1 00:01:35,662 --> 00:01:39,165 (朔)昨日のヤツらって ストーカーとか すると思うか? 2 00:01:42,836 --> 00:01:46,506 (健太)どっちかっていうと 実力行使なイメージですけど…。 3 00:01:46,506 --> 00:01:51,444 もしかすると そもそもの性癖… でなければ情報収集とか? 4 00:01:51,444 --> 00:01:54,781 性癖ってのは 付け回すこと自体に 興奮を覚えたり➨ 5 00:01:54,781 --> 00:01:58,618 ストーカーにおびえる相手を追い詰める 過程に刺激を感じたり…。 6 00:01:58,618 --> 00:02:02,622 お前… よくそんな気持ち悪くて 恐ろしいことを思いつくな。 7 00:02:02,622 --> 00:02:04,958 (健太)だてに いろいろ 読んでませんよ。 8 00:02:04,958 --> 00:02:09,462 情報収集ってのは 弱みを探してるとかですかね。 9 00:02:09,462 --> 00:02:12,966 フッ… 知られたくない秘密を握れば➨ 10 00:02:12,966 --> 00:02:16,970 同じ脅すにしても 暴力より問題になりにくい。 11 00:02:16,970 --> 00:02:19,139 なるほど…。 12 00:02:19,139 --> 00:02:22,308 (智也)千歳くん だよね? あっ。 13 00:02:22,308 --> 00:02:28,148 7組の成瀬智也っていうんだけど 朔って呼んでもいい? 14 00:02:28,148 --> 00:02:32,318 おう。 こっちは山崎健太だ。 うっす。 15 00:02:32,318 --> 00:02:35,822 ちょっと外してもらっても いいかな? 16 00:02:35,822 --> 00:02:38,491 あっ! も… もちろん。 17 00:02:38,491 --> 00:02:42,495 健太! 俺は 健太と飯を食ってたんだ。 18 00:02:42,495 --> 00:02:45,999 聞かれたくないなら 機会を改めてもらっていいか? 19 00:02:45,999 --> 00:02:50,270 あっ…。 確かに 今のは僕が悪かった。 20 00:02:50,270 --> 00:02:53,773 山崎くんも申し訳ない。 21 00:02:53,773 --> 00:02:56,109 い… いや…。 それで➨ 22 00:02:56,109 --> 00:02:58,611 いきなり 失礼だとは思うんだけど➨ 23 00:02:58,611 --> 00:03:02,282 七瀬さんとつきあってる っていうのは ホントなの? 24 00:03:02,282 --> 00:03:04,284 ああ 本当だよ。 25 00:03:04,284 --> 00:03:07,954 つきあってるふり… とかじゃなくて? 26 00:03:07,954 --> 00:03:12,792 七瀬さんって 普通に彼氏つくる タイプじゃないように思えて…。 27 00:03:12,792 --> 00:03:16,296 智也は悠月が好き ってことでいいか? 28 00:03:18,465 --> 00:03:22,802 入学式のときに 一目ぼれしてから ずっと…。 29 00:03:22,802 --> 00:03:24,971 すぅ~…。 30 00:03:24,971 --> 00:03:28,641 智也 口は堅いか? 秘密を漏らしたら➨ 31 00:03:28,641 --> 00:03:31,644 それ相応の報いを受ける 覚悟はあるか? 32 00:03:31,644 --> 00:03:33,646 もちろん。 33 00:03:33,646 --> 00:03:35,815 誓って口外無用だぞ。 34 00:03:35,815 --> 00:03:39,652 確かに俺と悠月は つきあってるふりをしてる。 35 00:03:39,652 --> 00:03:41,654 ただし理由は言えない。 36 00:03:41,654 --> 00:03:43,656 そっか…。 37 00:03:43,656 --> 00:03:46,159 そっかぁ…。 38 00:03:46,159 --> 00:03:49,162 じゃあ もう一つ お願いしたいことがあるんだけど。 39 00:03:49,162 --> 00:03:51,931 お前 爽やかな顔して 意外と ずうずうしいな。 