1 00:02:13,867 --> 00:02:21,875 ♬~ 2 00:02:21,875 --> 00:02:25,212 (リーズ)んっ…。 (誠司)大丈夫。 3 00:02:25,212 --> 00:02:28,715 2人を信じよう。 うん。 4 00:02:28,715 --> 00:02:31,718 聖華さんと しげるさんを。 5 00:02:38,492 --> 00:02:40,494 (梶田)どうぞ お進みください。 6 00:02:40,494 --> 00:02:42,496 セイカ様。 7 00:02:45,832 --> 00:02:49,669 《しげる:梶田氏には セイカという 名前しか教えていない。 8 00:02:49,669 --> 00:02:54,007 カードの登録用紙に それしか 記入しなかったからだ》 9 00:02:54,007 --> 00:02:57,177 この先が エクストラ・ステージでございます。 10 00:02:57,177 --> 00:03:00,013 入り口で そのカードを ご提示ください。 11 00:03:00,013 --> 00:03:02,015 (聖華)わかりました。 12 00:03:02,015 --> 00:03:05,685 《梶田氏は うそを看破して 能力を発動する。 13 00:03:05,685 --> 00:03:08,689 ならば うそにならない 最低限の情報で➡ 14 00:03:08,689 --> 00:03:11,024 抵抗するしかない》 15 00:03:11,024 --> 00:03:13,193 今日は おいくらほど 遊ばれますか? 16 00:03:13,193 --> 00:03:15,195 100万リラ? 17 00:03:15,195 --> 00:03:18,031 あら 見くびられているのですか? 18 00:03:18,031 --> 00:03:20,033 あっ… チッ。 19 00:03:20,033 --> 00:03:22,436 これは 失礼を。 20 00:03:28,542 --> 00:03:34,247 では エクストラ・ステージを 存分に お楽しみくださいませ。 21 00:03:36,483 --> 00:03:46,660 ♬~ 22 00:03:46,660 --> 00:03:49,663 すてき。 この雰囲気 好きですわ。 23 00:03:49,663 --> 00:03:51,832 ありがとうございます。 24 00:03:51,832 --> 00:03:54,334 《客より スタッフのほうが多い。 25 00:03:54,334 --> 00:03:57,170 上の階とは 大違いだな》 26 00:03:57,170 --> 00:03:59,840 (梶田)ここからは この者が ご案内を。 27 00:03:59,840 --> 00:04:02,843 (加藤)加藤です。 よろしくお願いしま…。 28 00:04:02,843 --> 00:04:05,178 いたします。 《かんだ?》 29 00:04:05,178 --> 00:04:07,514 えっと まず レートの説明をしちゃ…。 30 00:04:07,514 --> 00:04:09,850 あっ… させていただきます。 31 00:04:09,850 --> 00:04:13,186 最低レートは 100リラからで…。 32 00:04:13,186 --> 00:04:15,188 《加藤君 新卒かな?》 33 00:04:15,188 --> 00:04:17,858 (梶田)しげるさん でしたね? んっ? 34 00:04:17,858 --> 00:04:20,026 ボディーガードの。 はい。 35 00:04:20,026 --> 00:04:22,195 いかがですか? ゲームのほうは。 36 00:04:22,195 --> 00:04:24,531 《聖華さんが 情報を落とさないから➡ 37 00:04:24,531 --> 00:04:26,533 俺のほうへ来たか…》 38 00:04:26,533 --> 00:04:30,537 ああ… 俺 金がないんですよ。 39 00:04:30,537 --> 00:04:34,808 《スキル発動。 超視力 動体視力補正。 40 00:04:34,808 --> 00:04:38,145 逐一 補足事項を 書き足しているな。 41 00:04:38,145 --> 00:04:40,480 絶対神の目には 丸見えだぜ》 42 00:04:40,480 --> 00:04:45,318 それにしても 立派な体格で かなり お強いのでは? 43 00:04:45,318 --> 00:04:49,489 まあ レベルは それなりです。 70以上? 44 00:04:49,489 --> 00:04:52,993 《うそは つけない。 ここは 営業マン時代に培った➡ 45 00:04:52,993 --> 00:04:57,497 肯定とも 否定とも取れる 曖昧かつ 高度な返答を…》 46 00:04:57,497 --> 00:04:59,666 う~ん どうですかね。 47 00:04:59,666 --> 00:05:02,836 しかし ステータスは 高い数値なのでしょう? 48 00:05:02,836 --> 00:05:07,340 パラメーターを適当に配分しちまって ゼロが多いんですよ。 