1 00:00:29,329 --> 00:00:31,331 マジックミサイル! 2 00:00:31,331 --> 00:00:33,333 (リアム)マジックミサイル! 3 00:00:35,669 --> 00:00:39,006 よし うまくコントロールできた。 4 00:00:39,006 --> 00:00:41,341 あっ…。 5 00:00:41,341 --> 00:00:43,677 (アルブレビト)ここにいたのか。 兄上。 6 00:00:43,677 --> 00:00:46,346 お前 最近すごいらしいな。 7 00:00:46,346 --> 00:00:50,017 魔法が得意だって 使用人の間で持ちきりだ。 8 00:00:50,017 --> 00:00:52,352 いえ それほどでも…。 9 00:00:52,352 --> 00:00:57,357 リアム お前は将来 何になりたい? あっ…。 10 00:00:57,357 --> 00:01:01,695 《アルブレビトは ハミルトン家の長男。 次の当主。 11 00:01:01,695 --> 00:01:04,698 俺が家督を狙っていると 疑っている》 12 00:01:04,698 --> 00:01:07,034 早く独立したいですね。 13 00:01:07,034 --> 00:01:11,705 できれば 腕一本で 食べていける職業がいいです。 14 00:01:11,705 --> 00:01:16,109 フッ… ならば ハンターギルドを紹介してやろう。 15 00:03:01,014 --> 00:03:03,016 <リアム:ハンターギルドとは> 16 00:03:03,016 --> 00:03:08,622 その名のとおり 獣やモンスターを狩る ハンターたちの集まる場所だ> 17 00:03:14,361 --> 00:03:16,696 なんだ? 子どもじゃねえか。 18 00:03:16,696 --> 00:03:19,366 ここは 子どもが来る場所じゃねえぞ。 19 00:03:19,366 --> 00:03:21,368 おつかいかい? 僕。 20 00:03:21,368 --> 00:03:25,038 (笑い声) 21 00:03:25,038 --> 00:03:26,973 (リアム)ギルドマスターですか? 22 00:03:26,973 --> 00:03:31,978 リアム・ハミルトンだな。 アルブレビト様から話は聞いている。 23 00:03:31,978 --> 00:03:34,981 早速だが 試験を受けてもらう。 24 00:03:34,981 --> 00:03:39,319 実力以上のところに送り込んで 死なれちゃ困るからな。 25 00:03:39,319 --> 00:03:43,323 なるほど。 何か得意な攻撃魔法をやってみろ。 26 00:03:43,323 --> 00:03:45,992 ゆっくり詠唱してもいいぞ。 27 00:03:45,992 --> 00:03:49,996 詠唱? ハッ 詠唱も知らんのか。 28 00:03:49,996 --> 00:03:52,999 まぁ いい 俺に撃ってこい。 29 00:03:55,001 --> 00:03:57,671 《今は幻影を使っているから> 30 00:03:57,671 --> 00:04:00,674 全力を出せないけど しかたない》 31 00:04:00,674 --> 00:04:03,009 (マジックミサイルの発射音) 32 00:04:03,009 --> 00:04:05,679 なっ…。 33 00:04:05,679 --> 00:04:09,349 なんだ!? 今のは。 あんな魔法 見たことないぜ。 34 00:04:09,349 --> 00:04:11,351 上級魔法か? 35 00:04:11,351 --> 00:04:13,353 (アスナ)あっ…。 36 00:04:13,353 --> 00:04:17,357 やるな その力なら Cランク…。 37 00:04:17,357 --> 00:04:20,660 いや Bランクのライセンスを出してやる。 38 00:04:27,968 --> 00:04:31,304 (リアム)Bランクって どの程度なんだろう? 39 00:04:31,304 --> 00:04:34,307 ねぇ 君 ハミルトンの人って 本当? 40 00:04:34,307 --> 00:04:37,310 えっ? うん リアム・ハミルトンです。 41 00:04:37,310 --> 00:04:40,981 あたしはアスナ。 アスナ・アクアエイジ! 42 00:04:40,981 --> 00:04:43,316 ねぇ リアム 一緒に狩りに行かない? 