1 00:00:33,416 --> 00:00:36,419 (友蔵)さあさあ皆さまお集まりを。 ちびまる子ちゃんが始まりますぞ! 2 00:00:36,419 --> 00:00:46,419 ♪♪~ 3 00:03:17,414 --> 00:03:19,414 <日曜日> 4 00:03:24,421 --> 00:03:27,424 (まる子)《わあ~ 百恵ちゃんのバッジだ》 5 00:03:27,424 --> 00:03:31,424 (まる子)《欲しいな。 50円か…》 6 00:03:33,430 --> 00:03:37,434 《よしっ! 20円は使わないで 取っておこう》 7 00:03:37,434 --> 00:03:40,437 (すみれ)あっ… 十円玉 2枚しかないから→ 8 00:03:40,437 --> 00:03:42,439 五円玉でもいい? 9 00:03:42,439 --> 00:03:45,442 いいよ。 早くしとくれ。 売り切れちゃうよ。 10 00:03:45,442 --> 00:03:48,442 はいはい。 無駄遣いしちゃ駄目よ。 11 00:03:50,447 --> 00:03:52,447 よしっ! これで買えるね。 12 00:03:55,452 --> 00:03:57,454 (小銭の音) 6枚もあると→ 13 00:03:57,454 --> 00:04:00,454 ジャラジャラも いつもより大きい気がするね。 14 00:04:02,459 --> 00:04:05,462 何だか お金持ちになった気分だよ。 15 00:04:05,462 --> 00:04:07,464 あっ! なら 一円玉でもらえば→ 16 00:04:07,464 --> 00:04:11,464 もっと お金持ちって感じに なったかも~。 17 00:04:16,406 --> 00:04:18,406 《バッジ下さい》 18 00:04:22,412 --> 00:04:24,414 ≪(犬の吠える声) わっ! 19 00:04:24,414 --> 00:04:26,414 うわあ~! 20 00:04:29,419 --> 00:04:32,422 あっ! お金~。 21 00:04:32,422 --> 00:04:34,424 ごめんなさいね。 22 00:04:34,424 --> 00:04:36,424 もう 何なの…。 23 00:04:38,428 --> 00:04:41,431 うん? 野口さん。 24 00:04:41,431 --> 00:04:43,431 (野口)うん? 25 00:04:45,435 --> 00:04:48,438 (野口)はい さくらさん。 ありがとう。 26 00:04:48,438 --> 00:04:51,441 その五円玉。 クックックックッ…。 27 00:04:51,441 --> 00:04:53,443 うん? 何? 28 00:04:53,443 --> 00:04:57,447 ひょっとしたら その五円玉 5円以上の価値があるかもよ。 29 00:04:57,447 --> 00:04:59,449 えっ!? どういうこと? 30 00:04:59,449 --> 00:05:03,453 穴がずれているんだよ。 えっ!? 31 00:05:03,453 --> 00:05:07,457 こういう 穴がずれた お金は 珍しいからね。 32 00:05:07,457 --> 00:05:09,459 すごく価値があって→ 33 00:05:09,459 --> 00:05:12,395 お金を払っても 欲しがる人がいるんだ。 34 00:05:12,395 --> 00:05:14,397 えっ!? そうなの? 35 00:05:14,397 --> 00:05:17,397 クックックックッ…。 36 00:05:24,407 --> 00:05:26,409 《ああ どうしよう》 37 00:05:26,409 --> 00:05:28,411 《買っていいのかな…。 分かんないよ》 38 00:05:28,411 --> 00:05:32,415 《どうしよう。 どうしよう。 ああ…》 39 00:05:32,415 --> 00:05:35,418 ただいま。 40 00:05:35,418 --> 00:05:37,420 (さきこ)あっ まる子 おかえり。 41 00:05:37,420 --> 00:05:40,423 あっ お姉ちゃん 話があるんだ。 42 00:05:40,423 --> 00:05:42,425 ちょっと待ってよ。 43 00:05:42,425 --> 00:05:44,427 ホント 穴がずれてる。 44 00:05:44,427 --> 00:05:48,431 すっごく価値があるんだって。 へえ~。 45 00:05:48,431 --> 00:05:51,434 お金を払っても 欲しい人がいるんだって。 46 00:05:51,434 --> 00:05:53,436 えっ!? そうなんだ。 47 00:05:53,436 --> 00:05:56,439 ちょっと 相談なんだけど。 48 00:05:56,439 --> 00:06:00,443 何よ? この五円玉 買ってくんないかな? 49 00:06:00,443 --> 00:06:02,445 えっ? 嫌よ。 50 00:06:02,445 --> 00:06:06,449 そんなこと言わずにさ。 安くしときますぜ 旦那。 