49 00:05:07,340 --> 00:05:09,509 魔法防御とか。 50 00:05:09,509 --> 00:05:13,013 《うそは 言ってない。 ゼロが多いのは 事実だ》 51 00:05:13,013 --> 00:05:16,683 それは 潔いですな。 戦士系で いらっしゃる。 52 00:05:16,683 --> 00:05:18,985 《ええ ガチファイターです》 53 00:05:21,354 --> 00:05:24,357 《へぇ~。 ずいぶん 荒っぽいことで》 54 00:05:24,357 --> 00:05:28,695 マスター。 48番様が。 55 00:05:28,695 --> 00:05:32,365 セイカ様 申し訳ありませんが 私は これにて。 んっ? 56 00:05:32,365 --> 00:05:35,302 ああ… セイカ様が お望みになるなら➡ 57 00:05:35,302 --> 00:05:38,138 もっと にぎやかな場所に ご案内いたしますよ。 58 00:05:38,138 --> 00:05:43,143 例えば… モンスターバトルとか。 59 00:05:43,143 --> 00:05:46,146 そう… 気が向いたら伺いますわ。 60 00:05:46,146 --> 00:05:48,448 フフッ… では。 61 00:05:53,320 --> 00:05:55,322 あとは この 加藤が エスコートいたします。 62 00:05:55,322 --> 00:05:57,991 なんなりと 命令… あっ… ご用命だ。 63 00:05:57,991 --> 00:06:01,328 くださいませ。 《大丈夫か? 加藤君》 64 00:06:01,328 --> 00:06:03,496 じゃあ お薦めのゲームは ありまして? 65 00:06:03,496 --> 00:06:07,667 はい… そうですね。 バカラなど いかがです? バカラ? 66 00:06:07,667 --> 00:06:09,669 んっ? (笑い声) 67 00:06:09,669 --> 00:06:12,172 《げっ! 68 00:06:12,172 --> 00:06:15,675 知り合いっていうか 社畜時代の 上司そっくり。 69 00:06:15,675 --> 00:06:19,346 本人なわけねえだろうけど 心臓に悪すぎる。 70 00:06:19,346 --> 00:06:22,182 んっ? 71 00:06:22,182 --> 00:06:25,352 「解放計画」?》 72 00:06:25,352 --> 00:06:28,521 (笑い声) 73 00:06:28,521 --> 00:06:31,858 バカラって ディーラーさんが 全部やるんですの? 74 00:06:31,858 --> 00:06:35,462 はい。 お客様は 2つに1つを選べばいいんです。 75 00:06:35,462 --> 00:06:38,131 自分で カードを引いたりは しないんですの? 76 00:06:38,131 --> 00:06:40,133 えっ… ですから➡ 77 00:06:40,133 --> 00:06:42,969 バンカーと プレーヤーがあって…。 ルールは わかりました。 78 00:06:42,969 --> 00:06:45,305 おもしろさを 教えてほしいんですの。 79 00:06:45,305 --> 00:06:48,475 《いいぞ。 もっと 加藤君を困らせてやれ。 80 00:06:48,475 --> 00:06:52,479 聖華さんのミッションは 浪費しないで 長居すること。 81 00:06:52,479 --> 00:06:55,649 このまま だだをこね続けてもらう。 82 00:06:55,649 --> 00:06:57,984 その隙に俺が…》 83 00:06:57,984 --> 00:07:01,154 うぅ…。 んっ? 急に腹が。 84 00:07:01,154 --> 00:07:03,990 すみません。 トイレは どこですか? 85 00:07:03,990 --> 00:07:06,159 こっ… こちらに。 もう! 86 00:07:06,159 --> 00:07:09,663 あなたは 私の質問に答えるの。 えっ!? 87 00:07:09,663 --> 00:07:11,998 すみません 頼みます。 88 00:07:11,998 --> 00:07:14,334 んっ…。 あっ…。 89 00:07:14,334 --> 00:07:16,336 んっ…。 90 00:07:16,336 --> 00:07:18,338 なっ… ああ… え~っと… ああ…。 91 00:07:18,338 --> 00:07:20,340 こういうときは…。 92 00:07:22,342 --> 00:07:24,444 ああ…。 93 00:07:27,514 --> 00:07:29,516 《トランスフォーム》 94 00:07:33,620 --> 00:07:37,123 《梶田氏は… おっ いた!》 95 00:07:42,128 --> 00:07:44,631 《よし! 侵入成功。 