1 00:01:30,223 --> 00:01:33,727 📱(海人)あんまりだぜ 朔~! 2 00:01:33,727 --> 00:01:37,564 📱俺 電話来るまで ずっと 校内走り回ってたんだぜぇ…。 3 00:01:37,564 --> 00:01:39,899 (朔)いや その ホントごめん。 4 00:01:39,899 --> 00:01:42,902 今度 「8番」おごってやるから 勘弁してくれ。 5 00:01:42,902 --> 00:01:45,405 📱おおっ! 大盛りに餃子もつけろよ! 6 00:01:45,405 --> 00:01:49,709 うん わかった わかった。 また週明けに。 7 00:01:51,678 --> 00:01:54,347 あっ! 8 00:01:54,347 --> 00:01:57,684 休日に学校デートとは しゃれてるじゃないか。 9 00:01:57,684 --> 00:02:00,854 バスケ 好きだったのか? (亜十夢)チッ…。 10 00:02:00,854 --> 00:02:04,524 なずなだよ。 アイツ 中学時代はバスケ部で➡️ 11 00:02:04,524 --> 00:02:06,526 それなりの選手だったらしくてな。 12 00:02:06,526 --> 00:02:08,862 それで なずなは? 13 00:02:08,862 --> 00:02:12,32 七瀬が気持ちよく勝ったのが 気に入らなかったみたいで➡️ 14 00:02:12,32 --> 00:02:14,34 さっさと帰ってった。 15 00:02:14,34 --> 00:02:16,870 ヘヘッ まぁ確かに ありゃあずるい。 16 00:02:16,870 --> 00:02:20,40 フッ あんなおいしいとこ 見せつけられたら➡️ 17 00:02:20,40 --> 00:02:22,42 カチンともくるさ。 18 00:02:25,712 --> 00:02:28,48 ついでにちょっと聞きたいんだが。 19 00:02:28,48 --> 00:02:31,718 ヤン高に知り合いっているか? ああ? いねえよ。 20 00:02:31,718 --> 00:02:34,888 なずなは? んだよ ったく…。 21 00:02:34,888 --> 00:02:38,391 なんか友達が通ってるとか 言ってた気がするな。 22 00:02:38,391 --> 00:02:40,727 そっか さんきゅ。 23 00:02:40,727 --> 00:02:44,397 この間 ちょっとヤン高のヤツらと 小競り合いになってさ。 24 00:02:44,397 --> 00:02:47,400 野球やめてケンカしてたら 世話ねえな。 25 00:02:47,400 --> 00:02:49,402 まったくだ。 26 00:02:49,402 --> 00:02:52,906 呼び止めて悪かった。 フン…。 27 00:02:56,343 --> 00:02:58,845 《朔:まだ ピースが足りない…》 28 00:03:00,847 --> 00:03:03,350 うっ 冷てっ! 29 00:03:03,350 --> 00:03:05,685 (陽)おつはえ~ ひほへっ。 30 00:03:05,685 --> 00:03:08,355 フッ そっちこそお疲れ。 31 00:03:08,355 --> 00:03:10,357 いい試合だったな。 32 00:03:10,357 --> 00:03:12,525 さんきゅっ! 33 00:03:12,525 --> 00:03:16,29 悠月は? クールダウン中。 34 00:03:16,29 --> 00:03:19,366 たぶん もうちょっとかかるよ。 よっと。 35 00:03:19,366 --> 00:03:23,203 最後のほうは ガンガンにキマっちゃってたからね~。 36 00:03:23,203 --> 00:03:25,705 (朔)陽も悠月も すごかったな。 37 00:03:25,705 --> 00:03:28,708 (陽)ナナがうまいのは いつものことだけど。 38 00:03:28,708 --> 00:03:31,378 今日のは神がかってたね~。 39 00:03:31,378 --> 00:03:35,215 ふだんなら あんな位置から ノータイムで打たないって。 40 00:03:35,215 --> 00:03:37,717 まっ 賭けをしてたからなぁ。 41 00:03:37,717 --> 00:03:41,54 どうしても勝って 俺とデートしたかったんだろう。 