1 00:00:02,970 --> 00:00:05,305 《ガディエル:精霊…。 2 00:00:05,305 --> 00:00:10,010 俺にも精霊が見えたらいいのに》 3 00:00:13,647 --> 00:00:15,649 (エレン)あっ! 4 00:00:15,649 --> 00:00:25,993 ♬~ 5 00:00:25,993 --> 00:00:28,662 《ガディエル:精霊?》 6 00:00:28,662 --> 00:00:30,998 (ラヴィスエル)ガディエル。 はい。 7 00:00:30,998 --> 00:00:37,337 我々は精霊と契約が結べない。 それは王家の長年の謎だ。 8 00:00:37,337 --> 00:00:43,176 精霊の恩恵を受けられない以上 ヴァンクライフト家に頼るほかない。 9 00:00:43,176 --> 00:00:45,879 はい。 陛下。 10 00:00:52,686 --> 00:00:54,688 (オリジン)大丈夫よ。 11 00:00:54,688 --> 00:00:57,858 エレンちゃんは無事 精霊城に戻ったそうよ。 12 00:00:57,858 --> 00:01:00,794 (ロヴェル)ハァ… よかったぁ…。 13 00:01:00,794 --> 00:01:04,097 けど… 帰ったらお説教だな。 14 00:02:50,170 --> 00:02:54,574 オーリ 少し離れててくれないか? ええ…。 15 00:02:56,510 --> 00:02:58,512 フッ…。 16 00:02:58,512 --> 00:03:01,448 娘は参列していなかったな。 17 00:03:01,448 --> 00:03:05,452 申し訳ありません。 体調を崩しておりまして。 18 00:03:05,452 --> 00:03:07,621 見え透いたウソはいいさ。 19 00:03:07,621 --> 00:03:11,958 残念だ。 息子たちと 会わせたかったのに。 20 00:03:11,958 --> 00:03:15,629 ああ それと… ククク…。 21 00:03:15,629 --> 00:03:17,964 おもしろいことになったな➨ 22 00:03:17,964 --> 00:03:20,133 あの花嫁。 んっ…。 23 00:03:20,133 --> 00:03:23,136 ⸨アリア:キャッ!⸩ 24 00:03:23,136 --> 00:03:26,640 ええ。 サウヴェルは幸せ者ですね。 25 00:03:26,640 --> 00:03:30,477 あれほどまでに すてきな女性と 結婚できたのですから。 26 00:03:30,477 --> 00:03:34,815 フフッ… それはよかった。 27 00:03:34,815 --> 00:03:39,986 1週間後に 君と君の娘を 我が城で待っている。 28 00:03:39,986 --> 00:03:42,489 息子たちと会わせてやろう。 29 00:03:42,489 --> 00:03:45,592 では これで失礼するよ。 30 00:03:53,333 --> 00:03:56,670 あっ… えっ? 31 00:03:56,670 --> 00:03:59,573 ⚟お お待ちください! あっ。 いいから通せ! 32 00:04:02,442 --> 00:04:05,946 お義兄様…。 33 00:04:05,946 --> 00:04:08,615 お前たちは出ていろ。 えっ…。 34 00:04:08,615 --> 00:04:12,018 わたくしがいるから大丈夫よ フフッ。 35 00:04:15,122 --> 00:04:17,124 あぁ…。 (ドアの閉まる音) 36 00:04:19,126 --> 00:04:21,294 これは どういうことだ! ああっ! 37 00:04:21,294 --> 00:04:24,464 あなた 乱暴はダメよ。 えっ…。 38 00:04:24,464 --> 00:04:27,467 何もわかっていないという顔だな。 あっ…。 39 00:04:27,467 --> 00:04:30,137 お前のせいで エレンが王家に➨ 40 00:04:30,137 --> 00:04:32,305 目を付けられることに なったのだ! あっ…。 41 00:04:32,305 --> 00:04:34,808 私のせい…? 42 00:04:34,808 --> 00:04:38,478 そうだっ! お前には 女神ヴァールの断罪が下った! 43 00:04:38,478 --> 00:04:40,480 ああっ!? 44 00:04:40,480 --> 00:04:42,816 しかもそれを 王家に知られてしまった! 45 00:04:42,816 --> 00:04:45,485 そのおかげで どれほどヴァンクライフト家が➨ 46 00:04:45,485 --> 00:04:47,654 窮地に追い込まれるのか わかっているのか! 47 00:04:47,654 --> 00:04:49,990 あなた おやめなさい。 