40 00:03:51,931 --> 00:03:55,268 七瀬さんのこと いろいろ教えてくれない? 41 00:03:55,268 --> 00:03:58,271 (朔)いきなり要求上がったな。 この すかしフェース! 42 00:03:58,271 --> 00:04:00,607 (智也)差し障りのない範囲で いいから。 43 00:04:00,607 --> 00:04:02,609 ついでにその…。 📱(バイブ音) 44 00:04:02,609 --> 00:04:06,780 恋愛指南的なことも してくれると うれしいなって。 45 00:04:06,780 --> 00:04:09,115 ハッ! お前な➨ 46 00:04:09,115 --> 00:04:12,786 仮に恋愛指南したとしても 悠月とデートもするし➨ 47 00:04:12,786 --> 00:04:15,121 好きになったら本気でつきあうぞ。 48 00:04:15,121 --> 00:04:19,626 残念。 でも それでもいいや。 49 00:04:19,626 --> 00:04:21,628 ふぅ…。 50 00:04:21,628 --> 00:04:24,130 わぁ~ったよ! 俺の負けだ。 51 00:04:24,130 --> 00:04:28,134 ふっ。 んっ…。 52 00:04:40,480 --> 00:04:43,650 神 ちょっと つきあってもらっていいっすか? 53 00:04:43,650 --> 00:04:47,153 そこの教室に忘れ物しちゃって…。 んっ? 54 00:04:47,153 --> 00:04:49,489 (朔)今日 生物室なんて使ったか? 55 00:04:49,489 --> 00:04:53,93 (健太)いいから いいから。 ほら神 ドア開ける。 56 00:04:53,93 --> 00:04:56,96 (朔)なんだってんだよ…。 57 00:04:56,96 --> 00:04:58,598 んっ! おっ!? 58 00:04:58,598 --> 00:05:02,102 はあ? おい ざけんな…。 59 00:05:02,102 --> 00:05:04,104 (夕湖)フフフフフ…。 60 00:05:04,104 --> 00:05:06,272 (優空)フフフフフ…。 61 00:05:06,272 --> 00:05:10,110 (2人)フフ… フフフフフ…。 62 00:05:10,110 --> 00:05:12,312 はっ… は…! 63 00:05:16,449 --> 00:05:18,618 テメエ コラ! はめやがったな! 64 00:05:18,618 --> 00:05:21,788 さ~く。 朔くん。 65 00:05:21,788 --> 00:05:24,457 うっ…! 66 00:05:24,457 --> 00:05:26,559 (2人)ちょっと そこ座れ。 67 00:05:28,628 --> 00:05:30,630 はい…。 68 00:05:32,632 --> 00:05:34,634 (優空)えいっ! 痛っ!? 69 00:05:34,634 --> 00:05:38,471 誰が 椅子に座れって 言ったのかな? えっ…? 70 00:05:38,471 --> 00:05:41,808 おちょきん! はい! 71 00:05:41,808 --> 00:05:47,313 (朔)昨日の件については 本当に 申し訳ございませんでした! 72 00:05:47,313 --> 00:05:50,417 (優空)私 朔くんに なんて言ったっけ? 73 00:05:50,417 --> 00:05:54,754 (朔)えと… 自分が狙われるなら かまわないという考え方は➨ 74 00:05:54,754 --> 00:05:56,923 よくないとおっしゃってました。 75 00:05:56,923 --> 00:06:00,260 (夕湖)すっごく 心配したんだからね。 76 00:06:00,260 --> 00:06:02,262 ホントに ごめん。 77 00:06:02,262 --> 00:06:04,931 (夕湖)あのね 朔。 あっ? 78 00:06:04,931 --> 00:06:08,435 ああいう人たちと 話し合いだけで 終わらないことがある➨ 79 00:06:08,435 --> 00:06:11,938 っていうのはわかるよ。 すぅ~。 80 00:06:11,938 --> 00:06:17,610 でも! そのときは 「誰かを守る」 とか 「絶対に生きて帰る」とか➨ 81 00:06:17,610 --> 00:06:20,947 ちゃんと そういう大事なものを 心に持ってなきゃダメ! 