1 00:00:02,294 --> 00:00:04,296 マジックミサイル! 2 00:00:04,296 --> 00:00:06,298 (リアム)マジックミサイル! 3 00:00:08,676 --> 00:00:12,012 よし うまくコントロールできた。 4 00:00:12,012 --> 00:00:14,306 あっ…。 5 00:00:14,306 --> 00:00:16,684 (アルブレビト)ここにいたのか。 兄上。 6 00:00:16,684 --> 00:00:19,311 お前 最近すごいらしいな。 7 00:00:19,311 --> 00:00:23,023 魔法が得意だって 使用人の間で持ちきりだ。 8 00:00:23,023 --> 00:00:25,317 いえ それほどでも…。 9 00:00:25,317 --> 00:00:30,322 リアム お前は将来 何になりたい? あっ…。 10 00:00:30,322 --> 00:00:34,702 《アルブレビトは ハミルトン家の長男。 次の当主。 11 00:00:34,702 --> 00:00:37,705 俺が家督を狙っていると 疑っている》 12 00:00:37,705 --> 00:00:40,040 早く独立したいですね。 13 00:00:40,040 --> 00:00:44,712 できれば 腕一本で 食べていける職業がいいです。 14 00:00:44,712 --> 00:00:49,049 フッ… ならば ハンターギルドを紹介してやろう。 15 00:02:24,144 --> 00:02:26,146 <リアム:ハンターギルドとは 16 00:02:26,146 --> 00:02:31,819 その名のとおり 獣やモンスターを狩る ハンターたちの集まる場所だ> 17 00:02:37,449 --> 00:02:39,827 なんだ? 子どもじゃねえか。 18 00:02:39,827 --> 00:02:42,454 ここは 子どもが来る場所じゃねえぞ。 19 00:02:42,454 --> 00:02:44,456 おつかいかい? 僕。 20 00:02:44,456 --> 00:02:48,168 (笑い声) 21 00:02:48,168 --> 00:02:50,170 (リアム)ギルドマスターですか? 22 00:02:50,170 --> 00:02:55,175 リアム・ハミルトンだな。 アルブレビト様から話は聞いている。 23 00:02:55,175 --> 00:02:58,178 早速だが 試験を受けてもらう。 24 00:02:58,178 --> 00:03:02,474 実力以上のところに送り込んで 死なれちゃ困るからな。 25 00:03:02,474 --> 00:03:06,478 なるほど。 何か得意な攻撃魔法をやってみろ。 26 00:03:06,478 --> 00:03:09,189 ゆっくり詠唱してもいいぞ。 27 00:03:09,189 --> 00:03:13,193 詠唱? ハッ 詠唱も知らんのか。 28 00:03:13,193 --> 00:03:16,196 まぁ いい 俺に撃ってこい。 29 00:03:18,198 --> 00:03:20,868 《今は幻影を使っているから 30 00:03:20,868 --> 00:03:23,871 全力を出せないけど しかたない》 31 00:03:23,871 --> 00:03:26,206 (マジックミサイルの発射音) 32 00:03:26,206 --> 00:03:28,876 なっ…。 33 00:03:28,876 --> 00:03:32,504 なんだ!? 今のは。 あんな魔法 見たことないぜ。 34 00:03:32,504 --> 00:03:34,506 上級魔法か? 35 00:03:34,506 --> 00:03:36,508 (アスナ)あっ…。 36 00:03:36,508 --> 00:03:40,512 やるな その力なら Cランク…。 37 00:03:40,512 --> 00:03:43,891 いや Bランクのライセンスを出してやる。 38 00:03:51,231 --> 00:03:54,526 (リアム)Bランクって どの程度なんだろう? 39 00:03:54,526 --> 00:03:57,529 ねぇ 君 ハミルトンの人って 本当? 40 00:03:57,529 --> 00:04:00,532 えっ? うん リアム・ハミルトンです。 41 00:04:00,532 --> 00:04:04,244 あたしはアスナ。 アスナ・アクアエイジ! 42 00:04:04,244 --> 00:04:06,538 ねぇ リアム 一緒に狩りに行かない? 