1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 (アリシア)なんだ この化け物…。 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,007 中に何をいれて…。 3 00:00:07,007 --> 00:00:09,009 (アリシア)まさか…。 4 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 育てているのか? 5 00:00:11,011 --> 00:00:13,013 人形を!? 6 00:00:16,683 --> 00:00:18,685 ヒッヒッヒッ。 7 00:00:18,685 --> 00:00:21,855 驚いたか。 その中に入っているのは➨ 8 00:00:21,855 --> 00:00:25,192 魂を抜かれた赤子の残りカスだ。 9 00:00:25,192 --> 00:00:27,194 残りカス? 10 00:00:27,194 --> 00:00:31,865 何を怒っているのか。 身寄りのない赤子だぞ。 11 00:00:31,865 --> 00:00:35,702 ヒッ むしろ有効活用されて 幸せだろう。 12 00:00:35,702 --> 00:00:37,871 キメラクイーンの養分となり➨ 13 00:00:37,871 --> 00:00:40,707 新たなる人形の糧となるのだから。 14 00:00:40,707 --> 00:00:44,378 赤子から人形を作っているのか? 15 00:00:44,378 --> 00:00:50,217 骨格・神経・筋繊維は 魔獣の子からも取り出している。 16 00:00:50,217 --> 00:00:55,889 床に散らばっているのは さらなる残りカスだ。 17 00:00:55,889 --> 00:00:58,892 ネルルは3回 子を失った。 18 00:00:58,892 --> 00:01:01,995 その上で たくさんの見知らぬ赤子に➨ 19 00:01:01,995 --> 00:01:05,165 乳をやり見送った。 20 00:01:05,165 --> 00:01:09,002 せめて その子らには 生きて欲しいと願ってな。 21 00:01:09,002 --> 00:01:12,839 その行き先がこれか? なぜ? 22 00:01:12,839 --> 00:01:18,011 ヒヒヒッ それはな 「魂の器」である人形を作り➨ 23 00:01:18,011 --> 00:01:22,516 そこに合成した魂を戻す 技術開発のためだよ。 24 00:01:22,516 --> 00:01:24,685 神殿に眠る真の勇者に➨ 25 00:01:24,685 --> 00:01:27,688 散らばっている魂の欠片を 集めて戻し➨ 26 00:01:27,688 --> 00:01:29,690 目覚めさせるのだ。 27 00:01:29,690 --> 00:01:33,193 全ては勇者伝承復活のため。 28 00:01:33,193 --> 00:01:37,364 赤子も魔獣の子の命も 大いなる目標の贄! 29 00:01:37,364 --> 00:01:41,201 ここで利用されることを むしろ誇りに思うが…。 30 00:01:41,201 --> 00:01:43,203 ん!? 31 00:01:43,203 --> 00:01:45,539 おまえたちの言い分は よくわかった。 32 00:01:45,539 --> 00:01:47,541 ヒィッ! 33 00:01:52,379 --> 00:01:56,383 ひっ やっやれ キメラクイーン。 34 00:01:56,383 --> 00:01:59,553 あっ。 35 00:01:59,553 --> 00:02:01,989 たっ… 助け…。 36 00:02:01,989 --> 00:02:03,991 ちっ…。 37 00:02:03,991 --> 00:02:08,328 (ミレア)この大切な場面に 役に立たぬ者ばかり。 38 00:02:08,328 --> 00:02:13,333 南方の魔獣王 クレバテスに挑んだ 13人のニセ勇者。 39 00:02:13,333 --> 00:02:15,502 その生き残り。 40 00:02:15,502 --> 00:02:19,840 なぜか今は そのクレバテスに仕えているようだが。 41 00:02:19,840 --> 00:02:22,175 アリシア・グレンフォール。 42 00:02:22,175 --> 00:02:26,179 オマエは 私が直に排除せねばなるまい。 43 00:02:29,016 --> 00:02:31,018 これは!? 44 00:04:27,000 --> 00:04:29,002 (ライト)ヴォド。 45 00:04:34,007 --> 00:04:38,345 (ラスウェル)よっ ヴォーデイン 会いに来たぜ。 46 00:04:38,345 --> 00:04:40,680 (ヴォーデイン)ラスウェルか。 