1 00:00:03,503 --> 00:00:06,173 (マルタ)なぜ ヘルベチカは生きているのだ! 2 00:00:06,173 --> 00:00:09,843 (マルタ)ヤツさえ亡き者にできていれば 簡単だったのだ! 3 00:00:09,843 --> 00:00:12,679 どいつもこいつも無能ぞろいが! 4 00:00:12,679 --> 00:00:14,681 (ビャク)忠告しただろ。 5 00:00:14,681 --> 00:00:17,017 ヤツらがいなければ計画は成功した。 6 00:00:17,017 --> 00:00:19,019 無能はテメェだ。 7 00:00:19,019 --> 00:00:21,188 なっ!? (シャルロッテ)まだよ。 8 00:00:21,188 --> 00:00:24,691 (シャルロッテ)要はヘルベチカってのを 殺せばいいんだから。 9 00:00:24,691 --> 00:00:28,862 フッ そうだ。 まだ失敗していない。 10 00:00:28,862 --> 00:00:31,532 待て。 ん…。 11 00:00:31,532 --> 00:00:36,036 フフフ… ヘルベチカを揺さぶるのに いい方法がある。 12 00:00:43,377 --> 00:00:45,545 なっ!? 冗談じゃないわ! 13 00:00:45,545 --> 00:00:47,881 そこまで残酷なこと できるはずない! 14 00:00:47,881 --> 00:00:50,217 やらねば負けだ! 15 00:00:50,217 --> 00:00:53,887 家族を失う恐ろしさは 貴様もわかっているだろう? 16 00:00:53,887 --> 00:00:57,724 は… ふざけないで! 17 00:00:57,724 --> 00:01:00,661 いや~ Sランクパーティーすごかったな。 18 00:01:00,661 --> 00:01:03,163 おう 被害も少なかったし➡ 19 00:01:03,163 --> 00:01:06,500 これもヴィエナ様のご加護ってことか。 だな! 20 00:01:06,500 --> 00:01:10,003 (シャルロッテ)ヴィエナ教 ヘルベチカ…。 21 00:01:12,005 --> 00:01:15,342 幸せであることに なんの疑問も持っていない。 22 00:01:15,342 --> 00:01:17,344 私は全部失ったのに…。 23 00:01:19,513 --> 00:01:21,515 混乱が必要だわ。 24 00:01:21,515 --> 00:01:23,617 必ずヘルベチカを仕留めるのよ。 25 00:03:16,496 --> 00:03:18,665 (ベルグリフ)どうぞ。 (ノック) 26 00:03:18,665 --> 00:03:20,667 (ドアが開く音) 27 00:03:20,667 --> 00:03:22,669 (アシュクロフト)お休みのところ 申し訳ない。 28 00:03:22,669 --> 00:03:24,838 アンジェリン殿の具合は? 29 00:03:24,838 --> 00:03:28,008 アシュクロフト殿… 恐れ入ります。 30 00:03:28,008 --> 00:03:31,845 (ベルグリフ)一晩眠れば 回復するかと…。 (ドアが閉まる音) 31 00:03:31,845 --> 00:03:36,183 よかった… 皆様にはボルドーを救っていただき➡ 32 00:03:36,183 --> 00:03:38,852 お礼の申し上げようも ございません。 33 00:03:38,852 --> 00:03:42,522 アハハ… それは過大評価というものです。 34 00:03:42,522 --> 00:03:47,360 せめてもの感謝の気持ちとして よろしければ これを。 35 00:03:47,360 --> 00:03:50,363 これは? エルフの霊薬です。 36 00:03:50,363 --> 00:03:54,034 効果は帝国産のものと比べて 雲泥の差です。 37 00:03:54,034 --> 00:03:56,703 こんな高価なもの受け取れません。 38 00:03:56,703 --> 00:03:59,372 こんなもので すべてへの お礼にはなりませんが➡ 39 00:03:59,372 --> 00:04:02,309 私の顔を立てると思って どうか。 40 00:04:02,309 --> 00:04:04,811 そうですか…。 