020 (児童たち)先生 さようなら~! 86 00:10:43,026 --> 00:10:45,028 (オサム)急げ~! 慌てるなって! 87 00:10:45,028 --> 00:10:48,028 (ケンヤ)ハハハッ! (ヒロミ)待って~! 88 00:10:50,033 --> 00:10:51,968 (オサム)そうなんだよ! 89 00:10:51,968 --> 00:10:57,974 《中西 彩。 杉田 広美。 そして 雛月 加代》 90 00:10:57,974 --> 00:10:59,976 《殺されるはずだった3人は➡ 91 00:10:59,976 --> 00:11:02,979 あいつのターゲットから 外れているに違いない》 92 00:11:02,979 --> 00:11:04,981 《だけど 手掛かりを失った今➡ 93 00:11:04,981 --> 00:11:06,983 あいつを 見つけ出せるだろうか?》 94 00:11:06,983 --> 00:11:10,987 ほらっ! もっと 女の子になった! 95 00:11:10,987 --> 00:11:16,993 悟。 探偵ごっこ これで終わるつもりか? 96 00:11:16,993 --> 00:11:19,993 もちろん まだ終わってたまるか。 97 00:11:21,998 --> 00:11:26,002 《2006年で おふくろは 澤田さんに➡ 98 00:11:26,002 --> 00:11:29,005 真犯人が 誰だか分かったと言った》 99 00:11:29,005 --> 00:11:34,010 《おそらく 1988年の時点で おふくろが知っている人間だ》 100 00:11:34,010 --> 00:11:38,014 《先生の あめの話じゃないが ターゲットを失った あいつは➡ 101 00:11:38,014 --> 00:11:41,014 新たな代償行為を 求めているに違いない》 102 00:11:49,025 --> 00:11:51,044 あっ…。 103 00:11:51,044 --> 00:11:53,044 (美里)どいて。 104 00:11:56,967 --> 00:11:59,970 それじゃ 俺たちは アイスホッケーの試合 見に行ってくるよ。 105 00:11:59,970 --> 00:12:02,973 浜田 出るの? もちろん。 106 00:12:02,973 --> 00:12:05,976 すげえな。 じゃあ 頑張れって言っといて。 107 00:12:05,976 --> 00:12:08,979 うん! (ケンヤ)したっけ。 108 00:12:08,979 --> 00:12:10,979 (ヒロミ)お待たせ~! 109 00:12:12,983 --> 00:12:15,986 (ヒロミ)最近 ヤナギハラさんが 一人なの 知ってた? 110 00:12:15,986 --> 00:12:17,988 えっ 美里が? 111 00:12:17,988 --> 00:12:19,990 (ヒロミ) あの給食費のことがあってから➡ 112 00:12:19,990 --> 00:12:22,993 みんなから 浮いちゃってるみたい。 113 00:12:22,993 --> 00:12:26,997 そうか…。 月曜日にでも 声 掛けてみるよ。 114 00:12:26,997 --> 00:12:28,997 うん。 115 00:12:35,005 --> 00:12:37,005 いただきまーす! 116 00:12:41,011 --> 00:12:44,014 (佐知子)フフッ。 117 00:12:44,014 --> 00:12:47,017 あっ 今日 ちょっと遅くなるかも。 118 00:12:47,017 --> 00:12:49,019 (佐知子)それはいいけど➡ 119 00:12:49,019 --> 00:12:50,987 帰ってくる時間 分かったら 電話 ちょうだいね。 120 00:12:50,987 --> 00:12:53,857 うん! いってきます! 121 00:12:53,857 --> 00:12:55,857 いってらっしゃい 悟! 122 00:12:58,862 --> 00:13:01,865 (児童)先生の車 乗れるってさ! (児童)えっ ホントに!? 123 00:13:01,865 --> 00:13:03,867 誰かさんは 置いて 先に行っちゃおうか? 124 00:13:03,867 --> 00:13:06,870 (児童たち)フフフッ。 (児童)いいね それ。 125 00:13:06,870 --> 00:13:08,870 《何て 声 掛けよう…》 126 00:13:12,876 --> 00:13:14,876 えっ バス? 127 00:13:21,885 --> 00:13:25,889 (ケンヤ)悟。 今度は 美里が 独りぼっちなんだって? 128 00:13:25,889 --> 00:13:28,892 うん そうなんだけど…。 129 00:13:28,892 --> 00:13:32,896 たぶん 若葉体育館だよ。 ホント? 130 00:13:32,896 --> 00:13:36,900 八代先生が 浜田君の応援に 誘ったって言ってたから。 