1 00:00:04,004 --> 00:00:07,675 (フローラ)すっ すごい これが魔法。 2 00:00:07,675 --> 00:00:10,010 <リアム:パルタ大公の庶子フローラ。 3 00:00:10,010 --> 00:00:12,304 彼女もまた 俺とファミリアで 4 00:00:12,304 --> 00:00:15,015 使い魔契約をした ひとりだ。 5 00:00:15,015 --> 00:00:18,310 パルタからの輿入れとして この街に住んでいる> 6 00:00:18,310 --> 00:00:20,688 わぁ…。 消せる? 7 00:00:20,688 --> 00:00:23,691 やってみます。 8 00:00:23,691 --> 00:00:25,693 あっ。 問題ないみたいだね。 9 00:00:25,693 --> 00:00:28,320 これって みんなが使える 魔法なんですよね? 10 00:00:28,320 --> 00:00:31,323 (リアム)うん 道路から それぞれの家まで 11 00:00:31,323 --> 00:00:33,701 ハイ・ミスリル銀を 敷いていく予定だから。 12 00:00:33,701 --> 00:00:35,703 かまどの火起こしとか…。 (レイナ)ファイアー! 13 00:00:35,703 --> 00:00:37,705 (レイナ)ウォーター! 井戸から水を汲む魔法も 14 00:00:37,705 --> 00:00:41,041 開発しようと思う。 火や水まで…。 15 00:00:41,041 --> 00:00:44,044 せっかくの ハイ・ミスリル銀の鉱脈だもの。 16 00:00:44,044 --> 00:00:47,715 戦いだけじゃなく 有効活用したいしね。 17 00:00:47,715 --> 00:00:50,050 でも 貴重なハイ・ミスリル銀を 18 00:00:50,050 --> 00:00:53,053 庶民の生活に 使ってしまうなんて…。 19 00:00:53,053 --> 00:00:55,723 なんだか もったいない気がして…。 20 00:00:55,723 --> 00:00:57,725 (リアム)いや これでいいんだ。 21 00:00:57,725 --> 00:01:00,060 明るさと 火と水。 22 00:01:00,060 --> 00:01:02,354 これらが 便利に利用できれば 23 00:01:02,354 --> 00:01:05,357 みんなが 自由に使える時間も増えるだろ。 24 00:01:05,357 --> 00:01:09,737 つまり 出来る事が もっと増える。 25 00:01:09,737 --> 00:01:12,072 これは やるべきことなんだ。 26 00:01:12,072 --> 00:01:15,367 《やっぱり リアムさんはすごい。 27 00:01:15,367 --> 00:01:19,747 パルタでは 大公や貴族が 民の生活のことを考えるなんて 28 00:01:19,747 --> 00:01:21,749 ありえなかったのに…》 29 00:01:21,749 --> 00:01:24,084 この国は すごいです。 30 00:01:24,084 --> 00:01:26,086 作り始めて まだ間もないのに 31 00:01:26,086 --> 00:01:29,757 もうパルタの都よりも 便利な暮らしをしています。 32 00:01:29,757 --> 00:01:33,385 レイナが ここは まるで 魔法都市だって言ってた。 33 00:01:33,385 --> 00:01:35,387 本当に そうしたいと思うんだ。 34 00:01:35,387 --> 00:01:38,098 あっ わぁ…。 おぉ…。 35 00:01:38,098 --> 00:01:41,101 (電話)(ガイ)主 聞こえるでござるか? 36 00:01:41,101 --> 00:01:44,104 ガイ? 37 00:01:44,104 --> 00:01:46,106 どうした? 38 00:01:46,106 --> 00:01:49,109 (電話)主と会見をしたいと 申し出ている者がいるでござる。 39 00:01:49,109 --> 00:01:51,403 会見? 何者だ? 40 00:01:51,403 --> 00:01:55,407 (電話)キスタドールのドラグーンと その隊長と名乗っているでござる。 41 00:01:55,407 --> 00:01:58,118 ドラグーン!? 知ってるの? 42 00:01:58,118 --> 00:02:02,790 (フローラ)はっ はい。 ドラグーンは ドラゴンを駆る竜騎兵の部隊です。 43 00:02:02,790 --> 00:02:07,127 キスタドールのドラグーンは その練度の高さで有名です。 44 00:02:07,127 --> 00:02:11,799 彼らのドラゴンは 犬のように従順で 獅子のように勇猛だと…。 45 00:02:11,799 --> 00:02:15,135 竜騎兵… すごそうだ。 46 00:02:17,805 --> 00:02:19,807 (ガイ)主。 あっ…。 47 00:02:19,807 --> 00:02:22,810 (ガイ)連れてきたでござる。 48 00:02:22,810 --> 00:02:24,812 これがドラグーン…。 49 00:02:24,812 --> 00:02:26,814 ぎゃあ~! なんだ!? 50 00:02:26,814 --> 00:02:28,816 ぐるる…。 落ち着け! 51 00:02:28,816 --> 00:02:30,818 (シーラ)どういうことですの!? これは。 52 00:02:30,818 --> 00:02:33,445 ぐるるる…。 わかりません 竜どもが突然! 53 00:02:33,445 --> 00:02:35,447 なにかに怯えているようです! 54 00:02:35,447 --> 00:02:38,450 どうしたんだ? きゃあ! 55 00:02:38,450 --> 00:02:40,828 でっ 殿下 その者です! 56 00:02:40,828 --> 00:02:44,164 竜どもは その者に怯えています。 えっ? 57 00:02:46,458 --> 00:02:49,461 (リアム)竜が俺に怯えてる? なんで? 58 00:02:49,461 --> 00:02:52,464 (ラードーン)ふふっ トカゲどもの… そうだな 59 00:02:52,464 --> 00:02:55,175 生存本能を刺激したようだな。 60 00:02:55,175 --> 00:02:57,177 生存本能? 61 00:02:57,177 --> 00:03:01,181 (ラードーン)獣によくある反応だ 強者に怯えている。 