43 00:04:06,538 --> 00:04:08,540 狩りって危険だし 44 00:04:08,540 --> 00:04:10,542 パーティー組んだほうが いろいろ安心じゃん? 45 00:04:10,542 --> 00:04:12,920 あぁ…。 ねっ ねっ。 46 00:04:12,920 --> 00:04:14,922 《積極的だな…。 47 00:04:14,922 --> 00:04:18,550 でも 明るくて 結構好きなタイプだ》 48 00:04:18,550 --> 00:04:22,930 わかった よろしく。 そうこなくっちゃ! 49 00:04:22,930 --> 00:04:26,934 (リアム)そういえば 何も依頼を受けてなかったな。 50 00:04:26,934 --> 00:04:29,937 あぁ 普通 依頼を受けて狩りをするのは 51 00:04:29,937 --> 00:04:31,939 Aランク以上なんだよ。 52 00:04:31,939 --> 00:04:34,566 Bランク以下は…。 53 00:04:34,566 --> 00:04:36,568 ガルルルル…。 54 00:04:36,568 --> 00:04:38,946 こういう危険なヤツを見つけて 倒して 55 00:04:38,946 --> 00:04:40,948 報酬をもらうんだよ。 56 00:04:40,948 --> 00:04:42,950 ガルルルル…。 57 00:04:42,950 --> 00:04:46,286 えっ!? いっ いきなり囲まれちゃった! 58 00:04:46,286 --> 00:04:48,956 ちょっと まずいね。 大丈夫。 59 00:04:48,956 --> 00:04:52,793 トドメは任せていい? えっ どうするの? 60 00:04:52,793 --> 00:04:54,962 こうするのさ。 ノーム! 61 00:04:58,966 --> 00:05:00,968 むっ!? 62 00:05:04,304 --> 00:05:07,307 アスナ! やるじゃない あとは任せて! 63 00:05:07,307 --> 00:05:09,309 やあっ! 64 00:05:11,311 --> 00:05:15,315 (みんな)おぉ…。 いったい 何体あるんだ!? 65 00:05:15,315 --> 00:05:17,985 全部で42体だっけ? 66 00:05:17,985 --> 00:05:21,321 うん 42体。 すごいな お前たち。 67 00:05:21,321 --> 00:05:24,992 その力を見込んで 依頼したいことがあるんだが…。 68 00:05:24,992 --> 00:05:26,994 (2人)うん? 69 00:05:26,994 --> 00:05:34,001 (アスナの鼻歌) 70 00:05:34,001 --> 00:05:37,629 うれしそうだね。 だって 直接の依頼だよ! 71 00:05:37,629 --> 00:05:41,008 実力を 認めてもらったってことだもん! 72 00:05:41,008 --> 00:05:46,638 近いうちにお偉いさんが通るから その前に倒せって話だけど…。 73 00:05:46,638 --> 00:05:48,640 でっかいイモ虫か~。 74 00:05:48,640 --> 00:05:52,352 このモンスター あたし 苦手かも…。 75 00:05:52,352 --> 00:05:55,355 《リアム:モンスターは 体内に魔石を持っている。 76 00:05:55,355 --> 00:05:58,025 そのせいか 時に魔法を使ったり 77 00:05:58,025 --> 00:06:01,028 高度な戦闘術を駆使したりする。 78 00:06:01,028 --> 00:06:04,364 獣と比べて 危険度は格段に跳ね上がる。 79 00:06:04,364 --> 00:06:07,034 今日は 幻影を使っていない。 80 00:06:07,034 --> 00:06:09,661 万全を期して挑むんだ》 81 00:06:09,661 --> 00:06:13,373 (2人)ハァ ハァ ハァ…。 82 00:06:13,373 --> 00:06:16,376 困ったね…。 困ったな…。 83 00:06:19,379 --> 00:06:21,673 ((あいつ どんだけ硬いの!? 84 00:06:21,673 --> 00:06:25,677 (リアム)まさか 手持ちの魔法が 全部効かないとは!)) 85 00:06:25,677 --> 00:06:30,390 あ~あ せっかく依頼してもらったのに…。 