1 00:00:35,569 --> 00:00:41,074 (メグ)ハァ ハァ ハァ…。 2 00:00:41,074 --> 00:00:44,411 (鳴き声) 3 00:00:44,411 --> 00:00:46,413 ゼフェルド! 4 00:00:46,413 --> 00:00:49,249 (鳴き声) 5 00:00:49,249 --> 00:00:51,752 クッ! ハァ ハァ ハァ…。 6 00:00:51,752 --> 00:00:54,087 そっちにまわったぞ! きゃあ! 7 00:00:54,087 --> 00:00:57,591 くそっ! こっちだ! 8 00:00:57,591 --> 00:01:00,427 (マーシー)皇帝の話じゃ 何か動きがあれば➡ 9 00:01:00,427 --> 00:01:02,596 軍を出すってことだったけど➡ 10 00:01:02,596 --> 00:01:04,598 あれは 動いたってことでいいのか? 11 00:01:04,598 --> 00:01:06,600 なぁ 先生よ。 12 00:01:06,600 --> 00:01:09,436 (ザザック)先生は よせ。 いや だって➡ 13 00:01:09,436 --> 00:01:11,605 お前 教師になって 潜入してるはずだろ。 14 00:01:11,605 --> 00:01:13,607 なんで行かねえの? 15 00:01:13,607 --> 00:01:17,110 フフフ そりゃあ おめぇ。 16 00:01:17,110 --> 00:01:20,280 (ザザック)オレ様が教師って ガラじゃねえことくらい➡ 17 00:01:20,280 --> 00:01:25,619 見りゃわかんだろ。 今は外野でいいんだよ。 18 00:01:25,619 --> 00:01:28,622 盗賊の本分は ちょい先だ。 19 00:03:18,598 --> 00:03:20,600 (アリシア)あそこにクレンが。 20 00:03:20,600 --> 00:03:24,604 (ガルト)このまま黒い塔まで飛ぶと 俺が話を聞き出せなくなる。 21 00:03:24,604 --> 00:03:28,108 だから降りるぞ。 ちょ 待て うわぁ!? 22 00:03:28,108 --> 00:03:31,278 (ガルト)俺は クレバテスの部下じゃないしな。 23 00:03:31,278 --> 00:03:34,681 (ガルトの変身音) 24 00:03:37,551 --> 00:03:41,555 こいつの言葉は俺にはわかる。 通訳してやろう。 25 00:03:41,555 --> 00:03:44,391 (ロッド)信じるしかないか。 26 00:03:44,391 --> 00:03:47,227 それで 勇者アリシアは なんと言っている? 27 00:03:47,227 --> 00:03:49,563 キィーキィー キィーキィー。 28 00:03:49,563 --> 00:03:53,233 とりあえず 「助けてくれて ありがとう」だそうだ。 29 00:03:53,233 --> 00:03:57,571 チュ。 あ… あぁ どういたしまして。 30 00:03:57,571 --> 00:04:13,920 ♬~ 31 00:04:13,920 --> 00:04:17,257 会場は地下になります。 32 00:04:17,257 --> 00:04:19,593 招集はいつぶりですかね? 33 00:04:19,593 --> 00:04:22,929 2年… もっと頻繁にあってもいいのに。 34 00:04:22,929 --> 00:04:26,433 エルド教主流派から見れば 我らはカルト。 35 00:04:26,433 --> 00:04:29,769 おおっぴらに活動できないのが 辛いところですな。 36 00:04:29,769 --> 00:04:32,606 秘匿は万全なのでしょうな 教頭。 37 00:04:32,606 --> 00:04:37,544 それは大丈夫です。 本校舎内は強力な結界に守られ➡ 38 00:04:37,544 --> 00:04:40,213 招かれた者しか入れません。 39 00:04:40,213 --> 00:04:43,884 そして 生徒たちが しっかり眠っているかの確認も➡ 40 00:04:43,884 --> 00:04:47,053 今させているところです。 41 00:04:47,053 --> 00:04:49,055 大丈夫だ。 あぁ。 42 00:04:54,561 --> 00:04:58,064 問題ない。 ここで最後だ。 43 00:04:58,064 --> 00:05:00,066 (ティゲル)ブゥッ! なっ! 44 00:05:00,066 --> 00:05:02,569 フッ! 45 00:05:02,569 --> 00:05:05,071 バカな! お前たち…。 