62 00:03:01,181 --> 00:03:04,310 ラードーンジュニアと 見た目が似てるけど…。 63 00:03:04,310 --> 00:03:06,312 我と我の仔らを 64 00:03:06,312 --> 00:03:08,856 あんなトカゲどもと 一緒にしないでもらいたい! 65 00:03:08,856 --> 00:03:11,483 見た目に共通点があるのは 認めよう。 66 00:03:11,483 --> 00:03:14,486 だが それは 人間とヒトデくらいの差がある! 67 00:03:14,486 --> 00:03:16,488 全然違うな! 68 00:03:16,488 --> 00:03:19,199 (リアム)ごめん 見た目だけで判断してしまった。 69 00:03:19,199 --> 00:03:22,494 (ラードーン)ふん わかってくれれば それでよい。 70 00:03:22,494 --> 00:03:24,872 オーッホッホッホッホ! 71 00:03:24,872 --> 00:03:29,877 えっと…。 わたくしの名はシーラ。 シーラ・オーストレーム。 72 00:03:29,877 --> 00:03:35,215 キスタドール第十九王女にして オーストレーム家の初代当主ですわ。 73 00:03:35,215 --> 00:03:38,886 おぉ… 19 素数だ。 74 00:03:38,886 --> 00:03:42,890 あなたが 魔物の国の王 リアム・ハミルトンですわね。 75 00:03:42,890 --> 00:03:44,892 そうだけど。 よろしい。 76 00:03:44,892 --> 00:03:48,896 では さっそく あなたに決闘を申し込みますわ。 77 00:03:48,896 --> 00:03:52,232 はい? けっとうって なに? 78 00:03:52,232 --> 00:03:54,234 愚問ですわね。 79 00:03:54,234 --> 00:03:57,237 人と人が わかり合うためには 何をすべきか? 80 00:03:57,237 --> 00:03:59,531 えっと お酒を酌み交わしたり…。 81 00:03:59,531 --> 00:04:01,909 拳を交えることですわ! 82 00:04:01,909 --> 00:04:03,911 えぇ…。 うむ うむ…。 83 00:04:03,911 --> 00:04:07,247 オーッホッホッホッホ! 驚いているようですわね。 84 00:04:07,247 --> 00:04:09,917 えぇ 言いたいことは わかりますとも。 85 00:04:09,917 --> 00:04:11,919 あっ わかるんだ。 86 00:04:11,919 --> 00:04:14,254 てっきり わからないタイプの人かと…。 87 00:04:14,254 --> 00:04:16,256 男と女が わかり合うには 88 00:04:16,256 --> 00:04:19,551 情交を結ぶのが手っ取り早いと 言いたいのでしょう? 89 00:04:19,551 --> 00:04:25,265 けど 残念ながら あなたは子供 私は生娘。 90 00:04:25,265 --> 00:04:28,268 つまり 今回は情交では不可能。 91 00:04:28,268 --> 00:04:30,938 次善の策をとるしかないのですわ。 92 00:04:30,938 --> 00:04:33,565 《やっぱり わかってないタイプの人だった!》 93 00:04:33,565 --> 00:04:35,567 えっと…。 94 00:04:35,567 --> 00:04:37,945 さぁ わたくしと戦いなさい! 95 00:04:37,945 --> 00:04:41,281 それで あなたが 我がキスタドールと盟を結ぶのに 96 00:04:41,281 --> 00:04:45,285 ふさわしい相手かどうかを 見極めて差し上げますわ! 97 00:04:45,285 --> 00:04:47,955 《盟を結ぶ? 98 00:04:47,955 --> 00:04:49,957 つまり 同盟ってことか》 99 00:04:49,957 --> 00:04:53,585 だったら やらないわけには いかないかもね。 100 00:04:53,585 --> 00:04:56,588 《リアム:ジャミール王国 パルタ公国 101 00:04:56,588 --> 00:04:58,966 そして キスタドール王国。 102 00:04:58,966 --> 00:05:00,968 隣接する三国とは 103 00:05:00,968 --> 00:05:03,971 未だ 何の盟も結べていない。 104 00:05:03,971 --> 00:05:06,974 ジャミールは スカーレットの輿入れが 決まっているけど 105 00:05:06,974 --> 00:05:10,602 アイジーの一件で どう転ぶかは わからない。 106 00:05:10,602 --> 00:05:13,313 パルタも フローラを送り込んできたけど 107 00:05:13,313 --> 00:05:16,608 いきさつを考えれば微妙なままだ。 108 00:05:16,608 --> 00:05:19,611 降ってわいたような キスタドールとの同盟。 109 00:05:19,611 --> 00:05:21,613 わけのわからない姫様だけど…。 110 00:05:21,613 --> 00:05:25,325 なんとなく 悪人ではない気がする》 111 00:05:25,325 --> 00:05:29,329 わかった やろう。 オーッホッホッホッホ! 112 00:05:29,329 --> 00:05:32,624 そう来なくては。 場所は? ここでいい? 113 00:05:32,624 --> 00:05:34,626 えぇ。 114 00:05:34,626 --> 00:05:38,338 では 遠慮なく いきますわよ! 115 00:05:38,338 --> 00:05:40,340 《消えた!?》 116 00:05:40,340 --> 00:05:44,344 アブソリュート・シールド! マジックを11枚 フォースを12枚! 117 00:05:47,014 --> 00:05:50,017 対物理障壁? やりますわね! 118 00:05:50,017 --> 00:05:53,020 後ろ!? じゃなく 左!? 119 00:05:53,020 --> 00:05:55,355 これはどうかしら? 120 00:05:55,355 --> 00:05:59,651 なっ!? 対魔障壁もあるのね ならば…。 121 00:05:59,651 --> 00:06:02,362 《声は聞こえるのに 姿は見えない。 122 00:06:02,362 --> 00:06:04,364 ものすごい速さで 移動してるのか?》 