96 00:07:44,631 --> 00:07:46,800 聖華さんの様子は…。 97 00:07:46,800 --> 00:07:49,636 異空間魔法 アナザーゲイブ。 98 00:07:49,636 --> 00:07:52,806 何かあれば この空間を通って 駆けつけられる。 99 00:07:52,806 --> 00:07:55,608 さすがは 絶対神の俺》 100 00:07:58,311 --> 00:08:00,313 《それにしても➡ 101 00:08:00,313 --> 00:08:03,116 ここは なんの空間だ?》 102 00:08:09,155 --> 00:08:11,157 父さん 母さん。 103 00:08:11,157 --> 00:08:14,494 計画は 順調に進んでおります。 104 00:08:14,494 --> 00:08:17,831 あなたたちは いつも おっしゃっていましたね。 105 00:08:17,831 --> 00:08:21,334 「世の中には お金より大切なものがある」と。 106 00:08:21,334 --> 00:08:24,504 私たちは 決して お金持ちではなかった。 107 00:08:24,504 --> 00:08:29,342 それでも 誠実に生きる幸せを 教えてくださった。 108 00:08:29,342 --> 00:08:32,512 私は あなたたちを 尊敬していました。 109 00:08:32,512 --> 00:08:34,614 それなのに…。 110 00:08:34,614 --> 00:08:38,118 立ち退き要求に 屈しなかったせいで➡ 111 00:08:38,118 --> 00:08:41,454 不動産会社と 地上げ屋が グルになって➡ 112 00:08:41,454 --> 00:08:44,457 何もかもを…。 113 00:08:44,457 --> 00:08:47,794 欲にまみれた 金持ちども。 114 00:08:47,794 --> 00:08:52,132 やつらを根絶やしにするのに 数年かかりました。 115 00:08:52,132 --> 00:08:57,337 すべてを果たして 命を絶とうとした そのとき…。 116 00:09:01,141 --> 00:09:06,146 あなたたちに誘われたと そう感じました。 117 00:09:06,146 --> 00:09:08,648 しかし 訪れた この世界も また➡ 118 00:09:08,648 --> 00:09:13,153 金持ちたちが 弱きを じゅうりんする 不当な世界。 119 00:09:13,153 --> 00:09:15,822 金は 人の魂を汚れさせる。 120 00:09:15,822 --> 00:09:19,659 汚れた魂は 清めてやらねばなりません。 121 00:09:19,659 --> 00:09:23,496 罰を与え 苦しみのうちに解放へと導く。 122 00:09:23,496 --> 00:09:26,166 それが 私の使命。 123 00:09:26,166 --> 00:09:30,670 そうですね… 父さん 母さん。 124 00:09:30,670 --> 00:09:34,774 《もはや 金持ちへの復しゅうしか 生きる理由がないのか…》 125 00:09:34,774 --> 00:09:36,776 んっ? (ノック) 126 00:09:38,778 --> 00:09:40,947 (井頭)マスター 失礼します。 127 00:09:40,947 --> 00:09:44,451 じっ… 実は セイカ様が 帰ると おっしゃり始めて。 128 00:09:44,451 --> 00:09:46,453 (梶田)あぁ? ああ…。 129 00:09:46,453 --> 00:09:48,455 「ここは つまんないし しょうもない」。 130 00:09:48,455 --> 00:09:51,291 「あんたが ちゃんと エスコートしないからだ」と。 131 00:09:51,291 --> 00:09:55,462 フンッ… 小娘が。 手は 抜いてません。 本当です。 132 00:09:55,462 --> 00:09:58,465 《うそや ごまかしが 通用しないから 必死だな》 133 00:09:58,465 --> 00:10:03,303 お嬢ちゃんは 桁外れの高額レートに 尻込みしているだけだ。 134 00:10:03,303 --> 00:10:05,472 ちょっと 甘い汁を吸わせてやれば➡ 135 00:10:05,472 --> 00:10:08,475 どっぷり はまってくれるだろうよ。 136 00:10:08,475 --> 00:10:11,978 タクティクスサーティーンだ。 必ず 落とせ。 137 00:10:11,978 --> 00:10:13,980 はっ… はい! はい! 138 00:10:13,980 --> 00:10:16,483 んっ? あっ…。 139 00:10:16,483 --> 00:10:21,154 なあ 井頭… 作戦の内容は ちゃんと 把握してるんだよな? 140 00:10:21,154 --> 00:10:23,156 あっ… はっ… はい。 141 00:10:23,156 --> 00:10:25,158 うそは いかんな! 142 00:10:25,158 --> 00:10:29,162 ああ…。 