1 00:02:05,092 --> 00:02:08,595 📱(海人)あんまりだぜ 朔~! 2 00:02:08,595 --> 00:02:12,432 📱俺 電話来るまで ずっと 校内走り回ってたんだぜぇ…。 3 00:02:12,432 --> 00:02:14,768 (朔)いや その ホントごめん。 4 00:02:14,768 --> 00:02:17,771 今度 「8番」おごってやるから 勘弁してくれ。 5 00:02:17,771 --> 00:02:20,273 📱おおっ! 大盛りに餃子もつけろよ! 6 00:02:20,273 --> 00:02:24,578 うん わかった わかった。 また週明けに。 7 00:02:26,546 --> 00:02:29,216 あっ! 8 00:02:29,216 --> 00:02:32,552 休日に学校デートとは しゃれてるじゃないか。 9 00:02:32,552 --> 00:02:35,722 バスケ 好きだったのか? (亜十夢)チッ…。 10 00:02:35,722 --> 00:02:39,393 なずなだよ。 アイツ 中学時代はバスケ部で➡️ 11 00:02:39,393 --> 00:02:41,395 それなりの選手だったらしくてな。 12 00:02:41,395 --> 00:02:43,730 それで なずなは? 13 00:02:43,730 --> 00:02:46,900 七瀬が気持ちよく勝ったのが 気に入らなかったみたいで➡️ 14 00:02:46,900 --> 00:02:48,902 さっさと帰ってった。 15 00:02:48,902 --> 00:02:51,738 ヘヘッ まぁ確かに ありゃあずるい。 16 00:02:51,738 --> 00:02:54,908 フッ あんなおいしいとこ 見せつけられたら➡️ 17 00:02:54,908 --> 00:02:56,910 カチンともくるさ。 18 00:03:00,580 --> 00:03:02,916 ついでにちょっと聞きたいんだが。 19 00:03:02,916 --> 00:03:06,586 ヤン高に知り合いっているか? ああ? いねえよ。 20 00:03:06,586 --> 00:03:09,756 なずなは? んだよ ったく…。 21 00:03:09,756 --> 00:03:13,260 なんか友達が通ってるとか 言ってた気がするな。 22 00:03:13,260 --> 00:03:15,595 そっか さんきゅ。 23 00:03:15,595 --> 00:03:19,266 この間 ちょっとヤン高のヤツらと 小競り合いになってさ。 24 00:03:19,266 --> 00:03:22,269 野球やめてケンカしてたら 世話ねえな。 25 00:03:22,269 --> 00:03:24,271 まったくだ。 26 00:03:24,271 --> 00:03:27,774 呼び止めて悪かった。 フン…。 27 00:03:31,211 --> 00:03:33,714 《朔:まだ ピースが足りない…》 28 00:03:35,715 --> 00:03:38,218 うっ 冷てっ! 29 00:03:38,218 --> 00:03:40,554 (陽)おつはえ~ ひほへっ。 30 00:03:40,554 --> 00:03:43,223 フッ そっちこそお疲れ。 31 00:03:43,223 --> 00:03:45,225 いい試合だったな。 32 00:03:45,225 --> 00:03:47,394 さんきゅっ! 33 00:03:47,394 --> 00:03:50,897 悠月は? クールダウン中。 34 00:03:50,897 --> 00:03:54,234 たぶん もうちょっとかかるよ。 よっと。 35 00:03:54,234 --> 00:03:58,071 最後のほうは ガンガンにキマっちゃってたからね~。 36 00:03:58,071 --> 00:04:00,574 (朔)陽も悠月も すごかったな。 37 00:04:00,574 --> 00:04:03,577 (陽)ナナがうまいのは いつものことだけど。 38 00:04:03,577 --> 00:04:06,246 今日のは神がかってたね~。 39 00:04:06,246 --> 00:04:10,083 ふだんなら あんな位置から ノータイムで打たないって。 40 00:04:10,083 --> 00:04:12,586 まっ 賭けをしてたからなぁ。 41 00:04:12,586 --> 00:04:15,922 どうしても勝って 俺とデートしたかったんだろう。 