1 00:00:32,880 --> 00:00:35,883 (まる子)寝る前のお楽しみ。 今日も いい夢 見られるかも。 2 00:00:35,883 --> 00:00:45,883 ♪♪~ 3 00:03:30,024 --> 00:03:32,026 あっ。 4 00:03:32,026 --> 00:03:36,030 ぐわ~! (友蔵・まる子の悲鳴) 5 00:03:36,030 --> 00:03:41,035 (まる子)ああ… 怖いね。 (友蔵)ああ 恐ろしいのう。 6 00:03:41,035 --> 00:03:45,035 (ヒロシ)そんなに怖いなら 見なけりゃいいじゃねぇか。 7 00:03:47,041 --> 00:03:50,044 うう…。 8 00:03:50,044 --> 00:03:54,048 (まる子)ねぇねぇ お姉ちゃん もう寝た? 9 00:03:54,048 --> 00:03:56,050 (さきこ)何? ドラキュラのせいで→ 10 00:03:56,050 --> 00:03:59,053 怖くて 眠れなくなっちゃってさ。 11 00:03:59,053 --> 00:04:01,055 ちょっと お話し しようよ。 12 00:04:01,055 --> 00:04:04,058 私は 眠いの。 おやすみ。 13 00:04:04,058 --> 00:04:06,060 あ~ そんな…。 14 00:04:06,060 --> 00:04:10,060 はっ! まずい。 トイレ 行きたくなっちゃったよ。 15 00:04:14,001 --> 00:04:17,004 ドッ ドラキュラが出たら どうしよう。 16 00:04:17,004 --> 00:04:20,004 <少なくとも ここに ドラキュラは 出ないであろう> 17 00:04:24,011 --> 00:04:28,015 ハァ…。 ≪(物音) 18 00:04:28,015 --> 00:04:30,017 んっ? まる子…。 19 00:04:30,017 --> 00:04:33,020 ギャー! ギャー! 20 00:04:33,020 --> 00:04:35,022 おっ おじいちゃん! 21 00:04:35,022 --> 00:04:39,026 そっか おじいちゃんも 眠れなくなっちゃったんだ。 22 00:04:39,026 --> 00:04:42,029 (友蔵)ああ。 ドラキュラさんのことを思い出すと→ 23 00:04:42,029 --> 00:04:44,031 恐ろしくてのう。 24 00:04:44,031 --> 00:04:49,036 そうだよね。 それじゃあさ 何か 楽しくなるお話 してよ。 25 00:04:49,036 --> 00:04:53,040 楽しくなるお話? う~ん…。 26 00:04:53,040 --> 00:04:57,044 え~ 毎度 バカバカしいお話を一席。 27 00:04:57,044 --> 00:05:02,049 隣の家に囲いができたんだってね。カッコイイ。 28 00:05:02,049 --> 00:05:05,052 あんまり楽しくないね。 あっ…。 29 00:05:05,052 --> 00:05:07,054 面目ない。 30 00:05:07,054 --> 00:05:10,057 あ~ ならば…。 31 00:05:10,057 --> 00:05:11,992 (友蔵)これを読んであげよう。 32 00:05:11,992 --> 00:05:13,994 『ももたろう』 33 00:05:13,994 --> 00:05:16,997 「昔 昔 ある所に→ 34 00:05:16,997 --> 00:05:20,000 おじいさんと おばあさんが 住んでおりました」 35 00:05:20,000 --> 00:05:22,002 おじいさんは 山へ 芝刈りに→ 36 00:05:22,002 --> 00:05:25,005 おばあさんは 川へ 洗濯に行きました。 37 00:05:25,005 --> 00:05:27,007 おやおや。 38 00:05:27,007 --> 00:05:32,007 小さいころ よく お母さんに 読んでもらってたっけ。 39 00:05:34,014 --> 00:05:37,017 そうか そうか。 では 続きを。 40 00:05:37,017 --> 00:05:40,020 「おばあさんが 川で洗濯をしておりますと→ 41 00:05:40,020 --> 00:05:44,024 川上の方から 大きな 大きな…」 42 00:05:44,024 --> 00:05:46,026 <翌日> 43 00:05:46,026 --> 00:05:48,028 そしたら すぐ眠くなっちゃったんだ。 44 00:05:48,028 --> 00:05:52,032 (たまえ)私も 小さいころ 読んでもらったな 絵本。 45 00:05:52,032 --> 00:05:55,035 楽しいんだけど すぐに 眠くなっちゃうんだよね。 46 00:05:55,035 --> 00:05:58,038 そう そう。 (ブー太郎)おいらも 母ちゃんに→ 47 00:05:58,038 --> 00:06:01,041 『3匹の子豚』を 読んでもらったブー。 