143 00:10:29,162 --> 00:10:33,166 あっ… ああ…。 144 00:10:33,166 --> 00:10:35,835 《なっ… 人間を ミイラに…》 145 00:10:35,835 --> 00:10:38,338 ひっ… ひぃ…。 146 00:10:38,338 --> 00:10:40,507 おい。 147 00:10:40,507 --> 00:10:43,843 (甲斐)お呼びで? その ごみを片づけておけ。 148 00:10:43,843 --> 00:10:45,845 へい。 ああ…。 149 00:10:45,845 --> 00:10:48,648 (梶田)フゥ…。 150 00:10:51,684 --> 00:10:54,187 加藤よ…。 はっ… はい! 151 00:10:54,187 --> 00:10:59,526 井頭は うそをついたから ごみになった。 152 00:10:59,526 --> 00:11:02,195 てめえは どうだ? さっきの「はい」は➡ 153 00:11:02,195 --> 00:11:06,032 作戦を わかったうえでの返事か? 154 00:11:06,032 --> 00:11:09,869 タ… タクティクスサーティーン。 今日は 勝たせろ。 155 00:11:09,869 --> 00:11:14,374 高額レートの うまみを教え ゲームに たんできさせる作戦です。 156 00:11:14,374 --> 00:11:18,044 加藤よ… ちゃ~んと わかってんじゃねえか。 157 00:11:18,044 --> 00:11:22,215 そうだよ。 お前は 教えたら ちゃ~んと 覚えるやつだよな。 158 00:11:22,215 --> 00:11:24,384 その調子で 頼むぜ。 159 00:11:24,384 --> 00:11:28,388 《まさに従順な社畜の作り方だな。 160 00:11:28,388 --> 00:11:33,326 さて これで いくつかの情報が確定した。 161 00:11:33,326 --> 00:11:37,830 梶田氏の目的は 金持ちに罰を与え 解放すること。 162 00:11:37,830 --> 00:11:41,834 梶田氏に うそをついたら ミイラにされること。 163 00:11:41,834 --> 00:11:46,139 求人情報にあった ゴミの片付けは 死体処理のこと》 164 00:11:51,010 --> 00:11:53,179 赤の23。 165 00:11:53,179 --> 00:11:56,516 セイカ様の勝ちです。 オーホホホホ! 166 00:11:56,516 --> 00:12:01,521 《人の死を見たのは 初めてだが こんなにも 後味が悪いのか。 167 00:12:01,521 --> 00:12:03,690 それを 梶田氏は ためらいもなく…》 168 00:12:03,690 --> 00:12:05,692 しげるさん! おっ…。 169 00:12:05,692 --> 00:12:09,028 せっかく 私が勝っているのに 見てないんですか? 170 00:12:09,028 --> 00:12:11,030 6連勝も したんですよ。 171 00:12:11,030 --> 00:12:13,866 すみません。 いくらぐらい勝ったんですか? 172 00:12:13,866 --> 00:12:16,869 200万リラほどです。 《うわ~ すごい すごい》 173 00:12:16,869 --> 00:12:20,873 セイカ様… 常に全額を 一点に賭けなくても…。 174 00:12:20,873 --> 00:12:23,376 私の主義です。 あっ… ああ…。 175 00:12:23,376 --> 00:12:25,378 《ご苦労なこった。 176 00:12:25,378 --> 00:12:27,714 聖華さんの賭け方は 負けると オケラ。 177 00:12:27,714 --> 00:12:31,551 作戦を遂行するには 勝たせ続けるしかない。 178 00:12:31,551 --> 00:12:33,820 次は 数字に賭けてみますわ。 179 00:12:33,820 --> 00:12:35,822 36倍… いいですね。 180 00:12:35,822 --> 00:12:37,824 えっ… んっ! おっ…。 181 00:12:37,824 --> 00:12:42,161 《梶田氏に報告か…。 それにしても カジノコインは➡ 182 00:12:42,161 --> 00:12:45,498 入金率 1万分の1が 反映されないな。 183 00:12:45,498 --> 00:12:48,901 金じゃなければ セーフなのか?》 184 00:12:51,337 --> 00:12:54,340 しげるさん また ぼ~っとしていますよ。 185 00:12:54,340 --> 00:12:59,345 ああ… つい。 いや~! 圧倒的ではありませんか。 186 00:12:59,345 --> 00:13:02,515 梶田さん…。 187 00:13:02,515 --> 00:13:06,853 その 勝ちっぷり ツキを見抜く けい眼の持ち主かと。 