42 00:04:15,922 --> 00:04:18,425 バ~カ 違うから。 43 00:04:18,425 --> 00:04:21,094 誰かさんが らしくないことするから➡️ 44 00:04:21,094 --> 00:04:24,764 あの子も らしくないこと してみたくなったんだよ。 45 00:04:24,764 --> 00:04:26,700 んしょ。 46 00:04:26,700 --> 00:04:29,870 んっ んっ! 陽さん これは? 47 00:04:29,870 --> 00:04:35,375 ハイになったナナに合わせたおかげで ふだんの倍は疲れたんだよね~。 48 00:04:35,375 --> 00:04:37,377 マッサージして~。 49 00:04:37,377 --> 00:04:39,713 同級生の男に頼むんじゃねえよ。 50 00:04:39,713 --> 00:04:43,216 (陽)なになに? セクシーな陽ちゃんに てれてんの? 51 00:04:43,216 --> 00:04:46,386 ンッ…! よ~し 後悔すんなよ テメエ! 52 00:04:46,386 --> 00:04:48,388 いだい いだい いだい~! 53 00:04:50,557 --> 00:04:56,062 あ~… なんだかんだ足軽くなった~。 54 00:04:59,900 --> 00:05:04,571 千歳さ もしなくなったのが 私のバッシュだったら➡️ 55 00:05:04,571 --> 00:05:06,907 おんなじように捜してくれた? 56 00:05:06,907 --> 00:05:10,076 なんだよ 急に。 別に。 57 00:05:10,076 --> 00:05:12,913 ちょっと 聞いてみたくなっただけ。 58 00:05:12,913 --> 00:05:15,582 (朔)どうだろうなぁ。 陽なら➡️ 59 00:05:15,582 --> 00:05:19,753 「そんなことより試合見てけ~!」 とか言いそうだけど。 60 00:05:19,753 --> 00:05:23,089 そっか…。 んっ…。 61 00:05:23,089 --> 00:05:27,861 だけど 悠月にマッサージを頼まれても たぶんやらないだろうな。 62 00:05:27,861 --> 00:05:31,031 これは陽だけだ。 なんで? 63 00:05:31,031 --> 00:05:34,234 あっちはエロすぎて どこ触っていいのかわからん。 64 00:05:36,203 --> 00:05:39,406 んっ? そりゃ どういう意味だ こらぁっ! 65 00:05:43,043 --> 00:05:45,212 (悠月)バッシュの件 どう思う? 66 00:05:45,212 --> 00:05:48,882 実行犯は ヤン高の連中じゃ ないかもしれないな。 67 00:05:48,882 --> 00:05:53,053 弓道場なんて 外部の人間が とっさに思いつく場所でもない。 68 00:05:53,053 --> 00:05:56,223 うん。 えっ じゃあ ストーカーは➡️ 69 00:05:56,223 --> 00:05:59,226 うちの高校の人かも しれないってこと? 70 00:05:59,226 --> 00:06:03,063 いや ヤン高がかんでいるのは ほぼ間違いないと思う。 71 00:06:03,063 --> 00:06:06,399 うちに協力者が いるかもしれないって話だ。 72 00:06:06,399 --> 00:06:10,237 容疑者は藤志高生 ほぼ全員…。 73 00:06:10,237 --> 00:06:13,406 何もわかってないのと同じか…。 74 00:06:13,406 --> 00:06:16,743 そういえば今日 綾瀬と上村来てたよね。 75 00:06:16,743 --> 00:06:19,746 へぇ? 誰かと仲よかったっけ? 76 00:06:19,746 --> 00:06:23,250 聞いたことないけど… 千歳はしゃべった? 77 00:06:23,250 --> 00:06:26,853 俺に そんな余裕あったと思うか? 78 00:06:26,853 --> 00:06:31,024 《今はまだ 亜十夢から また聞きした情報を➡️ 79 00:06:31,024 --> 00:06:33,526 伝える段階じゃない》 80 00:06:37,364 --> 00:06:39,866 (陽)千歳。 んっ? 81 00:06:39,866 --> 00:06:42,702 唐麺と炒飯 一口ちょうだい。 