131 00:13:36,900 --> 00:13:39,903 そういえば 先週も 一人で 試合 見てたよ。 132 00:13:39,903 --> 00:13:42,906 ありがとう! 俺たちも行こうか? 133 00:13:42,906 --> 00:13:46,910 いや たぶん 俺一人の方がいいな。 様子見だし。 134 00:13:46,910 --> 00:13:48,912 そうか。 135 00:13:48,912 --> 00:13:51,948 探偵ごっこの続きなら あした ちゃんと 報告しろよ。 136 00:13:51,948 --> 00:13:53,950 もちろん! 137 00:13:53,950 --> 00:13:55,952 何かあったら アジトに来いよ! 138 00:13:55,952 --> 00:13:57,954 うん! したっけ~! (カズ)したっけ! 139 00:13:57,954 --> 00:13:59,956 (オサム)また あした! したっけ~! 140 00:13:59,956 --> 00:14:02,959 (ヒロミ)じゃあね! したっけ~! 141 00:14:02,959 --> 00:14:04,961 毎日 大げさだなぁ。 142 00:14:04,961 --> 00:14:08,961 ホントだよ。 どうせ あしたも会うのにさ。 143 00:14:10,967 --> 00:14:14,971 うわぁ やっぱり 外より寒いな。 144 00:14:14,971 --> 00:14:16,973 ≪(児童)キャー! 浜田! 145 00:14:16,973 --> 00:14:18,975 (児童)けっぱれ! 光一! 146 00:14:18,975 --> 00:14:20,977 (浜田) うるせえ ブス! 黙って見てろ! 147 00:14:20,977 --> 00:14:22,979 (児童)私たちの勝手だべさ! 148 00:14:22,979 --> 00:14:26,983 (八代)光一! 口 悪いぞ! 弁当 抜きにするぞ! 149 00:14:26,983 --> 00:14:28,985 (浜田) え~っ! そりゃないっしょ! 150 00:14:28,985 --> 00:14:30,987 (児童たち)ハハハッ! 151 00:14:30,987 --> 00:14:32,987 ハハハッ。 152 00:14:35,992 --> 00:14:39,996 《いた。 やっぱり 一人だ》 153 00:14:39,996 --> 00:14:44,000 おーし! ウオーミングアップ 始めとけ! (部員たち)う~っす! 154 00:14:44,000 --> 00:14:49,005 《それにしても 2人いっぺんに ターゲットを失った あいつにとっては➡ 155 00:14:49,005 --> 00:14:50,990 おあつらえ向きの標的》 156 00:14:50,990 --> 00:14:52,990 うん? 157 00:14:55,945 --> 00:14:57,945 《トイレか》 158 00:14:59,949 --> 00:15:03,953 試合まで あと5分! (部員)よし いくぞ! 159 00:15:03,953 --> 00:15:06,953 《いくら何でも 遅いな》 160 00:15:10,960 --> 00:15:12,962 ≪(ドアの開く音) あっ! 161 00:15:12,962 --> 00:15:14,964 (八代)うん? あっ! 162 00:15:14,964 --> 00:15:16,966 ちょっと 一服な。 163 00:15:16,966 --> 00:15:21,971 どうした? もう 試合 始まるぞ。 お前 そこで 何してるんだ? 164 00:15:21,971 --> 00:15:26,976 あっ。 あっ え… えっと その ちょっと 美里に用があって。 165 00:15:26,976 --> 00:15:31,981 美里? う~ん…。➡ 166 00:15:31,981 --> 00:15:33,983 あれ? 167 00:15:33,983 --> 00:15:36,986 美里 外に出てったの? ああ。 168 00:15:36,986 --> 00:15:38,988 《まだ 試合前だぞ》 169 00:15:38,988 --> 00:15:40,988 ≪(エンジン音) ハッ。 170 00:15:43,993 --> 00:15:46,996 《えっ? ユウキさんちの車?》 171 00:15:46,996 --> 00:15:49,999 先生! 急いで 確かめたいことがあるんだ! 172 00:15:49,999 --> 00:15:51,999 協力して! うん? 173 00:15:55,939 --> 00:15:58,942 (八代) それが ホントなら 事件だぞ。 174 00:15:58,942 --> 00:16:01,945 僕らは 探偵ごっこって呼んでるけど…。 