42 00:03:41,54 --> 00:03:43,556 バ~カ 違うから。 43 00:03:43,556 --> 00:03:46,226 誰かさんが らしくないことするから➡️ 44 00:03:46,226 --> 00:03:49,896 あの子も らしくないこと してみたくなったんだよ。 45 00:03:49,896 --> 00:03:51,831 んしょ。 46 00:03:51,831 --> 00:03:55,1 んっ んっ! 陽さん これは? 47 00:03:55,1 --> 00:04:00,507 ハイになったナナに合わせたおかげで ふだんの倍は疲れたんだよね~。 48 00:04:00,507 --> 00:04:02,509 マッサージして~。 49 00:04:02,509 --> 00:04:04,844 同級生の男に頼むんじゃねえよ。 50 00:04:04,844 --> 00:04:08,348 (陽)なになに? セクシーな陽ちゃんに てれてんの? 51 00:04:08,348 --> 00:04:11,518 ンッ…! よ~し 後悔すんなよ テメエ! 52 00:04:11,518 --> 00:04:13,520 いだい いだい いだい~! 53 00:04:15,689 --> 00:04:21,194 あ~… なんだかんだ足軽くなった~。 54 00:04:25,31 --> 00:04:29,703 千歳さ もしなくなったのが 私のバッシュだったら➡️ 55 00:04:29,703 --> 00:04:32,38 おんなじように捜してくれた? 56 00:04:32,38 --> 00:04:35,208 なんだよ 急に。 別に。 57 00:04:35,208 --> 00:04:38,44 ちょっと 聞いてみたくなっただけ。 58 00:04:38,44 --> 00:04:40,714 (朔)どうだろうなぁ。 陽なら➡️ 59 00:04:40,714 --> 00:04:44,884 「そんなことより試合見てけ~!」 とか言いそうだけど。 60 00:04:44,884 --> 00:04:48,221 そっか…。 んっ…。 61 00:04:48,221 --> 00:04:52,992 だけど 悠月にマッサージを頼まれても たぶんやらないだろうな。 62 00:04:52,992 --> 00:04:56,162 これは陽だけだ。 なんで? 63 00:04:56,162 --> 00:04:59,366 あっちはエロすぎて どこ触っていいのかわからん。 64 00:05:01,334 --> 00:05:04,537 んっ? そりゃ どういう意味だ こらぁっ! 65 00:05:08,174 --> 00:05:10,343 (悠月)バッシュの件 どう思う? 66 00:05:10,343 --> 00:05:14,14 実行犯は ヤン高の連中じゃ ないかもしれないな。 67 00:05:14,14 --> 00:05:18,184 弓道場なんて 外部の人間が とっさに思いつく場所でもない。 68 00:05:18,184 --> 00:05:21,354 うん。 えっ じゃあ ストーカーは➡️ 69 00:05:21,354 --> 00:05:24,357 うちの高校の人かも しれないってこと? 70 00:05:24,357 --> 00:05:28,194 いや ヤン高がかんでいるのは ほぼ間違いないと思う。 71 00:05:28,194 --> 00:05:31,531 うちに協力者が いるかもしれないって話だ。 72 00:05:31,531 --> 00:05:35,368 容疑者は藤志高生 ほぼ全員…。 73 00:05:35,368 --> 00:05:38,538 何もわかってないのと同じか…。 74 00:05:38,538 --> 00:05:41,875 そういえば今日 綾瀬と上村来てたよね。 75 00:05:41,875 --> 00:05:44,878 へぇ? 誰かと仲よかったっけ? 76 00:05:44,878 --> 00:05:48,381 聞いたことないけど… 千歳はしゃべった? 77 00:05:48,381 --> 00:05:51,985 俺に そんな余裕あったと思うか? 78 00:05:51,985 --> 00:05:56,156 《今はまだ 亜十夢から また聞きした情報を➡️ 79 00:05:56,156 --> 00:05:58,658 伝える段階じゃない》 80 00:06:02,495 --> 00:06:04,998 (陽)千歳。 んっ? 81 00:06:04,998 --> 00:06:07,834 唐麺と炒飯 一口ちょうだい。 