51 00:06:06,449 --> 00:06:08,451 いらない。 何で? 52 00:06:08,451 --> 00:06:10,453 お姉ちゃん お金 集めてるじゃん。 53 00:06:10,453 --> 00:06:12,388 集めてないわよ。 54 00:06:12,388 --> 00:06:17,393 またまた。 貯金箱に お金 いっぱいあるの 知ってるよ。 55 00:06:17,393 --> 00:06:19,395 <それは 貯金である> 56 00:06:19,395 --> 00:06:22,398 ねえ お姉ちゃん お願い。 57 00:06:22,398 --> 00:06:24,398 いらないったら いらない。 58 00:06:26,402 --> 00:06:28,404 おじいちゃん。 あれ 出掛けるの? 59 00:06:28,404 --> 00:06:32,408 ああ これから ばあさんと 知り合いのうちに行くんじゃ。 60 00:06:32,408 --> 00:06:36,412 どうしたんじゃ? 見てほしい物があるんだ。 61 00:06:36,412 --> 00:06:39,415 (友蔵)ほお~。 本当に 穴がずれておるの。 62 00:06:39,415 --> 00:06:42,418 長年 生きてきたが→ 63 00:06:42,418 --> 00:06:45,421 こんな珍しい五円玉 見たのは 初めてじゃ。 64 00:06:45,421 --> 00:06:47,423 ありがたや ありがたや。 65 00:06:47,423 --> 00:06:49,425 すっごく価値があるんだって。 66 00:06:49,425 --> 00:06:51,427 そうじゃろう そうじゃろう。 67 00:06:51,427 --> 00:06:53,429 おじいちゃん 欲しい? 68 00:06:53,429 --> 00:06:56,432 何と このわしに 譲ってくれるというのか? 69 00:06:56,432 --> 00:07:01,437 タダってわけには いかないよ。 世の中 そんなに甘くないからね。 70 00:07:01,437 --> 00:07:05,441 わしが甘かったわい。 それで幾らなんじゃ? 71 00:07:05,441 --> 00:07:08,444 えっ!? あっ… そうだね。 72 00:07:08,444 --> 00:07:11,464 《値段 ちゃんと 決めてなかったよ》 73 00:07:11,464 --> 00:07:14,384 《えーっと 100円ぐらいかな…》 74 00:07:14,384 --> 00:07:18,388 《野口さん あの感じだと もっとしそうだよね》 75 00:07:18,388 --> 00:07:23,393 《100倍で 500円。 いや ここは思い切って…》 76 00:07:23,393 --> 00:07:25,395 1,000円で どう? 77 00:07:25,395 --> 00:07:27,397 せっ 1,000円!? 78 00:07:27,397 --> 00:07:30,400 五円玉に 1,000円とは…。 79 00:07:30,400 --> 00:07:33,403 う~ん…。 80 00:07:33,403 --> 00:07:37,407 《さすがに高かったか。 でも…》 81 00:07:37,407 --> 00:07:40,410 嫌ならいいよ。 他 当たるからさ。 82 00:07:40,410 --> 00:07:42,412 う~ん…。 83 00:07:42,412 --> 00:07:46,416 いや~ 本当に珍しい 五円玉だな。 84 00:07:46,416 --> 00:07:49,419 持ってるだけで いいことがありそうだね。 85 00:07:49,419 --> 00:07:52,422 おじいちゃんに 持っていてほしかったけど→ 86 00:07:52,422 --> 00:07:55,425 いらないなら 仕方ないか。 87 00:07:55,425 --> 00:07:58,428 お父さんにでも 話してみるか。 88 00:07:58,428 --> 00:08:02,432 待ってくれ まる子。 分かった 1,000円で買おう。 89 00:08:02,432 --> 00:08:05,435 本当? 無理してない? 90 00:08:05,435 --> 00:08:09,439 してるもんか。 切りもいいし ちょうどいい値段じゃ。 91 00:08:09,439 --> 00:08:11,407 《言ってみるもんだね》 92 00:08:11,407 --> 00:08:15,278 《これで バッジは手に入るし お菓子だって いっぱい買えるね》 93 00:08:15,278 --> 00:08:17,280 《イヒヒヒヒ》 94 00:08:17,280 --> 00:08:19,280 《ああ…》 95 00:08:21,284 --> 00:08:24,287 まる子~! 96 00:08:24,287 --> 00:08:27,290 (ヒロシ)へえ~ 確かに珍しいな。 97 00:08:27,290 --> 00:08:29,292 この子ったら おじいちゃんに→ 98 00:08:29,292 --> 00:08:31,294 1,000円で 売りつけようとしたのよ。 