1 00:00:03,804 --> 00:00:06,139 うわあ! すげ~な…。 2 00:00:06,139 --> 00:00:09,977 (ベルグリフ)さて… コイツをバラすのは大変だぞ…。 3 00:00:09,977 --> 00:00:12,479 (ケリー)こんなバケモノを 1人で討伐するなんて➡ 4 00:00:12,479 --> 00:00:15,983 さすがだな~。 そんなことより準備手伝ってくれ。 5 00:00:15,983 --> 00:00:17,985 あいよ~! 6 00:00:17,985 --> 00:00:21,488 (ケリー)お前のおかげで みんな 安心して山仕事ができるよ。 7 00:00:21,488 --> 00:00:24,491 別に感謝されたくて やってるわけじゃないさ。 8 00:00:24,491 --> 00:00:28,328 アハハハ! そういうとこが お前のいいところだよ! 9 00:00:28,328 --> 00:00:30,330 からかうなよ…。 10 00:00:30,330 --> 00:00:33,634 アンジェは この冬も向こうか…。 11 00:00:38,171 --> 00:00:41,675 春には会えるといいんだが…。 12 00:02:28,649 --> 00:02:31,318 (アンジェリン)んっ? 見知らぬ連中がたくさん。 13 00:02:31,318 --> 00:02:33,320 (ミリアム)ホント~。 14 00:02:33,320 --> 00:02:35,655 (アネッサ)でも あそこにいるのは 知ってるだろ? 15 00:02:35,655 --> 00:02:38,158 (ライオネル)あああ…。 (チェボルグ)ライオネル! 16 00:02:38,158 --> 00:02:40,327 だらしねえありさまじゃねぇの! 17 00:02:40,327 --> 00:02:42,329 (ドルトス)我が輩たちを 呼び出すほどに➡ 18 00:02:42,329 --> 00:02:44,331 状況が悪化しておるとは…。 19 00:02:44,331 --> 00:02:47,501 マッスル将軍! しろがねのおっちゃん! 20 00:02:47,501 --> 00:02:52,005 (ドルトス/チェボルグ)んっ? お~! アンジェか! ハッハ~! 21 00:02:52,005 --> 00:02:55,509 (チェボルグ)元気にしてたかよ! (背中を叩く音) 22 00:02:55,509 --> 00:02:58,679 もちろん 私を誰だと思ってる! 23 00:02:58,679 --> 00:03:02,783 (2人)ガハハハ! 相変わらずだな お前もよ! 24 00:03:02,783 --> 00:03:04,785 おい! チェボルグ。 25 00:03:04,785 --> 00:03:07,454 お主のバカ力で アンジェを叩くでない。 26 00:03:07,454 --> 00:03:09,956 あっ!? 何か言ったかよドルトス!? 27 00:03:09,956 --> 00:03:12,292 耳元で叫ぶな バカモノ! 28 00:03:12,292 --> 00:03:14,461 (チェボルグ)あ~ なんだって!? 29 00:03:14,461 --> 00:03:17,798 ふぇ~。 なんだ? あのじいさまたちは。 30 00:03:17,798 --> 00:03:21,802 あの2人は 引退した元Sランクだ。 えっ!? 31 00:03:21,802 --> 00:03:26,473 あの軍服のほうは 撃滅の二つ名を持つ チェボルグ。 32 00:03:26,473 --> 00:03:28,642 元はエストガル公国の軍人で➡ 33 00:03:28,642 --> 00:03:31,478 腕に刻まれた 魔術式のいれずみで➡ 34 00:03:31,478 --> 00:03:34,481 パワーを増幅させて なんでも粉砕しちまう。 35 00:03:34,481 --> 00:03:39,319 白いほうは 公国随一の槍の使い手 しろがねのドルトス。 36 00:03:39,319 --> 00:03:41,488 大の男が二人がかりで➡ 37 00:03:41,488 --> 00:03:44,324 やっと持ち上げられるほどの 白金の槍を➡ 38 00:03:44,324 --> 00:03:46,660 片手で軽々と振り回すそうだ。 39 00:03:46,660 --> 00:03:49,496 2人とも バケモノじみてるってことか…。 40 00:03:49,496 --> 00:03:52,666 ここにいるってことは 2人とも復帰してくれるの? 41 00:03:52,666 --> 00:03:55,669 ふむ… これだけ魔獣が 出ているとなれば➡ 42 00:03:55,669 --> 00:03:58,338 やむなしであるな…。 おうともさ! 