1 00:00:05,973 --> 00:00:07,975 (ガディエル)あれは…。 2 00:00:14,982 --> 00:00:17,484 きっと精霊だ。 3 00:00:17,484 --> 00:00:19,486 (ラヴィスエル)ガディエル。 ハッ! 4 00:00:21,488 --> 00:00:23,824 陛下。 5 00:00:23,824 --> 00:00:26,660 (ラヴィスエル)まもなく ロヴェル・ヴァンクライフトが➨ 6 00:00:26,660 --> 00:00:29,830 娘を連れて城にやってくる。 7 00:00:29,830 --> 00:00:34,134 お前にも会わせるからな。 はい! 8 00:02:17,804 --> 00:02:20,140 (イザベラ)いや~ん➨ 9 00:02:20,140 --> 00:02:23,977 かわいいわ エレンちゃん。 想像以上よ~! 10 00:02:23,977 --> 00:02:25,979 ロヴェルもね。 11 00:02:25,979 --> 00:02:28,315 (ロヴェル)ついでみたいに 言わないでください。 12 00:02:28,315 --> 00:02:30,317 (ノックとドアの開く音) 13 00:02:30,317 --> 00:02:33,987 (ローレン)馬車の準備ができました。 ローレン すまない。 14 00:02:33,987 --> 00:02:37,157 今回は転移魔法で行くことにする。 15 00:02:37,157 --> 00:02:39,660 あっ… さようでございますか。 16 00:02:39,660 --> 00:02:43,997 (エレン)とーさま 本当は 逃げようと思ったときに➨ 17 00:02:43,997 --> 00:02:47,167 御者の方がいると いろいろと面倒だと思ってます? 18 00:02:47,167 --> 00:02:49,169 鋭いね エレン。 19 00:02:49,169 --> 00:02:51,171 頑張ってね エレンちゃん! 20 00:02:51,171 --> 00:02:54,841 腹黒に負けたりしないでね! (サウヴェル)兄上 ご武運を! 21 00:02:54,841 --> 00:02:57,344 戦いに行くわけじゃないんだから。 22 00:03:00,280 --> 00:03:03,784 (オリジン)あなた ちゃんとエレンちゃんを守ってね。 23 00:03:03,784 --> 00:03:05,952 それでは いってきます! 24 00:03:05,952 --> 00:03:09,456 ファイトよ エレンちゃん! では…。 25 00:03:21,635 --> 00:03:24,137 あ~ 嫌だ 嫌だ 嫌だ➨ 26 00:03:24,137 --> 00:03:27,307 嫌だ 嫌だ…。 とーさま! 嘆いていてもしかたありません! 27 00:03:27,307 --> 00:03:29,476 きっちり カタをつけに行きましょう! 28 00:03:29,476 --> 00:03:33,313 エレン なんでそんなに やる気なの? 29 00:03:33,313 --> 00:03:35,816 実を言いますと 腹黒さんと➨ 30 00:03:35,816 --> 00:03:39,152 直接お話がしたかったのです! なっ…! 31 00:03:39,152 --> 00:03:41,655 さあ 行きましょう とーさま! 32 00:03:41,655 --> 00:03:45,058 なんだろう 恐ろしい予感しかしない。 33 00:03:46,993 --> 00:03:50,664 (門番たち)あっ! ロヴェル様だ! 開門! 34 00:03:50,664 --> 00:03:54,501 あっ? ロヴェル様と 一緒にいる娘は誰だ? 35 00:03:54,501 --> 00:03:56,503 さあ…。 36 00:03:58,505 --> 00:04:00,941 (兵士)ロヴェル様が おいでになられました! 37 00:04:00,941 --> 00:04:02,943 (ドアの開く音) 38 00:04:05,946 --> 00:04:07,948 ああ。 39 00:04:07,948 --> 00:04:09,950 待っていたよ ロヴェル。 (ドアの閉まる音) 40 00:04:09,950 --> 00:04:13,954 そして 小さなお姫様。 41 00:04:13,954 --> 00:04:23,130 ♬~ 42 00:04:23,130 --> 00:04:27,300 はじめまして陛下。 