1 00:00:06,640 --> 00:00:09,476 (キヨ)「葛 籠を背負った 兵隊服の男」が➨ 2 00:00:09,476 --> 00:00:12,312 最近よく目撃されるらしいの。 3 00:00:12,312 --> 00:00:15,649 街をフラフラ ウロついて 何かを探してる。 4 00:00:15,649 --> 00:00:19,319 でも その男は人間ではなく…。 5 00:00:19,319 --> 00:00:22,823 葛 籠の中には物怪たちが…! 6 00:00:22,823 --> 00:00:24,825 (涼子/静江)キャー! 7 00:00:24,825 --> 00:00:26,827 (キヨ)葛 籠の男を見かけても➨ 8 00:00:26,827 --> 00:00:29,329 絶対に気付かないふりを しなきゃダメなの。 9 00:00:29,329 --> 00:00:31,498 じゃないと その葛 籠の中に➨ 10 00:00:31,498 --> 00:00:33,834 入れられて…。 (2人)ゴクリ…。 11 00:00:33,834 --> 00:00:36,169 物怪にされてしまうのよ! 12 00:00:36,169 --> 00:00:39,506 (キヨ)妹の友達も 先週ソイツに会って…。 13 00:00:39,506 --> 00:00:41,508 それ以来 行方がわからない…。 14 00:00:41,508 --> 00:00:44,177 (栞奈)私 図書室で 調べ物して帰るね。 15 00:00:44,177 --> 00:00:47,848 えっ また? 最近そればっかりね 栞奈。 16 00:00:47,848 --> 00:00:50,183 (引き戸の開く音) 17 00:00:50,183 --> 00:00:53,353 こんにちは…。 (榎木津)だ~か~らぁ! 18 00:00:53,353 --> 00:00:56,189 (榎木津)こうやって 頭を下げて頼んでるだろ。 19 00:00:56,189 --> 00:00:59,026 (中禅寺)それのどこが 頭を下げてるんですか。 20 00:00:59,026 --> 00:01:01,028 むしろ頭が高いですよ。 21 00:01:01,028 --> 00:01:03,463 (榎木津)背が高いから しようがないだろう! 22 00:01:03,463 --> 00:01:06,300 榎木津さん? おっ カン吉くん! 23 00:01:06,300 --> 00:01:09,469 栞奈です! いいかげん覚えてくださいよ! 24 00:01:09,469 --> 00:01:11,471 何を話してたんです? 25 00:01:11,471 --> 00:01:16,176 (中禅寺)この男の兄上が 何か僕に 頼み事があるらしくてね。 26 00:01:16,176 --> 00:01:18,812 お兄さんがいるんですか? そうだ! 27 00:01:18,812 --> 00:01:23,817 君も一緒に青山に来い! カン太くん! あ 青山ぁ? 28 00:01:23,817 --> 00:01:25,819 おい 榎さん➨ 29 00:01:25,819 --> 00:01:27,821 生徒を巻き込むのは…。 ケーキもあるが。 30 00:01:27,821 --> 00:01:30,991 ケーキ… 行きます! 31 00:01:30,991 --> 00:01:34,294 さぁ 行くぞ! おぉ~! アッハッハッハ! 32 00:03:24,004 --> 00:03:27,340 この辺は米兵さんが多いですね。 33 00:03:27,340 --> 00:03:30,677 代々木に GHQの宿舎が出来たからね。 34 00:03:30,677 --> 00:03:33,013 着いたぞ! 35 00:03:33,013 --> 00:03:35,182 (栞奈)ジャズクラブ…。 36 00:03:35,182 --> 00:03:39,319 榎さんの兄上は 進駐軍相手に商売をしていてね。 37 00:03:39,319 --> 00:03:41,688 この店も その一つだ。 38 00:03:41,688 --> 00:03:45,826 《ハッハッハ》 榎木津さんのお兄さん どんな人なんだろ…。 39 00:03:45,826 --> 00:03:50,497 ♬(ジャズ) 40 00:03:50,497 --> 00:03:52,499 わぁ…。 ♬(ジャズ) 41 00:03:52,499 --> 00:03:54,501 (総一郎)やあ。 あっ。 42 00:03:54,501 --> 00:03:57,871 (総一郎)来てもらって すまないねぇ 中禅寺くん。 43 00:03:57,871 --> 00:04:00,841 そのケガはどうしたんです? 総一郎さん。 44 00:04:00,841 --> 00:04:04,778 いやあ 野良猫をなでようとしたら ひっかかれちゃって。 45 00:04:04,778 --> 00:04:08,782 礼二郎も ありがとうねぇ。 ふん! 感謝しろよ! 46 00:04:08,782 --> 00:04:12,786 おや? この子は? すみません。 僕の生徒です。 47 00:04:12,786 --> 00:04:14,788 く 日下部栞奈です。 48 00:04:14,788 --> 00:04:20,127 礼二郎の兄の 榎木津総一郎です。 よろしく 栞奈ちゃん。 49 00:04:20,127 --> 00:04:22,295 《ま まともな人だ! 50 00:04:22,295 --> 00:04:24,598 榎木津さんのお兄さんなのに!》 