82 00:06:20,947 --> 00:06:24,551 「こうしときゃいいんだろ」 みたいな態度じゃダメ! 83 00:06:26,786 --> 00:06:29,55 悠月ちゃんを助けたいって 気持ちは一緒。 84 00:06:29,55 --> 00:06:35,295 だからって 代わりに朔くんが 傷ついていい理由にはならない。 85 00:06:35,295 --> 00:06:39,799 もしも 本当にそれしか 手がないときは話してよ。 86 00:06:39,799 --> 00:06:42,302 納得したら せめて➨ 87 00:06:42,302 --> 00:06:45,138 黙って見ていることしか できない痛みに➨ 88 00:06:45,138 --> 00:06:47,140 私たちも耐えるから…。 89 00:06:49,142 --> 00:06:51,911 わかったよ 約束する。 90 00:06:51,911 --> 00:06:55,415 (2人)フッ…。 91 00:06:55,415 --> 00:06:57,584 それはそうと…。 92 00:06:57,584 --> 00:06:59,919 2人とも さっきからパンツ見えそ…。 93 00:06:59,919 --> 00:07:02,88 フフッ…。 ごめん 優空ちゃん➨ 94 00:07:02,88 --> 00:07:04,90 キュイっとしないで。 95 00:07:04,90 --> 00:07:07,260 まったく あなたって人は…。 96 00:07:07,260 --> 00:07:09,929 朔 指切りげんまん。 97 00:07:09,929 --> 00:07:13,266 ウソついたら もう嫌いになっちゃうんだから。 98 00:07:13,266 --> 00:07:15,468 んっ。 99 00:07:17,937 --> 00:07:20,240 (夕湖)フフッ。 100 00:07:24,944 --> 00:07:27,614 ♬(明日風の鼻歌) 101 00:07:27,614 --> 00:07:29,616 あっ? ♬(明日風の鼻歌) 102 00:07:29,616 --> 00:07:33,119 ♬(鼻歌) 103 00:07:33,119 --> 00:07:36,322 (明日風)あっ? (ドアの開閉音) 104 00:07:38,458 --> 00:07:40,460 アンコールお願いできる? 105 00:07:40,460 --> 00:07:42,962 あっ! 屋上へは➨ 106 00:07:42,962 --> 00:07:46,299 許可のない生徒の立ち入りを 禁じています。 107 00:07:46,299 --> 00:07:50,904 知らなかった? 二代目屋上掃除係は俺だ。 108 00:07:50,904 --> 00:07:56,710 えっ! 蔵センめぇ わざと私に黙ってたな? 109 00:08:00,914 --> 00:08:03,917 明日姉 いつものやっていい? 110 00:08:03,917 --> 00:08:07,721 君の進路相談だ? 111 00:08:15,95 --> 00:08:18,264 君が とてもすてきで 不確かなところはね➨ 112 00:08:18,264 --> 00:08:21,935 何でも自分一人でできると 思い込んでいて➨ 113 00:08:21,935 --> 00:08:25,105 事実 何でも できてしまうとこだよ。 114 00:08:25,105 --> 00:08:29,275 君の生きざまには いつでも誰かがいるようで➨ 115 00:08:29,275 --> 00:08:32,612 本当は自分しかいない。 だけど➨ 116 00:08:32,612 --> 00:08:36,783 いつでも自分しかいないようで 本当は誰かがいるの。 117 00:08:36,783 --> 00:08:39,119 あっ…。 118 00:08:39,119 --> 00:08:44,524 きっと 夏の日の縁側で唄う 風鈴みたいなものだよ。 119 00:08:48,461 --> 00:08:50,730 (悠月)朔~? 120 00:08:50,730 --> 00:08:54,567 《進路相談はここまでだな》 (ドアの閉まる音) 121 00:08:54,567 --> 00:08:57,570 悠月。 