1 00:00:02,002 --> 00:00:05,672 ⸨オリジン:「とある所に テンバールという 王国がありました。 2 00:00:05,672 --> 00:00:10,511 長い間 戦もなく 皆 幸せに暮らしていたのです。 3 00:00:10,511 --> 00:00:15,515 ところが ある日のこと 突如 魔物があふれ出てきました。 4 00:00:15,515 --> 00:00:20,187 そこで王様は 国いちばんの 精霊魔法使いの青年に➨ 5 00:00:20,187 --> 00:00:23,023 魔物退治を命じたのです。 6 00:00:23,023 --> 00:00:28,529 ですが あまたの魔物を前に 苦しい戦いを強いられました。 7 00:00:28,529 --> 00:00:30,697 満身そういの青年は➨ 8 00:00:30,697 --> 00:00:33,533 “私の体は どうなってもかまわない。 9 00:00:33,533 --> 00:00:36,536 どうか君の力を 解放してほしい”と➨ 10 00:00:36,536 --> 00:00:39,873 共に戦ってきた精霊に お願いしました。 11 00:00:39,873 --> 00:00:44,378 これで最後になってしまう… そう思いながらも精霊は➨ 12 00:00:44,378 --> 00:00:46,547 青年をそっと抱き締め➨ 13 00:00:46,547 --> 00:00:49,216 “わかったわ”と 願いを聞き入れました。 14 00:00:49,216 --> 00:00:54,054 そして 一瞬で すべての魔物を退治したのです。 15 00:00:54,054 --> 00:00:57,557 青年は力を使い果たし倒れました。 16 00:00:57,557 --> 00:01:02,496 “死なせない…” 涙ながらに そう言うと彼を抱き➨ 17 00:01:02,496 --> 00:01:05,499 精霊界へ帰っていきました。 18 00:01:05,499 --> 00:01:08,168 街はすっかり平和を取り戻し➨ 19 00:01:08,168 --> 00:01:13,006 青年は モンスターテンペストから国を救った “英雄”となりました。 20 00:01:13,006 --> 00:01:16,176 ですが 何年月日がたっても」…⸩ 21 00:01:16,176 --> 00:01:18,512 「青年が帰ってきません。 22 00:01:18,512 --> 00:01:23,350 王国の者たちは皆 英雄の無事を祈り続けています」。 23 00:01:23,350 --> 00:01:25,519 ねぇ 英雄はどうなったの? 24 00:01:25,519 --> 00:01:28,522 助かったんだよね! いつ帰ってくるの~? 25 00:01:28,522 --> 00:01:31,358 (エレン)帰ってる はずなんですけどね。 26 00:01:31,358 --> 00:01:33,860 (ロヴェル)エレン…。 (せきばらい) 27 00:01:33,860 --> 00:01:35,862 あ~ すまない。 28 00:01:35,862 --> 00:01:39,700 その肉串 2本もらおうか。 おっ 毎度あり! 29 00:01:39,700 --> 00:01:42,869 いつまで帰らないつもりですか? とーさま。 30 00:01:42,869 --> 00:01:45,372 いつまでって…。 31 00:01:45,372 --> 00:01:49,710 ほらよ! すまない 肉串を2本。 あいよ! 32 00:01:49,710 --> 00:01:52,546 んっ…。 33 00:01:52,546 --> 00:01:55,382 えっ… ロヴェル… 様!? 34 00:01:55,382 --> 00:01:57,384 ギクッ! 35 00:01:57,384 --> 00:01:59,886 えっ ロヴェル様? (ざわめき) 36 00:01:59,886 --> 00:02:02,322 うっわ! ヤバいっ! 逃げようエレン! 37 00:02:02,322 --> 00:02:04,658 やっぱり! お待ちくださ~い! 38 00:02:04,658 --> 00:02:06,994 んっ…! 39 00:02:06,994 --> 00:02:08,996 ふっ…! 40 00:02:11,164 --> 00:02:13,166 ハァ ハァ… あっ! 41 00:02:13,166 --> 00:02:16,503 いらっしゃったぞ! ハッ! (足音) 42 00:02:16,503 --> 00:02:18,839 ハァ… ハァ…。 ロヴェル様…。 43 00:02:18,839 --> 00:02:22,175 よくご無事で。 