43 00:03:58,338 --> 00:04:01,274 若ぇ連中は ずいぶん だらしないじゃねえの! 44 00:04:01,274 --> 00:04:04,111 やった~! 2人が 戻ってきてくれて➡ 45 00:04:04,111 --> 00:04:06,113 うれしい~! フフフ! 46 00:04:06,113 --> 00:04:09,616 ギルドマスター よくやった! ありがとう! 47 00:04:09,616 --> 00:04:14,121 ハハハ… アンジェさんが せっついてくれた おかげだよ…。 48 00:04:14,121 --> 00:04:16,790 でも いろいろ出費がかさんで…。 49 00:04:16,790 --> 00:04:18,992 明日から お金どうしよう…。 50 00:04:20,961 --> 00:04:25,799 ここ100年 魔獣の大量発生なんて なかったからね…。 51 00:04:25,799 --> 00:04:28,468 それにしても動くのが遅い! 52 00:04:28,468 --> 00:04:31,805 はあ… 自分が無能だってことくらい➡ 53 00:04:31,805 --> 00:04:34,474 わかってますよ。 ところで➡ 54 00:04:34,474 --> 00:04:36,476 こんなに人を集めてどうすんの? 55 00:04:36,476 --> 00:04:39,146 頭数も揃ったんで➡ 56 00:04:39,146 --> 00:04:41,815 魔獣大量発生の原因を叩きます! 57 00:04:41,815 --> 00:04:44,017 あっ。 (アネッサ/ミリアム)あ…。 58 00:04:46,319 --> 00:04:49,156 原因… わかったの? 59 00:04:49,156 --> 00:04:52,993 昨日 わかったばかりだから なんとも言えないけど…。 60 00:04:52,993 --> 00:04:55,162 魔王が復活したらしい。 61 00:04:55,162 --> 00:04:58,331 (みんな)え…。 魔王!? それホント? 62 00:04:58,331 --> 00:05:00,767 俺の調査だけじゃ 限界があったから➡ 63 00:05:00,767 --> 00:05:02,769 確定じゃないけどね…。 64 00:05:02,769 --> 00:05:06,439 だから今 別の人に確認してもらってるよ。 65 00:05:06,439 --> 00:05:08,441 1人で調査したの? 66 00:05:08,441 --> 00:05:10,443 職員は一般人だから➡ 67 00:05:10,443 --> 00:05:13,280 文献あさってもらうくらいしか 頼めないし…。 68 00:05:13,280 --> 00:05:15,949 でも下位ランクの冒険者とか…。 69 00:05:15,949 --> 00:05:18,952 いやいや 高いランクの魔獣が出る現場に➡ 70 00:05:18,952 --> 00:05:21,621 下位ランクを出すわけには いかんでしょ…。 71 00:05:21,621 --> 00:05:24,624 一応おじさん 元Sランクだし…。 72 00:05:24,624 --> 00:05:27,794 じゃあ 上位ランクが 手の空いた時に頼めば…。 73 00:05:27,794 --> 00:05:29,796 あ… んん。 74 00:05:29,796 --> 00:05:33,800 (ライオネル)調査ってね 1日2日じゃ終わらないし➡ 75 00:05:33,800 --> 00:05:36,803 みんな忙しいところに 調査なんて頼んだら➡ 76 00:05:36,803 --> 00:05:38,805 怒って出ていっちゃうし…。 77 00:05:38,805 --> 00:05:40,807 挙げ句の果てに おじさん1人で➡ 78 00:05:40,807 --> 00:05:43,977 手強い魔獣と 何度も戦う羽目になったしね…。 79 00:05:43,977 --> 00:05:45,979 フヘヘ ヒヘヘヘ…。 80 00:05:45,979 --> 00:05:49,649 あ… 1人で そんなにたくさん働いてたのに➡ 81 00:05:49,649 --> 00:05:52,152 それを知らずに 偉そうに説教して…。 82 00:05:52,152 --> 00:05:54,154 ごめんなさい…。 83 00:05:54,154 --> 00:05:56,489 いやいや ああやって 怒ってくれたのって➡ 84 00:05:56,489 --> 00:05:58,992 アンジェさんだけなんだよね。 え…。 85 00:05:58,992 --> 00:06:02,596 普通は気にくわなかったら 黙って出ていっちゃうからさ。 