48 00:06:01,041 --> 00:06:03,043 (ブー太郎の母)《「僕の家は→ 49 00:06:03,043 --> 00:06:06,046 固くて 丈夫な れんがで造ろうブー》 50 00:06:06,046 --> 00:06:08,048 (丸尾)ズバリ! (3人)うわっ! 51 00:06:08,048 --> 00:06:10,050 (丸尾)私は 今でも→ 52 00:06:10,050 --> 00:06:12,986 母さまに 偉い人の伝記を 読んでもらってるでしょう。 53 00:06:12,986 --> 00:06:15,989 伝記か。 丸尾君らしいね。 54 00:06:15,989 --> 00:06:17,991 (花輪)僕も ママが日本にいるときは→ 55 00:06:17,991 --> 00:06:21,991 世界のいろんな本を 読んでもらったりするよ。 56 00:06:23,997 --> 00:06:27,000 いいな~。 うん うん。 57 00:06:27,000 --> 00:06:31,004 私も久しぶりに お母さんに読んでもらおうかな。 58 00:06:31,004 --> 00:06:33,006 ただいま。 59 00:06:33,006 --> 00:06:37,010 ねえ 本 読んでよ。 いいでしょ? 60 00:06:37,010 --> 00:06:39,012 (すみれ)えっ? そうね。 61 00:06:39,012 --> 00:06:43,016 みんなもね 今でも お母さんに 読んでもらってるんだって。 62 00:06:43,016 --> 00:06:46,019 そう。 63 00:06:46,019 --> 00:06:48,021 ≪(友蔵)まる子や。 んっ? 64 00:06:48,021 --> 00:06:51,024 わしで よければ 今夜も本を読んであげよう。 65 00:06:51,024 --> 00:06:54,024 えっ! うっ うん…。 66 00:06:57,030 --> 00:07:00,033 さてと…。 『ももたろう』は もういいよ。 67 00:07:00,033 --> 00:07:03,036 んっ? お話 全部 知ってるし。 68 00:07:03,036 --> 00:07:07,040 そうかい。 では 『浦島太郎』は どうじゃ? 69 00:07:07,040 --> 00:07:10,043 それも知ってるよ。 ならば 『金太郎』 70 00:07:10,043 --> 00:07:12,980 おじいちゃん 「太郎」が好きだね。 71 00:07:12,980 --> 00:07:15,983 女の子が出る お話がいいな。 72 00:07:15,983 --> 00:07:17,985 あ~ 『かぐや姫』とか。 73 00:07:17,985 --> 00:07:22,990 竹から生まれた女の子が 大きくなって 月に帰るんだよね。 74 00:07:22,990 --> 00:07:26,994 うわっ…。 他に何か 絵本あったかのう。 75 00:07:26,994 --> 00:07:30,998 うちにある絵本は 何度も 読んだのばっかりだからね。 76 00:07:30,998 --> 00:07:34,001 おっ ならば こういうのは どうじゃ? 77 00:07:34,001 --> 00:07:37,004 『桃から生まれた 桃子』 78 00:07:37,004 --> 00:07:39,006 もっ… 桃子? ああ そうじゃ。 79 00:07:39,006 --> 00:07:42,009 わしが考えた 新しいお話じゃよ。 80 00:07:42,009 --> 00:07:46,013 あっ あたしと同じ名前だし ちょっと面白そうだね。 81 00:07:46,013 --> 00:07:52,019 そうじゃろう? では 『桃子』の始まり 始まり~。 82 00:07:52,019 --> 00:07:56,023 昔 昔 ある所に おじいさんと…。 83 00:07:56,023 --> 00:08:00,027 こうして 桃子は 鬼ヶ島へ出掛けました。 84 00:08:00,027 --> 00:08:04,031 すると 旅の途中で 犬に出会いました。 85 00:08:04,031 --> 00:08:07,034 ちょっと 待って。 それじゃ 『ももたろう』と おんなじじゃん。 86 00:08:07,034 --> 00:08:09,036 そっ… そうじゃのう。 87 00:08:09,036 --> 00:08:11,054 せっかく 女の子になったんだから→ 88 00:08:11,054 --> 00:08:13,974 もっと 女の子っぽい話にしたいねぇ。 89 00:08:13,974 --> 00:08:15,976 ほう 女の子っぽくとな? 90 00:08:15,976 --> 00:08:20,981 うん。 例えば お供は 犬とか猿とかじゃなくて→ 91 00:08:20,981 --> 00:08:23,984 ウサギとか リスとか。 (友蔵)ほう ほう。 92 00:08:23,984 --> 00:08:28,989 それでさ 鬼と戦うんじゃなくて 仲良くなるっていうのは どう? 93 00:08:28,989 --> 00:08:32,993 おお それは 女の子っぽい話じゃのう。 94 00:08:32,993 --> 00:08:34,995 メルヘンチックでしょ? ああ。 95 00:08:34,995 --> 00:08:36,997 とっても メルヘンチックじゃ。 