1 00:00:04,638 --> 00:00:06,807 (ライオネル)ああ… ストレスでハゲそう。 2 00:00:06,807 --> 00:00:11,812 (チェボルグ)ガハハ! 貴族に 融資の約束させられたじゃねぇの。 3 00:00:11,812 --> 00:00:15,148 融資してもらってからが 大変なんですよ。 4 00:00:15,148 --> 00:00:17,150 あれこれ指図してきて➡ 5 00:00:17,150 --> 00:00:20,153 思うように 動けなくなりそうですし… んっ? 6 00:00:20,153 --> 00:00:22,823 (シャルロッテ)ヴィエナ教の司祭たちは 言います! 7 00:00:22,823 --> 00:00:26,326 神の慈愛は 天に広がり地に満つると! 8 00:00:26,326 --> 00:00:29,329 (シャルロッテ)それならばなぜ 貧しく苦しんでいる人たちが➡ 9 00:00:29,329 --> 00:00:31,331 救済されないのか! 10 00:00:31,331 --> 00:00:33,333 もはやヴィエナ教と➡ 11 00:00:33,333 --> 00:00:36,837 それに帰依する ローデシア帝国の時代は終わるのです。 12 00:00:36,837 --> 00:00:40,007 (シャルロッテ)人を救うのは 神ではない 人自身! 13 00:00:40,007 --> 00:00:43,677 魔王を配下に従え 魔獣すら支配した➡ 14 00:00:43,677 --> 00:00:47,514 導師ソロモンの導きこそが 唯一の救済! 15 00:00:47,514 --> 00:00:50,517 おお ソロモン様! ソロモン様…。 16 00:00:50,517 --> 00:00:53,186 これは導師ソロモンのお札です。 17 00:00:53,186 --> 00:00:57,357 これを特別に 銅貨20枚でお譲りしましょう! 18 00:00:57,357 --> 00:00:59,526 1つ くれ~! なんだ? 見たとこ➡ 19 00:00:59,526 --> 00:01:02,796 あの札に なんの魔力もねえじゃねぇの。 20 00:01:02,796 --> 00:01:04,798 宗教詐欺だな~。 (笛音) 21 00:01:04,798 --> 00:01:06,800 (2人)んっ? あ…。 22 00:01:06,800 --> 00:01:10,804 秩序を乱す無法者めが コイツらをひっ捕らえろ! 23 00:01:10,804 --> 00:01:14,608 (ビャク)ん…。 愚か者につける薬はありませんね。 24 00:01:19,813 --> 00:01:21,982 う く…。 く… 息が…。 25 00:01:21,982 --> 00:01:25,819 導師ソロモンに逆らう 愚か者よ… あ…。 26 00:01:25,819 --> 00:01:27,988 おいたが過ぎるんじゃねぇの? 27 00:01:27,988 --> 00:01:31,325 ひっ!? な なに? ビャク! 28 00:01:31,325 --> 00:01:34,494 んっ!? 29 00:01:34,494 --> 00:01:36,597 うおお!? ぐわ! 30 00:01:39,333 --> 00:01:42,035 えっ! うお うわあ~! 31 00:01:45,005 --> 00:01:47,007 おい 大丈夫か? 聖女様。 32 00:01:47,007 --> 00:01:51,178 ビャクのバカ! 私にあんな連中を近づけないで! 33 00:01:51,178 --> 00:01:54,848 フン… どっちにしても引き揚げだ。 34 00:01:54,848 --> 00:01:58,151 元Sランク 2人を相手とか 冗談じゃねえ。 35 00:02:00,454 --> 00:02:02,456 んっ! えっ? 36 00:02:05,125 --> 00:02:07,294 転移魔法じゃねえの! 37 00:02:07,294 --> 00:02:11,298 数えるほどの魔法使いにしか 使えない超高等魔法…。 38 00:02:11,298 --> 00:02:14,101 (ライオネル)いったい 何者なんだ…。 39 00:04:11,118 --> 00:04:15,288 (ミリアム)ふあ~ はるつげさいって楽しいね~。 40 00:04:15,288 --> 00:04:18,458 (アネッサ)ああ…。 (ベルグリフ)2人とも楽しんでるかい? 41 00:04:18,458 --> 00:04:23,463 はい~。 それ… まだ取れないんですか? 42 00:04:23,463 --> 00:04:26,633 アハハ… ああ…。 43 00:04:26,633 --> 00:04:30,470 お父さんが悪かったから もう離れてくれないか? 44 00:04:30,470 --> 00:04:34,307 (アンジェリン)ガルルル… ダメ まだ許さない! 45 00:04:34,307 --> 00:04:38,645 (ホフマン)おう ベル! ずいぶんでっかい赤ん坊だな! 