1 00:00:19,019 --> 00:00:24,858 /~ 2 00:00:24,858 --> 00:00:27,194 (リアム)こんな大ごとなのか? 3 00:00:27,194 --> 00:00:31,098 《リアム:スカーレット・シェリー・ジャミール 第一王女殿下…》 4 00:02:16,570 --> 00:02:20,674 リアム・ハミルトンと申します。 (スカーレット)面を上げよ。 5 00:02:20,674 --> 00:02:23,677 (スカーレット)誰か その者に席を。 6 00:02:23,677 --> 00:02:25,679 では 早速だが> 7 00:02:25,679 --> 00:02:30,183 カーネバキャタピラーとジャイアントフロッグを 討伐した話を> 8 00:02:30,183 --> 00:02:33,520 そなたの口から 聞かせてもらえるか? 9 00:02:33,520 --> 00:02:36,323 《よかった その話なら…》 10 00:02:41,028 --> 00:02:43,196 (スカーレット)なるほど おもしろい。 11 00:02:43,196 --> 00:02:45,198 特に ジャイアントフロッグを> 12 00:02:45,198 --> 00:02:48,702 上級魔法を使わずに 討伐する話は初めて聞く。 13 00:02:48,702 --> 00:02:52,706 そなたはどうか? (ジェイムズ)存じ上げませんな。 14 00:02:52,706 --> 00:02:58,045 あれは 上級魔法で 一気に せん滅するのが定石。 15 00:02:58,045 --> 00:03:03,216 《上級魔法! どんなものだろう いつか使ってみたいな》 16 00:03:03,216 --> 00:03:05,886 (スカーレット)そして 使い魔契約。 17 00:03:05,886 --> 00:03:08,555 話は聞いている。 18 00:03:08,555 --> 00:03:10,891 この場で見せてくれぬか? 19 00:03:10,891 --> 00:03:13,727 《さっきから ずっと感じていた 権威> 20 00:03:13,727 --> 00:03:18,165 押し寄せてくるプレッシャー 俺にやらせようと仕向けている? 21 00:03:18,165 --> 00:03:21,168 だったら なおさら…》 22 00:03:21,168 --> 00:03:24,671 (リアム)申し訳ありません それはできません。 23 00:03:24,671 --> 00:03:27,340 わらわの頼みを聞けぬというのか。 24 00:03:27,340 --> 00:03:32,045 はい 仲間を見世物にすることは できません! 25 00:03:37,350 --> 00:03:41,021 ふふふ… 表裏一致しているか。 26 00:03:41,021 --> 00:03:43,690 え? ますますおもしろい。 27 00:03:43,690 --> 00:03:47,360 わらわを二度も楽しませた人間は そういない。 28 00:03:47,360 --> 00:03:49,863 それに報いねばならんな。 29 00:03:49,863 --> 00:03:51,865 二度? 30 00:03:51,865 --> 00:03:54,367 リアムに男爵位を授ける! 31 00:03:54,367 --> 00:03:57,037 えっ だ 男爵? 32 00:03:57,037 --> 00:04:00,540 でも 何もしてないですよ 功績とか…。 33 00:04:00,540 --> 00:04:04,377 わらわを二度楽しませた で十分だ。 34 00:04:04,377 --> 00:04:07,881 娘を嫁がせるよりは よほどいい。 35 00:04:10,050 --> 00:04:12,052 (スカーレット)ついでだ これもやろう。 36 00:04:12,052 --> 00:04:15,055 これは? (スカーレット)ファミリア。 37 00:04:15,055 --> 00:04:17,824 使い魔契約の魔導書だ。 38 00:04:17,824 --> 00:04:21,828 はっ… うわ~! 39 00:04:21,828 --> 00:04:24,331 ありがとうございます! ありがとうございます! 40 00:04:24,331 --> 00:04:28,835 はっはっはっ… 男爵位より魔導書か。 41 00:04:28,835 --> 00:04:31,538 つくづくおもしろい少年だ。 42 00:04:35,342 --> 00:04:38,011 使い魔契約魔法 ファミリア。 43 00:04:38,011 --> 00:04:40,013 これも 習得するまでは> 44 00:04:40,013 --> 00:04:43,850 魔導書を手放すと 契約が解除されるのか…。 