51 00:04:26,967 --> 00:04:29,002 んっ。 52 00:04:29,002 --> 00:04:30,971 (乾弌)どうぞ。 53 00:04:30,971 --> 00:04:33,473 《うわ~》 54 00:04:33,473 --> 00:04:35,809 ありがとう。 55 00:04:35,809 --> 00:04:37,811 わぁ~。 56 00:04:37,811 --> 00:04:41,815 今のバーテンダーについてなんだ。 57 00:04:41,815 --> 00:04:43,817 と 言いますと? 58 00:04:43,817 --> 00:04:46,153 (総一郎)彼は乾弌くんといってね。 59 00:04:46,153 --> 00:04:50,824 ふた月ほど前にこの店を訪れ 働かせてほしいと言ってきたんだ。 60 00:04:50,824 --> 00:04:53,493 最初は裏方だったけど➨ 61 00:04:53,493 --> 00:04:57,998 真面目だし丁寧な仕事をするから フロントに昇格させたんだ。 62 00:04:57,998 --> 00:05:02,135 そんな折… 1週間ほど前かなぁ。 63 00:05:02,135 --> 00:05:04,805 《ハハハ そうなんですよ。 64 00:05:04,805 --> 00:05:06,773 それで 米国人相手に➨ 65 00:05:06,773 --> 00:05:10,110 日本の焼き物の 仲介をしてはどうかなと。 66 00:05:10,110 --> 00:05:13,113 よい仕入れ先を見つけられれば…。 (乾弌)あの すみません! 67 00:05:13,113 --> 00:05:15,782 んっ? 話が聞こえてしまって。 68 00:05:15,782 --> 00:05:18,952 実は銘品に心当たりがあるんです。 69 00:05:18,952 --> 00:05:22,289 僕に その仕入れ先を 任せていただけませんか?》 70 00:05:22,289 --> 00:05:25,825 後日 彼が持ってきたのがこれだ。 71 00:05:25,825 --> 00:05:27,794 んんっ… んっ。 72 00:05:30,163 --> 00:05:32,132 あっ…。 73 00:05:32,132 --> 00:05:36,303 乾山の作品のように見えるが… どう思う? 74 00:05:36,303 --> 00:05:38,972 乾山って? 尾形乾山。 75 00:05:38,972 --> 00:05:41,141 江戸時代の琳派の陶芸家だ。 76 00:05:41,141 --> 00:05:45,478 俳諧味のある 自由で大胆な作風が 評価されている名工だね。 77 00:05:45,478 --> 00:05:49,983 もし本物なら 数十万から数百万の 値が付くだろうね。 78 00:05:49,983 --> 00:05:51,985 す 数百万!? 79 00:05:51,985 --> 00:05:54,988 僕には焼き物の真贋は わかりませんよ。 80 00:05:54,988 --> 00:05:57,824 ただ よい物のようには 見えますね。 81 00:05:57,824 --> 00:06:00,327 問題は真贋じゃなくてね。 82 00:06:00,327 --> 00:06:04,097 真面目で仕事は丁寧 気遣いもできる。 83 00:06:04,097 --> 00:06:07,434 そんな彼が 割り込んでまで 話を持ってきたんだ。 84 00:06:07,434 --> 00:06:10,770 ささいなことかもしれないけど どうにも気になってね。 85 00:06:10,770 --> 00:06:13,273 僕に調査を依頼したいと? 86 00:06:13,273 --> 00:06:15,942 公務員の副業は 禁止されていますが。 87 00:06:15,942 --> 00:06:18,278 うん。 だから報酬は出せない。 88 00:06:18,278 --> 00:06:20,981 これは僕の 個人的なお願いになるね。 89 00:06:23,116 --> 00:06:25,118 お願いなら しかたありませんね。 90 00:06:25,118 --> 00:06:27,954 引き受けましょう。 えっ!? よかった。 91 00:06:27,954 --> 00:06:29,956 これが彼の履歴書だよ。 92 00:06:29,956 --> 00:06:35,061 出身は神奈川 両親はすでに他界 妹が1人いるそうだ。 93 00:06:38,798 --> 00:06:40,800 ふむ…。 94 00:06:40,800 --> 00:06:43,470 あの。 いつもは動こうとしないのに➨ 95 00:06:43,470 --> 00:06:45,972 どうして今回は 依頼を請けたんです? 96 00:06:45,972 --> 00:06:49,643 図書準備室の件は 総一郎さんが持ってきた話でね。 97 00:06:49,643 --> 00:06:51,645 いろいろと借りがあるんだよ。 98 00:06:51,645 --> 00:06:54,147 いろいろって…。 ハッハッハッハ! (クラクション) 99 00:06:54,147 --> 00:06:56,983 やはり車は かっ飛ばして いるときが いちばんだな! 100 00:06:56,983 --> 00:07:00,987 榎さんも少しは総一郎さんを 見習ったらどうですか。 