41 00:04:04,811 --> 00:04:07,114 では ありがたく頂戴いたします。 42 00:04:11,485 --> 00:04:13,787 (ドアの開閉音) 43 00:04:18,658 --> 00:04:22,996 あ… かぐだけで 体が楽になるようだ…。 44 00:04:22,996 --> 00:04:25,799 (アンジェリン)ん…。 お…。 45 00:04:31,171 --> 00:04:33,173 せっかくだ 使わせてもらおう…。 46 00:04:35,842 --> 00:04:37,844 (アンジェリン)ん んん…。 47 00:04:40,180 --> 00:04:42,349 あ… すごい効果だ…。 48 00:04:42,349 --> 00:04:44,351 あ んん…。 49 00:04:44,351 --> 00:04:46,653 明日 動けなくなるのも困るな…。 50 00:04:48,855 --> 00:04:50,857 ん… おお! 51 00:04:50,857 --> 00:04:53,360 ハッハ… これは助かる。 52 00:05:02,469 --> 00:05:05,639 ⦅ヘルベチカ:マルタ伯を 殺さずに 身柄を押さえてきてください。 53 00:05:05,639 --> 00:05:07,641 (サーシャ)お任せください! 54 00:05:07,641 --> 00:05:11,144 抵抗するようなら 腕の1本や 2本や3本は…⦆ 55 00:05:11,144 --> 00:05:14,147 ハハ… 腕は3本もなかったか…。 56 00:05:14,147 --> 00:05:16,149 ん…。 57 00:05:18,818 --> 00:05:20,820 (サーシャ)待たれよ。 (2人)んっ? 58 00:05:22,822 --> 00:05:26,326 《この娘…》 サーシャ・ボルドーと申します。 59 00:05:26,326 --> 00:05:29,663 あの影法師を退治なされた お方ではありませんか! 60 00:05:29,663 --> 00:05:32,165 こんな時間に どちらへ? 61 00:05:32,165 --> 00:05:36,002 お屋敷が襲撃されたと聞き➡ 62 00:05:36,002 --> 00:05:38,672 ヘルベチカ様に お見舞いをと思いまして。 63 00:05:38,672 --> 00:05:41,174 あ… ありがたいお申し出ですが➡ 64 00:05:41,174 --> 00:05:44,678 現在お客様を 迎えられる状態ではないのです。 65 00:05:44,678 --> 00:05:48,348 お気になさらず ほんのご挨拶だけですから。 66 00:05:48,348 --> 00:05:51,851 いえ せめて夜が明けてから改めて…。 67 00:05:51,851 --> 00:05:54,187 (サーシャ)ん…。 ビャク! 68 00:05:54,187 --> 00:05:56,856 気づかれた 殺したほうがいい。 69 00:05:56,856 --> 00:06:01,461 半端に賢かった 自分を恨むんだな! 70 00:06:01,461 --> 00:06:03,463 貴様! 71 00:06:08,301 --> 00:06:10,303 おのれ! 72 00:06:12,973 --> 00:06:14,975 《魔弾のはずなのに 何も見えない…》 73 00:06:16,977 --> 00:06:19,079 《気を抜くとやられる…》 74 00:06:22,649 --> 00:06:25,552 なっ! 驚いてる暇はねえぞ! 75 00:06:31,157 --> 00:06:33,159 く…。 76 00:06:36,663 --> 00:06:38,665 あばよ。 ぐっ。 77 00:06:40,667 --> 00:06:42,669 チッ! 78 00:06:42,669 --> 00:06:45,338 は… あっ! 79 00:06:45,338 --> 00:06:49,009 アッシュ エルモア殿! なぜここが…。 80 00:06:49,009 --> 00:06:51,678 (エルモア)サーシャ様が 乗った馬だけが戻ってきたと➡ 81 00:06:51,678 --> 00:06:53,847 兵士たちが騒いでいたのです。 82 00:06:53,847 --> 00:06:56,516 貴様~! 83 00:06:56,516 --> 00:06:58,852 お呼びじゃねえよ…。 