43 00:04:43,316 --> 00:04:45,318 狩りって危険だし> 44 00:04:45,318 --> 00:04:47,320 パーティー組んだほうが いろいろ安心じゃん? 45 00:04:47,320 --> 00:04:49,656 あぁ…。 ねっ ねっ。 46 00:04:49,656 --> 00:04:51,658 《積極的だな…。 47 00:04:51,658 --> 00:04:55,328 でも 明るくて 結構好きなタイプだ》 48 00:04:55,328 --> 00:04:59,666 わかった よろしく。 そうこなくっちゃ! 49 00:04:59,666 --> 00:05:03,670 (リアム)そういえば 何も依頼を受けてなかったな。 50 00:05:03,670 --> 00:05:06,673 あぁ 普通 依頼を受けて狩りをするのは> 51 00:05:06,673 --> 00:05:08,675 Aランク以上なんだよ。 52 00:05:08,675 --> 00:05:11,344 Bランク以下は…。 53 00:05:11,344 --> 00:05:13,346 ガルルルル…。 54 00:05:13,346 --> 00:05:15,682 こういう危険なヤツを見つけて 倒して> 55 00:05:15,682 --> 00:05:17,684 報酬をもらうんだよ。 56 00:05:17,684 --> 00:05:19,686 ガルルルル…。 57 00:05:19,686 --> 00:05:23,023 えっ!? いっ いきなり囲まれちゃった! 58 00:05:23,023 --> 00:05:25,692 ちょっと まずいね。 大丈夫。 59 00:05:25,692 --> 00:05:29,462 トドメは任せていい? えっ どうするの? 60 00:05:29,462 --> 00:05:31,565 こうするのさ。 ノーム! 61 00:05:35,635 --> 00:05:37,637 むっ!? 62 00:05:40,974 --> 00:05:43,977 アスナ! やるじゃない あとは任せて! 63 00:05:43,977 --> 00:05:45,979 やあっ! 64 00:05:47,981 --> 00:05:51,985 (みんな)おぉ…。 いったい 何体あるんだ!? 65 00:05:51,985 --> 00:05:54,654 全部で42体だっけ? 66 00:05:54,654 --> 00:05:57,991 うん 42体。 すごいな お前たち。 67 00:05:57,991 --> 00:06:01,661 その力を見込んで 依頼したいことがあるんだが…。 68 00:06:01,661 --> 00:06:03,663 (2人)うん? 69 00:06:03,663 --> 00:06:10,670 (アスナの鼻歌) 70 00:06:10,670 --> 00:06:14,341 うれしそうだね。 だって 直接の依頼だよ! 71 00:06:14,341 --> 00:06:17,677 実力を 認めてもらったってことだもん! 72 00:06:17,677 --> 00:06:23,350 近いうちにお偉いさんが通るから その前に倒せって話だけど…。 73 00:06:23,350 --> 00:06:25,352 でっかいイモ虫か~。 74 00:06:25,352 --> 00:06:28,955 このモンスター あたし 苦手かも…。 75 00:06:28,955 --> 00:06:31,958 《リアム:モンスターは 体内に魔石を持っている。 76 00:06:31,958 --> 00:06:34,628 そのせいか 時に魔法を使ったり> 77 00:06:34,628 --> 00:06:37,631 高度な戦闘術を駆使したりする。 78 00:06:37,631 --> 00:06:40,967 獣と比べて 危険度は格段に跳ね上がる。 79 00:06:40,967 --> 00:06:43,637 今日は 幻影を使っていない。 80 00:06:43,637 --> 00:06:46,306 万全を期して挑むんだ》 81 00:06:46,306 --> 00:06:49,976 (2人)ハァ ハァ ハァ…。 82 00:06:49,976 --> 00:06:52,979 困ったね…。 困ったな…。 83 00:06:55,982 --> 00:06:58,318 ((あいつ どんだけ硬いの!? 84 00:06:58,318 --> 00:07:02,322 (リアム)まさか 手持ちの魔法が 全部効かないとは!)) 85 00:07:02,322 --> 00:07:06,993 あ~あ せっかく依頼してもらったのに…。 