1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (ローメイン)これは訓練です。 2 00:00:04,004 --> 00:00:10,344 この声に逆らえぬ者は 速やかに自室に戻り鍵を掛け➨ 3 00:00:10,344 --> 00:00:13,180 深い眠りについて下さい。 4 00:00:13,180 --> 00:00:15,515 (みんな)はい わかりました。 5 00:00:15,515 --> 00:00:18,352 (ミケル)くっ! (ロッド)大丈夫か ミケル! 6 00:00:18,352 --> 00:00:23,690 だ… 大丈夫です。 それより 今のは学長の声…。 7 00:00:23,690 --> 00:00:27,594 行って下さい。 このスキを逃す手はありません。 8 00:00:29,529 --> 00:00:32,866 (アンドリュー)風呂? (メリーメリー)えぇ。 9 00:00:32,866 --> 00:00:34,868 (メリーメリー)頭に来る。 10 00:00:34,868 --> 00:00:38,372 (ローメイン)では残りの 意識のある者に告げます。 11 00:00:38,372 --> 00:00:45,045 本校舎に集まり 戦闘に備えなさい。 以上です。 12 00:00:45,045 --> 00:00:49,883 (ローメイン)これは書への いいえ 神への冒涜! 13 00:00:49,883 --> 00:00:56,056 (ローメイン)外門の兵にも伝えなさい。 中で何が起きようが干渉するな。 14 00:00:56,056 --> 00:01:00,994 これは神の御意志である と! (カーソン)はっ はい! 15 00:01:00,994 --> 00:01:03,497 んん…。 16 00:01:03,497 --> 00:01:05,499 おっと いかん いかん。 17 00:01:09,503 --> 00:01:13,507 さて では 獲りに行ってやりましょうか。 18 00:01:13,507 --> 00:01:15,509 望み通りに。 19 00:01:15,509 --> 00:01:20,681 おや… 今度は霧ですか。 20 00:01:20,681 --> 00:01:26,019 (クレン)フン この霧 ザフティエか。 21 00:01:26,019 --> 00:01:28,021 (ザフティエ)クレバテス! 22 00:03:01,982 --> 00:03:11,992 ♬(歌声) 23 00:03:11,992 --> 00:03:15,662 (クレン)久しいな ガルト。 24 00:03:15,662 --> 00:03:18,498 面と向かうのはエルベの縦坑以来か? 25 00:03:18,498 --> 00:03:21,501 (ガルト)あの時は臣下だと 嘘をついたな。 26 00:03:21,501 --> 00:03:25,172 よそ者に正体を明かす理由も なかったからな。 27 00:03:25,172 --> 00:03:29,676 そんな事より 一体 何のつもりです? 28 00:03:29,676 --> 00:03:33,680 わざわざ目立ち 相手を挑発するような言葉まで。 29 00:03:33,680 --> 00:03:38,518 面倒になっただけだ。 こそこそ探るというのがな。 30 00:03:38,518 --> 00:03:44,357 その姿で人の赤子 ルナの成長を 見届けると決めたのでしょう? 31 00:03:44,357 --> 00:03:47,027 なぜ 貴様が知っている? 32 00:03:47,027 --> 00:03:49,529 私に知られたくないのであれば➨ 33 00:03:49,529 --> 00:03:53,533 木々の側で語るのを 控えるべきですね。 フン。 34 00:03:53,533 --> 00:03:58,371 あの子に期待している事は 私にも想像がつきます。 35 00:03:58,371 --> 00:04:02,642 勇者が滅びてから あなたにとっては➨ 36 00:04:02,642 --> 00:04:06,480 生まれてから今日までの 千年の喪失。 37 00:04:06,480 --> 00:04:09,483 魔獣王としての役割だけが残り➨ 38 00:04:09,483 --> 00:04:12,986 目的が失われている故の虚無感。 39 00:04:12,986 --> 00:04:18,158 ですが 偶然の出会いから 確たる目的を定めた。 40 00:04:18,158 --> 00:04:22,162 今のあなたは 生き生きと色付いて見えますよ。 41 00:04:22,162 --> 00:04:24,331 何が言いたい クソババァ。 42 00:04:24,331 --> 00:04:27,667 目的を見失うなと 言っているんです。 