あっ! 122 00:08:57,570 --> 00:08:59,739 ごめん 取り込み中だった? 123 00:08:59,739 --> 00:09:03,76 いや ちょうど 終わったところだよ。 124 00:09:03,76 --> 00:09:07,414 (朔)紹介するよ。 3年の西野明日風先輩。 125 00:09:07,414 --> 00:09:10,583 明日姉 さっき話した七瀬悠月。 126 00:09:10,583 --> 00:09:13,586 あっ! はじめまして 七瀬です。 127 00:09:13,586 --> 00:09:15,588 はじめまして。 128 00:09:15,588 --> 00:09:17,590 初対面の部外者に 心配なんて➨ 129 00:09:17,590 --> 00:09:20,927 されたくないだろうから 一つだけ。 130 00:09:20,927 --> 00:09:23,263 どうか目をつむらないで。 131 00:09:23,263 --> 00:09:25,598 えっ? それって どういう…。 132 00:09:25,598 --> 00:09:30,437 きっと七瀬さんは君だから。 133 00:09:30,437 --> 00:09:36,609 あの! 西野先輩と朔は どういったご関係なんですか? 134 00:09:36,609 --> 00:09:40,947 (明日風)私の… 答えが聞きたかったんだね? 135 00:09:40,947 --> 00:09:46,286 そうだな… 私と君はきっと 七瀬さんが想像しているよりも➨ 136 00:09:46,286 --> 00:09:50,790 もう少し難解で もう少し気が利いていて➨ 137 00:09:50,790 --> 00:09:53,626 それから…。 もう少し➨ 138 00:09:53,626 --> 00:09:58,965 危機感を高めておいたほうがいい 先輩と後輩 かな? 139 00:09:58,965 --> 00:10:00,967 (2人)なっ。 140 00:10:00,967 --> 00:10:18,818 ♬~ 141 00:10:18,818 --> 00:10:23,490 少し意外だったな 朔に ああいう人がいること。 142 00:10:23,490 --> 00:10:26,326 ああいう人って どういう人だよ。 143 00:10:26,326 --> 00:10:30,497 (悠月)朔にとって特別で その特別な誰かにとっても➨ 144 00:10:30,497 --> 00:10:35,335 朔が特別だと思えるような関係を 築いてる相手ってこと。 145 00:10:35,335 --> 00:10:39,5 明日姉のほうは たまに顔を合わせる後輩に➨ 146 00:10:39,5 --> 00:10:41,7 構ってくれてるだけだぞ。 147 00:10:41,7 --> 00:10:44,344 (悠月)はぁ…。 気付いてないの? 148 00:10:44,344 --> 00:10:48,181 西野先輩 私のことは 名前で呼ぶのに➨ 149 00:10:48,181 --> 00:10:51,117 朔のことは 君としか呼んでなかった。 150 00:10:51,117 --> 00:10:54,621 あ… 急に出てきたライバルに ジェラシーだなんて➨ 151 00:10:54,621 --> 00:10:57,123 彼女らしくなってきたじゃないか。 152 00:10:57,123 --> 00:11:01,294 (悠月)たぶん 自分の 立ち位置だと思ってたんだ。 153 00:11:01,294 --> 00:11:05,465 朔の本音を理解して 同じ目線で 話すことができるのは➨ 154 00:11:05,465 --> 00:11:07,801 七瀬悠月だけだって。 155 00:11:07,801 --> 00:11:12,138 実際 悠月ほど俺に似ているヤツは いないと思うぞ。 156 00:11:12,138 --> 00:11:16,42 (悠月)私も それなりに 女の子だったんだなって話。 157 00:11:17,977 --> 00:11:20,980 あのな 七瀬。 んっ! 158 00:11:20,980 --> 00:11:24,651 そう 私は七瀬なんだよ 千歳。 159 00:11:24,651 --> 00:11:27,153 恋以前で友情未満の➨ 160 00:11:27,153 --> 00:11:31,491 私の特別は相手の特別じゃ ないかもしれないっていう➨ 161 00:11:31,491 --> 00:11:35,495 ただそれだけの ちっぽけな感情。 