99 00:08:31,294 --> 00:08:35,298 五円玉を 1,000円。 ずうずうしいやつだな。 100 00:08:35,298 --> 00:08:37,300 すっごく価値があるんだから→ 101 00:08:37,300 --> 00:08:40,303 それぐらいしても おかしくないよ。 102 00:08:40,303 --> 00:08:42,305 (さきこ)でも 作るのに失敗した お金なんでしょう? 103 00:08:42,305 --> 00:08:46,309 そんなのに 本当に価値があるのかな? 104 00:08:46,309 --> 00:08:49,312 それも そうよね。 何だって失敗した物は→ 105 00:08:49,312 --> 00:08:51,314 売り物にならないものね。 106 00:08:51,314 --> 00:08:53,316 まる子 残念だったな。 107 00:08:53,316 --> 00:08:56,319 価値あるもん。 野口さんが言ってたもん。 108 00:08:56,319 --> 00:08:59,322 野口さんに だまされたんじゃない? 109 00:08:59,322 --> 00:09:02,325 野口さん ふざけたりするけど だましたりしないもん。 110 00:09:02,325 --> 00:09:04,327 じゃあ ふざけて言ったのよ。 111 00:09:04,327 --> 00:09:08,327 えっ… そうなのかな? 112 00:09:10,333 --> 00:09:12,368 《あと4つ 早くしないと》 113 00:09:12,368 --> 00:09:14,370 《どうしよう…》 114 00:09:14,370 --> 00:09:16,372 《野口さん ふざけて言ったのかな》 115 00:09:16,372 --> 00:09:19,375 《う~ん 買うべきか 買わないべきか》 116 00:09:19,375 --> 00:09:22,378 《どうすればいいの? 分かんないよ》 117 00:09:22,378 --> 00:09:24,380 《百恵ちゃん 教えて~》 118 00:09:24,380 --> 00:09:26,380 <百恵ちゃんが知るわけがない> 119 00:09:28,384 --> 00:09:32,388 《ちゃんと 野口さんに聞いてみよう》 120 00:09:32,388 --> 00:09:35,391 (長山)あっ さくら? 121 00:09:35,391 --> 00:09:39,391 長山君…。 どうかしたのかい? 122 00:09:46,402 --> 00:09:49,405 へえ~ いろんな お金があったんだね。 123 00:09:49,405 --> 00:09:52,405 (長山)うん そうなんだね。 124 00:09:54,410 --> 00:09:57,413 千円玉なんかあるんだ。 面白いね。 125 00:09:57,413 --> 00:10:01,417 好きな人たちの間で 人気があってね。 126 00:10:01,417 --> 00:10:04,420 使ってなかったら 1万円ぐらいになるみたいなんだ。 127 00:10:04,420 --> 00:10:07,423 へえ~! ここには載ってないけど→ 128 00:10:07,423 --> 00:10:12,361 さくらが持ってる 穴がずれた お金も 人気があるみたいだよ。 129 00:10:12,361 --> 00:10:15,364 ≪(みまつや)やあ まるちゃん。 あっ みまつやのおじさん。 130 00:10:15,364 --> 00:10:18,367 (まる子・長山)こんにちは。 (みまつや)こんにちは。 131 00:10:18,367 --> 00:10:22,371 へえ~ まるちゃんに そういう渋い趣味があるとは→ 132 00:10:22,371 --> 00:10:24,371 知らなかったな。 133 00:10:26,375 --> 00:10:30,379 これは 相当 値打ちが付く 代物かもしれないね。 134 00:10:30,379 --> 00:10:33,382 本当? 1万円くらいになるかもな。 135 00:10:33,382 --> 00:10:35,384 えっ 1万円!? 136 00:10:35,384 --> 00:10:38,384 大切に持っていた方がいいよ。 137 00:10:41,390 --> 00:10:46,395 1万円! 1万円! 138 00:10:46,395 --> 00:10:51,400 人生 捨てたもんじゃないね。 ララ~ン。 139 00:10:51,400 --> 00:10:53,402 生きててよかったよ~! 140 00:10:53,402 --> 00:10:55,402 <大げさである> 141 00:11:04,413 --> 00:11:06,415 ああ ローラースルーゴーゴー! 142 00:11:06,415 --> 00:11:09,418 これで買える。 お釣りまで もらえるよ。 143 00:11:09,418 --> 00:11:12,355 ああ 何て偉大なる 五円なんだろう。 144 00:11:12,355 --> 00:11:17,360 早く お母さんに 1万円と交換してもらおう。 