46 00:04:38,645 --> 00:04:40,981 村長…。 (ホフマン)ボルドーまでの➡ 47 00:04:40,981 --> 00:04:45,318 街道整備の件なんだが ようやく みんなが折れてくれた。 48 00:04:45,318 --> 00:04:48,655 あ… そいつはよかった! んっ? 49 00:04:48,655 --> 00:04:52,159 これで大手を振って ボルドー伯に返事ができる。 50 00:04:52,159 --> 00:04:56,830 ついてはベル こいつを ボルドー伯に届けてもらいたいんだ。 51 00:04:56,830 --> 00:04:58,999 え… 俺がか? 52 00:04:58,999 --> 00:05:00,934 お前は腕も立つし➡ 53 00:05:00,934 --> 00:05:04,271 何より ボルドー伯からの信頼があるからな。 54 00:05:04,271 --> 00:05:07,941 なるほど わかったよ。 フッ 助かる。 55 00:05:07,941 --> 00:05:11,111 いつ行くの? 早い方が助かるな。 56 00:05:11,111 --> 00:05:13,947 それなら 私たちがオルフェンに行くときに➡ 57 00:05:13,947 --> 00:05:16,616 一緒に行こうよ お父さん! 58 00:05:16,616 --> 00:05:20,453 よし そうしようか アンジェたちに守ってもらおう。 59 00:05:20,453 --> 00:05:23,456 やった~! いつにする? 60 00:05:23,456 --> 00:05:25,458 明日でもいいんだが…。 61 00:05:25,458 --> 00:05:27,794 お前はもう少し トルネラにいたいんじゃないのか? 62 00:05:27,794 --> 00:05:32,465 お父さんと旅ができるなら そっちの方がいい! フフフ! 63 00:05:32,465 --> 00:05:34,968 (アンジェリン)お~い! 明日お父さんと一緒に➡ 64 00:05:34,968 --> 00:05:36,970 オルフェンに戻るぞ~! 65 00:05:36,970 --> 00:05:40,307 え ベルさん復帰するんですか!? 66 00:05:40,307 --> 00:05:43,977 違う違う 村長のおつかいだよ。 67 00:05:43,977 --> 00:05:46,980 そっか… 残念。 68 00:05:46,980 --> 00:05:50,283 そうと決まれば 帰って準備だ~! 69 00:05:59,826 --> 00:06:03,930 出かけてくるからな… ちゃんと待っててくれよ。 70 00:06:03,930 --> 00:06:07,934 さて…。 お父さん 準備オッケー? 71 00:06:07,934 --> 00:06:11,438 ああ 行こうか。 留守を頼んだぞ。 72 00:06:11,438 --> 00:06:14,107 (ケリー)おう ゆっくり楽しんでこい。 73 00:06:14,107 --> 00:06:16,109 土産も期待してるぞ! 74 00:06:16,109 --> 00:06:19,012 遊びに行くんじゃ ないんだがなぁ…。 75 00:06:21,114 --> 00:06:48,141 ♬~ 76 00:06:50,143 --> 00:06:52,312 (雷鳴) 77 00:06:52,312 --> 00:06:55,649 もうすぐ ボルドーだから 降らないでほしいな。 78 00:06:55,649 --> 00:06:57,651 (2人)はあ…。 79 00:07:03,256 --> 00:07:05,258 (ベルグリフ)着いたのはいいが➡ 80 00:07:05,258 --> 00:07:08,595 こんな ズブ濡れのまま行っては失礼かな? 81 00:07:08,595 --> 00:07:10,597 明日にしましょうか。 82 00:07:16,102 --> 00:07:19,940 カウンターしか空いてないなんて ずいぶん繁盛してるな。 83 00:07:19,940 --> 00:07:23,610 お腹空いた~ お父さんどれにする? 84 00:07:23,610 --> 00:07:25,945 んっ? ん~。 85 00:07:25,945 --> 00:07:29,616 じゃあ エール酒と カタクチの料理ってのを➡ 86 00:07:29,616 --> 00:07:31,618 いただけるかな? (3人)えっ!? 87 00:07:31,618 --> 00:07:33,620 え… なに? 88 00:07:36,456 --> 00:07:38,458 こ これは…。 89 00:07:38,458 --> 00:07:41,061 こうやって パンにのせて食べるんだよ…。 90 00:07:43,964 --> 00:07:46,066 あ… う…。 91 00:07:48,134 --> 00:07:50,136 んっ! 92 00:07:50,136 --> 00:07:54,307 ゴ ゴフ…。 お父さん それは玄人向け。 