162 00:11:35,495 --> 00:11:40,834 自分だけが違うんだと思っていた 女の子の 小さな敗北。 163 00:11:40,834 --> 00:11:44,4 《朔:軽い冗談で かわしたかったのに➨ 164 00:11:44,4 --> 00:11:46,172 それができなかった。 165 00:11:46,172 --> 00:11:50,877 同じことを考えていた自分に 気付いてしまったから》 166 00:11:56,282 --> 00:11:59,619 通せんぼか? あのね これが➨ 167 00:11:59,619 --> 00:12:02,288 手をつなごうって意味以外に 見えるのなら➨ 168 00:12:02,288 --> 00:12:06,126 これまでの人生に 深刻な問題を抱えてると思うよ。 169 00:12:06,126 --> 00:12:08,294 なんでまた急に。 170 00:12:08,294 --> 00:12:12,132 少しは特別になれるのかなって。 171 00:12:12,132 --> 00:12:14,968 フッ…。 172 00:12:14,968 --> 00:12:19,806 (朔)やめとけ 癖になる。 ちぇっ…。 173 00:12:19,806 --> 00:12:24,144 (朔)じゃあ 帰るよ。 (悠月)うん。 今日もありがとう。 174 00:12:24,144 --> 00:12:26,312 あっ!? 待って 朔! 175 00:12:26,312 --> 00:12:28,314 えっ? 176 00:12:28,314 --> 00:12:31,818 これ… なんだろう…。 177 00:12:31,818 --> 00:12:36,823 封も宛名も 差出人もなし…。 確認するぞ。 178 00:12:38,992 --> 00:12:41,161 あっ! 写真か…。 179 00:12:41,161 --> 00:12:43,329 見せて。 180 00:12:43,329 --> 00:12:47,333 やめとけって言っても 納得しないよな? うん…。 181 00:12:51,104 --> 00:12:54,774 えっ…!? 私と… 朔…。 182 00:12:54,774 --> 00:12:58,278 (朔)どうやら 勘違いじゃなかったみたいだな。 183 00:12:58,278 --> 00:13:01,281 まったく…。 184 00:13:01,281 --> 00:13:03,950 いい男が台なしだ。 185 00:13:03,950 --> 00:13:07,954 ふ~む…。 「イマスグワカレロ」か…。 186 00:13:07,954 --> 00:13:10,957 カイワレダイコンと並べたら おいしそうだ。 187 00:13:10,957 --> 00:13:14,961 フッ… あなたって 深刻な物事を➨ 188 00:13:14,961 --> 00:13:17,964 しようもないジョークにおとしめる 天才なのね。 189 00:13:17,964 --> 00:13:21,301 《朔:これでストーカーの存在は はっきりした。 190 00:13:21,301 --> 00:13:26,806 残念ながら 彼氏ができたからって 身を引いてはくれなさそうだ》 191 00:13:26,806 --> 00:13:29,642 悠月 大丈夫か? 普通は➨ 192 00:13:29,642 --> 00:13:32,312 最初にそれを 確認するもんじゃないかしら? 193 00:13:32,312 --> 00:13:35,148 王子様。 そりゃそうか。 194 00:13:35,148 --> 00:13:39,152 大丈夫じゃないよ 気味が悪い。 195 00:13:39,152 --> 00:13:43,323 だけど 置かれている 状況のわりには冷静かな。 196 00:13:43,323 --> 00:13:47,160 なんか恨まれてるのは朔っぽいし。 197 00:13:47,160 --> 00:13:50,96 《から元気だな と思う》 198 00:13:50,96 --> 00:13:55,769 真面目な話 家に監視カメラでも 設置できれば 話は早いんだけど。 199 00:13:55,769 --> 00:14:01,107 ごめん できればまだ両親には。 だよな 了解。 