ロヴェルの娘 エレンと申します。 43 00:04:27,300 --> 00:04:32,973 エレン 私は君に会いたかったんだ。 そうですか。 44 00:04:32,973 --> 00:04:35,809 んっ… ククッ。 45 00:04:35,809 --> 00:04:38,645 そういうところ 本当にロヴェルの娘だ。 46 00:04:38,645 --> 00:04:40,647 恐れながら陛下➨ 47 00:04:40,647 --> 00:04:43,817 心外です! ひどい! ひどいよエレン! 48 00:04:43,817 --> 00:04:47,654 エレン!? 最近どうしたの!? 反抗期がひどくない!? 49 00:04:47,654 --> 00:04:50,657 うぅ とーさま泣いちゃうよ うぅ。 とーさま 素が出てますよ。 50 00:04:50,657 --> 00:04:53,827 ハッ! クックク…。 51 00:04:53,827 --> 00:04:56,329 まぁ 座ってくれたまえ。 52 00:04:59,166 --> 00:05:02,769 素のお前は そんなに明るかったのか。 53 00:05:02,769 --> 00:05:06,106 小さい頃から 我慢を強いられてきたので。 54 00:05:06,106 --> 00:05:09,609 アギエルとの婚約のことは すまなかった。 55 00:05:09,609 --> 00:05:13,780 だがあれは父上が決めたことだ。 それに今➨ 56 00:05:13,780 --> 00:05:16,950 2人とも ここにはいない。 いない? 57 00:05:16,950 --> 00:05:18,952 フフッ…。 58 00:05:18,952 --> 00:05:20,954 問題を起こしたアギエルと➨ 59 00:05:20,954 --> 00:05:24,291 その件で責任を取って 退位した父上は➨ 60 00:05:24,291 --> 00:05:26,793 辺境の屋敷へ移ったのだ。 61 00:05:26,793 --> 00:05:30,130 もう ここに戻ることは 二度とないだろう。 62 00:05:30,130 --> 00:05:32,132 ククク…。 63 00:05:32,132 --> 00:05:34,634 《妹の悪行を利用して➨ 64 00:05:34,634 --> 00:05:37,304 父親を王座から 引きずり下ろした…。 65 00:05:37,304 --> 00:05:40,807 やはり この人は腹黒です》 66 00:05:40,807 --> 00:05:43,977 しかし サウヴェルも災難だな。 67 00:05:43,977 --> 00:05:47,480 再婚相手が アギエルと同じような女だったとは。 68 00:05:47,480 --> 00:05:51,484 同じとは? 気付いていないはずがないだろう。 69 00:05:51,484 --> 00:05:54,821 貴族の間では すでに うわさの的だ。 70 00:05:54,821 --> 00:05:57,824 チィッ…。 とーさま。 んっ…。 71 00:05:57,824 --> 00:06:00,427 どうして そのようなうわさが? 72 00:06:00,427 --> 00:06:03,930 小さなお姫様に 聞かせる話じゃないよ。 73 00:06:03,930 --> 00:06:06,600 それはウソですね。 74 00:06:06,600 --> 00:06:11,938 私が理解できると確信したうえで 陛下はお話しになっています。 75 00:06:11,938 --> 00:06:16,610 ああ… アルベルトを 説得しただけはある。 76 00:06:16,610 --> 00:06:18,612 フフッ…。 77 00:06:18,612 --> 00:06:20,614 陛下は いやらしい人ですね。 78 00:06:20,614 --> 00:06:25,619 アルベルトおじ様は ヴァンクライフト家の 窮地を切々と訴えていたのに➨ 79 00:06:25,619 --> 00:06:28,788 その弱みにつけ込んで 利用するなんて。 80 00:06:28,788 --> 00:06:31,791 フッ…。 本当を言うと➨ 81 00:06:31,791 --> 00:06:34,961 二重スパイをしてもらっても よかったのですが➨ 82 00:06:34,961 --> 00:06:37,797 それはやめました。 ほう…。 