101 00:07:00,987 --> 00:07:03,290 あんな普通なのは嫌だね! 102 00:07:05,458 --> 00:07:10,096 《お皿1枚 数百万円… すごい世界だなぁ》 103 00:07:10,096 --> 00:07:12,098 (栞奈の母)栞奈。 んっ。 104 00:07:12,098 --> 00:07:15,101 (栞奈の母)明日 学校帰りに 青山の叔母さんに➨ 105 00:07:15,101 --> 00:07:17,604 届け物してきてくれない? わかった。 106 00:07:26,446 --> 00:07:29,482 んっ。 骨董屋さん…。 107 00:07:29,482 --> 00:07:32,285 乾山… あったりして。 108 00:07:32,285 --> 00:07:34,954 (今川)何かお探しなのです? あっ!? 109 00:07:34,954 --> 00:07:38,258 いや えっと 何があるのかな~って…。 110 00:07:40,827 --> 00:07:42,829 《えっ 人? 土偶!?》 111 00:07:42,829 --> 00:07:45,799 (今川)それなら 中をご覧になるとよいのです。 112 00:07:45,799 --> 00:07:48,969 で でも私 そんなに持ち合わせはなくて。 113 00:07:48,969 --> 00:07:51,304 見るだけでも大丈夫なのです。 114 00:07:51,304 --> 00:07:55,108 お客様もほとんどいないですし。 じゃ じゃあ…。 115 00:07:58,178 --> 00:08:00,146 (伊佐間)いらっしゃい。 116 00:08:02,582 --> 00:08:04,584 《どれも高そう…》 117 00:08:04,584 --> 00:08:07,253 あっ これかわいい。 118 00:08:07,253 --> 00:08:10,590 (今川)あぁ それは 昭和に作られた新作根付で➨ 119 00:08:10,590 --> 00:08:14,928 骨董価値はないのですが 気に入ったので仕入れたのです。 120 00:08:14,928 --> 00:08:16,930 《栞奈:買える値段だ…》 121 00:08:16,930 --> 00:08:20,533 これ ください! フフッ どうもなのです! 122 00:08:22,936 --> 00:08:25,605 どうぞ。 ありがとうございます。 123 00:08:25,605 --> 00:08:28,274 んっ…。 124 00:08:28,274 --> 00:08:32,779 これは乾山じゃないんですか? ハハハ 違うのです。 125 00:08:32,779 --> 00:08:36,116 焼き物を売りにきたお客様から 購入したもので。 126 00:08:36,116 --> 00:08:38,618 銘はなくとも よい物だと感じたので➨ 127 00:08:38,618 --> 00:08:40,620 手元に置いているのです。 128 00:08:40,620 --> 00:08:43,623 この辺りは 骨董の売買が多いのです。 129 00:08:43,623 --> 00:08:47,127 ひとつきほど前 神奈川で贋作が出たらしくて➨ 130 00:08:47,127 --> 00:08:49,295 買い入れには気を遣うのです。 131 00:08:49,295 --> 00:08:51,464 ありがとうございました。 132 00:08:51,464 --> 00:08:54,801 そろそろ暗いし 気をつけてお帰りください。 133 00:08:54,801 --> 00:08:56,803 実はこの辺りで➨ 134 00:08:56,803 --> 00:09:00,473 葛 籠を背負った兵隊服の男が 徘徊しているらしくて。 135 00:09:00,473 --> 00:09:02,409 葛 籠? 136 00:09:02,409 --> 00:09:04,744 《葛 籠の中には物怪たちが…!》 137 00:09:04,744 --> 00:09:06,746 ハッ…! 138 00:09:08,748 --> 00:09:10,917 すっかり暗くなっちゃったな。 139 00:09:10,917 --> 00:09:12,919 キャッ! (物音) 140 00:09:12,919 --> 00:09:16,222 ニャー。 なんだ 猫か…。 141 00:09:19,092 --> 00:09:21,094 えっ? 142 00:09:23,096 --> 00:09:27,934 葛 籠だ… どうしてこんな所に? 143 00:09:27,934 --> 00:09:32,605 《まさか本当に妖怪が 入ってるわけないだろうけど。 144 00:09:32,605 --> 00:09:36,109 でも… もし…》 145 00:09:36,109 --> 00:09:39,112 んんっ…。 《やめとこ》 146 00:09:39,112 --> 00:09:41,114 ハッ! (足音) 147 00:09:41,114 --> 00:09:43,783 ニャー! 148 00:09:43,783 --> 00:09:45,785 ハッ…! 149 00:09:48,788 --> 00:09:53,126 (中禅寺)葛 籠を背負った 兵隊を見た? うん うん。 150 00:09:53,126 --> 00:09:56,629 葛 籠も兵隊服も そう珍しくないだろうに。 