82 00:06:42,702 --> 00:06:46,873 おう いいぞ。 あっ…。 83 00:06:46,873 --> 00:06:50,043 (陽)ほい 私のちゃあしゅうめんと 餃子も食べんしゃい。 84 00:06:50,043 --> 00:06:52,245 (朔)おっ さんきゅー。 85 00:07:00,053 --> 00:07:02,889 ん~! んっ? 86 00:07:02,889 --> 00:07:06,226 悠月も欲しいの? いや違うから。 87 00:07:06,226 --> 00:07:09,729 (陽)なんだ 私が千歳の 箸とレンゲ使ってるのが➡️ 88 00:07:09,729 --> 00:07:11,731 気に入らないのかと。 89 00:07:11,731 --> 00:07:14,901 まさか 小中学生じゃあるまいし。 90 00:07:14,901 --> 00:07:19,906 ふ~ん。 私 さっき千歳に マッサージしてもらったんだ~。 91 00:07:19,906 --> 00:07:22,909 何それ詳しく! いやぁ➡️ 92 00:07:22,909 --> 00:07:26,846 旦那ったら と~っても テクニシャンすぎて ビックリよ~。 93 00:07:26,846 --> 00:07:30,183 フッ 何それ。 (悠月/陽)アハハハ…。 94 00:07:30,183 --> 00:07:33,186 (陽)いや マジ マジ~。 ホント すごいんだから。 95 00:07:33,186 --> 00:07:36,690 あっ そういえば アンタら明日 どこでデートすんの? 96 00:07:36,690 --> 00:07:38,858 あっ! んっ…。 97 00:07:38,858 --> 00:07:42,862 えっ! あれ てっきり話してるものかと。 98 00:07:42,862 --> 00:07:46,032 デートとかじゃなくてさ➡️ 99 00:07:46,032 --> 00:07:48,201 仮にも 恋人のふりしてるんだから➡️ 100 00:07:48,201 --> 00:07:51,705 それっぽいパフォーマンス しとこうかって話だよ。 101 00:07:51,705 --> 00:07:57,210 へぇ? 俺は 「デートしよっか?」って 誘われた覚えがあるけどな~。 102 00:07:57,210 --> 00:08:00,880 悠月ってさ きっと自分で思ってるよりも➡️ 103 00:08:00,880 --> 00:08:03,049 正しく女子だよ。 104 00:08:03,049 --> 00:08:05,051 どういう意味よ。 105 00:08:05,051 --> 00:08:07,887 (陽)言葉どおりの 意味でしかないけどね~。 106 00:08:07,887 --> 00:08:10,223 (悠月)陽は そのまんまでいいの? 107 00:08:10,223 --> 00:08:14,394 言っておくけど私 アンタにだけは遠慮とかしないから。 108 00:08:14,394 --> 00:08:17,063 追いつけないなら パス出さないよ。 109 00:08:17,063 --> 00:08:20,400 なんのこっちゃだけど 上等! 110 00:08:20,400 --> 00:08:23,570 男の力借りないと その気になれない女には➡️ 111 00:08:23,570 --> 00:08:27,340 負けない。 私は男の力も借りられない女に➡️ 112 00:08:27,340 --> 00:08:29,676 負けたくないけどね。 113 00:08:29,676 --> 00:08:32,846 (陽/悠月)フフフ…。 114 00:08:32,846 --> 00:08:35,181 (エアホッケーのパックを打つ音) 115 00:08:35,181 --> 00:08:37,684 う~ おりゃ! ぐっ! 116 00:08:37,684 --> 00:08:40,520 おらおらおらおら…! ぐっ…! ふっ…! 117 00:08:40,520 --> 00:08:42,522 《朔:どうしてこうなった…!?》 118 00:08:42,522 --> 00:08:45,692 陽はいつも攻めが大味なんだよ! 119 00:08:45,692 --> 00:08:48,695 悠月はそうやって きれいに決めようとしすぎて➡️ 120 00:08:48,695 --> 00:08:51,531 判断が遅くなるんだぞ! 121 00:08:51,531 --> 00:08:55,869 もらった! うおりゃ~! 