96 00:08:36,997 --> 00:08:42,002 それじゃ もう一匹のお供は 何にしようかのう。→ 97 00:08:42,002 --> 00:08:44,004 イノシシとか? 98 00:08:44,004 --> 00:08:46,006 ちょっと メルヘンチックじゃないね。 99 00:08:46,006 --> 00:08:49,009 (友蔵)じゃあ タヌキは どうじゃ?→ 100 00:08:49,009 --> 00:08:52,012 色々なものに化けるから 頼りになるぞ。 101 00:08:52,012 --> 00:08:54,014 う~ん まあいいや。 102 00:08:54,014 --> 00:08:59,019 あとはさ せっかくだから もっと 桃子を活躍させたいね。 103 00:08:59,019 --> 00:09:03,023 そうじゃのう。 おお ならば 桃子が王子さまと結婚して→ 104 00:09:03,023 --> 00:09:06,026 桃子姫になるというのは どうじゃ? 105 00:09:06,026 --> 00:09:10,998 桃子姫? ああ それ いいかも。 106 00:09:10,998 --> 00:09:13,867 乗り物は 桃の馬車にしよう。 107 00:09:13,867 --> 00:09:16,870 おお おお おお メルヘンチックでいいのう。 108 00:09:16,870 --> 00:09:18,872 でしょ? あとはさ…。 109 00:09:18,872 --> 00:09:21,875 あっ これじゃ 本を読むっていうより→ 110 00:09:21,875 --> 00:09:24,878 お話を考えるって感じだね。 111 00:09:24,878 --> 00:09:27,881 そうじゃのう。 よし。 112 00:09:27,881 --> 00:09:31,885 わしが あした 本屋に行って 何か面白い本を探してこよう。 113 00:09:31,885 --> 00:09:35,889 ホント!? 任せておけい。 114 00:09:35,889 --> 00:09:37,891 <翌日> 115 00:09:37,891 --> 00:09:40,894 (友蔵)メルヘンチック メルヘンチック。→ 116 00:09:40,894 --> 00:09:43,897 メルヘンチック メルヘンチック。 117 00:09:43,897 --> 00:09:48,902 はて? メルヘンチックって いったい 何じゃったっけ? 118 00:09:48,902 --> 00:09:50,904 メルヘン? 変なの? 119 00:09:50,904 --> 00:09:55,909 チック? チックタック チックタック? 120 00:09:55,909 --> 00:09:58,912 うっ う~ん…。 121 00:09:58,912 --> 00:10:02,916 (友蔵)それで 本屋さんに この本を薦められたんじゃ。 122 00:10:02,916 --> 00:10:05,919 わあ 面白そうだね。 そうじゃろう。 123 00:10:05,919 --> 00:10:10,924 ウフフ。 では お話の始まり 始まり。 124 00:10:10,924 --> 00:10:16,963 「虹と雪の国 ロッ ロッ ロッ… ロンダリングイネに住む少女→ 125 00:10:16,963 --> 00:10:18,965 ペッ ペッ… ペペローンは→ 126 00:10:18,965 --> 00:10:22,969 犬のジュッ ジュッ ジュッ… ジュゼッ…」 痛て! 127 00:10:22,969 --> 00:10:24,971 おじいちゃん 大丈夫? 128 00:10:24,971 --> 00:10:27,974 痛てて 舌をかんでしまった…。 129 00:10:27,974 --> 00:10:32,979 え~っと 「犬のジョゼッペと 暮らしていました」 130 00:10:32,979 --> 00:10:34,981 「ペッ… ペペローンが 暖炉の前で→ 131 00:10:34,981 --> 00:10:37,984 ロッ ロッ ロッキングチェアーに 揺られていると→ 132 00:10:37,984 --> 00:10:40,987 うとうとと してきました」 133 00:10:40,987 --> 00:10:43,990 (あくび) 134 00:10:43,990 --> 00:10:47,994 「すると 虹の精霊 アッ… アイリーンは言いました」 135 00:10:47,994 --> 00:10:50,997 「さあ この虹の橋を渡れば→ 136 00:10:50,997 --> 00:10:54,000 魔法の国 ビフロストだよ ポポローン」 137 00:10:54,000 --> 00:10:56,002 えっ? ペペローンでしょ? 138 00:10:56,002 --> 00:10:59,005 えっ? ああ そうじゃ そうじゃ。 139 00:10:59,005 --> 00:11:01,007 パパローンじゃった すまん すまん。 140 00:11:01,007 --> 00:11:04,010 あっ… だから ペペローン。 