86 00:06:02,596 --> 00:06:05,765 けど アンジェさんは 本気で怒ってくれたでしょ? 87 00:06:05,765 --> 00:06:09,102 あれで背中を押してもらったよ ありがとう…。 88 00:06:09,102 --> 00:06:12,272 むう…。 (チェボルグ)ガッハハハ! 89 00:06:12,272 --> 00:06:14,274 つまんねえ大人よりも➡ 90 00:06:14,274 --> 00:06:17,110 突っ走る子どものほうが 世界を動かす! 91 00:06:17,110 --> 00:06:19,112 お前がせっつかなきゃ 俺たちだって➡ 92 00:06:19,112 --> 00:06:21,114 ここにいないんだからよ! 93 00:06:21,114 --> 00:06:24,618 うむ そうであるぞ。 だから気にするな アンジェ…。 94 00:06:24,618 --> 00:06:26,620 うん。 95 00:06:32,792 --> 00:06:35,295 あ… 誰かいる! む…。 96 00:06:35,295 --> 00:06:38,298 マリアさん 何か異常ありました? 97 00:06:38,298 --> 00:06:40,300 (マリア)ねえよ。 98 00:06:40,300 --> 00:06:44,304 けど中に ゆがんだ 魔力の塊があるのは確かだ。 99 00:06:44,304 --> 00:06:46,640 しかも それが外にバレないように➡ 100 00:06:46,640 --> 00:06:50,644 誰かが結界を張ってやがる… 相当の腕だぜ。 101 00:06:50,644 --> 00:06:53,146 えっ⁉ ここが そうなの? 102 00:06:53,146 --> 00:06:55,815 もともと Eランク ダンジョンだったんじゃ…。 103 00:06:55,815 --> 00:06:58,985 結界があったから 見抜けなかったみたいだね。 104 00:06:58,985 --> 00:07:01,087 んっ? (せき込む声) 105 00:07:01,087 --> 00:07:03,757 ったく こんな危ない所に➡ 106 00:07:03,757 --> 00:07:07,093 可憐な乙女を1人 置き去りにしやがって! 107 00:07:07,093 --> 00:07:10,930 いやいや… 危ない場所だからこそ マリアさんじゃないと…。 108 00:07:10,930 --> 00:07:12,933 マリアバァちゃん! 109 00:07:12,933 --> 00:07:14,935 おお アンジェか! 110 00:07:14,935 --> 00:07:18,772 乙女を ばあちゃんと呼ぶな ゲホゲホ…。 111 00:07:18,772 --> 00:07:20,774 (ミリアム)なにが乙女だ! (2人)あっ!? 112 00:07:20,774 --> 00:07:23,610 どの口が言うんだ このババァが! 113 00:07:23,610 --> 00:07:26,446 誰がババァだ このバカ弟子! 114 00:07:26,446 --> 00:07:29,616 まだピッチピチの68だっつ~の! 115 00:07:29,616 --> 00:07:32,786 魔力で老化を止めても 68は ババァだから~! 116 00:07:32,786 --> 00:07:36,456 うるせえ! 師匠になんて口を… うぇ… ゲハ ゴホ! 117 00:07:36,456 --> 00:07:39,125 相変わらず セキがひどいですね…。 118 00:07:39,125 --> 00:07:41,461 薬は まだできないんですか? 119 00:07:41,461 --> 00:07:48,802 ああ まだだ… 龍の呪いは厄介でな… ゴホ ゲホ! 120 00:07:48,802 --> 00:07:51,471 なあ 龍の呪いとか言ってるけど➡ 121 00:07:51,471 --> 00:07:53,473 あの人も もしかして…。 122 00:07:53,473 --> 00:07:57,811 ああ 元Sランク冒険者 龍殺しのマリアだ。 123 00:07:57,811 --> 00:08:00,246 Sランクの龍を倒したときに➡ 124 00:08:00,246 --> 00:08:03,917 呪いの血を浴びて以来 セキが止まらないそうだ。 125 00:08:03,917 --> 00:08:06,252 (ドルトス)お主も呼ばれたのであるか。 126 00:08:06,252 --> 00:08:08,922 まあな… ったく➡ 127 00:08:08,922 --> 00:08:11,591 老いぼればっかり集めて どうすんだよ。 128 00:08:11,591 --> 00:08:15,595 相変わらずだな~ 仮病はまだ治らねえのかよ。 