86 00:07:06,993 --> 00:07:11,331 いっそ 空から隕石でも降ってきて 直撃しないかなぁ。 87 00:07:11,331 --> 00:07:15,001 あっ ふむ…。 (アスナ)な~んてね あ~あ…。 88 00:07:15,001 --> 00:07:18,672 ナイスだ アスナ! その作戦でいこう! 89 00:07:18,672 --> 00:07:20,674 えっ? 90 00:07:20,674 --> 00:07:22,676 キエー! 91 00:07:22,676 --> 00:07:24,678 イモ虫さん こっち こっち! 92 00:07:24,678 --> 00:07:26,680 キエー! (アスナ)リアム! 93 00:07:26,680 --> 00:07:29,382 アイテムボックス 岩を出せ! 94 00:07:31,952 --> 00:07:33,954 えぇ!? 95 00:07:36,623 --> 00:07:40,293 こんなに早く しかも2体だと!? 96 00:07:40,293 --> 00:07:44,297 エネミーサーチの魔法を使ったら もう1体 見つけました。 97 00:07:44,297 --> 00:07:47,967 どうやって倒したんだ!? 想像もつかないぞ…。 98 00:07:47,967 --> 00:07:51,638 両方 同じってことは 確立したやり方だ。 99 00:07:51,638 --> 00:07:53,974 お偉いさんが来るっていうのに> 100 00:07:53,974 --> 00:07:57,644 1体でも逃したら 大変なことになったよね? 101 00:07:57,644 --> 00:08:00,313 そうだな 危なかった…。 102 00:08:00,313 --> 00:08:02,649 5倍の報酬で どうだ? 103 00:08:02,649 --> 00:08:05,352 フフフ。 アハ。 104 00:08:11,991 --> 00:08:14,995 早速 活躍したそうだな。 兄上。 105 00:08:14,995 --> 00:08:18,998 ハンターギルドに推薦した私の目に 狂いはなかった。 106 00:08:18,998 --> 00:08:21,601 これからも励めよ。 107 00:08:23,670 --> 00:08:27,273 あれ リアムのお兄さん? なんか やな感じ。 108 00:08:27,273 --> 00:08:31,978 《長男にとって 他の兄弟は邪魔なだけだからな》 109 00:08:34,614 --> 00:08:37,283 《リアム:あれが 例のお偉いさんか。 110 00:08:37,283 --> 00:08:41,588 父上たちの あの態度 よほど偉い人みたいだな》 111 00:08:43,623 --> 00:08:45,625 あっ こっち見た! 112 00:08:45,625 --> 00:08:48,962 お偉いさんに見初められたら 出世しちゃうかも! 113 00:08:48,962 --> 00:08:51,965 《今 俺を見た?》 114 00:08:53,967 --> 00:08:56,636 《なんで ここに?》 115 00:08:56,636 --> 00:08:58,972 (ジェイムズ)ジェイムズ・スタンリーだ。 116 00:08:58,972 --> 00:09:03,309 リアム・ハミルトンです。 ハミルトン? チャールズの? 117 00:09:03,309 --> 00:09:07,647 五男です。 まぁ それはどうでもよい。 118 00:09:07,647 --> 00:09:10,650 お前はレイモンドと どんな関係だ? 119 00:09:10,650 --> 00:09:14,654 レイモンド? その指輪 レイモンドの物だろう。 120 00:09:14,654 --> 00:09:17,657 えっ? 121 00:09:17,657 --> 00:09:19,659 殺して 奪ったか? 122 00:09:19,659 --> 00:09:23,663 違います! これは師匠からもらった物です! 123 00:09:23,663 --> 00:09:25,665 うん? 師匠? 124 00:09:27,600 --> 00:09:30,937 フハハハハ アヤツらしい。 125 00:09:30,937 --> 00:09:35,275 いちばん危険なところに 潜り込むあたりが いかにもだ。 126 00:09:35,275 --> 00:09:38,945 そうか 弟子をとったか フフ。 127 00:09:38,945 --> 00:09:43,616 よし サイモン そこに立っておれ。 (サイモン)はっ。 