82 00:06:07,834 --> 00:06:12,5 おう いいぞ。 あっ…。 83 00:06:12,5 --> 00:06:15,175 (陽)ほい 私のちゃあしゅうめんと 餃子も食べんしゃい。 84 00:06:15,175 --> 00:06:17,377 (朔)おっ さんきゅー。 85 00:06:25,185 --> 00:06:28,21 ん~! んっ? 86 00:06:28,21 --> 00:06:31,358 悠月も欲しいの? いや違うから。 87 00:06:31,358 --> 00:06:34,861 (陽)なんだ 私が千歳の 箸とレンゲ使ってるのが➡️ 88 00:06:34,861 --> 00:06:36,863 気に入らないのかと。 89 00:06:36,863 --> 00:06:40,33 まさか 小中学生じゃあるまいし。 90 00:06:40,33 --> 00:06:45,38 ふ~ん。 私 さっき千歳に マッサージしてもらったんだ~。 91 00:06:45,38 --> 00:06:48,41 何それ詳しく! いやぁ➡️ 92 00:06:48,41 --> 00:06:51,978 旦那ったら と~っても テクニシャンすぎて ビックリよ~。 93 00:06:51,978 --> 00:06:55,315 フッ 何それ。 (悠月/陽)アハハハ…。 94 00:06:55,315 --> 00:06:58,318 (陽)いや マジ マジ~。 ホント すごいんだから。 95 00:06:58,318 --> 00:07:01,821 あっ そういえば アンタら明日 どこでデートすんの? 96 00:07:01,821 --> 00:07:03,990 あっ! んっ…。 97 00:07:03,990 --> 00:07:07,994 えっ! あれ てっきり話してるものかと。 98 00:07:07,994 --> 00:07:11,164 デートとかじゃなくてさ➡️ 99 00:07:11,164 --> 00:07:13,333 仮にも 恋人のふりしてるんだから➡️ 100 00:07:13,333 --> 00:07:16,836 それっぽいパフォーマンス しとこうかって話だよ。 101 00:07:16,836 --> 00:07:22,342 へぇ? 俺は 「デートしよっか?」って 誘われた覚えがあるけどな~。 102 00:07:22,342 --> 00:07:26,12 悠月ってさ きっと自分で思ってるよりも➡️ 103 00:07:26,12 --> 00:07:28,181 正しく女子だよ。 104 00:07:28,181 --> 00:07:30,183 どういう意味よ。 105 00:07:30,183 --> 00:07:33,19 (陽)言葉どおりの 意味でしかないけどね~。 106 00:07:33,19 --> 00:07:35,355 (悠月)陽は そのまんまでいいの? 107 00:07:35,355 --> 00:07:39,526 言っておくけど私 アンタにだけは遠慮とかしないから。 108 00:07:39,526 --> 00:07:42,195 追いつけないなら パス出さないよ。 109 00:07:42,195 --> 00:07:45,532 なんのこっちゃだけど 上等! 110 00:07:45,532 --> 00:07:48,702 男の力借りないと その気になれない女には➡️ 111 00:07:48,702 --> 00:07:52,472 負けない。 私は男の力も借りられない女に➡️ 112 00:07:52,472 --> 00:07:54,808 負けたくないけどね。 113 00:07:54,808 --> 00:07:57,977 (陽/悠月)フフフ…。 114 00:07:57,977 --> 00:08:00,313 (エアホッケーのパックを打つ音) 115 00:08:00,313 --> 00:08:02,816 う~ おりゃ! ぐっ! 116 00:08:02,816 --> 00:08:05,652 おらおらおらおら…! ぐっ…! ふっ…! 117 00:08:05,652 --> 00:08:07,654 《朔:どうしてこうなった…!?》 118 00:08:07,654 --> 00:08:10,824 陽はいつも攻めが大味なんだよ! 119 00:08:10,824 --> 00:08:13,827 悠月はそうやって きれいに決めようとしすぎて➡️ 120 00:08:13,827 --> 00:08:16,663 判断が遅くなるんだぞ! 121 00:08:16,663 --> 00:08:21,1 もらった! うおりゃ~! 