141 00:11:04,010 --> 00:11:07,013 「わあ 夢みたい」 142 00:11:07,013 --> 00:11:11,001 「まっ… 魔法の国に来た ペッ… ペペローンは→ 143 00:11:11,001 --> 00:11:15,956 見るもの全てが新鮮でした」 144 00:11:15,956 --> 00:11:20,961 《面白そうな話なんだけど なかなか進まないね》 145 00:11:20,961 --> 00:11:25,966 んっ? (寝息) 146 00:11:25,966 --> 00:11:27,968 うっ…。 ハァ…。 147 00:11:27,968 --> 00:11:30,968 駄目だね こりゃ。 148 00:11:32,973 --> 00:11:34,975 (すみれ)あら。 おじいちゃんの部屋で→ 149 00:11:34,975 --> 00:11:37,978 寝るんじゃないの? あっ うん。 150 00:11:37,978 --> 00:11:39,980 おじいちゃん もう寝ちゃったから。 151 00:11:39,980 --> 00:11:42,983 あら そう。 おやすみ。 152 00:11:42,983 --> 00:11:44,985 んっ? まる子 ちょっと待って。 153 00:11:44,985 --> 00:11:46,987 んっ? 何? 154 00:11:46,987 --> 00:11:49,990 それ お母さんが読んであげようか? 155 00:11:49,990 --> 00:11:51,992 えっ? 156 00:11:51,992 --> 00:11:53,994 (すみれ) 「魔法の国 ビフロストでは→ 157 00:11:53,994 --> 00:11:56,997 魔法使いでいられる ペペローン」→ 158 00:11:56,997 --> 00:12:00,000 「ジュラム ジュラムと 魔法の呪文を唱えれば→ 159 00:12:00,000 --> 00:12:02,000 空も飛べます」 160 00:12:05,005 --> 00:12:08,008 「アイリーンは このまま ずっと ここにいればいいと言います」 161 00:12:08,008 --> 00:12:11,945 「ところが ペペローンは迷ってしまいます」 162 00:12:11,945 --> 00:12:14,948 んっ? 163 00:12:14,948 --> 00:12:16,950 あっ そっ… それで? 164 00:12:16,950 --> 00:12:20,954 アハッ 懐かしいわね。 まる子が幼稚園のころは→ 165 00:12:20,954 --> 00:12:23,957 毎日のように こうして 読んであげたっけ。 166 00:12:23,957 --> 00:12:25,959 うん そうだったね。 167 00:12:25,959 --> 00:12:27,961 でも さあ お話が これからってときに→ 168 00:12:27,961 --> 00:12:31,965 寝ちゃうのよね。 エヘヘ…。 169 00:12:31,965 --> 00:12:34,968 だから かぐや姫は いつまでたっても→ 170 00:12:34,968 --> 00:12:37,971 月に帰れないままなの。 171 00:12:37,971 --> 00:12:40,974 そりゃ かぐや姫には 悪いことしたね。 172 00:12:40,974 --> 00:12:42,976 ホントよ。 アハハ…。 173 00:12:42,976 --> 00:12:44,978 (すみれ・まる子の笑い声) 174 00:12:44,978 --> 00:12:48,982 続きを読んで。 はいはい。 175 00:12:48,982 --> 00:12:52,986 「魔法の国に残るか それとも 元の世界に帰るか→ 176 00:12:52,986 --> 00:12:55,989 悩んだペペローンは 険しい山の上に建つ→ 177 00:12:55,989 --> 00:13:00,994 魔法の国の王様に 会いに行くことにしました」 178 00:13:00,994 --> 00:13:02,996 「いよいよ 旅立ちの朝です」 179 00:13:02,996 --> 00:13:08,001 「ペペローンが扉を開けると 太陽が旅立ちを祝福するように…」 180 00:13:08,001 --> 00:13:13,006 んっ? (寝息) 181 00:13:13,006 --> 00:13:15,006 あらあら。 182 00:13:23,016 --> 00:13:26,019 <このお話の最後を知るのは→ 183 00:13:26,019 --> 00:13:29,019 もうちょっと 先になりそうな まる子である> 184 00:14:42,095 --> 00:14:46,099 アハハハハ。 185 00:14:46,099 --> 00:14:48,101 ≪(すみれ)こら まる子! 186 00:14:48,101 --> 00:14:51,104 自分の部屋じゃないのに こんなに散らかして。 187 00:14:51,104 --> 00:14:54,107 だって 日当たりいいし ぽかぽかして気持ちいいんだもん。 188 00:14:54,107 --> 00:14:58,111 片付けなさい。 掃除機も かけること。 189 00:14:58,111 --> 00:15:00,113 う~ん。 後で。 