128 00:09:43,616 --> 00:09:47,954 (ジェイムズ)リアムよ お前の最も得意な攻撃魔法を> 129 00:09:47,954 --> 00:09:50,290 アヤツに全力で放ってみろ。 130 00:09:50,290 --> 00:09:52,292 実力が見たい。 131 00:09:52,292 --> 00:09:54,294 わかりました。 132 00:10:01,634 --> 00:10:03,636 フウ…。 133 00:10:03,636 --> 00:10:06,973 《リアム:詠唱… 調べたら 詠唱すると> 134 00:10:06,973 --> 00:10:10,643 一時的に放出する魔力の上限を 上げられるらしい。 135 00:10:10,643 --> 00:10:15,982 それは 「魂を揺さぶる」 より自分の心に響く言葉がいい。 136 00:10:15,982 --> 00:10:21,654 これは 俺が敬愛してやまない 憧れの歌姫たちの名前》 137 00:10:21,654 --> 00:10:26,326 アメリア・エミリア・クラウディア…。 138 00:10:26,326 --> 00:10:29,329 マジックミサイル 11連! 139 00:10:29,329 --> 00:10:31,331 ふんっ! 140 00:10:31,331 --> 00:10:33,333 《詠唱なしの限界が 7。 141 00:10:33,333 --> 00:10:36,336 詠唱付きで11まで限界突破だ!》 142 00:10:36,336 --> 00:10:39,005 ぐふっ! うっ…。 143 00:10:39,005 --> 00:10:44,010 ハハハハハハ やつの得意な多重魔法か。 144 00:10:44,010 --> 00:10:46,346 いい いいぞ お前。 145 00:10:46,346 --> 00:10:48,348 はあ…。 146 00:10:48,348 --> 00:10:51,017 五男で ハンターをしているということは> 147 00:10:51,017 --> 00:10:53,686 将来の独立を 見据えているのだな? 148 00:10:53,686 --> 00:10:59,025 ならば 騎士の位をやろう。 それで独立するがよい。 149 00:10:59,025 --> 00:11:01,027 えっ? えっ!? 150 00:11:01,027 --> 00:11:05,365 < こうして俺は 成人するまでは ハミルトンの家にいるが> 151 00:11:05,365 --> 00:11:09,369 事実上 家から独り立ちしたのだった> 152 00:11:14,374 --> 00:11:16,376 (ジェイムズ)これで 正式に騎士じゃ。 153 00:11:16,376 --> 00:11:19,712 といっても 別段 やってもらうことはない。 154 00:11:19,712 --> 00:11:22,715 お前の兄から 敵視されなくなるだけでも> 155 00:11:22,715 --> 00:11:24,717 大きいだろう。 156 00:11:24,717 --> 00:11:26,719 ありがとうございます。 157 00:11:26,719 --> 00:11:30,323 もっとも お前の父親は複雑だろうな。 158 00:11:30,323 --> 00:11:34,661 それほどの力 家のために 利用しようと思ったはずだ。 159 00:11:34,661 --> 00:11:36,663 あっ…。 160 00:11:39,666 --> 00:11:41,668 あぁ…。 161 00:11:41,668 --> 00:11:45,338 まぁ 別の形で 協力してやればいい。 162 00:11:45,338 --> 00:11:50,343 功績はハミルトンのものとなろう。 はい。 163 00:11:50,343 --> 00:11:55,014 さて レイモンドは 実に イタズラ好きだった。 164 00:11:55,014 --> 00:11:59,352 やつに何か 「してやられた」 と思ったことはないか? 165 00:11:59,352 --> 00:12:01,354 あっ あります。 166 00:12:01,354 --> 00:12:05,692 つい最近のことですが アイテムボックスの特訓をしていて…。 167 00:12:05,692 --> 00:12:08,695 ((湖の水を全部吸い込め! 168 00:12:18,371 --> 00:12:22,041 水の中に混ざってたのか。 169 00:12:22,041 --> 00:12:24,043 防水されてる…。 