151 00:09:56,629 --> 00:09:59,799 でも! あそこは一本道で 誰もいなかったのに➨ 152 00:09:59,799 --> 00:10:01,801 振り向いたら ソイツがいたんです。 153 00:10:01,801 --> 00:10:04,804 暗闇から突然生まれたみたいで。 154 00:10:04,804 --> 00:10:06,806 《ハッ…!》 155 00:10:11,177 --> 00:10:13,313 ふむ…。 156 00:10:13,313 --> 00:10:16,649 しかし なぜまた君は 青山にいたんだね? 157 00:10:16,649 --> 00:10:18,651 お使いを頼まれたんです。 158 00:10:18,651 --> 00:10:22,655 その帰りに骨董屋さんをのぞいて。 青山の骨董屋? 159 00:10:22,655 --> 00:10:25,492 ぐぶぐぶ魔人を見たのか! えっ? 160 00:10:25,492 --> 00:10:29,829 いや ぐぶぐぶ魔人じゃなくて 葛 籠を背負った兵隊さん…。 161 00:10:29,829 --> 00:10:32,332 いや ぐぶぐぶ魔人って 何なんです? 162 00:10:32,332 --> 00:10:34,834 ぐぶぐぶ魔人とは マチコさんのことだ! 163 00:10:34,834 --> 00:10:38,338 榎さんは ひどいあだ名を付ける 名人ですね。 164 00:10:38,338 --> 00:10:41,508 君が立ち寄ったのは 「骨董今川」だろう? 165 00:10:41,508 --> 00:10:43,510 知ってるんですか? 166 00:10:43,510 --> 00:10:45,845 そこに風変わりな顔の男が いなかったかい? 167 00:10:45,845 --> 00:10:48,515 はい。 でも いい人でしたよ。 168 00:10:48,515 --> 00:10:51,518 あと 細目の優しそうな男性も いましたけど。 169 00:10:51,518 --> 00:10:54,020 おお 浅間山もいたのか! 170 00:10:54,020 --> 00:10:56,689 変わった顔の男は今川雅澄。 171 00:10:56,689 --> 00:11:00,360 細い男のほうは 伊佐間一成といって どちらも➨ 172 00:11:00,360 --> 00:11:03,463 海軍時代の榎さんの元部下だ。 え~っ!? 173 00:11:03,463 --> 00:11:05,465 ヤツは顔もおもしろいが➨ 174 00:11:05,465 --> 00:11:07,967 やることも いちいちおもしろくてな! 175 00:11:07,967 --> 00:11:11,304 「陸までたったの2キロだ! ビリは飯抜きだぞ! 176 00:11:11,304 --> 00:11:13,306 何をしている栗頭」。 177 00:11:13,306 --> 00:11:16,476 「じっ 自分は 泳いだことが ないのです中尉殿」。 178 00:11:16,476 --> 00:11:19,979 「安心しろ! 人間は 浮くようにできている!」。 179 00:11:19,979 --> 00:11:21,981 「ヒィ~ 助けて~」。 180 00:11:21,981 --> 00:11:26,486 「これは… 犬かきなのに結構速い!」 181 00:11:26,486 --> 00:11:29,289 あとは 浅間山と一緒に…。 182 00:11:31,491 --> 00:11:33,826 《ふむ…。 183 00:11:33,826 --> 00:11:36,329 あっ! 飽きた。 184 00:11:36,329 --> 00:11:38,998 えっ? サメだ! サメが食べたい! 185 00:11:38,998 --> 00:11:41,834 榎木津中尉 次の入港の予定表を…。 186 00:11:41,834 --> 00:11:44,337 ちょうどいい 浅間山! (伊佐間)伊佐間です。 187 00:11:44,337 --> 00:11:49,008 お前 コイツと一緒にサメを釣ってこい。 釣れるまで帰ってくるなよ! 188 00:11:49,008 --> 00:11:51,010 (2人)えっ…? 189 00:11:53,012 --> 00:11:56,316 (2人)えっ…? あっ? 190 00:11:58,351 --> 00:12:00,353 (2人)ひゃあ~!》 191 00:12:00,353 --> 00:12:04,123 どうだ! おもしろいだろう? ひどい…。 192 00:12:04,123 --> 00:12:06,292 それはそれとしてですね。 193 00:12:06,292 --> 00:12:10,129 中禅寺先生 葛 籠の男のこと 何か知りませんか? 194 00:12:10,129 --> 00:12:13,800 見た人を葛 籠に詰めて 妖怪にするって言われてて➨ 195 00:12:13,800 --> 00:12:15,969 教室でも騒がれ始めてるんです。 196 00:12:15,969 --> 00:12:19,305 まったく君は 何度言っても関わろうとするね。 197 00:12:19,305 --> 00:12:21,307 怪異とは関係なく➨ 198 00:12:21,307 --> 00:12:24,811 君自身が葛 籠の中に 入れられていたかもしれないんだ。 199 00:12:24,811 --> 00:12:27,814 好奇心だけで行動するのは 厳に慎みたまえ。 