83 00:06:37,797 --> 00:06:39,966 陛下が アルベルトおじ様を➨ 84 00:06:39,966 --> 00:06:42,135 どう思ってるかは わかりませんが➨ 85 00:06:42,135 --> 00:06:46,139 私 おじ様は スパイには 向いていないと思いましたので。 86 00:06:46,139 --> 00:06:48,141 フフッ。 フッ…。 87 00:06:48,141 --> 00:06:52,312 予想以上だ! ロヴェル お前すごいな! 88 00:06:52,312 --> 00:06:55,315 こんな子どもを育てたなんて! ハッハハ…。 89 00:06:55,315 --> 00:06:58,652 だったら… わかっているのだろう? 90 00:06:58,652 --> 00:07:02,255 サウヴェルの再婚相手の うわさの出どころが。 91 00:07:02,255 --> 00:07:04,257 試しているのですか? 92 00:07:06,426 --> 00:07:10,096 陛下は とーさまの交渉に そのうわさを利用している。 93 00:07:10,096 --> 00:07:14,768 ですが すでにうわさが 広まっているということは…。 94 00:07:14,768 --> 00:07:20,607 陛下が口を滑らせたとは 考えられません。 では 誰が? 95 00:07:20,607 --> 00:07:22,942 王妃様ですね。 96 00:07:22,942 --> 00:07:25,111 なぜ そう思うのかな? 97 00:07:25,111 --> 00:07:30,283 アリアおば様の父を見る目 女性なら 気付けたと思います。 98 00:07:30,283 --> 00:07:34,454 その後の披露パーティーが 途中で中止になったことからも➨ 99 00:07:34,454 --> 00:07:38,959 何かあったと感づいたのでしょう。 それで? 100 00:07:38,959 --> 00:07:42,295 ただし 公爵家である ヴァンクライフト家のうわさを➨ 101 00:07:42,295 --> 00:07:44,297 おいそれとは流せない。 102 00:07:44,297 --> 00:07:50,303 ならば うわさの主は同等か それ以上の地位の貴族。 そこで➨ 103 00:07:50,303 --> 00:07:53,473 王妃様だと推測しました。 104 00:07:53,473 --> 00:07:58,478 フッ… すばらしいな! んっ…! 105 00:07:58,478 --> 00:08:00,914 私は ひと言も漏らしてないぞ? 106 00:08:00,914 --> 00:08:03,750 断罪のことは…。 断罪? 107 00:08:03,750 --> 00:08:07,420 なんのことでしょうか? さあ? 108 00:08:07,420 --> 00:08:09,923 てっきり おば様の男癖が➨ 109 00:08:09,923 --> 00:08:12,425 悪いという うわさかと思っていたのに➨ 110 00:08:12,425 --> 00:08:15,929 断罪とは? 女神ヴァールの断罪だ。 111 00:08:15,929 --> 00:08:18,264 サウヴェルの妻の手首に➨ 112 00:08:18,264 --> 00:08:20,600 いばらのアザが 浮かんでいるのだろう? 113 00:08:20,600 --> 00:08:23,436 アギエルと同じように。 114 00:08:23,436 --> 00:08:27,273 隠し立てすると あとで困ることになるぞ。 115 00:08:27,273 --> 00:08:29,275 (2人)あえ~? 116 00:08:29,275 --> 00:08:31,778 いばらのアザなんて 見たことありません。 117 00:08:31,778 --> 00:08:36,616 とーさま 私たちは王家の方々に 嫌われているのですね。 118 00:08:36,616 --> 00:08:39,619 だとしても こんな根も葉もないうわさまで➨ 119 00:08:39,619 --> 00:08:42,622 ばらまかれているなんて 思いもしませんでした。 120 00:08:42,622 --> 00:08:45,959 本当だな エレン。 不愉快だし➨ 121 00:08:45,959 --> 00:08:49,462 もう帰ろっか。 はい とーさま。 122 00:08:49,462 --> 00:08:52,565 フッ… まだ話は終わっていない。 