175 00:16:01,945 --> 00:16:03,947 誘拐犯がいるっていう設定で➡ 176 00:16:03,947 --> 00:16:06,950 独りぼっちの女の子に 声を掛けて➡ 177 00:16:06,950 --> 00:16:08,952 仲間にするっていうことを やってるんだ。 178 00:16:08,952 --> 00:16:12,956 誘拐事件の予防策のつもりでも あるんだけど…。 179 00:16:12,956 --> 00:16:15,959 そうか。 結果的に ごっこでも構わないさ。 180 00:16:15,959 --> 00:16:18,962 ありがとう 先生。 181 00:16:18,962 --> 00:16:22,962 悟。 シートベルト。 あっ。 182 00:16:24,968 --> 00:16:30,974 うん? あれ? ああ このところ 調子 悪くってな。 183 00:16:30,974 --> 00:16:32,974 よっ! 184 00:16:36,980 --> 00:16:38,982 (八代)それで 美里が➡ 185 00:16:38,982 --> 00:16:40,984 独りぼっちなことに 気付いたわけか。 186 00:16:40,984 --> 00:16:43,987 いや ヒロミに聞くまで 気付かなかった。 187 00:16:43,987 --> 00:16:48,992 (八代)それでも お前の精神と 行動力には 敬意すら感じるよ。 188 00:16:48,992 --> 00:16:50,994 そうかな? でも 今回は➡ 189 00:16:50,994 --> 00:16:53,997 声を掛けづらいことを 言い訳にして➡ 190 00:16:53,997 --> 00:16:58,001 結果的に 美里を おとりみたいにしちゃった。 191 00:16:58,001 --> 00:17:02,005 おとり… か。 結構 本気じゃないか。 192 00:17:02,005 --> 00:17:05,008 最近 急に 人と友好的に 接するようになったのには➡ 193 00:17:05,008 --> 00:17:08,011 そんな裏があったのか。 うん。 194 00:17:08,011 --> 00:17:11,014 心の中に あいている穴を 埋めたいって思ったんだ➡ 195 00:17:11,014 --> 00:17:15,018 人のも 自分のも。 196 00:17:15,018 --> 00:17:20,023 《いけねえ…。 これは 八代の受け売りだった》 197 00:17:20,023 --> 00:17:25,028 気が合うな 悟。 それは 僕の人生哲学そのものだ。 198 00:17:25,028 --> 00:17:30,033 6年生を担当したら 卒業式の日に その話をするくらいだ。 199 00:17:30,033 --> 00:17:35,038 悟は 美里をおとり扱いしたことを 悔いているようだが➡ 200 00:17:35,038 --> 00:17:40,043 罪悪感を抱いたり 恥じたりする必要はない。 201 00:17:40,043 --> 00:17:43,046 善行も悪行も 本質は同じ。 202 00:17:43,046 --> 00:17:47,050 人が 自らの欠陥を補うための 行いにすぎない。 203 00:17:47,050 --> 00:17:50,053 《極端な考え方だな》 204 00:17:50,053 --> 00:17:53,990 僕も 最近 ある人に近づくために あらゆる手段を講じたよ。 205 00:17:53,990 --> 00:17:57,994 時には ストレートに 時には 変化球。 206 00:17:57,994 --> 00:18:04,000 いわゆる 反則技も使ってみた。 楽しかったな~。 207 00:18:04,000 --> 00:18:07,003 えっと 恋人? 208 00:18:07,003 --> 00:18:11,007 アハハッ! まあ 確かに 恋愛に似てるかもな。 209 00:18:11,007 --> 00:18:16,012 うーん… 心の穴を埋める という点では 同じか。 210 00:18:16,012 --> 00:18:19,012 あっ あめ 取ろうか? 211 00:18:22,018 --> 00:18:26,018 ありがとう 悟。 でも あめは 入ってないんだ。 212 00:18:29,025 --> 00:18:34,025 だって これ 僕の車じゃないんだ。 213 00:21:01,978 --> 00:21:03,980 先生の車じゃないって いったい…。 214 00:21:03,980 --> 00:21:06,983 (八代)一番 幸せな瞬間ってさ➡ 215 00:21:06,983 --> 00:21:09,986 どんどん 更新されていくものだと 思わないか? 216 00:21:09,986 --> 00:21:12,989 僕はね 今日 それが更新されたよ。 217 00:21:12,989 --> 00:21:15,992 心の中の足りない何かを 埋められたときこそが➡ 218 00:21:15,992 --> 00:21:17,994 最高の瞬間だ。 