93 00:07:54,307 --> 00:07:57,644 しょっぱくて 独特な臭みがありますよね~? 94 00:07:57,644 --> 00:08:01,915 ムグ そういうことは 最初に言ってくれないか? 95 00:08:01,915 --> 00:08:06,753 すみません 好きな人もいるから もしかしてと思って…。 96 00:08:06,753 --> 00:08:08,755 (シャルロッテ)カタクチのよさ わからないなんて! 97 00:08:08,755 --> 00:08:10,924 (アンジェリンたち)んっ? いいこと ビャク!? 98 00:08:10,924 --> 00:08:13,093 しょっぱいだ クサイだなんていうのは➡ 99 00:08:13,093 --> 00:08:17,430 自分は田舎者ですって 言って回ってるようなもんよ! 100 00:08:17,430 --> 00:08:22,102 知るか アンタはルクレシア出身だから 慣れてるだけだろうが! 101 00:08:22,102 --> 00:08:24,270 まずいもんはまずいんだよ。 102 00:08:24,270 --> 00:08:28,775 《ルクレシアか… 若いのに ずいぶん遠くから来たんだな…。 103 00:08:28,775 --> 00:08:32,278 んっ? 僧衣…。 104 00:08:32,278 --> 00:08:37,450 そういえば ルクレシアには ヴィエナ教の総本山があったな…》 105 00:08:37,450 --> 00:08:40,453 あ~あ 何が悲しくて➡ 106 00:08:40,453 --> 00:08:43,456 こんなド田舎まで 来なくちゃいけないのかしら。 107 00:08:43,456 --> 00:08:45,959 黙って食え しゃべりすぎだ。 108 00:08:45,959 --> 00:08:50,797 んっ! ちょっとビャク! 主人に対して何よ その態度は! 109 00:08:50,797 --> 00:08:53,133 あ… ひゃあ! んっ! 110 00:08:53,133 --> 00:08:55,635 ふぇ!? フッ。 111 00:08:55,635 --> 00:08:59,806 あ ありが… グヌヌ~! 112 00:08:59,806 --> 00:09:02,909 よ 余計ないことしないでよ! えっ!? 113 00:09:02,909 --> 00:09:06,413 誰も助けてなんて… うわ! 114 00:09:06,413 --> 00:09:08,748 放せ 放しな…。 115 00:09:08,748 --> 00:09:11,584 むぐ~! 悪ぃな コイツ コミュ障でよ。 116 00:09:11,584 --> 00:09:14,087 邪魔したな 行くぞ聖女様。 117 00:09:16,256 --> 00:09:18,758 お父さん知ってる子? いや…。 118 00:09:18,758 --> 00:09:21,094 (ゴート)んだと コラァ! 119 00:09:21,094 --> 00:09:23,763 (ゴート)ああ? 下手に出りゃあ つけ上がりやがって! 120 00:09:23,763 --> 00:09:26,099 俺は 迅雷のゴート様だぞ! 121 00:09:26,099 --> 00:09:29,269 井の中の蛙も いいかげんにするんだな。 122 00:09:29,269 --> 00:09:31,938 お前みたいのは たくさん見てきた。 123 00:09:31,938 --> 00:09:35,041 ふざけんな! 女だからって容赦しねえぞ! 124 00:09:37,110 --> 00:09:39,279 やが あた… あ あた! 125 00:09:39,279 --> 00:09:43,450 相手の力量もわからずに ケンカを売ると早死にするぞ…。 126 00:09:43,450 --> 00:09:45,452 迅雷さん? (ゴート)ひい! 127 00:09:45,452 --> 00:09:48,288 フフン。 128 00:09:48,288 --> 00:09:51,791 ああいうのがいるから 冒険者の評判が悪くなるんだ。 129 00:09:51,791 --> 00:09:55,295 (アンジェリン)弓使いのアネッサに 負ける剣士って➡ 130 00:09:55,295 --> 00:09:57,464 ホントに二つ名持ち? 131 00:09:57,464 --> 00:10:00,633 アッハハ そんなわけないだろう。 132 00:10:00,633 --> 00:10:04,137 アイツは Cランクで 二つ名は自称さ。 133 00:10:04,137 --> 00:10:06,973 ふ~ん かっこわる。 134 00:10:06,973 --> 00:10:09,476 いや アンジェリンお前だって…。 135 00:10:09,476 --> 00:10:11,978 いや~ スカッとしたぜ! (2人)ん…。 136 00:10:11,978 --> 00:10:15,815 あのうざったいゴートを 一発でひねっちまうとはなぁ。 