1 00:00:02,002 --> 00:00:07,508 (メグ)ハァ ハァ ハァ…。 2 00:00:07,508 --> 00:00:10,844 (鳴き声) 3 00:00:10,844 --> 00:00:12,846 ゼフェルド! 4 00:00:12,846 --> 00:00:15,682 (鳴き声) 5 00:00:15,682 --> 00:00:18,185 クッ! ハァ ハァ ハァ…。 6 00:00:18,185 --> 00:00:20,520 そっちにまわったぞ! きゃあ! 7 00:00:20,520 --> 00:00:24,024 くそっ! こっちだ! 8 00:00:24,024 --> 00:00:26,860 (マーシー)皇帝の話じゃ 何か動きがあれば➨ 9 00:00:26,860 --> 00:00:29,029 軍を出すってことだったけど➨ 10 00:00:29,029 --> 00:00:31,031 あれは 動いたってことでいいのか? 11 00:00:31,031 --> 00:00:33,033 なぁ 先生よ。 12 00:00:33,033 --> 00:00:35,869 (ザザック)先生は よせ。 いや だって➨ 13 00:00:35,869 --> 00:00:38,038 お前 教師になって 潜入してるはずだろ。 14 00:00:38,038 --> 00:00:40,040 なんで行かねえの? 15 00:00:40,040 --> 00:00:43,544 フフフ そりゃあ おめぇ。 16 00:00:43,544 --> 00:00:46,713 (ザザック)オレ様が教師って ガラじゃねえことくらい➨ 17 00:00:46,713 --> 00:00:52,052 見りゃわかんだろ。 今は外野でいいんだよ。 18 00:00:52,052 --> 00:00:55,055 盗賊の本分は ちょい先だ。 19 00:02:45,032 --> 00:02:47,034 (アリシア)あそこにクレンが。 20 00:02:47,034 --> 00:02:51,038 (ガルト)このまま黒い塔まで飛ぶと 俺が話を聞き出せなくなる。 21 00:02:51,038 --> 00:02:54,541 だから降りるぞ。 ちょ 待て うわぁ!? 22 00:02:54,541 --> 00:02:57,711 (ガルト)俺は クレバテスの部下じゃないしな。 23 00:02:57,711 --> 00:03:01,114 (ガルトの変身音) 24 00:03:03,984 --> 00:03:07,988 こいつの言葉は俺にはわかる。 通訳してやろう。 25 00:03:07,988 --> 00:03:10,824 (ロッド)信じるしかないか。 26 00:03:10,824 --> 00:03:13,660 それで 勇者アリシアは なんと言っている? 27 00:03:13,660 --> 00:03:15,996 キィーキィー キィーキィー。 28 00:03:15,996 --> 00:03:19,666 とりあえず 「助けてくれて ありがとう」だそうだ。 29 00:03:19,666 --> 00:03:24,004 チュ。 あ… あぁ どういたしまして。 30 00:03:24,004 --> 00:03:40,353 ♬~ 31 00:03:40,353 --> 00:03:43,690 会場は地下になります。 32 00:03:43,690 --> 00:03:46,026 招集はいつぶりですかね? 33 00:03:46,026 --> 00:03:49,362 2年… もっと頻繁にあってもいいのに。 34 00:03:49,362 --> 00:03:52,866 エルド教主流派から見れば 我らはカルト。 35 00:03:52,866 --> 00:03:56,203 おおっぴらに活動できないのが 辛いところですな。 36 00:03:56,203 --> 00:03:59,039 秘匿は万全なのでしょうな 教頭。 37 00:03:59,039 --> 00:04:03,977 それは大丈夫です。 本校舎内は強力な結界に守られ➨ 38 00:04:03,977 --> 00:04:06,646 招かれた者しか入れません。 39 00:04:06,646 --> 00:04:10,317 そして 生徒たちが しっかり眠っているかの確認も➨ 40 00:04:10,317 --> 00:04:13,487 今させているところです。 41 00:04:13,487 --> 00:04:15,489 大丈夫だ。 あぁ。 42 00:04:20,994 --> 00:04:24,498 問題ない。 ここで最後だ。 43 00:04:24,498 --> 00:04:26,500 (ティゲル)ブゥッ! なっ! 44 00:04:26,500 --> 00:04:29,002 フッ! 45 00:04:29,002 --> 00:04:31,505 バカな! お前たち…。 