129 00:08:15,595 --> 00:08:19,432 仮病じゃねえっつってんだろ この筋肉ダルマ! 130 00:08:19,432 --> 00:08:23,770 あの 話を進めさせてください…。 (一同)あっ? 131 00:08:23,770 --> 00:08:27,440 (ライオネル)ここにある 大きな魔力の塊を叩けば➡ 132 00:08:27,440 --> 00:08:29,442 今回の魔獣大量発生も➡ 133 00:08:29,442 --> 00:08:32,278 抑えられるのではないかと 考えています。 134 00:08:32,278 --> 00:08:34,280 何か作戦はあるの? 135 00:08:36,282 --> 00:08:39,452 (ライオネル)これだけの 実力者揃いなら…。 136 00:08:39,452 --> 00:08:41,955 ごちゃごちゃ うるせえな…。 137 00:08:41,955 --> 00:08:45,058 要はまとめて ぶっ飛ばせばいいんだろうがよ! 138 00:08:47,460 --> 00:08:49,796 うぉりゃあ~! 139 00:08:49,796 --> 00:08:52,132 えっ? 何を…。 140 00:08:52,132 --> 00:08:54,134 (チェボルグ)ひや~! 141 00:08:57,971 --> 00:08:59,973 ええ~!? 142 00:09:02,909 --> 00:09:06,513 あ 結界が消えた…。 はっ! 143 00:09:11,918 --> 00:09:14,587 グルル…。 144 00:09:14,587 --> 00:09:17,924 あ~ 何やってるんですか~! 145 00:09:17,924 --> 00:09:22,429 ガッハハハ! 面倒がなくていいじゃねえかよ! 146 00:09:22,429 --> 00:09:26,099 おら 魔王! 出てこいよ~! ふん…。 147 00:09:26,099 --> 00:09:28,101 抜け駆けは許さんぞ。 148 00:09:28,101 --> 00:09:30,937 フン… そうかよ 好きにしな! 149 00:09:30,937 --> 00:09:35,108 ああ… ああもう! 敬老会の始まりだ~! 150 00:09:35,108 --> 00:09:37,444 こうなったら せめて じいさまたちが➡ 151 00:09:37,444 --> 00:09:39,946 活躍しやすいように お膳立てしましょう! 152 00:09:39,946 --> 00:09:41,948 (冒険者たち)おお~! 153 00:09:48,788 --> 00:09:50,790 てやあ! ふん! 154 00:09:53,293 --> 00:09:56,796 げっ なんだあれ⁉ 気持ちわる~! 155 00:09:56,796 --> 00:09:58,798 (マリア)ゆがんだ魔力の影響で➡ 156 00:09:58,798 --> 00:10:01,968 魔獣同士が 混ざり合っちまったんだな…。 157 00:10:01,968 --> 00:10:05,138 フッ…。 バカ弟子 合わせろ。 158 00:10:05,138 --> 00:10:07,140 フン… 偉そうに! 159 00:10:07,140 --> 00:10:10,977 (マリア/ミリアム)天に黄道 光の粒連なり➡ 160 00:10:10,977 --> 00:10:14,314 一つの粒は波を起こし➡ 161 00:10:14,314 --> 00:10:17,984 地に揺らめく カゲロウに落つ…。 162 00:10:17,984 --> 00:10:20,086 (2人)雷帝! 163 00:10:25,158 --> 00:10:27,160 ゴボッ。 フフン。 164 00:10:27,160 --> 00:10:29,162 いいアシストだった アネッサ…。 165 00:10:29,162 --> 00:10:31,564 ハハ どうも…。 ああ~! 166 00:10:34,501 --> 00:10:36,669 長引くと不利かな…。 167 00:10:36,669 --> 00:10:39,672 やっぱり 奥にいる ヤツを倒さないと…。 168 00:10:39,672 --> 00:10:42,842 しろがねのおっちゃん! このままじゃ らちがあかない! 169 00:10:42,842 --> 00:10:45,845 ぐ… ザコは任せて突入しよう! 170 00:10:45,845 --> 00:10:49,682 ふむ 道理であるな! チェボルグ 行くぞ! 171 00:10:49,682 --> 00:10:51,885 ああ⁉ 何か言ったかよ⁉ 172 00:10:58,358 --> 00:11:00,360 うわ なんだこれ…。 