46 00:05:05,071 --> 00:05:07,574 がっ! 47 00:05:07,574 --> 00:05:11,578 デスマスクだよ バーカ! 48 00:05:11,578 --> 00:05:17,250 魔鉱石の粉末と粘土を混ぜ 顔の型を取って作る薬式魔術。 49 00:05:17,250 --> 00:05:21,655 (リオン)次に取るのは こいつらの型だな。 50 00:05:24,591 --> 00:05:27,761 (リオン)さすがに ヅラを作る時間はねぇが…。 51 00:05:27,761 --> 00:05:31,765 フード被ってりゃバレやしねえだろ。 52 00:05:31,765 --> 00:05:34,534 (ティゲル)黒い塔も おもしろそうだが。 53 00:05:34,534 --> 00:05:37,704 (リオン)探るなら断然こっちだぜ。 54 00:05:37,704 --> 00:05:40,540 学生達は? 全員 眠っていた。 55 00:05:40,540 --> 00:05:43,844 こちらもだ。 よし 入れ。 56 00:05:46,046 --> 00:05:49,382 (ティゲル)正面のモヤ 結界か? 57 00:05:49,382 --> 00:05:54,387 (リオン)地下があったんだな この校舎。 58 00:05:54,387 --> 00:05:58,558 お久し振りです。 外の塔 ご覧になりましたか? 59 00:05:58,558 --> 00:06:02,562 けっこう集まってるな。 よく見りゃ知った顔も多いぞ。 60 00:06:02,562 --> 00:06:07,400 エスリンとボーレート 両国の大物が 勢揃いって感じだな。 61 00:06:07,400 --> 00:06:09,402 魔術を嗜む者として➡ 62 00:06:09,402 --> 00:06:13,073 秘密結社の存在くらいは 知ってたが これほどとは正直。 63 00:06:13,073 --> 00:06:15,075 (エディソン)驚いちゃうね。 64 00:06:15,075 --> 00:06:17,077 (2人)誰だ!? し~っ し~っ! 65 00:06:17,077 --> 00:06:20,747 ごめんなさい ボクです。 ティゲルくん リオンくん。 66 00:06:20,747 --> 00:06:22,749 おま…。 どうやって入ってきた!? 67 00:06:22,749 --> 00:06:25,252 つか 俺らの変装が なんでわかった!? 68 00:06:25,252 --> 00:06:29,089 (エディソン)ゴメン ずっと見てたから。 (ティゲル/リオン)なっ…。 69 00:06:29,089 --> 00:06:32,092 それで なんなんです? この集まり。 70 00:06:32,092 --> 00:06:34,027 (ティゲル)知りもしないで 来たのかよ! 71 00:06:34,027 --> 00:06:37,530 (リオン)しかも変装なしで! 下見てろ バレるぞ。 わっ! 72 00:06:37,530 --> 00:06:40,867 俺らの勘と知識に 間違いがなけりゃあな➡ 73 00:06:40,867 --> 00:06:44,037 こいつらは協会… ユニオンだ。 ユニオン? 74 00:06:44,037 --> 00:06:46,706 頭下げてろ! 75 00:06:46,706 --> 00:06:48,708 ユニオンってのはな➡ 76 00:06:48,708 --> 00:06:52,712 まだ魔術が大道芸の域を 出ていない頃からある結社だ。 77 00:06:52,712 --> 00:06:56,716 (リオン)目的は 勇者伝承のおとぎ話に出てくる➡ 78 00:06:56,716 --> 00:06:58,718 魔術の完全再現。 79 00:06:58,718 --> 00:07:02,722 近代魔術の発展のカゲには 常にこいつらがいる。 80 00:07:02,722 --> 00:07:07,227 (リオン)ユニオンにとっちゃ 国家間の争いも魔術の実験場。 81 00:07:07,227 --> 00:07:09,229 そんくらいヤベェ連中だよ。 82 00:07:09,229 --> 00:07:11,231 (ツバを飲み込む音) 83 00:07:11,231 --> 00:07:15,068 この学校にユニオンの息が かかっているのは予想してたが。 84 00:07:15,068 --> 00:07:19,072 それにしてもだ。 ここの学長がどうやら➡ 85 00:07:19,072 --> 00:07:24,177 ユニオンのトップだってのは マジで予想外だったぜ。 