122 00:08:21,1 --> 00:08:24,304 いよっしゃあ~! 123 00:08:27,173 --> 00:08:30,677 ねぇナナ 最後の勝負で賭けよっか? 124 00:08:30,677 --> 00:08:33,680 何を? ナナが勝ったら➡️ 125 00:08:33,680 --> 00:08:36,683 2試合分の勝ち星ゲットで逆転勝利。 126 00:08:36,683 --> 00:08:39,519 それ ウミにメリットあるの? 127 00:08:39,519 --> 00:08:43,857 (陽)もちろん。 私が勝ったら 明日のデート交代ね。 128 00:08:43,857 --> 00:08:47,193 なっ! 129 00:08:47,193 --> 00:08:49,529 はい 1ポイント。 130 00:08:49,529 --> 00:08:51,631 うっ…! 131 00:08:53,633 --> 00:08:57,137 コートネームで宣言したってことは➡️ 132 00:08:57,137 --> 00:09:01,307 それ真剣勝負ってことで いいんだよね! 133 00:09:01,307 --> 00:09:03,309 あっ! 134 00:09:03,309 --> 00:09:05,512 はい 1ポイント。 135 00:09:07,480 --> 00:09:11,985 ふ~ん。 そんなに千歳とのデート 楽しみにしてたんだ。 136 00:09:11,985 --> 00:09:14,988 (悠月)別に ウミには 負けたくないだけ。 137 00:09:14,988 --> 00:09:18,992 (陽)負けたくないなら ちゃんと 負けたくないって顔しなよ ナナ。 138 00:09:18,992 --> 00:09:22,662 (悠月)私はウミじゃない。 そんなことしなくったって勝つ。 139 00:09:22,662 --> 00:09:24,998 そうやって澄ましたプレー続けて➡️ 140 00:09:24,998 --> 00:09:29,2 あんときみたいに 負けてから後悔すんなよ!? 141 00:09:29,2 --> 00:09:31,338 なんのことだか! 142 00:09:31,338 --> 00:09:36,9 おりゃあ~ ナナ~! いいかげんにしろ ウミ! 143 00:09:36,9 --> 00:09:44,17 🎵~ 144 00:09:44,17 --> 00:09:47,20 《朔:言葉さえも置き去りにした 会話の応酬が➡️ 145 00:09:47,20 --> 00:09:51,24 明日に向かって いつまでも響いていた》 146 00:09:53,26 --> 00:09:55,195 🎵(祭り囃子) 147 00:09:55,195 --> 00:10:07,40 🎵~ 148 00:10:07,40 --> 00:10:09,142 フッ。 149 00:10:12,379 --> 00:10:14,881 《初めてのデートがお祭りとは➡️ 150 00:10:14,881 --> 00:10:18,885 キザで作り物めいていて 俺たちらしい》 151 00:10:24,557 --> 00:10:28,561 ごめん 今日は待たせちゃった。 152 00:10:28,561 --> 00:10:30,897 《あっ…。 153 00:10:30,897 --> 00:10:32,899 なぜだか急に➡️ 154 00:10:32,899 --> 00:10:36,69 感傷的な気分が込み上げてきた》 155 00:10:36,69 --> 00:10:39,72 朔? フッ…。 156 00:10:39,72 --> 00:10:41,408 あ~れ~。 157 00:10:41,408 --> 00:10:43,910 って やりたくなるほど よく似合ってるぞ。 158 00:10:43,910 --> 00:10:46,746 たまには素直に 褒められないわけ? 159 00:10:46,746 --> 00:10:49,749 時に悠月は つけているのか いないのか。 160 00:10:49,749 --> 00:10:51,685 んっ…。 161 00:10:51,685 --> 00:10:54,688 気になるなら 確かめてみる? 162 00:10:54,688 --> 00:10:59,25 降参だ。 お行儀よく りんごあめでも食べよう。 163 00:10:59,25 --> 00:11:03,29 (悠月)男子で浴衣持ってるって 珍しいね。 