188 00:13:06,853 --> 00:13:09,188 あなたを見いだした 私の目に狂いはなかった。 189 00:13:09,188 --> 00:13:11,190 ホーホホホホッ! おっ…。 190 00:13:11,190 --> 00:13:13,359 《梶田氏に殴られたな》 191 00:13:13,359 --> 00:13:15,361 いかがでしょう セイカ様。 192 00:13:15,361 --> 00:13:18,364 より ふさわしいゲームに 興味は ございませんか? 193 00:13:18,364 --> 00:13:22,035 ふさわしい ゲーム? また レートが高くなるのですか? 194 00:13:22,035 --> 00:13:25,038 それだけでは ございません。 えっ? 195 00:13:25,038 --> 00:13:27,874 ゲームそのものが 特別仕様となります。 196 00:13:27,874 --> 00:13:31,544 舞台は エクストラ・ステージより 更に奥の➡ 197 00:13:31,544 --> 00:13:34,547 コロシアムでございます。 198 00:13:37,150 --> 00:13:39,152 (到着音) 199 00:13:39,152 --> 00:13:41,154 ああ…。 200 00:13:41,154 --> 00:13:43,823 (うなり声) 201 00:13:43,823 --> 00:13:45,825 《うなり声?》 202 00:13:45,825 --> 00:13:47,827 (聖華/しげる)あっ…。 (うなり声) 203 00:13:47,827 --> 00:13:52,498 モンスターバトル。 決して よそにはない 特製のゲームでございます。 204 00:13:52,498 --> 00:13:56,502 モンスターバトル? 私が ここで戦うのですか? 205 00:13:56,502 --> 00:14:00,673 可能ですが お勧めは しませんな。 206 00:14:00,673 --> 00:14:05,345 こちらのモンスターが あなたのために 命を懸けて 戦うのです。 207 00:14:05,345 --> 00:14:09,348 命を賭した戦いとは 血湧き肉躍るもの。 208 00:14:09,348 --> 00:14:14,520 その感覚は 新たな扉が開くかのような。 209 00:14:14,520 --> 00:14:16,522 ひぃ…。 210 00:14:16,522 --> 00:14:19,525 おやおや うちの魔獣が失礼をば。 211 00:14:19,525 --> 00:14:24,530 こう見えて 従順ですので ご安心を。 212 00:14:24,530 --> 00:14:27,200 この魔獣は どこから連れてきたんですか? 213 00:14:27,200 --> 00:14:31,204 外では 見たことないような。 よく お気付きで。 214 00:14:31,204 --> 00:14:35,808 こやつらは 当カジノが合成した 一点物のモンスターです。 215 00:14:35,808 --> 00:14:38,978 んっ…。 《つながった!》 216 00:14:38,978 --> 00:14:43,983 セイカ様… 新たな扉を 開いてみませんか? 217 00:14:43,983 --> 00:14:47,487 ああ…。 《ここいらが 潮時だな》 218 00:14:47,487 --> 00:14:49,489 すごいですね。 あっ…。 219 00:14:49,489 --> 00:14:52,492 誠司さんにも 見せたいですよ。 ねっ 聖華さん。 220 00:14:52,492 --> 00:14:55,161 あっ…。 セイジさん? 221 00:14:55,161 --> 00:14:57,497 以前 お友達と おっしゃっていましたね? 222 00:14:57,497 --> 00:14:59,999 お金持ちの。 そうです。 223 00:14:59,999 --> 00:15:02,168 これを見たら びっくりしそう。 224 00:15:02,168 --> 00:15:06,172 早速 教えてあげたいです。 フンッ…。 225 00:15:06,172 --> 00:15:10,176 梶田さん 私 そろそろ帰ります。 承知いたしました。 226 00:15:10,176 --> 00:15:14,013 加藤 お見送りを。 はっ… はい。 227 00:15:14,013 --> 00:15:17,517 次回は ぜひ お友達も ご一緒に。 228 00:15:17,517 --> 00:15:21,521 お待ちしております。 (うなり声) 229 00:15:24,690 --> 00:15:27,527 加藤さん そのお顔は…。 230 00:15:27,527 --> 00:15:29,529 ちょっと ドジっちゃって。 231 00:15:29,529 --> 00:15:31,697 でも 大丈夫です。 すみません。 232 00:15:31,697 --> 00:15:34,801 《梶田氏に やられたとは 言えんわな》 233 00:15:34,801 --> 00:15:37,804 ちょっと屈んでください。 