86 00:06:30,390 --> 00:06:34,686 いっそ 空から隕石でも降ってきて 直撃しないかなぁ。 87 00:06:34,686 --> 00:06:38,398 あっ ふむ…。 (アスナ)な~んてね あ~あ…。 88 00:06:38,398 --> 00:06:42,069 ナイスだ アスナ! その作戦でいこう! 89 00:06:42,069 --> 00:06:44,071 えっ? 90 00:06:44,071 --> 00:06:46,073 キエー! 91 00:06:46,073 --> 00:06:48,075 イモ虫さん こっち こっち! 92 00:06:48,075 --> 00:06:50,077 キエー! (アスナ)リアム! 93 00:06:50,077 --> 00:06:52,704 アイテムボックス 岩を出せ! 94 00:06:55,415 --> 00:06:57,417 えぇ!? 95 00:07:00,087 --> 00:07:03,715 こんなに早く しかも2体だと!? 96 00:07:03,715 --> 00:07:07,719 エネミーサーチの魔法を使ったら もう1体 見つけました。 97 00:07:07,719 --> 00:07:11,431 どうやって倒したんだ!? 想像もつかないぞ…。 98 00:07:11,431 --> 00:07:15,102 両方 同じってことは 確立したやり方だ。 99 00:07:15,102 --> 00:07:17,437 お偉いさんが来るっていうのに 100 00:07:17,437 --> 00:07:21,108 1体でも逃したら 大変なことになったよね? 101 00:07:21,108 --> 00:07:23,735 そうだな 危なかった…。 102 00:07:23,735 --> 00:07:26,113 5倍の報酬で どうだ? 103 00:07:26,113 --> 00:07:28,740 フフフ。 アハ。 104 00:07:35,455 --> 00:07:38,458 早速 活躍したそうだな。 兄上。 105 00:07:38,458 --> 00:07:42,462 ハンターギルドに推薦した私の目に 狂いはなかった。 106 00:07:42,462 --> 00:07:45,132 これからも励めよ。 107 00:07:47,134 --> 00:07:50,762 あれ リアムのお兄さん? なんか やな感じ。 108 00:07:50,762 --> 00:07:55,475 《長男にとって 他の兄弟は邪魔なだけだからな》 109 00:07:58,145 --> 00:08:00,772 《リアム:あれが 例のお偉いさんか。 110 00:08:00,772 --> 00:08:05,152 父上たちの あの態度 よほど偉い人みたいだな》 111 00:08:07,154 --> 00:08:09,156 あっ こっち見た! 112 00:08:09,156 --> 00:08:12,492 お偉いさんに見初められたら 出世しちゃうかも! 113 00:08:12,492 --> 00:08:15,495 《今 俺を見た?》 114 00:08:17,497 --> 00:08:20,167 《なんで ここに?》 115 00:08:20,167 --> 00:08:22,502 (ジェイムズ)ジェイムズ・スタンリーだ。 116 00:08:22,502 --> 00:08:26,798 リアム・ハミルトンです。 ハミルトン? チャールズの? 117 00:08:26,798 --> 00:08:31,178 五男です。 まぁ それはどうでもよい。 118 00:08:31,178 --> 00:08:34,181 お前はレイモンドと どんな関係だ? 119 00:08:34,181 --> 00:08:38,185 レイモンド? その指輪 レイモンドの物だろう。 120 00:08:38,185 --> 00:08:41,188 えっ? 121 00:08:41,188 --> 00:08:43,190 殺して 奪ったか? 122 00:08:43,190 --> 00:08:47,194 違います! これは師匠からもらった物です! 123 00:08:47,194 --> 00:08:49,196 うん? 師匠? 124 00:08:50,697 --> 00:08:54,034 フハハハハ アヤツらしい。 125 00:08:54,034 --> 00:08:58,330 いちばん危険なところに 潜り込むあたりが いかにもだ。 126 00:08:58,330 --> 00:09:02,042 そうか 弟子をとったか フフ。 127 00:09:02,042 --> 00:09:06,713 よし サイモン そこに立っておれ。 (サイモン)はっ。 