122 00:08:55,869 --> 00:08:59,172 いよっしゃあ~! 123 00:09:02,042 --> 00:09:05,545 ねぇナナ 最後の勝負で賭けよっか? 124 00:09:05,545 --> 00:09:08,548 何を? ナナが勝ったら➡️ 125 00:09:08,548 --> 00:09:11,551 2試合分の勝ち星ゲットで逆転勝利。 126 00:09:11,551 --> 00:09:14,387 それ ウミにメリットあるの? 127 00:09:14,387 --> 00:09:18,725 (陽)もちろん。 私が勝ったら 明日のデート交代ね。 128 00:09:18,725 --> 00:09:22,062 なっ! 129 00:09:22,062 --> 00:09:24,397 はい 1ポイント。 130 00:09:24,397 --> 00:09:26,499 うっ…! 131 00:09:28,501 --> 00:09:32,005 コートネームで宣言したってことは➡️ 132 00:09:32,005 --> 00:09:36,176 それ真剣勝負ってことで いいんだよね! 133 00:09:36,176 --> 00:09:38,178 あっ! 134 00:09:38,178 --> 00:09:40,380 はい 1ポイント。 135 00:09:42,348 --> 00:09:46,853 ふ~ん。 そんなに千歳とのデート 楽しみにしてたんだ。 136 00:09:46,853 --> 00:09:49,856 (悠月)別に ウミには 負けたくないだけ。 137 00:09:49,856 --> 00:09:53,860 (陽)負けたくないなら ちゃんと 負けたくないって顔しなよ ナナ。 138 00:09:53,860 --> 00:09:57,530 (悠月)私はウミじゃない。 そんなことしなくったって勝つ。 139 00:09:57,530 --> 00:09:59,866 そうやって澄ましたプレー続けて➡️ 140 00:09:59,866 --> 00:10:03,870 あんときみたいに 負けてから後悔すんなよ!? 141 00:10:03,870 --> 00:10:06,206 なんのことだか! 142 00:10:06,206 --> 00:10:10,877 おりゃあ~ ナナ~! いいかげんにしろ ウミ! 143 00:10:10,877 --> 00:10:18,885 🎵~ 144 00:10:18,885 --> 00:10:21,888 《朔:言葉さえも置き去りにした 会話の応酬が➡️ 145 00:10:21,888 --> 00:10:25,892 明日に向かって いつまでも響いていた》 146 00:10:27,894 --> 00:10:30,063 🎵(祭り囃子) 147 00:10:30,063 --> 00:10:41,908 🎵~ 148 00:10:41,908 --> 00:10:44,010 フッ。 149 00:10:47,247 --> 00:10:49,749 《初めてのデートがお祭りとは➡️ 150 00:10:49,749 --> 00:10:53,753 キザで作り物めいていて 俺たちらしい》 151 00:10:59,425 --> 00:11:03,429 ごめん 今日は待たせちゃった。 152 00:11:03,429 --> 00:11:05,765 《あっ…。 153 00:11:05,765 --> 00:11:07,767 なぜだか急に➡️ 154 00:11:07,767 --> 00:11:10,937 感傷的な気分が込み上げてきた》 155 00:11:10,937 --> 00:11:13,940 朔? フッ…。 156 00:11:13,940 --> 00:11:16,276 あ~れ~。 157 00:11:16,276 --> 00:11:18,778 って やりたくなるほど よく似合ってるぞ。 158 00:11:18,778 --> 00:11:21,614 たまには素直に 褒められないわけ? 159 00:11:21,614 --> 00:11:24,617 時に悠月は つけているのか いないのか。 160 00:11:24,617 --> 00:11:26,553 んっ…。 161 00:11:26,553 --> 00:11:29,556 気になるなら 確かめてみる? 162 00:11:29,556 --> 00:11:33,893 降参だ。 お行儀よく りんごあめでも食べよう。 163 00:11:33,893 --> 00:11:37,897 (悠月)男子で浴衣持ってるって 珍しいね。 