123 00:06:04,364 --> 00:06:07,034 (ラードーン)よけろ! あっ! 124 00:06:07,034 --> 00:06:09,369 (リアム)あれは…。 (ラードーン)魔法剣だ。 125 00:06:09,369 --> 00:06:12,039 (ラードーン)純粋な魔法でもなく 物理でもない。 126 00:06:12,039 --> 00:06:16,043 どっちのアブソリュート・シールドでも 対処できない攻撃か! 127 00:06:16,043 --> 00:06:20,380 オーッホッホッホッホ! リアム・ハミルトン 敗れたり! 128 00:06:20,380 --> 00:06:22,382 トドメ 行きますわ! 129 00:06:22,382 --> 00:06:24,384 くっ…。 130 00:06:24,384 --> 00:06:26,678 (シーラ)観念なさったのかしら。 131 00:06:26,678 --> 00:06:30,057 むっ まさか わたくしの動きが!? 132 00:06:30,057 --> 00:06:32,392 (シーラ)いえ これでどうかしら! 133 00:06:32,392 --> 00:06:34,394 あっ! まぐれじゃない…。 134 00:06:34,394 --> 00:06:37,064 わたくしの速度に ついて来ている!? 135 00:06:37,064 --> 00:06:39,066 こういうことだ。 136 00:06:39,066 --> 00:06:41,693 これは…。 魔力の霧だよ。 137 00:06:41,693 --> 00:06:45,405 君の速さは 俺が知覚できる限界を超えていた。 138 00:06:45,405 --> 00:06:49,076 だから 目で追うんじゃなく この霧を探知機にしたんだ。 139 00:06:49,076 --> 00:06:52,079 君が移動した部分は 霧が欠ける。 140 00:06:52,079 --> 00:06:54,414 魔力と肉体を連携させて 141 00:06:54,414 --> 00:06:57,417 欠けた部分に指が 吸い寄せられるようにしたんだ。 142 00:06:57,417 --> 00:06:59,419 (シーラ)そんなことで…。 143 00:06:59,419 --> 00:07:02,422 ふふっ 面白いわ あなた。 144 00:07:02,422 --> 00:07:06,093 もう いいの? あなたの力は わかりましてよ。 145 00:07:06,093 --> 00:07:08,095 その魔力と使い方 146 00:07:08,095 --> 00:07:12,724 キスタドールにいれば 首席宮廷魔術師に 取り立ててあげられますわ。 147 00:07:12,724 --> 00:07:15,727 オーッホッホッホッホ! 148 00:07:15,727 --> 00:07:19,439 落ち着いて話をしたいのだけど いいかしら? 149 00:07:19,439 --> 00:07:21,441 うん じゃあ…。 150 00:07:23,610 --> 00:07:27,239 こっ これは どういうことなのかしら 幻術? 151 00:07:27,239 --> 00:07:30,242 テレポートっていうラードーンの魔法だよ。 152 00:07:30,242 --> 00:07:33,620 竜の王冠ね。 えっ りゅうのおうかん? 153 00:07:33,620 --> 00:07:35,622 違いますの? あっ えっと…。 154 00:07:35,622 --> 00:07:37,958 (ラードーン)合っている 我のことだ。 155 00:07:37,958 --> 00:07:40,252 あぁ うん そうらしい。 156 00:07:40,252 --> 00:07:43,964 なるほど その魔法を 多く体得しているって 157 00:07:43,964 --> 00:07:47,634 聞いていたけれど どうやら本当のようですわね。 158 00:07:49,636 --> 00:07:52,639 それで 同盟をって話だよね? 159 00:07:52,639 --> 00:07:55,809 オーッホッホッホッホ その通りでしてよ。 160 00:07:55,809 --> 00:07:57,811 《リアム:ジャミールもパルタも 161 00:07:57,811 --> 00:08:00,105 姫を嫁がせるという話を 持ってきた。 162 00:08:00,105 --> 00:08:02,649 また そういう話かな…》 163 00:08:02,649 --> 00:08:04,651 なにか条件は? 164 00:08:04,651 --> 00:08:06,653 軍事的な不可侵条約。 165 00:08:06,653 --> 00:08:08,989 大きなところは それだけでしてよ。 166 00:08:08,989 --> 00:08:11,283 えっ? それだけ? (シーラ)えぇ。 167 00:08:11,283 --> 00:08:13,285 あぁ…。 168 00:08:13,285 --> 00:08:15,287 《リアム:なんか話がうますぎる。 169 00:08:15,287 --> 00:08:18,999 同盟を結ぶ以上 軍事的な不可侵なんて当たり前だ。 170 00:08:18,999 --> 00:08:23,003 「それだけ」って… なにか裏があるのか?》 171 00:08:23,003 --> 00:08:26,006 疑っているという顔ですわね。 172 00:08:26,006 --> 00:08:28,008 有り体に言えば。 173 00:08:28,008 --> 00:08:30,302 「竜の王冠には手を出すな」。 174 00:08:30,302 --> 00:08:34,681 それが 我がキスタドールに代々伝わる 言い伝えでしてよ。 175 00:08:34,681 --> 00:08:36,683 《竜の王冠って…》 176 00:08:36,683 --> 00:08:38,685 ラードーンと何があったんだ? 177 00:08:38,685 --> 00:08:41,313 国を滅ぼされかけましたの。 178 00:08:41,313 --> 00:08:43,315 《リアム:本当か?》 179 00:08:43,315 --> 00:08:45,317 ふん。 180 00:08:45,317 --> 00:08:47,319 《リアム:三竜戦争 絡みのことかな?》 181 00:08:47,319 --> 00:08:50,697 それもあって このたび ドラグーンを率いるわたくしが 182 00:08:50,697 --> 00:08:53,325 遣わされましたの。 もし本当に 183 00:08:53,325 --> 00:08:56,328 竜の王冠の力を 継いでいる者であれば 184 00:08:56,328 --> 00:08:59,331 竜たちが何かしら反応するはず。 