128 00:09:06,713 --> 00:09:11,051 (ジェイムズ)リアムよ お前の最も得意な攻撃魔法を 129 00:09:11,051 --> 00:09:13,345 アヤツに全力で放ってみろ。 130 00:09:13,345 --> 00:09:15,347 実力が見たい。 131 00:09:15,347 --> 00:09:17,349 わかりました。 132 00:09:24,731 --> 00:09:26,733 フウ…。 133 00:09:26,733 --> 00:09:30,070 《リアム:詠唱… 調べたら 詠唱すると 134 00:09:30,070 --> 00:09:33,740 一時的に放出する魔力の上限を 上げられるらしい。 135 00:09:33,740 --> 00:09:39,079 それは 「魂を揺さぶる」 より自分の心に響く言葉がいい。 136 00:09:39,079 --> 00:09:44,751 これは 俺が敬愛してやまない 憧れの歌姫たちの名前》 137 00:09:44,751 --> 00:09:49,381 アメリア・エミリア・クラウディア…。 138 00:09:49,381 --> 00:09:52,384 マジックミサイル 11連! 139 00:09:52,384 --> 00:09:54,386 ふんっ! 140 00:09:54,386 --> 00:09:56,388 《詠唱なしの限界が 7。 141 00:09:56,388 --> 00:09:59,391 詠唱付きで11まで限界突破だ!》 142 00:09:59,391 --> 00:10:02,102 ぐふっ! うっ…。 143 00:10:02,102 --> 00:10:07,107 ハハハハハハ やつの得意な多重魔法か。 144 00:10:07,107 --> 00:10:09,401 いい いいぞ お前。 145 00:10:09,401 --> 00:10:11,403 はあ…。 146 00:10:11,403 --> 00:10:14,114 五男で ハンターをしているということは 147 00:10:14,114 --> 00:10:16,783 将来の独立を 見据えているのだな? 148 00:10:16,783 --> 00:10:22,122 ならば 騎士の位をやろう。 それで独立するがよい。 149 00:10:22,122 --> 00:10:24,124 えっ? えっ!? 150 00:10:24,124 --> 00:10:28,420 < こうして俺は 成人するまでは ハミルトンの家にいるが 151 00:10:28,420 --> 00:10:32,424 事実上 家から独り立ちしたのだった> 152 00:10:37,429 --> 00:10:39,431 (ジェイムズ)これで 正式に騎士じゃ。 153 00:10:39,431 --> 00:10:42,809 といっても 別段 やってもらうことはない。 154 00:10:42,809 --> 00:10:45,812 お前の兄から 敵視されなくなるだけでも 155 00:10:45,812 --> 00:10:47,814 大きいだろう。 156 00:10:47,814 --> 00:10:49,816 ありがとうございます。 157 00:10:49,816 --> 00:10:53,445 もっとも お前の父親は複雑だろうな。 158 00:10:53,445 --> 00:10:57,824 それほどの力 家のために 利用しようと思ったはずだ。 159 00:10:57,824 --> 00:10:59,826 あっ…。 160 00:11:02,829 --> 00:11:04,831 あぁ…。 161 00:11:04,831 --> 00:11:08,460 まぁ 別の形で 協力してやればいい。 162 00:11:08,460 --> 00:11:13,465 功績はハミルトンのものとなろう。 はい。 163 00:11:13,465 --> 00:11:18,178 さて レイモンドは 実に イタズラ好きだった。 164 00:11:18,178 --> 00:11:22,474 やつに何か 「してやられた」 と思ったことはないか? 165 00:11:22,474 --> 00:11:24,476 あっ あります。 166 00:11:24,476 --> 00:11:28,855 つい最近のことですが アイテムボックスの特訓をしていて…。 167 00:11:28,855 --> 00:11:31,858 ((湖の水を全部吸い込め! 168 00:11:41,493 --> 00:11:45,205 水の中に混ざってたのか。 169 00:11:45,205 --> 00:11:47,207 防水されてる…。 