200 00:14:01,107 --> 00:14:05,278 《朔:そのから元気さえも 空っぽになってしまう前に➨ 201 00:14:05,278 --> 00:14:07,781 なんとかしないとな…》 202 00:14:10,450 --> 00:14:12,786 📱(智也)へぇ 七瀬さんも➨ 203 00:14:12,786 --> 00:14:15,789 意外と普通の女子高生 って感じなんだね。 204 00:14:15,789 --> 00:14:17,791 (朔)当たり前だろ。 205 00:14:17,791 --> 00:14:21,461 なんていうか 神聖な感じがするんだよね。 206 00:14:21,461 --> 00:14:25,799 聞きたいんだが 智也はどうして 悠月を好きになったんだ? 207 00:14:25,799 --> 00:14:29,135 📱ん~ 最初はぶっちゃけ顔だよ。 208 00:14:29,135 --> 00:14:32,839 📱明確に好きになったのは 入学したてのときかな。 209 00:14:37,143 --> 00:14:39,979 (朔)そこで立ち止まって スマホのライトをつけて➨ 210 00:14:39,979 --> 00:14:42,982 手伝ってくれたのが 悠月だったってか。 211 00:14:42,982 --> 00:14:47,320 それ たぶん 智也の考える優しさとは違うぞ。 212 00:14:47,320 --> 00:14:51,758 無視して通り過ぎる七瀬悠月では ありたくなかっただけだ。 213 00:14:51,758 --> 00:14:54,427 ちょっと意味がわからないな。 214 00:14:54,427 --> 00:14:57,97 📱自分で作り上げた 偶像ではなく➨ 215 00:14:57,97 --> 00:15:01,601 ちゃんと悠月という女の子を 見ろって話さ。 216 00:15:01,601 --> 00:15:05,772 ダサいこと言うかもしれないけど 結局 人の心を動かすのは➨ 217 00:15:05,772 --> 00:15:09,442 まっすぐで熱い心だと思う。 📱フフフ…。 218 00:15:09,442 --> 00:15:12,112 📱朔の口から出たセリフとは 思えないな。 219 00:15:12,112 --> 00:15:14,948 だから 本気で 悠月とつきあいたいなら➨ 220 00:15:14,948 --> 00:15:17,283 ちゃんと話しかけて関係を持て。 221 00:15:17,283 --> 00:15:19,619 アイツのことを知って 知るたびに➨ 222 00:15:19,619 --> 00:15:21,955 思ってたのとは違う いちめんが見えてきて➨ 223 00:15:21,955 --> 00:15:26,626 それでも大好きだって思ったら ちゃんと気持ちを伝えるんだ。 224 00:15:26,626 --> 00:15:29,963 📱ありがとう。 もう少し 七瀬さんを知るために➨ 225 00:15:29,963 --> 00:15:33,133 努力してみる。 頑張れよ。 226 00:15:33,133 --> 00:15:41,307 ♬~ 227 00:15:41,307 --> 00:15:44,144 《朔:智也からはあの調子で 毎晩 電話がきて➨ 228 00:15:44,144 --> 00:15:47,647 俺は できるかぎりの アドバイスを送った。 229 00:15:47,647 --> 00:15:51,918 あれから悠月の家には 2通の封筒が届いた。 230 00:15:51,918 --> 00:15:56,256 そのうちの1通の写真は 1年生のときの悠月だ。 231 00:15:56,256 --> 00:15:59,559 なかなかおもしろくない事態に なってきた》 232 00:16:13,773 --> 00:16:15,775 (海人)おっす 朔! 233 00:16:15,775 --> 00:16:18,78 うす。 海人も来てたのか。 234 00:16:21,948 --> 00:16:27,53 《朔:どう見たって デートでスポーツ観戦 ってタイプじゃないのに 珍しいな》 235 00:16:32,792 --> 00:16:34,794 あっ!? 236 00:16:34,794 --> 00:16:36,796 あっ? なんだ? うんこか? 237 00:16:36,796 --> 00:16:38,998 お前も来い! えっ? お… おう! 238 00:16:41,134 --> 00:16:45,138 (美咲)なんだ千歳 浅野まで。 