164 00:11:03,29 --> 00:11:05,532 去年 ある人に 押しつけられたんだよ。 165 00:11:05,532 --> 00:11:10,203 へぇ? 怪しいカンケイだ。 だったら言わないって。 166 00:11:10,203 --> 00:11:12,706 ふ~ん。 167 00:11:12,706 --> 00:11:14,708 あっ…。 168 00:11:14,708 --> 00:11:26,52 🎵~ 169 00:11:26,52 --> 00:11:28,722 《せっかくのハレの日だ。 170 00:11:28,722 --> 00:11:34,127 このぐらいは 神様だって 見逃してくれるだろう》 171 00:11:37,397 --> 00:11:41,67 《朔:小さい頃から 祭りの夜が好きだった。 172 00:11:41,67 --> 00:11:44,237 僅かばかりの 小遣いを握りしめて➡️ 173 00:11:44,237 --> 00:11:46,906 何を買おうか さんざん迷ったり➡️ 174 00:11:46,906 --> 00:11:50,176 迷いすぎて 結局使い切れずに終わったり。 175 00:11:50,176 --> 00:11:53,513 にぎわいの中に クラスの女の子を見つけると➡️ 176 00:11:53,513 --> 00:11:56,16 やたら ドキドキしたものだ》 177 00:11:58,18 --> 00:12:00,320 (悠月)んっ。 あっ。 178 00:12:04,24 --> 00:12:08,361 《それがいつのまにか クラスでも とびきりの美少女と➡️ 179 00:12:08,361 --> 00:12:11,364 2人きりで 回るようになるなんてな》 180 00:12:15,201 --> 00:12:18,538 あっ! ねぇ朔 あれやろうよ。 181 00:12:18,538 --> 00:12:21,207 かまわないけど ちゃんと育てるか? 182 00:12:21,207 --> 00:12:23,209 うん! 183 00:12:28,882 --> 00:12:30,884 ん~…。 184 00:12:34,721 --> 00:12:37,223 あっ あぁ…。 185 00:12:37,223 --> 00:12:39,225 フッ 未熟者め。 186 00:12:39,225 --> 00:12:41,728 んっ! じゃあ 朔とってよ。 187 00:12:41,728 --> 00:12:44,564 その赤い子と黒い子。 188 00:12:44,564 --> 00:12:47,734 和金と出目金は 泳ぐ速さが違うから➡️ 189 00:12:47,734 --> 00:12:50,3 あんまり一緒にしないほうがいい。 190 00:12:50,3 --> 00:12:54,341 同じ赤いのなら そっちの琉金でもいいか? 191 00:12:54,341 --> 00:12:56,843 あっ…! うん うん。 192 00:12:56,843 --> 00:12:59,12 (朔)コツがあるんだよ。 193 00:12:59,12 --> 00:13:03,16 まず 紙が貼ってある表側で すくったほうが破れにくい。 194 00:13:03,16 --> 00:13:05,518 カップは なるべく寄せて待機。 195 00:13:05,518 --> 00:13:10,190 そして 角度をつけて 斜めから素早く一気にすくう。 196 00:13:10,190 --> 00:13:12,525 ほら いっちょあがり。 197 00:13:12,525 --> 00:13:14,694 おお~。 (拍手) 198 00:13:14,694 --> 00:13:18,31 (朔)同じ要領で…。 199 00:13:18,31 --> 00:13:20,700 すごい すごい! フフン。 200 00:13:20,700 --> 00:13:25,38 ガキの頃は金魚すくいすぎて 出禁食らったくらいだからな。 201 00:13:25,38 --> 00:13:28,208 メッチャ意外! 友達がやってるとこを➡️ 202 00:13:28,208 --> 00:13:30,710 すかした顔で見てる タイプかと思ってた。 203 00:13:30,710 --> 00:13:34,547 あのな 俺はこう見えて お祭り男だぞ。 204 00:13:34,547 --> 00:13:37,50 みこしとか メッチャ担ぐタイプだ。 205 00:13:37,50 --> 00:13:41,554 はっぴ着て!? 