170 00:12:24,043 --> 00:12:26,045 師匠からだ! 171 00:12:26,045 --> 00:12:29,315 (レイモンド)「リアムへ お前が これを 読んでいるということは> 172 00:12:29,315 --> 00:12:32,986 アイテムボックスの使い方を マスターしたんだろう」。 173 00:12:32,986 --> 00:12:35,321 行動を読まれてる…。 174 00:12:35,321 --> 00:12:39,325 (レイモンド)「金塊だと入らないから 砂金を湖にばらまいた。 175 00:12:39,325 --> 00:12:43,329 100キロある。 この黄金は俺からの卒業祝いだ」。 176 00:12:43,329 --> 00:12:45,331 師匠…。 177 00:12:45,331 --> 00:12:48,668 (レイモンド)「追伸 もらうのが 申し訳ないと思うんなら> 178 00:12:48,668 --> 00:12:51,671 なんで ちょうど100キロなのかを 当てるといい。 179 00:12:51,671 --> 00:12:53,673 卒業試験だ」。 180 00:12:53,673 --> 00:12:56,342 卒業試験? 181 00:12:56,342 --> 00:12:58,344 師匠のアイテムボックスから> 182 00:12:58,344 --> 00:13:02,348 ちょうど 100キロを出した ってことじゃないのか?)) 183 00:13:02,348 --> 00:13:06,352 ということが ありまして…。 184 00:13:06,352 --> 00:13:10,690 断言しよう その黄金は目くらましだ。 185 00:13:10,690 --> 00:13:13,359 えっ? 本当の卒業祝いは> 186 00:13:13,359 --> 00:13:15,361 その近くにある。 187 00:13:15,361 --> 00:13:17,697 わからないように仕込まれている。 188 00:13:17,697 --> 00:13:22,702 それが 真のお宝 本当の卒業祝いだ。 189 00:13:25,705 --> 00:13:28,308 (リアム)アイテムボックス。 190 00:13:28,308 --> 00:13:31,311 湖の水を全部吸い込め! 191 00:13:38,317 --> 00:13:41,321 この湖に 何があるんだ? 192 00:13:43,322 --> 00:13:45,658 金塊だと入らない? 193 00:13:45,658 --> 00:13:48,995 金塊だと 湖の水を吸い込んだときに> 194 00:13:48,995 --> 00:13:51,664 一緒にアイテムボックスに入らないから> 195 00:13:51,664 --> 00:13:56,669 砂金にして水と混ぜた? ってことだよな…。 196 00:13:56,669 --> 00:14:02,008 あっ 逆に 湖に残すものを 砂金だけにしてみたら…。 197 00:14:02,008 --> 00:14:04,010 砂金を吐き出せ! 198 00:14:07,680 --> 00:14:12,685 これで 湖に金塊だけが残るのと 同じ状態に…。 199 00:14:17,356 --> 00:14:19,359 あっ…。 200 00:14:23,029 --> 00:14:28,034 ハア そりゃわからないよ 師匠…。 201 00:14:37,310 --> 00:14:41,314 (レイモンド)「リアムへ これが本当の卒業祝いだ。 202 00:14:41,314 --> 00:14:44,984 お前に最上級魔法の魔導書を渡す。 203 00:14:44,984 --> 00:14:46,986 俺には 使えなかった。 204 00:14:46,986 --> 00:14:49,989 お前に使えることを祈ってる」。 205 00:14:52,658 --> 00:14:54,994 『アナザーワールド』。 206 00:14:54,994 --> 00:14:57,330 どんな魔法だろう? 207 00:14:57,330 --> 00:14:59,332 まっ どんな魔法だろうと> 208 00:14:59,332 --> 00:15:02,335 魔導書どおりに練習するまでだ。 209 00:15:05,004 --> 00:15:07,340 《リアム:数時間はたっただろうか…。 210 00:15:07,340 --> 00:15:09,675 一度もアナザーワールドは発動しない》 211 00:15:09,675 --> 00:15:13,012 アナザーワールド! あっ…。 