137 00:10:15,815 --> 00:10:19,152 さぞかし強い冒険者なんじゃろ? ランクは? 138 00:10:19,152 --> 00:10:21,821 私とコイツは トリプルA。 ブイ! 139 00:10:21,821 --> 00:10:24,491 んで そっちの黒髪はSランクだ。 140 00:10:24,491 --> 00:10:27,160 ええ!? え Sランク!? 141 00:10:27,160 --> 00:10:31,331 じゃあ まさかアンタ… 黒髪の戦乙女!? 142 00:10:31,331 --> 00:10:35,168 え あの魔王殺しの!? ん まあ…。 143 00:10:35,168 --> 00:10:37,170 俺におごらせてくれ! 144 00:10:37,170 --> 00:10:39,172 俺も 俺も! え…。 145 00:10:39,172 --> 00:10:44,010 これ全部なんて無理…。 お父さんだって…。 146 00:10:44,010 --> 00:10:46,513 え お父さん? んっ! 147 00:10:46,513 --> 00:10:50,350 その赤髪… その義足…。 148 00:10:50,350 --> 00:10:54,687 もしやアンタ… 赤鬼のベルグリフ!? 149 00:10:54,687 --> 00:10:58,691 ん… うう…。 そう! 私のお父さんは赤鬼の…。 150 00:10:58,691 --> 00:11:01,127 むぐ~! ア アンジェ…。 151 00:11:01,127 --> 00:11:04,297 ん ごめんなさい…。 (2人)んっ! (ドアが開く音) 152 00:11:04,297 --> 00:11:06,299 (サーシャ)あ やっぱり! 153 00:11:06,299 --> 00:11:08,301 こちらにいらっしゃるという ウワサを聞きつけて➡ 154 00:11:08,301 --> 00:11:10,303 飛んで参りました! 155 00:11:10,303 --> 00:11:13,306 ご一報いただければ お迎えに向かいましたものを! 156 00:11:13,306 --> 00:11:17,644 雨で濡れて 服も汚れてたから 明日にしようと思ってたの。 157 00:11:17,644 --> 00:11:19,979 ボルドー家の大恩人ですよ! 158 00:11:19,979 --> 00:11:24,317 濡れていようと汚れていようと 何を気にするものですか! 159 00:11:24,317 --> 00:11:26,986 ん~ どうする? 160 00:11:26,986 --> 00:11:29,322 向こうがいいというなら いいんじゃないか? 161 00:11:29,322 --> 00:11:33,993 お屋敷のベッドでしょ? きっとフカフカだよ~! 162 00:11:33,993 --> 00:11:36,663 お父さんは? ん…。 163 00:11:36,663 --> 00:11:39,832 もともとは 手紙を届けに来たわけだからな➡ 164 00:11:39,832 --> 00:11:43,169 ご招待いただけるなら 断る理由もないだろう。 165 00:11:43,169 --> 00:11:46,573 では皆さん どうぞこちらへ! 166 00:11:51,010 --> 00:11:54,514 よく降るな…。 (アンジェリン)むう…。 167 00:11:54,514 --> 00:11:59,018 ヒラヒラして落ち着かない…。 168 00:11:59,018 --> 00:12:02,121 着なれていないだけだろう。 よく似合ってるよ。 169 00:12:02,121 --> 00:12:04,958 ホント!? そういうならオッケー! 170 00:12:04,958 --> 00:12:07,460 (セレン)来てくださったのですね! (みんな)んっ? 171 00:12:07,460 --> 00:12:10,964 (アンジェリン)おお~ セレン 元気だった? (セレン)はい! 172 00:12:10,964 --> 00:12:13,132 アンジェリン様もお変わりなく! 173 00:12:13,132 --> 00:12:16,636 皆様 遠路はるばる よくお越しくださいました! 174 00:12:16,636 --> 00:12:19,639 夜分に押しかけてしまい 恐縮です。 175 00:12:19,639 --> 00:12:21,641 お姉様がお待ちです。 176 00:12:21,641 --> 00:12:24,310 ご案内します。 はい。 177 00:12:24,310 --> 00:12:26,479 (アンジェリン)私も行く…。 178 00:12:26,479 --> 00:12:28,982 え…。 ヘルベチカ…。 179 00:12:28,982 --> 00:12:32,485 お父さんを 勝手に連れて行こうとした人…。 180 00:12:32,485 --> 00:12:35,822 街道の話をするだけだから…。 181 00:12:35,822 --> 00:12:38,324 私も行く…。 