164 00:11:37,897 --> 00:11:40,400 去年 ある人に 押しつけられたんだよ。 165 00:11:40,400 --> 00:11:45,071 へぇ? 怪しいカンケイだ。 だったら言わないって。 166 00:11:45,071 --> 00:11:47,574 ふ~ん。 167 00:11:47,574 --> 00:11:49,576 あっ…。 168 00:11:49,576 --> 00:12:00,920 🎵~ 169 00:12:00,920 --> 00:12:03,590 《せっかくのハレの日だ。 170 00:12:03,590 --> 00:12:08,995 このぐらいは 神様だって 見逃してくれるだろう》 171 00:12:12,265 --> 00:12:15,935 《朔:小さい頃から 祭りの夜が好きだった。 172 00:12:15,935 --> 00:12:19,105 僅かばかりの 小遣いを握りしめて➡️ 173 00:12:19,105 --> 00:12:21,774 何を買おうか さんざん迷ったり➡️ 174 00:12:21,774 --> 00:12:25,044 迷いすぎて 結局使い切れずに終わったり。 175 00:12:25,044 --> 00:12:28,381 にぎわいの中に クラスの女の子を見つけると➡️ 176 00:12:28,381 --> 00:12:30,883 やたら ドキドキしたものだ》 177 00:12:32,885 --> 00:12:35,188 (悠月)んっ。 あっ。 178 00:12:38,891 --> 00:12:43,229 《それがいつのまにか クラスでも とびきりの美少女と➡️ 179 00:12:43,229 --> 00:12:46,232 2人きりで 回るようになるなんてな》 180 00:12:50,069 --> 00:12:53,406 あっ! ねぇ朔 あれやろうよ。 181 00:12:53,406 --> 00:12:56,075 かまわないけど ちゃんと育てるか? 182 00:12:56,075 --> 00:12:58,077 うん! 183 00:13:03,750 --> 00:13:05,752 ん~…。 184 00:13:09,589 --> 00:13:12,091 あっ あぁ…。 185 00:13:12,091 --> 00:13:14,093 フッ 未熟者め。 186 00:13:14,093 --> 00:13:16,596 んっ! じゃあ 朔とってよ。 187 00:13:16,596 --> 00:13:19,432 その赤い子と黒い子。 188 00:13:19,432 --> 00:13:22,602 和金と出目金は 泳ぐ速さが違うから➡️ 189 00:13:22,602 --> 00:13:24,871 あんまり一緒にしないほうがいい。 190 00:13:24,871 --> 00:13:29,208 同じ赤いのなら そっちの琉金でもいいか? 191 00:13:29,208 --> 00:13:31,711 あっ…! うん うん。 192 00:13:31,711 --> 00:13:33,880 (朔)コツがあるんだよ。 193 00:13:33,880 --> 00:13:37,884 まず 紙が貼ってある表側で すくったほうが破れにくい。 194 00:13:37,884 --> 00:13:40,386 カップは なるべく寄せて待機。 195 00:13:40,386 --> 00:13:45,058 そして 角度をつけて 斜めから素早く一気にすくう。 196 00:13:45,058 --> 00:13:47,393 ほら いっちょあがり。 197 00:13:47,393 --> 00:13:49,562 おお~。 (拍手) 198 00:13:49,562 --> 00:13:52,899 (朔)同じ要領で…。 199 00:13:52,899 --> 00:13:55,568 すごい すごい! フフン。 200 00:13:55,568 --> 00:13:59,906 ガキの頃は金魚すくいすぎて 出禁食らったくらいだからな。 201 00:13:59,906 --> 00:14:03,076 メッチャ意外! 友達がやってるとこを➡️ 202 00:14:03,076 --> 00:14:05,578 すかした顔で見てる タイプかと思ってた。 203 00:14:05,578 --> 00:14:09,415 あのな 俺はこう見えて お祭り男だぞ。 204 00:14:09,415 --> 00:14:11,918 みこしとか メッチャ担ぐタイプだ。 