超見たい それ! フフ…。 206 00:13:44,724 --> 00:13:47,227 (悠月)名前 何にしようかな~。 207 00:13:47,227 --> 00:13:49,896 赤と黒。 直球すぎない? 208 00:13:49,896 --> 00:13:52,332 すぐ死んじゃう場合もあるからな。 209 00:13:52,332 --> 00:13:55,635 思い入れのある名前にすると そんときに悲しいぞ。 210 00:13:57,671 --> 00:14:01,341 じゃあ 千歳と朔。 ○○焼き ぶつけんぞ コラ。 211 00:14:01,341 --> 00:14:05,178 そうならないように ちゃんとお世話するも~ん。 212 00:14:05,178 --> 00:14:07,847 《朔:ぼんぼりの明かりに 照らされた➡️ 213 00:14:07,847 --> 00:14:10,517 その無邪気な横顔を見ていると➡️ 214 00:14:10,517 --> 00:14:15,21 やっぱり俺は 鳥居の前で 悠月を見たときと同じように➡️ 215 00:14:15,21 --> 00:14:18,358 とても切ない気持ちが 込み上げてきた。 216 00:14:18,358 --> 00:14:21,361 今 胸の中に渦巻く感情だとか➡️ 217 00:14:21,361 --> 00:14:25,532 祭りの匂いだとか 人々のけん騒だとか➡️ 218 00:14:25,532 --> 00:14:29,202 そういうもの全部含めた この瞬間を切り取って➡️ 219 00:14:29,202 --> 00:14:32,205 永遠に保存できないことが➡️ 220 00:14:32,205 --> 00:14:36,42 どうしようもなく さみしく思えたのだ。 221 00:14:36,42 --> 00:14:39,879 それでも この感情に名前を付けるのは➡️ 222 00:14:39,879 --> 00:14:42,882 きっと まだ早い》 223 00:14:45,51 --> 00:14:48,221 冷めないうちに食うか。 うん。 224 00:14:48,221 --> 00:14:56,329 🎵~ 225 00:14:56,329 --> 00:14:59,833 ちょうだい。 んっ ほい。 226 00:15:03,837 --> 00:15:05,839 んっ。 227 00:15:05,839 --> 00:15:34,34 🎵~ 228 00:15:34,34 --> 00:15:36,36 プッ…。 229 00:15:41,41 --> 00:15:43,877 (2人)せ~の。 230 00:15:43,877 --> 00:15:46,880 わっ! ハハハハハハハ…。 231 00:15:46,880 --> 00:15:49,82 えい。 うぁ…! 232 00:15:51,985 --> 00:15:54,154 (せきこみ) 233 00:15:54,154 --> 00:15:56,322 アハハハ ハハハハ…! 234 00:15:56,322 --> 00:15:59,492 《朔:悠月が笑って 俺も笑う。 235 00:15:59,492 --> 00:16:02,829 俺が笑って 悠月も笑う。 236 00:16:02,829 --> 00:16:07,33 時々 ラムネの瓶も からからと笑った》 237 00:16:10,837 --> 00:16:15,508 《朔:逆さまになった世界で カラフルな夜が揺れている。 238 00:16:15,508 --> 00:16:19,512 飛び回る男の子も おめかしした女の子も➡️ 239 00:16:19,512 --> 00:16:24,17 誰一人 上下の違いなんて 気にしていないみたいだ》 240 00:16:28,21 --> 00:16:33,526 ねぇ ビー玉越しに見る朔は やっぱりきれいだよ。 241 00:16:33,526 --> 00:16:37,530 ビー玉越しに見る悠月も やっぱりきれいだ。 242 00:16:37,530 --> 00:16:41,201 《朔:悠月も 俺も➡️ 243 00:16:41,201 --> 00:16:45,872 祭りの空気にあてられて のぼせているのだろう。 244 00:16:45,872 --> 00:16:48,208 明日になったら ここが➡️ 245 00:16:48,208 --> 00:16:51,311 どこにでもある 小さな神社に戻っているように➡️ 246 00:16:51,311 --> 00:16:55,148 この熱も きっと きれいに引いている。 