45 00:04:43,850 --> 00:04:45,852 (足音) 46 00:04:45,852 --> 00:04:49,689 (ブルーノ)また魔法かよ。 ブルーノ兄さん どうして ここに? 47 00:04:49,689 --> 00:04:52,192 遊びに来るくらい いいだろ? 48 00:04:52,192 --> 00:04:57,030 聞いたぞ お前! 男爵になったんだってな。 49 00:04:57,030 --> 00:05:02,369 ははは… アルブレビトのやつ 今頃 悔しがってるだろうな。 50 00:05:02,369 --> 00:05:04,871 え? そもそも> 51 00:05:04,871 --> 00:05:09,543 事実上 お前は 親父よりも 立場が上になったんだからな。 52 00:05:09,543 --> 00:05:11,711 でも 俺 男爵だよ。 53 00:05:11,711 --> 00:05:13,713 この国の貴族は> 54 00:05:13,713 --> 00:05:15,715 自力で功績を立てた初代と> 55 00:05:15,715 --> 00:05:18,318 受け継いだだけの その他に分かれるんだよ。 56 00:05:18,318 --> 00:05:20,487 功績を立てた人間のほうが> 57 00:05:20,487 --> 00:05:23,824 実際すごいだろ。 そういうことか。 58 00:05:23,824 --> 00:05:25,825 よくやったぞ! 59 00:05:25,825 --> 00:05:28,628 あのクソ親父を超えてくれよ。 え~。 60 00:05:30,997 --> 00:05:32,999 《リアム:どうやら 俺は> 61 00:05:32,999 --> 00:05:36,670 実質的に 父上の立場を超えたらしい》 62 00:05:36,670 --> 00:05:40,006 あっ… こんばんは。 63 00:05:40,006 --> 00:05:43,009 (アルブレビト)ふんっ 今に見ていろ。 64 00:05:43,009 --> 00:05:46,680 アルブレビト兄さん? 65 00:05:46,680 --> 00:05:48,682 《どうして こんなことになった? 66 00:05:48,682 --> 00:05:51,685 あいつは ただの五男だったはずだ。 67 00:05:51,685 --> 00:05:54,854 それだ男爵だって? ふざけるな!》 68 00:05:54,854 --> 00:05:58,358 (ベリンダ)最近のリアム様のご活躍が すごくって~。 69 00:05:58,358 --> 00:06:01,027 (キャリー)そうそう 特に魔法がね~。 70 00:06:01,027 --> 00:06:03,196 (アルブレビト)おい 貴様ら! 71 00:06:03,196 --> 00:06:06,032 そんなにあいつがいいなら ここを辞めて> 72 00:06:06,032 --> 00:06:09,369 リアム・ハミルトン男爵のところに 行けばいいだろう! 73 00:06:09,369 --> 00:06:13,707 ア アルブレビト様…。 も 申し訳ございません! 74 00:06:13,707 --> 00:06:17,310 おい 俺とリアム どちらが上だと思う? 75 00:06:17,310 --> 00:06:20,981 あ…。 伯爵の息子と男爵> 76 00:06:20,981 --> 00:06:23,316 どちらが上だと聞いている。 77 00:06:23,316 --> 00:06:25,652 そ それは…。 78 00:06:25,652 --> 00:06:28,655 アルブレビト様でございます! 79 00:06:28,655 --> 00:06:31,658 ふん! 80 00:06:31,658 --> 00:06:33,660 《功績をあげてやる! 81 00:06:33,660 --> 00:06:37,063 あいつにできて 俺にできないわけがない!》 82 00:06:43,003 --> 00:06:46,006 おい あれ…。 すっげえ美人! 83 00:06:46,006 --> 00:06:48,008 (口笛) 84 00:06:50,677 --> 00:06:54,014 (ジョディ)改めまして これから よろしくお願いします> 85 00:06:54,014 --> 00:06:56,016 ご主人様。 86 00:06:56,016 --> 00:06:58,351 えっ!? ご ご主人様? 87 00:06:58,351 --> 00:07:02,355 主従関係を結んだんですから ご主人様ですよね。 88 00:07:02,355 --> 00:07:07,027 あ いや そういうのはいいから 普通に名前で呼んで。 