185 00:08:59,331 --> 00:09:01,333 あっ…。 186 00:09:01,333 --> 00:09:04,044 結果は 予想以上でしたわ。 187 00:09:04,044 --> 00:09:07,047 ドラグーンの竜が 乗り手の命令に抗うなんて。 188 00:09:07,047 --> 00:09:09,049 あなたには 間違いなく…。 あぁ…。 189 00:09:09,049 --> 00:09:11,718 竜の王冠の何かが あるということ! 190 00:09:11,718 --> 00:09:18,058 なるほど。 で 同盟の話 どうかしら? 191 00:09:18,058 --> 00:09:20,060 《どう思う?》 192 00:09:20,060 --> 00:09:22,354 (ラードーン)お前の国だ 好きにするがいい。 193 00:09:22,354 --> 00:09:26,733 《今回は お前も絡んでるんだから 少しはアドバイスしてよ》 194 00:09:26,733 --> 00:09:29,069 なら 受けるといい。 195 00:09:29,069 --> 00:09:31,071 敵は少ない方がいい。 196 00:09:31,071 --> 00:09:33,740 どれほどの軍事力を 持った国だとしても 197 00:09:33,740 --> 00:09:36,368 敵は ひとつまでに 留めておくのが賢明だ。 198 00:09:36,368 --> 00:09:38,370 《リアム:わかった》 199 00:09:38,370 --> 00:09:41,081 同盟の話 受けさせてもらう。 200 00:09:41,081 --> 00:09:45,377 オーッホッホッホッホ! それが賢明でしてよ。 201 00:09:45,377 --> 00:09:50,382 《そうか ラードーンの力を持った 相手との交渉だもんな。 202 00:09:50,382 --> 00:09:52,384 虚勢を張ってたんだ》 203 00:09:52,384 --> 00:09:55,387 ラードーン お前 いったい何をやったんだ? 204 00:09:55,387 --> 00:09:57,389 ふん。 205 00:09:57,389 --> 00:10:00,392 (シーラ)では そういうことで。 (リアム)うん。 206 00:10:00,392 --> 00:10:03,770 そういえば 調べても わからなかったのですけど 207 00:10:03,770 --> 00:10:07,774 あなたの国の名前 なんですの? 国の名前…。 208 00:10:07,774 --> 00:10:09,776 《まだ決めてなかった》 209 00:10:09,776 --> 00:10:11,778 えっと… えっ? あっ…。 210 00:10:15,115 --> 00:10:17,784 えぇ!? ラードーン!? どうしたんだ? 211 00:10:17,784 --> 00:10:20,412 (ラードーン)国の名は リアム・ラードーン。 212 00:10:20,412 --> 00:10:24,416 我が 全権を与える人間が治める国だ。 213 00:10:24,416 --> 00:10:27,419 リッ リアム…。 ラードーン…。 214 00:10:27,419 --> 00:10:30,422 「我も絡んでいる」ようだからな。 (シーラ)うっ…。 215 00:10:30,422 --> 00:10:32,424 (リアム)あっ さっきの仕返し!? 216 00:10:32,424 --> 00:10:35,427 <リアム:ラードーンの名を冠した国。 217 00:10:35,427 --> 00:10:39,806 ラードーンが自ら顕現して宣言した リアム・ラードーンの名は 218 00:10:39,806 --> 00:10:42,142 俺の格を思いっきり上げ 219 00:10:42,142 --> 00:10:45,437 あっという間に 全世界に知れ渡ることになる> 220 00:10:45,437 --> 00:10:47,814 まったく 子供か。 221 00:10:47,814 --> 00:10:50,150 <ラードーンに毒づく俺は 222 00:10:50,150 --> 00:10:52,819 そのことに まだ気づいていなかった> 223 00:10:56,156 --> 00:10:59,451 <ラードーンが引っ込んだ後も 動揺が残るシーラと 224 00:10:59,451 --> 00:11:01,828 軽めの打合せを続けた。 225 00:11:01,828 --> 00:11:05,165 キスタドールとリアム・ラードーンの同盟の話。 226 00:11:05,165 --> 00:11:08,168 正式な調印は シーラが一度持ち帰って 227 00:11:08,168 --> 00:11:10,462 後日ということで まとまった> 228 00:11:10,462 --> 00:11:13,465 《ラードーンのことが 頭から離れないのかな? 229 00:11:13,465 --> 00:11:17,177 リアム・ラードーンって名前は ちょっと恥ずかしいけど 230 00:11:17,177 --> 00:11:21,473 シーラの反応から 戦争の抑止力にはなりそうだ》 231 00:11:21,473 --> 00:11:23,475 今日は ここまでにしよう。 232 00:11:23,475 --> 00:11:26,478 宿を用意させたから 案内するよ。 233 00:11:29,481 --> 00:11:31,858 あら? こっ これは…。 234 00:11:31,858 --> 00:11:33,860 どうかした? 235 00:11:33,860 --> 00:11:36,488 街が明るいですわ! 236 00:11:36,488 --> 00:11:39,491 ほとんどの窓から 明かりが漏れている! 237 00:11:39,491 --> 00:11:42,202 ライトの魔法だよ。 魔法? 238 00:11:42,202 --> 00:11:44,496 古代の記憶っていうか 239 00:11:44,496 --> 00:11:47,499 道路をベースに 魔導書の代わりになるものを 240 00:11:47,499 --> 00:11:49,501 全部 建物に伸ばしてあって…。 241 00:11:49,501 --> 00:11:52,879 魔導書を… 建物に伸ばした!? 242 00:11:52,879 --> 00:11:56,883 まっ まぁ 方法はともかく 建物の中にいると 243 00:11:56,883 --> 00:11:59,511 魔法を使えるようになる仕組を 作ったんだ。 244 00:11:59,511 --> 00:12:02,514 ぜっ 全部の建物に!? 