47 00:04:40,680 --> 00:04:47,187 世界がひっくり返るかもって時に 俺だけ仲間はずれはないだろ。 48 00:04:47,187 --> 00:04:52,359 おまえってさ 本物の勇者を 蘇らせようとしてんだろ? 49 00:04:52,359 --> 00:04:55,028 そんでもって 勇者伝承ってーのを➨ 50 00:04:55,028 --> 00:04:58,532 完全な状態で 再開しようとしている。 51 00:04:58,532 --> 00:05:01,134 なんでだ? そこんとこ➨ 52 00:05:01,134 --> 00:05:05,305 あの時代を終わらせたおまえに 聞きたいと思ってな。 53 00:05:05,305 --> 00:05:08,475 お前はあの時代に戻したいのか? 54 00:05:08,475 --> 00:05:12,479 勇者たちとガチで戦っていた あの時代に。 55 00:05:12,479 --> 00:05:17,984 おまえは見ていないはずだろう ラスウェル。 56 00:05:17,984 --> 00:05:20,487 いや 見てんだよ ギリギリ。 57 00:05:20,487 --> 00:05:24,991 オレの先代は クレバテスより先に倒されたからな。 58 00:05:24,991 --> 00:05:28,161 その分だけ早く新生復活したんだ。 59 00:05:28,161 --> 00:05:33,166 あの時代の人属の世界が 崩壊する様をオレは見た。 60 00:05:33,166 --> 00:05:36,002 あの時は世界がもう少し広くて➨ 61 00:05:36,002 --> 00:05:40,340 人属の文明も ずっと繁栄してたように見えたな。 62 00:05:40,340 --> 00:05:44,844 人属たちは何というか みんな無感情で➨ 63 00:05:44,844 --> 00:05:47,848 滅びを受け入れているようにも 見えたぜ。 64 00:05:47,848 --> 00:05:51,685 もちろんその後 どうなったかも見てる。 65 00:05:51,685 --> 00:05:53,687 土地はまっさらになって➨ 66 00:05:53,687 --> 00:05:56,523 動いている人属もまばらになった。 67 00:05:56,523 --> 00:06:01,795 今のクレバテスが新生復活したのも 多分この頃だろう。 68 00:06:01,795 --> 00:06:04,631 そいつらは なんだろうな。 69 00:06:04,631 --> 00:06:06,967 生き生きとしているように 見えたぜ。 70 00:06:06,967 --> 00:06:08,969 世界を受け入れて➨ 71 00:06:08,969 --> 00:06:11,805 その中で生きようと必死になって。 72 00:06:11,805 --> 00:06:15,141 でよ 思ったんだ。 73 00:06:15,141 --> 00:06:18,645 なんで 昔は戦ってたんだろうってな。 74 00:06:18,645 --> 00:06:21,815 そもそも魔獣王ってなんだ? 75 00:06:21,815 --> 00:06:24,985 オレたちは それぞれの領域を持っていて➨ 76 00:06:24,985 --> 00:06:27,487 人属の領域を囲っている。 77 00:06:27,487 --> 00:06:29,823 なんで その必要がある? 78 00:06:29,823 --> 00:06:33,493 もう本物の勇者も いないっていうのに。 79 00:06:33,493 --> 00:06:37,664 なぜオレたちは 領域から解放されないんだ? 80 00:06:37,664 --> 00:06:41,001 もしその原因が 伝承にあるってんなら➨ 81 00:06:41,001 --> 00:06:43,503 書を全部壊して伝承そのものを➨ 82 00:06:43,503 --> 00:06:46,006 なくしちまえば よかったじゃないか。 83 00:06:46,006 --> 00:06:49,342 少なくとも第2節の魔力開眼と➨ 84 00:06:49,342 --> 00:06:54,514 第3節の武器を奪えば コイツらに戦う力はなくなる。 85 00:06:54,514 --> 00:06:59,019 なぜそうしなかった? なぜ今になって真逆の➨ 86 00:06:59,019 --> 00:07:03,290 伝承と勇者復活の片棒を かつごうとしている? 87 00:07:03,290 --> 00:07:05,792 答えろ ヴォーデイン。 88 00:07:08,128 --> 00:07:10,297 ガァ~。 89 00:07:10,297 --> 00:07:12,299 おっと。 90 00:07:12,299 --> 00:07:16,136 オイオイ 問答無用で攻撃とかひでえな。 