86 00:07:30,083 --> 00:07:37,023 (ローメイン)同志諸君! 現在 聖地ソルセインは非常事態である。 87 00:07:37,023 --> 00:07:41,861 黒い塔の出現 濃い霧による謎の結界。 88 00:07:41,861 --> 00:07:46,700 我が魔術により 諸君らはこうして 中に入ることが出来たが➡ 89 00:07:46,700 --> 00:07:50,036 徒歩での出入りは不可能だろう。 90 00:07:50,036 --> 00:07:53,206 この非常時になぜ 諸君らを呼んだのか。 91 00:07:53,206 --> 00:07:56,376 その答えは簡単である。 92 00:07:56,376 --> 00:08:00,547 今が まさに その時。 93 00:08:00,547 --> 00:08:02,882 (会員たち)おぉ。 我らが悲願である➡ 94 00:08:02,882 --> 00:08:07,887 勇者伝承の完全復活を果たす その時! 95 00:08:07,887 --> 00:08:12,058 (会員たち)オオッ! 96 00:08:12,058 --> 00:08:15,562 勇者伝承の完全復活? 97 00:08:15,562 --> 00:08:18,064 ずいぶんと デカい話になってんな。 98 00:08:18,064 --> 00:08:22,068 やっぱり こっちのがおもしれぇ。 99 00:08:33,079 --> 00:08:37,684 陛下。 今宵は どのようなご用向きでしょうか? 100 00:08:37,684 --> 00:08:41,020 娘を訪ねるのに どのようなもクソもないだろう。 101 00:08:41,020 --> 00:08:45,525 ソルセインについて 理事長でもある ミレアに聞きたい事がある。 102 00:08:45,525 --> 00:08:47,527 しかし あの…。 103 00:08:52,032 --> 00:08:57,037 (ユリエル)やはりおかしい。 エルロー・ローメイン枢機卿。 104 00:08:57,037 --> 00:08:59,873 まだエスリンの教区にいた頃➡ 105 00:08:59,873 --> 00:09:05,044 枢機卿となる前は信心深い ただの司祭だったように見える。 106 00:09:05,044 --> 00:09:09,549 魔術との関わり ユニオンとの繋がりも読み取れない。 107 00:09:09,549 --> 00:09:13,720 変わったのは ソルセインに赴任してから? 108 00:09:13,720 --> 00:09:17,724 いや ドレル将軍と 会うようになってからか? 109 00:09:17,724 --> 00:09:19,893 まるで別人…。 110 00:09:19,893 --> 00:09:24,898 そして 時を同じくして もう1人。 111 00:09:24,898 --> 00:09:31,571 今! この聖地ソルセインに すべての力が集結している! 112 00:09:31,571 --> 00:09:35,175 力とは すなわち聖典であり➡ 113 00:09:35,175 --> 00:09:39,512 我らが 『トアの書』と呼ぶ 人属史の源だ! 114 00:09:39,512 --> 00:09:44,350 人属は この書と共に生まれたと 言っても過言ではない➡ 115 00:09:44,350 --> 00:09:47,687 言わば 人属の領域! 116 00:09:47,687 --> 00:09:53,526 この書に記されているのは それを広げるための手段! 117 00:09:53,526 --> 00:10:00,033 それこそ勇者伝承であり 我らが従うべき神の言葉だ! 118 00:10:00,033 --> 00:10:02,702 スケールがデカすぎだっての。 119 00:10:02,702 --> 00:10:09,542 第2節 はじまりの町の書は こうして私の手にある! 120 00:10:09,542 --> 00:10:15,882 知っての通り 残りの4節の書も 一つを除いて全て揃えた! 121 00:10:15,882 --> 00:10:17,884 (会員たち)オォ! 122 00:10:17,884 --> 00:10:23,556 (ローメイン)そして 最も守りが堅く 入手が困難だった最後の書➡ 123 00:10:23,556 --> 00:10:29,896 第3節 炉の書が 黒い塔と共に現れたのだ! 124 00:10:29,896 --> 00:10:32,065 (会員たち)オォッ! 125 00:10:32,065 --> 00:10:38,738 諸君! 