89 00:07:07,027 --> 00:07:09,696 ん~ わかりました。 90 00:07:09,696 --> 00:07:12,032 では リアムくんって呼びますわね。 91 00:07:12,032 --> 00:07:16,369 (リアム)うん それなら。 (アスナ)でも わかるなぁ。 92 00:07:16,369 --> 00:07:18,471 なんか最近 かっこよく見えるし> 93 00:07:18,471 --> 00:07:20,473 頼りがいあるし! 94 00:07:20,473 --> 00:07:25,645 (アスナ)年下だけど ご主人様って感じするよね。 95 00:07:25,645 --> 00:07:30,050 ええ こう… 一緒にいてドキドキするもの。 96 00:07:32,652 --> 00:07:36,323 《リアム:あはは… 視線が痛い》 97 00:07:36,323 --> 00:07:38,325 (せき払い) 98 00:07:38,325 --> 00:07:40,994 これから一緒にパーティーを組む ってことでいいかな? 99 00:07:40,994 --> 00:07:45,332 もちろん! はい ご一緒しますわ。 100 00:07:45,332 --> 00:07:48,501 そっか。 じゃあ 改めて> 101 00:07:48,501 --> 00:07:51,805 よろしく。 (ジョディ)ええ。 (アスナ)はい! 102 00:07:56,509 --> 00:07:58,511 アスナちゃん! 103 00:07:58,511 --> 00:08:00,513 オッケー! 104 00:08:00,513 --> 00:08:03,350 ハッ! 105 00:08:03,350 --> 00:08:06,853 やっぱりアスナの動き 前よりよくなってるね。 106 00:08:06,853 --> 00:08:09,522 えへへ~。 すごいわ> 107 00:08:09,522 --> 00:08:13,860 前より ずっとよく目が見える。 見えるといいの? 108 00:08:13,860 --> 00:08:16,529 弓使いは目が命ですもの。 109 00:08:16,529 --> 00:08:19,966 相手の姿が見えなければ そもそも狙えませんわ。 110 00:08:19,966 --> 00:08:23,303 それって 見えれば見えるほど いいってこと? 111 00:08:23,303 --> 00:08:25,972 ええ 悪いということは ありませんわ。 112 00:08:25,972 --> 00:08:27,974 それなら…。 113 00:08:27,974 --> 00:08:30,310 ビルドアップ。 114 00:08:30,310 --> 00:08:32,812 あら! あら あら あら…。 115 00:08:32,812 --> 00:08:37,317 うわぁ…。 116 00:08:37,317 --> 00:08:40,987 (ジョディ)なんだか より遠くが 見えるようになりましたわ。 117 00:08:40,987 --> 00:08:42,989 何をしたの? 118 00:08:42,989 --> 00:08:45,825 彼女の目に強化魔法をかけたんだ。 119 00:08:45,825 --> 00:08:48,161 え~ そんなこともできるの!? 120 00:08:48,161 --> 00:08:50,997 それって 私にも かけられるのかな? 121 00:08:50,997 --> 00:08:55,335 アスナには おすすめしないな。 え~ なんでさ! 122 00:08:55,335 --> 00:08:57,837 (リアム)攻撃力を上げることは できるけど> 123 00:08:57,837 --> 00:09:00,507 その分 体へ負担がかかるんだ。 124 00:09:00,507 --> 00:09:04,177 何かを殴って 自分が骨折しちゃう人> 125 00:09:04,177 --> 00:09:07,180 たまにいるでしょ。 あ~ そっか。 126 00:09:07,180 --> 00:09:10,016 でも 視力だけなら 問題ないだろ? 127 00:09:10,016 --> 00:09:12,018 確かに! 128 00:09:14,854 --> 00:09:17,957 (ジョディ)当たりましたわ~。 (アスナ)わぁ すごい! 129 00:09:17,957 --> 00:09:19,959 あんな遠くの獲物を一撃で! 130 00:09:19,959 --> 00:09:23,963 リアムくんのおかげね 昔は できなかったもの。 131 00:09:23,963 --> 00:09:27,634 うん わかる! リアムのおかげだよ。 132 00:09:27,634 --> 00:09:29,636 (2人)ありがとう! 