応援なら上だぞ。 239 00:16:45,138 --> 00:16:47,640 美咲先生 何かあったんですか? 240 00:16:47,640 --> 00:16:50,910 (陽)悠月のバッシュがないんだよ。 (海人/朔)あっ! 241 00:16:50,910 --> 00:16:55,81 鍵をかけずに みんなが部室から 離れるタイミングはありましたか? 242 00:16:55,81 --> 00:16:57,751 ミーティングのときだな。 243 00:16:57,751 --> 00:17:01,454 《もし誰かに盗まれたんだと したら そのタイミングか…》 244 00:17:05,759 --> 00:17:08,428 大丈夫 上履きならあるから。 245 00:17:08,428 --> 00:17:10,430 大丈夫なわけあるか! 246 00:17:10,430 --> 00:17:12,432 海人! おう! 247 00:17:12,432 --> 00:17:14,434 朔!? 旦那! 248 00:17:14,434 --> 00:17:16,936 手ぶらで帰ってきたら 承知しないかんね! 249 00:17:16,936 --> 00:17:20,607 がってんだい! 悠月は賭けのことだけ考えとけ。 250 00:17:20,607 --> 00:17:23,309 ご褒美は 試合に勝ったときだけだぞ! 251 00:17:25,612 --> 00:17:27,614 (朔)俺は外を当たってみる。 海人は➨ 252 00:17:27,614 --> 00:17:30,950 この付近にあるごみ箱を 徹底的にひっくり返してきてくれ。 253 00:17:30,950 --> 00:17:32,952 おっしゃ 了解! 254 00:17:32,952 --> 00:17:37,290 《上等だよ しみったれたストーカー野郎! 255 00:17:37,290 --> 00:17:41,795 千歳朔にケンカ売ったこと 死ぬまで 後悔させてやるからな!》 256 00:17:41,795 --> 00:17:43,797 (ホイッスル) 257 00:17:45,799 --> 00:17:49,636 《見つかるかどうか 可能性は五分五分だ。 258 00:17:49,636 --> 00:17:54,407 単純に悠月の私物が欲しい という理由での盗難ならアウト。 259 00:17:54,407 --> 00:17:58,912 だけどもし嫌がらせ目的なら まだ間に合うかもしれない》 260 00:18:01,915 --> 00:18:05,752 《ただの嫌がらせなら 大ごとにはしたくないはずだ。 261 00:18:05,752 --> 00:18:09,756 今日だけ困らせて すぐに 発見される場所が理想…。 262 00:18:09,756 --> 00:18:13,460 あっ! あるぞ まだ捜してない場所が!》 263 00:18:19,432 --> 00:18:21,768 (ホイッスル) 264 00:18:21,768 --> 00:18:24,437 ハァ ハァ ハァ…。 265 00:18:24,437 --> 00:18:27,440 (朔)悠月! あっ! 266 00:18:29,442 --> 00:18:33,446 ハァ ハァ ハァ…。 267 00:18:33,446 --> 00:18:35,448 はぁ…! 268 00:18:35,448 --> 00:18:37,450 タイムアウト! あっ! 269 00:18:37,450 --> 00:18:41,788 ハァ ハァ ハァ…。 270 00:18:41,788 --> 00:18:43,790 負けてんじゃねえか。 271 00:18:43,790 --> 00:18:46,292 口ほどにもない…! 272 00:18:46,292 --> 00:18:49,462 プッ! アハハハハ…! 273 00:18:49,462 --> 00:18:52,399 朔 葉っぱ ついてる! 274 00:18:52,399 --> 00:18:55,68 肘のとこ すりむけてるし。 275 00:18:55,68 --> 00:18:58,571 フフフ… フフフ…。 ちょいと路線変更だ。 276 00:18:58,571 --> 00:19:01,908 ダーティーでワイルドな男でも 目指そうかと思ってな。 277 00:19:01,908 --> 00:19:03,910 (美咲)届いたなら さっさと履き替えろ。 