48 00:04:49,990 --> 00:04:52,826 んっ…! あぁ…。 49 00:04:52,826 --> 00:04:56,830 その怒り エレンちゃんとわたくしを 愛しているからこそだと➨ 50 00:04:56,830 --> 00:04:58,832 わかってるわ。 だが…。 51 00:04:58,832 --> 00:05:01,768 今回は運が悪かったわ。 52 00:05:01,768 --> 00:05:05,772 逆に あの腹黒は 悪運がとても強いようね。 53 00:05:05,772 --> 00:05:08,441 エレンがなんと言うか…。 あら➨ 54 00:05:08,441 --> 00:05:12,112 あの子なら大丈夫よ。 わたくしたちの子だもの。 55 00:05:12,112 --> 00:05:16,116 予想外のことを しでかしてくれるに違いないわ。 56 00:05:16,116 --> 00:05:20,120 今回もそうだったじゃない。 フッ…。 57 00:05:20,120 --> 00:05:22,289 ねぇ あなた。 58 00:05:22,289 --> 00:05:24,958 他人がしでかした罪のために➨ 59 00:05:24,958 --> 00:05:28,128 娘を差し出す勇気がおあり? えっ…? 60 00:05:28,128 --> 00:05:31,631 他人のために 自分の娘をいけにえにできる? 61 00:05:31,631 --> 00:05:35,802 ハッ… ラ ラフィリアを いけにえだなんて! 62 00:05:35,802 --> 00:05:39,973 そうでしょう? あなたならわかるはずよ。 63 00:05:39,973 --> 00:05:42,976 王家は断罪のことを 黙っている代わりに➨ 64 00:05:42,976 --> 00:05:47,147 わたくしたちの大切な娘 エレンちゃんを要求してきたの。 65 00:05:47,147 --> 00:05:49,816 いったい なんのこと? 66 00:05:49,816 --> 00:05:54,988 アリア あなた女神の婚姻書に ウソの誓約をしたわね。 67 00:05:54,988 --> 00:05:58,158 ウソの誓約? 署名をするとき➨ 68 00:05:58,158 --> 00:06:01,928 サウヴェルとは違う相手を 思ったでしょ。 ハッ…! 69 00:06:01,928 --> 00:06:05,765 お前の手首に刻まれている その いばらのアザは➨ 70 00:06:05,765 --> 00:06:07,767 女神ヴァールの断罪だ。 71 00:06:07,767 --> 00:06:11,438 えっ!? だ 断罪…? 72 00:06:11,438 --> 00:06:16,443 それは神の前で ウソの誓約をしたという罪の証しだ。 73 00:06:16,443 --> 00:06:18,945 罪…。 74 00:06:18,945 --> 00:06:22,949 お前は弟を愛していないのか? たぶらかしたのか!? 75 00:06:22,949 --> 00:06:25,952 ち 違うわ! とぼけるな! 76 00:06:25,952 --> 00:06:28,455 待って あなた。 んっ…? 77 00:06:28,455 --> 00:06:31,958 このアザ まだ薄いわ。 78 00:06:31,958 --> 00:06:33,960 たぶん 彼女が➨ 79 00:06:33,960 --> 00:06:36,963 サウヴェルを愛しているのは 間違いないはずよ。 80 00:06:36,963 --> 00:06:39,633 なら なぜだ? アリア➨ 81 00:06:39,633 --> 00:06:42,969 あなた わかっているでしょ。 あっ…。 82 00:06:42,969 --> 00:06:46,473 これは ヴァール姉様からの警告よ。 83 00:06:46,473 --> 00:06:50,810 よそ見をせずに サウヴェルを心から愛しなさい。 84 00:06:50,810 --> 00:06:53,480 このまま あなたが変わらなければ➨ 85 00:06:53,480 --> 00:06:57,784 破滅の道へと進むでしょう。 えっ…! 86 00:07:01,921 --> 00:07:06,259 これでもう 他の人からはアザは見えない。 87 00:07:06,259 --> 00:07:09,596 けど あなたにだけは見えている。 88 00:07:09,596 --> 00:07:14,601 あなたが心からサウヴェルを愛したとき それは消えるわ。 89 00:07:14,601 --> 00:07:18,938 いいか このことは他言無用だ。 サウヴェルにもだ! 90 00:07:18,938 --> 00:07:21,041 うぅ…。 91 00:07:24,444 --> 00:07:26,780 アギエルさんが いなくなって➨ 92 00:07:26,780 --> 00:07:30,784 ようやく サウヴェルおじ様も 幸せになれると思ったのに。 