全部に。 245 00:12:06,893 --> 00:12:09,062 何もないのに光ってますわ! 246 00:12:09,062 --> 00:12:11,064 ウォーター。 (シーラ)えぇ!? 247 00:12:11,064 --> 00:12:13,358 今 水を出しましたわよ? えっ? 248 00:12:13,358 --> 00:12:16,903 それも魔法。 照明と水と火。 249 00:12:16,903 --> 00:12:20,240 この3つは どの家にいても 使えるようにしたんだ。 250 00:12:20,240 --> 00:12:25,245 夜が深まるにつれ 街の明かりが増えて 251 00:12:25,245 --> 00:12:27,914 まるで不夜城ですわね。 252 00:12:27,914 --> 00:12:30,750 (リアム)その言い方 ちょっと かっこいいかも。 253 00:12:30,750 --> 00:12:33,253 こんなこと いったい どうやって? 254 00:12:33,253 --> 00:12:35,922 ハイ・ミスリル銀の鉱脈があったから 255 00:12:35,922 --> 00:12:40,260 それを魔導書代わりにして 街中に張り巡らせたんだ。 256 00:12:40,260 --> 00:12:42,554 ハイ・ミスリル銀まで!? 257 00:12:42,554 --> 00:12:44,931 そうなると 軍事力の方も…。 258 00:12:44,931 --> 00:12:47,267 えっ? いえ なんでもないですわ。 259 00:12:47,267 --> 00:12:49,561 (シーラ)これほどの規模にわたって 260 00:12:49,561 --> 00:12:51,938 皆が 魔法を使っているのであれば 261 00:12:51,938 --> 00:12:55,275 魔晶石も さぞかしすごいことに なっているのでしょうね。 262 00:12:55,275 --> 00:12:57,277 ましょおせき? 263 00:12:57,277 --> 00:12:59,279 知りませんの? なぁに それ? 264 00:12:59,279 --> 00:13:01,281 オーッホッホッホッホ! おぉ…。 265 00:13:01,281 --> 00:13:04,409 いいですわ 特別に教えてさしあげてよ。 266 00:13:04,409 --> 00:13:07,287 魔晶石は 様々な たとえがありますが 267 00:13:07,287 --> 00:13:09,956 わたくしが 一番 気にいっているのは 268 00:13:09,956 --> 00:13:12,292 「うんこ」ですわ。 269 00:13:12,292 --> 00:13:15,962 うっ うんこ? えぇ 排泄物のことですわ。 270 00:13:15,962 --> 00:13:17,964 はっ はあ…。 271 00:13:17,964 --> 00:13:21,301 《王女の口から そんな言葉が飛び出すなんて…》 272 00:13:21,301 --> 00:13:25,305 ここで言う うんこは 「肥料になる」という意味ですわ。 273 00:13:25,305 --> 00:13:27,307 魔晶石というのは 274 00:13:27,307 --> 00:13:29,601 魔法を使ったときに 漏れ出した魔力が 275 00:13:29,601 --> 00:13:31,603 堆積されてできたものですわ。 276 00:13:31,603 --> 00:13:34,606 ロウソクの燃やしカスのようなもの。 277 00:13:34,606 --> 00:13:38,610 魔法を使った時 余分な魔力が 空気中に飛び散って 278 00:13:38,610 --> 00:13:41,988 それが積み重なって 魔晶石になるのですわ。 279 00:13:41,988 --> 00:13:43,990 なるほど。 280 00:13:43,990 --> 00:13:46,993 ライト。 えっ? あなた いま 281 00:13:46,993 --> 00:13:48,995 本当に魔法を使いましたの? 282 00:13:48,995 --> 00:13:51,998 無駄な魔力が 一切 出なかったのだけれど…。 283 00:13:51,998 --> 00:13:55,001 あぁ ラードーンに 魔力の効率化の訓練を 284 00:13:55,001 --> 00:13:59,631 やらされたんだ。 今は100%の効率で出来てるって。 285 00:13:59,631 --> 00:14:02,842 ひゃく ぱーせんと? うん。 286 00:14:02,842 --> 00:14:06,638 普通 人間は100%の効率で 魔法を使うことなんて 287 00:14:06,638 --> 00:14:10,016 できませんわ! いやぁ 大変だったよ。 288 00:14:10,016 --> 00:14:13,019 そういう問題じゃありませんわ! 289 00:14:13,019 --> 00:14:15,021 (2人)ようこそ シーラさま。 290 00:14:16,523 --> 00:14:19,526 魔力のロスがないって そんなにすごい事なのか? 291 00:14:19,526 --> 00:14:23,154 そうでもなければ あれほどのレベルアップはできまい? 292 00:14:23,154 --> 00:14:27,158 つまり 普通の人間は かなり魔力をロスしてるってこと? 293 00:14:27,158 --> 00:14:29,869 (ラードーン)その通りだ。 ふ~ん。 294 00:14:29,869 --> 00:14:32,872 (ラードーン)逆に 敢えて非効率にやってみろ。 295 00:14:32,872 --> 00:14:35,166 非効率にか… こうかな? 296 00:14:35,166 --> 00:14:38,878 マジック・ミサイル! 297 00:14:38,878 --> 00:14:42,173 (ラードーン)ほう 一気に0%に振れるとはな。 298 00:14:42,173 --> 00:14:44,175 そうしろって指示だろ? 299 00:14:44,175 --> 00:14:46,886 (ラードーン)ふふ 今さら おまえの才能に驚くのも 300 00:14:46,886 --> 00:14:49,889 バカらしいがな。 あっ…。 301 00:14:49,889 --> 00:14:53,893 (ラードーン)見ろ ロスして 空気中に放出された魔力だ。 302 00:14:53,893 --> 00:14:56,563 これが… まるで蛍みたいだ。 303 00:14:56,563 --> 00:14:58,898 詩的だな。 