200 00:12:27,814 --> 00:12:30,149 す すみません…。 201 00:12:30,149 --> 00:12:33,820 君が葛 籠男を 見た場所というのは➨ 202 00:12:33,820 --> 00:12:37,991 長い塀のある一本道かね? えっ? はい。 203 00:12:37,991 --> 00:12:40,493 (木場)ハハハ…! 204 00:12:40,493 --> 00:12:44,163 (木場)暗闇から生まれたってのは 情緒ある表現だがな。 205 00:12:44,163 --> 00:12:46,165 その葛 籠男は➨ 206 00:12:46,165 --> 00:12:49,168 塀を越えて道に下りたと 考えるのが普通だぜ。 207 00:12:49,168 --> 00:12:52,538 ハハハハ…! で どうだったのかね? 208 00:12:52,538 --> 00:12:55,008 通り沿いの家に 聞き込んでみたが➨ 209 00:12:55,008 --> 00:12:59,012 金めの物が盗まれたって話は なかったな。 だだ…。 210 00:12:59,012 --> 00:13:03,116 そこの角の家のガキが セミがなくなったって騒いでたな。 211 00:13:03,116 --> 00:13:05,151 (中禅寺)セミ? (木場)なんでも➨ 212 00:13:05,151 --> 00:13:08,154 空の木箱に セミの抜け殻を しまっておいたらしいんだが➨ 213 00:13:08,154 --> 00:13:10,456 それが なくなってるんだと。 214 00:13:10,456 --> 00:13:14,127 まぁ 母親はそんな物なくなって よかったって笑ってたがな。 215 00:13:14,127 --> 00:13:17,130 その木箱 元は何が入ってたんです? 216 00:13:17,130 --> 00:13:21,301 皿だと。 そっちは割れて処分したそうだ。 217 00:13:21,301 --> 00:13:23,636 (中禅寺)その箱 何か特徴はあるか➨ 218 00:13:23,636 --> 00:13:25,638 聞いていないかね? あぁ➨ 219 00:13:25,638 --> 00:13:28,341 筆で書きつけがしてあったそうだ。 220 00:13:28,341 --> 00:13:31,477 さすが旦那。 いい仕事をしてくれた。 221 00:13:31,477 --> 00:13:33,646 んだよ 気持ち悪ぃな。 222 00:13:33,646 --> 00:13:35,982 しかし これでは一時しのぎだ。 223 00:13:35,982 --> 00:13:38,651 捕まえてくれと 言っているようなものだが…。 224 00:13:38,651 --> 00:13:41,821 旦那 頼んでいたほうは どうだった? あぁ。 225 00:13:41,821 --> 00:13:44,323 調べてみたら ひとつきくらい前に➨ 226 00:13:44,323 --> 00:13:46,826 神奈川で贋作事件があったらしい。 227 00:13:46,826 --> 00:13:49,696 犯人はまだ捕まってないそうだ。 ハッ! 228 00:13:49,696 --> 00:13:53,499 《これが彼の履歴書だよ。 出身は神奈川》 229 00:13:53,499 --> 00:13:56,502 なるほど。 電話を借りるよ。 230 00:13:56,502 --> 00:14:01,007 (総一郎)うん。 骨董の取り引きは 4日後になったよ。 231 00:14:01,007 --> 00:14:04,944 それと一つ頼み事をされてね。 頼み事? 232 00:14:04,944 --> 00:14:07,947 📱(総一郎)骨董今川という 店の従業員を➨ 233 00:14:07,947 --> 00:14:11,451 同席させてほしいそうだ。 なるほど。 234 00:14:11,451 --> 00:14:14,053 すみません ありがとうございます。 235 00:14:16,289 --> 00:14:18,624 (総一郎)今日はありがとうね 今川くん。 236 00:14:18,624 --> 00:14:21,294 こちらは取引相手のカーター氏だ。 237 00:14:21,294 --> 00:14:24,297 He appraises antique. (カーター)Pleased to meet you. 238 00:14:24,297 --> 00:14:29,802 骨董今川の今川雅澄と申します。 よろしくお願いしますなのです。 239 00:14:29,802 --> 00:14:31,804 なんで来た。 240 00:14:31,804 --> 00:14:34,640 気になったんで 榎木津さんにお願いして。 241 00:14:34,640 --> 00:14:36,642 (ノック) 242 00:14:36,642 --> 00:14:40,146 総一郎様 お見えになられました。 お通しして。 243 00:14:40,146 --> 00:14:42,148 (ドアの開く音) 244 00:14:47,320 --> 00:14:49,322 あの葛 籠…。 245 00:14:49,322 --> 00:14:52,992 取り引きの機会を設けていただき 感謝いたします。 246 00:14:52,992 --> 00:14:56,295 こちらが お話しした 品物になります。 うん。 