190 00:15:00,113 --> 00:15:02,115 今すぐ やりなさい!! 191 00:15:02,115 --> 00:15:05,115 はっ はい…。 192 00:15:12,125 --> 00:15:15,125 あっ! ああ…。 193 00:15:18,131 --> 00:15:20,133 (せき) 194 00:15:20,133 --> 00:15:23,133 あ~あ…。 195 00:15:26,139 --> 00:15:29,142 えっ!? どっ どうしたの? 196 00:15:29,142 --> 00:15:33,146 ちょっと ちょっと ちょっと。 おい。 おい。 197 00:15:33,146 --> 00:15:35,165 どっ どうしよう。 198 00:15:35,165 --> 00:15:37,083 ≪(すみれ)まる子。 えっ! 199 00:15:37,083 --> 00:15:41,087 ちゃんと やってる? うっ うん。 やってるよ。 200 00:15:41,087 --> 00:15:45,091 そう。 ハァ…。 201 00:15:45,091 --> 00:15:48,091 よし。 ひとまず これで。 202 00:15:51,097 --> 00:15:56,102 フゥ…。 やっぱり 掃除機がないと大変だね こりゃ。 203 00:15:56,102 --> 00:15:59,105 (すみれ)奇麗になったわね。 まっ まあね。 204 00:15:59,105 --> 00:16:02,108 それじゃ 掃除機 持っていくわね。 205 00:16:02,108 --> 00:16:06,112 えっ! なっ 何で? 茶の間を掃除するからよ。 206 00:16:06,112 --> 00:16:08,114 そりゃ まずいよ。 207 00:16:08,114 --> 00:16:11,117 はっ? 何でよ。 なっ 何でも。 208 00:16:11,117 --> 00:16:13,119 何 訳の分かんないこと 言ってんの。 209 00:16:13,119 --> 00:16:15,121 あ~! ちょっと待って! 210 00:16:15,121 --> 00:16:19,125 じゃあ あたしが やるよ。 茶の間の掃除。 211 00:16:19,125 --> 00:16:21,127 えっ? 212 00:16:21,127 --> 00:16:24,130 ハァ…。 何で こんなことを…。 213 00:16:24,130 --> 00:16:26,132 ≪(すみれ)まる子。 んっ? 214 00:16:26,132 --> 00:16:29,135 掃除機 使わないの? えっ? あっ うん。 215 00:16:29,135 --> 00:16:32,138 ほっ ほうきの方がね いいから。 216 00:16:32,138 --> 00:16:35,108 いいって? それは…。 217 00:16:35,108 --> 00:16:36,976 電気代の節約になるし→ 218 00:16:36,976 --> 00:16:39,979 あとは 狭い場所も掃除できるからね。 219 00:16:39,979 --> 00:16:42,982 そう。 じゃ 掃除機は 借りていくわね。 220 00:16:42,982 --> 00:16:46,986 え~! それは 駄目だよ。 はぁ? どうして? 221 00:16:46,986 --> 00:16:49,989 どっ… どうしてでも。 222 00:16:49,989 --> 00:16:51,989 ちょっと見せなさい。 223 00:16:58,998 --> 00:17:01,000 あっ…。 壊れてるわね。 224 00:17:01,000 --> 00:17:04,003 ごめんなさい! 225 00:17:04,003 --> 00:17:07,006 (ヒロシ)そりゃ 火鉢の灰なんて 吸い込んじまったら→ 226 00:17:07,006 --> 00:17:09,008 壊れちまうだろうな。 227 00:17:09,008 --> 00:17:12,011 電気屋さんは 「部品交換が必要だから→ 228 00:17:12,011 --> 00:17:15,014 3日間は 預からせてもらいます」って。 229 00:17:15,014 --> 00:17:19,018 (おばあちゃん)それまでは ほうきで掃除するしかないのう。 230 00:17:19,018 --> 00:17:23,022 まる子 あんたも手伝うのよ。 え~ そんな…。 231 00:17:23,022 --> 00:17:26,025 当たり前でしょ! あんたが壊したんだから。 232 00:17:26,025 --> 00:17:28,027 うっ…。 233 00:17:28,027 --> 00:17:30,029 (チャイム) そんなわけで→ 234 00:17:30,029 --> 00:17:34,033 掃除機が直るまで 掃除を 手伝うことになっちゃったんだ。 235 00:17:34,033 --> 00:17:38,071 掃除機がないと 大変そうだね。 そうなんだよ。 236 00:17:38,071 --> 00:17:42,075 あたしゃ 掃除機のありがたみを 思い知ったよ。 237 00:17:42,075 --> 00:17:47,080 でもさ こんな広い教室も ほうきで やってるんだよね。 