84 00:06:58,852 --> 00:07:00,787 ぐお! ぐう…。 85 00:07:00,787 --> 00:07:03,590 何をした! 何も見えんぞ! 86 00:07:05,625 --> 00:07:08,628 はあ~ はっ! 87 00:07:08,628 --> 00:07:11,131 年寄りは引っ込んでろ! 88 00:07:11,131 --> 00:07:13,533 おわっ! う…。 89 00:07:15,635 --> 00:07:17,637 1人も逃がさねぇ。 90 00:07:17,637 --> 00:07:19,639 皆殺しだ! 91 00:07:19,639 --> 00:07:21,641 ひっ。 92 00:07:23,810 --> 00:07:26,012 これ以上 出てくるな…。 93 00:07:29,649 --> 00:07:32,552 逃げろ! お前たちのかなう相手ではない! 94 00:07:34,821 --> 00:07:36,823 くっ。 95 00:07:36,823 --> 00:07:38,825 (剣を振る音) 96 00:07:43,496 --> 00:07:45,498 アンジェ殿…。 97 00:07:51,171 --> 00:07:54,674 友達をいじめやがって。 テメェか…。 98 00:07:58,011 --> 00:08:01,014 お姉ちゃんも交ぜろ。 抜かせ…。 99 00:08:06,786 --> 00:08:08,788 ぐっ! 100 00:08:08,788 --> 00:08:10,790 ぐ…。 101 00:08:12,792 --> 00:08:15,795 なんか調子いい… なにゆえ? 102 00:08:18,798 --> 00:08:20,967 《アンジェリン:夢の中で あのときみたいな➡ 103 00:08:20,967 --> 00:08:23,303 真っ黒いやつに呼ばれてて…。 104 00:08:23,303 --> 00:08:28,141 そしたら 温かい手がきて お父さんだと思ったら➡ 105 00:08:28,141 --> 00:08:32,846 不思議な森の匂いが満ちて… それで…》 106 00:08:38,151 --> 00:08:40,987 考えごとしてるんだ 邪魔するなよ。 107 00:08:40,987 --> 00:08:43,089 舐めやがって…。 108 00:08:45,825 --> 00:08:49,829 立体魔法陣! あれが常に隠されていたのですか。 109 00:08:49,829 --> 00:08:54,501 (エルモア)ええ… 立体魔法陣は 高度な魔法なのですが➡ 110 00:08:54,501 --> 00:08:58,338 多大なる魔力と精神力が必要です。 111 00:08:58,338 --> 00:09:01,775 上等な手品… それだけ? 112 00:09:01,775 --> 00:09:18,625 ♬~ 113 00:09:18,625 --> 00:09:21,795 ふ~ん 透明なときよりも 速くて重いけど➡ 114 00:09:21,795 --> 00:09:24,130 その手の動きで弾道が… うにゃ! 115 00:09:24,130 --> 00:09:26,132 関係なく動くやつもあるのか…。 116 00:09:28,134 --> 00:09:31,805 小細工が必要なら お前は私より弱いってことだ。 117 00:09:31,805 --> 00:09:34,974 あれ もう痛くない…。 118 00:09:34,974 --> 00:09:38,578 うむ たぶん お父さんの愛情パワーだな! 119 00:09:44,484 --> 00:09:46,486 があ! 120 00:09:46,486 --> 00:09:48,588 ぐ…。 ふっ! がは! 121 00:09:58,498 --> 00:10:00,500 聞きたいことがある。 122 00:10:00,500 --> 00:10:02,836 お前は何者で 何が目的だ? 123 00:10:02,836 --> 00:10:06,840 それはこっちのセリフだ テメェこそ なんだ!? 124 00:10:06,840 --> 00:10:08,842 私は アンジェリン。 125 00:10:08,842 --> 00:10:10,844 赤鬼ベルグリフの娘。 