133 00:09:29,636 --> 00:09:31,638 ははは…。 134 00:09:31,638 --> 00:09:33,807 (ざわめき) 135 00:09:33,807 --> 00:09:38,144 動けるやつはいるか! よし 行ってくれ! 136 00:09:38,144 --> 00:09:40,146 なんだ? 137 00:09:40,146 --> 00:09:42,148 ねぇ 何かあったの? 138 00:09:42,148 --> 00:09:45,151 ハミルトンの長男が やりやがったんだよ。 139 00:09:45,151 --> 00:09:49,989 封印を解いたあげく 盛大に失敗しやがったんだ! 140 00:09:49,989 --> 00:09:52,992 封印って まさか…。 141 00:09:52,992 --> 00:09:55,328 ((今に見ていろ)) 142 00:09:55,328 --> 00:09:57,330 (ジョディ)あっ リアムくん! 143 00:09:57,330 --> 00:09:59,833 《俺のせいだ 行かないと!》 144 00:10:03,002 --> 00:10:15,014 /~ 145 00:10:15,014 --> 00:10:17,350 (リアム)あっ 兄上! 146 00:10:17,350 --> 00:10:19,853 リアム…。 147 00:10:19,853 --> 00:10:23,022 (アルブレビト)こんなところで 俺は…。 148 00:10:23,022 --> 00:10:25,358 俺は! 兄上…。 149 00:10:25,358 --> 00:10:27,527 がぁっ! 150 00:10:27,527 --> 00:10:32,532 (リアム)マスター! おい 街まで送ってやれ。 151 00:10:32,532 --> 00:10:35,201 これ以上 お坊ちゃんの 無駄な対抗心に> 152 00:10:35,201 --> 00:10:38,037 つきあってられん。 153 00:10:38,037 --> 00:10:40,707 来てくれたか。 154 00:10:40,707 --> 00:10:42,876 俺にも責任はあるから。 155 00:10:42,876 --> 00:10:46,546 そんなものはないさ。 ねぇ どういう状況なの? 156 00:10:46,546 --> 00:10:48,715 (アスナ)この中には いったい何があるの? 157 00:10:48,715 --> 00:10:53,219 この森の中には 魔竜ラードーンが封印されていた。 158 00:10:53,219 --> 00:10:57,056 リアムの先祖 ひいおじいさんが 封印したものだが> 159 00:10:57,056 --> 00:10:59,058 それが解かれた。 160 00:10:59,058 --> 00:11:02,061 魔竜ドラゴン…。 161 00:11:02,061 --> 00:11:04,364 ブルーノ兄さんが言ってた魔物か! 162 00:11:09,903 --> 00:11:14,240 再封印の方法はわかっている。 人員も集めた。 163 00:11:14,240 --> 00:11:18,178 だが 邪魔が入って 封印に取り掛かれない。 164 00:11:18,178 --> 00:11:23,183 邪魔って? ラードーンジュニア 魔竜の子どもだ。 165 00:11:23,183 --> 00:11:26,853 この惨状は 全部 そいつらのせいなんだ。 166 00:11:26,853 --> 00:11:30,356 びっくりだろ 魔竜じゃなくて その子どもにも> 167 00:11:30,356 --> 00:11:32,358 このありさまだ。 168 00:11:32,358 --> 00:11:34,360 魔竜は もっと強いってことですね。 169 00:11:34,360 --> 00:11:37,864 ああ だが 長い間 封印されていたんだ。 170 00:11:37,864 --> 00:11:40,867 力を取り戻すまで 1週間はかかるだろう。 171 00:11:40,867 --> 00:11:44,704 それまでに封印すれば 問題ないんだがな…。 172 00:11:44,704 --> 00:11:47,707 《問題は ラードーンジュニアか》 173 00:11:47,707 --> 00:11:50,210 (咆哮) 174 00:11:50,210 --> 00:11:52,212 (兵士たち)うわぁ…。 175 00:11:52,212 --> 00:11:54,547 (兵士たち)うわぁ! 176 00:11:54,547 --> 00:11:56,716 あれか! うそ…。 177 00:11:56,716 --> 00:12:00,887 (うなり声) 178 00:12:00,887 --> 00:12:03,890 (ジョディ)中型犬くらいの 大きさしかないのに…。 