うっ…。 んっ? 44 00:02:22,175 --> 00:02:26,680 お帰りになられていたのですね。 本当に…。 45 00:02:26,680 --> 00:02:28,849 本当によかっ…。 46 00:02:28,849 --> 00:02:31,351 (2人)へっ? 47 00:02:31,351 --> 00:02:34,354 えぇ~っ! なぜ~!? 48 00:04:23,163 --> 00:04:25,565 危なかったぁ~。 49 00:04:27,667 --> 00:04:31,838 なぜ逃げるんです? 一度 帰ればいいじゃないですか。 50 00:04:31,838 --> 00:04:35,175 面倒くさい。 んっ… なんで? 51 00:04:35,175 --> 00:04:39,179 だって~ 知らない間に 英雄になってるんだもん! 52 00:04:39,179 --> 00:04:41,515 絶対 めんどくさいじゃん! ハァ…。 53 00:04:41,515 --> 00:04:43,850 あ~ 嫌だ! あ~ 嫌だ! 《この人が➨ 54 00:04:43,850 --> 00:04:45,852 この国を救った英雄にして➨ 55 00:04:45,852 --> 00:04:49,189 私の とーさまである ロヴェル・ヴァンクライフト。 56 00:04:49,189 --> 00:04:53,026 実は あの物語には 続きがありまして➨ 57 00:04:53,026 --> 00:04:55,529 力を使い果たした とーさまは➨ 58 00:04:55,529 --> 00:04:58,532 数年は目覚めないだろうと いわれていましたが➨ 59 00:04:58,532 --> 00:05:02,803 私の かーさまでもある 精霊王オリジンの献身により➨ 60 00:05:02,803 --> 00:05:04,805 1年ほどで回復。 61 00:05:04,805 --> 00:05:08,642 そして2人は愛し合い 契りを交わしたことで➨ 62 00:05:08,642 --> 00:05:11,645 とーさまは 半精霊となりました。 63 00:05:11,645 --> 00:05:14,815 そのせいで 力が制御できなくなり➨ 64 00:05:14,815 --> 00:05:17,484 まずは精霊界で修行し➨ 65 00:05:17,484 --> 00:05:21,321 数か月前 力を人間界になじませるために➨ 66 00:05:21,321 --> 00:05:23,490 こちらにやってきたのです。 67 00:05:23,490 --> 00:05:26,827 私は そんな とーさまと かーさまの娘として➨ 68 00:05:26,827 --> 00:05:31,832 8年前に生まれたのですが 実は… 転生者でして…。 69 00:05:31,832 --> 00:05:34,167 生まれ変わる前の私は➨ 70 00:05:34,167 --> 00:05:36,837 日本という国で 科学者をしていました。 71 00:05:36,837 --> 00:05:42,008 物質の合成 測定 試作など 新物質の探索や➨ 72 00:05:42,008 --> 00:05:45,512 新しい素材を開発する 日々を送っていたのです。 73 00:05:45,512 --> 00:05:50,350 ところが どういうわけか ある日突然 死んでしまって…。 74 00:05:50,350 --> 00:05:54,521 なんの因果か こちらの世界に転生したのです》 75 00:05:54,521 --> 00:05:56,523 肉串 一口も食べられなかった。 《私も➨ 76 00:05:56,523 --> 00:05:58,692 前世の記憶があることが 影響してか➨ 77 00:05:58,692 --> 00:06:03,463 2歳の頃 力を制御できずに やらかしてしまいまして…。 78 00:06:03,463 --> 00:06:07,467 そんなわけで 一緒に修行に出てるのです》 79 00:06:07,467 --> 00:06:11,638 転移を見られたし これからもっと めんどくさくなるぞ。 80 00:06:11,638 --> 00:06:14,808 とーさまが連絡しなかったから いけないのです! 81 00:06:14,808 --> 00:06:17,644 一度帰って ご挨拶くらいしたらどうですか? 82 00:06:17,644 --> 00:06:21,481 そしたら 追いかけられることも なくなるかもしれませんよ。 83 00:06:21,481 --> 00:06:24,150 う~ん 耳が痛いな~。 