278 00:19:03,910 --> 00:19:05,912 あっ はい! 279 00:19:07,914 --> 00:19:09,916 フッ。 280 00:19:13,420 --> 00:19:16,923 ナナ ウミ いけるな? 281 00:19:16,923 --> 00:19:19,259 そこのバカに報いてやれよ。 282 00:19:19,259 --> 00:19:21,261 フッ…。 283 00:19:21,261 --> 00:19:23,263 (悠月/陽)はい! 284 00:19:27,934 --> 00:19:30,270 そこで見ててよね 朔。 285 00:19:30,270 --> 00:19:35,108 こっからの私 たぶんちょっと すごいから。 286 00:19:35,108 --> 00:19:37,110 ヒッヒヒ! 287 00:19:37,110 --> 00:19:39,112 えいっ! 288 00:19:39,112 --> 00:19:42,282 こっちで見ていけ。 そりゃ助かります。 289 00:19:42,282 --> 00:19:45,618 ちなみに 部費で 生け垣の修繕費用なんて➨ 290 00:19:45,618 --> 00:19:48,121 出たりしませんか? 生け垣? 291 00:19:48,121 --> 00:19:50,623 弓道部のなんですけど…。 292 00:19:54,961 --> 00:19:57,63 ⸨あっ!⸩ 293 00:19:59,299 --> 00:20:01,634 聞かなかったことにはしておこう。 294 00:20:01,634 --> 00:20:03,970 それで ナナとウミ どっちだ? 295 00:20:03,970 --> 00:20:06,139 あなたも そういうこと言うんすね。 296 00:20:06,139 --> 00:20:08,141 (ホイッスル) 297 00:20:08,141 --> 00:20:10,810 ナナのプレーを見るのは初めてか? 298 00:20:10,810 --> 00:20:12,979 いや 何度かありますよ。 299 00:20:12,979 --> 00:20:17,150 今日みたいに冷静沈着で 正確無比っていう印象ですけど。 300 00:20:17,150 --> 00:20:20,153 なら お前はまだ アイツを知らないな。 301 00:20:20,153 --> 00:20:23,323 常にアクセルぶん回すウミと違って➨ 302 00:20:23,323 --> 00:20:26,159 ナナはいつも自分を抑えている。 303 00:20:26,159 --> 00:20:30,830 コートで どう立ち振る舞えばウミが そしてチーム全体が生きるか➨ 304 00:20:30,830 --> 00:20:32,832 そればかり考えてるんだ。 305 00:20:32,832 --> 00:20:36,2 だけどな 時々 たがが外れる。 306 00:20:36,2 --> 00:20:38,304 ナナ! 307 00:20:40,340 --> 00:20:42,842 (ホイッスル) 308 00:20:42,842 --> 00:20:51,284 ♬~ 309 00:20:51,284 --> 00:20:53,620 (ホイッスル) 310 00:20:53,620 --> 00:20:55,622 (歓声) 311 00:20:55,622 --> 00:21:15,308 ♬~ 312 00:21:15,308 --> 00:21:18,11 決めろ~っ! ナナ~! 313 00:21:20,480 --> 00:21:22,482 (ブザー) 314 00:21:22,482 --> 00:21:28,488 《その姿はまるで 人知れず しんしんと咲く しだれ桜。 315 00:21:28,488 --> 00:21:32,325 しなやかで美しく りんとして はかない。 316 00:21:32,325 --> 00:21:32,659 (歓声) 317 00:21:32,659 --> 00:21:37,831 華やかで気高く 整然として冷たい。 318 00:21:37,831 --> 00:21:42,669 誰一人として その完璧な放物線に➨ 319 00:21:42,669 --> 00:21:46,172 触れられるわけがないのだ》 320 00:21:46,172 --> 00:21:48,174 (歓声) 321 00:22:00,954 --> 00:22:03,456 フフフッ。