182 00:12:42,495 --> 00:12:44,497 失礼します。 183 00:12:44,497 --> 00:12:46,499 (ヘルベチカ)ベルグリフ様! 184 00:12:50,169 --> 00:12:52,171 よくぞ来てくださいました。 185 00:12:52,171 --> 00:12:55,341 相変わらず りりしいお姿で 安心いたします。 186 00:12:55,341 --> 00:12:58,344 ヘルベチカ殿も お元気そうで何よりです。 187 00:12:58,344 --> 00:13:00,279 こちらは娘のアンジェリン。 188 00:13:00,279 --> 00:13:02,782 あなたがアンジェリン様ですね。 189 00:13:02,782 --> 00:13:07,287 セレンを助けていただきましたこと 感謝の念に堪えません。 190 00:13:07,287 --> 00:13:12,292 あなたが 私のお母さんになろうという人か。 191 00:13:12,292 --> 00:13:14,627 (3人)んっ! こ こら アンジェ…。 192 00:13:14,627 --> 00:13:16,796 お父さんは黙ってて。 193 00:13:16,796 --> 00:13:18,965 私のいないときに お父さんを➡ 194 00:13:18,965 --> 00:13:20,967 奪っていこうとしたのは許せない。 195 00:13:20,967 --> 00:13:23,136 しかし お父さんだって いい人がいれば➡ 196 00:13:23,136 --> 00:13:25,138 いるに越したことはない。 197 00:13:25,138 --> 00:13:27,807 まあ それではアンジェリン様は➡ 198 00:13:27,807 --> 00:13:32,645 私とベルグリフ様の仲を認めてくださる 可能性がおありなのですね! 199 00:13:32,645 --> 00:13:35,314 無理やり連れて帰ろうとして➡ 200 00:13:35,314 --> 00:13:38,317 仲を認めるなどとは片腹痛し。 201 00:13:38,317 --> 00:13:42,155 そう簡単に私のお母さんに なれると思うなよ! 202 00:13:42,155 --> 00:13:45,324 ふん! (アシュクロフト)おい 貴様 なんだその態度は! 203 00:13:45,324 --> 00:13:48,161 アッシュ お黙りなさい。 204 00:13:48,161 --> 00:13:50,330 し しかし…。 205 00:13:50,330 --> 00:13:53,166 私の言うことが 聞けないのですか? 206 00:13:53,166 --> 00:13:56,669 んん… 失礼 いたしました…。 207 00:13:56,669 --> 00:13:58,838 お前も無礼が過ぎるよ。 208 00:13:58,838 --> 00:14:00,773 お父さんはヘルベチカ殿と➡ 209 00:14:00,773 --> 00:14:02,775 どうこうなるつもりは ないんだから。 210 00:14:02,775 --> 00:14:05,611 ええ!? お姉様もいいかげんに してください。 211 00:14:05,611 --> 00:14:08,448 もうあきらめたと 言っていたではありませんか! 212 00:14:08,448 --> 00:14:11,617 だって~ セレン~。 213 00:14:11,617 --> 00:14:13,619 (ベルグリフ)あ あの…。 (2人)んっ? 214 00:14:13,619 --> 00:14:15,621 話をさせていただいても? 215 00:14:15,621 --> 00:14:19,125 あ…。 オホホ… 失礼しました。 216 00:14:19,125 --> 00:14:22,128 (ヘルベチカ)こちら拝読いたしました。 217 00:14:22,128 --> 00:14:26,299 ご協力いただけるとのことで 大変うれしく思います。 218 00:14:26,299 --> 00:14:29,802 恐れ入ります ついては具体的な計画を➡ 219 00:14:29,802 --> 00:14:31,971 お教えいただきたいのですが…。 220 00:14:31,971 --> 00:14:36,309 そうですね… 少しお待ちいただけませんか? 221 00:14:36,309 --> 00:14:41,481 実は厄介な問題が 持ち上がっておりまして…。 222 00:14:41,481 --> 00:14:43,816 (ヘルベチカ)ボルドーの西に➡ 223 00:14:43,816 --> 00:14:46,819 ヘイゼルという小さな町がございます。 224 00:14:46,819 --> 00:14:49,155 そこを治めるマルタ伯が➡ 225 00:14:49,155 --> 00:14:53,326 ヘイゼルへの街道もまだ整備の 途中であるにもかかわらず➡ 226 00:14:53,326 --> 00:14:57,830 別方面に人員を割くことに 異を唱えているのです。 