170 00:11:47,207 --> 00:11:49,209 師匠からだ! 171 00:11:49,209 --> 00:11:52,504 (レイモンド)「リアムへ お前が これを 読んでいるということは 172 00:11:52,504 --> 00:11:56,216 アイテムボックスの使い方を マスターしたんだろう」。 173 00:11:56,216 --> 00:11:58,510 行動を読まれてる…。 174 00:11:58,510 --> 00:12:02,514 (レイモンド)「金塊だと入らないから 砂金を湖にばらまいた。 175 00:12:02,514 --> 00:12:06,518 100キロある。 この黄金は俺からの卒業祝いだ」。 176 00:12:06,518 --> 00:12:08,520 師匠…。 177 00:12:08,520 --> 00:12:11,898 (レイモンド)「追伸 もらうのが 申し訳ないと思うんなら 178 00:12:11,898 --> 00:12:14,901 なんで ちょうど100キロなのかを 当てるといい。 179 00:12:14,901 --> 00:12:16,903 卒業試験だ」。 180 00:12:16,903 --> 00:12:19,531 卒業試験? 181 00:12:19,531 --> 00:12:21,533 師匠のアイテムボックスから 182 00:12:21,533 --> 00:12:25,537 ちょうど 100キロを出した ってことじゃないのか?)) 183 00:12:25,537 --> 00:12:29,541 ということが ありまして…。 184 00:12:29,541 --> 00:12:33,920 断言しよう その黄金は目くらましだ。 185 00:12:33,920 --> 00:12:36,548 えっ? 本当の卒業祝いは 186 00:12:36,548 --> 00:12:38,550 その近くにある。 187 00:12:38,550 --> 00:12:40,927 わからないように仕込まれている。 188 00:12:40,927 --> 00:12:45,932 それが 真のお宝 本当の卒業祝いだ。 189 00:12:48,935 --> 00:12:51,563 (リアム)アイテムボックス。 190 00:12:51,563 --> 00:12:54,566 湖の水を全部吸い込め! 191 00:13:01,573 --> 00:13:04,576 この湖に 何があるんだ? 192 00:13:06,578 --> 00:13:08,955 金塊だと入らない? 193 00:13:08,955 --> 00:13:12,292 金塊だと 湖の水を吸い込んだときに 194 00:13:12,292 --> 00:13:14,961 一緒にアイテムボックスに入らないから 195 00:13:14,961 --> 00:13:19,966 砂金にして水と混ぜた? ってことだよな…。 196 00:13:19,966 --> 00:13:25,305 あっ 逆に 湖に残すものを 砂金だけにしてみたら…。 197 00:13:25,305 --> 00:13:27,307 砂金を吐き出せ! 198 00:13:30,977 --> 00:13:35,982 これで 湖に金塊だけが残るのと 同じ状態に…。 199 00:13:40,612 --> 00:13:42,614 あっ…。 200 00:13:46,326 --> 00:13:51,331 ハア そりゃわからないよ 師匠…。 201 00:14:00,632 --> 00:14:04,636 (レイモンド)「リアムへ これが本当の卒業祝いだ。 202 00:14:04,636 --> 00:14:08,348 お前に最上級魔法の魔導書を渡す。 203 00:14:08,348 --> 00:14:10,350 俺には 使えなかった。 204 00:14:10,350 --> 00:14:13,353 お前に使えることを祈ってる」。 205 00:14:16,022 --> 00:14:18,358 『アナザーワールド』。 206 00:14:18,358 --> 00:14:20,652 どんな魔法だろう? 207 00:14:20,652 --> 00:14:22,654 まっ どんな魔法だろうと 208 00:14:22,654 --> 00:14:25,657 魔導書どおりに練習するまでだ。 209 00:14:28,368 --> 00:14:30,662 《リアム:数時間は 210 00:14:28,368 --> 00:14:30,662 たっただろうか…。 211 00:14:30,662 --> 00:14:33,039 一度もアナザーワールドは発動しない》 212 00:14:33,039 --> 00:14:36,376 アナザーワールド! あっ…。 