我の目には 304 00:14:58,898 --> 00:15:02,193 太陽光の下で漂う ホコリのようにしか見えぬ。 305 00:15:02,193 --> 00:15:04,195 あははは…。 306 00:15:04,195 --> 00:15:06,197 地面に積もって…。 307 00:15:06,197 --> 00:15:08,199 (ラードーン)だから ホコリと言っただろ? 308 00:15:08,199 --> 00:15:11,911 これが積もり積もって 結晶化したのが 魔晶石だ。 309 00:15:11,911 --> 00:15:15,206 この都市の規模なら すでにできているかもしれんな。 310 00:15:15,206 --> 00:15:17,208 えっ? 311 00:15:17,208 --> 00:15:19,210 魔力感知。 312 00:15:23,923 --> 00:15:25,925 微弱な魔力を感じる。 313 00:15:25,925 --> 00:15:28,219 こっちか。 314 00:15:28,219 --> 00:15:31,598 (リアム)この下か。 315 00:15:31,598 --> 00:15:34,934 これか。 (ラードーン)うむ それが魔晶石だ。 316 00:15:34,934 --> 00:15:36,936 これで 何ができるんだ? 317 00:15:36,936 --> 00:15:38,938 (ラードーン)なにも。 えっ? 318 00:15:38,938 --> 00:15:42,609 (ラードーン)気づいているだろう? 徐々に 魔力が失われている。 319 00:15:42,609 --> 00:15:45,779 やがて 魔力のない ただの石となるだろう。 320 00:15:45,779 --> 00:15:48,239 何もできないのか…。 321 00:15:48,239 --> 00:15:51,951 魔法に関わる何かできないか ちょっと期待したのに…。 322 00:15:51,951 --> 00:15:53,953 ただ 貴重ではある。 323 00:15:53,953 --> 00:15:56,247 稀に 魔法が飛び交った戦場跡などで 324 00:15:56,247 --> 00:15:58,249 発掘されたりする。 325 00:15:58,249 --> 00:16:01,628 故に ついた別名が 「ブラッドソウル」。 326 00:16:01,628 --> 00:16:05,632 同じ大きさのダイヤモンドに比べて 数倍の値がつく。 327 00:16:05,632 --> 00:16:07,967 ふ~ん… って えぇ!? 328 00:16:07,967 --> 00:16:11,262 こっ これが同じサイズのダイヤの数倍!? 329 00:16:11,262 --> 00:16:14,265 もしかして これ 国の特産になって 330 00:16:14,265 --> 00:16:16,643 かなりの収入源になるんじゃ!? 331 00:16:19,270 --> 00:16:22,982 (ブルーノ)リアム陛下。 召喚に応じ 参上いたしました。 332 00:16:22,982 --> 00:16:26,653 そんなに かしこまらなくていいよ ブルーノ兄さん。 333 00:16:26,653 --> 00:16:29,280 それより まずは ありがとう。 334 00:16:29,280 --> 00:16:31,991 アイジーの件 上手くいってるみたいだね。 335 00:16:31,991 --> 00:16:34,285 もったいないお言葉! 私は ただ 336 00:16:34,285 --> 00:16:37,288 陛下の代理として 動いてるにすぎません。 337 00:16:37,288 --> 00:16:41,000 それでも ありがとう。 恐悦至極に存じます。 338 00:16:41,000 --> 00:16:43,670 今日は 兄さんに ちょっと相談があるんだ。 339 00:16:43,670 --> 00:16:46,005 なんなりと。 これを見て。 340 00:16:46,005 --> 00:16:49,008 これは… もしや魔晶石? 341 00:16:49,008 --> 00:16:53,012 うん。 実は これの 安定生産の目処がついたんだ。 342 00:16:53,012 --> 00:16:56,015 えっ 魔晶石を安定生産? 343 00:16:56,015 --> 00:16:58,017 そっ そのようなことが 可能なのですか? 344 00:16:58,017 --> 00:17:00,019 できる! 345 00:17:00,019 --> 00:17:03,022 <リアム:俺は ハイ・ミスリル銀を使った 街のインフラのこと。 346 00:17:03,022 --> 00:17:07,026 この街では 誰もが日常的に 魔法を使えること。 347 00:17:07,026 --> 00:17:09,696 だから 魔晶石が生産できることを 348 00:17:09,696 --> 00:17:12,031 順序立てて説明した> 349 00:17:12,031 --> 00:17:16,703 ハイ・ミスリル銀 インフラ 魔晶石…。 350 00:17:16,703 --> 00:17:20,039 で これの取り引きについての 相談なんだ。 351 00:17:20,039 --> 00:17:22,333 わっ わたくしに それを!? うん。 352 00:17:22,333 --> 00:17:25,712 むぅ…。 その反応ってことは 353 00:17:25,712 --> 00:17:27,714 やっぱり 魔晶石ってお金になるの? 354 00:17:27,714 --> 00:17:31,342 はい 美しさと稀少さを 兼ね備えておりますので。 355 00:17:31,342 --> 00:17:35,346 さらに 魔晶石の模様は 同じものが ふたつとないため 356 00:17:35,346 --> 00:17:38,892 模様次第でも より高値がつくことがございます。 357 00:17:38,892 --> 00:17:41,352 そうなんだ。 えっ? ありがとうございます 陛下! 358 00:17:41,352 --> 00:17:43,354 おまかせいただけるのであれば 359 00:17:43,354 --> 00:17:45,732 陛下に最大の利益を もたらせるよう 360 00:17:45,732 --> 00:17:48,359 粉骨砕身の覚悟で臨みます! 361 00:17:48,359 --> 00:17:52,363 (リアム)まずは現物を… これを見て。 362 00:17:52,363 --> 00:17:55,366 なるほど 若い魔晶石ですね。 363 00:17:55,366 --> 00:17:58,077 これなら 若者や新興貴族を中心に 364 00:17:58,077 --> 00:18:00,079 大いに需要が 見込めることでしょう。 