212 00:15:13,012 --> 00:15:15,014 < でも 焦る必要はない。 213 00:15:15,014 --> 00:15:18,684 魔導書の示す正しい手順を 丁寧にこなす。 214 00:15:18,684 --> 00:15:20,686 それだけだ> 215 00:15:23,689 --> 00:15:26,092 アナザーワールド! 216 00:15:27,960 --> 00:15:29,962 やった! 217 00:15:29,962 --> 00:15:31,964 扉? 218 00:15:38,971 --> 00:15:40,973 「アナザーワールドとは> 219 00:15:40,973 --> 00:15:44,310 別の世界に空間を作り出す魔法。 220 00:15:44,310 --> 00:15:48,314 空間の広さは 術者の練度と魔力に比例する。 221 00:15:48,314 --> 00:15:51,317 術者の許可なく侵入はできない。 222 00:15:51,317 --> 00:15:55,988 完全にマスターすれば 中に納めたものは消えない。 223 00:15:55,988 --> 00:15:57,990 そして…」。 224 00:15:57,990 --> 00:16:02,995 アイテムボックスと似てるけど ここには命あるものが入れる。 225 00:16:02,995 --> 00:16:05,665 つまり 人間も入れる! 226 00:16:05,665 --> 00:16:07,667 じゃあ 家を建てたりとか!? 227 00:16:07,667 --> 00:16:09,669 拠点? 秘密基地? 228 00:16:09,669 --> 00:16:11,671 夢が広がる! 229 00:16:11,671 --> 00:16:14,073 ありがとう 師匠! 230 00:16:21,681 --> 00:16:24,684 サラマンダーよ 出てこい! 231 00:16:28,287 --> 00:16:30,289 (鳴き声) 232 00:16:30,289 --> 00:16:32,291 炎も ダメか。 233 00:16:32,291 --> 00:16:34,961 (鳴き声) 234 00:16:34,961 --> 00:16:37,964 きた! アナザーワールド! 235 00:16:37,964 --> 00:16:40,633 入って! うっ うん! 236 00:16:40,633 --> 00:16:43,302 (鳴き声) 237 00:16:43,302 --> 00:16:46,606 うわぁ 外にいたら危なかった~。 238 00:16:51,978 --> 00:16:53,980 あとは 2人で集中攻撃だ! 239 00:16:53,980 --> 00:16:55,982 うん! 240 00:16:55,982 --> 00:17:00,987 うおっ… 確かに ジャイアントフロッグの魔石だ。 241 00:17:00,987 --> 00:17:03,656 なに? 依頼出したの そっちじゃない。 242 00:17:03,656 --> 00:17:07,994 だが Aランクの依頼だぞ!? もっと苦戦するものだと…。 243 00:17:07,994 --> 00:17:10,997 いや ここは さすがだと言うべきだな。 244 00:17:10,997 --> 00:17:12,999 ありがとう リアム。 245 00:17:12,999 --> 00:17:16,335 あっ…。 あぁ それに アスナもな。 246 00:17:16,335 --> 00:17:20,673 む~。 すまん 今のは わざとじゃないんだ。 247 00:17:20,673 --> 00:17:23,676 ううん あたしもわかってる。 248 00:17:23,676 --> 00:17:26,012 もっと強くならないとね。 249 00:17:26,012 --> 00:17:28,614 でないと リアムに置いてかれちゃう。 250 00:17:28,614 --> 00:17:31,784 アスナ…。 あっ あぁ…。 251 00:17:31,784 --> 00:17:35,288 そうだ それなら 使い魔になったら どうだ? 252 00:17:35,288 --> 00:17:39,292 (リアム/アスナ)使い魔? 魔法使いと魔物が契約すること? 253 00:17:39,292 --> 00:17:41,294 魔物とは かぎらない。 254 00:17:41,294 --> 00:17:45,965 戦力的に有利だから 大抵は魔物と契約するだけだ。 