213 00:14:36,376 --> 00:14:38,378 < でも 焦る必要はない。 214 00:14:38,378 --> 00:14:42,048 魔導書の示す正しい手順を 丁寧にこなす。 215 00:14:42,048 --> 00:14:44,050 それだけだ> 216 00:14:47,053 --> 00:14:49,389 アナザーワールド! 217 00:14:51,391 --> 00:14:53,393 やった! 218 00:14:53,393 --> 00:14:55,395 扉? 219 00:15:02,402 --> 00:15:04,404 「アナザーワールドとは 220 00:15:04,404 --> 00:15:07,699 別の世界に空間を作り出す魔法。 221 00:15:07,699 --> 00:15:11,703 空間の広さは 術者の練度と魔力に比例する。 222 00:15:11,703 --> 00:15:14,706 術者の許可なく侵入はできない。 223 00:15:14,706 --> 00:15:19,419 完全にマスターすれば 中に納めたものは消えない。 224 00:15:19,419 --> 00:15:21,421 そして…」。 225 00:15:21,421 --> 00:15:26,426 アイテムボックスと似てるけど ここには命あるものが入れる。 226 00:15:26,426 --> 00:15:29,095 つまり 人間も入れる! 227 00:15:29,095 --> 00:15:31,097 じゃあ 家を建てたりとか!? 228 00:15:31,097 --> 00:15:33,099 拠点? 秘密基地? 229 00:15:33,099 --> 00:15:35,101 夢が広がる! 230 00:15:35,101 --> 00:15:37,437 ありがとう 師匠! 231 00:15:45,111 --> 00:15:48,114 サラマンダーよ 出てこい! 232 00:15:51,743 --> 00:15:53,745 (鳴き声) 233 00:15:53,745 --> 00:15:55,747 炎も ダメか。 234 00:15:55,747 --> 00:15:58,458 (鳴き声) 235 00:15:58,458 --> 00:16:01,461 きた! アナザーワールド! 236 00:16:01,461 --> 00:16:04,130 入って! うっ うん! 237 00:16:04,130 --> 00:16:06,758 (鳴き声) 238 00:16:06,758 --> 00:16:10,136 うわぁ 外にいたら危なかった~。 239 00:16:14,974 --> 00:16:16,976 あとは 2人で集中攻撃だ! 240 00:16:16,976 --> 00:16:18,978 うん! 241 00:16:18,978 --> 00:16:23,983 うおっ… 確かに ジャイアントフロッグの魔石だ。 242 00:16:23,983 --> 00:16:26,653 なに? 依頼出したの そっちじゃない。 243 00:16:26,653 --> 00:16:30,990 だが Aランクの依頼だぞ!? もっと苦戦するものだと…。 244 00:16:30,990 --> 00:16:33,993 いや ここは さすがだと言うべきだな。 245 00:16:33,993 --> 00:16:35,995 ありがとう リアム。 246 00:16:35,995 --> 00:16:39,290 あっ…。 あぁ それに アスナもな。 247 00:16:39,290 --> 00:16:43,670 む~。 すまん 今のは わざとじゃないんだ。 248 00:16:43,670 --> 00:16:46,673 ううん あたしもわかってる。 249 00:16:46,673 --> 00:16:49,008 もっと強くならないとね。 250 00:16:49,008 --> 00:16:51,678 でないと リアムに置いてかれちゃう。 251 00:16:51,678 --> 00:16:54,848 アスナ…。 あっ あぁ…。 252 00:16:54,848 --> 00:16:58,309 そうだ それなら 使い魔になったら どうだ? 253 00:16:58,309 --> 00:17:02,313 (リアム/アスナ)使い魔? 魔法使いと魔物が契約すること? 254 00:17:02,313 --> 00:17:04,315 魔物とは かぎらない。 255 00:17:04,315 --> 00:17:09,028 戦力的に有利だから 大抵は魔物と契約するだけだ。 