46 00:04:31,505 --> 00:04:34,007 がっ! 47 00:04:34,007 --> 00:04:38,011 デスマスクだよ バーカ! 48 00:04:38,011 --> 00:04:43,683 魔鉱石の粉末と粘土を混ぜ 顔の型を取って作る薬式魔術。 49 00:04:43,683 --> 00:04:48,088 (リオン)次に取るのは こいつらの型だな。 50 00:04:51,024 --> 00:04:54,194 (リオン)さすがに ヅラを作る時間はねぇが…。 51 00:04:54,194 --> 00:04:58,198 フード被ってりゃバレやしねえだろ。 52 00:04:58,198 --> 00:05:00,967 (ティゲル)黒い塔も おもしろそうだが。 53 00:05:00,967 --> 00:05:04,137 (リオン)探るなら断然こっちだぜ。 54 00:05:04,137 --> 00:05:06,973 学生達は? 全員 眠っていた。 55 00:05:06,973 --> 00:05:10,277 こちらもだ。 よし 入れ。 56 00:05:12,479 --> 00:05:15,815 (ティゲル)正面のモヤ 結界か? 57 00:05:15,815 --> 00:05:20,820 (リオン)地下があったんだな この校舎。 58 00:05:20,820 --> 00:05:24,991 お久し振りです。 外の塔 ご覧になりましたか? 59 00:05:24,991 --> 00:05:28,995 けっこう集まってるな。 よく見りゃ知った顔も多いぞ。 60 00:05:28,995 --> 00:05:33,834 エスリンとボーレート 両国の大物が 勢揃いって感じだな。 61 00:05:33,834 --> 00:05:35,836 魔術を嗜む者として➨ 62 00:05:35,836 --> 00:05:39,506 秘密結社の存在くらいは 知ってたが これほどとは正直。 63 00:05:39,506 --> 00:05:41,508 (エディソン)驚いちゃうね。 64 00:05:41,508 --> 00:05:43,510 (2人)誰だ!? し~っ し~っ! 65 00:05:43,510 --> 00:05:47,180 ごめんなさい ボクです。 ティゲルくん リオンくん。 66 00:05:47,180 --> 00:05:49,182 おま…。 どうやって入ってきた!? 67 00:05:49,182 --> 00:05:51,685 つか 俺らの変装が なんでわかった!? 68 00:05:51,685 --> 00:05:55,522 (エディソン)ゴメン ずっと見てたから。 (ティゲル/リオン)なっ…。 69 00:05:55,522 --> 00:05:58,525 それで なんなんです? この集まり。 70 00:05:58,525 --> 00:06:00,460 (ティゲル)知りもしないで 来たのかよ! 71 00:06:00,460 --> 00:06:03,964 (リオン)しかも変装なしで! 下見てろ バレるぞ。 わっ! 72 00:06:03,964 --> 00:06:07,300 俺らの勘と知識に 間違いがなけりゃあな➨ 73 00:06:07,300 --> 00:06:10,470 こいつらは協会… ユニオンだ。 ユニオン? 74 00:06:10,470 --> 00:06:13,139 頭下げてろ! 75 00:06:13,139 --> 00:06:15,141 ユニオンってのはな➨ 76 00:06:15,141 --> 00:06:19,145 まだ魔術が大道芸の域を 出ていない頃からある結社だ。 77 00:06:19,145 --> 00:06:23,149 (リオン)目的は 勇者伝承のおとぎ話に出てくる➨ 78 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 魔術の完全再現。 79 00:06:25,151 --> 00:06:29,155 近代魔術の発展のカゲには 常にこいつらがいる。 80 00:06:29,155 --> 00:06:33,660 (リオン)ユニオンにとっちゃ 国家間の争いも魔術の実験場。 81 00:06:33,660 --> 00:06:35,662 そんくらいヤベェ連中だよ。 82 00:06:35,662 --> 00:06:37,664 (ツバを飲み込む音) 83 00:06:37,664 --> 00:06:41,501 この学校にユニオンの息が かかっているのは予想してたが。 84 00:06:41,501 --> 00:06:45,505 それにしてもだ。 