126 00:10:10,844 --> 00:10:13,346 何が娘だ! 127 00:10:13,346 --> 00:10:15,548 ふざけるんじゃねえ! 128 00:10:22,856 --> 00:10:25,859 どうして テメェばっかり! 129 00:10:25,859 --> 00:10:27,861 何を言ってる? 130 00:10:27,861 --> 00:10:30,363 なんだお前 人間じゃないのか? 131 00:10:30,363 --> 00:10:32,866 グゥ… ガアア! 132 00:10:38,204 --> 00:10:41,708 本当になんなんだ? 新種の魔獣か? 133 00:10:41,708 --> 00:10:43,910 ぐ く…。 134 00:10:45,879 --> 00:10:48,882 テメェと 同じだよ! 135 00:10:52,385 --> 00:10:55,188 しまった… 逃げられた! 136 00:10:59,993 --> 00:11:02,996 《また妙な雲がかかっている…。 137 00:11:02,996 --> 00:11:05,999 まだ戦いは終わっていないか…》 138 00:11:05,999 --> 00:11:08,334 (ミリアム)ふあ~。 139 00:11:08,334 --> 00:11:11,170 (ミリアム)あれ アンジェは? 140 00:11:11,170 --> 00:11:14,507 突然目を覚まして 外へ飛び出していったよ。 141 00:11:14,507 --> 00:11:16,509 ここをよろしくと言って…。 142 00:11:16,509 --> 00:11:18,511 (アネッサ)じゃあ! 143 00:11:18,511 --> 00:11:21,514 ヘルベチカ殿が心配だ 行こう! 144 00:11:21,514 --> 00:11:23,516 みんな大変! 145 00:11:23,516 --> 00:11:25,518 (セレン)あ…。 どうされました? 146 00:11:25,518 --> 00:11:28,188 また黒雲がかかっております。 147 00:11:28,188 --> 00:11:32,192 来るならば今夜… 思ったとおりでした。 148 00:11:32,192 --> 00:11:34,694 お姉様 ちい姉様は…。 149 00:11:34,694 --> 00:11:38,031 先手を打って捕らえようと 1人で向かわせたのは➡ 150 00:11:38,031 --> 00:11:41,201 失敗だったかもしれません。 (ドアが開く音) 151 00:11:41,201 --> 00:11:43,202 (みんな)あ…。 152 00:11:43,202 --> 00:11:46,372 お嬢様 またアンデッドが! 153 00:11:46,372 --> 00:11:50,543 来ましたか 落ち着いて対処なさい。 154 00:11:50,543 --> 00:11:53,046 はっ! 手伝ってきます。 155 00:11:53,046 --> 00:11:55,381 まだまだ暴れ足りな~い! 156 00:11:55,381 --> 00:11:57,717 あ…。 157 00:11:57,717 --> 00:11:59,919 では私も…。 158 00:12:02,822 --> 00:12:04,824 どうされました? 159 00:12:04,824 --> 00:12:08,494 その… できれば お近くにいてくださいませ。 160 00:12:08,494 --> 00:12:11,831 (ヘルベチカ)サーシャもアッシュもいないので 不安なのです。 161 00:12:11,831 --> 00:12:14,167 わかりました。 162 00:12:14,167 --> 00:12:16,336 微力ながら 護衛つかまつりましょう。 163 00:12:16,336 --> 00:12:18,338 あ…。 (雷魔法の音) 164 00:12:18,338 --> 00:12:21,007 外は あの2人がいれば 大丈夫でしょう。 165 00:12:21,007 --> 00:12:23,176 頼もしいですね。 166 00:12:23,176 --> 00:12:25,178 移動しましょう。 167 00:12:25,178 --> 00:12:28,081 もしものときに 2階では逃げ場がありません。 168 00:12:31,684 --> 00:12:34,687 2階にいる者はみんな… ん…。 