43 00:04:27,667 --> 00:04:33,173 ハイデンの少年クレンが クレバテスだと 知られるのは得策ではありません。 44 00:04:33,173 --> 00:04:35,175 言われるまでもない。 45 00:04:35,175 --> 00:04:37,844 なら どうして これ程の事を? 46 00:04:37,844 --> 00:04:43,183 狙いは2つ。 1つは探すのが面倒だから➨ 47 00:04:43,183 --> 00:04:45,685 餌で釣って出て来させる事。 48 00:04:45,685 --> 00:04:50,524 もう1つは場を掻き乱して 下僕が出易い状況を作る事だ。 49 00:04:50,524 --> 00:04:55,529 隙さえ作ってやれば 自分で這い出す位は出来るやつだ。 50 00:04:55,529 --> 00:04:59,966 あれでも我に届いた 唯一の勇者だからな。 51 00:04:59,966 --> 00:05:03,803 なるほど。 やはり あなたと赤子➨ 52 00:05:03,803 --> 00:05:08,308 そして 勇者アリシアとの出会いが この先どうなっていくのか➨ 53 00:05:08,308 --> 00:05:10,977 私も見届けたくなりました。 54 00:05:10,977 --> 00:05:15,482 今日までの千年の喪失を どう変えて行くのか…。 55 00:05:15,482 --> 00:05:17,484 勝手にしろ。 56 00:05:17,484 --> 00:05:20,987 《恐らく ヴォーデインの動機も➨ 57 00:05:20,987 --> 00:05:23,990 この千年の喪失にあるのでしょう。 58 00:05:23,990 --> 00:05:26,660 果たして どちらが是となるか》 59 00:05:26,660 --> 00:05:29,162 (クレン)ところで この霧は? 60 00:05:29,162 --> 00:05:31,832 (ザフティエ)これは ささやかな援護です。 61 00:05:31,832 --> 00:05:36,670 一度に全員であなたと戦う事は 回避できるはず。 62 00:05:36,670 --> 00:05:41,007 生徒側の犠牲も 最小限に留めておきたいので。 63 00:05:41,007 --> 00:05:44,511 相も変わらず 人属どもの肩を持つのだな。 64 00:05:44,511 --> 00:05:49,015 それが今の私ですから。 フン。 65 00:05:51,184 --> 00:05:54,187 翼があるのに 自分で飛ばぬのは➨ 66 00:05:54,187 --> 00:05:57,524 やつもこれが限界という事か。 67 00:05:57,524 --> 00:06:01,962 まっ 我とて そう長くはもたぬがな。 68 00:06:01,962 --> 00:06:05,465 さっさと出て来い 下僕。 69 00:06:08,969 --> 00:06:16,476 (アリシア)ハァ ハァ ハァ…。 70 00:06:16,476 --> 00:06:21,982 (ローメイン)よく集まってくれました。 若きウィザードの卵たち。 71 00:06:21,982 --> 00:06:25,485 南東に出現した黒い塔➨ 72 00:06:25,485 --> 00:06:28,989 あれは 聖地にあってはならない穢れ。 73 00:06:28,989 --> 00:06:31,825 取り除かねばなりません。 74 00:06:31,825 --> 00:06:38,331 その元凶はハイデンからの留学生 クレン・バーティスとアリッサ・スレイハント。 75 00:06:38,331 --> 00:06:42,002 彼らが 宝物庫から聖なる書を盗み➨ 76 00:06:42,002 --> 00:06:45,672 愚かにも その封印を 解いてしまったために➨ 77 00:06:45,672 --> 00:06:48,008 あのような塔が現れた。 78 00:06:48,008 --> 00:06:52,679 書を取り戻し 彼らに罰を与えるのです。 79 00:06:52,679 --> 00:06:56,349 この際 生死は問いません。 80 00:06:56,349 --> 00:06:58,351 正義を成した者には➨ 81 00:06:58,351 --> 00:07:01,621 神の更なる祝福を授けましょう。 82 00:07:01,621 --> 00:07:05,292 《ナイエ:なんだか とんでもない事に…》 83 00:07:05,292 --> 00:07:08,995 では 紋を掲げて下さい。 84 00:07:16,136 --> 00:07:18,805 《あっ 鏡!》 85 00:07:18,805 --> 00:07:21,007 神の御加護を…。 