247 00:14:58,331 --> 00:15:00,833 うん。 248 00:15:00,833 --> 00:15:02,769 これが代金になる。 249 00:15:02,769 --> 00:15:05,638 (3人)おぉ…。 250 00:15:05,638 --> 00:15:08,441 じゃあ 物を あらためさせてもらおうかな。 251 00:15:08,441 --> 00:15:11,043 今川くん。 わかりましたのです。 252 00:15:16,482 --> 00:15:19,051 Wow… Exquisite! 253 00:15:21,988 --> 00:15:24,257 ふむ…。 254 00:15:26,325 --> 00:15:29,495 一とおり 拝見させていただいたのです。 255 00:15:29,495 --> 00:15:33,332 結論から言うと どれも よい出来の焼き物なのです。 256 00:15:33,332 --> 00:15:35,301 (2人)おぉ…。 じゃあ…。 257 00:15:35,301 --> 00:15:37,470 しかし… 乾山ではないのです。 258 00:15:37,470 --> 00:15:40,473 なんだと!? 適当なことをぬかすな! 259 00:15:40,473 --> 00:15:43,509 以前 同じような 乾山に近しい焼き物を➨ 260 00:15:43,509 --> 00:15:45,511 鑑定したことがあるのです。 261 00:15:45,511 --> 00:15:48,648 ここにあるのは その作者の焼き物なのです。 262 00:15:48,648 --> 00:15:53,519 (今川)何より 箱書きの記述と 中身が一致していないのです。 263 00:15:53,519 --> 00:15:55,855 まっとうな物では ありえないのです。 264 00:15:55,855 --> 00:15:57,857 えっ!? いや それは…。 265 00:15:57,857 --> 00:15:59,826 はこがきって? 266 00:15:59,826 --> 00:16:04,096 その作品の作者や伝来 銘などを 専用の箱に書きつけたものだ。 267 00:16:04,096 --> 00:16:06,933 なるほど… つまり君たちは➨ 268 00:16:06,933 --> 00:16:09,268 僕を謀ろうとしたわけだ。 269 00:16:09,268 --> 00:16:11,938 ちっ 違… どういうことだ! 270 00:16:11,938 --> 00:16:14,440 立派な箱を付ければ 完璧だと言ったのはお前だぞ! 271 00:16:14,440 --> 00:16:18,444 あぁ 完璧だよ。 完璧に見破ってもらえた。 272 00:16:18,444 --> 00:16:21,614 んっ… テメエ! うっ! 273 00:16:21,614 --> 00:16:23,783 うぅ!? フフッ。 274 00:16:23,783 --> 00:16:25,952 ゴフッ! 275 00:16:25,952 --> 00:16:27,954 クソッ! 吉田! (吉田)おぉ! 276 00:16:27,954 --> 00:16:30,056 あっ…? グハッ! 277 00:16:35,962 --> 00:16:39,131 総一郎さん お騒がせしてすみませんでした。 278 00:16:39,131 --> 00:16:41,968 クックック… 残念だったなぁ! 279 00:16:41,968 --> 00:16:44,303 オメエの知らねえ仲間2人に➨ 280 00:16:44,303 --> 00:16:46,973 妹を張らせてたんだよ! 琳! 281 00:16:46,973 --> 00:16:49,809 その仲間というのは 彼らのことかな? 282 00:16:49,809 --> 00:16:51,978 はあ!? (木場)オラオラ~! 283 00:16:51,978 --> 00:16:53,980 あっ! 284 00:16:53,980 --> 00:16:56,315 そ そんな! 285 00:16:56,315 --> 00:16:59,151 (琳)あっ お兄ちゃん! 286 00:16:59,151 --> 00:17:01,153 ハッ…。 お兄ちゃん! 287 00:17:01,153 --> 00:17:03,155 琳! よかった…! 288 00:17:07,460 --> 00:17:11,297 (総一郎)説明してくれるかな? (中禅寺)もちろんです。 まず➨ 289 00:17:11,297 --> 00:17:14,934 乾弌くんの その手荒れ それは薬品によるものです。 290 00:17:14,934 --> 00:17:18,271 更に焼き物を 融通したいという話から➨ 291 00:17:18,271 --> 00:17:22,441 作っているのは 彼自身だと考えました。 292 00:17:22,441 --> 00:17:26,112 しかし ではなぜ彼は バーテンダーをしているのか? 293 00:17:26,112 --> 00:17:30,116 神奈川の贋作事件。 骨董取引への介入 すべては➨ 294 00:17:30,116 --> 00:17:32,451 彼が不本意ながら贋作犯罪に➨ 295 00:17:32,451 --> 00:17:35,454 関わってしまったことに 端を発するのです。 296 00:17:35,454 --> 00:17:40,126 私は戦前から 神奈川で 陶芸をなりわいにしていました。 