169 00:12:34,687 --> 00:12:36,889 (ヘルベチカ/セレン)キャー! 170 00:12:43,863 --> 00:12:46,866 外のアンデッドは あらかた片づいているはずです。 171 00:12:46,866 --> 00:12:50,203 屋敷の方々と共にアーネとミリィの元へ。 172 00:12:50,203 --> 00:12:53,406 はい… でもベルグリフ様は? 173 00:12:55,375 --> 00:12:58,378 皆さんが外に出られるまで あれを止めます。 174 00:13:02,982 --> 00:13:05,318 お早く! あなたが死んでは➡ 175 00:13:05,318 --> 00:13:07,487 アンジェリン様が悲しみます! 176 00:13:07,487 --> 00:13:12,325 冒険者は命あっての物種と あの子に教えたのは 私です。 177 00:13:12,325 --> 00:13:16,996 ここで死んでは あの子に合わせる顔がない フッ。 178 00:13:16,996 --> 00:13:18,998 は… ご武運を…。 179 00:13:21,000 --> 00:13:23,836 (ヘルベチカ)セレン 行きましょう。 (セレン)はい…。 180 00:13:23,836 --> 00:13:25,838 さて…。 181 00:13:29,342 --> 00:13:31,844 体が恐ろしいほど軽い…。 182 00:13:31,844 --> 00:13:33,846 エルフの霊薬の効果か…。 183 00:13:35,848 --> 00:13:37,850 遅い! 184 00:13:43,856 --> 00:13:47,160 ふう… こんなものか? んっ! 185 00:13:53,866 --> 00:13:56,703 君はたしか酒場で… 大丈夫かい? 186 00:13:56,703 --> 00:13:59,372 ここは危険だが…。 (シャルロッテ)近寄らないで! 187 00:13:59,372 --> 00:14:02,642 (シャルロッテ)どいつもこいつも 私の邪魔ばっかり! 188 00:14:02,642 --> 00:14:04,644 なんだっていうのよ! 189 00:14:04,644 --> 00:14:06,979 あ… 君は…。 190 00:14:06,979 --> 00:14:08,981 死んじゃえ! 191 00:14:14,153 --> 00:14:16,656 こちらの棟は全員集まりました。 192 00:14:20,493 --> 00:14:22,495 大丈夫ですよ。 193 00:14:22,495 --> 00:14:24,997 冒険者の皆さんが 対処してくれています。 194 00:14:24,997 --> 00:14:26,999 さあ 行きましょう。 195 00:14:29,001 --> 00:14:32,672 《気休めを言うことしか できないなんて…。 196 00:14:32,672 --> 00:14:36,175 お父様の跡を継いで 順調に発展させてきたし➡ 197 00:14:36,175 --> 00:14:38,678 信頼できる人も増えた…。 198 00:14:38,678 --> 00:14:41,681 だから慢心したのだろうか…。 199 00:14:41,681 --> 00:14:44,183 いずれ なんとかなると。 200 00:14:44,183 --> 00:14:47,353 反抗する貴族たちから 目を背けていた…。 201 00:14:47,353 --> 00:14:52,024 人々の暮らしは 上に立つ者の 立ち居振る舞い一つで➡ 202 00:14:52,024 --> 00:14:54,193 いかようにも変わってしまう。 203 00:14:54,193 --> 00:14:57,530 権力の亡者である マルタ伯が政治を行えば➡ 204 00:14:57,530 --> 00:15:00,633 結果など容易に想像できる。 205 00:15:00,633 --> 00:15:03,302 けど そのせいで自分自身が➡ 206 00:15:03,302 --> 00:15:06,806 潔癖であることに こだわっていては 領主など…》 207 00:15:08,975 --> 00:15:10,977 《ヘルベチカ:お父様は➡ 208 00:15:10,977 --> 00:15:13,479 この重みに 耐えていらしたのですね…》 209 00:15:16,983 --> 00:15:18,985 ふう…。 