ここの学長がどうやら➨ 85 00:06:45,505 --> 00:06:50,610 ユニオンのトップだってのは マジで予想外だったぜ。 86 00:06:56,516 --> 00:07:03,456 (ローメイン)同志諸君! 現在 聖地ソルセインは非常事態である。 87 00:07:03,456 --> 00:07:08,295 黒い塔の出現 濃い霧による謎の結界。 88 00:07:08,295 --> 00:07:13,133 我が魔術により 諸君らはこうして 中に入ることが出来たが➨ 89 00:07:13,133 --> 00:07:16,469 徒歩での出入りは不可能だろう。 90 00:07:16,469 --> 00:07:19,639 この非常時になぜ 諸君らを呼んだのか。 91 00:07:19,639 --> 00:07:22,809 その答えは簡単である。 92 00:07:22,809 --> 00:07:26,980 今が まさに その時。 93 00:07:26,980 --> 00:07:29,316 (会員たち)おぉ。 我らが悲願である➨ 94 00:07:29,316 --> 00:07:34,321 勇者伝承の完全復活を果たす その時! 95 00:07:34,321 --> 00:07:38,491 (会員たち)オオッ! 96 00:07:38,491 --> 00:07:41,995 勇者伝承の完全復活? 97 00:07:41,995 --> 00:07:44,497 ずいぶんと デカい話になってんな。 98 00:07:44,497 --> 00:07:48,501 やっぱり こっちのがおもしれぇ。 99 00:07:59,512 --> 00:08:04,117 陛下。 今宵は どのようなご用向きでしょうか? 100 00:08:04,117 --> 00:08:07,454 娘を訪ねるのに どのようなもクソもないだろう。 101 00:08:07,454 --> 00:08:11,958 ソルセインについて 理事長でもある ミレアに聞きたい事がある。 102 00:08:11,958 --> 00:08:13,960 しかし あの…。 103 00:08:18,465 --> 00:08:23,470 (ユリエル)やはりおかしい。 エルロー・ローメイン枢機卿。 104 00:08:23,470 --> 00:08:26,306 まだエスリンの教区にいた頃➨ 105 00:08:26,306 --> 00:08:31,478 枢機卿となる前は信心深い ただの司祭だったように見える。 106 00:08:31,478 --> 00:08:35,982 魔術との関わり ユニオンとの繋がりも読み取れない。 107 00:08:35,982 --> 00:08:40,153 変わったのは ソルセインに赴任してから? 108 00:08:40,153 --> 00:08:44,157 いや ドレル将軍と 会うようになってからか? 109 00:08:44,157 --> 00:08:46,326 まるで別人…。 110 00:08:46,326 --> 00:08:51,331 そして 時を同じくして もう1人。 111 00:08:51,331 --> 00:08:58,004 今! この聖地ソルセインに すべての力が集結している! 112 00:08:58,004 --> 00:09:01,608 力とは すなわち聖典であり➨ 113 00:09:01,608 --> 00:09:05,945 我らが 『トアの書』と呼ぶ 人属史の源だ! 114 00:09:05,945 --> 00:09:10,784 人属は この書と共に生まれたと 言っても過言ではない➨ 115 00:09:10,784 --> 00:09:14,120 言わば 人属の領域! 116 00:09:14,120 --> 00:09:19,959 この書に記されているのは それを広げるための手段! 117 00:09:19,959 --> 00:09:26,466 それこそ勇者伝承であり 我らが従うべき神の言葉だ! 118 00:09:26,466 --> 00:09:29,135 スケールがデカすぎだっての。 119 00:09:29,135 --> 00:09:35,975 第2節 はじまりの町の書は こうして私の手にある! 120 00:09:35,975 --> 00:09:42,315 知っての通り 残りの4節の書も 一つを除いて全て揃えた! 121 00:09:42,315 --> 00:09:44,317 (会員たち)オォ! 122 00:09:44,317 --> 00:09:49,989 (ローメイン)そして 最も守りが堅く 入手が困難だった最後の書➨ 123 00:09:49,989 --> 00:09:56,329 第3節 炉の書が 黒い塔と共に現れたのだ! 124 00:09:56,329 --> 00:09:58,498 (会員たち)オォッ! 125 00:09:58,498 --> 00:10:05,171 諸君! 