84 00:06:24,150 --> 00:06:26,152 んっ! あっ? 85 00:06:26,152 --> 00:06:29,656 (アルベルト)やはり ロヴェル様でしたか…。 ハッ! 86 00:06:29,656 --> 00:06:31,992 んっ…! ああっ! お待ちを! 87 00:06:31,992 --> 00:06:35,161 どうか話を聞いてください! 88 00:06:35,161 --> 00:06:38,331 とーさま! んっ…。 89 00:06:38,331 --> 00:06:41,668 ハァ ハァ ハァ…。 90 00:06:41,668 --> 00:06:44,504 とーさまの お知り合いですか? 91 00:06:44,504 --> 00:06:49,509 えっ? 「とーさま」? アルベルト 俺の元護衛だ。 92 00:06:49,509 --> 00:06:53,513 俺の娘だ! かわいいだろ! 世界一! 93 00:06:53,513 --> 00:06:57,017 ほら! 髪はこのとおり きらめく白銀だ! 94 00:06:57,017 --> 00:06:59,686 瞳は宝石のように キラキラ輝いている! 95 00:06:59,686 --> 00:07:04,190 なっ! なっ! すてきだろ! なっ! は… はい。 96 00:07:06,126 --> 00:07:08,128 (アルベルト)ご無事で 何よりです。 97 00:07:08,128 --> 00:07:10,630 で なんだ 話とは。 98 00:07:10,630 --> 00:07:14,301 ヴァンクライフト公爵家 ならびに我々一同➨ 99 00:07:14,301 --> 00:07:16,636 ロヴェル様のご帰還を お待ちしておりました。 100 00:07:16,636 --> 00:07:18,638 公爵? 101 00:07:18,638 --> 00:07:22,809 10年前のモンスターテンペストでの ロヴェル様のご活躍により➨ 102 00:07:22,809 --> 00:07:25,145 ヴァンクライフト家の爵位が上がりました。 103 00:07:25,145 --> 00:07:29,316 現在は弟君のサウヴェル様が 当主になっておられます。 104 00:07:29,316 --> 00:07:33,320 なら 別に帰る必要はないな。 いいえ! いいえ! 105 00:07:33,320 --> 00:07:38,658 ぜひ お戻りください! なぜだ? 必要ないだろう。 106 00:07:38,658 --> 00:07:41,661 実は 奥様であるアギエル様が…。 107 00:07:41,661 --> 00:07:44,998 なっ! 奥様って… あの女がサウヴェルの!? 108 00:07:44,998 --> 00:07:49,336 んっ? あっ はい… 王の命により断れず。 109 00:07:49,336 --> 00:07:52,672 俺は帰らん! あの女がいるなら絶対な! 110 00:07:52,672 --> 00:07:54,674 ですが…。 ありえん! 111 00:07:54,674 --> 00:07:56,676 うっ…。 112 00:07:56,676 --> 00:07:58,678 とーさま! あっ? 113 00:07:58,678 --> 00:08:02,949 ご事情はわかりませんが 皆様にご心配をかけているのです。 114 00:08:02,949 --> 00:08:07,287 いいかげん ここはちゃんと帰って 挨拶をするべきです。 115 00:08:07,287 --> 00:08:09,289 それは…。 ご家族を➨ 116 00:08:09,289 --> 00:08:11,291 大切にしない とーさまなんて幻滅です! 117 00:08:11,291 --> 00:08:13,293 嫌いです。 118 00:08:13,293 --> 00:08:15,295 き~ら~い~!? 119 00:08:15,295 --> 00:08:18,131 エレン! わかった! わかったから! 帰るからエレン! 120 00:08:18,131 --> 00:08:21,634 どうか 俺を 嫌いにならないでおくれ~! 121 00:08:21,634 --> 00:08:23,636 ね~っ! 122 00:08:23,636 --> 00:08:26,639 はい。 とーさま! 123 00:08:29,642 --> 00:08:33,646 あの… アギエルさんとは どんな方なんでしょう? 124 00:08:33,646 --> 00:08:36,149 テンバール王国 第二王女様です。 125 00:08:36,149 --> 00:08:41,154 かつての 俺の婚約者だ。 