今こそ我らの力で 悲願を達成しようではないか! 126 00:10:38,738 --> 00:10:42,075 我ら ユニオンの悲願を! 127 00:10:42,075 --> 00:10:45,078 (会員たち)オォッ! 128 00:10:45,078 --> 00:10:51,684 フフフフ… 私ももう 正体を隠す必要はない。 129 00:10:54,587 --> 00:10:59,759 ((ナイエ:ふと浮かんだんです。 鏡の前に立つ自分)) 130 00:10:59,759 --> 00:11:03,930 (ベイス)鏡… どうにも 引っかかるワードだったが➡ 131 00:11:03,930 --> 00:11:09,936 ドレル… あの男も似つかわしくない 大きな鏡を部屋に置いていた。 132 00:11:09,936 --> 00:11:13,773 あれはもともと ミレアの部屋にあったはずのものだ。 133 00:11:13,773 --> 00:11:18,678 なぜ同じ鏡が ドレルの部屋にあったのか。 134 00:11:21,614 --> 00:11:25,952 (ベイス)ミレアは部屋か? 寝ているなら叩き起こせ。 135 00:11:25,952 --> 00:11:28,955 ミレア様は先ほど お顔を出されましたが➡ 136 00:11:28,955 --> 00:11:33,459 誰も部屋に入れるなと。 皇帝の命だ どけ! 137 00:11:35,395 --> 00:11:37,397 おい アレ! 138 00:11:37,397 --> 00:11:41,067 あぁ… デスマスクだ。 139 00:11:41,067 --> 00:11:44,571 (リオン)じゃあ 本物の学長は…。 140 00:11:47,073 --> 00:11:49,576 (会員たち)おぉ…。 141 00:11:49,576 --> 00:11:54,581 今こそ 秘密の部屋 開放の時! 142 00:11:58,918 --> 00:12:02,422 ((陛下。 (ベイス)どうだ ミレアは? 143 00:12:08,928 --> 00:12:11,764 一日中ああしておられます。 144 00:12:11,764 --> 00:12:16,102 母の死が よほど堪えたのだろう。 まだ4つだ。 145 00:12:16,102 --> 00:12:20,273 お可哀想なミレア様。 (泣き声) 146 00:12:20,273 --> 00:12:24,777 (泣き声) 147 00:12:24,777 --> 00:12:27,780 (ベイス)何もない所を じっと見つめて➡ 148 00:12:27,780 --> 00:12:30,783 無表情になることが しばしばあった。 149 00:12:30,783 --> 00:12:36,723 あれは アロウザの血筋のせいだと 言っていたが。 150 00:12:36,723 --> 00:12:42,061 娘には ミレアには こう伝えてください。 151 00:12:42,061 --> 00:12:45,565 「生まれてきてくれてありがとう。 152 00:12:45,565 --> 00:12:50,169 そして ごめんなさい」と。 153 00:12:58,077 --> 00:13:02,248 まったく 勝手に飛び降りおって。 154 00:13:02,248 --> 00:13:05,585 ああだと知っていれば 結婚などしなかった。 155 00:13:05,585 --> 00:13:07,587 陛下。 156 00:13:07,587 --> 00:13:09,589 皆まで言うな! 157 00:13:09,589 --> 00:13:13,259 母などいなくとも ミレアは しっかり育てあげてやるわ。 158 00:13:13,259 --> 00:13:18,598 この皇帝ベイス・ワーズの 娘なのだからな。 159 00:13:18,598 --> 00:13:20,933 陛下! なんだ! 160 00:13:20,933 --> 00:13:25,938 拝謁を望む者が その… 謁見の間に。 161 00:13:25,938 --> 00:13:30,777 (ベイス)約束のない者を通したのか? いいえ それが…。 162 00:13:30,777 --> 00:13:35,181 衛兵の誰一人 止めることが出来なかったので。 163 00:13:42,388 --> 00:13:49,228 ドレルか。 10年もの間 どこぞを 彷徨っていると聞いたが? 164 00:13:49,228 --> 00:13:53,566 今さら… 何用か 述べよ。 165 00:13:53,566 --> 00:13:56,569 この国に忠誠を誓いたく。 