あっ… はい。 234 00:15:40,139 --> 00:15:42,475 んっ? ああ…。 235 00:15:42,475 --> 00:15:44,477 回復魔法? 236 00:15:44,477 --> 00:15:46,479 もう 痛くありませんか? 237 00:15:46,479 --> 00:15:49,482 フフッ…。 どうして 私などに。 238 00:15:49,482 --> 00:15:52,485 それは 私が 大魔法使いだからです。 239 00:15:52,485 --> 00:15:54,654 聖華さん すご~い。 240 00:15:54,654 --> 00:15:57,657 もっと 褒めていいですよ。 すごい すご~い。 241 00:15:57,657 --> 00:16:00,159 んっ…。 242 00:16:02,829 --> 00:16:06,666 次の階で コインの換金をするんですよね? 243 00:16:06,666 --> 00:16:10,169 セイカ様 逃げてください。 ああ…。 244 00:16:10,169 --> 00:16:12,171 もう カジノには 来ないで。 245 00:16:12,171 --> 00:16:14,173 加藤さん? 246 00:16:14,173 --> 00:16:16,509 (到着音) 247 00:16:16,509 --> 00:16:19,512 梶田さんが 私たちの命を? 248 00:16:19,512 --> 00:16:22,181 はい。 お金持ちのお客様だけでなく➡ 249 00:16:22,181 --> 00:16:24,851 同僚だって もう 何人も。 250 00:16:24,851 --> 00:16:27,854 本当は この仕事が 嫌で嫌で しかたなかった。 251 00:16:27,854 --> 00:16:30,857 でも 殺されるのが怖くて。 252 00:16:30,857 --> 00:16:33,125 (聖華/しげる)ああ…。 マスターが➡ 253 00:16:33,125 --> 00:16:35,294 梶田さんが やっていることを知りながら➡ 254 00:16:35,294 --> 00:16:37,964 それでも 従うしかなかった。 255 00:16:37,964 --> 00:16:40,299 僕は ひきょう者です。 256 00:16:40,299 --> 00:16:43,135 加藤君 あんたも 逃げたほうがいい。 257 00:16:43,135 --> 00:16:46,806 ボスの秘密を バラした以上は 命の危険が…。 258 00:16:46,806 --> 00:16:49,141 僕は 無理です。 259 00:16:49,141 --> 00:16:52,645 すべての情報を握られているので。 そんな…。 260 00:16:52,645 --> 00:16:55,648 このフロアから 裏口に出られます。 261 00:16:55,648 --> 00:16:59,151 あなた方は カジノの闇を 外に知らしめてください。 262 00:16:59,151 --> 00:17:02,154 いつか 勇者が来てくれるように。 (しげる/聖華)ああ…。 263 00:17:02,154 --> 00:17:05,658 そんな物好きな勇者が いればの話ですけど。 264 00:17:05,658 --> 00:17:09,161 あっ…。 《え~! 265 00:17:09,161 --> 00:17:11,998 はい?》 266 00:17:11,998 --> 00:17:16,002 あなたは さすらいの勇者 アルディーン! 勇者? 267 00:17:16,002 --> 00:17:19,672 2人とも ご無事でしたか。 あっ… リーズさんも どうして? 268 00:17:19,672 --> 00:17:22,008 えっ? えっ… え~っと➡ 269 00:17:22,008 --> 00:17:24,844 私が潜入してたら➡ 270 00:17:24,844 --> 00:17:27,513 突然 彼が現れて…。 《感情 死んでるぞ》 271 00:17:27,513 --> 00:17:29,682 勇者って 本当に? 272 00:17:29,682 --> 00:17:33,286 はい このカジノの店長に 鉄ついを下しに来ました。 273 00:17:33,286 --> 00:17:35,788 とっても お強いんですよ。 274 00:17:35,788 --> 00:17:37,790 うっ…。 275 00:17:37,790 --> 00:17:39,792 勇者いた~! 276 00:17:39,792 --> 00:17:43,462 つらい思いをされたんですね。 《何これ?》 277 00:17:43,462 --> 00:17:45,464 誰だ? なんの騒ぎだ! 278 00:17:45,464 --> 00:17:47,466 他のスタッフが来ます。 279 00:17:47,466 --> 00:17:50,136 君たちは 階段で 宿へ避難を。 280 00:17:50,136 --> 00:17:54,140 僕は 彼らを引き付けるため いったん ホールに戻ります。 