93 00:07:30,784 --> 00:07:35,455 とーさまのあんな顔 初めて見たかもしれない。 94 00:07:35,455 --> 00:07:39,793 フゥ… 宣戦布告ですね 腹黒さん。 95 00:07:39,793 --> 00:07:41,962 いいでしょう。 96 00:07:41,962 --> 00:07:44,564 なら こちらも 敵情視察といきますか。 97 00:07:55,308 --> 00:07:57,978 父上。 んっ? 98 00:07:57,978 --> 00:08:01,748 どうして 王家は精霊と 契約を結べないのでしょうか? 99 00:08:01,748 --> 00:08:07,253 契約を結べないどころか 近づくことさえできない。 100 00:08:07,253 --> 00:08:11,758 なぜ そうなのかは… 長年の謎だ。 あっ…。 101 00:08:11,758 --> 00:08:14,427 だが… フフッ。 102 00:08:14,427 --> 00:08:16,429 あっ? 103 00:08:19,099 --> 00:08:21,768 どうすればいいの? 104 00:08:21,768 --> 00:08:25,772 サウヴェルには言うなって 言ってたけど でも…。 105 00:08:25,772 --> 00:08:30,777 お義姉様も言ってたじゃない サウヴェルだけを愛しなさいって。 106 00:08:30,777 --> 00:08:32,779 なら…。 (ノック) 107 00:08:32,779 --> 00:08:34,781 はっ… はい! 108 00:08:34,781 --> 00:08:36,783 今 行きます。 109 00:08:38,785 --> 00:08:40,954 (サウヴェル)大丈夫かい? アリア。 ええ。 110 00:08:40,954 --> 00:08:44,958 ごめんなさい。 皆様 お待たせしてしまって。 111 00:08:44,958 --> 00:08:49,295 心配ない。 そんなことより 君の具合はどうなんだ? 112 00:08:49,295 --> 00:08:53,299 顔色がよくないね… 大丈夫かい? 113 00:08:53,299 --> 00:08:56,636 ええ… もう平気… でも…。 114 00:08:56,636 --> 00:08:59,472 もう少し ここにいてもいいかしら? 115 00:08:59,472 --> 00:09:01,474 もちろんだよ。 116 00:09:03,410 --> 00:09:05,412 サウヴェル…。 んっ? 117 00:09:07,914 --> 00:09:10,083 んんっ…。 118 00:09:10,083 --> 00:09:13,753 (ヴィント)お嬢様 あまり散らかしますと➨ 119 00:09:13,753 --> 00:09:16,423 母上様と父上様から叱られますよ。 120 00:09:16,423 --> 00:09:20,260 大丈夫ですよ ヴィント。 これは敵情視察なのです。 121 00:09:20,260 --> 00:09:24,097 怒られようがありません。 いえ 怒らせません! 122 00:09:24,097 --> 00:09:26,099 ハァ…。 123 00:09:26,099 --> 00:09:28,101 何か知りたいことが おありでしたら➨ 124 00:09:28,101 --> 00:09:31,104 我々にお聞きください。 そちらのほうが➨ 125 00:09:31,104 --> 00:09:34,107 早くわかることもあると思います。 では…。 126 00:09:34,107 --> 00:09:37,777 王家にかけられた精霊の呪いの 逸話を知りませんか? 127 00:09:37,777 --> 00:09:40,780 んっ… どうして お嬢様がそれを? 128 00:09:40,780 --> 00:09:44,284 王家から黒いもやが 出ているのを目にしまして。 129 00:09:44,284 --> 00:09:48,621 それで かーさまに聞いたところ あれは精霊の呪いだと。 130 00:09:48,621 --> 00:09:51,458 まさか… もう見えるのですか? 131 00:09:51,458 --> 00:09:54,060 かーさまにも そう言われました。 132 00:09:56,129 --> 00:10:00,967 ですが 私もよくは知りませんし お嬢様には まだお早いかと。 133 00:10:00,967 --> 00:10:02,969 そうも 言っていられなくなったのです。 134 00:10:02,969 --> 00:10:07,974 言ったでしょ 敵情視察だと。 敵とは どういうことでしょうか。 135 00:10:07,974 --> 00:10:10,810 腹黒さん… あっ いえ➨ 136 00:10:10,810 --> 00:10:14,481 ラヴィスエル陛下が ヴァンクライフト家の弱みにつけ込んで➨ 137 00:10:14,481 --> 00:10:17,984 とーさまと私に 王城に来るように 言ってきたんです。 