86 00:07:22,976 --> 00:07:29,983 (ヴォーデイン)卵たちよ… 力を授ける。 87 00:07:29,983 --> 00:07:33,486 ゴォー! 88 00:07:38,992 --> 00:07:43,496 《何これ? クリスタルの力がみなぎっている》 89 00:07:43,496 --> 00:07:46,166 シフォンリッツ先生。 はいっ! 90 00:07:46,166 --> 00:07:51,171 呆けている場合ではない。 実戦経験のある我々が導くのだ。 91 00:07:51,171 --> 00:07:53,173 は… はいっ! 92 00:07:53,173 --> 00:07:55,175 《え~っ!?》 93 00:07:55,175 --> 00:07:59,012 い… い… 行きましょう! 94 00:07:59,012 --> 00:08:01,448 レイ・フォレスターくん。 95 00:08:01,448 --> 00:08:04,951 今こそ真価を見せる時。 96 00:08:04,951 --> 00:08:10,290 あなたに課してある制限を 全て解除します。 97 00:08:10,290 --> 00:08:15,962 奪われた書を取り戻せたなら ドレル将軍の正式な後継者と認め➨ 98 00:08:15,962 --> 00:08:19,132 秘密の部屋の全権を託しましょう。 99 00:08:19,132 --> 00:08:23,136 それが君の目標だったはず。 100 00:08:23,136 --> 00:08:26,306 はい。 101 00:08:26,306 --> 00:08:31,144 例え何人倒れようが 炉の書さえ手に入れば➨ 102 00:08:31,144 --> 00:08:33,980 おっと そうでした。 103 00:08:33,980 --> 00:08:35,982 アンドリューくん。 104 00:08:35,982 --> 00:08:38,284 君は別です。 105 00:08:40,320 --> 00:08:48,995 (アリシア)ハァ ハァ ハァ…。 106 00:08:48,995 --> 00:08:53,333 《こいつは 私から養分を吸い取り➨ 107 00:08:53,333 --> 00:08:55,335 どんどん成長している。 108 00:08:55,335 --> 00:09:01,608 既にこの檻はパンパンだが 私はまだピンピンしているぞ。 109 00:09:01,608 --> 00:09:06,613 お前は まだ私に流れる魔獣王の 血の一欠片も吸えてない。 110 00:09:06,613 --> 00:09:10,450 もっと吸え もっと成長しろ。 111 00:09:10,450 --> 00:09:13,620 私を押し潰して構わない。 112 00:09:13,620 --> 00:09:18,024 どうせ死ねない。 お前の底力を見せてみろ》 113 00:09:20,960 --> 00:09:23,129 プハッ! 114 00:09:23,129 --> 00:09:26,466 なんとか脱出できた。 115 00:09:26,466 --> 00:09:30,637 うっ アバラが5~6本逝ったままだ。 116 00:09:30,637 --> 00:09:34,474 不死には違いないが クレンと連絡が取れない今➨ 117 00:09:34,474 --> 00:09:39,646 傷の回復は見込めないな。 118 00:09:39,646 --> 00:09:43,983 襲って来ないのは 急な成長の反動か? 119 00:09:43,983 --> 00:09:47,987 まぁいい。 また動き出す前に離れよう。 120 00:09:47,987 --> 00:09:52,659 これは現実の世界とは違う 景色なんだろうが➨ 121 00:09:52,659 --> 00:09:57,063 きっと あいつが集めた 珍しい植物の保管所なんだろうな。 122 00:10:01,000 --> 00:10:06,005 んっ うっ… くっ! 123 00:10:08,675 --> 00:10:10,677 よし! 124 00:10:14,013 --> 00:10:18,518 現実の姿がネズミのせいか体が軽い。 125 00:10:18,518 --> 00:10:23,690 やっぱり景色も色も ガラスには 現実の姿が映り込んでいる。 126 00:10:23,690 --> 00:10:25,692 ん? 127 00:10:25,692 --> 00:10:29,028 《あれ? シッポって こんなに大きかったか?》 128 00:10:29,028 --> 00:10:31,531 う~む…。 129 00:10:33,533 --> 00:10:37,537 あれは この世界に入る前に見たカタツムリ? 