91 00:07:16,136 --> 00:07:20,640 踏み込んではならぬ領域がある。 92 00:07:20,640 --> 00:07:23,476 それは この場所のことか。 93 00:07:23,476 --> 00:07:26,813 それとも お前の心の話か? 94 00:07:26,813 --> 00:07:29,316 グォ…。 95 00:07:31,318 --> 00:07:33,320 熱くなるなよ。 96 00:07:33,320 --> 00:07:37,157 面白いだろコレ エディソン・リュークラフト。 97 00:07:37,157 --> 00:07:39,826 こいつの能力は炭素形成だ。 98 00:07:39,826 --> 00:07:42,329 魔術というよりはスキルだな。 99 00:07:42,329 --> 00:07:47,167 オレが開花させ その力を400%引き上げている。 100 00:07:47,167 --> 00:07:49,836 炭から想像した物を作れるぞ。 101 00:07:49,836 --> 00:07:53,006 ダイヤモンド並に 固くすることもできるし➨ 102 00:07:53,006 --> 00:07:55,675 軽さを生かして こういうこともできる。 103 00:07:55,675 --> 00:08:00,447 今は俺が操作してるが ただのヒョロガリじゃないってことだ。 104 00:08:00,447 --> 00:08:04,617 なあヴォーデイン。 オレは 戦いに来たんじゃないんだよ。 105 00:08:04,617 --> 00:08:07,821 お前と話がしたいんだ。 106 00:08:18,298 --> 00:08:22,969 おい… お前 その姿…。 107 00:08:22,969 --> 00:08:25,972 (ヴォド)見た方が早い。 108 00:08:28,975 --> 00:08:30,977 付いてこい。 109 00:08:33,313 --> 00:08:35,982 マジかよ。 110 00:08:35,982 --> 00:08:40,320 あと一歩で門のキズが塞がる… あと一歩だが。 111 00:08:40,320 --> 00:08:42,322 くっ 魔力が足りない…。 112 00:08:42,322 --> 00:08:44,324 (ヴォド)どけ。 113 00:08:44,324 --> 00:08:46,326 誰!? 114 00:08:50,163 --> 00:08:52,866 (協会員たち)うわあ~! 115 00:08:57,170 --> 00:09:00,874 いちおう協力者だろ そいつら。 116 00:09:04,778 --> 00:09:06,980 開け。 117 00:09:29,469 --> 00:09:32,806 神殿の門が開いた? 118 00:09:32,806 --> 00:09:36,976 まさかヴォーデイン様? 急がねば。 119 00:09:36,976 --> 00:09:43,983 ニセ勇者。 オマエは勇者伝承とは まるで関わりのない ただの異物。 120 00:09:43,983 --> 00:09:50,657 これからくる新時代 どうあがいても出る幕などない。 121 00:09:50,657 --> 00:09:53,159 そこは 「鏡の牢獄」。 122 00:09:53,159 --> 00:09:56,830 内に映しているのは オマエがこれまでに直面した➨ 123 00:09:56,830 --> 00:09:58,832 最も困難な場所。 124 00:09:58,832 --> 00:10:01,167 オマエはここにいながら➨ 125 00:10:01,167 --> 00:10:04,337 同時に その場所にも存在しているのだ。 126 00:10:04,337 --> 00:10:06,840 心当たりがある筈だぞ。 127 00:10:09,342 --> 00:10:13,012 《おい まさか!? 128 00:10:13,012 --> 00:10:16,349 エルベの縦坑の古来種!?》 129 00:10:16,349 --> 00:10:19,686 剣くらい持ってくればと 後悔しながら➨ 130 00:10:19,686 --> 00:10:21,688 飲み込まれて死ね。 131 00:10:21,688 --> 00:10:25,859 《ダメだ 吸い込まれる》 132 00:10:25,859 --> 00:10:32,532 (ミレア)フフフフ アハハハハ アーッハハハハ。 133 00:10:32,532 --> 00:10:38,037 さて… 私も新時代にふさわしい 装いにならねばな。 134 00:10:38,037 --> 00:10:45,044 領域を持つ者の アロウザの裏の顔に相応しい装いに。 135 00:10:49,382 --> 00:10:55,388 今より先は 本物だけが生き残る時代だ。 