138 00:10:20,320 --> 00:10:24,657 あの野郎ども! また懲りずにのうのうと! 139 00:10:24,657 --> 00:10:27,160 うわぁ~ ヴィント! 140 00:10:27,160 --> 00:10:29,162 あっ! 141 00:10:29,162 --> 00:10:32,165 フゥ…。 お嬢様 申し訳ございま…。 142 00:10:32,165 --> 00:10:34,501 あっ。 フフッ…。 143 00:10:34,501 --> 00:10:38,505 知っているのね? あっ… あぁ…。 144 00:10:38,505 --> 00:10:42,509 どうしても 知る必要があるのです。 145 00:10:42,509 --> 00:10:48,181 わかりました お話ししましょう。 146 00:10:48,181 --> 00:10:53,353 それは 200年前の モンスターテンペストのときに起こりました。 147 00:10:53,353 --> 00:10:57,023 当時の王が行った モンスターテンペストの対策が➨ 148 00:10:57,023 --> 00:11:01,294 呪いを受ける原因となったのです。 いったい何をしたの? 149 00:11:01,294 --> 00:11:04,297 王家は 不利な戦局を 打破するために➨ 150 00:11:04,297 --> 00:11:06,633 精霊王を出せと言ってきたのです。 151 00:11:06,633 --> 00:11:08,801 当然 我々は おいそれと➨ 152 00:11:08,801 --> 00:11:11,304 その言葉に 従うわけにはいきませんでした。 153 00:11:11,304 --> 00:11:13,306 その程度のことで➨ 154 00:11:13,306 --> 00:11:16,643 我が王が人間に力を貸すなど ありえません。 155 00:11:16,643 --> 00:11:21,314 しかし 業を煮やした王は 禁忌に手を出したのです。 156 00:11:21,314 --> 00:11:23,316 禁忌? 157 00:11:28,154 --> 00:11:30,156 (ノック) 158 00:11:30,156 --> 00:11:32,158 エレンちゃ~ん。 159 00:11:32,158 --> 00:11:34,160 入るわよ~。 あっ。 (ドアの開く音) 160 00:11:34,160 --> 00:11:38,164 ただいま エレン。 すっかり遅くなったわ。 161 00:11:38,164 --> 00:11:42,068 約束を破ったことなら 怒ってないから おいで。 162 00:11:45,338 --> 00:11:48,675 んっ? どうしたの エレンちゃん。 163 00:11:48,675 --> 00:11:53,680 かーさま ヴィントから聞きました。 あら 何を? 164 00:11:53,680 --> 00:11:57,517 王家の呪いについてです。 あっ…。 165 00:11:57,517 --> 00:12:01,120 そう… 聞いてしまったの。 166 00:12:01,120 --> 00:12:03,456 エレンちゃんは優しいから➨ 167 00:12:03,456 --> 00:12:06,125 呪いを解いてしまうんじゃ ないかと思って➨ 168 00:12:06,125 --> 00:12:08,461 詳しくは話さなかったのにね。 169 00:12:08,461 --> 00:12:12,799 でも 精霊は決して 王家を許さないわ。 170 00:12:12,799 --> 00:12:15,969 あの惨劇を 同胞たちの叫び声を。 171 00:12:15,969 --> 00:12:19,072 そのことは わかってほしいの。 172 00:12:21,140 --> 00:12:24,143 私は優しくなんてありません。 (2人)あっ…。 173 00:12:24,143 --> 00:12:26,646 むしろ呪いの理由もわからず➨ 174 00:12:26,646 --> 00:12:28,815 のうのうと 生き長らえている王家を➨ 175 00:12:28,815 --> 00:12:31,150 ずうずうしいとさえ思います。 176 00:12:31,150 --> 00:12:34,654 エレンちゃん…。 ハァ…。 177 00:12:34,654 --> 00:12:36,656 ごめんな。 178 00:12:36,656 --> 00:12:39,993 あっ!? どうして とーさまが謝るんですか。 179 00:12:39,993 --> 00:12:42,996 私にも 人間の血が入っています。 180 00:12:42,996 --> 00:12:47,166 おばあちゃまも じぃじも サウヴェルおじ様もアルベルトおじ様も➨ 181 00:12:47,166 --> 00:12:50,503 ヴァンクライフト家の皆さんも みんな大好きです。 