130 00:10:37,537 --> 00:10:40,206 なんなんだ あれ? 131 00:10:40,206 --> 00:10:43,610 兆しだよ バーカ。 うわっ! 132 00:10:58,391 --> 00:11:04,097 お前は本当にちっちゃいな 私。 133 00:11:05,999 --> 00:11:09,669 私? 片目を失う前の私!? 134 00:11:09,669 --> 00:11:14,841 フッフ 本当にちっちゃくて ちっちゃくて情けない。 135 00:11:14,841 --> 00:11:19,512 お前はそういうやつだよ。 何かの陰に隠れて➨ 136 00:11:19,512 --> 00:11:24,517 コソコソちっちゃく生きるのが お似合いさ! 137 00:11:24,517 --> 00:11:26,519 うっ! 138 00:11:26,519 --> 00:11:32,525 フッフフフ。 うっ! くっ! うわっ! 139 00:11:32,525 --> 00:11:34,527 ぐっ! 140 00:11:37,864 --> 00:11:42,035 あ~あ ちっちゃい ちっちゃい。 141 00:11:42,035 --> 00:11:46,706 勇者ってさぁ もっと でっかいモノじゃあなかったっけ! 142 00:11:46,706 --> 00:11:49,709 がぁ~! ぐあ~! 143 00:11:49,709 --> 00:11:53,546 アッハハハハ! でっかく泣くじゃん! 144 00:11:53,546 --> 00:11:56,716 ハッハッハッハッ! うぁ… ぐっ。 145 00:11:56,716 --> 00:12:00,486 《どうなってんだ なんなんだこれ➨ 146 00:12:00,486 --> 00:12:03,990 どうして私が目の前に現れる?》 147 00:12:03,990 --> 00:12:08,995 私? いや お前ってさぁ ずっと言い続けているよね。 148 00:12:08,995 --> 00:12:12,999 世界を大きくしたいって。 149 00:12:12,999 --> 00:12:18,338 勇者になって 4体の魔獣王を倒して? 150 00:12:18,338 --> 00:12:22,008 ハッ! 何それ どうやって? 151 00:12:22,008 --> 00:12:26,512 最初の魔獣王にこっぴどく 負けた時点で理解しろよ。 152 00:12:26,512 --> 00:12:29,515 身の程を知れっての! 153 00:12:29,515 --> 00:12:32,685 ぐっ! 154 00:12:32,685 --> 00:12:37,190 どんなに手を広げても 届かない夢を見てるから➨ 155 00:12:37,190 --> 00:12:40,393 お前はそんなにちっちゃいんだよ。 156 00:12:42,695 --> 00:12:46,366 確かに 私は小さい。 157 00:12:46,366 --> 00:12:52,538 4体の魔獣王を倒すだなんて 天地がひっくり返ったって不可能。 158 00:12:52,538 --> 00:12:58,211 それで世界を広げるなんて 夢のまた… 夢。 159 00:12:58,211 --> 00:13:01,314 分かってるじゃないか 私。 160 00:13:01,314 --> 00:13:07,487 けどな… 挑んで得る物はあったんだよ。 161 00:13:07,487 --> 00:13:10,156 挑まないと得られない物…。 162 00:13:10,156 --> 00:13:12,992 世界を広げる方法ってやつが。 163 00:13:12,992 --> 00:13:14,994 ハァ? 164 00:13:14,994 --> 00:13:19,666 お前は私だろ? でも 一度死ぬ前の私だ。 165 00:13:19,666 --> 00:13:23,002 知らなくて当然だよな。 166 00:13:23,002 --> 00:13:26,506 何 訳の分からない事を言ってる! 167 00:13:26,506 --> 00:13:29,008 フフフ… あっ。 168 00:13:29,008 --> 00:13:33,846 あ~ やっぱり… もしかしたらとは思っていたさ。 169 00:13:33,846 --> 00:13:36,516 なんだ この力!? 170 00:13:36,516 --> 00:13:40,853 尻の辺りが ムズムズするんだよ ずっと。 171 00:13:40,853 --> 00:13:46,359 やられれば やられる程… きっと これが試練。 172 00:13:46,359 --> 00:13:50,196 才能の目覚めって やつなんだろうな。 