今こそ我らの力で 悲願を達成しようではないか! 126 00:10:05,171 --> 00:10:08,508 我ら ユニオンの悲願を! 127 00:10:08,508 --> 00:10:11,511 (会員たち)オォッ! 128 00:10:11,511 --> 00:10:18,117 フフフフ… 私ももう 正体を隠す必要はない。 129 00:10:21,020 --> 00:10:26,192 ⸨ナイエ:ふと浮かんだんです。 鏡の前に立つ自分⸩ 130 00:10:26,192 --> 00:10:30,363 (ベイス)鏡… どうにも 引っかかるワードだったが➨ 131 00:10:30,363 --> 00:10:36,369 ドレル… あの男も似つかわしくない 大きな鏡を部屋に置いていた。 132 00:10:36,369 --> 00:10:40,206 あれはもともと ミレアの部屋にあったはずのものだ。 133 00:10:40,206 --> 00:10:45,111 なぜ同じ鏡が ドレルの部屋にあったのか。 134 00:10:48,047 --> 00:10:52,385 (ベイス)ミレアは部屋か? 寝ているなら叩き起こせ。 135 00:10:52,385 --> 00:10:55,388 ミレア様は先ほど お顔を出されましたが➨ 136 00:10:55,388 --> 00:10:59,893 誰も部屋に入れるなと。 皇帝の命だ どけ! 137 00:11:01,828 --> 00:11:03,830 おい アレ! 138 00:11:03,830 --> 00:11:07,500 あぁ… デスマスクだ。 139 00:11:07,500 --> 00:11:11,004 (リオン)じゃあ 本物の学長は…。 140 00:11:13,506 --> 00:11:16,009 (会員たち)おぉ…。 141 00:11:16,009 --> 00:11:21,014 今こそ 秘密の部屋 開放の時! 142 00:11:25,351 --> 00:11:28,855 ⸨陛下。 (ベイス)どうだ ミレアは? 143 00:11:35,361 --> 00:11:38,197 一日中ああしておられます。 144 00:11:38,197 --> 00:11:42,535 母の死が よほど堪えたのだろう。 まだ4つだ。 145 00:11:42,535 --> 00:11:46,706 お可哀想なミレア様。 (泣き声) 146 00:11:46,706 --> 00:11:51,211 (泣き声) 147 00:11:51,211 --> 00:11:54,213 (ベイス)何もない所を じっと見つめて➨ 148 00:11:54,213 --> 00:11:57,216 無表情になることが しばしばあった。 149 00:11:57,216 --> 00:12:03,156 あれは アロウザの血筋のせいだと 言っていたが。 150 00:12:03,156 --> 00:12:08,494 娘には ミレアには こう伝えてください。 151 00:12:08,494 --> 00:12:11,998 「生まれてきてくれてありがとう。 152 00:12:11,998 --> 00:12:16,603 そして ごめんなさい」と。 153 00:12:24,510 --> 00:12:28,681 まったく 勝手に飛び降りおって。 154 00:12:28,681 --> 00:12:32,018 ああだと知っていれば 結婚などしなかった。 155 00:12:32,018 --> 00:12:34,020 陛下。 156 00:12:34,020 --> 00:12:36,022 皆まで言うな! 157 00:12:36,022 --> 00:12:39,692 母などいなくとも ミレアは しっかり育てあげてやるわ。 158 00:12:39,692 --> 00:12:45,031 この皇帝ベイス・ワーズの 娘なのだからな。 159 00:12:45,031 --> 00:12:47,367 陛下! なんだ! 160 00:12:47,367 --> 00:12:52,372 拝謁を望む者が その… 謁見の間に。 161 00:12:52,372 --> 00:12:57,210 (ベイス)約束のない者を通したのか? いいえ それが…。 162 00:12:57,210 --> 00:13:01,614 衛兵の誰一人 止めることが出来なかったので。 163 00:13:08,821 --> 00:13:15,662 ドレルか。 10年もの間 どこぞを 彷徨っていると聞いたが? 164 00:13:15,662 --> 00:13:19,999 今さら… 何用か 述べよ。 165 00:13:19,999 --> 00:13:23,002 この国に忠誠を誓いたく。 