182 00:12:50,503 --> 00:12:53,673 それに 私は とーさまの子です。 183 00:12:53,673 --> 00:12:56,009 そして かーさまの子です。 184 00:12:56,009 --> 00:12:58,511 これは 私の誇りです。 185 00:12:58,511 --> 00:13:00,613 とーさまは 気に病むことありません。 186 00:13:00,613 --> 00:13:02,615 うん…。 187 00:13:02,615 --> 00:13:06,452 それより 王家の人間が 罪の重さを知らず➨ 188 00:13:06,452 --> 00:13:09,956 今も精霊の力を借りようと しているのが許せません。 189 00:13:09,956 --> 00:13:12,625 フッ… あっ? 190 00:13:12,625 --> 00:13:14,627 フフフフ…。 191 00:13:14,627 --> 00:13:17,630 フフッ。 んんっ…。 192 00:13:17,630 --> 00:13:19,632 さすが俺の娘! ぎゃむ~! 193 00:13:19,632 --> 00:13:21,801 とーさま心外です! なんで!? 194 00:13:21,801 --> 00:13:25,138 エレンちゃん 見ていたのでしょう? 195 00:13:25,138 --> 00:13:30,643 はい。 腹黒さんの宣戦布告ですね。 受けて立ちましょう! 196 00:13:30,643 --> 00:13:33,146 フッ… アハハハ…。 197 00:13:33,146 --> 00:13:35,314 さすが ロヴェルの子だわ! 198 00:13:35,314 --> 00:13:38,317 かーさま心外です。 だから なんでっ!? 199 00:13:38,317 --> 00:13:42,155 娘が反抗期かもしれない…。 フンッ。 200 00:13:42,155 --> 00:13:44,824 ところで あれからどうなったんですか? 201 00:13:44,824 --> 00:13:47,493 アリアったら 自らサウヴェルに➨ 202 00:13:47,493 --> 00:13:50,163 罪を告白してしまったのよ。 えっ? 203 00:13:50,163 --> 00:13:53,499 ロヴェルに口止めされていた というのに…。 204 00:13:53,499 --> 00:13:55,501 おバカさんよね~。 205 00:13:55,501 --> 00:14:00,606 そんなわけで サウヴェルが披露パーティーを 途中で中止してしまって。 206 00:14:00,606 --> 00:14:02,942 家じゅう 大激怒の嵐よ。 207 00:14:02,942 --> 00:14:04,944 俺も怒りのあまり➨ 208 00:14:04,944 --> 00:14:07,780 しばらくは家に帰らないと 言ってしまった。 209 00:14:07,780 --> 00:14:11,451 母上とローレンは エレンに会いたがっていたのに。 210 00:14:11,451 --> 00:14:13,453 そうでしたか…。 211 00:14:13,453 --> 00:14:17,457 サウヴェルおじ様 かわいそう。 ああ…。 212 00:14:17,457 --> 00:14:20,793 とーさま アリアおば様がいないときなら➨ 213 00:14:20,793 --> 00:14:23,963 おばあちゃまたちに 会いに行ってもかまいませんか? 214 00:14:23,963 --> 00:14:26,132 えっ? ああ…。 215 00:14:26,132 --> 00:14:30,970 でも 俺は帰らない宣言をした手前 ちょっと帰りづらいなぁ。 216 00:14:30,970 --> 00:14:32,972 おばあちゃまと じぃじと➨ 217 00:14:32,972 --> 00:14:35,808 サウヴェルおじ様と アルベルトおじ様に会いたいです! 218 00:14:35,808 --> 00:14:38,644 私は皆さんに会いたいんです! 219 00:14:38,644 --> 00:14:42,148 行きましょう! 明日にでも行きましょう! 220 00:14:42,148 --> 00:14:45,551 すごく急だね。 ええ 急を要します。 221 00:14:49,322 --> 00:14:52,325 お屋敷に直接入ればいいのに。 222 00:14:52,325 --> 00:14:55,661 だから帰りづらいんだって…。 223 00:14:55,661 --> 00:14:57,663 (イザベラ)あっ。 224 00:14:57,663 --> 00:14:59,665 おばあちゃま~! 225 00:14:59,665 --> 00:15:01,601 あぁ エレンちゃん。 226 00:15:01,601 --> 00:15:04,103 寂しかったわ~。 