179 00:12:03,890 --> 00:12:06,693 やってみる! (リアム)よけろ アスナ! 180 00:12:11,064 --> 00:12:14,901 な 何これ!? すさまじい炎だわ。 181 00:12:14,901 --> 00:12:17,904 マジックミサイル7連! 182 00:12:22,008 --> 00:12:24,010 うそだろ!? 183 00:12:24,010 --> 00:12:26,512 ダメだ かなわないよ これ。 184 00:12:26,512 --> 00:12:29,182 ここは逃げましょう リアムくん。 くっ…。 185 00:12:29,182 --> 00:12:31,351 《想像を超える強さだ。 186 00:12:31,351 --> 00:12:34,854 それが3体も… どうすればいい?》 187 00:12:34,854 --> 00:12:36,856 そうだ… アスナ! 188 00:12:36,856 --> 00:12:38,858 ジョディさんを連れて 逃げろ! 189 00:12:38,858 --> 00:12:41,027 えっ うん! スピードスター! 190 00:12:41,027 --> 00:12:43,029 《この速度なら 大丈夫だ》 191 00:12:43,029 --> 00:12:45,865 よし こっちだ アイテムボックス! 192 00:12:45,865 --> 00:12:47,867 (うなり声) 193 00:12:47,867 --> 00:12:50,536 アメリア・エミリア・クラウディア 出ろ! 194 00:12:50,536 --> 00:12:53,706 アナザーワールド! 195 00:12:53,706 --> 00:13:02,382 /~ 196 00:13:02,382 --> 00:13:05,051 (リアム)解除! 197 00:13:05,051 --> 00:13:09,722 はぁ はぁ… うまくいった。 198 00:13:09,722 --> 00:13:12,058 紙一重だったけど。 199 00:13:12,058 --> 00:13:16,562 ラードーンジュニアが… 倒したのか? (リアム)なんとか。 200 00:13:16,562 --> 00:13:20,667 すごいな 単独で ラードーンジュニアを倒すとは…。 201 00:13:20,667 --> 00:13:22,835 しかも 3体も。 202 00:13:22,835 --> 00:13:25,138 死ぬかと思いましたけどね。 203 00:13:42,355 --> 00:13:44,357 これが魔竜…。 204 00:13:44,357 --> 00:13:46,359 リアム! リアムくん。 205 00:13:46,359 --> 00:13:48,695 2人とも 大丈夫だった? 206 00:13:48,695 --> 00:13:50,697 うん なんとかね。 207 00:13:50,697 --> 00:13:54,367 それより 今のは魔法? 前にも使ってたよね? 208 00:13:54,367 --> 00:13:58,871 そう アナザーワールドっていう魔法で 空間を作り出すんだ。 209 00:13:58,871 --> 00:14:01,374 詠唱込みで なんとか発動できて> 210 00:14:01,374 --> 00:14:04,711 その空間には 生物が入ることができる。 211 00:14:04,711 --> 00:14:08,381 そこにドラゴンを閉じ込めた ってことですか? 212 00:14:08,381 --> 00:14:11,050 えっ! じゃあ また出てきちゃうとか? 213 00:14:11,050 --> 00:14:14,053 大丈夫 まだ完全に マスターしていないから> 214 00:14:14,053 --> 00:14:17,323 中に入っているものは そのつど消滅するんだよ。 215 00:14:17,323 --> 00:14:19,992 そっか 消えちゃうのか。 216 00:14:19,992 --> 00:14:22,995 ひらめいたのね あの一瞬で。 217 00:14:22,995 --> 00:14:24,997 うん。 はえ~! 218 00:14:24,997 --> 00:14:28,334 やっぱりリアムって すごい! 攻撃魔法じゃないのに> 219 00:14:28,334 --> 00:14:31,003 そんなふうに使っちゃうなんて。 あっはっはっは…。 220 00:14:31,003 --> 00:14:34,841 <人間よ 小さき者よ。 221 00:14:34,841 --> 00:14:37,343 (ざわめき) 222 00:14:37,343 --> 00:14:40,012 何の声だ? 223 00:14:40,012 --> 00:14:46,018 (ラードーン)大きな魂を持つ 小さき人間よ。 