173 00:11:04,464 --> 00:11:06,966 だいぶ 様変わりしておるようだな…。 174 00:11:06,966 --> 00:11:08,968 本丸はどこ? 175 00:11:08,968 --> 00:11:11,271 魔獣が多すぎて気配がたどれない。 176 00:11:15,308 --> 00:11:18,311 アンジェ! たあ! 177 00:11:18,311 --> 00:11:22,815 ヘッ! ガハハ 油断禁物じゃねえの。 178 00:11:22,815 --> 00:11:26,986 ありがとう マッスル将軍! あ… んっ? 179 00:11:26,986 --> 00:11:29,822 ガルル…。 180 00:11:29,822 --> 00:11:31,824 おお~! コイツは➡ 181 00:11:31,824 --> 00:11:33,826 ちょっと 骨がありそうじゃねえの! 182 00:11:33,826 --> 00:11:36,496 魔王に一番槍を 打ち込みたかったが➡ 183 00:11:36,496 --> 00:11:38,498 コイツは 俺に寄こせ! 184 00:11:38,498 --> 00:11:40,667 ふう… 勝手にせい! 185 00:11:40,667 --> 00:11:44,504 行くぞ アンジェ! マッスル将軍 気をつけてね! 186 00:11:44,504 --> 00:11:47,006 (チェボルグ)おう! 楽しませてもらうぜ! 187 00:11:47,006 --> 00:11:49,008 おおっ! 188 00:11:59,686 --> 00:12:01,621 どっちだ? 189 00:12:01,621 --> 00:12:04,791 《こんなんじゃダメだ お父さんに笑われる…。 190 00:12:04,791 --> 00:12:07,961 思い出せ… ボスモンスターの気配は➡ 191 00:12:07,961 --> 00:12:11,264 肌を突き刺すような感じだって お父さんが言ってた…》 192 00:12:13,466 --> 00:12:15,468 は…。 193 00:12:15,468 --> 00:12:17,470 こっち! うむ! 194 00:12:19,472 --> 00:12:21,474 (アンジェリン)ふっ! 195 00:12:21,474 --> 00:12:23,810 《間違いない…。 196 00:12:23,810 --> 00:12:26,479 肌を突き刺す感覚が 強くなってきてる…。 197 00:12:26,479 --> 00:12:29,983 Sランク魔獣とは 何度も戦ってきたけど➡ 198 00:12:29,983 --> 00:12:32,986 こんな気配は初めてだ!》 ぐ…。 199 00:12:40,493 --> 00:12:42,829 (ドルトス)ハァ ハァ…。 200 00:12:42,829 --> 00:12:45,665 どうやら ここが 本丸のようであるな…。 201 00:12:45,665 --> 00:12:47,667 うん! あ…。 202 00:12:47,667 --> 00:12:53,506 (バアル)あるじ… さみしい… どこ…。 203 00:12:53,506 --> 00:12:56,342 あれが… 魔王? 204 00:12:56,342 --> 00:13:00,647 アンジェ 油断するでない 妙な気配である…。 205 00:13:03,783 --> 00:13:06,619 《ゆがんだ魔力の中心は 確かにあれだ…。 206 00:13:06,619 --> 00:13:09,822 でも不気味なくらい 敵意を感じない…》 207 00:13:11,958 --> 00:13:15,261 どこ行っちゃったの… あるじ…。 208 00:13:17,297 --> 00:13:20,133 何をそんなに悲しんでいるの? 209 00:13:20,133 --> 00:13:22,135 あるじって 誰? 210 00:13:24,137 --> 00:13:26,139 ん… アンジェ! 211 00:13:26,139 --> 00:13:29,475 もっところせば あえる? 212 00:13:29,475 --> 00:13:32,578 はっ! え…。 ふん! 213 00:13:35,481 --> 00:13:37,817 チッ 貫けぬか…。 214 00:13:37,817 --> 00:13:42,155 魔王というのは ダテではなさそうであるな…。 215 00:13:42,155 --> 00:13:45,158 さみしい… あるじ…。 216 00:13:45,158 --> 00:13:47,827 ぐ… ごめん 気が抜けてた! 217 00:13:47,827 --> 00:13:49,829 うむ 来るぞ! 218 00:13:52,165 --> 00:13:55,335 ふっ! 