227 00:14:57,830 --> 00:15:01,267 筋は通っているように 聞こえますが…。 228 00:15:01,267 --> 00:15:05,772 しかし ヘイゼルへの工事は すでに9割が終わっているのです。 229 00:15:05,772 --> 00:15:09,609 次の計画に着手しても 何ら問題はないと➡ 230 00:15:09,609 --> 00:15:12,612 一度は話し合いで 決めたのですが…。 231 00:15:12,612 --> 00:15:16,449 (2人)んっ? 要するに嫌がらせなのです。 232 00:15:16,449 --> 00:15:19,118 (セレン)もともとマルタ伯爵は➡ 233 00:15:19,118 --> 00:15:21,120 公都エストガルから 左遷の形で➡ 234 00:15:21,120 --> 00:15:23,289 ボルドーに送られてきた方です。 235 00:15:23,289 --> 00:15:26,626 なんでも 権力争いに敗れたそうで…。 236 00:15:26,626 --> 00:15:29,629 そのため ボルドーを田舎とあなどって➡ 237 00:15:29,629 --> 00:15:32,832 私たちのすることに 難くせをつけてくるのです…。 238 00:15:34,967 --> 00:15:36,969 (ヘルベチカ)お父様が 亡くなってからは➡ 239 00:15:36,969 --> 00:15:38,971 更にエスカレートしました…。 240 00:15:38,971 --> 00:15:41,474 私の力不足です。 241 00:15:41,474 --> 00:15:45,478 大方の有力者は ボルドー家に ついてくれているのですが➡ 242 00:15:45,478 --> 00:15:49,315 一部の貴族たちは お姉様が 当主を引き継いだことに➡ 243 00:15:49,315 --> 00:15:51,984 不満を抱いているようで…。 244 00:15:51,984 --> 00:15:56,823 マルタ伯は そういった貴族たちを 扇動している節があるのですが➡ 245 00:15:56,823 --> 00:15:59,492 確固たる証拠もなく…。 246 00:15:59,492 --> 00:16:02,428 どうやら 複雑なご事情のようですね。 247 00:16:02,428 --> 00:16:07,099 ですが そうしたお話は 私どものような部外者の前では➡ 248 00:16:07,099 --> 00:16:09,435 控えられたほうがよいかと…。 249 00:16:09,435 --> 00:16:11,771 あ… 申し訳ありません。 250 00:16:11,771 --> 00:16:13,773 (ヘルベチカ/ベルグリフ)んっ? (走る足音) 251 00:16:13,773 --> 00:16:15,775 こちらにおられたのですね! 252 00:16:15,775 --> 00:16:19,445 サーシャ様 もう少し貴族としての自覚を…。 253 00:16:19,445 --> 00:16:21,447 あっ そうだ! 254 00:16:21,447 --> 00:16:23,616 こちらはアシュクロフトという者です。 255 00:16:23,616 --> 00:16:27,954 まだ若輩ですが ボルドーの使用人を まとめております。 256 00:16:27,954 --> 00:16:31,123 (サーシャ)未熟ではありますが 剣士でもありまして➡ 257 00:16:31,123 --> 00:16:34,126 ぜひ コヤツにも師匠の剣技を…。 258 00:16:34,126 --> 00:16:36,128 やめてください! 259 00:16:36,128 --> 00:16:38,965 私にそういうものは 必要ありません。 260 00:16:38,965 --> 00:16:41,634 むっ まったく堅物め! 261 00:16:41,634 --> 00:16:43,970 サーシャ アンジェリン様と➡ 262 00:16:43,970 --> 00:16:46,639 ベルグリフ様の お相手をしてさしあげて。 263 00:16:46,639 --> 00:16:48,641 はい わかりました! 264 00:16:48,641 --> 00:16:50,643 そういうわけですので➡ 265 00:16:50,643 --> 00:16:52,812 お返事は もう少し待ってください…。 266 00:16:52,812 --> 00:16:56,315 それまでは どうぞ ゆっくりとご滞在ください。 267 00:17:01,420 --> 00:17:04,924 軽い宴を開こうと思うのですが いかがでしょうか? 268 00:17:04,924 --> 00:17:07,927 いいね! アーネとミリィも呼んでこよう! 269 00:17:07,927 --> 00:17:10,596 お父さんは? お父さんは➡ 270 00:17:10,596 --> 00:17:12,598 少し休ませてもらおうかな? 