123 00:08:54,634 --> 00:08:57,137 どうやら臆測で しゃべってしまったようだ。 124 00:08:57,137 --> 00:08:59,639 それについては謝罪しよう。 125 00:08:59,639 --> 00:09:03,076 妻にも あれは誤りだったと 伝えよう。 126 00:09:03,076 --> 00:09:06,913 そんなことをして いいんですか? なぜだ? 127 00:09:06,913 --> 00:09:12,419 うわさを流した張本人が 前言を撤回したら 王家は…。 128 00:09:12,419 --> 00:09:17,757 フゥ… ここまでとは 思わなかったなぁ フフフ…。 129 00:09:17,757 --> 00:09:21,094 だが そのままにしてても いいのかな? 130 00:09:21,094 --> 00:09:23,763 もともと陛下は そのつもりでしょう? 131 00:09:23,763 --> 00:09:28,435 なぜなら うわさが広まる前に 私をここに連れてくる約束を➨ 132 00:09:28,435 --> 00:09:31,271 すでに とーさまと 取り付けていたのですから。 133 00:09:31,271 --> 00:09:34,441 ねぇ エレン。 えっ? 134 00:09:34,441 --> 00:09:36,943 私の娘にならないか? 135 00:09:36,943 --> 00:09:40,780 陛下! 家族への干渉の制限を 申し上げたはずです! 136 00:09:40,780 --> 00:09:43,616 どうだったかな? くっ…。 137 00:09:43,616 --> 00:09:46,786 私からお断りします! 私のとーさまは➨ 138 00:09:46,786 --> 00:09:49,789 とーさまだけです! エレ~ン! 139 00:09:49,789 --> 00:09:52,125 ん~ いい子だね~! フゥ…。 140 00:09:52,125 --> 00:09:56,629 英雄の本当の姿がこれだなんて…。 141 00:09:56,629 --> 00:09:58,631 実は今日➨ 142 00:09:58,631 --> 00:10:00,967 息子たちを紹介したいと 思っているんだ。 いえ➨ 143 00:10:00,967 --> 00:10:02,969 結構です。 144 00:10:02,969 --> 00:10:05,305 息子たちをここへ! (騎士)はっ! 145 00:10:05,305 --> 00:10:08,308 エレン 君もきっと気に入ると思うよ。 146 00:10:08,308 --> 00:10:12,145 2人とも 他家の淑女たちに 大変な人気だ。 147 00:10:12,145 --> 00:10:15,648 お金と権力が 目当ての方々ですかね? 148 00:10:15,648 --> 00:10:18,485 ハハッ… 親はそうだろうな。 149 00:10:18,485 --> 00:10:22,655 だが 彼女たちは純粋に 息子たちを慕っている。 150 00:10:22,655 --> 00:10:27,327 大人気じゃないですか。 でしたら 私は必要ありませんね。 151 00:10:27,327 --> 00:10:30,997 私が言うのもなんだが 見た目もいいと思う。 152 00:10:30,997 --> 00:10:32,999 見た目のよさなど➨ 153 00:10:32,999 --> 00:10:35,835 とーさまや かーさまを 見慣れているので。 154 00:10:35,835 --> 00:10:38,338 さあ 帰りましょ とーさま。 155 00:10:38,338 --> 00:10:40,840 そうだな。 ハァ…。 156 00:10:40,840 --> 00:10:44,344 ロヴェル お前の娘は いったい なんなんだ。 157 00:10:44,344 --> 00:10:48,014 陛下が私の娘に 勝てるはずありませんよ。 158 00:10:48,014 --> 00:10:51,351 親である私ですら勝てないのに。 159 00:10:51,351 --> 00:10:53,353 なるほど。 160 00:10:53,353 --> 00:10:55,355 入れ。 (ノック) 161 00:10:55,355 --> 00:10:58,191 (ガディエル)父上 失礼します。 (ドアの開閉音) 162 00:10:58,191 --> 00:11:01,961 (ラスエル)失礼します。 (ラヴィスエル)おお 来たか。 163 00:11:01,961 --> 00:11:05,798 紹介しよう。 上が ガディエル 12歳。 164 00:11:05,798 --> 00:11:08,101 下が ラスエル 9歳だ。 165 00:11:10,136 --> 00:11:13,640 英雄ロヴェルと その娘 エレンだ。 166 00:11:13,640 --> 00:11:15,642 あっ…。 167 00:11:18,311 --> 00:11:20,313 ハッ…。 168 00:11:20,313 --> 00:11:22,649 ロヴェル・ヴァンクライフトです。 169 00:11:22,649 --> 00:11:27,654 お会いできて光栄です。 ほ 本当に あの英雄なのですか!? 170 00:11:27,654 --> 00:11:31,491 こら ラスエル 失礼だろう? あっ ごめんなさい。 171 00:11:31,491 --> 00:11:33,493 あっ! 172 00:11:36,829 --> 00:11:38,998 あぁ…。 173 00:11:38,998 --> 00:11:42,335 んっ! 174 00:11:42,335 --> 00:11:44,337 てれているのかい? 175 00:11:44,337 --> 00:11:46,339 いえ…。 176 00:11:46,339 --> 00:11:48,341 んっ? 177 00:11:48,341 --> 00:11:51,844 大丈夫? 気分が悪いのかい? 178 00:11:51,844 --> 00:11:55,181 あっ…! 179 00:11:55,181 --> 00:11:57,183 近寄らないで! 180 00:12:00,954 --> 00:12:02,956 あっ…!? (2人)あっ? 181 00:12:02,956 --> 00:12:05,124 うぅ…。 182 00:12:05,124 --> 00:12:09,295 本当に大丈夫かい? ひっ! 183 00:12:09,295 --> 00:12:12,632 具合が悪いのなら 休ませてあげては。 184 00:12:12,632 --> 00:12:14,968 ハッ…! んっ! 185 00:12:14,968 --> 00:12:16,970 下がれ! あっ。 186 00:12:16,970 --> 00:12:22,809 (精霊たちの叫び声) 187 00:12:22,809 --> 00:12:24,811 あっ…。 (精霊たちの叫び声) 188 00:12:24,811 --> 00:12:27,313 精霊…? 189 00:12:27,313 --> 00:12:30,316 いったい どうしたというのだ。 190 00:12:30,316 --> 00:12:33,152 だから会わせたくなかったんだ! 191 00:12:33,152 --> 00:12:35,154 何を言っている!? 192 00:12:35,154 --> 00:12:37,991 (精霊)助けて! (精霊)痛い! 193 00:12:37,991 --> 00:12:40,994 (精霊)助けて~! 194 00:12:40,994 --> 00:12:45,999 ハァッ… もしかして 私に。 195 00:12:45,999 --> 00:12:48,167 ハァ… ハァ…。 196 00:12:48,167 --> 00:12:51,170 助… けて~! 197 00:12:51,170 --> 00:12:53,339 嫌ぁ~! 198 00:12:53,339 --> 00:12:55,341 (精霊たちの叫び声) 199 00:12:55,341 --> 00:12:57,343 うぅ。 ああっ! うっ。 (精霊たちの叫び声) 200 00:12:57,343 --> 00:13:00,780 うぅ… ハッ! (精霊たちの叫び声) 201 00:13:00,780 --> 00:13:02,782 なんなんだ これは! 202 00:13:04,784 --> 00:13:08,288 ハッ! うぅ…。 ああっ…。 203 00:13:08,288 --> 00:13:10,623 んっ… これは…。 204 00:13:10,623 --> 00:13:12,959 (王)精霊王よ! 205 00:13:12,959 --> 00:13:15,628 (王)このモンスターテンペストに 打ち勝つために➨ 206 00:13:15,628 --> 00:13:17,830 その力を貸すがいい! 207 00:13:20,133 --> 00:13:22,969 おのれ… なぜ開かぬ。 