《な… 斬れない!》 219 00:13:55,335 --> 00:13:59,005 砕け散れ! 220 00:13:59,005 --> 00:14:00,940 ハアッ! ヌン! 221 00:14:00,940 --> 00:14:02,942 んっ!? 222 00:14:08,781 --> 00:14:12,118 おっちゃん 大丈夫? すまぬアンジェ。 223 00:14:12,118 --> 00:14:15,621 (ドルトス)魔力コーティングされた槍に ヒビを入れるとは…。 224 00:14:15,621 --> 00:14:18,458 私がやるから おっちゃんは援護して。 225 00:14:18,458 --> 00:14:20,460 ふむ… ふがいない…。 226 00:14:20,460 --> 00:14:22,462 く…。 227 00:14:24,464 --> 00:14:28,301 ふ… ふん! 228 00:14:28,301 --> 00:14:31,971 で… ふっ! 229 00:14:31,971 --> 00:14:33,973 はああ~! 230 00:14:33,973 --> 00:14:37,977 (アンジェリン)これでも まともに貫けない…。 231 00:14:37,977 --> 00:14:40,646 高密度の魔力の塊のようだ…。 232 00:14:40,646 --> 00:14:45,651 しかし… 思考する前に 体が勝手に動く…。 233 00:14:45,651 --> 00:14:47,987 《いつぶりだろう…。 234 00:14:47,987 --> 00:14:50,156 命の危険なんて感じたのは…》 235 00:14:50,156 --> 00:14:52,158 (バアル)あいたい…。 236 00:14:52,158 --> 00:14:56,662 あるじ どこ…。 ばある ここ…。 237 00:14:56,662 --> 00:14:59,499 (バアル)あいたい。 238 00:14:59,499 --> 00:15:03,603 (アンジェリン)誰に会いたいのか 知らないけど…。 239 00:15:03,603 --> 00:15:06,606 《私にだって 会いたい人がいるんだ…。 240 00:15:06,606 --> 00:15:11,110 そうだ 私が帰れない元凶は コイツだ…。 241 00:15:11,110 --> 00:15:13,112 そんなに会いたいなら!》 242 00:15:18,117 --> 00:15:20,119 んん? 243 00:15:22,622 --> 00:15:25,124 さっさと会いに行けよ! 244 00:15:28,461 --> 00:15:30,463 おお! 245 00:15:30,463 --> 00:15:32,632 ある… じ…。 246 00:15:32,632 --> 00:15:36,135 ぐ… うっ! 247 00:15:39,972 --> 00:15:43,075 おっちゃん… アイツは…。 248 00:15:46,646 --> 00:15:49,048 (ドルトス)お主の勝ちだ アンジェ…。 249 00:16:00,426 --> 00:16:02,428 ここは? 250 00:16:02,428 --> 00:16:04,430 ギルドの病室だよ。 251 00:16:04,430 --> 00:16:08,601 ううう… アンジェ よがったあ~! 252 00:16:08,601 --> 00:16:11,437 ギャア~! ミリィ 大げさ! 253 00:16:11,437 --> 00:16:13,606 というか 肩が痛いって~! 254 00:16:13,606 --> 00:16:15,942 ほら 離れなって…。 255 00:16:15,942 --> 00:16:18,277 う う…。 つ…。 256 00:16:18,277 --> 00:16:21,280 無事でよかった…。 257 00:16:21,280 --> 00:16:23,950 でも ホントに魔王を倒すなんて…。 258 00:16:23,950 --> 00:16:26,452 他のみんなは? 259 00:16:26,452 --> 00:16:28,454 うん みんな無事。 260 00:16:28,454 --> 00:16:31,123 マリアさんは ノドが痛いって 帰っちゃったけど…。 261 00:16:31,123 --> 00:16:33,793 薄情だよね あの若作り! 262 00:16:33,793 --> 00:16:37,096 フフ… そう よかった…。 263 00:16:39,298 --> 00:16:41,300 アンジェリンさん! (3人)んっ? 264 00:16:41,300 --> 00:16:43,803 アンジェリンさん! 魔王殺しの勇者! 265 00:16:43,803 --> 00:16:45,972 ありがとう! オルフェンの守り神! 