255 00:17:45,965 --> 00:17:48,968 ねぇ 契約したら どうなるの? 256 00:17:48,968 --> 00:17:53,973 契約を結んでしまうと 主人の命令には逆らえない。 257 00:17:53,973 --> 00:17:58,644 だが 主人の力しだいで 使い魔側の能力が上がる。 258 00:17:58,644 --> 00:18:01,647 主人を守れるように強くなるんだ。 259 00:18:01,647 --> 00:18:05,318 能力が上がる!? アスナ? 260 00:18:05,318 --> 00:18:07,653 ねぇ リアム…。 261 00:18:07,653 --> 00:18:10,656 契約 してくれない? 262 00:18:10,656 --> 00:18:12,658 《ドキッ…》 263 00:18:12,658 --> 00:18:15,661 いっ いいけど 逆らえなくなるんだよ? 264 00:18:15,661 --> 00:18:18,331 大丈夫 あたし リアムを信じてるから。 265 00:18:18,331 --> 00:18:20,333 変なことはしないって。 266 00:18:20,333 --> 00:18:23,336 もし そうだとしても 別にいいし…。 267 00:18:23,336 --> 00:18:26,005 (リアム)えっ? なっ なんでもない! 268 00:18:26,005 --> 00:18:29,609 とにかくさ ねっ お願い! 269 00:18:29,609 --> 00:18:31,944 (みんな)おぉ…。 270 00:18:31,944 --> 00:18:37,950 では 使い魔契約を行う。 俺が見届け人となる。 271 00:18:37,950 --> 00:18:40,953 手の甲を 彼女に差し出して> 272 00:18:40,953 --> 00:18:43,255 その手にキスを。 273 00:18:45,958 --> 00:18:47,960 アスナ? 274 00:18:55,301 --> 00:18:57,303 あぁ…。 275 00:19:00,306 --> 00:19:02,308 なっ…。 えっ? えっ!? 276 00:19:02,308 --> 00:19:04,310 (アスナ)後ろだよ ウフ。 277 00:19:04,310 --> 00:19:07,647 なっ 何をしたの? 速く動いただけ。 278 00:19:07,647 --> 00:19:09,649 (みんな)おぉ! 279 00:19:09,649 --> 00:19:12,318 (アスナ)契約終わった瞬間に 声が聞こえてさ。 280 00:19:12,318 --> 00:19:16,322 ユニークスキル スピードスターっていうのが 覚醒したって。 281 00:19:16,322 --> 00:19:21,327 ユニークスキルだと!? これが 使い魔契約…。 282 00:19:21,327 --> 00:19:23,996 もっと調べてみたいな…。 283 00:19:23,996 --> 00:19:28,267 でも 相手のことがあるから ちょっと試すってわけにもなぁ。 284 00:19:28,267 --> 00:19:32,271 相手なら 心当たりがあるよ。 (リアム)えっ? 285 00:19:34,607 --> 00:19:37,610 こちら ジョディさん。 ベテランのハンターで> 286 00:19:37,610 --> 00:19:39,612 いろいろ お世話になってるの。 287 00:19:39,612 --> 00:19:41,947 (ジョディ)お話は わかりました。 288 00:19:41,947 --> 00:19:44,950 アスナちゃんったら 急にきれいになったから> 289 00:19:44,950 --> 00:19:48,954 てっきり いい人ができたのかと ウフフフ…。 290 00:19:48,954 --> 00:19:51,624 それは 置いといて…。 291 00:19:51,624 --> 00:19:53,959 ジョディさん オススメだよ。 292 00:19:53,959 --> 00:19:56,295 すっごい戦力になると思う! 293 00:19:56,295 --> 00:19:58,964 えっと ジョディさん> 294 00:19:58,964 --> 00:20:02,968 そういう訳でして… いかがでしょうか? 295 00:20:02,968 --> 00:20:06,305 私で力になれるのでしたら。 296 00:20:06,305 --> 00:20:08,607 (みんな)おぉ! 297 00:20:13,646 --> 00:20:16,982 あらぁ 懐かしい顔ですねぇ。 