136 00:10:55,388 --> 00:10:58,057 ヤツが死ねば この術は解ける。 137 00:10:58,057 --> 00:11:01,661 それまで見張っていろ キメラクイーン。 138 00:11:01,661 --> 00:11:04,364 私は神殿に行く。 139 00:11:07,333 --> 00:11:09,335 なんだ? 140 00:11:09,335 --> 00:11:13,006 (アリシア)「苦悶の波動」 一点突破。 141 00:11:13,006 --> 00:11:16,176 昇龍。 142 00:11:16,176 --> 00:11:18,178 何!? 143 00:11:18,178 --> 00:11:20,179 ぐあ~! 144 00:11:20,179 --> 00:11:23,583 剣!? あんな剣 どこから。 145 00:11:41,701 --> 00:11:46,372 コイツ 術の拘束力を 突き破って出てきたのか。 146 00:11:46,372 --> 00:11:49,542 だが なぜだ! どこでそんなものを。 147 00:11:49,542 --> 00:11:53,212 落ちてた。 腹の中に。 148 00:11:53,212 --> 00:11:56,049 しこたま 飲み込んでいたんだろうな。 149 00:11:56,049 --> 00:11:58,718 ほとんどの剣は朽ちていたが➨ 150 00:11:58,718 --> 00:12:00,653 こいつはおそらく至宝。 151 00:12:00,653 --> 00:12:02,655 だから溶け残った。 152 00:12:02,655 --> 00:12:06,993 柄の方はさすがに微妙だが 一戦もてばそれでじゅうぶん。 153 00:12:06,993 --> 00:12:10,663 トドメを刺す場所を間違えたな 学長。 154 00:12:10,663 --> 00:12:13,100 いいや。 裏の姫と呼ぼうか。 155 00:12:13,100 --> 00:12:16,502 気やすく呼び名を決めるな。 156 00:12:16,502 --> 00:12:21,174 オマエなど至宝があったとて 凡人であることに変わりはない。 157 00:12:21,174 --> 00:12:24,844 どういう理屈か知らないが 私は勇者だ。 158 00:12:24,844 --> 00:12:28,181 誰がなんと言おうと。 それにな…。 159 00:12:28,181 --> 00:12:31,184 すぐに来るぞ アイツが。 160 00:12:31,184 --> 00:12:34,520 私には分かるんだ。 161 00:12:34,520 --> 00:12:37,023 アイツはすぐそこまで来ている。 162 00:12:39,025 --> 00:12:42,362 (ファビオ)急げ! 王太后トアラ陛下を お呼びするんだ。 163 00:12:42,362 --> 00:12:45,865 ハッ。 これは一大事だぞ。 164 00:12:45,865 --> 00:12:50,036 王家の炉があった地面から 何かがせり上がってきている。 165 00:12:50,036 --> 00:12:52,038 もしかしてこれが…。 166 00:12:52,038 --> 00:12:55,708 「炉」本来の姿!? 167 00:12:55,708 --> 00:12:57,710 (ネルル)ははは…。 168 00:12:57,710 --> 00:13:01,147 トアラ様。 (トアラ)ええ 分かっています。 169 00:13:01,147 --> 00:13:05,318 音は 「炉」の方から聞こえました。 何かあったのです。 170 00:13:05,318 --> 00:13:08,488 伝令が来る前に支度を。 (ネルル)はい。 171 00:13:08,488 --> 00:13:10,790 (ルナ)ははうえ? 172 00:13:13,326 --> 00:13:16,162 ルナ あなたはここでネルルと…。 173 00:13:16,162 --> 00:13:18,564 ルナ!? ルナ様? 174 00:13:29,342 --> 00:13:31,344 わあ! 175 00:13:36,516 --> 00:13:38,851 くれん~っ。 176 00:13:38,851 --> 00:13:41,688 くれん おかえりーっ。 177 00:13:41,688 --> 00:13:45,692 (クレン)やはり人属の成長など あっという間か。 178 00:13:45,692 --> 00:13:51,030 少し見ぬうちに強くなったな ルナ。 179 00:13:51,030 --> 00:13:55,034 クレン殿! なぜ貴殿が? それに幼王! 180 00:13:55,034 --> 00:13:57,370 (トアラ)ルナ! やっぱりいた! ん! 181 00:13:57,370 --> 00:13:59,539 勝手に出歩くなとあれほど。 へへっ。 