365 00:18:00,079 --> 00:18:02,081 若い? はい。 366 00:18:02,081 --> 00:18:05,084 最近作られたもの という意味でございます。 367 00:18:05,084 --> 00:18:07,086 (ブルーノ)色の層と層の間隔が 空いているのが 368 00:18:07,086 --> 00:18:09,088 おわかりになりますか? 369 00:18:09,088 --> 00:18:11,382 これが 地中で歳月を経たものですと 370 00:18:11,382 --> 00:18:15,386 層の間隔が狭くなって よりキレイになるのです。 371 00:18:15,386 --> 00:18:19,098 どれくらい経てば? 300年ほど必要だとか。 372 00:18:19,098 --> 00:18:22,769 稀少ということもあって 最低でも5倍の値がつきます。 373 00:18:22,769 --> 00:18:26,105 300年か… それなら なんとかなるな。 374 00:18:26,105 --> 00:18:29,400 えっ? ダストボックス! 375 00:18:29,400 --> 00:18:32,403 この箱の中は 1時間で1年経過する。 376 00:18:32,403 --> 00:18:35,114 これまでは お酒の熟成に使っていたけど 377 00:18:35,114 --> 00:18:38,409 2週間も置いておけば 300年になる。 378 00:18:38,409 --> 00:18:42,121 もしそれが本当なら 地上に ひとつしかないような 379 00:18:42,121 --> 00:18:45,124 唯一無二の宝石を作ることも 可能かと。 380 00:18:45,124 --> 00:18:47,126 ふふ…。 381 00:18:47,126 --> 00:18:49,796 (ブルーノ)いよいよですね。 (リアム)あぁ。 382 00:18:49,796 --> 00:18:52,131 <リアム:魔晶石をダストボックスに入れ 383 00:18:52,131 --> 00:18:55,134 500時間ほど経過させた> 384 00:18:55,134 --> 00:18:58,429 おぉ! ずいぶん縮んだなぁ。 385 00:18:58,429 --> 00:19:01,432 たしかに縮んだ分 キレイになった。 386 00:19:01,432 --> 00:19:03,434 層が はっきり鮮明に見える。 387 00:19:03,434 --> 00:19:05,812 500年経つと こうなるんだ。 388 00:19:05,812 --> 00:19:08,147 はい さすがでございます 陛下。 389 00:19:08,147 --> 00:19:10,149 本当に このわずかな間で 390 00:19:10,149 --> 00:19:12,443 500年を経過させてしまうなんて。 391 00:19:12,443 --> 00:19:15,822 そういう魔法だから。 では こちらに。 392 00:19:17,824 --> 00:19:21,160 すごい! これに入れると よりキレイに見える。 393 00:19:21,160 --> 00:19:24,455 魔法みたいだ。 魔法ではございません。 394 00:19:24,455 --> 00:19:27,166 商人の領分 小技でございます。 395 00:19:27,166 --> 00:19:29,669 いや 頼んでよかった ありがとう。 396 00:19:29,669 --> 00:19:31,838 恐悦至極に存じます。 397 00:19:31,838 --> 00:19:33,840 (リアム)アイテムボックス! 398 00:19:33,840 --> 00:19:37,176 じゃあ これを アイテムボックスの中に入れてと…。 399 00:19:37,176 --> 00:19:39,470 これで 「向こう」に渡るはずだ。 400 00:19:39,470 --> 00:19:42,181 <リアム:シーラとの話がまとまった後 401 00:19:42,181 --> 00:19:45,184 こちらからも キスタドールに友好を示すため 402 00:19:45,184 --> 00:19:47,854 エルフの使節団を派遣した。 403 00:19:47,854 --> 00:19:52,191 その中に エルフの姿をした 俺の幻影を紛れこませて> 404 00:19:52,191 --> 00:19:57,196 我が国 リアム・ラードーンからの 友好の証にと。 405 00:19:57,196 --> 00:19:59,198 こっ これは! 406 00:19:59,198 --> 00:20:02,201 これほど見事な魔晶石は 見たことがない。 407 00:20:02,201 --> 00:20:04,495 本物ですの? 鑑定士! 408 00:20:04,495 --> 00:20:06,497 はっ。 409 00:20:06,497 --> 00:20:10,877 これは… 紛うことなく本物でございます。 410 00:20:10,877 --> 00:20:12,879 推定するに 400…。 411 00:20:12,879 --> 00:20:15,214 あぁ いや 500年ものかと。 412 00:20:15,214 --> 00:20:17,216 (3人)えっ ごひゃくねん!? 413 00:20:19,218 --> 00:20:21,512 今度は うまくいくといいんだけど。 414 00:20:21,512 --> 00:20:23,514 それは どういう意味でございますか? 415 00:20:23,514 --> 00:20:27,894 前に 銀貨を作って 周辺国に技術力をアピールしたんだ。 416 00:20:27,894 --> 00:20:30,229 でも それだけだと 攻撃的すぎるから 417 00:20:30,229 --> 00:20:33,524 干ばつの地方に 水を支援することにした。 418 00:20:33,524 --> 00:20:36,235 今回は 同盟国に使節団を派遣し 419 00:20:36,235 --> 00:20:38,905 贈り物に宝石を持たせた。 420 00:20:38,905 --> 00:20:42,241 友好を示すには 無難なやり方だと思うんだ。 421 00:20:42,241 --> 00:20:45,536 なるほど それとなく力のアピールをしつつ 422 00:20:45,536 --> 00:20:47,538 決して やりすぎないように。 423 00:20:47,538 --> 00:20:50,541 うん 剛柔一体ってやつだよ。 