あっ! 210 00:15:21,821 --> 00:15:24,157 よかった 無事だったんだね。 211 00:15:24,157 --> 00:15:26,492 あ ベルさんは? 212 00:15:26,492 --> 00:15:29,829 私たちを逃がすために 戦ってくれています。 213 00:15:29,829 --> 00:15:32,331 えっ!? 助っ人に行かなきゃ! 214 00:15:32,331 --> 00:15:34,333 ベルさんは大丈夫だよ。 215 00:15:34,333 --> 00:15:36,669 それに ここは私らが守らないと…。 216 00:15:36,669 --> 00:15:38,671 アハハ… だね。 217 00:15:38,671 --> 00:15:41,574 アンジェのヤツ どこ行ったんだ? な…。 218 00:15:44,343 --> 00:15:46,345 ん… まだいるな! 219 00:15:46,345 --> 00:15:48,347 はっ! お姉様! 220 00:15:48,347 --> 00:15:50,349 あ あれは…。 221 00:15:54,353 --> 00:15:57,190 (ヘルベチカ)おとう さま…。 222 00:15:57,190 --> 00:16:01,294 いや… こんなのウソ…。 223 00:16:01,294 --> 00:16:03,296 残酷なことを! 224 00:16:03,296 --> 00:16:05,298 あっ! 225 00:16:05,298 --> 00:16:08,134 (ヘルベチカ)頭を砕けば アンデッドも死にますね? 226 00:16:08,134 --> 00:16:10,303 《これは試練だ。 227 00:16:10,303 --> 00:16:14,473 領主たるもの 見たくない現実にも 逃げずに向き合わねば》 228 00:16:14,473 --> 00:16:17,476 う うう…。 無理はなさらず。 229 00:16:17,476 --> 00:16:20,480 いえ これは私の役目…。 230 00:16:20,480 --> 00:16:24,484 (ヘルベチカ)お父様 あなたが背負ったもの…。 231 00:16:24,484 --> 00:16:27,787 《今度は 私が背負っていきます…》 232 00:16:34,494 --> 00:16:36,662 やめなさい! く…。 233 00:16:36,662 --> 00:16:39,665 《ベルグリフ:このまま防ぐだけでは 身がもたない。 234 00:16:39,665 --> 00:16:41,667 だが相手は子ども…》 235 00:16:41,667 --> 00:16:44,070 ちょこまかと…。 ぐっ! 236 00:16:47,340 --> 00:16:50,009 は…。 んっ!? 237 00:16:50,009 --> 00:16:53,012 ひい… 何これ!? 238 00:16:53,012 --> 00:16:55,014 いやあ~! 239 00:16:55,014 --> 00:16:57,016 何が起きている!? 240 00:16:57,016 --> 00:17:01,621 やだ こんなの! 助けて お父様 お母様! 241 00:17:01,621 --> 00:17:04,290 《手を斬り落とせば 確実だろうが…。 242 00:17:04,290 --> 00:17:07,793 あ… そうだ! 効くか!?》 243 00:17:07,793 --> 00:17:09,795 わああ~! 244 00:17:14,967 --> 00:17:16,969 ぐっ! あ…。 245 00:17:20,306 --> 00:17:22,975 ふう… 大丈夫かい? 246 00:17:22,975 --> 00:17:25,811 う う… 怖かった…。 247 00:17:25,811 --> 00:17:30,016 怖かったよ~! うう~! 248 00:17:31,984 --> 00:17:34,487 《こうなっては 年相応の子どもだな…》 249 00:17:37,990 --> 00:17:39,992 行くぞ。 250 00:17:45,831 --> 00:17:48,134 あ ありがと…。 251 00:17:53,839 --> 00:17:55,841 (アンジェリン)お父さん! 252 00:17:58,511 --> 00:18:00,446 アンジェ 無事だったか! 