238 00:17:47,080 --> 00:17:50,083 (たまえ)考えてみたら そうだね。 239 00:17:50,083 --> 00:17:53,086 教室も 掃除機で掃除したら 楽だろうね。 240 00:17:53,086 --> 00:17:56,089 うん。 しかも 前田さんの手に掛かれば→ 241 00:17:56,089 --> 00:17:59,092 あっという間に 終わっちゃうだろうね。 242 00:17:59,092 --> 00:18:02,095 そっ そうかもね。 243 00:18:02,095 --> 00:18:05,095 ねっ。 あれだもん。 244 00:18:07,100 --> 00:18:11,104 よいしょっと。 245 00:18:11,104 --> 00:18:14,107 あ~ 疲れた。 246 00:18:14,107 --> 00:18:16,109 (おばあちゃん) おやおや 大丈夫かい? 247 00:18:16,109 --> 00:18:18,111 うん。 ちょっと 腰がね。 248 00:18:18,111 --> 00:18:22,111 いいやり方を 教えてあげようかね。 249 00:18:24,117 --> 00:18:27,120 新聞紙を 水で ぬらして→ 250 00:18:27,120 --> 00:18:29,122 こうする。 251 00:18:29,122 --> 00:18:32,125 えっ? 余計 ごみが 増えちゃうじゃん。 252 00:18:32,125 --> 00:18:35,111 こうしておけば ぬれた新聞紙が→ 253 00:18:35,111 --> 00:18:38,064 ほこりや 細かいごみを 吸い取ってくれるんじゃよ。 254 00:18:38,064 --> 00:18:40,064 へぇ~。 255 00:18:42,068 --> 00:18:44,070 フフ あたしゃ 掃除よりも→ 256 00:18:44,070 --> 00:18:47,073 散らかす方が 向いてるみたいだね。 257 00:18:47,073 --> 00:18:50,076 んっ? うわ! あんた 何やってんのよ! 258 00:18:50,076 --> 00:18:55,081 何って 掃除だよ。 はぁ? どこがよ。 259 00:18:55,081 --> 00:18:58,081 ハァ…。 何も分かっちゃいないねぇ。 260 00:19:01,087 --> 00:19:06,092 このやり方なら 楽ちんだね。 ホホ 暮らしの知恵じゃな。 261 00:19:06,092 --> 00:19:09,095 あ~… 終わった 終わった。 262 00:19:09,095 --> 00:19:12,098 お母さん ちょいと ジュースでも持ってきておくれよ。 263 00:19:12,098 --> 00:19:17,103 まだ 子供部屋 やってないでしょ。あ~。 後で いいじゃん。 264 00:19:17,103 --> 00:19:19,105 よくありません! 265 00:19:19,105 --> 00:19:21,105 ブゥ…。 266 00:19:24,110 --> 00:19:27,113 精が出るのう。 どれ。 わしも手伝おう。 267 00:19:27,113 --> 00:19:29,115 おじいちゃん。 いいんですよ。 268 00:19:29,115 --> 00:19:32,118 掃除機を壊した まる子が悪いんですから。 269 00:19:32,118 --> 00:19:34,120 うん。 自業自得。 270 00:19:34,120 --> 00:19:37,056 いやいや。 すぐに壊れる 掃除機も悪いんじゃよ。 271 00:19:37,056 --> 00:19:39,058 おじいちゃん。 272 00:19:39,058 --> 00:19:42,061 掃除機なんて 普通 なかなか 壊れないわよ。 273 00:19:42,061 --> 00:19:45,064 そうね。 修理に出すなんて 初めてだし。 274 00:19:45,064 --> 00:19:47,066 うっ…。 275 00:19:47,066 --> 00:19:50,069 あたしゃ シンデレラにでも なった気分だよ。 276 00:19:50,069 --> 00:19:53,072 シンデレラとな? 277 00:19:53,072 --> 00:19:56,075 《あっ! ああ…》 278 00:19:56,075 --> 00:19:59,078 あ~! かわいそうな まる子! 279 00:19:59,078 --> 00:20:01,080 おじいちゅわ~ん! 280 00:20:01,080 --> 00:20:05,084 まる子~! おじいちゅわ~ん! 281 00:20:05,084 --> 00:20:08,087 (さきこ・すみれ)ああ…。 282 00:20:08,087 --> 00:20:11,090 あっ! おっと。 ほうきの使い方にも→ 283 00:20:11,090 --> 00:20:13,092 コツがいるんじゃのう。 そうだね。 284 00:20:13,092 --> 00:20:16,095 うまく やらないと ごみ 残っちゃうもんね。 285 00:20:16,095 --> 00:20:19,098 やっぱり 掃除機は 偉大な発明品だよ。 