205 00:14:11,918 --> 00:14:16,422 はっぴ着て!? 超見たい それ! フフ…。 206 00:14:19,592 --> 00:14:22,095 (悠月)名前 何にしようかな~。 207 00:14:22,095 --> 00:14:24,764 赤と黒。 直球すぎない? 208 00:14:24,764 --> 00:14:27,200 すぐ死んじゃう場合もあるからな。 209 00:14:27,200 --> 00:14:30,503 思い入れのある名前にすると そんときに悲しいぞ。 210 00:14:32,538 --> 00:14:36,209 じゃあ 千歳と朔。 ○○焼き ぶつけんぞ コラ。 211 00:14:36,209 --> 00:14:40,046 そうならないように ちゃんとお世話するも~ん。 212 00:14:40,046 --> 00:14:42,715 《朔:ぼんぼりの明かりに 照らされた➡️ 213 00:14:42,715 --> 00:14:45,385 その無邪気な横顔を見ていると➡️ 214 00:14:45,385 --> 00:14:49,889 やっぱり俺は 鳥居の前で 悠月を見たときと同じように➡️ 215 00:14:49,889 --> 00:14:53,226 とても切ない気持ちが 込み上げてきた。 216 00:14:53,226 --> 00:14:56,229 今 胸の中に渦巻く感情だとか➡️ 217 00:14:56,229 --> 00:15:00,399 祭りの匂いだとか 人々のけん騒だとか➡️ 218 00:15:00,399 --> 00:15:04,070 そういうもの全部含めた この瞬間を切り取って➡️ 219 00:15:04,070 --> 00:15:07,073 永遠に保存できないことが➡️ 220 00:15:07,073 --> 00:15:10,910 どうしようもなく さみしく思えたのだ。 221 00:15:10,910 --> 00:15:14,747 それでも この感情に名前を付けるのは➡️ 222 00:15:14,747 --> 00:15:17,750 きっと まだ早い》 223 00:15:19,919 --> 00:15:23,089 冷めないうちに食うか。 うん。 224 00:15:23,089 --> 00:15:31,197 🎵~ 225 00:15:31,197 --> 00:15:34,700 ちょうだい。 んっ ほい。 226 00:15:38,704 --> 00:15:40,706 んっ。 227 00:15:40,706 --> 00:16:08,901 🎵~ 228 00:16:08,901 --> 00:16:10,903 プッ…。 229 00:16:15,908 --> 00:16:18,744 (2人)せ~の。 230 00:16:18,744 --> 00:16:21,747 わっ! ハハハハハハハ…。 231 00:16:21,747 --> 00:16:23,950 えい。 うぁ…! 232 00:16:26,853 --> 00:16:29,021 (せきこみ) 233 00:16:29,021 --> 00:16:31,190 アハハハ ハハハハ…! 234 00:16:31,190 --> 00:16:34,360 《朔:悠月が笑って 俺も笑う。 235 00:16:34,360 --> 00:16:37,697 俺が笑って 悠月も笑う。 236 00:16:37,697 --> 00:16:41,901 時々 ラムネの瓶も からからと笑った》 237 00:16:45,705 --> 00:16:50,376 《朔:逆さまになった世界で カラフルな夜が揺れている。 238 00:16:50,376 --> 00:16:54,380 飛び回る男の子も おめかしした女の子も➡️ 239 00:16:54,380 --> 00:16:58,885 誰一人 上下の違いなんて 気にしていないみたいだ》 240 00:17:02,889 --> 00:17:08,394 ねぇ ビー玉越しに見る朔は やっぱりきれいだよ。 241 00:17:08,394 --> 00:17:12,398 ビー玉越しに見る悠月も やっぱりきれいだ。 242 00:17:12,398 --> 00:17:16,068 《朔:悠月も 俺も➡️ 243 00:17:16,068 --> 00:17:20,740 祭りの空気にあてられて のぼせているのだろう。 244 00:17:20,740 --> 00:17:23,075 明日になったら ここが➡️ 245 00:17:23,075 --> 00:17:26,178 どこにでもある 小さな神社に戻っているように➡️ 246 00:17:26,178 --> 00:17:30,016 この熱も きっと きれいに引いている。 