256 00:17:09,028 --> 00:17:12,031 ねぇ 契約したら どうなるの? 257 00:17:12,031 --> 00:17:17,036 契約を結んでしまうと 主人の命令には逆らえない。 258 00:17:17,036 --> 00:17:21,708 だが 主人の力しだいで 使い魔側の能力が上がる。 259 00:17:21,708 --> 00:17:24,711 主人を守れるように強くなるんだ。 260 00:17:24,711 --> 00:17:28,339 能力が上がる!? アスナ? 261 00:17:28,339 --> 00:17:30,717 ねぇ リアム…。 262 00:17:30,717 --> 00:17:33,720 契約 してくれない? 263 00:17:33,720 --> 00:17:35,722 《ドキッ…》 264 00:17:35,722 --> 00:17:38,725 いっ いいけど 逆らえなくなるんだよ? 265 00:17:38,725 --> 00:17:41,352 大丈夫 あたし リアムを信じてるから。 266 00:17:41,352 --> 00:17:43,354 変なことはしないって。 267 00:17:43,354 --> 00:17:46,357 もし そうだとしても 別にいいし…。 268 00:17:46,357 --> 00:17:49,068 (リアム)えっ? なっ なんでもない! 269 00:17:49,068 --> 00:17:52,739 とにかくさ ねっ お願い! 270 00:17:52,739 --> 00:17:55,074 (みんな)おぉ…。 271 00:17:55,074 --> 00:18:01,080 では 使い魔契約を行う。 俺が見届け人となる。 272 00:18:01,080 --> 00:18:04,083 手の甲を 彼女に差し出して 273 00:18:04,083 --> 00:18:06,377 その手にキスを。 274 00:18:09,088 --> 00:18:11,090 アスナ? 275 00:18:18,389 --> 00:18:20,391 あぁ…。 276 00:18:23,394 --> 00:18:25,396 なっ…。 えっ? えっ!? 277 00:18:25,396 --> 00:18:27,398 (アスナ)後ろだよ ウフ。 278 00:18:27,398 --> 00:18:30,777 なっ 何をしたの? 速く動いただけ。 279 00:18:30,777 --> 00:18:32,779 (みんな)おぉ! 280 00:18:32,779 --> 00:18:35,406 (アスナ)契約終わった瞬間に 声が聞こえてさ。 281 00:18:35,406 --> 00:18:39,410 ユニークスキル スピードスターっていうのが 覚醒したって。 282 00:18:39,410 --> 00:18:44,415 ユニークスキルだと!? これが 使い魔契約…。 283 00:18:44,415 --> 00:18:47,126 もっと調べてみたいな…。 284 00:18:47,126 --> 00:18:51,422 でも 相手のことがあるから ちょっと試すってわけにもなぁ。 285 00:18:51,422 --> 00:18:55,426 相手なら 心当たりがあるよ。 (リアム)えっ? 286 00:18:57,804 --> 00:19:00,807 こちら ジョディさん。 ベテランのハンターで 287 00:19:00,807 --> 00:19:02,809 いろいろ お世話になってるの。 288 00:19:02,809 --> 00:19:05,144 (ジョディ)お話は わかりました。 289 00:19:05,144 --> 00:19:08,147 アスナちゃんったら 急にきれいになったから 290 00:19:08,147 --> 00:19:12,151 てっきり いい人ができたのかと ウフフフ…。 291 00:19:12,151 --> 00:19:14,821 それは 置いといて…。 292 00:19:14,821 --> 00:19:17,156 ジョディさん オススメだよ。 293 00:19:17,156 --> 00:19:19,450 すっごい戦力になると思う! 294 00:19:19,450 --> 00:19:22,161 えっと ジョディさん 295 00:19:22,161 --> 00:19:26,165 そういう訳でして… いかがでしょうか? 296 00:19:26,165 --> 00:19:29,460 私で力になれるのでしたら。 297 00:19:29,460 --> 00:19:31,838 (みんな)おぉ! 298 00:19:36,843 --> 00:19:40,179 あらぁ 懐かしい顔ですねぇ。 