182 00:13:59,539 --> 00:14:03,976 クレン殿!? 主様! 戻られていたのですか!? 183 00:14:03,976 --> 00:14:06,145 火急の用があってな。 184 00:14:06,145 --> 00:14:08,481 かきゅうってなあに? 185 00:14:08,481 --> 00:14:11,984 とても急いでいることだ。 おぼえた。 186 00:14:11,984 --> 00:14:15,321 よし いい子だ 賢い。 キャッ キャッ。 187 00:14:15,321 --> 00:14:18,658 空を飛んできたことにも 少々驚いたがな。 188 00:14:18,658 --> 00:14:23,162 領域の力も感じる。 やはり王は特別なのか。 189 00:14:23,162 --> 00:14:25,832 いいえ 王だからという訳ではなく➨ 190 00:14:25,832 --> 00:14:28,668 その子だけの 特別な力だと思います。 191 00:14:28,668 --> 00:14:32,505 歴代の王に 物や自分を 自在に浮かせるという力を➨ 192 00:14:32,505 --> 00:14:34,674 持つものはいませんでした。 193 00:14:34,674 --> 00:14:39,178 ハイデンの歴史書や 初期のお伽噺にも 記述はありません。 194 00:14:39,178 --> 00:14:41,180 それに知性です。 195 00:14:41,180 --> 00:14:46,018 ルナは10ヶ月に満たない赤子ですが その知性は今や10歳ほど…。 196 00:14:46,018 --> 00:14:48,521 通常ではありえないことです。 197 00:14:48,521 --> 00:14:53,025 なるほど だが我には分かる気がする。 198 00:14:53,025 --> 00:14:57,530 つまり歯車が噛み合った ということなのだろう。 199 00:15:01,300 --> 00:15:03,302 ネルル。 は… はいっ。 200 00:15:03,302 --> 00:15:07,473 今日までよく守った。 引き続きルナを頼むぞ。 201 00:15:07,473 --> 00:15:11,310 わ… 私など ただ おそばにいるだけなのですが。 202 00:15:11,310 --> 00:15:13,312 それで良いのだ ネルル。 203 00:15:13,312 --> 00:15:15,815 それも必要な歯車のひとつ。 204 00:15:15,815 --> 00:15:18,317 さて 火急の用だが。 205 00:15:18,317 --> 00:15:20,820 はっ そうでした。 「炉」が…。 206 00:15:20,820 --> 00:15:24,490 「王家の炉」が 突如として復活したのです。 207 00:15:24,490 --> 00:15:26,492 (トアラ)黄金! 208 00:15:26,492 --> 00:15:29,328 (ファビオ)昨晩までは 何もなかったのですが➨ 209 00:15:29,328 --> 00:15:32,165 地鳴りと共に立ち上がり このような姿に…。 210 00:15:32,165 --> 00:15:36,335 やはりな。 第三節 「炉」の書が奪われた後に➨ 211 00:15:36,335 --> 00:15:40,006 同じ領域の力が この地に戻るのを感じた。 212 00:15:40,006 --> 00:15:42,175 ここだけではなく➨ 213 00:15:42,175 --> 00:15:45,344 各地の勇者伝承の聖地が 蘇っているのだ。 214 00:15:45,344 --> 00:15:48,181 ここだけではない!? 計5ヶ所。 215 00:15:48,181 --> 00:15:51,350 同じように 何かが出現しているはずだ。 216 00:15:51,350 --> 00:15:54,520 (ユリエル)何事だ。 217 00:15:54,520 --> 00:15:57,523 南西の丘が隆起している!? 218 00:15:57,523 --> 00:16:00,827 まさか伝承にある復活の神殿!? 219 00:16:02,795 --> 00:16:06,299 (タリアテッレ)見てください剣聖! スラーダの海峡…。 220 00:16:06,299 --> 00:16:10,803 (オーエン)海が ざわついている。 221 00:16:10,803 --> 00:16:13,472 (ラング)ゴホゴホ。 222 00:16:13,472 --> 00:16:20,313 ハァハァ ハァハァ そうか ついに…。 223 00:16:20,313 --> 00:16:22,315 (マーシー)おい ザザック見ろ。 224 00:16:22,315 --> 00:16:25,651 ソルセインの北の海。 ありゃなんだ。 225 00:16:25,651 --> 00:16:29,055 (ザザック)いよいよってことさ。 