166 00:13:56,569 --> 00:14:02,075 我が力 我が魔術の知識の全てを 買っていただきたい。 167 00:14:02,075 --> 00:14:06,079 フン こちらは何を支払えばよい? 168 00:14:06,079 --> 00:14:10,583 それ次第でキサマを雇うか 殺すかを決める。 169 00:14:10,583 --> 00:14:15,755 報酬は ただ一つ。 魔道の探求の自由。 170 00:14:15,755 --> 00:14:20,093 魔道… 魔術を極める道か? 171 00:14:20,093 --> 00:14:22,428 はい。 これからの時代➡ 172 00:14:22,428 --> 00:14:26,432 魔術は軍増強に 欠かせぬものとなるでしょう。 173 00:14:26,432 --> 00:14:30,937 引き籠っていては その道を究めることは困難。 174 00:14:30,937 --> 00:14:33,539 私の知識を用いれば➡ 175 00:14:33,539 --> 00:14:38,378 半分の兵で数倍の戦果を 上げることも可能となります。 176 00:14:38,378 --> 00:14:43,716 つまり何か? 貴様は 勇者伝承のおとぎ話に出てくる➡ 177 00:14:43,716 --> 00:14:46,552 大賢者になりたいということか? 178 00:14:46,552 --> 00:14:49,889 残念ながら 私ではなれませぬ。 179 00:14:49,889 --> 00:14:53,226 しかし 大賢者となる者を見つけ➡ 180 00:14:53,226 --> 00:14:55,728 育てあげる事は出来るでしょう。 181 00:14:55,728 --> 00:14:59,732 これは確信しております。 182 00:14:59,732 --> 00:15:04,570 おもしろい ドレル! 貴様を買ってやろう。 183 00:15:04,570 --> 00:15:07,073 裏切れば もちろん殺すが➡ 184 00:15:07,073 --> 00:15:11,744 魔道とやらを この国で極めてみるがよい。 185 00:15:11,744 --> 00:15:14,647 ありがたく。 186 00:15:21,254 --> 00:15:23,256 あっ。 187 00:15:25,258 --> 00:15:27,260 あっ 姫様どちらへ? 188 00:15:27,260 --> 00:15:32,932 はっ はっ はっ はっ…。 189 00:15:32,932 --> 00:15:36,636 《なんだろう。 声が聞こえる》 190 00:15:48,047 --> 00:15:52,218 やはり 聞こえるか 声が。 191 00:15:52,218 --> 00:15:54,887 ならば鏡に向かって➡ 192 00:15:54,887 --> 00:15:58,591 「あなたはだあれ」と 問いかけてみるがよい。 193 00:16:00,560 --> 00:16:04,730 声はそう お前に語りかけている。 194 00:16:04,730 --> 00:16:07,233 声? 195 00:16:07,233 --> 00:16:12,572 (ドレル)アロウザの血が お前を導くだろう。 196 00:16:12,572 --> 00:16:17,076 アロウザの血。 197 00:16:28,754 --> 00:16:32,258 あなたは だあれ? 198 00:16:35,194 --> 00:16:39,599 (ヴォーデイン)お前は誰だ? 199 00:16:42,702 --> 00:16:48,374 あっはっはっ! あっはっはっ! 200 00:16:48,374 --> 00:16:54,213 見違えたな ミレアは。 それでこそ ボーレートの姫だ。 201 00:16:54,213 --> 00:17:00,219 どういう心境の変化かは知らんが まぁ子どもなど こんなものか。 202 00:17:00,219 --> 00:17:04,056 ドレルの加入で 軍もより強くなるだろう。 203 00:17:04,056 --> 00:17:07,059 これからは魔術の時代だ。 204 00:17:07,059 --> 00:17:10,563 ええ お父様。 205 00:17:15,234 --> 00:17:19,238 これからは 魔術の時代です)) 206 00:17:19,238 --> 00:17:24,410 私こそは ミレア・レノールト・アロウザ・ワーズ! 207 00:17:24,410 --> 00:17:27,246 皇帝ベイス・ワーズの娘であり➡ 208 00:17:27,246 --> 00:17:31,417 かつて はじまりの町と 呼ばれていたこのソルセインの➡ 209 00:17:31,417 --> 00:17:36,522 書の所有者である 司教アロウザの末裔! 