219 00:21:17,994 --> 00:21:21,998 探し物を見つけたとき… そして それを手に入れたとき…。 220 00:21:21,998 --> 00:21:24,000 困難であればあるほど➡ 221 00:21:24,000 --> 00:21:28,004 乗り切ったときの幸せの度合いは 大きいものさ。 222 00:21:28,004 --> 00:21:31,007 《何 言ってんだ? 何の話を…》 223 00:21:31,007 --> 00:21:33,009 《下剤?》 224 00:21:33,009 --> 00:21:37,013 悟 君は 一つ 嘘をついているね? 225 00:21:37,013 --> 00:21:40,016 さっき 誘拐犯がいる設定って言ったけど➡ 226 00:21:40,016 --> 00:21:44,020 君は 誘拐犯がいると確信して 行動している。 227 00:21:44,020 --> 00:21:47,023 そのことを受け入れるのには 抵抗があった。 228 00:21:47,023 --> 00:21:53,029 信じられなかった…。 いや 信じたくなかったんだ。➡ 229 00:21:53,029 --> 00:21:58,029 僕の思考を 先読みするような存在を。 230 00:22:03,973 --> 00:22:06,976 ああっ…。 心配するな。 231 00:22:06,976 --> 00:22:09,979 あの車に 美里は乗ってないよ。 232 00:22:09,979 --> 00:22:14,979 乗っているのは 白鳥 潤の親父さんだけさ。 233 00:22:18,988 --> 00:22:21,991 (八代)中西 彩を尾行していた 君を見た あの日まで➡ 234 00:22:21,991 --> 00:22:23,993 まったく 気が付かなかったよ。➡ 235 00:22:23,993 --> 00:22:28,998 君たちを車で送った日は 計画を実行に移す日だったんだ。➡ 236 00:22:28,998 --> 00:22:32,001 なのに 笑っちゃうよな。➡ 237 00:22:32,001 --> 00:22:35,004 僕の獲物を横取りしようとする 君の相談に➡ 238 00:22:35,004 --> 00:22:39,008 真面目に答えていたんだから。 ハハハッ。➡ 239 00:22:39,008 --> 00:22:43,012 君に 計画を阻止されたのは それが 二度目だ。➡ 240 00:22:43,012 --> 00:22:46,015 偶然じゃないかもという疑念が 湧いた。➡ 241 00:22:46,015 --> 00:22:50,019 そこで 仲間から浮いていた美里に ホッケーの観戦を勧めて➡ 242 00:22:50,019 --> 00:22:53,022 その情報を ヒロミに伝えてみた。➡ 243 00:22:53,022 --> 00:22:57,026 悟… 君が来れば 疑念は 確信に変わる。 244 00:22:57,026 --> 00:23:00,046 君が 敵だとね。 245 00:23:00,046 --> 00:23:01,964 《嘘だ》 246 00:23:01,964 --> 00:23:05,968 (八代)時間を見計らって 美里に 下剤の入ったドリンクを飲ませ➡ 247 00:23:05,968 --> 00:23:08,971 白鳥の弁当を注文しておいた。 248 00:23:08,971 --> 00:23:10,973 《嘘だ…》 249 00:23:10,973 --> 00:23:13,976 《嘘だー!!》 250 00:23:13,976 --> 00:23:17,980 全てのピースが 計画どおり うまく はまったよ。 251 00:23:17,980 --> 00:23:21,984 これこそ 僕 本来の姿だ。 252 00:23:21,984 --> 00:23:25,988 この車だけど つい さっき 拝借してきたんだ。 253 00:23:25,988 --> 00:23:28,991 僕が 車を選ぶ基準は ちょっと 人と違うんだ。 254 00:23:28,991 --> 00:23:32,995 同じ車種 色の車が 近場に 複数あって➡ 255 00:23:32,995 --> 00:23:35,998 ダミーとして すぐ使えること。 256 00:23:35,998 --> 00:23:39,001 まあ 今回 初めて 役に立ったんだけどね。 