247 00:17:30,016 --> 00:17:32,518 だから もう少しだけは➡️ 248 00:17:32,518 --> 00:17:36,722 このまま浮かれていても いいかなと思った》 249 00:17:40,860 --> 00:17:43,462 もう一周しようか? あっ。 250 00:17:51,704 --> 00:17:53,906 どうした? 251 00:17:56,375 --> 00:17:59,378 《朔:「夫婦銀杏の木。 252 00:17:59,378 --> 00:18:01,547 この神社には 二つの幹が➡️ 253 00:18:01,547 --> 00:18:04,216 寄り添うように 立っている木が多く➡️ 254 00:18:04,216 --> 00:18:07,420 縁結びの願掛けにいい」か》 255 00:18:09,555 --> 00:18:12,058 ほら せっかくだからさ。 256 00:18:12,058 --> 00:18:16,729 《朔:なんとなく 何を求められて いるのかがわかった。 257 00:18:16,729 --> 00:18:20,733 俺は悠月を見つめて 見つめ続けた。 258 00:18:20,733 --> 00:18:23,235 目をつむってみたところで➡️ 259 00:18:23,235 --> 00:18:26,839 何を願えばいいのか わからなかったから》 260 00:18:26,839 --> 00:18:28,841 あっ…。 261 00:18:28,841 --> 00:18:31,844 フッ。 262 00:18:31,844 --> 00:18:36,182 なんかこれ 夫婦の木ってより 二股の木って感じだな。 263 00:18:36,182 --> 00:18:40,019 バチ当たるよ ホント。 264 00:18:40,019 --> 00:18:44,690 《朔:こんなとき俺は ちゃかして ごまかすことしかできない。 265 00:18:44,690 --> 00:18:48,694 きっと悠月だって これ以上 踏み込むことはできないし➡️ 266 00:18:48,694 --> 00:18:50,863 その気もないだろう》 267 00:18:50,863 --> 00:18:53,199 (コケッコー)ヘヘ…。 (足音) 268 00:18:53,199 --> 00:18:57,203 キャッ! (コケッコー)よぉ 千歳朔。 269 00:19:00,539 --> 00:19:03,876 大丈夫か? おら! キャッ! 270 00:19:03,876 --> 00:19:06,379 ヘッ ざまぁねえな。 271 00:19:06,379 --> 00:19:08,681 ンッ! あっ。 272 00:19:13,386 --> 00:19:15,388 あっ…。 273 00:19:15,388 --> 00:19:18,891 セクシーだねぇ 七瀬悠月ちゃん。 274 00:19:18,891 --> 00:19:21,394 あっ! 275 00:19:21,394 --> 00:19:25,498 ハハハハハ…! フフハハハ…! 276 00:19:25,498 --> 00:19:28,401 アツイねぇ アオハルかよ。 277 00:19:32,838 --> 00:19:38,678 《朔:コイツが このニワトリ頭に 命令した先輩ってヤツか》 278 00:19:38,678 --> 00:19:42,681 (柳下)久しぶりだなぁ 悠月。 うっ! 279 00:19:42,681 --> 00:19:47,687 (悠月)柳 下… 先輩。 280 00:19:56,362 --> 00:20:00,866 《朔:大丈夫 頭に上った血は下がった。 281 00:20:00,866 --> 00:20:03,202 クールにいこう》 282 00:20:03,202 --> 00:20:06,038 うちの彼女に何かご用ですか? 283 00:20:06,038 --> 00:20:09,708 女の前で 恥かきたくなかったら どけ。 284 00:20:09,708 --> 00:20:14,046 そうは言っても ご覧のとおり 悠月が離してくれなくて。 285 00:20:14,046 --> 00:20:16,549 モテる男は つらいっすね。 286 00:20:16,549 --> 00:20:19,385 俺のだったんだよ ソイツは! うっ! 287 00:20:19,385 --> 00:20:23,689 初耳だなぁ。 