210 00:17:36,522 --> 00:17:41,027 ユニオンの同志諸君 書を讃えよ! 211 00:17:41,027 --> 00:17:48,034 これこそが 我らを魔道へと導く 神の言葉である! 212 00:17:48,034 --> 00:17:51,037 (会員たち)ウォ~! 213 00:17:51,037 --> 00:17:54,373 ミレア様もお美しくなったものだ。 214 00:17:54,373 --> 00:17:58,544 初めて我らの前に現れた時が もはや懐かしい。 215 00:17:58,544 --> 00:18:02,214 あの時は本当に驚きました。 216 00:18:02,214 --> 00:18:05,217 なにしろ 一対一の魔術勝負で➡ 217 00:18:05,217 --> 00:18:08,888 当時の会長を 圧倒してしまったのですから。 218 00:18:08,888 --> 00:18:12,224 『トアの書』と その力を知ったのも その時でしたな。 219 00:18:12,224 --> 00:18:16,929 それ以上に驚いたのは あのお方が14の時でしょう。 220 00:18:18,898 --> 00:18:21,734 ((フフフフ。 221 00:18:21,734 --> 00:18:24,904 なっ!? なんです! 222 00:18:24,904 --> 00:18:28,240 あぁ。 なんですか これは!? 223 00:18:28,240 --> 00:18:33,079 いったい どうやって ここへ!? お気になさらずに 学長。 224 00:18:33,079 --> 00:18:38,017 皆 聞きなさい! ソルセインの主は私である。 225 00:18:38,017 --> 00:18:41,520 今日 私は理事長に就任した。 226 00:18:41,520 --> 00:18:45,024 表向き 学校運営の決定権はあるが➡ 227 00:18:45,024 --> 00:18:47,693 魔道の完成を目指すのであれば➡ 228 00:18:47,693 --> 00:18:51,364 学長としての力も 必要となるだろう。 229 00:18:51,364 --> 00:18:55,868 なので私は 裏の学長になる。 230 00:18:55,868 --> 00:18:58,871 えぇ? 231 00:18:58,871 --> 00:19:00,873 鏡… ひっ! 232 00:19:00,873 --> 00:19:04,710 もらうぞ 写し。 233 00:19:04,710 --> 00:19:07,046 な… なな 何を! 234 00:19:07,046 --> 00:19:10,549 あっ ぐわっ! あ~っ! 235 00:19:10,549 --> 00:19:14,053 あ~っ! 236 00:19:14,053 --> 00:19:19,392 フフフフ。 (ローメイン)ぐあ~! 237 00:19:19,392 --> 00:19:21,560 フフ フフフフ!)) 238 00:19:21,560 --> 00:19:26,565 あれは本当に 度肝を抜かれましたな。 239 00:19:26,565 --> 00:19:30,403 体形や声すら変えてしまう あの魔術。 240 00:19:30,403 --> 00:19:34,340 我らの術の応用だとは 仰っていたが➡ 241 00:19:34,340 --> 00:19:37,510 いやはや トアの力は恐ろしい。 242 00:19:37,510 --> 00:19:42,014 ヤベェな。 あぁ ヤベェ。 243 00:19:42,014 --> 00:19:44,850 超欲しいぜ あの力。 244 00:19:44,850 --> 00:19:46,852 同意。 245 00:19:46,852 --> 00:19:50,856 (エディソン)あの ちょっと 2人とも! 246 00:19:50,856 --> 00:19:52,858 (ラスウェル)やらせとけ エディ。 247 00:19:52,858 --> 00:19:55,861 でも… いくら何でも危ないよ。 248 00:19:55,861 --> 00:19:59,532 (ラスウェル)いざとなったら お前だけは俺がなんとかしてやる。 249 00:19:59,532 --> 00:20:04,036 そんなことよりヴォーデインだ。 あの女とどう関わっているのか➡ 250 00:20:04,036 --> 00:20:08,874 出てくるとしたら いつ どんな形で現れるのか。 