145 00:11:17,360 --> 00:11:20,363 はっ! 146 00:11:20,363 --> 00:11:22,365 お母さんに 1万円になるって話したら→ 147 00:11:22,365 --> 00:11:25,368 取り上げられるかもしれないね。 148 00:11:25,368 --> 00:11:27,370 お年玉だって いっぱいもらったら→ 149 00:11:27,370 --> 00:11:30,373 「預かっておきます」って 取られるもんね。 150 00:11:30,373 --> 00:11:34,377 ここで 1万円として 使えないかなあ。 151 00:11:34,377 --> 00:11:38,377 やっぱり いいねえ。 欲しいなあ。 152 00:11:40,383 --> 00:11:42,385 (店主)いらっしゃい。 おじさん→ 153 00:11:42,385 --> 00:11:44,387 穴がずれた五円玉 使えますか? 154 00:11:44,387 --> 00:11:47,390 えっ? 穴がずれた? 155 00:11:47,390 --> 00:11:50,393 これなんですけど。 156 00:11:50,393 --> 00:11:55,398 へえ~ 確かに ずれてる。 でも まあいいよ。 使えるよ。 157 00:11:55,398 --> 00:11:59,402 本当!? じゃあ この5円で これ下さい。 158 00:11:59,402 --> 00:12:02,405 お嬢ちゃん 何の冗談だい? 159 00:12:02,405 --> 00:12:05,408 何だ 知らないのか。 160 00:12:05,408 --> 00:12:10,413 おじさん 実はね この五円玉 1万円なんだよ。 161 00:12:10,413 --> 00:12:13,349 ハハハッ 五円は五円。 162 00:12:13,349 --> 00:12:16,352 お金がないなら また おうちの人とおいで。 163 00:12:16,352 --> 00:12:18,352 えっ…。 164 00:12:24,360 --> 00:12:26,362 はい おばちゃん。 165 00:12:26,362 --> 00:12:29,365 毎度あり。 (女の子)まだあって よかった。 166 00:12:29,365 --> 00:12:31,365 あっ…。 167 00:12:40,376 --> 00:12:42,378 おう まる子。 168 00:12:42,378 --> 00:12:44,380 ああ お父さん。 169 00:12:44,380 --> 00:12:46,382 さっき 山ちゃんから 聞いたんだけどよ。 170 00:12:46,382 --> 00:12:50,386 あの五円玉 1万円ぐらいに なるかもしれねえんだと。 171 00:12:50,386 --> 00:12:53,389 らしいね。 何だ 知ってたのか。 172 00:12:53,389 --> 00:12:57,393 でも どうせ お母さんに取り上げられるから→ 173 00:12:57,393 --> 00:12:59,395 使っちゃったよ。 えっ…。 174 00:12:59,395 --> 00:13:03,399 まあ そら 全部 お前の物に ならないかもしれねえけど→ 175 00:13:03,399 --> 00:13:06,402 ちょっとは 小遣いになってたんじゃねえか? 176 00:13:06,402 --> 00:13:10,406 あっ! アハハハッ そうかも…。 177 00:13:10,406 --> 00:13:14,410 <次に 珍しいお金に 巡り合うのは いつの日か> 178 00:13:14,410 --> 00:13:17,413 <きっと また ご縁が ありますようにと願う→ 179 00:13:17,413 --> 00:13:19,413 まる子なのであった> 180 00:14:33,422 --> 00:14:35,424 ねえ この人 誰? 181 00:14:35,424 --> 00:14:37,426 千利休じゃよ。 182 00:14:37,426 --> 00:14:39,428 利休といえば お茶じゃ。 183 00:14:39,428 --> 00:14:43,432 豊臣 秀吉や 織田 信長にも お茶を伝え→ 184 00:14:43,432 --> 00:14:45,432 わび茶を究めたと いわれておる。 185 00:14:47,436 --> 00:14:49,438 へえ~。 わび茶って 何? 186 00:14:49,438 --> 00:14:53,442 うっ…。 そっ それは…。 うん? 187 00:14:53,442 --> 00:14:56,445 《何じゃったかのう わび茶って…》 188 00:14:56,445 --> 00:14:58,447 《わび わび わび…》 189 00:14:58,447 --> 00:15:00,449 《びわ びわ びわ…》 190 00:15:00,449 --> 00:15:03,452 わび さびって聞いたことあるけどそんな感じ? 191 00:15:03,452 --> 00:15:05,454 おお そうじゃったかの。 192 00:15:05,454 --> 00:15:07,456 とにかく 利休といえば お茶。 