ぎゅむ~。 227 00:15:04,103 --> 00:15:07,774 (ローレン)イザベラ様 エレン様が 苦しがっておられますよ。 228 00:15:07,774 --> 00:15:10,443 あら ごめんなさいね エレンちゃん。 229 00:15:10,443 --> 00:15:14,447 わたくし あまりにもうれしくて。 おばあちゃま。 230 00:15:14,447 --> 00:15:18,451 お久しゅうございます エレン様。 じぃじ。 231 00:15:18,451 --> 00:15:21,287 会いたかったです! ホッホッホ…。 232 00:15:21,287 --> 00:15:26,125 ああ… ようやくこの家が 明るくなったと思ったのに➨ 233 00:15:26,125 --> 00:15:29,796 また…。 大丈夫ですよ。 うぅ…。 234 00:15:29,796 --> 00:15:33,132 泣かないで。 ごめんなさいね。 235 00:15:33,132 --> 00:15:37,804 違うのよ うれしいの。 エレンちゃんがいてくれるだけで。 236 00:15:37,804 --> 00:15:39,972 おばあちゃま…。 237 00:15:39,972 --> 00:15:41,974 あっ。 (ドアの開く音) 238 00:15:41,974 --> 00:15:44,977 お呼びでしょうか? サウヴェルおじ様! 239 00:15:47,980 --> 00:15:50,316 はじめまして アリアおば様。 240 00:15:50,316 --> 00:15:55,154 私はロヴェルの娘 エレンと申します。 あっ…? 241 00:15:55,154 --> 00:15:59,492 礼を返せ。 あっ。 242 00:15:59,492 --> 00:16:02,762 兄上 アリアに何か話があるとか。 243 00:16:02,762 --> 00:16:05,465 俺じゃない。 エレンだ。 244 00:16:10,770 --> 00:16:12,939 なんのお話かしら? 245 00:16:12,939 --> 00:16:15,441 はい お話というより➨ 246 00:16:15,441 --> 00:16:18,778 警告です。 えっ…。 247 00:16:18,778 --> 00:16:23,616 エレンは ラフィリアと同じ年だが 見たとおりの子どもじゃない。 248 00:16:23,616 --> 00:16:29,121 言葉は重く受け止めろ。 はい…。 249 00:16:29,121 --> 00:16:32,291 母が サウヴェルおじ様を気遣って➨ 250 00:16:32,291 --> 00:16:35,628 あなた以外には証しが見えない 魔法をかけたはずです。 251 00:16:35,628 --> 00:16:37,630 あっ…。 それなのにあなたは➨ 252 00:16:37,630 --> 00:16:40,633 誰にも言うなという とーさまの忠告を破って➨ 253 00:16:40,633 --> 00:16:44,136 おじ様に話してしまった。 そ それは…。 254 00:16:44,136 --> 00:16:48,307 あなたのお母様が サウヴェルを愛しなさいと言ったから。 255 00:16:48,307 --> 00:16:51,978 愛する人に秘密を 作るべきではないでしょう? 256 00:16:51,978 --> 00:16:55,314 話せば サウヴェルおじ様が 許してくれるとでも? 257 00:16:55,314 --> 00:16:57,316 あっ…! 誓いの場で➨ 258 00:16:57,316 --> 00:17:00,086 他の男のことを 考えていたという告白を➨ 259 00:17:00,086 --> 00:17:02,088 誰が許すでしょうか? 260 00:17:02,088 --> 00:17:04,924 それは ヴァンクライフト家を 侮辱しています。 261 00:17:04,924 --> 00:17:07,093 なっ! ハッ…。 262 00:17:07,093 --> 00:17:09,095 そのとおりね。 263 00:17:09,095 --> 00:17:11,597 あなたは サウヴェルから➨ 264 00:17:11,597 --> 00:17:13,766 アギエルさんのことを 聞いていたのに➨ 265 00:17:13,766 --> 00:17:17,436 同じようなことをするのですね。 それは違うわ! 266 00:17:17,436 --> 00:17:21,107 私は 新しく家族になるのよ! だから➨ 267 00:17:21,107 --> 00:17:24,277 お義兄様に好かれようと思うのは 当然じゃない! 268 00:17:24,277 --> 00:17:27,947 あなたは自分の気持ちが 不純であると認めている。 269 00:17:27,947 --> 00:17:32,118 だから ヴァールお姉様は 断罪したのです。 