297 00:17:40,126 --> 00:17:42,628 骨董の大家 乾山に惚れ込み➨ 298 00:17:42,628 --> 00:17:46,132 その境地に近づこうと 修練を重ねていました。 299 00:17:46,132 --> 00:17:49,135 大して売れはしませんでしたが ある日…。 300 00:17:49,135 --> 00:17:51,137 《ふむ…。 301 00:17:51,137 --> 00:17:53,639 気に入った! こういうのがあったら➨ 302 00:17:53,639 --> 00:17:56,809 もっと欲しいんだが。 あぁ…!》 303 00:17:56,809 --> 00:18:00,179 (乾弌)ヤツの注文に合わせて 何点も作りました。 304 00:18:00,179 --> 00:18:02,114 ですが連中はそれを➨ 305 00:18:02,114 --> 00:18:04,784 乾山の作品として 高値で売っていたのです。 306 00:18:04,784 --> 00:18:07,586 気付いた私は 妹と東京に逃げ出して➨ 307 00:18:07,586 --> 00:18:10,089 総一郎さんの店で 働き始めたんです。 308 00:18:10,089 --> 00:18:14,794 (中禅寺)一方 優秀な作り手を 失った彼らの詐欺はすぐに発覚。 309 00:18:14,794 --> 00:18:18,598 商売を続けられなくなり 神奈川から逃げ出した…。 310 00:18:18,598 --> 00:18:21,434 再会してしまったのは 不運でしたね。 311 00:18:21,434 --> 00:18:26,105 はい。 アイツらは たまたま 店に入る私を見かけたようで…。 312 00:18:26,105 --> 00:18:28,107 《なっ…! 313 00:18:28,107 --> 00:18:30,776 テメエのせいでサツに 目を付けられちまったじゃねえか。 314 00:18:30,776 --> 00:18:32,812 オメエも共犯なんだからな。 315 00:18:32,812 --> 00:18:35,147 損した分の金を出すか…。 316 00:18:35,147 --> 00:18:38,484 嫌ならまた 焼き物を作ってくれよ なっ? 317 00:18:38,484 --> 00:18:42,455 断る。 贋作作りの協力など もうしない。 あっそ。 318 00:18:42,455 --> 00:18:47,460 お前 妹がいたな? 結構かわいい顔してたよなぁ~。 319 00:18:47,460 --> 00:18:50,630 ありゃ いくらでも金になるぜ。 ハッ…》 320 00:18:50,630 --> 00:18:55,668 脅されてやむなく… か。 警察には行けなかったんですか? 321 00:18:55,668 --> 00:18:58,838 彼らはまだ 東京で事件を起こしていません。 322 00:18:58,838 --> 00:19:02,408 警察に訴えても 即逮捕とはならないでしょうし➨ 323 00:19:02,408 --> 00:19:05,911 訴えたことで妹に 危害が及ぶのではと思いました。 324 00:19:05,911 --> 00:19:08,247 もう 金を渡して諦めさせようと➨ 325 00:19:08,247 --> 00:19:11,751 手元の陶器を売りにいったのが 今川さんの店です。 326 00:19:13,753 --> 00:19:15,755 《今川:ほう これは…。 327 00:19:15,755 --> 00:19:17,923 乾山の影響を 強く受けていますが➨ 328 00:19:17,923 --> 00:19:22,261 乾山とも異なる 丁寧で きめの細やかな仕事なのです。 329 00:19:22,261 --> 00:19:27,433 これを作った方の 熱意と愛情を感じるのです。 330 00:19:27,433 --> 00:19:30,936 個人的に ひとつ 買わせていただきたいのです。 331 00:19:30,936 --> 00:19:33,105 《乾弌:ここで金を渡したって➨ 332 00:19:33,105 --> 00:19:35,775 ヤツらは同じことを繰り返すだけだ。 333 00:19:35,775 --> 00:19:39,779 ヤツらの悪事を 逃げ場のない場所で 暴くことができたら…》 334 00:19:39,779 --> 00:19:41,947 それで 米国人相手に➨ 335 00:19:41,947 --> 00:19:44,784 日本の焼き物の 仲介をしてはどうかなと。 336 00:19:44,784 --> 00:19:46,786 ハッ! 337 00:19:46,786 --> 00:19:50,456 あの! その話 もう少し詳しく 聞かせていただけますか!?》 338 00:19:50,456 --> 00:19:52,792 (中禅寺)今川くんを 同席させたのは➨ 339 00:19:52,792 --> 00:19:55,461 確実に真贋を 見抜いてもらうためだね。 340 00:19:55,461 --> 00:19:59,965 家々の蔵から木箱を持っていった 兵隊服の男も君かな? 341 00:19:59,965 --> 00:20:02,468 はい。 兵隊服は➨ 342 00:20:02,468 --> 00:20:05,137 正体がバレないように着ていました。 