257 00:23:39,001 --> 00:23:42,001 《バカだなぁ 俺…》 258 00:23:49,011 --> 00:23:52,014 《もともと 明白だった》 259 00:23:52,014 --> 00:23:55,017 《加代は もう 大丈夫だ》 260 00:23:55,017 --> 00:23:58,020 《ただ 俺が 受け入れられなかっただけだ》 261 00:23:58,020 --> 00:24:00,957 《澤田さんの容疑者リストにも 八代 学の名前は あった》 262 00:24:00,957 --> 00:24:04,961 《ただ同時に おふくろの名前もあったことで➡ 263 00:24:04,961 --> 00:24:07,964 リストの持つ意味が 俺の中で 軽くなっていた》 264 00:24:07,964 --> 00:24:10,967 《俺は 八代を信頼するあまりに➡ 265 00:24:10,967 --> 00:24:14,971 疑惑の対象から 排除しようとしていた》 266 00:24:14,971 --> 00:24:17,974 《だけど…》 267 00:24:17,974 --> 00:24:23,980 《あいつは 今 目の前にいる 八代だ!》 268 00:24:23,980 --> 00:24:42,980 ♬~ 269 00:24:49,005 --> 00:24:53,009 降り始めたな。 270 00:24:53,009 --> 00:24:55,011 ハッ! 271 00:24:55,011 --> 00:24:59,015 くっ! うっ! ううっ…。 272 00:24:59,015 --> 00:25:01,951 それ 外れないよ。➡ 273 00:25:01,951 --> 00:25:05,955 ゲームオーバーだよ 君も僕も。 274 00:25:05,955 --> 00:25:18,968 ♬~ 275 00:25:18,968 --> 00:25:21,971 悟。 いまだに 信じられない。 276 00:25:21,971 --> 00:25:25,975 この僕の計画を ことごとく 先回りして つぶしたんだ。 277 00:25:25,975 --> 00:25:30,980 ここまで 追い詰められるなんて 正直 しびれたよ。 278 00:25:30,980 --> 00:25:33,983 うっ! 君は まるで➡ 279 00:25:33,983 --> 00:25:36,983 未来でも見てきたかのようだ。 280 00:25:38,988 --> 00:25:41,991 僕も寝覚めが悪くならないよう 一応 言っておくな。 281 00:25:41,991 --> 00:25:43,993 これから することは➡ 282 00:25:43,993 --> 00:25:47,997 計画を邪魔した君に対する 復讐なんかじゃないんだ。 283 00:25:47,997 --> 00:25:52,001 君には 本気で 敬意を抱いているからね。 284 00:25:52,001 --> 00:25:57,006 欲望が満たされなかったことの 代償行為だと思ってほしい。 285 00:25:57,006 --> 00:26:00,006 お前も ゲームオーバーだったんじゃ なかったのかよ! 286 00:26:03,946 --> 00:26:06,949 悟。 君が手にするのは この街の平和だ。 287 00:26:06,949 --> 00:26:09,952 君が望んだもの そのものだろう? 288 00:26:09,952 --> 00:26:11,954 僕が手にするのは➡ 289 00:26:11,954 --> 00:26:14,957 僕の手による 僕のためだけにある死だ。 290 00:26:14,957 --> 00:26:19,962 八代! お前の破滅を この目で 見るまで 死んでたまるか! 291 00:26:19,962 --> 00:26:22,962 それは 高望みってもんだ。 292 00:26:24,967 --> 00:26:29,967 八代! てめえ! ふざけんな! 293 00:26:31,974 --> 00:26:35,978 うっ! くそ! くそ…。 294 00:26:35,978 --> 00:26:38,978 僕は この街を去ることにしたんだよ。 295 00:26:41,984 --> 00:26:43,986 八代! 296 00:26:43,986 --> 00:26:47,986 ≪俺は お前の未来を知ってるぞ! 297 00:26:49,992 --> 00:26:51,994 《ヤバい…》 298 00:26:51,994 --> 00:26:55,998 《冷てえ…》 299 00:26:55,998 --> 00:26:58,998 《ヤバい…。 ヤバい…》 300 00:27:07,943 --> 00:27:10,946 《感覚が…》 301 00:27:10,946 --> 00:27:12,946 《ヤバい…》 302 00:27:22,958 --> 00:27:26,962 《あっ 母さん》 《なあに 悟?》 303 00:27:26,962 --> 00:27:29,962 《見上げると よく 目が合ったな》 304 00:27:31,967 --> 00:27:33,969 《みんな…》 305 00:27:33,969 --> 00:27:36,972 (ケンヤ・カズ・ヒロミ・オサム) 《悟!》 306 00:27:36,972 --> 00:27:38,974 (雛月)《ありがとう 悟!》 307 00:27:38,974 --> 00:27:40,974 《加代…》 308 00:27:45,981 --> 00:27:47,983 《愛梨…》 309 00:27:47,983 --> 00:28:00,930 ♬~ 310 00:28:00,930 --> 00:28:10,930 ♬~