208 00:13:22,969 --> 00:13:28,141 ならば 精霊魔法使いをおとりに 精霊たちを呼び寄せるのだ! 209 00:13:28,141 --> 00:13:30,143 (精霊魔法使い)やめて! (精霊魔法使い)どうして! 210 00:13:30,143 --> 00:13:32,312 話が違う! 離せ! 国のために俺たちは! 211 00:13:32,312 --> 00:13:34,647 (精霊)何をする! (精霊)助けなきゃ! 212 00:13:34,647 --> 00:13:38,985 よし! 精霊たちをいけにえにしろ! 213 00:13:38,985 --> 00:13:41,654 (精霊たちの叫び声) 214 00:13:41,654 --> 00:13:44,824 あっ… なんで…。 (精霊たちの叫び声) 215 00:13:44,824 --> 00:13:48,494 痛いよ~…。 苦しい…。 (精霊たちの叫び声) 216 00:13:48,494 --> 00:13:52,498 助けて…! どうして…。 217 00:13:52,498 --> 00:13:57,003 やめて! やめて! エレン!? 218 00:13:57,003 --> 00:13:59,505 あ… あぁ…。 219 00:13:59,505 --> 00:14:01,941 (2人)うぅ…。 220 00:14:01,941 --> 00:14:05,445 (精霊たちの叫び声) 221 00:14:05,445 --> 00:14:09,615 門を開けよ! 門を開けよ! (精霊たちの叫び声) 222 00:14:09,615 --> 00:14:15,288 精霊王よ! 早く我らに 力を貸すのだ~! 223 00:14:15,288 --> 00:14:17,290 (精霊)なんで~。 224 00:14:17,290 --> 00:14:20,126 ぐっ… うぅ…。 225 00:14:20,126 --> 00:14:23,463 あっ… ああっ…! 226 00:14:23,463 --> 00:14:26,466 (精霊たちの叫び声) 227 00:14:26,466 --> 00:14:31,137 痛いよ~ 助けて…。 228 00:14:31,137 --> 00:14:33,639 助けてぇ~! 229 00:14:33,639 --> 00:14:36,476 いっ… いやぁ~! 230 00:14:36,476 --> 00:14:38,478 俺の娘に…。 231 00:14:38,478 --> 00:14:40,480 触れるなぁ~! 232 00:14:40,480 --> 00:14:42,482 (精霊)ひぃ~っ! 233 00:14:42,482 --> 00:14:44,984 (精霊)助けて~! (精霊)お願い~。 234 00:14:44,984 --> 00:14:48,821 うぅ…。 ぐっ。 (精霊たちの叫び声) 235 00:14:48,821 --> 00:14:51,324 (精霊たちの叫び声) 236 00:14:51,324 --> 00:14:53,993 ロヴェル…。 237 00:14:53,993 --> 00:14:58,498 このままでは俺たちも 正気を失いかねない。 238 00:14:58,498 --> 00:15:03,436 ロヴェル これはいったい…。 まだ わからないんですか! 239 00:15:03,436 --> 00:15:06,939 あなた方 王家が受けた 精霊の呪いです! 240 00:15:06,939 --> 00:15:08,941 あっ! 241 00:15:08,941 --> 00:15:12,445 大丈夫… 大丈夫。 242 00:15:12,445 --> 00:15:14,747 ハァ… ハァ…。 さあ 早く帰ろう。 243 00:15:18,618 --> 00:15:23,623 呪い… そういうこと… か…。 244 00:15:27,627 --> 00:15:30,630 ハァ… ハァ… ハァ…。 245 00:15:30,630 --> 00:15:32,965 エレン! エレン! (ドアの開く音) 246 00:15:32,965 --> 00:15:35,468 エレンちゃん! 247 00:15:35,468 --> 00:15:39,472 オーリ! ハァ… ハァ…。 248 00:15:39,472 --> 00:15:43,309 大丈夫 もう大丈夫よ。 249 00:15:43,309 --> 00:15:47,814 エレンちゃん 少し眠りましょうね。 