226 00:16:31,157 --> 00:16:33,826 このような現象が各地で。 227 00:16:33,826 --> 00:16:37,830 そう 伝承の5節 それぞれの地でな。 228 00:16:37,830 --> 00:16:40,500 汝らの良く知る勇者伝承が➨ 229 00:16:40,500 --> 00:16:43,336 本来の姿で 動き出そうとしているのだ。 230 00:16:43,336 --> 00:16:47,173 本来の姿で!? (クレン)千年以上前の➨ 231 00:16:47,173 --> 00:16:50,843 まだ本物の勇者がいた時代と 同じようにな。 232 00:16:50,843 --> 00:16:53,012 下僕の得た情報によると➨ 233 00:16:53,012 --> 00:16:56,349 真の勇者とやらも 目覚めようとしているらしい。 234 00:16:56,349 --> 00:17:01,287 それこそが ドレルとその背後にいる存在の目的。 235 00:17:01,287 --> 00:17:04,290 ドレルは世界を壊すと言っていたが➨ 236 00:17:04,290 --> 00:17:08,961 つまり それほどの変化が この世界を襲うということだ。 237 00:17:08,961 --> 00:17:12,465 このまま好き勝手させたらな。 238 00:17:12,465 --> 00:17:15,568 もちろん そんなことはさせん。 239 00:17:17,637 --> 00:17:20,306 うわっ! がっ! 240 00:17:20,306 --> 00:17:22,308 く… クレン殿!? 241 00:17:22,308 --> 00:17:25,478 すまんな ほんの少し気がゆるんだ。 242 00:17:25,478 --> 00:17:28,481 ここに戻った目的の一つは➨ 243 00:17:28,481 --> 00:17:32,485 残してきた力を 全て戻すことにあったのだ。 244 00:17:32,485 --> 00:17:34,654 神官殿! 何事です? 245 00:17:34,654 --> 00:17:39,158 クレバテスの… クレバテスを閉じ込めていた 血球が消滅を…。 246 00:17:39,158 --> 00:17:41,160 何!? 247 00:17:41,160 --> 00:17:45,498 本来この力は 我が領域から 持ち出せぬのだがな➨ 248 00:17:45,498 --> 00:17:47,667 例外を見つけた。 249 00:17:47,667 --> 00:17:50,670 それは 伝承の聖地全てを繋ぐ地で➨ 250 00:17:50,670 --> 00:17:54,173 汝らが 「秘密の部屋」と 呼んでいた場所だ。 251 00:17:54,173 --> 00:17:58,844 クレン殿… あなたは本当に何者なのです? 252 00:17:58,844 --> 00:18:00,780 我か? 253 00:18:00,780 --> 00:18:04,784 我はルナの成長を見届ける者。 254 00:18:04,784 --> 00:18:07,954 分かったクレン。 ルナ!? 255 00:18:07,954 --> 00:18:12,625 王のボクは そこへ行く門を 開けばいいんだね。 256 00:18:12,625 --> 00:18:15,628 理解が早い いいぞ。 257 00:18:15,628 --> 00:18:18,631 できるか? やってみる。 258 00:18:18,631 --> 00:18:20,633 ルナ。 ルナ様!? 259 00:18:20,633 --> 00:18:24,303 母上 離れてください。 ここは危ない。 260 00:18:24,303 --> 00:18:26,305 危ない!? 261 00:18:26,305 --> 00:18:30,643 門を開いて 空間を繋げる時の光? で➨ 262 00:18:30,643 --> 00:18:33,813 普通の人が どうなるのか分かりませんので。 263 00:18:33,813 --> 00:18:35,982 ネルル 母上をお願い。 264 00:18:35,982 --> 00:18:38,150 はい。 いきましょう陛下。 265 00:18:38,150 --> 00:18:42,655 うう… 成長を喜んでいいのか 憂うべきなのか…。 266 00:18:42,655 --> 00:18:45,992 あの子はまだ赤子なのですよ。 267 00:18:45,992 --> 00:18:48,661 確かに驚きではある。 268 00:18:48,661 --> 00:18:51,497 やはりそれで開けるのだな。 269 00:18:51,497 --> 00:18:54,166 どう開けるのだ? 270 00:18:54,166 --> 00:18:56,168 おしっこをかける。 