266 00:16:45,972 --> 00:16:48,140 やめてよ むずがゆい…。 267 00:16:48,140 --> 00:16:50,643 アンジェ すっかりヒーローだね! 268 00:16:50,643 --> 00:16:54,480 ぐ… って 痛いし! ああ… あ ごめん…。 269 00:16:54,480 --> 00:16:57,149 アンジェさん 本当にありがとう…。 270 00:16:57,149 --> 00:17:00,920 あとは 残った災害級の魔獣を 片付けるのみだ。 271 00:17:00,920 --> 00:17:03,756 なら もうちょっと仕事が残ってる? 272 00:17:03,756 --> 00:17:06,926 いや そこは… ねえ? 273 00:17:06,926 --> 00:17:09,595 それは 我が輩たちが引き受ける。 274 00:17:09,595 --> 00:17:12,598 だから 好きなだけ 休暇をとるがいい。 275 00:17:12,598 --> 00:17:15,935 じゃあ みんな しばらく復帰してくれるんだ! 276 00:17:15,935 --> 00:17:19,772 あ… そういえば お腹すいた…。 (お腹が鳴る音) 277 00:17:19,772 --> 00:17:21,774 じゃあ いつもの店 行くか! 278 00:17:21,774 --> 00:17:25,278 行こ~ 行こ~! お腹がすくのは元気な証拠! 279 00:17:25,278 --> 00:17:28,114 (チェボルグ)そういえばよ アンジェ! んっ? 280 00:17:28,114 --> 00:17:30,283 ライオネルに聞いたけどよ。 281 00:17:30,283 --> 00:17:32,451 お前 よく逃げなかったな。 282 00:17:32,451 --> 00:17:34,787 普通の冒険者なら嫌になって➡ 283 00:17:34,787 --> 00:17:37,123 とっくに別のギルドに行ってるぞ。 284 00:17:37,123 --> 00:17:39,792 連日の討伐に次ぐ討伐。 285 00:17:39,792 --> 00:17:43,963 ましてお主は 父親に会いたかったのであろう? 286 00:17:43,963 --> 00:17:49,468 だって それで困るのは ギルドじゃなくて一般の人でしょ? 287 00:17:49,468 --> 00:17:53,306 (チェボルグ/ドルトス)んっ? アンジェさん…。 288 00:17:53,306 --> 00:17:56,475 (アンジェリン)確かに最初は なんで私ばっかりって➡ 289 00:17:56,475 --> 00:17:58,477 怒ったりもしたけど…。 290 00:17:58,477 --> 00:18:00,913 強い冒険者なら 弱い者を助けるのは➡ 291 00:18:00,913 --> 00:18:03,082 当たり前って お父さんが言ってた…。 292 00:18:03,082 --> 00:18:05,251 オルフェンを見捨てて帰っても➡ 293 00:18:05,251 --> 00:18:08,054 お父さんはきっと 褒めてくれないから。 294 00:18:10,756 --> 00:18:14,260 ガハハハ! お前 いいおやじを持ったなあ! 295 00:18:14,260 --> 00:18:16,929 まったくである…。 やれやれ➡ 296 00:18:16,929 --> 00:18:20,099 自分の器の小ささを 思い知らされたわい。 297 00:18:20,099 --> 00:18:22,101 フフ…。 298 00:18:22,101 --> 00:18:24,437 アンジェさんが ギルドに残ってくれたのは➡ 299 00:18:24,437 --> 00:18:27,106 お父さんの おかげだったってわけか…。 300 00:18:27,106 --> 00:18:30,610 おじさん アンジェさんのお父さんに 頭が上がらないな…。 301 00:18:30,610 --> 00:18:34,113 そう! 私のお父さんはすごいんだぞ! 302 00:18:34,113 --> 00:18:37,617 人呼んで 赤鬼のベルグリフだ! 303 00:18:42,621 --> 00:18:45,624 (シュバイツ)オルフェンのギルドを 見誤っていたな…。 304 00:18:45,624 --> 00:18:49,829 無能だと思っていたが ここを嗅ぎつけるとは…。 305 00:18:58,804 --> 00:19:03,242 (シュバイツ)だが一番は 黒髪の戦乙女とやらか…。 306 00:19:03,242 --> 00:19:08,047 まあいい… まだ何も始まってはいない…。 