343 00:20:05,137 --> 00:20:07,139 (中禅寺)本物らしさを 出すために➨ 344 00:20:07,139 --> 00:20:09,809 箱書きのある物を探したわけだ。 345 00:20:09,809 --> 00:20:11,811 知識がある者が見れば➨ 346 00:20:11,811 --> 00:20:13,813 ちぐはぐであることは すぐにわかる。 347 00:20:13,813 --> 00:20:17,817 あとは一つずつ箱に入れれば 運ぶために人手が必要になる。 348 00:20:17,817 --> 00:20:19,819 全員 引っ張り出すために➨ 349 00:20:19,819 --> 00:20:21,821 わざと かさばるようにしたんだろう。 350 00:20:21,821 --> 00:20:24,657 でも まさか他に仲間がいたとは。 351 00:20:24,657 --> 00:20:27,493 助けていただき ありがとうございます。 352 00:20:27,493 --> 00:20:30,329 (中禅寺)僕は総一郎さんから 頼まれただけですよ。 353 00:20:30,329 --> 00:20:33,165 えっ! 総一郎さん。 んっ。 354 00:20:33,165 --> 00:20:35,668 ご迷惑をおかけしました。 355 00:20:35,668 --> 00:20:39,672 あなたの商談の場を利用し 危険にさらしてしまいました。 356 00:20:39,672 --> 00:20:44,343 それに 今回で私は骨董詐欺の 現行犯 木箱の窃盗犯です。 357 00:20:44,343 --> 00:20:47,346 きっちりと 警察のやっかいになります。 358 00:20:47,346 --> 00:20:49,348 お兄ちゃん…。 359 00:20:49,348 --> 00:20:54,854 ふむ… 君はこれらの皿を 乾山として売ろうとしたのかい? 360 00:20:54,854 --> 00:20:56,856 えっ? いいえ そんなつもりは。 361 00:20:56,856 --> 00:21:00,359 うん 僕もこれを 乾山として 買うとは言ってないから➨ 362 00:21:00,359 --> 00:21:02,962 詐欺ではないね。 (2人)あっ!? 363 00:21:02,962 --> 00:21:05,965 木箱のほうは 立件されてるのかい? 364 00:21:05,965 --> 00:21:09,468 はっ? いや。 そもそも あったこと自体忘れてたり➨ 365 00:21:09,468 --> 00:21:13,139 ゴミが片づいてよかったとかで 事件にゃなってませんね。 366 00:21:13,139 --> 00:21:16,809 (総一郎)不法侵入に関しては まぁ証拠がないからねぇ。 367 00:21:16,809 --> 00:21:20,312 神奈川の事件に関しても 事情は知らなかったようだし➨ 368 00:21:20,312 --> 00:21:23,149 善意の第三者というやつだね。 369 00:21:23,149 --> 00:21:26,986 というわけで 君が警察に行く必要はないわけだ。 370 00:21:26,986 --> 00:21:28,988 そして今 僕は➨ 371 00:21:28,988 --> 00:21:32,491 彼と継続的に 焼き物の 取り引きをしようと考えてる。 372 00:21:32,491 --> 00:21:36,162 乾弌くん その焼き物作りを頼めないかい? 373 00:21:36,162 --> 00:21:40,166 (乾弌)えっ!? よい考えなのです。 乾弌さんの作品は➨ 374 00:21:40,166 --> 00:21:43,002 模倣でなくとも すばらしい物なのですから。 375 00:21:43,002 --> 00:21:45,504 今川くんのお墨付きだ。 376 00:21:45,504 --> 00:21:48,507 今度こそ その腕を 存分に振るってみてはどうかな? 377 00:21:48,507 --> 00:21:52,311 ありがとう… ございます…。 378 00:21:56,215 --> 00:22:00,186 (敦子)そんなことがあったんだ。 私も見たかったなぁ。 379 00:22:00,186 --> 00:22:02,454 アハハ… それにしても➨ 380 00:22:02,454 --> 00:22:05,791 榎木津さんとお兄さんって 全然似てないですよね。 381 00:22:05,791 --> 00:22:08,460 仲は悪くないみたいなのよね。 382 00:22:08,460 --> 00:22:12,798 ただ あの榎木津さんの兄として 少し複雑なものがあるみたい。 383 00:22:12,798 --> 00:22:17,469 榎木津さん本人は あの性格だから 気にしてないみたいだけどね。 384 00:22:17,469 --> 00:22:19,805 へぇ… 榎木津さんに➨ 385 00:22:19,805 --> 00:22:22,141 苦手なことなんて あるんですかねぇ。 386 00:22:22,141 --> 00:22:25,144 たしか もなかとカマドウマが 嫌いって言ってた。 387 00:22:25,144 --> 00:22:27,313 なんで もなか…? 388 00:22:27,313 --> 00:22:29,315 ヘブシッ! うわっ! 389 00:22:29,315 --> 00:22:31,317 向こう向いてやれ! この野郎!