281 00:17:54,140 --> 00:17:57,343 俺も 行きます。 ありがとう 心強いです。 282 00:17:59,812 --> 00:18:01,814 《えっ!?》 283 00:18:01,814 --> 00:18:05,151 加藤さん それは 本当ですか? 284 00:18:05,151 --> 00:18:07,486 あっ… はい。 梶田に うそをつくと➡ 285 00:18:07,486 --> 00:18:10,990 罰として 能力も命も 吸い取られてしまいます。 286 00:18:10,990 --> 00:18:13,326 うそは 必ず 見破られるんでしょうか。 287 00:18:13,326 --> 00:18:15,328 見てきたかぎりは。 288 00:18:15,328 --> 00:18:18,331 その対象が 赤く光って 見えるそうです。 289 00:18:18,331 --> 00:18:20,333 《真っ赤な うそってわけか》 290 00:18:20,333 --> 00:18:23,169 どんなに ささいな うそでも 問答無用です。 291 00:18:23,169 --> 00:18:26,005 どうか 発言には お気を付けて。 292 00:18:26,005 --> 00:18:28,007 (到着音) 293 00:18:31,510 --> 00:18:33,446 なっ… 何者だ? 294 00:18:33,446 --> 00:18:35,948 武器を携帯しているぞ。 加藤 何があった? 295 00:18:35,948 --> 00:18:38,618 《強行突破しかないか…》 296 00:18:38,618 --> 00:18:40,953 んっ…。 お客様! 297 00:18:40,953 --> 00:18:42,955 直ちに避難してください! 298 00:18:42,955 --> 00:18:45,791 地下のモンスターが 暴れだす可能性があります。 299 00:18:45,791 --> 00:18:49,795 急いで! (ざわめき) 300 00:18:49,795 --> 00:18:52,798 お静かに! お静かに! 301 00:18:52,798 --> 00:18:57,470 かっ… 加藤? 早く お客様を誘導して。 302 00:18:57,470 --> 00:19:00,639 やるじゃん。 店長は 地下闘技場に。 303 00:19:00,639 --> 00:19:03,476 解放計画の準備を 進めているはずです。 304 00:19:03,476 --> 00:19:07,480 解放計画? 金で 汚れた魂に罰を与え➡ 305 00:19:07,480 --> 00:19:10,316 肉体から解放するってやつですね。 306 00:19:10,316 --> 00:19:12,485 そこまで 調べてたんですか。 (到着音) 307 00:19:12,485 --> 00:19:15,655 あっ… 清水! 308 00:19:15,655 --> 00:19:19,158 あっ… ああ…。 他に ルートは ないんですか? 309 00:19:19,158 --> 00:19:23,662 直通のエレベーターは ここだけで 向こうは すでに スタッフたちが。 310 00:19:23,662 --> 00:19:27,333 こんにちは。 《えっ… 聖華さん? 311 00:19:27,333 --> 00:19:30,503 なんで いんの?》 なっ… 何者だ! 312 00:19:30,503 --> 00:19:33,773 《そういや 誠司さんは この姿を見たことなかったな》 313 00:19:33,773 --> 00:19:36,942 シーッ。 んっ…。 314 00:19:36,942 --> 00:19:40,446 私は 太陽の聖女 エルカローネ。 315 00:19:40,446 --> 00:19:43,616 《もろに アルディーンの影響 受けてる》 316 00:19:43,616 --> 00:19:45,618 フンッ…。 ちょっ… どうして ここに? 317 00:19:45,618 --> 00:19:48,454 んっ? 会員カードを持っているので。 318 00:19:48,454 --> 00:19:52,458 《そうじゃなくって》 私は お手伝いに来たのです。 319 00:19:52,458 --> 00:19:54,460 黒髪の女の子から➡ 320 00:19:54,460 --> 00:19:57,163 「お友達を助けて」と お願いされたので。 321 00:19:59,799 --> 00:20:02,301 私は 癒やしの力が使えます。 322 00:20:02,301 --> 00:20:04,303 連れていってください。 323 00:20:04,303 --> 00:20:06,472 エルカローネさん。 324 00:20:06,472 --> 00:20:08,474 よろしくお願いします。 325 00:20:08,474 --> 00:20:11,811 こちらこそ。 んっ! フフッ…。 326 00:20:11,811 --> 00:20:13,813 《この2人 波長が似てんのかな?》 