307 00:19:15,421 --> 00:19:18,924 (ミリアム)う~ん 空気がおいしい~。 308 00:19:18,924 --> 00:19:23,429 フフン そうだろう このへんは空気がきれいなんだ。 309 00:19:23,429 --> 00:19:25,431 若作りのおばばも➡ 310 00:19:25,431 --> 00:19:27,767 こういうとこなら 肺にいいだろうな~。 311 00:19:27,767 --> 00:19:29,935 ミリィは マリアばあちゃんが大好き。 312 00:19:29,935 --> 00:19:32,104 うっ! ち ちがうもん! 313 00:19:32,104 --> 00:19:34,440 あんなババァのことなんか 知らないもん! 314 00:19:34,440 --> 00:19:37,743 フフ… そういうことにしておいてやろう。 315 00:19:44,450 --> 00:19:46,619 何も変わってない…。 316 00:19:46,619 --> 00:19:49,288 ここを出た5年前のままだ…。 317 00:19:49,288 --> 00:19:52,792 《私は髪も身長も伸びた…。 318 00:19:52,792 --> 00:19:55,294 でも想いは変わっていない。 319 00:19:55,294 --> 00:19:57,797 お父さんはどうだろう? 320 00:19:57,797 --> 00:20:00,966 私は一番 お父さんに会いたかったけど…。 321 00:20:00,966 --> 00:20:03,969 お父さんは どう思っているのだろう…。 322 00:20:03,969 --> 00:20:08,641 お父さんは トルネラの子どもたちの 面倒を見ている。 323 00:20:08,641 --> 00:20:12,144 きっと 自分の子どものように かわいがっているだろう。 324 00:20:12,144 --> 00:20:15,648 ボルドーの新領主に 迫られたそうだけど➡ 325 00:20:15,648 --> 00:20:18,818 でも あっさり断った…。 326 00:20:18,818 --> 00:20:22,655 断った理由が 私のためだったとしたら…。 327 00:20:22,655 --> 00:20:26,325 私が足かせになって したいことができないんじゃ? 328 00:20:26,325 --> 00:20:28,327 私がいなくても➡ 329 00:20:28,327 --> 00:20:30,830 大して寂しがっていなかったら? 330 00:20:30,830 --> 00:20:32,998 私が帰ってくることを➡ 331 00:20:32,998 --> 00:20:36,001 そんなに 楽しみにしていなかったら? 332 00:20:36,001 --> 00:20:40,005 私を心の中で 疎んじているとしたら…》 333 00:20:43,509 --> 00:20:45,511 《お父さんは そんな人じゃない…》 334 00:20:45,511 --> 00:20:47,513 (アネッサ)アンジェ! あ…。 335 00:20:47,513 --> 00:20:49,815 この先 どっちに行けばいい? 336 00:21:03,129 --> 00:21:05,331 わあ! 337 00:21:16,809 --> 00:21:20,146 (アンジェリン)あのね! 私… 私いっぱい頑張ったよ! 338 00:21:20,146 --> 00:21:23,983 Sランクになって 魔獣いっぱいやっつけて で…。 339 00:21:23,983 --> 00:21:25,985 困ってる人も助けてね…。 340 00:21:25,985 --> 00:21:28,654 この前は 魔王ってのも倒したし…。 341 00:21:28,654 --> 00:21:31,991 えっと 私… 私…。 342 00:21:31,991 --> 00:21:34,326 ハァ ハァ ハァ…。 343 00:21:34,326 --> 00:21:37,329 私 私ね! あ…。 344 00:21:37,329 --> 00:21:39,632 大きくなったなぁ…。 345 00:21:43,335 --> 00:21:47,339 (ベルグリフ)髪の毛も伸びたな よく似合ってる…。 346 00:21:47,339 --> 00:21:50,009 うん…。 347 00:21:50,009 --> 00:21:52,344 すっかり立派になって➡ 348 00:21:52,344 --> 00:21:54,847 一瞬 誰だか わからなかったよ…。 349 00:22:03,455 --> 00:22:06,125 おかえり アンジェ…。 350 00:22:06,125 --> 00:22:09,528 ただいま お父さん!