286 00:20:19,098 --> 00:20:23,102 ああ。 早く直るのを 祈るばかりじゃ。 287 00:20:23,102 --> 00:20:26,105 んっ? 先の部分は 修理に出してなかったよね? 288 00:20:26,105 --> 00:20:29,105 取り外してあるはずじゃよ。 ヘヘ。 289 00:20:31,110 --> 00:20:35,114 あっ…。 これだけじゃ どうにもならないか。 290 00:20:35,114 --> 00:20:39,052 そうじゃのう。 吸い込む力が ないからのう。 291 00:20:39,052 --> 00:20:45,058 そうだね。 まさか 自分で 吸い込むわけには いかないしね。 292 00:20:45,058 --> 00:20:47,060 う~ん…。 293 00:20:47,060 --> 00:20:50,063 んっ? おじいちゃん ごみが付いてるよ。 294 00:20:50,063 --> 00:20:53,066 うん? あっ ホントじゃ。 295 00:20:53,066 --> 00:20:56,069 ああ! それ いいかも。 296 00:20:56,069 --> 00:20:58,071 えっ? ねぇ おじいちゃん。 297 00:20:58,071 --> 00:21:01,074 穴の開いた靴下ない? 298 00:21:01,074 --> 00:21:03,076 アハハハ。 299 00:21:03,076 --> 00:21:07,080 楽ちん 楽ちん。 やっほ~い! ひょい ひょい。 300 00:21:07,080 --> 00:21:11,084 ひょい ひょい ひょい! あ~ ちょっと 楽しいね。 301 00:21:11,084 --> 00:21:14,087 アハ。 ほほう。 302 00:21:14,087 --> 00:21:18,091 わしの穴空き靴下が こんな形で役立つとは。 303 00:21:18,091 --> 00:21:21,094 そうだ! だったら これで。 304 00:21:21,094 --> 00:21:25,098 これで よし。 いくよ~! 305 00:21:25,098 --> 00:21:28,101 ハハ。 ほう。 こりゃ 便利じゃのう。 306 00:21:28,101 --> 00:21:31,101 (友蔵・まる子の笑い声) 307 00:21:33,106 --> 00:21:35,106 んっ? 308 00:21:38,044 --> 00:21:41,044 誰かが落としたんだ。 309 00:21:47,053 --> 00:21:50,056 《ラッキーじゃねぇか。 頂いちまいな》 310 00:21:50,056 --> 00:21:54,060 《駄目よ。 お金を拾ったら 交番に届けないと》 311 00:21:54,060 --> 00:21:56,062 《うちで拾ったものを 交番に届けるバカが→ 312 00:21:56,062 --> 00:21:58,064 どこにいる!》 313 00:21:58,064 --> 00:22:00,066 《駄目! 正直に言いなさい》 314 00:22:00,066 --> 00:22:02,068 うう…。 まる子。 315 00:22:02,068 --> 00:22:04,070 えぇ!? 316 00:22:04,070 --> 00:22:07,073 どうしたんじゃ? えっ えっと その…。 317 00:22:07,073 --> 00:22:09,073 あっ お母さん。 何? 318 00:22:11,077 --> 00:22:14,080 お金 落ちてたよ。 319 00:22:14,080 --> 00:22:17,083 あら。 そうそう。 さっき 新聞代 払うときに→ 320 00:22:17,083 --> 00:22:21,087 慌てて落としちゃって。 すっかり忘れてたわ。 321 00:22:21,087 --> 00:22:24,090 んっ? 322 00:22:24,090 --> 00:22:26,092 んっ? 323 00:22:26,092 --> 00:22:29,095 お掃除 頑張ってくれてるし お駄賃に あげる。 324 00:22:29,095 --> 00:22:33,099 えっ! ホント? わ~い わ~い! 325 00:22:33,099 --> 00:22:36,035 よかったのう。 頑張った ご褒美じゃな。 326 00:22:36,035 --> 00:22:41,035 うん! よ~し! もっと 一生懸命 掃除するよ。 327 00:22:43,042 --> 00:22:45,044 なかなか ないもんだねぇ。 328 00:22:45,044 --> 00:22:48,047 ≪(さきこ)ずいぶん 熱心ね。 うっ…。 329 00:22:48,047 --> 00:22:52,051 「ない」って 何が? えっ? あっ… ごみ ごみ。 330 00:22:52,051 --> 00:22:54,053 もっと落ちてるもんかと 思ったけど→ 331 00:22:54,053 --> 00:22:57,056 案外 奇麗だなぁって思ってね。 332 00:22:57,056 --> 00:23:00,059 普段 お母さんが 掃除してくれてるからね。 333 00:23:00,059 --> 00:23:04,059 そっか。 