224 00:14:46,018 --> 00:14:48,020 魔竜!? 225 00:14:48,020 --> 00:14:52,525 魔竜か。 今の人間は 私をそう呼んでいるのだな。 226 00:14:52,525 --> 00:14:55,361 違うの? 人間の尺度など> 227 00:14:55,361 --> 00:14:57,363 いちいち気にもせぬ。 228 00:14:57,363 --> 00:15:02,201 数百年もたてば また違う呼び方をされるだろう。 229 00:15:02,201 --> 00:15:06,539 大きな魂の人間よ そなたは何者だ? 230 00:15:06,539 --> 00:15:09,041 俺? ただの人間だけど…。 231 00:15:09,041 --> 00:15:13,546 それにしては 魂と肉体が釣り合っておらぬ。 232 00:15:13,546 --> 00:15:18,317 《まさか 俺が この肉体に 乗り移った大人だってことが…。 233 00:15:18,317 --> 00:15:20,319 その原因も…》 234 00:15:20,319 --> 00:15:24,490 なるほど 残念だが 私には原因までは わからぬ。 235 00:15:24,490 --> 00:15:27,326 《心を読まれた?》 236 00:15:27,326 --> 00:15:30,997 ふむ… どうやら おもしろい人生になるようだな。 237 00:15:30,997 --> 00:15:33,833 私を連れていく気はないか? 238 00:15:33,833 --> 00:15:36,502 そなたの人生を見せてほしい。 239 00:15:36,502 --> 00:15:39,172 (リアム)あなたを? 何もせぬ。 240 00:15:39,172 --> 00:15:41,507 それどころか力を貸してやろう。 241 00:15:41,507 --> 00:15:46,512 そなたが努力で築き上げた土台に 上乗せする程度の力だ。 242 00:15:48,514 --> 00:15:50,683 わかった 力を貸してほしい。 243 00:15:50,683 --> 00:15:53,019 あなたからは敵意を感じない。 244 00:15:53,019 --> 00:15:56,355 というか どこか師匠に似てる。 245 00:15:56,355 --> 00:16:01,027 ふっ ならば その大きな魂 少し間借りするぞ。 246 00:16:01,027 --> 00:16:03,029 うわ…。 なに!? 247 00:16:11,370 --> 00:16:14,173 リアム 手! 手 見て! 248 00:16:19,145 --> 00:16:22,481 魔竜を… 取り込んだというのか。 249 00:16:22,481 --> 00:16:28,154 《すごい… 全身に ラードーンの強い力を感じる》 250 00:16:28,154 --> 00:16:30,156 マジックミサイル! 251 00:16:33,659 --> 00:16:35,828 詠唱なし11本! 252 00:16:35,828 --> 00:16:40,833 それじゃあ アメリア・エミリア・クラウディア マジックミサイル! 253 00:16:42,835 --> 00:16:46,639 17本… しかも完全に制御できている。 254 00:16:51,010 --> 00:16:53,513 えっ? どうした? 255 00:16:53,513 --> 00:16:56,015 《ラードーン:引っ込めろ》 256 00:16:56,015 --> 00:16:58,684 ラードーンか。 257 00:16:58,684 --> 00:17:02,388 引っ込めろって… 俺の魔力か!? 258 00:17:05,024 --> 00:17:07,693 ラードーンの力のせいだったのか。 259 00:17:07,693 --> 00:17:10,196 (リアム)でも 2人は 大丈夫そうだったけど…。 260 00:17:10,196 --> 00:17:12,198 うん 平気だよ! 261 00:17:12,198 --> 00:17:15,701 私たちが リアムくんの 使い魔だからじゃないかしら。 262 00:17:15,701 --> 00:17:18,471 さすが魔竜の力だな。 263 00:17:18,471 --> 00:17:21,474 魔竜の脅威を取り除いてくれて 感謝する。 264 00:17:21,474 --> 00:17:25,478 あ いや こちらこそ 魔力漏れで迷惑をかけたし…。 265 00:17:25,478 --> 00:17:28,648 《いや それ以上に…》 266 00:17:28,648 --> 00:17:30,650 (リアム)アイテムボックス。 