えっ? 126 00:08:41,154 --> 00:08:43,990 ⸨アギエル:このわたくしが ヴァンクライフト家に➨ 127 00:08:43,990 --> 00:08:46,993 嫁いで差し上げるのです。 感謝しなさい!⸩ 128 00:08:46,993 --> 00:08:51,164 だが その婚約は 戦地に向かう前に破棄した。 129 00:08:51,164 --> 00:08:55,335 生きて帰れるかどうか わからなかったからな。 130 00:08:55,335 --> 00:08:59,339 あれは アギエル様が 一方的にロヴェル様を…。 131 00:08:59,339 --> 00:09:04,144 サウヴェル様も 公爵となられたことで 目をつけられてしまって。 132 00:09:06,112 --> 00:09:08,114 10年です…。 133 00:09:08,114 --> 00:09:11,618 ロヴェル様が 精霊界に行かれてから10年…。 134 00:09:11,618 --> 00:09:14,454 いったい どう過ごされていたのですか? 135 00:09:14,454 --> 00:09:22,796 ♬~ 136 00:09:22,796 --> 00:09:27,300 で 俺にあの女を追い出せと? は… はい。 137 00:09:27,300 --> 00:09:32,806 実は今 ヴァンクライフト家は アギエル様の浪費で火の車なのです。 138 00:09:34,808 --> 00:09:41,648 俺のせいで サウヴェルを あの女の犠牲にしていたとは…。 139 00:09:41,648 --> 00:09:45,351 行く先を変えるぞ。 先に寄る所がある。 140 00:09:53,993 --> 00:09:56,329 (神父)んっ? おや? (ドアの開閉音) 141 00:09:56,329 --> 00:10:00,667 これはこれは このような場所に いかがなされましたかな? 142 00:10:00,667 --> 00:10:03,169 ハッ… まさか…。 143 00:10:03,169 --> 00:10:06,506 英雄ロヴェル様ですか? ハァ…。 144 00:10:06,506 --> 00:10:08,675 ああ 久しいな。 145 00:10:08,675 --> 00:10:12,345 ところで この教会で 婚姻届は出せるだろうか? 146 00:10:12,345 --> 00:10:15,348 はい? 向こうでは式を挙げたんだが➨ 147 00:10:15,348 --> 00:10:17,517 こちらでも証明が欲しいと思って。 148 00:10:17,517 --> 00:10:19,519 えっ? ご結婚を? 149 00:10:19,519 --> 00:10:23,690 あ あぁ 婚姻の証明なら 私にも出せますよ。 150 00:10:23,690 --> 00:10:27,026 助かる。 ですが よろしいのですか? 151 00:10:27,026 --> 00:10:29,028 ロヴェル様は貴族では? 152 00:10:29,028 --> 00:10:31,865 王都の大聖堂ではなくて…。 かまわない。 153 00:10:31,865 --> 00:10:33,867 今すぐ婚姻を結びたい。 154 00:10:33,867 --> 00:10:37,537 急いでくれ。 か かしこまりました! 155 00:10:37,537 --> 00:10:40,874 とーさま なぜ突然 結婚式を? 156 00:10:40,874 --> 00:10:45,545 あの女が家にいる以上 打てる手は打っておきたい。 157 00:10:45,545 --> 00:10:47,547 あっ…? 158 00:10:53,887 --> 00:10:56,389 わぁ~。 159 00:10:56,389 --> 00:10:59,392 (神父)準備が整いました。 160 00:10:59,392 --> 00:11:02,996 こちらが双女神 すべてを見通すヴォール様と➨ 161 00:11:02,996 --> 00:11:06,332 断罪のヴァール様の 婚姻の証明になります。 162 00:11:06,332 --> 00:11:10,003 あ… えっと お相手様は? 163 00:11:10,003 --> 00:11:12,005 今 よぶ。 はい? 164 00:11:12,005 --> 00:11:16,342 オーリ 来てくれ ここで結婚式をしよう。 165 00:11:16,342 --> 00:11:19,512 ああ~! ロヴェル~! 166 00:11:19,512 --> 00:11:22,348 んっ… すてき! 167 00:11:22,348 --> 00:11:25,351 人間界でも結婚式が できるなんて! えぇ…? 