271 00:17:12,598 --> 00:17:16,602 師匠とも いろいろ 語らいたかったのですが…。 272 00:17:16,602 --> 00:17:18,771 申し訳ない。 273 00:17:18,771 --> 00:17:21,574 アンジェ あんまり 夜更かししないようにね。 うん! 274 00:17:23,609 --> 00:17:25,611 (アンジェリン)ヘルベチカさんは お母さんにするには➡ 275 00:17:25,611 --> 00:17:29,615 母性が足りぬ! お前の言う母性ってなんだよ! 276 00:17:29,615 --> 00:17:33,619 包容力! 愛に包まれたいのです! 277 00:17:33,619 --> 00:17:35,788 けど アンジェの好みと➡ 278 00:17:35,788 --> 00:17:38,958 ベルさんの好みが 一致するとは限らないし…。 279 00:17:38,958 --> 00:17:42,128 男の人は どんな女性が好きなの? 280 00:17:42,128 --> 00:17:46,465 って 私らに聞かれてもな…。 281 00:17:46,465 --> 00:17:48,467 優しいとか? 282 00:17:48,467 --> 00:17:52,972 違う! そこらの男なんて 内面なんて見ていないのだ! 283 00:17:52,972 --> 00:17:55,808 そ それは極論では? 284 00:17:55,808 --> 00:17:57,810 そんなことないよ! 285 00:17:57,810 --> 00:17:59,812 男が見るのは まず胸! 286 00:17:59,812 --> 00:18:02,582 それから足! そして顔! 287 00:18:02,582 --> 00:18:06,085 薄着になったときに 視線感じたりしな~い? 288 00:18:06,085 --> 00:18:11,424 あ… なるほど 思い当たる節はありますね。 289 00:18:11,424 --> 00:18:14,260 そうでしょ 特に胸元! 290 00:18:14,260 --> 00:18:16,929 あっ あ…。 んっ? 291 00:18:16,929 --> 00:18:20,433 なぜ私を見て黙る…。 292 00:18:20,433 --> 00:18:22,935 ごめんね アンジェ…。 293 00:18:22,935 --> 00:18:25,938 なぜ謝る…。 うぃ~。 294 00:18:25,938 --> 00:18:29,108 まあいいや。 つまりはおっぱいが大事? 295 00:18:29,108 --> 00:18:32,945 そう! おっきな胸には 母性がつまってる! 296 00:18:32,945 --> 00:18:36,048 それにあてられる男も多いのだ! 297 00:18:41,620 --> 00:18:44,957 では ミリィ殿は 母性にあふれているのですか? 298 00:18:44,957 --> 00:18:47,793 フフッ。 いや ない。 ないな…。 299 00:18:47,793 --> 00:18:50,463 むう…。 アハハハ…。 300 00:18:50,463 --> 00:18:52,798 それとこれとは話が別! 301 00:18:52,798 --> 00:18:55,601 (アンジェリンたち)アハハ。 (ミリアム)もう~! 302 00:18:59,472 --> 00:19:02,274 (ベルグリフ)フン フン…。 303 00:19:04,744 --> 00:19:08,247 ふう まだ体が硬いな。 304 00:19:08,247 --> 00:19:10,249 (アシュクロフト)見事だな…。 んっ? 305 00:19:10,249 --> 00:19:13,419 (アシュクロフト)体の軸 振りおろされる剣の鋭さ➡ 306 00:19:13,419 --> 00:19:16,756 どれも義足とは思えん。 それはどうも…。 307 00:19:16,756 --> 00:19:20,760 だが サーシャ様が 絶賛するほどとも思えん。 308 00:19:20,760 --> 00:19:26,098 ええ 私もそう思うのですがね…。 んっ? 309 00:19:26,098 --> 00:19:28,934 貴殿も剣を たしなまれるそうですが…。 310 00:19:28,934 --> 00:19:32,605 ああ… サーシャ様には及ばないが➡ 311 00:19:32,605 --> 00:19:35,608 アンタの剣よりはマシに振るえる。 312 00:19:35,608 --> 00:19:40,279 《こんな突如現れたヤツが あるじにチヤホヤされていたら➡ 313 00:19:40,279 --> 00:19:42,615 気に入らないのも無理はないか…。 314 00:19:42,615 --> 00:19:44,617 しかし ウワサにとらわれず➡ 315 00:19:44,617 --> 00:19:47,787 ちゃんと見て 俺の剣を 評価しようとしている…》 316 00:19:47,787 --> 00:19:51,290 なるほど 貴殿のようなお方が そばについておられるなら➡ 317 00:19:51,290 --> 00:19:54,126 ヘルベチカ殿も安心というもの。 