298 00:20:16,982 --> 00:20:19,652 あっ これがスキルなのですね。 299 00:20:19,652 --> 00:20:21,654 なっ…。 わぁ! 300 00:20:21,654 --> 00:20:25,658 まさか またユニークスキル!? 若返りだけじゃなくて? 301 00:20:25,658 --> 00:20:28,327 ジョディさんは どんなスキル? 302 00:20:28,327 --> 00:20:30,629 ちょっと 待っててくださいね。 303 00:20:32,998 --> 00:20:35,334 (ジョディ)ただいま戻りました。 304 00:20:35,334 --> 00:20:38,003 (2人)サンドイッチ? 305 00:20:38,003 --> 00:20:40,005 はい。 306 00:20:40,005 --> 00:20:42,341 あなた ひどいおケガ。 307 00:20:42,341 --> 00:20:44,677 これを 召し上がってください。 308 00:20:44,677 --> 00:20:46,679 はあ…。 309 00:20:51,517 --> 00:20:53,519 うん うまい。 310 00:20:53,519 --> 00:20:55,521 なっ!? 311 00:20:57,690 --> 00:20:59,692 ケガが治ってる! 312 00:20:59,692 --> 00:21:03,696 私の料理 ケガを治す効果が出るようです。 313 00:21:03,696 --> 00:21:06,866 わぁ! まるで奇跡だ。 314 00:21:06,866 --> 00:21:08,868 アハハ…。 315 00:21:11,036 --> 00:21:13,706 王女殿下が お見えになる。 316 00:21:13,706 --> 00:21:16,709 王女って お姫様? 317 00:21:16,709 --> 00:21:20,713 (ジェイムズ)うむ 我らがジャミール王国の第一王女> 318 00:21:20,713 --> 00:21:24,049 スカーレット殿下だ。 なっ なんで? 319 00:21:24,049 --> 00:21:28,654 弱冠12歳ながら ハンターギルドのAランク討伐を達成。 320 00:21:28,654 --> 00:21:31,991 同時魔法最大11の魔法使い。 321 00:21:31,991 --> 00:21:36,328 使い魔を進化 若返りさせる魔力の持ち主。 322 00:21:36,328 --> 00:21:38,664 なっ…。 スカーレット殿下は> 323 00:21:38,664 --> 00:21:40,100 お前に いたく興味を持たれた。 324 00:21:40,100 --> 00:21:43,002 えぇ!? 325 00:21:43,002 --> 00:21:47,006 殿下は 特に お前の使い魔に興味を持っておる。 326 00:21:47,006 --> 00:21:49,675 殿下の前で実演するといい。 327 00:21:49,675 --> 00:21:51,677 あっ…。 どうした? 328 00:21:51,677 --> 00:21:54,680 それ 断れませんか? 329 00:21:54,680 --> 00:21:57,349 なに? なぜだ!? 330 00:21:57,349 --> 00:22:01,053 彼女たちは仲間です 見世物じゃない。 331 00:22:03,022 --> 00:22:05,357 《俺の命令は 絶対服従だ。 332 00:22:05,357 --> 00:22:08,694 だからこそ 頼み事すらしたくない》 333 00:22:08,694 --> 00:22:12,531 王女殿下なのだぞ。 であってもです。 334 00:22:12,531 --> 00:22:14,700 ふむ…。 335 00:22:14,700 --> 00:22:17,036 もうよい 下がれ。 336 00:22:17,036 --> 00:22:19,038 はい。 337 00:22:23,042 --> 00:22:26,378 申し訳ありません 殿下。 338 00:22:26,378 --> 00:22:30,082 よい そなたに責はない。 339 00:22:32,651 --> 00:22:34,987 (スカーレット)おもしろい少年だ。 340 00:22:34,987 --> 00:22:38,991 だが わらわの前でも 同じことが言えるかな? 341 00:22:38,991 --> 00:22:40,993 フフ…。