173 00:13:50,196 --> 00:13:53,199 受けた痛みの分だけ大きくなる。 174 00:13:53,199 --> 00:13:57,203 これは そういう力だ! 175 00:13:57,203 --> 00:13:59,205 うっ。 176 00:13:59,205 --> 00:14:04,977 お前のお陰で気付けたよ 私の中でくすぶる小さな炎に。 177 00:14:04,977 --> 00:14:07,980 しゃらくさい! 178 00:14:07,980 --> 00:14:12,151 確かに 今の私は魔獣王に殺され➨ 179 00:14:12,151 --> 00:14:15,655 魔獣王の力で生き返った 死ねない奴隷だ。 180 00:14:15,655 --> 00:14:19,992 絶対に逆らえないし 気分次第で死体に戻る。 181 00:14:19,992 --> 00:14:23,663 だけど こんな私に あいつは言ったんだよ! 182 00:14:23,663 --> 00:14:28,501 「一度たりとも勇者をやめろと 命じた事はない」てな。 183 00:14:28,501 --> 00:14:35,341 笑える話だが その一言で 私の世界が広がったんだ! 184 00:14:35,341 --> 00:14:37,677 ぐわ~! 185 00:14:37,677 --> 00:14:42,014 世界を広げると散々 言って来たのは私なのにな! 186 00:14:42,014 --> 00:14:44,517 がっ がぁ…。 187 00:14:51,691 --> 00:14:54,694 ハァ ハァ ハァ…。 188 00:14:54,694 --> 00:14:59,365 まさか私にも 魔術の才能ってのがあったとはな。 189 00:14:59,365 --> 00:15:01,300 あっ 消えた。 190 00:15:01,300 --> 00:15:03,302 フフッ 私をバカにしたクレンに 自慢してやろう。 191 00:15:03,302 --> 00:15:08,641 なっ!? 192 00:15:08,641 --> 00:15:12,145 (ドレル)それは ただの魔術ではない。 193 00:15:12,145 --> 00:15:16,048 この声 ドレル!? 194 00:15:17,984 --> 00:15:21,487 (ドレル)さぁ 通るがいい。 195 00:15:21,487 --> 00:15:23,990 それでスキルを1つ得る。 196 00:15:23,990 --> 00:15:30,329 だが ここでの会話と景色を すべて忘れる。 197 00:15:30,329 --> 00:15:34,834 (ラング)3班に分ける。 道沿いにA班 森を迂回するB班➨ 198 00:15:34,834 --> 00:15:37,336 C班は このまま直進だ。 199 00:15:37,336 --> 00:15:42,008 A班筆頭は シフォンリッツ先生 補佐役は メアリーメリー・ウェイザー。 200 00:15:42,008 --> 00:15:45,511 道沿いにある家屋の避難状況を 確認しつつ前進。 201 00:15:45,511 --> 00:15:50,183 B班筆頭は レイ・フォレスター。 お前たちが本命だ。 202 00:15:50,183 --> 00:15:54,353 実力者を連れ森を抜け 湖の裏から急襲しろ。 203 00:15:54,353 --> 00:15:57,523 我々C班は遠距離中心の編成だ。 204 00:15:57,523 --> 00:16:01,127 正面から攻撃を仕掛け 敵の出方をうかがいつつ➨ 205 00:16:01,127 --> 00:16:03,129 注意を引き付ける。 206 00:16:03,129 --> 00:16:07,633 ハァー 今回の敵 クレン・バーティスが 本当に聖なる書➨ 207 00:16:07,633 --> 00:16:10,303 『トアの書』を 持っているのだとしたら➨ 208 00:16:10,303 --> 00:16:12,305 その強さは計り知れない。 209 00:16:12,305 --> 00:16:15,141 所持している時点で 間違いなく化物だ。 210 00:16:15,141 --> 00:16:19,645 私も 研究の過程で 一度だけ触れた事があるが➨ 211 00:16:19,645 --> 00:16:22,815 それで半身を焼かれた… 故に➨ 212 00:16:22,815 --> 00:16:25,485 書を見つけたとしても 触れてはならない。 213 00:16:25,485 --> 00:16:28,821 これがお前たちの初の実戦となる。 214 00:16:28,821 --> 00:16:31,657 なんとしても勝ち生き延びよ。 215 00:16:31,657 --> 00:16:34,827 まずは私が口火を切る。 