166 00:13:23,002 --> 00:13:28,508 我が力 我が魔術の知識の全てを 買っていただきたい。 167 00:13:28,508 --> 00:13:32,512 フン こちらは何を支払えばよい? 168 00:13:32,512 --> 00:13:37,016 それ次第でキサマを雇うか 殺すかを決める。 169 00:13:37,016 --> 00:13:42,188 報酬は ただ一つ。 魔道の探求の自由。 170 00:13:42,188 --> 00:13:46,526 魔道… 魔術を極める道か? 171 00:13:46,526 --> 00:13:48,861 はい。 これからの時代➨ 172 00:13:48,861 --> 00:13:52,865 魔術は軍増強に 欠かせぬものとなるでしょう。 173 00:13:52,865 --> 00:13:57,370 引き籠っていては その道を究めることは困難。 174 00:13:57,370 --> 00:13:59,972 私の知識を用いれば➨ 175 00:13:59,972 --> 00:14:04,811 半分の兵で数倍の戦果を 上げることも可能となります。 176 00:14:04,811 --> 00:14:10,149 つまり何か? 貴様は 勇者伝承のおとぎ話に出てくる➨ 177 00:14:10,149 --> 00:14:12,985 大賢者になりたいということか? 178 00:14:12,985 --> 00:14:16,322 残念ながら 私ではなれませぬ。 179 00:14:16,322 --> 00:14:19,659 しかし 大賢者となる者を見つけ➨ 180 00:14:19,659 --> 00:14:22,161 育てあげる事は出来るでしょう。 181 00:14:22,161 --> 00:14:26,165 これは確信しております。 182 00:14:26,165 --> 00:14:31,003 おもしろい ドレル! 貴様を買ってやろう。 183 00:14:31,003 --> 00:14:33,506 裏切れば もちろん殺すが➨ 184 00:14:33,506 --> 00:14:38,177 魔道とやらを この国で極めてみるがよい。 185 00:14:38,177 --> 00:14:41,080 ありがたく。 186 00:14:47,687 --> 00:14:49,689 あっ。 187 00:14:51,691 --> 00:14:53,693 あっ 姫様どちらへ? 188 00:14:53,693 --> 00:14:59,365 はっ はっ はっ はっ…。 189 00:14:59,365 --> 00:15:03,069 《なんだろう。 声が聞こえる》 190 00:15:14,480 --> 00:15:18,651 やはり 聞こえるか 声が。 191 00:15:18,651 --> 00:15:21,320 ならば鏡に向かって➨ 192 00:15:21,320 --> 00:15:25,024 「あなたはだあれ」と 問いかけてみるがよい。 193 00:15:26,993 --> 00:15:31,164 声はそう お前に語りかけている。 194 00:15:31,164 --> 00:15:33,666 声? 195 00:15:33,666 --> 00:15:39,005 (ドレル)アロウザの血が お前を導くだろう。 196 00:15:39,005 --> 00:15:43,509 アロウザの血。 197 00:15:55,188 --> 00:15:58,691 あなたは だあれ? 198 00:16:01,627 --> 00:16:06,032 (ヴォーデイン)お前は誰だ? 199 00:16:09,135 --> 00:16:14,807 あっはっはっ! あっはっはっ! 200 00:16:14,807 --> 00:16:20,646 見違えたな ミレアは。 それでこそ ボーレートの姫だ。 201 00:16:20,646 --> 00:16:26,652 どういう心境の変化かは知らんが まぁ子どもなど こんなものか。 202 00:16:26,652 --> 00:16:30,490 ドレルの加入で 軍もより強くなるだろう。 203 00:16:30,490 --> 00:16:33,492 これからは魔術の時代だ。 204 00:16:33,492 --> 00:16:36,996 ええ お父様。 205 00:16:41,667 --> 00:16:45,671 これからは 魔術の時代です⸩ 206 00:16:45,671 --> 00:16:50,843 私こそは ミレア・レノールト・アロウザ・ワーズ! 207 00:16:50,843 --> 00:16:53,679 皇帝ベイス・ワーズの娘であり➨ 208 00:16:53,679 --> 00:16:57,850 かつて はじまりの町と 呼ばれていたこのソルセインの➨ 209 00:16:57,850 --> 00:17:02,955 書の所有者である 司教アロウザの末裔! 