168 00:11:25,351 --> 00:11:29,188 華やかなものじゃないが 許してくれる? 169 00:11:29,188 --> 00:11:31,591 もちろんよ あなた。 170 00:11:34,527 --> 00:11:38,331 わぁ… とーさま イケメンです! 171 00:11:42,702 --> 00:11:46,039 おぉ…。 せ… 精霊!? 172 00:11:46,039 --> 00:11:49,709 ああ。 俺はすでに 半精霊になっている。 173 00:11:49,709 --> 00:11:53,379 精霊同士の結婚式だから 問題はない。 174 00:11:53,379 --> 00:11:56,216 フッ… お久しぶりね。 175 00:11:56,216 --> 00:11:58,384 あっ…。 176 00:11:58,384 --> 00:12:01,688 ⸨うぅ… あっ!? 177 00:12:06,326 --> 00:12:08,494 あっ…⸩ 178 00:12:08,494 --> 00:12:19,005 ♬~ 179 00:12:19,005 --> 00:12:21,507 あのときの…。 180 00:12:21,507 --> 00:12:25,845 なんじら よきときも あしきときも➨ 181 00:12:25,845 --> 00:12:28,514 互いに愛することを誓いますか? 182 00:12:28,514 --> 00:12:31,684 誓います。 誓います。 183 00:12:31,684 --> 00:12:34,687 では 婚姻書にサインを。 184 00:12:34,687 --> 00:12:36,689 フフッ…。 185 00:12:36,689 --> 00:12:38,691 フッ。 186 00:12:38,691 --> 00:12:40,693 ウフッ。 187 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 わぁ…! 188 00:12:51,037 --> 00:12:53,373 とーさま! かーさま! (2人)んっ? 189 00:12:53,373 --> 00:12:57,377 お祝いです! 2人とも 左手を出してください。 190 00:12:57,377 --> 00:13:00,380 (2人)んっ…? あっ…。 191 00:13:05,652 --> 00:13:08,821 《原子番号78番の…。 192 00:13:08,821 --> 00:13:10,823 プラチナです》 193 00:13:10,823 --> 00:13:16,996 ♬~ 194 00:13:16,996 --> 00:13:20,500 左手薬指は 心臓に直結し➨ 195 00:13:20,500 --> 00:13:23,503 創造を象徴する指だと いわれています。 196 00:13:23,503 --> 00:13:28,508 心から相手を守る 愛と幸せ 願いの実現。 197 00:13:28,508 --> 00:13:30,677 そんな意味がある指なのです! 198 00:13:30,677 --> 00:13:32,845 (2人)へぇ~。 更にぃ~。 199 00:13:32,845 --> 00:13:36,349 《原子番号6番 炭素こと…》 200 00:13:40,520 --> 00:13:42,522 《ダイヤモンド!》 201 00:13:44,524 --> 00:13:47,360 おぉ~っ。 ダイヤモンド…。 202 00:13:47,360 --> 00:13:51,531 永遠の絆 確かなるもの 清純無垢。 203 00:13:51,531 --> 00:13:55,201 そんな意味を持つんですよ。 ダイヤモンドは! 204 00:13:55,201 --> 00:13:58,705 すてき~ エレンちゃん。 あぁ…。 205 00:13:58,705 --> 00:14:02,308 フフッ ライスシャワーはないけど➨ 206 00:14:02,308 --> 00:14:05,311 2人に ダイヤモンドの祝福を! 207 00:14:07,980 --> 00:14:09,982 あぁ…。 208 00:14:09,982 --> 00:14:15,154 娘から すばらしい祝福を 得られて幸せだ。 209 00:14:15,154 --> 00:14:18,057 ええ あなた…。 210 00:14:20,993 --> 00:14:24,997 ああ… なんと これは…。 211 00:14:24,997 --> 00:14:30,002 ヴァールお姉様とヴォールお姉様も 祝福を授けてくださったわ! 212 00:14:30,002 --> 00:14:32,171 (2人)フフッ…。 