216 00:16:34,827 --> 00:16:39,165 三節詠唱 遠距離狙撃術式。 217 00:16:39,165 --> 00:16:43,336 シーネル オストレン フェルラ。 218 00:16:43,336 --> 00:16:45,338 フン! 219 00:16:49,342 --> 00:16:55,514 フン 少しは 殲滅のしがいがありそうだ。 220 00:16:55,514 --> 00:16:58,017 眷属召喚。 221 00:17:00,453 --> 00:17:05,291 影の尖兵たちよ ヴォーデイン以外に用はない。 222 00:17:05,291 --> 00:17:07,293 間引け。 223 00:17:07,293 --> 00:17:12,465 ガウ ガウ ガァ ガウ。 224 00:17:12,465 --> 00:17:15,801 (ドレル)スキルは 2つまで持つ事が出来る。 225 00:17:15,801 --> 00:17:20,306 それは魔鉱石に依存しない 魔術の入口となる。 226 00:17:20,306 --> 00:17:24,477 スキルを持つ者が式と詠唱を 駆使する事により➨ 227 00:17:24,477 --> 00:17:28,147 魔術は 無限の可能性を生む事になる。 228 00:17:28,147 --> 00:17:32,818 《この声 ドレルと同じに 聞こえるが 何か妙だ。 229 00:17:32,818 --> 00:17:35,821 だが言ってる事はしっくり来る。 230 00:17:35,821 --> 00:17:38,658 ネイサンと他の紋を持つ生徒たち➨ 231 00:17:38,658 --> 00:17:41,994 ここを通るか通らないかで 運命が分かれた》 232 00:17:41,994 --> 00:17:45,498 (ドレル)さぁ 通るがいい。 233 00:17:45,498 --> 00:17:53,005 試練に勝った私は ここを通るべきなんだろうな。 234 00:17:53,005 --> 00:17:55,841 (ドレル)なぜ通らない? 235 00:17:55,841 --> 00:17:58,844 フッ いや 通ってしまうと➨ 236 00:17:58,844 --> 00:18:01,781 記憶を無くすのは困ると思ってな。 237 00:18:01,781 --> 00:18:05,451 それに どうも罠くさい。 238 00:18:05,451 --> 00:18:11,624 ねっとりとした いやらしい気配が プンプンしているぞ お前。 239 00:18:11,624 --> 00:18:14,126 (ローメイン)ぬぁ~! 240 00:18:14,126 --> 00:18:16,462 やっぱりな! 241 00:18:16,462 --> 00:18:18,965 なぜ 分かったのです? 242 00:18:18,965 --> 00:18:23,970 (アリシア)私に力を得る機会を与えて そのまま帰す程 マヌケかって話だ。 243 00:18:23,970 --> 00:18:25,972 なぁ 学長。 244 00:18:25,972 --> 00:18:27,974 ぐぬぬぬ…。 245 00:18:27,974 --> 00:18:30,977 お前が 『トアの書』 恐らく第2節➨ 246 00:18:30,977 --> 00:18:34,814 はじまりの町の書の力で この空間を創ったんだろ! 247 00:18:34,814 --> 00:18:38,651 ドレルに秘密の部屋を用意したのも お前だな! 248 00:18:38,651 --> 00:18:43,656 そして 背後には 北の魔獣王 ヴォーデインもいる! 249 00:18:43,656 --> 00:18:45,992 ぐぬ~! 250 00:18:45,992 --> 00:18:49,996 やはり図星か。 次に誰かを騙す時は➨ 251 00:18:49,996 --> 00:18:54,166 その厚塗り化粧のような匂いは 消したほうがいいぞ! 252 00:18:54,166 --> 00:18:56,669 うわ~! 253 00:18:58,671 --> 00:19:02,575 お前に 私を捕まえる事が出来るかな? 254 00:19:04,944 --> 00:19:06,946 《追って来ない? 255 00:19:06,946 --> 00:19:10,616 まぁいい 一瞬だが見えたぞ。 256 00:19:10,616 --> 00:19:14,453 鏡の向こう 赤い世界➨ 257 00:19:14,453 --> 00:19:17,790 あれが恐らく ドレルの秘密の部屋。 