193 00:15:07,456 --> 00:15:12,461 お茶が好きじゃったのは確かじゃ。へえ~。 194 00:15:12,461 --> 00:15:14,463 <翌日> 195 00:15:14,463 --> 00:15:18,467 (たまえ)利休? うん。 今 利休に興味があってね。 196 00:15:18,467 --> 00:15:20,469 (はまじ)一休さんの友達だろ? 197 00:15:20,469 --> 00:15:24,473 一休 二休 三休… 利休。 なっ? 198 00:15:24,473 --> 00:15:27,409 えっ お茶だけじゃなくて 頓知も好きなの? 199 00:15:27,409 --> 00:15:30,412 プッ! クックックッ…。 200 00:15:30,412 --> 00:15:32,414 (たまえ)違うと思うよ。 201 00:15:32,414 --> 00:15:36,418 利休のことが知りたいなら うちに本があるから貸してあげるよ。 202 00:15:36,418 --> 00:15:39,421 ホント! ありがとう 野口さん。 203 00:15:39,421 --> 00:15:41,423 よかったね まるちゃん。 204 00:15:41,423 --> 00:15:43,425 ただいま! 205 00:15:43,425 --> 00:15:46,428 (友蔵)利休は お茶を飲むためだけに→ 206 00:15:46,428 --> 00:15:49,431 茶室という部屋を作ったり 湯飲みなんかの道具にも→ 207 00:15:49,431 --> 00:15:52,434 大変な こだわりがあったらしいぞ。へえ~。 208 00:15:52,434 --> 00:15:54,436 こうして お茶を飲むだけで→ 209 00:15:54,436 --> 00:15:57,439 宇宙のような無限を 感じるそうじゃ。 210 00:15:57,439 --> 00:15:59,441 こんな狭い部屋で お茶を飲むだけで→ 211 00:15:59,441 --> 00:16:01,443 宇宙まで感じちゃうの? 212 00:16:01,443 --> 00:16:04,446 ああ よく分からんが すごいのう。 213 00:16:04,446 --> 00:16:07,449 うちなんて 狭さには自信があるけど→ 214 00:16:07,449 --> 00:16:12,449 お茶で宇宙を感じたこと ないよ。 ホントじゃのう。 215 00:16:19,461 --> 00:16:23,465 それにしても お茶のためだけに 部屋まで作っちゃうなんて→ 216 00:16:23,465 --> 00:16:26,485 すごいね。 よほど お茶が好きなんじゃのう。 217 00:16:26,485 --> 00:16:29,405 いいなあ。 まる子も茶室が欲しいよ。 218 00:16:29,405 --> 00:16:33,409 お茶で宇宙を感じてみたいよ。 そうじゃのう。 219 00:16:33,409 --> 00:16:35,411 嫌よ。 何でさ? 220 00:16:35,411 --> 00:16:38,414 この部屋が 茶室に生まれ変われば→ 221 00:16:38,414 --> 00:16:41,417 いつでも 秀樹が お茶を飲みに来ても大丈夫だよ。 222 00:16:41,417 --> 00:16:45,421 何なら 秀樹を 宇宙まで 連れていけるかもしれないよ。 223 00:16:45,421 --> 00:16:47,423 宇宙だか何だか知らないけど 部屋を→ 224 00:16:47,423 --> 00:16:50,423 散らかさないでくれたらいいの。 あっ…。 225 00:16:54,430 --> 00:16:57,433 まる子の願いを かなえられるのは→ 226 00:16:57,433 --> 00:16:59,435 やっぱり おじいちゃんだけだよ。 227 00:16:59,435 --> 00:17:03,439 ちょっと 小さ過ぎたかのう? そんなことないよ。 228 00:17:03,439 --> 00:17:06,442 これくらいの茶室も 本に載ってたもん。 229 00:17:06,442 --> 00:17:08,444 立派な茶室だよ。 230 00:17:08,444 --> 00:17:12,448 そうか そうか。 それなら よかったのう。 231 00:17:12,448 --> 00:17:15,451 一緒に 茶室から 宇宙へ飛び立とう! 232 00:17:15,451 --> 00:17:17,453 おお! 宇宙へ ゴーじゃ! 233 00:17:17,453 --> 00:17:21,457 <宇宙というより ミカン畑に 行ってしまいそうである> 234 00:17:21,457 --> 00:17:25,461 ほら 見て。 この小さな入り口。 235 00:17:25,461 --> 00:17:30,399 (友蔵)おお 本で見たとおりじゃ。 どれどれ…。 236 00:17:30,399 --> 00:17:33,402 中は思ったより広いのう。 237 00:17:33,402 --> 00:17:35,404 お花を生けたら 雰囲気 出るかな? 238 00:17:35,404 --> 00:17:39,408 よし ちょっと 庭で 何か探してこよう。 