元彼的なアレですか? 288 00:20:25,725 --> 00:20:28,394 なぁ悠月 あんだけ➡️ 289 00:20:28,394 --> 00:20:31,397 誰ともつきあう気はない って言ってたくせに➡️ 290 00:20:31,397 --> 00:20:35,735 高校に入ったら こんな チャラチャラした男とヤリまくりかよ。 291 00:20:35,735 --> 00:20:39,238 誰でもよくなったんなら 俺でもいいだろ? 292 00:20:39,238 --> 00:20:42,408 また あんな思いしたくないよな? 293 00:20:42,408 --> 00:20:45,411 あんな思い…? (柳下)知らないだろ➡️ 294 00:20:45,411 --> 00:20:48,080 コイツが おびえて泣いてるとこ➡️ 295 00:20:48,080 --> 00:20:50,416 最高にクるんだよ。 296 00:20:50,416 --> 00:20:52,918 ハハハハ…! ククハハハ…! 297 00:20:52,918 --> 00:20:56,422 (笑い声) 298 00:20:56,422 --> 00:20:59,425 《朔:あ~… もういいかな。 299 00:20:59,425 --> 00:21:02,428 一歩踏み込んで鼻っ面に一発。 300 00:21:02,428 --> 00:21:05,598 それで この 不愉快な時間を終わらせられる。 301 00:21:05,598 --> 00:21:10,803 たとえそれが 千歳朔らしい やり方じゃなかったとしても…》 302 00:21:14,940 --> 00:21:17,276 《朔:そうだったな…。 303 00:21:17,276 --> 00:21:20,780 今じゃないし こうじゃない》 304 00:21:20,780 --> 00:21:23,115 フッ。 305 00:21:23,115 --> 00:21:26,385 助けて おまわりさ~ん! 306 00:21:26,385 --> 00:21:31,223 藤志高の優等生が ヤンキーに絡まれてますよ~っ! 307 00:21:31,223 --> 00:21:35,060 (ざわめき) 308 00:21:35,060 --> 00:21:37,062 お前! ふざけんな! 309 00:21:37,062 --> 00:21:40,065 僕の大切な彼女に 一目ぼれしたって! 310 00:21:40,065 --> 00:21:43,068 力ずくで ものにしてやるって! 311 00:21:43,068 --> 00:21:45,237 こんなにかわいい女の子が➡️ 312 00:21:45,237 --> 00:21:47,740 こんな野蛮なヤツらの 毒牙にかかるのを➡️ 313 00:21:47,740 --> 00:21:50,743 見逃せますか? ねぇ皆さん! 314 00:21:50,743 --> 00:21:53,412 いいかげんにしろよ。 僕はたとえ➡️ 315 00:21:53,412 --> 00:21:55,915 殴られても 蹴られても➡️ 316 00:21:55,915 --> 00:21:58,417 愛する彼女を みすみす お前たちなんかに➡️ 317 00:21:58,417 --> 00:22:01,420 差し出したりしないぞ~っ! 318 00:22:01,420 --> 00:22:03,756 ⚟おい なんの騒ぎなんだ!? 319 00:22:03,756 --> 00:22:05,958 チッ。 320 00:22:08,427 --> 00:22:10,429 チッ。 321 00:22:13,098 --> 00:22:16,101 《フン。 大切な女の前だからこそ➡️ 322 00:22:16,101 --> 00:22:19,939 恥ぐらいかいてみせるのが 男だろ》 323 00:22:19,939 --> 00:22:23,609 大丈夫か? お騒がせしました。 324 00:22:23,609 --> 00:22:25,544 皆さんが来てくれたおかげで…。 325 00:22:25,544 --> 00:22:28,047 《朔:少しぐらい笑ってくれたら いいなと思っていた➡️ 326 00:22:28,047 --> 00:22:31,550 悠月の口元は 固く結ばれたまま➡️ 327 00:22:31,550 --> 00:22:35,554 祭りのけん騒から離れた 夜の暗がりを➡️ 328 00:22:35,554 --> 00:22:39,558 その瞳に映していた》