250 00:15:47,814 --> 00:15:51,984 大丈夫なのか? エレンは…。 251 00:15:51,984 --> 00:15:54,987 熱が出ているけど➨ 252 00:15:54,987 --> 00:15:58,658 心配ないわ。 ハァッ…。 253 00:15:58,658 --> 00:16:00,593 ハァ…。 254 00:16:00,593 --> 00:16:03,930 やっぱり まだ早かったのね。 255 00:16:03,930 --> 00:16:07,033 ああ 会わせなきゃよかった。 256 00:16:09,101 --> 00:16:12,438 アイツらにも 呪いが見えていたようだったが? 257 00:16:12,438 --> 00:16:14,774 エレンちゃんが原因ね。 258 00:16:14,774 --> 00:16:19,111 わたくしの娘だと気付いた 精霊の魂が➨ 259 00:16:19,111 --> 00:16:22,014 エレンちゃんに 助けを求めてきたのよ。 260 00:16:30,456 --> 00:16:32,625 あっ 陛下! 大丈夫ですか? 261 00:16:32,625 --> 00:16:37,296 息子たちは… うぅ…。 無理をなさらずに! 262 00:16:37,296 --> 00:16:42,134 お二人とも気を失っていますが ご無事でございます。 263 00:16:42,134 --> 00:16:44,971 (ラヴィスエル)そうか…。 264 00:16:44,971 --> 00:17:05,291 ♬~ 265 00:17:16,602 --> 00:17:19,105 あっ… 兄上。 んっ? 266 00:17:19,105 --> 00:17:22,508 僕たちも戻りましょう。 ああ。 267 00:17:24,443 --> 00:17:29,115 本当にこの祈りは 精霊に届いているのかな。 268 00:17:29,115 --> 00:17:32,618 毎年 精霊祭で 祈りをささげていますけど➨ 269 00:17:32,618 --> 00:17:34,954 200年前のことなのだから➨ 270 00:17:34,954 --> 00:17:38,791 いいかげん許してくれても いいんじゃないかと思いますが。 271 00:17:38,791 --> 00:17:42,795 それに 僕たちには 関係ないことですよね。 272 00:17:42,795 --> 00:17:44,997 そう思いませんか? 273 00:17:46,966 --> 00:17:51,304 《ガディエル:そう… なぜ精霊が 王家を避けるのか。 274 00:17:51,304 --> 00:17:53,306 その答えが➨ 275 00:17:53,306 --> 00:17:57,643 発見された隠し部屋にあった 古い書物に記されていた。 276 00:17:57,643 --> 00:18:04,250 王家がやったこと 精霊が受けた仕打ち。 そして➨ 277 00:18:04,250 --> 00:18:09,255 人間が 怒らせてはならないものを 怒らせたこと。 278 00:18:09,255 --> 00:18:12,258 あのとき見たもの…。 279 00:18:12,258 --> 00:18:16,562 あれがなんだったのか 今ならわかる》 280 00:18:19,432 --> 00:18:23,602 《ここは 200年前の 惨劇が起きた場所だ。 281 00:18:23,602 --> 00:18:28,274 祈りの理由も 人間の後悔も 今はもうない。 282 00:18:28,274 --> 00:18:30,443 残されたのは➨ 283 00:18:30,443 --> 00:18:34,947 精霊たちとの禍根 傷 そして➨ 284 00:18:34,947 --> 00:18:37,283 受け取り手のない叫び》 285 00:18:37,283 --> 00:18:51,297 ♬~ 286 00:18:51,297 --> 00:18:55,634 また 今年も精霊祭の日が来たよ。 287 00:18:55,634 --> 00:19:00,139 ねぇ エレン… 君はあれから どうしているの? 288 00:19:02,074 --> 00:19:05,745 一目でいいから会いたいな…。 289 00:19:05,745 --> 00:19:08,247 僕は…。 290 00:19:08,247 --> 00:19:11,250 君に謝りたいだけなんだ…。 