210 00:17:02,955 --> 00:17:07,460 ユニオンの同志諸君 書を讃えよ! 211 00:17:07,460 --> 00:17:14,467 これこそが 我らを魔道へと導く 神の言葉である! 212 00:17:14,467 --> 00:17:17,470 (会員たち)ウォ~! 213 00:17:17,470 --> 00:17:20,806 ミレア様もお美しくなったものだ。 214 00:17:20,806 --> 00:17:24,977 初めて我らの前に現れた時が もはや懐かしい。 215 00:17:24,977 --> 00:17:28,648 あの時は本当に驚きました。 216 00:17:28,648 --> 00:17:31,651 なにしろ 一対一の魔術勝負で➨ 217 00:17:31,651 --> 00:17:35,321 当時の会長を 圧倒してしまったのですから。 218 00:17:35,321 --> 00:17:38,658 『トアの書』と その力を知ったのも その時でしたな。 219 00:17:38,658 --> 00:17:43,362 それ以上に驚いたのは あのお方が14の時でしょう。 220 00:17:45,331 --> 00:17:48,167 ⸨フフフフ。 221 00:17:48,167 --> 00:17:51,337 なっ!? なんです! 222 00:17:51,337 --> 00:17:54,674 あぁ。 なんですか これは!? 223 00:17:54,674 --> 00:17:59,512 いったい どうやって ここへ!? お気になさらずに 学長。 224 00:17:59,512 --> 00:18:04,450 皆 聞きなさい! ソルセインの主は私である。 225 00:18:04,450 --> 00:18:07,954 今日 私は理事長に就任した。 226 00:18:07,954 --> 00:18:11,457 表向き 学校運営の決定権はあるが➨ 227 00:18:11,457 --> 00:18:14,126 魔道の完成を目指すのであれば➨ 228 00:18:14,126 --> 00:18:17,797 学長としての力も 必要となるだろう。 229 00:18:17,797 --> 00:18:22,301 なので私は 裏の学長になる。 230 00:18:22,301 --> 00:18:25,304 えぇ? 231 00:18:25,304 --> 00:18:27,306 鏡… ひっ! 232 00:18:27,306 --> 00:18:31,143 もらうぞ 写し。 233 00:18:31,143 --> 00:18:33,479 な… なな 何を! 234 00:18:33,479 --> 00:18:36,983 あっ ぐわっ! あ~っ! 235 00:18:36,983 --> 00:18:40,486 あ~っ! 236 00:18:40,486 --> 00:18:45,825 フフフフ。 (ローメイン)ぐあ~! 237 00:18:45,825 --> 00:18:47,994 フフ フフフフ!⸩ 238 00:18:47,994 --> 00:18:52,999 あれは本当に 度肝を抜かれましたな。 239 00:18:52,999 --> 00:18:56,836 体形や声すら変えてしまう あの魔術。 240 00:18:56,836 --> 00:19:00,773 我らの術の応用だとは 仰っていたが➨ 241 00:19:00,773 --> 00:19:03,943 いやはや トアの力は恐ろしい。 242 00:19:03,943 --> 00:19:08,447 ヤベェな。 あぁ ヤベェ。 243 00:19:08,447 --> 00:19:11,283 超欲しいぜ あの力。 244 00:19:11,283 --> 00:19:13,285 同意。 245 00:19:13,285 --> 00:19:17,289 (エディソン)あの ちょっと 2人とも! 246 00:19:17,289 --> 00:19:19,291 (ラスウェル)やらせとけ エディ。 247 00:19:19,291 --> 00:19:22,294 でも… いくら何でも危ないよ。 248 00:19:22,294 --> 00:19:25,965 (ラスウェル)いざとなったら お前だけは俺がなんとかしてやる。 249 00:19:25,965 --> 00:19:30,469 そんなことよりヴォーデインだ。 あの女とどう関わっているのか➨ 250 00:19:30,469 --> 00:19:35,307 出てくるとしたら いつ どんな形で現れるのか。 