213 00:14:32,171 --> 00:14:36,676 (神父)婚姻の承認は 女神より認められた。 214 00:14:36,676 --> 00:14:39,345 2人はこれより夫婦となる! 215 00:14:39,345 --> 00:14:43,516 《転生して精霊となった 私の能力は➨ 216 00:14:43,516 --> 00:14:48,688 物質の化合や構造配列を 好きに変えられるというもの。 217 00:14:48,688 --> 00:14:52,592 そう! 私のスキルはチートなのです!》 218 00:14:54,527 --> 00:14:57,363 こんな奇跡を起こすなんて…。 219 00:14:57,363 --> 00:15:00,867 これが ロヴェル様のお子様。 220 00:15:05,138 --> 00:15:08,307 これ 神父さんに。 えっ!? 221 00:15:08,307 --> 00:15:11,477 困ったことがあったら 使ってくださいね。 222 00:15:11,477 --> 00:15:14,313 あぁ… なんと…。 223 00:15:14,313 --> 00:15:18,651 お慈悲に感謝いたします! フフッ。 224 00:15:18,651 --> 00:15:20,653 とーさま! 225 00:15:20,653 --> 00:15:22,822 さっきは とっても かっこよかったですよ! 226 00:15:22,822 --> 00:15:24,824 えっ ホント? 227 00:15:24,824 --> 00:15:26,826 エヘ~。 ウフフ。 228 00:15:26,826 --> 00:15:29,829 今のとーさまは残念です。 なんで~! 229 00:15:29,829 --> 00:15:31,831 ロヴェル わたくしも➨ 230 00:15:31,831 --> 00:15:34,500 肉串が食べたいわ。 えっ? ここで肉串!? 231 00:15:34,500 --> 00:15:37,503 えっ? あ… あっ。 232 00:15:37,503 --> 00:15:41,007 ロヴェル様 オリジン様。 (2人)んっ? 233 00:15:41,007 --> 00:15:43,676 この度は おめでとうございます。 234 00:15:43,676 --> 00:15:46,179 ありがとう アルベルト。 フフッ。 235 00:15:46,179 --> 00:15:49,348 さて これから俺は 実家に帰るけど➨ 236 00:15:49,348 --> 00:15:52,685 オーリとエレンは 精霊界に戻っていてくれ。 237 00:15:52,685 --> 00:15:54,687 なぜですか? 238 00:15:54,687 --> 00:15:58,024 あの女がお前たちに 何するか わからないからだ。 239 00:15:58,024 --> 00:16:02,795 それに お前たちを あの女の視界に入れたくない。 240 00:16:02,795 --> 00:16:05,965 こちらの様子は 水鏡で見られるだろう? 241 00:16:05,965 --> 00:16:09,635 そうね わたくしも あの人に会ったら➨ 242 00:16:09,635 --> 00:16:12,972 炎の塊を 投げつけたくなるものね~。 243 00:16:12,972 --> 00:16:15,808 まるで 敵陣に向かうようですね。 244 00:16:15,808 --> 00:16:19,312 そうだな。 あれは とーさまの敵だ。 245 00:16:19,312 --> 00:16:23,316 それに もしエレンの存在を 王族に知られて➨ 246 00:16:23,316 --> 00:16:27,820 縁組みなど持ち出されたら 俺は我慢できず暴れるからな。 247 00:16:27,820 --> 00:16:31,324 それは いささか考え過ぎかと。 何を言う! 248 00:16:31,324 --> 00:16:35,828 エレンは こんなにかわいいんだぞ! (アルベルト)申し訳ございません! 249 00:16:35,828 --> 00:16:38,831 あなたの言いたいことは わかったわ。 250 00:16:38,831 --> 00:16:41,334 ご武運を お祈りするわ。 251 00:16:43,503 --> 00:16:45,805 ありがとう オーリ。 252 00:16:48,007 --> 00:16:50,009 では行ってくる! 253 00:16:50,009 --> 00:16:53,613 は~い! いってらっしゃ~い! うむ。 254 00:16:55,848 --> 00:16:59,352 あ~ 嫌だ! すっごく嫌だ 激しく嫌だ! 