318 00:19:54,126 --> 00:19:56,128 卑屈だな…。 319 00:19:56,128 --> 00:20:00,800 赤鬼だか なんだか知らないが あまり調子にのらないことだ。 320 00:20:00,800 --> 00:20:03,969 いやまったく ご忠告痛み入る…。 321 00:20:03,969 --> 00:20:06,472 (サーシャ)師匠 おはようございます! 322 00:20:06,472 --> 00:20:09,308 よければ お手合わせを お願いしたいのですが! 323 00:20:09,308 --> 00:20:11,310 かまいませんよ。 324 00:20:11,310 --> 00:20:13,312 今日こそは 本気を出していただけるように➡ 325 00:20:13,312 --> 00:20:16,649 がんばります! (アシュクロフト)お言葉ですが➡ 326 00:20:16,649 --> 00:20:20,319 彼の剣技は言うほど すぐれたものではないかと…。 327 00:20:20,319 --> 00:20:22,321 あ… なんだと!? 328 00:20:22,321 --> 00:20:25,491 サーシャ様が負けたというのも 信じがたい…。 329 00:20:25,491 --> 00:20:28,160 何か卑怯な手段を…。 黙れ! 330 00:20:28,160 --> 00:20:30,830 そういうことは 私に勝ってから言え! 331 00:20:30,830 --> 00:20:33,332 サーシャ様には勝てないでしょう…。 332 00:20:33,332 --> 00:20:36,836 しかし 彼には負ける気がしません。 333 00:20:36,836 --> 00:20:40,506 ん… おのれぇ! 師匠を愚弄しおって! 334 00:20:40,506 --> 00:20:43,342 師匠! え… はい…。 335 00:20:43,342 --> 00:20:45,678 この大バカモノを叩きのめして➡ 336 00:20:45,678 --> 00:20:47,680 現実をわからせてやって いただきたい! 337 00:20:47,680 --> 00:20:51,350 はっ? フッ いいでしょう。 338 00:20:51,350 --> 00:20:55,187 あなたの幻想も さましてさしあげましょう。 339 00:20:55,187 --> 00:20:57,189 来い 赤鬼。 340 00:20:57,189 --> 00:20:59,191 その鼻っ柱 へし折ってやる! 341 00:20:59,191 --> 00:21:02,194 は はあ…。 342 00:21:05,965 --> 00:21:08,968 (マルタ)魔王殺しのウワサは ワシも聞いておる…。 343 00:21:08,968 --> 00:21:11,303 計画を先に延ばせ…。 344 00:21:11,303 --> 00:21:15,975 ボルドー家に加えて アイツまで 敵に回すのはムチャだぜ マルタさん。 345 00:21:15,975 --> 00:21:20,813 (マルタ)フン… ソロモンとやらの力も 大したことはないな…。 346 00:21:20,813 --> 00:21:24,984 失敗すれば アンタの首も飛ぶ。 ここは耐えろ。 347 00:21:24,984 --> 00:21:27,653 ワシはこの後 ボルドーに向かう。 348 00:21:27,653 --> 00:21:30,823 おい 先に延ばせと言ってるだろ! 349 00:21:30,823 --> 00:21:33,526 (マルタ)延ばしてどうするのだ!? 350 00:21:35,494 --> 00:21:37,997 何年もこのド田舎で耐えてきた。 351 00:21:37,997 --> 00:21:40,833 今日という日を待ちに待ってな! 352 00:21:40,833 --> 00:21:44,837 あの手強かった 先代のボルドー伯はもういない。 353 00:21:44,837 --> 00:21:47,506 娘どもも才能はあるとはいえ➡ 354 00:21:47,506 --> 00:21:50,342 公都のちみもうりょうの 貴族どもに比べれば➡ 355 00:21:50,342 --> 00:21:53,012 物の数ではない。 356 00:21:53,012 --> 00:21:56,182 (マルタ)貴族と 下賤のやからとは違う。 357 00:21:56,182 --> 00:22:01,787 あの女どもは 平民と戯れ 畑を耕し こびへつらっておる。 358 00:22:01,787 --> 00:22:06,458 いいか 計画どおり今夜だ。 富と権力…。 359 00:22:06,458 --> 00:22:08,961 そなたならば わかるだろう? 360 00:22:08,961 --> 00:22:11,063 ソロモンの聖女よ…。