291 00:19:14,587 --> 00:19:17,923 いつか精霊にも君にも➨ 292 00:19:17,923 --> 00:19:22,228 許してもらえる日が 来るんだろうか。 293 00:19:28,100 --> 00:19:32,104 また来るからね。 294 00:19:32,104 --> 00:19:40,112 ♬~ 295 00:19:40,112 --> 00:19:47,820 (泣き声) 296 00:19:51,457 --> 00:19:53,459 そうねぇ…。 297 00:19:53,459 --> 00:19:57,963 大精霊たちはね 自分たちが何をしでかしたのか➨ 298 00:19:57,963 --> 00:20:00,466 人間たちに わからせたかったのよ。 299 00:20:00,466 --> 00:20:05,471 それでね 精霊たちの叫びを 王に聞かせようと➨ 300 00:20:05,471 --> 00:20:07,473 魔法をかけたの。 301 00:20:07,473 --> 00:20:12,478 当時の王は 死ぬまで叫び声を聞き続けたわ。 302 00:20:12,478 --> 00:20:16,649 魔法は 当時の王だけに かけたものだったの。 303 00:20:16,649 --> 00:20:20,986 だから 子孫まで 受け継がれるはずはなかった。 304 00:20:20,986 --> 00:20:23,823 えっ? じゃあなぜ…。 305 00:20:23,823 --> 00:20:27,159 行き場をなくした 精霊の魂たちが➨ 306 00:20:27,159 --> 00:20:31,163 王家の血を呪って まとわりついてしまったのよ。 307 00:20:31,163 --> 00:20:34,500 それが あの黒いもや…。 308 00:20:34,500 --> 00:20:40,673 ええ だから今でも王家は 呪いを受け続けている。 309 00:20:40,673 --> 00:20:44,009 エレンちゃんが精霊祭に 行ったことは知ってるわ。 310 00:20:44,009 --> 00:20:47,513 あっ…。 そんなエレンちゃんだから➨ 311 00:20:47,513 --> 00:20:51,350 悩んで苦しんで 呪いを解こうとする。 312 00:20:51,350 --> 00:20:55,154 だから今まで 詳しくは話さなかったのよ。 313 00:20:57,189 --> 00:21:00,126 かーさま 私は…。 あっ。 314 00:21:00,126 --> 00:21:04,797 私は 捕らわれたままでいる 同胞たちを救いたいのです。 315 00:21:04,797 --> 00:21:09,635 あのときに受けた 苦痛 屈辱 苦しみ…。 316 00:21:09,635 --> 00:21:13,339 そして怒りから 解放してあげたい。 317 00:21:15,808 --> 00:21:17,977 エレンちゃん…。 318 00:21:17,977 --> 00:21:22,281 わたくしの優しい娘なら そう言うと思っていたわ。 319 00:21:24,650 --> 00:21:29,855 私に 魂たちを解放する力が あるのでしょうか? 320 00:21:31,824 --> 00:21:35,327 難しいと思うわ。 えっ? 321 00:21:35,327 --> 00:21:37,663 人間たちは毎年➨ 322 00:21:37,663 --> 00:21:41,167 精霊祭で形だけの 祈りをしているでしょう? 323 00:21:41,167 --> 00:21:44,336 あっ…。 精霊たちへの感謝はおろか➨ 324 00:21:44,336 --> 00:21:48,841 過ちの反省もない 形だけの行い。 325 00:21:48,841 --> 00:21:52,845 だから 今も許されていないのよ。 326 00:21:52,845 --> 00:21:57,349 ロヴェルを夫とした わたくしが言うのもなんだけど➨ 327 00:21:57,349 --> 00:22:00,619 これ以上 呪いを受けた人間や➨ 328 00:22:00,619 --> 00:22:04,790 さまよう精霊の魂たちに 肩入れするのは おやめなさい。 329 00:22:04,790 --> 00:22:11,297 これは精霊として 女神として 母としての忠告よ。 330 00:22:11,297 --> 00:22:13,299 えっ…。 331 00:22:15,634 --> 00:22:17,636 はい…。