247 00:16:55,148 --> 00:16:57,650 だから もう少しだけは➡️ 248 00:16:57,650 --> 00:17:01,855 このまま浮かれていても いいかなと思った》 249 00:17:05,992 --> 00:17:08,595 もう一周しようか? あっ。 250 00:17:16,836 --> 00:17:19,39 どうした? 251 00:17:21,508 --> 00:17:24,511 《朔:「夫婦銀杏の木。 252 00:17:24,511 --> 00:17:26,680 この神社には 二つの幹が➡️ 253 00:17:26,680 --> 00:17:29,349 寄り添うように 立っている木が多く➡️ 254 00:17:29,349 --> 00:17:32,552 縁結びの願掛けにいい」か》 255 00:17:34,688 --> 00:17:37,190 ほら せっかくだからさ。 256 00:17:37,190 --> 00:17:41,861 《朔:なんとなく 何を求められて いるのかがわかった。 257 00:17:41,861 --> 00:17:45,865 俺は悠月を見つめて 見つめ続けた。 258 00:17:45,865 --> 00:17:48,368 目をつむってみたところで➡️ 259 00:17:48,368 --> 00:17:51,971 何を願えばいいのか わからなかったから》 260 00:17:51,971 --> 00:17:53,973 あっ…。 261 00:17:53,973 --> 00:17:56,976 フッ。 262 00:17:56,976 --> 00:18:01,314 なんかこれ 夫婦の木ってより 二股の木って感じだな。 263 00:18:01,314 --> 00:18:05,151 バチ当たるよ ホント。 264 00:18:05,151 --> 00:18:09,823 《朔:こんなとき俺は ちゃかして ごまかすことしかできない。 265 00:18:09,823 --> 00:18:13,827 きっと悠月だって これ以上 踏み込むことはできないし➡️ 266 00:18:13,827 --> 00:18:15,995 その気もないだろう》 267 00:18:15,995 --> 00:18:18,331 (コケッコー)ヘヘ…。 (足音) 268 00:18:18,331 --> 00:18:22,335 キャッ! (コケッコー)よぉ 千歳朔。 269 00:18:25,672 --> 00:18:29,9 大丈夫か? おら! キャッ! 270 00:18:29,9 --> 00:18:31,511 ヘッ ざまぁねえな。 271 00:18:31,511 --> 00:18:33,813 ンッ! あっ。 272 00:18:38,518 --> 00:18:40,520 あっ…。 273 00:18:40,520 --> 00:18:44,24 セクシーだねぇ 七瀬悠月ちゃん。 274 00:18:44,24 --> 00:18:46,526 あっ! 275 00:18:46,526 --> 00:18:50,630 ハハハハハ…! フフハハハ…! 276 00:18:50,630 --> 00:18:53,533 アツイねぇ アオハルかよ。 277 00:18:57,971 --> 00:19:03,810 《朔:コイツが このニワトリ頭に 命令した先輩ってヤツか》 278 00:19:03,810 --> 00:19:07,814 (柳下)久しぶりだなぁ 悠月。 うっ! 279 00:19:07,814 --> 00:19:12,819 (悠月)柳 下… 先輩。 280 00:19:21,494 --> 00:19:25,999 《朔:大丈夫 頭に上った血は下がった。 281 00:19:25,999 --> 00:19:28,335 クールにいこう》 282 00:19:28,335 --> 00:19:31,171 うちの彼女に何かご用ですか? 283 00:19:31,171 --> 00:19:34,841 女の前で 恥かきたくなかったら どけ。 284 00:19:34,841 --> 00:19:39,179 そうは言っても ご覧のとおり 悠月が離してくれなくて。 285 00:19:39,179 --> 00:19:41,681 モテる男は つらいっすね。 286 00:19:41,681 --> 00:19:44,517 俺のだったんだよ ソイツは! うっ! 287 00:19:44,517 --> 00:19:48,822 初耳だなぁ。 