255 00:16:59,352 --> 00:17:01,787 やっぱり オーリとエレンと一緒に帰る! 256 00:17:01,787 --> 00:17:05,791 きちんと解決しないとね。 とーさま 頑張って! 257 00:17:05,791 --> 00:17:09,295 ハァ… そうだな…。 258 00:17:12,298 --> 00:17:14,800 (2人)ハァ…。 さて。 259 00:17:21,140 --> 00:17:24,310 わたくしたちは 水鏡で見守りましょう。 260 00:17:24,310 --> 00:17:26,312 はい かーさま! 261 00:17:31,984 --> 00:17:34,487 《嫌なのは無理もない…。 262 00:17:34,487 --> 00:17:38,991 アギエル様の ロヴェル様への執着は 度を超えていた。 263 00:17:38,991 --> 00:17:42,828 無理やり ロヴェル様の 婚約者になったアギエル様は➨ 264 00:17:42,828 --> 00:17:46,165 非常にプライドが高く傲慢で 浪費家でした。 265 00:17:46,165 --> 00:17:49,835 そんなアギエル様の執着に へきえきし➨ 266 00:17:49,835 --> 00:17:53,005 ロヴェル様は年々 感情が乏しくなっていかれました。 267 00:17:53,005 --> 00:17:57,009 そして ロヴェル様が 17歳になられたとき➨ 268 00:17:57,009 --> 00:17:59,679 モンスターテンペストが起こったのです。 269 00:17:59,679 --> 00:18:02,281 生きて帰れるか わからないという理由で➨ 270 00:18:02,281 --> 00:18:06,285 ロヴェル様は アギエル様に 婚約破棄を申し出たのです。 271 00:18:06,285 --> 00:18:08,287 怒り狂ったアギエル様は➨ 272 00:18:08,287 --> 00:18:11,290 その腹いせに 王族の立場を利用し➨ 273 00:18:11,290 --> 00:18:14,961 ロヴェル様とお父上を 最前線に送り込んだのです》 274 00:18:14,961 --> 00:18:19,298 ⸨父親:これより我が騎士団は 魔物討伐の任へ就く。 275 00:18:19,298 --> 00:18:21,968 気を引き締めよ! (兵士たち)はっ! 276 00:18:21,968 --> 00:18:24,470 (父親)来たか…。 277 00:18:24,470 --> 00:18:26,973 頼んだぞ ロヴェル。 278 00:18:26,973 --> 00:18:30,309 父上もご武運を⸩ 279 00:18:30,309 --> 00:18:33,980 《アルベルト:その後は 絵本で語られてるとおり➨ 280 00:18:33,980 --> 00:18:39,085 お父上は命を落とされ ロヴェル様は精霊界へ…》 281 00:18:43,656 --> 00:18:47,326 《それにしても 本当に変わられた…。 282 00:18:47,326 --> 00:18:51,664 昔は あんな顔を される方ではなかった。 283 00:18:51,664 --> 00:18:55,668 ロヴェル様は 10年前に失った幸せを➨ 284 00:18:55,668 --> 00:18:59,171 精霊界で手に入れられたのだろう。 285 00:18:59,171 --> 00:19:01,774 だとしたら…》 286 00:19:01,774 --> 00:19:04,777 ロヴェル様。 んっ? 287 00:19:04,777 --> 00:19:08,481 誠に… 申し訳ございません。 288 00:19:10,449 --> 00:19:12,451 フッ…。 289 00:19:12,451 --> 00:19:16,455 お前たちが追い詰められるほど あの女が➨ 290 00:19:16,455 --> 00:19:19,458 好き勝手しているというのは わかった。 291 00:19:19,458 --> 00:19:24,130 俺にも 10年もの間 放置していたという非がある。 292 00:19:24,130 --> 00:19:26,132 気にするな。 293 00:19:31,637 --> 00:19:33,639 あの旗は…! 294 00:19:33,639 --> 00:19:37,143 英雄? 英雄が戻られたんだ~! (歓声) 295 00:19:37,143 --> 00:19:39,311 おおっ? 296 00:19:39,311 --> 00:19:42,148 英雄が帰ってきた? 