267 00:17:30,650 --> 00:17:32,818 これは? 268 00:17:32,818 --> 00:17:35,321 黄金が10キロあります。 269 00:17:35,321 --> 00:17:37,657 それを迷惑料として 受け取ってください。 270 00:17:37,657 --> 00:17:40,159 分配は お願いします。 271 00:17:40,159 --> 00:17:44,330 (リアム)負傷者は多く 復帰が長引きそうな人 優先で。 272 00:17:44,330 --> 00:17:49,001 ああ… 重ね重ね感謝する。 ありがとう。 273 00:17:49,001 --> 00:17:51,170 いやはや…。 274 00:17:51,170 --> 00:17:55,374 《アルブレビトではなく あなたが ハミルトン家の当主だったら…》 275 00:18:00,346 --> 00:18:03,516 (チャールズ)あのままでは 大変なことになっていた。 276 00:18:03,516 --> 00:18:07,520 アルブレビトの尻拭いをしてくれて 礼を言う。 277 00:18:07,520 --> 00:18:12,024 気にしないでください 父上。 放っておけない事態でしたから。 278 00:18:12,024 --> 00:18:15,861 それで 兄上はどうなるのですか? 279 00:18:15,861 --> 00:18:20,466 アルブレビトは しばらく謹慎させる。 場合によっては…。 280 00:18:20,466 --> 00:18:23,135 いや とにかく謹慎だ。 281 00:18:23,135 --> 00:18:25,137 《ギルドマスターからは> 282 00:18:25,137 --> 00:18:28,975 最悪 廃嫡もあるかもしれないと 聞いたけど…》 283 00:18:28,975 --> 00:18:33,145 ジェイムズ殿も まだ この街に滞在なさっておる。 284 00:18:33,145 --> 00:18:36,315 この話も いずれ中央に伝わる。 285 00:18:36,315 --> 00:18:40,820 誰かが表彰に来るだろう。 表彰ですか…。 286 00:18:40,820 --> 00:18:44,824 《アルブレビトの暴走の責任は 俺にもあるし…。 287 00:18:44,824 --> 00:18:48,828 って部屋まで来たけど なんて声かければいいんだ?》 288 00:18:48,828 --> 00:18:50,997 (アルブレビト)ハミルトン家は もうおしまいだ! 289 00:18:50,997 --> 00:18:52,999 (アルブレビト)クソ! (花瓶が割れる音) 290 00:18:52,999 --> 00:18:56,669 アルブレビト様 お体に障ります! 291 00:18:56,669 --> 00:19:00,339 くっ…。 アルブレビト様! 292 00:19:00,339 --> 00:19:03,342 魔竜は 別の家のリアムが退治した! 293 00:19:03,342 --> 00:19:07,046 俺がやるはずだったのに! 俺が…。 294 00:19:09,682 --> 00:19:13,352 《結局 ハミルトン家を 誰よりも守りたかったのは> 295 00:19:13,352 --> 00:19:16,022 アルブレビトなんだよな…。 296 00:19:16,022 --> 00:19:20,793 その夜 俺は夢を見た。 297 00:19:20,793 --> 00:19:25,965 目が覚めてもはっきり覚えている 不思議な夢。 298 00:19:25,965 --> 00:19:28,467 俺は魔法の練習をしていて…》 299 00:19:28,467 --> 00:19:30,469 あれは…。 300 00:19:30,469 --> 00:19:34,306 そうだ! 301 00:19:34,306 --> 00:19:36,509 新しい魔法だ! 302 00:19:38,644 --> 00:19:40,980 はっはっはっ…。 303 00:19:40,980 --> 00:19:46,819 はぁ はぁ…。 304 00:19:46,819 --> 00:19:48,821 新しい魔法は2つ。 305 00:19:48,821 --> 00:19:51,824 まず 1つは…。 306 00:19:51,824 --> 00:19:53,826 この感じ> 307 00:19:53,826 --> 00:19:56,162 アナザーワールドと同じだ。 308 00:19:56,162 --> 00:19:59,999 これまでどおり練習していけば 使えるようになる! 