424 00:20:50,541 --> 00:20:52,919 その2つを 自然とやってのけるとは 425 00:20:52,919 --> 00:20:56,255 さすがでございます 感服いたしました。 426 00:20:56,255 --> 00:20:58,257 《スカーレットの提案から始まって 427 00:20:58,257 --> 00:21:01,260 ラードーンの考えを ミックスさせた考えだ》 428 00:21:03,262 --> 00:21:05,556 あっ リアム様! 429 00:21:05,556 --> 00:21:07,934 お疲れ様 どうだった? はい。 430 00:21:07,934 --> 00:21:12,271 キスタドールの王妃様は 魔晶石を すごく気に入っておいででした。 431 00:21:12,271 --> 00:21:14,941 最初は 本物だと 信じられなかったようです。 432 00:21:14,941 --> 00:21:16,943 あれ程の魔晶石 433 00:21:16,943 --> 00:21:19,278 それだけで 大農園ひとつは買えるとかで…。 434 00:21:19,278 --> 00:21:21,280 そんなに高価になるの!? 435 00:21:21,280 --> 00:21:24,283 それで これらの贈り物をいただきました。 436 00:21:24,283 --> 00:21:28,287 お返しをくれたってことは 友好関係を結べたってことだな。 437 00:21:28,287 --> 00:21:32,959 はい 後日シーラ様が パルタ ジャミールとの関係のことも 438 00:21:32,959 --> 00:21:34,961 アドバイスに 来てくださるとのことです。 439 00:21:34,961 --> 00:21:36,963 それは助かる! 440 00:21:36,963 --> 00:21:40,299 周辺国と争わなくていいのなら それに越したことはない。 441 00:21:40,299 --> 00:21:43,970 リアム様とは ぜひ友好関係を 保ちたいとのことでした。 442 00:21:43,970 --> 00:21:45,972 (リアム)そうか。 443 00:21:45,972 --> 00:21:47,974 < いきなり現れた封印の地。 444 00:21:47,974 --> 00:21:51,310 それを虎視眈々と狙っていた 3つの国> 445 00:21:51,310 --> 00:21:53,604 これで 一息つけそうだ。 446 00:21:56,315 --> 00:21:59,610 (アスナ)リアム! アスナ ジョディさん。 447 00:21:59,610 --> 00:22:03,322 もう リアムったら 忙しいのはわかるけど 448 00:22:03,322 --> 00:22:06,617 たまには冒険に行こうよ。 (ジョディ)そうね。 449 00:22:06,617 --> 00:22:09,620 久しぶりにギルドに顔を出すのも 悪くないわよ。 450 00:22:09,620 --> 00:22:11,998 なるほど。 あぁ でも 451 00:22:11,998 --> 00:22:15,001 アルブレビト兄さんに出会ったら 気まずいしなぁ…。 452 00:22:15,001 --> 00:22:17,628 えっ 今さら? 大国と渡り合う 453 00:22:17,628 --> 00:22:21,340 王様になったのに? 兄さんは 兄さんだからさ…。 454 00:22:21,340 --> 00:22:24,635 まぁ そういうものかも しれないわねぇ。 455 00:22:24,635 --> 00:22:26,637 (アルブレビト)くっ リアムのやつめ…。 456 00:22:26,637 --> 00:22:29,640 いずれ俺に 泣きついてきても知らんぞ! 457 00:22:29,640 --> 00:22:31,642 (クリス)ご主人様! わぶっ…。 458 00:22:31,642 --> 00:22:33,644 (スラルン)りあむさまぁ! (スラポン)おうさま~! 459 00:22:33,644 --> 00:22:35,646 (スラルン/スラポン)遊んで 遊んで~。 また海水浴 行こ~! 460 00:22:35,646 --> 00:22:38,357 いつまでも 成長しないでござるな。 461 00:22:38,357 --> 00:22:41,360 いまの主は それどころでないでござるよ。 462 00:22:41,360 --> 00:22:45,364 なんだと!? やるか 脳筋! かかってくるでござる! 463 00:22:45,364 --> 00:22:47,366 あははは…。 464 00:22:49,368 --> 00:22:51,370 (スカーレット)主 おかえりなさいませ。 465 00:22:51,370 --> 00:22:53,372 あれ? 何かの会議? 466 00:22:53,372 --> 00:22:56,375 (アルカード)えぇ キスタドールが 接触してきたことで 467 00:22:56,375 --> 00:22:59,378 ジャミールとパルタの動き方にも 変化が出るかと。 468 00:22:59,378 --> 00:23:02,673 それぞれの情報を 共有しておこうかと。 469 00:23:02,673 --> 00:23:06,677 そっか 今後はそういう会議も 行わないとだね。 470 00:23:06,677 --> 00:23:09,055 (スカーレット)いえ 私たちでできることは 471 00:23:09,055 --> 00:23:11,057 私たちが行います。 472 00:23:11,057 --> 00:23:16,062 ですから主は 神竜様と共に ご自身の道をお進み下さい。 473 00:23:16,062 --> 00:23:18,064 俺の道かぁ…。 474 00:23:21,192 --> 00:23:24,904 (リアム)さぁ ラードーン 今日も 新しい魔法の特訓をしてくれ。 475 00:23:24,904 --> 00:23:28,574 あきれたやつだ 自分の道を行けと言われたのに 476 00:23:28,574 --> 00:23:31,202 やはり魔法か。 もちろん。 477 00:23:31,202 --> 00:23:34,914 だって これが一番 俺のしたいことだからさ。 478 00:23:34,914 --> 00:23:37,917 ふふっ。 それより 早く頼むよ。 479 00:23:37,917 --> 00:23:40,920 よかろう では今日 教えるのは…。 480 00:23:40,920 --> 00:23:43,923 アメリア・エミリア・クラウディア。 481 00:23:43,923 --> 00:23:45,925 ふふ…。 482 00:23:45,925 --> 00:23:48,219 新魔法!