251 00:20:08,874 --> 00:20:13,879 気配はビンビン感じるぜ。 やつは必ず現れる。 252 00:20:13,879 --> 00:20:18,217 もう俺の存在にも 気付いてるかもな。 253 00:20:18,217 --> 00:20:22,221 (エディソン)えぇ~っ! (ラスウェル)出てこいよ ヴォーデイン。 254 00:20:22,221 --> 00:20:27,560 お前に聞きたい事がある。 255 00:20:27,560 --> 00:20:30,896 (ガルト)学長は 鏡の魔術で➡ 256 00:20:30,896 --> 00:20:33,733 表と裏の世界を 行き来できるらしい。 257 00:20:33,733 --> 00:20:37,903 その魔術に囚われると 表の姿は魔獣となり➡ 258 00:20:37,903 --> 00:20:40,573 裏の世界から見ると 全てが朽ちたような➡ 259 00:20:40,573 --> 00:20:43,576 醜い姿に見えるそうだ。 260 00:20:43,576 --> 00:20:47,246 それは 勇者伝承の試練に似ていると。 261 00:20:47,246 --> 00:20:52,585 そこで生き残れば 紋の力… スキルと呼ばれるものを獲得すると➡ 262 00:20:52,585 --> 00:20:55,254 こいつは言っている。 チュウ。 263 00:20:55,254 --> 00:20:57,256 (ロッド)ん~。 264 00:20:57,256 --> 00:21:00,092 (ガルト)ただし そこでの記憶は失う。 265 00:21:00,092 --> 00:21:03,095 そして それには 北の魔獣王➡ 266 00:21:03,095 --> 00:21:06,098 ヴォーデインが関わっているとも。 ヴォーデインが!? 267 00:21:06,098 --> 00:21:09,935 こっちには さらに深い層があると思う。 268 00:21:09,935 --> 00:21:13,105 おそらく秘密の部屋もそこにある。 269 00:21:13,105 --> 00:21:18,944 ヒントはあるんだ。 この裏の世界 所々にひび割れがあって➡ 270 00:21:18,944 --> 00:21:21,781 そこから赤い光が漏れている。 271 00:21:21,781 --> 00:21:24,617 ひび割れ? ここからは見えんが。 272 00:21:24,617 --> 00:21:29,288 そうだろ。 つまりあれは ほころびなんじゃないかと思う。 273 00:21:29,288 --> 00:21:34,894 世界のほころび… きっとまだ ここは完璧じゃあないんだ。 274 00:21:34,894 --> 00:21:41,400 そのせいかな 今はクレンの存在も少し感じるよ。 275 00:21:41,400 --> 00:21:47,573 《だからだよな。 砕けたはずの 体も少し回復している》 276 00:21:47,573 --> 00:21:52,912 よし。 私は今から あのひび割れに飛び込む。 ん? 277 00:21:52,912 --> 00:21:59,084 ガルトは… まぁできたらでいいが この事をクレンに伝えてくれ。 278 00:21:59,084 --> 00:22:01,921 ロッドには学長の追及を。 279 00:22:01,921 --> 00:22:06,091 たぶん本を持っているから それを煮るなり焼くなりしてくれ。 280 00:22:06,091 --> 00:22:10,429 だそうだ。 いや それは構わないんだが。 281 00:22:10,429 --> 00:22:14,934 《きっと 焼いたくらいで どうにかなる本じゃないがな》 282 00:22:14,934 --> 00:22:19,438 本当に大丈夫なのかい? 上手く辿り着けたとしても➡ 283 00:22:19,438 --> 00:22:23,776 君は1人で敵地のど真ん中に 飛び込むことになるよ。 284 00:22:23,776 --> 00:22:27,112 確かに まったく そのとおりなんだが。 285 00:22:27,112 --> 00:22:29,782 チュ チュー! 286 00:22:29,782 --> 00:22:33,686 そういう死地に 飛び込めてこその勇者だろ! 287 00:22:38,390 --> 00:22:42,895 《とか言って あいつなら 私を蹴落としたに違いない。 288 00:22:42,895 --> 00:22:45,564 考えたら笑けてきた》 289 00:22:45,564 --> 00:22:48,567 待ってろ 秘密の部屋!