うっ! 270 00:17:32,118 --> 00:17:36,289 断罪を 陛下に気付かれてしまいました。 271 00:17:36,289 --> 00:17:39,292 申し訳ない…。 いいえ。 272 00:17:39,292 --> 00:17:42,295 サウヴェルおじ様が 悪いわけではありません。 273 00:17:42,295 --> 00:17:46,465 アリアおば様 精霊に愛されている ヴァンクライフト家は➨ 274 00:17:46,465 --> 00:17:49,468 王家にとって なくてはならない存在です。 275 00:17:49,468 --> 00:17:51,470 そんなこと知っているわ! 276 00:17:51,470 --> 00:17:53,973 英雄のお義兄様がいるんだから 当然じゃない。 277 00:17:53,973 --> 00:17:56,475 それだけではありません! えっ! 278 00:17:56,475 --> 00:18:00,913 王家がこの家を執ように狙うのは とーさまの肩書ではなく➨ 279 00:18:00,913 --> 00:18:04,083 何より その力が必要なのです。 えっ…。 280 00:18:04,083 --> 00:18:08,254 とーさまの力は 周辺国を抑制するほどなのです。 281 00:18:08,254 --> 00:18:11,090 ですが あなたの身勝手な行動が➨ 282 00:18:11,090 --> 00:18:14,093 この国からその力をそぐ 原因となったのです。 283 00:18:14,093 --> 00:18:16,262 さっぱり意味がわからない。 284 00:18:16,262 --> 00:18:18,764 何を言ってるの? あなたのせいで➨ 285 00:18:18,764 --> 00:18:22,268 サウヴェルおじ様との仲が こじれるのを恐れた とーさまは➨ 286 00:18:22,268 --> 00:18:25,938 実家に帰らないと宣言しました。 それがなんなの? 287 00:18:25,938 --> 00:18:29,942 王家にとって 必要な戦力である とーさまが➨ 288 00:18:29,942 --> 00:18:32,278 人間界から いなくなってしまったら。 289 00:18:32,278 --> 00:18:34,280 だから何っ!? 290 00:18:34,280 --> 00:18:36,949 その原因となる 邪魔者を消してしまえば➨ 291 00:18:36,949 --> 00:18:39,619 また英雄は 帰ってきてくれるかもしれない。 292 00:18:39,619 --> 00:18:42,955 おそらく王家はそう思うでしょう。 293 00:18:42,955 --> 00:18:45,624 邪魔者さえいなくなれば それで済むと…。 294 00:18:45,624 --> 00:18:47,960 邪魔… 者…? 295 00:18:47,960 --> 00:18:52,798 あなたです。 アリアおば様。 私? 296 00:18:52,798 --> 00:18:54,967 アギエルさんのことがあったのに➨ 297 00:18:54,967 --> 00:18:59,472 どうして おじ様の結婚式に 王家がいらしたのか。 あっ…。 298 00:18:59,472 --> 00:19:03,909 あなたの品定めをするためです。 そんな…。 299 00:19:03,909 --> 00:19:07,580 あなたが ヴァンクライフト家にとって ふさわしいかだけでなく➨ 300 00:19:07,580 --> 00:19:11,417 必要で 価値のある 人間なのかを見極めるため。 301 00:19:11,417 --> 00:19:13,419 それなのにあなたは➨ 302 00:19:13,419 --> 00:19:15,588 むしろ足を引っ張るようなことを したのです! 303 00:19:15,588 --> 00:19:18,090 あ… いや…。 304 00:19:18,090 --> 00:19:20,426 いやぁ~! 305 00:19:20,426 --> 00:19:26,432 アリア。 ロヴェルを一目見て 恋に落ちる女性はとても多いわ。 306 00:19:26,432 --> 00:19:29,101 あなたもその一人に なってしまったのは➨ 307 00:19:29,101 --> 00:19:31,103 しかたないことなのかも。 308 00:19:31,103 --> 00:19:33,105 だけど サウヴェルは➨ 309 00:19:33,105 --> 00:19:37,276 やっとあなたと結婚できると とても うれしそうだったのよ。 310 00:19:37,276 --> 00:19:40,112 私は サウヴェルを愛しているわ! 311 00:19:40,112 --> 00:19:43,282 では 命の危険を冒してまで➨ 312 00:19:43,282 --> 00:19:46,118 とーさまに不純な思いを 向けるのを おやめください。 