271 00:18:56,168 --> 00:19:00,773 ほう。 うそうそ冗談 クスクスクス。 272 00:19:00,773 --> 00:19:03,609 ねえ クレン。 うん? 273 00:19:03,609 --> 00:19:09,782 今度またモフモフに包まれて寝たいな。 274 00:19:09,782 --> 00:19:12,118 フン よかろう。 275 00:19:12,118 --> 00:19:15,955 やった。 ただし誰も見ておらぬ所でな。 276 00:19:15,955 --> 00:19:17,957 じゃあ開けるね。 277 00:19:27,299 --> 00:19:34,306 この光の回廊を抜けたら行けるよ。 278 00:19:34,306 --> 00:19:37,309 行ってくる。 扉はすぐに閉めろ。 279 00:19:37,309 --> 00:19:40,513 うん。 行ってらっしゃいクレン。 280 00:19:43,983 --> 00:19:48,154 また開いた。 第3節 「炉」の門か!? 281 00:19:48,154 --> 00:19:51,824 だから言ったろう アイツはそこまで来ていると! 282 00:19:51,824 --> 00:19:56,328 終わりだ裏の姫 アイツは本当に容赦ないぞ。 283 00:19:56,328 --> 00:20:00,666 私もおまえも 肩に付いた 埃くらいにしか思っていない。 284 00:20:00,666 --> 00:20:04,837 それが魔獣王 それがクレバテスだ。 285 00:20:04,837 --> 00:20:08,340 至宝を持った13人の勇者が 束になって戦っても➨ 286 00:20:08,340 --> 00:20:11,677 まったく歯が立たなかったんだぞ。 アッハッハ。 287 00:20:11,677 --> 00:20:13,679 粋がるな 敗者が。 288 00:20:13,679 --> 00:20:17,349 魔獣王がどれくらいの 存在なのかは当然知ってる。 289 00:20:17,349 --> 00:20:21,353 アロウザの血に目覚めた時から ヴォーデイン様のそばにいたのだ。 290 00:20:21,353 --> 00:20:25,024 知らぬはずがない! 291 00:20:25,024 --> 00:20:28,194 今度はなんだ? また古来種か? 292 00:20:28,194 --> 00:20:32,865 何を出す気か知らんが そんな鏡 全部叩き割るだけ。 293 00:20:32,865 --> 00:20:35,367 割れるかな? オマエに。 294 00:20:37,703 --> 00:20:40,372 この鏡が映すのは➨ 295 00:20:40,372 --> 00:20:46,045 心から尊敬する存在の全盛の姿だ。 296 00:20:46,045 --> 00:20:49,548 父さん!? (マルゴ)ぬうん! 297 00:20:49,548 --> 00:20:51,550 かっ。 298 00:20:51,550 --> 00:20:58,891 アハハハハ コイツを倒すまで オマエはこの空間を出られないぞ。 299 00:20:58,891 --> 00:21:02,995 絶対に戦いたくないと 考える存在と戦う。 300 00:21:02,995 --> 00:21:06,332 これが鏡の迷宮第2の試練! 301 00:21:06,332 --> 00:21:11,504 クレバテスが来ようと関係ない。 そちらはヴォーデイン様が対処される。 302 00:21:11,504 --> 00:21:15,508 オマエは愛する者の手にかかり ここで散るがいい。 303 00:21:15,508 --> 00:21:18,110 アリシア・グレンフォール。 304 00:21:22,014 --> 00:21:25,017 黒… 竜…。 305 00:21:25,017 --> 00:21:27,019 ハァ~! 306 00:21:32,525 --> 00:21:36,128 たぶん来たぞ クレバテスだ。 307 00:21:38,531 --> 00:21:40,533 分かっている。 308 00:21:42,701 --> 00:21:44,703 なんだそれ? 309 00:21:44,703 --> 00:21:50,042 集めた勇者の欠片だ。 これを肉体に戻す。 310 00:21:50,042 --> 00:21:54,380 この術は人属どもに開発させた。 311 00:21:54,380 --> 00:21:57,383 戻すとどうなる? 蘇る。 312 00:21:57,383 --> 00:22:00,319 蘇ってもらう。 313 00:22:00,319 --> 00:22:03,122 半端は許さぬ。 314 00:22:12,498 --> 00:22:15,501 ヴォーデイン。 315 00:22:15,501 --> 00:22:18,003 クレバテス。