239 00:17:39,408 --> 00:17:42,408 少し 外に行かないと駄目かのう。 240 00:17:45,414 --> 00:17:48,414 おお コスモスなら いいじゃろう。 241 00:17:52,421 --> 00:17:54,423 あっ おじいちゃん おかえり。 242 00:17:54,423 --> 00:17:58,427 どう? 掛け軸の代わりに ちょっと 習字を張ってみたよ。 243 00:17:58,427 --> 00:18:01,430 (友蔵)おお これは なかなか。 244 00:18:01,430 --> 00:18:03,432 うん? まる子 これは…。 245 00:18:03,432 --> 00:18:06,435 うん。 さっき そこで拾ったんだ。 奇麗だったから。 246 00:18:06,435 --> 00:18:09,438 《あっ! 何というセンスじゃ》 247 00:18:09,438 --> 00:18:12,441 《これぞ まさに わび》 248 00:18:12,441 --> 00:18:15,444 《花瓶には 花とばかり 思っておったが→ 249 00:18:15,444 --> 00:18:18,447 この方が よほど季節感を表しておる》→ 250 00:18:18,447 --> 00:18:22,451 《まる子は 利休のように 茶を究めてしまうかもしれん》 251 00:18:22,451 --> 00:18:25,454 ねえ おじいちゃん ミカンの皮を持ってきたから→ 252 00:18:25,454 --> 00:18:27,389 ちょっと 燃やしてくれる? 253 00:18:27,389 --> 00:18:30,392 おっ…。 おお いいけど 何で また? 254 00:18:30,392 --> 00:18:33,395 ほら お茶の前に いい香りのする木を燃やして→ 255 00:18:33,395 --> 00:18:37,399 おもてなしするって 本に書いてあったでしょ。 256 00:18:37,399 --> 00:18:39,401 あったのう。 その代わりかい? 257 00:18:39,401 --> 00:18:42,404 うん。 お母さんに もらってきたんだ。 258 00:18:42,404 --> 00:18:44,404 なるほど。 どれどれ…。 259 00:18:46,408 --> 00:18:48,408 (まる子・友蔵)うっ…。 260 00:18:50,412 --> 00:18:54,416 何だか燃えないのう。 もう少し 乾いていればいいんじゃが。 261 00:18:54,416 --> 00:18:56,418 駄目か…。 262 00:18:56,418 --> 00:18:59,421 茶室ができたんだから お茶を飲んでみないとね。 263 00:18:59,421 --> 00:19:03,425 お茶を持ってこよう。 あっ…。 264 00:19:03,425 --> 00:19:05,427 お母さん。 あたし 茶室で お茶を飲むから→ 265 00:19:05,427 --> 00:19:08,430 急須と お湯と 湯飲み ちょうだい。 266 00:19:08,430 --> 00:19:11,433 あと お茶に合う お菓子も欲しいな。 267 00:19:11,433 --> 00:19:13,435 もう ご飯だから 駄目です。 268 00:19:13,435 --> 00:19:16,438 お茶と お菓子で おなか いっぱいになっちゃうでしょ。 269 00:19:16,438 --> 00:19:19,441 チェーッ。 お茶だけでも 駄目? 270 00:19:19,441 --> 00:19:23,445 こっちで ご飯と一緒に飲めばいいでしょ。 271 00:19:23,445 --> 00:19:27,383 駄目だったよ。 (友蔵)無念じゃ。 せっかくの茶室が。 272 00:19:27,383 --> 00:19:31,387 そうだ! どうせだったら たまちゃんと 野口さんも呼んで→ 273 00:19:31,387 --> 00:19:34,390 あした お茶会をするってのは どう? 274 00:19:34,390 --> 00:19:36,392 おお それはいいのう。 275 00:19:36,392 --> 00:19:38,394 ≪(すみれ)ごはんよ~。 はーい! 276 00:19:38,394 --> 00:19:43,399 あしたの お茶会 楽しみだね。 ああ 楽しみじゃ。 277 00:19:43,399 --> 00:19:45,399 アハハ…。 278 00:19:47,403 --> 00:19:51,403 うん? ってことは あしたまで この茶室は…。 279 00:19:54,410 --> 00:19:56,410 狭い…。 280 00:19:58,414 --> 00:20:00,416 <翌日> 281 00:20:00,416 --> 00:20:02,418 (野口・たまえ)お邪魔しま~す。 282 00:20:02,418 --> 00:20:05,421 どう? いいでしょ? (たまえ)秘密基地みたいでいいね。 283 00:20:05,421 --> 00:20:08,424 (野口)狭いのが 逆にいい。 284 00:20:08,424 --> 00:20:12,428 そうそう。 