313 00:19:46,118 --> 00:19:48,120 あっ…。 314 00:19:48,120 --> 00:19:50,456 いいですか アリアおば様。 315 00:19:50,456 --> 00:19:55,127 とーさまを奪おうとしたら 私たち親子は容赦はしません。 316 00:19:55,127 --> 00:19:57,963 ジワジワと そして確実に➨ 317 00:19:57,963 --> 00:20:00,299 あなたを潰しますから! 318 00:20:00,299 --> 00:20:02,301 あっ…。 319 00:20:02,301 --> 00:20:04,470 ご覚悟くださいね! 320 00:20:04,470 --> 00:20:08,074 ひっ… あぁ…。 321 00:20:13,479 --> 00:20:15,481 それでも俺は…。 322 00:20:15,481 --> 00:20:18,084 アリアを信じたいんだ。 323 00:20:23,489 --> 00:20:25,491 (サウヴェル)悪かったね。 324 00:20:25,491 --> 00:20:28,327 8歳の子に こんな話をさせるなんて。 325 00:20:28,327 --> 00:20:31,497 いいえ 私が言わずには いられなかっただけです。 326 00:20:31,497 --> 00:20:33,999 余計なことして ごめんなさい。 327 00:20:33,999 --> 00:20:36,168 エレンがいてくれなかったら➨ 328 00:20:36,168 --> 00:20:41,507 家族はバラバラになってたと思うよ。 本当に ありがとう。 329 00:20:41,507 --> 00:20:45,344 おじ様…。 330 00:20:45,344 --> 00:20:50,182 さて お城に出向かなくては なりませんね とーさま。 331 00:20:50,182 --> 00:20:53,519 そうだな… あ~ 嫌だ嫌だ。 332 00:20:53,519 --> 00:20:57,857 そういうことなら エレンちゃんの新しいドレスが必要ね。 333 00:20:57,857 --> 00:21:01,127 ロヴェル あなたのも作るわよ! えぇ!? 334 00:21:01,127 --> 00:21:05,464 ローレン 早急に腕のいいお針子を 呼んでちょうだい。 335 00:21:05,464 --> 00:21:08,134 はい! すぐ準備に取りかかります。 336 00:21:08,134 --> 00:21:10,803 (イザベラ)忙しくなるわね~。 うぅ…。 337 00:21:10,803 --> 00:21:15,307 すまない。 母上は娘が欲しかったんだ。 338 00:21:15,307 --> 00:21:18,811 だから ついつい 力が入ってしまうんだよ。 339 00:21:18,811 --> 00:21:21,647 はい。 ならば…。 340 00:21:21,647 --> 00:21:25,317 お化粧係 であえ~! 341 00:21:25,317 --> 00:21:27,520 んっ? サウヴェルおじ様も。 342 00:21:29,488 --> 00:21:32,658 同じ目に遭えばいいと思います。 えっ…。 343 00:21:32,658 --> 00:21:35,828 とーさまも とばっちりを 受けたくなかったら➨ 344 00:21:35,828 --> 00:21:38,330 サウヴェルおじ様を拘束してください。 345 00:21:38,330 --> 00:21:40,499 わかったよ エレン。 えぇ~っ!? 346 00:21:40,499 --> 00:21:42,501 許せ サウヴェル! 347 00:21:42,501 --> 00:21:45,504 あ… 兄上!? 俺は娘には勝てない。 348 00:21:45,504 --> 00:21:47,506 サウヴェルおじ様! ひぃ! 349 00:21:47,506 --> 00:21:50,843 ご覚悟ください! 350 00:21:50,843 --> 00:21:53,012 あぁ…。 351 00:21:53,012 --> 00:21:56,182 うぎゃあ~! 352 00:21:56,182 --> 00:21:59,952 う~ん… ど どうかな? 353 00:21:59,952 --> 00:22:03,622 おヒゲがない おじ様 すてきです! ああ。 354 00:22:03,622 --> 00:22:05,958 あ… あぁ…。 355 00:22:05,958 --> 00:22:08,460 あんなにかっこよくなったら➨ 356 00:22:08,460 --> 00:22:12,965 アリアおば様が他に目を向けることは もうないかなって思います。 357 00:22:12,965 --> 00:22:16,135 それで サウヴェルを? フフフッ。 358 00:22:16,135 --> 00:22:19,338 なるほど 名案だな!