297 00:19:42,148 --> 00:19:45,151 そうだ! ロヴェル様が帰ってこられた! 298 00:19:45,151 --> 00:19:48,988 (歓声) 299 00:19:48,988 --> 00:19:51,290 フッ…。 (歓声) 300 00:19:54,326 --> 00:19:58,497 (歓声) 301 00:19:58,497 --> 00:20:01,333 ロヴェル様~! おかえりなさいませ~! (歓声) 302 00:20:01,333 --> 00:20:12,011 (歓声) 303 00:20:12,011 --> 00:20:14,680 わぁ~ ロヴェル様~! (歓声) 304 00:20:14,680 --> 00:20:18,184 (歓声) 305 00:20:18,184 --> 00:20:20,686 長らく留守にしていて すまなかった。 306 00:20:20,686 --> 00:20:24,190 皆が息災で何よりだ! 307 00:20:24,190 --> 00:20:28,027 こうして迎えてくれることが 何よりも喜ばしい! 308 00:20:28,027 --> 00:20:31,130 (歓声) 309 00:20:36,035 --> 00:20:40,873 (ローレン)ロヴェル様… お帰りをお待ちしておりました。 310 00:20:40,873 --> 00:20:43,876 よくぞご無事で…。 311 00:20:43,876 --> 00:20:46,712 フッ… あぁ。 312 00:20:46,712 --> 00:20:51,617 今帰った…。 ささ 早く中へお入りください! 313 00:20:53,552 --> 00:20:55,554 (アギエル)あぁ~ あぁ~。 314 00:20:55,554 --> 00:20:58,390 ロヴェル様がお帰りになった というのは本当なの!? 315 00:20:58,390 --> 00:21:00,326 (足音) 316 00:21:00,326 --> 00:21:02,661 ハァッ…! んっ? 317 00:21:02,661 --> 00:21:04,663 (アギエル)あ~っ…! 318 00:21:04,663 --> 00:21:07,166 ロヴェル様~! 319 00:21:07,166 --> 00:21:09,168 ああっ ととっ…。 320 00:21:09,168 --> 00:21:11,570 あばっ… うぅ…。 321 00:21:13,506 --> 00:21:16,675 (アギエル)あぁ~…。 誰だ? 322 00:21:16,675 --> 00:21:19,178 (ローレン)サウヴェル様の奥様である…。 323 00:21:19,178 --> 00:21:21,180 うっ… うぅ…。 324 00:21:21,180 --> 00:21:25,017 (ローレン)アギエル様です。 あぁ…! 325 00:21:25,017 --> 00:21:27,019 わたくしと同じで➨ 326 00:21:27,019 --> 00:21:29,522 全然変わってないわね~! わっ! 327 00:21:31,524 --> 00:21:35,528 原形を… とどめていないぞ。 ロヴェル様! 328 00:21:35,528 --> 00:21:39,198 あぁ… なんてすてき。 329 00:21:39,198 --> 00:21:42,868 父の命でしかたなく あなたの弟と結婚させられた➨ 330 00:21:42,868 --> 00:21:45,204 わたくしを忘れられず…。 331 00:21:45,204 --> 00:21:49,208 やっと迎えにきて くださったのですね~! 332 00:21:49,208 --> 00:21:51,210 何を言っている。 333 00:21:51,210 --> 00:21:53,379 うぅ…。 んんっ…! 334 00:21:53,379 --> 00:21:56,048 あっ!? うぅ~…! 335 00:21:56,048 --> 00:21:58,384 かーさま! かーさま! やめて やめて! 336 00:21:58,384 --> 00:22:00,820 お城が燃えちゃう~! あっ! 337 00:22:00,820 --> 00:22:03,656 ホッ…。 338 00:22:03,656 --> 00:22:07,826 見たでしょ エレンちゃん。 あっ? 339 00:22:07,826 --> 00:22:11,163 この豚が…。 340 00:22:11,163 --> 00:22:14,166 アギエルという女よ! 341 00:22:14,166 --> 00:22:19,071 この人が… とーさまの… 敵!