元彼的なアレですか? 288 00:19:50,857 --> 00:19:53,526 なぁ悠月 あんだけ➡️ 289 00:19:53,526 --> 00:19:56,529 誰ともつきあう気はない って言ってたくせに➡️ 290 00:19:56,529 --> 00:20:00,867 高校に入ったら こんな チャラチャラした男とヤリまくりかよ。 291 00:20:00,867 --> 00:20:04,371 誰でもよくなったんなら 俺でもいいだろ? 292 00:20:04,371 --> 00:20:07,540 また あんな思いしたくないよな? 293 00:20:07,540 --> 00:20:10,543 あんな思い…? (柳下)知らないだろ➡️ 294 00:20:10,543 --> 00:20:13,213 コイツが おびえて泣いてるとこ➡️ 295 00:20:13,213 --> 00:20:15,548 最高にクるんだよ。 296 00:20:15,548 --> 00:20:18,51 ハハハハ…! ククハハハ…! 297 00:20:18,51 --> 00:20:21,554 (笑い声) 298 00:20:21,554 --> 00:20:24,557 《朔:あ~… もういいかな。 299 00:20:24,557 --> 00:20:27,560 一歩踏み込んで鼻っ面に一発。 300 00:20:27,560 --> 00:20:30,730 それで この 不愉快な時間を終わらせられる。 301 00:20:30,730 --> 00:20:35,935 たとえそれが 千歳朔らしい やり方じゃなかったとしても…》 302 00:20:40,73 --> 00:20:42,409 《朔:そうだったな…。 303 00:20:42,409 --> 00:20:45,912 今じゃないし こうじゃない》 304 00:20:45,912 --> 00:20:48,248 フッ。 305 00:20:48,248 --> 00:20:51,518 助けて おまわりさ~ん! 306 00:20:51,518 --> 00:20:56,356 藤志高の優等生が ヤンキーに絡まれてますよ~っ! 307 00:20:56,356 --> 00:21:00,193 (ざわめき) 308 00:21:00,193 --> 00:21:02,195 お前! ふざけんな! 309 00:21:02,195 --> 00:21:05,198 僕の大切な彼女に 一目ぼれしたって! 310 00:21:05,198 --> 00:21:08,201 力ずくで ものにしてやるって! 311 00:21:08,201 --> 00:21:10,370 こんなにかわいい女の子が➡️ 312 00:21:10,370 --> 00:21:12,872 こんな野蛮なヤツらの 毒牙にかかるのを➡️ 313 00:21:12,872 --> 00:21:15,875 見逃せますか? ねぇ皆さん! 314 00:21:15,875 --> 00:21:18,545 いいかげんにしろよ。 僕はたとえ➡️ 315 00:21:18,545 --> 00:21:21,47 殴られても 蹴られても➡️ 316 00:21:21,47 --> 00:21:23,550 愛する彼女を みすみす お前たちなんかに➡️ 317 00:21:23,550 --> 00:21:26,553 差し出したりしないぞ~っ! 318 00:21:26,553 --> 00:21:28,888 ⚟おい なんの騒ぎなんだ!? 319 00:21:28,888 --> 00:21:31,91 チッ。 320 00:21:33,560 --> 00:21:35,562 チッ。 321 00:21:38,231 --> 00:21:41,234 《フン。 大切な女の前だからこそ➡️ 322 00:21:41,234 --> 00:21:45,71 恥ぐらいかいてみせるのが 男だろ》 323 00:21:45,71 --> 00:21:48,742 大丈夫か? お騒がせしました。 324 00:21:48,742 --> 00:21:50,677 皆さんが来てくれたおかげで…。 325 00:21:50,677 --> 00:21:53,179 《朔:少しぐらい笑ってくれたら いいなと思っていた➡️ 326 00:21:53,179 --> 00:21:56,683 悠月の口元は 固く結ばれたまま➡️ 327 00:21:56,683 --> 00:22:00,687 祭りのけん騒から離れた 夜の暗がりを➡️ 328 00:22:00,687 --> 00:22:04,691 その瞳に映していた》