258 00:19:17,790 --> 00:19:21,794 この鏡の世界は 一層だけでは ないのかもしれない》 259 00:19:21,794 --> 00:19:23,796 うっ こいつ! 260 00:19:23,796 --> 00:19:25,798 ヂュッ! 261 00:19:25,798 --> 00:19:29,635 《しまった!》 262 00:19:29,635 --> 00:19:31,637 捕まえた…。 263 00:19:33,639 --> 00:19:41,147 試練を乗り越えたのは予想外… が それでも私の手の平の上。 264 00:19:41,147 --> 00:19:46,652 ホホホ 念の為 彼を送り込んで正解でした。 265 00:19:46,652 --> 00:19:50,656 植物以外 いっさい無慈悲な彼なら…。 266 00:19:50,656 --> 00:19:53,492 学長から すぐ殺せって言われてるから。 267 00:19:53,492 --> 00:19:55,494 悪く思わないでね。 268 00:19:55,494 --> 00:19:59,165 《くそっ 力が出ない。 さっき使い切ったせいか》 269 00:19:59,165 --> 00:20:01,567 ていうかさ。 270 00:20:05,671 --> 00:20:10,176 《こいつの言葉が 分かるようになってきた。 271 00:20:10,176 --> 00:20:13,012 試練に勝った影響か。 なら…》 272 00:20:13,012 --> 00:20:15,014 おい聞け! 273 00:20:15,014 --> 00:20:18,517 チュー! チューチュー! え? 急に鳴き出した。 274 00:20:18,517 --> 00:20:20,686 くっ ダメか。 275 00:20:20,686 --> 00:20:22,688 《だったら仕方ない》 276 00:20:22,688 --> 00:20:24,690 痛っ! (かむ音) 277 00:20:24,690 --> 00:20:26,692 チュー! 278 00:20:26,692 --> 00:20:30,696 《学生だと分かっているやつと やり合いたくはないからな。 279 00:20:30,696 --> 00:20:36,035 ここも逃げるが勝ち。 やつの死角から背後へ。 280 00:20:36,035 --> 00:20:38,204 4足歩行にももう慣れた。 281 00:20:38,204 --> 00:20:41,040 見えなきゃ 追われる事もないだろう》 282 00:20:41,040 --> 00:20:43,542 プエロ セスリオス。 283 00:20:43,542 --> 00:20:45,544 《詠唱!?》 284 00:20:45,544 --> 00:20:48,047 ヂュー! 285 00:20:51,383 --> 00:20:58,557 なんだ そんな所に居たんだ。 逃げ足 早いんだね。 286 00:20:58,557 --> 00:21:00,993 《アリシア:これも紋の力か!?》 287 00:21:00,993 --> 00:21:04,830 紋って 人それぞれで みんな適当に名付けてる。 288 00:21:04,830 --> 00:21:09,502 僕は造園言語・ガーデンワーズと名付けた。 289 00:21:09,502 --> 00:21:14,507 植物の声を聞き それを導く力がこれにはある。 290 00:21:14,507 --> 00:21:20,679 このガーデンワーズと成長促進の術式で 僕の魔術は完成するんだ。 291 00:21:20,679 --> 00:21:23,682 まぁ ネズミに言っても しようがないんだけど。 292 00:21:23,682 --> 00:21:28,020 君 ネズミじゃないかもしれないし。 293 00:21:28,020 --> 00:21:30,022 今 君に絡みついているのは➨ 294 00:21:30,022 --> 00:21:33,025 絞め殺しの木 なんて呼ばれてる。 295 00:21:33,025 --> 00:21:37,530 前もって辺り一面に種を蒔いて ターゲットを見つけたら➨ 296 00:21:37,530 --> 00:21:39,698 急成長するようお願いしてた。 297 00:21:39,698 --> 00:21:43,202 《これはキツイ… だが➨ 298 00:21:43,202 --> 00:21:48,207 このジワジワくるダメージ また あの力を使うチャンス》 299 00:21:48,207 --> 00:21:50,543 思ったんだけど…。 チュ!? 300 00:21:50,543 --> 00:21:54,046 君 バラの変種のケージを…。 301 00:22:01,153 --> 00:22:03,656 変種が異常成長して弱ってたし➨ 302 00:22:03,656 --> 00:22:07,059 このまま傍観するのも マズイかなって。