253 00:18:00,446 --> 00:18:03,783 うん! お父さんも無事でよかった~! 254 00:18:03,783 --> 00:18:06,285 無事だって わかってたけど! フフ…。 255 00:18:08,287 --> 00:18:10,289 (マルタ)あの役立たずどもめ! 256 00:18:10,289 --> 00:18:13,960 なんの連絡もないということは 失敗か!? 257 00:18:13,960 --> 00:18:16,462 マルタ伯? んっ! こんな時間に➡ 258 00:18:16,462 --> 00:18:18,798 お一人でいかがなされました? 259 00:18:18,798 --> 00:18:23,469 フン… このような一大事だ ワシも見回りをな。 260 00:18:23,469 --> 00:18:26,973 それはすばらしきこと さぞ お疲れでしょう。 261 00:18:26,973 --> 00:18:30,476 詰め所にワインがございます お休みになられては? 262 00:18:30,476 --> 00:18:32,645 う うむ…。 263 00:18:32,645 --> 00:18:35,648 《詰め所なら我が兵もおるだろう。 264 00:18:35,648 --> 00:18:38,484 合流しておくことに 越したことはないか…》 265 00:18:38,484 --> 00:18:41,487 では 案内せよ。 (2人)はっ! 266 00:18:45,157 --> 00:18:48,861 こちらが上官専用のお部屋です。 うむ。 267 00:18:51,664 --> 00:18:53,100 ようこそ いらっしゃいました。 268 00:18:53,100 --> 00:18:57,503 な… ヘルベチカ 様…。 (扉が閉まる音) 269 00:18:57,503 --> 00:19:00,106 はっ! こ これはどういう…。 270 00:19:00,106 --> 00:19:02,108 ヘイゼルで 静かな余生を➡ 271 00:19:02,108 --> 00:19:04,777 お送りなされば よかったものを…。 272 00:19:04,777 --> 00:19:08,614 な 何をおっしゃる ワシが何をしたと…。 273 00:19:08,614 --> 00:19:12,451 それは… ご自分がよくおわかりでしょ? 274 00:19:12,451 --> 00:19:14,754 ひ… が ああ…。 275 00:19:16,789 --> 00:19:19,291 ま 待て! 証拠もなく殺せば➡ 276 00:19:19,291 --> 00:19:21,460 貴様らの信用も 地に落ちるぞ! 277 00:19:21,460 --> 00:19:24,130 あとで いくらでも わかることです。 278 00:19:24,130 --> 00:19:26,966 そ そんなの横暴だ! 279 00:19:26,966 --> 00:19:28,968 今回のこと➡ 280 00:19:28,968 --> 00:19:31,804 私の甘さが招いたのは 事実でしょう。 281 00:19:31,804 --> 00:19:33,973 ですが あなたの卑劣なたくらみで➡ 282 00:19:33,973 --> 00:19:36,142 覚悟が決まりました。 283 00:19:36,142 --> 00:19:39,645 こんなことをして ただで済むと思っているのか!? 284 00:19:39,645 --> 00:19:42,148 ワシは公国の貴族だぞ! 285 00:19:42,148 --> 00:19:44,316 貴様らとは血が違うのだ! 286 00:19:44,316 --> 00:19:47,319 ええ そうだと助かります。 287 00:19:47,319 --> 00:19:51,157 あなたと同じ血が流れていると 想像するだけで➡ 288 00:19:51,157 --> 00:19:53,159 身の毛がよだちますわ。 289 00:19:53,159 --> 00:19:55,161 ぐ…。 290 00:19:55,161 --> 00:19:57,329 死体は道端に転がしておきなさい。 291 00:19:57,329 --> 00:20:02,168 勇敢なるマルタ伯は お一人で見回りをされ➡ 292 00:20:02,168 --> 00:20:05,071 不届き者に襲われて 亡くなられたのです…。 