茶室で お茶を飲むと 宇宙を感じるらしいよ。 285 00:20:12,428 --> 00:20:14,430 (たまえ)フフフ…。 (野口)宇宙。 286 00:20:14,430 --> 00:20:19,435 宇宙は ちょっと分からないけど ミカンの壁って 案外 カワイイね。 287 00:20:19,435 --> 00:20:22,438 ああ そう言われたら そうかもね。 288 00:20:22,438 --> 00:20:26,458 わしと まる子で作った茶室で 盛り上がっておる。 289 00:20:26,458 --> 00:20:28,377 わし抜きで…。 290 00:20:28,377 --> 00:20:33,382 何だか ちょっぴり… さ み し い。 291 00:20:33,382 --> 00:20:35,384 じゃ お茶の用意するね。 292 00:20:35,384 --> 00:20:38,387 あっ おじいちゃん。 これから お茶会だよ。 293 00:20:38,387 --> 00:20:40,389 おじいちゃんも 入って 入って。 294 00:20:40,389 --> 00:20:43,392 わしも入っていいの? もちろんだよ! 295 00:20:43,392 --> 00:20:47,396 あたし ちょっと お茶の準備するから中で待ってて。 296 00:20:47,396 --> 00:20:50,396 《おおっ! う れ し い》 297 00:20:52,401 --> 00:20:55,404 ちゃんとした道具も 抹茶も ないけど。 298 00:20:55,404 --> 00:20:57,406 ううん 十分だよ。 299 00:20:57,406 --> 00:21:00,409 棚にあった 一番良さそうな お茶っ葉と→ 300 00:21:00,409 --> 00:21:04,413 それから 何か しまってあった 箱入りの湯飲み 持ってきたよ。 301 00:21:04,413 --> 00:21:07,416 《そんなの持ってきて 大丈夫なのかな…》 302 00:21:07,416 --> 00:21:12,421 あと お菓子。 お皿じゃなくて こういう紙を使うんだって。 303 00:21:12,421 --> 00:21:15,424 なかなか 雰囲気あるね。 (たまえ)アハハ。 304 00:21:15,424 --> 00:21:17,426 はい おじいちゃん。 305 00:21:17,426 --> 00:21:19,428 おお かたじけない。 306 00:21:19,428 --> 00:21:23,432 お茶の本によるとね おわんを くるくる回して飲むんだって。 307 00:21:23,432 --> 00:21:25,432 なるほど。 どれ…。 308 00:21:27,369 --> 00:21:32,374 《うっ…。 ずいぶん たっぷり ついでくれたのう。 熱い…》 309 00:21:32,374 --> 00:21:35,377 おじいちゃん よく回してね。 310 00:21:35,377 --> 00:21:38,380 よし…。 そうそう。 311 00:21:38,380 --> 00:21:42,384 それから おわんが どんなものか 見たりもするんだって。 312 00:21:42,384 --> 00:21:44,386 どれどれ…。 313 00:21:44,386 --> 00:21:46,388 うわっ! (たまえ・まる子)あーっ! 314 00:21:46,388 --> 00:21:48,388 (友蔵)あーっ! あーっ! 315 00:21:50,392 --> 00:21:53,395 (友蔵)あっ! (たまえ・まる子)キャッ! うっ! 316 00:21:53,395 --> 00:21:56,398 大丈夫? おじいちゃん。 (たまえ)ううっ…。 317 00:21:56,398 --> 00:21:59,401 わしは平気じゃ。 じゃが 茶室が…。 318 00:21:59,401 --> 00:22:02,404 お茶わんを見るのは 飲み終わってからだったんじゃ…。 319 00:22:02,404 --> 00:22:04,406 プックックックッ…。 320 00:22:04,406 --> 00:22:06,408 これじゃ お茶会どころじゃないね。 321 00:22:06,408 --> 00:22:09,408 すまん。 すまん まる子。 322 00:22:11,413 --> 00:22:13,413 狭い…。 323 00:22:15,417 --> 00:22:17,417 <翌日> 324 00:22:20,422 --> 00:22:24,426 八百屋さんから 段ボールを たっぷり もらってきたからな。 325 00:22:24,426 --> 00:22:28,426 頑丈な茶室にするぞ。 ありがとう おじいちゃん。 326 00:22:30,365 --> 00:22:32,367 まる子 こっち ガムテープ 張っとくれ。 327 00:22:32,367 --> 00:22:34,367 任せて! 328 00:22:38,373 --> 00:22:41,376 少し ネギの匂いがするが 完成じゃ。 329 00:22:41,376 --> 00:22:44,379 じゃ 早速 お茶を飲んでみようか。 