327 00:20:13,813 --> 00:20:17,416 (リーズ)おもしろそうじゃん 仲間に入れてよ。 《んっ?》 328 00:20:20,319 --> 00:20:22,321 《どちら様?》 誰だ? 329 00:20:22,321 --> 00:20:24,990 私だよ。 《どなただよ?》 330 00:20:24,990 --> 00:20:28,327 さっき 意気投合したんです。 フッ。 フフッ…。 331 00:20:28,327 --> 00:20:30,996 えっ? じゃあ まさか リー…。 332 00:20:30,996 --> 00:20:34,333 《え~! お前さんも 正体 隠すの? 333 00:20:34,333 --> 00:20:36,335 まあ 兄が これだしな》 334 00:20:36,335 --> 00:20:40,005 どっ… どこから 武器を? 《ツッコミどころが 独特》 335 00:20:40,005 --> 00:20:42,007 武器生成のスキルさ。 336 00:20:42,007 --> 00:20:44,176 すごい! 僕にはない スキルだ。 337 00:20:44,176 --> 00:20:47,012 すてきです。 すごい すごい! すごい すごい。 338 00:20:47,012 --> 00:20:49,014 そっ… そうかな? 339 00:20:49,014 --> 00:20:51,851 そんなに言うなら 貸してやるよ。 340 00:20:51,851 --> 00:20:54,854 うわ~! んっ! 341 00:20:54,854 --> 00:20:57,022 感謝します。 342 00:20:57,022 --> 00:20:59,692 私は さすらいの勇者 アルディーン。 343 00:20:59,692 --> 00:21:02,862 君の名前は? 好きに呼べばいいよ。 344 00:21:02,862 --> 00:21:05,531 ノーネームでも アノニマスでも。 345 00:21:05,531 --> 00:21:08,701 了解しました。 よろしく 悪魔っこさん。 346 00:21:08,701 --> 00:21:11,704 うっ! 《ひねりゼロのナックルボールか。 347 00:21:11,704 --> 00:21:14,373 兄貴のセンス 過信したな》 348 00:21:14,373 --> 00:21:16,876 あっ…。 (到着音) 349 00:21:16,876 --> 00:21:18,878 皆さん エレベーターが。 (一同)あっ…。 350 00:21:20,880 --> 00:21:25,384 加藤さん あとは 僕たちに任せて あなたは 退避してください。 351 00:21:25,384 --> 00:21:27,720 でっ… でも…。 加藤君。 352 00:21:27,720 --> 00:21:31,223 あんたには 証人に なってほしいんですよ。 えっ? 353 00:21:31,223 --> 00:21:34,160 このカジノは 役場にも 手を回しているんでしょ? 354 00:21:34,160 --> 00:21:38,664 でなきゃ 戸籍ごと 人を消すなんて できっこない。 355 00:21:38,664 --> 00:21:41,667 ここを潰したら 芋づる式に悪事が露見する。 356 00:21:41,667 --> 00:21:45,504 そのときのために 証拠を 残しておいてほしいんです。 357 00:21:45,504 --> 00:21:48,407 そっ… そういうことでしたら。 358 00:21:51,677 --> 00:21:54,013 どうぞ お気を付けて。 359 00:21:54,013 --> 00:22:03,856 ♬~ 360 00:22:03,856 --> 00:22:06,358 この先 気を引き締めて。 361 00:22:06,358 --> 00:22:09,528 わかりました。 梶田氏は 俺に任せてください。 362 00:22:09,528 --> 00:22:12,364 絶対に逃がしません。 (リーズ/聖華/誠司)んっ! 363 00:22:12,364 --> 00:22:17,203 《あいつは 己の目的のためなら 金持ち以外も 手にかけている。 364 00:22:17,203 --> 00:22:21,373 そこには 後悔や罪悪感など みじんも 感じなかった。 365 00:22:21,373 --> 00:22:25,044 人を信じる すべを失った人間の 成れの果てだ。 366 00:22:25,044 --> 00:22:28,714 加藤君のような人とは 根本的に違う。 367 00:22:28,714 --> 00:22:33,652 もはや 改心する可能性などは ないだろう。 368 00:22:33,652 --> 00:22:37,990 いい人の聖華さんと 誠司さんには できれば 向き合わせたくない》 369 00:22:37,990 --> 00:22:39,992 (2人)あっ…。 (到着音) 370 00:22:39,992 --> 00:22:44,396 《だから… 俺が行く》 371 00:22:50,502 --> 00:22:52,705 ハハハハッ…。