293 00:20:07,673 --> 00:20:12,178 ヒ… ヒィ~! 294 00:20:16,849 --> 00:20:19,518 何をしてるんだい? アンジェ…。 295 00:20:19,518 --> 00:20:23,022 お父さん成分を補給しているの…。 296 00:20:23,022 --> 00:20:25,524 補給してどうなる…。 297 00:20:25,524 --> 00:20:28,360 元気になる。 そうか…。 298 00:20:28,360 --> 00:20:31,030 では そろそろ行きますね。 299 00:20:31,030 --> 00:20:35,201 師匠 お手合わせできず残念です。 いずれまた! 300 00:20:35,201 --> 00:20:37,536 この度は 本当にお世話になりました! 301 00:20:37,536 --> 00:20:40,206 また ぜひともいらしてください! 302 00:20:40,206 --> 00:20:44,043 サーシャ殿 まずは しっかり養生なさってください。 303 00:20:44,043 --> 00:20:46,879 セレン殿も ありがとうございます。 304 00:20:46,879 --> 00:20:50,382 (アンジェリン)お父さん… 一緒にオルフェンに来ない? 305 00:20:50,382 --> 00:20:53,719 広い所を借りれば 2人で住めるよ。 306 00:20:53,719 --> 00:20:56,722 フフ… うれしいことを言ってくれるね。 307 00:20:56,722 --> 00:20:59,725 あ じゃあ! (ベルグリフ)けど そうなったら➡ 308 00:20:59,725 --> 00:21:02,161 トルネラに来ることは なくなるよ。 309 00:21:02,161 --> 00:21:04,497 う それは…。 310 00:21:04,497 --> 00:21:07,833 お父さんは トルネラが故郷だと思ってる。 311 00:21:07,833 --> 00:21:10,169 だから アンジェが 帰ってくる場所として➡ 312 00:21:10,169 --> 00:21:12,171 守っていようと思うんだ。 313 00:21:12,171 --> 00:21:14,173 アンジェは トルネラが好きだろ? 314 00:21:14,173 --> 00:21:18,177 あ… うん 好き! 315 00:21:18,177 --> 00:21:20,679 私 頑張る! 頑張ってお仕事して➡ 316 00:21:20,679 --> 00:21:22,681 秋にまた帰ってくる! 317 00:21:22,681 --> 00:21:25,351 私も~! また ぜひ! 318 00:21:25,351 --> 00:21:27,853 (ヘルベチカ)ベルグリフ様~! (みんな)んっ? 319 00:21:27,853 --> 00:21:30,022 ハァ ハァ ふう…。 320 00:21:30,022 --> 00:21:33,359 間に合いました。 ヘルベチカ殿…。 321 00:21:33,359 --> 00:21:36,028 またぜひ遊びに来てくださいませ。 322 00:21:36,028 --> 00:21:38,030 お待ちしております。 323 00:21:38,030 --> 00:21:40,533 ありがとうございます 光栄で…。 324 00:21:40,533 --> 00:21:43,035 んっ! (アンジェリンたち)んが! 325 00:21:43,035 --> 00:21:47,373 今回は頬ですが 次があればそのときは… ねっ? 326 00:21:47,373 --> 00:21:50,209 あまりからかわないで いただきたい…。 327 00:21:50,209 --> 00:21:52,211 (アンジェリン)お父さん…。 んっ? 328 00:21:52,211 --> 00:21:54,547 やっぱり おっぱいが好きなの!? 329 00:21:54,547 --> 00:21:56,849 お前は何を言ってるんだい? 330 00:22:00,986 --> 00:22:04,657 じゃ 行くよ。 うん…。 331 00:22:04,657 --> 00:22:07,159 あ… いってきます お父さん! 332 00:22:07,159 --> 00:22:10,362 ああ いってらっしゃい!