251 00:19:35,307 --> 00:19:40,312 気配はビンビン感じるぜ。 やつは必ず現れる。 252 00:19:40,312 --> 00:19:44,650 もう俺の存在にも 気付いてるかもな。 253 00:19:44,650 --> 00:19:48,654 (エディソン)えぇ~っ! (ラスウェル)出てこいよ ヴォーデイン。 254 00:19:48,654 --> 00:19:53,993 お前に聞きたい事がある。 255 00:19:53,993 --> 00:19:57,329 (ガルト)学長は 鏡の魔術で➨ 256 00:19:57,329 --> 00:20:00,166 表と裏の世界を 行き来できるらしい。 257 00:20:00,166 --> 00:20:04,336 その魔術に囚われると 表の姿は魔獣となり➨ 258 00:20:04,336 --> 00:20:07,006 裏の世界から見ると 全てが朽ちたような➨ 259 00:20:07,006 --> 00:20:10,009 醜い姿に見えるそうだ。 260 00:20:10,009 --> 00:20:13,679 それは 勇者伝承の試練に似ていると。 261 00:20:13,679 --> 00:20:19,018 そこで生き残れば 紋の力… スキルと呼ばれるものを獲得すると➨ 262 00:20:19,018 --> 00:20:21,687 こいつは言っている。 チュウ。 263 00:20:21,687 --> 00:20:23,689 (ロッド)ん~。 264 00:20:23,689 --> 00:20:26,525 (ガルト)ただし そこでの記憶は失う。 265 00:20:26,525 --> 00:20:29,528 そして それには 北の魔獣王➨ 266 00:20:29,528 --> 00:20:32,531 ヴォーデインが関わっているとも。 ヴォーデインが!? 267 00:20:32,531 --> 00:20:36,368 こっちには さらに深い層があると思う。 268 00:20:36,368 --> 00:20:39,538 おそらく秘密の部屋もそこにある。 269 00:20:39,538 --> 00:20:45,377 ヒントはあるんだ。 この裏の世界 所々にひび割れがあって➨ 270 00:20:45,377 --> 00:20:48,214 そこから赤い光が漏れている。 271 00:20:48,214 --> 00:20:51,050 ひび割れ? ここからは見えんが。 272 00:20:51,050 --> 00:20:55,721 そうだろ。 つまりあれは ほころびなんじゃないかと思う。 273 00:20:55,721 --> 00:21:01,327 世界のほころび… きっとまだ ここは完璧じゃあないんだ。 274 00:21:01,327 --> 00:21:07,833 そのせいかな 今はクレンの存在も少し感じるよ。 275 00:21:07,833 --> 00:21:14,006 《だからだよな。 砕けたはずの 体も少し回復している》 276 00:21:14,006 --> 00:21:19,345 よし。 私は今から あのひび割れに飛び込む。 ん? 277 00:21:19,345 --> 00:21:25,518 ガルトは… まぁできたらでいいが この事をクレンに伝えてくれ。 278 00:21:25,518 --> 00:21:28,354 ロッドには学長の追及を。 279 00:21:28,354 --> 00:21:32,525 たぶん本を持っているから それを煮るなり焼くなりしてくれ。 280 00:21:32,525 --> 00:21:36,862 だそうだ。 いや それは構わないんだが。 281 00:21:36,862 --> 00:21:41,367 《きっと 焼いたくらいで どうにかなる本じゃないがな》 282 00:21:41,367 --> 00:21:45,871 本当に大丈夫なのかい? 上手く辿り着けたとしても➨ 283 00:21:45,871 --> 00:21:50,209 君は1人で敵地のど真ん中に 飛び込むことになるよ。 284 00:21:50,209 --> 00:21:53,546 確かに まったく そのとおりなんだが。 285 00:21:53,546 --> 00:21:56,215 チュ チュー! 286 00:21:56,215 --> 00:22:00,119 そういう死地に 飛び込めてこその勇者だろ! 287 00:22:04,823 --> 00:22:09,328 《とか言って あいつなら 私を蹴落としたに違いない。 288 00:22:09,328 --> 00:22:11,997 考えたら笑けてきた》 289 00:22:11,997 --> 00:22:15,000 待ってろ 秘密の部屋!