330 00:22:44,379 --> 00:22:47,382 《ホントは 冷たいお水が飲みたいけど》 331 00:22:47,382 --> 00:22:49,384 ああ そうじゃのう。 332 00:22:49,384 --> 00:22:52,387 《でも できれば 冷たい水が飲みたいのう》 333 00:22:52,387 --> 00:22:56,391 せっかくの茶室だもんね。 熱いお茶を飲まないと。 334 00:22:56,391 --> 00:23:00,395 《ああ まる子のバカ。 冷たいお水が飲みたいのに》 335 00:23:00,395 --> 00:23:03,398 ああ そうじゃ。 熱いお茶じゃ。 336 00:23:03,398 --> 00:23:06,398 《ああ わしのバカ。 冷たい水が…》 337 00:23:08,403 --> 00:23:13,408 おじいちゃん まだ二番茶が出るよ。いいお茶っ葉だからね 飲まないと。 338 00:23:13,408 --> 00:23:16,411 ああ そうじゃのう。 339 00:23:16,411 --> 00:23:19,414 熱いね。 ああ 熱いのう。 340 00:23:19,414 --> 00:23:22,417 何か 足が しびれてきたよ。 341 00:23:22,417 --> 00:23:24,419 お茶を究めるのは難しいのう。 342 00:23:24,419 --> 00:23:27,419 あたし ちょっと トイレ…。 343 00:23:29,358 --> 00:23:32,361 (おばあちゃん)おや? ずいぶん 汗をかいとるのう。 344 00:23:32,361 --> 00:23:37,361 ちょっと お茶でね。 暑くて。 はあ? 345 00:23:39,368 --> 00:23:41,370 ああ おいしい。 346 00:23:41,370 --> 00:23:44,373 体に染み込んでいくのう。 (おばあちゃん)暑ければ→ 347 00:23:44,373 --> 00:23:47,376 お茶の前に 冷たい物を飲んでも いいんじゃよ。 348 00:23:47,376 --> 00:23:49,376 そっか…。 349 00:23:51,380 --> 00:23:55,380 少し 甘い物を お上がり。 ありがとう おばあちゃん。 350 00:24:04,393 --> 00:24:07,393 はあ~。 お茶 おいしい。 351 00:24:10,399 --> 00:24:13,402 何だか さっきより おいしいのう。 352 00:24:13,402 --> 00:24:16,405 同じ お茶っ葉とは 思えないくらいじゃ。 353 00:24:16,405 --> 00:24:19,408 これ 少し ぬるめに入れてある? 354 00:24:19,408 --> 00:24:22,411 お茶はね 相手のことを思って 入れるから→ 355 00:24:22,411 --> 00:24:25,414 おいしいんじゃよ。 そっか。 356 00:24:25,414 --> 00:24:28,417 芋きんとん もう少し食べたいのう。 357 00:24:28,417 --> 00:24:31,420 じいさん 夕飯前なんじゃから。 358 00:24:31,420 --> 00:24:34,423 おお そうじゃった。 うん…。 359 00:24:34,423 --> 00:24:38,427 <茶室だけでなく 一緒に飲む 相手を思う気持ちが→ 360 00:24:38,427 --> 00:24:41,427 大切なのだと気付かされた まる子であった> 361 00:24:43,432 --> 00:24:46,435 はあ~。 おいしいね おじいちゃん。 362 00:24:46,435 --> 00:24:48,435 ああ おいしいのう。 363 00:25:28,343 --> 00:25:30,345 城ヶ崎さん 笹山さん 2人で 芸能界にデビューして→ 364 00:25:30,345 --> 00:25:32,347 あたしの願いを かなえて! 大丈夫! 365 00:25:32,347 --> 00:25:35,350 この看板の力を借りれば きっと うまくいくよ。 366 00:25:35,350 --> 00:25:37,352 幸運が やって来そうでしょ? これ。 367 00:25:37,352 --> 00:25:39,352 次回の『ちびまる子ちゃん』は…。 368 00:25:44,359 --> 00:25:46,361 お楽しみにね。 369 00:25:46,361 --> 00:25:56,361 ♪♪~ 370 00:30:33,314 --> 00:30:35,316 (サザエ)サザエでございます。 371 00:30:35,316 --> 00:30:38,319 ♪♪「お魚くわえたドラ猫」 372 00:30:38,319 --> 00:30:41,322 ♪♪「追っかけて」 373 00:30:41,322 --> 00:30:46,327 ♪♪「はだしで かけてく」 374 00:30:46,327 --> 00:30:49,330 ♪♪「陽気なサザエさん」 375 00:30:49,330 --> 00:30:53,334 ♪♪「みんなが笑ってる」 376 00:30:53,334 --> 00:30:57,338 ♪♪「おひさまも笑ってる」