アハ アハ アハハハ。 334 00:23:07,066 --> 00:23:10,069 あっ! 335 00:23:10,069 --> 00:23:12,071 100円だ。 やった! 336 00:23:12,071 --> 00:23:15,074 おや どうしたんじゃ? まる子。 337 00:23:15,074 --> 00:23:18,077 これ。 また落ちてたんだ。 ほう。 338 00:23:18,077 --> 00:23:20,079 誰が落としたんだろう。 339 00:23:20,079 --> 00:23:23,082 おお! そういえば わし つい さっき→ 340 00:23:23,082 --> 00:23:26,085 ここで 財布の中身を ぶちまけてしまってのう。 341 00:23:26,085 --> 00:23:30,089 拾い残したのかもしれんが…。 342 00:23:30,089 --> 00:23:32,091 んっ。 うん。 ご褒美じゃ。 343 00:23:32,091 --> 00:23:34,093 その100円は まる子に やろう。 344 00:23:34,093 --> 00:23:38,030 ホント? ありがとう! 何の 何の。 345 00:23:38,030 --> 00:23:40,032 《頑張って掃除しておるんじゃ》 346 00:23:40,032 --> 00:23:44,036 《これぐらいのことをしても 罰は 当たらんじゃろう》 347 00:23:44,036 --> 00:23:47,039 それじゃ おじいちゃんの部屋も 掃除してあげるね。 348 00:23:47,039 --> 00:23:49,041 えぇ! 349 00:23:49,041 --> 00:23:52,044 《もう お金 落としてないぞ》 350 00:23:52,044 --> 00:23:54,046 う~ん…。 351 00:23:54,046 --> 00:23:57,049 落ちてないねぇ。 352 00:23:57,049 --> 00:24:01,049 《どうする 友蔵。 もう一度 落とすのか?》 353 00:24:03,055 --> 00:24:07,059 《あっ…。 さすがに 千円は ちょっと…》 354 00:24:07,059 --> 00:24:10,059 やっぱり ないね…。 355 00:24:12,064 --> 00:24:14,066 《どうする? 友蔵!》 356 00:24:14,066 --> 00:24:16,068 《うわっ!》 357 00:24:16,068 --> 00:24:19,071 《ええ~い!》 358 00:24:19,071 --> 00:24:21,073 ああ! えっ? 359 00:24:21,073 --> 00:24:23,075 (友蔵)待て~! 360 00:24:23,075 --> 00:24:25,077 待て~! 361 00:24:25,077 --> 00:24:27,079 (友蔵)ああ! 362 00:24:27,079 --> 00:24:30,082 あ~…。 363 00:24:30,082 --> 00:24:32,084 ≪(すみれ)まる子 おじいちゃん! 364 00:24:32,084 --> 00:24:34,086 何です! 靴下のままで。 365 00:24:34,086 --> 00:24:38,090 まる子 ちゃんと 掃除しときなさいよ。 366 00:24:38,090 --> 00:24:40,092 (友蔵・まる子)あ~あ。→ 367 00:24:40,092 --> 00:24:42,094 ああ…。 368 00:24:42,094 --> 00:24:45,097 <かくして あらためて 掃除機の ありがたみを→ 369 00:24:45,097 --> 00:24:48,100 痛いほど思い知らされる まる子であった> 370 00:24:48,100 --> 00:24:50,100 ハァ…。 371 00:25:27,974 --> 00:25:29,976 丸尾君 いいから 放っといて! あたしの心臓は もう駄目なんだ! 372 00:25:29,976 --> 00:25:32,979 たまちゃん 今日まで 仲良くしてくれて ありがとう。 373 00:25:32,979 --> 00:25:35,982 あたし たまちゃんに会えて 本当に よかった! 374 00:25:35,982 --> 00:25:37,984 さようなら! 375 00:25:37,984 --> 00:25:39,984 次回の『ちびまる子ちゃん』は…。 376 00:25:45,992 --> 00:25:55,992 ♪♪~ 377 00:30:32,978 --> 00:30:34,980 (サザエ)サザエでございます。 378 00:30:34,980 --> 00:30:37,983 ♪♪「お魚くわえたドラ猫」 379 00:30:37,983 --> 00:30:40,986 ♪♪「追っかけて」 380 00:30:40,986 --> 00:30:45,991 ♪♪「はだしで かけてく」 381 00:30:45,991 --> 00:30:48,994 ♪♪「陽気なサザエさん」 382 00:30:48,994 --> 00:30:52,998 ♪♪「みんなが笑ってる」 383 00:30:52,998 --> 00:30:57,002 ♪♪「おひさまも笑ってる」