299 00:19:40,179 --> 00:19:42,849 あっ これがスキルなのですね。 300 00:19:42,849 --> 00:19:44,851 なっ…。 わぁ! 301 00:19:44,851 --> 00:19:48,855 まさか またユニークスキル!? 若返りだけじゃなくて? 302 00:19:48,855 --> 00:19:51,482 ジョディさんは どんなスキル? 303 00:19:51,482 --> 00:19:53,860 ちょっと 待っててくださいね。 304 00:19:56,195 --> 00:19:58,489 (ジョディ)ただいま戻りました。 305 00:19:58,489 --> 00:20:01,200 (2人)サンドイッチ? 306 00:20:01,200 --> 00:20:03,202 はい。 307 00:20:03,202 --> 00:20:05,496 あなた ひどいおケガ。 308 00:20:05,496 --> 00:20:07,874 これを 召し上がってください。 309 00:20:07,874 --> 00:20:09,876 はあ…。 310 00:20:14,714 --> 00:20:16,716 うん うまい。 311 00:20:16,716 --> 00:20:18,718 なっ!? 312 00:20:20,887 --> 00:20:22,889 ケガが治ってる! 313 00:20:22,889 --> 00:20:26,893 私の料理 ケガを治す効果が出るようです。 314 00:20:26,893 --> 00:20:30,063 わぁ! まるで奇跡だ。 315 00:20:30,063 --> 00:20:32,065 アハハ…。 316 00:20:34,233 --> 00:20:36,903 王女殿下が お見えになる。 317 00:20:36,903 --> 00:20:39,906 王女って お姫様? 318 00:20:39,906 --> 00:20:43,910 (ジェイムズ)うむ 我らがジャミール王国の第一王女 319 00:20:43,910 --> 00:20:47,246 スカーレット殿下だ。 なっ なんで? 320 00:20:47,246 --> 00:20:51,918 弱冠12歳ながら ハンターギルドのAランク討伐を達成。 321 00:20:51,918 --> 00:20:55,254 同時魔法最大11の魔法使い。 322 00:20:55,254 --> 00:20:59,550 使い魔を進化 若返りさせる魔力の持ち主。 323 00:20:59,550 --> 00:21:01,928 なっ…。 スカーレット殿下は 324 00:21:01,928 --> 00:21:04,263 お前に いたく興味を持たれた。 325 00:21:04,263 --> 00:21:06,265 えぇ!? 326 00:21:06,265 --> 00:21:10,269 殿下は 特に お前の使い魔に興味を持っておる。 327 00:21:10,269 --> 00:21:12,939 殿下の前で実演するといい。 328 00:21:12,939 --> 00:21:14,941 あっ…。 どうした? 329 00:21:14,941 --> 00:21:17,944 それ 断れませんか? 330 00:21:17,944 --> 00:21:20,571 なに? なぜだ!? 331 00:21:20,571 --> 00:21:24,283 彼女たちは仲間です 見世物じゃない。 332 00:21:26,285 --> 00:21:28,579 《俺の命令は 絶対服従だ。 333 00:21:28,579 --> 00:21:31,958 だからこそ 頼み事すらしたくない》 334 00:21:31,958 --> 00:21:35,795 王女殿下なのだぞ。 であってもです。 335 00:21:35,795 --> 00:21:37,964 ふむ…。 336 00:21:37,964 --> 00:21:40,299 もうよい 下がれ。 337 00:21:40,299 --> 00:21:42,301 はい。 338 00:21:46,305 --> 00:21:49,600 申し訳ありません 殿下。 339 00:21:49,600 --> 00:21:53,312 よい そなたに責はない。 340 00:21:55,982 --> 00:21:58,317 (スカーレット)おもしろい少年だ。 341 00:21:58,317 --> 00:22:02,321 だが わらわの前でも 同じことが言えるかな? 342 00:22:02,321 --> 00:22:04,323 フフ…。