309 00:19:59,999 --> 00:20:06,672 /~ 310 00:20:06,672 --> 00:20:09,008 発動した! (発動音) 311 00:20:09,008 --> 00:20:12,178 (リアム)下級ドラゴン ラードーンジュニア 召喚! 312 00:20:12,178 --> 00:20:18,350 (鳴き声) 313 00:20:18,350 --> 00:20:21,020 あはは かわいいな。 314 00:20:21,020 --> 00:20:24,857 これをマスターすれば すごい戦力になりそうだ。 315 00:20:24,857 --> 00:20:28,861 (スカーレット)神聖魔法だと!? えっ 王女様!? 316 00:20:28,861 --> 00:20:32,531 《信じられん 神聖魔法の使い手がいるなんて。 317 00:20:32,531 --> 00:20:35,534 それも こんな幼い子どもが…》 318 00:20:35,534 --> 00:20:38,704 あの 王女殿下は どうして ここに? 319 00:20:38,704 --> 00:20:41,040 ん? ハミルトン卿に…。 320 00:20:41,040 --> 00:20:44,210 ああ 今は そなたもハミルトン卿だったな。 321 00:20:44,210 --> 00:20:47,213 そなたの父に 伝言を頼んだであろう。 322 00:20:47,213 --> 00:20:49,381 あ そういえば来るって…。 323 00:20:49,381 --> 00:20:52,218 えっと どういった用件ですか? 324 00:20:52,218 --> 00:20:54,720 うむ まずは勲章だ。 325 00:20:54,720 --> 00:20:56,722 魔竜討伐の功績は大きいが> 326 00:20:56,722 --> 00:21:00,893 領地を持たない少年に 男爵以上を授けるのは> 327 00:21:00,893 --> 00:21:03,062 老人どもがうるさい。 328 00:21:03,062 --> 00:21:08,234 というわけで 私の一存で 勲三等鳳凰章をやる。 329 00:21:08,234 --> 00:21:10,736 勲章ですか…。 330 00:21:10,736 --> 00:21:13,405 受け取れ。 民を安心させるには> 331 00:21:13,405 --> 00:21:17,676 魔竜を討伐した事実と 英雄の存在が必要だ。 332 00:21:17,676 --> 00:21:20,012 あ~ なるほど。 333 00:21:20,012 --> 00:21:22,848 これも貴族の務め ですね。 334 00:21:22,848 --> 00:21:25,017 次に話を聞きたい。 335 00:21:25,017 --> 00:21:27,353 どうやって魔竜を討伐したのだ? 336 00:21:27,353 --> 00:21:31,524 場合によっては 英雄譚に仕立てる必要がある。 337 00:21:31,524 --> 00:21:36,529 《確かに エピソードが詳しいほど 人々は安心するからな》 338 00:21:36,529 --> 00:21:38,531 わかりました。 339 00:21:43,369 --> 00:21:46,038 その話は間違いないのか? 340 00:21:46,038 --> 00:21:48,374 えっと… はい。 341 00:21:48,374 --> 00:21:50,709 そんなバカな…。 342 00:21:50,709 --> 00:21:54,380 いや しかし あれは間違いなく神聖魔法。 343 00:21:54,380 --> 00:21:58,884 《となると とんでもない 思い違いをしていた?》 344 00:21:58,884 --> 00:22:02,555 今の話 しばらくの間 黙っていてくれないか。 345 00:22:02,555 --> 00:22:04,557 黙っている? 346 00:22:04,557 --> 00:22:08,561 とにかく 誰にも話すな! わ わかりました。 347 00:22:11,897 --> 00:22:15,067 《リアム:次の日 いきなり 王女殿下の部下が> 348 00:22:15,067 --> 00:22:17,670 金貨3千枚を持ってきた》 349 00:22:17,670 --> 00:22:19,672 あ~…。 350 00:22:19,672 --> 00:22:24,009 《これは あれだ 口止め料だろうな…》 351 00:22:24,009 --> 00:22:26,512 (アリーナ)こんなたくさんの金貨 見たことない! 352 00:22:26,512 --> 00:22:29,181 (ドナ)リアム様 すごい! 353 00:22:29,181 --> 00:22:32,084 あ あは ははは… あ~。